JP2008533405A - 管路の非掘削補修部材及び補修方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、円筒状に巻かれて収縮された状態で管路の内部に挿入された後、膨脹されて破損又は亀裂の生じた管路の内部の壁面に密着設置される、管路の非掘削補修部材及び補修方法に関する。管路の非掘削補修部材の場合、スリーブの外面に周方向に設置されてスリーブの一端部をスライドするように案内するガイドベルトにより膨脹動作が非常に安定になされた後、確実に拘束締結される。このため、補修作業が容易になる。また、切欠などの加工を最小化したことにより、補修部材の内面は滑らか且つ構造が簡単であり、よって、下水の流れを妨害せず、信頼度の高い止水性が保障される。
Description
本発明は、管路の非掘削補修部材及び補修方法に関し、特に、膨脹動作が非常に安定になされた後、確実に拘束締結されるため、補修作業が容易になされて、加工を最小化した内面が滑らか且つ構造が簡単で、下水の流れを妨害せず、信頼度の高い止水性を保障するのに適当な管路の非掘削補修部材及び補修方法に関する。
一般に、非掘削補修部材は、地下に埋込されている管路が部分的に破損されるか、管係手の隙間ができるか、段差が生じるなど、漏水を引き起こすことができる多様な異常部位を補修するための部材を称する。このような補修部材は、円筒状に巻かれて収縮された状態で管路の内部に挿入された後、破損又は亀裂の生じた管路の内部で膨脹されて密着設置される。
地下に埋込された状態で管路を補修する管路の非掘削内面補修方法としては、異常部位の区間に全体的に合成樹脂管を嵌め込んで補修する全体補修方法、接着樹脂液とガラス繊維を利用して異常部位だけを対象にしてガラス繊維に接着樹脂液を塗布して陥浸させた後、硬化させて、部分的に補修するライニング部分補修方法、接着樹脂液とガラス繊維の他に、該補修材料の内側に円筒形で巻かれるように構成されたステンレス鋼板を補強支持管として利用して異常部位を対象に硬化させて補修する改良型ライニング部分補修方法、及び円筒形で巻かれるように構成されたステンレススチールの非掘削補修部材を管路内に密着して設置する補強リング工法などがある。
上記の工法の中で、非掘削補修部材を使用する補強リング工法は、作業時間が比較的短くて工事方法が簡単であるので、非掘削補修時に広く活用されている。したがって、更に優れる性能を有する非掘削補修部材の開発が急な次第である。
図1は、従来技術による非掘削補修部材を説明するための斜視図である。
図示したように、従来技術による非掘削補修部材は、ステンレススチールを素材にして円筒状に巻かれたスリーブ10から構成され、スリーブ10の外面の一端部にはスリーブ10が巻かれた状態で膨脹された後、スリーブ10の他端にかかりながらスリーブ10が収縮することを抑える係止突起11が形成されている。
このような補修部材を使用して管路Pを補修する方法を簡単に説明すれば、次の通りである。
まず、胴体31がエアー注入により膨脹するエアーバック形態の補修器30の外側にスリーブ10を被せて装着する。この際、補修器30の胴体31は空気が抜けて収縮された状態であり、スリーブ10やはり小さな円筒状に収縮された状態である。スリーブ10の外側には適当な力でスリーブ10を締めてくれるゴムリング20を取り付ける。ゴムリング20は、スリーブ10が収縮及び膨脹される時に解けないで、円筒形態を維持するようにする一方、スリーブ10が膨脹された後、係止突起11がスリーブ10の他端に確実にかかるようにする重要な役割をする。
以後、スリーブ10を装着した補修器30を管路Pに挿入して補修を必要とする管路Pの内部に位置させる。そして、補修器30にエアーを注入して胴体31を膨脹させれば、小さな大きさで巻かれているスリーブ10が徐々に膨脹して大きくなりながら管路Pの内壁に密着する。
以後、補修器30は、胴体31からエアーを抜けて収縮させ、スリーブ10から分離して管路Pの外に取り出す。すると、スリーブ10は弾性復原力により収縮しようとする傾向を有するが、係止突起11がスリーブ10の他端にかかりながら膨脹された状態のままに、管路Pの内部の壁体に密着することになる。これで、管路Pの補修のためのスリーブ10の主な設置作業を終えることになる。必要によっては、以後にスリーブ10を管路Pに更に密着するように圧着させる作業が追加的に進行されることができる。
しかしながら、従来の補修部材は外側から所定の力で覆いかぶせるゴムリング20なしには、自体的に安定した膨脹動作及び係止突起11による拘束が正しくなされない関係で、通常2つ以上のゴムリング20を必須的に具備しなければならない問題点があった。
また、従来の補修部材は、係止突起11のうち、単純にどれか1つのみスリーブ10の他端にかかって締結される関係で、拘束される程度は勿論、拘束力が充分でなかった。したがって、従来の補修部材は管路内に設置された以後に拘束締結された状態が頻繁に解除される問題があった。このような問題は、特に浚渫工事時のように、多様な環境及び原因により管路の内部に設置されたスリーブ10に直間接的に力が及ぼすことにより発生されたりした。
