JP2009027967A - 農作物収穫機 - Google Patents
農作物収穫機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009027967A JP2009027967A JP2007194755A JP2007194755A JP2009027967A JP 2009027967 A JP2009027967 A JP 2009027967A JP 2007194755 A JP2007194755 A JP 2007194755A JP 2007194755 A JP2007194755 A JP 2007194755A JP 2009027967 A JP2009027967 A JP 2009027967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage bag
- crop
- carrot
- mounting
- machine body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000003306 harvesting Methods 0.000 title claims abstract description 62
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 95
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 13
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims description 49
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 claims description 23
- 238000007599 discharging Methods 0.000 abstract description 5
- 244000000626 Daucus carota Species 0.000 description 88
- 235000002767 Daucus carota Nutrition 0.000 description 88
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 12
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 7
- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 description 5
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 4
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000010908 plant waste Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Abstract
【課題】機体幅をコンパクトにして、載置台から収穫物の入った収容袋を機外に排出し易くした農作物収穫機を提供すること。
【解決手段】収容袋63の載置台64bが機体前後方向に移動自在であることによって、載置台64bの位置を作物を収容袋63に収容する載置位置と、作物が満載された収容袋63を機外に排出する排出位置とに切り替えることができるので、作物の収容や収容袋63の排出が容易になり、作業能率が向上する。また、載置部64の底部の前後幅内で且つ底部に転輪65を設けることによって、載置部64に収容袋63に収容される作物の重量がかかっても、転輪65が接地して載置部64を支えるため、載置部64に重量がかかり過ぎて重量バランスを崩してしまうことを防止できるので、機体の走行姿勢や作物の収穫姿勢が安定する。
【選択図】図4
【解決手段】収容袋63の載置台64bが機体前後方向に移動自在であることによって、載置台64bの位置を作物を収容袋63に収容する載置位置と、作物が満載された収容袋63を機外に排出する排出位置とに切り替えることができるので、作物の収容や収容袋63の排出が容易になり、作業能率が向上する。また、載置部64の底部の前後幅内で且つ底部に転輪65を設けることによって、載置部64に収容袋63に収容される作物の重量がかかっても、転輪65が接地して載置部64を支えるため、載置部64に重量がかかり過ぎて重量バランスを崩してしまうことを防止できるので、機体の走行姿勢や作物の収穫姿勢が安定する。
【選択図】図4
Description
本発明は根菜類などの作物を圃場から収穫する農作物収穫機に関する。
従来の農作物収穫機の一例が特許文献1に開示されているが、この収穫機は圃場に植生する作物を機体左右一側に設ける引抜搬送装置で引き抜き、茎葉処理装置及び残葉処理装置で作物の茎葉部を除去した後、機体の左右一側から左右他側の作物の収容袋を設けた回収部(収容袋取付部)に作物を補助作業者が選別しながら搬送する横送り選別搬送部を設けた根菜類収穫機であり、該横送り選別搬送部の左右他側端部を上下動自在に構成したことによって、収容袋の作物収容量に応じて横送り選別搬送部の機体外側端部を上下動させることで作物の落下距離を短くし、落下の衝撃等で作物が傷付くことを防止することができる。
特開2006−34249号公報
特許文献1に記載された農作物収穫機は、横送り選別搬送部が機体左右方向に長く、回収部は機体フレームよりも外側に設けられる。そのため、機体の旋回時のバランスが悪くゆっくりと旋回しなければならないので、作業能率が悪くなるという問題点がある。この問題点は収容袋に収容される作物の量が増えて重量が増すほど顕著になっていく。
また、収容袋の載置台を前方または後方に下方傾斜させて収容袋を機外に排出できる構成としているが、載置台が下方傾斜する際に邪魔にならないように下部に何も設けていないため、載置台に作物の重量が掛かりやすく、機体のバランスが回収部側に偏って走行や収穫作業の能率を下げるという欠点や、重量によって載置台を破損させてしまうという欠点がある。
そこで本発明の課題は、機体幅をコンパクトにして、載置台から収穫物の入った収容袋を機外に排出し易くした農作物収穫機を提供することである。
そこで本発明の課題は、機体幅をコンパクトにして、載置台から収穫物の入った収容袋を機外に排出し易くした農作物収穫機を提供することである。
本発明の上記課題は次の解決手段によって解決される。
請求項1記載の発明は、圃場から作物を引き抜き搬送する収穫部(C)と、該収穫部(C)の後部から落下した作物の残葉を処理しながら機体左右の他側部に搬送する第一搬送部(D)と、該第一搬送部(D)から搬送される作物を引き継いで機体後部に搬送する第二搬送部(E)と、該第二搬送部(E)にて搬送された作物を収容する収容袋(63)と該収容袋(63)の底部を支持する載置部材(64)と該載置部材(64)の下部に転輪(65)を設けた収容袋載置部(F)とを備えた農作物収穫機であって、収容袋載置部(F)の載置部材(64)を構成する載置機枠(64a)の上部に載置台(64b)を機体前後方向に移動自在に設けると共に、載置部材(64)の載置機枠(64a)の後端部で且つ転輪(65)の後端部側上方に載置台(64b)を機体上下方向に回動させる回動支点(64b1)を設けた農作物収穫機である。
