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JP2009056269A - 吸収性物品 - Google Patents

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JP2009056269A JP2007228564A JP2007228564A JP2009056269A JP 2009056269 A JP2009056269 A JP 2009056269A JP 2007228564 A JP2007228564 A JP 2007228564A JP 2007228564 A JP2007228564 A JP 2007228564A JP 2009056269 A JP2009056269 A JP 2009056269A
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Abstract

【課題】中高部の後方領域におけるヨレの防止及び液の長手方向の拡散性の低さに起因する横漏れの防止を両立することができる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】肌当接面を構成する表面シート2、非肌当接面を構成する裏面シート及び両シート間に介在する吸収体4を備えた縦長の吸収性物品1であって、吸収体4は、吸収性物品1の排泄領域Aのみに、周辺部よりも厚みが厚い中高部Mを有し、吸収性物品1の肌当接面における少なくとも中高部Mの幅方向外方には、それぞれ、表面シート2と吸収体4とを一体化する外溝7,7が形成されており、吸収性物品1の肌当接面における中高部Mの後方近傍には、吸収性物品1の幅方向に延びる中溝8が形成されており、中溝8の両端部81は、それぞれ、中高部Mよりも幅方向外方に位置し且つ外溝7から離間している。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品において、吸収量の増加やフィット性の改善等による防漏性の向上を図るため、吸収体の中央部(排泄領域に位置する部分)の厚みを周辺部よりも厚くして、中高部を形成することが知られている(例えば下記特許文献1参照)。特許文献1記載の吸収性物品においては、中高部と中高部の後方領域との剛性差に起因する、剛性の低い中高部の後方領域のしわやヨレを防止し、吸収性物品の長手方向のフィット性を向上させるため、肌当接面における中高部の幅方向外方に、それぞれ表面シートと吸収体とを一体化する外溝が、中高部から中高部の後方領域に跨る形状で剛性を付与するように形成されている。
しかし、特許文献1記載の吸収性物品においては、中高部の側部に外溝によって剛性が付与されている部分と剛性が付与されていない部分とが形成されており、そのため、幅方向における中高部のフィット性に影響を与える場合がある。さらに、製造時において、中高部と、外溝によって剛性が付与されている部分との位置の調整を十分にする必要があり、かかる位置の調整について高度な管理が求められていた。
また、中高部の後方領域における剛性を向上させるために、中高部の後方領域に、一対の外溝を幅方向に跨ぐように幅方向に延びる別の溝を形成することも考えられるが、このような構成では、幅方向に延びる該別の溝の存在により、液の長手方向の拡散が抑制され、それに起因して横漏れが生じやすい。
また、特許文献2には、吸収体の中高部の周縁部近傍に該周縁部を囲む溝(固定線)を設けた生理用ナプキンが開示されている。
しかし、特許文献2記載の生理用ナプキンにおける前記溝(固定線)は、中高部を形成する吸収体のズレの防止、中高部の形状保持等を目的とするものであり、特許文献2には、中高部の後方領域に位置する溝によるヨレの防止及び横漏れの防止については何ら記載されていない。
特開2006−230714号公報 実開平6−15621号公報
従って、本発明の目的は、吸収性物品の排泄領域のみに周辺部よりも厚みが厚い中高部を有する吸収体を備え、吸収性物品の肌当接面における中高部の幅方向外方に表面シートと吸収体とを一体化する外溝が形成されている吸収性物品において、中高部の後方領域におけるヨレの防止及び液の長手方向の拡散性の低さに起因する横漏れの防止を両立することができる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌当接面を構成する表面シート、非肌当接面を構成する裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を備えた縦長の吸収性物品であって、前記吸収体は、吸収性物品の排泄領域のみに、周辺部よりも厚みが厚い中高部を有し、吸収性物品の肌当接面における少なくとも前記中高部の幅方向外方には、それぞれ、前記表面シートと前記吸収体とを一体化する外溝が形成されており、吸収性物品の肌当接面における前記中高部の後方近傍には、吸収性物品の幅方向に延びる中溝が形成されており、該中溝の両端部は、それぞれ、該中高部よりも幅方向外方に位置し且つ前記外溝から離間している吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、吸収性物品の排泄領域のみに周辺部よりも厚みが厚い中高部を有する吸収体を備え、吸収性物品の肌当接面における中高部の幅方向外方に表面シートと吸収体とを一体化する外溝が形成されている吸収性物品において、中高部の後方領域におけるヨレの防止及び液の長手方向の拡散性の低さに起因する横漏れの防止を両立することができる。
以下に、本発明の吸収性物品について、その好ましい一実施形態である第1実施形態に基づき、図面を参照しながら説明する。
第1実施形態は、本発明を生理用ナプキンに適用したもので、第1実施形態の生理用ナプキン1は、図1及び図2に示すように、肌当接面を構成する表面シート2、非肌当接面を構成する裏面シート3、及び両シート2,3間に介在する吸収体4を備えた縦長の吸収性本体10を有している。吸収性本体10の肌当接面側の長手方向両側部には、一対のサイドシート5が、吸収性本体10の長手方向の略全長に亘って配されている。
本明細書において、「肌当接面」とは、各部材の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けて配される面を意味し、「非肌当接面」とは、肌当接面の反対面を意味する。「長手方向」及び「幅方向」とは、特に明記のない限り、それぞれ吸収性物品の長手方向及び吸収性物品の幅方向を意味する。
本実施形態の生理用ナプキン1は、着用時に着用者の排泄部に対向する排泄領域Aと、排泄領域Aの前後にそれぞれ延在する前方部B及び後方部Cとを有する。生理用ナプキン1の着用時には、前方部Bが着用者の前(腹)側に配され、後方部Cが着用者の後(背)側に配される。
表面シート2は、図1及び図2に示すように、吸収体4の肌当接面側の全域を被覆している。裏面シート3は、吸収体4の非肌当接面側の全域を被覆し、更に、吸収体4の幅方向両側縁それぞれから幅方向外方に延出した部分を有する。サイドシート5も、吸収体4の幅方向両側縁それぞれから幅方向外方に延出した部分を有する。サイドシート5における延出した部分と裏面シート3における延出した部分との積層体は、吸収性本体10の幅方向外方それぞれにサイドフラップ6を形成している。
サイドフラップ6は、排泄領域A及び後方部Cそれぞれにおいて大きく外方に膨出し、それぞれ、一対のウイング部61,61及び一対の後部フラップ62,62を形成している。ウイング部61は、装着時に非肌当接面側に折り返されてショーツ等の着衣の外面(非肌対向面)に固定される。後部フラップ62は、着用時にショーツ等の着衣の内面(肌対向面)に配される。
裏面シート3の非肌当接面側の幅方向中央部及び一対のウイング部61,61の非肌当接面側には、それぞれ粘着剤(図示せず)が塗布されており、これにより、生理用ナプキン1をショーツ等に固定するための固定部が形成されている。
吸収体4は、図1に示すように、生理用ナプキン1の長手方向に長い縦長形状を有しており、生理用ナプキン1の排泄領域Aのみに、周辺部よりも厚みが厚い中高部Mを有している。図1に示す破線の斜線部は、中高部Mの範囲を示す。本実施形態における中高部Mは、多層構造を有する多層部から形成されている。中高部Mは、吸収体4の長手方向及び幅方向の何れにも内方に位置しており、換言すると、吸収体4の中央部に形成されている。
吸収体4は、図1及び図2に示すように、前方部Bから後方部Cに亘って配された主吸収体41と、排泄領域Aのみに配された補助吸収体42とから構成されている。
主吸収体41は、図2に示すように、下部吸収体41Aと、下部吸収体41Aの肌当接面側に配された上部吸収体41Bとから構成されている。下部吸収体41A及び上部吸収体41Bは、何れも、生理用ナプキン1の長手方向に長い縦長形状を有している。
補助吸収体42は、図1及び図2に示すように、主吸収体41よりも小型の吸収体で、生理用ナプキン1の長手方向に長い縦長形状を有しており、排泄領域Aにおける下部吸収体41Aと上部吸収体41Bとの間に配されている。このように、主吸収体41の中に補助吸収体42を配することで、吸収体4の吸収容量を部分的に容易に且つ効率的に増大させることができる。
