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JP2008532444A - マルチセグメント疑似ワイヤの障害検知、報告、およびメンテナンス折衝制御の方法 - Google Patents

マルチセグメント疑似ワイヤの障害検知、報告、およびメンテナンス折衝制御の方法 Download PDF

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JP2008532444A JP2008500033A JP2008500033A JP2008532444A JP 2008532444 A JP2008532444 A JP 2008532444A JP 2008500033 A JP2008500033 A JP 2008500033A JP 2008500033 A JP2008500033 A JP 2008500033A JP 2008532444 A JP2008532444 A JP 2008532444A
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Abstract

マルチセグメント疑似ワイヤの障害検知、報告、メンテナンス折衝制御方法は、従来技術における問題、すなわち、マルチセグメント疑似ワイヤの障害検知および終端間メンテナンスを行うことができず、装置の性能に応じて対応するメンテナンス方法を柔軟に選択することができないという問題を解決する。検知方法において、始端ノードによって送信された終端間検知メッセージは、切り替えノードがトランスペアレントに終端ノードへ送信する。これにより、終端間検知を実現できる。上記障害を報告する方法においては、障害が検知されたときに、切り替えノードが、障害情報を保持する障害通知メッセージを下流側へトランスペアレントに送信する。メンテナンス折衝制御方法においては、障害検知情報および障害報告性能情報が上記マルチセグメント疑似ワイヤの確立時に作成されたメッセージ内に保持され、これにより、端末は、最終的にサポートされた性能に応じて、所定のポリシーにあったメンテナンス方法を柔軟に選択することができる。

Description

発明の詳細な説明
[発明の属する技術分野]
本発明はパケット交換ネットワークに関するものであり、特に、マルチセグメント疑似ワイヤのための障害検知、報告、およびメンテナンス折衝制御の方法に関する。
[発明の背景]
PSN(Packet Switch Network;パケット交換ネットワーク)は、今日の転送ネットワークの組み合わせにおける、現在発展中のトレンドである。すなわち、従来のサービスはこの組み合わされたネットワークへと移行し、この組み合わされたネットワークは新しいサービスの発展のための要求を満たすことになる。その(安定的に多重化可能な)高帯域の利用性および著しく改善されたQoS(Quality of Service;サービス品質)保証性能により、PSNには大きな注目が集まっている。多くの技術者たちは、運用コストを減らしサービスの展開能力を向上させるため、FR(Frame Relay;フレームリレー)専用回線、イーサーネット専用回線、ATM(Asynchronous Transfer Mode;非同期転送モード)専用回線からPSNへサービスを移行してきた。PSNは主にMPLS(Multiple Protocol Label Switching)ネットワーク、L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)ネットワーク、およびIP(Internet Protocol)ネットワークを含み、MPLSは、分離されたトランスポート層へと進化を遂げつつある。
PW(Pseudo Wire;疑似ワイヤ)とは、PSNに関連するエミュレートサービスである。ATM、FR、および、イーサーネットのサービスをMPLS/IPネットワーク上でエミュレートする方法はIETF PWE3において定義されている。規格化においては、PSN上にてATM、FR、イーサーネット、N*64Kサービスの運用をするために、IETF(Internet Engineering Task Force)がPWE3(Pseudo Wire Emulation Edge-to-Edge)に関するドラフトをまとめた。
PWのモデルを図1に示す。PWはシングルセグメントPWとマルチセグメントPWとに分類される。シングルセグメントPW(SS−PWと略記し、またSH−PW(Single-Hop PW)とも称す)とは、2つのPE(Provider Equipment;プロバイダ装置)間において、他のPEを経由せずに(つまり該2つのPE間にPW切り替えポイントがない)直接確立されているPWのことである。図1に示すように、PE1とPE2間に直接確立された2つのPW(すなわちPW1およびPW2)が、SS−PWである。マルチセグメントPW(MS−PWと略記し、またMH−PW(Multi-Hop PW)とも称す)とは、1つ以上のPE(中間のPEのことを交換PEと呼ぶ)を介して、2つのPE間に確立されているPWのことである。図1に示すように、PE1とPE3間において確立されているPW3およびPW4はMS−PWを構成し、またPW5およびPW6は別のMS−PWを構成している。MS−PWは少なくとも2つのSS−PW間での切り替えを必要とする。PE2によって接続されるPW3およびPW4を例にとれば、このSS−SW(つまりPW3およびPW4)のそれぞれは、セグメント化されたPWであると見なすことができる。トラフィックは、S−PE(Switching PE;切り替えPE)と称される中間のPE2を介して、転送される。両端のPEはそれぞれ、U−PE(Ultimate PE;終端PE)またはT−PE(Terminate PE;終端PE)と呼ばれる。