請求項1記載の発明は、圃場から作物を引き抜き搬送する収穫部(C)と、該収穫部(C)の後部から落下した作物の残葉を処理しながら機体左右の他側部に搬送する第一搬送部(D)と、該第一搬送部(D)から搬送される作物を引き継いで機体後部に搬送する第二搬送部(E)と、該第二搬送部(E)にて搬送された作物を収容する収容袋(63)と該収容袋(63)の底部を支持する載置部材(64)と該載置部材(64)の下部に転輪(65)を設けた収容袋載置部(F)とを備えた農作物収穫機であって、収容袋載置部(F)の載置部材(64)を構成する載置機枠(64a)の上部に載置台(64b)を機体前後方向に移動自在に設けると共に、載置部材(64)の載置機枠(64a)の後端部で且つ転輪(65)の後端部側上方に載置台(64b)を機体上下方向に回動させる回動支点(64b1)を設けた農作物収穫機である。
請求項2記載の発明は、第二搬送部(E)に、作物を搬送するための搬送装置(50)と、該搬送装置(50)の搬送終端部に取り付けた左右収容袋取付部材(56,56)とを設け、さらに該左右収容袋取付部材(56,56)の左右間に作物受け板(71)を前記搬送装置(50)に対向させて設けた請求項1記載の農作物収穫機である。
請求項1記載の発明によれば、次のような効果がある。すなわち、収容袋(63)の載置台(64b)が機体前後方向に移動自在であることによって、載置台(64b)の位置を作物を収容袋(63)に収容する載置位置と、作物が満載された収容袋(63)を機外に排出する排出位置とに切り替えることができるので、作物の収容や収容袋(63)の排出が容易になり、作業能率が向上する。
また、載置部材(64)の底部に転輪(65)を設けることによって、載置部材(64)に収容袋(63)に収容される作物の重量がかかっても、転輪(65)が接地して載置部材(64)を支えるため、載置部材(64)側に重量がかかり過ぎて重量バランスを崩してしまうことを防止できるので、機体の走行姿勢や作物の収穫姿勢が安定する。
そして、載置部材(64)を構成する載置機枠(64a)の後端部で且つ転輪(65)の後端部側の上方に収容袋(63)の載置台(64b)を機体上下方向に回動させる回動支点(64b1)を設けたことによって、収容袋(63)を機外に排出するときの載置台(64b)の傾斜角度を緩やかにすることができるので、排出の衝撃で作物が傷付くことが防止されて作物の商品価値が向上すると共に、排出の際に収容袋(63)が倒れてしまうことを防止できるので、作物の収穫作業後にフォークリフト等で収容袋(63)を回収する作業が能率的に行われる。
さらに、転輪(65)の後端部側に載置台(64b)の回動支点(64b1)があることによって、載置台(64b)を後方に傾斜させても載置部材(64)が転輪(65)に接触することが防止されるので、収容袋(63)の排出が妨げられることがなく、作業能率が向上する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、次のような効果がある。すわなち、第二搬送部(E)の搬送装置(50)の搬送終端部に設ける左右収容袋取付部材(56,56)の左右間に、傾斜板(71)を搬送装置(50)に対向させて設けたことによって、作物の収容量が少なく第二搬送部(E)を下降させているときは、第二搬送部(E)の終端から排出される作物を作物受け板(71)が受けてから収容袋(63)に落下させるため、作物の落下距離を小さくすることができるので、作物が落下の衝撃で傷付くことが防止され、作物の商品価値が向上する。
また、作物の収容量が多くなって第二搬送部(E)を上昇させたときは、第二搬送部(E)の終端から排出される作物に勢いが付き過ぎていても、作物受け板(71)が壁となって作物を収容袋(63)内に誘導するので、作物が収容袋(63)の外に落下して傷付くことを防止することができ、作物の商品価値が向上する。
本発明の実施の形態について農作物収穫機の一種であるニンジン収穫機を図面と共に説明する。ニンジン収穫機の左側面図を図1に、右側面図を図2に、平面図を図3に示す。 本実施例のニンジン収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、機体の操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右の一側部に設けて圃場からニンジンXを引き抜いて後方に搬送し、茎葉を切断してニンジンXの根部を収穫する収穫部Cと、該収穫部Cの後部から落下したニンジンXの残葉を処理しながら機体左右の他側部に搬送する第一搬送部D(残葉処理装置)と、該第一搬送部Dから搬送されるニンジンXを引き継いで機体後部に搬送する第二搬送部Eと、該第二搬送部Eにて搬送されたニンジンXを収容する収容袋63を設置する収容袋載置部Fとから構成される。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
まず、走行部Aの構成について説明する。
機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右転輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右転輪3,3との間に取り付けた転輪4・・・の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右一対のクローラ1L,1Rを構成する。そして、該左右クローラ1L,1Rの左右駆動スプロケット2,2をエンジン6の動力が伝動される油圧ミッション7から左右両側に延出させた左右ドライブシャフト8,8に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ1L,1Rをクローラフレーム9に取り付けている。
機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右転輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右転輪3,3との間に取り付けた転輪4・・・の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右一対のクローラ1L,1Rを構成する。そして、該左右クローラ1L,1Rの左右駆動スプロケット2,2をエンジン6の動力が伝動される油圧ミッション7から左右両側に延出させた左右ドライブシャフト8,8に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ1L,1Rをクローラフレーム9に取り付けている。
次に、操縦部Bの構成について説明する。
機体の右側部にフレーム10を取り付け、該フレーム10上には操縦者座席12を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル13を取り付ける。そして、該フレーム10に機体の前後進方向及び走行速度を切り換える変速操作レバー14を取り付けると共に、操縦パネル13には、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する操作レバー15を取り付けている。