また、補助吸収体42が下部吸収体41Aと上部吸収体41Bとの間に挟まれていると、補助吸収体42が介在している部分とそれよりも外側の部分との境目付近に大きな段差が生じず、厚み方向の重心が厚み方向の略中心に位置するため、ヨレが生じにくくなる。
補助吸収体42は、図2に示すように、一枚の矩形の吸収性シートを折り畳んで形成されている。具体的には、吸収性シートにおける、生理用ナプキン1の長手方向に沿う両側部領域を、表面シート2側に折り返し、その折り返した部分の端縁部同士を吸収性シートの幅方向中央部で重ね合わせてある。
下部吸収体41Aと上部吸収体41Bとの間においては、補助吸収体42が介在していない部位は2層構造となっているのに対して、補助吸収体42が介在している部位は4層構造の多層部となっている。
尚、下部吸収体41Aと上部吸収体41Bとは、補助吸収体42が介在していない部位において互いに接合されていてもよく、接合されていなくてもよい。また、補助吸収体42が介在している部位(多層部)においても、下部吸収体41Aと補助吸収体42との間及び上部吸収体41Bと補助吸収体42との間は、接合されていてもよく、接合されていなくてもよい。
次に、外溝7について説明する。図1及び図2に示すように、吸収性本体10の肌当接面における少なくとも中高部Mの幅方向外方には、それぞれ、表面シート2と吸収体4とを一体化する外溝7が形成されている。外溝7は、概ね吸収性本体10の長手方向に延びており、中高部Mに近接する部分が、幅方向内方に湾曲する形状を有している。両外溝7は、それらの後端部において、内側後方溝7A及び外側後方溝7Bを介して連結されており、それらの前端部において、内側前方溝7C及び外側前方溝7Dを介して連結されている。
内側後方溝7A及び外側後方溝7Bは、前側に開いた略U字形状を有しており、内側後方溝7Aが内側に位置し、外側後方溝7Bが外側に位置する二重溝構造を形成している。
内側後方溝7Aの長さ(その前端部と後端部との間を、生理用ナプキン1の長手方向に沿って測定した長さ)は、好ましくは70〜125mmである。外側後方溝7Bの好ましい長さ(その前端部と後端部との間を、生理用ナプキン1の長手方向に沿って測定した長さ)は、好ましくは90〜165mmである。
また、内側前方溝7C及び外側前方溝7Dは、後側に開いた略U字形状を有しており、内側前方溝7Cが内側に位置し、外側前方溝7Dが外側に位置する二重溝構造を形成している。
上記外溝7においては、表面シート2と吸収体4とが一体化される程度に表面シート2に連続的な窪みが生じていれば良く、吸収体4が窪んでいることは必ずしも必要ない。ただし、表面シート2と吸収体4との一体化を安定化させる観点から、吸収体4においては、外溝7に対応する位置に部分的に圧縮部が形成されていることが好ましく、特に液の防漏性、拡散性及び柔軟性の観点から、異なる深さを有する窪みが、外溝7に対応する位置に形成されていることがより好ましい。
中高部Mの後端部M1の位置は、高い吸収能力及び/又はフィット性が要求される部分に経済的に又は効率的に、そのような性能を付与できる観点から、吸収体4の前端部(主吸収体41の前端部)よりも後方に100mmの位置から200mmの位置までの範囲内にあることが好ましく、吸収体4の前端部よりも後方に120mmの位置から170mmの位置までの範囲内にあることが更に好ましい。
また、同様の観点から、第1実施形態のようにウイング部61を有する場合には、中高部Mの後端部M1の位置は、ウイング部61の後端位置61aよりも前方に20mm離間した位置から該後端位置61aよりも後方に60mm離間した位置までの範囲内にあることが好ましく、ウイング部61の後端位置61aよりも前方に10mm離間した位置から該後端位置61aよりも後方に50mm離間した位置までの範囲内にあることが更に好ましい。
吸収体4の全長(生理用ナプキン1の長手方向の長さ)は、好ましくは170〜370mmであり、吸収体4の幅(生理用ナプキン1の幅方向の長さ)は、好ましくは60〜90mmである。また、中高部Mの全長(生理用ナプキン1の長手方向の長さ)は、好ましくは70〜200mmであり、中高部Mの幅(生理用ナプキン1の幅方向の長さ)は、好ましくは30〜50mmである。吸収体4と中高部Mとの全長の比(吸収体:中高部)は、好ましくは1:0.18〜1:0.54であり、また、吸収体4と中高部Mとの幅の比(吸収体:中高部)は、好ましくは1:0.3〜1:0.84である。
吸収体4においては、中高部Mにおける坪量は、好ましくは100〜500g/m2であり、中高部M以外の部分における坪量は、好ましくは80〜240g/m2である、両者の坪量の比(中高部/中高部以外の部分)は、好ましくは1.1〜6.3、更に好ましくは1.5〜3である。
