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JP2009151901A - 光ディスク装置及び光情報記録方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光情報記録方法 Download PDF

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JP2009151901A JP2007331117A JP2007331117A JP2009151901A JP 2009151901 A JP2009151901 A JP 2009151901A JP 2007331117 A JP2007331117 A JP 2007331117A JP 2007331117 A JP2007331117 A JP 2007331117A JP 2009151901 A JP2009151901 A JP 2009151901A
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俊宏 堀籠
Kimihiro Saito
公博 齊藤
Hirotaka Miyamoto
浩孝 宮本
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Abstract

【課題】本発明は、青色光ビームLb1又はLb2の可干渉性を維持し得る。
【解決手段】光ディスク装置20は、光ディスク100にチルトが発生することにより変動する目標マーク位置の変動量を、マーク変動量TAとして検出する。そして光ディスク装置20は、当該マーク変動量TAに応じて青色光ビームLb1及びLb2のうち少なくとも一方の光路長を調整することにより、当該マーク変動量TAに応じて第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74が変位することに起因して変化する青色光ビームLb1及びLb2の光路長の関係を補正し、当該青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違をコヒーレント長以下に抑制するようにした。
【選択図】図14

Description

本発明は光ディスク装置及び光情報記録方法に関し、例えば光ビームを用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置に適用して好適なものである。
従来、光情報記録再生装置としては、円盤状の光ディスクを情報記録媒体として用いる光ディスク装置が広く普及しており、情報記録媒体としては、一般にCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)及びBlu−ray Disc(登録商標、以下BDと呼ぶ)等が用いられている。
ところで光ディスク装置では、音楽コンテンツや映像コンテンツ等の各種コンテンツ、或いはコンピュータ用の各種データ等のような種々の情報を光ディスクに記録するようになされている。特に近年では、映像の高精細化や音楽の高音質化等により情報量が増大し、また1枚の光ディスクに記録するコンテンツ数の増加が要求されているため、当該光ディスクのさらなる大容量化が求められている。
そこで、光ディスクを大容量化する手法の一つとして、一の光源から出射された光ビームを第1及び第2の光ビームに分離すると共に、当該第1及び第2の光ビームを干渉させてなる微小なホログラムを光ディスクの厚さ方向に複数重ねるように形成することにより、1層の記録層内に複数層に相当する情報を記録するようになされた光ディスク装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−220206公報(第1図、第4図及び第5図)
ところで、かかる構成の光ディスク装置では、光ディスクが有する歪みや振動などによって発生するチルトに応じて目標位置の絶対的な位置が変動する。このため光ディスク装置では、この目標位置に追従させて第1及び第2の光ビームを照射するようになされている。
このような光ディスク装置では、ホログラムを形成するために、第1及び第2の光ビームの光路長をほぼ一致させ可干渉性を維持する必要がある。しかしながら光ディスク装置では、目標位置の変動に応じて第1及び第2の光ビームの光路長がそれぞれ変化してしまうため、当該第1及び第2の光ビームの光路長に相違が生じてしまい、可干渉性を維持することができないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、光ディスク内の目標位置において第1及び第2の光ビームの可干渉性を維持し得る光ディスク装置及び光情報記録方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の光ディスク装置においては、光源から出射された光を第1及び第2の光に分離すると共に、第1及び第2の対物レンズを介して第1及び第2の光を光ディスク内における同一の目標位置にそれぞれ照射し、光ディスクにホログラムでなる記録マークを形成する光ディスク装置において、第1の光を目標位置に照射するよう第1の対物レンズを駆動する第1レンズ駆動部と、第2の光を目標位置に照射するよう第2の対物レンズを駆動する第2レンズ駆動部と、目標位置が第1及び第2の光の光軸方向に変動したときの変動量を検出する変動量検出部と、検出された変動量に応じ、第1及び第2の光のうち少なくとも一方の光源から目標位置までの光路長を調整する光路長調整部とを設けるようにした。
これにより、目標位置が変動するような場合であっても、当該第1及び第2の光間に生じる光路長の相違を抑制することができる。
さらに本発明の光情報記録方法では、光源から出射された光を第1及び第2の光に分離すると共に、第1及び第2の対物レンズを介して第1及び第2の光を同一の目標位置にそれぞれ照射し、光ディスクにホログラムでなる記録マークを形成する光情報記録方法において、第1及び第2の光を目標位置に照射するよう第1及び第2の対物レンズを駆動する対物レンズ駆動ステップと、目標位置が第1及び第2の光の光軸方向に変動する変動量を検出する変動量検出ステップと、検出された変動量に応じ、第1及び第2の光のうち少なくとも一方の光の光源から目標位置までの光路長を調整する光路長調整ステップとを設けるようにした。
これにより、目標位置が変動するような場合であっても、当該第1及び第2の光間に生じる光路長の相違を抑制することができる。
本発明によれば、目標位置が変動するような場合であっても、当該第1及び第2の光間に生じる光路長の相違を抑制することができ、かくして光ディスク内の目標位置において第1及び第2の光ビームの可干渉性を維持し得る第1及び第2の光ビーム間に生じる光路長の相違を抑制し得る光ディスク装置及び光情報記録方法を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)光ディスクの構成
(1−1−1)光ディスクの層構造
まず、本発明において光情報記録媒体として用いられる光ディスク100について説明する。図1(A)に外観図を示すように、光ディスク100は、全体として従来のCD、DVD及びBDと同様に直径約120[mm]の円盤状に構成されており、中央部分に孔部100Hが形成されている。
また光ディスク100は、図1(B)に断面図を示すように、情報を記録するための記録層101を中心に有しており、基板102及び103により当該記録層101を両面から挟むように構成されている。
因みに記録層101の厚さt1は約0.3[mm]、基板102及び103の厚さt2及びt3はいずれも約0.6[mm]となるようになされている。
基板102及び103は、例えばポリカーボネイトやガラス等の高透過率でなる材料により構成されており、記録層101を保護すると共に光ディスク100としての物理的強度を維持するようになされている。なお基板102及び103の表面については、無反射コーティングにより不要な反射が防止されるようになされていても良い。
記録層101は、照射された光強度によって屈折率が変化するフォトポリマ等でなり、波長405[nm]でなる青色光ビームに反応するようになされている。図1(B)に示したように、比較的強い強度でなる2本の青色光ビームLb1及びLb2が記録層101内において干渉した場合、当該記録層101には定在波が生成されることになり、ホログラムとしての性質を有する干渉パターンが形成される。
また光ディスク100は、記録層101と基板102との境界面にサーボ層104を有している。サーボ層104は、誘電体多層膜等でなり、波長405[nm]でなる青色光ビームLb1、Lb2及び青色再生光ビームLb3を透過すると共に、波長660[nm]でなる赤色光ビームを反射するといった波長選択性を有している。
またサーボ層104は、トラッキングサーボ用の案内溝を形成しており、具体的には、例えば一般的なBD−R(Recordable)ディスク等と同様のランド及びグルーブにより螺旋状のトラックを形成している。このトラックには、所定の記録単位ごとに一連の番号でなるアドレスが付されており、情報を記録又は再生するトラックを当該アドレスにより特定し得るようになされている。
このサーボ層104は、基板102側から赤色光ビームLr1が照射された場合、これを当該基板102側へ反射する。以下、このとき反射された光ビームを赤色反射光ビームLr2と呼ぶ。
この赤色反射光ビームLr2は、例えば光ディスク装置において、目標とするトラック(以下、これを目標トラックと呼ぶ)に対して、所定の対物レンズOL1により集光された赤色光ビームLr1の焦点Frを合わせるための、当該対物レンズOL1の位置制御(すなわちフォーカス制御及びトラッキング制御)に用いられることが想定されている。