また、従来の補修部材は係止突起11を具備するためにスリーブ10自体に切欠部位を形成させる関係で、深刻な問題を引き起こさざるをえなかった。即ち、スリーブ10の内面が滑らかに形成できなくて、設置後、下水の円滑な流れに支障を与える問題があった。また、上記切欠部位で漏水が生じて信頼度の高い止水性を確保することが困難であった。
本発明は、上記のような従来の諸問題を解消するために提案されたものであって、本発明の目的は補修作業が容易であり、信頼度の高い止水性を保障されることができる管路の非掘削補修部材及び補修方法を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の技術的思想による管路の非掘削補修部材は、円筒状に巻かれて収縮された状態で管路の内部に挿入された後、膨脹されて破損又は亀裂の生じた管路の内部の壁面に密着設置される管路の非掘削補修部材であって、円筒状に巻かれた際、元の状態に拡がろうとする弾性力を有するスリーブと、上記スリーブの外面に周方向に設置されて、上記スリーブの一端部をスライドするように案内するガイドベルトと、を含んで構成されることをその構成上の特徴とする。
ここで、上記スリーブの一端部には上記ガイドベルトが貫通する切欠部が形成され、上記ガイドベルトはその両端部のみが上記スリーブの外面に接合されて、その接合された両端部の間に上記スリーブの一端部が案内されてスライドするスライディング区間が形成されることを特徴とすることができる。
また、上記ガイドベルトには、上記スリーブが一旦膨張したら収縮できないように、上記スリーブの一端に係合する係止突起が上記ガイドベルトの長手方向に沿って複数個形成されていることを特徴とすることができる。
また、上記スリーブの一端において、上記係止突起が係合する部位は外側に突出するように部分屈曲していることを特徴とすることができる。
また、上記係止突起は、上記ガイドベルトを台形状に部分切欠した後、これを内側方向に折り曲げて、上記スリーブの一端の方を向くよう折曲げ形成されることを特徴とすることができる。
また、上記ガイドベルトが上記切欠部を貫通する直前に接触するスリーブの外面の一端部には、上記ガイドベルトの突起が係合する係止バーが重ねて設けられ、スリーブの一端をなすことを特徴とすることができる。
また、上記ガイドベルトには長手方向に沿って複数の係止孔が形成され、上記スリーブの一端には、上記スリーブが一旦膨張したら収縮できないように、上記係止孔に係合する係止片が突出形成されたことを特徴とすることができる。
また、上記スリーブの一端において、上記係止片が形成された部位は外側に突出するように部分屈曲していることを特徴とすることができる。
また、上記スリーブの外面には、内方へ凹入するガイドラインが周方向に形成されることを特徴とすることができる。
また、上記ガイドベルトは、上記ガイドライン内に設置されることを特徴とすることができる。
また、上記スリーブは、外面に長手方向に形成された波状部を複数個具備することを特徴とすることができる。
また、上記スリーブの外面にはゴム素材のシーリング用止水材が取り付けられることを特徴とすることができる。
また、上記スリーブは、左右両側端部が外側に傾斜するように形成されて、左右端部へ行くほどスリーブの口径が広くなることを特徴とすることができる。
また、上記ガイドベルトには長手方向に沿って複数の係止孔が形成され、上記スリーブの一端部の外面には、上記スリーブが一旦膨張したら収縮できないように、上記係止孔に係合する係止具が備えられることを特徴とすることができる。
また、上記係止具は、上記ガイドベルトの外側から上記係止孔に係合することを特徴とすることができる。
また、上記ガイドベルトの一端部を延ばして上記係止具を形成することを特徴とすることができる。
また、上記スリーブは外面に長手方向に形成された波状部を複数個具備し、空気排出孔と薬剤注入孔を具備することを特徴とすることができる。
一方、本発明の補修方法は、円筒状に巻かれて収縮された状態で管路の内部に挿入された後、膨脹されて破損又は亀裂の生じた管路の内部の壁面に密着設置される非掘削補修部材であって、円筒状に巻かれた際、元の状態に拡がろうとする弾性力を持ち、外面に周方向に形成された波状部を複数個具備するスリーブと、上記スリーブの外面に周方向に設置されて上記スリーブの一端部をスライドするように案内するガイドベルトとを含んで構成された、管路の非掘削補修部材を利用する補修方法であって、上記スリーブを、補修を必要とする管路内で膨脹させて上記補修部材を管路内に設置し、かつ上記スリーブと管路の内壁との間に止水及び強度補強用薬剤を投入して硬化させることをその技術的構成上の特徴とすることができる。
ここで、上記補修部材のスリーブを穿孔して空気排出孔と薬剤注入孔を設けるステップと、胴体が縮小及び膨脹可能な補修器の外側に上記補修部材を装着するステップと、上記スリーブの外側の両端部に各々スリーブと管路の内壁との間の隙間をシーリングするためのシーリング用Oリングを設置するステップと、上記補修部材が胴体に装着された状態で上記補修器を管路の補修位置に移送するステップと、上記補修器の胴体を膨脹させて上記補修部材を上記管路内に設置するステップと、上記薬剤排出孔を通じて上記スリーブと管路の内壁との間の隙間に上記薬剤を注入するステップと、上記注入された薬剤を硬化させるステップと、を含んでなることを特徴とすることができる。