上記のように、変速操作レバー14や操作レバー15のような1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
機体の右側部にフレーム10を取り付け、該フレーム10上には操縦者座席12を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル13を取り付ける。そして、該フレーム10に機体の前後進方向及び走行速度を切り換える変速操作レバー14を取り付けると共に、操縦パネル13には、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する操作レバー15を取り付けている。
上記のように、変速操作レバー14や操作レバー15のような1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
次に、収穫部Cの構成について説明する。
左右フレーム16,16の機体前側に左右従動プーリ17,17を軸架し、機体後側に左右駆動プーリ18,18を軸架し、該左右従動プーリ17,17と左右駆動プーリ18,18との間にニンジンXを引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト19,19を巻き掛けると共に、テンションローラ20・・・によって該左右挟持搬送ベルト19,19の機体内側面を互いに圧接させる。そして、左右横軸23を回動支点として上下方向に回動自在なフレーム22を取り付け、該フレーム22の後端部に左右駆動シャフト21,21を取り付けると共に、前記左右駆動プーリ18,18を左右駆動シャフト21,21に取り付ける。また、前記クローラフレーム9とフレーム22とを油圧シリンダ24で連結し、該油圧シリンダ24を操縦部Bの操作レバー15で伸縮させられるように取り付ける。
左右フレーム16,16の機体前側に左右従動プーリ17,17を軸架し、機体後側に左右駆動プーリ18,18を軸架し、該左右従動プーリ17,17と左右駆動プーリ18,18との間にニンジンXを引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト19,19を巻き掛けると共に、テンションローラ20・・・によって該左右挟持搬送ベルト19,19の機体内側面を互いに圧接させる。そして、左右横軸23を回動支点として上下方向に回動自在なフレーム22を取り付け、該フレーム22の後端部に左右駆動シャフト21,21を取り付けると共に、前記左右駆動プーリ18,18を左右駆動シャフト21,21に取り付ける。また、前記クローラフレーム9とフレーム22とを油圧シリンダ24で連結し、該油圧シリンダ24を操縦部Bの操作レバー15で伸縮させられるように取り付ける。
また、収穫部Cの前方には、前記エンジン6の動力を伝動する駆動シャフト25によって駆動される横引起し装置27と、該横引起し装置27の前部に設ける分草杆26と、横引起し装置27から駆動力を伝動されて駆動される縦引起し装置28と、ハンドル29を回すことによって上下伸縮させられる伸縮軸30に取り付けられた転輪31と、振動フレーム32に取り付けられた振動ソイラ33が設けられている。
そして、収穫部Cの搬送途中の下方には、ニンジンXの尻尾部を切断する切断装置11が設けられている。
そして、収穫部Cの搬送途中の下方には、ニンジンXの尻尾部を切断する切断装置11が設けられている。
さらに、収穫部Cの後方には、挟持搬送ベルト19,19によって搬送されてきたニンジンXを引き継ぎ、ニンジンXの茎葉の切断位置を揃える位置揃え装置34,34と、茎葉を挟持して機体後方まで搬送する茎葉搬送装置35,35と、茎葉を切断する切断装置36,36と、該切断装置36,36によって切断された茎葉を圃場に排出する排葉シュータ37が設けられている。
上記のように、機体前側に分草杆26を備える横引起し装置27と、縦引起し装置28を設けることによって、圃場に倒伏したニンジンXの茎葉を掻き上げながら収穫作業ができ、収穫するニンジンXの視認性が向上するので引き抜き位置が合わせやすく、作物の抜き残しが減少するため作業能率が向上する。また、ニンジンXに振動ソイラ33等が当たって傷つくことが減るため、ニンジンXの商品価値を向上させることができる。
そして、クローラフレーム9と、左右横軸23を回動支点として上下方向に回動自在なフレーム22を繋ぐシリンダ24を、操縦部Bの操作レバー15を操作することによって伸縮させられるように構成することによって、操作レバー15の操作によって、収穫部C全体の上下高さを調節することができるから、収穫部Cの挟持始端部の位置を上下方向に調節して、圃場に植生するニンジンXの適切な引き抜き高さに合わせて挟持始端部の位置を調節することができ、作物の抜き残しが減少して作業能率が向上する。
また、収穫機の旋回時に収穫部Cを上昇させておくと、収穫部Cの下端部が圃場に接触しにくくなるため旋回動作がスムーズに行われ、作業能率が向上する。
また、収穫機の旋回時に収穫部Cを上昇させておくと、収穫部Cの下端部が圃場に接触しにくくなるため旋回動作がスムーズに行われ、作業能率が向上する。
さらに、収穫部Cの終端部に設ける左右切断装置36,36でニンジンXから切断された排葉を圃場に排出する排葉シュータ37が、既掘り側(ニンジンXを収穫した側)に茎葉を排出するように下方傾斜姿勢に設けられていることによって、排出された茎葉が未掘り側(ニンジンXを収穫していない側)のニンジンXの上に落ち、排葉が左右挟持搬送ベルト19,19や左右従動プーリ17,17等に絡み付いて収穫部Cを停止させ、収穫作業を妨げることが少なくなるため、作業能率が向上すると共に、ニンジンXの上に落下した排葉が収穫するニンジンXの視認性を妨げ、ニンジンXに振動ソイラ33等が当たって傷つくことが減るため、ニンジンXの商品価値を向上させることができる。
次に、第一搬送部Dの構成について説明する。
左右ローラ38,38に弾性体ベルト39を無端状に巻き掛け、前記フレーム22内から動力を受けて回転する残葉処理ローラ40を設けて構成されるクリーンコンベア41を、収穫部Cの切断装置36,36で茎葉を切断されたニンジンXの根部が落下する位置に設ける。そして、機体左右一側部にローラ42を設け、左右他側部側にローラ43を設けると共に、該ローラ42と43とに弾性体ベルト44を巻き掛けることによって構成される横送りコンベア45をクリーンコンベア41に隣接させて設けて、該横送りコンベア45にて切断装置36,36よりも前方で落下するニンジンXや、クリーンコンベア41から搬送されてくるニンジンXを機体他側部へと搬送する。
左右ローラ38,38に弾性体ベルト39を無端状に巻き掛け、前記フレーム22内から動力を受けて回転する残葉処理ローラ40を設けて構成されるクリーンコンベア41を、収穫部Cの切断装置36,36で茎葉を切断されたニンジンXの根部が落下する位置に設ける。そして、機体左右一側部にローラ42を設け、左右他側部側にローラ43を設けると共に、該ローラ42と43とに弾性体ベルト44を巻き掛けることによって構成される横送りコンベア45をクリーンコンベア41に隣接させて設けて、該横送りコンベア45にて切断装置36,36よりも前方で落下するニンジンXや、クリーンコンベア41から搬送されてくるニンジンXを機体他側部へと搬送する。