吸収体4においては、中高部Mにおける厚みは、好ましくは0.5〜5mmであり、中高部M以外の部分における厚みは、好ましくは0.5〜3mmである。
吸収体4においては、中高部Mにおける剛性は、好ましくは30〜50cNであり、中高部Mの後端部M1における剛性は、好ましくは15〜40cNである。両者の剛性の比(中高部/中高部の後端部)は、好ましくは1.0〜1.5、更に好ましくは1.0〜1.4、特に好ましくは1.1〜1.3である。両者の剛性の差(中高部−中高部の後端部)は、好ましくは10cN以下、更に好ましくは8cN以下である。
ここでいう剛性は、以下のようにして測定される。
温度23℃、湿度50%の試験室にて、JIS L1096(一般織物試験方法)に規定された剛軟性測定法に適合した(株)大栄科学精器製作所製:ハンドロメーター試験機を使用する。スロット間を30mmに調整した試料台上に、試験片を、該試験片の測定部位がスロット間の中心に位置するように且つ吸収体の長手方向に沿う該試験片の長さがスロットに直交する方向と一致するようにして、水平に配置する。試験片は試料台に固定しない。試料台の表面から8mm下方の位置(最下位置)まで下降するように調整したブレードを、試験片の上方から一定速度:200mm/minで下降させる。そして、該試験片を長さ方向前後に押圧したときの指示計(荷重計)が示す最高値(cN)を読み取る。測定は5回行い、その平均値を算出して剛性値とした。
尚、試験片については、特に予備乾燥をせずに室温にて放置された吸収性物品から吸収体を破損しないように取り出し、幅:75mm、長さ:270mmで、長手方向両端部が半円形状のサンプルを得、これを試験片とした。この場合、なるべく吸収体以外の材料を排除することが好ましいが、吸収体を破損させないために、吸収体は、表面シートの一部、裏面シートの一部又は表面シートと裏面シートとの接合用の接着剤が一部付着した状態であってもよい。また、試験片の幅が異なる場合は、剛性値を75mm幅に換算して調整する。また、吸収体は、その長さが50mm(スロット間:30mm+両端:各10mm)以上あれば測定可能である(換算の必要はない)。
吸収体の厚みは、剛性測定用のサンプルと同様に、破損しないように取り出した吸収体を使用して測定するが、表面シート、裏面シート、接着剤等の吸収体以外の材料を含まない部分で測定する。
尚、厚みの測定は、(株)尾崎製作所製:厚み計「PEACOCK UPRIGHT DIAL GUAGE No.207」を使用し、2.5g/cm2荷重下で行う。測定は5個のサンプルについて行い、その平均値を算出して厚みとした。
次に、中溝8について説明する。肌当接面における中高部Mの後方近傍には、生理用ナプキン1の幅方向に延びる中溝8が形成されている。「中高部Mの後方近傍」とは、中高部Mの後端部M1から20mm以内、好ましくは15mm以内の領域をいう。
中溝8の両端部81は、それぞれ、中高部Mよりも幅方向外方に位置していると共に、外溝7から離間している。中溝8の端部81と中高部Mの側縁部との距離L1〔図3(b)参照〕は、生理用ナプキン1の幅方向に沿って測定した値で、好ましくは0.5〜6mm、更に好ましくは2〜5mmである。中溝8の端部81と外溝7との間隔L2〔図3(a)参照〕は、生理用ナプキン1の幅方向に沿って測定した値で、好ましくは0.5〜6mm、更に好ましくは2〜5mmである。
中溝8は後方に向けて湾曲している。中溝8の太さL4〔図3(b)参照〕は、好ましくは2〜5mmである。湾曲した中溝8全体の長さ(生理用ナプキン1の長手方向の長さ)L5〔図3(b)参照〕は、好ましくは5〜20mmである。中溝8全体の幅(生理用ナプキン1の幅方向の長さ)L6〔図3(b)参照〕は、好ましくは35〜50mmである。
中溝8の両端部81は、中高部Mの後端部M1よりも後方に位置している。中高部Mの後端部M1と中溝8との間隔(生理用ナプキン1の長手方向の最短距離)L3は、好ましくは0〜10mm、更に好ましくは0.5〜5mmである。
中溝8は、生理用ナプキン1の幅方向に延びる(連続線状の)圧縮溝からなる。該圧縮溝は、例えば、表面シート2及び吸収体4の何れにも連続溝が形成された形態でもよく、表面シート2には連続溝が形成されているが、吸収体4には圧縮されている部位及び圧縮されていない部位を有している(つまり破線状の)形態でもよい。吸収体4の圧縮されている部位の形状は、剛性と適度な拡散性を付与する観点から、中溝8の延びる方向に長い形状であることが好ましく、具体的には、楕円、矩形等であることが好ましい。
