JP2009010612A - 画像圧縮装置および画像圧縮方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像の輝度レベルの低い部分(暗い部分)におけるAC成分を減衰させることにより、画像データにおける不要な高い空間周波数成分のデータを除去して、圧縮データのサイズをより削減する。
【解決手段】画像データIdを一定サイズのブロック毎に圧縮する画像圧縮装置において、画像データIdを各ブロック毎に出力するバッファ101と、該バッファ101から出力されるブロックに対応する画像データBdをDCT処理により周波数領域のデータTdに変換するDCT器102と、該DCT器102により変換された各ブロックに対応する周波数領域のデータTdを量子化する量子化部103とを備え、該量子化部103は、該画像の、基準の明るさより暗い部分の圧縮率が高まるよう、該各ブロックの周波数領域のデータBdの量子化に用いる量子化テーブルの成分をブロック毎に変更する。
【選択図】図1
【解決手段】画像データIdを一定サイズのブロック毎に圧縮する画像圧縮装置において、画像データIdを各ブロック毎に出力するバッファ101と、該バッファ101から出力されるブロックに対応する画像データBdをDCT処理により周波数領域のデータTdに変換するDCT器102と、該DCT器102により変換された各ブロックに対応する周波数領域のデータTdを量子化する量子化部103とを備え、該量子化部103は、該画像の、基準の明るさより暗い部分の圧縮率が高まるよう、該各ブロックの周波数領域のデータBdの量子化に用いる量子化テーブルの成分をブロック毎に変更する。
【選択図】図1
Description
本発明は画像圧縮装置および画像圧縮方法に関し、特に、画像の暗い部分の圧縮率を高めて効率よく画像の圧縮を行う高能率画像符号化処理に関する。
JPEG(Joint Photographic Expert Group)規格準拠の画像圧縮処理については、その一例が特許文献1に開示されている。
この画像圧縮処理では、画像はある一定のサイズの領域、ここでは8×8画素からなるブロックに分割され、そのブロック単位で、画像データが離散コサイン変換(DCT: Discrete Cosine Transform)を用いて、時間領域から周波数領域へ変換される。
この周波数領域への変換により得られたデータ(以下DCTデータという。)は、量子化によって情報量を落としてから、ハフマン符号化によりその圧縮が行われる。
この周波数領域への変換では、変換そのものでは情報量は削減されないが、低周波数成分にエネルギーが集まることを利用して、DCTデータの量子化による情報量削減と、ハフマン符号化などのエントロピー符号化によるデータ圧縮とにより、画像データの圧縮率向上を図っている。
図9は、上記のようなJPEG準拠の画像圧縮処理を行う従来の画像圧縮装置を説明するブロック図である。
この画像圧縮装置200は、入力された画像データIdをバッファリングし、該画像データを上記ブロックに対応するよう分割し、該ブロックに対応する画像データ(以下ブロックデータともいう。)Bdを出力するバッファ201と、該バッファ201からのブロックデータBdをDCTにより周波数領域のデータ(DCTデータ)Tdに変換するDCT器202とを有している。また、画像圧縮装置200は、DCT器202からのDCTデータTdを、固定の量子化テーブルQtを用いて量子化して量子化データQdを生成する量子化器203と、該量子化データQdに対してハフマン符号テーブルHtを用いたハフマン符号化処理を施して圧縮データCdを生成するハフマン符号化器204とを有している。なお、この画像圧縮装置200は、上記量子化テーブルQtを格納した量子化テーブル格納部203aと、上記ハフマンテーブルを格納したハフマンテーブル格納部204aとを有している。
次に動作について簡単に説明する。
この画像圧縮装置200に1つの画面に対応する画像データIdが入力されると、該画像データIdはバッファ201にて、該画面を区分する、例えば8×8画素サイズのブロックに対応するよう分割され、該ブロック毎に画像データが出力される。この各ブロックに対応する画像データ(ブロックデータ)BdがDCT器202に入力されると、該DCT器202では、このブロックデータBdは、離散コサイン変換により、8×8個の周波数成分からなる周波数領域のデータ(DCTデータ)Tdに変換され、量子化器203に入力される。該量子化器203では、このDCTデータTdにおける各周波数成分を量子化テーブルの、対応する量子化成分により除算することにより、量子化された8×8個の周波数成分からなる量子化データQdが生成され、ハフマン符号化器204に出力される。該ハフマン符号化器204では、ハフマンテーブルHtを用いて該量子化データQdに対するハフマン符号化処理が行われ、これにより得られた圧縮データCdがこの画像圧縮装置200から出力される。