上記のように、クリーンコンベア41及び横送りコンベア45は弾性体ベルト39及び44を巻き掛けて構成されているため、収穫部Cの左右切断装置36,36で茎葉を切断されて落下してくるニンジンXが落下の衝撃で傷付くことが少なくなり、ニンジンXの商品価値が向上する。
また、クリーンコンベア41に設ける残葉処理ローラ40が、左右切断装置36,36で切り残されたニンジンXの残葉をちぎり取りながら横送りコンベア45にニンジンXを搬送するため、ニンジンXの商品価値が向上すると共に、収穫作業後に人手で残葉を切除する作業を省略することができるので作業能率が向上する。
さらに、横送りコンベア45の始端部がクリーンコンベア41の始端部と略同じ位置にあるため、左右切断装置36,36に搬送される前に落下したニンジンXを受けることができ、また残葉処理ローラ40に到達する前にクリーンコンベア41から転がってきたニンジンXを第二搬送部Eに向けて搬送することができ、作業能率が向上する。
次に、第二搬送部Eの構成について説明する。
前記収穫部Cのフレーム22に左右カバーフレーム46,46を取り付け、該左右カバーフレーム46,46の前端部に回動軸90を取り付けると共に,該回動軸90にローラ47aを軸着する。そして、該左右カバーフレーム46,46の後端部にローラ47bを取り付け、該ローラ47a,47bに弾性体ベルト48を巻き掛けて搬送コンベア50を構成する。また、前記左右カバーフレーム46,46間に繋ぎフレーム51を取り付け、該繋ぎフレーム51と回動軸60aを回動支点として上下に回動可能に取り付けられる揺動フレーム59との間に、搬送コンベア50の傾斜角度を変更するシリンダ52を取り付ける。
前記収穫部Cのフレーム22に左右カバーフレーム46,46を取り付け、該左右カバーフレーム46,46の前端部に回動軸90を取り付けると共に,該回動軸90にローラ47aを軸着する。そして、該左右カバーフレーム46,46の後端部にローラ47bを取り付け、該ローラ47a,47bに弾性体ベルト48を巻き掛けて搬送コンベア50を構成する。また、前記左右カバーフレーム46,46間に繋ぎフレーム51を取り付け、該繋ぎフレーム51と回動軸60aを回動支点として上下に回動可能に取り付けられる揺動フレーム59との間に、搬送コンベア50の傾斜角度を変更するシリンダ52を取り付ける。
そして、前記クローラフレーム9上にシリンダ52を操作するためのペダル53を取り付け、該ペダル53近傍に作業者座席54を取り付けると共に、カバーフレーム46にシリンダ操作スイッチ55を取り付ける。さらに、機体前側のローラ47aの下方に駆動モータ66を取り付け、該ローラ47aと駆動モータ66にそれぞれプーリ68a,68bを取り付けると共に、該両プーリ68a,68b間にベルト69を設けることによって、第二搬送部Eが構成される。
上記のように、作業者座席54の近傍に搬送コンベア50の傾斜角度を変更するシリンダ52を操作するためのペダル53と操作スイッチ55を設けることによって、作業者は移動することなくニンジンXの収容状態に応じてペダル53もしくは操作スイッチ55を操作することで搬送コンベア50の傾斜角度を変更できるので、作業者の労力を軽減することができる。
次に、収容袋載置部Fの構成について説明する。
第二搬送部Eの左右カバーフレーム46,46の後端部に左右アーム56,56を取り付け、該左右アーム56,56を連結棒57で連結すると共に、該連結棒57の左右両端に左右吊り下げアーム58,58を取り付け、吊り下げ体91を構成する。そして、クローラフレーム9の後方に、揺動フレーム59を回動軸60aを回動支点としてその後方が上下方向に回動可能に取り付けると共に、該揺動フレーム59に左右支柱60,60を取り付ける。また、ニンジンXを収容する収容袋63を載置する後方が下方傾斜するバケット64に左右支持フレーム62a,62aを取り付けると共に、該左右支持フレーム62a,62aを揺動フレーム59,59の後部に回動自在に取り付ける。
第二搬送部Eの左右カバーフレーム46,46の後端部に左右アーム56,56を取り付け、該左右アーム56,56を連結棒57で連結すると共に、該連結棒57の左右両端に左右吊り下げアーム58,58を取り付け、吊り下げ体91を構成する。そして、クローラフレーム9の後方に、揺動フレーム59を回動軸60aを回動支点としてその後方が上下方向に回動可能に取り付けると共に、該揺動フレーム59に左右支柱60,60を取り付ける。また、ニンジンXを収容する収容袋63を載置する後方が下方傾斜するバケット64に左右支持フレーム62a,62aを取り付けると共に、該左右支持フレーム62a,62aを揺動フレーム59,59の後部に回動自在に取り付ける。
さらに、該左右支持フレーム62a,62a上に左右支柱62,62を取り付けると共に、前記左右支柱60,60と左右支柱62,62とを左右シリンダ61,61で連結する。そして、前記左右支持フレーム62a,62aの一方に、前記駆動モータ66の動作を切り換えるスイッチ67を取り付けると共に、揺動フレーム59の下部に転輪65を右クローラ1R寄りに取り付けることによって、収容袋載置部Fが構成される。なお、左右シリンダ61,61はスプリングなどに置き換えてもよい。
上記のように、搬送コンベア50を構成する左右カバーフレーム46,46の後端部に、収容袋63を吊り下げる吊り下げ体91を構成する左右アーム56,56が取り付けられていることによって、搬送コンベア50の傾斜角度を変えると、収容袋63の吊り下げ高さも追従して変わるようにすることができる。例えば、搬送コンベア50の傾斜角度を小さくすると、吊り上げ高さも追従して低くなるため、搬送コンベア50から排出されるニンジンXの落下距離が短くなり、落下の衝撃でニンジンXが傷付きにくくなるので、ニンジンXの商品価値を向上させることができる。また、搬送コンベア50の傾斜角度を大きくすると、吊り上げ高さも追従して高くなり、収容袋63が引き伸ばされて収容量が増加するため、より多くのニンジンXを収容することができ、作業能率が向上する。
また、回動軸60aを回動支点にしてその後部が上下方向に回動可能な揺動フレーム59と、該揺動フレーム59の下部に転輪65とを取付けることによって、収容袋63にニンジンXが収容され、収容袋63の重量が重くなっても、上下方向に揺動する揺動フレーム59にて重量を受けて分散させられるため、機体後方に重量が集中しても機体前方が浮き上がり難くなるので作業の安全性が向上すると共に、収容袋63一袋あたりの収容量が増えるので収容袋63の交換作業の回数を減らすことができ、作業能率が向上する。
そして、左右支柱60,60と左右支柱62,62とを左右シリンダ61,61で連結する。
そして、左右支柱60,60と左右支柱62,62とを左右シリンダ61,61で連結する。
本実施例の根菜類収穫機は、圃場からニンジンXを引き抜いて後方に搬送し、茎葉を切断してニンジンXの根部を収穫する収穫部Cと、該収穫部Cの後部から落下したニンジンXの残葉を処理しながら機体左右の他側部に搬送する第一搬送部D(残葉処理装置)と、該第一搬送部Dから搬送されるニンジンXを引き継いで機体後部に搬送コンベアにより搬送する第二搬送部Eとを設けている。