現在、PWE3ドラフトにおいて、疑似ワイヤ(PW)OAMメッセージマッピング(OAM MAP)法およびVirtual Circuit Connectivity Verification(VCCV)を含む、SS−PWのためのOAM(Operation And Management)ソリューションが定義されている。OAM MAPはL2アクセスネットワークと該PWとの間で障害メッセージをやりとりする方法を記述している。VCCVは2つのPE間のPWの障害検知および診断方法を記述している。図1に示すように、SS−PW OAMソリューションは、PWの障害検知および診断のための以下の3つのVCCVメッセージを定義している。そのメッセージとは、ICMP(Internet Control Message Protocol)PINGメッセージ、BFD(Bidirectional Forwarding Detection)メッセージ、そしてLSP(Label Switching Path)PINGメッセージである。
BFDベースの検知方法に基づき、PE(例えばPE1)がBFD制御メッセージを別のPE(例えばPE2)に、折衝された送信周期で送信する。ある時間内にPE2が上記BFD制御メッセージを受信しなかった場合、PE1からPE2への回線において障害があるということである。そうでなかった場合は、PE1からPE2への回線が正常に作動しているということである。また、PINGベースの検知方法に基づき、PE(例えばPE1)がPINGメッセージを別のPE(例えばPE2)に送信する。PINGメッセージを受信した際には、PE2は返信メッセージとして、該PINGメッセージを送り返す。PE1が所定の時間内に返信メッセージを受信した場合、PE1およびPE2間の双方向回線は正常に動作しているということである。そうでない場合は、回線に障害があるということである。
PW1が、PE1およびPE2間でのVCCVメッセージの交換を通して障害ありと検知された場合、警報がなされたり、または保護的な切り替えを行うことができる。
MS−PWのセグメント化されたPWに障害がある場合、以下の2つの保護的な切り替え方法のいずれかを用いることができる。1つ目の方法は、SS−PWベースの保護である。すなわち、PE1およびPE2間の接続が、PW2からPW1へと切り替えられる方法である。もう1つの方法は、End−to−End(E2E;終端間)ベースのOAMである。すなわち、切り替えのため、保護用MS−PWが2つのU−PE間に再確立される方法である。障害情報は通常、接続に障害が起こったPEにおいて集められるが、SS−PW OAMでは、SS−PWの障害とEnd−to−EndのMS−PWの障害とを区別することができない。さらに、隣りあう2つのPE間でしか上記3つのSS−PW OAMメッセージが送信できないため、MS−PWにおける各セグメント化されたPWの障害情報は、MS−PWのU−PEへはフィードバックできない。その結果、上記2番目の保護的な切り替え方法は適用不可となり、特定の装置性能に基づいて柔軟に保護方法を選択することができなくなってしまう。
[発明の概要]
本発明の一側面により、MS−PW用の障害検知方法が提供される。また、本発明の別の側面により、MS−PW用の障害報告方法が提供される。また、本発明のさらに別な側面により、MS−PW用のメンテナンス折衝制御方法が提供される。
マルチセグメント疑似ワイヤのための終端間障害検知方法であって、
所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、マルチセグメント疑似ワイヤ(MS―PW)の第1の終端プロバイダ装置(U−PE1)が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、各切り替えPE(S−PE)が、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信するステップと、
第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断するステップとを含む障害検知方法。
マルチセグメント疑似ワイヤのための終端間障害検知方法であって、
マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信するステップと、U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返すステップと、
U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断するステップとを含む障害検知方法。
上記2つの方法のいずれにおいても、前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含んでいる。
マルチセグメント疑似ワイヤのための障害検知および報告方法であって、
マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信するステップと、
下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信するステップと、
U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得るステップとを含む障害検知および報告方法。
