JP2009143593A - 包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】封筒等の郵送用、ダイレクトメール等の輸送用、或いは展示会等において配布されたカタログ等が収納されて、そのまま持ち帰ることができる手提げ用袋等として使用され、使用後はファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理用等の袋として再利用することのできるような樹脂製の包装用袋を提供することを課題とする。
【解決手段】袋本体内に被収納物を収納可能な収納部が形成され、該袋本体を別のファイル等の綴込媒体に綴じ込むための綴込用孔が前記袋本体に形成され、且つ該袋本体を前記綴込媒体に綴じ込む際に、前記綴込用孔及び前記収納部を前記袋本体に残存させ、該残存する綴込用孔及び収納部以外の残余部を袋本体から分断するための分断手段が、前記袋本体に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】袋本体内に被収納物を収納可能な収納部が形成され、該袋本体を別のファイル等の綴込媒体に綴じ込むための綴込用孔が前記袋本体に形成され、且つ該袋本体を前記綴込媒体に綴じ込む際に、前記綴込用孔及び前記収納部を前記袋本体に残存させ、該残存する綴込用孔及び収納部以外の残余部を袋本体から分断するための分断手段が、前記袋本体に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は包装用袋、さらに詳しくは、合成樹脂フィルム等からなる包装用袋であって、封筒等の郵送用、ダイレクトメール等の輸送用、或いは展示会等において配布されたカタログ等が収納されて、そのまま持ち帰ることができる手提げ用袋等として使用され、使用後はファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理用等の袋として再利用することのできるような包装用袋に関する。
合成樹脂等の樹脂フィルムからなる包装用袋は、従来から種々の用途に用いられており、たとえば紙封筒に代えて郵送用として樹脂製の封筒が使用されつつある。このような樹脂製の封筒は、フィルムに着色や印刷を施すことができ、またコストも紙封筒に比べて安価になることから、需要が増大しつつある。このような樹脂製の封筒に関するものとして、たとえば下記特許文献1や特許文献2のような特許出願がなされている。また、フィルムが透明であることにより封入物を透視させることができる等の紙製の袋にはない特性があるので、近年では特にダイレクトメール用等の輸送用袋も普及しつつある。
さらに、展示会等においては複数のカタログ等が配布され、それらを持参して持ち帰る便宜のために、樹脂製フィルムからなる袋が利用されることもある。このような袋も
製作コストが安価であるので、展示会等の主催者が、カタログ等とともに持ち帰り用として無償で提供したとしても、それに要するコストの面で特に問題となるようなこともなく、むしろ無償でカタログ等を提供した後の販売促進効果によってもたらされる利益の方が大きいものと認識されている。従って、このような樹脂製フィルムからなる包装用袋の利用頻度も大きいものである。
製作コストが安価であるので、展示会等の主催者が、カタログ等とともに持ち帰り用として無償で提供したとしても、それに要するコストの面で特に問題となるようなこともなく、むしろ無償でカタログ等を提供した後の販売促進効果によってもたらされる利益の方が大きいものと認識されている。従って、このような樹脂製フィルムからなる包装用袋の利用頻度も大きいものである。
このような持ち帰り用の袋として手提げ袋が使用されており、そのような手提げ袋に関するものとして、たとえば下記特許文献3乃至特許文献5のような特許出願がなされている。
しかしながら、上記のような樹脂製の封筒やダイレクトメール用等の樹脂製輸送用袋は、郵送用若しくは輸送用として使用された後は、再利用されることはなく、そのまま廃棄されていた。また手提げ袋は、繰り返して使用できるような形態に形成されているものではあるが、上記のような展示会等でカタログ等とともに配布されるような持ち帰り用の袋は、本来使い捨てを前提として、特に手提げ部分の強度等を考慮することなく、全体を樹脂フィルムで構成する等、コストが安価になるよう製作されているものであるため、実際には再利用されていない。
尚、ポリエチレンテレフタレート等の一部の合成樹脂については、溶融して再生し、別種の製品に成形して再利用するような技術も開発されている。しかし、このような再生する技術を実施すること自体にコストがかかり、汎用性の合成樹脂であるポリエチレンやポリプロピレンについては、溶融、再生等の技術は実施されておらず、燃焼等によって廃棄処理されていたのが現状である。
このように合成樹脂製品を燃焼して廃棄処理することは、紙の場合と相違し、燃焼による排気ガスが環境にもたらす影響が懸念される。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、封筒等の郵送用、ダイレクトメール等の輸送用、或いは展示会等において配布されたカタログ等が収納されて、そのまま持ち帰ることができる手提げ用袋等として使用され、使用後はファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理用等の袋として再利用することのできるような樹脂製の包装用袋を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、袋本体内に被収納物を収納可能な収納部が形成され、該袋本体を別のファイル等の綴込媒体に綴じ込むための綴込用孔が前記袋本体に形成され、且つ該袋本体を前記綴込媒体に綴じ込む際に、前記綴込用孔及び前記収納部を前記袋本体に残存させ、該残存する綴込用孔及び収納部以外の残余部を袋本体から分断するための分断手段が、前記袋本体に設けられていることを特徴とする包装用袋を提供する。
綴込用孔は、主として袋本体の一側縁側に形成される。また分断手段としては、たとえばミシン目やカットテープのようなものが採用される。
