JP2009182887A - 電話システムおよびサーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 IP網に接続される一つのIP回線における同時通話の際に充分な通話品質を確保することができる電話システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 分配装置D1とIP網/公衆網100とを接続するIP回線を利用する同時通話数を制限するために、IP網/公衆網100に接続するSIPサーバSSは、そのIP回線に接続する分配装置D毎に、その分配装置Dが収容するIP回線Lを利用して通話中の通信端末EPの情報、そのIP回線Lを利用できる同時通話数の上限、および現在の同時通話数を記憶する管理サーバSSを備え、同時通話上限数を超えて無線端末装置EP11が通話を行う場合には、呼接続要求をモバイル網200へ迂回させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 分配装置D1とIP網/公衆網100とを接続するIP回線を利用する同時通話数を制限するために、IP網/公衆網100に接続するSIPサーバSSは、そのIP回線に接続する分配装置D毎に、その分配装置Dが収容するIP回線Lを利用して通話中の通信端末EPの情報、そのIP回線Lを利用できる同時通話数の上限、および現在の同時通話数を記憶する管理サーバSSを備え、同時通話上限数を超えて無線端末装置EP11が通話を行う場合には、呼接続要求をモバイル網200へ迂回させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、IP回線を利用して複数の通信端末による同時通話が可能な電話システムに関する。
近年、携帯電話やPHSなどの無線通信端末を固定電話の子機として使用することが可能な、固定電話と無線通信端末との融合であるFMC(Fixed Mobile Convergence)サービスが提供されている。このFMCによって、無線通信端末と子機の2つの端末の機能を1つの端末で使用することができたり、固定電話網が利用できるエリアに無線通信端末が在圏している際は、無線通信端末を子機として使用することでモバイル網よりも通信料金のより安価な固定電話網を介して通話することができたりするようになった。
このようなサービスは主に企業の内線電話で利用することが多かったが、一般家庭へのIP回線の普及に伴い、無線通信端末を家庭内では固定電話の子機として利用することができるようになりつつある。
また、このようなIP回線を利用して通話を行う電話システムでは、一つのIP回線に複数の電話番号を設けることもできる。このような場合、柔軟な着信制御を行うために、IP回線に設けられた電話番号毎の同時通話数を制限するという技術が知られている(特許文献1)。
特開2006−197296号公報
しかしながら、上記の従来技術では、一般家庭のIP回線を利用して多数の通話を同時に行うと、家庭に敷設されるIP回線は企業に敷設されるIP回線よりも帯域が狭いために、通話品質の低下や電話が繋がりにくくなる輻輳を引き起こす。
また、これを回避するためにIP回線を利用した同時通話が制限された場合、子機として使用された状態での無線通信端末においても発着信ができなくなるといった問題が生じていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、IP網に接続される一つのIP回線における同時通話の際に充分な通話品質を得ることができると共に、無線通信端末での発着信の機会をより確保することができる電話システムを提供することを目的とする。
本発明による電話システムは、無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に、前記無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網からの呼接続要求を前記通信端末に伝送するIP回線を利用した電話システムにおいて、前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、前記無線通信端末への呼接続要求を前記電話網より受信した場合に、前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記電話網からの呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段と、前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を前記モバイル網に転送する手段と、前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可すると判断した場合、前記呼接続要求を前記IP回線を介して前記無線通信端末へ転送する手段とを有することを特徴としている。
また、本発明による電話システムは、無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に無線アクセスポイントと通信可能な無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網への呼接続要求を伝送するIP回線を利用した電話システムにおいて、前記無線アクセスポイントに設けられ、前記無線通信端末からの前記電話網への発信に係る識別情報が付された呼接続要求を受信した場合、前記識別情報を無効化して前記呼接続要求を転送する手段と、前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、前記識別情報が無効化された呼接続要求を受信した場合に、受信後の前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記IP回線を介した呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段とを有し、前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を無効にすることを特徴としている。