ところで、普通の画像データをそのまま量子化してしまうと大きな画質劣化が生じるが、上記のように画像データを周波数変換をすることで、人間にとって目立つ部分の情報は低周波成分に集められ、このため、周波数変換された画像データの量子化により、元の画像の性質を残したまま画像データを圧縮することが可能となる。
このような画像データの圧縮のために用いる量子化テーブルは、具体的には2つの量子化テーブル、つまり輝度用テーブルと色用テーブルとがあり、画像データのDCT処理により得られたデータをそのテーブルの値で除算して情報圧縮(情報の切り捨て)を行う。
基本的に、低周波成分に対してはあまり圧縮はせず、高周波成分に対して圧縮率の高い圧縮を施していく。
したがって、この量子化テーブルでは、DCTデータの低周波部分に対する量子化レベル(量子化成分)は小さな値、DCTデータの高周波成分に対する量子化レベル(量子化成分)は大きな値となる。ここで、圧縮率を上げることは、これらのテーブルの量子化成分の設定値を全体的に大きくすることを意味する。
このような画像データの符号化処理で使われた量子化テーブルの値は、画像を再現するときに、つまり符号化データを復号化する際に必要になるため、JPEGファイル、つまりJPEG準拠の符号化データのヘッダ部分に書き込まれて、符号化データとともに復号化側に送られる。
特開平7−123413号公報
ところが、従来の圧縮方式では次のような問題点があった。
1枚の画像に対して固定の量子化テーブルを用いてその圧縮を行うので、1枚の画像のうちの暗い部分、つまり本来情報量の少ない部分と、明るく画像として情報量のある部分とが同じ圧縮率で扱われていた。
この場合、圧縮処理により1枚の画像のデータ量はより小さくできる可能性があるが、このように1枚の画像に対して、一律同じ量子化テーブルを用いる方法では、圧縮による画質劣化の点から更なる圧縮が見込めない。
本発明のこのような問題点を解決するためになされたもので、不要な高い空間周波数成分のデータが除去されるようさらなる圧縮を行うことが可能となり、これにより圧縮された画像データのサイズをさらに減らすことができる画像圧縮装置および画像圧縮方法を得ることを目的とする。
本発明にかかる画像圧縮装置は、画像を圧縮して圧縮データを生成する画像圧縮装置であって、該画像をその圧縮の単位となるブロックに分割する画像分割部と、該画像の画像データを該ブロック毎に量子化する量子化部とを備え、該量子化部は、該画像の、基準の明るさより暗い部分の圧縮率が高まるよう、該画像データの量子化に用いる量子化テーブルの成分をブロック毎に決定するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記画像データを量子化して得られた量子化データを符号化して圧縮データを生成する符号化器を有し、前記各ブロックに対応する量子化テーブルを、該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記各ブロックに対応する量子化テーブルは、前記圧縮データの該各ブロックに対応するヘッダ部に含めて送信されることが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記量子化部は、基準量子化テーブルを保持しており、前記各ブロックの輝度レベルに応じて該基準量子化テーブルの成分を補正して補正量子化テーブルをブロック毎に作成し、該各ブロックの画像データの量子化を、該作成した補正量子化テーブルを用いて行うことが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記補正量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記基準量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記画像の画像データを前記ブロック毎に離散コサイン変換して変換データを生成する変換器を備え、前記量子化部は、前記画像データとして該変換データを量子化し、前記基準量子化テーブルの成分のうちの、該変換データの交流成分に対応する交流成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して、前記補正量子化テーブルを作成することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記量子化部は、前記基準量子化テーブルの交流成分のうちの、前記変換データの空間周波数の高い成分に対応する高周波成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して前記補正量子化テーブルを作成することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記量子化部は、前記画像データに基づいて、前記各ブロックの輝度レベルを抽出する輝度レベル抽出部と、前記基準量子化テーブルを保持し、該各ブロックの抽出した輝度レベルに応じて該基準量子化テーブルの高周波成分を補正して前記補正量子化テーブルをブロック毎に作成する量子化テーブル作成部と、該各ブロックの変換データを、該作成した補正量子化