因みに以下では、光ディスク100の基板102側の面を第1面100Aと呼び、当該光ディスク100の基板103側の面を第2面100Bと呼ぶ。
実際上、光ディスク100に情報が記録されるとき、図1(B)に示したように、位置制御された対物レンズOL1により赤色光ビームLr1が集光され、サーボ層104の目標トラックに合焦される。
また、当該赤色光ビームLr1と光軸Lxを共有し当該対物レンズOL1により集光された青色光ビームLb1が、基板102及びサーボ層104を透過し、記録層101内における当該所望トラックの裏側に相当する位置に合焦される。このとき青色光ビームLb1の焦点Fb1は、対物レンズOL1を基準として、共通の光軸Lx上における焦点Frよりも遠方に位置することになる。
さらに、青色光ビームLb1と同一波長でなり光軸Lxを共有する青色光ビームLb2が、当該青色光ビームLb1の反対側(すなわち基板103側)から、対物レンズOL1と同等の光学特性を有する対物レンズOL2により集光され、照射されるようになされている。このとき当該青色光ビームLb2の焦点Fb2は、当該対物レンズOL2が位置制御されることにより、青色光ビームLb1の焦点Fb1と同一の位置となるようになされている。
この結果、光ディスク100には、記録層101内における目標トラックの裏側に相当する焦点Fb1及びFb2の位置に、比較的小さい干渉パターンでなる記録マークRMが記録される。
例えば、青色光ビームLbの波長λを405[nm]、対物レンズOL1及びOL2の開口数NAを0.5、記録層101の屈折率nを1.5とすると、直径RMr=0.97[μm]、高さRMh=9.72[μm]となる。
さらに光ディスク100は、記録層101の厚さt1(=0.3[mm])が記録マークRMの高さRMhよりも充分に大きくなるよう設計されている。このため光ディスク100は、記録層101内におけるサーボ層104からの距離(以下、これを深さと呼ぶ)dが切り換えられながら記録マークRMが記録されることにより、図2(A)及び(B)に示したような、複数のマーク記録層を当該光ディスク100の厚さ方向に重ねた多層記録を行い得るようになされている。
この場合、光ディスク100の記録層101内において、青色光ビームLb1及びLb2の焦点Fb1及びFb2の深さd(図1(B))が調整されることにより、記録マークRMの深さが変更されることになる。例えば光ディスク100は、記録マークRM同士の相互干渉等を考慮してマーク記録層同士の距離p3(図2(A))が約15[μm]に設定されれば、記録層101内に約20層のマーク記録層を形成することができる。
一方、光ディスク100は、情報が再生されるとき、当該情報を記録したときと同様に、対物レンズOL1により集光された赤色光ビームLr1がサーボ層104の目標トラックに合焦されるよう、当該対物レンズOL1が位置制御されるようになされている。
さらに光ディスク100は、同一の対物レンズOL1を介し基板102及びサーボ層104を透過した青色光ビームLb1の焦点Fb1が、記録層101内における当該目標トラックの「裏側」に相当し、かつ目標深さとなる位置(以下、これを目標マーク位置と呼ぶ)に合焦されるようになされている。
このとき焦点Fb1の位置に記録されている記録マークRMは、ホログラムとしての性質により、当該目標マーク位置に記録されている記録マークRMから、青色再生光ビームLb3を発生する。この青色再生光ビームLb3は、記録マークRMの記録時に照射された青色光ビームLb2と同等の光学特性を有しており、当該青色光ビームLb2と同じ方向へ、すなわち記録層101内から基板102側へ発散しながら進むことになる。
このように光ディスク100は、情報が記録される場合、位置制御用の赤色光ビームLr1、情報記録用の青色光ビームLb1及びLb2が用いられることにより、記録層101内において焦点Fb1及びFb2が重なる位置、すなわちサーボ層104における目標トラックの裏側となり且つ目標深さとなる目標マーク位置に、当該情報として記録マークRMが形成されるようになされている。
また光ディスク100は、記録済みの情報が再生される場合、位置制御用の赤色光ビームLr1及び情報再生用の青色光ビームLb1が用いられることにより、焦点Fb1の位置、すなわち目標マーク位置に記録されている記録マークRMから、青色再生光ビームLb3を発生させるようになされている。
(1−2)光ディスク装置の構成
次に、上述した光ディスク100に対応した光ディスク装置20について説明する。光ディスク装置20は、図3に示すように、制御部21により全体を統括制御するようになされている。
制御部21は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)から基本プログラムや情報記録プログラム等の各種プログラムを読み出し、これらを図示しないRAM(Random Access Memory)に展開することにより、情報記録処理等の各種処理を実行するようになされている。
例えば制御部21は、光ディスク100が装填された状態で、図示しない外部機器等から情報記録命令、記録情報及び記録アドレス情報を受け付けると、駆動命令及び記録アドレス情報を駆動制御部22へ供給すると共に、記録情報を信号処理部23へ供給する。因みに記録アドレス情報は、光ディスク100の記録層101に付されたアドレスのうち、記録情報を記録すべきアドレスを示す情報である。
駆動制御部22は、駆動命令に従い、スピンドルモータ24を駆動制御することにより光ディスク100を所定の回転速度で回転させると共に、スレッドモータ25を駆動制御することにより、光ピックアップ26を移動軸25A及び25Bに沿って光ディスク100の径方向(すなわち内周方向又は外周方向)における記録アドレス情報に対応した位置へ移動させる。
信号処理部23は、供給された記録情報に対して所定の符号化処理や変調処理等の各種信号処理を施すことにより記録信号を生成し、これを光ピックアップ26へ供給する。
光ピックアップ26は、図4に示すように、側面略コ字状に構成されており、図1(B)に示したように、光ディスク100に対して両面から焦点を合わせて光ビームを照射し得るようになされている。
光ピックアップ26は、駆動制御部22(図3)の制御に基づいてフォーカス制御及びトラッキング制御を行うことにより、光ディスク100の記録層101における記録アドレス情報により示される目標トラックに光ビームの照射位置を合わせ、信号処理部23からの記録信号に応じた記録マークRMを記録するようになされている(詳しくは後述する)。
また制御部21は、例えば外部機器(図示せず)から情報再生命令及び当該記録情報のアドレスを示す再生アドレス情報を受け付けると、駆動制御部22に対して駆動命令及び再生アドレス情報を供給すると共に、再生処理命令を信号処理部23へ供給する。
駆動制御部22は、情報を記録する場合と同様、スピンドルモータ24を駆動制御することにより光ディスク100を所定の回転速度で回転させると共に、スレッドモータ25を駆動制御することにより光ピックアップ26を再生アドレス情報に対応した位置へ移動させる。
光ピックアップ26は、駆動制御部22(図3)の制御に基づいてフォーカス制御及びトラッキング制御を行うことにより、光ディスク100の記録層101における再生アドレス情報により示されるトラック(すなわち目標トラック)に光ビームの照射位置を合わせ、所定光量の光ビームを照射する。このとき光ピックアップ26は、光ディスク100における記録層101の記録マークRMから発生される再生光ビームを検出し、その光量に応じた検出信号を信号処理部23へ供給するようになされている(詳しくは後述する)。
信号処理部23は、供給された検出信号に対して所定の復調処理や復号化処理等の各種信号処理を施すことにより再生情報を生成し、この再生情報を制御部21へ供給する。これに応じて制御部21は、この再生情報を外部機器(図示せず)へ送出するようになされている。
このように光ディスク装置20は、制御部21によって光ピックアップ26を制御することにより、光ディスク100の記録層101における目標トラックに情報を記録し、また当該目標トラックから情報を再生するようになされている。
(1−3)光ピックアップの構成
次に、光ピックアップ26の構成について説明する。図5に模式的に示すように、光ピックアップ26は、多数の光学部品が設けられており、大きく分けてサーボ光学系30、第1面情報光学系50及び第2面情報光学系70により構成されている。
(1−3−1)トラッキング制御
サーボ光学系30は、光ディスク100の第1面100Aに対して赤色光ビームLr1を照射し、当該光ディスク100により当該赤色光ビームLr1が反射されてなる赤色反射光ビームLr2を受光するようになされている。
図6においてサーボ光学系30のレーザダイオード31は、波長約660[nm]の赤色レーザ光を発射し得るようになされている。実際上レーザダイオード31は、制御部21(図2)の制御に基づいて発散光でなる所定光量の赤色光ビームLr1を発射し、コリメータレンズ32へ入射させる。コリメータレンズ32は、赤色光ビームLr1を発散光から平行光に変換しビームスプリッタ33へ入射させる。
無偏光ビームスプリッタ33は、赤色光ビームLr1が入射されると、反射透過面33Aにおいて所定の透過率で赤色光ビームLr1を透過させ、ダイクロイックプリズム34へ入射させる。