また、本発明による電話システムは、無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に無線アクセスポイントと通信可能な無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網への呼接続要求を伝送するIP回線を利用した電話システムにおいて、前記無線アクセスポイントに設けられ、前記無線通信端末から前記電話網への発信に係る識別情報が付された呼接続要求を受信した場合、前記識別情報を無効化して前記呼接続要求を転送する手段と、前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、前記識別情報が無効化された呼接続要求を受信した場合に、受信後の前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記IP回線を介した呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段と、前記無線通信端末に設けられ、接続中の網に関する情報を報知する報知手段とを有し、前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、呼接続要求不許可の通知を前記無線通信端末へ送信し、前記呼接続要求不許可の通知を受信した前記無線通信端末は、前記呼接続要求に付されている前記識別情報を削除して、前記呼接続要求をモバイル網へ再送信することを特徴としている。
また、本発明によるサーバ装置は、無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に、前記無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網からの呼接続要求を前記通信端末に伝送するIP回線を利用した電話システムにて利用されるサーバ装置において、前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、前記無線通信端末への呼接続要求を前記電話網より受信した場合に、受信後の前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記電話網からの呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段と、前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を前記モバイル網に転送する手段と、前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可すると判断した場合、前記呼接続要求を前記IP回線を介して前記無線通信端末へ転送する手段とを有することを特徴としている。
また、本発明によるサーバ装置は、無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に無線アクセスポイントと通信可能な無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網への呼接続要求を伝送するIP回線を利用した電話システムで利用されるサーバ装置において、前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、前記無線通信端末からの呼接続要求を受信した場合に、受信後の前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記IP回線を介した呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段とを有し、前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を無効にすることを特徴としている。
本発明によれば、IP網に接続される一つのIP回線における同時通話の際に充分な通話品質を得ることができると共に、無線通信端末での発着信の機会をより確保することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、この発明に関わる電話システムの一実施の形態を示す図である。
この電話システムは、電話網であるIP網/公衆網100とモバイル網200、SIPサーバSS(管理サーバ)、分配装置D1、D2、D3、複数の通信端末EP11(無線通信端末)、EP12、EP13、EP20、EP30、…、EPn、IP網/公衆網100と分配装置D1を接続するIP回線L1を備えて構成される。
この電話システムは、電話網であるIP網/公衆網100とモバイル網200、SIPサーバSS(管理サーバ)、分配装置D1、D2、D3、複数の通信端末EP11(無線通信端末)、EP12、EP13、EP20、EP30、…、EPn、IP網/公衆網100と分配装置D1を接続するIP回線L1を備えて構成される。
