JP2009040889A - 液晶性組成物、光学異方性膜、光学フィルム、ならびにそれを用いた偏光板及び液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の他の目的は、塗布液として調製した場合に、乾燥ムラが生じ難く、しかも形成された膜にブロッキング現象が起こり難く、高い生産性で光学異方性膜を形成するのに有用な液晶性組成物を提供することである。
また、本発明の他の目的は、光学フィルムに起因するムラを生じることなく又はムラが少ない、表示品位の高い画像表示に寄与する偏光板、及びかかる表示品位の高い画像表示が可能な液晶表示装置を提供することにある。
[1] 液晶化合物の少なくとも一種と、フルオロ脂肪族基含有ポリマーの少なくとも一種とを含有する液晶性組成物であって、該フルオロ脂肪族基含有ポリマーのガラス転移点が−25℃〜50℃であることを特徴とする液晶性組成物。
[2] 前記フルオロ脂肪族基含有ポリマーの含有量が、組成物固形分の総質量に対して0.02〜0.50重量%であることを特徴とする[1]の液晶性組成物。
Mはエチレン性不飽和モノマーより誘導され、且つk(kは1以上の整数)種類含まれる繰り返し単位であり;
a、b、c及びdは重合比を表す質量百分率で、Σaiは1〜98質量%の数値を表し、Σbjは1〜98質量%の数値を表し、Σckは1〜98質量%の数値を表し、Σdlは0.1〜20質量%の数値を表し;
R11〜13はそれぞれ、水素原子又はメチル基を表し;R14は水酸基又はメトキシ基を表し;X1及びX2はそれぞれ、酸素原子、イオウ原子又は−N(R15)−を表し、R15は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表し;
m1及びm2はそれぞれ1〜6の整数を表し、n1は0〜3の整数を表す。
[5] R14が水酸基であることを特徴とする[3及び4]の液晶性組成物。
[6] Σai/(Σai+Σbj)が、0.2〜0.8であることを特徴とする[3]〜[5]のいずれかの液晶性組成物。
[7] Σai+Σbjが20〜50質量%であることを特徴とする[3]〜[6]のいずれかの液晶性組成物。
[8] 前記一般式(1)中、n1が0であることを特徴とする[3]〜[7]のいずれかの液晶性組成物。
[9] 前記液晶化合物が、ディスコティック化合物であることを特徴とする[1]〜[8]のいずれかの液晶性組成物。
[10] [1]〜[9]のいずれかの組成物から形成された光学異方性膜。
[11] [1]〜[9]のいずれかの液晶性組成物から形成された光学異方性層を有する光学フィルム。
[12] [11]の光学フィルムと、偏光子とを有することを特徴とする偏光板。
[13] [11]の光学フィルム及び/又は[12]の偏光板を有することを特徴とする液晶表示装置。
また、本発明によれば、塗布液として調製した場合に、乾燥ムラが生じ難く、しかも膜となった後はブロッキング現象が起こり難く、高い生産性で光学異方性膜を形成するのに有用な液晶性組成物を提供することができる。
また、本発明によれば、光学フィルムに起因するムラを生じることなく又はムラが少ない、表示品位の高い画像表示に寄与する偏光板、及びかかる表示品位の高い画像表示が可能な液晶表示装置を提供することができる。
[液晶性組成物]
本発明の液晶性組成物は、液晶性化合物の少なくとも一種と、フルオロ脂肪族基含有ポリマーの少なくとも一種とを含有する。以下、本発明の液晶性組成物の調製に用いられる種々の材料、及び調製方法等について説明する。
・フルオロ脂肪族基含有ポリマー
本発明の液晶性組成物は、ガラス転移点が−25℃〜50℃であるフルオロ脂肪族基含有ポリマーを含有する。ガラス転移点が前記範囲のフルオロ脂肪族基含有ポリマーを用いると、塗布液として調製した場合に、塗布時に乾燥ムラがなくもしくは少なく、しかも膜となった後、該膜にブロッキング現象が起こるのを軽減できる。この観点から、前記フルオロ脂肪族基含有ポリマーのガラス転移点は、−10℃〜40℃であるのが好ましく、0℃〜30℃であるのがより好ましい。
Mはエチレン性不飽和モノマーより誘導され、且つk(kは1以上の整数)種類含まれる繰り返し単位であり;a、b、c及びdは重合比を表す質量百分率で、Σaiは1〜98質量%の数値を表し、Σbjは1〜98質量%の数値を表し、Σckは1〜98質量%の数値を表し;Σdlは0.1〜20質量%の数値を表し;R11〜13はそれぞれ、水素原子又はメチル基を表し;R14は水酸基又はメトキシ基を表し;X1及びX2はそれぞれ、酸素原子、イオウ原子又は−N(R15)−を表し、R15は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表し;m1及びm2はそれぞれ1〜6の整数を表し、n1は0〜3の整数を表す。
