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JP2009041419A - 排気絞り弁 - Google Patents

排気絞り弁 Download PDF

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JP2009041419A
JP2009041419A JP2007206152A JP2007206152A JP2009041419A JP 2009041419 A JP2009041419 A JP 2009041419A JP 2007206152 A JP2007206152 A JP 2007206152A JP 2007206152 A JP2007206152 A JP 2007206152A JP 2009041419 A JP2009041419 A JP 2009041419A
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Mitsuru Takeuchi
満 竹内
Naoto Sarai
直人 皿井
Koji Sakurai
浩二 櫻井
Naoaki Matsubara
直明 松原
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/04Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning exhaust conduits
    • F02D9/06Exhaust brakes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
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Abstract

【課題】排気ガス流れを制限するために弁体が全閉状態となるときに弁体の片端がボアに押し付けられる力を低減すること。
【解決手段】排気圧力制御弁3は、ボア21と一対の軸受部32,33を含むケーシング23と、ボア21を貫通し、両軸受部32,33にて回転可能に支持される弁軸27とを備える。弁軸27の第1端部27aは、ケーシング23から外部へ突出する。ボア21にて弁軸27にはスロットルバルブ24が固定される。スロットルバルブ24を開閉するために第1端部27aにアクチュエータ36が連結される。第2軸受部33は、バイパスバルブ25より下流のバイパス通路22の中に配置され、その開口部33aには連通孔40aを有するキャップ40が装着される。第2軸受部33の中は、連通孔40a及びバイパス通路22等を通じて大気に導通し、その端面27cには大気圧が作用可能となっている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、エンジンの排気系に設けられて排気ガスの流れを制限する排気絞り弁に関する。
従来、この種の技術して、例えば、下記の特許文献1に記載される技術が挙げられる。特許文献1には、ディーゼルエンジンの排気系にて、連続再生DPFの下流に設けられた排気絞り弁が記載される。図6に示すように、この排気絞り弁61は、ケーシング62のボア63の中に配置されたバタフライ式の弁体64として構成される。ケーシング62の両脇には、弁軸65の両端部に対応して第1及び第2の軸受部66,67がそれぞれ形成される。これら軸受部66,67に対し、弁軸65の両端部65a,65bがベアリング68を介して支持される。この弁軸65の一端部(第1端部)65aは、ケーシング62から外部へ突出して設けられ、レバー69を介してアクチュエータ(図示略)に接続される。弁軸65の他端部(第2端部)65bは、第2軸受部67にて、ベアリング68を介して支持される。この軸受部67の一端開口部67aは蓋板70により塞がれる。
特開2005−299457号公報
ところが、特許文献1に記載の排気絞り弁61では、弁軸65の第2端部65bを支持する第2軸受部67の開口部が蓋板70で塞がれているので、その軸受部67の内側は袋状に閉塞している。このため、弁体64が全閉状態となるときには、弁体64より上流のボア63の中が高圧となり、その圧力が弁軸65の第2端部65bに対応する第2軸受部67の中に、弁軸65とベアリング68との隙間を通じて作用することとなる。このとき、弁軸65の第1端部65aは、ケーシング62の外部に配置されるので、大気圧が作用する。このため、弁軸65の両端部65a,65bの端面に作用する圧力に差ができ、その圧力差から弁軸65が第1端部65aの方向へ押圧される。この結果、弁体64も第1端部65aの方向へ押圧され、その弁体64の片端がボア63の内壁に押し付けられる。