IP網/公衆網100には、網と網とを中継する分配装置D1、D2、D3、VoIP(Voice over IP)を制御するSIP(Session Initiation Protocol)サーバSS(管理サーバ)、およびモバイル網200が接続される。モバイル網200には、無線基地局装置BS1、BS2がさらに接続される。
分配装置D1には通信端末EP11、EP12、EP13、…、EPnが接続され、分配装置D2、D3にはそれぞれ通信端末EP20、EP30が接続され、通信端末EPと分配装置Dの間は有線または無線で接続することができる。ここでは分配装置D1は、無線アクセスポイントと一体となっているものを図示している。なお、分配装置Dは無線アクセスポイントと一体となっていなくてもよく、分配装置D1のローカル側のネットワークに無線アクセスポイントが接続される形でもよい。例えば、分配装置D1に無線アクセスポイントが接続するように構成してもよい。
また、通信端末EP11(無線通信端末)は、無線アクセスポイントおよび分配装置D1を介してIP網/公衆網100へ接続することも、無線基地局装置BS1を介してモバイル網200へ接続することもできるようになっている。ここでは、分配装置D1は家庭に設けられたルータを想定し、無線アクセスポイントを備えた分配装置D1に無線で接続することができる通信端末EP11は、モバイル網200を利用しての通信と分配装置D1を利用しての通信の両方が可能な状態を示している。
また、SIPサーバSSは、IP網/公衆網100から送られてくる呼接続要求を受信し、所定の判断の基にその呼接続要求を転送するようになっている。
図2は、無線アクセスポイントを内蔵した分配装置D1の構成を示した図である。
分配装置D1は、WAN側であるIP網/公衆網100およびLAN側である各通信端末装置EPへ接続する通信インターフェース部20、受信したデータをバッファリングしたりIPアドレスを記憶したりする記憶部22、およびこれらを制御する制御部21を備えているものである。この分配装置D1は、LAN側からWAN側へまたはWAN側からLAN側へルーティングを行うものである。
分配装置D1は、WAN側であるIP網/公衆網100およびLAN側である各通信端末装置EPへ接続する通信インターフェース部20、受信したデータをバッファリングしたりIPアドレスを記憶したりする記憶部22、およびこれらを制御する制御部21を備えているものである。この分配装置D1は、LAN側からWAN側へまたはWAN側からLAN側へルーティングを行うものである。
さらに、通信インターフェース部20には、無線で通信を行う無線部20a(無線アクセスポイント)が備えられている。この無線部20aは、無線基地局装置BS1で使用される周波数や通信方式と同一の周波数や通信方式で通信することができるようになっている。
また、制御部21は、通信端末EP11(無線通信端末)から送られてくる識別情報を付された呼接続要求を受信した場合、この識別情報を無効化して呼接続要求を転送するようになっている。なお、識別情報を無効化する方法としては、識別情報を削除したり、この識別情報を無視するような命令をこの呼接続要求にさらに付するようにしたりする。この実施例では、識別情報を削除することによって無効化する方法を例に説明することとする。
図3は、SIPサーバSSの構成を示した図である。
SIPサーバSSは、通信インターフェース部30、呼制御部31(上限数判断手段)、記憶部32、管理部33が備えられている。呼制御部31と管理部33とは互いに接続され、それぞれ通信インターフェース部30と記憶部32にも接続されている。
SIPサーバSSは、通信インターフェース部30、呼制御部31(上限数判断手段)、記憶部32、管理部33が備えられている。呼制御部31と管理部33とは互いに接続され、それぞれ通信インターフェース部30と記憶部32にも接続されている。
通信インターフェース部30は、IP網/公衆網100へ接続するためのインターフェースであり、網から呼接続要求を受信したり、網へ呼接続不許可通知を送信したりするものである。
管理部33は通信インターフェース部30から受信した情報を記憶部32に記憶したり更新したりするものである。
呼制御部31は、管理部33が管理する記憶部32の情報を基に、通信インターフェース部30が受信する呼接続要求を許可してよいか否かを判断し(上限数判断手段、着信許可判断手段)、呼接続要求を転送したり、呼接続不許可の通知を送信(呼接続要求を無効にする)したりするものである。
記憶部32は、固定電話の情報、通話品質を一定に保つために必要な同時通話数の上限、および現在の同時通話数を記憶する同時通話上限数管理テーブル32a(同時通話上限数記憶手段)と、無線通信端末毎にIP網/公衆網100(固定電話網)を経由して着信を許可する番号を記憶する着信許可番号管理テーブル32b(着信許可番号記憶手段)を備える。これらのテーブル32a、32bは、管理部33によって管理され呼制御部31の呼制御の判断材料として参照されるものである。
図4は、通信端末EP11の構成を示した図である。
通信端末EP11は、通信インターフェース部40、制御部41、記憶部42、およびユーザインターフェース部43が備えられている。制御部41は、通信インターフェース部40、記憶部42、およびユーザインターフェース部43に接続されている。
通信端末EP11は、通信インターフェース部40、制御部41、記憶部42、およびユーザインターフェース部43が備えられている。制御部41は、通信インターフェース部40、記憶部42、およびユーザインターフェース部43に接続されている。
