JP2009012336A - 流体吐出装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズルのクロストークを抑制する。
【解決手段】印刷制御ルーチンが開始されると、まず、使用するインクノズルのグループを設定し(S100)、給紙処理を実行し(S110)、設定されたグループに含まれるノズルの中から印刷データに基づいてインクを吐出すべきノズル(吐出対象ノズル)を選定し(S120)、その吐出対象ノズルからインクを吐出する(S130)。そして、1頁印刷したあと次頁があるときには、使用するインクノズルのグループの設定を変更し(S170)、再びS110以降の処理を繰り返す。ここで、インクノズルのグループは、シアンを例に挙げると、インク供給経路の異なる第1シアンノズルNC1と第2シアンノズルNC2とを適宜組み合わせて構成されている。また、他の色も同様である。このため、どのグループに設定したとしても、インク供給経路を介して発生するノズルのクロストークを抑制することができる。
【選択図】図5
【解決手段】印刷制御ルーチンが開始されると、まず、使用するインクノズルのグループを設定し(S100)、給紙処理を実行し(S110)、設定されたグループに含まれるノズルの中から印刷データに基づいてインクを吐出すべきノズル(吐出対象ノズル)を選定し(S120)、その吐出対象ノズルからインクを吐出する(S130)。そして、1頁印刷したあと次頁があるときには、使用するインクノズルのグループの設定を変更し(S170)、再びS110以降の処理を繰り返す。ここで、インクノズルのグループは、シアンを例に挙げると、インク供給経路の異なる第1シアンノズルNC1と第2シアンノズルNC2とを適宜組み合わせて構成されている。また、他の色も同様である。このため、どのグループに設定したとしても、インク供給経路を介して発生するノズルのクロストークを抑制することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、流体吐出装置及びその制御方法に関する。
従来より、ノズルから流体を吐出させる流体吐出装置が知られている。例えば、特許文献1の流体吐出装置では、不良ノズルをリカバーするために、シアン及びマゼンタのそれぞれに対応する予備ノズル列が形成されている。この流体吐出装置では、予備ノズル列の不使用状態が長期間続くのは望ましくないという観点から、通常時には予備ノズル列ではない本ノズル列と予備ノズル列とを印刷の1枚毎や所定のジョブ数毎に切り替えて用いることとしている。この結果、各ノズルの寿命が延びることになる。
特開2003−118149号公報(段落0037,0038)
しかしながら、こうした流体吐出装置では、本ノズル列と予備ノズル列とを切り替えて用いているものの、次のような問題がある。すなわち、本ノズル列に並んでいる複数のノズルは通常一つの流体供給経路で流体が供給されるため、例えば本ノズル列を使用してベタ印刷を行う場合には本ノズル列に並んでいるすべてのノズルから流体を吐出することになり、流体供給経路を介して各ノズルの吐出動作が影響を及ぼし合うクロストークが発生し、吐出量が変化したり着弾位置が変わったりするおそれがある。この点は予備ノズル列も同様である。
本発明の流体吐出装置及びその制御方法は、各ノズルの寿命を延ばすと共にノズルのクロストークを抑制することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の流体吐出装置は、
所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、
前記所定の流体を各ノズル列へ個別に供給する供給経路と、
前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、
前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、前記所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにドット列を形成するよう前記ヘッドを制御する制御手段と、
を備えたものである。
所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、
前記所定の流体を各ノズル列へ個別に供給する供給経路と、
前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、
前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、前記所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにドット列を形成するよう前記ヘッドを制御する制御手段と、
を備えたものである。