ダイクロイックプリズム34の反射透過面34Sは、光ビームの波長により透過率及び反射率が異なる、いわゆる波長選択性を有しており、赤色光ビームをほぼ100%の割合で透過し、青色光ビームをほぼ100%の割合で反射するようになされている。このためダイクロイックプリズム34は、当該反射透過面34Sにおいて赤色光ビームLr1を透過させ、第1対物レンズ35へ入射させる。
第1対物レンズ35は、赤色光ビームLr1を集光し、光ディスク100の第1面100Aへ向けて照射する。このとき赤色光ビームLr1は、図1(B)に示したように、基板102を透過しサーボ層104において反射され、赤色光ビームLr1と反対方向へ向かう赤色反射光ビームLr2となる。
この後、赤色反射光ビームLr2は、第1対物レンズ35、ダイクロイックプリズム34、を順次透過して、無偏光ビームスプリッタ33へ入射される。
無偏光ビームスプリッタ33は、所定の反射率で赤色反射光ビームLr2を反射させることにより、当該赤色反射光ビームLr2の進行方向を90°偏向させ、集光レンズ40へ入射させる。
集光レンズ40は、赤色反射光ビームLr2を収束させ、シリンドリカルレンズ41により非点収差を持たせた上で当該赤色反射光ビームLr2をフォトディテクタ42へ照射する。
ところで光ディスク装置20では、回転する光ディスク100における面ブレ等が発生する可能性があるため、サーボ光学系30に対する目標トラックの相対的な位置が変動する可能性がある。
このため、サーボ光学系30において赤色光ビームLr1の焦点Fr(図1(B))を目標トラックに追従させるには、当該焦点Frを光ディスク100に対する近接方向又は離隔方向であるフォーカス方向及び光ディスク100の内周側方向又は外周側方向であるラジアル方向へ移動させる必要がある。なおフォーカス方向のうち、光ディスク100の中心からみて第1面100Aが存在する方向を第1面側、第2面100Bが存在する方向を第2面側と呼ぶ。
そこで第1対物レンズ35は、第1アクチュエータ35Aにより、フォーカス方向及びラジアル方向の2軸方向へ駆動され得るようになされている。
またサーボ光学系30(図6)では、第1対物レンズ35により赤色光ビームLr1が集光され光ディスク100のサーボ層104へ照射されるときの合焦状態が、集光レンズ40により赤色反射光ビームLr2が集光され赤サーボ用フォトディテクタ42に照射されるときの合焦状態に反映されるよう、各種光学部品の光学的位置が調整されている。
赤サーボ用フォトディテクタ42は、図7に示すように、赤色反射光ビームLr2が照射される面上に、格子状に分割された4つの検出領域42A、42B、42C及び42Dを有している。因みに矢印a1により示される方向(図中の縦方向)は、赤色光ビームLr1がサーボ層104(図1)に照射されるときの、トラックの走行方向に対応している。
赤サーボ用フォトディテクタ42は、検出領域42A、42B、42C及び42Dにより赤色反射光ビームLr2の一部をそれぞれ検出し、このとき検出した光量に応じて検出信号SDr(SDAr、SDBr、SDCr及びSDDr)をそれぞれ生成して、これらを信号処理部23(図3)へ送出する。
図8に示すように、信号処理部23のトラッキングエラー信号生成部81は、いわゆるプッシュプル法によるトラッキング制御を行うようになされており、次に示す(1)式に従ってトラッキングエラー信号STErを算出し、これを駆動制御部22のスレッドモータ制御部91及び第1アクチュエータ制御部92へ供給する。
Figure 2009151901
このトラッキングエラー信号STErは、赤色光ビームLr1の焦点Frと光ディスク100のサーボ層104における目標トラックとのラジアル方向に関するずれ量を表すことになる。
また信号処理部23のフォーカスエラー信号生成部82は、いわゆる非点収差法によるフォーカス制御を行うようになされており、次に示す(2)式に従ってフォーカスエラー信号SFErを算出し、これを駆動制御部22の第1アクチュエータ制御部92へ供給する。
Figure 2009151901
このフォーカスエラー信号SFErは、赤色光ビームLr1の焦点Fbrと光ディスク100のサーボ層104とのフォーカス方向に関するずれ量を表すことになる。
駆動制御部22のスレッドモータ制御部91は、トラッキングエラー信号STErに対してLPF(Low Pass Filter)処理を施すことによりスレッド駆動信号SMDrを生成し、当該スレッド駆動信号SMDrをスレッドモータ25へ供給する。
また駆動制御部22の第1アクチュエータ制御部92は、トラッキングエラー信号STErを基にトラッキング駆動信号STDrを生成し、当該トラッキング駆動信号STDrを第1アクチュエータ35Aへ供給する。
これにより駆動制御部22は、赤色光ビームLr1が光ディスク100のサーボ層104における目標トラックに合焦するよう、スレッドモータ25及び第1対物レンズ35をフィードバック制御(すなわちトラッキング制御)する。
また駆動制御部22の第1アクチュエータ制御部92は、フォーカスエラー信号SFErを基にフォーカス駆動信号SFDrを生成し、当該フォーカス駆動信号SFDrを第1アクチュエータ35Aへ供給することにより、赤色光ビームLr1が光ディスク100のサーボ層104に合焦するよう、第1対物レンズ35をフィードバック制御(すなわちフォーカス制御)する。
このようにサーボ光学系30は、赤色光ビームLr1を光ディスク100のサーボ層104に照射し、その反射光である赤色反射光ビームLr2の受光結果を信号処理部23を介して駆動制御部22へ供給するようになされている。これに応じて駆動制御部22は、当該赤色光ビームLr1を当該サーボ層104の目標トラックに合焦させるよう、第1対物レンズ35のフォーカス制御及びトラッキング制御を行うようになされている。
(1−3−2)情報記録処理における青色光ビームの照射
光ピックアップ26(図5)では、レーザダイオード51から出射した青色光ビームLb0を青色光ビームLb1及びLb2に分離する。そして光ピックアップ26は、第1面情報光学系50を介して当該青色光ビームLb1を光ディスク100の第1面100A側から照射する一方、第2面情報光学系70を介して青色光ビームLb2を第2面100B側から照射するようになされている。
第1面情報光学系50のレーザダイオード51は、波長約405[nm]の青色レーザ光を発射し得るようになされている。実際上レーザダイオード51は、制御部21(図3)の制御に基づいて発散光でなる青色光ビームLb0を発射し、コリメータレンズ52へ入射させる。コリメータレンズ52は、青色光ビームLb0を発散光から平行光に変換し、偏光ビームスプリッタ53に入射させる。
偏光ビームスプリッタ53は、反射透過面53Sにおいて、例えばP偏光の光ビームを約50%の割合で反射すると共に残りの50%を透過し、S偏光の光ビームを約100%の割合で透過するようになされている。
実際上、偏光ビームスプリッタ53は、反射透過面53Sにより、P偏光でなる青色光ビームLb0を約50%の割合で反射し、その進行方向を90°偏向させて1/4波長板56へ入射させると共に、残りの50%を透過し、シャッタ71へ入射させる。以下では、反射透過面53Sにより反射された青色光ビームを青色光ビームLb1、反射透過面53Sを透過した青色光ビームを青色光ビームLb2と呼ぶ。
(1−3−2−1)青色光ビームLb1の光路
図9に示すように、光ピックアップ26における1/4波長板54は、偏光ビームスプリッタ53から入射される青色光ビームLb1を直線偏光から円偏光に変換して可動ミラー55へ照射する。また1/4波長板54は、当該可動ミラー57により反射され青色光ビームLb1を円偏光から直線偏光に変換し、再度偏光ビームスプリッタ53へ入射させる。
このとき青色光ビームLb1は、例えば1/4波長板54によりP偏光から左円偏光に変換され、可動ミラー55により反射された際に左円偏光から右円偏光に変換された後、再度1/4波長板54により右円偏光からS偏光に変換される。
偏光ビームスプリッタ53は、入射された青色光ビームLb1の偏光方向(S偏光)に応じて、反射透過面53Sにより当該青色光ビームLb1をそのまま透過させ、無偏光ビームスプリッタ56へ入射させるようになされている。
可動ミラー55は、その反射面55Aが青色光ビームLb1の光軸と直交するように配置されており、照射された青色光ビームLb1をその光軸Lxの方向に反射して当該青色光ビームLb1を180°折り返し、再度1/4波長板54に入射させる。この結果、第1面情報光学系50は、偏光ビームスプリッタ53、1/4波長板54及び可動ミラー55により、青色光ビームLb1の光路長を引き延ばすことになる。
無偏光ビームスプリッタ56は、青色光ビームLb1を所定の透過率で透過させ、リレーレンズ57へ入射させる。リレーレンズ57は、固定レンズ58及び可動レンズ59により平行光で入射された青色光ビームLb1を収束光に変換し、ダイクロイックプリズム34へ入射させる。
ここで可動レンズ59は、レンズアクチュエータ59Aにより青色光ビームLb1の光軸方向に移動されることにより、固定レンズ58から出射される青色光ビームLb1の収束状態を変化させ得るようになされている。
ダイクロイックプリズム34は、青色光ビームLb1の波長に応じて、反射透過面34Sにより当該青色光ビームLb1を反射し、これを第1対物レンズ35へ入射させる。
第1対物レンズ35は、青色光ビームLb1を集光し、光ディスク100の第1面100Aへ照射する。因みに第1対物レンズ35は、青色光ビームLb1に関しては、リレーレンズ57との光学的な距離等の関係により、開口数(NA)が0.5の集光レンズとして作用することになる。