m1及びm2はそれぞれ、1〜4であるのが好ましく、1〜2であるのがより好ましい。
n1は、0〜2であるのが好ましく、0又は1であるのがより好ましく、0であるのが最も好ましい。
(連結基群)
単結合、−O−、−CO−、−NR4−、−S−、−SO2−、−P(=O)(OR5)−、アルキレン基、アリーレン基(R4は水素原子、アルキル基、アリール基、またはアラルキル基を表す。R5はアルキル基、アリール基、またはアラルキル基を表す。)
Lとしては、単結合、−O−、−CO−、−NR4−、−S−、−SO2−、アルキレン基、アリーレン基を含むことが好ましく、−CO−、−O−、−NR4−、アルキレン基、またはアリーレン基を含んでいることが特に好ましい。また、−O−とアルキレン基の双方を有するアルキレンオキシ基を含んでいるのも好ましく、アルキレンオキシ基の繰り返を含むポリアルキレンオキシ基を含んでいるのも好ましい。
Lが、アルキレン基を含む場合、アルキレン基の炭素数は、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜8、特に好ましくは1〜6である。特に好ましいアルキレン基の具体例として、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラブチレン基、ヘキサメチレン基等が挙げられる。また、アルキレン基(アルキレンオキシ基に含まれるアルキレン基も含む意味)は、分岐構造を有していてもよく、分岐部分のアルキレン鎖の炭素数は1〜3であるのが好ましい。
Lが、アルキレン基とアリーレン基を組み合わせて得られる2価の連結基(即ちアラルキレン基)を含む場合、アラルキレン基の炭素数は、好ましくは7〜34、より好ましくは7〜26、特に好ましくは7〜16である。特に好ましいアラルキレン基の具体例として、フェニレンメチレン基、フェニレンエチレン基、メチレンフェニレン基等が挙げられる。
Lとして挙げられた基は、適当な置換基を有していても良い。このような置換基としては先にR1〜R3における置換基として挙げた置換基と同様なものを挙げることができる。
以下にLの具体的構造を例示するが、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。
より好ましくは水酸基、カルボキシル基、スルホ基、ホスホ基であり、さらに好ましいのは水酸基またはカルボキシル基であり、特に好ましいのは水酸基である。
以下に、繰り返し単位Mを誘導するエチレン性不飽和モノマーの具体例を以下に示すが、これらに限定されるものではない。
例えば、前記フルオロ脂肪族基含有ポリマーは、下記モノマー群から選ばれるモノマーから誘導される繰り返し単位を1種含有していてもよいし、2種以上含有していてもよい。
モノマー群
(1)アルケン類
エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテン、1−ヘキセン、1−ドデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、ヘキサフルオロプロペン、フッ化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレン、3,3,3−トリフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデンなど;
(2)ジエン類
1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、2−n−プロピル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1−フェニル−1,3−ブタジエン、1−α−ナフチル−1,3−ブタジエン、1−β−ナフチル−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、1−ブロモ−1,3−ブタジエン、1−クロロブタジエン、2−フルオロ−1,3−ブタジエン、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1,1,2−トリクロロ−1,3−ブタジエンおよび2−シアノ−1,3−ブタジエン、1,4−ジビニルシクロヘキサンなど;
(3a)アルキルアクリレート類