この流体吐出装置では、ヘッドとターゲットとが相対移動するよう移動手段を制御しつつ、所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させてターゲットにドット列を形成するようヘッドを制御する。こうすることにより、1列のドット列を形成するのに流体供給経路の異なる複数のノズルを組み合わせて使用するため、流体供給経路を介して各ノズルの吐出動作が影響を及ぼし合うことが少なくなる。また、各ノズルの使用頻度も低減する。したがって、各ノズルの寿命を延ばすと共にノズルのクロストークを抑制することができる。
なお、流体は、ノズルから吐出することが可能なものであればよく、例えば印刷に用いるインクや半導体製造プロセスに用いる液剤などが挙げられる。ターゲットは、流体が付着可能なものであればよく、例えば紙や布、樹脂板、金属板などが挙げられる。移動手段は、固定したヘッドに対してターゲットを移動させる手段であってもよいし、固定したターゲットに対してヘッドを移動させる手段であってもよいし、所定方向にヘッドを移動させると共に該所定方向と直交する方向にターゲットを移動させる手段であってもよい。更に、数値nは2以上の整数であれば特に限定されるものではないが、例えばドットの解像度やノズル列の長さに基づいて数十〜数千程度に決定される。
本発明の流体吐出装置において、前記ヘッドは、前記ノズル列を2つ有していてもよい。同じ流体を吐出可能なノズルが並んだノズル列を3つ以上形成してもよいが、そうするとヘッドが大型化しやすいしコストも嵩みやすい。したがって、こうしたノズル列を2つつまり最小限の数にすることがヘッドのコンパクト化や低コストを図るうえで好ましい。この場合、前記制御手段は、前記2つのノズル列の一方に属する奇数番目のノズルと前記2つのノズル列の他方に属する偶数番目のノズルを1つのグループとし、前記2つのノズル列の一方に属する偶数番目のノズルと前記2つのノズル列の他方に属する奇数番目のノズルをもう1つのグループとしてもよい。こうすれば、グループ分けを簡単に行うことができる。
本発明の流体吐出装置において、前記ノズル列は、前記ノズルが千鳥に並んでいてもよい。こうすれば、ノズルが直線状に並んでいる場合に比べて千鳥つまりジグザグに並んでいるため、ノズルの高密度化を図ることができる。
本発明の流体吐出装置において、前記制御手段は、前記ターゲット1枚ごとに各グループを切り替えて前記使用対象グループに設定してもよい。各グループを切り替えるタイミングは、ジョブごとでもよいが、そうすると同じノズルを連続して使用する時間が長くなりヘッドに熱が溜まるおそれがある。これに対して、ターゲット1枚ごとに切り替えると、同じノズルを連続して使用する時間が短くなり、ヘッドに熱が溜まりにくい。
本発明の流体吐出装置において、前記ヘッドは、前記ノズル列が前記ターゲットの幅以上の長さになるように形成されたラインヘッドとしてもよい。こうしたラインヘッドを採用した場合にはヘッドが大型化するため、流体供給経路を介して各ノズルの吐出動作が影響を及ぼし合うおそれが高い。したがって、本発明を適用する意義が高い。
本発明の流体吐出装置の制御方法は、
所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、前記所定の流体を各ノズル列へ個別に供給する供給経路と、前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、を備えた流体吐出装置の制御方法であって、
前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、前記所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにドット列を形成するよう前記ヘッドを制御するものである。
所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、前記所定の流体を各ノズル列へ個別に供給する供給経路と、前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、を備えた流体吐出装置の制御方法であって、
前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、前記所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにドット列を形成するよう前記ヘッドを制御するものである。
この流体吐出装置の制御方法では、ヘッドとターゲットとが相対移動するよう移動手段を制御しつつ、所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させてターゲットにドット列を形成するようヘッドを制御する。こうすることにより、1列のドット列を形成するのに流体供給経路の異なる複数のノズルを組み合わせて使用するため、流体供給経路を介して各ノズルの吐出動作が影響を及ぼし合うことが少なくなる。また、各ノズルの使用頻度も低減する。したがって、各ノズルの寿命を延ばすと共にノズルのクロストークを抑制することができる。なお、こうした制御方法において、上述した本発明の流体吐出装置が備える各種の構成によって奏される作用・機能を実現するためのステップを追加してもよい。