通信インターフェース部40は、無線基地局装置BSおよび無線アクセスポイントと無線で通信するものである。記憶部42は、電話帳や発着信履歴などの様々な情報を記憶するものである。また、ユーザインターフェース部43は、ディスプレイ、入力ボタン、スピーカなどを備え、通話や通信端末EP11の操作だけでなく、接続中の網に関する情報を報知することもできる(報知手段)ようになっている。
図5は、同時通話上限数管理テーブル32aの一例を示したものである。
同時通話上限数管理テーブル32aには、加入者のIP電話番号、この加入者のルータのIPアドレス、このルータと網を接続しているIP回線L1を利用しての同時通話数の上限、および現在の同時通話数が記憶されている。また、利便性のために、加入者毎に与えられたFMCの識別情報であるFMC IDをさらに記憶されていてもよい。
同時通話上限数管理テーブル32aには、加入者のIP電話番号、この加入者のルータのIPアドレス、このルータと網を接続しているIP回線L1を利用しての同時通話数の上限、および現在の同時通話数が記憶されている。また、利便性のために、加入者毎に与えられたFMCの識別情報であるFMC IDをさらに記憶されていてもよい。
例えば、FMC IDがxxxxxxx1の加入者のIP電話番号は03−xxxx−yyyy、そのIPアドレスは192.168.xxx.yyy、同時通話数の上限は「4」、現在の同時通話数は「1」であることを示している。
図6は、着信許可番号管理テーブル32bの一例を示したものである。
着信許可番号管理テーブル32bには、FMC ID毎にそれに対応する電話番号の電話の子機として使用できる携帯電話番号とそのIPアドレス、この携帯電話番号のサービス状態や通話状態、およびこの携帯電話番号に着信があった場合に固定電話網から呼び出したい発信元の電話番号である着信許可番号が記憶されている。
着信許可番号管理テーブル32bには、FMC ID毎にそれに対応する電話番号の電話の子機として使用できる携帯電話番号とそのIPアドレス、この携帯電話番号のサービス状態や通話状態、およびこの携帯電話番号に着信があった場合に固定電話網から呼び出したい発信元の電話番号である着信許可番号が記憶されている。
例えば、FMC IDがxxxxxxx1の子機として携帯電話番号090−xxxx−abcdが記憶され、そのIPアドレスは192.168.xxx.010である。この携帯電話番号のサービス状態は、この携帯電話番号に呼接続要求があった場合に固定電話網から呼び出すというサービス(以下、FMCサービスと表記する。)の「開始中」であることを示している。もしこのFMCサービスが「停止中」の場合には、全ての呼接続要求に対してモバイル網からこの携帯電話番号を呼び出すようになっている。また、通話状態は「話中」であることを示している。さらに、この携帯電話番号の着信許可番号は090−xxxx−bbcd、090−xxxx−efgh、03−xxxx−ijklの3つであることを示している。
着信許可番号管理テーブル32bに記憶されているこれらの要素のうち、携帯電話番号、その携帯電話番号毎のサービス状態、およびその携帯電話番号毎の着信許可番号はSIPサーバSSにアクセス可能なコンピュータや携帯電話などから設定を行うことができるようになっている。
次に、図7を参照して通信端末EP11へ着信する場合の電話システムの動作を示す。
ここでは、一例として、FMCサービスが停止中の場合に通信端末EP30から通信端末EP11へ着信がある場合と、FMCサービスが開始中の場合に通信端末EP20から通信端末EP11へ着信がある場合について説明する。
ここでは、一例として、FMCサービスが停止中の場合に通信端末EP30から通信端末EP11へ着信がある場合と、FMCサービスが開始中の場合に通信端末EP20から通信端末EP11へ着信がある場合について説明する。
通信端末EP11が分配装置D1と通信できない場所で無線基地局装置BS1の無線ゾーンに在圏しているとする。このとき、通信端末EP30から通信端末EP11への呼接続要求が送信され、無線基地局装置BS1を介して通信端末EP11がこの呼接続要求を受信する(S101)。呼接続要求を受信した通信端末EP11は、呼接続要求応答を無線基地局装置BS1へ送信し(S102)、呼接続中となる(S103)。
通信端末EP11から呼を切断するときは、通信端末EP11が呼切断要求を無線基地局装置BS1を介して通信端末EP30へ送信し(S104)、この呼切断要求を受信した通信端末EP30が無線基地局装置BS1を介して通信端末EP11へ呼切断要求応答を送信することで呼が切断される(S105)。
その後、通信端末EP11が分配装置D1の無線ゾーンに在圏すると(S106)、通信端末EP11のユーザが通信端末EP11のFMCサービスを開始することを通信端末EP13を使用して管理サーバSSに登録する(S107)。この登録を行うことによって、この通信端末EP11のFMCサービスが開始中となる。
FMCサービスが開始中の場合に、通信端末EP20から通信端末EP12への呼接続要求が網へ送信される(S108)。この呼接続要求を管理サーバSSが受信すると、受信後のIP回線を利用した通話を行う通信端末に係る同時通話数と同時通話上限数とを比較し、呼接続要求を許可するか否か、および発信元番号が着信許可番号管理テーブル32bに記憶されているか否かを判断し(S109)、呼接続要求を許可すると判断し発信元番号が着信許可番号管理テーブル32bに記憶されている場合は、呼接続要求をIP網/公衆網100を介して通信端末EP11へ転送する(S110)。この呼接続要求を受信した通信端末EP11は、呼接続要求応答を管理サーバSSへ送信する(S111)。呼接続要求応答を管理サーバSSが受信すると、同時通話上限数管理テーブル32aおよび着信許可番号管理テーブル32bの分配装置D1の欄を更新し(S112)、通信端末EP11と通信端末EP20は呼接続される(S113)。