テーブルを用いて量子化する量子化器とを有することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮装置において、前記量子化テーブル作成部は、前記各ブロックの輝度レベルに応じて、前記基準量子化テーブルの高周波成分に係数を乗算して、前記補正量子化テーブルを作成するものであり、前記輝度レベル抽出部は、外部から供給される検出レベルと、該各ブロックに対応する輝度レベルとを比較し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベル以上であるときは、該ブロックに対する量子化テーブルとして該基準量子化テーブルを用いるべきであることを示す補正制御信号を出力し、かつ、該係数を1に設定し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベルより小さいときは、該ブロックの量子化テーブルとして該補正量子化テーブルを用いるべきことを示す補正制御信号を出力し、かつ、該係数を、該ブロックの輝度レベルが低いほど大きな値に設定することが好ましい。
本発明にかかる画像圧縮方法は、画像を圧縮して圧縮データを生成する画像圧縮方法であって、該画像をその圧縮の単位となるブロックに分割する画像分割ステップと、該画像の画像データを該ブロック毎に量子化する量子化ステップとを含み、該量子化ステップでは、該画像の、基準の明るさより暗い部分の圧縮率が高まるよう、該画像データの量子化に用いる量子化テーブルの成分を、該ブロック毎に決定するものであり、そのことにより上記目的が達成される。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記画像データを量子化して得られた量子化データを符号化して圧縮データを生成する符号化ステップを含み、前記各ブロックに対応する量子化テーブルを、該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記各ブロックに対応する量子化テーブルは、前記圧縮データの該各ブロックに対応するヘッダ部に含めて送信されることが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記量子化ステップでは、前記各ブロックの輝度レベルに応じて基準量子化テーブルの成分を補正して補正量子化テーブルをブロック毎に作成し、該各ブロックの画像データの量子化を、該作成した補正量子化テーブルを用いて行うことが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記補正量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記基準量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記画像の画像データを前記ブロック毎に離散コサイン変換して変換データを生成する変換ステップを含み、前記量子化ステップでは、前記画像データとして該変換データを量子化し、前記基準量子化テーブルの成分のうちの、該変換データの交流成分に対応する交流成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して、前記補正量子化テーブルを作成することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記量子化ステップでは、前記基準量子化テーブルの交流成分のうちの、前記変換データの空間周波数の高い成分に対応する高周波成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して前記補正量子化テーブルを作成することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記量子化ステップは、前記画像データに基づいて、前記各ブロックの輝度レベルを抽出し、該各ブロックの抽出した輝度レベルに応じて該基準量子化テーブルの高周波成分を補正して前記補正量子化テーブルをブロック毎に作成し、該各ブロックの変換データを、該作成した補正量子化テーブルを用いて量子化することが好ましい。
本発明は、上記画像圧縮方法において、前記量子化ステップでは、前記各ブロックの輝度レベルに応じて、前記基準量子化テーブルの高周波成分に係数を乗算して、前記補正量子化テーブルを作成し、決められた検出レベルと、該各ブロックに対応する輝度レベルとを比較し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベル以上であるときは、該ブロックに対する量子化テーブルとして該基準量子化テーブルを用いるべきであることを示す補正制御信号を生成し、かつ、該係数を1に設定し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベルより小さいときは、該ブロックの量子化テーブルとして該補正量子化テーブルを用いるべきことを示す補正制御信号を生成し、かつ、該係数を、該ブロックの輝度レベルが低いほど大きな値に設定することが好ましい。