次に本発明を具現化した一実施形態について説明する。図1は本実施形態であるインクジェットプリンタ20の構成の概略を示す断面図、図2はラインヘッド22の構成の概略を示す説明図、図3はインクジェットプリンタ20の電気的接続を表す説明図である。
本実施形態のインクジェットプリンタ20は、図1に示すように、給紙トレイ52から搬送されてくる記録紙Sにインク滴を吐出して印刷を行うラインヘッド22と、搬送用の駆動モータ62により駆動される一対の搬送ローラ58,58に架け渡されたベルト60を含む紙送り機構50と、インクジェットプリンタ20全体をコントロールするコントローラ70(図3参照)とを備えている。
ラインヘッド22は、略直方形状に形成され、長手方向が搬送方向と直交した状態でプリンタ本体に固定されている。このラインヘッド22には、シアン(C)、マゼンタ(M)及びイエロー(Y)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ24を介して接続されている。このラインヘッド22は、図2に示すように、底面にノズルプレート28を有している。ノズルプレート28には、長手方向に沿って、シアン(C)のインクを吐出可能な第1シアンノズルNC1がn個並んだ第1シアンノズル列C1、同じくシアン(C)のインクを吐出可能な第2シアンノズルNC2がn個並んだ第2シアンノズル列C2、マゼンタ(M)のインクを吐出可能な第1マゼンタノズルNM1がn個並んだ第1マゼンタノズル列M1、同じくマゼンタ(M)のインクを吐出可能な第2マゼンタノズルNM2がn個並んだ第2マゼンタノズル列M2、イエロー(Y)のインクを吐出可能な第1イエローノズルNY1がn個並んだ第1イエローノズル列Y1、同じくイエロー(Y)のインクを吐出可能な第2イエローノズルNY2がn個並んだ第2イエローノズル列Y2がそれぞれ形成されている。各ノズル列C1,C2,M1,M2,Y1,Y2の長さは印刷可能な記録紙のうち最大サイズの記録紙の紙幅以上になっている。また、数値nはドットの解像度やノズル列の長さに基づいて決定される値であり、数十〜数千程度(ここでは数百)である。ラインヘッド22とインクカートリッジ24とは、図1に示すように6本のチューブ26C1,26C2,26M1,26M2,26Y1,26Y2によって接続されている。ラインヘッド22のうち第1シアンノズル列C1には第1シアンチューブ26C1を介してインクが供給され、第2シアンノズル列C2には第2シアンチューブ26C2を介してインクが供給される。また、第1マゼンタノズル列M1には第1マゼンタチューブ26M1を介してインクが供給され、第2マゼンタノズル列M2には第2マゼンタチューブ26M2を介してインクが供給され、第1イエローノズル列Y1には第1イエローチューブ26Y1を介してインクが供給され、第2イエローノズル列Y2には第2イエローチューブ26Y2を介してインクが供給される。なお、本実施形態では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の混色によりブラック(K)を作るが、ブラック(K)のインク列を別途設けてもよい。
ここで、第1シアンノズル列C1を例に挙げて説明すると、第1シアンノズル列C1を長手方向に沿ってみたとき、第1シアンノズル列C1を構成する複数の第1シアンノズルNC1は千鳥(ジグザグ)になるように配列されている。具体的には、奇数番目(♯1,3,5,…)の第1シアンノズルNC1は長手方向に沿ってピッチが所定長さLとなるように一列に並び、偶数番目(♯2,4,6,…)の第1シアンノズルNC1は奇数番目の第1シアンノズルNC1の並び方向と平行に且つピッチが所定長さLとなるように一列に並び、隣接する奇数番目の第1シアンノズルNC1と偶数番目の第1シアンノズルNC1とのピッチは所定長さLの半分(L/2)となっている。本実施形態では、所定長さLはドットが180dpiの解像度となるように決められており、奇数番目の第1シアンノズルNC1から吐出されるインクによって形成されるドットと偶数番目の第1シアンノズルNC1から吐出されるインクによって形成されるドットが1列に並ぶように記録紙Sの搬送を伴って印刷を行うため、得られる印刷物の解像度は360dpiとなる。なお、所定長さLを適宜短くすることにより解像度を高くすることができる。第1シアンノズルNC1はラインヘッド22の内部に設けられたインク室34C1に連通している。このインク室34C1は、インク室34C1の上壁をなす振動板36に貼り付けられた圧電素子38C1に電圧を印加すると圧電素子38C1が変形して室内容積を圧迫し(図2の下方円内の点線参照)、電圧の印加を解除すると圧電素子38C1が復元して室内容積が元に戻る。これにより、インクが第1シアンノズルNC1から吐出する。第2シアンノズル列C2は、第1シアンノズル列C1の隣に第1シアンノズル列C1と全く同じように形成されている。つまり、第1シアンノズル列C1のk番目(k=1,2,…,n)の第1シアンノズルNC1から吐出されたインクが記録紙S上に着弾する位置と、第2シアンノズル列C2のk番目の第2シアンノズルNC2から吐出されたインクが記録紙S上に着弾する位置とが一致するように第1及び第2シアンノズル列C1,C2が形成されている。
