JP2009049467A - 番組選択装置、番組選択装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】視聴したいシーンを見逃すことなく、テレビ等の番組処理装置に処理させる番組を指示する。
【解決手段】本発明の携帯電話機1は、テレビ局200から番組を取得して表示する番組表示部130と、番組表示部130が番組を表示している間に、テレビ300及びビデオレコーダ400が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示取得部124と、外部番組指定指示取得部124が受け付けた外部番組指定指示を、テレビ300やビデオレコーダ400に送信する外部番組指定指示送信部101とを備える。これにより、携帯電話機1で番組を確認しながら、テレビ300やビデオレコーダ400で表示や記録する番組を指定することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の携帯電話機1は、テレビ局200から番組を取得して表示する番組表示部130と、番組表示部130が番組を表示している間に、テレビ300及びビデオレコーダ400が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示取得部124と、外部番組指定指示取得部124が受け付けた外部番組指定指示を、テレビ300やビデオレコーダ400に送信する外部番組指定指示送信部101とを備える。これにより、携帯電話機1で番組を確認しながら、テレビ300やビデオレコーダ400で表示や記録する番組を指定することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ザッピングをより簡便に行なうことが可能な番組選択装置、番組選択装置の制御方法、プログラム及び記録媒体に関するものである。
テレビの視聴者は、自分の嗜好に合った番組を探すために、テレビに表示されている番組を次々と切り替えるザッピングを行なう。
このザッピングに関する技術として、特許文献1には、複数の視聴者により形成されるグループの話題共有を容易とするために、グループを構成する視聴者のうち最も多い人数の視聴者が視聴している番組を、他の視聴者も視聴するように誘導するザッピングを行なうシステムが開示されている。
特許文献2には、視聴可能な番組の内容を短い文字列で表示することで、複数の番組を容易に俯瞰するシステムが開示されている。
ところで、近年、番組を視聴することが可能な小型機器も普及しつつある。例えば特許文献3には、テレビの機能を有する、風呂のリモコンが開示されている。
特開2006−5896号公報(2006年1月5日公開)
特開2006−237883号公報(2006年9月7日公開)
特開平9−172689号公報(1997年6月30日公開)
しかしながら、上記従来の構成では、テレビ等に対してザッピング等の操作を行なっている間に、視聴したいシーンを見逃すという問題を有する。
例えば、視聴していた番組でCMが放映されている間、ザッピングにより他のチャンネルの番組内容を確認した後、元々視聴していた番組に戻すと、CMが終わっており、重要なシーンを見逃すという問題が生じる。特にデジタルテレビでは番組の切り替えに時間がかかるため、このような事態はデジタルテレビの普及に伴い、多く発生することとなる。
しかし、特許文献1に開示の技術は、視聴者が属するグループに応じて設定された情報に従って、番組の切り替えを誘導するものである。つまり、個々の視聴者の希望とは関係なく、番組の切り替えが誘導されるのでこの問題の解決にはならない。
特許文献2では、番組全体の概要を文字情報で示す技術である。これでは、どのようなシーンが放映されているかを随時把握することはできず、視聴者は、視聴を希望するシーンを見逃してしまう。
特許文献3は、そもそも風呂のリモコンに関する技術であるので、別体に設けられたテレビのザッピングを行なうことすらできない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、視聴したいシーンを見逃すことなく、テレビ等の別体の番組処理装置に処理させる番組を指示することが可能な番組選択装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る番組選択装置は、番組提供装置から番組を取得して表示する番組表示部と、上記番組表示部が番組を表示している間に、別体に設けられた番組処理装置が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示受付手段と、上記外部番組指定指示受付手段が受け付けた上記外部番組指定指示を、上記番組処理装置に送信する外部番組指定指示送信部とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る番組選択装置の制御方法は、番組を選択する番組選択装置の制御方法であって、上記番組選択装置に設けられた番組表示部に番組を表示している間に、上記番組選択装置とは別体に設けられた番組処理装置が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示受付工程と、上記外部番組指定指示受付工程で受け付けた外部番組指定指示を、上記番組処理装置に送信する番組指定指示送信工程とを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記番組表示部が番組を表示している間に、上記番組処理装置が処理する番組を指定できる。これにより、視聴したいシーンを表示する可能性のある番組を上記番組表示部に表示させたまま、上記番組処理装置に処理させる番組を指定することができる。例えば上記番組処理装置として、ザッピングに長時間を要するデジタル放送を表示するテレビを用いる場合であっても、ユーザは上記番組表示部で視聴したいシーンを表示する可能性のある番組を確認しながら、テレビが表示する番組を切り替えてザッピングできるので、視聴したいシーンを見逃す恐れを低減ができる。また、上記番組表示部が表示する番組を次々と切り替えてザッピングしながら、テレビには視聴したいシーンを表示する可能性のある番組を表示させることで、視聴したいシーンを見逃すことを防ぐこともできる。
よって、視聴したいシーンを見逃すことなく、テレビ等の別体の番組処理装置で処理する番組を指示することができる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、上記番組処理装置で処理している番組を識別する情報である外部番組識別情報を取得する外部番組識別情報取得手段をさらに備え、上記番組表示部が、上記外部番組識別情報に対応する番組を上記番組提供装置から取得して表示するものであってもよい。
上記の構成によれば、上記外部番組識別情報取得手段が上記外部番組識別情報を取得することによって、上記番組表示部は、上記番組処理装置が処理していた番組を表示する。よって、上記番組処理装置が処理していた番組を確認しながら、上記番組処理装置が処理する番組を指定することができる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、上記外部番組指定指示送信部が送信した上記外部番組指定指示の履歴を記録する送信履歴記録部をさらに備え、上記外部番組識別情報取得手段は、上記送信履歴記録部から上記履歴を取得して、当該履歴に基づいて上記外部番組識別情報を生成するものであってもよい。
上記の構成によれば、上記外部番組識別情報取得手段が、上記履歴に基づいて上記外部番組識別情報を生成する。これにより、例えば、上記番組処理装置から上記外部番組識別情報を取得したり、ユーザに上記外部番組識別情報の入力を要求したりすることなく、簡便に上記番組処理装置が処理していた番組を、上記番組表示部に表示させることができる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、上記番組表示部が表示する番組を指定する指示である内部番組指定指示を受け付ける内部番組指定指示受付手段を備え、上記外部番組指定指示受付手段は、上記内部番組指定指示に基づいて上記番組表示部が表示している番組を、上記番組処理装置に処理させる番組として指定する上記外部番組指定指示を生成するものであり、上記外部番組指定指示送信部は、上記外部番組指定指示受付手段が生成した上記外部番組指定指示を上記番組処理装置に送信するものであってもよい。
上記の構成によれば、上記番組表示部が表示している番組を上記番組処理装置で処理する番組として指定できる。これにより、例えば、上記番組処理装置に、視聴したいシーンを含む可能性のある番組を処理させたまま、上記番組表示部が表示する番組を切り替えて、別の番組を探すことができる。そして、上記番組表示部が表示していた番組を上記番組処理装置に処理させることができるので、上記番組表示部が表示した別の番組に、ユーザが視聴したいシーン等を発見したり、そのようなシーンが表示される期待が高まったりした場合、当該番組を上記番組処理装置に処理させるように指示することが可能となる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、ユーザが上記内部番組指定指示及び上記外部番組指定指示のうちいずれか一方の番組指定指示を入力するための入力部と、上記入力部に入力された番組指定指示を、上記内部番組指定指示として上記内部番組指定指示受付手段に送信するか、上記外部番組指定指示として上記外部番組指定指示受付手段に送信するか、を切り替える切替管理手段と、を備え、上記切替管理手段が、上記番組指定指示を、上記内部番組指定指示として上記内部番組指定指示受付手段に送信する状態から、上記外部番組指定指示として上記外部番組指定指示受付手段に送信する状態に切り替えたとき、上記外部番組指定指示受付手段は、上記内部番組指定指示に基づいて上記番組表示部が表示している番組を、上記番組処理装置に処理させる番組として指定する上記外部番組指定指示を生成するものであってもよい。
上記の構成によれば、上記切替管理手段を、上記内部番組指定指示として上記内部番組指定指示受付手段に送信する状態から、上記外部番組指定指示として上記外部番組指定指示受付手段に送信する状態に切り替えるだけで、上記番組表示部が表示していた番組を、上記番組処理装置に処理させることができる。これにより、例えば、上記番組表示部が表示する番組に、ユーザが視聴を希望するシーン等を発見したり、そのようなシーン等が含まれる期待が高まったりした場合、迅速に当該番組を上記番組処理装置に処理させることができる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、上記内部番組指定指示受付手段が、上記内部番組指定指示を受け付けた後、予め設定された設定時間より長い時間、次の上記内部番組指定指示を受け付けなかったとき、上記外部番組指定指示受付手段は、上記内部番組指定指示受付手段が受け付けた上記内部番組指定指示に基づいて上記番組表示部が表示している番組を、上記番組処理装置に処理させる番組として指定する上記外部番組指定指示を生成するものであってもよい。