上記構成により、以下に、本発明の作用について説明する。
本発明においては、画像圧縮装置において、画像データを、該画像を区分するブロック毎にを量子化する量子化部を備え、該量子化部を、該画像の、基準の明るさより暗い部分の圧縮率が高まるよう、該画像データの量子化に用いる量子化テーブルの成分をブロック毎に変更するので、圧縮データにおける、画像中の輝度レベルの低い部分(暗い部分)の情報量が削減されることとなり、画質劣化を抑えつつ、圧縮データのサイズをさらに低減することができる。
また、本発明においては、各ブロックの量子化に用いる量子化テーブルの交流成分のうちの、画像データを時間領域から周波数領域に変換して得られる変換データの空間周波数の高い成分に対応する高周波成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更するので、画像データの、画像の暗い部分での交流成分が、明るい部分での交流成分に比べて、より低減されることとなる。これにより、圧縮データを復元して得られる画像データにおける、画像の暗い部分のノイズ成分が除去されるという効果が得られる。
以上のように、本発明によれば、画像データにおける輝度レベルの低い部分(暗い部分)のAC成分を減衰させることにより、不要な高い空間周波数成分のデータを除去する方向の画像圧縮が行われることとなり、これにより、圧縮サイズをさらに減らすことができる画像圧縮装置および画像圧縮方法を得ることができる。
また、このようにして画像データを圧縮して得られる圧縮データを復号化して再生表示する場合は、画像の暗い部分のノイズ成分が除去されるという効果も得られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による画像圧縮装置を説明する図であり、図1(a)はその全体構成を示し、図1(b)は、該画像圧縮装置を構成する輝度レベル抽出部を示している。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1による画像圧縮装置を説明する図であり、図1(a)はその全体構成を示し、図1(b)は、該画像圧縮装置を構成する輝度レベル抽出部を示している。
この実施形態1の画像圧縮装置100は、画像データIdを、8×8画素からなるブロックに対応するよう分割するバッファ101と、該バッファからのブロックに対応する画像データ(ブロックデータ)Dbに対してDCT処理を施すDCT器102と、DCT処理された画像データ(DCTデータ)Tdを量子化する量子化器103と、量子化されたDCTデータ(量子化データ)Qdをハフマン符号化するハフマン符号化器104とを有しており、これらは、従来の画像圧縮装置200におけるバッファ201、DCT器202、量子化器203およびハフマン符号化器204と同一のものである。
そして、本実施形態1の画像圧縮装置100は、外部から供給される基準レベル(検出レベル)Lhよりも低い輝度レベルを有する輝度信号(画像データ)Idが入力されると、量子化テーブルAC可変作成部103aに制御信号Csを出力する輝度レベル抽出器105と、該輝度レベル抽出器105からの制御信号Csに基づいて、基準量子化テーブル(以下、単に通常テーブルという。)TaのAC成分を変化させた補正量子化テーブル(以下、単に補正テーブルともいう。)Tbを作成する量子化テーブル(AC可変)作成部103aとを有している。ここで、量子化テーブルのAC成分は、該量子化テーブルにおける、DCTデータTdの8×8個の成分のうちの高周波成分に対応する成分としている。
図1(b)は、上記輝度レベル抽出器105を詳しく説明する図である。
この輝度レベル抽出器105は、外部から供給される検出レベルLhと、バッファ101からの各ブロックに対応する画像データ(ブロックデータ)Bdとに基づいて、各ブロックの平均輝度レベルと該検出レベルLhとを比較する比較器105aを有し、該比較結果に応じて、上記制御信号Csとして、AC成分補正対象信号ASと、量子化テーブルのAC成分に対する係数Eとを出力するものである。ここで、AC成分補正対象信号ASは、量子化の対象となるブロックに対応する量子化テーブルに対して、そのAC成分の補正を行うべきか否かを示す信号である。また、上記係数Eは、量子化テーブルのAC成分の補正に用いる乗算係数(以下、X係数ともいう。)であり、その値が1から、各ブロックに対する平均輝度レベルの低さに比例して大きくなるものである。
図2は、上記輝度レベル抽出器105から出力される制御信号を説明する図であり、図2(a)は各ブロックの平均輝度レベル(以下、輝度レベルという。)の、画像位置Xに対する変化を示し、図2(b)はAC成分補正対象信号ASの、画像位置Xに対する変化を示し、図2(c)は係数Eの、画像位置Xに対する変化を示している。なお、図2(a)〜図2(c)では、横軸の画像位置Xは、圧縮処理の対象となるブロックの画像全体における位置である。