図4は、ラインヘッド22の第1及び第2シアンノズル列NC1,NC2の内部構造を示す部分分解斜視図である。図4に示すように、ラインヘッド22は、ノズルプレート28の一部をなすシアンノズルプレート28Cと、このシアンノズルプレート28Cに積層されたシアンキャビティプレート30Cとを含んで構成されている。シアンノズルプレート28Cは、第1シアンノズルNC1が1番目から順に千鳥に形成されると共に第2シアンノズルNC2も1番目から順に千鳥に形成されている。シアンキャビティプレート30Cは、インク室34C1(図2参照)となるキャビティ31C1が各第1シアンノズルNC1に対応して形成されると共に同様のキャビティ31C2が各第2シアンノズルNC2に対応して形成されている。このシアンキャビティプレート30Cに形成されたキャビティ31C1のうち、奇数番目の第1シアンノズルNC1に対応するキャビティ31C1は縦溝32C1により連通され、偶数番目の第1シアンノズルNC1に対応するキャビティ31C1は縦溝33C1により連通されている。また、キャビティ31C2のうち、奇数番目の第2シアンノズルNC2に対応するキャビティ31C2は縦溝32C2により連通され、偶数番目の第2シアンノズルNC2に対応するキャビティ31C2は縦溝33C2により連通されている。そして、インクカートリッジ24のシアンインクが収容されたシアンタンクとラインヘッド22とは第1及び第2シアンチューブ26C1,26C2によって接続され、第1シアンチューブ26C1は各縦溝32C1,33C1に図示しないポンプを介してシアンインクを供給可能となっており、第2シアンチューブC2は各縦溝32C2,33C2に図示しないポンプを介してシアンインクを供給可能となっている。シアンキャビティプレート30Cには更に振動板36(図2参照)が積層され、その振動板36の上に各第1シアンノズルNC1に対応する圧電素子38C1(図1及び図2参照)や各第2シアンノズルNC2に対応する圧電素子38C2(図2参照)が積層されているが、図4ではこれらを省略した。なお、第1及び第2マゼンタノズル列M1,M2や、第1及び第2イエローノズル列Y1,Y2についても、第1及び第2シアンノズル列C1,C2と同様にして形成されているが、ここではその詳細な説明を省略する。
紙送り機構50は、図1に示すように、給紙トレイ52に載置された記録紙Sを挿入する記録紙挿入口54と、給紙トレイ52に載置された記録紙Sをラインヘッド22に供給する給紙ローラ56と、一対の搬送ローラ58,58の間に架け渡され記録紙Sを静電吸着又はバキューム吸着して搬送する無端状のベルト60とを備えている。この紙送り機構50は、ラインヘッド22に形成されたインクノズル列の並び方向に直交する方向に記録紙Sを搬送させる。なお、一対の搬送ローラ58,58のうち一方は駆動モータ62によって駆動される駆動ローラであり、もう一方はこの駆動ローラが回転するのに伴って回転する従動ローラである。給紙ローラ56及び一対の搬送ローラ58,58のうちの駆動ローラは、図示しないギヤ機構を介して搬送用の駆動モータ62により駆動される。
コントローラ70は、図3に示すように、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM74と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM76と、データの消去・書き込みを自由に行うことができ電源を切っても内容が消えないフラッシュメモリ77と、外部機器と情報のやり取りを行うインタフェース(I/F)78と、図示しない入出力ポートとを備えている。このコントローラ70には、搬送用の駆動モータ62に取り付けられたロータリエンコーダ64からの記録紙Sの位置に関する信号などが図示しない入力ポートを介して入力されるほか、ユーザPC110から出力された印刷ジョブなどがI/F78を介して入力される。また、コントローラ70からは、ラインヘッド22の圧電素子38C1,38C2,38M1,38M2,38Y1,38Y2を駆動する圧電素子駆動回路39C1,39C2,39M1,39M2,39Y1,39Y2への駆動信号や搬送用の駆動モータ62への制御信号などが図示しない出力ポートを介して出力されるほか、ユーザPC110への印刷ステータス情報などがI/F78を介して出力される。なお、ROM74には、後述する印刷制御ルーチンのプログラムなどの各処理プログラムが記憶されている。また、RAM76には、印刷バッファ領域が設けられている。印刷バッファ領域には、ユーザPC110からI/F78を介して送られてきた印刷データが一時的に記憶される。