S−PEがSS−PWに障害があると判断するのは、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合とである。
上記方法は、トンネル障害、PW状態通知障害、またはローカルPE障害を検知したとき、S−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、上記障害通知メッセージを下流側へ送信するステップをさらに含む。
上記障害通知メッセージは、受信したメッセージが障害通知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第2の識別情報を含み、かつ/または、
上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む。
障害情報は障害タイプ情報および障害位置情報を含む。
マルチセグメントの疑似ワイヤのメンテナンス折衝制御方法であって、
始端側のU−PEが、前記始端側のU−PEによってサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を含んだ、MS−PWの順方向セットアップメッセージを作成するステップB1と、
各切り替えプロバイダ装置(S−PE)が上記順方向セットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および、上記障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判断し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされている場合、上記順方向セットアップメッセージ中のローカルにサポートされている性能に関する情報のみを保持し、上記順方向セットアップメッセージを転送し、ステップB3に進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4に進むステップB2と、
各S−PEが順次転送してきた上記順方向セットアップメッセージを受信したときに、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか判断し、上記保持された性能に関する情報のすべてまたは一部がサポートされている場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB3と、
確立されたPWセグメントを切断するステップB4とを含む、メンテナンス折衝方法。
上記ステップB3およびB4の間に、
末端側のU−PEが、末端側のU−PEにサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を保持するまたは上記MS−PWの順方向セットアップ時に決定されたサポートされた性能情報セットを保持する、MS−PWの逆方向セットアップメッセージを始端側のU−PEへ送信するステップB31と、
各S−PEが、上記逆方向のセットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判定し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていた場合、上記逆方向のセットアップメッセージ中のローカルにサポートされた性能に関する情報のみを保持し、上記逆方向セットアップメッセージを転送し、ステップB33へ進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていない場合、ステップB4へとすすむステップB32と、
各S−PEにより順次転送された上記逆方向のセットアップメッセージを受信し、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうかを判断し、上記保持された性能のすべてまたは一部がサポートいる場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB33とを上記方法は含む。
障害情報報告性能に関する情報とは、U−PEまたはS−PEへ接続されているSS−PWに障害が起こった場合、該SS−PWに含まれるU−PEまたはS−PEが障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し下流側のS−PEまたはU−PEへ送信し、障害通知メッセージを特定し処理することができるということであり、
障害検知性能に関する情報とは、U−PEまたはS−PEは、MS−PWのためにU−PEが送信する終端間障害検知メッセージとPE間で送信されるシングルセグメント障害検知メッセージの両方または一方を特定し処理することができるということである。
すべてのU−PEおよびS−PEが上記障害情報報告性能をサポートしており、終端間障害検知メッセージを特定および処理できる場合、
MS−PWのSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信し、
下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信し、
U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得て、上記障害情報に基づきMS−PWのメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWが維持される。
上記SS−PWに含まれるS−PEがSS−PWに障害があると判断するのは、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合である。