通信端末EP11から呼を切断するときは、通信端末EP11が呼切断要求を分配装置D1を介して通信端末EP20へ送信し(S114)、この呼切断要求を受信した通信端末EP20が管理サーバSSへ呼切断要求応答を送信することで呼が切断され(S115)、同時通話上限数管理テーブルおよび着信許可番号管理テーブル32bの分配装置D1の欄を更新する(S116)。
次に、図8を参照して通信端末EP11が発信する場合の電話システムの動作を示す。
ここでは、一例として、通信端末EP11が分配装置D1の無線ゾーン内に在圏している場合に、モバイル網200ではなく分配装置D1を利用して通信端末EP11から通信端末EP30へ発信する場合について説明する。
ここでは、一例として、通信端末EP11が分配装置D1の無線ゾーン内に在圏している場合に、モバイル網200ではなく分配装置D1を利用して通信端末EP11から通信端末EP30へ発信する場合について説明する。
この通信端末EP11は、分配装置D1の無線ゾーン内に在圏しているが、同時にモバイル網200に接続されている無線基地局装置BS1の無線ゾーン内にも在圏している。通常の発信手順のように発信先の電話番号のみをダイヤルすると、分配装置D1と無線基地局装置BS1のどちらにも発信することができるため、分配装置D1に識別情報を設定しておくこととする。分配装置D1を介して通話するための識別情報を発信先の電話番号の先頭に付加し、その識別情報を受信した分配装置D1を介して発信するようにした。このとき、この識別情報を設定されていないモバイル網200に接続された無線基地局装置BS1は、この識別情報を無効情報と判断するため、分配装置D1を介して発信することができる。
まず、通信端末EP11から識別情報をダイヤルしてから発信先電話番号をダイヤルする(S201)。ここでは、識別情報の一例として#を挙げる。この識別情報である#をダイヤルしてから発信先電話番号をダイヤルする。通信端末EPがダイヤルすると、通信端末EP30への呼接続要求が管理サーバSSへ送られる(S202)。この呼接続要求を受信した管理サーバSSは、受信後のIP回線を利用した通話を行う通信端末に係る通話数と同時通話上限数とを比較し、呼接続要求を許可するか否かを判断し(S203)、呼接続要求を許可すると通信端末EP30へ呼接続要求を転送する(S204)。この呼接続要求を受信した通信端末EP30は、管理サーバSSに呼接続要求応答を送信し(S205)、呼接続要求応答を受信した管理サーバSSは、同時通話上限数管理テーブル32aおよび着信許可番号管理テーブル32bの分配装置D1の欄を更新し(S206)、呼接続される(S207)。呼接続されると、通信端末EP11は接続中の網に関する情報を、ディスプレイへの表示、音、光、振動などによって報知する。
通信端末EP11から呼を切断するときは、通信端末EP11が呼切断要求を分配装置D1を介して通信端末EP30へ送信し(S208)、この呼切断要求を受信した通信端末EP30が管理サーバSSへ呼切断要求応答を送信することで呼が切断され(S209)、同時通話上限数管理テーブル32aおよび着信許可番号管理テーブル32bの分配装置D1の欄を更新する(S210)。
次に、図9を参照して管理サーバの処理について説明する。
まず、呼接続要求を受信したかを判断し(S301)、受信していなければ処理S301を繰り返す。呼接続要求を受信すると、その呼接続要求がSIPサーバSSの管理しているIP回線に接続する通信端末への呼接続要求か否かを判断する(S302)。
まず、呼接続要求を受信したかを判断し(S301)、受信していなければ処理S301を繰り返す。呼接続要求を受信すると、その呼接続要求がSIPサーバSSの管理しているIP回線に接続する通信端末への呼接続要求か否かを判断する(S302)。
SIPサーバSSの管理しているIP回線に接続する通信端末への呼接続要求であれば、その発信先の通信端末EPがFMCサービスの開始中であるか否かを着信許可番号管理テーブル32bを参照して判断する(S303)。FMCサービスが停止中であれば、モバイル網200に呼接続要求を転送する(S303)。FMCサービスが開始中であれば、受信後のIP回線を利用した通話を行う通信端末に係る通話数と同時通話上限数とを比較し、呼接続要求を許可するか否かを判断する(S304)。
同時通話数が上限に達していれば呼接続要求を許可しないと判断し、モバイル網200に呼接続要求を転送する(S305)。同時通話数が上限未満であれば、発信先番号が着信許可番号管理テーブル32bに記憶されているか否かを判断する(S306)。記憶されていなければ、呼接続要求を許可しモバイル網200に呼接続要求を転送する(S305)。
着信許可番号管理テーブル32bに記憶されていれば、発信先番号が話中であるか否かを判断する(S307)。話中であれば、その発信先番号に対応する固定電話の加入者電話番号へ呼接続要求を転送する(S308)。話中でなければ、発信先の通信端末へ呼接続要求を転送する(S309)。呼接続要求を転送した後は、呼接続されたか否かを判断し(S310)、呼接続されたことを検出しなければ処理S310を繰り返す。
呼接続がなされると、同時通話上限数管理テーブル32aおよび着信許可番号管理テーブル32bを更新する(S311)。その後、呼接続が切断されたか否かを判断し(S312)、呼接続の切断を検出しなければ処理S312を繰り返す。呼接続が切断されると、同時通話上限数管理テーブル32aおよび着信許可番号管理テーブル32bを更新する(S313)。