本実施形態では、インクノズルは2つのグループA,Bに分けられる。グループAは、第1シアンチューブ26C1に接続された奇数番目の第1シアンノズルNC1と第2シアンチューブ26C2に接続された偶数番目の第2シアンノズルNC2、第1マゼンタチューブ26M1に接続された奇数番目の第1マゼンタノズルNM1と第2マゼンタチューブ26M2に接続された偶数番目の第2マゼンタノズルNM2、第1イエローチューブ26Y1に接続された奇数番目の第1イエローノズルNY1と第2イエローチューブ26Y2に接続された偶数番目の第2イエローノズルNY2からなる。また、グループBは、第1シアンチューブ26C1に接続された偶数番目の第1シアンノズルNC1と第2シアンチューブ26C2に接続された奇数番目の第2シアンノズルNC2、第1マゼンタチューブ26M1に接続された偶数番目の第1マゼンタノズルNM1と第2マゼンタチューブ26M2に接続された奇数番目の第2マゼンタノズルNM2、第1イエローチューブ26Y1に接続された偶数番目の第1イエローノズルNY1と第2イエローチューブ26Y2に接続された奇数番目の第2イエローノズルNY2からなる。このように2つのグループA,Bに分けることにより、同じグループに属する同色のインクノズルは1番目からn番目まで揃うことになる。また、同じグループに属する同色のインクノズルのうちの半数は同じインクチューブからインクの供給を受けるが、残り半数は別のインクチューブからインクの供給をうけることになる。こうした各グループA,Bにどのインクノズルが含まれるかの情報はROM74に予め記憶されている。
次に、こうして構成された本実施形態のインクジェットプリンタ20の動作について説明する。図5は、印刷制御ルーチンのフローチャートである。コントローラ70のCPU72は、ユーザPC110から印刷ジョブを入力すると、ROM74から印刷制御ルーチンのプログラムを読み出し、これを実行する。印刷制御ルーチンが開始されると、CPU72は、まず、使用するインクノズルのグループを設定する(ステップS100)。工場出荷後初めて印刷制御ルーチンを実行するときにはグループAに設定するが、過去に印刷制御ルーチンを実行したことがあるときには前回の印刷で最後に設定されていたグループと異なるグループに設定する。続いて、給紙処理を実行する(ステップS110)。給紙処理は、駆動モータ62の駆動により給紙ローラ56及び一対の搬送ローラ58,58を回転駆動させ、給紙トレイ52に載置された記録紙Sの印刷開始位置がラインヘッド22と対向する所定位置に来るまで搬送する処理である。次に、CPU72は、設定されたグループに含まれるノズルの中から、印刷ジョブに含まれている印刷データに基づいてインクを吐出すべきノズル(吐出対象ノズル)を選定する(ステップS120)。例えば設定されたグループがグループAだったときには、奇数番目の第1シアンノズルNC1と偶数番目の第2シアンノズルNC2、奇数番目の第1マゼンタノズルNM1と偶数番目の第2マゼンタノズルNM2、奇数番目の第1イエローノズルNY1と偶数番目の第2イエローノズルNY2の中から吐出対象ノズルを選定する。また、設定されたグループがグループBだったときには、偶数番目の第1シアンノズルNC1と奇数番目の第2シアンノズルNC2、偶数番目の第1マゼンタノズルNM1と奇数番目の第2マゼンタノズルNM2、偶数番目の第1イエローノズルNY1と奇数番目の第2イエローノズルNY2の中から吐出対象ノズルを選定する。
続いて、選定された吐出対象ノズルからインクが吐出するよう圧電素子駆動回路39C1,39C2,39M1,39M2,39Y1,39Y2に制御信号を送る(ステップS130)。その後、1頁分の印刷が終了したか否かを判定し(ステップS140)、1頁分の印刷が終了していないときには、再びステップS120〜S140の処理を実行する。このステップS120〜S140の繰り返しの間、駆動モータ62の駆動により一対の搬送ローラ58,58を回転させて記録紙Sを所定速度で搬送する。このときの記録紙Sを搬送する所定速度は、記録紙Sに形成されるドットが360dpiの解像度で形成されるように定められている。このような処理を繰り返し実行し、ステップS140で1頁分の印刷が終了したと判定されたとき、排紙処理を実行する(ステップS150)。排紙処理は、駆動モータ62の駆動により一対の搬送ローラ58,58を回転駆動させ、印刷済みの記録紙Sを図示しない排紙トレイに排出する処理である。続いて、印刷すべき次の頁があるか否かを判定し(ステップS160)、次の頁があるときには、使用するインクノズルを現在設定されているグループとは異なるグループに変更し(ステップS170)、その後再びステップS110に戻り、次の頁がないときには本ルーチンを終了する。