上記の構成によれば、一定時間、上記内部番組指定指示を指示しないことで、上記番組表示部が表示していた番組を上記番組処理装置に処理させることができる。これにより、例えばユーザは、上記番組表示部に視聴したいシーン等を含む番組が表示された場合、そのまま待機するだけで、上記番組処理装置に当該番組を処理させることができる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、上記番組表示部は、上記番組提供装置から取得した動画である複数の番組から、それぞれの番組を構成するコマを抽出して、各番組の当該コマを一覧表示するものであってもよい。
上記の構成によれば、上記コマは、上記番組を構成するものであり、上記番組表示部がこれを一覧表示する。これにより、ユーザが上記番組表示部によって複数の番組の内容を網羅的に確認することが可能となる。
さらに、本発明に係る番組選択装置は、上記番組表示部は、上記複数の番組のそれぞれから、複数のコマを抽出して、複数の当該コマを連続して再生するものであってもよい。
上記の構成によれば、上記番組表示部は、上記コマを連続して再生することで、番組に関するより多くの情報を表示することとなる。よって、ユーザは、それぞれの番組の内容をより詳細に、かつ網羅的に把握できる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、上記番組処理装置として、映像再生装置及び映像記録装置の少なくとも一つを対象としてもよい。
上記の構成によれば、上記番組選択装置を用いて番組を選択した上で、上記映像再生装置に再生させたり、上記映像記録装置に記録させたりすることができる。これにより、上記番組選択装置を用いた番組の選択結果を、より広い用途で活用することができる。例えば、上記番組選択装置を用いてザッピング等を行なって選択した番組を、そのまま表示させたり、記録しておいたりすることができる。
さらに、本発明に係る番組選択装置では、上記番組表示部が取得できない番組である非対応番組を識別する情報である非対応番組識別情報を取得する非対応番組識別情報取得手段を備え、上記番組表示部は、上記非対応番組識別情報を表示するものであり、上記外部番組指定指示受付手段は、上記非対応番組識別情報により特定される番組を指定する指示を上記外部番組指定指示として受け付け可能なものであってもよい。
上記の構成によれば、上記番組処理装置は処理可能であるが、上記番組表示部が取得できない番組であっても、上記番組表示部は、その内容を識別できるように表示でき、さらに、上記番組処理装置に当該番組の処理を指示することができる。そのため、上記番組処置装置として、上記番組表示部が取得できない番組をも表示するものであっても用いることができる。また、上記番組処理装置に加えて、上記番組表示部が取得できない番組を表示するための装置をも、利用することが可能となる。よって、より用途の広い番組選択装置を提供することができる。
なお、上記番組選択装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより、上記番組選択装置の各手段をコンピュータにて実現させるプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る番組選択装置は、以上のように、番組提供装置から番組を取得して表示する番組表示部と、上記番組表示部が番組を表示している間に、別体に設けられた番組処理装置が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示受付手段と、上記外部番組指定指示受付手段が受け付けた上記外部番組指定指示を、上記番組処理装置に送信する外部番組指定指示送信部とを備えている。
また、本発明に係る番組選択装置の制御方法は、以上のように、上記番組選択装置に設けられた番組表示部に番組を表示している間に、上記番組選択装置とは別体に設けられた番組処理装置が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示受付工程と、上記外部番組指定指示受付工程で受け付けた外部番組指定指示を、上記番組処理装置に送信する番組指定指示送信工程とを含んでいる。
これにより、視聴したいシーンを表示する可能性のある番組を上記番組表示部に表示させたまま、上記番組処理装置に処理させる番組を指定することができる。よって、視聴したいシーンを見逃すことなく、テレビ等の別体の番組処理装置で処理する番組を指示することができるという効果を奏する。
<実施の形態1>
本発明の一実施形態について図1〜図11に基づいて説明すると以下の通りである。本実施の形態では、本発明に係る番組選択装置を携帯電話機1に適用した場合、及び携帯電話機1を用いて構築したホームネットワーク1000について説明する。
本発明の一実施形態について図1〜図11に基づいて説明すると以下の通りである。本実施の形態では、本発明に係る番組選択装置を携帯電話機1に適用した場合、及び携帯電話機1を用いて構築したホームネットワーク1000について説明する。
また、本明細書では、後述のディスプレイ132やテレビ300に表示する番組を次々と切り替えることを「ザッピング」と表記する。
〔ホームネットワーク1000の構成〕
まず、図2を用いて、ホームネットワーク1000の構成について説明する。図2は本実施の形態に係る携帯電話機1を用いて構築したホームネットワーク1000の構成を模式的に示す図である。
まず、図2を用いて、ホームネットワーク1000の構成について説明する。図2は本実施の形態に係る携帯電話機1を用いて構築したホームネットワーク1000の構成を模式的に示す図である。
図2に示すようにホームネットワーク1000は、携帯電話機(番組選択装置)1、テレビ(番組処理装置)300、ビデオレコーダ(番組処理装置)400により構成されている。
携帯電話機1については後で詳述する。なお、携帯電話機1は後述のようにテレビ局(番組提供装置)200が送信する地上デジタル放送の番組を取得可能なチューナ131を備えている。
また、本実施の形態のように本発明に係る番組選択装置は携帯電話に適用することが好ましい。携帯電話が既に備えているテレビ用のチューナや外部のテレビ等に対するリモコン機能を活用すれば、本発明に係る番組選択装置の製造を簡便かつ低コストで行なうことができる。また、テレビ等から離れた場所などでも簡易に扱えるため、より利便性が向上する。
なお、本発明に係る番組選択装置は携帯電話への適用に限定されるものではないが、テレビやビデオレコーダに付属するリモコン等の従来公知のリモコン、番組表示機能を有するノート型パソコンやPDA等の携帯端末に適用することが好ましい。ユーザは手元の番組選択装置を操作するだけで、ザッピングを行なうことができ、ひいてはザッピングにより選択した番組をホームネットワーク1000内の様々な番組処理装置に対して処理させることができる。
テレビ300は、番組を表示するための装置である。テレビ300と携帯電話機1とは、赤外線の送受信が可能なように構成されている。これにより、携帯電話機1は後述の外部番組指定指示を赤外線により送信することで、当該外部番組指定指示により特定される番組をテレビ300に表示させることができる。また、携帯電話機1は、後述のように、テレビ300から、テレビ300が表示している番組に関する外部番組識別情報を取得することもできる。また、テレビ300は、テレビ局200が送信する地上波デジタル放送の番組を取得可能なチューナを備えている。
ビデオレコーダ400は、番組を記録するための装置である。ビデオレコーダ400と携帯電話機1とは、Bluetooth(登録商標)によりデータの送受信が可能なように構成されている。これにより、携帯電話機1は外部番組指定指示を送信することで、当該外部番組指定指示により特定される番組をビデオレコーダ400に記録させることができる。ビデオレコーダ400としては、従来公知のビデオレコーダ、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、HDD(Hard Disk Drive)レコーダ等で構成すればよい。また、ビデオレコーダ400は、テレビ局200が送信する地上波デジタル放送及び衛星方法により配信される番組を取得可能なチューナを備えている。
以下、本発明に係る番組選択装置が、番組の処理を指定する対象である装置、即ち番組処理装置を、「外部機器」とも表記する。なお、ホームネットワーク1000を構築する外部機器としては、テレビ300及びビデオレコーダ400に限定されるものではない。テレビ番組を表示可能な携帯端末やパーソナルコンピュータ等の映像表示装置、テレビ番組を記録可能なサーバ等の映像記録装置を外部機器として用いてもよい。
なお、以下の説明では、主に、外部機器としてテレビ300及びビデオレコーダ400を用いる場合について説明するが、説明の便宜のため、適宜、他の外部機器を用いて説明することもある。
また、携帯電話機1とテレビ300との接続、及び携帯電話機1とビデオレコーダ400との接続は上述のように赤外線通信やBluetooth(登録商標)に限定されるものではない。例えば、802.11無線、無線LAN(Local Area Network)、PLC等の従来公知のデータ送受信手段等で構成してもよい。
なお、携帯電話機1は、外部機器のうち少なくとも一つの機器が有するチューナ等に対応する放送を受信可能なチューナ等を備えていれば、携帯電話機1、テレビ300、ビデオレコーダ400が取得する番組はこれに限定されるものではない。例えば、ケーブルテレビ、CS放送、3セグ放送等に対応した従来公知のチューナを備えていてもよいし、インターネットに接続する機能を設けてストリーミング等による番組配信に対応する構成を有していてもよい。
本実施の形態では、以上に説明したホームネットワーク1000を構築することにより、次のように携帯電話機1、テレビ300、ビデオレコーダ400を使用する場合について主に説明する。つまり、携帯電話機1でザッピングを行なうとき、それまでテレビ300で表示していた番組を携帯電話機1に表示させた上で、後述する携帯電話機1のチャンネル入力部113を用いて、テレビ300に表示させる画面を次々と切り替えることでザッピングを行なう。ザッピングの結果、番組を選択すると、ビデオレコーダ400が当該番組の記録を行ない、テレビ300は、ザッピングを行なう直前に表示していた番組を再度表示する。
なお、携帯電話機1、テレビ300、ビデオレコーダ400を使用する態様はこれに限定されるものではない。例えば、ザッピングの結果、選択した番組をそのままテレビ300に表示させ続けて、ザッピングを行なう前にテレビ300が表示していた番組をビデオレコーダ400が記録してもよい。また、テレビ300が表示する番組は切り替えずに、携帯電話機1が表示する番組を次々と切り替えることでザッピングを行ってもよい。
〔携帯電話機1の構成〕
次に、図1に基づいて、携帯電話機1の構成について説明する。図1は携帯電話機1の概略構成を示すブロック図である。