中溝8、外溝7、内側後方溝7A、外側後方溝7B、内側前方溝7C及び外側前方溝7Dは、例えば以下のようにヒートエンボス法により形成することができる。即ち、周面に、これらの中溝8又は溝7,7A,7B,7C,7Dに対応する形状の凸条部を有するエンボスロールと、エンボスロールの周面に対向配置された受けロールとを具備するヒートエンボス装置を用いる。吸収体4と表面シート2との積層体を、表面シート2側がエンボスロール側に位置するように、両ロール間に挿通する。そして、これらを一体的に加熱及び加圧することで、中溝8又は溝7,7A,7B,7C,7Dが形成される。
これらの中溝8及び溝7,7A,7B,7C,7Dは、ヒートエンボス法以外にも、超音波エンボス法、高周波エンボス法等によって形成することもできる。
本実施形態の生理用ナプキン1の各部を構成する材料としては、当該技術分野において通常用いられているものを特に制限なく用いることができる。
例えば、表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルムを用いることができる。
裏面シート3としては、液不透過性の材料や撥水性の材料を用いることができる。液不透過性の材料としては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができ、撥水性の材料としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド等からなる多層構造の複合不織布、スパンボンド不織布、ヒートボンド不織布、エアスルー不織布等を用いることができる。
サイドシート5としては、裏面シート3と同様のものを用いることができる。
主吸収体41としては、パルプ繊維等からなる繊維集合体、繊維集合体と吸水性ポリマーとからなるもの(吸水性ポリマーと繊維材料との混合積繊物)等を用いることができる。
吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。
主吸収体41を構成する繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維等を用いることできる。
吸水性ポリマー及び繊維は、それぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
補助吸収体42(前記吸収性シート)としては、主吸収体41と同様のものや、2枚の不織布や紙の間に吸収性ポリマーやパルプを担持した吸収性シート、特開平8−246395号公報に記載の吸収性シート等を用いることができる。
第1実施形態の生理用ナプキン1によれば以下の効果が奏される。
第1実施形態の生理用ナプキン1においては、肌当接面における中高部Mの後方近傍に、幅方向に延びる中溝8が形成されており、中溝8の両端部81は、それぞれ中高部Mよりも幅方向外方に位置している。そのため、生理用ナプキン1の排泄領域Aのみに、周辺部よりも厚みが厚い中高部Mを有する吸収体4を備えていたとしても、中溝8の存在により(中溝8が突っ張り棒の役割を果たし)、中高部Mの後方領域におけるヨレを防止することができる。また、中溝8の両端部81が外溝7から離間しているため、液の長手方向の拡散性を確保でき、従って、液の長手方向の拡散性の低さに起因する横漏れを防止することができる。
次に、本発明の吸収性物品の他の実施形態について説明する。他の実施形態については、上述した第1実施形態と異なる点を主として説明し、同様の点は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態についての説明が適宜適用される。他の実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
図4は、本発明の吸収性物品の第2実施形態の生理用ナプキンにおける中溝8及びその周辺部を示している。第2実施形態の生理用ナプキン1は、図4に示すように、第1実施形態に比して、中溝8の平面視形状が異なる。具体的には、中溝8は、第1実施形態においては、生理用ナプキン1の幅方向に延びる連続線状の圧縮溝からなるのに対し、第2実施形態においては、生理用ナプキン1の幅方向に延びる破線状(ドットの集合体を含む)の圧縮溝からなる。該圧縮溝は、例えば、表面シート2及び吸収体4の何れにも破線状の溝が形成された(表面シート2及び吸収体4において、圧縮されている部位及び圧縮されていない部位を有している)形態でもよく、表面シート2のみに破線状の溝が形成された(吸収体4には圧縮されている部位は存在しない)形態でもよい。
第2実施形態においては、中溝8は、その中央部に1個の非連続部82が存在し、2分されている。第2実施形態のように、非連続部82が中溝8の中央部に1個のみ存在する形態においては、非連続部82の幅(生理用ナプキン1の幅方向の長さ)L7は、好ましくは2〜10mmである。