上記方法は、トンネル障害、PW状態通知障害、またはローカルPE障害を検知したとき、S−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、上記障害通知メッセージを下流側へ送信するステップをさらに含む。
すべてのU−PEおよびS−PEは終端間障害検知メッセージのみをサポートしている場合、
所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、MS−PWのU−PE1が終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、各S−PEが、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信し、
U−PE2が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断しメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWは維持される。
すべてのU−PEおよびS−PEは終端間障害検知メッセージのみをサポートしている場合、
MS−PWのU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、各S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信し、U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返し、
U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断することにより、上記MS−PWは維持される。
上記順方向のセットアップメッセージと逆方向のセットアップメッセージの両方または一方はさらに、サポートされた障害検知メッセージタイプ性能に関する情報を含み、U−PEまたはS−PEは、性能情報の基本的な共通点に基づき検知のためのサポートされた障害検知メッセージを選択する。
前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含み、かつ/または、
上記障害通知メッセージは、受信したメッセージが障害通知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第2の識別情報を含み、かつ/または、
上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む。
障害情報は障害タイプ情報および障害位置情報を含む。
本発明のかかる上記MS−PW用の障害検知、障害報告、メンテナンス折衝制御方法によれば、MS−PWにおいてどのSS−PWに障害が起きても、SS−PWに接続されたS−PEが、終端間メンテナンスを実行するために障害報告情報を末端側のU−PEへ適切な時間に報告することができる。加えて、上記メンテナンス方法に基づき、本発明により提唱されたMS−PW用のメンテナンス折衝制御方法は、装置性能に基づき柔軟に適切なメンテナンス方法を選択する。さらに、本発明は従来のSS−PW OAM法と高い互換性があり、実施も容易である。
[実施の形態]
本発明の技術思想は以下の通りである。
1.各PEがセグメント化OAMをサポートしている場合、あるセグメントの障害情報をEnd−to−End OAMに似た方法で各U−PEへ、トランスペアレント伝送(透過形伝送)するために、本発明の一実施形態ではまず、以下の新しいタイプのメッセージを提供する。そのメッセージとは、FIN(Fault Information Notification;障害情報通知)メッセージであり、MS−PWのU−PEへセグメント化されたPWの障害情報を送信するのに用いられる。
2.本発明において提供される上記FINメッセージに基づき、本発明はE2E(End−to−End、終端間)OAMベースの検知および報告方法を提供する。すなわち、あるSS−PWに障害が起こった場合、下流側のPE(すなわちS−PE)が上記SS−PWの障害情報をU−PEへ上記FINメッセージとともに報知する。これにより、すばやいU−PEの切り替え、警報の抑制、および警報の報告などがトリガーされる。
3.上記実施形態において述べられたE2E OAMモードに基づき、本発明の一実施形態は、運用および管理を折衝する方法を提供する。すなわち、MS−PWを確立するPEの処理の間に、各PEはSS−PWベースの保護および/またはE2EベースのMS−PW保護を、各PEの性能に応じて選択する。該SS−PWベースの保護はSEGMENT OAM性能を必要とし、E2EベースのMS−PW保護はE2E OAM性能を必要とする。
以下、本発明の各実施形態を詳述する。
I.FINメッセージ
1.FINメッセージのペイロードに保持される情報
FINメッセージタイプ指示は、メッセージが障害情報の報告に使われていることを識別するためのものであり、通常、特定のビットにおいて「1」または「0」を設定することにより実施される。
障害位置情報は、障害位置を特定するためのものであり、FINメッセージを作成するS−PEのIPで表すことができる。障害発生位置情報は、障害位置の特定に用いられ、通常ネットワークの管理者へと報告される。これにより、運用管理作業者は、障害の発生しているおおよその位置を割り出し、メンテナンスを行うことができる。
