JP2009077211A - シャーシおよびそれを備えたローノイズブロックダウンコンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】シール剤の流入を防止するとともに、電波の遮断が図られるシャーシと、ローノイズブロックダウンコンバータとを提供する。
【解決手段】LNB1では、シャーシ3の内部に回路基板7が配設されている。シャーシ3は、シャーシ本体5とカバー13により構成される。シャーシ本体5は有底とされ、底部5aとシャーシ本体側壁部5bとを有し、カバー13は、シャーシ本体5内を覆うカバー本体13aとカバー側壁部13bとを有している。シャーシ本体側壁部5bには、カバー側壁部13bの下端部を受入れる溝状のカバー受け部15が外周に沿って形成されている。カバー受け部15には、カバー側壁部13bの下端部を受入れた状態でシール剤6が塗布されている。シャーシ本体側壁部5bの内壁面には、流入したシール剤6を受けるシール剤受け部16が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】LNB1では、シャーシ3の内部に回路基板7が配設されている。シャーシ3は、シャーシ本体5とカバー13により構成される。シャーシ本体5は有底とされ、底部5aとシャーシ本体側壁部5bとを有し、カバー13は、シャーシ本体5内を覆うカバー本体13aとカバー側壁部13bとを有している。シャーシ本体側壁部5bには、カバー側壁部13bの下端部を受入れる溝状のカバー受け部15が外周に沿って形成されている。カバー受け部15には、カバー側壁部13bの下端部を受入れた状態でシール剤6が塗布されている。シャーシ本体側壁部5bの内壁面には、流入したシール剤6を受けるシール剤受け部16が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、シャーシおよびそれを備えたローノイズブロックダウンコンバータに関し、特に、衛星放送受信機に用いられるシャーシと、そのようなシャーシを備えたローノイズブロックダウンコンバータとに関するものである。
ローノイズブロックダウンコンバータ(以下、「LNB」と記す。)は、パラボラアンテナ、レシーバなどとあわせて衛星放送用受信機の構成部品の一つとして一般に広く利用されている。そのLNBは、アルミニウムを主成分とするアルミダイカストのシャーシ本体(以下、単に「シャーシ本体」と記す。)、回路基板、アルミダイカストのフレーム、カバー、ホーンキャップおよびキャビネット等によって構成される。
そのLNBの構造について具体的に説明する。図6に示すように、LNB101の回路基板107の一方の表面には、衛星放送の信号を受信して処理するための所定の回路部品109が搭載されている。また、回路基板107の一方の表面にはアースライン108aが形成され、他方の表面にはアースパターン108bがそれぞれ形成されている。シャーシ本体105は有底とされ、回路基板107は、アースパターン108bをシャーシ本体105の底面に接触させるようにしてシャーシ本体105内に配設されている。回路基板107の上方には、回路基板107を覆い、アースライン108aに接触するようにアルミダイカストのフレーム111が配設されている。フレーム111および回路基板107は、ビス(図示せず)などによってシャーシ本体105に固定されている。
シャーシ本体105の上方には、シャーシ本体105に搭載された回路基板107等を収容する空間を密閉するように、蓋としてカバー113が取り付けられている。カバー113は、たとえばアルミニウムや鉄を主成分とする材料から形成されている。シャーシ本体105の側面には、カバー113の下端部を受入れる溝状のカバー受け部115が外周に沿って形成されている。シャーシ103内の気密を保持するために、カバー受け部115にはカバー113の下端部を受入れた状態でシール剤106が塗布されている。シール剤106として、たとえばシリコンを主成分としたものが適用される。従来のLNB101は上記のように構成される。なお、LNBを開示した文献の例として、たとえば特許文献1および特許文献2がある。
特開平11−289174号公報
特開2003−37510号公報