処理S302において、受信した呼接続要求が、SIPサーバSSが管理しているIP回線に接続している通信端末への呼接続要求ではない場合は、受信した呼接続要求が、SIPサーバSSが管理しているIP回線に接続している通信端末からの呼接続要求か否かを判断する(S314)。SIPサーバSSが管理しているIP回線に接続している通信端末からの呼接続要求でなければ、モバイル網200に呼接続要求を転送する(S305)。
SIPサーバSSが管理しているIP回線に接続している通信端末からの呼接続要求であれば、呼接続要求を受信後のIP回線を利用した通話を行う通信端末に係る通話数と同時通話上限数とを比較し、呼接続要求を許可するか否かを判断する(S315)。同時通話数が上限未満であれば、発信先番号へ呼接続要求を転送する(S309)。同時通話数が上限に達していれば呼接続要求を無効化する(S316)。本実施例では、呼接続要求を無効化する方法として、呼接続要求不許可の通知を発信元へ送信するように構成した。なお、呼接続要求を無効化する方法は、SIPサーバSSでこの呼接続要求は破棄するようにするなど、呼接続しない処理を行うようにしてもよい。
以上のように、管理サーバSSに着信許可番号管理テーブル32bを備えることで、固定電話網を利用して通話したい相手とモバイル網を利用して通話したい相手で、利用する網を使い分けることができる。また、管理サーバSSに同時通話上限数管理テーブル32bおよび管理部33を備えることで、同時通話を行ってもIP回線L1での輻輳を防ぎ、一定の音声品質を得ると同時に、IP回線L1を利用しての同時通話上限数を上回る場合にモバイル網へ呼接続要求を迂回させるため、IP回線L1を利用できない場合の通話にも対応することができる。
さらに、無線アクセスポイントを利用して通話可能な無線ゾーンに在圏している場合、例えば無線アクセスポイントが設置された自宅に居る場合、自宅で無線通信端末を利用する際に、自宅が無線基地局装置BS1の無線ゾーンに在圏していても電波状況が良くない場合に、IP回線を利用した同時通話数が上限以内であれば安定した電波状況である自宅の無線アクセスポイントを利用することができるため、よりユーザの利便性が高くなる。
実施例1では、例えば分配装置D1の無線ゾーンに通信端末EP11が在圏しているときに、分配装置D1を介して通信端末EP11が発着信する例を示した。しかしながら、通信端末EP11が分配装置D1を介して発信する際は、電話番号の先頭に識別情報を付して発信し、利用するIP回線L1の同時通話数が上限未満であれば呼接続要求が許可されるが、同時通話数が上限に達していれば、分配装置D1を介して呼接続することができないため、識別情報を削除して無線基地局装置BS1を介して呼接続要求を改めて送信することになる。
そこで、実施例2では、分配装置D1を介して呼接続することができない場合に、無線基地局装置BS1を介して呼接続要求を送信することを、通信端末が自動で行う(再送信)方法について説明する。
図10は、実施例2に関わる通信端末EP11の機能ブロック図である。
移動端末EP11は、通信インターフェース部400、発信先設定部401、記憶部402、発信先判断部403、およびユーザインターフェース部404を備える。
移動端末EP11は、通信インターフェース部400、発信先設定部401、記憶部402、発信先判断部403、およびユーザインターフェース部404を備える。
発信先設定部401は、通信インターフェース部400、記憶部402、発信先判断部403、およびユーザインターフェース部404と接続され、さらに、通信インターフェース部400と発信先判断部403が接続されている。
通信インターフェース部400は、無線通信基地局装置BS1や分配装置D1と無線で通信するためのインターフェースであり、ユーザインターフェース部404は、発着信の操作を行うボタン等である。発信先設定部401は、発信先電話番号の先頭に識別情報を付したり、付されている識別情報を削除したりするものである。ユーザインターフェース部404で発信の操作がなされると、発信先設定部401は、発信先の電話番号に例えば#などの識別情報を付し、通信インターフェース部400から呼接続要求が発信されるようになっている。
また、発信先判断部403は、通信インターフェース部400から発信した呼接続要求に対しての呼接続不許可の通知を受信すると、呼接続不許可となった発信先電話番号の先頭に識別情報が付されているか否かを判断するものである。記憶部402は、発信先判断部403が判断する発信先電話番号を一時的に記憶するようになっている。
通信端末EP11以外の構成は図1乃至図3と同じであるため、同一符号を付して説明を省略する。
次に、図11を参照して、通信端末EP11から発信する際の動作について説明する。
ここでは、通信端末EP11が分配装置D1を介して発信し、利用するIP回線L1の同時通話数の上限に達しているために管理サーバSSから呼接続不許可の通知を受信し、その通知を受信した通信端末EP11が自動的にモバイル網を介して呼接続するように再発信する動作を示す。
ここでは、通信端末EP11が分配装置D1を介して発信し、利用するIP回線L1の同時通話数の上限に達しているために管理サーバSSから呼接続不許可の通知を受信し、その通知を受信した通信端末EP11が自動的にモバイル網を介して呼接続するように再発信する動作を示す。
まず、通信端末EP11から、識別情報を発信先電話番号の先頭に付して発信操作が行われる(S401)。発信操作がなされると、呼接続要求を分配装置D1を介して管理サーバSSへ送信される(S402)。