障害タイプ情報は、障害のタイプを特定するためのものである。障害タイプ情報は、PW状態情報(例えば、「疑似ワイヤ、転送せず」)またはBFD検知時において作成される障害診断情報(例えば、VCCVにおいて示される「制御検知時間失効」)であってもよく、通常は対応する障害のコードで表される。
これにより、ネットワーク管理者はデータプレーンまたはコントロールプレーンで問題があるかどうか、または障害の深刻さを判断し、障害のタイプにより適切な切り替え方法を決定することができる。
FINメッセージのペイロードの前にはFINメッセージヘッダーがある。該メッセージヘッダーのフォーマットはPSNによって決まる。例えば、PSNがMPLSネットワークの場合、該FINメッセージヘッダーはさらに次の情報を含んでいても良い。その情報とは、トランスポートトンネルラベルおよびPWラベルなどである。
2.FINメッセージのトリガーする条件には、以下のものが含まれる:
ローカルのOAMメカニズム(例えば、BFD)で検知された障害、
トンネル障害、
PW状態通知障害、
ソフトウエアまたはハードウエアの無効などのローカルのPEの障害。
これらのうち、ローカルのOAMメカニズム(例えば、BFD)で検知された障害が、主なトリガーの条件である。
3.FINメッセージの構造
FINメッセージは、従来のVCCV制御チャンネルを介して送信できる。VCCV制御チャンネルは、以下の3つのタイプへ分類される。1つ目は、帯域内OAMメッセージチャンネル(該チャンネルにおいて、OAMメッセージは制御ワードによって特定される)である。2つ目は、帯域外OAMメッセージチャンネル(該チャンネルにおいて、OAMメッセージは特別なラベルによって特定される)である。3つ目は、TTL失効OAMメッセージチャンネルである。これらのうち、後の2つはOAMのペイロードの処理において類似している。これら3つの制御チャンネルのいずれかによって、FINメッセージは拡張することができる。以下、帯域内OAMメッセージを例にとり、本発明の一実施形態を説明する。
図2に示すように、帯域内OAMメッセージの制御ワードは32ビットからなり、最初の4ビットはメッセージのタイプを特定するのに使われる(「0000」はデータメッセージを表し、「0001」は帯域内OAMメッセージを表す)。次の4ビットはFmtID(Format Identifier;フォーマット識別子)を設定するのに用いられる。「FmtID」と、「チャンネルタイプ」を設定するのに用いられる、続く16ビットとの間には予備ビットとして8ビットが用意されている。予備ビットにおいて、FINメッセージタイプ指示を設定するために、いずれのビットを選択することができる。
SEGMENT OAMまたはE2E OAM障害検知メカニズムのそれぞれを実施するために、VCCV障害検知メッセージは上記2つの障害検知モードを識別するため以下のように拡張される必要がある。すなわち、制御ワードにおける予備ビットを、メッセージがSEGMENT OAMメッセージまたはE2E OAMメッセージであるか識別するのに用いる。SEGMENT OAMメッセージは、SS−PWでの障害検知、診断、通知に用いられ、E2E OAMメッセージはEnd−to−EndのMS−PWでの障害検知、診断、通知に用いられる。
SEGMENT OAM、E2E OAM障害検知メカニズムのいずれかが用いられるかにかかわらず、前のSS−PWに障害があった場合、S−PEがメッセージ報知性能を有しているならば、S−PEは障害情報を収集、FINメッセージを作成し、UPEへ該FINメッセージを送信することにより、End−to−Endの運用およびメンテナンスを実施することができる。
結論として、拡張された制御ワードのフォーマットを図3に示す。ビットマスク法で、8番目のビットに、メッセージがFINメッセージであると示すためにFをセットする(必要に応じて「1」または「0」)。9番目のビットに、メッセージがSEGMENT OAMメッセージまたはE2E OAMメッセージであるかを示すために、Tをセットする(必要に応じて「1」または「0」)。なお、図3に示す識別モードは、適用可能な一例である。この識別位置はどの予備ビットであってもよい。よって、識別モードは本発明の実施形態を実施することにおいていかなる限定をするものではない。
PSNがMPLSネットワークの場合における、上記拡張されたFINメッセージフォーマットを図4に示す。FINメッセージにおいて、メッセージヘッダーは、トランスポートトンネルラベル、PWラベル、および制御ワードを含んでいる。上記拡張されたVCCVメッセージにおける制御ワードは、メッセージがFINメッセージかどうかを示す識別子Fおよび、メッセージがSEGMENT OAMメッセージまたはE2E OAMメッセージであるかを示す識別子Tを含んでいる。FINメッセージにおけるペイロードフィールドは、障害位置情報、障害タイプ情報、またはその他の情報を保持している。
帯域外OAMチャンネルは、同様の方法でOAMメッセージのペイロードにおける適切な識別子FまたはTを設定することにより、識別および処理することができる。ここではさらなる説明はしない。
II.PEによる異なるOAMメッセージの処理は、以下の処理を含んでいる。
1.FがOAMメッセージが障害情報通知メッセージであると示している場合、OAMメッセージはトランスペアレントモードでS−PEを介して直接、U−PEまで到達するまで、送信される。
2.OAMメッセージは障害情報通知メッセージではないとFが示している場合、OAMメッセージはPWセットアップ時に作成された折衝メッセージであると示し、該OAMメッセージは普通のVCCVメッセージとして処理されることになる。