第2実施形態によれば、第1実施形態に比して、中溝8による中高部Mの後方領域の剛性の向上効果が若干低下するものの、非連続部82の存在により液の長手方向の拡散性が向上する。
図5は、本発明の吸収性物品の第3実施形態の生理用ナプキンにおける中溝8及びその周辺部を示している。第3実施形態の生理用ナプキン1は、図5に示すように、第2実施形態に比して、中溝8における非連続部82の個数が異なる。具体的には、非連続部82は、第2実施形態においては、中溝8の中央部に1個のみ存在しているのに対し、第3実施形態においては、中溝8を生理用ナプキン1の幅方向に5分するように4個存在している。
尚、非連続部82の個数は、1個の中溝8につき、例えば2〜7個形成することができる。
第3実施形態のように、非連続部82が中溝8に複数個存在する形態においては、1個の非連続部82の幅(生理用ナプキン1の幅方向の長さ)L7は、好ましくは1〜3mmであり、非連続部82の合計幅(L7×個数)は、好ましくは7〜21mmである。
図6は、本発明の吸収性物品の第4実施形態の生理用ナプキンにおける溝及びその内側のみを抜き出して示している。第4実施形態の生理用ナプキン1は、図6に示すように、第1実施形態に比して、外溝7の形状が異なる。具体的には、外溝7における中高部Mに近接する部分は、第1実施形態においては、幅方向内方に向けて湾曲する形状を有しているのに対し、第4実施形態においては、幅方向外方に向けて湾曲する形状を有している
第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される他、外溝7の形状が幅方向外方に向けて湾曲した形状であるため、装着時の圧力に対して中高部Mを含む中央領域に縦皺(又はヨレ)を生じさせにくい。さらに、一対の外溝7の間に、矩形形状の中高部Mが配置されていることによって、外溝7と中高部Mとの離間距離に応じて可動領域が形成され、装着者の肌側へ向けてフィットするように中高部Mが隆起しやすくなる。
図7は、本発明の吸収性物品の第5実施形態の生理用ナプキンにおける中溝8及びその周辺部を示している。第5実施形態の生理用ナプキン1は、図7に示すように、第1実施形態に比して、中溝8の両端部81と中高部Mの後端部M1との位置関係が異なる。具体的には、中溝8の両端部81は、第1実施形態においては、中高部Mの後端部M1よりも後方に位置しているのに対し、第5実施形態においては、中高部Mの後端部M1よりも前方に位置している。中溝8の端部81と中高部Mの後端部M1との距離(生理用ナプキン1の長手方向の間隔)L8は、好ましくは0.5〜10mmである。
第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が奏される他、中高部Mの後方領域における剛性が向上することで、中高部Mと中高部Mの後方領域との剛性差を緩和し、剛性差によって生じるヨレを防ぐことができる。
以上、本発明の吸収性物品の各実施形態について説明したが、本発明は、上述した各実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、外溝7は、排泄領域Aのみに形成されていてもよく、排泄領域Aから前方部B及び/又は後方部Cに亘って形成されていてもよい。
外溝7の後端部は、図8に示すように、生理用ナプキン1の幅方向内方に突出していてもよい。
内側後方溝7A、外側後方溝7B、内側前方溝7C及び外側前方溝7Dは、必ずしも全部設けられていなくてもよく、例えば、内側後方溝7A及び/又は内側前方溝7Cが設けられていなくてもよい。
補助吸収体42は、上述した実施形態では、下部吸収体41Aと上部吸収体41Bとの間に配されて中高部Mを形成しているが、下部吸収体41Aの非肌当接面側(下部吸収体41Aと裏面シート3との間)や、上部吸収体41Bの肌当接面側(上部吸収体41Bと表面シート2との間)に配されて中高部Mを形成することもできる。
吸収体4は、中高部Mに対応する部分の厚みが部分的に厚くなっている単層構造体から形成することができる。
吸収体4において、中高部M以外の部分は、上述した実施形態では、下部吸収体41Aと上部吸収体41Bとからなる2層構造とされているが、単層構造としてもよい。また、中高部Mは、4層構造に制限されず、2層、3層又は5層以上の積層構造とすることもできる。中高部Mとそれ以外の部分との層数の差は、2層に制限されず、1層又は3層以上とすることもできる。