以上、説明したように、本発明による管路の非掘削補修部材は、ゴムリングのような補助物の助けなしにもガイドベルトによりスリーブが巻かれた状態で重なる一端部及び他端部が分離されることを防止する効果がある。
また、本発明は、ガイドベルトの案内によりゴムリングのような補助物の助けなしにもスリーブの収縮及び膨脹動作が非常に安定的、かつ精密になされる効果がある。
また、本発明は、スリーブの他端に部分屈曲した屈曲部が形成される場合、係止突起及び係止片がより確実にかかりながら拘束される効果がある。
また、本発明は、スリーブの外面の他端部に重ね当てた係止バーにより、膨脹後にガイドベルトに形成された係止突起がより確実にかかりながら拘束される効果がある。
また、本発明は、内面を略加工しなくて、単純で、かつ滑らかであるので、管路に設置された後、下水の流れを妨害されず、信頼度の高い止水性を保障されることになる。
また、本発明は、スリーブの外面に突出形成される波状部により管路間の段差を埋めることになって、2つの管路が連結された部位または管路の形成が不規則な部位でも容易な補修が可能である。
また、本発明は、スリーブの外面に接合されて、スリーブの膨脹時、損傷の虞のないシーリング用止水材により長期間に亘る止水効果を期待することができる。
本発明の技術的思想による実施形態を添付した図面を参照しつつ具体的に説明すれば、次の通りである。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1実施形態による管路の非掘削補修部材の使用状態図である。
図2は、本発明の第1実施形態による管路の非掘削補修部材の使用状態図である。
図示したように、本発明の第1実施形態による管路の非掘削補修部材は、円筒状に巻かれて小さく収縮された状態で管路Pに挿入された後、膨脹される。これで、破損又は亀裂などにより補修を必要とする管路Pの内部に密着設置される。
このような本発明は、ガイドベルト200によりゴムリングのような補助物がなくても収縮及び膨脹が非常に安定的、かつ精密になされる。また、一旦膨脹された状態では収縮できなくて、より確実に拘束締結されるように構成される。のみならず、本発明は、管路Pの内部に設置された状態で下水の流れを妨害しない、かつ信頼度の高い止水性を有するように構成される。
以下、本発明の第1実施形態による管路の非掘削補修部材の構成を詳細に説明する。
図3は本発明の第1実施形態による斜視図であり、図4は本発明の第1実施形態による分解斜視図であり、図5は本発明の第1実施形態による断面図である。
図示したように、本発明は、スリーブ100とスリーブ100の収縮及び膨脹動作を安定的、かつ精密に調節する役割をするガイドベルト200を含んで構成される。
スリーブ100は、円筒状に巻かれた際、元の状態に拡がろうとする傾向を有する弾性力を持っており、耐食性が優れる素材で構成される。スリーブ100の素材として上記のような特性を有するものであれば、どれでも採択されることができ、ステンレススチール程度であれば適当である。スリーブ100の厚みは弾性力を有し、かつ収縮及び膨脹が容易な程度であればよい。スリーブ100の一端部には収縮及び膨脹時、ガイドベルト200の案内を受けることができるように、ガイドベルト200が貫通される切欠部110が形成される。
スリーブ100の一端中、ガイドベルト200の係止突起120が係合する部位は外側に突出して部分屈曲した屈曲部120が形成される。このように屈曲部120が形成されれば、ガイドベルト200との接触が強化されながら係止突起210がスリーブ100一端に一層確実にかかることになる。
また、スリーブ100には周方向に沿って外面から内面へ凹入されたガイドライン130が形成される。ガイドライン130は、スリーブ100の形態を保存できるように所定の強度を与える役割をする。また、ガイドライン130は、スリーブ130の外面では凹入された形態になり、内面には突出した形態になって、スリーブ100が重なった状態で相互符合される。このようなガイドライン130は、スリーブ100が巻かれた状態で各々外側と内側に位置する一端部及び他端部が左右いずれか一方にずれないようにする役割もすることになる。一方、ガイドライン130内にはガイドベルト200が設置される。すると、ガイドベルト200の設置による突出程度を減らすことができる。また、ガイドベルト200に形成されている係止突起210がスリーブ100の一端に一層確実にかかって締結される効果がある。