この押し付け状態で、弁体64が回動すると、弁体64との摩擦によりボア63に溝傷が生じるおそれがあった。そして、この溝傷により弁体64が作動不良を起こす懸念があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、排気ガスの流れを制限するために弁体が全閉状態となったときに弁体の片端がボアに押し付けられる力を低減することを可能にした排気絞り弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エンジンの排気系に設けられて排気ガスの流れを制限する排気絞り弁であって、ボアと一対の軸受部を含むケーシングと、ボアを貫通し、両軸受部にて回転可能に支持される弁軸と、弁軸の一端部がケーシングから外部へ突出して設けられることと、ボアにて弁軸に設けられるバタフライ式の弁体と、弁体を開閉駆動するために弁軸の一端部に連結されたアクチュエータと、弁軸の他端部を支持する軸受部の中が大気に導通して設けられ、他端部の端面に大気圧が作用可能に設けられることとを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、エンジンの運転時に弁体が全閉状態になることにより、弁体より上流のボアの中は排気ガスにより高圧となる。この圧力は、弁軸の他端部に対応する軸受部の中にも作用する。しかし、この軸受部の中が大気に導通して設けられるので、軸受部の中が高圧となることはなく、弁軸の他端部の端面には大気圧が作用することとなる。このとき、弁軸の一端部は、ケーシングの外部に配置されて大気圧が作用する。従って、弁軸の両端部の端面には、同様に大気圧が作用することとなる。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、弁体を迂回してケーシングに設けられ、弁体より上流のボアと弁体より下流のボアとの間を連通させるバイパス通路と、バイパス通路を開閉するバイパス弁体とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、弁体より上流のボアの中が排気ガスにより高圧となるとき、バイパス弁体を適宜開くことにより、バイパス通路を通じて排気ガスがバイパスされ、弁体より上流のボアの中の圧力上昇が緩和される。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、弁軸の他端部を支持する軸受部の中が、バイパス弁体より下流のバイパス通路に導通して設けられることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項2に記載の発明の作用に加え、弁軸の他端部に対応する軸受部の中が直接外部に導通しない。
請求項1に記載の発明によれば、排気ガスの流れを制限するために弁体が全閉状態となったときに弁体の片端がボアに押し付けられる力を低減することができる。この結果、弁体との摩擦による傷がボアに生じることを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、弁体より上流のボアの中の圧力を適宜制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、排気ガスが、軸受部から直接外部へ洩れることを防止することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の排気絞り弁を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。この実施形態では、本発明の排気絞り弁をディーゼルエンジンの排気圧力制御弁に具体化して説明する。
図1に、ディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」と言う。)1の排気系の構成を概略構成図により示す。エンジン1の排気系には、DPF装置2、排気圧力制御弁3及びマフラ4が設けられる。また、エンジン1の燃料ポンプ5と排気圧力制御弁3を制御するために、電子制御装置(ECU)6が設けられる。DPF装置2は、排気ガスに含まれるパティキュレートや黒鉛を捕集するセラミック製のフィルタと酸化触媒を内蔵する。DPF装置2の上流側は、排気管7を介してエンジン1の排気マニホールド8に接続される。DPF装置2の下流側は、排気管9を介して排気圧力制御弁3に接続される。排気圧力制御弁3の下流側は、排気管10を介してマフラ4が接続される。上流側の排気管7には、排気ガスの圧力を検出するための第1圧力センサ11が設けられ、下流側の排気管9には、同じく排気ガスの圧力を検出するための第2圧力センサ12が設けられる。ECU6は、各圧力センサ11,12の検出信号、エンジン1の運転状態を検出する各種センサの検出信号を入力する。ECU6は、これら検出信号に基づいて燃料ポンプ5と排気圧力制御弁3を制御する。