このとき青色光ビームLb1は、図1(B)に示したように、基板102及びサーボ層104を透過し、記録層101内に合焦する。ここで当該青色光ビームLb1の焦点Fb1の位置は、リレーレンズ57の固定レンズ58から出射される際の収束状態により定められることになる。すなわち焦点Fb1は、可動レンズ59の位置に応じて記録層101内の第1面100A側又は第2面100B側へ移動することになる。
実際上、第1面情報光学系50は、制御部21(図3)により可動レンズ59の位置が制御されることにより、光ディスク100の記録層101内における青色光ビームLb1の焦点Fb1(図1(B))の深さd1(すなわちサーボ層104からの距離)を調整するようになされている。
なお青色光ビームLb1は、焦点Fb1に収束した後に発散光となり、記録層101及び基板103を透過し、第2面100Bから出射されて、第2対物レンズ74へ入射されるようになされている。
このとき第2面情報光学系70では、青色光ビームLb1が第2対物レンズ74によりある程度収束された後、ガルバノミラー73により反射されて、無偏光ビームスプリッタ72へ入射される。
無偏光ビームスプリッタ72は、所定の透過率で青色光ビームLb1を透過し、集光レンズ75へ入射させる。集光レンズ75は、青色光ビームLb1を収束させ、当該青色光ビームLb1を青サーボ用フォトディテクタ76に照射する。
このように情報記録処理において、第1面情報光学系50は、青色光ビームLb1を光ディスク100の第1面100A側から照射して記録層101内に当該青色光ビームLb1の焦点Fb1を位置させ、さらにリレーレンズ57における可動レンズ59の位置に応じて、当該焦点Fb1の深さd1を調整する。また第2面情報光学系70は、光ディスク100を透過した青色光ビームLb2を青サーボ用フォトディテクタ76で受光するようになされている。
(1−3−2−2)青色光ビームLb2の光路
一方図10に示すように、偏光ビームスプリッタ53は、上述したように反射透過面53SにおいてP偏光でなる青色光ビームLb0を約50%の割合で透過し、これを青色光ビームLb2としてシャッタ71へ入射させる。
シャッタ71は、制御部21(図3)の制御に基づいて青色光ビームLb2を遮断又は透過するようになされており、当該青色光ビームLb2を無偏光ビームスプリッタ72へ入射させる。
無偏光ビームスプリッタ72は、所定の反射率で青色光ビームLb2を反射し、その進行方向を90°偏向させて当該青色光ビームLb2をガルバノミラー73へ入射させる。ガルバノミラー73は、青色光ビームLb2を反射し、第2対物レンズ74へ入射させる。
またガルバノミラー73は、反射面73Aの角度を変化し得るようになされており、後述するタンジェンシャル駆動信号SNDbに基づいて反射面73Aの角度を調整することにより、タンジェンシャル方向に関する青色光ビームLb2の進行方向を調整し得るようになされている。
第2対物レンズ74は、青色光ビームLb2を集光し、光ディスク100の第2面100Bへ照射する。このとき青色光ビームLb2は、図1(B)に示したように、基板103を透過して記録層101内に合焦する。
この第2対物レンズ74は、第2アクチュエータ74Aにより、第1対物レンズ35と同様、光ディスク100への近接方向又は離隔方向であるフォーカス方向と、光ディスク100の内周側方向又は外周側方向であるラジアル方向との2軸方向へ駆動され得るようになされている。
実際上、第2面情報光学系70は、フォーカス駆動信号SFDb及びラジアル駆動電流SRDbに基づいて、第2対物レンズ74をフォーカス方向及びラジアル方向に駆動する(詳しくは後述する)ことにより、青色光ビームLb2の焦点Fb2を青色光ビームLb1の焦点Fb1に追従させる。
この結果記録層101内では、青色光ビームLb1及びLb2が干渉してホログラムでなる記録マークRMが形成されるようになされている。
このように第2面情報光学系70は、目標マーク位置に照射される青色光ビームLb1の焦点Fb1に追従させて青色光ビームLb2を光ディスク100の第2面100Bから記録層101内に照射することにより、記録層101内の目標マーク位置に記録マークRMを形成するようになされている。
(1−3−3)情報再生処理における青色光ビームの照射
一方光ディスク100は、記録層101に記録マークRMが記録されていた場合、上述したように、青色光ビームLb1の焦点Fb1が当該記録マークRMに合焦されると、ホログラムとしての性質により、当該記録マークRMから青色再生光ビームLb3を発生することになる。
この青色再生光ビームLb3は、ホログラムの原理上、当該記録マークRMが記録された際に青色光ビームLb1の他に照射されていた光ビーム、すなわち青色光ビームLb2を再現したものとなる。
従って図11に示すように、青色再生光ビームLb3は、第1面情報光学系50内において、第1対物レンズ35によってほぼ平行光に変換された後、ダイクロイックプリズム34によって反射され、リレーレンズ57に入射される。さらに青色再生光ビームLb3は、リレーレンズ57の可動レンズ59及び固定レンズ58によって平行光に変換され、さらに無偏光ビームスプリッタ56へ入射される。
無偏光ビームスプリッタ56は、所定の反射率で当該青色再生光ビームLb3を反射し、集光レンズ60へ入射させる。集光レンズ63は、青色再生光ビームLb3を集光しフォトディテクタ61へ照射させる。
因みに、案内面情報光学系50内の各光学部品は、青色再生光ビームLb3がフォトディテクタ61に合焦するよう配置されている。
フォトディテクタ61は、青色再生光ビームLb3の光量を検出し、このとき検出した光量に応じて再生検出信号SDpを生成し、これを信号処理部23(図3)へ供給する。
この場合、再生検出信号SDpは、光ディスク100に記録されている情報を表すものとなる。このため信号処理部23は、再生検出信号SDpに対して所定の復調処理や復号化処理等を施すことにより再生情報を生成し、この再生情報を制御部21へ供給するようになされている。
なお情報記録再生処理の際、光ピックアップ26では、シャッタ71が青色光ビームLb2を遮断することにより、第2面情報光学系70内に青色光ビームLb2が入射されないようになされている。
このように情報再生処理において第1面情報光学系50は、光ディスク100の第1面100Aから第1対物レンズ35へ入射される青色再生光ビームLb3を受光し、その受光結果を信号処理部23へ供給するようになされている。
(1−4)第2対物レンズの制御
ところで光ディスク100は、実際には面ブレ等を生じる可能性があり、この面ブレ等に応じて記録層101内における目標マーク位置が移動する。このため第1対物レンズ35は、上述したように、サーボ光学系30及び駆動制御部22(図3)等によりフォーカス制御及びトラッキング制御されるようになされている。
このとき青色光ビームLb1の焦点Fb1は、第1対物レンズ35の移動に伴って移動することになるため、第2対物レンズ74が基準位置にあるときの青色光ビームLb2における焦点Fb2の位置からずれることになる。
そこで光ディスク装置20では、情報記録処理の際、目標マーク位置に照射される青色光ビームLb1の焦点Fb1に対して青色光ビームLb2の焦点Fb2を追従させるように第2対物レンズ74を駆動するようになされている。
第2面情報光学系70では、記録層101内における青色光ビームLb1の焦点Fb1に対する青色光ビームLb2の焦点Fb2のずれ量が、集光レンズ75により青色光ビームLb1が集光され青サーボ用フォトディテクタ76へ照射されるときの照射状態に反映されるよう、各種光学部品の光学的位置が調整されている。
青サーボ用フォトディテクタ76は、検出した光量に応じて検出信号をそれぞれ生成して、これらを信号処理部23(図3)へ送出する。
信号処理部23のフォーカス/ラジアル(以下、FC/RDと略す)エラー信号生成部85(図8)は、いわゆる非点収差法によってフォーカスエラー信号SFEbを算出し、これを駆動制御部22へ供給する。このフォーカスエラー信号SFEbは、青色光ビームLb1の焦点Fb1と青色光ビームLb2の焦点Fb2とのフォーカス方向に関するずれ量を表すことになる。
また信号処理部23のFC/RDエラー信号生成部85は、プッシュプル信号に基づいてラジアル信号SREbを算出し、これを駆動制御部22へ供給する。このラジアルエラー信号SREbは、青色光ビームLb1の焦点Fb1と青色光ビームLb2の焦点Fb2とのラジアル方向に関するずれ量を表すことになる。
さらに信号処理部23は、タンジェンシャル制御に必要なタンジェンシャルエラー信号も生成するようになされている。このタンジェンシャル制御とは、タンジェンシャル方向(すなわちトラックの接線方向)に関して青色光ビームLb2の焦点Fb2を目標マーク位置へ移動させる制御である。
具体的に信号処理部23は、プッシュプル信号に基づいてタンジェンシャルエラー信号SNEbを算出し、これを駆動制御部22へ供給する。このタンジェンシャルエラー信号SNEbは、青色光ビームLb1の焦点Fb1と青色光ビームLb2の焦点Fb2とのタンジェンシャル方向に関するずれ量を表すことになる。
これに応じて駆動制御部22は、フォーカスエラー信号SFEbを基にフォーカス駆動信号SFDbを生成し、当該フォーカス駆動信号SFDbを第2アクチュエータ74Aへ供給する。これにより青色光ビームLb1の焦点Fb1に対する青色光ビームLb2の焦点Fb2のフォーカス方向に関するずれ量を減少させるよう、第2対物レンズ74をフォーカス制御するようになされている。
また駆動制御部22は、トラッキングエラー信号STEbを基にトラッキング駆動信号STDbを生成し、当該トラッキング駆動信号STDbを2軸アクチュエータ74Aへ供給することにより、青色光ビームLb1の焦点Fb1に対する青色光ビームLb2の焦点Fb2のラジアル方向に関するずれ量を減少させるよう、第2対物レンズ74をトラッキング制御するようになされている。
