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JP2009084525A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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JP2009084525A JP2007259718A JP2007259718A JP2009084525A JP 2009084525 A JP2009084525 A JP 2009084525A JP 2007259718 A JP2007259718 A JP 2007259718A JP 2007259718 A JP2007259718 A JP 2007259718A JP 2009084525 A JP2009084525 A JP 2009084525A
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Hiroshi Aoyama
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Kao Corp
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Abstract

【課題】水で十分に希釈されていない高濃度の条件でも素早く起泡することの可能な洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】下記の成分(A)、(B)、(C)及び水を含み、成分(A)と成分(B)との含有割合が質量比(B/A)で1.1/100以上である、洗浄剤組成物。
(A)アニオン界面活性剤
(B)下記一般式(1)で表される化合物
ZO(A1O)nSO31 (1)
(式中、M1はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示し、Zは水素原子、炭素数6以下のアルキル基若しくはアルケニル基、又はSO32(式中、M2はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示す)を示し、A1は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは10以上の数を示す。)
(C)カチオン性ポリマー
【選択図】なし

Description

本発明は洗浄剤組成物に関する。
洗浄剤組成物として、ボディーソープやシャンプーなどに代表される皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物が知られている。皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物は、濡れた手、身体、毛髪などに適用され、手による摩擦やその他機械的な摺動などにより泡立てられ、そして水ですすぐことで、毛髪や皮膚などに付着していた様々な種類の汚れを除去する。
皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物の場合、泡立てやすさは洗浄剤組成物の性能を示す上で非常に重要な因子となる。例えば、シャンプーの場合、シャンプーを素早く泡立て毛髪全体に行き渡らせることで、指通りがよく洗いやすい状態となる。また、豊かな泡立ちにより消費者は洗浄効果を実感するなど、起泡性能自体が商品の価値を左右する場合もある。そのため、皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物においては、主活性剤であるアニオン界面活性剤に対して、アミドプロピルベタインや、脂肪酸アルカノールアミド、モノアルキルグリセリルエーテルなどを併用し起泡性を向上させている(例えば特許文献1参照)。
一方、アニオン界面活性剤の濃厚水溶液の流動性を向上させるために、ポリアルキレングリコールエーテルのモノ又はジサルフェートの添加が有効であることが特許文献2、
特許文献3に開示されている。また、同様のポリエチレングリコールエーテルのモノ又はジサルフェート化合物を洗浄剤組成物の肌刺激性や低温安定性の改善の目的で用いることも提案されている(特許文献4)。
しかしながら、これらの従来技術においては、皮膚又は毛髪の洗浄剤として用いる際の泡立ちに関して、好適な組成物を提案するには至っていない。
特開2001−107096号公報 特開昭56−36596号公報 特開2006−117769号公報 特開2002−201493号公報
洗浄剤組成物の使用量や使用方法などは、個々人によって異なり一様ではない。例えば、人によっては洗浄前に皮膚や毛髪などを濡らすための水量が少なかったり、一度に多量の洗浄剤組成物を手にとって泡立てたりする場合などがある。そのため、より多くの消費者に泡立てやすいと認識されるには、洗浄剤組成物が水で十分に希釈されていない高濃度の条件でも素早く泡立つことが望ましい。しかし、従来の界面活性剤組成物ないしは洗浄剤組成物においては、かかる高濃度の条件で使用しても十分な泡立ちが得られないという問題があった。
したがって、本発明は、水で十分に希釈されていない高濃度の条件でも素早く起泡することの可能な洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、水で十分に希釈されていない高濃度の条件でも素早く起泡することの可能な洗浄剤組成物を開発するべく、高濃度条件における洗浄剤組成物の起泡性について検討したところ、洗浄剤組成物が水と接触した際に界面活性剤が素早く拡散すると、起泡性が向上するとの知見を得た。本発明者は、更に詳細に研究を進め、界面活性剤の拡散性は洗浄剤組成物の水希釈前後における粘度減少率(減粘率)を指標として評価できるとの知見を得た。そして、アニオン界面活性剤と特定のオキシアルキレン化合物とを特定割合で組み合わせ、更にカチオン性ポリマーを含有させることで所望の液性に制御することができ、泡立ちの良さとすすぎ時の滑らかさを両立することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記の成分(A)、(B)、(C)及び水を含み、成分(A)と成分(B)との含有割合が質量比(B/A)で1.1/100以上である、洗浄剤組成物を提供するものである。
