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JP2009079206A - スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤ - Google Patents

スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】スタッドレスタイヤの経時硬さ上昇を抑制し、長期間にわたり良好な雪氷上性能を維持するゴム組成物を提供する。
【解決手段】天然ゴムおよび/またはポリブタジエンゴムの含有率が80重量%以上であるジエン系ゴム100重量部に対して、硫黄の配合量が0.5重量部以下で、一般式(1)
−(R−Sx)n− (1)
(式中、Rは(CH2−CH2−O)m−CH2−CH2、xは3〜6の整数、nは10〜400の整数であり、mは2〜5の整数を表す。)を満足する有機加硫剤を1〜30重量部含有し、tanδピーク温度Tgが−50℃以下で、0℃におけるゴム硬度が64以下であるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、スタッドレスタイヤ用ゴム組成物およびそれを用いたスタッドレスタイヤに関する。
氷雪路面走行用としてスパイクタイヤの使用やタイヤへのチェーンの装着がなされてきたが、粉塵問題などの環境問題が発生するため、これにかわる氷雪路面走行用タイヤとしてスタッドレスタイヤが開発されている。一般路面に比べ、氷雪路面では著しく摩擦係数が低下し、滑りやすくなるので、スタッドレスタイヤには材料面および設計面での工夫がされ、氷上制動性能に優れたスタッドレスタイヤが開発されている。
特許文献1には、操縦安定性、省燃費性および耐摩耗性を向上させるために、加硫剤として硫黄および加硫促進剤からなる硫黄加硫系と有機過酸化物を併用したタイヤ用ゴム組成物が開示されている。しかし、加硫速度の調整が難しく、未だ一般的に用いられていないという課題が残されている。
特許文献2には、加硫速度を的確に制御させるために、(1)加硫成分からなる芯材を、金属磁性粉末を含有する樹脂組成物でコーティングして粒状物を得、(2)粒状物とゴム成分を混合させてゴム組成物を得、(3)ゴム組成物を電磁誘導加熱することで、(4)樹脂組成物が溶解し、加硫成分がゴム組成物のゴム成分中に分散することで、加硫反応を促進させたゴム製品の製造方法および該製造方法で得られたゴム製品が開示されている。しかし、工程が増えるため生産性が劣るという課題が残されている。
特開平08−104777号公報 特開2001−279025号公報
スタッドレスタイヤの経時硬さ上昇を抑制し、長期間にわたり良好な雪氷上性能を維持するゴム組成物を提供することを目的としている。
本発明は天然ゴムおよび/またはポリブタジエンゴムの含有率が80重量%以上であるゴム成分100重量部に対して、硫黄の配合量が0.5重量部以下で、一般式(1)
−(R−Sx)n− (1)
(式中、Rは(CH2−CH2−O)m−CH2−CH2、xは3〜6の整数、nは10〜400の整数であり、mは2〜5の整数を表す。)を満足する有機加硫剤を1〜30重量部含有し、tanδピーク温度Tgが−50℃以下で、0℃におけるゴム硬度が64以下であるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物に関する。
前記ゴム成分は、天然ゴム20〜80重量%およびポリブタジエンゴム80〜20重量%からなるゴム成分であることが好ましい。
また、本発明は、前記スタッドレスタイヤ用ゴム組成物を用いたスタッドレスタイヤに関する。
本発明によれば、所定の天然ゴムおよびポリブタジエンゴムを所定量含有するゴム成分に、硫黄の配合量を減量するとともに、所定の有機加硫剤を所定量配合することで、スタッドレスタイヤの経時硬さ上昇を抑制し、長期間にわたり良好な雪氷上性能を維持することができる。
本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物は、ゴム成分および有機加硫剤を含有し、硫黄の配合量を減量したものであり、該ゴム組成物のtanδピーク温度Tgは−50℃以下で、0℃におけるゴム硬度は64以下である。
ゴム成分は、低温でも硬くなりにくいという理由から、天然ゴム(NR)および/またはポリブタジエンゴム(BR)の含有率が80重量%以上、好ましくは90重量%以上である。
NRおよびBR以外のゴム成分としては、ジエン系ゴムであることが好ましい。ジエン系ゴムとしては、例えば、イソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)などを使用することができる。これらジエン系ゴムは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、ゴム成分は、低温でも硬くなりにくく、ゴムの強度と耐摩耗性を確保することができるという理由から、NRを20〜80重量%およびBRを80〜20重量%から構成されるゴム成分であることが好ましく、NRを30〜70重量%およびBRを70〜30重量%から構成されるゴム成分であることがより好ましい。
NRとしては、従来ゴム工業で使用されるRSS♯3、TSR20などのグレードのNRを用いることができる。
BRとしては、従来ゴム工業で使用されるものであれば特に制限されず宇部興産(株)製のUBEPOL BR150B、日本ゼオン(株)製のNIPOL BR1220などを用いることができる。