さらに駆動制御部22は、タンジェンシャルエラー信号SNEbを基にタンジェンシャル駆動信号SNDbを生成し、当該タンジェンシャル駆動信号SNDbをガルバノミラー73へ供給することにより、青色光ビームLb1の焦点Fb1に対する青色光ビームLb2の焦点Fb2のタンジェンシャル方向に関するずれ量を減少させるよう、ガルバノミラー73における反射面73Aの角度を調整する、タンジェンシャル制御を行うようになされている。
このように第2面情報光学系70は、光ディスク100の第2面100Bから第2対物レンズ74へ入射される青色光ビームLb1を受光し、その受光結果を信号処理部23を介して駆動制御部22へ供給するようになされている。これに応じて駆動制御部22は、青色光ビームLb2の焦点Fb2を青色光ビームLb1の焦点Fb1に合わせるよう、第2対物レンズ74のフォーカス制御及びトラッキング制御、並びにガルバノミラー73によるタンジェンシャル制御を行うようになされている。
(1−5)可動ミラーによる光路長の調整
ところで光ディスク装置20の光ピックアップ26は、情報を記録する際、上述したように、偏光ビームスプリッタ53(図9及び図10)により、青色光ビームLb0から青色光ビームLb1及びLb2を分離し、光ディスク100の記録層101内で当該青色光ビームLb1及びLb2を互いに干渉させることにより、当該記録層101内の目標マーク位置に記録マークRMを記録させるようになされている。
この青色光ビームLb0を出射するレーザダイオード51は、一般的なホログラムの形成条件に従い、光ディスク100の記録層101にホログラムとしての記録マークRMが正しく記録されるために、当該青色光ビームLb0のコヒーレント長をホログラムサイズ(すなわち記録マークRMの高さRMh)以上とする必要がある。
実際上レーザダイオード51では、一般的なレーザダイオードと同様、このコヒーレント長が、当該レーザダイオード51内に設けられた共振器(図示せず)の長さに当該共振器の屈折率を乗じた値にほぼ相当するため、およそ100[μm]から1[mm]程度であると考えられる。
一方、光ピックアップ26では、青色光ビームLb1が第1面情報光学系50(図9)内の光路を通り、光ディスク100の第1面100A側から照射されると共に、青色光ビームLb2が第2面情報光学系70(図10)内の光路を通り、光ディスク100の第2面100B側から照射される。すなわち光ピックアップ26では、青色光ビームLb1及びLb2の光路が互いに異なっているため、その光路長(すなわちレーザダイオード51から目標マーク位置までの光路の長さ)に差が生じることになる。
さらに光ピックアップ26では、上述したように、リレーレンズ57における可動レンズ59の位置を調整することにより、光ディスク100の記録層101内における目標マーク位置の深さ(目標深さ)を変更するようになされている。このとき光ピックアップ26は、目標マーク位置の深さを変更することにより、結果的に青色光ビームLb1及びLb2の光路長をそれぞれ変化させることになる。
しかしながら、光ピックアップ26において干渉パターンが形成されるには、一般的なホログラムの形成条件により、当該青色光ビームLb1及びLb2における光路長の差がコヒーレント長(すなわちおよそ100[μm]から1[mm])以下となる必要がある。
そこで制御部21(図5)は、可動ミラー55の位置を制御することにより、青色光ビームLb1の光路長を調整するようになされている。この場合、制御部21は、リレーレンズ57における可動レンズ59の位置と目標マーク位置の深さとの関係を利用し、当該可動レンズ59の位置に応じて可動ミラー55を移動させることにより、当該青色光ビームLb1の光路長を変化させるようになされている。
この結果、光ピックアップ26では、青色光ビームLb1及びLb2における光路長の差をコヒーレント長以下に抑えることができ、記録層101内の目標マーク位置に良好なホログラムでなる記録マークRMを記録することができる。
このように光ディスク装置20の制御部21は、可動ミラー55の位置を制御することにより、光ピックアップ26内の青色光ビームLb1及びLb2における光路長の差をコヒーレント長以下に抑え、この結果として光ディスク100の記録層101内における目標マーク位置に良好な記録マークRMを記録し得るようになされている。
(1−6)チルトに応じた光路長の調整
ところで光ディスク装置20では、光ディスク100に対して青色光ビームLb1の光軸Lxが傾斜して入射される、いわゆるチルトが発生する場合がある。
図12に示すように、光ディスク100は、チルトに応じて光ディスク100が青色光ビームLb1の光軸Lxに対する垂線から傾斜することになり、この傾斜に応じてサーボ層104がフォーカス方向(すなわち第1面側又は第2面側)に傾斜する。
光ディスク装置20では、サーボ層104を基準にして深さd(図1(B))でなる目標マーク位置に青色光ビームLb1及びLb2を照射する。このため光ディスク100では、チルトの発生に伴ってサーボ層104が傾斜し、当該光ディスク100におけるラジアル方向の位置に応じて目標マーク位置がフォーカス方向に変位することになる。
このとき光ディスク装置20では、上述したように第1対物レンズ35をフォーカス方向に変位させて赤色光ビームLr1の焦点Fbrをサーボ層104に合焦させることにより、青色光ビームLb1を深さdでなる目標マーク位置に照射する。
また光ディスク装置20は、第2対物レンズ74をフォーカス方向に変位させて青色光ビームLb2の焦点Fb2を青色光ビームLb1の焦点Fb1に追従させることにより、青色光ビームLb2を深さdでなる目標マーク位置に照射する。
例えば図12では、第1面側に向けて光ディスク100が反りを有している。仮に光ディスク装置20pが第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74のみを駆動して青色光ビームLb1及びLb2を目標マーク位置に合焦させる場合について示している。
この場合において図12(A)に示すように、目標マーク位置が光ディスク100において殆ど反りを有していない部分に存在するときの目標マーク位置を基準目標位置SMとする。このとき光ディスク装置20pは、当該反りに応じて目標マーク位置が基準目標位置SMから変動したときの当該目標マーク位置の変動量(以下、これをマーク変動量と呼ぶ)TAとほぼ同一量だけ、第1対物レンズ35を第1面側に駆動することになる。
この場合において光ディスク装置20pは、青色光ビームLb2の焦点Fb2を青色光ビームLb1の焦点Fb1に追従させることから、第2対物レンズ74を第1対物レンズ35の変位量(以下、これをレンズ変位量と呼ぶ)δaだけ第1面側に駆動する(図12(B)及び(C))。
上述したように光ディスク装置20pでは、目標マーク位置が基準目標位置SMに存在するときに青色光ビームLb1及びLb2の光路長が一致するように可動ミラー55を駆動している。このため光ディスク装置20pは、第1対物レンズ35に応じたレンズ変位量δaだけ青色光ビームLb1の光路長を短縮する一方、第2対物レンズ74に応じたレンズ変位量δaだけ青色光ビームLb2の光路長を延長することになる。このため光ディスク装置20pは、レンズ変位量δaの2倍だけ青色光ビームLb1及びLb2間に光路長の差を生じさせてしまう。
ところで上述したように光ディスク装置20では、青色光ビームLb1及びLb2の光路長の差を当該青色光ビームLb1及びLb2のコヒーレント長以下に抑制する必要がある。
そこで第1の実施の形態における光ディスク装置20では、光ディスク100のチルトに応じた目標マーク位置のマーク変動量TAを検出すると共に、当該マーク変動量TAに応じて青色光ビームLb1及びLb2間に光路長の差を抑制するように当該青色光ビームLb1及びLb2の光路長を調整する。
ところで図13(A)に示すように、仮に第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74のみを駆動する場合、光ディスク装置20pは、当該第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74の駆動により青色光ビームLb1の焦点Fb1を目標マーク位置に合焦させる。このとき光ディスク装置20pは、光ディスク100にチルトが発生していなければ、目標マーク位置における深さd(図1(B))が変化しない限り、第1対物レンズ35をフォーカス方向(第1面側及び第2面側)に変位させる必要がない。
一方図13(B)に示すように、この光ディスク装置20pは、光ディスク100にチルトが発生した場合には、上述したように目標マーク位置のマーク変動量TAとほぼ同一量となるレンズ変位量δaだけ第1対物レンズ35を駆動することになる。
そこで第1の実施の形態による光ディスク装置20は、第1対物レンズ35のレンズ変位量δaをマーク変動量TAと擬制し、当該レンズ変位量δaに応じて当該青色光ビームLb1及びLb2の光路長を調整する。
具体的に光ディスク装置20は、マーク変動量TAに応じて、目標マーク位置が変動する方向と逆方向に、すなわち目標マーク位置の変動を打ち消して当該目標マーク位置が基準目標位置SMから殆ど変動しないように青色光ビームLb1及びLb2の光軸方向に光ディスク100を変位させる。
例えば図14では、図12と同様に第1面側に向けて光ディスク100が反りを有している。光ディスク装置20は、光ディスク100において殆ど反りを有していない部分に存在する(図14(A))基準目標位置SMから、当該反りに応じたマーク変動量TAとほぼ同一量だけ、光ディスク100を第1面側と反対方向となる第2面側に駆動する(図14(B)及び(C))。