(A)アニオン界面活性剤
(B)下記一般式(1)で表される化合物
ZO(A1O)nSO31 (1)
(C)カチオン性ポリマー
一般式(1)中、M1はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示し、Zは水素原子、炭素数6以下のアルキル基若しくはアルケニル基、又はSO32(式中、M2はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示す)を示し、A1は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは10以上の数を示す。
本発明の洗浄剤組成物は、アニオン界面活性剤の水への拡散性に優れるため、水で十分に希釈されていない高濃度の条件でも素早く起泡させることが可能である。したがって、本発明の洗浄剤組成物は、用量や用法の如何を問わず素早く起泡させることができるため、ボディーソープやシャンプーなどの皮膚又は毛髪用途に特に有用である。
本発明の洗浄剤組成物は、成分(A)、(B)、(C)及び水を含み、成分(A)と成分(B)との含有割合が質量比(B/A)で1.1/100以上であることを特徴とする。以下、本発明の洗浄剤組成物の構成成分について説明する。
(成分(A))
アニオン界面活性剤は、適度な泡を形成し、かつ被洗浄物に付着した汚れを除去する洗浄基剤となる成分である。
アニオン界面活性剤としては、硫酸塩系、スルホン酸塩系、カルボン酸塩系又はアミノ酸塩系のものが使用できる。
硫酸塩系としては、例えば、アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、グリセライド硫酸塩、アミドエーテル硫酸塩等が挙げられる。
スルホン酸塩系としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げられる。
カルボン酸塩系としては、高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。
アミノ酸塩系としては、N−アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム等が挙げられる。
中でも、硫酸塩系が好ましく、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩が好ましく、特に下記一般式(2)又は(3)で表されるものが好ましい。
1O(CH2CH2O)mSO3M (2)
1OSO3M (3)
〔式中、R1は炭素数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸由来のカチオンを示し、mは質量平均で1〜5の数を示す。〕
中でも、素早い泡立ちと良好な泡の感触を両立する観点から、一般式(2)中のR1が炭素数12〜14のアルキル基であり、mが質量平均で1であり、かつMがアンモニウム又はナトリウムであるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が特に好ましい。
成分(A)は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。また、その含有量は、泡立ち、使用時の液性、洗浄性の点から、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で1〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましく、8〜20質量%が更に好ましい。
(成分(B))
成分(B)は、前記一般式(1)で表される化合物(以下、「化合物(1)」という)であり、水に希釈した際にアニオン界面活性剤の拡散性を向上させる機能を有する。
一般式(1)中、M1はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示すが、アルカリ金属が好ましい。アルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられ、中でもナトリウム、カリウムが好ましく、ナトリウムがより好ましい。
Zは、水素原子、炭素数が6以下のアルキル基若しくはアルケニル基、又はSO32を示すが、上記アルキル基及びアルケニル基は直鎖でも分岐鎖であってもよい。中でも、炭素数が6以下のアルキル基又はアルケニル基、SO32が好ましく、炭素数1〜4のアルキル基、SO32がより好ましい。
2はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示すが、アルカリ金属が好ましい。アルカリ金属としては、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられ、中でもナトリウム、カリウムが好ましく、ナトリウムがより好ましい。
1は炭素数2〜4のアルキレン基を示すが、アルキレン基は直鎖及び分岐鎖のいずれであってもよい。アルキレン基としては、例えば、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、1−メチルトリメチレン基、テトラメチレン基などが挙げられ、中でもエチレン基、プロピレン基が好ましく、エチレン基がより好ましい。