硫黄の配合量は、スタッドレスタイヤに適した硬さを得ることができるという理由から、ゴム成分100重量部に対して0.5重量部以下であり、より好ましくは0.3重量部以下である。また、後述する所定の有機加硫剤で目的の硬さが得ることができるならば、ゴム成分に対し硫黄を配合しなくても良い。
有機加硫剤としては、加硫ゴムの熱安定性が良く、機械的疲労特性を低下させないという理由から、下記一般式
−(R−Sxn
(式中、Rは(CH2−CH2−O)m−CH2−CH2、xは3〜6の整数、nは10〜400であり、mは2〜5の整数である。)で表される構造を有する有機加硫剤を用いる。
式中、xは3以上、好ましくは4以上である。xが3未満では、加硫が遅延する。また、xは6以下、好ましくは5以下である。xが6をこえると、ゴム組成物の製造が困難となる。
式中、nは10以上、好ましくは50以上である。nが10未満では、有機加硫剤が揮発しやすく、取り扱いが困難となる。また、nは400以下、好ましくは300以下である。nが400をこえると、ゴムとの相溶性が悪化する。
式中、mは2以上である。mが2未満では、得られたゴム組成物の屈曲性能が低下する。また、mは5以下、好ましくは4以下である。mが5をこえると、ゴム組成物の充分な硬度が得られない。
本発明では、例えば、川口化学工業(株)製の2OS4 Polymer(m=2、x=4、n=200)
Figure 2009079206
を有機加硫剤として好ましく使用することができる。
有機加硫剤の含有量は、ゴム成分100重量部に対して1重量部以上、好ましくは1.5重量部以上である。有機加硫剤の含有量が1重量部未満では、充分なゴムの補強性(硬さおよびゴム強度)が得られない。また、有機加硫剤の含有量は、ゴム成分100重量部に対して30重量部以下、好ましくは25質量部以下である。有機加硫剤の含有量が30重量部をこえると、ゴムの硬度が著しく増大し、ゴムがもろくなる。
前記有機加硫剤を本発明のゴム組成物に配合することで、以下のような架橋ユニットをゴムに導入することができ、加硫速度およびスコーチに影響を与えることなく、リバージョンを大幅に抑制することができる。また、一般の硫黄架橋では充分に得られないゴム組成物の耐熱性や、動的なストレスに対する耐性を得ることが可能である。さらに、ブルームしにくいため、外見上においても良好なゴム組成物を得ることができる。
Figure 2009079206
有機加硫剤は、ゴム組成物の製造において、80〜130℃の温度条件下で添加され、混練りされることが好ましい。80℃未満では、充分な混練がなされず、また130℃をこえると、加硫が開始されてしまうため、充分な混練がなされないという問題が生じる。
本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物のtanδピーク温度(Tg)は、低温で硬くなりにくいという理由から、−50℃以下であり、−55℃以下が好ましい。ゴム組成物のtanδピーク温度Tgが−50℃より高いと、温度依存性が大きくなり、低温特性が悪化するため、雪氷上性能が低下する。また、本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物のtanδピーク温度(Tg)は、濡れたアスファルト路面のグリップ性能を確保することができるという理由から、−90℃以上が好ましく、−80℃以上がより好ましい。ゴム組成物のtanδピーク温度Tgが−90℃より低いと、濡れたアスファルト路面での制動距離が長くなる傾向がある。
本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物の0℃におけるゴム硬度は、氷上での十分なグリップ性能を得ることができるという理由から、64以下であり、60以下が好ましい。ゴム組成物の0℃におけるゴム硬度が64より高いと、十分な雪氷上性能が得られない。また、本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物の0℃におけるゴム硬度は、タイヤの剛性を確保することができるという理由から、35以上が好ましく、40以上がより好ましい。ゴム組成物の0℃におけるゴム硬度が35より低いと、タイヤトレッドブロックの剛性が低下し、ハンドルの応答性が低下する傾向がある。
本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物は、前記ゴム成分、硫黄および所定の有機加硫剤を指定所定量含有することにより、スタッドレスタイヤの経時硬さ上昇を抑制し、長期間にわたり良好な雪氷上性能を維持することができる。
本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物には、ゴム成分、硫黄および有機加硫剤の他に、充填剤、各種オイル、各種老化防止剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、各種加硫促進剤などを、必要に応じて適宜配合することができる。
充填剤としては、カーボンブラック、シリカ、クレー、水酸化アルミニウムなどを使用することができる。これら充填剤は単独で用いても、2種以上を組みあわせてもよい。充填剤としては、補強性および加工性に優れるという理由から、カーボンブラックおよび/またはシリカが好ましく、カーボンブラックがより好ましい。