しかしながら、従来のLNB101では次のような問題点があった。上述したように、LNB101では、シャーシ103内の気密を保つためにカバー受け部115にシール剤106が塗布されている。ところが、このシール剤106が、カバー113の下端部とカバー受け部115との隙間から、たとえば毛細管現象によってカバー113の内側へ侵入するおそれがあった。
また、シャーシ本体105等の表面には大きさ0.1mm以下の凹凸が存在する。そのため、シャーシ103の外部から内部へ不要な電波が入り込んだり、あるいは、シャーシ103の内部から外部へ不要な電波が出て行くおそれがあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、上記想定される不具合点の改善が図られるシャーシを提供することであり、他の目的は、そのようなシャーシを備えたローノイズブロックダウンコンバータを提供することである。
本発明に係るシャーシは、有底のシャーシ本体とカバー部とシール剤とポケット部とを備えている。有底のシャーシ本体には、所定の回路基板部が配設される。カバー部は、シャーシ本体の上に取り付けられ、シャーシ本体の内部を覆う。シール剤は、シャーシ本体とカバー部との隙間を充填するように、シャーシ本体の外壁部分に塗布されてシャーシ本体内を密閉する。ポケット部は、シャーシ本体の内側に設けられ、シャーシ本体の内部に流入するシール剤を捕えてシール剤が回路基板部に流れ込むのを阻止する。
この構成によれば、シャーシ本体の内側にポケット部が設けらている。これにより、シャーシ本体の外壁面に塗布されたシール剤が、カバー部とシャーシ本体との隙間から毛細管現象によってシャーシ本体の内部に流入するようなことがっても、ポケット部に捉えられて、シャーシ本体の底へシール剤が流れ込むのを阻止することができる。その結果、シール剤がシャーシ本体に配設される回路基板部の部分へ流れ込むことが防止されて、回路基板部の電気性能に悪影響を与えるのを未然に防ぐことができる。
より具体的には、カバー部は、シャーシ本体の内部を覆うカバー本体と、カバー本体の外周に沿って立設されたカバー側壁部とを含み、シャーシ本体は、回路基板部が載置される底部と、底部の外周に沿って立設されたシャーシ本体側壁部と、シャーシ本体側壁部に形成され、カバー側壁部を下方から受けてカバー部を支持し、シール剤が充填されるカバー受け部とを含むことが好ましい。
さらに、具体的には、ポケット部は、シャーシ本体側壁部の内壁面に設けられ、シャーシ本体側壁部の上端を越えて流れ込むシール剤を捕えるように、上方に向かって開口したシール剤受け部を含むことが好ましい。
また、底部に載置される回路基板部を保持するフレーム部を備え、フレーム部は、シャーシ本体側壁部の内壁面と間隔を隔てて対向し、底部に接触するフレーム側壁部を含み、ポケット部は、シャーシ本体側壁部とフレーム側壁部との隙間を含むことが好ましい。
この場合には、フレーム側壁部によって、シャーシ本体の外部から内部へ不要な電波が入り込んで回路基板部に影響を及ぼしたり、あるいは、回路基板部からシャーシ本体の外部へ不要な電波が出て行くことを抑制することができる。
より確実に電波の出入りを防ぐには、回路基板部とシャーシ本体側壁部との間に位置し、シャーシ本体側壁部とでフレーム側壁部を挟み込むように底部に形成されたシャーシ本体隔壁部を備えていてもよい。また、底部には、底面から所定の深さに掘り下げられて回路基板部が収容される凹部が形成され、フレーム側壁部は底面に接触するようにしてもよい。あるいは、底部には、底面から所定の高さに盛り上げられて回路基板部が載置される盛り上げ部が形成され、フレーム側壁部は底面に接触するようにしてもよい。
また、底部に載置される回路基板部を保持するフレーム部を備え、フレーム部は、シャーシ本体側壁部の内壁面と間隔を隔てて対向し、シール剤受け部に受入れられるフレーム側壁部を含み、ポケット部は、シャーシ本体側壁部とフレーム側壁部との隙間を含むことが好ましい。
この場合にも、フレーム側壁部によって、シャーシ本体の外部から内部へ不要な電波が入り込んで回路基板部に影響を及ぼしたり、あるいは、回路基板部からシャーシ本体の外部へ不要な電波が出て行くことを抑制することができる。
本発明に係るローノイズブロックダウンコンバータは、請求項1〜8のいずれかに記載のシャーシを備えたローノイズブロックダウンコンバータであって、回路基板部として、衛星放送の信号を受信して処理する回路を含む回路基板部がシャーシ本体に配設されている。