呼接続要求を管理サーバSSが受信すると、受信後のIP回線を利用した通話を行う通信端末に係る同時通話数と同時通話上限数とを比較し、呼接続要求を許可するか否かを判断する(S403)。ここでは、IP回線L1の同時通話数が上限に達しているため、呼接続を許可できないと判断し、管理サーバSSは、分配装置D1を介して通信端末EP11へ呼接続不許可の通知を送信する(S404)。
呼接続不許可の通知を通信端末EP11が受信すると、通信端末EPは発信先電話番号の先頭に識別情報が付されているか否かを判断し、この場合は識別情報が付されているので、識別情報を削除して再発信する(S405)。再発信がなされると、呼接続要求を無線基地局装置BS1を介して発信先の通信端末EP30へ送信する(S406)。通信端末EP30が呼接続要求を受信すると、通信端末EP30は呼接続要求応答を無線基地局装置BS1を介して通信端末EP11へ送信する(S407)。この呼接続要求応答を通信端末EP11が受信すると、通信端末EP11と通信端末EP30が呼接続される(S408)。呼接続されると、通信端末EP11は接続中の網に関する情報を、ディスプレイへの表示、音、光、振動などによって報知する。
次に、図12を参照して通信端末EP11の動作について説明する。
まず、ユーザインターフェース部44で発信操作がなされると(S501)、発信先番号の先頭に識別情報を付して発信する(S502)。
まず、ユーザインターフェース部44で発信操作がなされると(S501)、発信先番号の先頭に識別情報を付して発信する(S502)。
発信後、管理サーバSSから送られてくる通知によって呼接続されたか否かを判別する(S503)。受信した通知が呼接続要求不許可の通知でなければ、通信端末EP11は接続中の網に関する情報を、ディスプレイへの表示、音、光、振動などによって報知する(S504)。受信した通知が呼接続要求不許可の通知であれば、発信先番号の先頭に付されている識別情報を削除して再発信する(S505)。
以上のように、通信端末EP11に再発信の動作を行う発信先設定部41と発信先判断部43を備えることによって、IP回線L1の同時通話数の上限を超えているために無線基地局装置BS1を介して発信しなくてはならない場合に、ユーザが再発信の操作を行わずに済むようになる。
なお、本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、報知手段は、呼接続中に報知するように記載したが、呼び出し音や音声、光、ディスプレイ表示、振動などによって接続中の網に関する情報を呼接続要求中に報知するようにしてもよい。
EP11,EP12,EP13,EP20,EP30,…,EPn…通信端末装置、D1,D2,D3…分配装置、SS…SIPサーバ、100…IP網/公衆網、20,30,40,400…通信インターフェース部、21,41…制御部、31…呼制御部、22,32,42…記憶部、32a…同時通話上限数管理テーブル、32b…着信許可番号管理テーブル、33…管理部、43,404…ユーザインターフェース部、401…発信先設定部、403…発信先判断部
Claims (8)
- 無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に、前記無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網からの呼接続要求を前記通信端末に伝送するIP回線を利用した電話システムにおいて、
前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、
前記無線通信端末への呼接続要求を前記電話網より受信した場合に、前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記電話網からの呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段と、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を前記モバイル網に転送する手段と、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可すると判断した場合、前記呼接続要求を前記IP回線を介して前記無線通信端末へ転送する手段と
を有することを特徴とする電話システム。 - 前記無線通信端末毎に対応付けた着信許可する発信元番号を記憶する着信許可番号記憶手段と、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を利用した呼接続要求を許可すると判断した場合に、発信元番号が前記着信許可番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する着信許可判断手段とをさらに有し、
前記着信許可判断手段にて前記発信元番号が記憶されていると判断した場合は、前記発信元番号に対応付けた発信先の前記無線通信端末に前記IP回線を介して呼接続要求を転送することを特徴とする請求項1に記載の電話システム。 - 無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に無線アクセスポイントと通信可能な無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網への呼接続要求を伝送するIP回線を利用した電話システムにおいて、
前記無線アクセスポイントに設けられ、前記無線通信端末からの前記電話網への発信に係る識別情報が付された呼接続要求を受信した場合、前記識別情報を無効化して前記呼接続要求を転送する手段と、