これにより光ディスク装置20は、チルトが発生した場合であっても目標マーク位置を基準目標位置SMに合わせることができるため、目標マーク位置に応じて第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74を大きく変位させる必要がない。この結果光ディスク装置20は、青色光ビームLb1の光路長と青色光ビームLb2の光路長とをほぼ一致させることができ、青色光ビームLb1及びLb2の可干渉性を維持し得るようになされている。
実際上、光ディスク装置20は、駆動制御部22の第1アクチュエータ制御部92(図8)によって、フォーカスエラー信号SFErからフォーカス駆動信号SFDrを生成すると、第1対物レンズ35を駆動する第1アクチュエータ35Aだけでなく、スライドステージ制御部93に当該フォーカス駆動信号SFDrを供給する。
ここでチルトは、例えば光ディスク100が傾いて装填されたり、光ディスク100が歪みを有していることに起因する比較的振幅の大きい低周波のもの(以下、これを低周波チルトと呼ぶ)と、面ブレなどに起因する振幅が小さく高周波のもの(以下、これを高周波チルトと呼ぶ)とに大別される。
高周波チルトはその振幅が小さく、青色光ビームLb1及びLb2の光路長に与える影響が比較的小さいものの、低周波チルトはその振幅が大きく、青色光ビームLb1及びLb2の光路長に与える影響が大きい。
スライドステージ制御部93は、フォーカス駆動信号SFDrに対してLPF(Low Pass Filter)処理を施すことにより低周波成分のみでなるスライド駆動信号SSDrを生成し、これをスライドステージ27に供給する。
スライドステージ27は、スライド駆動信号SSDrに応じて光ディスク100全体をフォーカス方向に駆動する。
このとき光ディスク装置20は、スライドステージ27の駆動によって赤色光ビームLrの焦点Fbrとサーボ層104とを近づけるため、当該赤色光ビームLrの焦点Fbrとサーボ層104とのずれ量を表すフォーカスエラー信号SFErの振幅を小さくすることができる。
そして光ディスク装置20は、このフォーカスエラー信号SFErに基づいてスライドステージ27を駆動する。すなわち光ディスク装置20は、スライドステージ27の駆動量をフォーカスエラー信号SFErに反映させ、当該フォーカスエラー信号に基づいてスライドステージ27を駆動する、いわゆるフィードバック制御を行うようになされている。言うまでも無く、このフィードバックループは周波数解析により予めその安定性を確認する。解析の結果、発振や発散などが予想される場合には、予めスライドステージ制御部93においてゲインの調整や位相補償を行うことで、フィードバックループの安定性を確保する。
また第1アクチュエータ35Aは、フォーカス駆動信号SFDrに従って第1対物レンズ35を駆動する。
すなわち光ディスク装置20は、フォーカス駆動信号SFDrのうち、低周波成分を低周波チルトに起因するマーク変動量TAを打ち消すようにスライドステージ27を駆動する。
また光ディスク装置20は、フォーカス駆動信号SFDrに基づいて第1アクチュエータ35Aを駆動する。このとき光ディスク装置20は、低周波チルトに起因するマーク変動量に応じてスライドステージ27を駆動することから、主に高周波チルトに起因するマーク変動量TAに応じて第1対物レンズ35を駆動するだけで済む。
これにより光ディスク装置20は、スライドステージ27を駆動することにより振幅の大きい低周波マーク変動量TAを相殺することができるため、マーク変動量TAの振幅を抑制して第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74の実際のレンズ変位量δaを小さくすることができる。
この結果光ディスク装置20は、レンズ変位量δaに基づいて生じる青色光ビームLb1及びLb2間の光路長の相違を抑制することができ、当該青色光ビームLb1及びLb2を干渉させて良好な記録マークRMを生成し得るようになされている。
因みにスライドステージ27は、比較的重量のある光ディスク100全体を駆動することから、その駆動速度は比較的遅い。スライドステージ制御部93は、低周波成分のみでなるスライド駆動信号SSDrをスライドステージ27に供給するため、スライドステージ27の制御系が発散してしまうのを適切に防止し得ることができる。
このように光ディスク装置20は、チルトに応じて生じる目標マーク位置の変動を打ち消すようにスライドステージ27を駆動することにより青色光ビームLb1及びLb2の光路長をほぼ一定に保つようなされている。この結果光ディスク装置20は、青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違をコヒーレント長以下に抑制し、当該青色光ビームLb1及びLb2の干渉性を高めて良好な記録マークRMを形成し得るようになされている。
(1−7)動作及び効果
以上の構成において、光ディスク装置20は、光源であるレーザダイオード51から出射された青色光ビームLb0を第1の光である青色光ビームLb1及び第2の光である青色光ビームLb2に分離すると共に、第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74を介して青色光ビームLb1及びLb2を光ディスク100内における同一の目標位置である目標マーク位置にそれぞれ照射し、光ディスク100にホログラムでなる記録マークRMを形成する。
このとき光ディスク装置20は、青色光ビームLb1を目標マーク位置に照射するよう第1対物レンズ35を駆動し、青色光ビームLb2を目標マーク位置に照射するよう第2対物レンズ74を駆動する。
そして光ディスク装置20は、目標マーク位置が青色光ビームLb1及びLb2の光軸Lxの方向に変動したときの変動量であるマーク変動量TAを検出し、検出されたマーク変動量TAに応じて青色光ビームLb1及びLb2のレーザダイオード51から目標マーク位置までの光路長を調整するようにした。
これにより光ディスク装置20は、光ディスク100にチルトが発生した場合であっても、青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違をコヒーレント長以下に抑制することができ、当該青色光ビームLb1及びLb2を干渉させて良好な記録マークRMを形成することができる。
また光ディスク装置20は、目標マーク位置の深さdを基準目標位置SMにほぼ固定することができ、チルトに応じて第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74を大きく変位させる必要がないため、目標マーク位置からずれることなく適切な位置に記録マークRMを形成することができる。
さらに光ディスク装置20は、マーク変動量TAとほぼ同一量だけ光ディスク100を変位させることにより、目標マーク位置をほぼ一定の位置に固定することができ、青色光ビームLb1及びLb2の光路長をほぼ一定にすることができる。
また光ディスク装置20は、第1対物レンズ35の駆動量であるフォーカス駆動信号SFDrをマーク変動量TAとして検出する。これにより光ディスク装置20は、例えば光ディスク100に発生するチルトを検出するセンサを用いてマーク変動量TAを検出する場合と比較して、センサなど新たな部品を設ける必要がないため、光ディスク装置20としての構成を簡易にすることができる。
さらに光ディスク装置20は、フォーカス駆動信号SFDrに基づいてスライドステージ27を駆動することにより、マーク変動量TAに応じて光ディスク100を変位させる。
これにより光ディスク装置20は、青色光ビームLb1及びLb2間における光路長の相違を抑制するように当該青色光ビームLb1及びLb2の光路長を調整することができる。また第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74の実際のレンズ変位量δaを小さくすることができるため、第1アクチュエータ35A及び第2アクチュエータ74Aの駆動を短時間で完了できると共に、負荷を小さくすることができる。
さらに光ディスク装置20は、フォーカス駆動信号SFDrの低周波成分を抽出し、当該低周波成分に対し必要に応じて適切な位相補償などを施すことにより、ステージ駆動信号SSDrを生成し、当該ステージ駆動信号SSDrに基づいて青色光ビームLb1及びLb2の光路長を調整する。
これにより光ディスク装置20は、光ピックアップ26、信号処理部23、駆動制御部22、スライドステージ27、光ディスク100により構成されるフィードバックループを用い、制御の発振や発散を防止して安定的に光路長の相違を抑制することができる。
また光ディスク装置20は、光ディスク100が有するサーボ層104に対して合焦するように青色光ビームLb1及びLb2とは波長の異なる第3の光である赤色光ビームLr1を照射し、青色光ビームLb1の焦点Fb1をサーボ層101から任意の深さd1だけ変位させるようにした。
これにより光ディスク装置20は、光ディスク100に発生したチルトに応じてサーボ層104が傾斜することにより、光ディスク100の目標マーク位置が変動したときであっても、青色光ビームLb1及びLb2の光路長をコヒーレント長以下に抑制して良好な記録マークRMを形成することができる。
