JP2009186137A - Air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、室内機に人の在否を検知する人体検知センサを設けた空気調和機に関し、特に室内における人の位置を検知して室内機から吹き出される風の左右の風向きを制御するようにした床置き型空気調和機に関する。 The present invention relates to an air conditioner provided with a human body detection sensor for detecting the presence or absence of a person in an indoor unit, and in particular, detects the position of a person in the room and controls the left and right wind directions of the wind blown from the indoor unit. It relates to the floor-mounted air conditioner.
従来の空気調和機は、室内機に設けられた人体検知センサにより複数の領域の中から人がいる領域を検知し、検知された複数の領域に応じて複数の左右吹出偏向部を制御するとともに、検知された複数の距離のうち最短距離を選択して最短距離に対して上下の吹き出し方向を制御しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。 A conventional air conditioner detects a region where a person is present from a plurality of regions by a human body detection sensor provided in the indoor unit, and controls a plurality of left and right outlet deflection units according to the detected regions. In some cases, the shortest distance is selected from a plurality of detected distances, and the upper and lower blowing directions are controlled with respect to the shortest distance (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和機のように、検知された複数の領域の左右位置に応じて複数の左右吹出偏向部を単に制御するだけでは十分とは言えず、空調効率や居住者の快適性の点でまだまだ改善の余地があった。
However, as in the air conditioner described in
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、室内における人の在否と位置を把握し、居住者の好みに適した吹出気流を実現することで、空調効率を向上することができるとともに快適空調を達成することができる空気調和機を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of such problems of the prior art, and grasps the presence / absence and position of a person in a room and realizes a blowout air flow suitable for the occupants' preference, thereby achieving air conditioning. It aims at providing the air conditioner which can improve efficiency and can achieve comfortable air conditioning.
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、室内機に設けられた複数の人体検知センサにより人の在否を検知して運転を制御する空気調和機であって、室内機の吹出口に設けられた複数の左右羽根を複数のブロック毎に独立制御可能な構成とし、空調すべき領域を前記複数の人体検知センサにより複数の領域に区分するとともに、前記複数の人体検知センサの反応結果に応じて前記複数の左右羽根をブロック毎に独立して制御する制御装置を備え、前記複数の人体検知センサにより前記複数の領域のうち人がいる領域を一つ検知した場合には、前記制御装置は、前記吹出口からの吹出気流の開口幅を絞るように前記複数の左右羽根の全てを前記一つの領域方向に向けて制御することを特徴とする。
In order to achieve the above object, the invention according to
また、請求項2に記載の発明は、人がいる領域の方向に吹出気流を向けるか否かを選択できる風除け選択手段を設け、該風除け選択手段により風除け無しが選択された場合に、前記制御を行うようにしたことを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, there is provided windbreak selection means capable of selecting whether or not the blowing airflow is directed in the direction of the area where the person is present, and the control is performed when the windbreak selection means selects no windbreak. It is characterized by having performed.
さらに、請求項3に記載の発明は、室内機に設けられた複数の人体検知センサにより人の在否を検知して運転を制御する空気調和機であって、室内機の吹出口に設けられた複数の左右羽根を複数のブロック毎に独立制御可能な構成とし、空調すべき領域を前記複数の人体検知センサにより複数の領域に区分するとともに、前記複数の人体検知センサの反応結果に応じて前記複数の左右羽根をブロック毎に独立して制御する制御装置を備え、前記複数の人体検知センサにより一つの領域を除いて前記複数の領域に人がいることを検知した場合には、前記制御装置は、前記吹出口からの吹出気流の開口幅を絞るように前記複数の左右羽根の全てを前記人がいない一つの領域方向に向けて制御することを特徴とする。
Furthermore, the invention described in
また、請求項4に記載の発明は、人がいる領域の方向に吹出気流を向けるか否かを選択できる風除け選択手段を設け、該風除け選択手段により風除け有りが選択された場合に、前記制御を行うようにしたことを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided windbreak selection means capable of selecting whether or not the blown airflow is directed in the direction of the area where the person is present, and when the presence of windbreak is selected by the windbreak selection means, the control is performed. It is characterized by having performed.
本発明によれば、複数の人体検知センサにより複数の領域のうち人がいる領域を一つ検知した場合には、人がいる一つの領域方向への吹出気流の開口幅を絞るように複数の左右羽根を制御するようにしたので、居住者の好みに応じて人がいる領域に吹出気流を集中させることができ、より効率的で快適な空調運転を達成することができる。 According to the present invention, when one of the plurality of regions is detected by the plurality of human body detection sensors, the plurality of airflows in the direction of the one region where the person is present are narrowed. Since the left and right blades are controlled, the blown airflow can be concentrated in an area where people are present according to the occupant's preference, and a more efficient and comfortable air conditioning operation can be achieved.
また、複数の人体検知センサにより一つの領域を除いて複数の領域に人がいることを検知した場合には、人がいない一つの領域方向への吹出気流の開口幅を絞るように複数の左右羽根を制御するようにしたので、居住者の好みに応じて人がいない領域に吹出気流を集中させることができ、より効率的で快適な空調運転を達成することができる。 In addition, when a plurality of human body detection sensors detect that a person is present in a plurality of areas except for one area, a plurality of left and right Since the blades are controlled, the blown airflow can be concentrated in an area where no one is present according to the occupant's preference, and a more efficient and comfortable air conditioning operation can be achieved.
さらに、人がいる領域の方向に吹出気流を向けるか否かを選択できる風除け選択手段を設け、上述した制御を居住者の好みに応じて風除け選択手段により設定できるので、使い勝手を向上させることができる。 Furthermore, a windshield selection means that can select whether or not to direct the blown airflow in the direction of the area where the person is present is provided. it can.
図1は本発明に係る床置き型空気調和機の斜視図であり、図2は縦方向の中心線に沿った部分断面図である。この床置き型空気調和機は、冷媒配管により互いに接続された室外機と室内機とで構成されており、図1及び図2は特に室内機を示している。 FIG. 1 is a perspective view of a floor-standing air conditioner according to the present invention, and FIG. 2 is a partial cross-sectional view along a center line in a vertical direction. This floor-standing air conditioner is composed of an outdoor unit and an indoor unit connected to each other by a refrigerant pipe, and FIGS. 1 and 2 particularly show the indoor unit.
図1及び図2に示されるように、本発明に係る床置き型空気調和機は、略直方体状の筐体1を備え、筐体1の前面下部には、室内空気を吸引するための横長の吸込口2aが形成され、筐体1の下方における前面と両側面とのコーナー部には、同様に室内空気を吸引するための縦長の吸込口2bが形成されている。また、筐体1の前面上部には、吸込口2a,2bから吸引された空気を室内に吹き出すための横長の吹出口5が形成されている。
As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the floor-standing air conditioner according to the present invention includes a substantially rectangular
筐体1の内部下方には送風ファン3が配置され、送風ファン3の上方には熱交換器4が配置されており、室内空気は、吸込口2a,2bを介して送風ファン3により吸引されて熱交換器4により熱交換され、吹出口5を介して室内に吹き出される。したがって、熱交換器4は、筐体1の内部を通過する空気流から見ると送風ファン3の下流側に位置している。
A
図2及び図3に示されるように、吹出口5の後方には、吹出空気を上下に吹き分けるための横方向に延びる複数の上下羽根(第1の風向羽根)6が配置されており、上下羽根6の前方には、吹出空気を左右に吹き分けるための縦方向に延びる複数の左右羽根(第2の風向羽根)8が配置されている。上下羽根6は駆動モータ7に連結されており、駆動モータ7に駆動されて複数枚の上下羽根6が一体的に上下に揺動する。一方、左右羽根8は、例えば9枚で構成されており、左側3枚、中央3枚、右側3枚をそれぞれ一つのブロックとする三つのブロックに分割されている。各ブロックを構成する3枚の左右羽根8は連結桟9で互いに連結されており、その一枚が駆動モータ10に連結されることで、ブロック毎に独立して左右羽根8の角度を変更することができる。
As shown in FIGS. 2 and 3, a plurality of upper and lower blades (first airflow blades) 6 extending in the lateral direction for blowing the blown air up and down are arranged behind the
図3及び図4に示されるように、吹出口5の下方には前面パネル11が設けられており、前面パネル11には、人体検知装置を構成する複数(例えば、三つ)のセンサユニット12が前面パネル11の主平面から突出しない状態で取り付けられている。これらのセンサユニット12は、中央のセンサユニット12が正面を向き、その両側のセンサユニット12が左斜め前方あるいは右斜め前方を向いた状態で筐体1に取り付けられたセンサホルダ13に保持されており、これらのセンサユニット12の前方には、センサホルダ13の前面開口部を覆うようにカバー14が取り付けられている。このカバー14は、前面パネル11に形成された横長の矩形開口部11aに取り付けられ、機器内部にごみが侵入するのを防止すると同時に、人の手が直接センサユニット12に触れるのを防止するためのものである。カバー14は、例えばポリエチレン製で、赤外線の透過率をよくするため0.5ミリメートル程度の厚みに設定される。
As shown in FIGS. 3 and 4, a
各センサユニット12は、センサホルダ13に取り付けられ室内機の制御装置(図示せず)に電気的に接続された回路基板12aと、回路基板12aに取り付けられたフレネルレンズ12bと、フレネルレンズ12bの内部に実装された人体検知素子(図示せず)とで構成されている。さらに、人体検知素子は、例えば人体から放射される赤外線を検知することにより人の在否を検知する赤外線素子により構成されており、赤外線素子が検知する赤外線量の変化に応じて出力されるパルス信号に基づいて回路基板12aにより人の在否が判定される。
Each
図5(a)及び(b)は、上記構成の人体検知装置の平面図と正面図をそれぞれ示しており、参照符号12cはフレネルレンズ12aの複数の焦点を通過する赤外線受光経路を示している。
FIGS. 5A and 5B respectively show a plan view and a front view of the human body detection device having the above configuration, and
図4及び図5に示されるように、センサユニット12とカバー14の間にはスペーサ15が設けられている。カバー14は比較的薄く、外部より加圧すると変形する(へこむ)可能性があるので、スペーサ15はカバー14を補強するために配設されており、センサユニット12の赤外線受光経路12cが通過する箇所は赤外線受光経路12cが遮られないように、スペーサ15における複数のセンサユニット12に対向する位置に円形あるいは楕円形の貫通孔15a,15b,15cが形成されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, a
カバー14の強度を上げる他の方法として、図6の構成も可能である。図6は、カバー14を背面から見た斜視図であり、カバー14において赤外線受光経路12cを遮らない部位は厚みを厚くし、遮る部位は遮らない部位の厚みよりも薄く設定するとともに、センサユニット12に向かって突出する碁盤目状のリブ14aを設けることで、カバー14に必要な強度を確保することができる。また、図7に示されるように、リブ14aの高さは、その位置に応じて異なるように設定されており、その理由を図8のグラフを参照しながら説明する。
As another method for increasing the strength of the
図8は、赤外線の透過率とカバー14の厚みとの関係を示すグラフであり、カバー14の厚みが増大するにつれて赤外線の透過率は徐々に減少する。センサユニット12の感度に基づいて最小許容透過率を設定すると、この最小許容透過率に応じてカバー14の最大許容厚みが図8のグラフより決定される。なお、ここでいうカバー14の「厚み」とは、赤外線がカバー14を通過する長さのことであり、赤外線受光経路12cに沿ったカバー14の厚み(赤外線通過距離に相当)のことである。
FIG. 8 is a graph showing the relationship between the infrared transmittance and the thickness of the
したがって、最小許容透過率に対応する最大許容厚みをtとすると、図7に示されるように、赤外線の入射角度に応じてリブ14aの高さは異なり、赤外線の通過距離がtを越えないようにリブ14aの位置に応じてリブ14aの高さを変えることにより、複数の赤外線通過経路12cの全てにおいて、カバー14の厚みを最大許容厚みtより小さく設定している。