3.メッセージがSEGMENT OAMメッセージであるとTが示している場合、S−PEは、該SEGMENT OAMメッセージを受信し処理しても、該SEGMENT OAMメッセージを転送しない。これは、SEGMENT OAMメッセージ(すなわちSS−PWベースのメッセージ)なので、SS−PWのみが検知され、SEGMENT OAMメッセージはU−PEへ送信される必要がないからである。もちろん、S−PEとU―PE間にSS−PWがある場合、該U−PEへSEGMENT OAMメッセージは送信される。事実、SEGMENT OAMメッセージが送信される必要があるU―PEは、MS−PWのU―PEではなく、SS−PWの末端PEのみである。
4.メッセージがE2E OAMメッセージであるとTが示している場合、S−PEは該E2E OAMメッセージを、U−PEに届くまで、MS−PWの次のSS−PWへ直接、トランスペアレントに送信する。
図5に示すように、SEGMENT2に障害が起こった場合、下流側のS−PEが障害情報を受信し、離れたU−PE(すなわち、U−PE2)へ障害位置と障害タイプ情報を知らせるために、UPE2へ障害情報通知メッセージを送る。具体的には、S−PE1からS−PE2のPWに障害が起こった場合、S−PE1はU―PE2へ障害情報通知メッセージを送信する。S−PE2からS−PE1のPWに障害が起こった場合、S−PE2は該障害をU−PE1へ通知する。FINメッセージを受信した際、U−PEはもう一方のU−PEへ該PWの現在の状態を通知するためにPW状態通知メッセージを送信する。
III.OAM性能折衝方法
PEは、上述した新しいOAM性能をサポートしていないので、MS−PWをセットアップするプロセスの間に、U−PEおよびS−PE間、S−PE間、およびU−PE間において、上記OAM性能は折衝される必要がある。折衝機能(次の2つの性能:(1)障害情報通知OAMメッセージがサポートされているかどうか、と(2)E2E OAMまたはSEGMENT OAM、またはE2E OAMおよびSEGMENT OAMの両方をサポートされているかどうか)をサポートするために、PWE3において定義されているVCCV制御メッセージフォーマットはOAM性能に関する識別し情報を含むように拡張される必要がある。通常、この拡張もビットマスク法で行われる。すなわち、特定の性能がサポートされているかどうか示すためにビットを用いるということである。例えば、「ビット0」は、ICMP PINGがサポートされているかどうかを示す(「ビット0」の値が0ならばサポートされておらず、「ビット0」の値が1ならばサポートされている)。「ビット1」は、LSP PINGがサポートされているかどうかを示す(「ビット1」の値が0ならばサポートされておらず、「ビット1」の値が1ならばサポートされている)。
図6に示すインターフェイスパラメータフォーマットは、VCCV性能折衝が行われている間に用いられるものである。インターフェイスパラメータフォーマットにおいては、以下の通りである。
0xc4:フィールドTはタイプフィールドであり、TLV(Type-Length-Value)のタイプはVCCVインターフェイスパラメータであると示す。
0x04:フィールドLは、長さフィールドであり、TLVの長さを示す。すなわち、VCCVインターフェイスパラメータの長さは4バイトであると示す。
CCタイプは、送信側によってサポートされている制御チャンネルのタイプを示している。
CVタイプは、送信側によってサポートされているOAMメッセージタイプを示している。ビットマスク法では、0x01はICMP PING障害検知メッセージのサポートを示すように構成され、0x02はLSP PING障害検知メッセージのサポートを示すように構成され、0x04は、BFD障害検知メッセージのサポートを示すように構成されている。
また、ビットマスク法において、障害情報報告性能および検知性能は同時に折衝されてもよい。例えば、CVタイプにおいて、0x10はFINメッセージがサポートされているかどうかを示すように構成され、0x20はSEGMENT OAMがサポートされているかどうか示すように構成され、0x40はE2E OAMがサポートされているかどうかを示すように構成されている。上記の拡張により、従来のSS−PW OAM法との互換性は完全に確保できる。
図5に示すMS−PWに対応して、MS−PW OAMメッセージは、ネットワーク要素によって、次のように処理される。
1.OAM性能折衝、OAMメッセージの作成、OAMメッセージの送受信を含む、U−PEによる処理
MS−PWがセットアップされたとき、始端側(ソース側)のU−PEが、障害情報通知性能情報、SEGMENT/E2E OAM性能情報(SEGMENT/E2E OAMはSEGMENTおよび/またはE2E OAMを示す、以下同じ)、および情報伝達メッセージに含まれるサポートされているCCタイプおよびCVタイプに関する情報を作成する。折衝要求を受信したとき、離れたU−PEは自装置の性能に基づき、上記性能がサポートされているかどうか判断し、返信を行う。
該U−PEがE2E OAMをサポートしている場合、該U―PEは、情報伝達メッセージが作成されたときに得られた折衝結果に基づき、End−to−EndのVCCVメッセージを送信することを決定する。一方、U−PEがSEGMENT OAMをサポートする場合、シングルセグメントのVCCVメッセージを折衝結果に基づき送信する。
E2E OAMメッセージを受信する際に、U−PEは、MS−PW OAM処理を行う(例えば、End−to−EndのPW状態などを判別する)。
SEGMENT OAMメッセージを受信する際に、U−PEは、従来のSS−PW処理と同じSS−PW OAM処理を行う。