サイドシート5を省略して、肌当接面を表面シート2から形成することもできる。また、サイドシート5は、それ自体に伸縮可能な材料を使用したり、その内側縁部付近に糸状又は帯状の弾性部材(例えば糸ゴムや平ゴム)を配置し、該弾性部材を、内側縁部で折り返したサイドシート5で挟み込んだりして、ポケットを形成(開口)し易くすることができる。
ウイング部61及び/又は後部フラップ62は有していなくてもよい。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンに制限されず、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等に適用することができる。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明する。
まず、各実施例及び比較例の生理用ナプキン1における、中溝8及び外溝7以外の構成(各実施例及び比較例で共通)について説明する。
(吸収体4)
下部吸収体41Aと上部吸収体41Bとを、両者間に補助吸収体42を挟んで積層し、中高部Mを有する吸収体4を作成した。
下部吸収体41A、上部吸収体41B及び補助吸収体42としては、それぞれ以下のものを用いた。
下部吸収体41A:パルプ繊維に吸水性ポリマーを分散状態に固定させたシート(花王株式会社製「ロリエスーパースリムガード」に使用の吸収性シート)を使用した。吸収性シートは、坪量が80g/m2、幅が75mm、長さが320mmであった。
上部吸収体41B:下部吸収体41Aと同じシートを使用した。
補助吸収体42:パルプ繊維に吸水性ポリマーを分散状態に固定させたシート(花王株式会社製「ロリエスーパースリムガード」に使用の吸収性シート)を使用した。吸収性シートは、坪量が100g/m2、幅が70mm、長さ90mmであった。吸収性シートは、70mmの幅が35mmになるように、幅方向中央部で重ね合うように折り返した。
上記吸収体4を用いて、以下の生理用ナプキン1を作製した。
生理用ナプキン1の外形寸法は、全長を350mm、ウイング部61を含む全幅を160mm、ナプキンの先端部からウイング部61の中心までの長さを115mmとした。
表面シート2:エアスルー不織布(花王株式会社製「ロリエスーパースリムガード」に使用の開孔シート)を使用した。
裏面シート3:厚み25μmのポリエチレンフィルムを使用した。
サイドシート5:18g/m2のポリプロピレン製のSMS不織布を使用した。
生理用ナプキン1全体:吸収体4を、表面シート2と裏面シート3との間の所定位置に配し、更にサイドシート5を表面シート2の両側部が覆われるように配した。裏面シート3の外緑部に沿うように、サイドシート5、表面シート2及び裏面シート3をヒートシールによって接合した。
〔実施例1〜5〕
実施例1、2、4及び5は、それぞれ、図1に示す第1実施形態、図4に示す第2実施形態、図6に示す第4実施形態及び図7に示す第5実施形態に対応する実施例である。実施例3−1及び3−2は、図5に示す第3実施形態に対応する実施例であり、両者は非連続部82の幅L7が異なる。
〔比較例1,2〕
比較例1は、実施例1に比して中溝8を有していない例であり、比較例2は、実施例1に比して、中溝8の両端部81が外溝7と連結している(中溝8の端部81と外溝7との間隔L2が0mmの)例である。
各実施例及び比較例における中溝8及び外溝7の形態及び各寸法について、下記〔表1〕に示す。符号L1〜L8は、前述した距離等に付した符号にそれぞれ対応する。尚、実施例5における距離L8は、「−」(マイナス)で示す。
Figure 2009056269
各実施例及び比較例の生理用ナプキンについて、ナプキン装着用の樹脂製の透明なモデルを用いて該ナプキンを擬似的に装着し、その装着状態を目視により観察して、以下に説明する評価方法により、「中高部Mの後方領域のヨレ防止効果」及び「液の長手方向の拡散性」を評価した。
〔中高部Mの後方領域のヨレ防止効果の評価方法〕
各実施例及び比較例の生理用ナプキン1を、ナプキン装着用のアクリル樹脂製の透明なモデルに擬似的に装着した。該ナプキンの擬似的な装着には、生理用ショーツ〔花王株式会社製「ロリエアクティブガード(コットンフィール)」、Lサイズ〕を利用した。股間部に対するナプキンの形状を透明なモデルの上部から目視により観察し、中高部Mの後方領域のヨレ防止効果を評価した。評価は、中高部Mの後方領域における一対のサイドシート5,5の内側縁部間の間隔を基準とし、○:該間隔が十分に大きい(十分に広い),△:該間隔が大きい(広い),×:該間隔が小さい(狭い),とした。各実施例及び比較例の評価結果については〔表1〕の「ヨレ防止」欄に示す。
〔液の長手方向の拡散性の評価方法〕