Therefore, when the maximum allowable thickness corresponding to the minimum allowable transmittance is t, as shown in FIG. 7, the height of the rib 14a varies depending on the incident angle of infrared rays so that the infrared passing distance does not exceed t. In addition, by changing the height of the rib 14a according to the position of the rib 14a, the thickness of the
また、リブ14aを設ける代わりに、図9に示されるように、赤外線の入射角度に応じて赤外線の通過距離が最大許容厚みtを越えないようにカバー14の厚みを徐々に変えることによりカバー14を補強することもできる。
Further, instead of providing the ribs 14a, as shown in FIG. 9, the
図10及び図11は、カバー14を補強するさらに別の方法を示しており、スペーサ15における貫通孔15a,15b,15cが形成された部位に、赤外線受光経路12cの間隙をぬって略同一方向に延びる複数のリブ15dを設けることにより、カバー14のたわみを緩和することができる。
FIGS. 10 and 11 show still another method for reinforcing the
図12は、スペーサ15の貫通孔15a,15b,15cの周囲からセンサユニット12のフレネルレンズ12bの外周部に向かって延びる筒状(円錐状)リブ15eをスペーサ15に一体的に形成したもので、機器外部から見て、回路基板12aを覆う形となっている。このように構成することで、過ってカバー14を鋭利なもので突き破ったような場合でも、回路基板12aに手が触れることがないので、感電等の虞がなく、安全性を向上させることができる。
FIG. 12 shows the
本実施の形態において、センサユニット12は、その上下方向の中心位置が筐体1の底面、つまり室内機を設置した室内の床面から100〜120センチメートルの高さに取り付けられ、好ましくは筐体1の底面から110センチメートルの高さに取り付けられる。以下、その理由を図13を参照しながら説明する。
In the present embodiment, the
図13(a)は、センサユニット12を筐体1の底面から110センチメートルの高さに配置した時にセンサユニット12が人の存在を感知できる範囲(斜線部)を示している。人が椅子に座った時の頭の位置は床から約110センチメートルで、室内に配置されているソファーやテーブルなどの什器の高さは約90センチメートル以下であり、センサユニット12を床から100〜120センチメートルの位置に配置した場合、センサユニット12の上下方向の視野範囲の上限をセンサユニット12から見て水平方向より若干上に向けて設定すれば、人の頭の少し上から足元までを感知することができる。センサユニット12の視野範囲の上限としては、例えば水平方向より約3度上方に設定するのが好ましく、略5度上方まで許容できることが確認できた。このように設定することで、什器が有っても人の頭を感知することが可能となり、赤外線を感知できない死角部分を極力少なくすることができる。
FIG. 13A shows a range (shaded portion) where the
図13(b)は、筐体1の底面から190センチメートルの高さの筐体1の上部にセンサユニット12を配置した時にセンサユニット12が人の存在を感知できる範囲(斜線部)を示している。この場合、吹出口5はセンサユニット12の下方に位置しており、暖房時には、暖かい空気が下から上に上昇してセンサユニット12の表面に吹出空気の流れが生じることで表面温度が変化し、この表面温度の変化の影響を受けセンサユニット12の感度が不安定になる虞がある。また、室内機の手前側(図13(b)の黒色部)に赤外線を感知できない死角が生じ、この死角部も感知するためには、新たなセンサユニットを設けて、図13(c)に示されるように死角部を少なくしなければならず、コストが増大する。
FIG. 13B shows a range (hatched portion) in which the
すなわち、図13(a)に示す位置にセンサユニット12を配置することにより、センサユニット12の感度が安定化し、安価にもかかわらず死角を極力少なくして、人を感知できるシステムを構築できる。
That is, by disposing the
ここで、床置き型空気調和機の室内機の設置位置としては、図14(a)(b)(c)に示すような形態が考えられる。図14(a)は、室内機が4壁面で囲まれた居室99の1壁面の略中央に配置された場合を示しており、図14(b)は、室内機が2壁面のコーナー部に居室99の略中央に向けて風を吹き出すように配置された場合を示している。また、図14(c)は、室内機が居室99の1壁面の端部に室内機本体の背面を沿わせて配置された場合を示している。なお、図14(a)(b)(c)の各図中に示された扇形100a,100bは、センサユニット12で検知される人体位置判別領域を示している。
Here, as an installation position of the indoor unit of the floor-standing type air conditioner, a form as shown in FIGS. 14A, 14B, and 14C can be considered. FIG. 14 (a) shows a case where the indoor unit is arranged at approximately the center of one wall surface of the
図14(a)に示す室内機の設置形態では、中心角が広い扇形100aの人体位置判別領域でなければ居室99の略全域を網羅できないのに対して、図14(b)に示す形態では、中心角が広い扇形100aの人体位置判別領域では、居室99の2壁面に人体位置判別領域の両側が遮られるため、有効な人体位置判別ができない場合があり、この形態では中心角が狭い扇形100bの人体位置判別領域の方が望ましい。また、図14(c)に示す形態では、中心角が広い扇形100aの人体位置判別領域では、居室99の1壁面に人体位置判別領域の片側が遮られるため、有効な人体位置判別ができない場合があり、この形態では中心角が狭く、かつ扇形100bの中心線が居室99の中央方向に変位した人体位置判別領域が望ましい。
In the installation form of the indoor unit shown in FIG. 14 (a), the entire area of the
そこで、本実施の形態においては、センサユニット12を筐体1に対して可動設定することで、室内機の設置位置に応じて人体位置判別領域を調整できるようにしている。以下、その構成について説明する。
Therefore, in the present embodiment, the human body position determination region can be adjusted according to the installation position of the indoor unit by setting the
図15は、センサユニット12の可動機構を示している。
図15に示されるように、センサユニット12は回路基板12aとフレネルレンズ12b(人体検知素子を含む)で構成され、フレネルレンズ12bには、共通の軸心を持つ上下一対の回転軸12b1が設けられており、フレネルレンズ12bは、これら一対の回転軸12b1を介して略U字状のセンサユニット支持部材112に回動自在に取り付けられている。センサユニット支持部材112は筐体1に取り付けられており、センサユニット12は、筐体1に対して略水平方向に回動できる構成である。
FIG. 15 shows the movable mechanism of the
As shown in FIG. 15, the
なお、図15は複数のセンサユニット12の一つを図示しているが、複数のセンサユニット12の各々に同様の機構を設け、各々独立して可動構成することで、人体位置判別領域の扇形の中心角を広くもしくは狭くなるように調整したり扇形の中心位置をずらすことができる。
FIG. 15 illustrates one of the plurality of
また、センサユニット支持部112に対する一対の回転軸12b1の取付部に複数のノッチを形成し、回転軸12b1の1ノッチ分の回転角度を所定の角度に設定しておけば、人体位置判別領域の扇形の中心角調整操作が容易である。
Further, if a plurality of notches are formed in the attachment portion of the pair of rotating shafts 12b1 with respect to the sensor
さらに、図15の可動機構は手動調整されるものを示しているが、一対の回転軸12b1の一方を電動モータ等の駆動源に連結することも可能で、この場合、リモコン(遠隔操作装置)を操作して駆動源によりセンサユニット可動機構を駆動することもできる。 Further, although the movable mechanism in FIG. 15 is manually adjusted, one of the pair of rotating shafts 12b1 can be connected to a drive source such as an electric motor. In this case, a remote controller (remote control device) The sensor unit movable mechanism can also be driven by a drive source by operating.
さらに詳述すると、室内機の設置位置を示す「中央設置」、「左設置」、「右設置」あるいは「コーナー設置」等のボタンをリモコンに設け、図14(a)に示されるように室内機が設置された場合には「中央設置」のボタンを、図14(b)に示されるように室内機が設置された場合には「コーナー設置」のボタンを、図14(c)に示されるように室内機が設置された場合には「右設置」のボタンをそれぞれ押下することにより、人体位置判別領域の扇形の中心位置及び中心角を自動設定することが可能となり、効率のよい空調運転を容易に行うことができる。 More specifically, buttons such as “center installation”, “left installation”, “right installation” or “corner installation” indicating the installation position of the indoor unit are provided on the remote control, and the indoor unit as shown in FIG. When the unit is installed, the “center installation” button is shown, and when the indoor unit is installed as shown in FIG. 14B, the “corner installation” button is shown in FIG. 14C. If the indoor unit is installed as described above, the center position and center angle of the sector shape of the human body position determination area can be automatically set by pressing the “right installation” button, respectively, and efficient air conditioning Driving can be performed easily.
また、リモコンを使用することなく、人体位置判別領域の扇形の中心位置あるいは中心角を自動設定することも可能である。その構成を図14(c)を参照しながら説明する。 It is also possible to automatically set the fan-shaped center position or center angle of the human body position determination area without using a remote controller. The configuration will be described with reference to FIG.
図14(c)に示されるように室内機が設置された場合、同図の右側の領域は、複数のセンサユニット12の検知結果に基づいて人が生活しない非生活領域と判定される可能性がある。この場合、非生活領域は空調する必要がないので、センサ可動機構により各センサユニット12を非生活領域の反対側に自動的に移動させて人体位置判別領域の扇形の中心位置をずらすとともに中心角を変更することにより、室内機の設置位置に応じた効率の良い空調運転を行うことができる。なお、複数のセンサユニット12の検知結果及び人が生活しない非生活領域については後述する。
When the indoor unit is installed as shown in FIG. 14C, the right area in FIG. 14 may be determined as a non-living area where no person lives based on the detection results of the plurality of
図16は、センサユニット12の視野角調整機構を示している。
図16に示されるように、視野角調整機構は、略U字状の一対の遮蔽部材113a,113bを有し、各遮蔽部材113a,113bの上下二つのアーム113a1,113b1の一端は、フレネルレンズ12bの上下に設けられた共通の軸心を持つ一対の支軸12b2にそれぞれ回動自在に取り付けられている。一対の遮蔽部材113a,113bのレンズ遮蔽部113a2,113b2は、フレネルレンズ12bの前面の両側に位置しており、センサユニット12へ進入する赤外線の一部を遮蔽することができる。
FIG. 16 shows the viewing angle adjustment mechanism of the
As shown in FIG. 16, the viewing angle adjustment mechanism has a pair of substantially
また、図15に示されるセンサユニット12の可動機構と図16に示されるセンサユニット12の視野角調整機構を一体化すると特に有効で、センサユニット12により検知される室内の領域区分を任意に変更することができる。例えば、人体位置判別領域の扇形の中心角を狭く設定する場合に、遮蔽部材113a,113bでフレネルレンズ12bの視野角を狭く設定することにより、狭い範囲内で有効な人体位置判別が可能となる。この場合、図15に示されるセンサユニット12の可動機構において、一対の回転軸12b1を遮蔽部材113a,113bの支軸12b2として使用することもできる。
Further, it is particularly effective to integrate the movable mechanism of the
本実施の形態においては、センサユニット12は居室の床面から100〜120センチメートルの高さ、好ましくは110センチメートルの高さに配置しているので、人が容易に触れることができ、手動調整が可能である。
In the present embodiment, the
また、図17(a)に示されるように、居室99の形状が正方形に近い長方形の場合には、人体位置判別領域は中心角が広い扇形100aが好ましいが、図17(b)に示されるように、居室99が横長の長方形で、室内機が短辺となる壁面に設置された場合、人体位置判別領域は、中心角が広い扇形100aよりもむしろ中心角が狭い扇形100bの方が好ましく、室内機の正面から略直線上で距離方向に分割された領域毎に人の在否を判別するのが好ましい。
In addition, as shown in FIG. 17A, when the shape of the
図18は、センサユニット回転機構を示しており、回路基板12aとフレネルレンズ12bとでそれぞれ構成される複数のセンサユニット12をセンサホルダ13に回動自在に取り付けられたセンサ取付台16に取り付け、中心角が広く奥行きが短い扇形100aの人体位置判別領域と、中心角が狭く奥行きが長い扇形100bの人体位置判別領域の両方に対応できるように構成したものである。
FIG. 18 shows a sensor unit rotation mechanism, in which a plurality of
すなわち、図17(a)に示されるように中心角が広い扇形100aの人体位置判別領域に対しては、図18(a)に示される状態でセンサユニット12を使用する一方、図17(b)に示されるように中心角が狭い扇形100bの人体位置判別領域に対しては、図18(a)に示される状態からセンサ取付台16を90度回転させて複数のセンサユニット12を一体的に90度回転させることで、人体位置判別領域を室内機から見て幅方向に広い扇形100aから、幅方向に狭く室内機の正面から略直線上で距離方向に分割された複数の領域で人体位置を判別することができる。
That is, as shown in FIG. 17 (a), the
実際には、図18(a)の状態で各フレネルレンズ12bの前面が多少下を向くように、センサ取付台16はセンサホルダ13に対し傾斜して取り付けられており、センサ取付台16を90度回転した図18(b)の状態では、上方のセンサユニット12で図17(b)に示されるように室内機から最も遠い領域における人の在否を、中央のセンサユニット12で中央の領域における人の在否を、下方のセンサユニット12で室内機に最も近い領域における人の在否を判別するようにしている。
In practice, the
次に、人の位置判定方法につき、図19に示されるように人体位置判別領域が室内機から見て幅方向に広い扇形を例に取り説明する。 Next, the human position determination method will be described with reference to an example of a fan shape in which the human body position determination area is wide in the width direction when viewed from the indoor unit as shown in FIG.