本発明は、上述のように、袋本体内に被収納物を収納可能な収納部が形成され、該袋本体を別のファイル等の綴込媒体に綴じ込むための綴込用孔が前記袋本体に形成され、且つ該袋本体を前記綴込媒体に綴じ込む際に、前記綴込用孔及び前記収納部を前記袋本体に残存させ、該残存する綴込用孔及び収納部以外の残余部を袋本体から分断するための分断手段が、前記袋本体に設けられているものであるため、このような包装用袋を使用する場合には、収納部に被収納物を収納して、たとえば郵便物を郵送する封筒として、又はダイレクトメール等用の輸送用袋として、或いは展示会等においては複数のカタログ等とともに持ち帰るための袋として使用することができ、そのような一次形態の袋として使用した後、上記分断手段を介して、綴込用孔及び収納部以外の残余部を袋本体から分断することによって、綴込用孔及び収納部以外の不要な部分が除去されることとなり、ファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理用等、二次形態の袋として有効利用を図ることができる。
この結果、郵送用、輸送用、或いは持ち帰り用等として使用された樹脂製等の包装用袋を、その使用後において、上記のような分断手段により、綴込用孔及び収納部以外の部分を分断することによって、綴込用の整理袋等として再利用することができ、その結果、郵送用、輸送用、持ち帰り用等として使用された後に廃棄される可能性が少なくなり、ひいては環境保護に寄与することになるという効果がある。
また、分断手段によって分断、除去されるのは、綴込用孔及び収納部以外の包装用袋の一部のみであり、綴込用孔及び収納部は袋本体に残存するので、綴込用の整理袋等として再利用される場合に支障を生じるようなこともない。
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
(実施形態1)
本実施形態の包装用袋は、図1及び図2に示すように、袋本体1の全体が透明な樹脂製フィルムからなり、該袋本体1の上部には開口部2が形成され、該開口部2より下側には、
被収納物を収納する収納部3が形成されている。そして、袋本体1を構成するフィルムからなる一片1a及び他片1bのうち、一片1aが他片1bより前記開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている。樹脂フィルムとしては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン等のような汎用性の合成樹脂製のフィルムを使用することができ、またポリ乳酸等のいわゆる生分解性フィルムのようなものを用いることもできる。
(実施形態1)
本実施形態の包装用袋は、図1及び図2に示すように、袋本体1の全体が透明な樹脂製フィルムからなり、該袋本体1の上部には開口部2が形成され、該開口部2より下側には、
被収納物を収納する収納部3が形成されている。そして、袋本体1を構成するフィルムからなる一片1a及び他片1bのうち、一片1aが他片1bより前記開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている。樹脂フィルムとしては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン等のような汎用性の合成樹脂製のフィルムを使用することができ、またポリ乳酸等のいわゆる生分解性フィルムのようなものを用いることもできる。
前記袋本体1の両側縁部と底縁部との三方側縁部にはシール部12a、12b、13が形成され、両側縁部のシール部のうちの一方側縁部のシール部12aは、他方側縁部のシール部12b及び底縁部のシール部13よりも幅広に形成されている。そして、一方側縁部のシール部12aには、前記袋本体を別のファイル等の綴込媒体に綴じ込むための複数の綴込用孔5が穿設されている。また前記封緘片4の内面側には接着剤6を介して離型材7が設けられている。さらに、該封緘片4の内面側であって開口部2よりもわずか上側の位置には、ミシン目8が形成されている。
そして、このような構成からなる包装用袋を使用する場合には、封緘片4から離型材7を剥離するとともに、図3に示すように前記開口部2から袋本体1の収納部3内に被収納物9を収納した後、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着する。このように被収納物9を収納した状態で、たとえばダイレクトメール等用の輸送用袋として送信する等のように使用することができる。
このような輸送用袋を受信した受信者は、封緘片4を袋本体1の他片1b側から離脱させ、被収納物9を収納部3から取り出して、送信された被収納物9を用いることができる。このようにして、ダイレクトメール等用の輸送用袋としての使用目的が達成された後は、受信者側によってファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管等する袋として使用することができる。
すなわち、図4に示すようにミシン目8の位置で封緘片4を袋本体1から分断し、輸送の際に収納されていた被収納物9とは別の、ファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管等するための被収納物10を収納する。この場合、輸送されてきた被収納物9をそのまま保存することも可能である。
さらに、ファイル等の綴込媒体に設けられた綴杆を、袋本体1の一側縁部に設けられた綴込用孔5に挿入することによって包装用袋がファイル等の綴込媒体に綴じ込まれることとなる。このようにして、被収納物10が収納された包装用袋をファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管用の袋として使用することができる。この場合、整理、保管等用の袋として利用価値の少ない封緘片4の部分は、袋本体1から分断されるので、整理、保管用の袋として好適に使用することができる。また分断されて除去される部分は、包装用袋の全体に対して封緘片4等のわずかな部分のみであるので、整理、保管用の袋として再利用する場合に支障を生じることもない。
このように、本実施形態の包装用袋は、ダイレクトメール等用の輸送用袋として、送信者側に使用される他、これを受信した受信者側においては、ファイル等の綴込媒体に綴じ込む整理、保管用の袋として再利用することができる。このため、受信者側において直ちに廃棄されるような可能性が少なくなり、ひいては環境保護にも寄与することとなる。
(実施形態2)
本実施形態では、封緘片4を袋本体1から分断する分断手段として図5及び図6に示すようなカットテープ11を用いており、この点で、分断手段としてミシン目8を用いていた上記実施形態1の場合と相違する。すなわち本実施形態では、同図のように、封緘片4の内面側であって開口部2よりもわずか上側の位置に、カットテープ11が設けられている。