スリーブ100は、外面に沿って複数の波状部140が形成される。波状部140は、スリーブ100が成型用ローラ(図示せず)などにより部分的に折畳まれて外側に突出した形態で形成される。このような波状部140は、特に隣接して連結された2つの管路が段差した場合に有用に使われることができる。即ち、波状部140が管路の連結部位に正確に位置するようにした後、本発明の補修部材を設置し、圧着ローラなどでスリーブ100の内周面を強く擦ると、外側に突出した波状部140が管路間の段差部位を埋めることになる。このように、本発明の補修部材は、波状部140の形成により管路の段差した区間でも円滑に設置される。波状部140は、スリーブ100に一層広い幅で形成されることができ、スリーブ100の全体に形成されることができる。但し、本発明はスリーブ100に波状部140が形成されたものと、そうでないものを全て念頭に置いている。したがって、管路の補修の際、管路の段差した連結部位では、波状部140が形成されたものを、その他の部位では波状部140が形成されないものを配置して設置することが望ましい。
また、スリーブ100の左右両端130は、外側方向に所定角度で傾斜するように形成される。これで、スリーブ100がその外側に設置されるガイドベルト200の突出した厚みを無難に克服しながら管路の内部に密着される。
ガイドベルト200は、スリーブ100の外面に周方向に設置されて(スリーブ100の外面の他端部に基本的に設置され、他端部から一端部まで全体に亘って設置されることができる)、スリーブ100が巻かれた状態で収縮及び膨脹する際、スリーブ100の一端部がスリーブ100の外面に沿ってスライドするように案内することになる。
ガイドベルト200の構成をより具体的に説明すれば、ガイドベルト200は、スリーブ100の一端部に形成された切欠部110を貫通した状態で両端部がスリーブ100の外面に周方向に設置される。これで、ガイドベルト200の両端部は、スリーブ100の外面に接合されるが、両端部間の接合できない区間は、スリーブ100の一端部がスライドするスライディング区間(D)となる。ここで、ガイドベルト200はスリーブ100の幅によって適切に複数個設置される。ガイドベルト200の長さはスリーブ100の収縮及び膨脹時、スリーブ100の一端部が移動する距離より若干余裕ある程度にする。このようなガイドベルト200の設置によって、ゴムリングのような補助物を使用しなくても、スリーブ100が巻かれた状態を維持できることになる。また、スリーブ100の収縮及び膨脹時、スリーブ100の一端部がその外面に沿ってスライディングしながら、より安定した状態の収縮及び膨脹動作がなされる。
ガイドベルト200にはスリーブ100が膨脹された後、収縮できないようにスリーブ100の他端にかかる鉤型の係止突起210がガイドベルト200の長手方向に沿って複数個形成される。係止突起210は、ガイドベルト200が台形で部分切欠(または、半円形切欠も可能)された後、切欠された部位がガイドベルト200の内側に折曲されて形成される。この際、係止突起の折曲された度は、スリーブ100の一端に確実にかかることができるように30゜乃至45゜が適当であり、膨脹時にはスリーブ100の一端にかからないで収縮時のみにかかることができるように、スリーブ100の一端を対向していなければならない。参考に、係止突起210がガイドベルト200の長手方向に複数個形成されることは、スリーブ100が多様な大きさで膨脹された後、拘束されることを可能にして、本発明の補修部材が多様な口径の管路の内部に容易に設置可能になる。これで、スリーブ100が膨脹されて管路の内部に設置された後、係止突起210がスリーブ100の他端に確実にかかって拘束されながらスリーブ100の収縮が抑制される。
以下、管路の内部において、本発明の第1実施形態による補修部材の設置動作を説明するための参照図である図6及び図7を含んで、先に添付された他の図面を参照しつつ本発明の設置動作を説明する。
まず、本発明の補修部材を管路Pの内部に設置するためには、胴体31が伸縮可能な補修器30を必要とする。参考に、補修器30は、本発明の補修部材を補修を必要とする管路Pの内部に位置させた後、広く膨脹させることができるものであれば、どれでも制限なしに使われることができる。しかしながら、便宜上、エアー注入により胴体31が膨脹するチューブ形態の補修器30を念頭に置いて説明する。
このように補修器30が備えられれば、補修器30の胴体31の外面に本発明の補修部材を被せて装着する。この際、補修器30の胴体31及び本発明によるスリーブ100は小さく収縮された状態であり、収縮された状態をガイドベルト200が支持するので、その外面にゴムリングのような補助物を設置しなくてもよい。このように、本発明の補修部材が補修器30の胴体31に装着されれば、管路Pに挿入して補修を必要とする位置に正確に位置させる。
以後、補修器30の胴体31を膨脹させれば、スリーブ100が徐々に膨脹することになる。この過程で、スリーブ100の一端部は、切欠部110を貫通しているガイドベルト200に沿ってスリーブ100の外面からスライディングされながら、その端部に徐々に移動することになる。この際、ガイドベルト200に形成された係止突起210は、膨脹時にスリーブ100の一端部が移動する方向と一致した方向に傾斜して突出しているので、スリーブ100の一端部の移動を妨害しない。また、スリーブ100が交差して重なった区間では、その外面から内面へ凹入されたガイドライン130が互いに符合しながらスリーブ100の一端部及び他端部が互いにずれないようになる。このように、スリーブ100が徐々に膨脹すれば、ついに管路Pの内部の壁面に密着した状態となる。