排気圧力制御弁3は、エンジン1から排出される排気ガスの圧力を制御するために設けられる。この実施形態で、排気圧力制御弁3は、本発明の排気絞り弁に相当する。ECU6は、エンジン1の運転状態に応じて燃料ポンプ5を制御することによりエンジン1への燃料供給量及び燃料供給タイミングを制御する。また、ECU6は、各圧力センサ11,12により検出される各圧力の差(圧力差)を算出し、この圧力差が所定値を超えるときに、DPF装置2のフィルタを再生させるために排気圧力制御弁3を閉じる。
エンジン1から排出される排気ガスは、排気マニホールド8及び排気管7を介してDPF装置2へ流れる。DPF装置2は、排気ガスに含まれるパティキュレートや黒鉛を捕集して排気ガスを浄化する。DPF装置2で浄化された排気ガスは、排気管9、排気圧力制御弁3及び排気管10を通ってマフラ4から外部へ放出される。
ここで、DPF装置2にパティキュレートや黒鉛が捕集され、DPF装置2の圧力損失が大きくなると、その圧力損失はDPF装置2の上流側と下流側との間の圧力差として現れる。ECU6は、各圧力センサ11,12の検出信号に基づき、この圧力差が所定値を超えると判断したときに、排気圧力制御弁3を閉じる。これにより、エンジン1の排気圧力が上昇し、この圧力上昇に応じてエンジン1に供給される燃料が増量される。このため、DPF装置2には、未燃成分を含んだ排気ガスが流れ、このガスがフィルタ上流の酸化触媒に供給される。酸化触媒に供給された未燃成分は、酸化反応によって触媒内のガス温度を上昇させる。これにより、フィルタに捕集されたパティキュレートや黒鉛が燃焼し、これによってDPF装置2のフィルタが再生される。DPF装置2のフィルタの再生が完了すると、ECU6は、排気圧力制御弁2を制御して開き、通常の運転状態に戻る。このようなDPF装置2の再生制御は、DPF装置2での圧力損失(圧力差)が所定値を超える毎に行われるようになっている。
図2に、排気圧力制御弁3の主要部の概略構成を断面図により示す。この排気圧力制御弁3は、ボア21とバイパス通路22を含むケーシング23と、ボア21を開閉するバタフライ式のスロットルバルブ24と、バイパス通路22を開閉するバイパスバルブ25とを備える。スロットルバルブ24は、本発明の弁体に相当する。バイパスバルブ25は、本発明の弁体に相当し、バイパスバルブ25は、本発明のバイパス弁体に相当する。バイパス通路22は、ボア21に隣接して設けられ、仕切壁26で区画される。ボア21の上流側(図面左側)には、上記した排気管9が接続される。ボア21の下流側(図面右側)には、上記した排気管10が接続される。仕切壁26には、バイパス通路22の入口ポート22aと出口ポート22bが形成される。入口ポート22aは、スロットルバルブ24より上流のボア21に対応して形成され、出口ポート22bは、スロットルバルブ24より下流のボア21に対応して形成される。スロットルバルブ24は、入口ポート22aと出口ポート22bとの間で、ボア21を開閉するようになっている。
図2に示すように、スロットルバルブ24は、バタフライ式の弁体であり、弁軸27上に固定される。弁軸27が回転することにより、スロットルバルブ24がボア21を全開又は全閉にする状態に選択的に切り替えられる。バイパスバルブ25は、フラッパ弁であり、アーム28の先端にボルト29で固定される。アーム28は、支軸30を中心に回動可能に設けられる。アーム28は、排気ガスの圧力が所定値を超えるとアクチュエータ(図示略)により回動され、バイパスバルブ25がバイパス通路22を開くようになっている。
図3に、図2のA−A線断面図を示す。入口ポート22aは、円形状をなす。これにより、入口ポート22aがバイパスバルブ25により気密に閉じ易くなっている。出口ポート22bは、略長方形状をなす。これにより、出口ポート22bの流路断面積を大きくして、出口ポート22bからボア21へ排気ガスが流れ易くなっている。図2に示すように、出口ポート22bの下流側は、ボア21へのつながり部分31が曲面形状をなす。これにより、ボア21を流れる排気ガスがその下流側へ流れ易くなっている。