次に、図1に基づいて、携帯電話機1の構成について説明する。図1は携帯電話機1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、携帯電話機1は、外部番組指定指示送信部101、入力部110、制御部120、番組表示部130、記録部140を備えている。
外部番組指定指示送信部101は、本発明に係る番組選択装置が備える外部番組指定指示送信部として機能するものであり、具体的には、テレビ300及びビデオレコーダ400に外部番組指定指示を送信するものである。これにより、携帯電話機1は、テレビ300が表示する番組やビデオレコーダ400が記録する番組を指定することができる。本実施の形態では、テレビ300に対して外部番組指定指示を送信可能な赤外線送信装置と、Bluetooth(登録商標)により外部番組指定指示を送信可能な装置とを備えている(図示せず)。
なお、本明細書において「外部番組指定指示」とは、本発明に係る番組選択装置とは別体に設けられた番組処理装置(本実施の形態では「外部機器」とも表記している)が処理する番組を指定するための指示を意味する。
非対応番組表示機器接続部102は、ビデオレコーダ400が処理する番組のうち、チューナ131にて取得できない番組を識別する情報である非対応番組識別情報を取得するものである。非対応番組表示機器接続部102は、Bluetooth(登録商標)によりデータを受信可能であり、これにより、ビデオレコーダ400からデータを受信する。非対応番組表示機器接続部102の具体的構成としては、非対応番組識別情報を取得可能である限り限定されるものではない。外部機器の種類に応じて、当該外部機器からデータを受信可能なように構成すればよい。
本明細書において「非対応番組」とは、外部機器では処理可能であるが、本発明に係る番組選択装置が備える番組表示部が取得できない番組を意味し、「非対応番組識別情報」とは非対応番組を識別するための情報を意味する。
なお、本実施の形態では、上述のようにビデオレコーダ400は衛星放送を受信して記録することが可能であり、一方で番組表示部130は衛星放送を受信することができない。つまり、本実施の形態では衛星放送の番組は、非対応番組である。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明に係る番組選択装置は、ケーブル放送やCS放送の番組等の手段による番組も非対応番組として処理可能に構成してもよい。一方で、本発明に係る番組選択装置はケーブル放送やCS放送等の番組を取得可能なものであってもよい。つまり、本発明に係る番組選択装置は、どのような番組であっても、表示可能な番組は番組表示部で表示する番組として、取得不可能な番組は非対応番組として適用可能である。
外部機器状態認識部103は、テレビ300及びビデオレコーダ400の状態を認識するものである。例えば、外部機器状態認識部103はテレビ300及びビデオレコーダ400が、携帯電話機1が送信した外部番組指定指示に基づいた処理を行なっているかを判定する。外部機器状態認識部103の具体的な構成は、テレビ300及びビデオレコーダ400の状態を認識可能である限り限定されるものではないが、本実施の形態では、テレビ300の状態を受信するための赤外線受信装置と、ビデオレコーダ400の状態を認識するためのBluetooth(登録商標)の受信装置とで構成している。なお、外部機器状態認識部103は、非対応番組表示機器接続部102と一体に設けてもよいが、本実施の形態では説明の簡単のため、別々の部材として設けた場合について説明する。
入力部110は、ユーザが携帯電話機1に対する指示を入力するためのものである。入力部110は、ザッピングモード切替部111、表示設定切替部112、チャンネル入力部113を備えている。また、入力部110の各部は、受け付けた指示を、切替管理部121に送信する。
ザッピングモード切替部111は、切替管理部121を、ザッピングを行なうモード(以下、「ザッピングモード」と表記する)として機能させるか、ザッピングを行なわないモードとして機能させるかを切り替える指示を、ユーザが入力するためのものである。つまり、ザッピングモードであれば、後述のように切替管理部121がザッピングモードに応じた動作を行なうので、携帯電話機1を用いたザッピングが可能になる。なお、「携帯電話機1を用いたザッピング」とはディスプレイ132でザッピングを行なう場合も、携帯電話機1を用いてテレビ300の番組を次々と切り替えることでザッピングを行なう場合も含む。
表示設定切替部112は、ユーザが入力部110に入力する番組指定指示を、番組表示部130に対する番組指定指示(内部番組指定指示)として扱うか、テレビ300に対する番組指定指示(外部番組指定指示)として扱うかを切り替える指示である切替指示を、ユーザが入力するためのものでもある。
なお、番組指定指示を内部番組指定指示として扱うモードを、以下、「内部番組切替モード」とも表記し、番組指定指示を外部番組指定指示として扱うモードを、以下、「外部番組切替モード」とも表記する。
また、表示設定切替部112は、内部番組切替モードのときにディスプレイ132に表示させる画面を切り替える指示である内部表示切替指示を受け付けるものでもある。つまり、ユーザは表示設定切替部112に内部表示切替指示を指示することによって、ディスプレイ132に一つの番組を表示させるか、複数の番組に関するサムネイル画像を一覧表示させるか等を切り替えることができる。
このように、ユーザは入力部110に、ザッピングモードか否かの切替や、内部番組切替モードと外部番組切替モードとの切替を指示することが可能である。各モードにおいて、携帯電話機1の各部がどのような動作を行なうかは、後で詳述する。
チャンネル入力部113は、番組表示部130又はテレビ300に表示させる番組を指定する指示である番組指定指示を携帯電話機1に入力するためのものである。
決定指示入力部114は、ザッピングした結果、テレビ300に表示させたい番組やビデオレコーダ400に記録させたい番組を見出したとき、その番組を選択したことを携帯電話機1に認識させるための決定指示を入力するためのボタンである。
なお、ザッピングモード切替部111、表示設定切替部112、チャンネル入力部113、決定指示入力部114の具体的構成としては、上述の入力が可能である限り限定されるものではない。例えば、従来公知のボタンやタッチパネルにより構成してもよい。
チャンネル入力部113のより具体的な構成としては、携帯電話機1が備える、ユーザに電話番号を入力させるための数字ボタンやメニュー画面等においてカーソルや選択範囲等を動かすための上下左右ボタンと一体に構成してもよい。また、別途番組を指示するためのチャンネル入力部113を設けてもよいが、該数字ボタンや上下左右ボタンと一体に構成することが好ましい。携帯電話機1自体をより小型化することができ、部品数も削減できるからである。以下の説明では、チャンネル入力部113は携帯電話機1が備える数字ボタンに一体に設けられている場合について説明する。
ここで、ザッピングモード切替部111の位置について図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る携帯電話機1が備えるザッピングモード切替部111を設ける位置の例を示す斜視図であり、(a)は、ザッピングモード切替部111をチャンネル入力部113が設けられた面上であって当該数字ボタンの近傍に設けた場合を示し、(b)は、ザッピングモード切替部111を携帯電話機1の長手方向の側面に設けた場合を示している。
図3(a)に示すように、チャンネル入力部113とザッピングモード切替部111とを同じ面の近接する位置に設けると、ユーザは同じ指でチャンネル入力部113及びザッピングモード切替部111を操作しやすい。また、図3(b)に示すように、ザッピングモード切替部111を携帯電話機1の長手方向の側面に設けると、例えば、携帯電話機1を両手で操作する場合、左手の指でザッピングモード切替部111を押下し、右手の指でチャンネル入力部113を押下する等の操作を行なうことができる。片手で扱うか両手で扱うか等、携帯電話機1の扱い方にはユーザの癖もあるので、図3(a)及び(b)に示す両方の位置にザッピングモード切替部111を設けて、ユーザにどちらを使用するか選択させてもよい。
なお、ザッピングモード切替部111を設ける位置は、上述の位置に限定されるものではないが、上述のように、チャンネル入力部113が設けられた面上であって当該チャンネル入力部113の近傍に設けたり、携帯電話機1の長手方向の側面に設けたりすると操作性が向上する。
制御部120は、携帯電話機1が備える各部の各種動作を制御するものである。制御部120は、切替管理部(切替管理手段)121、内部番組指定指示取得部(内部番組指定指示受付手段)122、内部番組反映指示生成部123、外部番組指定指示取得部(内部番組指定指示受付手段)124、外部番組識別情報取得部(外部番組識別情報取得手段)125、サムネイル表示管理部126、非対応番組識別情報管理部(非対応番組識別情報取得手段)127、外部機器状態管理部128を備えている。制御部120の具体的構成は、上記各部動作させることが可能である限り限定されるものではないが、例えばCPU(central processing unit)等の演算装置により構成され、当該演算装置が、記録部140に格納されている制御プログラムを実行することにより、上記各部の機能を実現するように構成してもよい。
切替管理部121は、上述の各モードの切替を管理して、各モードに応じて携帯電話機1を制御するための指示等を行なうものである。例えば、内部番組切替モードのときには、チャンネル入力部113から受信した番組指定指示を内部番組指定指示として扱い内部番組指定指示取得部122に送信するものであり、外部番組切替モードのときには、チャンネル入力部113から受信した番組指定指示を外部番組指定指示として扱い決定指示入力部114に送信するかを切り替えて行なう。
また、例えば、外部番組切替モードの状態で、ザッピングモードに切り替わったときには、ディスプレイ132にテレビ300で表示していた番組を表示させるために、後述の外部番組識別情報取得部125に外部番組識別情報の取得を指示する。また、ザッピングモードでかつ内部番組切替モードであった後に外部番組切替モードに切り替わったときには、ディスプレイ132で表示していた番組をテレビ300に表示させるために、後述する内部番組反映指示を生成するよう内部番組反映指示生成部123に指示する。
また、表示設定切替部112からディスプレイ132にサムネイル画像を一覧表示するように上記内部表示切替指示を受け付けたとき、内部番組指定指示と当該上記内部表示切替指示とを関連付けて内部番組指定指示取得部122に送信する。これにより、後述の内部番組指定指示取得部122は内部番組指定指示に基づいて、チューナ131に番組を取得させた上で、当該番組をサムネイル表示管理部126に送信する。そして、サムネイル表示管理部126が当該番組に基づいてサムネイル画像を生成する。