2.OAM性能折衝およびOAMメッセージの送受信を含む、S−PEによる処理
MS−PWがセットアップされると、S−PEは、障害情報通知性能情報、SEGMENT/E2E OAM性能情報、および情報伝達メッセージにおけるサポートされているCCタイプおよびCVタイプに関する情報を作成し、自装置の性能に基づいて、上記性能のうち1つまたはそれ以上がサポートされているかどうか判断する。上記性能のうち1つまたはそれ以上がサポートされている場合、該S−PEは、次のS−PEへ転送される情報伝達メッセージに含まれているサポートされた性能(複数の性能)を示す。上記性能のうちいずれもサポートされていない場合、PWを確立することはできない。
S−PEがE2E OAMをサポートしE2E OAMメッセージを受信する場合、S−PEはE2E OAMメッセージをさらなる処理を行うことなく、トランスペアレントに送信する。S−PEがSEGMENT OAMをサポートしている場合、S−PEはこの場合、SS−PWにおけるU−PEと同等のものとなり、よって処理を行う。S−PEがE2E OAMをサポートしておらず、E2E OAMメッセージを受信した場合は、該E2E OAMメッセージを破棄する。また、S−PEがSEGMENT OAMをサポートしておらず、SEGMENT OAMメッセージを受信した場合は、該SEGMENT OAMメッセージを破棄する。
S−PEがOAM診断またはPW状態情報伝達によって、SS−PWに障害があることを認識した場合、該S−PEは、MS−PWにおける対応する下流側または上流側のS−PEへと障害情報通知メッセージを送信する。
S−PEが上記障害情報通知メッセージを受信したとき、該S−PEがFINメッセージをサポートしていない場合は、FINメッセージを破棄する。サポートしている場合はFINメッセージを転送する。
結論を言えば、E2E OAMメカニズムの実施のためには、S−PEはFIN性能をサポートしなければならない。以下、折衝とメンテナンスのプロセスの、一実施形態について述べる。
図5に示すように、MS−PWは4つのSS−PW、2つのU−PE、および3つのS−PEを含んでいる。これは一般的な場合である。これらすべてのPEは、BFD検知メッセージのみをサポートしているとし、始端側のU−PEおよび末端側のU−PEはそれぞれ、FIN、SEGMENT OAM、およびE2E OAM性能をサポートし、S−PE1、S−PE2、S−PE3はそれぞれFINおよびE2E OAM性能をサポートしている。MS−PWがセットアップされたとき、折衝処理において、以下のステップで、順方向の折衝および逆方向の折衝を行う。順方向の折衝は、ステップS101〜S104を含んでいる。
S101:始端側のU−PEはMS−PW用の順方向のセットアップメッセージを作成する。上記の順方向のセットアップメッセージは、障害情報報告性能に関する情報、および始端側のU−PEにサポートされている障害検知性能に関する情報を含んでいる。
S102:S−PEが順方向のセットアップメッセージを順々に受信し、障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および、障害検知性能がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判定する。すべて、または一部の障害情報報告性能および障害検知性能がサポートされている場合、S−PEは該順方向のセットアップメッセージにおいてローカルにサポートされている性能に関する情報のみを保持し、上記順方向のセットアップメッセージを転送し、処理はステップB3へと進む。障害情報報告性能および障害検知性能のいずれもサポートされていない場合、処理はステップS104へと進む。
S103:S−PEにより順々に転送されてきた順方向のセットアップメッセージを受信すると、末端側のU―PEは、保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか判定する。保持された性能のすべてまたは一部がサポートされている場合、U−PEは、ローカルポリシーに基づいて設定されたサポートされた性能情報における対応するMS−PWメンテナンス動作を行うと決定する。保持された性能のいずれもサポートされていない場合、処理はステップS104へと進む。
S104:確立されているPWセグメントを切断する。
順方向の折衝が成功し順方向のPWが確立された後、ステップS103とS104の間に次のステップを含む逆方向の折衝処理が行われる。
S1031:終端U−PEが始端UPEへ、MS−PWのため、逆方向のセットアップメッセージを送信する。逆方向のセットアップメッセージは障害情報報告性能に関する情報、および終端U−PEにサポートされている障害検知性能に関する情報を保持している、または順方向のセットアップ処理の間に決定されたサポートされた性能情報セットを保持している。
S1032:S−PEが逆方向のセットアップメッセージを順々に受信し、障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および、障害検知性能がローカルに部分的にサポートされているかどうか、または順方向のセットアップ処理の間に決定されたサポートされた性能情報セットがローカルにサポートされているかどうかを判定する。すべてまたは一部の障害情報報告性能および障害検知性能がサポートされている場合、S−PEは該逆方向のセットアップメッセージにおいてローカルにサポートされている性能に関する情報のみを保持し、上記逆方向のセットアップメッセージを転送し、処理はステップS1033へと進む。上記性能のいずれもサポートされていない場合、処理はステップS104へと進む。