次に、こうした印刷制御ルーチンによって形成されるドットについて説明する。図6は、使用するインクノズルのグループがグループAに設定されているときに記録紙Sの全面にベタでシアンインクのドットを形成する場合の経過時間と記録紙S上に形成されるドットとの関係を表す説明図である。ここで、記録紙Sに形成しようとするドット列は第1列目から第6列目までの合計6列のドット列であり、各ドット列には第1番目のドットから第9番目のドットまでの合計9個のドットが並ぶ。また、第1シアンノズル列C1の第1シアンノズルNC1の圧電素子38C1は奇数列目のドット列を形成するときに駆動され、第2シアンノズル列C2の第2シアンノズルNC2の圧電素子38C2は偶数列目のドット列を形成するときに駆動される。なお、時間T1〜T9は、記録紙Sが1ドット分ずつ搬送されるごとの時間を表す。
時間T1では、図6(a)に示すように、記録紙Sのうち第1列目のドット列が第1シアンノズル列C1の奇数番目の第1シアンノズルNC1と対向する。そして、これら奇数番目の第1シアンノズルNC1からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第1列目のドット列にはドットが飛び石に形成される。時間T2,T3でもこれと同様にしてインクが吐出される。すなわち、時間T2の図6(b)では記録紙Sの第2列目のドット列にドットが飛び石に形成され、時間T3の図6(c)では記録紙Sの第3列目のドット列にドットが飛び石に形成される。時間T4では、図6(d)に示すように、記録紙Sのうち第4列目のドット列が第1シアンノズル列C1の奇数番目の第1シアンノズルNC1と対向すると共に、第1列目のドット列が第2シアンノズル列C2の偶数番目の第2シアンノズルNC2と対向する。そして、第1シアンノズル列C1の奇数番目の第1シアンノズルNC1からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第4列目のドット列にはドットが飛び石に形成される。これと同時に、第2シアンノズル列C2の偶数番目の第2シアンノズルNC2からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第1列目のドット列には飛び石に形成されたドット同士の隙間を埋めるようにドットが形成される。これにより、第1列目のドット列はすべてドットで埋められる。時間T5,T6でもこれと同様にしてインクが吐出される。すなわち、時間T5の図6(e)では、記録紙Sの第2列目のドット列がドットで埋められると共に第5列目のドット列にドットが飛び石で形成され、時間T6の図6(f)では記録紙Sの第3列目のドット列がドットで埋められると共に第6列目のドット列にドットが飛び石で形成される。時間T7では、図6(g)に示すように、記録紙Sのうち第4列目のドット列が第2シアンノズル列C2の偶数番目の第2シアンノズルNC2と対向する。そして、これら偶数番目の第2シアンノズルNC2からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第4列目のドット列がドットで埋められる。時間T8,T9でもこれと同様にしてインクが吐出される。すなわち、時間T8の図6(h)では記録紙Sの第5列目のドット列がドットで埋められ、時間T9の図6(i)では記録紙Sの第6列目のドット列がドットで埋められる。以上のようにして、記録紙Sに第1列目から第6列目までのドット列がシアンインクによって形成されるドットによって埋め尽くされる。
図7は、使用するインクノズルのグループがグループBに設定されているときに記録紙Sの全面にベタでシアンインクのドットを形成する場合の経過時間と記録紙S上に形成されるドットとの関係を表す説明図である。
時間T1では、図7(a)に示すように、記録紙Sのうち第1列目のドット列が第1シアンノズル列C1の偶数番目の第1シアンノズルNC1と対向する。そして、これら偶数番目の第1シアンノズルNC1からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第1列目のドット列にはドットが飛び石に形成される。時間T2では、図7(b)に示すように、記録紙Sのうち第2列目のドット列が第1シアンノズル列C1の偶数番目の第1シアンノズルNC1と対向すると共に、第1列目のドット列が第2シアンノズル列C2の奇数番目の第2シアンノズルNC2と対向する。そして、第1シアンノズル列C1の偶数番目の第1シアンノズルNC1からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第2列目のドット列にはドットが飛び石に形成される。