内部番組指定指示取得部122は、本発明に係る番組選択装置が備える内部番組指定指示受付手段として機能するものである。具体的には、切替管理部121や外部番組識別情報取得部125から内部番組指定指示を取得して、番組表示部130が取得して表示する番組を特定する。そして、チューナ131に当該番組を取得させて、ディスプレイ132に当該番組を表示させる。なお、内部番組指定指示に、サムネイル画像を一覧表示させる上記内部表示切替指示が関連付けられていたときは、チューナに番組を取得させた上で、サムネイル表示管理部126に送信させる。
また、内部番組指定指示取得部122は、番組表示部130に表示させるときに用いた内部番組指定指示を記録部140に送信する。これにより記録部140は、番組表示部130が表示した番組の履歴である内部番組表示履歴を記録する。
また、内部番組指定指示取得部122は、切替管理部121から受信した内部番組指定指示にサムネイル画像表示指示が関連付けられていた場合、当該内部番組指定指示をサムネイル表示管理部126に送信する。
内部番組反映指示生成部123は、ディスプレイ132で表示している番組をテレビ300に表示させるための指示である内部番組反映指示を生成するものである。内部番組反映指示生成部123は、切替管理部121から内部番組反映指示の生成指示を取得することで内部番組反映指示を生成する。
外部番組指定指示取得部124は、本発明に係る番組選択装置が備える外部番組指定指示受付手段として機能するものである。具体的には、切替管理部121から外部番組指定指示を受け付けて、当該外部番組指定指示を外部番組指定指示送信部101に送信するものである。
また、外部番組指定指示取得部124は、内部番組反映指示生成部123から受信する内部番組反映指示に基づいて、当該内部番組反映指示により特定される番組をテレビ300に表示させるための外部番組指定指示を生成するものでもある。より具体的には、内部番組反映指示に、内部番組指定指示取得部122が最後に受け付けた内部番組指定指示に基づく番組を関連付けておき、外部番組指定指示取得部124は、当該番組に基づいて外部番組指定指示を生成する。なお、内部番組反映指示に対応する番組を特定する方法は、特に限定されるものではない。外部番組指定指示取得部124が内部番組反映指示を受信したときに、内部番組表示履歴を取得して当該番組を特定してもよい。
また、外部番組指定指示取得部124は、外部番組指定指示送信部101に送信した外部番組指定指示を記録部140にも送信する。記録部140は、当該外部番組指定指示を外部番組指定指示送信履歴として記録する。
外部番組識別情報取得部125は、本発明に係る番組選択装置が備える外部番組識別情報取得手段として機能するものである。具体的には、記録部140が記録する外部番組指定指示送信履歴から、テレビ300が表示している番組を特定する外部番組識別情報を生成するものである。また、外部番組指定指示送信履歴から外部番組識別情報を生成することが不可能である場合には、テレビ300から外部機器状態認識部103を介して外部番組識別情報を取得するものである。外部番組識別情報取得部125の構成はこれに限定されるものではなく、外部番組指定指示送信履歴から外部番組識別情報を生成することが不可能である場合、ユーザに外部番組識別情報の入力を促す構成としてもよい。
また、外部番組識別情報取得部125は、外部番組識別情報に基づいて内部番組指定指示を生成して、内部番組指定指示取得部122に送信する機能も有する。
サムネイル表示管理部126は、非対応番組識別情報管理部127からサムネイル画像を取得したり、番組表示部130から取得した番組に基づいてサムネイル画像を作成したりするものである。また、サムネイル表示管理部126は、内部番組指定指示取得部122から内部番組指定指示を受信したとき、サムネイル画像を番組表示部130に一覧表示させるものである。なお、サムネイル表示管理部126は、サムネイル画像を、一旦記録部140に送信して記録させた上で、内部番組指定指示取得部122から受信する上述の内部表示切替指示指示に応じて記録部140からサムネイル画像を取得して、一覧表示するようにディスプレイ132に指示する。
非対応番組識別情報管理部127は、本発明に係る番組選択装置が備える非対応番組識別情報取得手段として機能するものである。具体的には、非対応番組識別情報管理部127は、テレビ300及びビデオレコーダ400等の外部機器では処理可能であるが、番組表示部130が取得できない番組である非対応番組の非対応番組識別情報を管理するものである。非対応番組識別情報管理部127は、非対応番組表示機器接続部102に、非対応番組識別情報を取得するよう指示して、非対応番組表示機器接続部102を介して非対応番組識別情報を取得する。非対応番組表示機器接続部102に、どの外部機器から非対応番組識別情報を取得させるかは、取得対象の外部機器を予め非対応番組識別情報管理部127に設定しておいてもよく、非対応番組識別情報管理部127が後述の記録部140から外部機器状態情報を取得して、取得対象の外部機器を特定してもよい。
また、非対応番組識別情報管理部127は、ディスプレイ132に非対応番組識別情報をさせる。非対応番組識別情報としては、番組のタイトルやチャンネル番号を示す文字情報や番組を構成するコマをサムネイル画像にしたもの等が挙げられる。なお、本実施の形態に係る携帯電話機1は、非対応番組識別情報が上記サムネイル画像である場合、上述のようにサムネイル表示管理部126が、ディスプレイ132に一覧表示する。そのため、非対応番組識別情報が上記サムネイル画像である場合、非対応番組識別情報管理部127は、当該サムネイル画像をサムネイル表示管理部126に送信する。そして、サムネイル表示管理部126が、ディスプレイ132に対してサムネイル画像を一覧表示するように指示する。
外部機器状態管理部128は、外部機器状態認識部103を介して、ホームネットワーク1000内に存在する携帯電話機1以外の外部機器の状態を認識して、当該外部機器の状態を切替管理部121に送信したり、当該状態をディスプレイ132に表示させたりするものである。
番組表示部130は、本発明に係る番組選択装置が備える番組表示部として機能するものである。番組表示部130は、チューナ131、ディスプレイ132を備えている。
チューナ131はテレビ局200からディスプレイ132に表示させる番組を受信するものである。チューナ131はテレビ局200から地上波デジタル放送を取得可能なように構成されている。チューナ131の具体的な構成としては番組を取得可能である限り特に限定されるものではなく、従来公知のチューナで構成してもよい。
ディスプレイ132は、チューナ131が取得した番組を表示するものである。ディスプレイ132の具体的な構成としては特に限定されるものではなく、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイ)、CRT(cathode-ray tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示装置によって構成してもよい。
記録部140は、本発明に係る番組選択装置が備える送信履歴記録部として機能するものである。つまり、上述の外部番組指定指示送信履歴を記録するものである。
ここで、記録部140が記録する外部番組指定指示送信履歴のデータ構造について図4を用いて説明する。図4は記録部140が記録する外部番組指定指示送信履歴のデータ構造を示す図である。図4に示すように、記録部140は、最後に送信した外部番組指定指示として、10chと記録している。上述の外部番組識別情報取得部125は、この履歴を取得することにより、外部番組識別情報として10chを特定する情報を生成する。
なお、外部番組指定指示取得部124は、記録部140に外部番組指定指示を送信したとき、それまで記録部140が記録していた外部番組指定指示送信履歴を、送信した外部番組指定指示に更新する。これにより、記録部140が最近送信した外部番組指定指示を記録するように保たれる。
本実施の形態ではチャンネル入力部113が、上述のように数字ボタンで構成されているので、記録部140はこのような構造でデータを記録することが可能であるが、チャンネル入力部113の態様によっては、記録部140が記録する外部番組指定指示送信履歴のデータ構造も変えることができる。例えば、上下左右ボタン等でもチャンネルの切替を可能とする場合、予め送信可能な外部番組指定指示によって特定されるチャンネルを順に登録しておくとよい。これにより、例えば、記録部140は、2ch、4ch、6chとの順番を記録しておく。2chを選択された後に、上ボタン又は右ボタンの押下を切替管理部121が認識したとき、切替管理部121は、2chの次のチャンネルである4chを特定する外部番組指定指示を生成して外部番組指定指示取得部124に送信してもよい。なお、最初に別のリモコンでテレビ300が操作されていた場合等もありえるので、外部番組識別情報取得部125が、外部番組識別情報を生成した後に、ディスプレイ132に当該外部番組識別情報により特定される番組がテレビ300に表示されている番組と一致するかを確認する画面を表示させてもよい。
このように、記録部140が記録する外部番組指定指示送信履歴は、上記外部番組指定指示送信部が、最後に送信した外部番組指定指示を、少なくとも含むので、外部番組指定指示取得部124は、外部番組指定指示送信履歴から、当該最後に送信した外部番組指定指示を取得することで、外部番組識別情報を生成することができる。
また、記録部140は、内部番組表示履歴、ザッピングモード条件、外部機器状態情報を記録するものでもある。
内部番組表示履歴とは、上述のように番組表示部130が表示した番組の履歴であり、内部番組指定指示取得部122が、最後に受け付けた又は生成した内部番組指定指示に基づく番組を識別する情報が含まれている。当該情報としては、本実施の形態では、上述の外部番組指定指示送信履歴と同様に、チャンネル番号を用いている。
ザッピングモード条件とは、入力部110がどのような操作を受け付けることで、ザッピングモードへ移行するかの条件、後述のステップS708における一定時間をどのくらいの時間とするか、また、当該一定時間経過後にどのような操作を行なうかを示す条件である。図5を用いて記録部140が記録するザッピングモード条件のデータ構造を説明する。図5は記録部140が記録するザッピングモード条件のデータ構造の一例を示す図である。
図5に示すように、記録部140は、ザッピングモード条件として、ザッピングモード移行条件、一定時間の長さ及び一定時間操作が無い場合の動作に関する項目と、その項目において選択し得るパターンとを記録している。また、記録部140は、それぞれの項目についてどのパターンが選択されているかを示す項目(図5において「選択」と記載)も記録している。
例えば、本実施の形態ではザッピングモード切替部111の押下により、ザッピングモードに移行するので、図5に示すように「ザッピングモード切替部111の押下」が選択されている。なお、「チャンネル入力部113の長押し」によるザッピングモードへの移行については後述の「ザッピングの他のパターン」の項で説明する。