この構成によれば、シール剤がシャーシ本体内に流れ込むことが防止されて、ローノイズブロックダウンコンバータの電気性能に悪影響を与えるのを未然に防ぐことができる。また、シャーシ本体の外部から内部へ不要な電波が入り込んで回路基板部に影響を及ぼしたり、あるいは、回路基板部からシャーシ本体の外部へ不要な電波が出て行くことを抑制することができる。
実施の形態1
実施の形態1に係るLNBについて説明する。図1に示すように、LNB1では、シャーシ3の内部に、衛星放送の信号を受信する回路基板7が配設されている。シャーシ3は、シャーシ本体5とカバー13により構成される。シャーシ本体5は有底とされ、底部5aとシャーシ本体側壁部5bとを有している。シャーシ本体側壁部5bは、底部5aの縁に沿って立設されている。カバー13は、シャーシ本体5内を覆うカバー本体13aと、カバー側壁部13bとを有し、たとえば、アルミニウムや鉄を主成分とする材料から形成されている。カバー側壁部13bは、カバー本体13aの縁に沿って立設されている。
実施の形態1に係るLNBについて説明する。図1に示すように、LNB1では、シャーシ3の内部に、衛星放送の信号を受信する回路基板7が配設されている。シャーシ3は、シャーシ本体5とカバー13により構成される。シャーシ本体5は有底とされ、底部5aとシャーシ本体側壁部5bとを有している。シャーシ本体側壁部5bは、底部5aの縁に沿って立設されている。カバー13は、シャーシ本体5内を覆うカバー本体13aと、カバー側壁部13bとを有し、たとえば、アルミニウムや鉄を主成分とする材料から形成されている。カバー側壁部13bは、カバー本体13aの縁に沿って立設されている。
回路基板7の一方の表面には、衛星放送の信号を受信して処理するための所定の回路部品9が搭載されている。また、回路基板7の一方の表面にはアースライン8aが形成され、他方の表面にはアースパターン8bがそれぞれ形成されている。回路基板7は、アースパターン8bをシャーシ本体5の底部5aに接触させるようにしてシャーシ本体5内に配設されている。回路基板7の上方には、回路基板7を保持し、アースライン8aに接触するようにアルミダイカストのフレーム11が配設されている。フレーム11および回路基板7は、ビス(図示せず)などによってシャーシ本体5に固定されている。
カバー13は、底部5aに搭載された回路基板7等を収容する空間を密閉するように、シャーシ本体5の上方に取り付けられている。シャーシ本体側壁部5bには、カバー側壁部13bの下端部を受入れる溝状のカバー受け部15が外周に沿って形成されている。シャーシ3内の気密を保持するために、カバー受け部15にはカバー側壁部13bの下端部を受入れた状態でシール剤6が塗布されている。シール剤6として、たとえばシリコンを主成分としたものが適用される。本LNB1では、そのシール剤6がシャーシ本体5内に流入した場合に、その流入したシール剤6を捕えるポケット部としてのシール剤受け部16が、シャーシ本体側壁部5bの内壁面に設けられている。
上述したLNB1によれば、シャーシ本体側壁部5bの内壁面にシール剤受け部16が形成されている、これにより、シール剤6をカバー受け部15に充填する際に、シャーシ本体側壁部5bの外壁面に塗布されたシール剤6が、カバー13とカバー受け部15との隙間から毛細管現象によってシャーシ3の内部に流入し、その流入したシール剤6がシャーシ本体5の上端を越えるようなことがあっても、シール剤受け部16に捉えられて、シャーシ本体の底へシール剤6が流れ込むのを阻止することができる。その結果、シール剤6が、シャーシ本体5の底部5aと回路基板7のアースパターン8bとの間に流れ込むことが防止されて、LNB1の電気性能に悪影響を与えるのを未然に防ぐことができる。
実施の形態2
実施の形態2に係るLNBについて説明する。図2に示すように、フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向するフレーム側壁部12が設けられている。フレーム側壁部12の下端部はシャーシ本体5の底部5aに接触する。また、シャーシ本体5の底部5aには、回路基板7とシャーシ本体側壁部5bとの間に位置し、シャーシ本体側壁部5bとでフレーム側壁部12を挟み込む態様でシャーシ本体隔壁部4が立設されている。このLNB1では、シャーシ本体側壁部5bとフレーム側壁部12との隙間が、シール剤6を捉えるポケット部17となる。なお、これ以外の構成について、前述した図1に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