これと同時に、第2シアンノズル列C2の奇数番目の第2シアンノズルNC2からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第1列目のドット列には飛び石に形成されたドット同士の隙間を埋めるようにドットが形成される。これにより、第1列目のドット列はすべてドットで埋められる。時間T3〜T6でもこれと同様にしてインクが吐出される。すなわち、時間T3の図7(c)では、記録紙Sの第2列目のドット列がドットで埋められると共に第3列目のドット列にドットが飛び石で形成され、時間T4の図7(d)では、記録紙Sの第3列目のドット列がドットで埋められると共に第4列目のドット列にドットが飛び石で形成され、時間T5の図7(e)では、記録紙Sの第4列目のドット列がドットで埋められると共に第5列目のドット列にドットが飛び石で形成され、時間T6の図7(f)では、記録紙Sの第5列目のドット列がドットで埋められると共に第6列目のドット列にドットが飛び石で形成される。そして、時間T7では、図7(g)に示すように、記録紙Sのうち第6列目のドット列が第2シアンノズル列C2の奇数番目の第2シアンノズルNC2と対向する。そして、これら奇数番目の第2シアンノズルNC2からインクが吐出されることにより、記録紙Sの第6列目のドット列がドットで埋められる。以上のようにして、記録紙Sに第1列目から第6列目までのドット列がシアンインクによって形成されるドットによって埋め尽くされる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のインクジェットプリンタ20が本発明の流体吐出装置に相当し、ラインヘッド22がヘッドに相当し、第1及び第2シアンチューブ26C1,26C2、第1及び第2マゼンタチューブ26M1,26M2及び第1及び第2イエローチューブ26Y1,26Y2が供給経路に相当し、紙送り機構50が移動手段に相当し、コントローラ70が制御手段に相当する。また、所定の流体をシアンインクとした場合には、第1及び第2シアンノズル列C1,C2が所定の流体を吐出可能なノズルがn個並んだノズル列に相当し、所定の流体をマゼンタインクとした場合には、第1及び第2マゼンタノズル列M1,M2が所定の流体を吐出可能なノズルがn個並んだノズル列に相当し、所定の流体をイエローインクとした場合には、第1及び第2イエローノズルY1,Y2が所定の流体を吐出可能なノズルがn個並んだノズル列に相当する。なお、本実施形態はインクジェットプリンタ20の動作を説明することにより本発明の流体吐出装置の制御方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態のインクジェットプリンタ20によれば、シアンを例に挙げると、1列のドット列を形成するのに、第1シアンチューブ26C1によってインクが供給される奇数番目の第1シアンノズルNC1と第2シアンチューブ26C2によってインクが供給される偶数番目の第2シアンノズルNC2とを組み合わせて使用するか、第1シアンチューブ26C1によってインクが供給される偶数番目の第1シアンノズルNC1と第2シアンチューブ26C2によってインクが供給される奇数番目の第2シアンノズルNC2とを組み合わせて使用するため、第1シアンチューブ26C1を介して各第1シアンノズルNC1の吐出動作が影響を及ぼし合ったり第2シアンチューブ26C2を介して各第2シアンノズルNC2の吐出動作が影響を及ぼし合ったりすることが少なくなる。この点は他の色も同様である。したがって、ノズルのクロストークを抑制することができる。また、各ノズルは1頁ごとにインク吐出と吐出休止とを繰り返すため、毎回インク吐出を行う場合に比べて駆動周波数が1/2になることから、各ノズルの寿命が延びるし、ラインヘッド22に熱が溜まりにくい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、カラー印刷用のラインヘッド22を例示したが、各インクノズル列をすべてブラック(K)のインクを吐出するブラックノズルとすることによりモノクロ印刷用のラインヘッドとしてもよい。
上述した実施形態では、各ノズル列に含まれるノズルを千鳥(ジグザグ)に並べたが、直線的に並べてもよい。この場合も、各ノズルは記録紙Sを1枚印刷するごとにインク吐出と吐出休止とを繰り返すことになるため、ノズルの耐久性が上がる。
上述した実施形態では、圧電素子を変形させてインク室のインクを加圧することによりインクを吐出させる方式を採用したが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)によりインク室のインクを加熱して発生した気泡でインクを加圧することによりインクを吐出させる方式を採用してもよい。
上述した実施形態では、各色のインクにつきノズル列を2列形成したが、3列以上形成してもよい。例えば各色のインクにつきノズル列を3列形成した場合、その3列のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、1頁印刷するごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて記録紙Sにドット列を形成するようにしてもよい。