また、図5では、一定時間操作が無い場合の動作としては、「内部番組反映指示の生成」が選択されている。この場合、一定時間、チャンネル入力部113やザッピングモード切替部111の押下を検出しなかった場合、内部番組反映指示生成部123が内部番組反映指示を生成する。これにより、外部番組指定指示取得部124は、当該内部番組反映指示に基づいて外部番組指定指示を生成する。つまり、内部番組指定指示取得部122が、内部番組指定指示を受け付けた後、予め設定された設定時間より長い時間、次の内部番組指定指示を受け付けなかったときに、内部番組指定指示取得部122が受け付けた内部番組指定指示に基づいて、外部番組指定指示取得部124が外部番組指定指示を生成するのである。これによりディスプレイ132が表示していた番組がテレビ300に表示されることとなる。なお、「ザッピングモード終了時にテレビ300が表示している番組の継続」が選択されていると、テレビ300が、ザッピングにより切り替えられた後のチャンネルをそのまま表示し続ける。よって、このパターンが選択されているとき携帯電話機1は、上記一定時間経過後、テレビ300に対しては、外部番組指定指示を送信する等の動作を行なわない。
また、外部機器状態情報とは、ホームネットワーク1000内の携帯電話機1以外の外部機器の状態を示す情報である。記録部140が記録する外部機器状態情報について図6を用いて説明する。図6は記録部140が記録する外部機器状態情報のデータ構造を示す図である。
図6に示すように、記録部140は、外部機器状態情報として、外部機器の種類、優先順位、チューナ、受信手段、送信手段を関連付けて記録している。なお、優先順位とは、携帯電話機1が接続を試みる対象の外部機器の優先順位を示す。例えば図6示すように本実施の形態ではテレビ300が優先順位1で、ビデオレコーダ400が優先順位2である。これにより、外部番組識別情報取得部125が外部機器から外部番組識別情報を取得するとき、まずテレビ300から外部番組識別情報の取得を図ることとなる。
また、外部機器状態認識部103が、一定時間毎に外部機器状態情報を取得して、記録部140に送信する構成としておいてもよい。これにより、外部機器状態情報は、外部機器状態認識部103を介して、一定時間毎に最新の状態に更新される。さらに、このような構成にする場合、外部機器状態認識部103が、外部機器が処理している番組に係る外部番組識別情報を取得して、当該外部番組識別情報も外部機器状態情報を構成する一つの情報として記録部140に送信して、記録部140がこの外部機器状態情報を記録するように構成してもよい。そして、外部番組識別情報取得部125を、外部番組指定指示送信履歴からではなく、当該外部機器状態情報から外部番組識別情報を生成する構成にしておけば、より正確に外部番組識別情報を生成することが可能となる。これにより、例えば、複数のユーザがホームネットワーク1000内を利用したり、外部機器を操作するためのリモコンが別に存在したりする場合であっても、より正確に外部番組識別情報を生成できる。
また、記録部140は、ユーザが上述のサムネイル画像や外部機器管理プログラムも記録する。外部機器管理プログラムとは、ユーザが携帯電話機1でザッピングを行なってテレビ300やビデオレコーダ400に再生や記録等をさせたい番組を発見した場合に、テレビ300やビデオレコーダ400に送る指示を記述したプログラムである。例えば、ザッピングを行なった結果、一つの番組を選択したとき、当該番組をテレビ300で表示させて、かつビデオレコーダ400にテレビ300がそれまで表示していた番組を録画させるように命令するプログラム等が挙げられる。なお、この例の場合、テレビ300がそれまで表示していた番組は、上記外部番組識別情報取得部125により識別してもよい。
記録部140の具体的な構成は、上述のサムネイル画像等を記録することが可能である限り限定されない。例えば、フラッシュメモリー、RAM(random access memory)、HDD(ハードディスクドライブ)等により構成してもよい。また、本実施の形態では、記録部140は、携帯電話機1に内蔵されているが、外付けであってもよい。また、記録部140は、従来公知の携帯電話機が、電話番号、メール、画像等を記憶するために備える記録部と一体に設けてもよい。
〔携帯電話機1の動作〕
次に、ユーザが、携帯電話機1を用いてザッピングを行ない、その結果、視聴したいシーンを含む番組等を発見して外部機器を操作するときに、携帯電話機1がザッピング及びこれに伴って行なう一連の処理について図7を用いて説明する。図7は、制御部120が行なう処理の一例を示すフローチャートである。本実施の形態では、上述のようにテレビ300で表示していた番組を携帯電話機1に表示させた上で、テレビ300でザッピングを行なう場合について説明する。また、携帯電話機1は、当初、外部番組切替モードにあったものとする。
次に、ユーザが、携帯電話機1を用いてザッピングを行ない、その結果、視聴したいシーンを含む番組等を発見して外部機器を操作するときに、携帯電話機1がザッピング及びこれに伴って行なう一連の処理について図7を用いて説明する。図7は、制御部120が行なう処理の一例を示すフローチャートである。本実施の形態では、上述のようにテレビ300で表示していた番組を携帯電話機1に表示させた上で、テレビ300でザッピングを行なう場合について説明する。また、携帯電話機1は、当初、外部番組切替モードにあったものとする。
まず、ユーザは携帯電話機1でザッピングを行なうために、ザッピングモード切替部111を押下する。
切替管理部121は、ザッピングモード切替部111の押下を検出する(S701)。これにより切替管理部121はザッピングモードとなる。これにより、切替管理部121は外部番組識別情報取得部125にテレビ300が表示している番組を識別する外部番組識別情報の取得を指示する。
外部番組識別情報の取得を指示された外部番組識別情報取得部125は、記録部140が記録する外部番組指定指示送信履歴から、外部番組識別情報の作成が可能か判定する(S702)。外部番組識別情報の作成が可能であれば(S702においてYES)、外部番組識別情報取得部125は外部番組識別情報を生成する(S703)。
外部番組指定指示送信履歴から、外部番組指定指示取得部124が最後に送信した外部番組指定指示に基づく番組を特定できなかったり、記録部140が外部番組指定指示送信履歴を記録していなかったりする場合等、外部番組識別情報の作成が不可能であれば(S702においてNO)、外部番組識別情報取得部125は、テレビ300から、外部機器状態認識部103を介して、外部番組識別情報を取得する(S704)。テレビ300から当該番組を識別する情報を取得する構成としては、本実施の形態のように外部機器状態認識部103を介する構成に限定されるものではない。例えば、ユーザに、テレビ300が表示しているチャンネル番号等の、外部番組識別情報を生成可能とする情報の入力を促すことで、外部番組識別情報取得部125は外部番組識別情報を取得してもよい。
ステップS703又はステップS704によって、外部番組識別情報取得部125が外部番組識別情報を取得すると、外部番組識別情報取得部125は外部番組識別情報に基づいて内部番組指定指示を生成して、内部番組指定指示取得部122に送信する(S705)。次に、内部番組指定指示取得部122は、当該内部番組指定指示に基づいて特定される番組をディスプレイ132に表示させる(S706)。
以上のステップにより番組表示部130はテレビ300が表示していた番組を表示する。この次に、切替管理部121がザッピングモード切替部111の押下を検出しなければ(S707においてNO)、ザッピングモードは継続する。また、この時点で、切替管理部121がザッピングモード切替部111の押下を検出すれば(S707においてYES)、ザッピングモードは終了となる(S709)。
次に、切替管理部121が、ユーザによるチャンネル入力部113又は決定指示入力部114の押下を一定時間検出しなければ(S708においてNO)、ザッピングモードは自動的に終了する(S709)。この場合、テレビ300はザッピングによって選択された番組をそのまま表示し続ける。なお、この場合、ディスプレイ132が表示している番組をテレビ300に表示させるように内部番組反映指示を生成するように構成してもよく、ザッピングによって選択された番組をテレビ300に表示させ続けるか、ディスプレイ132が表示している番組をテレビ300に表示させるかをユーザに選択させてもよい。また、後述のステップS713の処理に移ってもよい。
また、上記一定時間は、予め設定しておいてもよく、ユーザによって変更可能としてもよい。本実施の形態では、切替管理部121が記録部140からザッピングモード条件を取得することで当該一定時間を認識してステップS708を行なう。
切替管理部121が、一定時間内にユーザによるチャンネル入力部113又は決定指示入力部114の押下を検出し(S708においてYES)、当該押下がチャンネル入力部113の押下であれば(S710においてYES)、切替管理部121は、そのチャンネル入力部113の押下の検出により、外部番組指定指示を外部番組指定指示取得部124に送信する(S711)。これによりザッピングモードが継続することとなる。
切替管理部121が、一定時間内にユーザによるチャンネル入力部113又は決定指示入力部114の押下を検出し(S708においてYES)、当該押下がチャンネル入力部113の押下ではないとき(S710においてNO)、当該押下は決定指示入力部114の押下であるので、切替管理部121は、ザッピングモードを終了して(S712)、次のステップS713の処理に移る。
ステップS713では、制御部120の各部が決定指示入力部114の押下によるザッピングモード終了に伴う処理を行なう。具体的には後述の外部機器管理プログラムやユーザの指示に従った処理を行なう。詳しくは詳述する。
ステップS713が終了すると、携帯電話機1は、ザッピングモード及びこれに伴う一連の処理を終了する。
次に上記ステップS713について図8を用いてより詳しく説明する。図8は携帯電話機1が行なう図7に示したステップS713の処理を詳細に示すフローチャートである。
まず、切替管理部121が、記録部140から外部機器管理プログラムの取得できるか判定する(S801)。切替管理部121が外部機器管理プログラムの取得できれば取得してステップS803に移る。
切替管理部121が外部機器管理プログラムを取得できなければ(S801においてNO)、切替管理部121は入力部110を介して、ユーザから、ザッピングにより選択された番組に関する選択結果処理指示を受け付ける(S802)。選択結果処理指示としては、例えば、当該番組をテレビ300に表示させるという指示や、ビデオレコーダ400に記録させるという指示が挙げられる。選択結果処理指示を受け付けた後は、ステップS803に移る。
ステップS803では、制御部120が、上記外部機器管理プログラム又は上記選択結果処理指示に基づいた処理を行なう。
例えば、制御部120が外部機器管理プログラムを実行する場合であって、当該外部機器管理プログラムに、ザッピングの結果選択された番組をビデオレコーダ400に記録させ、ザッピングを行なう前にテレビ300が表示していた番組を再度テレビ300に表示させる指示が記述されている場合について説明する。