図19は、三つのセンサユニット12で構成される人体検知装置により検知される人体位置判別領域の区分を示す平面図であり、人体検知装置によりどの領域に人がいるかどうかを検知することができる。以下の説明では、センサユニット12に向かって左側に配置されたセンサユニット12をセンサA、中央に配置されたセンサユニット12をセンサB、右側に配置されたセンサユニット12をセンサCといい、これらのセンサA,B,Cで人の在否が検知される領域は次のとおりである。
センサA:領域A(室内機に向かって左側の領域)
センサB:領域B(室内機に向かって中央の領域)
センサC:領域C(室内機に向かって右側の領域)
FIG. 19 is a plan view showing divisions of the human body position determination area detected by the human body detection device constituted by the three
Sensor A: Area A (area on the left side of the indoor unit)
Sensor B: Area B (center area facing the indoor unit)
Sensor C: Region C (region on the right side toward the indoor unit)
図20は、センサA,B,Cを使用して、領域A〜Cの各々に後述する領域特性を設定するためのフローチャートで、図21は、センサA,B,Cを使用して、領域A〜Cのどの領域に人がいるか否かを判定するフローチャートである。 FIG. 20 is a flowchart for setting region characteristics to be described later in each of the regions A to C using the sensors A, B, and C. FIG. 21 illustrates the region using the sensors A, B, and C. It is a flowchart which determines whether there exists a person in which area | region of AC.
ステップS1において、所定の周期T1(例えば、5秒)で各領域における人の在否が表1に基づいて判定され、ステップS2において、全てのセンサ出力をクリアする。
ここで、図22を参照してセンサA,B,Cからの出力を使用して領域A,B,Cにおける人の在否判定を説明する。 Here, with reference to FIG. 22, the presence / absence determination of a person in the areas A, B, and C will be described using outputs from the sensors A, B, and C.
図22に示されるように、時間t1の直前の周期T1においてセンサA,B,CがいずれもOFF(パルス無し)の場合、時間t1において領域A,B,Cに人はいないと判定する(A=0,B=0,C=0)。次に、時間t1から周期T1後の時間t2までの間に第1のセンサAのみON信号を出力し(パルス有り)、センサB,CがOFFの場合、時間t2において領域Aに人がいて、領域B,Cには人がいないと判定する(A=1,B=0,C=0)。さらに、時間t2から周期T1後の時間t3までの間にセンサA,CがON信号を出力し、センサBがOFFの場合、時間t3において領域A,Cに人がいて、領域Bには人がいないと判定する(A=1,B=0,C=1)。以下、同様に周期T1毎に各領域A,B,Cにおける人の在否が判定される。 As shown in FIG. 22, when all of the sensors A, B, and C are OFF (no pulse) in the period T1 immediately before the time t1, it is determined that there is no person in the regions A, B, and C at the time t1 ( A = 0, B = 0, C = 0). Next, only the first sensor A outputs an ON signal between time t1 and time t2 after the period T1 (there is a pulse). When sensors B and C are OFF, there is a person in the region A at time t2. , It is determined that there are no people in the areas B and C (A = 1, B = 0, C = 0). Further, when the sensors A and C output ON signals from the time t2 to the time t3 after the period T1, and the sensor B is OFF, there are people in the areas A and C at the time t3, and people in the area B. (A = 1, B = 0, C = 1). Hereinafter, the presence / absence of a person in each of the areas A, B, and C is similarly determined for each period T1.
本実施の形態においては、上述した判定結果に基づいて各領域A〜Cを、人が良くいる第1の領域(良くいる場所)、人のいる時間が短い第2の領域(人が単に通過する領域、滞在時間の短い領域等の通過領域)、人のいる時間が非常に短い第3の領域(壁、窓等人が殆ど行かない非生活領域)とに判別する。以下、第1の領域、第2の領域、第3の領域をそれぞれ、生活区分I、生活区分II、生活区分IIIといい、生活区分I、生活区分II、生活区分IIIはそれぞれ、領域特性Iの領域、領域特性IIの領域、領域特性IIIの領域ということもできる。また、生活区分I(領域特性I)、生活区分II(領域特性II)を併せて生活領域(人が生活する領域)とし、これに対し、生活区分III(領域特性III)を非生活領域(人が生活しない領域)とし、人の在否の頻度により生活の領域を大きく分類してもよい。 In the present embodiment, based on the determination result described above, each of the areas A to C is divided into a first area where people are good (a place where they are good) and a second area where people are short (a person simply passes through). And a third area (a non-living area where people hardly go, such as walls and windows). Hereinafter, the first region, the second region, and the third region are referred to as a life category I, a life category II, and a life category III, respectively, and the life category I, the life category II, and the life category III are respectively a region characteristic I. It can also be said that the region of region characteristic II, region of region characteristic II, region of region characteristic III. In addition, life category I (region characteristic I) and life category II (region characteristic II) are combined into a life region (region where people live), while life category III (region characteristic III) is defined as a non-living region (regional characteristic III). The area of life may be broadly classified according to the frequency of the presence or absence of a person.
この判別は、図20のフローチャートにおけるステップS3以降で行われ、この判別方法について図23及び図24を参照しながら説明する。 This determination is performed after step S3 in the flowchart of FIG. 20, and this determination method will be described with reference to FIGS.
図23は、一つの和室とLD(居間兼食事室)と台所とからなる1LDKのLDに本発明に係る空気調和機の室内機を設置した場合を示しており、図23における楕円で示される領域は被験者が申告した良くいる場所を示している。 FIG. 23 shows a case where the indoor unit of the air conditioner according to the present invention is installed in an LD of 1 LDK composed of one Japanese-style room, LD (living room / dining room) and kitchen, and is indicated by an ellipse in FIG. The area shows the well-placed place where the subject reported.
上述したように、周期T1毎に各領域A〜Cにおける人の在否が判定されるが、周期T1の反応結果(判定)として1(反応有り)あるいは0(反応無し)を出力し、これを複数回繰り返した後、ステップS3において、所定の空調機の累積運転時間が経過したかどうかを判定する。ステップS3において所定時間が経過していないと判定されると、ステップS1に戻る一方、所定時間が経過したと判定されると、各領域A〜Cにおける当該所定時間に累積した反応結果を二つの閾値と比較することにより各領域A〜Cをそれぞれ生活区分I〜IIIのいずれかに判別する。 As described above, the presence / absence of a person in each of the areas A to C is determined for each period T1, and 1 (with a reaction) or 0 (without a reaction) is output as a reaction result (determination) in the period T1. Is repeated a plurality of times, and in step S3, it is determined whether or not the cumulative operation time of a predetermined air conditioner has elapsed. If it is determined in step S3 that the predetermined time has not elapsed, the process returns to step S1. On the other hand, if it is determined that the predetermined time has elapsed, two reaction results accumulated in the predetermined time in each region A to C are obtained. Each area A to C is determined as one of the life categories I to III by comparing with the threshold value.
長期累積結果を示す図24を参照して、さらに詳述すると、第1の閾値及び第1の閾値より小さい第2の閾値を設定して、ステップS4において、各領域A〜Cの長期累積結果が第1の閾値より多いかどうかを判定し、多いと判定された領域はステップS5において生活区分Iと判別する。また、ステップS4において、各領域A〜Cの長期累積結果が第1の閾値より少ないと判定されると、ステップS6において、各領域A〜Cの長期累積結果が第2の閾値より多いかどうかを判定し、多いと判定された領域は、ステップS7において生活区分IIと判別する一方、少ないと判定された領域は、ステップS8において生活区分IIIと判別する。 In more detail with reference to FIG. 24 showing the long-term accumulation result, a first threshold value and a second threshold value smaller than the first threshold value are set, and in step S4, the long-term accumulation result of each region A to C is set. Is determined to be greater than the first threshold, and the region determined to be greater is determined to be the life category I in step S5. If it is determined in step S4 that the long-term cumulative result of each region A to C is less than the first threshold value, whether or not the long-term cumulative result of each region A to C is greater than the second threshold value in step S6. The region determined to be large is determined to be the life category II in step S7, while the region determined to be small is determined to be the life category III in step S8.
図23の例では、領域A,Cが生活区分Iとして判別され、領域Bが生活区分IIとして判別される。 In the example of FIG. 23, regions A and C are determined as life category I, and region B is determined as life category II.
また、図25は別のLDKのLDに本発明に係る空気調和機の室内機を設置した場合を示しており、図26はこの場合の長期累積結果を元に各領域A〜Cを判別した結果を示している。図25の例では、領域Bが生活区分Iとして判別され、領域Cが生活区分IIとして判別され、壁側の領域Aが生活区分IIIとして判別される。 FIG. 25 shows a case where the indoor unit of the air conditioner according to the present invention is installed in another LDK LD, and FIG. 26 discriminates each region A to C based on the long-term accumulation result in this case. Results are shown. In the example of FIG. 25, the region B is determined as the life category I, the region C is determined as the life category II, and the region A on the wall side is determined as the life category III.
なお、上述した領域特性(生活区分)の判別は所定時間毎に繰り返されるが、判別すべき室内に配置されたソファー、食卓等を移動することがない限り、判別結果が変わることは殆どない。 Note that the above-described determination of the region characteristics (life classification) is repeated every predetermined time, but the determination result hardly changes unless the sofa, the table, or the like arranged in the room to be determined is moved.
次に、図21のフローチャートを参照しながら、各領域A〜Cにおける人の在否の最終判定について説明する。 Next, the final determination of the presence / absence of a person in each of the areas A to C will be described with reference to the flowchart of FIG.
ステップS11〜S12は、上述した図20のフローチャートにおけるステップS1〜S2と同じなので、その説明は省略する。ステップS13において、所定数M(例えば、15回)の周期T1の反応結果が得られたかどうかが判定され、周期T1は所定数Mに達していないと判定されると、ステップS11に戻る一方、周期T1が所定数Mに達したと判定されると、ステップS14において、周期T1×Mにおける反応結果の合計を累積反応期間回数として、1回分の累積反応期間回数を算出する。この累積反応期間回数の算出を複数回繰り返し、ステップS15において、所定回数分(例えば、N=4)の累積反応期間回数の算出結果が得られたかどうかが判定され、所定回数に達していないと判定されると、ステップS11に戻る一方、所定回数に達したと判定されると、ステップS16において、既に判別した領域特性と所定回数分の累積反応期間回数を元に各領域A〜Cにおける人の在否を推定する。 Steps S11 to S12 are the same as steps S1 to S2 in the flowchart of FIG. In step S13, it is determined whether or not a predetermined number M (for example, 15 times) of reaction results in the period T1 has been obtained. If it is determined that the period T1 has not reached the predetermined number M, the process returns to step S11. If it is determined that the period T1 has reached the predetermined number M, in step S14, the total number of reaction results in the period T1 × M is used as the cumulative reaction period number, and the cumulative reaction period number for one time is calculated. The calculation of the cumulative reaction period is repeated a plurality of times, and it is determined in step S15 whether or not the calculation result of the cumulative reaction period has been obtained for a predetermined number of times (for example, N = 4). If it is determined, the process returns to step S11. On the other hand, if it is determined that the predetermined number of times has been reached, in step S16, the person in each of the areas A to C is determined based on the already determined area characteristics and the predetermined number of accumulated reaction periods. Presence or absence of is estimated.
なお、ステップS17において累積反応期間回数の算出回数(N)から1を減算してステップS11に戻ることで、所定回数分の累積反応期間回数の算出が繰り返し行われることになる。 In step S17, by subtracting 1 from the number of times (N) for calculating the cumulative reaction period and returning to step S11, the calculation of the cumulative reaction period number for a predetermined number of times is repeatedly performed.
表2は最新の1回分(時間T1×M)の反応結果の履歴を示しており、表2中、例えばΣA0は領域Aにおける1回分の累積反応期間回数を意味している。
ここで、ΣA0の直前の1回分の累積反応期間回数をΣA1、さらにその前の1回分の累積反応期間回数をΣA2・・・とし、N=4の場合、過去4回分の履歴(ΣA4、ΣA3、ΣA2、ΣA1)のうち、生活区分Iについては、1回以上の累積反応期間回数が1回でもあれば、人がいると判定する。また、生活区分IIについては、過去4回の履歴のうち、1回以上の累積反応期間回数が2回以上あれば、人がいると判定するとともに、生活区分IIIについては、過去4回の履歴のうち、2回以上の累積反応期間回数が3回以上あれば、人がいると判定する。 Here, the cumulative reaction period number of one time immediately before ΣA0 is ΣA1, and the previous cumulative reaction period number of ΣA0 is ΣA2,... , .SIGMA.A2, .SIGMA.A1), for life category I, it is determined that there is a person if the cumulative reaction period is one or more. In addition, for life category II, if there are two or more cumulative reaction periods in the past four histories, it is determined that there is a person, and for life category III, the past four histories Among them, if the cumulative reaction period number of 2 times or more is 3 times or more, it is determined that there is a person.
次に、上述した人の在否判定から時間T1×M後には、次の4回分の履歴(ΣA3、ΣA2、ΣA1、ΣA0)を元に人の在否判定が行われる。 Next, after the time T1 × M from the above-described determination of the presence / absence of the person, the presence / absence determination of the person is performed based on the next four history (ΣA3, ΣA2, ΣA1, ΣA0).
すなわち、本発明に係る空気調和機の室内機においては、所定周期毎の領域判定結果を長期累積した領域特性と、所定周期毎の領域判定結果をN回分累積し、求めた各領域の累積反応期間回数の過去の履歴から人の所在地を推定することで、確率の高い人の位置推定結果を得るようにしている。 That is, in the indoor unit of the air conditioner according to the present invention, the region characteristics obtained by accumulating the region determination results for each predetermined period for a long period of time and the region determination results for each predetermined cycle are accumulated N times, and the cumulative reaction of each region obtained is obtained. By estimating the location of a person from the past history of the number of periods, a position estimation result of a person with high probability is obtained.