nはアルキレンオキシドの平均付加モル数であって10以上の数を示すが、好ましくは13以上、より好ましくは15以上である。その上限は1000が好ましく、500がより好ましく、300が更に好ましい。オキシアルキレン鎖(−(A1O)n−)の分子量は440以上であるが、好ましくは600以上、より好ましくは800以上であり、その上限は50,000が好ましく、20,000がより好ましい。
化合物(1)がジサルフェート化合物又はその塩(Z=SO32)である場合、nは15以上の数が好ましく、より好ましくは20以上、更に好ましくは25以上、特に好ましくは30以上である。他方、化合物(1)がモノサルフェート化合物又はその塩(Z=水素原子又は、炭素数が6以下のアルキル基若しくはアルケニル基)である場合、nは好ましくは13以上、更に好ましくは15以上、特に好ましくは18以上である。なお、nの上限は上記のとおりである。
成分(B)は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。その含有量は、低希釈倍率での泡立ちの点から、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.1〜10質量%が好ましく、更に好ましくは0.2〜5質量%である。
成分(A)と成分(B)との含有割合は、質量比(B/A)で1.1/100以上である。これにより、洗浄剤組成物が水と接触した際にアニオン界面活性剤を水へ素早く拡散させることができるため、水で十分に希釈されていない高濃度条件でも洗浄剤組成物を素早く起泡させることができる。このような効果をより確実に発現するには、上記質量比(B/A)を2/100以上とするのが好ましく、より好ましくは3/100以上、更に好ましくは5/100以上、特に好ましくは7/100以上である。なお、かかる質量比の上限は好ましくは100/100、より好ましくは50/100、更に好ましくは30/100、特に好ましくは25/100である。
(成分(C))
カチオン性ポリマーは、洗浄剤組成物の液性を調整し、水で希釈した際にアニオン界面活性剤の水への拡散性を向上させるとともに、アニオン界面活性剤との会合体(コアセルベート)を形成し被洗浄物の表面潤滑性を向上させる機能を有する。
カチオン性ポリマーとしては、カチオン化セルロース、カチオン化澱粉、カチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化フェヌグリークガム、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物、ビニルイミダゾリウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/四級化ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、ビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体(米国サンドス社、カルタレチン)、特開昭53-139734号公報、特開昭60-36407号公報に記載されているカチオン性ポリマー等が挙げられる。中でも、カチオン化セルロース及びカチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化フェヌグリークガム、ジアリルジアルキル四級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物が好ましい。
カチオン性ポリマーは市販品を用いることができ、例えば、マーコート550(NALCO社、アクリルアミドとジアリルジメチルアンモニウム塩の共重合体;CTFA名ポリクォータニウム-7)、ルビクァットFC370(BASF社、1−ビニル−2−ピロリドンと1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩の共重合体;CTFA名ポリクォータニウム-16)、ガフクァット755N(ISP社、1−ビニル−2−ピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体;CTFA名ポリクォータニウム-11)、UcareポリマーJR及び同LRシリーズ(アマーコール社、トリメチルアンモニウム置換エポキシドとヒドロキシエチルセルロースとの反応物の塩;CTFA名ポリクォータニウム-10)、ポイズC-60H、ポイズC-80M、ポイズC-150L(以上、花王社;同上のCTFA名ポリクォータニウム-10)、ジャガーシリーズ(ローディア社、グアーヒドロキシプロピルトリアンモニウムクロリド)、カチナールCLB-100(東邦化学工業社、ローカストビーンヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド)等が挙げられる。
これらカチオン性ポリマーは、単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、その含有量は、組成物の液性を所望の範囲にする点及び洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.01〜3質量%が好ましく、0.05〜2質量%がより好ましく、0.1〜0.5質量%が更に好ましい。
(水)
本発明の洗浄剤組成物は、媒体として水を含有し、前述の各成分を所定量含むことで、所望の液性を示す組成物を与える。
水の含有量は、アニオン界面活性剤の拡散性向上の観点から、本発明の毛髪化粧料の全質量基準で50質量%以上が好ましく、60質量%以上が特に好ましい。上限は、97質量%が好ましく、90質量%が特に好ましい。
このように、本発明の洗浄剤組成物は、成分(A)、(B)及び(C)を組み合わせることで、洗浄剤組成物の伸びが改善され広がりやすくなるため、水との接触面積を増大させることができる。これにより、水との接触が容易になるため、水で希釈した際にアニオン界面活性剤の運動性が高められ、水で十分に希釈されていない高濃度の条件でもアニオン界面活性剤の拡散性を向上させることができる。その結果、泡立てやすく素早い起泡が実現される。