上述した実施形態では、プリンタ本体に固定されたラインヘッド22を使用するとしたが、記録紙Sの搬送方向と直交する方向に移動可能なキャリッジに搭載したヘッドに各インクノズル列を形成してもよい。
上述した実施形態では、インクジェットプリンタ20を例示したが、スキャナ装置と印刷装置の両方を備えたマルチファンクションプリンタやファクシミリ装置としてもよい。
20 インクジェットプリンタ、22 ラインヘッド、24 インクカートリッジ、26C1 第1シアンチューブ、26C2 第2シアンチューブ、26M1 第1マゼンタチューブ、26M2 第2マゼンタチューブ、26Y1 第1イエローチューブ、26Y2 第2イエローチューブ、28 ノズルプレート、28C シアンノズルプレート、30C シアンキャビティプレート、31C1,31C2 キャビティ、32C1,32C2,33C1,33C2 縦溝、34C1 インク室、36 振動板、38C1,38C2,38M1,38M2,38Y1,38Y2 圧電素子、39C1,39C2,39M1,39M2,39Y1,39Y2 圧電素子駆動回路、50 紙送り機構、52 給紙トレイ、54 記録紙挿入口、56 給紙ローラ、58 搬送ローラ、60 ベルト、62 駆動モータ、64 ロータリエンコーダ、70 コントローラ、72 CPU、74 ROM、76 RAM、77 フラッシュメモリ、78 I/F、110 ユーザPC、C1 第1シアンノズル列、C2 第2シアンノズル列、M1 第1マゼンタノズル列、M2 第2マゼンタノズル列、Y1 第1イエローノズル列、Y2 第2イエローノズル列、NC1 第1シアンノズル、NC2 第2シアンノズル、NM1 第1マゼンタノズル、NM2 第2マゼンタノズル、NY1 第1イエローノズル、NY2 第2イエローノズル、S 記録紙。
Claims (7)
- 所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、
前記所定の流体を各ノズル列へ個別に供給する供給経路と、
前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、
前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、前記所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにドット列を形成するよう前記ヘッドを制御する制御手段と、
を備えた流体吐出装置。 - 前記ヘッドは、前記ノズル列を2つ有する、
請求項1に記載の流体吐出装置。 - 前記制御手段は、前記2つのノズル列の一方に属する奇数番目のノズルと前記2つのノズル列の他方に属する偶数番目のノズルを1つのグループとし、前記2つのノズル列の一方に属する偶数番目のノズルと前記2つのノズル列の他方に属する奇数番目のノズルをもう1つのグループとする、
請求項2に記載の流体吐出装置。 - 前記各ノズル列は、前記ノズルが千鳥に並んでいる、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体吐出装置。 - 前記制御手段は、前記ターゲット1枚ごとに各グループを切り替えて前記使用対象グループに設定する、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の流体吐出装置。 - 前記ヘッドは、前記ノズル列が前記ターゲットの幅以上の長さになるように形成されたラインヘッドである、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体吐出装置。 - 所定の流体を吐出可能なノズルがn個(nは2以上の整数)並んだノズル列を所定数有し、各ノズル列に属するk番目(k=1,2,…,n)のノズルから吐出された流体はターゲット上の同じ位置に着弾するように各ノズル列が形成されているヘッドと、前記所定の流体を各ノズル列へ個別に供給する供給経路と、前記ヘッドと前記ターゲットとを相対移動させる移動手段と、を備えた流体吐出装置の制御方法であって、
前記ヘッドと前記ターゲットとが相対移動するよう前記移動手段を制御しつつ、前記所定数のノズル列に属する全ノズルにつき少なくとも2列以上のノズル列に属するノズルを組み合わせて1番目からn番目までのノズルが揃うように複数のグループに分け、所定タイミングごとに各グループを切り替えて使用対象グループに設定し、該設定された使用対象グループに属するノズルから流体を吐出させて前記ターゲットにドット列を形成するよう前記ヘッドを制御する、
流体吐出装置の制御方法。
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