一方、スリーブ100に突出形成された波状部140は、スリーブ100が管路Pの内部の壁面に密着される時、平たく圧着される。波状部140は、図示してはいないが、管路間の連結部位が段差した場合に、その段差を埋めることに有用に使われる。この際、スリーブ100を管路Pの内部の壁面に密着させるためには圧着ローラ(図示せず)などのような道具が使用できることは勿論である。
以後、補修器30は、胴体31を収縮させてスリーブ100から分離させた後、管路Pの外に取り出して除去する。すると、本発明の補修部材のみ、そのままに管路Pの内部の壁面に密着された状態に残っていることになる。これは、補修器30の胴体31が収縮される際、スリーブ100やはり元の状態に収縮しようとする傾向を有するが、ガイドベルト200に形成された係止突起210がスリーブ100の一端にかかって拘束されながら膨脹された状態をそのまま維持するためである。
これで、本発明による補修部材の設置が完了する。
図8は、シーリング用止水材を更に具備した本発明の第1実施形態による補修部材を説明するための分解斜視図である。
図示したように、本発明はスリーブ100の外面に取り付けられるシーリング用止水材300を更に具備することができる。
シーリング用止水材160は、発泡ゴムを始めとして、放水あるいは止水効果を有する多様な素材のうち、どれか1つで構成される。シーリング用止水材160は、10乃至20[mm]程度の厚みを持ち、ガイドベルト200が貫通される小さな通孔161A、161B、及び161Cを具備する。
このように平板形態でスリーブ100外面に接合される方式のシーリング用止水材160は、単純に円筒形で巻かれたスリーブに被せられた従来の止水材が有していた問題を解消することになる。即ち、従来の止水材はスリーブと別途の円筒形の形態で作られてスリーブが小さな大きさに収縮された状態で外面に被せられて使われた。このような方式によれば、スリーブが大きく増える際、従来の止水材も共に増えながら、薄くて膨れている状態となる。このために、従来の止水材はスリーブと共に管路の内部の壁面に設置される時、あるいは設置された後に、容易に損傷されながら本来意図していた放水あるいは止水効果を十分発揮できない問題があった。しかしながら、本発明による止水材160はそんな問題が何もないものである。
図9は係止バーを更に具備する本発明の第1実施形態による補修部材を説明するための立面図であり、図10は係止バーを更に具備する本発明の第1実施形態による補修部材を説明するための分解斜視図である。
図示したように、本発明によるスリーブ100の一端部は、係止バー150を更に備えることができる。係止バー150は、ガイドベルト200が切欠部110を貫通する直前に接触するスリーブ100の外面の一端部に重ねて設置される。このように、スリーブ100の外面に重ねて設置された係止バー150は、スリーブ100の一端部を構成し、ガイドベルト200の係止突起210をかけながら、係止突起210と協力して膨脹したスリーブ100の収縮を抑制する役割をする。ここで、係止バー150は、スリーブ100の外面に重ねられて外側に若干突出した状態になるため、ガイドベルト200との接触が強化されて係止突起210をより確実にかけてくれることになる。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。
(第2実施形態)
図11は本発明の第2実施形態による補修部材の斜視図であり、図12は本発明の第2実施形態による補修部材の断面図である。
図11は本発明の第2実施形態による補修部材の斜視図であり、図12は本発明の第2実施形態による補修部材の断面図である。
図示したように、本発明の第2実施形態による補修部材は、ガイドベルト200に複数の係止孔115が長手方向に沿って形成される。スリーブ100の一端部にはスリーブ100が膨脹された後、ガイドベルト200の係止孔115にかかる係止片126が形成される。
ここで、スリーブ100の係止片126は、スリーブ100の膨脹時、ガイドベルト200の係止孔115にかからないで、膨脹された後に収縮時のみにかかることができるように、スリーブ100の他端を対向する方向に傾斜するように突出形成される。上記スリーブの一端において、係止片126が形成された部位は外側に突出するように部分屈曲される。これで、係止片126が係止孔115に一層確実にかかることになる。
一方、スリーブ100に形成される複数の波状部140を含んで、他の構成については、第1実施形態と大同小異であるので、詳細な説明は省略する。
(第3実施形態)
図13は本発明の第3実施形態による補修部材の斜視図であり、図14は本発明の第3実施形態による補修部材の分解斜視図であり、図15は本発明の第3実施形態による補修部材の断面図である。
図13は本発明の第3実施形態による補修部材の斜視図であり、図14は本発明の第3実施形態による補修部材の分解斜視図であり、図15は本発明の第3実施形態による補修部材の断面図である。