本発明のスタッドレスタイヤは、本発明のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物を用いて、通常の方法により製造することができる。すなわち、必要に応じて前記配合剤を配合したスタッドレスタイヤ用ゴム組成物を、未加硫の状態で、カレンダーロールなどを用いて、ライン速度をゴム組成物が過度に発熱しないように適宜調節し、所定サイズの未加硫ゴムシートを作製し、例えばトレッドなどのタイヤの部材の形状に成形し、タイヤの他の部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを成形する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより本発明のタイヤを得る。
実施例にもとづいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下に実施例および比較例において使用した各種薬品を詳細に記載する。
天然ゴム(NR):RSS#1
ポリブタジエンゴム(BR):宇部興産(株)製のBR150B
カーボンブラック:昭和キャボット(株)製のショウブラックN339
シリカ:デグッサ社製のウルトラシルVN3
シランカップリング剤TESPT:デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
ナフテンオイル:ジャパンエナジー社製のプロセスP−200
老化防止剤:精工化学(株)製のオゾノン6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
ステアリン酸:日本油脂(株)製の「桐」
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2種
硫黄:軽井沢硫黄(株)製の粉末硫黄
化合物1:川口化学工業(株)製の2OS4 Polymer(m=2、x=4、n=200)試作品
Figure 2009079206
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)
実施例1〜4および比較例1〜4
表1に示す配合処方にしたがい、(株)神戸製鋼所製1.7Lバンバリーミキサーにて、硫黄および加硫促進剤以外の薬品を140℃の条件下で5分間以上混練りし、混練物を得た。次に、得られた混練物に、硫黄および加硫促進剤を添加し、オープンロールにて、100℃以下の条件下で3分間混練りし、未加硫ゴムシートを作製した。さらに、未加硫ゴムシートを165℃の条件下で25分間加硫し、実施例1〜4および比較例1〜4の加硫ゴム組成物を作製した。ついで、その試料を用いて以下の方法により、ゴム物性(tanδピーク温度(Tg)、ゴム硬度)を測定(評価)した。
(tanδピーク温度(Tg))
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターを用い、周波数10Hz、初期歪10Hz、振幅±0.25%および昇温速度2℃/分の条件下で測定したtanδの温度分布曲線から、加硫ゴム組成物のtanδピーク温度をガラス転移温度(Tg)として測定した。
(室温および0℃のゴム硬度)
JIS K6253に準拠したタイプAデュロメータで、加硫ゴム組成物のゴム硬度を測定した。低い方が雪氷上性能は良好となる。なお、室温のゴム硬度は23℃で測定したゴム硬度のことである。
(熱老化後のゴム硬度)
85℃のオーブンで14日間熱老化し、室温まで放冷した後のゴム硬度をJIS K6253に準拠したタイプAデュロメータで測定した。熱老化後のゴム硬度変化が小さい方が、長期間にわたり最初の性能を維持することができる。熱老化後にゴムが硬くなる場合、最初ゴムが柔らかくても、経時的にかたくなってしまい、雪氷上性能が低下してしまう。つまり、熱老化後の硬度上昇は小さい方が長期間良好な雪氷性能を維持できる。
上記試験の評価結果を表1に示す。
Figure 2009079206
化合物1を架橋剤として用いた実施例1〜4は、熱老化後の硬さ上昇も抑制され、長期にわたり良好な雪氷上性能を維持できる。
化合物1を用いず、硫黄だけを減量した比較例2は、軟らかくなりすぎ充分な硬さが得られていない。化合物1を用いても硫黄が0.5重量部より多い比較例3ははじめから硬く、実施例に比べ熱老化後の硬さ上昇が大きい。比較例3からナフテンオイルで硬さを調整した比較例4でも、硫黄が多いため熱老化後の硬さ上昇が大きい。

Claims (3)

  1. 天然ゴムおよび/またはポリブタジエンゴムの含有率が80重量%以上であるゴム成分100重量部に対して、
    硫黄の配合量が0.5重量部以下で、
    一般式(1)
    −(R−Sx)n− (1)
    (式中、Rは(CH2−CH2−O)m−CH2−CH2、xは3〜6の整数、nは10〜400の整数であり、mは2〜5の整数を表す。)を満足する有機加硫剤を1〜30重量部含有し、
    tanδピーク温度Tgが−50℃以下で、
    0℃におけるゴム硬度が64以下であるスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  2. ゴム成分が、天然ゴム20〜80重量%およびポリブタジエンゴム80〜20重量%からなるゴム成分である請求項1記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物。
  3. 請求項1または2記載のスタッドレスタイヤ用ゴム組成物を用いたスタッドレスタイヤ。
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