そのため、収穫部Cで圃場から収穫した作物を第一搬送部Dで機体他側方に搬送し、第二搬送部Eによって機体後部の収容袋63へ搬送する搬送経路構成とすることによって、機体左右方向への搬送距離が短くなるので、機体の左右幅をコンパクトにすることができ、旋回性が向上すると共に軽トラック等への積み込みが容易になる。また、第二搬送部Eが上下動自在であるため、収容袋63内の作物の収容量に応じて高さを変更することによって作物の落下距離を小さくすることができるので、作物が落下の衝撃で傷付くことを防止できると共に、機体の前後幅をコンパクトに構成することができるので、旋回性が向上すると共に軽トラック等への積み込みが容易になる。
そして、図4に図1に示す根菜類収穫機の変形例の左側面図、図5に図4の根菜類収穫機の平面図を示すように、載置部(バケット)64は収容袋受けフレーム64aとスライド台64bとガード部材64cから構成し、スライド台64bは後方にスライドした後、転輪65の後端部の上方付近で回動して、下方に傾斜する構成にしても良い。
収容袋受けフレーム64aの後端部に設けられるスライド台64bの下方に傾斜する回動支点64b1は転輪65の後端部の上方に位置するように設けることで、転輪65に干渉することなく、スライド台64bを回動させることができる。
また、スライド台64bの上部に収容袋63の両側下部を支持して収容袋63が両サイドに滑り落ちないようにするガード部材64cを設けることにより、スライド台64bがガード部材64cと共に後方にスライドして下方傾斜し、左右吊り下げアーム58,58から収容袋63を外し、機体を前進させることによって、収容袋63を緩やかな角度で地面に降ろすことができる。
また、スライド台64bは収容袋受けフレーム64aに着脱可能な構成にしているので、収容袋63の大きさに応じて交換可能である。さらに収容袋受けフレーム64aの終端側を転輪65より後方に突出しないように配置したことによって、機体の前後幅をコンパクトにすることができる。
このように、収容袋63を載置したスライド台64bが機体前後方向に移動自在であることによって、スライド台64bの位置を作物を収容袋63に収容する載置位置と、作物が満載された収容袋63を機外に排出する排出位置とに切り替えることができるので、作物の収容や収容袋63の機体からの排出が容易になり、作業能率が向上する。
また、収容袋受けフレーム64aの前後幅内で且つその底部に転輪65を設けることによって、バケット64上の収容袋63に収容される作物の重量が大きくなっても、転輪65が接地してバケット64を支えるため、バケット64側に重量がかかり過ぎて重量バランスを崩してしまうことを防止できるので、機体の走行姿勢や作物の収穫姿勢が安定する。
また、図4に示すようにシリンダ61は支柱60等を介して収容袋受けフレーム64aとガード部材64cで支持されているので、収容袋63の載置部付近の構成をコンパクトにできる。
また、シリンダ61は通常は収容袋受けフレーム64aの両側に一対設けるが、図示しないが座席54に着席している補助作業者とは反対側の収容袋受けフレーム64aの片方だけに設けると、作業者の邪魔にならない。
また、シリンダ61は通常は収容袋受けフレーム64aの両側に一対設けるが、図示しないが座席54に着席している補助作業者とは反対側の収容袋受けフレーム64aの片方だけに設けると、作業者の邪魔にならない。
さらに、スライド台64bと収容袋受けフレーム64aとガード部材64cとは図4又は図6に示す図4のバケット64部分の拡大図の矢印A方向に折り畳み可能としたので、これらのバケット構成部材の収容ができ、また本収穫機の運搬時にコンパクトになる。
図7のバケット64部分の収穫機左側面図は、スライド台64bの後方部を転輪65の上方で湾曲するようにして下方に傾斜させた構成例を示す。
図7に示す構成では、収容袋受けフレーム64aの上側にプレート64dを摺動自在に配置し、該プレート64dの両側に突出部のあるロッド64ddをスライド台64bの内部に設けられた空間部に挿入しておき、収容袋63を地面上に下ろす際に、収容袋63の底面に接するプレート64dがロッド64ddを介してスライド台64bの上を滑り落ちるようにしておくことで、収容袋63がスライド台64bの上をガード部材64cと共にスムーズに滑り落ちる。
図7に示す構成では、収容袋受けフレーム64aの上側にプレート64dを摺動自在に配置し、該プレート64dの両側に突出部のあるロッド64ddをスライド台64bの内部に設けられた空間部に挿入しておき、収容袋63を地面上に下ろす際に、収容袋63の底面に接するプレート64dがロッド64ddを介してスライド台64bの上を滑り落ちるようにしておくことで、収容袋63がスライド台64bの上をガード部材64cと共にスムーズに滑り落ちる。
この例ではスライド台64bはスライドしない収容袋受けフレーム64aに固定した構成とし、この場合は収容袋63を地面上に下ろす際に、下ろし始めの収容袋63と地面との距離が短くなるので、収容袋63に収容したニンジンXに衝撃を与えることが防止され、ニンジンXを傷つけることなく収容袋63を機外に排出できる。特に、収容袋63の底部のニンジンXの傷付きを防止しやすい。
さらに、図1に示すように収穫部Cの左右挟持搬送ベルト19,19の挟持始端部から位置揃え装置34,34の後部までの水平方向の距離L1が、バケット64の水平方向の長さL2よりも長いため、左右挟持搬送ベルト19,19が圃場からニンジンXを引き抜き搬送して茎葉を切断する前に、バケット64から収容袋63が圃場等に下ろされるため、収穫作業を続けながら収容袋63の交換作業を行うことができ、作業能率が向上する。
また、図8のバケット64付近の収穫機側面図に示すように傾斜板71を左右アーム56,56の左右間に設ける。弾性体からなる傾斜板71は搬送コンベア50の終端側の上下動に連動して上下動するものであり、収穫開始時等において収容袋63内に収容したニンジンXの量が少ないときは、下降状態の搬送コンベア50の終端部から落下するニンジンXを受けて収容袋63内にニンジンXを収容するので、ニンジンXの落下距離が短くなり、落下の衝撃でニンジンXが傷付くことを防止することができる。また、収穫作業が進み、収容袋63内のニンジンXの収容量が収容限界になると、傾斜板71は上昇状態の搬送コンベア50の終端部から排出されて収容袋63の機体前側に溜まるニンジンXが積み上がりすぎ、収容袋63の外にこぼれ出るおそれのあるニンジンXをある程度押さえることができるので、作業者は収容袋63の容量の限界寸前までニンジンXの収穫作業を行うことができ、一つの袋の収容量が増加して作業能率が向上する。
吊り下げアーム58は連結棒57を介してアーム56に支持されているので、該アーム56を上下方向に回動自在に配置し、収容袋63の排出時に吊り下げアーム58を上方に動かしておくことで、吊り下げアーム58が収容袋63の排出の邪魔にならなくなり、作業性が良くなる。
また、選別コンベア50が上方に位置したときに、吊り下げアーム58と傾斜板71がバケット64上の収容袋63の上面より上方となるように構成しているので、上面を開放した収容袋63に選別コンベア50から作物が入りやすくなる。
また、選別コンベア50が上方に位置したときに、吊り下げアーム58と傾斜板71がバケット64上の収容袋63の上面より上方となるように構成しているので、上面を開放した収容袋63に選別コンベア50から作物が入りやすくなる。
また、傾斜板71をハンガーフック形状の左右アーム56,56の左右間に係止した構成とすることにより、傾斜板71を取り付ける支持部材を省略することができるので、機体構成を容易にできると共に、コストダウンを図ることができる。