本実施形態では、封緘片4を袋本体1から分断する分断手段として図5及び図6に示すようなカットテープ11を用いており、この点で、分断手段としてミシン目8を用いていた上記実施形態1の場合と相違する。すなわち本実施形態では、同図のように、封緘片4の内面側であって開口部2よりもわずか上側の位置に、カットテープ11が設けられている。
袋本体1の上部に開口部2が形成されている点、開口部2より下側に収納部3が形成されている点、袋本体1を構成する一片1aが他片1bより開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている点、袋本体1の三方側縁部にシール部12a、12b、13が形成されているとともに両側縁部のうちの一方側縁部のシール部12aが他方側縁部のシール部12b及び底縁部のシール部13よりも幅広に形成され、該シール部12aに複数の綴込用孔5が穿設されている点、封緘片4の内面側に接着剤6を介して離型材7が設けられている点は、上記実施形態1と共通する。使用時において、封緘片4から離型材7を剥離し、袋本体1の収納部3内に被収納物9を収納した後、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着して、輸送用袋等として送信する等の点も上記実施形態1と共通する(図3参照)。
本実施形態の包装用袋は、分断手段としてミシン目8に代えてカットテープ11が封緘片4の所定位置、すなわち開口部2よりもわずか上側の位置に設けられているため、そのカットテープ11を捲り取ることによって、封緘片4を袋本体1から分断させることができる。
従って、本実施形態においても、送信者が輸送用袋として使用した後、輸送用袋を受信した受信者は、図7に示すように、封緘片4を袋本体1の一片1a側から分断して除去し、
ファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管等する袋として再利用することができる。
ファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管等する袋として再利用することができる。
(実施形態3)
本実施形態では、図8に示すように、分断手段としてのミシン目8が、袋本体1の開口部2よりもわずか上側の位置に形成されているのみならず、袋本体1の他側縁側に形成されており、この点で、ミシン目8が開口部2よりも上側のみに形成されていた実施形態1と相違する。本実施形態においても袋本体1の両側縁部と底縁部との三方側縁部にシール部12a、12b、13が形成されているが、本実施形態では一方側縁部のシール部12aのみならず、他方側縁部のシール部12bも、底縁部のシール部13に比べて幅広に形成されている。そして、他方側縁部のシール部12bの内側にミシン目8が形成されている。
本実施形態では、図8に示すように、分断手段としてのミシン目8が、袋本体1の開口部2よりもわずか上側の位置に形成されているのみならず、袋本体1の他側縁側に形成されており、この点で、ミシン目8が開口部2よりも上側のみに形成されていた実施形態1と相違する。本実施形態においても袋本体1の両側縁部と底縁部との三方側縁部にシール部12a、12b、13が形成されているが、本実施形態では一方側縁部のシール部12aのみならず、他方側縁部のシール部12bも、底縁部のシール部13に比べて幅広に形成されている。そして、他方側縁部のシール部12bの内側にミシン目8が形成されている。
袋本体1の上部に開口部2が形成されている点、開口部2より下側に収納部3が形成されている点、袋本体1を構成する一片1aが他片1bより開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている点、封緘片4の内面側に接着剤6を介して離型材7が設けられている点、袋本体1の一側縁側に複数の綴込用孔5が穿設されている点は、上記実施形態1と共通する。使用時において封緘片4から離型材7を剥離し、袋本体1の収納部3内に被収納物9を収納した後、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着して、輸送用袋等として送信する等の点も上記実施形態1と共通する(図3参照)。
輸送用袋を受信した受信者は、実施形態1と同様に開口部2の上部のミシン目8の位置で封緘片4を袋本体1から分断し、さらに袋本体1の他側縁側のミシン目8の位置で、そのミシン目8の外側の所定幅のシール部13を分断する。このように2箇所のミシン目8、8の位置で分断することにより、袋本体1の他側縁側にも開口部が形成され、袋本体1の上部と側部との2箇所に開口部がある,いわゆるクリアファイルのような形態の袋が得られることとなる。
従って、実施形態1と同様に袋本体1の一側縁部に設けられた綴込用孔5にファイル等の綴杆を挿入することで、上部と側部との2箇所に開口部があるクリアファイル形の包装用袋をファイル等の綴込媒体に綴じ込むことができ、整理、保管等用として好適な包装用袋を提供することができる。
(実施形態4)
本実施形態では、図9及び図10に示すように、綴込用孔5が袋本体1の下部に設けられており、この点で、綴込用孔5が袋本体1の一側縁側に設けられている実施形態1乃至3の場合と相違する。すなわち、本実施形態では同図のように袋本体1の下部における一片1aと他片1b間に区画シール部14が設けられており、その区画シール部14の下部の袋本体1の一片1aと他片1b間に合成紙からなる補強片17が封入され、その補強片17と袋本体1の一片1a、他片1bとで、ファイル等の綴込媒体に綴じ込むための綴込部18が形成されている。そして、綴込用孔5は、前記綴込部18に2箇所穿設されている。
袋本体1の両側縁部は、上記実施形態1乃至3のように所定幅にシールされて形成されているのではなく、熱溶断シール、すなわち包装用袋の製造工程において、2枚の長尺状合成樹脂製フィルムを熱で溶解して断裁すると同時に断裁された部分をシールして形成されている。
本実施形態では、図9及び図10に示すように、綴込用孔5が袋本体1の下部に設けられており、この点で、綴込用孔5が袋本体1の一側縁側に設けられている実施形態1乃至3の場合と相違する。すなわち、本実施形態では同図のように袋本体1の下部における一片1aと他片1b間に区画シール部14が設けられており、その区画シール部14の下部の袋本体1の一片1aと他片1b間に合成紙からなる補強片17が封入され、その補強片17と袋本体1の一片1a、他片1bとで、ファイル等の綴込媒体に綴じ込むための綴込部18が形成されている。そして、綴込用孔5は、前記綴込部18に2箇所穿設されている。