各実施例及び比較例の生理用ナプキン1を、女性が立っている状態の腰部部分を再現した、ナプキン装着用のアクリル樹脂製の透明なモデルに擬似的に装着した。該ナプキンの擬似的な装着には、生理用ショーツ〔花王株式会社製「ロリエアクティブガード(コットンフィール)」、Lサイズ〕を利用した。ナプキンを擬似的に装着した透明なモデルを、評価台に寝た姿勢(生理用ショーツの側部接合線の角度と評価台とが約25°の傾き)に置き、更に横向き(45°の斜面台に透明なモデルを沿わした)に傾けた。股間部から馬脱繊維血液を1g/10秒の注入速度で13g注入し、そのときの注入部からの馬脱繊維血液の長手方向の拡散性を観察した。長手方向の拡散性の判断基準は、○:サイドシート5が汚れない,△:サイドシート5が若干汚れる,×:サイドシート5が汚れ、サイドシート5の全体に上記血液が流れ出る,とした。各実施例及び比較例の評価結果については〔表1〕の「拡散性」欄に示す。
上記の結果から例えば以下のことがわかる。
実施例1〜5の生理用ナプキンによれば、サイドシート5,5の内側縁部間の間隔を広く維持できるため、拡散性の評価においてもサイドシート5が汚れにくく、液が長手方向に拡散しやすいという良好な結果が得られた。これに対し、比較例1、2の生理用ナプキンによれば、サイドシート5,5の内側縁部間の間隔が狭いため、サイドシート5が汚れやすく、サイドシート5の全体に液が流れ出るという悪い結果となった。
尚、サイドシート5,5の内側縁部間の間隔が狭い生理用ナプキンは、馬脱繊維血液注入中にサイドシート5が汚れ始めるので、該血液はむしろ横手方向に流れ、そのため長手方向への拡散は小さい。
図1は、本発明の吸収性物品の第1実施形態である生理用ナプキンの平面図である。 図2は、図1に示すX−X線断面図である。 図3(a)及び図3(b)は、図1に示す生理用ナプキンにおける中溝及びその周辺部を示す部分拡大図である。 図4は、本発明の吸収性物品の第2実施形態である生理用ナプキンおける中溝及びその周辺部を示す部分拡大図〔図3(a)対応図〕である。 図5(a)は、本発明の吸収性物品の第3実施形態である生理用ナプキンおける中溝及びその周辺部を示す部分拡大図〔図3(a)対応図〕で、図5(b)は、その中溝を示す図である。 図6は、本発明の吸収性物品の第4実施形態である生理用ナプキンおける溝及びその内側を抜き出して示す平面図である。 図7は、本発明の吸収性物品の第5実施形態である生理用ナプキンおける中溝及びその周辺部を示す部分拡大図〔図3(b)対応図〕である。 図8は、図1に示す生理用ナプキンの変形例における中溝及びその周辺部を示す部分拡大図〔図3(a)対応図〕である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 主吸収体
41A 下部吸収体
41B 上部吸収体
42 補助吸収体
5 サイドシート
7 外溝
8 中溝
81 端部
A 排泄領域
B 前方部
C 後方部
M 中高部
M1 後端部

Claims (5)

  1. 肌当接面を構成する表面シート、非肌当接面を構成する裏面シート及び両シート間に介在する吸収体を備えた縦長の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、吸収性物品の排泄領域のみに、周辺部よりも厚みが厚い中高部を有し、
    吸収性物品の肌当接面における少なくとも前記中高部の幅方向外方には、それぞれ、前記表面シートと前記吸収体とを一体化する外溝が形成されており、
    吸収性物品の肌当接面における前記中高部の後方近傍には、吸収性物品の幅方向に延びる中溝が形成されており、該中溝の両端部は、それぞれ、該中高部よりも幅方向外方に位置し且つ前記外溝から離間している吸収性物品。
  2. 前記中溝は、吸収性物品の幅方向に延びる圧縮溝からなり、該圧縮溝は、前記吸収体が圧縮されている部位及び該吸収体が圧縮されていない部位を有している請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記中溝は、吸収性物品の幅方向に延びる破線状の圧縮溝からなる請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記外溝は、前記中高部に近接する部分が、幅方向外方に向けて湾曲する形状を有している請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記中溝の両端部は、前記中高部の後端部よりも前方に位置している請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
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