さらに、図9のバケット64付近の収穫機側面図に示すように、収容袋63内に収穫物の割れ防止用のシュータ72を選別コンベア50の左右カバーフレーム46,46にアーム73により支持させて設け、上下動を可能にした。シュータ72は左右カバーフレーム46,46に連結したアーム73基部を中心に手動で回動自在にした。シュータ72の回動は収穫物の割れ防止が図れるようにバケット64付近にいる補助作業者が収穫物の収容袋63への搬入具合を見ながら行うことが望ましい。
さらに、図10のバケット64付近の収穫機側面図には、収容袋63内に収穫物の割れ防止用の第1シュータ72aを選別コンベア50の左右カバーフレーム46,46の左右間に基部を設ける折曲状の第1アーム73aの端部に取り付け、該第1アーム73aに第2アーム73bの基部を取り付けると共に、第2アーム73bの端部には第2シュータ72bを設け、上下動を可能にした例を示す。左右カバーフレーム46,46に連結した第1アーム73aと該第1アーム73aに取り付けた第2アーム73bとは、その基部を中心に手動で回動自在に取り付ける。第1アーム73aの回動は収穫物の割れ防止が図れるようにバケット64付近にいる補助作業者が収穫物の収容袋63への搬入具合を見ながら行うことが望ましい。
図10に示すように、第1アーム73aの回動支点位置を選別コンベア50の終端より後方の選別コンベア50の左右カバーフレーム46,46に設け、該第1アーム73aに第2アーム73bの基部を取り付けると共に、第1アーム73aの端部には第1シュータ72aを、第2アーム73bの端部には第2シュータ72bを取り付けたことによって、搬送コンベア50の終端部から落下するニンジンXを第1シュータ72aで受けた後、さらに第2シュータ72bで受けて下方に落とすため、ニンジンXの落下距離を非常に短くすることができるので、ニンジンXが落下の衝撃で傷付くことを防止でき、ニンジンXの商品価値を向上させることができる。
また、第1シュータ72a及び第2シュータ72bの左右幅は搬送コンベア50の左右幅と略同じ幅であればニンジンXを受けて衝撃を極力与えることなく落下させることができるので、大きすぎる部材を用いる必要が無く、コストダウンや機体の軽量化をはかることができる。さらに、第1シュータ72a及び第2シュータ72bの左右幅が収容袋63の左右幅よりも狭いことによって、第1シュータ72a及び第2シュータ72bがニンジンXの収容を妨げる事がなく、収容袋63の収容量限界寸前までニンジンXの収容を行うことができる。
なお、選別コンベア50の支持枠46の先端部に設けたシュータ73cは、ニンジンXが搬送コンベア50の終端部から前記シュータ72や第1シュータ72aや第2シュータ72bに接触することなく直下に落下し、衝撃でニンジンXが傷付いてしまうことを防止する効果を奏する。
また、図10に示すように第1シュータ72a、第2シュータ72bは選別コンベア50の支持枠46の先端部に回動自在に支持された第1アーム73aの回動中心を支点として手動で回動自在にした構成にしてもよい。
図11のバケット46付近の要部平面図に示すように、クローラ1L,1Rの後方(側面視)に収容袋受けフレーム64aとスライド台64bを配置し、図12の機体背面図に示すように、収容袋受けフレーム64aとスライド台64bとガード部材64cを機体の側方に傾けられるようにした。収容袋63が機体の後方にあるため、機体左右外側へスライド台64bをスライドさせることにより、該スライド台64b上に取り付けたガード部材64cを機体外側方向に傾斜させることができるので、収容袋受けフレーム64aとスライド台64bとガード部材64cからなるバケット64が傾斜する。
また、機体平面視で機体の前後方向中心線に対して収穫部Cの左右対面方向に前記バケット64を傾斜させるので、収容袋63をニンジンXの掘り取り作業を終えた側に排出可能になるので、次行程での収穫物の掘り取り作業に支障がない。また、バケット64を構成するスライド台64bの回動支点64b1を機体背面視で転輪65より機体外側上方へ設けるので、バケット64が転輪65と干渉しない利点がある。
さらに、前進又は後進方向のいずれの方向にでも機体を走らせながら収容袋63を降ろすことができるため、降ろした収容袋63が次行程の作物収穫作業の邪魔にならない。
さらに、前進又は後進方向のいずれの方向にでも機体を走らせながら収容袋63を降ろすことができるため、降ろした収容袋63が次行程の作物収穫作業の邪魔にならない。
また、機体の背面視で収容袋63の重心位置より外側にスライド台64bの機体側方への回動支点64b1があるので、収容袋63への収穫物の搬入時にはスライド台64bとガード部材64cとを回動させるためにガード部材64cに連結したシリンダ64eに負荷が掛からない。
バケット64の形状は図5、図11に示すようにバケット64の一方の側部にはガード64cを設けていないので、収容袋63を降ろす際の邪魔になることがない。
図13の収穫機のバケット64付近の背面図、図14の収穫機のバケット64付近の平面図に示すように、転輪65はフレーム75を介してバケット64の後方に設けることもできる。この場合はバケット64のスライド台64bの回動支点64b1をバケット64の機体内側部に設けることができるので、緩やかにバケット64を地面に接するように傾斜させることができる。
図15のバケット64付近の平面図に示すように、収容袋受けフレーム64aを前側方のコーナ部付近に設けた回動支点64aaを中心に水平方向に斜め後方まで回転させて、転輪65から離間した位置でバケット64を後方へ傾けることができるようにして、斜め後方へ収容袋63を排出する構成にしても良い。この場合は、左右バランスを極力良くした上で次行程の作業の邪魔にならないようにすることができる。
また、収容袋受けフレーム64aは、その回動支点64aaを通る補強用の支持ロッド76と一体で回動する構成にしておき、収容袋受けフレーム64aの回転は図示しないモータを動力源として駆動させ、収容袋受けフレーム64aの回転終端部ではリミットスイッチ77が入り、収容袋受けフレーム64aを地面に向けて傾斜させ、収容袋63を地上に降ろす動作ができるようにしている。
また、支持ロッド76の端部に収容袋受けフレーム64aの回転ロック機構76aを設けておき、回転ロック機構76aが作動中は収容袋受けフレーム64aを地面へ向けて傾斜させる信号が入力されないようにして、安全性を図っている。また、前記ロック機構76aは作業補助者が作業し易いように作業補助者の座席54の側に配置している。
図16(a)に搬送コンベア50の側面図、図16(b)に平面図、及び図16(c)に搬送コンベア50のラグ50aの側断面図を示す。
搬送コンベア50のベルトに取り付けるラグ50aは、側断面視で板材を中央で折り曲げて形成される円形部(ループ状部)とその下方基部を合わせて平面状にした形状としている。この様なラグ50aにより断面円形部がニンジンXの落下を防ぎ、コンベアベルトによるニンジンXの搬送性を高め、また断面円形部内の空間部へのニンジンXのささり込みを無くすことができる。また、断面円形部(ループ状部)にニンジンXが当たっても軟らかいために収穫物が割れるおそれはない。