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、アミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、tert−オクチルアクリレート、ドデシルアクリレート、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレート、2−クロロエチルアクリレート、2−ブロモエチルアクリレート、4−クロロブチルアクリレート、2−シアノエチルアクリレート、2−アセトキシエチルアクリレート、メトキシベンジルアクリレート、2−クロロシクロヘキシルアクリレート、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、ω−メトキシポリエチレングリコールアクリレート(ポリオキシエチレンの付加モル数:n=2ないし100のもの)、3−メトキシブチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−ブトキシエチルアクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルアクリレート、1−ブロモ−2−メトキシエチルアクリレート、1,1−ジクロロ−2−エトキシエチルアクリレート、グリシジルアクリレートなど);
(3b)アルキルメタクリレート類
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレート、アリルメタクリレート、フルフリルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、クレジルメタクリレート、ナフチルメタクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、3−メトキシブチルメタクリレート、ω−メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(ポリオキシエチレンの付加モル数:n=2ないし100のもの)、2−アセトキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチルメタクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレート、アリルメタクリレート、2−イソシアナトエチルメタクリレートなど;
(3c)不飽和多価カルボン酸のジエステル類
マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチル、イタコン酸ジメチル、タコン酸ジブチル、クロトン酸ジブチル、クロトン酸ジヘキシル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジメチルなど;
(3d)α、β−不飽和カルボン酸のアミド類
N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−n−プロピルアクリルアミド、N−tertブチルアクリルアミド、N−tertオクチルメタクリルアミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチル)アクリルアミド、N−ベンジルアクリルアミド、N−アクリロイルモルフォリン、ジアセトンアクリルアミド、N−メチルマレイミドなど;
アクリロニトリル、メタクリロニトリルなど;
(5)スチレンおよびその誘導体
スチレン、ビニルトルエン、エチルスチレン、p−tertブチルスチレン、p−ビニル安息香酸メチル、α−メチルスチレン、p−クロロメチルスチレン、ビニルナフタレン、p−メトキシスチレン、p−ヒドロキシメチルスチレン、p−アセトキシスチレンなど;
(6)ビニルエステル類
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、イソ酪酸ビニル、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニル、クロロ酢酸ビニル、メトキシ酢酸ビニル、フェニル酢酸ビニルなど;
(7)ビニルエーテル類
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル、n−ペンチルビニルエーテル、n−ヘキシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、n−ドデシルビニルエーテル、n−エイコシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、フルオロブチルビニルエーテル、フルオロブトキシエチルビニルエーテルなど;および
(8)その他の重合性単量体
N−ビニルピロリドン、メチルビニルケトン、フェニルビニルケトン、メトキシエチルビニルケトン、2−ビニルオキサゾリン、2−イソプロペニルオキサゾリンなど。