以上の構成によれば、光ディスク装置20は、光ディスク100にチルトが発生することにより変動する目標マーク位置のマーク変動量TAを検出し、当該マーク変動量TAに応じて変化する青色光ビームLb1及びLb2の光路長の関係を補正し、当該青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違をコヒーレント長以下に抑制するようにした。これにより光ディスク装置20は、目標マーク位置が変動することにより青色光ビームLb1及びLb2の光路長が変化するような場合であっても、当該青色光ビームLb1又はLb2の光路長を調整することができ、かくして青色光ビームLb1又はLb2の光路長の相違を抑制し得る光ディスク装置及び光情報記録方法を実現できる。
(2)第2の実施の形態
図15〜図17は第2の実施の形態を示すもので、図1〜14に示す第1の実施の形態に対応する部分を同一符号で示している。第2の実施の形態では、チルトに応じて生じる青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違を可動ミラー55によって調整する点が第1の実施の形態とは異なっている。図15に示すように、光ディスク装置120は、スライドステージ27を有さないこと以外は図3に示した光ディスク装置120と同一構成でなる。なお光ピックアップ26としての構成は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
(2−1)チルトに応じた光路長の調整
光ディスク装置120では、チルトに応じて目標マーク位置がマーク変動量TAだけ変位するのに伴って可動ミラー55を変位させ、青色光ビームLb1の光路長を青色光ビームLb2と同等になるよう調整する。
例えば図16では、第1面側に向けて光ディスク100が反りを有している。光ディスク装置120は、第1の実施の形態とは異なり第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74のみを駆動して青色光ビームLb1及びLb2を目標マーク位置に合焦させる。このとき光ディスク装置120は、光ディスク100と同様に反ったサーボ層104に赤色光ビームFr1の焦点Frを追従させるよう第1対物レンズ35を駆動する。
このため光ディスク装置120は、光ディスク100において殆ど反りを有していない部分に存在する(図16(A))基準目標位置SMから当該反りに応じたマーク変動量TAとほぼ同一量だけ、第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74を第1面側に駆動する。
このとき光ディスク装置120は、第1対物レンズ35及び第2対物レンズ74の変位に応じて、上述したようにマーク変動量TAの2倍だけ青色光ビームLb1及びLb2間に光路長の差を生じさせることになる。
ここで光ディスク装置120の光ピックアップ26(図5)では、上述したように、目標マーク位置の深さdに応じて青色光ビームLb1及びLb2の光路長を調整するための可動ミラー55を有している。
この可動ミラー55では、一旦反射面55Aに照射された青色光ビームLb1をその光軸Lxの方向に反射させることから、可動ミラー55の変位量(以下、これをミラー変位量と呼ぶ)δbの2倍だけ青色光ビームLb1の光路長を変化させることができる。
そこで光ディスク装置120は、目標マーク位置の深さdに応じた基準目標位置SMに青色光ビームLb1及びLb2が照射されたときに当該青色光ビームLb1及びLb2の光路長が一致するように可動ミラー55を駆動するのに加えて、当該基準目標位置SMからのマーク変動量TAとほぼ同一のミラー変位量δbだけ可動ミラー55を駆動するようになされている。
例えば光ディスク装置120は、図16(A)における可動ミラー55の位置を目標マーク位置の深さd1に応じた基準ミラー位置SPとすると、図16(B)及び(C)に示すように、マーク変動量TAとほぼ同一のミラー変位量δbだけ可動ミラー55を駆動する。
実際上図17に示すように、光ディスク装置120における駆動制御部22の第1アクチュエータ制御部92は、フォーカスエラー信号生成部82から供給されるフォーカスエラー信号SFErに基づいてフォーカス駆動信号SFDrを生成すると、これを第1アクチュエータ35Aだけでなく、可動ミラー制御部115にも供給する。
第1アクチュエータ35Aは、フォーカス駆動信号SFDに従って第1対物レンズ35を変位させることにより、赤色光ビームLr1の焦点Fbrをサーボ層104に合焦させる。
制御部21は、目標マーク位置の深さd1に応じた焦点位置信号SBPを生成し、これを駆動制御部22のレンズアクチュエータ制御部112に供給する。
レンズアクチュエータ制御部112は、リレーレンズ57のレンズアクチュエータ59Aの駆動量を表すレンズ駆動信号SLDを生成すると、これをレンズアクチュエータ59Aだけでなく、可動ミラー制御部115にも供給する。
レンズアクチュエータ59Aは、レンズ駆動信号SLDに従って可動レンズ59を変位させることにより、青色光ビームLb1の焦点Fb1を赤色光ビームLr1の焦点Fbrから深さd1だけ相違させ、当該焦点Fb1を深さd1にある目標マーク位置に移動させる。
そして可動ミラー制御部115は、フォーカス駆動信号SFDrに対してLPF処理を施して低周波成分のみを抽出する。可動ミラー制御部115は、当該低周波成分に対して所定の割合でレンズ駆動信号SLDを重畳することにより可動ミラーの駆動量を表すミラー駆動信号SBDを生成し、可動ミラー55に供給する。
上述したように、フォーカス駆動信号SFDrの低周波成分は光ディスク100の低周波チルトに応じた低周波マーク変動量TAlを表している。またレンズ駆動信号SLDは、目標マーク位置に応じて変化する青色光ビームLb1の光路長に応じて変位すべき可動ミラー55の駆動量を表している。
可動ミラー55は、ミラー駆動信号SBDに従って駆動することにより、青色光ビームLb1の光路長を深さd1に応じて調整すると共に、低周波チルトに応じた低周波マーク変動量TAlに応じて青色光ビームLb1の光路長を調整し得るようになされている。
このように、光ディスク装置120は、チルトに応じて生じる目標マーク位置の変動に応じて変化する青色光ビームLb2の光路長に合わせるように青色光ビームLb1の光路長を調整することにより、青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違をコヒーレント長以下に抑制することができる。
この結果、光ディスク装置120では、青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違を抑制して当該青色光ビームLb1及びLb2の干渉性を高めることができ、良好な記録マークRMを形成し得るようになされている。
(2−2)動作及び効果
以上の構成において、光ディスク装置120は、青色光ビームLb1の光軸Lxの方向に当該青色光ビームLb1を反射させると共に、当該光軸Lxの方向に変位する可動ミラー55を、マーク変動量TAに応じて変位させることにより、青色光ビームLb1及びLb2のうち少なくとも一方の光路長である当該青色光ビームLb1の光路長を調整するようにした。
これにより光ディスク装置120は、目標マーク位置の深さd1に応じて青色光ビームLb1の光路長を調整するために配置された可動ミラー55を流用することができ、青色光ビームLb1又はLb2の光路長を調整するための新たな部品を配置せずに済み、光ディスク装置120としての構成を簡易にすることができる。
また光ディスク装置120は、光ディスク100のチルトに応じて駆動する第1対物レンズ35の駆動量を表すフォーカス駆動信号SFDrに基づいてレンズアクチュエータ55Aを駆動することにより、マーク変動量TAとほぼ同一量だけ可動ミラー55を変位させる。
これにより光ディスク装置120は、青色光ビームLb1及びLb2間の光路長をほぼ同一にすることができ、当該青色光ビームLb1及びLb2の干渉性を高めて良好な記録マークRMを形成することができる。
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、第1対物レンズ35の駆動量を表すフォーカス駆動信号SFDrをマーク変動量TAとして検出し、当該フォーカス駆動信号SFDrからステージ駆動信号SSDを生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばフォーカスエラー信号SFErからステージ駆動信号SSDを生成しても良い。また第2対物レンズ35の駆動量を表すフォーカス駆動信号SFDbからステージ駆動信号SSDを生成しても良い。さらには光ディスク100のチルトを検出するセンサを設け、当該検出されたチルトからマーク変動量TAを算出し、ステージ駆動信号SSDを生成するようにしても良い。この場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果をえることができる。
また上述の実施の形態においては、マーク変動量TAとほぼ同一量だけスライドステージ27又は可動ミラー55を駆動するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、青色光ビームLb1及びLb2の光路長の相違がコヒーレント長以下になるようにスライドステージ27又は可動ミラー55を駆動すれば良い。