図3は、上記輝度レベルLと係数Cxとの関係を示している。この図から分かるように、輝度レベルLが一定の検出レベルLh以上であるときは、係数Cxは1に設定され、輝度レベルLが検出レベルLhを下回ると、輝度レベルが小さいほど、係数Cxは大きさな値A〜G(1<A<B<C<D<E<F<G)に設定される。
また、上記量子化テーブルAC可変作成部103aは、輝度レベル抽出部105から制御信号Csを受けると、基準となる通常テーブルTaのAC成分に上記係数を掛けて、DC成分以外の所定のAC成分の値を大きくしたAC変換テーブル(補正テーブル)Tbを、量子化器103に出力するものである。
図4は、量子化テーブルAC可変作成部103aにて、通常テーブルTaと、その所定のAC成分に上記係数を掛けて得られる補正テーブルTbとが切り替えられる様子を示している。
図4において、横軸は画像位置X、つまり圧縮対象となる画像全体におけるブロックの位置であり、縦軸は、その位置でのブロックの平均輝度レベルLを示している。
図4に示されるように、検出レベルLhより大きい平均輝度レベルLを有するブロックに対しては、そのDCTデータの量子化の際に、通常テーブルTaが用いられ、検出レベルLhより小さい平均輝度レベルを有するブロックに対しては、そのDCTデータの量子化の際に、通常テーブルTaの所定のAC成分を、DCTデータのAC成分がより減衰するよう変更した補正テーブルTbが用いられる。
図5は、量子化テーブルAC可変作成部103aでの量子化テーブルの具体的な変換の例を示している。
検出レベルLh以上の輝度レベルを有するブロックに対しては、図5(a)に示すように、X係数CxはCx=1に設定されるため、通常のテーブルTaにX係数Cxを乗算して得られる補正テーブルTb1は、元の通常のテーブルTaと同じである。
また、検出レベルLhよりも低い輝度レベルを有するブロックに対しては、図5(b)に示すように、X係数Cxは、例えばCx=2に設定され、もとの量子化テーブルTaの、所定部分のAC成分にX係数Cx(=2)を掛けてそのAC成分を大きくした補正テーブルTb2を用いて、該ブロックの量子化が行われる。
図6は、本実施形態1の画像圧縮装置から符号化ストリームとして出力される圧縮ファイルFcのデータ構造を示している。
この圧縮ファイルFcは、各ブロックに対応するブロック対応部Bcを有しており、各ブロック対応部Bcは、ヘッダ部Hbとデータ部Dpとからなり、該ヘッダ部Hpには、各ブロックに対応するDCTデータの量子化に用いた量子化テーブルQtが他のヘッダHa1およびHa2とともに含まれ、該データ部Dpには、各ブロックに対応する圧縮データCdが含まれている。
なお、図5に示す通常テーブルTa、補正テーブル(係数乗算後のテーブル)Tb1およびTb2、並びに図6に示す量子化テーブルQtの成分の具体的数値は、一例であり、通常テーブルTaの成分の具体的数値は、その他の値を取り得ることは言うまでもない。
次に動作について説明する。
この実施形態1の画像圧縮装置100に画像データIdが入力されると、該画像データIdは一旦バッファ101に蓄えられ、該画像データは、画像を区分するブロック、つまり横8画素x縦8画素からなる領域毎に出力される。
そして、各ブロックに対応する画像データ(ブロックデータ)Bdは、バッファ101からDCT器102および輝度レベル抽出部105に供給される。
すると、該ブロックデータBdは、DCT器102にてDCT処理が施され、周波数領域のデータ(DCTデータ)Tdに変換される。また、このとき、輝度レベル抽出部105では、ブロックデータBdに基づいて、各ブロックでの平均輝度レベルが抽出され、この抽出した輝度レベルが、外部から与えられた検出レベルLhと比較され、該比較結果に応じた制御信号Csが量子化テーブル発生部103aに供給される。該量子化テーブル発生部103aでは、輝度レベル抽出部105からの制御信号Csに応じて、通常テーブルTa、あるいは通常テーブルTaの所定部分のAC成分を大きくした補正テーブルTbが作成される。
そして、DCT器102からのDCTデータは、量子化器103にて、量子化テーブル発生器103aからの量子化テーブルQt(TaあるいはTb)を用いて量子化され、該量子化されたデータQdがハフマン符号化器104に出力される。該ハフマン符号化器104では、ハフマンテーブル保持部104aに保持されているハフマンテーブルHtを用いて、量子化データQdに対するハフマン符号化処理が行われ、これにより得られた画像圧縮データCdが出力される。
以下、上記輝度レベル抽出部105、量子化テーブル作成部103a、および量子化器103の動作について詳しく説明する。
つまり、図2(a)および(b)に示されるように、該ブロックデータBdから得られる輝度レベル(入力画像レベル)Lが検出レベルLh以上である場合は、輝度レベル抽出部105から出力される制御信号の1つであるAC成分補正対象信号ASはLowレベルであり、また、係数Cxに1が設定される。