界面活性剤の拡散性をより一層高め、より確実に素早く起泡させるためには、下記式(I)により求められる洗浄剤組成物の減粘率を、好ましくは0.6以上、より好ましくは0.75以上とすることが望ましい。なお、減粘率は、原理的に1を超えることはないが、0.9以下が好ましい。
ここで、本明細書において、洗浄剤組成物の減粘率とは、洗浄剤組成物を所定量の水に希釈したときの粘度減少率であって、下記式(I)により求められる値をいう。なお、洗浄剤組成物の水希釈前後における粘度は、30℃で粘度計により測定したものであるが、粘度計としてB型粘度計や、B型粘度計とデータの互換性のあるデジタル粘度計を使用することができる。
減粘率=(v1−v2)/v1 (I)
1:洗浄剤組成物の粘度(30℃)
2:洗浄剤組成物100mLに水20mLを加えた溶液の粘度(30℃)
(任意成分)
本発明の洗浄剤組成物は、洗浄性能をより一層向上させるために、非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤を含有してもよい。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド、モノアルキルグリセリルエーテル、モノアルケニルグリセリルエーテル等が挙げられる。
これらのうち、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキルグリコシドが好ましい。
また、脂肪酸アルカノールアミドも好適であり、モノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのいずれでもよく、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましい。また、アルカノール部分として炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を有するものが好ましい。具体的には、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド等が挙げられる。
さらに、モノアルキルグリセリルエーテル及びモノアルケニルグリセリルエーテルも好適であり、アルキル基又はアルケニル基としては、炭素数4〜10、とりわけ炭素数8〜10のものが好ましく、直鎖でも分岐鎖であってもよい。具体的には、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、2−メチルブチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−デシル基、イソデシル基等が挙げられ、中でも2−エチルヘキシル基、イソデシル基が好ましい。
両性界面活性剤としては、アミンオキシド系界面活性剤、イミダゾリン系界面活性剤、ベタイン系界面活性剤、アミノ酸系界面活性剤等が挙げられる。中でも、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン等が好ましく、脂肪酸アミドプロピルベタインがより好ましい。脂肪酸アミドプロピルベタインは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアシル基を有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン等が好ましい。
これら非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができるが、成分(A)とともに、脂肪酸アミドプロピルベタイン、脂肪酸アルカノールアミド又はモノアルキルグリセリルエーテルを用いると、起泡力がより一層良好となるだけでなく、適度な液性が得られるので特に好ましい。
非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤の含有量は、良好な増泡効果が得られる点で、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.1〜15質量%が好ましく、0.5〜8質量%がより好ましく、1〜6質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、すすぎ時の肌や毛髪の感触向上のために、コンディショニング剤を含有していてもよい。コンディショニング剤としては、例えば、カチオン界面活性剤、シリコーン類、油剤などが挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルコキシトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルアミン及びその塩、アルコキシジメチルアミン及びその塩、アルキルアミドジメチルアミン及びその塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、その含有量は、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.01〜10質量%が好ましく、0.05〜6質量%がより好ましく、0.3〜3質量%が更に好ましく、0.5〜2質量%が特に好ましい。
シリコーン類としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
これらシリコーン類は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。その含有量は、洗髪時からすすぎ時までの滑らかさの点から、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.01〜10質量%が好ましく、0.05〜5質量%がより好ましく、0.1〜2質量%が特に好ましい。
