JP2009144387A - コンクリート型枠用の付属部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付が簡単であり作業時間を短縮できて作業性の向上が可能であり、しかも、再利用できることから経済的にも利点があるコンクリート型枠用の付属部材を提供する。
【解決手段】合成樹脂材または金属材による一体成型構造からなり、長板状に形成された基板1の一側面に、その長手方向の一側に沿って配設される水切溝用突条2と、前記基板1の長手方向の他側に沿って配設される面取用突条3と、を配設した構成からなる。
【選択図】図2
【解決手段】合成樹脂材または金属材による一体成型構造からなり、長板状に形成された基板1の一側面に、その長手方向の一側に沿って配設される水切溝用突条2と、前記基板1の長手方向の他側に沿って配設される面取用突条3と、を配設した構成からなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば、生コンクリートを打設してコンクリート外壁、特に、ベランダを成形する時に使用されるコンクリート型枠用の付属部材に関するものである。
従来、例えばアパートやマンションといったコンクリートの住居用建物を建設する場合、通常、各階の各部屋毎にベランダが取り付けられる。このベランダは、コンクリート型枠を組み立てることにより、床壁を外側へ延設すると共にその外端部に立壁を立設して形成される。このとき、床壁下面における外端縁の角部に、その角部が欠けるのを防止するため傾斜面となる面取り面が形成される。また、該床壁下面であって前記外端縁から所定の距離内側へ入った位置に、雨水が床壁下面に沿って伝い内側へ浸入するのを防ぐため該外端縁と平行をなす水切凹溝が形成されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
前記床壁の外端縁の面取り面やその下面の水切凹溝を形成するため、コンクリート型枠を組む段階で、床壁下面に配置される水平パネルと該水平パネルの上面であって立壁の外面に配置される垂直パネルとのなす角部に断面が直角二等辺三角形の木製の面取用部材を固定する。また、水平パネルの上面であって前記角部から所定の距離内側へ入った位置に該角部と平行に位置させて断面が台形状の水切溝用部材を固定している。これら面取用部材及び水切溝用部材は、いずれも釘を打つことにより水平パネル又は垂直パネルへ固定している。
前記特許文献1、2におけるコンクリート型枠の組み立てにあっては、その段階で、まず、水平パネルと垂直パネルとの角部に面取用部材を配置すると共に釘打ちして該面取用部材を固定し、次に、そこから所定寸法内側へ入った位置の水平パネル上面に水切溝用部材を配置すると共に同様に釘打ちして該水切溝用部材を固定するようにしている。このように、面取用部材と水切溝用部材とをそれぞれ別個に固定し、また、水切溝用部材の設置位置を寸法取りして決めなければならない等面倒な取付作業が多く、作業時間が長引きその作業性の向上を図ることが難しかった。また、面取用部材はその傾斜面に釘打ちすることになるから、その釘が打ち難くいといった欠点が有る。更に、前記水切溝用部材、面取用部材は共にほとんど再利用できないことから、脱枠後は水切溝用部材及び面取用部材をそのまま廃棄するようにしており、経済的にも損失が大きい。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、取付が簡単であり作業時間を短縮できて作業性の向上が可能であり、しかも、再利用できることから経済的にも利点があるコンクリート型枠用の付属部材を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するため、本発明のコンクリート型枠用の付属部材は、一体成型構造からなり、長板状に形成された基板の一側面に、その長手方向の一側に沿って配設される水切溝用突条と、前記基板の長手方向の他側に沿って配設される面取用突条と、を配設したことを特徴とする。素材としては、例えば、合成樹脂材、金属材が選ばれる。
本発明に係るコンクリート型枠用の付属部材は、一体成型構造からなり、長板状に形成された基板の一側面に、その長手方向の一側に沿って配設される水切溝用突条と、前記基板の長手方向の他側に沿って配設される面取用突条と、を配設した構成からなる。よって、型枠である水平パネルの上面に付属部材を配置固定するのみで従来の面取用部材と水切溝用部材とが同時に固定でき、面取用部材の傾斜面に釘打ちする面倒な作業も必要なくなり、作業時間の短縮及び作業性の向上が可能になるという効果がある。また、この場合、基板に釘打ちして付属部材が固定できるので、比較的広い面に釘打ちできることとなって、釘が打ち易く、その作業が簡単となる。更に、コンクリート型枠用の付属部材を合成樹脂材または金属材から製作すれば、該付属部材が強度的に強くなり、脱枠後も複数回使用することが可能となって経済的な利点がある。
以下、本発明に係るコンクリート型枠用の付属部材の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明に係るコンクリート型枠用の付属部材の斜視図、図2は同拡大横断面図である。このコンクリート型枠用の付属部材(以下、単に「付属部材」という。)は、合成樹脂材による一体成型により形成される。例えば、ガラス繊維で補強されたポリプロピレン樹脂により圧縮成型される。他に、アルミニウムといった金属材による引き抜き成型によって一体成型構造としても良い。
付属部材Aは、図1に示すように長板状の基板1を有する。そして、該基板1の一側面である表面に、その長手方向の一側に沿って水切溝用突条2が配設され、基板1の長手方向の他側に沿って面取用突条3が配設されている。水切溝用突条2は、後記するコンクリート製の床壁10の下面であってその外端縁から所定の距離(例えば約75mm)内側へ入った位置に凹設され、雨水が床壁10下面に沿って内側へ侵入するのを防ぐ水切凹溝15を形成するためのものである。面取用突条3は、同様に床壁10の下面と立壁11の外面とが合致する角部に該角部が欠けないように設けられる面取り面16を形成するためのものである。