図2に示すように、弁軸27は、ボア21を貫通し、一対をなす第1軸受部32及び第2軸受部33にて回転可能に支持される。弁軸27の一端部(第1端部)27aは、ケーシング23から外部へ突出して配置される。スロットルバルブ24は、ボア21にて弁軸27上に固定される。すなわち、弁軸27の第1端部27aは、その一部が第1軸受部32にてベアリング34を介して回転可能に支持される。この第1軸受部32は、ケーシング23から外方へ突出したボスとして形成される。弁軸27の第1端部27aの先端側は、第1軸受部32を貫通して外部へ突出して配置される。第1軸受部32には、ベアリング34に隣接してシールリング35が設けられる。このシールリング35により、排気ガスの洩れが抑えられる。第1軸受部32から突出した第1端部27aには、ダイアフラム式のアクチュエータ36のロッド37がレバー38を介して連結される。アクチュエータ36は、負圧の供給を受けて作動するようになっている。アクチュエータ36に対する負圧の供給は、図示しないバキューム・スイッチング・バルブ(VSV)により切り替えられるようになっている。ECU6は、このVSVの開閉を制御するようになっている。アクチュエータ36に負圧が供給されてロッド37が伸張することにより、レバー38を介して弁軸27が回転する。この回転により、スロットルバルブ24が閉じるようになっている。
図2に示すように、弁軸27の他端部(第2端部)27bは、第2軸受部33にてベアリング39を介して回転可能に支持される。この第2軸受部33は、ケーシング23の仕切壁26にボスとして形成される。この軸受部33は、入口ポート22aと出口ポート22bとの間に設けられる。弁軸27の第2端部27bは、第2軸受部33を貫通して同軸受部33の中に配置される。第2軸受部33の開口部33aは、バイパス通路22に開口する。この軸受部33の中にパティキュレートや黒鉛が浸入するのを防止するために、その開口部33aには、キャップ40が装着される。このキャップ40は、ベアリング39の抜け止めとしても機能する。この実施形態では、第2軸受部33の中とバイパス通路22を連通させるために、キャップ40に連通孔40aが形成される。これにより、弁軸27の第2端部27bに対応する第2軸受部33の中がバイパス通路22及び排気管10等を介して大気に導通するように設けられる。これにより、その他端部27bの端面27cにバイパス通路22を通じて大気が作用するようになっている。このため、端面27cにかかる圧力は大幅に低減する。測定では、スロットルバルブ24が閉じた状態で、キャップ40に連通孔40aがない場合は、端面27cにかかる圧力は「200kPa」であったのに対し、連通孔40aがある場合は、端面27cにかかる圧力は「60kPa」に低減した。
以上説明したこの実施形態の排気圧力制御弁3によれば、エンジン1の運転時にDPF装置2の再生制御を実行することにより、排気圧力制御弁3のスロットルバルブ24が全開状態から全閉状態へ切り替えられる。このとき、スロットルバルブ24より上流のボア21の中は排気ガスにより高圧となる。この圧力は、弁軸27の第2端部27bを支持する第2軸受部33の中にもベアリング39と弁軸27との隙間を通じて作用することとなる。しかし、この実施形態では、第2軸受部33の中が、キャップ40の連通孔40a及びバイパス通路22等を介して大気に導通して設けられるので、第2軸受部33の中が排気ガスの圧力により高圧のままとなることはなく、第2端部27bの端面27cには大気圧が作用することとなる。このとき、弁軸27の第1端部27aは、ケーシング23の外部に配置されて大気圧が作用することとなる。従って、弁軸27の両端部27a,27bの端面には、同様に大気圧が作用することとなる。このため、スロットルバルブ24の片端がボア21の壁面に押し付けられる力を大幅に低減することができる。この結果、スロットルバルブ24との摩擦により溝傷がボア21の壁面に生じることを防止することができる。このため、溝傷に起因するスロットルバルブ24の作動不良を防止することができる。
この実施形態では、第2軸受部33の中をバイパス通路22に導通させるために、キャップ40に連通孔40aを設けただけなので、軸受部33を加工する必要がない。また、キャップ40が持つベアリング39の抜け止め機能を損なうこともない。
この実施形態では、スロットルバルブ24を迂回してケーシング23にバイパス通路22が設けられるので、スロットルバルブ24より上流のボア21の中が排気ガスにより高圧となるときに、バイパスバルブ25を適宜開くことにより、バイパス通路22を通じて排気ガスがバイパスされ、スロットルバルブ24より上流のボア21の中の圧力上昇が緩和される。このため、スロットルバルブ24より上流のボア21の中の圧力を適度制御することができる。これにより、DPF装置2の再生制御を適宜継続して行うことができる。
この実施形態では、弁軸27の第2端部27bを支持する第2軸受部33の中が、バイパスバルブ24より下流のバイパス通路22に導通して設けられるので、第2軸受部33の中が直接外部に導通しない。このため、排気ガスが、第2軸受部33から直接外部へ洩れることを防止することができ、排気圧力制御弁2としての信頼性を保つことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の排気絞り弁を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。以下には、異なった点を中心に説明する。