袋本体1の両側縁部は、上記実施形態1乃至3のように所定幅にシールされて形成されているのではなく、熱溶断シール、すなわち包装用袋の製造工程において、2枚の長尺状合成樹脂製フィルムを熱で溶解して断裁すると同時に断裁された部分をシールして形成されている。
袋本体1の上部に開口部2が形成されている点、袋本体1を構成する一片1aが他片1bより開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている点、封緘片4の内面側に接着剤6を介して離型材7が設けられている点は、上記実施形態1と共通する。使用時においては、本実施形態においても、図11に示すように、封緘片4から離型材7を剥離し、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着することで袋本体1を封緘し、また、二次使用としてファイル等の綴込媒体に綴じ込む整理、保管用の袋として使用する場合には、図12に示すように、封緘片4を袋本体1から分断させる。
ただし、本実施形態では、袋本体1の下部に綴込用孔5が穿設された綴込部18が形成されているので、二次使用として使用する場合、前記綴込部18に穿設された綴込用孔5に、ファイル等の綴込媒体の綴杆を挿入すると、袋本体1の上部に形成された開口部2は、綴込媒体の綴杆の部分とは反対側の側部に位置することとなる。従って、一時使用としての輸送用袋として使用する際には上部に存在していた開口部が、二次使用として整理、保管等する袋として使用する場合には側部に存在し、その側部の開口部から被包装物が袋本体1内に出し入れされることとなる。
(実施形態5)
本実施形態では、図13及び図14に示すように、開口部2が袋本体1の下部に形成されており、その開口部2を開閉するための封緘片4が、該袋本体1の一片1aを他片1bより開口部2の下部に延長して形成されている。これらの点で、開口部2が袋本体1の上部に形成されていた上記実施形態4と相違する。
本実施形態では、図13及び図14に示すように、開口部2が袋本体1の下部に形成されており、その開口部2を開閉するための封緘片4が、該袋本体1の一片1aを他片1bより開口部2の下部に延長して形成されている。これらの点で、開口部2が袋本体1の上部に形成されていた上記実施形態4と相違する。
また本実施形態では、同図のように綴込用孔5が袋本体1の上部に設けられており、区画シール部14、補強片17を封入した綴込部18も袋本体1の上部に設けられており、この点で、これらが袋本体1の下部に設けられている実施形態4と相違する。
ただし、一時使用時の操作は実施形態4と同様であり、二次使用としてファイル等の綴込媒体に綴じ込む操作等も実施形態4と同様である。また袋本体1の両側縁部が熱溶断シールされている点も実施形態4と同様である。
(実施形態6)
本実施形態は、手提げ用の包装用袋であり、輸送用として使用される実施形態1乃至5と相違する。手提げ用の袋であるので、上記実施形態1乃至4のような封緘片4が設けられておらず、開口部2の端縁である袋本体1の一片1aと他片1bの上端は、同じ高さに形成されている。
本実施形態は、手提げ用の包装用袋であり、輸送用として使用される実施形態1乃至5と相違する。手提げ用の袋であるので、上記実施形態1乃至4のような封緘片4が設けられておらず、開口部2の端縁である袋本体1の一片1aと他片1bの上端は、同じ高さに形成されている。
また、手提げ用の袋であるので、袋本体1の一片1aと他片1bの上部には、図15及び図16に示すように、手を挿入するための、長孔15、15が穿設されている。このように、本実施形態の包装用袋は、用途の相違に起因して上記実施形態1乃至5の包装用袋とは基本的形態が相違している。本実施形態では、図16のように袋本体1の一片1aと他片1bにおける上記長孔15、15の下側にミシン目8が設けられている。袋本体1の三方側縁部にシール部12a、12b、13が形成されているとともに両側縁部のうちの一方側縁部のシール部12aが他方側縁部のシール部12b及び底縁部のシール部13よりも幅広に形成され、該一方側縁部のシール部12aに複数の綴込用孔5が穿設されている点は実施形態1と共通する。
本実施形態の包装用袋は、たとえば展示会等において配布されるカタログ等を、持ち帰る際に、そのようなカタログ等とともに配布される持ち帰り用の袋として使用される。従って、そのカタログ等が図16に示すように被収納物9として収納部3内に収納されることとなる。
このような持ち帰り用の袋として使用した後は、持ち帰った被収納物9を収納部3から取り出した後、図17に示すようにミシン目8を介して長孔15、15が穿設された袋本体1の上部16を分断させることができ、上記被収納物9とは別の被収納物10を収納し、上記実施形態1等と同様にファイル等の綴込媒体に設けられた綴杆を、袋本体1の一側縁部に設けられた綴込用孔5に挿入することによって包装用袋がファイル等の綴込媒体に綴じ込まれることとなる。このようにして、被収納物10が収納された包装用袋をファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管用の袋として使用することができる。
本実施形態においても、持ち帰り用の袋として使用された後は、ファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管用の袋として再利用することができるので、直ちに廃棄される可能性が少なくなり、環境保護にも寄与するという上記実施形態と同様の効果を有する。そして、
整理、保管用の綴込用袋として利用価値の少ない長孔15、15が穿設された袋本体1の上部16は分断されるので、綴込用袋として好適に使用することができる。
整理、保管用の綴込用袋として利用価値の少ない長孔15、15が穿設された袋本体1の上部16は分断されるので、綴込用袋として好適に使用することができる。
(実施形態7)
本実施形態では、図18及び図19に示すように、袋本体1の上部16を分断する手段として、上記実施形態5のミシン目8に代えて、カットテープ11、11が設けられている。そして、袋本体1の表面側には、図18のように、カットテープ11の開封起点11aが設けられている。従って、本実施形態においては、図21に示すように、袋本体1の一片1a側に設けられた開封起点11aから、カットテープ11によって袋本体1の上部16を分断する。