表3は、このようにして人の在否を判定し、T1=5秒、M=12回に設定した場合の在推定に要する時間、不在推定に要する時間を示している。
このようにして、本発明に係る空気調和機の室内機により空調すべき領域をセンサA,B,Cにより複数の領域A〜Cに区分した後、各領域A〜Cの領域特性(生活区分I〜III)を決定し、さらに各領域A〜Cの領域特性に応じて在推定に要する時間、不在推定に要する時間を変更するようにしている。 Thus, after the area to be air-conditioned by the indoor unit of the air conditioner according to the present invention is divided into a plurality of areas A to C by the sensors A, B and C, the area characteristics (life classification) of each area A to C are divided. I to III) are determined, and the time required for the presence estimation and the time required for the absence estimation are changed according to the region characteristics of the regions A to C.
すなわち、空調設定を変更した後、風が届くまでには1分程度要することから、短時間(例えば、数秒)で空調設定を変更しても快適性を損なうのみならず、人がすぐいなくなるような場所に対しては、省エネの観点からあまり空調を行わないほうが好ましい。そこで、各領域A〜Cにおける人の在否をまず検知し、特に人がいる領域の空調設定を最適化している。 In other words, since it takes about 1 minute for the wind to reach after changing the air conditioning setting, changing the air conditioning setting in a short time (for example, a few seconds) will not only impair comfort, but will also make people short. For such a place, it is preferable not to perform air conditioning so much from the viewpoint of energy saving. Therefore, the presence / absence of a person in each of the areas A to C is first detected, and the air conditioning setting in the area where the person is present is optimized.
詳述すると、生活区分IIと判別された領域の在否推定に要する時間を標準として、生活区分Iと判別された領域では、生活区分IIと判別された領域より短い時間間隔で人の存在が推定されるのに対し、その領域から人がいなくなった場合には、生活区分IIと判別された領域より長い時間間隔で人の不存在を推定することにより、在推定に要する時間を短く、不在推定に要する時間は長く設定されることになる。逆に、生活区分IIIと判別された領域では、生活区分IIと判別された領域より長い時間間隔で人の存在が推定されるのに対し、その領域から人がいなくなった場合には、生活区分IIと判別された領域より短い時間間隔で人の不存在を推定することにより、在推定に要する時間を長く、不在推定に要する時間は短く設定されることになる。さらに、前述のように長期累積結果によりそれぞれの領域の生活区分は変わり、それに応じて、在推定に要する時間や不在推定に要する時間も可変設定されることになる。 More specifically, with the time required to estimate the presence / absence of an area determined as life category II as a standard, in the area determined as life category I, there is a person at a shorter time interval than the area determined as life category II. In contrast, when there are no more people in the area, the absence of the person is estimated at a longer time interval than the area identified as Living Category II, thereby shortening the time required for the presence estimation. The time required for estimation is set to be long. On the other hand, in the area determined to be life category III, the presence of a person is estimated at a longer time interval than the area determined to be life category II. By estimating the absence of a person at a time interval shorter than the area determined as II, the time required for the presence estimation is set longer, and the time required for the absence estimation is set shorter. Furthermore, as described above, the life division of each region changes depending on the long-term accumulation result, and accordingly, the time required for the presence estimation and the time required for the absence estimation are variably set.
また、センサA,B,Cを使用して、人の在否だけでなく、領域A〜Cでの人の「活動量」を判定することができる。 Further, by using the sensors A, B, and C, not only the presence / absence of the person but also the “activity amount” of the person in the areas A to C can be determined.
人の活動量とは人の動きの大きさの度合いを示す概念で、複数の活動量レベルに分類され、例えば「安静」、「活動量大」、「活動量中」、「活動量小」に分類される。 A person's activity level is a concept that indicates the degree of human movement, and is classified into multiple activity level levels. For example, “rest”, “high activity level”, “active level”, “low activity level” are categorized.
「安静」とは、ソファで寛いでいる、テレビを視聴している、パソコンを操作している等、同じ場所に人が継続している状態が持続している場合のことで、安静状態が持続した場合、代謝量が低下して寒く感じる。活動量「大」とは、室内の清掃等広域で活動している場合のことで、代謝量増加により暑く感じる。活動量「中」とは、炊事等狭域で活動している場合のことで、代謝量増加によりやや暑く感じる。活動量「小」とは、食事等同じ場所で多少活動している場合のことで、代謝量に大きな変化は見られない。 “Relax” refers to a situation where a person is still in the same place, such as relaxing on the sofa, watching TV, or operating a computer. If it persists, it will feel cold with decreased metabolic rate. The amount of activity “Large” means that the person is active in a wide area such as indoor cleaning, and feels hot due to increased metabolic rate. The activity amount “medium” means that it is active in a narrow area such as cooking, and it feels a little hot due to an increase in metabolic rate. The activity amount “small” means that the activity is somewhat in the same place such as a meal, and no significant change in the metabolic rate is observed.
次に、人の活動量の分類方法について図27のフローチャートを参照しながら詳述する。
まずステップS21において、所定時間T1毎に各センサA,B,Cの反応頻度(出力パルス有り)を計測し、ステップS22において、計測回数が所定回数に達したかどうかを判定する。なお、所定時間T1は、上述した人の在否判定における所定の周期T1と同じであるが、ここでは、例えば2秒に設定され、計測回数の所定回数は、例えば15回に設定されるものと仮定し、15回の計測を総称して1ユニット計測(30秒間の計測)という。また、ここでいう「計測回数」とは、領域A〜Cのいずれかの領域における計測回数のことで、全ての領域A〜Cに対し同様の計測が行われる。
Next, a method for classifying human activity will be described in detail with reference to the flowchart of FIG.
First, in step S21, the reaction frequency (with output pulse) of each sensor A, B, C is measured every predetermined time T1, and in step S22, it is determined whether or not the number of times of measurement has reached a predetermined number. The predetermined time T1 is the same as the predetermined period T1 in the above-described presence / absence determination of a person, but here, for example, it is set to 2 seconds, for example, and the predetermined number of measurement times is set to 15 times, for example. It is assumed that 15 measurements are collectively referred to as 1 unit measurement (measurement for 30 seconds). In addition, the “number of times of measurement” here is the number of times of measurement in any one of the regions A to C, and the same measurement is performed for all the regions A to C.
ステップS22において、計測回数が所定回数に達していないと判定されるとステップS21に戻り、計測回数が所定回数に達し1ユニット計測が終了したと判定されると、ステップS23において、4ユニット計測(2分間の計測)が終了したかどうかを判定する。ステップS23において、4ユニット計測が終了していない場合にはステップS21に戻り、4ユニット計測が終了している場合にはステップS24に移行する。 If it is determined in step S22 that the number of measurements has not reached the predetermined number of times, the process returns to step S21. If it is determined that the number of times of measurement has reached the predetermined number of times and one unit measurement has been completed, four unit measurements ( It is determined whether the measurement for 2 minutes has been completed. In step S23, if 4-unit measurement is not completed, the process returns to step S21. If 4-unit measurement is completed, the process proceeds to step S24.
ステップS24においては、4ユニット計測(現在の1ユニット計測を含め過去4回のユニット計測)のセンサの合計反応頻度が所定数(例えば、5回)に達したかどうかを判定し、所定数に達していれば、ステップS25において、「活動量小」と判定された後の合計ユニット計測数(p、詳しくは後述)がクリアされた後、ステップS26に移行する。 In step S24, it is determined whether or not the total reaction frequency of the sensor for four unit measurement (the last four unit measurements including the current one unit measurement) has reached a predetermined number (for example, five times). If it has reached, the total unit count (p, which will be described in detail later) after being determined as “active amount small” is cleared in step S25, and then the process proceeds to step S26.
ステップS26においては、全領域A〜Cにおけるセンサの合計反応頻度が所定数(例えば、40回)に達したかどうかを判定し、所定数に達している場合には、ステップS27において、「安静」と判定された領域を除き在判定された全ての領域が「活動量大」と判定される一方、所定数に達していない場合には、ステップS28において、4ユニット計測のセンサの合計反応頻度が所定数に達した領域が「活動量中」と判定される。ステップS27あるいはステップS28における活動量判定後、ステップS29において、ユニット計測数(q)から1を減算してステップS21に戻る。すなわち、連続する4ユニット計測で各センサの合計反応頻度が所定数を超え「活動量大」あるいは「活動量中」と判定された領域は、さらに次回の1ユニット計測後、その時点における4ユニット計測の合計反応頻度が所定数を超えた場合には、引き続き「活動量大」あるいは「活動量中」と判定される。 In step S26, it is determined whether or not the total reaction frequency of the sensors in all the areas A to C has reached a predetermined number (for example, 40 times). All regions determined to be present except for the region determined to be “high activity amount” are determined to be “high activity amount”, but if the predetermined number has not been reached, the total response frequency of the 4-unit measurement sensor is determined in step S28. Is determined to be “medium amount of activity”. After the activity amount determination in step S27 or step S28, 1 is subtracted from the unit measurement number (q) in step S29, and the process returns to step S21. That is, the area in which the total response frequency of each sensor exceeds a predetermined number and is determined to be “high activity amount” or “medium activity amount” in four consecutive unit measurements is the next four units after the next one unit measurement. When the total response frequency of measurement exceeds a predetermined number, it is determined that the activity level is “high” or “medium”.
また、ステップS24において、4ユニット計測でセンサの合計反応頻度が所定数未満と判定されると、ステップS30において、その領域が「安静」かどうかが判定され、「安静」でなければ、ステップ31において「活動量小」と判定される。次のステップS32において、「活動量小」と判定された後の合計ユニット計測数(p)がカウントされ、ステップS33において、「活動量小」と判定された後60ユニット計測(30分間の計測)が終了したかどうかを判定する。 If it is determined in step S24 that the total response frequency of the sensor is less than the predetermined number in the 4-unit measurement, it is determined in step S30 whether or not the area is “rest”. It is determined that “activity is small”. In the next step S32, the total number of unit measurements (p) after being determined as “small amount of activity” is counted, and in step S33, 60 units are measured after being determined as “low amount of activity” (measurement for 30 minutes). ) Is finished.
ステップS33において、60ユニット計測が終了していないと判定されると、ステップS29に移行する一方、60ユニット計測が終了したと判定されると、60ユニット計測の全てにおいて「活動量小」と判定された領域が、ステップS34において「安静」と判定された後、ステップS29に移行する。すなわち、ステップS29に移行することで、次の1ユニット計測を含む過去4回のユニット計測で各センサの合計反応頻度に応じて、各領域A〜Cは「活動量大」、「活動量中」、「活動量小」あるいは「安静」と新たに判定されることになる。 If it is determined in step S33 that the 60 unit measurement has not been completed, the process proceeds to step S29. On the other hand, if it is determined that the 60 unit measurement has been completed, all of the 60 unit measurements are determined to be “active amount small”. After the determined area is determined to be “rest” in step S34, the process proceeds to step S29. That is, by shifting to step S29, each of the areas A to C becomes “active mass”, “active mass” according to the total response frequency of each sensor in the past four unit measurements including the next one unit measurement. ”,“ Low activity ”or“ rest ”.
空気調和機の電源をONした後の活動量計測当初は、どの領域の活動量も不明であるが、このフローチャートによれば、計測開始から4ユニット計測が終了して初めて、各領域A〜Cにおいて「活動量大」、「活動量中」あるいは「活動量小」の判定が行われ、60ユニット計測が終了して初めて、「安静」の判定が行われることになる。したがって、計測開始後しばらくは「安静」の領域は存在しないので、ステップS30においてNOと判定され、ステップS31において「活動量小」と判定される。その後、「活動量小」と継続して判定された領域は、60ユニット計測終了後、ステップS34において「安静」と判定され、その後4ユニット計測のセンサの合計反応頻度が所定数未満であれば、引き続き「安静」と判定される。 At the beginning of activity amount measurement after the air conditioner is turned on, the activity amount in any region is unknown. However, according to this flowchart, each region A to C is not detected until 4 units have been measured from the start of measurement. In “No activity amount”, “Medium activity amount”, or “Activity amount small” are determined, and the determination of “rest” is made only after the 60 unit measurement is completed. Therefore, since there is no “rest” area for a while after the start of measurement, NO is determined in step S30, and “small amount of activity” is determined in step S31. After that, the area continuously determined as “low activity amount” is determined as “rest” in step S34 after the end of the measurement of 60 units, and if the total response frequency of the 4-unit measurement sensor is less than the predetermined number after that, Subsequently, it is determined as “rest”.