この場合、図7(a)に示すように、DCT処理が施されたブロックデータTdである8×8配列の各周波数成分は、通常テーブルTaにおける8×8配列の対応する位置の量子化係数(量子化成分)により除算され、8×8配列の除算値からなる量子化データQdが生成される。なお、ここでは、図7(a)では、通常テーブルTaの量子化係数(量子化成分)の具体的数値は、説明の都合上、図5(a)および図5(b)に示す通常テーブルTaの量子化係数(量子化成分)の具体的数値とは異なった値を示している。
そして、量子化に用いた量子化テーブルTaは、圧縮データCdにおける各ブロックに対応するデータ領域のヘッダ部分に付加されて受信側に送信される。従って、受信側で、圧縮されたデータを伸張する際には、図7(b)に示すように、逆量子化前のデータ(量子化データ)Qdと、圧縮データのヘッダに含まれている量子化テーブルTaとの乗算により、逆量子化されたデータが作成される。
一方、該ブロックデータBdから得られる輝度レベル(入力画像レベル)Lが検出レベルLhより小さい場合は、輝度レベル抽出部105から出力される制御信号の1つであるAC成分補正対象信号ASはHighレベルとなり、また、係数Cxには、輝度レベルLの低さに応じた値が設定される。具体的には、図3に示すように、輝度レベルが小さいほど、係数Cxは大きな値A〜G(1<A<B<C<D<E<F<G)に設定される。
この場合、図8(a)に示すように、DCT処理が施されたブロックデータTdである8×8配列の各周波数成分は、通常テーブルの量子化係数の高周波部分に係数Cx(Cx=2)を乗算して得られる補正テーブルTbの8×8配列の対応する位置の量子化係数により除算され、8×8配列の除算値からなる量子化データQdが生成される。ここでは、通常テーブルの係数を乗算する量子化係数は、該通常テーブルの第3行第3行〜第8列までの係数およびその第4列から第8列までの係数としている。
このときは、量子化に用いた補正テーブルTbではなく、補正前の通常テーブルが、圧縮データCdにおける各ブロックに対応するデータ領域のヘッダ部分に付加されて受信側に送信される。
つまり、圧縮データに添付される量子化テーブルは、通常テーブルTaの量子化係数に2を掛ける前のテーブル(つまり通常テーブルTaと同じもの)を添付する。この場合は、受信側で、圧縮データの伸長処理における逆量子化を行う際に、この添付された通常テーブルが使われる。この結果、量子化データを逆量子化して得られる逆量子化データは、該量子化データの量子化係数に2を掛ける前の逆量子化データよりもAC成分が小さくなる。
つまり、図8(b)に示すように、量子化データの周波数成分と、圧縮ファイルに添付の量子化テーブルの量子化係数との乗算により得られた結果(逆量子化データの周波数成分)は、図7(b)に示す、量子化データの周波数成分と、圧縮ファイルに添付の量子化テーブルの量子化係数との乗算により得られた結果(逆量子化データの周波数成分)と比べてAC成分が小さくなる。
このようにAC成分を減衰させると帯域が狭くなるが暗い部分に関しては本来画像としては細かい模様の画像はないはずである。あるとすれば撮像素子のノイズなどが考えられるがこのように減衰させることで削除できる。また、低い輝度成分のAC成分が通常圧縮よりもさらに削減されるため、圧縮データを戻すときに暗い部分のノイズ成分が除去されるという効果が得られる。
このように本実施形態では、画像中の輝度レベルの低い部分(暗い部分)のブロック中のAC成分を減衰させることにより、不要な高い空間周波数成分のデータが除去されることとなり、圧縮サイズをさらに減らすことができる。
また、画像中の輝度レベルの低い部分(暗い部分)のAC成分を減衰させることにより高い空間周波数成分が除去されることとなる。このことにより見かけ上暗い部分の細かなノイズ成分が除去される。
なお、上記実施形態では、特に説明しなかったが、上記実施形態の画像圧縮装置を、データ通信部に用いた例えばデジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなどのデジタルカメラや、画像入力カメラ、スキャナ、ファクシミリ、カメラ付き携帯電話装置などの画像入力デバイスを有した電子情報機器について説明する。本発明の電子情報機器は、撮像部で得た画像データを圧縮する圧縮処理部と、該圧縮された画像データを記録する記録メディアなどのメモリ部と、記録部に記録された圧縮データを伸長する伸長処理部と、伸長された画像データを表示用に所定の信号処理した後に液晶表示画面などの表示画面上に表示する液晶表示装置などの表示手段と、上記圧縮された画像データを通信用に所定の信号処理をした後に通信処理する送受信装置などの通信手段と、この画像データを印刷(印字)して出力(プリントアウト)する画像出力手段とのうちの少なくとも、上記圧縮処理部を有し、上記圧縮処理部が、本発明の上記実施形態の画像圧縮装置を含むものである。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
本発明は、カメラ付き携帯電話やディジタルスチルカメラなどの画像を圧縮して記録あるいは伝送するデータ圧縮部を有する電子機器において、画質劣化を抑えつつ圧縮データのサイズを小さくできるものである。
100 画像圧縮装置