前記基板1は、例えば幅寸法が85mm、長さ寸法が1800mmに設定される。水切溝用突条2は、その断面が台形状をなし、その高さ寸法が例えば15mmに設定される。また、面取用突条3は、その傾斜面3aが水切溝用突条2側を向きかつ断面が直角二等辺三角形状をなし、その高さ寸法が例えば14.1mmに設定されている。これら各寸法は、一例であって寸法を異ならせるようにしても良い。基板1には、適宜位置に釘5を打ち込むための打込用孔4が開設される。
本発明に係る付属部材Aは上記構成からなり、次に、その使用方法を説明する。図3は構築中のベランダの一部の側面断面図、図4は同要部の拡大断面図、図5は同脱枠した状態の拡大断面図である。図中、10はベランダの床壁、11はその外端部に立設される立壁である。そこで、これら床壁10、立壁11を形成するに、水平パネル20及び該水平パネル20の外端部上面に鉛直に立設される垂直パネル21を組み立てる。
床壁10下面の所定の位置には梁部12が設けられ、また、その下面に窓枠14の周囲を囲う外壁13が設けられる。よって、それら梁部12や外壁13を形成するため、窓枠14の周囲を囲う垂直枠パネル22と、梁部12の下面を囲う水平梁パネル23と、梁部12の外面を囲う垂直梁パネル24と、がそれぞれ組み立てられる。前記各パネル20乃至24には、それらの表面に複数本の補強用の桟木25が平行に列設して固着されている。
このようにして、コンクリート用型枠26が組み立てられるが、更に、図4に示すように水平パネル20の上面であって、かつ、該水平パネル20の上面に垂直パネル21の下端が当接する内側角部に沿って付属部材Aを固定する。すなわち、面取用突条3の鉛直面3bを垂直パネル21の内面に当接した状態で、基板1の上面に開設された打込用孔4を介して水平パネル20に釘5を打ち込む。これにより、水切溝用突条2と面取用突条3が同時に設けられることになる。
この状態で、コンクリート用型枠26内に生コンクリートKを打設し、養生を経て固化させる。固化した後は、図5に示すように各部のパネル20乃至24を剥がして脱枠する。この際、付属部材Aは、合成樹脂材であって強度的に強いことから、破損するようなことも少なく、釘5を抜くことによって付属部材Aを繰り返し使用することができる。
本発明に係る付属部材Aは、一体成型構造からなり、長板状に形成された基板1の一側面の両側に、それぞれ水切溝用突条2と面取用突条3とを配設した構成からなるので、水平パネル20の上面に付属部材Aを配置固定するのみで従来の面取用部材と水切溝用部材とが同時に固定できる。これにより、面取用部材の傾斜面に釘打ちする面倒な作業も必要なくなり、作業時間の短縮及び作業性の向上が可能になる。
また、この場合、基板1に釘5打ちすることにより付属部材Aが固定できるので、比較的広い面に釘5打ちできることとなって、釘5が打ち易く、その作業が簡単となる。更に、付属部材Aは、合成樹脂材からなり強度的に強いことから、脱枠後に釘5を抜けば複数回使用することが可能であり、経済的な利点も有る。
1 基板
2 水切溝用突条
3 面取用突条
A 付属部材
2 水切溝用突条
3 面取用突条
A 付属部材
Claims (1)
- 一体成型構造からなり、長板状に形成された基板の一側面に、その長手方向の一側に沿って配設される水切溝用突条と、前記基板の長手方向の他側に沿って配設される面取用突条と、を配設したことを特徴とするコンクリート型枠用の付属部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007321976A JP2009144387A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | コンクリート型枠用の付属部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007321976A JP2009144387A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | コンクリート型枠用の付属部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009144387A true JP2009144387A (ja) | 2009-07-02 |
Family
ID=40915309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007321976A Pending JP2009144387A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | コンクリート型枠用の付属部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009144387A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014205998A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 両一 今野 | 鉄筋コンクリート造の水切り構造 |
JP2020026050A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | サクラ化学工業株式会社 | 成形用型枠 |
WO2024011296A1 (en) * | 2022-07-15 | 2024-01-18 | I. Industriespty Ltd | Device for concrete formwork |
-
2007
- 2007-12-13 JP JP2007321976A patent/JP2009144387A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014205998A (ja) * | 2013-04-12 | 2014-10-30 | 両一 今野 | 鉄筋コンクリート造の水切り構造 |
JP2020026050A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | サクラ化学工業株式会社 | 成形用型枠 |
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