搬送コンベア50のベルトに取り付けるラグ50aは、側断面視で板材を中央で折り曲げて形成される円形部(ループ状部)とその下方基部を合わせて平面状にした形状としている。この様なラグ50aにより断面円形部がニンジンXの落下を防ぎ、コンベアベルトによるニンジンXの搬送性を高め、また断面円形部内の空間部へのニンジンXのささり込みを無くすことができる。また、断面円形部(ループ状部)にニンジンXが当たっても軟らかいために収穫物が割れるおそれはない。
図16(b)の平面図に示すように、コンベア50のベルトの移動方向に対して複数段のラグ50aを設けるが、各段のラグは一体物として作成することで、コストダウンを図り、また各段のラグ50aには所定の間隔で切欠き50aaを複数個設けているので、該切欠き50aaを通して泥は流れて、ベルト上に溜まることがない。
図17(a)の平面図、図17(b)の側面図に示すように、搬送コンベア50を複数のローラ50bで構成した場合には、コンベア50の作用部の下方に抵抗体50cを設置し、収穫物をその上で回転させる構成において、ローラ50bを円錐形状にすることで収穫物が選別者(補助作業者)の座席54側に寄せられるので選別作業がしやすい。
円錐形状のローラ50bの座席54側の径をL3、その対面側の径をL4とすると、L4>L3とすることで、収穫物が選別者側に寄るので選別しやすくなる。
また、前記ローラ50bをゴム等の軟質材にすることで、収穫物が割れず、抵抗も大きくなるので、収穫物が選別者側に寄りやすくなる。
円錐形状のローラ50bの座席54側の径をL3、その対面側の径をL4とすると、L4>L3とすることで、収穫物が選別者側に寄るので選別しやすくなる。
また、前記ローラ50bをゴム等の軟質材にすることで、収穫物が割れず、抵抗も大きくなるので、収穫物が選別者側に寄りやすくなる。
図18(a)の平面図、図18(b)の側面図に示すように、搬送コンベア50を複数のローラ50b’で構成し、各ローラ50b’の下方に幅広ベルト50dを配置し、該幅広ベルト50dの搬送方向を複数のローラ50b’の搬送方向とは直交する方向で補助作業者(選別者)の座席54がある方向に向かうようにすることで、選別者側に収穫物を寄せられるので選別作業がし易い。
このとき搬送コンベア50のローラ50b’のピッチL5は、収穫物の最大直径より大きくすることで、確実に幅広ベルト50dに収穫物が接触して選別者側に収穫物を寄せられる。
このとき搬送コンベア50のローラ50b’のピッチL5は、収穫物の最大直径より大きくすることで、確実に幅広ベルト50dに収穫物が接触して選別者側に収穫物を寄せられる。
本発明によれば、根菜類収穫機は作業者を重労働から開放する農作業機として産業上の利用可能性がある。
A 走行部 B 操縦部
C 収穫部 D 第一搬送部
E 第二搬送部 F 収容袋載置部
X ニンジン 1L,1R クローラ
2 駆動スプロケット 3,4 転輪
5 ベルト 6 エンジン
7 油圧ミッション 8 ドライブシャフト
9 クローラフレーム 10 フレーム
11 切断装置 12 操縦者座席
13 操縦パネル 14 変速操作レバー
15 操作レバー 16 フレーム
17 従動プーリ 18 駆動プーリ
19 挟持搬送ベルト 20 テンションローラ
21,25 駆動シャフト 22 フレーム
23 横軸 24 シリンダ
26 分草杆 27 横引起し装置
28 縦引起し装置 29 ハンドル
30 伸縮軸 31 転輪
32 振動フレーム 33 振動ソイラ
34 位置揃え装置 35 茎葉搬送装置
36 茎葉切断装置 37 排葉シュータ
38 ローラ 39,44 弾性体ベルト
40 残葉処理ローラ 41 クリーンコンベア
42,43 ローラ 45 横送りコンベア
46,46 カバーフレーム 47a,47b ローラ
48 弾性体ベルト 50 搬送コンベア
50a ラグ 50aa 切欠き
50b,50b’ ローラ 50c 抵抗体
50d 幅広ベルト 51 繋ぎフレーム
52 シリンダ 53 ペダル
54 作業者座席 55 シリンダ操作スイッチ
56 アーム 57 連結棒
58 吊り下げアーム 59 揺動フレーム
60a 回動軸 60,62 支柱
61 シリンダ 62a 支持フレーム
63 収容袋 64 バケット(載置部材)
64a 収容袋受けフレーム(載置機枠) 64aa 回動支点
64b スライド台(載置台) 64b1 回動支点
64c ガード部材 64d プレート
64dd ロッド 64e シリンダ
65 転輪 66 駆動モータ
67 スイッチ 68a,68b プーリ
69 ベルト 71 作物受け板
72,72a,72b,72c シュータ
73,73a,73b,73c アーム
75 フレーム 76 支持ロッド
76a 回転ロック機構 77 リミットスイッチ
90 回動軸 91 収容袋吊り下げ体
C 収穫部 D 第一搬送部
E 第二搬送部 F 収容袋載置部
X ニンジン 1L,1R クローラ
2 駆動スプロケット 3,4 転輪
5 ベルト 6 エンジン
7 油圧ミッション 8 ドライブシャフト
9 クローラフレーム 10 フレーム
11 切断装置 12 操縦者座席
13 操縦パネル 14 変速操作レバー
15 操作レバー 16 フレーム
17 従動プーリ 18 駆動プーリ
19 挟持搬送ベルト 20 テンションローラ
21,25 駆動シャフト 22 フレーム
23 横軸 24 シリンダ
26 分草杆 27 横引起し装置
28 縦引起し装置 29 ハンドル
30 伸縮軸 31 転輪
32 振動フレーム 33 振動ソイラ
34 位置揃え装置 35 茎葉搬送装置
36 茎葉切断装置 37 排葉シュータ
38 ローラ 39,44 弾性体ベルト
40 残葉処理ローラ 41 クリーンコンベア
42,43 ローラ 45 横送りコンベア
46,46 カバーフレーム 47a,47b ローラ
48 弾性体ベルト 50 搬送コンベア
50a ラグ 50aa 切欠き
50b,50b’ ローラ 50c 抵抗体
50d 幅広ベルト 51 繋ぎフレーム
52 シリンダ 53 ペダル
54 作業者座席 55 シリンダ操作スイッチ
56 アーム 57 連結棒
58 吊り下げアーム 59 揺動フレーム
60a 回動軸 60,62 支柱
61 シリンダ 62a 支持フレーム
63 収容袋 64 バケット(載置部材)
64a 収容袋受けフレーム(載置機枠) 64aa 回動支点
64b スライド台(載置台) 64b1 回動支点
64c ガード部材 64d プレート
64dd ロッド 64e シリンダ
65 転輪 66 駆動モータ
67 スイッチ 68a,68b プーリ
69 ベルト 71 作物受け板
72,72a,72b,72c シュータ
73,73a,73b,73c アーム
75 フレーム 76 支持ロッド
76a 回転ロック機構 77 リミットスイッチ
90 回動軸 91 収容袋吊り下げ体
Claims (2)
- 圃場から作物を引き抜き搬送する収穫部(C)と、該収穫部(C)の後部から落下した作物の残葉を処理しながら機体左右の他側部に搬送する第一搬送部(D)と、該第一搬送部(D)から搬送される作物を引き継いで機体後部に搬送する第二搬送部(E)と、該第二搬送部(E)にて搬送された作物を収容する収容袋(63)と該収容袋(63)の底部を支持する載置部材(64)と該載置部材(64)の下部に転輪(65)を設けた収容袋載置部(F)とを備えた農作物収穫機であって、