101 バッファ
102 DCT器
103 量子化器
103a 量子化テーブル(AC可変)作成部
104 ハフマン符号化器
104a ハフマンテーブル保持部
105 輝度レベル抽出器
105a 比較器
AS AC成分補正対象信号
Bc ブロック対応部
Bd ブロックデータ
Cd 圧縮データ
Cs 制御信号
Cx 係数
Dp データ部
Fc 圧縮ファイル
Ha1,Ha2 他のヘッダ情報
Hp ヘッダ部
Ht ハフマン符号テーブル
Id 画像データ
Qd 量子化データ
Qt 量子化テーブル
Ta 通常テーブル
Tb 補正テーブル
Td DCTデータ
101 バッファ
102 DCT器
103 量子化器
103a 量子化テーブル(AC可変)作成部
104 ハフマン符号化器
104a ハフマンテーブル保持部
105 輝度レベル抽出器
105a 比較器
AS AC成分補正対象信号
Bc ブロック対応部
Bd ブロックデータ
Cd 圧縮データ
Cs 制御信号
Cx 係数
Dp データ部
Fc 圧縮ファイル
Ha1,Ha2 他のヘッダ情報
Hp ヘッダ部
Ht ハフマン符号テーブル
Id 画像データ
Qd 量子化データ
Qt 量子化テーブル
Ta 通常テーブル
Tb 補正テーブル
Td DCTデータ
Claims (20)
- 画像を圧縮して圧縮データを生成する画像圧縮装置であって、
該画像をその圧縮の単位となるブロックに分割する画像分割部と、
該画像の画像データを該ブロック毎に量子化する量子化部とを備え、
該量子化部は、該画像の、基準の明るさより暗い部分の圧縮率が高まるよう、該画像データの量子化に用いる量子化テーブルの成分を該ブロック毎に決定する、画像圧縮装置。 - 前記画像データを量子化して得られた量子化データを符号化して圧縮データを生成する符号化器を有し、
前記各ブロックに対応する量子化テーブルを、該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信する、請求項1記載の画像圧縮装置。 - 前記各ブロックに対応する量子化テーブルは、前記圧縮データの該各ブロックに対応するヘッダ部に含めて送信される、請求項2に記載の画像圧縮装置。
- 前記量子化部は、
基準量子化テーブルを保持しており、前記各ブロックの輝度レベルに応じて該基準量子化テーブルの成分を補正して補正量子化テーブルをブロック毎に作成し、該各ブロックの画像データの量子化を、該作成した補正量子化テーブルを用いて行う、請求項1に記載の画像圧縮装置。 - 前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記補正量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信する、請求項4に記載の画像圧縮装置。
- 前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記基準量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信する、請求項4に記載の画像圧縮装置。
- 前記画像の画像データを前記ブロック毎に離散コサイン変換して変換データを生成する変換器を備え、
前記量子化部は、前記画像データとして該変換データを量子化し、前記基準量子化テーブルの成分のうちの、該変換データの交流成分に対応する交流成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して、前記補正量子化テーブルを作成する、請求項4に記載の画像圧縮装置。 - 前記量子化部は、前記基準量子化テーブルの交流成分のうちの、前記変換データの空間周波数の高い成分に対応する高周波成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して前記補正量子化テーブルを作成する、請求項7に記載の画像圧縮装置。
- 前記量子化部は、
前記画像データに基づいて、前記各ブロックの輝度レベルを抽出する輝度レベル抽出部と、
前記基準量子化テーブルを保持し、該各ブロックの抽出した輝度レベルに応じて該基準量子化テーブルの高周波成分を補正して前記補正量子化テーブルをブロック毎に作成する量子化テーブル作成部と、
該各ブロックの変換データを、該作成した補正量子化テーブルを用いて量子化する量子化器とを有する請求項8に記載の画像圧縮装置。 - 前記量子化テーブル作成部は、前記各ブロックの輝度レベルに応じて、前記基準量子化テーブルの高周波成分に係数を乗算して、前記補正量子化テーブルを作成するものであり、
前記輝度レベル抽出部は、外部から供給される検出レベルと、該各ブロックに対応する輝度レベルとを比較し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベル以上であるときは、該ブロックに対する量子化テーブルとして該基準量子化テーブルを用いるべきであることを示す補正制御信号を出力し、かつ、該係数を1に設定し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベルより小さいときは、該ブロックの量子化テーブルとして該補正量子化テーブルを用いるべきことを示す補正制御信号を出力し、かつ、該係数を、該ブロックの輝度レベルが低いほど大きな値に設定する、請求項9に記載の画像圧縮装置。 - 画像を圧縮して圧縮データを生成する画像圧縮方法であって、