なお、ステップS25において、「活動量小」と判定された後の合計ユニット計測数(p)をクリアするのは、「安静」との判定は、「活動量小」の判定が起点となるからである。 Note that the reason for clearing the total unit count (p) after it is determined that “activity is small” in step S25 is that the determination of “rest” starts from the determination of “activity is small”. It is.
要約すると、各センサA,B,Cは、人体検知手段としての機能に加え、活動量検知手段としても機能し、図27のフローチャートにより、各領域A〜Cは、例えば次のように判定される。
(1)安静
センサ反応頻度が5回未満/2分が30分以上継続した領域
(2)活動量大
全領域A〜Cのセンサ反応頻度の総和が40回以上/2分で、少なくとも一つの領域でセンサ反応頻度が2分間で5回以上継続した場合において、「安静」と判定された領域を除く全ての領域
(3)活動量中
全領域A〜Cのセンサ反応頻度の総和が40回未満/2分の場合に、センサ反応頻度が2分間で5回以上継続した領域
(4)活動量小
安静、活動量大、活動量中と判定されなかった領域
In summary, each of the sensors A, B, and C functions as an activity amount detection means in addition to a function as a human body detection means, and each region A to C is determined as follows, for example, by the flowchart of FIG. The
(1) Rest Area where the sensor response frequency is less than 5 times / 2 minutes lasts for 30 minutes or more (2) Large amount of activity The sum of the sensor response frequencies for all areas A to C is 40 times / 2 minutes, and at least one When the sensor response frequency in the region lasts 5 times or more in 2 minutes, all regions except the region determined to be “rest” (3) Activity amount The sum of the sensor response frequencies of all regions A to C is 40 times Area where sensor response frequency continued 5 times or more in 2 minutes when less than / 2 minutes (4) Activity level small Area where activity level was low, activity level was not determined as active
また、各領域A〜Cにおける空調設定に応じて、上下羽根6と左右羽根8の風向制御及び送風ファン3の回転数制御が行われるが、これらの制御について以下説明する。
Moreover, according to the air-conditioning setting in each area | region AC, the wind direction control of the up-and-down blade |
風向制御は、人がいると判定された領域に風を向けるか否かを選択できる風除け選択手段をリモコン等に設けることで、居住者が風に直接当たりたいか否かの選択に応じて、人がいると判定された領域に風を向ける風向設定と、人がいないと判定された領域に風を向ける風向設定とを変更可能になっている。なお、リモコンからの出力信号は、室内機の制御装置に入力され、この制御装置により上下羽根6と左右羽根8の風向制御及び送風ファン3の回転数制御は行われる。
The wind direction control is based on the selection of whether or not the resident wants to directly hit the wind by providing a windshield selection means on the remote control or the like that can select whether or not to direct the wind to the area determined to have a person. It is possible to change a wind direction setting that directs the wind to an area determined to have a person and a wind direction setting that directs the wind to an area determined to have no person. An output signal from the remote controller is input to a control device of the indoor unit, and the air direction control of the upper and
図19に示される人体位置判別領域の場合、上下羽根6の風向制御については、暖房時には、風除け無し選択時は足元を暖めるために床方向を狙って上下羽根6の角度を下向きに設定し、風除け有り選択時は温風が直接身体にあたらないように上向きに設定する。冷房時には、風除け無し選択時は人の上半身を狙って上下羽根6の角度を水平からやや下向きに制御し、風除け有り選択時は冷風が直接身体に当たらないように上向きに設定する。
In the case of the human body position determination region shown in FIG. 19, for the airflow direction control of the upper and
次に、左右羽根8の風向制御について説明する。
左右羽根8は、一つのブロックを構成する左側の3枚が一つのステッピングモータと連結されており、ステッピングモータの回転角度に合わせて3枚の左右羽根8が同じ方向に同じ角度で回転し、所定の角度に可変設定できるように構成されている。また、中央の3枚、右側の3枚も同様に、各々ステッピングモータに連結されて回転制御され、9枚の左右羽根8が左、中央、右に各3枚ずつブロック毎に分離した状態で独立して角度設定される。
Next, the wind direction control of the left and
The left and
人がいると判定された領域が一つの場合、左右羽根8は基本的に次のように制御される。
(1)風除け選択手段により「風除け無し」が選択された場合
・全ての左右羽根8は人がいる領域に向けて制御される。
(2)風除け選択手段により「風除け有り」が選択された場合
左右羽根8は人がいない各領域に向けて制御され、この場合の制御は、人がいる領域に対する人がいない領域の隣接度(隣接の度合い)あるいは人がいない領域の領域特性に応じて行われる。なお、隣接度とは、人がいる領域に対する人がいない領域の距離を意味しており、領域Bに人がいて、領域A,Cに人がいない場合、領域Bに対し領域A及び領域Cの隣接度は同じで、領域Aに人がいて、領域B,Cに人がいない場合、領域Aに対し領域Bは領域Cより隣接度が高いことになる。
(i)人がいる領域に対する人がいない二つの領域の隣接度が同じ場合
・人のいる頻度が高い領域の風量が人のいる頻度が低い領域の風量より多くなるように左右羽根8を制御する。
・人のいる頻度が同じ場合には、複数の領域の風量が同じになるように左右羽根8を制御する。
(ii)人がいる領域に対する人がいない二つの領域の隣接度が異なる場合
・隣接度の高い領域の風量が多くなるように左右羽根8を制御する。
・隣接度が低い領域が非生活領域の場合、全ての左右羽根8は隣接度が高い領域に向くように制御される。
When there is one region determined to have a person, the left and
(1) When “No windbreak” is selected by the windbreak selection means • All the left and
(2) When “Wind Shield Existence” is selected by the Wind Shield Selection Unit The left and
(I) When the degree of adjacency of two areas where there is no person to the area where there is a person is the same ・ Control the left and
When the frequency of people is the same, the left and
(Ii) When the degree of adjacency of two areas where there is no person with respect to the area where people are present is different.
When the area with a low degree of adjacency is a non-living area, all the left and
次に、その具体例を図28を参照しながら詳述する。
図28は、人がいると判定された領域が一つの場合における、風除け無しの場合と風除け有りの場合の左右羽根8の風向角度の設定の一例を示している。図28の(a1)及び(a2)は正面の領域Bに人がいる場合、(b)は左の領域Aに人がいる場合、(c)は右の領域Cに人がいる場合である。
Next, a specific example will be described in detail with reference to FIG.
FIG. 28 shows an example of the setting of the wind direction angle of the left and
風除け無し選択時の左右風向の設定は、人がいる領域方向に吹出気流を向けるように、各左右羽根8の角度を設定する。
The setting of the left and right wind directions when no windbreak is selected sets the angles of the left and
例えば、正面の領域Bに人がいる(a1)あるいは(a2)の場合では、左側3枚の左右羽根8と右側3枚の左右羽根8は内向き35度の角度に設定し、中央3枚の左右羽根8は正面向き0度に設定する。これによって、領域Bの正面方向への吹出気流の開口幅が絞られて、人がいる領域Bに吹出気流を集中させることが可能となり、人がいる領域に空調範囲を限定したより効率の良い空調を行うことができる。
For example, in the case of (a1) or (a2) where there is a person in the front area B, the left and right left and
また、(b)の領域Aに人がいる場合は、左側3枚の左右羽根8と中央3枚の左右羽根8は左向き35度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は左向き50度に設定する。これによって、領域Aに向かう左方向への吹出気流の開口幅が絞られて、人がいる領域Aに吹出気流を集中させることが可能となり、人がいる領域に空調範囲を限定したより効率の良い空調を行うことができる。
When there is a person in the area A of (b), the left and right three
なお、(c)の領域Cに人がいる場合は、人がいる領域が左右逆である(b)の場合と同様なので説明は省略する。 In addition, when there is a person in the area C of (c), since the area where the person is located is the same as that in the case of (b), the description is omitted.
一方、風除け有り選択時の左右風向の設定は、人がいない各領域方向に吹出気流を向けるように、各左右羽根8の角度を設定する。
On the other hand, the setting of the left and right wind directions when the windshield is selected is performed by setting the angles of the left and
例えば、(a1)のように、正面の領域Bに人がいて、人がいる領域Bに隣接する二つの領域A,Cに人がいない場合で、さらに、人がいない領域Aの領域特性は生活区分I、人がいない領域Cの領域特性は生活区分IIの場合について説明する。この場合、人がいる領域Bに隣接する人がいない二つの領域A,Cにおける生活区分を比較し、人がいる頻度がより高い領域Aの方向への吹出気流は、人がいる頻度がより低い領域Cの方向への吹出気流よりも、吹出口の開口比率が大きくなるように左側3枚の左右羽根8と中央3枚の左右羽根8は左向き35度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定する。これによって、領域Aと領域Cへの吹出気流の風量の比率を約2:1に分配することが可能となり、人がいない領域の中でも人がいる頻度が高い領域を優先的に空調することで、人に対する風除けを行うとともに、人がいる可能性が低い領域に対する無駄な空調を減らしてより効率の良い空調を行うことができる。
For example, as in (a1), when there is a person in the front area B and there are no persons in the two areas A and C adjacent to the area B where there is a person, the area characteristics of the area A where there is no person are The area characteristics of the life section I and the area C where there is no person will be described for the life section II. In this case, the life divisions in the two areas A and C where no person is adjacent to the area B where the person is present are compared, and the blowing airflow toward the area A where the frequency of the person is higher is more frequent. The left three left and
また、(a2)のように、正面の領域Bに人がいて、人がいる領域Bに隣接する二つの領域A,Cに人がいない場合で、さらに、人がいない二つの領域A,Cの領域特性が同じ場合、左側3枚の左右羽根8は左向き35度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定するとともに、中央3枚の左右羽根8は、左向き35度の角度と右向き35度の角度との間でスイング(揺動)動作するように設定する。この場合の中央3枚の左右羽根8は、領域Aに所定時間固定された後、領域Cの方向に揺動して領域Cに所定時間固定され、その後領域Aの方向に揺動して領域Aに所定時間固定されるという動作を繰り返す。なお、風向移動時は、正面の領域Bにいる人に風が当たらないように、上下羽根6の風向を水平かやや上向きに設定する。これによって、領域Aと領域Cへの吹出気流の風量の比率を約1:1に分配することが可能となり、人がいる領域Bの快適性をできるだけ損なわないように人に対する風除けを行うことができる。
Further, as in (a2), when there is a person in the front area B and there are no persons in the two areas A and C adjacent to the area B where there is a person, there are further two areas A and C where there is no person. The left and right left and
また、例えば(b)のように、左の領域Aに人がいて、人がいる領域Aに隣接する(隣接度が高い)領域Bと隣接しない(隣接度が低い)領域Cに人がいない場合で、さらに、人がいない領域Bの領域特性は生活区分II、人がいない領域Cの領域特性は生活区分Iの場合について説明する。この場合、人がいる領域Aの快適性を優先し、複数の人がいない領域B,Cの中で、領域特性に関係なく、人がいる領域Aに隣接する領域Bを優先的に空調する。人がいる領域Aに隣接する領域Bへの吹出気流は、隣接しない領域Cの方向への吹出気流よりも、吹出口の開口比率が大きくなるように左側3枚の左右羽根8と中央3枚の左右羽根8は正面向き0度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定する。これによって、領域Bと領域Cへの吹出気流の風量の比率を約2:1に分配することが可能となり、人がいない領域B,Cの中でも人がいる領域Aに隣接する領域Bを優先的に空調することで、人がいる領域Aの快適性をできるだけ損なわないように人に対する風除けを行うとともに、人がいる領域Aから離れた領域Cへの無駄な空調を減らしてより効率の良い空調を行うことができる。なお、この風量比率の分配は、領域Bが非生活領域(生活区分III)の場合も同じである。
Further, for example, as shown in (b), there is a person in the left area A, and there is no person in the area C adjacent to the area A where the person is present (the degree of adjacency is high) and not adjacent to the area B (the degree of adjacency is low). Further, a case where the region characteristic of the region B where there is no person is the life category II and the region characteristic of the region C where there is no person is the life category I will be described. In this case, priority is given to the comfort of the area A where people are present, and the area B adjacent to the area A where people are present is preferentially air-conditioned among the areas B and C where there are no people. . The left and
また、例えば(c)のように、右の領域Cに人がいて、人がいる領域Cに隣接する領域Bと隣接しない領域Aに人がいない場合で、さらに、人がいない領域Bの領域特性は生活区分II、人がいない領域Aの領域特性は生活区分IIIの場合について説明する。この場合、領域Aは、人がいる領域Cに隣接せず、さらに生活区分III(=非生活領域)のため、領域Aへは吹出気流を向けずに、人がいる領域Cに隣接し、且つ生活領域である領域Bに風量を100%分配するように左右羽根8の角度を設定する。これによって、人に対する風除けを行うとともに、非生活領域への無駄な空調を減らしてより効率の良い空調を行うことができる。
In addition, for example, as in (c), when there is a person in the right area C and there is no person in the area A adjacent to the area C where the person is present and in the area A that is not adjacent, the area B A case will be described in which the characteristic is the life category II and the region characteristic of the region A where there is no person is the life category III. In this case, the region A is not adjacent to the region C where the person is present, and is adjacent to the region C where the person is present without directing the blowing airflow to the region A because of the living section III (= non-living region). In addition, the angles of the left and
なお、空調すべき領域を四つ以上に分割し、人がいると判定された領域が一つの場合も略同様に制御され、人がいる領域と、人がいる領域に隣接する二つの領域あるいは人がいる領域に対し隣接度の異なる二つの領域に着目して左右羽根8の風向制御は行われる。
It should be noted that the area to be air-conditioned is divided into four or more areas, and the control is performed in the same manner when there is one area determined to have a person. The wind direction control of the left and
次に、人がいると判定された領域が二つの場合、左右羽根8は基本的に次のように制御される。
(1)風除け選択手段により「風除け無し」が選択された場合
この場合の左右羽根8の風向制御は、人がいる各領域方向に吹出気流を向けるように、各左右羽根8の角度を設定する。吹出気流の風量比率は、人がいる各領域の領域特性あるいは活動量に応じて行われる。
(i)二つの領域における人の活動量が同じ場合
・人のいる頻度が高い領域の風量が人のいる頻度が低い領域の風量より多くなるように左右羽根8を制御する。
・人のいる頻度が同じ場合には、複数の領域の風量が同じになるように左右羽根8を制御する。
(ii)二つの領域における人の活動量が異なる場合
・冷房時:活動量の大きい領域の風量が活動量の小さい領域の風量より多くなるように左右羽根8を制御する。
・暖房時:活動量の大きい領域の風量が活動量の小さい領域の風量より少なくなるように左右羽根8を制御する。
(iii)二つの領域における人の活動量及び領域特性が共に異なる場合
・活動量を優先して前記(ii)のように左右羽根8を制御する。
(2)風除け選択手段により「風除け有り」が選択された場合
・全ての左右羽根8は人がいない領域に向くように制御される。
Next, when there are two regions determined to have people, the left and
(1) When “No windbreak” is selected by the windscreen selection means In this case, the wind direction control of the left and
(I) When the amount of human activity in the two areas is the same-The left and
When the frequency of people is the same, the left and
(Ii) When the amount of human activity in the two areas is different • During cooling: The left and
During heating: The left and
(Iii) When the amount of human activity and the region characteristics in the two areas are different from each other. The left and
(2) When “Wind Shield” is selected by the Wind Shield Selector • All the left and
次に、その具体例を図29及び図30を参照しながら詳述する。
図29及び図30は、人がいると判定された領域が二つの場合における、風除け無しの場合と風除け有りの場合の左右羽根8の風向角度の設定の一例を示している。図29の(d1)及び(d2)は左の領域Aと右の領域Cに人がいる場合、図30の(e1)及び(e2)は正面の領域Bと右の領域Cに人がいる場合、(f)は左の領域Aと正面の領域Bに人がいる場合である。
Next, a specific example will be described in detail with reference to FIGS.