収容袋載置部(F)の載置部材(64)を構成する載置機枠(64a)の上部に載置台(64b)を機体前後方向に移動自在に設けると共に、載置部材(64)の載置機枠(64a)の後端部で且つ転輪(65)の後端部側上方に載置台(64b)を機体上下方向に回動させる回動支点(64b1)を設けたことを特徴とする農作物収穫機。 - 第二搬送部(E)に、作物を搬送するための搬送装置(50)と、該搬送装置(50)の搬送終端部に取り付けた左右収容袋取付部材(56,56)とを設け、さらに該左右収容袋取付部材(56,56)の左右間に作物受け板(71)を前記搬送装置(50)に対向させて設けたことを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007194755A JP2009027967A (ja) | 2007-07-26 | 2007-07-26 | 農作物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007194755A JP2009027967A (ja) | 2007-07-26 | 2007-07-26 | 農作物収穫機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009027967A true JP2009027967A (ja) | 2009-02-12 |
Family
ID=40399215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007194755A Withdrawn JP2009027967A (ja) | 2007-07-26 | 2007-07-26 | 農作物収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009027967A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011072213A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Iseki & Co Ltd | 根菜類収穫機 |
JP2012044966A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Iseki & Co Ltd | 根菜類収穫機 |
JP2017118843A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 井関農機株式会社 | 根菜類収穫機 |
CN110301853A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-10-08 | 云变科技(上海)有限公司 | 一种焚烧马桶 |
JP7521725B2 (ja) | 2020-05-26 | 2024-07-24 | 田中工機株式会社 | 荷運送作業車における重量ある荷の荷卸し方法及び荷運送作業車 |
-
2007
- 2007-07-26 JP JP2007194755A patent/JP2009027967A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011072213A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Iseki & Co Ltd | 根菜類収穫機 |
JP2012044966A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-03-08 | Iseki & Co Ltd | 根菜類収穫機 |
JP2017118843A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 井関農機株式会社 | 根菜類収穫機 |
CN110301853A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-10-08 | 云变科技(上海)有限公司 | 一种焚烧马桶 |
JP7521725B2 (ja) | 2020-05-26 | 2024-07-24 | 田中工機株式会社 | 荷運送作業車における重量ある荷の荷卸し方法及び荷運送作業車 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5434233B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP6704137B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2009027967A (ja) | 農作物収穫機 | |
JP5782693B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP5321019B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2012029601A (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP5067123B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP5957801B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP5461086B2 (ja) | 軟弱野菜収穫機 | |
JP2011217686A (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP5407484B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2014087287A (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2016116474A (ja) | トウモロコシ収穫機 | |
JP2010200632A (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2009050243A (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP5526739B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP6167759B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2012183020A (ja) | 根菜収穫機 | |
JP5626069B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP6681686B2 (ja) | 根菜収穫機 | |
JP5625814B2 (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2017063677A (ja) | 根菜収穫機 | |
JP2011135790A (ja) | 根菜類収穫機 | |
JP2008054625A (ja) | 作物収穫機 | |
JP5003034B2 (ja) | 農作物収穫機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20101005 |