本実施形態では、図18及び図19に示すように、袋本体1の上部16を分断する手段として、上記実施形態5のミシン目8に代えて、カットテープ11、11が設けられている。そして、袋本体1の表面側には、図18のように、カットテープ11の開封起点11aが設けられている。従って、本実施形態においては、図21に示すように、袋本体1の一片1a側に設けられた開封起点11aから、カットテープ11によって袋本体1の上部16を分断する。
開口部2の端縁である袋本体1の一片1aと他片1bの上端が同じ高さに形成されている点、袋本体1の一片1aと他片1bの上部に長孔15、15が穿設されている点は、実施形態5と共通する。このような持ち帰り用の袋としての一次使用後は、図20に示すような持ち帰った被収納物9を収納部3から取り出した後、図21に示すようにカットテープ11を捲り取ることによって、長孔15、15が穿設された袋本体1の上部16を分断させることができ、上記被収納物9とは別の被収納物10を収納し、上記実施形態5と同様にファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管用の袋として使用することができる。
(実施形態8)
本実施形態では、図22に示すように、分断手段としてのミシン目8が、袋本体1の開口部2よりもわずか上側の位置に形成されているのみならず、袋本体1の他側縁側に形成されており、この点で、ミシン目8が開口部2よりも上側のみに形成されていた実施形態1と相違する。本実施形態では、袋本体1の一方側縁部のシール部12aのみならず、他方側縁部のシール部12bも、底縁部のシール部13に比べて幅広に形成され、その他方側縁部のシール部12bの内側にミシン目8が形成されており、その点で上記実施形態3と共通する。
本実施形態では、図22に示すように、分断手段としてのミシン目8が、袋本体1の開口部2よりもわずか上側の位置に形成されているのみならず、袋本体1の他側縁側に形成されており、この点で、ミシン目8が開口部2よりも上側のみに形成されていた実施形態1と相違する。本実施形態では、袋本体1の一方側縁部のシール部12aのみならず、他方側縁部のシール部12bも、底縁部のシール部13に比べて幅広に形成され、その他方側縁部のシール部12bの内側にミシン目8が形成されており、その点で上記実施形態3と共通する。
持ち帰り用の袋としての一次使用後には、開口部2の上部のミシン目8の位置で上部16を袋本体1から分断し、さらに袋本体1の他側縁側のミシン目8の位置で、そのミシン目8の外側の所定幅のシール部13を分断する。このように2箇所のミシン目8、8の位置で分断することにより、上記実施形態3と同様に袋本体1の他側縁側にも開口部が形成され、袋本体1の上部と側部との2箇所に開口部がある,いわゆるクリアファイルのような形態の袋が得られることとなる。
(実施形態9)
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態4の包装用袋と近似する形態のものであり、ミシン目8が形成されている位置においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図23に示すように袋本体1の下部における一片1aと他片1b間に区画シール部14が設けられ、その区画シール部14の下部の袋本体1の一片1aと他片1b間に合成紙からなる補強片17が封入され、その補強片17と袋本体1の一片1a、他片1bとで綴込部18が形成され、該綴込部18の2箇所に綴込用孔5が穿設されている。これらの構成において上記実施形態4と共通する。袋本体1の両側縁部は熱溶断シールされており、この点でも実施形態4と共通する。
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態4の包装用袋と近似する形態のものであり、ミシン目8が形成されている位置においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図23に示すように袋本体1の下部における一片1aと他片1b間に区画シール部14が設けられ、その区画シール部14の下部の袋本体1の一片1aと他片1b間に合成紙からなる補強片17が封入され、その補強片17と袋本体1の一片1a、他片1bとで綴込部18が形成され、該綴込部18の2箇所に綴込用孔5が穿設されている。これらの構成において上記実施形態4と共通する。袋本体1の両側縁部は熱溶断シールされており、この点でも実施形態4と共通する。
ただし、本実施形態においては袋本体1の一方側縁部側の縦方向にミシン目8が形成されており、袋本体1の上部にはミシン目は形成されていない。この点でかかるミシン目8が袋本体1の上部に形成されていた実施形態4と相違する。
一次使用時において、封緘片4から離型材7を剥離し、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着することで袋本体1を封緘し、また、二次使用としてファイル等の綴込媒体に綴じ込む整理、保管用の袋として使用する操作等も実施形態4と同じである。
ただし本実施形態では、二次使用時においては、一方側縁部側の縦方向のミシン目8を分断して該一方側縁部側を開口させ、その状態で袋本体1の底部の綴込部18に穿設された綴込用孔5にファイル等の綴込媒体の綴杆を挿入するので、開口した袋本体1の一方側縁部は、上記実施形態4とは異なり、上部に位置することとなる。従って、一時使用としての輸送用袋として使用する際に上部に存在していた開口部は、二次使用の際には使用せず、上記のようにミシン目8での分断により新たに開口させて上部に位置させた袋本体1の一方側縁部側の開口部を二次使用の際に使用することになる。
(実施形態10)
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態5の包装用袋と近似する形態のものであり、ミシン目8が形成されている位置においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図24に示すように、開口部2が袋本体1の下部に形成されており、その開口部2を開閉するための封緘片4が、該袋本体1の一片1aを他片1bより開口部2の下部に延長して形成されている。これらの点で、上記実施形態5と共通する。また本実施形態では、同図のように綴込用孔5が袋本体1の上部に設けられており、区画シール部14、補強片17を封入した綴込部18も袋本体1の上部に設けられており、この点でも上記実施形態5と同じである。