油剤としては、スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油、ヒマワリ油、椿油等のグリセリド;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;セチルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、グリセリン、ミリスチルアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2−エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル類;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸;その他イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどが挙げられる。これらのうち、特にミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール、ヒマワリ油、椿油が好ましい。
これらの油剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。その含有量は、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.1〜2質量%が好ましく、0.2〜1.5質量%がより好ましく、0.3〜1質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、更にエチレングリコールモノ脂肪酸エステル、エチレングリコールジ脂肪酸エステル、エチレングリコールモノアルキルエーテル又はエチレングリコールジアルキルエーテルを含むパール化剤を含有していてもよい。
これらは単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよく、またその含有量は、洗浄剤組成物に美麗なパール光沢を付与する点から、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましく、1〜4質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物には粘度調整剤を含有させてもよく、粘度調整剤としては、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、イソプレングリコール、エタノール、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、粘土鉱物、塩類(塩化ナトリウム、塩化アンモニウム、クエン酸ナトリウム等)などが挙げられる。中でも、ベンジルアルコール、エタノール、ポリプロピレングリコール、塩化ナトリウム、及びクエン酸ナトリウムが好ましい。粘度調整剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、その使用量は、泡量、泡質の点から、本発明の洗浄剤組成物の全質量基準で0.01〜5質量%が好ましく、0.05〜4質量%がより好ましく、0.1〜3質量%が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、上記成分のほか、通常の洗浄剤組成物に用いられる成分を目的に応じて適宜含有できる。このような成分としては、例えば、クメンスルホン酸、m−キシレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等のハイドロトロープ剤;抗フケ剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;グリセリン、ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ユーカリの極性溶媒抽出物;真珠層を有する貝殻又は真珠から得られる蛋白質又はその加水分解物;シルクから得られる蛋白質又はその加水分解物マメ科植物の種子から得られる蛋白含有抽出物;蜂蜜、ローヤルゼリー;オタネニンジン抽出物、米胚芽抽出物、ヒバマタ抽出物、アロエ抽出物、月桃葉抽出物、クロレラ抽出物等のエキス類;酸化チタン等のパール化剤;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ〔ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS)〕に記載されている成分等が挙げられる。これらの成分の含有量は、使用目的に応じて適宜設定することが可能である。
本発明の洗浄剤組成物は、毛髪のツヤやまとまりを向上するとの観点より、毛髪に適用する際のpH(水で20質量倍希釈したときの25℃における値)が2〜6であるのが好ましく、3〜5がより好ましく、3.5〜4.5が更に好ましい。pH調整剤としては、有機酸、特にα−ヒドロキシ酸を用いることが好ましく、具体的には、リンゴ酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸が好ましい。これら有機酸は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、その含有量は、泡質、洗髪時の毛髪柔軟性の向上の点から、本発明の水性毛髪洗浄剤の全質量基準で0.01〜5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましく、0.3〜2質量%が更に好ましい。また、他のpH調整剤として、これら有機酸とともに、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩化アンモニウム等の塩基を用いてもよい。