また、同様の観点から、Σai+Σbjに対するΣaiの比(Σai/(Σai+Σbj))が、0.2〜0.8であるのが好ましく、0.3〜0.6であるのがより好ましく、0.35〜0.55であるのがさらに好ましい。前記比(Σai/(Σai+Σbj))が、0.2未満であると、空気界面での液晶化合物の制御が十分でなく、光学フィルムのムラを低減させる本発明の効果が弱い場合があり、0.8を超えると、液晶性組成物を表面(例えばポリマーフィルム等の透明支持体の表面)に塗布したときの塗布性が十分でなくハジキ故障が発生する場合がある。Σai/(Σai+Σbj))が前記範囲であると、かかる問題がなく、初期乾燥時のムラをより軽減できるので好ましい。
本発明の液晶性組成物中には、前記フルオロ脂肪族基含有ポリマー(以下、「第1のフルオロ脂肪族基含有ポリマー」という)の範囲外のフルオロ脂肪族基含有ポリマー(以下、「第2のフルオロ脂肪族基含有ポリマー」という場合がある)を1種以上添加してもよい。第2のフルオロ脂肪族基含有ポリマーとしては、フルオロ脂肪族基を有するモノマーから誘導される繰り返し単位の少なくとも一種と、カルボキシル基(−COOH)もしくはその塩、スルホ基(−SO3H)もしくはその塩、またはホスホノキシ{−OP(=O)(OH)2}もしくはその塩等の酸性基を有するモノマーから誘導される繰り返し単位の少なくとも一種とを含有しているのが好ましい。
(連結基群)
単結合、−O−、−CO−、−NR4a−(R4aは水素原子、アルキル基、アリール基、またはアラルキル基を表す)、−S−、−SO2−、−P(=O)(OR5a)−(R5aはアルキル基、アリール基、またはアラルキル基を表す)、アルキレン基およびアリーレン基;
Qaはカルボキシル基(−COOH)もしくはその塩、スルホ基(−SO3H)もしくはその塩、またはホスホノキシ{−OP(=O)(OH)2}もしくはその塩を表す。)
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を用いて、ポリエチレンオキサイド(PEO)換算の値として測定可能である。
連鎖移動剤としてはメルカプタン類(例えば、オクチルメルカプタン、デシルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン、オクタデシルメルカプタン、チオフェノール、p−ノニルチオフェノール等)、ポリハロゲン化アルキル(例えば、四塩化炭素、クロロホルム、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,1−トリブロモオクタンなど)、低活性モノマー類(α−メチルスチレン、α−メチルスチレンダイマー等)のいずれも用いることができるが、好ましくは炭素数4〜16のメルカプタン類である。これらの連鎖移動剤の使用量は、連鎖移動剤の活性やモノマーの組み合わせ、重合条件などにより著しく影響され精密な制御が必要であるが、通常は使用するモノマーの全モル数に対して0.01モル%から50モル%程度であり、好ましくは0.05モル%から30モル%、特に好ましくは0.08モル%から25モル%である。これらの連鎖移動剤は、重合過程において重合度を制御するべき対象のモノマーと同時に系内に存在させればよく、その添加方法については特に問わない。モノマーに溶解して添加してもよいし、モノマーと別途に添加することも可能である。
次に、本発明の液晶性組成物に用いられる液晶性化合物について説明する。本発明に使用可能な液晶性化合物の例には、棒状液晶性化合物およびディスコティック液晶性化合物が含まれる。棒状液晶性化合物およびディスコティック液晶性化合物は、高分子液晶でも低分子液晶でもよく、さらに、低分子液晶が架橋され液晶性を示さなくなったものも含まれる。
棒状液晶性化合物としては、アゾメチン類、アゾキシ類、シアノビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル類、シアノフェニルシクロヘキサン類、シアノ置換フェニルピリミジン類、アルコキシ置換フェニルピリミジン類、フェニルジオキサン類、トラン類およびアルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類が好ましく用いられる。
棒状液晶性化合物については、季刊化学総説第22巻液晶の化学(1994)日本化学会編の第4章、第7章および第11章、および液晶デバイスハンドブック日本学術振興会第142委員会編の第3章に記載がある。