この場合、まず、切替管理部121は、ザッピングモード中に最後に外部番組指定指示取得部124が送信した外部番組指定指示を、再度、外部番組指定指示取得部124に送信した上で、当該外部番組指定指をビデオレコーダ400に送信するよう指示する。これにより、ビデオレコーダ400が、ザッピングの結果選択された番組の記録を開始する。次に、切替管理部121は、ザッピングモードの間ディスプレイ132が表示していた番組に基づく外部番組指定指示を、外部番組指定指示取得部124に送信した上で、当該外部番組指定指をテレビ300に送信するよう指示する。これにより、テレビ300はザッピングを行なう直前まで表示していた番組を表示する。ザッピングモードの間ディスプレイ132が表示していた番組は、内部番組表示履歴から最後に送信した内部番組指定指示を取得したり、外部番組指定指示送信履歴からザッピングを行なう直前に送信した外部番組指定指示を取得したりして特定できる。いずれによるかは限定されるものではない。
また、ステップS802において切替管理部121が選択結果処理指示を受け付けた場合、ステップS803では、切替管理部121が当該選択結果処理指示に基づいた処理を行なう。例えば、選択結果処理指示がザッピングの結果選択された番組をビデオレコーダ400に記録させる指示である場合、切替管理部121は、ザッピングモード中に最後に外部番組指定指示送信部101が送信した外部番組指定指示を、再度、外部番組指定指示取得部124に送信した上で、当該外部番組指定指をビデオレコーダ400に送信するよう指示する。これにより、ビデオレコーダ400が、ザッピングの結果選択された番組の記録を開始する。
次に、外部機器状態管理部128が、テレビ300及びビデオレコーダ400がそれぞれ対応する外部番組指定指示に従った番組の表示及び記録を開始したか認識する(S804)。具体的には、外部機器状態管理部128が、ステップS803で外部番組指定指示送信部101が外部番組指定指示を送信した対象の外部機器の状態を認識するように外部機器状態認識部103に指示する。これにより、外部機器状態認識部103は、外部番組指定指示を送信した対象の外部機器が再生や記録などの処理をしている番組に対応する外部番組識別情報を取得する。そして、外部機器状態管理部128は、外部機器状態認識部103を介して取得した外部番組識別情報により特定される番組と、ステップS803において外部番組指定指示送信部101が送信した外部番組指定指示により特定される番組とが一致するか判定する。外部番組指定指示を送信した対象の全ての外部機器が処理する番組と、ステップS803において外部番組指定指示送信部101が送信した外部番組指定指示により特定される番組とが一致すれば正常と判定して、一致しない外部機器があれば、当該外部機器について異常と判定する。
例えば、上述のステップS803の説明で例示した外部機器管理プログラムの場合、外部機器状態認識部103は、テレビ300が表示している番組を識別する外部番組識別情報及びビデオレコーダ400が記録している番組を識別する外部番組識別情報を取得して、外部機器状態管理部128に送信する。外部機器状態管理部128は、記録部140から外部番組指定指示送信履歴を取得して、これと外部機器状態認識部103から受信した外部番組識別情報とを照合して、外部番組指定指示送信履歴により特定される番組と、外部番組識別情報により特定される番組とが一致するか判定する。
また、ステップS803で例示した選択結果処理指示の場合、外部機器状態認識部103は、ビデオレコーダ400が記録している番組を識別する外部番組識別情報を取得して、外部機器状態管理部128に送信する。外部機器状態管理部128は、記録部140から外部番組指定指示送信履歴を取得して、これと外部機器状態認識部103から受信した外部番組識別情報とを照合して、外部番組指定指示送信履歴により特定される番組と、外部番組識別情報により特定される番組とが一致するか判定する。
ステップS804においてYESのとき、外部機器状態管理部128は正常に指示が実行されたことをディスプレイ132に表示させて(S805)、ステップS806の処理に移る。
ステップS804においてNOのとき、外部機器状態管理部128は、異常と判定された外部機器に送信した外部番組指定指示の送信対象となる代替機器の検索を行なうよう外部機器状態認識部103に指示する(S807)。例えば、ステップS803において、外部番組指定指示に「記録」や「表示」を示す機能情報を関連付けておき、ホームネットワーク1000内に番組を「記録」又は「表示」が可能な機器が他にないか検索すること等により行なってもよい。
ステップS807において、外部機器状態管理部128が代替機を発見した場合、外部機器状態管理部128は、異常と判定されたことを示す表示、代替機を発見したことを示す表示、及び、外部機器管理プログラムや選択結果処理指示に基づく指示を代替機に対して行なうか否かの選択を促す表示をディスプレイ132に表示させる(S808)。
次に、切替管理部121が、外部機器管理プログラムや選択結果処理指示に基づく指示を代替機に対して行なうという代替指示を受け付けた場合(S809においてYES)、ステップS804の処理に戻る。当該代替指示を受け付けなかった場合(S809においてNO)、ステップS806の処理に移る。
ステップS807において、外部機器状態管理部128が代替機を発見しなかった場合、外部機器状態管理部128は、異常と判定されたことを示す表示、及び代替機が無いことを示す表示をディスプレイ132に表示させる(S810)。そして、ステップS806の処理に移る。
ステップS806では、切替管理部121が、ステップS803で行なった処理が外部機器管理プログラムに基づいた処理であったか、選択結果処理指示に基づく処理であったかを判定する。切替管理部121が、ステップS803で行なった処理が外部機器管理プログラムに基づく処理であると判定した場合、制御部120はステップS713の処理を終了する。
ステップS806において、切替管理部121が、ステップS803で行なった処理が選択結果処理指示に基づく処理であると判定した場合、ステップS811の処理に移る。
ステップS811では、切替管理部121が、ザッピングモード直前にテレビ300が表示していた番組の扱いに関する直前番組処理指示をユーザに入力するよう促す画面をディスプレイ132に表示させる。直前番組処理指示としては、例えば、当該番組をテレビ300に表示させるという指示や、ビデオレコーダ400に記録させるという指示が挙げられる。
切替管理部121は、入力部110を介して直前番組処理指示を受け付けると(S811においてYES)、当該直前番組処理指示に基づいた処理を行なう(S812)。例えば、直前番組処理指示が、ザッピングモード直前にテレビ300が表示していた番組をテレビ300に表示させるという指示である場合、切替管理部121は、当該番組をテレビ300に表示させる外部番組指定指示を、外部番組指定指示取得部124を介して外部番組指定指示送信部101に送信させる。
次に、外部機器状態管理部128が、外部機器状態認識部103を介して、外部機器が当該直前番組処理指示に基づいた処理を行なっているか判定する(S813)。具体的にはステップS804と同様の処理を行なう。例えば、直前番組処理指示が、上述のステップS812の説明で例示した直前番組処理指示である場合、外部機器状態管理部128が、外部機器状態認識部103を介して、テレビ300から、テレビ300が表示している番組の外部番組識別情報を取得する。一方で、外部機器状態管理部128は、記録部140から外部番組指定指示送信履歴を取得する。そして、当該外部番組指定指示送信履歴から特定される最後に送信した外部番組指定指示から特定される番組と、当該外部番組識別情報から特定される番組とが一致するか判定する。
ステップS813において、外部機器状態管理部128が、外部機器が当該直前番組処理指示に基づいた処理を行なっていると判定すれば、ステップS814の処理に移る。
ステップS813において、外部機器状態管理部128が、外部機器が当該直前番組処理指示に基づいた処理を行なっていないと判定すれば、ステップS815の処理に移る。
ステップS814では、外部機器状態管理部128は、処理が正常に終了したことを示す表示をディスプレイ132に表示させる。そして、制御部120はステップS713の処理を終了する。
ステップS815では、外部機器状態管理部128は、上記ステップS807と同様に、代替機器の検索を行なうよう外部機器状態認識部103に指示する。
ステップS815において、外部機器状態管理部128が代替機を発見した場合、外部機器状態管理部128は、直前番組処理指示に基づく処理に異常があったことを示す表示、及び代替機を発見したことを示す表示、及び、直前番組処理指示に基づく指示を代替機に対して行なうか否かの選択を促す表示をディスプレイ132に表示させる(S817)。
次に、切替管理部121が、直前番組処理指示に基づく指示を代替機に対して行なうという代替指示を受け付けた場合(S818においてYES)、ステップS813の処理に戻る。当該代替指示を受け付けなかった場合(S818においてNO)、上記ステップS812の処理に移る。
ステップS815において、外部機器状態管理部128が代替機を発見しなかった場合、外部機器状態管理部128は、異常と判定されたことを示す表示、及び代替機が無いことを示す表示をディスプレイ132に表示させる(S816)。そして、制御部120はステップS713の処理を終了する。
このように携帯電話機1を、ホームネットワークによりテレビ300やビデオレコーダ400等の外部機器と接続することで、ザッピングや、ザッピングによる番組の選択結果に基づく各外部機器の処理を双方向で行なうことができる。これにより、外部機器の機能をより有効に活用することができる。
なお、本実施の形態に係る携帯電話機1は、ディスプレイ132が番組を表示するとき、当該番組が有する音声情報を出力することも可能である。上記音声情報を出力する構成としては特に限定されるものではないが、従来公知のスピーカを用いればよい。また、切替管理部121がザッピングモードであるときに、上記音声情報を出力するか否かは、入力部110を介してユーザに設定させてもよく、記録部140が記録する上記ザッピングモード条件に、条件に応じて音声情報出力の有無を関連付けておいてもよい。また、このときテレビ300が番組の表示に伴う音声情報を出力するか否かは、ユーザが予め設定しておけばよい。テレビ300による音声情報出力の有無を指定する指示も、入力部110が受け付け可能なように構成しておいてもよい。
また、本実施の形態に係る携帯電話機1は、切替管理部121がザッピングモードであるとき以外でも、テレビ300やビデオレコーダ400等のリモコンとして用いることが可能である。
〔ディスプレイ132が表示する画面例〕
次に、これまで説明した動作を行なっている間、ディスプレイ132が表示する画面とテレビ300が表示する画面について図9を用いて説明する。図9は、携帯電話機1によりザッピングを行なうときの携帯電話機1及びテレビ300の関係を説明するための図である。
次に、これまで説明した動作を行なっている間、ディスプレイ132が表示する画面とテレビ300が表示する画面について図9を用いて説明する。図9は、携帯電話機1によりザッピングを行なうときの携帯電話機1及びテレビ300の関係を説明するための図である。