実施の形態2に係るLNBについて説明する。図2に示すように、フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向するフレーム側壁部12が設けられている。フレーム側壁部12の下端部はシャーシ本体5の底部5aに接触する。また、シャーシ本体5の底部5aには、回路基板7とシャーシ本体側壁部5bとの間に位置し、シャーシ本体側壁部5bとでフレーム側壁部12を挟み込む態様でシャーシ本体隔壁部4が立設されている。このLNB1では、シャーシ本体側壁部5bとフレーム側壁部12との隙間が、シール剤6を捉えるポケット部17となる。なお、これ以外の構成について、前述した図1に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
上述したLNB1によれば、シャーシ本体側壁部5bとフレーム側壁部12との隙間が、シール剤6を捉えるポケット部17となる。これにより、シール剤6をカバー受け部15に充填する際に、シャーシ本体側壁部5bの外壁面に塗布されたシール剤6が、カバー13とカバー受け部15との隙間から毛細管現象によってシャーシ3の内部に流入し、その流入したシール剤6がシャーシ本体5の上端を越えるようなことがあっても、ポケット部17に捉えられて、シャーシ本体5の底へシール剤6が流れ込むのを阻止することができる。その結果、シール剤6が、シャーシ本体5の底部5aと回路基板7のアースパターン8bとの間に流れ込むことが防止されて、LNB1の電気性能に悪影響を与えるのを未然に防ぐことができる。
また、回路基板7の周囲がフレーム側壁部12とシャーシ本体隔壁部4とによって囲まれている。これにより、シャーシ3の外部から内部へ不要な電波が入り込んで回路基板7に影響を及ぼしたり、あるいは、回路基板7からシャーシ103の外部へ不要な電波が出て行くことを抑制することができる。
実施の形態3
実施の形態3に係るLNBについて説明する。図3に示すように、シャーシ本体5の底部5aには、底面から所定の深さに掘下げられた凹部5cが形成されている。回路基板7は、その凹部5cに収容されている。フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向するフレーム側壁部12が設けられている。フレーム側壁部12の下端部はシャーシ本体5の底部5aの底面に接触する。シャーシ本体側壁部5bとフレーム側壁部12との隙間が、シール剤6を捉えるポケット部17となる。なお、これ以外の構成について、前述した図2に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
実施の形態3に係るLNBについて説明する。図3に示すように、シャーシ本体5の底部5aには、底面から所定の深さに掘下げられた凹部5cが形成されている。回路基板7は、その凹部5cに収容されている。フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向するフレーム側壁部12が設けられている。フレーム側壁部12の下端部はシャーシ本体5の底部5aの底面に接触する。シャーシ本体側壁部5bとフレーム側壁部12との隙間が、シール剤6を捉えるポケット部17となる。なお、これ以外の構成について、前述した図2に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
上述したLNB1によれば、シャーシ本体側壁部5bとフレーム側壁部12との隙間が、シール剤6を捉えるポケット部17となる。これにより、シール剤6をカバー受け部15に充填する際に、シャーシ本体側壁部5bの外壁面に塗布されたシール剤6が、カバー13とカバー受け部15との隙間から毛細管現象によってシャーシ3の内部に流入し、その流入したシール剤6がシャーシ本体5の上端を越えるようなことがあっても、ポケット部17に捉えられて、シャーシ本体5の底へシール剤6が流れ込むのを阻止することができる。その結果、シール剤6が、シャーシ本体5の底部5aと回路基板7のアースパターン8bとの間に流れ込むことが防止されて、LNB1の電気性能に悪影響を与えるのを未然に防ぐことができる。