ディスコティック液晶性化合物には、C.Destradeらの研究報告(Mol.Cryst.71巻、111頁(1981年))に記載されているベンゼン誘導体、C.Destradeらの研究報告(Mol.Cryst.122巻、141頁(1985年)、Physics lett,A,78巻、82頁(1990))に記載されているトルキセン誘導体、B.Kohneらの研究報告(Angew.Chem.96巻、70頁(1984年))に記載されたシクロヘキサン誘導体およびJ.M.Lehnらの研究報告(J.Chem.Commun.,1794頁(1985年))、J.Zhangらの研究報告(J.Am.Chem.Soc.116巻、2655頁(1994年))に記載されているアザクラウン系やフェニルアセチレン系マクロサイクルが含まれる。
一般式(5)
D(−L1Q1)n
式(5)において、Dは円盤状コアであり;L1は二価の連結基であり、Q1は重合性基であり、そして、nは4〜12の整数である。
ディスコティック液晶性化合物と共に使用する添加剤の例としては、可塑剤、界面活性剤、重合性モノマーおよびポリマーなどを挙げることができる。長軸の配向方向の変化の程度も、上記と同様に、液晶性分子と添加剤との選択により調整できる。
ディスコティック液晶性化合物と共に使用する可塑剤、界面活性剤および重合性モノマーは、ディスコティック液晶性化合物と相溶性を有し、ディスコティック液晶性化合物の傾斜角の変化を与えられるか、あるいは配向を阻害しないことが好ましい。添加成分の中でも重合性モノマー(例、ビニル基、ビニルオキシ基、アクリロイル基およびメタクリロイル基を有する化合物)の添加が好ましい。上記化合物の添加量は、ディスコティック液晶性化合物に対して一般に1〜50重量%の範囲にあり、5〜30重量%の範囲にあることが好ましい。なお、重合性の反応性官能基数が4以上のモノマーを混合して用いると、配向膜と光学異方性層間の密着性を高めることが出来る。
添加量については、液晶性化合物の総量に対して重量百分率で、好ましくは0.01〜20%、より好ましくは0.05〜10%、特に好ましくは0.05〜5%である。
本発明の液晶性組成物は、塗布液として調製してもよい。塗布液の調製に使用する溶媒としては、有機溶媒が好ましく用いられる。有機溶媒の例には、アミド(例、N,N−ジメチルホルムアミド)、スルホキシド(例、ジメチルスルホキシド)、ヘテロ環化合物(例、ピリジン)、炭化水素(例、ベンゼン、ヘキサン)、アルキルハライド(例、クロロホルム、ジクロロメタン、テトラクロロエタン)、エステル(例、酢酸メチル、酢酸ブチル)、ケトン(例、アセトン、メチルエチルケトン)、エーテル(例、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン)が含まれる。アルキルハライドおよびケトンが好ましい。2種類以上の有機溶媒を併用してもよい。
また、初期乾燥時のムラをより軽減するためには、前記液晶性組成物の塗布液の最大泡圧法にて測定した10m秒と1000m秒との表面張力比(10m秒/1000m秒)が、1.00〜1.20であるのが好ましく、1.00〜1.15であるのがより好ましく、1.00〜1.10であるのがさらに好ましい。前記表面張力比が1.20を越えると塗布直後の空気界面への移動速度が遅く、空気界面での塗膜表面の安定性が劣り、初期乾燥時のムラを低減する効果が十分でない場合がある。表面張力比が前記範囲であると、かかる問題がなく、初期乾燥時のムラをより軽減することができる。
なお、最大泡圧法による表面張力の測定については、「化学便覧改訂5版」8章 界面とコロイド,90頁、8.2表面張力とぬれ、「ASTM D3825−90」等に詳細が記載されているので、本発明の液晶性組成物の表面張力もかかる公報等に記載の方法を参考にして測定することができる。また、表面張力を時間変化とともに連続的に測定するためには、例えば、LAUDA社の「MPT2」などの表面張力計を用いることができる。
本発明は、前記液晶性組成物から形成された光学異方性膜、及び前記液晶性組成物から形成された光学異方性層を有する光学フィルムにも関する。光学異方性膜等は、前記液晶性組成物を塗布液として調製し、該塗布液を表面(支持体となるポリマーフィルム等の表面や配向膜の表面)に塗布し、液晶性化合物の分子を所望の配向状態にした後、その配向状態を固定して形成するのが好ましい。塗布液の塗布は、公知の方法(例、ワイヤーバーコーティング法、押し出しコーティング法、ダイレクトグラビアコーティング法、リバースグラビアコーティング法、ダイコーティング法)により実施できる。
本発明は、前記光学フィルムと、偏光子とを有する偏光板に関する。前記偏光板は、直線偏光膜である偏光子と組み合わせて楕円偏光板の用途に供することができる。
本発明の光学フィルムと、偏光膜とを積層することによって楕円偏光板を作製することができる。前記偏光膜には、ヨウ素系偏光膜、二色性染料を用いる染料系偏光膜やポリエン系偏光膜がある。ヨウ素系偏光膜及び染料系偏光膜は、一般にポリビニルアルコール系フィルムを用いて製造する。偏光膜の偏光軸は、フィルムの延伸方向に垂直な方向に相当する。