図示したように、本発明の第3実施形態による補修部材やはりスリーブ300とスリーブ300の収縮及び膨脹動作を安定的、かつ精密に案内する役割をするガイドベルト400を含んで構成される。
スリーブ300は、円筒状に巻かれた際、元の状態に拡がろうとする傾向を有する弾性力を有しており、耐食性が優れる素材で構成される。したがって、スリーブ300の素材として、上記のような特性を有するものであれば、どれでも採択されることができ、ステンレススチール程度であれば適当である。スリーブ300の厚みは弾性力を有し、かつ収縮及び膨脹が容易な程度であればよい。スリーブ300の一端部には収縮及び膨脹時、ガイドベルト400の案内を受けることができるように、ガイドベルト400が貫通される切欠部310が形成されて備えられる。
また、スリーブ300には第1実施形態と同様に、長手方向に沿って外面から内面へ凹入されたガイドライン330が形成される。
ガイドベルト400は、スリーブ300の外面に周方向に設置される。これで、スリーブ300が巻かれた状態で収縮及び膨脹する際、スリーブ300の一端部がスリーブ300の外面の他端部に沿ってスライドするように案内できることになる。
ガイドベルト400の構成をより具体的に説明すれば、ガイドベルト400は、スリーブ300の一端部に形成された切欠部310を貫通した状態で両端部がスリーブ300の外面に周方向に接合される。これで、ガイドベルト400の両端部は、スリーブ300の外面に接合されるが、両端部間の接合されていない区間は、スリーブ300の一端部が嵌められてスライドするスライディング区間となる。ここで、ガイドベルト400はスリーブ300の幅によって適切な数で設置される。例えば、図示したように、スリーブ300の両端部及び中央に各々設置されることもでき、幅が大きければ一定間隔で4つ以上設置されることもできる。ガイドベルト400の長さはスリーブ300の収縮及び膨脹時、スリーブ300の一端部が移動する距離より若干余裕ある程度にする。このようなガイドベルト400の設置によってゴムリングのような補助物を外側に使用しなくても、スリーブ300の巻かれた状態を維持できることになる。また、スリーブ300の収縮及び膨脹時、スリーブ300の一端部がスリーブ300の外面(主に、外面の他端部)に沿ってスライディングしながら、より安定した収縮及び膨脹動作が起こす。
ガイドベルト400には、スリーブ300の一端部に備えられた係止具430をかけて拘束する係止孔410が長手方向に沿って複数個が備えられる。係止孔410がガイドベルト400に複数個備えられることは、スリーブ300が多様な大きさで膨脹されて拘束されることを可能にする。従って、本発明の補修部材は多様な口径を有する管路の内部に容易に設置される。これで、スリーブ300が膨脹されて管路の内部に設置された後、係止具430がスリーブ300の係止孔410に確実にかかって拘束されながらスリーブ300の収縮が抑制される。
ここで、係止具430は、スリーブ300の一端部に備えられて、ガイドベルト400の係止孔410に係合するように内側に折曲された鉤431を有する。係止具430は、スリーブ300の切欠部310の周りの後段部(切欠部310を中心にスリーブ300の一端と近い所を先端部にした時)でスリーブ300の一端に向けて設置され、かつ内側に30゜乃至45゜程度折曲された形態の鉤を有する。これで、係止具430は、スリーブ300の膨脹時には、係止孔410にかからないが、スリーブ300が膨脹された後、収縮される時のみにかかりながら、スリーブ300の収縮を制限することになる。また、係止具330が内側に折曲されているので、鉤331による不要な突出がなくなる。
一方、スリーブ300の左右両端部は、外側方向に所定角度で傾斜するように形成されることができる。これで、補修部材30の内部に一層密着可能になる。
(第4実施形態)
図16は本発明の第4実施形態による補修部材の斜視図であり、図17は本発明の第4実施形態による補修部材の分解斜視図であり、図18は本発明の第4実施形態による補修部材の断面図である。
図16は本発明の第4実施形態による補修部材の斜視図であり、図17は本発明の第4実施形態による補修部材の分解斜視図であり、図18は本発明の第4実施形態による補修部材の断面図である。
図示したように、第4実施形態は第3実施形態に比べてガイドベルト500の一端部が更に延びて、その延長部の端部に内側に折曲された鉤531を有する係止具530が一体形成されることを特徴とする。
このように、ガイドベルト500端部に係止具330が一体形成される第4実施形態の構成によれば、第3実施形態とは異なり、別途の係止具を具備してスリーブ300に接合しなくてもよいので、生産工程及び組立工程を短縮できることになる。即ち、係止具530を生産するための別途の工程を不要にし、部品数を1つ減らすことができ、別途の係止具をスリーブ300に設置するための組立工程なしでガイドベルト300のみを設置すればよい。
(第5実施形態)
図19は、本発明の第5実施形態による補修部材の斜視図である。
図19は、本発明の第5実施形態による補修部材の斜視図である。