また、回路基板7がシャーシ本体5の底部5aに埋め込まれるように配設され、また、回路基板7の周囲がフレーム側壁部12によって囲まれている。これにより、シャーシ3の外部から内部へ不要な電波が入り込んで回路基板7に影響を及ぼしたり、あるいは、回路基板7からシャーシ103の外部へ不要な電波が出て行くことを抑制することができる。
実施の形態4
実施の形態4に係るLNBについて説明する。図4に示すように、シャーシ本体5の底部5aには、底面から所定の高さに盛り上げられた盛り上げ部5dが形成されている。回路基板7は、その盛り上げ部5dに配設されている。フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向するフレーム側壁部12が設けられている。そのフレーム側壁部12は、回路基板7および盛り上げ部8bと、シャーシ本体側壁部5bとを隔絶するように、シャーシ本体5の底部5aの底面に接触している。なお、これ以外の構成について、前述した図2に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
実施の形態4に係るLNBについて説明する。図4に示すように、シャーシ本体5の底部5aには、底面から所定の高さに盛り上げられた盛り上げ部5dが形成されている。回路基板7は、その盛り上げ部5dに配設されている。フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向するフレーム側壁部12が設けられている。そのフレーム側壁部12は、回路基板7および盛り上げ部8bと、シャーシ本体側壁部5bとを隔絶するように、シャーシ本体5の底部5aの底面に接触している。なお、これ以外の構成について、前述した図2に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
上述したLNB1によれば、シャーシ本体側壁部5bとフレーム側壁部12との隙間が、シール剤6を捉えるポケット部17となる。これにより、シール剤6をカバー受け部15に充填する際に、シャーシ本体側壁部5bの外壁面に塗布されたシール剤6が、カバー13とカバー受け部15との隙間から毛細管現象によってシャーシ3の内部に流入し、その流入したシール剤6がシャーシ本体5の上端を越えるようなことがあっても、ポケット部17に捉えられて、シャーシ本体5の底へシール剤6が流れ込むのを阻止することができる。しかも、回路基板7は、底面から所定の高さに盛り上げられた盛り上げ部5dに配設されている。その結果、シール剤6が、シャーシ本体5の底部5aと回路基板7のアースパターン8bとの間に流れ込むことが確実に防止されて、LNB1の電気性能に悪影響を与えるのを未然に防ぐことができる。
また、回路基板7の周囲がフレーム側壁部12によって囲まれている。これにより、シャーシ3の外部から内部へ不要な電波が入り込んで回路基板7に影響を及ぼしたり、あるいは、回路基板7からシャーシ103の外部へ不要な電波が出て行くことを抑制することができる。
実施の形態5
実施の形態5に係るLNBについて説明する。図5に示すように、シャーシ本体側壁部5bの内壁面に、シール剤6を捕えるシール剤受け部16が設けられている。フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向し、シール剤受け部16に受入れられるフレーム側壁部12が設けられている。なお、これ以外の構成について、前述した図1に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
実施の形態5に係るLNBについて説明する。図5に示すように、シャーシ本体側壁部5bの内壁面に、シール剤6を捕えるシール剤受け部16が設けられている。フレーム11には、フレーム11がシャーシ本体5に取り付けられた状態で、シャーシ本体側壁部5bの内壁面と間隔を隔てて対向し、シール剤受け部16に受入れられるフレーム側壁部12が設けられている。なお、これ以外の構成について、前述した図1に示すLNBと同様の構成については、同一符号を付しその説明を省略する。