FIG. 29 and FIG. 30 show an example of setting the wind direction angle of the left and
風除け無し選択時として、例えば(d1)のように、左の領域Aと右の領域Cに人がいて、正面の領域Bに人がいない場合で、さらに、人がいる二つの領域A,Cの活動量は同じで領域特性が異なる場合(人がいる領域Aの領域特性が生活区分I、人がいる領域Cの領域特性が生活区分IIの場合)について説明する。この場合、人がいる二つの領域A,Cにおける領域特性を比較し、領域特性の数値がより小さい(=人がいる頻度が高い)領域Aの方向への吹出気流は、領域特性の数値がより大きい(=人がいる頻度が低い)領域Cの方向への吹出気流よりも、吹出口の開口比率が大きくなるように、左側3枚の左右羽根8と中央3枚の左右羽根8は左向き35度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定する。これによって、領域Aと領域Cへの吹出気流の風量の比率を約2:1に分配することが可能となり、人がいる領域A,Cの中でも頻度が高い領域Aを優先的に空調することで、滞在時間が長いと推定される人には空調配分を多くし、逆に滞在時間が短いと推定される人には空調配分を少なくすることで、各領域での各々の滞在時間に合わせた無駄のない快適な空調を行うことができる。
When no windbreak is selected, for example, as shown in (d1), when there are people in the left area A and the right area C and there are no people in the front area B, there are two areas A and C where there are people. The case where the activity amount is the same and the region characteristics are different (the region characteristic of the region A where the person is present is the life category I, and the region characteristic of the region C where the person is located is the life category II) will be described. In this case, the region characteristics in the two regions A and C where the person is present are compared, and the blowout airflow in the direction of the region A where the numerical value of the region characteristic is smaller (= the frequency of the presence of people is high) The left three left and
また、例えば(d2)のように、人がいる二つの領域A,Cの活動量及び領域特性が共に同じ場合、左側3枚の左右羽根8は左向き35度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定するとともに、中央3枚の左右羽根8は、左向き35度の角度と右向き35度の角度との間でスイング(揺動)動作するように設定する。この場合の中央3枚の左右羽根8は、領域Aに所定時間固定された後、領域Cの方向に揺動して領域Cに所定時間固定され、その後領域Aの方向に揺動して領域Aに所定時間固定されるという動作を繰り返す。これによって、領域Aと領域Cへの吹出気流の風量の比率を約1:1に分配することが可能となり、人がいる領域A,Cの快適性をできるだけ損なわないように無駄のない快適な空調を行うことができる。
Also, for example, as shown in (d2), when the activity amount and area characteristics of the two areas A and C where the person is present are the same, the left and right left and
なお、(e2)のように、人がいる二つの領域B,Cが隣接し、活動量及び領域特性が共に同じ場合も左右羽根8は同様に制御され、左側3枚の左右羽根8は正面向き0度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定するとともに、中央3枚の左右羽根8は、正面向き0度の角度と右向き35度の角度との間でスイング(揺動)動作するように設定する。
In addition, as shown in (e2), when the two areas B and C in which people are present are adjacent and the activity amount and the area characteristics are the same, the left and
また、例えば(e1)のように、正面の領域Bと右の領域Cに人がいて、左の領域Aに人がいない場合で、さらに、人がいる二つの領域B,Cの領域特性は同じで活動量が異なる場合(人がいる領域Bの活動量が安静、人がいる領域Cの活動量が中の場合)について説明する。この場合、人がいる二つの領域B,Cにおける活動量を比較し、冷房時は、活動量がより大きい領域Cの方向への吹出気流は、活動量がより小さい領域Bの方向への吹出気流よりも、吹出口の開口比率が大きくなるように、左側3枚の左右羽根8は正面向き0度の角度に設定し、中央と右側の各3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定する。これによって、領域Bと領域Cへの吹出気流の風量の比率を約1:2に分配することが可能となり、人がいる領域B,Cの中でも活動量がより大きい領域Cを優先的に空調することで、活動量が大きくてより暑く感じる人には空調配分を多くし、逆に活動量が小さくてより涼しく感じる人には空調配分を少なくすることで、各領域での各々の人の活動状態に合わせたより快適な空調を行うことができる。
Also, for example, as in (e1), when there are people in the front area B and the right area C and there are no people in the left area A, the area characteristics of the two areas B and C where there are persons are A case where the amount of activity is the same and the amount of activity is different (the amount of activity in the region B where the person is present is resting and the amount of activity in the region C where the person is present is medium) will be described. In this case, the amount of activity in the two regions B and C where the person is present is compared. During cooling, the air flow in the direction of the region C where the amount of activity is larger is blown out in the direction of the region B where the amount of activity is smaller. The left and right three left and
なお、暖房時は、冷房時とは逆で、活動量がより大きい領域Cの方向への吹出気流は、活動量がより小さい領域Bの方向への吹出気流よりも、吹出口の開口比率が小さくなるように、左側と中央の各3枚の左右羽根8は正面向き0度の角度に設定し、右側の3枚の左右羽根8は右向き35度の角度に設定して、領域Bと領域Cへの吹出気流の風量の比率を約2:1に分配することにより、人がいる領域B,Cの中で活動量がより小さい領域Bを優先的に空調する。
During heating, the air flow in the direction of the region C where the amount of activity is larger is opposite to that during cooling, and the opening ratio of the air outlet is larger than the air flow in the direction of the region B where the amount of activity is smaller. In order to reduce the size, the left and right three left and
また、例えば(f)のように、左の領域Aと正面の領域Bに人がいて、右の領域Cに人がいない場合で、さらに、人がいる二つの領域A,Bの領域特性と活動量が共に異なる場合(人がいる領域Aの活動量が小で領域特性がI、人がいる領域Bの活動量が中で領域特性がIIの場合)について説明する。この場合、領域Bは領域Aよりも、活動量が大きく、領域特性は小さい。つまり、活動量での優先順位では領域Bの方が優先度は高く、領域特性での優先順位では領域Aの方が優先度は高くなる。このように活動量と領域特性で優先順位が異なる場合は、現在の暑さ寒さを反映する活動量を優先して吹出気流の風量配分を決定する。冷房時は、活動量がより大きい領域Bの方向への吹出気流は、活動量がより小さい領域Aの方向への吹出気流よりも、吹出口の開口比率が大きくなるように、左側3枚の左右羽根8は左向き35度の角度に設定し、中央と右側の各3枚の左右羽根8は正面向き0度の角度に設定する。これによって、領域Aと領域Bへの吹出気流の風量の比率を約1:2に分配することが可能となり、各領域での各々の人の活動状態に合わせたより快適な空調を行うことができる。
For example, as in (f), when there are people in the left region A and the front region B and there are no people in the right region C, the region characteristics of the two regions A and B where there are people A case will be described where the amount of activity is different (when the amount of activity in the region A where the person is present is small and the region characteristic is I, and the amount of activity in the region B where the person is present is medium and the region characteristic is II). In this case, region B has a larger amount of activity and region properties are smaller than region A. That is, region B has a higher priority in the priority order based on the amount of activity, and region A has a higher priority in the priority order in the region characteristics. In this way, when the priority order differs between the activity amount and the region characteristics, the air volume distribution of the blown airflow is determined giving priority to the activity amount reflecting the current heat and coldness. During cooling, the three airflows on the left side of the blowout airflow toward the region B where the activity amount is larger are larger than the airflow flow toward the region A where the activity amount is smaller. The left and
なお、暖房時は、(e1)の場合と同様、人がいる領域A,Bの中で活動量がより小さい領域Aを優先的に空調する。 During heating, as in the case of (e1), the area A having a smaller amount of activity is preferentially air-conditioned among the areas A and B where people are present.
次に、人がいると判定された領域が二つで、風除け有りの場合の左右羽根8の風向制御は、人がいない領域方向に吹出気流を向けるように、各左右羽根8の角度を設定する。
Next, the wind direction control of the left and
この場合の左右羽根8の風向制御を、(e1)のように正面の領域Bと右の領域Cに人がいて、左の領域Aに人がいない場合を例にとって説明する。(e1)の場合には、左側3枚の左右羽根8と中央3枚の左右羽根8は左向き35度の角度に設定し、右側3枚の左右羽根8は左向き50度に設定する。これによって、領域Aに向かう左方向への吹出気流の開口幅が絞られて、人がいない領域Aに吹出気流を集中させることが可能となり、人がいる領域には吹出気流が当たらないので人への風除けを確実に行うことができ、より快適な空調運転を達成することができる。
The wind direction control of the left and
なお、(d1)、(d2)、(e2)、(f)の場合も同様に、人がいない領域に吹出気流を集中させるように左右羽根8は角度設定される。
Similarly, in the cases of (d1), (d2), (e2), and (f), the left and
空調すべき領域を四つ以上に分割し、人がいると判定された領域が二つの場合も略同様に制御される。すなわち、人がいる二つの領域が互いに隣接する場合、例えば人がいる二つの領域と、これらの領域に隣接する一つの領域に着目して左右羽根8の風向制御は行われ、人がいる二つの領域が互いに隣接しない場合、例えば人がいる二つの領域と、これらの領域の間に位置する一つの領域に着目して左右羽根8の風向制御は行われる。
When the area to be air-conditioned is divided into four or more areas and there are two areas determined to have people, the control is performed in substantially the same manner. That is, when two regions where people are adjacent to each other, for example, the wind direction control of the left and
なお、人がいると判定された領域が三つの場合、風除け無しの場合は左、中央、右に分離した各ブロックの左右羽根8をそれぞれ各領域に向けて制御する一方、風除け有りの場合は各ブロックの左右羽根8をそれぞれ各領域に向けた状態で、上下羽根6を上向きに設定する。また、空調すべき領域を四つ以上に分割し、人がいると判定された領域が三つの場合、風除け無しの場合は左、中央、右に分離した各ブロックの左右羽根8をそれぞれ各領域に向けて制御する一方、風除け有りの場合は各ブロックの左右羽根8を人がいない領域に吹出気流を集中させるように左右羽根8は角度設定される。
In addition, when there are three areas determined to have people, when there is no windbreak, the left and
次に、送風ファン3の回転数制御については、例えば次のように空調を行う各領域A〜Cに応じて各領域の回転数が設定される。
領域B :400rpm(暖房時)、300rpm(冷房時)
領域A,C:450rpm(暖房時)、350rpm(冷房時)
Next, for the rotational speed control of the
Area B: 400 rpm (during heating), 300 rpm (during cooling)
Area A, C: 450 rpm (during heating), 350 rpm (during cooling)
ここで、各領域における室内機からの距離、室内機正面からの角度、高低差等、室内機との位置関係を表す表現として、相対位置という表現を導入する。 Here, the expression “relative position” is introduced as an expression representing the positional relationship with the indoor unit, such as the distance from the indoor unit in each region, the angle from the front of the indoor unit, and the height difference.