以下の実施例及び比較例において、各成分の配合割合は質量%であり、pHは水で20質量倍希釈したときの25℃における値である。
実施例1〜6及び比較例1〜5
表1に示す洗浄剤組成物を調製し、下記評価方法により評価した。その結果を表1に併せて示す。
評価方法
(1)希釈時の減粘のしやすさ
洗浄剤組成物(溶液1)100mLに水道水20mLを加え、均一になるまで攪拌して溶液2を調製した。VISCOMETER TV-10(東機産業株式会社製)を用いて溶液1及び溶液2の30℃での粘度を測定し、下記式(I)により減粘率を算出して下記の基準にしたがって評価した。
減粘率=(v1−v2)/v1 (I)
1:溶液1(洗浄剤組成物)の粘度
2:溶液2(洗浄剤組成物100mLに水道水20mLを加えた溶液)の粘度
評価基準
◎:減粘率0.75以上
○:減粘率0.60以上、0.75未満
△:減粘率0.50以上、0.60未満
×:減粘率0.50未満
(2)泡立ちの速さ
図1に示す装置を用いて、洗浄剤組成物の泡立ちの速さを評価した。
図1の装置は、底面に排水口(図示せず)を有し、上面が開口している透明プラスチック製筒状容器10(直径160mm,高さ55mm)と、透明プラスチック製蓋20と、モーター30を内蔵したコントロールユニット40と、計量器50と、トルク検出器60とを備えている。この容器10内には、図2に示す複数の植毛孔Pに毛髪1(90mm,計30g)を植毛した円板11(直径略160mm)が装着されている。容器10は、モーター30によって矢印xの方向に回転し、それにより容器10内の毛髪1も回転する。
蓋20の裏面には、人の指に相当する第1の突起物21(直径15mm、高さ12mmの円柱状突起物×3個)と、ブラシに相当する第2の突起物22(縦10mm、横2mm、高さ12mmの突起物×9個)が、蓋20を矢印yのように容器10の上面に被せたとき毛髪1に接触するように設けられている。また、蓋20には、洗浄剤注入用のロート状注入孔25が設けられている。蓋20は、容器10に被せられたとき、容器10に固定されず、支柱41にトルク検出器60や計量器50を介して支持されている。したがって、容器10に蓋20を被せ、容器10を回転させると、容器10内の毛髪1と突起物21、22とが摺動する。よって、注入孔25から毛髪1に洗浄剤をかけると、実際の毛髪の洗髪に近い状態で洗浄剤を起泡させることができる。
まず、毛髪を水28mLで濡らし、洗浄剤組成物12mLをかけた。次に、毎分35回転で容器10を回転させて毛髪1と突起物21、22とを摺動させ、生じた泡を計量器50に捕集し、泡量が250mLになるまでの時間を測定し、下記の基準にしたがって評価した(n=3の平均)。
◎:65秒未満
○:65秒以上70秒未満
△:70秒以上、75秒未満
×:75秒以上
(3)すすぎ時の滑らかさ
パネラー5名が次の方法で毛髪束[日本人女性の化学処理(パーマ、染毛、脱色等)されていない毛髪20g、20cm]を処理し、官能評価を行った。
下記の組成の標準シャンプー3g用いて洗浄した毛髪束に、調製した洗浄剤組成物を3g塗付して毛髪全体に十分に泡立てた後、およそ30秒間約40℃の流水下ですすぎ、その間の滑らかさを官能評価した。結果を「滑らか」と評価したパネラーの人数で表した。
<標準シャンプーの処方>
25%ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩 62.0%
ラウリン酸ジエタノールアミド 2.3%
エデト酸2ナトリウム 0.15%
安息香酸ナトリウム 0.5%
塩化ナトリウム 0.8%
75%リン酸 適量
香料、メチルパラベン 適量
精製水 バランス
pH 7.0
Figure 2009084525
*1:エチレンオキシドの質量平均付加モル数=1
*2:一般式:NaO3SO(CH2CH2O)nSO3Na
*3:一般式:CH3O(CH2CH2O)nSO3Na
*4:カチオン化グアーガム(ジャガー C-17K、ローディア社)
*5:成分(B)の比較成分
実施例7 コンディショニングシャンプー
(質量%)
オキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム(成分(A))
(エチレンオキシド平均付加モル数1) 13.0
PEG-4000ジサルフェート ジナトリウム塩(成分(B)) 1.0
カチオン化セルロース(ポイズ C-80M、花王社)(成分(C)) 0.3
ジアリルジメチルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体(成分(C))
(マーコート550、オンデオ・ナルコ社、有効分8.5質量%) 1.7
イソデシルグリセリルエーテル 0.5
アミノ変性シリコーン(8500 Conditioning Agent、東レ・ダウコーニング社) 0.3
ジメチルポリシロキサンエマルション
(シリコーン粘度10,000mm2/s、平均粒径4μm、有効分60質量%) 1.7
エチレングリコールジステアリン酸エステル 2.0
ラウロイルアミドプロピルベタイン 1.0
ミリスチルアルコール 0.4
セチルアルコール 0.1
ココイルモノエタノールアミド 0.5
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 0.7
ポリプロピレングリコール(質量平均分子量400) 0.5
ベンジルアルコール 0.3
エタノール 3.0
ツバキ油 0.01
パンテノール 0.05
ローヤルゼリー 0.01
精製蜂蜜 0.01
シルクエキス 0.05
塩化ナトリウム 0.2
香料 適量
リンゴ酸 0.5
pH調整剤(乳酸) pH3.9になる量
イオン交換水 バランス
実施例8 コンディショニングシャンプー
(質量%)