図示したように、第5実施形態は、第1実施形態に比べてスリーブ600外面の全体に亘って長手方向に形成された波状部640を具備し、スリーブ600に薬剤注入孔601と空気排出孔602を具備することを特徴とする。そして、ガイドベルト200を始めとする他の構成の場合、第1実施形態と大同小異である。
このような第5実施形態による本発明の補修部材は、補修を必要とする部位が段差した管路の連結部位であるとか、管路の形態が不規則に形成される等、補修部材と管路の内壁間の隙間空間の発生が不回避な場合、有用に使われることができる。このような第5実施形態を利用した本発明の補修方法については下記に詳細に説明する。
以下、図20乃至図22を参照して本発明の第5実施形態による管路の非掘削補修部材を利用した補修方法について詳細に説明する。但し、図20乃至図22は、本発明の第5実施形態による補修部材を利用する補修方法を説明するための参照図である。
本発明の補修方法は、主に補修を必要とする部位が段差した管路Pの連結部位であるとか、管路Pの形態が不規則に形成される等、補修部材と管路Pの内壁間の隙間空間P1が発生する場合、有用に使われることができる方法である。
まず、図19に図示したように、スリーブ600に皺がたくさん寄っている補修部材を胴体が縮小及び膨脹可能な補修器30の外側に装着する(但し、補修器30は、便宜上、図6及び図7に図示されたことがあるエアー注入式チューブ形態の補修器30を念頭に置いて説明する)。この際、補修部材のスリーブ600には、薬剤注入孔601と空気排出孔602が穿孔されていなければならない。前述した第5実施形態による補修部材の場合、空気排出孔602と薬剤注入孔601が既に穿孔された状態であるため、別途の穿孔を必要としない。
以後、スリーブ600の外面の両端部に各々シーリング用Oリング40一対を設置する。
以後、上記補修部材が胴体に装着された状態で、補修器30を管路Pの補修位置に移送する。この際、補修器30は胴体が完全に膨脹されない状態で管路P内を自由に移送できる程度であればよい。
以後、補修器30が管路Pの補修位置に正確に位置することになれば、補修器30の胴体を膨脹させる。すると、図20のように、補修部材のスリーブ600が膨脹して管路Pの内壁に密着して設置される。しかしながら、この際、管路Pの段差部位を中心に、その周辺部でスリーブ600と管路Pの内壁との間に隙間空間P1が形成される。
以後、図21のように設置された補修部材の薬剤注入孔601を通じてスリーブ600と管路Pの内壁との間に薬剤Mを注入する。この際、スリーブ600と管路Pの内壁との間に形成された隙間空間P1に薬剤Mが注入されながら隙間空間P1を詰めていた空気が矢印で表示されたように空気排出孔602を通じて排出される。以後、図22のように、隙間空間P1に薬剤Mが完全に詰められれば薬剤Mの注入を中断する。
以後、時間が経過して隙間空間P1に詰められた薬剤Mが硬化すれば、上記補修部材の外側を覆いかぶせた状態で硬化した薬剤Mにより上記止水部材の止水性が一層強化される。また、上記補修部材の強度も向上する。このような薬剤Mの強度補強機能によりスリーブ600に強度弱化をもたらすことができる波状部640を安心して形成させることができることは勿論、管路P内の段差部位でより柔軟に密着できるように比較的強度の弱い素材のスリーブ600を使用することができるものである。ここで、上記薬剤Mは、上記補修部材の外側を覆いかぶせながら止水及び強度補強用に使用できるものであれば使用可能であり、ポリエステル(Polyester)やポリウレタン(Polyurethane)などが使われることができる。
以上、本発明の望ましい実施形態を説明したが、本発明は多様な変化と変更及び均等物を使用することができる。本発明は上記実施形態を適切に変形して同一に応用できることが明確である。したがって、上記の記載内容は特許請求範囲の限界により定まる本発明の範囲を限定するものでない。
本発明による補修部材及び補修方法の使用により管路の補修時、工事を速かに進行することができ、補修品質は一層向上する。このような本発明の補修部材は、下水が流れる下水管路及び上水が流れる上水管路を始めとして、迅速な補修が要求される多様な中型・大型の管路を補修するのにも適切である。
Claims (19)
- 円筒状に巻かれて収縮された状態で管路の内部に挿入された後、膨脹されて破損又は亀裂の生じた管路の内部の壁面に密着設置される、管路の非掘削補修部材であって、
円筒状に巻かれた際、元の状態に拡がろうとする弾性力を有するスリーブと、
前記スリーブの外面に周方向に設置されて、前記スリーブの一端部をスライドするように案内するガイドベルトと、
を含んで構成されることを特徴とする管路の非掘削補修部材。 - 前記スリーブの一端部には前記ガイドベルトが貫通する切欠部が形成され、