また、各領域において空調がし易い、空調がし難い度合いを空調要求度という表現により表し、空調要求度が高いほど空調がよりし難い、空調要求度が低いほど空調がよりし易いとする。例えば、室内機からの距離が遠いほど吹き出し空気が届き難く空調がし難いので空調要求度は高くなる。すなわち、空調要求度と室内機からの相対位置には密接な関連性があり、本実施の形態では、室内機からの左右角度に関連した相対位置に応じて空調要求度を定める。 Further, the degree of air conditioning that is easy to air-condition in each region is expressed by an expression of air conditioning requirement level. It is assumed that the higher the air conditioning requirement level, the more difficult the air conditioning is, and the lower the air conditioning requirement level, the easier the air conditioning. For example, as the distance from the indoor unit increases, the blown air is difficult to reach and air conditioning is difficult, so the degree of air conditioning requirement increases. That is, the air conditioning requirement level and the relative position from the indoor unit are closely related, and in this embodiment, the air conditioning requirement level is determined according to the relative position related to the left-right angle from the indoor unit.
つまり、各領域A〜Cの空調を行う場合の送風ファン3の設定回転数は、空調要求度が高いほど高く設定される。すなわち、正面より左右にずれた領域ほど送風ファン3の設定回転数は高く設定される。また、空調すべき領域が一つの場合、その領域の設定回転数(風量)に設定され、空調すべき領域が複数の場合、空調要求度が高い領域の設定回転数に設定される。
That is, the set rotational speed of the
以上、左右羽根8の風向制御及び送風ファン3の回転数制御について説明したが、図17(b)に示されるように、居室99が横長の長方形で、室内機が短辺となる壁面に設置された場合において、センサユニット12を図18の(a)に示される状態から(b)に示される状態に90度回転させた場合の上下羽根6の風向制御及び送風ファン3の回転数制御について説明する。
The wind direction control of the left and
図18のセンサユニット回転機構を設けた場合、上下羽根6及び左右羽根8の風向制御と送風ファン3の回転数制御を司る制御プログラムは二つ用意されており、図18(a)の状態では上述した制御を行う第1の制御プログラムが作動し、図18(a)の状態から90度回転させた図18(b)の状態では、センサ取付台16を回転することにより第1の制御プログラムから以下に説明する制御を司る第2の制御プログラムに切り替わる。
When the sensor unit rotation mechanism of FIG. 18 is provided, two control programs for controlling the wind direction control of the upper and
この場合の上下羽根6の風向制御については、暖房時の風除け無し選択時は、足元を暖めるため人がいる領域の前縁(室内機側の縁部)を狙って上下羽根6の角度を設定し、風除け有り選択時は温風が直接身体にあたらないように上向きに設定する。冷房時の風除け無し選択時は人の上半身を狙って上下羽根6の角度を水平からやや下向きに設定し、風除け有り選択時は冷風が直接身体に当たらないように上向きに設定する。
Regarding the wind direction control of the upper and
また、全ての左右羽根8は人がいる領域に向くように制御される。
Further, all the left and
上下羽根6の場合、複数の上下羽根6を一体的に上下に揺動させてもよく、3枚の上下羽根6で構成して、上方の上下羽根6と中央の上下羽根6と下方の上下羽根6をそれぞれ独立して揺動させることもできる。
In the case of the upper and
まず、複数の上下羽根6を一体的に上下に揺動させる場合の風向制御について説明する。
First, wind direction control in the case where the plurality of upper and
人がいると判定された領域が一つの場合、上下羽根6は次のように制御される。
(1)風除け選択手段により「風除け無し」が選択された場合
・冷房時:上下羽根6は水平からやや下向きに制御される。
・暖房時:上下羽根6は人がいる領域の前縁を狙って制御される。
(2)風除け選択手段により「風除け有り」が選択された場合
・人がいる領域及び冷暖房に関係なく上下羽根6は上向きに制御される。
When there is one region determined to have a person, the upper and
(1) When “No windbreak” is selected by the windbreak selection means • During cooling: The upper and
-During heating: The upper and
(2) When “With windbreak” is selected by the windbreak selection means • The upper and
また、人がいると判定された領域が二つ以上の場合、上下羽根6は次のように制御される。
(1)風除け選択手段により「風除け無し」が選択された場合
・暖房時:上下羽根6は人がいる二つ以上の領域のうち室内機に近い領域の前縁を狙って制御される。
・冷房時:上下羽根6は水平からやや下向きに制御される。
(2)風除け選択手段により「風除け有り」が選択された場合
・人がいる領域及び冷暖房に関係なく上下羽根6は上向きに制御される。
Further, when there are two or more regions determined to have a person, the upper and
(1) When “No windbreak” is selected by the windbreak selection means • During heating: The upper and
-During cooling: The upper and
(2) When “With windbreak” is selected by the windbreak selection means • The upper and
次に、上下羽根6を3枚の上下羽根6で構成して、上方の上下羽根6と中央の上下羽根6と下方の上下羽根6をそれぞれ独立して揺動させる場合の風向制御について説明する。
Next, the wind direction control in the case where the upper and
人がいると判定された領域が一つの場合、各上下羽根6は、複数の上下羽根6を一体的に上下に揺動させる構成と同じように制御される。
When there is one region determined to have a person, each of the upper and
人がいると判定された領域が二つの場合、各上下羽根6は次のように制御される。
(1)風除け選択手段により「風除け無し」が選択された場合
この場合の上下羽根6の風向制御は、人がいる各領域方向に吹出気流を向けるように、その角度を設定する。吹出気流の風量比率は、人がいる各領域の領域特性あるいは活動量に応じて行われる。
(i)二つの領域における人の活動量が同じ場合
・人のいる頻度が高い領域の風量が人のいる頻度が低い領域の風量より多くなるように上下羽根6を制御する。
・二つの領域における人のいる頻度が同じ場合には、室内機に近い領域を狙って中央及び下方の上下羽根6を制御するとともに、室内機から遠い領域を狙って上方の上下羽根6を制御する。
(ii)二つの領域における人の活動量が異なる場合
・冷房時:活動量の大きい領域の風量が活動量の小さい領域の風量より多くなるように上下羽根6を制御する。
・暖房時:活動量の大きい領域の風量が活動量の小さい領域の風量より少なくなるように上下羽根6を制御する。
(iii)二つの領域における人の活動量及び領域特性が共に異なる場合
・活動量を優先して前記(ii)のように上下羽根6を制御する。
(2)風除け選択手段により「風除け有り」が選択された場合
・人がいる領域及び冷暖房に関係なく上下羽根6は上向きに制御される。
人がいると判定された領域が三つの場合、各上下羽根6は次のように制御される。
(1)風除け選択手段により「風除け無し」が選択された場合
この場合の上下羽根6の風向制御は、人がいる各領域方向に吹出気流を向けるように、その角度を設定する。すなわち、室内機に近い領域を狙って下方の上下羽根6を制御し、中央の領域を狙って中央の上下羽根6を制御するとともに、室内機から遠い領域を狙って上方の上下羽根6を制御する。
(2)風除け選択手段により「風除け有り」が選択された場合
・上下羽根6は上向きに制御される。
When there are two areas determined to have a person, the upper and
(1) When “No windbreak” is selected by the windbreak selection means In this case, the angle of the wind direction control of the upper and
(I) When the amount of human activity in the two areas is the same: The upper and
・ When the frequency of people in the two areas is the same, control the upper and lower upper and
(Ii) When the amount of human activity in the two areas is different • During cooling: The upper and
During heating: The upper and
(Iii) When the amount of human activity and the region characteristics in the two areas are different from each other. The upper and
(2) When “With windbreak” is selected by the windbreak selection means • The upper and
When there are three regions determined to have people, the upper and
(1) When “No windbreak” is selected by the windbreak selection means In this case, the angle of the wind direction control of the upper and
(2) When “Wind shield is present” is selected by the wind shield selection means: The upper and
次に、送風ファン3の回転数制御については、例えば下記のように、空調を行う各領域に応じて各領域の回転数が設定される。
室内機に近い領域: 800rpm(暖房時)、600rpm(冷房時)
中央の領域: 1000rpm(暖房時)、720rpm(冷房時)
室内機から遠い領域:1200rpm(暖房時)、850rpm(冷房時)
Next, regarding the rotation speed control of the
Area close to indoor unit: 800 rpm (during heating), 600 rpm (during cooling)
Central area: 1000 rpm (during heating), 720 rpm (during cooling)
Area far from indoor unit: 1200 rpm (during heating), 850 rpm (during cooling)
また、室内機にはタイマーが設けられており、このタイマーを使用して不在検知省エネ制御及び切り忘れ防止制御が行われ、この不在検知省エネ制御及び切り忘れ防止制御について以下説明する。 Moreover, the indoor unit is provided with a timer, and the absence detection energy saving control and the forgetting-off prevention control are performed using the timer. The absence detection energy-saving control and the forgetting-off prevention control will be described below.
まず、表4及び図31を参照しながら、暖房時の制御について説明する。
図31は温度シフトの一例を示しており、ここでは設定温度Tsetを28℃とし、目標温度(限界値)を20℃とした場合について説明する。なお、ΔTは設定温度Tsetと目標温度との差温である。 FIG. 31 shows an example of the temperature shift. Here, a case where the set temperature Tset is 28 ° C. and the target temperature (limit value) is 20 ° C. will be described. ΔT is a temperature difference between the set temperature Tset and the target temperature.
センサA,B,Cにより全ての領域A〜Cに人がいないことが検知されると、タイマーがカウントを開始し、タイマーによるカウント開始後、時間t1(例えば、10分)において人の不在が確認されると、2℃(1/4ΔT)だけ設定温度Tsetを自動的に低減する。さらに、時間t2(例えば、カウント開始後30分)において人の不在が確認されると、2℃(1/4ΔT)だけ設定温度Tsetを自動的にさらに低減する。以下、同様に時間t3(例えば、カウント開始後1時間)及び時間t4(例えば、カウント開始後2時間)において人の不在が確認されると、それぞれ2℃(1/4ΔT)だけ設定温度Tsetを自動的に低減する。 When the sensors A, B, and C detect that no person is present in all the areas A to C, the timer starts counting. After the timer starts counting, there is no person at time t1 (for example, 10 minutes). If confirmed, the set temperature Tset is automatically reduced by 2 ° C. (1 / 4ΔT). Further, when the absence of a person is confirmed at time t2 (for example, 30 minutes after the start of counting), the set temperature Tset is automatically further reduced by 2 ° C. (1 / 4ΔT). Similarly, when the absence of a person is confirmed at time t3 (eg, 1 hour after the start of counting) and time t4 (eg, 2 hours after the start of counting), the set temperature Tset is set to 2 ° C. (1 / 4ΔT), respectively. Reduce automatically.
時間t4においては、設定温度Tsetより合計8℃低減されて目標温度に等しい20℃になっているので、時間t5(例えば、カウント開始後4時間)までは設定温度Tsetを目標温度のまま維持するが、時間t5においても依然として人の不在が確認されると、空気調和機の運転を停止して、空気調和機の切り忘れを防止する。 At time t4, the total temperature is reduced by 8 ° C. from the set temperature Tset to 20 ° C., which is equal to the target temperature. Therefore, the set temperature Tset is maintained at the target temperature until time t5 (for example, 4 hours after the start of counting). However, when the absence of a person is still confirmed at time t5, the operation of the air conditioner is stopped to prevent forgetting to turn off the air conditioner.
なお、時間t1から時間t5までの間に人の存在が検知されると、時間t1以前の設定温度Tsetに復帰させる。 When the presence of a person is detected between time t1 and time t5, the temperature is returned to the set temperature Tset before time t1.
また、温度シフト幅(低減温度)は設定温度Tsetと目標温度との差温ΔTに応じて表4のように設定され、差温ΔTが小さいほど温度シフト幅も小さい。また、設定温度Tsetが目標温度より低い場合は、現状温度に維持されるが、時間t5において人の不在が確認されると、空気調和機の運転を停止するのは図31の例と同じである。 The temperature shift width (reduced temperature) is set as shown in Table 4 according to the temperature difference ΔT between the set temperature Tset and the target temperature, and the temperature shift width is smaller as the temperature difference ΔT is smaller. When the set temperature Tset is lower than the target temperature, the current temperature is maintained. However, when the absence of a person is confirmed at time t5, the operation of the air conditioner is stopped in the same manner as in the example of FIG. is there.