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態5の包装用袋と近似する形態のものであり、ミシン目8が形成されている位置においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図24に示すように、開口部2が袋本体1の下部に形成されており、その開口部2を開閉するための封緘片4が、該袋本体1の一片1aを他片1bより開口部2の下部に延長して形成されている。これらの点で、上記実施形態5と共通する。また本実施形態では、同図のように綴込用孔5が袋本体1の上部に設けられており、区画シール部14、補強片17を封入した綴込部18も袋本体1の上部に設けられており、この点でも上記実施形態5と同じである。
ただし本実施形態では、袋本体1の他方側縁部側の縦方向にミシン目8が形成されており、袋本体1の下部にはミシン目は形成されていない。この点でかかるミシン目8が袋本体1の下部に形成されていた実施形態5と相違する。
二次使用時においては、他方側縁部側の縦方向のミシン目8を分断して該他方側縁部側を開口させ、その状態で袋本体1の上部の綴込部18に穿設された綴込用孔5にファイル等の綴込媒体の綴杆を挿入するので、開口した袋本体1の他方側縁部は、上記実施形態4とは異なり、上部に位置することとなる。従って、一時使用としての輸送用袋として使用する際に上部に存在していた開口部は、二次使用の際には使用せず、上記のようにミシン目8での分断により新たに開口させて上部に位置させた袋本体1の他方側縁部側の開口部を二次使用の際に使用することになる。
(実施形態11)
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態4の包装用袋と近似する形態のものであり、袋本体1の開口部2の直下にチャックを設けた点においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図25に示すように、袋本体1の開口部2の直下における袋本体1の一片1aと他片1bとのそれぞれ内面側に、相互に嵌合可能なチャック5a、5bが設けられている。ミシン目8は、チャック5a、5bの上部の位置に形成されている。チャック5a、5bが設けられた点以外の構成は実施形態4と共通する。
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態4の包装用袋と近似する形態のものであり、袋本体1の開口部2の直下にチャックを設けた点においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図25に示すように、袋本体1の開口部2の直下における袋本体1の一片1aと他片1bとのそれぞれ内面側に、相互に嵌合可能なチャック5a、5bが設けられている。ミシン目8は、チャック5a、5bの上部の位置に形成されている。チャック5a、5bが設けられた点以外の構成は実施形態4と共通する。
一次使用時及び二次使用時の操作も上記実施形態4と同じであるが、本実施形態においては、同図のように、チャック5a、5bを嵌合することによって開口部2が閉じられることとなるので、二次使用時において開口部2が袋本体1の側部に位置するにもかかわらず、開口部2から被包装物が不用意に抜け出ることもないのである。
その他の構成と使用方法は上記実施形態4と同じであるため、その説明は省略する。
(実施形態12)
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態5の包装用袋と近似する形態のものであり、袋本体1の開口部2の下部にチャックを設けた点においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図26に示すように、袋本体1の開口部2の少し上側における袋本体1の一片1aと他片1bとのそれぞれ内面側に、相互に嵌合可能なチャック5a、5bが設けられている。ミシン目8は、チャック5a、5bの下部の位置に形成されている。チャック5a、5bが設けられた点以外の構成は実施形態5と共通する。
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態5の包装用袋と近似する形態のものであり、袋本体1の開口部2の下部にチャックを設けた点においてのみ相違する。すなわち、本実施形態では、図26に示すように、袋本体1の開口部2の少し上側における袋本体1の一片1aと他片1bとのそれぞれ内面側に、相互に嵌合可能なチャック5a、5bが設けられている。ミシン目8は、チャック5a、5bの下部の位置に形成されている。チャック5a、5bが設けられた点以外の構成は実施形態5と共通する。
チャック5a、5bを嵌合することによって開口部2が閉じられ、開口部2から被包装物が不用意に抜け出ることが防止される効果は実施形態11と同じである。
その他の構成と使用方法は上記実施形態5と同じであるため、その説明は省略する。
(実施形態13)
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態6乃至8と同様に、一次使用時において手提げ用の袋として用いられるものであり、袋本体1の一片1aと他片1bの上部に手を挿入するための長孔15、15が袋本体1の上部16に穿設されている点で該実施形態6乃至8と共通する。
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態6乃至8と同様に、一次使用時において手提げ用の袋として用いられるものであり、袋本体1の一片1aと他片1bの上部に手を挿入するための長孔15、15が袋本体1の上部16に穿設されている点で該実施形態6乃至8と共通する。
ただし、本実施形態では開口部2が袋本体1の下部に形成されており、その点で開口部2が袋本体1の上部に形成されていた実施形態6乃至8の場合と相違する。すなわち、本実施形態では、図27及び図28に示すように、袋本体1の下部に開口部2が形成されているとともに、該開口部2から袋本体1の一片1aが他片1bより延長されて封緘片4が形成され、該封緘片4の内面側に接着剤6を介して離型材7が設けられている。この点で、封緘片4が設けられていない実施形態6乃至8の包装用袋と相違する。
また本実施形態では、長孔15が穿設された袋本体1の上部16の下側の位置における袋本体1の一片1aと他片1b間が溶着されて綴込部18が形成されている。この点で、綴込部18が袋本体1の側部に形成されていた実施形態6乃至8の場合と相違する。このような綴込部18によって、本実施形態では袋本体1の上部16と収納部3とは連通状態とされておらず、区画された状態となっている。綴込用孔5は、綴込部18の2箇所に穿設されている。