前記ガイドベルトはその両端部のみが前記スリーブの外面に接合されて、その接合された両端部の間に、前記スリーブの一端部が案内されてスライドするスライディング区間が形成されることを特徴とする請求項1記載の管路の非掘削補修部材。 - 前記ガイドベルトには、前記スリーブが一旦膨張したら収縮できないように、前記スリーブの一端に係合する係止突起が前記ガイドベルトの長手方向に沿って複数個形成されていることを特徴とする請求項2記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記スリーブの一端において、前記係止突起が係合する部位は、外側に突出するように部分屈曲していることを特徴とする請求項3記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記係止突起は、前記ガイドベルトを台形状に部分切欠した後、これを内側方向に折り曲げることで、上記スリーブの一端の方を向くよう折曲げ形成されることを特徴とする請求項3記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記ガイドベルトが前記切欠部を貫通する直前に接触するスリーブの外面の一端部には、前記ガイドベルトの突起が係合する係止バーが重ねて設けられ、該係止バーがスリーブの一端をなすことを特徴とする請求項3記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記ガイドベルトには長手方向に沿って複数の係止孔が形成され、
前記スリーブの一端には、前記スリーブが一旦膨張したら収縮できないように、前記係止孔に係合する係止片が突出形成されたことを特徴とする請求項2記載の管路の非掘削補修部材。 - 前記スリーブの一端において、前記係止片が形成された部位は、外側に突出するように部分屈曲していることを特徴とする請求項7記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記スリーブの外面には、内方へ凹入するガイドラインが周方向に形成されることを特徴とする請求項1記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記ガイドベルトは、前記ガイドライン内に設置されることを特徴とする請求項9記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記スリーブは、外面に長手方向に形成された波状部を複数具備することを特徴とする請求項1記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記スリーブの外面にはゴム素材のシーリング用止水材が取り付けられることを特徴とする請求項1記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記スリーブは、左右両側端部が外側に傾斜するように形成されて、左右端部へ行くほどスリーブの口径が広くなることを特徴とする請求項1記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記ガイドベルトには長手方向に沿って複数の係止孔が形成され、
前記スリーブの一端部の外面には、前記スリーブが一旦膨張したら収縮できないように、前記係止孔に係合する係止具が備えられることを特徴とする請求項2記載の管路の非掘削補修部材。 - 前記係止具は、前記ガイドベルトの外側から前記係止孔に係合することを特徴とする請求項14記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記ガイドベルトの一端部を延ばして前記係止具を形成することを特徴とする請求項15記載の管路の非掘削補修部材。
- 前記スリーブは、その外面に長手方向に形成された波状部を複数具備するとともに、空気排出孔と薬剤注入孔を具備することを特徴とする請求項1記載の管路の非掘削補修部材。
- 円筒状に巻かれて収縮された状態で管路の内部に挿入された後、膨脹されて破損又は亀裂の生じた管路の内部の壁面に密着設置される非掘削補修部材であって、円筒状に巻かれた際、元の状態に拡がろうとする弾性力を持ち、外面に周方向に形成された波状部を複数具備するスリーブと、前記スリーブの外面に周方向に設置されて前記スリーブの一端部をスライドするように案内するガイドベルトとを含んで構成された、管路の非掘削補修部材を利用する補修方法であって、
前記スリーブを、補修を必要とする管路内で膨脹させて前記補修部材を管路内に設置し、
前記スリーブと管路の内壁との間の隙間に止水及び強度補強用薬剤を投入して硬化させる
ことを特徴とする補修方法。 - 前記補修部材のスリーブを穿孔して空気排出孔と薬剤注入孔を設けるステップと、
胴体が縮小及び膨脹可能な補修器の外側に前記補修部材を装着するステップと、
前記スリーブの外側の両端部に、各々、スリーブと管路の内壁との間の隙間をシーリングするためのシーリング用Oリングを設置するステップと、
前記補修部材が胴体に装着された状態で前記補修器を管路の補修位置に移送するステップと、
前記補修器の胴体を膨脹させて前記補修部材を前記管路内に設置するステップと、
前記薬剤排出孔を通じて前記スリーブと管路の内壁との間の隙間に前記薬剤を注入するステップと、
前記注入された薬剤を硬化するステップと、
を含んでなることを特徴とする請求項18記載の補修方法。
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