次に、表5及び図32を参照しながら、冷房時の制御について説明する。
図32は温度シフトの一例を示しており、ここでは設定温度Tsetを20℃とし、目標温度(限界値)を28℃とした場合について説明する。なお、ΔTは設定温度Tsetと目標温度との差温である。 FIG. 32 shows an example of the temperature shift. Here, a case where the set temperature Tset is 20 ° C. and the target temperature (limit value) is 28 ° C. will be described. ΔT is a temperature difference between the set temperature Tset and the target temperature.
センサA,B,Cにより全ての領域A〜Cに人がいないことが検知されると、タイマーがカウントを開始し、タイマーによるカウント開始後、時間t1(例えば、10分)において人の不在が確認されると、2℃(1/4ΔT)だけ設定温度Tsetを自動的に増大する。さらに、時間t2(例えば、カウント開始後30分)において人の不在が確認されると、2℃(1/4ΔT)だけ設定温度Tsetを自動的にさらに増大する。以下、同様に時間t3(例えば、カウント開始後1時間)及び時間t4(例えば、カウント開始後2時間)において人の不在が確認されると、それぞれ2℃(1/4ΔT)だけ設定温度Tsetを自動的に増大する。 When the sensors A, B, and C detect that no person is present in all the areas A to C, the timer starts counting. After the timer starts counting, there is no person at time t1 (for example, 10 minutes). If confirmed, the set temperature Tset is automatically increased by 2 ° C. (1 / 4ΔT). Further, when the absence of a person is confirmed at time t2 (for example, 30 minutes after the start of counting), the set temperature Tset is automatically further increased by 2 ° C. (1 / 4ΔT). Similarly, when the absence of a person is confirmed at time t3 (eg, 1 hour after the start of counting) and time t4 (eg, 2 hours after the start of counting), the set temperature Tset is set to 2 ° C. (1 / 4ΔT), respectively. Increases automatically.
時間t4においては、設定温度Tsetより合計8℃増大されて目標温度に等しい28℃になっているので、時間t5(例えば、カウント開始後4時間)までは設定温度Tsetを目標温度のまま維持するが、時間t5においても依然として人の不在が確認されると、空気調和機の運転を停止して、空気調和機の切り忘れを防止する。 At time t4, the total temperature is increased by 8 ° C. from the set temperature Tset to 28 ° C., which is equal to the target temperature. Therefore, the set temperature Tset is maintained at the target temperature until time t5 (for example, 4 hours after the start of counting). However, when the absence of a person is still confirmed at time t5, the operation of the air conditioner is stopped to prevent forgetting to turn off the air conditioner.
なお、時間t1から時間t5までの間に人の存在が検知されると、時間t1以前の設定温度Tsetに復帰させる。 When the presence of a person is detected between time t1 and time t5, the temperature is returned to the set temperature Tset before time t1.
また、温度シフト幅(増大温度)は設定温度Tsetと目標温度との差温ΔTに応じて表5のように設定され、差温ΔTが小さいほど温度シフト幅も小さい。また、設定温度Tsetが目標温度より高い場合は、現状温度に維持されるが、時間t5において人の不在が確認されると、空気調和機の運転を停止するのは図32の例と同じである。 Further, the temperature shift width (increased temperature) is set as shown in Table 5 according to the temperature difference ΔT between the set temperature Tset and the target temperature. The smaller the temperature difference ΔT, the smaller the temperature shift width. When the set temperature Tset is higher than the target temperature, the current temperature is maintained. However, when the absence of a person is confirmed at time t5, the operation of the air conditioner is stopped in the same manner as in the example of FIG. is there.
図33は、送風ファン3の風量(回転数)と室外機に設けられた圧縮機の能力を制御することにより省電力運転を達成する例を示している。
FIG. 33 shows an example in which the power saving operation is achieved by controlling the air volume (rotation speed) of the
すなわち、送風ファン3の風量を増大すると熱交換器6の熱交換効率が向上し、圧縮機の周波数が同じ場合には冷房あるいは暖房能力が増大するので、室内温度を同じ設定温度に保持するためには、圧縮機の周波数を低減することが可能となり、必要な消費電力は減少する。また、不在時に送風ファン3の風量を増大しても気流が強すぎることによる不快感や、送風ファン3の騒音増大による快適性の問題が生じることはない。
That is, when the air volume of the
図33(a)に示されるように、センサA,B,Cにより全ての領域A〜Cに人がいないことが検知されると、タイマーがカウントを開始し、タイマーによるカウント開始後、時間t1(例えば、10分)において人の不在が確認されると、図33(b)に示されるように、送風ファン3の風量を増大させるとともに、図33(c)に示されるように、圧縮機の周波数を段階的に時間t2(例えば、カウント開始後30分)まで減少させる。時間t1経過後は送風ファン3の風量は一定(限界値)に保持され、時間t2経過後は圧縮機の周波数は一定(限界値)に保持されるが、時間t2、時間t3(例えば、カウント開始後1時間)、時間t4(例えば、カウント開始後2時間)、時間t5(例えば、カウント開始後4時間)において人の不在が継続して確認されると、時間t5において空気調和機の運転を停止して、空気調和機の切り忘れを防止する。
As shown in FIG. 33A, when the sensors A, B, and C detect that no person is present in all the areas A to C, the timer starts counting, and after the timer starts counting, the time t1 When the absence of a person is confirmed at (for example, 10 minutes), the air volume of the
なお、時間t1から時間t5までの間に人の存在が検知されると、時間t1以前の設定風量及び設定周波数に復帰させる。 When the presence of a person is detected between time t1 and time t5, the setting air volume and the setting frequency before time t1 are restored.
また、上述した図31乃至図33の例はいずれも、通常運転中、所定時間人がいない場合には、通常運転時より消費電力が少ない省電力運転を行うものであり、その後さらに所定時間人がいない場合には、空気調和機の運転を停止して省エネを達成している(「通常運転」とは、「使用者が指示した運転」)。 In addition, in all the examples of FIGS. 31 to 33 described above, when there is no person for a predetermined time during the normal operation, the power saving operation is performed with less power consumption than during the normal operation, and after that, the person is further operated for a predetermined time. When there is no air conditioner, the operation of the air conditioner is stopped to achieve energy saving (“normal operation” is “operation instructed by the user”).
さらに、不在が長時間継続しているにもかかわらず、温度変化を惹起するおそれのあるカーテン等の人以外の外乱を人体検知センサが誤検知した場合、不在(無人)状態で通常運転をいつまでも継続することも考えられるので、時間t5より長い所定時間t6(例えば、24時間)経過すると運転を停止することで確実に切り忘れを防止することができる。また、時間t5あるいは時間t5より長い所定時間t6経過後の運転停止直前には本体やリモコンに音声やLEDランプ等で聴覚的あるいは視覚的に報知したり、画面に文字を表示するのが好ましい。さらに、時間t5あるいは時間t5より長い所定時間t6経過後の自動運転停止を行うか否かを選択できる自動停止選択手段をリモコン等に設けると使い勝手が向上する。 In addition, even if the absence continues for a long time, if the human body sensor misdetects a disturbance other than a person such as a curtain that may cause a temperature change, normal operation will continue in the absence (unmanned) state forever Since it is also possible to continue, when a predetermined time t6 (for example, 24 hours) longer than the time t5 has elapsed, the operation is stopped and the forgetting to cut can be surely prevented. Moreover, it is preferable to make an audible or visual notification to the main body or the remote controller by voice or an LED lamp or to display characters on the screen immediately before the stop of the operation after the elapse of a predetermined time t6 longer than the time t5 or the time t5. Furthermore, if the remote control or the like is provided with automatic stop selection means that can select whether or not to perform automatic operation stop after elapse of a predetermined time t6 that is longer than time t5 or time t5, the usability is improved.
上述した不在検知省エネ制御及び切り忘れ防止制御は、室内機に少なくとも一つの人体検知センサを備えた空気調和機であれば、一つの人体検知センサからの出力に応じて不在検知省エネ制御及び切り忘れ防止制御を行うことができる。 If the above-described absence detection energy saving control and forgetting prevention control are air conditioners provided with at least one human body detection sensor in the indoor unit, absence detection energy saving control and forgetting prevention control are performed according to the output from one human body detection sensor. It can be performed.
本発明に係る空気調和機は、室内における人の在否と位置を把握し、居住者の好みに適した吹出気流を実現することで、空調効率を向上することができるとともに快適空調を達成することができるので、一般家庭用の床置き型空気調和機として特に有用である。 The air conditioner according to the present invention recognizes the presence and position of a person in the room and realizes a blown airflow suitable for the resident's preference, thereby improving air conditioning efficiency and achieving comfortable air conditioning. Therefore, it is particularly useful as a floor-standing air conditioner for general households.
1 筐体、 2a,2b 吸込口、 3 送風ファン、 4 熱交換器、 5 吹出口、
6 上下羽根、 7 駆動モータ、 8 左右羽根、 9 連結桟、
10 駆動モータ、 11 前面パネル、 11a 矩形開口部、
12 センサユニット、 12a 回路基板、 12b フレネルレンズ、
12b1 回転軸、 12b2 支軸、 12c 赤外線受光経路、
13 センサホルダ、 14 カバー、 14a リブ、 15 スペーサ、
15a 貫通孔、 15b 貫通孔、 15c 貫通孔、 15d リブ、
15e 円錐状リブ、 16 センサ取付台、 99 居室、
100a 人体位置判別領域、 100b 人体位置判別領域、
112 センサユニット支持部材、 113a,113b 視野角調整機構、
113a1,113b1 アーム、 113a2,113b2 遮蔽部。
1 housing, 2a, 2b inlet, 3 blower fan, 4 heat exchanger, 5 outlet,
6 upper and lower blades, 7 drive motor, 8 left and right blades, 9 connecting bar,
10 drive motor, 11 front panel, 11a rectangular opening,
12 sensor unit, 12a circuit board, 12b Fresnel lens,
12b1 rotating shaft, 12b2 support shaft, 12c infrared light receiving path,
13 Sensor holder, 14 Cover, 14a Rib, 15 Spacer,
15a through hole, 15b through hole, 15c through hole, 15d rib,
15e conical rib, 16 sensor mount, 99 living room,
100a human body position determination area, 100b human body position determination area,
112 sensor unit support members, 113a and 113b, viewing angle adjustment mechanisms,
113a1, 113b1 arm, 113a2, 113b2 shielding part.
Claims (4)
室内機の吹出口に設けられた複数の左右羽根を複数のブロック毎に独立制御可能な構成とし、空調すべき領域を前記複数の人体検知センサにより複数の領域に区分するとともに、前記複数の人体検知センサの反応結果に応じて前記複数の左右羽根をブロック毎に独立して制御する制御装置を備え、
前記複数の人体検知センサにより前記複数の領域のうち人がいる領域を一つ検知した場合には、前記制御装置は、前記吹出口からの吹出気流の開口幅を絞るように前記複数の左右羽根の全てを前記一つの領域方向に向けて制御することを特徴とする空気調和機。 An air conditioner that controls the operation by detecting the presence or absence of a human by a plurality of human body detection sensors provided in the indoor unit,
The plurality of left and right blades provided at the outlet of the indoor unit are configured to be independently controllable for each of a plurality of blocks, and an area to be air-conditioned is divided into a plurality of areas by the plurality of human body detection sensors, and A control device that independently controls the left and right blades for each block according to the reaction result of the detection sensor,
When one of the plurality of regions is detected by the plurality of human body detection sensors, the control device causes the plurality of left and right blades to narrow the opening width of the air flow from the outlet. Is controlled in the direction of the one region.
室内機の吹出口に設けられた複数の左右羽根を複数のブロック毎に独立制御可能な構成とし、空調すべき領域を前記複数の人体検知センサにより複数の領域に区分するとともに、前記複数の人体検知センサの反応結果に応じて前記複数の左右羽根をブロック毎に独立して制御する制御装置を備え、
前記複数の人体検知センサにより一つの領域を除いて前記複数の領域に人がいることを検知した場合には、前記制御装置は、前記吹出口からの吹出気流の開口幅を絞るように前記複数の左右羽根の全てを前記人がいない一つの領域方向に向けて制御することを特徴とする空気調和機。 An air conditioner that controls the operation by detecting the presence or absence of a human by a plurality of human body detection sensors provided in the indoor unit,
The plurality of left and right blades provided at the outlet of the indoor unit are configured to be independently controllable for each of a plurality of blocks, and an area to be air-conditioned is divided into a plurality of areas by the plurality of human body detection sensors, and A control device that independently controls the left and right blades for each block according to the reaction result of the detection sensor,
When it is detected by the plurality of human body detection sensors that a person is present in the plurality of regions except for one region, the control device is configured to reduce the opening width of the air flow from the outlet. An air conditioner that controls all of the left and right blades toward one area where the person is not present.
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