本実施形態では、ミシン目8は綴込部18の少し上側に形成されている。また本実施形態では、袋本体1の両側縁部は、上記実施形態6乃至8のように所定幅にシールされて形成されているのではなく、熱溶断シールして形成されている。
一時使用としての手提げ用の袋としての使用後は、ミシン目8の位置で袋本体1の上部16を袋本体1の収納部3の部分から分断し、綴込部18に穿設された綴込用孔5に、ファイル等の綴込媒体の綴杆を挿入することで、二次使用としての整理、保管等する袋として使用することができる。この場合、一時使用時には袋本体1の下部に存在していた開口部2が、二次使用時には側部に存在し、実施形態4と同様に側部の開口部から被包装物が袋本体1内に出し入れされることとなる。
(実施形態14)
本実施形態の包装用袋も、上記実施形態6乃至8、及び実施形態13と同様に、一次使用時において手提げ用の袋として用いられるものであり、袋本体1の一片1aと他片1bの上部に手を挿入するための長孔15、15が袋本体1の上部16に穿設されている。
本実施形態の包装用袋も、上記実施形態6乃至8、及び実施形態13と同様に、一次使用時において手提げ用の袋として用いられるものであり、袋本体1の一片1aと他片1bの上部に手を挿入するための長孔15、15が袋本体1の上部16に穿設されている。
袋本体1の上部の下側の一片1aと他片1b間が溶着されて綴込部18が形成され、その綴込部18によって、袋本体1の上部16と収納部3とが区画された状態となっている点で上記実施形態13と共通する。また袋本体1の両側縁部が熱溶断シールして形成されている点も実施形態13と共通する。
ただし、本実施形態では開口部2が袋本体1の上部に形成されており、この点で開口部2が袋本体1の下部に形成されていた実施形態13の場合と相違する。すなわち、本実施形態では、図29及び図30に示すように、袋本体1の上部に開口部2が形成され、該開口部2から、袋本体1を構成するフィルムからなる一片1aが他片1bより上部に延長され、その開口部2の上部に延長された一片1aを構成するフィルムが頂部19で折り返されるとともに、折り返されたフィルムと前記上部に延長されたフィルムとが熱溶着されて
綴込部18が形成され、この綴込部18が、袋本体1の上部16と袋本体1の収納部3の部分とを区画する区画シール部としても機能している。
綴込部18が形成され、この綴込部18が、袋本体1の上部16と袋本体1の収納部3の部分とを区画する区画シール部としても機能している。
また前記頂部19で折り返されたフィルムは、前記綴込部18から下部に延長され、その延長された部分が封緘片4として形成されている。封緘片4の内面側には接着剤6を介して離型材7が設けられている点は、上記実施形態13と同様である。
(実施形態15)
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態1乃至5等と同様に輸送用の袋として使用されるものであるが、図31に示すように、綴込用孔5が袋本体1の他方側縁部側に形成されており、その点で綴込用孔5が袋本体1の一方側縁部側に形成されていた実施形態1乃至3や、袋本体1の下部又は上部に形成されていた実施形態4、5と相違する。
本実施形態の包装用袋は、上記実施形態1乃至5等と同様に輸送用の袋として使用されるものであるが、図31に示すように、綴込用孔5が袋本体1の他方側縁部側に形成されており、その点で綴込用孔5が袋本体1の一方側縁部側に形成されていた実施形態1乃至3や、袋本体1の下部又は上部に形成されていた実施形態4、5と相違する。
より具体的には、本実施形態では、上記実施形態1等とは逆に、他方側縁部のシール部12bが一方側縁部のシール部12a及び底縁部のシール部13よりも幅広に形成されて
おり、その他方側縁部のシール部12bに複数の綴込用孔5が穿設されている。
おり、その他方側縁部のシール部12bに複数の綴込用孔5が穿設されている。
また本実施形態では、図31の正面側に位置する袋本体1の一片1a側には、文字等を筆記可能とする白色のマットインクが塗布され、袋本体1の他片1b側には、このようなマットインクが塗布されておらず、透明な状態とされている。この包装用袋を、一次使用としての輸送用袋として使用する場合には、袋本体1の一片1a側に宛先、宛名等を筆記し、輸送すべき被包装物を収納して使用する。
そして、本実施形態の包装用袋を、一次使用としての輸送用袋として使用した後は、図33に示すように、ミシン目8の位置で封緘片4を袋本体1から分断し、実施形態1等と同様に、ファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管用の袋として、二次使用としての利用に供する。
この場合において、袋本体1の一片1a側には、白色のマットインクが塗布されているので、二次使用時である整理、保管用の袋として使用する場合には、袋本体1を反転させて、上記白色のマットインクが塗布された袋本体1の一片1aを背面側に位置させ、透明な袋本体1の他片1bを正面側に位置させる。
このように袋本体1を反転させることによって、図33に示すように、綴込用孔5が穿設された他方側縁部のシール部12bが、一次使用時とは反対側(図33における左側)に位置することとなり、ファイル等の綴込媒体への綴じ込み作業が容易に行えることとなる。また、透明な袋本体1の他片1bが正面側に位置しているので、整理、保管の対象となる被包装物を、袋本体1の他片1bを介して透視することができ、整理、保管用の袋として好適に使用することが可能となる。
(実施形態16)
本実施形態の包装用袋も、上記実施形態15の包装用袋と同様に、綴込用孔5が袋本体1の他方側縁部側に形成され、また図34の正面側に位置する袋本体1の一片1a側には、文字等を筆記可能とする白色のマットインクが塗布され、袋本体1の他片1b側には、このようなマットインクが塗布されておらず、透明な状態とされている。
本実施形態の包装用袋も、上記実施形態15の包装用袋と同様に、綴込用孔5が袋本体1の他方側縁部側に形成され、また図34の正面側に位置する袋本体1の一片1a側には、文字等を筆記可能とする白色のマットインクが塗布され、袋本体1の他片1b側には、このようなマットインクが塗布されておらず、透明な状態とされている。