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(成分(A))
(エチレンオキシド平均付加モル数2) 13.0
Me-PEG-2000モノサルフェート ナトリウム塩(成分(B)) 0.2
カチオン化グアーガム(ジャガー C-17、ローディア社)(成分(C)) 0.1
ジアリルジメチル四級アンモニウム塩ホモポリマー(成分(C))
(マーコート100、オンデオ・ナルコ社、有効分40質量%) 0.8
イソデシルグリセリルエーテル 0.7
アミノ変性シリコーン(SS-3588、東レ・ダウコーニング社) 0.1
高重合ジメチルポリシロキサンエマルション
(シリコーンCF2450、東レ・ダウコーニング社、粒径0.2〜0.8μm、
有効分60質量%) 2.0
エチレングリコールジステアリン酸エステル 3.0
ラウロイルアミドプロピルベタイン 2.0
ココイルモノエタノールアミド 0.5
ミリスチルアルコール 0.5
セチルアルコール 0.5
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 1.0
ベンジルアルコール 1.0
ポリプロピレングリコール(質量平均分子量400) 0.2
塩化ナトリウム 1.0
加水分解コンキオリン液(乾燥分3質量%) 0.05
オタネニンジンエキス(乾燥分3質量%) 0.05
ダイズエキス(乾燥分0.4質量%) 0.05
ユーカリエキス(乾燥分0.2質量%) 0.05
米胚芽油 0.05
グリコール酸 1.0
香料 適量
pH調整剤(水酸化ナトリウム) pH3.9になる量
イオン交換水 バランス
実施例9 コンディショニングシャンプー
(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(成分(A))
(エチレンオキシド平均付加モル数1) 16.0
PEG-6000ジサルフェート ジナトリウム塩(成分(B)) 1.0
カチオン化タラガム(カチナール CTR−100、東邦化学工業社)(成分(C)) 0.5
2-エチルヘキシルグリセリルエーテル 0.3
アミノ変性シリコーン(8500 Conditioning Agent、東レ・ダウコーニング社) 0.5
高重合ジメチルポリシロキサンエマルション
(シリコーンCF2460、東レ・ダウコーニング社、粒径20μm、
有効分75質量%) 3.0
エチレングリコールジステアリン酸エステル 3.0
ココイルモノエタノールアミド 0.5
ステアリルアルコール 1.0
グリセリン 1.0
塩化ナトリウム 0.2
ベンジルオキシエタノール 0.5
リンゴ酸 0.7
香料 適量
乳酸 0.1
pH調整剤(クエン酸) pH5.5になる量
イオン交換水 バランス
実施例10 コンディショニングシャンプー
(質量%)
ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(成分(A))
(エチレンオキシド平均付加モル数2.5) 15.0
PEG-4000ジサルフェート ジナトリウム塩(成分(B)) 0.5
カチオン化ローカストビーンガム(カチナール CLB−100、
東邦化学工業社)(成分(C)) 0.2
2-エチルヘキシルグリセリルエーテル 1.5
アミノ変性シリコーン(SILSTYLE 104、東レ・ダウコーニング社) 1.0
ジメチルポリシロキサンエマルション
(シリコーン粘度5,000mm2/s、粒径0.2〜0.8μm、有効分65質量%) 2.0
エチレングリコールジステアリン酸エステル 2.0
ラウロイルアミドプロピルベタイン 3.0
ココイルモノエタノールアミド 0.8
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル 2.0
ココアンホ酢酸ナトリウム 1.0
ステアロキシプロピルジメチルアミン・リンゴ酸塩 0.5
ポリプロピレングリコール(質量平均分子量400) 0.5
塩化ナトリウム 1.0
リンゴ酸 0.8
クエン酸 0.75
pH調整剤(水酸化ナトリウム) pH3.5になる量
イオン交換水 バランス
実施例7〜10の洗浄剤組成物は、水希釈時に減粘しやすく、素早い泡立ちを有していた。
泡立ちの速さの評価に用いた装置の全体図である。 (a)は毛髪を植毛する円板の平面図であり、(b)は毛髪を植毛した円板の断面図である。
符号の説明
1 毛髪
10 容器
11 円板
20 蓋
21 第1の突起物
22 第2の突起物
23 泡誘導壁
24 毛髪の巻込み防止ピン
25 注入孔
30 モーター
40 コントロールユニット
41 支柱
50 計量器
51 注水孔
60 トルク検出器
P 植毛孔

Claims (3)

  1. 下記の成分(A)、(B)、(C)及び水を含み、成分(A)と成分(B)との含有割合が質量比(B/A)で1.1/100以上である、洗浄剤組成物。
    (A)アニオン界面活性剤
    (B)下記一般式(1)で表される化合物
    ZO(A1O)nSO31 (1)
    (式中、M1はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示し、Zは水素原子、炭素数6以下のアルキル基若しくはアルケニル基、又はSO32(式中、M2はアルカリ金属、NH4又は水素原子を示す)を示し、A1は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは10以上の数を示す。)
    (C)カチオン性ポリマー
  2. 成分(A)が硫酸塩系のアニオン界面活性剤である、請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 水で20質量倍に希釈したときの25℃におけるpHが2〜6である、請求項1又は2記載の洗浄剤組成物。
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