図9に示すようにディスプレイ132が表示する画面は、領域A1及びA2により構成される。領域A1には、ザッピングを行なう直前にテレビ300が表示していた番組が表示される。また、領域A2には、携帯電話機1が備えるチャンネル入力部113等と、当該携帯電話機1をリモコンとして機能させるとき操作との対応関係を示す画像が表示される。ユーザは手元のディスプレイ132が表示する領域A1において、ザッピングを行なう直前にテレビ300が表示していた番組を確認しながら、領域A2に表示される画像に従って、テレビ300が表示する画面を切り替えることができる。
これにより、図9が示すように、テレビ300は、ザッピングを行なう直前に表示していた番組とは別の番組を表示できる。
〔ザッピングの他のパターン〕
ここでは、切替管理部121がチャンネル入力部113の長押しを検出することでザッピングモードに切り替わる場合について説明する。つまり、チャンネル入力部113の長押しを検出することで切替管理部121はザッピングモードに移行し、切替管理部121は、その後一定時間内にチャンネル入力部113又は決定指示入力部114の押下を検出することでザッピングモードを継続させる。
ここでは、切替管理部121がチャンネル入力部113の長押しを検出することでザッピングモードに切り替わる場合について説明する。つまり、チャンネル入力部113の長押しを検出することで切替管理部121はザッピングモードに移行し、切替管理部121は、その後一定時間内にチャンネル入力部113又は決定指示入力部114の押下を検出することでザッピングモードを継続させる。
本実施の形態に係る携帯電話機1を用いてザッピングする場合の、携帯電話機1の行なう処理について図10を用いて説明する。図10は本実施の形態に係る携帯電話機1が行なう別のパターンの処理を示すフローチャートである。
最初に切替管理部121が、最初にチャンネル入力部113の長押しを認識すると、ザッピングモードに切り替わる(S1001)。この後のステップS702〜ステップS706の処理は実施の形態1と同様である。そして本実施の形態ではステップS706の後、ステップS1007の処理に移る。
ステップS1007において、切替管理部121がチャンネル入力部113の長押し解除を検出した後、切替管理部121が一定時間チャンネル入力部113の押下又は決定指示入力部114の押下を検出しなければ、ザッピングモードは終了する。
以上に説明した以外のステップは、図7及び8を用いて示した携帯電話機1の動作と同様である。
なお、チャンネル入力部113を長押しすることでザッピングモードに切り替わる形態としては、ここで説明したパターンに限定されるものではない。例えば、次のようなパターンでもよい。つまり、チャンネル入力部113を長押ししたときに、テレビ300が表示していた番組をディスプレイ132が表示して、長押しされたチャンネル入力部113に対応する番組をテレビ300が表示する。チャンネル入力部113の長押しが解除されると、テレビ300は、チャンネル入力部113が長押しされる前の番組を再度表示して、ディスプレイ132が、長押しされたチャンネル入力部113に対応する番組を表示する。これを繰り返すことで、ザッピングを行なってもよい。
また、ザッピングモード切替部111を介した指示によらず、切替管理部121がザッピングモードに移行する形態としては、チャンネル入力部113の長押しに限定されるものではない。チャンネル入力部113の押下により、切替管理部121がザッピングモードに移行するように予め設定しておいてもよい。つまり、切替管理部121が、チャンネル入力部113の押下を検出すると、ザッピングモードに移行し、外部番組識別情報の生成を指示して、ディスプレイ132にテレビ300が表示していた番組を表示させるとともに、押下されたチャンネル入力部113に基づく番組をテレビ300に表示させる。この後は、テレビ300が表示していた番組をディスプレイ132が表示した状態で、チャンネル入力部113の押下によってテレビ300に表示させる番組を切り替えることでザッピングを行なう。視聴したいシーンを発見したときは、一定時間操作を行なわないことでザッピングモードを終了してもよく、ユーザが、ザッピングモード終了指示を入力できるように割り当てられたボタンを押下することでザッピングモードを終了するように構成してもよい。当該ボタンとしては、例えば、決定指示入力部114を用いてもよい。
なお、ここで説明したパターンに特化した番組選択装置を製造する場合は、ザッピングモード切替部111を設けなくてもよい。
〔ザッピングの他のパターン2〕
以上の説明では、携帯電話機1を用いてテレビ300が表示する番組を、次々と切り替えることでザッピングを行なう場合について説明したが、ここでは、ディスプレイ132が表示する番組を次々と切り替えることでザッピングを行なう場合について説明する。
以上の説明では、携帯電話機1を用いてテレビ300が表示する番組を、次々と切り替えることでザッピングを行なう場合について説明したが、ここでは、ディスプレイ132が表示する番組を次々と切り替えることでザッピングを行なう場合について説明する。
この場合、ユーザは、まず、ザッピングモード切替部111を押下する。これにより切替管理部121がザッピングモードに移行する。そして、ユーザは表示設定切替部112に対して内部番組切替モードに切り替えるよう入力する。これにより、切替管理部121が内部番組切替モードに切り替わる。よって、ユーザはチャンネル入力部113に対して所望のチャンネルを入力することで、ディスプレイ132が当該チャンネルにより特定される番組を表示する。
具体的には、切替管理部121は内部番組切替モードであるので、チャンネル入力部113の押下により検出する番組指定指示を内部番組指定指示として内部番組指定指示取得部122に送信する。これにより、ユーザはテレビ300が表示していた番組を引き続きテレビ300で確認しながら、手元の携帯電話機1でザッピングを行なうことができる。
ユーザがテレビ300に表示させたい番組やビデオレコーダ400に記録させたい番組を発見した場合、ユーザは、表示設定切替部112に対して外部番組切替モードに切り替えるよう入力する。上述のように、切替管理部121は、ザッピングモードであり、かつ内部番組切替モードから外部番組切り替えモードに切り替わったとき、内部番組反映指示を生成するよう内部番組反映指示生成部123に指示する。これにより、内部番組反映指示生成部123が内部番組反映指示を生成する。次に、外部番組指定指示取得部124が、当該内部番組反映指示により特定される番組に基づく外部番組指定指示を生成して、外部番組指定指示送信部が当該外部番組指定指示を送信する。これによりテレビ300は当該番組を表示する。
なお、本パターン2において、携帯電話機1では、切替管理部121をザッピングモードに切り替えなくても、同様の操作を行なうことは可能である。この場合、テレビ300に表示させたい番組を発見した後、ユーザは、切替管理部121を外部番組切替モードに切り替えた上で、再度チャンネルを指定すればよい。ただし、ザッピングモードにしておく方が、外部番組切替モードに切り替えたときに、自動的に内部番組反映指示生成部123が内部番組反映指示を生成するので、操作が簡便となる。
〔ザッピングの他のパターン3〕
ディスプレイ132が表示する番組を、次々と切り替えることでザッピングを行なう場合、ディスプレイ132が複数の番組を示す情報を図11に示すように一覧表示(サムネイル表示)してもよい。図11はディスプレイ132が複数の番組をサムネイル表示したときの画面の例を示す図であり、(a)は番組のコマを静止画像としてサムネイル表示したときの画面の一例を示し、(b)は番組を識別する情報のみをサムネイル表示したときの画面の一例について示す。なお、本明細書では、サムネイル表示する静止画像を「サムネイル画像」と表記する。
ディスプレイ132が表示する番組を、次々と切り替えることでザッピングを行なう場合、ディスプレイ132が複数の番組を示す情報を図11に示すように一覧表示(サムネイル表示)してもよい。図11はディスプレイ132が複数の番組をサムネイル表示したときの画面の例を示す図であり、(a)は番組のコマを静止画像としてサムネイル表示したときの画面の一例を示し、(b)は番組を識別する情報のみをサムネイル表示したときの画面の一例について示す。なお、本明細書では、サムネイル表示する静止画像を「サムネイル画像」と表記する。
図11(a)に示すように、携帯電話機1は、複数の番組のコマを抽出してサムネイル画像としてサムネイル表示することができる。このサムネイル画像は、サムネイル表示管理部126が生成又は取得する。
例えば、サムネイル表示管理部126は、チューナ131を介して番組を取得する。そして当該番組のコマを抽出して、これをサムネイル画像とする。サムネイル表示管理部126が生成したサムネイル画像は、一旦記録部140に送信する。この作業を、チューナ131が取得可能な番組に対して全て行ってもよいし、ユーザに設定させて、当該設定に基づいたチャンネルのみに行ってもよい。
また、サムネイル表示管理部126は、非対応番組識別情報管理部127を介してサムネイル画像を取得することもできる。非対応番組識別情報管理部127は非対応番組表示機器接続部102を介して非対応番組のサムネイル画像を取得する。なお、本実施の形態では、ビデオレコーダ400は、受信した衛星放送の番組から、当該番組のコマを抽出して非対応番組表示機器接続部102に送信可能な場合について説明する。そして、非対応番組表示機器接続部102は当該コマをサムネイル画像として取得する。同様にして、ホームネットワーク1000内に、CS放送、ケーブルテレビ、ワンセグ放送のチューナを有する外部機器が存在すれば、これらの放送に対応するサムネイル画像を取得することも可能である。よって、図11(a)には、これらの放送に対応するサムネイル画像を取得した場合についても示している。
ディスプレイ132が表示するサムネイル画像は、放送の種類に応じて、個々のサムネイル画像の背景の色を変更したり、併せてチャンネル番号の文字情報を表示する場合は当該文字情報のフォントを変更したりしてもよい。
また、ディスプレイ132は、個々の番組について、サムネイル画像を一枚ずつ表示するのではなく、個々の番組について、サムネイル画像を複数生成及び/又は取得し、この複数のサムネイル画像を連続して再生してもよい。
また、外部機器状態認識部103を介して、それぞれの番組をどのように処理しているかを認識した上で、その情報を表示してもよい。例えば、図11(a)の下部に示す3個のサムネイル画像には「REC:PC」、「REC:携帯」、「REC:HDD」と表示されている。これは、ホームネットワーク1000内にパーソナルコンピュータ、携帯電話機1とは別の携帯端末、ビデオレコーダ400とは別のハードディスクレコーダが存在しており、これらが各番組を録画していることを示している。