上述したLNB1によれば、シール剤受け部16に受入れられたフレーム側壁部12と、シャーシ本体側壁部5bとの隙間が、シール剤6を捉える実質的なポケット部17となる。これにより、シール剤6をカバー受け部15に充填する際に、シャーシ本体側壁部5bの外壁面に塗布されたシール剤6が、カバー13とカバー受け部15との隙間から毛細管現象によってシャーシ3の内部に流入し、その流入したシール剤6がシャーシ本体5の上端を越えるようなことがあっても、ポケット部17に捉えられて、シャーシ本体5の底へシール剤6が流れ込むのを阻止することができる。その結果、シール剤6が、シャーシ本体5の底部5aと回路基板7のアースパターン8bとの間に流れ込むことが防止されて、LNB1の電気性能に悪影響を与えるのを未然に防ぐことができる。
なお、上述した各実施の形態では、LNBを例に挙げて説明したが、シャーシとしてはLNB以外に、シャーシの外部から内部へ不要な電波が入り込むのを阻止することが要求されたり、シャーシの外部へ不要な電波が出て行くことを抑制することが要求される電子機器のシャーシとして適用することができる。
今回開示された実施の形態は例示であってこれに制限されるものではない。本発明は上記で説明した範囲ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 LNB、3 シャーシ、4 シャーシ本体側壁部、5 シャーシ本体、5a シャーシ本体底部、5b シャーシ本体側壁部、5c 凹部、5d 盛り上げ部、6 シール剤、7 回路基板、8a アースライン、8b アースパターン、9 回路基板部品、11 フレーム、12 フレーム側壁部、13 カバー、13a カバー本体、13b カバー側壁部、15 カバー受け部、16 シール剤受け部、17 ポケット部。
Claims (9)
- 所定の回路基板部が配設される有底のシャーシ本体と、
前記シャーシ本体の上に取り付けられ、前記シャーシ本体の内部を覆うカバー部と、
前記シャーシ本体と前記カバー部との隙間を充填するように、前記シャーシ本体の外壁部分に塗布されて前記シャーシ本体内を密閉するシール剤と、
前記シャーシ本体の内側に設けられ、前記シャーシ本体の内部に流入する前記シール剤を捕えて前記シール剤が前記回路基板部に流れ込むのを阻止するポケット部と
を備えた、シャーシ。 - 前記カバー部は、
前記シャーシ本体の内部を覆うカバー本体と、
前記カバー本体の外周に沿って立設されたカバー側壁部と
を含み、
前記シャーシ本体は、
前記回路基板部が載置される底部と、
前記底部の外周に沿って立設されたシャーシ本体側壁部と、
前記シャーシ本体側壁部に形成され、前記カバー側壁部を下方から受けて前記カバー部を支持し、前記シール剤が充填されるカバー受け部と
を含む、請求項1記載のシャーシ。 - 前記ポケット部は、前記シャーシ本体側壁部の内壁面に設けられ、前記シャーシ本体側壁部の上端を越えて流れ込む前記シール剤を捕えるように上方に向かって開口したシール剤受け部を含む、請求項2記載のシャーシ。
- 前記底部に載置される前記回路基板部を保持するフレーム部を備え、
前記フレーム部は、前記シャーシ本体側壁部の内壁面と間隔を隔てて対向し、前記底部に接触するフレーム側壁部を含み、
前記ポケット部は、前記シャーシ本体側壁部と前記フレーム側壁部との隙間を含む、請求項2または3に記載のシャーシ。 - 前記回路基板部と前記シャーシ本体側壁部との間に位置し、前記シャーシ本体側壁部とで前記フレーム側壁部を挟み込むように前記底部に形成されたシャーシ本体隔壁部を備えた、請求項4記載のシャーシ。
- 前記底部には、底面から所定の深さに掘り下げられて前記回路基板部が収容される凹部が形成され、
前記フレーム側壁部は前記底面に接触する、請求項4記載のシャーシ。 - 前記底部には、底面から所定の高さに盛り上げられて前記回路基板部が載置される盛り上げ部が形成され、
前記フレーム側壁部は前記底面に接触する、請求項4記載のシャーシ。 - 前記底部に載置される前記回路基板部を保持するフレーム部を備え、
前記フレーム部は、前記シャーシ本体側壁部の内壁面と間隔を隔てて対向し、前記シール剤受け部に受入れられるフレーム側壁部を含み、
前記ポケット部は、前記シャーシ本体側壁部と前記フレーム側壁部との隙間を含む、請求項3記載のシャーシ。 - 請求項1〜8のいずれかに記載のシャーシを備えたローノイズブロックダウンコンバータであって、
前記回路基板部として、衛星放送の信号を受信して処理する回路を含む回路基板部が前記シャーシ本体に配設された、ローノイズブロックダウンコンバータ。
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