本発明は、本発明の光学フィルムを光学補償シートとして、及び/又は本発明の偏光板を楕円偏光板として、液晶表示装置に用いてもよい。TN(Twisted Nematic)、IPS(In−PDane Switching)、FDC(FerroeDectric Diquid CrystaD)、OCB(OpticaDDy Compensatory Bend)、STN(Super Twisted Nematic)、VA(VerticaDDy ADigned)及びHAN(Hybrid ADigned Nematic)モードのような様々な表示モードの液晶表示装置に用いることができる。
セルローストリアセテートフィルム(TACフィルム)を2.0Nの水酸化カリウム溶液(25℃)に2分間浸漬した後、硫酸で中和し、純水で水洗、乾燥した。TACフィルム上に、下記の組成の配向膜塗布液を#16のワイヤーバーコーターで28ml/m2の塗布量で塗布した。60℃の温風で60秒、さらに90℃の温風で150秒乾燥した。
(配向膜塗布液組成)
下記の変性ポリビニルアルコール 10質量部
水 371質量部
メタノール 119質量部
グルタルアルデヒド(架橋剤) 0.5質量部
下記の組成の塗布液1を調製した。
下記のディスコティック液晶性化合物 27.46質量%
エチレンオキサイド変成トリメチロールプロパントリアクリレート
(V#360、大阪有機化学(株)製) 2.72質量%
セルロースアセテートブチレート
(CAB551−0・2、イーストマンケミカル社製) 0.23質量%
セルロースアセテートブチレート
(CAB531−1、イーストマンケミカル社製) 0.07質量%
例示ポリマーP−1(MW=14000) 0.07質量%
(一般式(1)の第1のフルオロ脂肪族基含有ポリマー)
下記ポリマーP−0(MW=MW=13000) 0.03質量%
(第2のフルオロ脂肪族基含有ポリマー)
光重合開始剤(イルガキュアー907、チバガイギー社製) 0.90質量%
増感剤(カヤキュアーDETX、日本化薬(株)製) 0.30質量%
作製した光学フィルム1〜14について、以下の方法でムラの有無を観察し、以下の基準で外観を評価した。
(偏光板の作製)
作製した光学フィルムを、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、ポリマー基材(TACフィルム)面で偏光子の片側に貼り付けた。また、厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルム(TD−80U:富士フイルム(株)製)にケン化処理を行い、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、偏光子の反対側に貼り付けた。偏光子の透過軸とポリマー基材の遅相軸とは平行になるように配置した。偏光子の透過軸と上記トリアセチルセルロースフィルムの遅相軸とは、直交するように配置した。このようにして偏光板を作製した。
(平面高輝度光源上でのムラ評価)
上記偏光板を平面高輝度光源(群馬ウシオ電機製 FP901高輝度平面光源)に貼合し、判断基準となるレベル見本と対比させて、肉眼によりムラを評価した。
○: 肉眼ではムラは認識できなかった。
△: 肉眼で若干ムラが観察された。
×: 肉眼でも明らかにムラが観察された。
作製した光学フィルム1〜14について、以下の方法でブロッキング評価を行った。
(評価用フィルムの作製)
作製した光学フィルムを5cm×5cmの大きさに切り出し、2枚を重ね合わせる。その上に4cm×1cmの面積のゴム板を設置し、さらにその上に10kg荷重の重りを置いて3時間放置する。重りとゴム板を取り去ってブロッキング評価用のサンプルを作製した。
(ブロッキングの評価)
作製したブロッキング評価用フィルムの塗布面を高輝度光源で観察し、判断基準となるレベル見本と対比させて、肉眼によりムラを評価した。
◎: ブロッキング現象は全くなく、肉眼によりムラは全く認識できなかった。
○: ブロッキング現象は若干生じたが、肉眼で認識できるほどのムラは生じなかった。
△: ブロッキング現象が生じ、肉眼で認識できるムラが発生した。
×: ブロッキング現象が生じ、肉眼で認識できるムラが顕著に発生した。
例示モノマーA1−2、例示モノマーB1−2、及び例示モノマーC−27について、仕込み量を種々変化させて重合を実施し、下記式のa、b、c、d(それぞれ重合比を示す質量%)が種々の値のフルオロ脂肪族基含有メタクリル系ポリマー(式(1)のポリマー)PM−1〜10をそれぞれ合成した。