また、図11(b)に示すように、携帯電話機1は、チャンネル番号を示す文字情報のみをサムネイル表示することも可能である。この場合、サムネイル表示管理部126は、チューナ131を介して、取得可能な番組のチャンネル番号を認識する。さらに、非対応番組識別情報管理部127、非対応番組表示機器接続部102を介して、非対応番組に係るチャンネル番号を認識する。そして、サムネイル表示管理部126は、認識したチャンネル番号をディスプレイ132にサムネイル表示させる。このとき、ディスプレイ132は、各チャンネル番号を図11(b)に示すようにアイコン状に表示した上で、放送の種類や、当該番組を取得可能な機器の種類に応じてアイコンの背景の色を変化させてもよい。
携帯電話機1は、このように、チャンネル番号のみをサムネイル表示させた後で、ユーザにチャンネル入力部113を介してチャンネル番号を指定させて、当該チャンネル番号に対応する番組をチューナ131が取得可能であれば、当該番組を受信してディスプレイ132で表示させてもよい。また、このようにサムネイル表示することも本願発明にいう「番組表示部が番組を表示」の範疇に入るものである。つまり、ユーザは、携帯電話機1を用いて、サムネイル表示によってホームネットワーク1000内全体で視聴等が可能な番組を網羅的に把握した上で、いくつかの番組をピックアップして携帯電話機1で詳細に確認して、その後、テレビ300に表示させたりビデオレコーダ400に記録させたりすることができる。このように、ホームネットワーク1000を介して、携帯電話機1のみならず外部機器が取得可能な番組をサムネイル表示ことで、外部機器及び携帯電話機1の機能をより有効に活用することができる。
なお、ディスプレイ132にサムネイル画像等をサムネイル表示させるか否か、また、サムネイル表示する情報をサムネイル画像とするか、文字情報とするか、複数のサムネイル画像を連続再生するかについては、ユーザは表示設定切替部112を介して設定できる。
以上に説明した携帯電話機1は、ホームネットワーク1000を構成する装置として用いることで、他の外部機器の機能と携帯電話機1との間で番組に関する情報を双方向に送受信することができ、他の外部機器の機能をより有効に活用することを可能とするものであったが、このようなホームネットワーク1000を構築する形態に限定されるものではない。携帯電話機1は、ホームネットワーク1000を構築しなくても、テレビ300等の外部機器が処理する番組を選択する装置として好適に用いることができる。つまり、ネットワークとの接続手段を有していない外部機器を対象としても、携帯電話機1を用いれば、ユーザはディスプレイ132で、当該外部機器が処理していた番組を確認しながら、当該外部機器に別の番組を処理するよう指示したり、当該外部機器が処理していた番組をそのまま処理させながら、ディスプレイ132でザッピングして、視聴したいシーンを別の番組内に発見すれば、その番組を外部機器に処理するよう指示したりすることも可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、携帯電話機1の各ブロック、特に制御部120内の切替管理部121、内部番組指定指示取得部122、内部番組反映指示生成部123、外部番組指定指示取得部124、外部番組識別情報取得部125、非対応番組識別情報管理部127は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、携帯電話機1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記録装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯電話機1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記携帯電話機1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、携帯電話機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明に係る番組選択装置は、視聴したいシーンを見逃すことなく、テレビに表示させる番組やビデオレコーダに記録させる番組を指示できるので、テレビに表示する番組やビデオレコーダに記録させる番組をザッピングする装置として利用できる。これは、テレビやビデオレコーダから離れた場所などでも簡易に扱える装置に適用すると、より便利であるので、例えば、携帯電話機等の携帯端末として好適に適用することができる。
1 携帯電話機(番組選択装置)
101 外部番組指定指示送信部
110 入力部
111 ザッピングモード切替部
112 表示設定切替部
113 チャンネル入力部
114 決定指示入力部
120 制御部
121 切替管理部(切替管理手段)
122 内部番組指定指示取得部(内部番組指定指示受付手段)
123 内部番組反映指示生成部
124 外部番組指定指示取得部(外部番組指定指示受付手段)
125 外部番組識別情報取得部(外部番組識別情報取得手段)
126 サムネイル表示管理部
127 非対応番組識別情報管理部(非対応番組識別情報取得手段)
128 外部機器状態管理部
130 番組表示部
131 チューナ
132 ディスプレイ
140 記録部(送信履歴記録部)
200 テレビ局(番組提供装置)
300 テレビ(番組処理装置)
400 ビデオレコーダ(番組処理装置)
101 外部番組指定指示送信部
110 入力部
111 ザッピングモード切替部
112 表示設定切替部
113 チャンネル入力部
114 決定指示入力部
120 制御部
121 切替管理部(切替管理手段)
122 内部番組指定指示取得部(内部番組指定指示受付手段)
123 内部番組反映指示生成部
124 外部番組指定指示取得部(外部番組指定指示受付手段)
125 外部番組識別情報取得部(外部番組識別情報取得手段)
126 サムネイル表示管理部
127 非対応番組識別情報管理部(非対応番組識別情報取得手段)
128 外部機器状態管理部
130 番組表示部
131 チューナ
132 ディスプレイ
140 記録部(送信履歴記録部)
200 テレビ局(番組提供装置)
300 テレビ(番組処理装置)
400 ビデオレコーダ(番組処理装置)
Claims (13)
- 番組提供装置から番組を取得して表示する番組表示部と、
上記番組表示部が番組を表示している間に、別体に設けられた番組処理装置が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示受付手段と、
上記外部番組指定指示受付手段が受け付けた上記外部番組指定指示を、上記番組処理装置に送信する外部番組指定指示送信部とを備えることを特徴とする番組選択装置。 - 上記番組処理装置で処理している番組を識別する情報である外部番組識別情報を取得する外部番組識別情報取得手段をさらに備え、
上記番組表示部が、上記外部番組識別情報に対応する番組を上記番組提供装置から取得して表示するものであることを特徴とする請求項1に記載の番組選択装置。 - 上記外部番組指定指示送信部が送信した上記外部番組指定指示の履歴を記録する送信履歴記録部をさらに備え、
上記外部番組識別情報取得手段は、上記送信履歴記録部から上記履歴を取得して、当該履歴に基づいて上記外部番組識別情報を生成するものであることを特徴とする請求項2に記載の番組選択装置。 - 上記番組表示部が表示する番組を指定する指示である内部番組指定指示を受け付ける内部番組指定指示受付手段を備え、
上記外部番組指定指示受付手段は、
上記内部番組指定指示に基づいて上記番組表示部が表示している番組を、上記番組処理装置に処理させる番組として指定する上記外部番組指定指示を生成するものであり、
上記外部番組指定指示送信部は、上記外部番組指定指示受付手段が生成した上記外部番組指定指示を上記番組処理装置に送信するものであることを特徴とする請求項1に記載の番組選択装置。 - ユーザが上記内部番組指定指示及び上記外部番組指定指示のうちいずれか一方の番組指定指示を入力するための入力部と、
上記入力部に入力された番組指定指示を、上記内部番組指定指示として上記内部番組指定指示受付手段に送信するか、上記外部番組指定指示として上記外部番組指定指示受付手段に送信するか、を切り替える切替管理手段と、を備え
上記切替管理手段が、上記番組指定指示を、上記内部番組指定指示として上記内部番組指定指示受付手段に送信する状態から、上記外部番組指定指示として上記外部番組指定指示受付手段に送信する状態に切り替えたとき、
上記外部番組指定指示受付手段は、上記内部番組指定指示に基づいて上記番組表示部が表示している番組を、上記番組処理装置に処理させる番組として指定する上記外部番組指定指示を生成するものであることを特徴とする請求項4に記載の番組選択装置。 - 上記内部番組指定指示受付手段が、上記内部番組指定指示を受け付けた後、予め設定された設定時間より長い時間、次の上記内部番組指定指示を受け付けなかったとき、
上記外部番組指定指示受付手段は、上記内部番組指定指示受付手段が受け付けた上記内部番組指定指示に基づいて上記番組表示部が表示している番組を、上記番組処理装置に処理させる番組として指定する上記外部番組指定指示を生成するものであることを特徴とする請求項4に記載の番組選択装置。 - 上記番組表示部は、
上記番組提供装置から取得した動画である複数の番組から、それぞれの番組を構成するコマを抽出して、各番組の当該コマを一覧表示するものであることを特徴とする請求項1に記載の番組選択装置。 - 上記番組表示部は、
上記複数の番組のそれぞれから、複数のコマを抽出して、複数の当該コマを連続して再生するものであることを特徴とする請求項7に記載の番組選択装置。 - 上記番組処理装置が、映像再生装置及び映像記録装置の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の番組選択装置。
- 上記番組表示部が取得できない番組である非対応番組を識別する情報である非対応番組識別情報を取得する非対応番組識別情報取得手段を備え、
上記番組表示部は、上記非対応番組識別情報を表示するものであり、
上記外部番組指定指示受付手段は、上記非対応番組識別情報により特定される番組を指定する指示を上記外部番組指定指示として受け付け可能なものであることを特徴とする請求項1に記載の番組選択装置。 - 番組を選択する番組選択装置の制御方法であって、
上記番組選択装置に設けられた番組表示部に番組を表示している間に、上記番組選択装置とは別体に設けられた番組処理装置が処理する番組を指定する指示である外部番組指定指示を受け付ける外部番組指定指示受付工程と、
上記外部番組指定指示受付工程で受け付けた外部番組指定指示を、上記番組処理装置に送信する番組指定指示送信工程とを含むことを特徴とする番組選択装置の制御方法。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の番組選択装置の各手段としてコンピュータを動作させるプログラム。
- 請求項12に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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