さらに上述の実施の形態においては、マーク変動量TAを表すフォーカス駆動信号SFDrから低周波成分のみを抽出し、当該低周波成分に基づいてスライドステージ27を駆動することにより青色光ビームLb1及びLb2の光路長を調整するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばスライドステージ27が十分な高速応答性を有している場合には、フォーカス駆動信号SFDrに基づいてスライドステージ27を駆動するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、光ディスク100が有するサーボ層104を基準に任意の深さd1に青色光ビームLb1を照射することにより、当該青色光ビームLb1を目標マーク位置に照射するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる光ディスク100に本発明を適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、可動ミラー55によって青色光ビームLb1の光路長を調整するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、青色光ビームLb2の光路上に可動ミラーを配置し、同様にして光路長を調整しても良い。
さらに上述の実施の形態においては、位置決め用光ビームとして660[nm]の赤色光ビームLr1を用い、情報用光ビームとして405[nm]の青色光ビームLb1を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、適宜最適な波長でなる光ビームを選択して使用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、マーク記録層の厚さp3が15[μm]、層数が20層でなる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光ディスク100としての記録容量や情報用光ビームの波長などに応じて適宜選択することができる。
さらに上述の実施の形態においては、サーボ層104が対物レンズ35側にある基板102と記録層101との間に設けられるようした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サーボ層104が対物レンズ35の反対側にある基板103と記録層101との間に設けられるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、円盤状でなる光ディスク100に記録マークRMを形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばキューブ状(直方体)でなる光情報記録媒体に記録マークRMを記録するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、第1対物レンズ駆動部としての第1アクチュエータ35Aと、第2対物レンズ駆動部としての第2アクチュエータ74Aと、変動量検出部としての第1アクチュエータ制御部92と、光路長調整部としてのスライドステージ27ととによって光ディスク装置としての光ディスク装置20を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる第1対物レンズ駆動部と、第2対物レンズ駆動部と、変動量検出部と、光路長調整部とによって本発明の光ディスク装置を構成するようにしても良い。
本発明は、例えば映像コンテンツや音声コンテンツ等のような大容量の情報を光ディスク等の記録媒体に記録し又は再生する光ディスク装置に利用することができる。
本発明の一実施形態による光ディスクの構成を示す略線図である。 記録マークの形成の説明に供する略線図である。 第1の実施の形態による光ディスク装置の構成を示す略線図である。 光ピックアップの外観構成を示す略線図である。 光ピックアップの構成を示す略線図である。 赤色光ビームの照射の説明に供する略線図である。 赤サーボ用フォトディテクタにおける検出領域の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態における駆動系の制御の説明に供する略線図である。 情報記録処理における青色光ビームの照射(1)の説明に供する略線図である。 情報記録処理における青色光ビームの照射(2)の説明に供する略線図である。 情報再生処理における青色光ビームの照射の説明に供する略線図である。 チルトの発生による光路長の変化の説明に供する略線図である。 チルト発生と第1対物レンズの駆動量の説明に供する略線図である。 第1の実施の形態による光路長の調整の説明に供する略線図である。 第2の実施の形態による光ディスク装置の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による光路長の調整の説明に供する略線図である。 第2の実施の形態における駆動系の制御の説明に供する略線図である。
符号の説明
20……光ディスク装置、21……制御部、22……駆動制御部、23……信号処理部、26……光ピックアップ、27……スライドステージ、30……サーボ光学系、31、51……レーザダイオード、42……赤サーボ用フォトディテクタ、50……第1面情報光学系、57……リレーレンズ、35……第1対物レンズ、35A……第1アクチュエータ、55……可動ミラー55……リレーレンズ、70……第2面情報光学系、74……第2対物レンズ、74A……第2アクチュエータ、76……青サーボ用フォトディテクタ、100……光ディスク、101……記録層、102、103……基板、104……反射膜、Lb0、Lb1、Lb2……青色光ビーム、Lr1、Lr2……赤色光ビーム、TA……マーク変動量、δa……レンズ変位量、δb……ミラー駆動量。

Claims (9)

  1. 光源から出射された光を第1及び第2の光に分離すると共に、第1及び第2の対物レンズを介して上記第1及び第2の光を光ディスク内における同一の目標位置にそれぞれ照射し、光ディスクにホログラムでなる記録マークを形成する光ディスク装置において、
    上記第1の光を上記目標位置に照射するよう上記第1の対物レンズを駆動する第1レンズ駆動部と、
    上記第2の光を上記目標位置に照射するよう上記第2の対物レンズを駆動する第2レンズ駆動部と、
    上記目標位置が上記第1及び第2の光の光軸方向に変動したときの変動量を検出する変動量検出部と、
    検出された上記変動量に応じ、上記第1及び第2の光のうち少なくとも一方の光源から目標位置までの光路長を調整する光路長調整部と
    を具えることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 上記変動量検出部は、
    上記第1又は第2の対物レンズの駆動量を、上記変動量として検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 上記光路長調整部は、
    上記変動量に応じて上記光ディスクを上記第1及び第2の光軸方向に変位させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 上記光路長調整部は、
    上記変動量とほぼ同一量だけ上記光ディスクを変位させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 上記光路長調整部は、
    上記検出された変動量の低周波成分を抽出し、当該低周波成分に基づいて第1及び第2の光のうち、少なくとも一方の光源から目標位置までの光路長を調整する
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 上記第1の対物レンズは、
    上記光ディスクが有するサーボ層に対して合焦するように上記第1及び第2の光とは波長の異なる第3の光を照射し、
    上記第1の光の焦点を上記サーボ層から任意の深さだけ変位させる焦点位置変位部と
    を具えることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  7. 上記光路長調整部は、
    上記第1又は第2の光の光軸方向に当該第1又は第2の光を反射させると共に、当該第1又は第2の光の光軸方向に変位する可動ミラーでなり、上記変動量に応じて当該可動ミラーを変位させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  8. 上記光路長調整部は、
    上記変動量とほぼ同一量だけ上記可動ミラーを変位させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の光ディスク装置。
  9. 光源から出射された光を第1及び第2の光に分離すると共に、第1及び第2の対物レンズを介して上記第1及び第2の光を同一の目標位置にそれぞれ照射し、光ディスクにホログラムでなる記録マークを形成する光情報記録方法において、
    上記第1及び第2の光を上記目標位置に照射するよう上記第1及び第2の対物レンズを駆動する対物レンズ駆動ステップと、
    上記目標位置が上記第1及び第2の光の光軸方向に変動する変動量を検出する変動量検出ステップと、
    検出された上記変動量に応じ、第1及び第2の光のうち少なくとも一方の光の光源から目標位置までの光路長を調整する光路長調整ステップと
    を具えることを特徴とする光情報記録方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2472514A1 (en) * 2010-12-29 2012-07-04 General Electric Company Method and system for servo control for a microholographic storage system
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