該画像をその圧縮の単位となるブロックに分割する画像分割ステップと、
該画像の画像データを該ブロック毎に量子化する量子化ステップとを含み、
該量子化ステップでは、該画像の、基準の明るさより暗い部分の圧縮率が高まるよう、該画像データの量子化に用いる量子化テーブルの成分を該各ブロック毎に決定する、画像圧縮方法。 - 前記画像データを量子化して得られた量子化データを符号化して圧縮データを生成する符号化ステップを含み、
前記各ブロックに対応する量子化テーブルを、該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信する、請求項11記載の画像圧縮方法。 - 前記各ブロックに対応する量子化テーブルは、前記圧縮データの該各ブロックに対応するヘッダ部に含めて送信される、請求項12に記載の画像圧縮方法。
- 前記量子化ステップでは、
前記各ブロックの輝度レベルに応じて基準量子化テーブルの成分を補正して補正量子化テーブルをブロック毎に作成し、該各ブロックの画像データの量子化を、該作成した補正量子化テーブルを用いて行う、請求項11に記載の画像圧縮方法。 - 前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記補正量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信する、請求項14に記載の画像圧縮方法。
- 前記各ブロックに対応する量子化テーブルとして、前記基準量子化テーブルを該各ブロックの圧縮データとともに復号化側に送信する、請求項14に記載の画像圧縮方法。
- 前記画像の画像データを前記ブロック毎に離散コサイン変換して変換データを生成する変換ステップを含み、
前記量子化ステップでは、前記画像データとして該変換データを量子化し、前記基準量子化テーブルの成分のうちの、該変換データの交流成分に対応する交流成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して、前記補正量子化テーブルを作成する、請求項14に記載の画像圧縮方法。 - 前記量子化ステップでは、前記基準量子化テーブルの交流成分のうちの、前記変換データの空間周波数の高い成分に対応する高周波成分を、該各ブロックの輝度レベルに応じて変更して前記補正量子化テーブルを作成する、請求項17に記載の画像圧縮方法。
- 前記量子化ステップは、
前記画像データに基づいて、前記各ブロックの輝度レベルを抽出し、
該各ブロックの抽出した輝度レベルに応じて該基準量子化テーブルの高周波成分を補正して前記補正量子化テーブルをブロック毎に作成し、
該各ブロックの変換データを、該作成した補正量子化テーブルを用いて量子化する、請求項18に記載の画像圧縮方法。 - 前記量子化ステップでは、前記各ブロックの輝度レベルに応じて、前記基準量子化テーブルの高周波成分に係数を乗算して、前記補正量子化テーブルを作成し、
決められた検出レベルと、該各ブロックに対応する輝度レベルとを比較し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベル以上であるときは、該ブロックに対する量子化テーブルとして該基準量子化テーブルを用いるべきであることを示す補正制御信号を生成し、かつ、該係数を1に設定し、該ブロックの輝度レベルが、該検出レベルより小さいときは、該ブロックの量子化テーブルとして該補正量子化テーブルを用いるべきことを示す補正制御信号を生成し、かつ、該係数を、該ブロックの輝度レベルが低いほど大きな値に設定する、請求項19に記載の画像圧縮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007169315A JP2009010612A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像圧縮装置および画像圧縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2007169315A Withdrawn JP2009010612A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 画像圧縮装置および画像圧縮方法 |
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-
2007
- 2007-06-27 JP JP2007169315A patent/JP2009010612A/ja not_active Withdrawn
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