前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、
前記識別情報が無効化された呼接続要求を受信した場合に、受信後の前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記IP回線を介した呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段とを有し、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を無効にすることを特徴とする電話システム。 - 前記無線通信端末は、前記呼接続要求が前記上限数判断手段によって許可されなかった場合、呼接続ができないことを前記無線通信端末にて報知する報知手段を有することを特徴とする請求項3に記載の電話システム。
- 無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に無線アクセスポイントと通信可能な無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網への呼接続要求を伝送するIP回線を利用した電話システムにおいて、
前記無線アクセスポイントに設けられ、前記無線通信端末から前記電話網への発信に係る識別情報が付された呼接続要求を受信した場合、前記識別情報を無効化して前記呼接続要求を転送する手段と、
前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、
前記識別情報が無効化された呼接続要求を受信した場合に、受信後の前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記IP回線を介した呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段と、
前記無線通信端末に設けられ、接続中の網に関する情報を報知する報知手段とを有し、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、呼接続要求不許可の通知を前記無線通信端末へ送信し、
前記呼接続要求不許可の通知を受信した前記無線通信端末は、前記呼接続要求に付されている前記識別情報を削除して、前記呼接続要求をモバイル網へ再送信することを特徴とする電話システム。 - 無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に、前記無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網からの呼接続要求を前記通信端末に伝送するIP回線を利用した電話システムにて利用されるサーバ装置において、
前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、
前記無線通信端末への呼接続要求を前記電話網より受信した場合に、前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記電話網からの呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段と、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を前記モバイル網に転送する手段と、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可すると判断した場合、前記呼接続要求を前記IP回線を介して前記無線通信端末へ転送する手段とを有することを特徴とするサーバ装置。 - 前記無線通信端末毎に対応付けた着信許可する発信元番号を記憶する着信許可番号記憶手段と、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可すると判断した場合に、発信元番号が前記着信許可番号記憶手段に記憶されているか否かを判断する着信許可判断手段とをさらに有し、
前記着信許可判断手段にて前記発信元番号が記憶されていると判断した場合は、前記発信元番号に対応付けた発信先の前記無線通信端末に前記IP回線を経由して呼接続要求を転送することを特徴とする請求項6に記載のサーバ装置。 - 無線通信端末との間で無線通信を行うモバイル網に接続されると共に無線アクセスポイントと通信可能な無線通信端末を含む複数の通信端末で共用され、かつ電話網への呼接続要求を伝送するIP回線を利用した電話システムで利用されるサーバ装置において、
前記IP回線に係る前記通信端末の同時通話上限数を記憶した同時通話上限数記憶手段と、
前記無線通信端末からの呼接続要求を受信した場合に、受信後の前記IP回線を利用した前記通信端末に係る同時通話数と前記同時通話上限数とを比較し、前記IP回線を介した呼接続要求を許可するか否かを判断する上限数判断手段とを有し、
前記上限数判断手段にて前記IP回線を介した呼接続要求を許可しないと判断した場合、前記呼接続要求を無効にすることを特徴とするサーバ装置。
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JP2011211683A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-10-20 | Canon Marketing Japan Inc | 通信制御システム |
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