図4に、この実施形態における排気圧力制御弁13の主要部の概略構成を断面図により示す。この実施形態では、ケーシング23にバイパス通路41が設けられるものの、第2軸受部33の開口部33aがバイパス通路41に整合して配置されておらず、第2軸受部33の開口部33aがバイパス通路41の中に配置されておらず、ケーシング23の外部に配置される点で第1実施形態と異なる。図4において、バイパス通路41は、入口ポート41aと出口ポート41bを備え、入口ポート41aには、バイパスバルブ25が設けられる。バイパス通路41に隣接してバイパスバルブ25を開閉駆動するためのダイアフラム式のアクチュエータ42が設けられる。
従って、この実施形態では、キャップ40の連通孔40aから排気ガスが外部へ洩れることはあるものの、それ以外は第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の排気絞り弁を具体化した第3実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
図5に、この実施形態における排気圧力制御弁14の主要部の概略構成を断面図により示す。この実施形態では、ケーシング23にバイパス通路22,41が設けられておらず、第2軸受部33の開口部33aがケーシング23の外部に配置される点で第1及び第2の実施形態と異なる。
従って、この実施形態では、スロットルバルブ24より上流のボア21の中の圧力を適宜制御することはできず、キャップ40の連通孔40aから排気ガスが外部へ洩れることはあるものの、それ以外は第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、この発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更することにより実施することもできる。
例えば、前記各実施形態では、本発明の排気絞り弁をDPF装置2の再生制御に使用される排気圧力制御弁3,13,14に具体化した。これに対し、本発明の排気絞り弁を、排気ブレーキ用の排気絞り弁として具体化することもできる。
エンジンの排気系の構成を示す概略構成図。 排気圧力制御弁の主要部の概略構成を示す断面図。 図2のA−A線断面図。 排気圧力制御弁の主要部の概略構成を示す断面図。 排気圧力制御弁の主要部の概略構成を示す断面図。 従来例の排気絞り弁の主要部の概略構成を示す断面図。
符号の説明
1 エンジン
3 排気圧力制御弁(排気絞り弁)
7 排気管(排気系)
8 排気マニホールド(排気系)
9 排気管(排気系)
10 排気管(排気系)
13 排気圧力制御弁(排気絞り弁)
14 排気圧力制御弁(排気絞り弁)
21 ボア
22 バイパス通路
23 ケーシング
24 スロットルバルブ(弁体)
25 バイパスバルブ(バイパス弁体)
27 弁軸
27a 第1端部(一端部)
27b 第2端部(他端部)
27c 端面
32 第1軸受部
33 第2軸受部
36 アクチュエータ
40 キャップ
40a 連通孔
41 バイパス通路

Claims (3)

  1. エンジンの排気系に設けられて排気ガスの流れを制限する排気絞り弁であって、
    ボアと一対の軸受部を含むケーシングと、
    前記ボアを貫通し、前記両軸受部にて回転可能に支持される弁軸と、
    前記弁軸の一端部が前記ケーシングから外部へ突出して設けられることと、
    前記ボアにて前記弁軸に設けられるバタフライ式の弁体と、
    前記弁体を開閉駆動するために前記弁軸の一端部に連結されたアクチュエータと、
    前記弁軸の他端部を支持する軸受部の中が大気に導通して設けられ、前記他端部の端面に大気圧が作用可能に設けられることと
    を備えたことを特徴とする排気絞り弁。
  2. 前記弁体を迂回して前記ケーシングに設けられ、前記弁体より上流のボアと前記弁体より下流のボアとの間を連通させるバイパス通路と、
    前記バイパス通路を開閉するバイパス弁体と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の排気絞り弁。
  3. 前記弁軸の他端部を支持する軸受部の中が、前記バイパス弁体より下流の前記バイパス通路に導通して設けられることを特徴とする請求項2に記載の排気絞り弁。
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