ただし、本実施形態では、他方側縁部のシール部12bが一方側縁部のシール部12a及び底縁部のシール部13と略同幅に形成され、綴込用孔5は実施形態15のように他方側縁部のシール部12b上に穿設されているのではなく、その他方側縁部のシール部12bの外側に延設された綴込部18上に綴込用孔5が穿設されている。この綴込部18においては、表裏の合成樹脂製フィルムがシールされているわけではないが、シール部12bの外側に延設された表裏のフィルムに貫通して綴込部18が穿設されているので、綴込用孔5を介してファイル等の綴込媒体への綴じ込む作業に支障を生じることもない。
一次使用時には、袋本体1の一片1a側に宛先、宛名等を筆記し、二次使用時にはミシン目8の位置で封緘片4を袋本体1から分断し、袋本体1を反転させて、透明な袋本体1の他片1bを正面側に位置させることで、ファイル等の綴込媒体に綴じ込んで整理、保管用の袋として好適に使用できる点は、実施形態15と同様である。
(その他の実施形態)
尚、袋本体1の開口部2の位置は、上記実施形態1乃至4及び実施形態6乃至9、11、14乃至16のように袋本体1の上部に形成されていてもよく、また実施形態5、10、12、13のように袋本体1の下部に形成されていてもよく、その位置は問わない。
尚、袋本体1の開口部2の位置は、上記実施形態1乃至4及び実施形態6乃至9、11、14乃至16のように袋本体1の上部に形成されていてもよく、また実施形態5、10、12、13のように袋本体1の下部に形成されていてもよく、その位置は問わない。
また、封緘片4や袋本体1の上部16等の残余部を袋本体1から分断する分断手段も、上記実施形態1、3乃至6、8乃至16のようなミシン目8による手段、実施形態2、7のようなカットテープ11による手段、或いはカットテープ11とミシン目8との双方による手段のいずれであってもよく、また、これら以外の分断手段を採用することも可能である。
尚、袋本体1から分断される「残余部」とは、袋本体1をファイル等の綴込媒体に綴じ込む際、すなわち袋本体1の二次使用時に必須の使用部分である綴込用孔5及び収納部3以外の部分であって、上記各実施形態で分断される封緘片4や袋本体1の上部16等の部分をいう。ただし、実施形態3、8、9、10、13のように、袋本体1の一側縁部又は他側縁部側にミシン目8等の分断手段が形成され、その外側が分断されるような場合には、その分断される一側縁部又は他側縁部側の外側の部分が「残余部」となる。この場合の袋本体1の一側縁部又は他側縁部側の「残余部」は、一次使用時には袋本体1の収納部3の一部を構成していた部分でもあるが、二次使用時には、分断された部分以外の部分に袋本体1の収納部3が残存しているので、二次使用に不都合が生じることもない。
すなわち、「残余部」は、一次使用時に袋本体1の収納部3を構成する部分であってもよく、要は二次使用時に綴込用孔5及び収納部3が袋本体1に残存しうるように構成されていればよいのである。
すなわち、「残余部」は、一次使用時に袋本体1の収納部3を構成する部分であってもよく、要は二次使用時に綴込用孔5及び収納部3が袋本体1に残存しうるように構成されていればよいのである。
さらに、袋本体1を構成する樹脂フィルムの材質も、上記ポリプロピレン、ポリエチレン等のような汎用性の合成樹脂製フィルムに限らず、これら以外の合成樹脂製フィルムを使用することも可能である。また合成樹脂製フィルムに限らず、天然樹脂製のフィルムを用いることも可能である。さらには、生分解性フィルムを使用することも可能であり、その場合には、ファイル等への綴込用袋として再利用した後にも、土中等において生分解させることができるので、環境保護により適した袋を提供しうるという効果がある。生分解性フィルムとしては、環境に与える影響が少ないことから上記のようなポリ乳酸を用いることが望ましいが、ポリ乳酸以外の生分解性フィルムを用いることも可能である。また、2以上の合成樹脂製フィルムをラミネートしたラミネートフィルムのようなものを用いることも可能である。さらには、たとえば紙のような樹脂以外の素材を樹脂に貼着して複合化させた複合化フィルムのようなものを用いることも可能である。
さらに、包装用袋の用途も、上記実施形態1乃至5のような輸送用袋、実施形態6乃至
8のような手提げ用の袋に限定されるものではなく、たとえば郵送用の封筒のようなものであってもよく、さらにはこれら以外の用途の包装用袋であってもよい。従って、包装用袋の形態も用途に応じて適宜変更することができ、上記実施形態1乃至5のように封緘片4を有する形態のもの、実施形態6乃至8のように手提げ用の長孔15を有するもの等、種々の形態の包装用袋に本発明を適用することができる。
8のような手提げ用の袋に限定されるものではなく、たとえば郵送用の封筒のようなものであってもよく、さらにはこれら以外の用途の包装用袋であってもよい。従って、包装用袋の形態も用途に応じて適宜変更することができ、上記実施形態1乃至5のように封緘片4を有する形態のもの、実施形態6乃至8のように手提げ用の長孔15を有するもの等、種々の形態の包装用袋に本発明を適用することができる。
さらに、ファイル等への綴込用袋として再利用する場合の被収納物の種類も問うものではない。また郵送用や輸送用としての一次使用時に収納されていた郵便物やダイレクトメール等の被収納物を、そのまま保存するようなことも可能である。
その他、本発明の意図する範囲内で任意に設計変更可能である。
1 袋本体
3 収納部
5 綴込用孔
8 ミシン目
11 カットテープ
3 収納部
5 綴込用孔
8 ミシン目
11 カットテープ
Claims (4)
- 袋本体(1)内に被収納物を収納可能な収納部(3)が形成され、該袋本体(1)を別のファイル等の綴込媒体に綴じ込むための綴込用孔(5)が前記袋本体(1)に形成され、且つ該袋本体(1)を前記綴込媒体に綴じ込む際に、前記綴込用孔(5)及び前記収納部(3)を前記袋本体(1)に残存させ、該残存する綴込用孔(5)及び収納部(3)以外の残余部を袋本体(1)から分断するための分断手段が、前記袋本体(1)に設けられていることを特徴とする包装用袋。
- 綴込用孔(5)が袋本体(1)の一側縁側に形成されている請求項1記載の包装用袋。
- 分断手段がミシン目(8)である請求項1又は2記載の包装用袋。
- 分断手段がカットテープ(11)である請求項1又は2記載の包装用袋。
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Legal Events
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