また、例示モノマーA1−2、例示モノマーB1−2、及び例示モノマーC−26について、仕込み量を種々変化させて重合を実施し、下記式のa、b、c、dが種々の値のフルオロ脂肪族基含有アクリル系ポリマー(式(1)のポリマー)PA−1〜10をそれぞれ合成した。
(偏光板の作製)
作製した光学フィルムを、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、ポリマー基材(TACフィルム)面で偏光子の片側に貼り付けた。また、厚さ80μmのトリアセチルセルロースフィルム(TD−80U:富士フイルム(株)製)にケン化処理を行い、ポリビニルアルコール系接着剤を用いて、偏光子の反対側に貼り付けた。偏光子の透過軸とポリマー基材の遅相軸とは平行になるように配置した。偏光子の透過軸と上記トリアセチルセルロースフィルムの遅相軸とは、直交するように配置した。このようにして偏光板を作製した。
(TN液晶セルでの評価)
TN型液晶セルを使用した液晶表示装置(V260B1、チメイ電子(株)製)に設けられている一対の偏光板を剥がし、代わりに実施例1で作製した前記偏光板を、前記光学フィルムが液晶セル側となるように粘着剤を介して、観察者側およびバックライト側に一枚ずつ貼り付けた。観察者側の偏光板の透過軸と、バックライト側の偏光板の透過軸とは、Oモードとなるように配置した。
(液晶表示装置パネル上でのムラ評価)
上記液晶表示装置の表示パネルを全面中間調に調整し、判断基準となるレベル見本と対比させて、肉眼によりムラを評価した。
下記表2に用いたポリマーのa/(a+b)の値、(a+b)の値、及びムラの評価結果を示す。表中の評価結果の数値は、見本との対比で判定されるムラ評価の点数であり、数値が小さいほどムラがないことを示している。
Claims (13)
- 液晶化合物の少なくとも一種と、フルオロ脂肪族基含有ポリマーの少なくとも一種とを含有する液晶性組成物であって、該フルオロ脂肪族基含有ポリマーのガラス転移点が−25℃〜50℃であることを特徴とする液晶性組成物。
- 前記フルオロ脂肪族基含有ポリマーの含有量が、組成物固形分の総質量に対して0.02〜0.50重量%であることを特徴とする請求項1に記載の液晶性組成物。
- 前記フルオロ脂肪族基含有ポリマーが、下記一般式(1)で表されるフルオロ脂肪族基含有ポリマーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶性組成物:
Mはエチレン性不飽和モノマーより誘導され、且つk(kは1以上の整数)種類含まれる繰り返し単位であり;
a、b、c及びdは重合比を表す質量百分率で、Σaiは1〜98質量%の数値を表し、Σbjは1〜98質量%の数値を表し、Σckは1〜98質量%の数値を表し、Σdlは0.1〜20質量%の数値を表し;
R11〜13はそれぞれ、水素原子又はメチル基を表し;R14は水酸基又はメトキシ基を表し;X1及びX2はそれぞれ、酸素原子、イオウ原子又は−N(R15)−を表し、R15は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表し;
m1及びm2はそれぞれ1〜6の整数を表し、n1は0〜3の整数を表す。 - R11〜13がメチル基であることを特徴とする請求項3に記載の液晶性組成物。
- R14が水酸基であることを特徴とする請求項3及び4に記載の液晶性組成物。
- Σai/(Σai+Σbj)が、0.2〜0.8であることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の液晶性組成物。
- Σai+Σbjが20〜50質量%であることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の液晶性組成物。
- 前記一般式(1)中、n1が0であることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の液晶性組成物。
- 前記液晶化合物が、ディスコティック化合物であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の液晶性組成物。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物から形成された光学異方性膜。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の液晶性組成物から形成された光学異方性層を有する光学フィルム。
- 請求項11に記載の光学フィルムと、偏光子とを有することを特徴とする偏光板。
- 請求項11に記載の光学フィルム及び/又は請求項12に記載の偏光板を有することを特徴とする液晶表示装置。
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