S1033:S−PEにより順々に転送されてきた逆方向のセットアップメッセージを受信すると、始端側のU―PEは、保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか判定する。保持された性能のすべてまたは一部がサポートされている場合、U−PEは、ローカルポリシーに基づいて設定されたサポートされた性能情報で、対応するMS−PWメンテナンス動作を行うと決定する。保持された性能のいずれもサポートされていない場合、処理はステップS104へと進む。
順方向のセットアップメッセージおよび/または逆方向のセットアップメッセージはさらに、サポートされた障害検知メッセージタイプ性能に関する情報を含んでいる。U−PEまたはS−PEは、性能情報の基本的な共通点に基づき検知のためのサポートされた障害検知メッセージを選択する。例えば、図1に示すように、PE1がBFDおよびLSP PINGをサポートしている場合、PE2はBFDをサポートし、PE3はBFDおよびLSP PINGをサポートしている。PE1からPE3への順方向のPWがセットアップされたとき、PE1から送信された順方向のセットアップメッセージが、PE1はBFDおよびLSP PINGの2つの性能をサポートしていると示すOAM性能指示を保持している。順方向のセットアップメッセージを受信した際、PE2はPE3へは、OAM性能指示のうちBFD性能のみを保持する順方向セットアップメッセージを送信する。該順方向セットアップメッセージがPE3へと到達すると、PE3はBFD性能を選択する。PE3からPE1へ逆方向のPWがセットアップされると、PE3から送信される逆方向のセットアップメッセージに保持されるOAM性能指示は、以下の2つのうちいずれかのように構成することできる。すなわち、(1)PE3にサポートされているすべてのOAM性能(すなわち、BFDおよびLSP PING)に関する情報を保持するように構成する、(2)順方向PWセットアップ処理の間にPE3に選択されたOAM性能(すなわちBFD)に関する情報を保持するように構成することのいずれかである。続く処理は、順方向PWセットアップ処理時のOAM性能折衝の処理と同じである。
セグメントにより、インターフェイスパラメータ折衝処理が行われる。上記処理は、MS−PWにおいてすべてのPEが少なくとも1つかつ同一の検知メッセージをサポートしていて、かつSEGMENT OAMまたはE2E OAM性能をサポートしている場合であって、各PEがE2E OAM性能をサポートしている場合にはFIN性能をサポートする場合にのみ、達成することができる。そうでなければ、PEは、インターフェイス性能折衝制御メッセージにおいて特定されたOAM性能がサポートされていないことを検知すると、上流側へのインターフェイス性能制御メッセージの送信を中断し、確立されたPWセグメントを切断する。
PEは折衝結果を保持し、MS−PWサービスにおいて処理を行う。該折衝結果がSEGMENT OAMの場合、次のSEGMENT OAM処理が行われる。この説明を、図5を参照し行う。
S201:PE間で単方向または両方向のSS−PW VCCV検知メッセージを送ることにより、SEG1、SEG2、SEG3、およびSEG4においてSS−PW OAMを行う。
該SS−PW VCCV検知メッセージの制御ワードは、図3に示すフォーマットである。すなわち、識別子Tが存在する検知メッセージに設定されている(識別子Tの値が1の時、SS−PW VCCV検知メッセージであると示す)。
MS−PWに障害が起こった場合(図5に示すように、SEG2に障害が起こった場合)、下流側のS−PE2は、周期的に送信されるSS−PW VCCV検知メッセージを受信することができなくなる。よって、下流側のS−PE2は、MS−PWにおいて障害があると判断し、ステップS202を行う。
S202:S−PE2はFINメッセージを作成し、該FINメッセージをU−PE2へ送信する。
FINメッセージには、障害情報と、S−PE2のIPアドレスなどが含まれている。FINメッセージの制御ワードは、同様に図3に示すフォーマットであり、識別子Fが設定されている。
S203:FINメッセージを受信した際、S−PE3は何の処理も行わず、該FINメッセージをU−PE2へと転送する。
S204:FINメッセージを受信すると、U−PE2は、上記障害情報を得て、保護的切り替えをトリガーし、警告を抑制し警告報告などを行う。
図5に示すように、折衝結果がE2E OAMを行うということである場合、SEG1、SEG2、SEG3、およびSEG4のそれぞれにおいてSS−PW OAMが行われ、その結果U−PEおよびS−PEはSS−PW OAMを行うためにSS−PW VCCVメッセージを送信する。
MS−PWが正常に動作している場合、始端U−PEは、End−to―EndのVCCV検知メッセージを送信する。該End−to−EndのVCCV検知メッセージの制御ワードも図3に示すようなフォーマットである。すなわち、識別子Tが存在する検知メッセージにおいて設定されている(例えば、Tの値が0の場合、End−to−EndのVCCV検知メッセージであることを示す)。識別子T(値は0)を含む検知メッセージを受信すると、S−PE1、S−PE2、およびS−PE3は、処理を行うことなく、U−PE2に検知メッセージが届くまで、転送する。
BFDのみがサポートされている場合またはローカルポリシーに基づきBFDメッセージが選ばれている場合、サポートされている検知メッセージのタイプにより、MS−PW用のEnd−to−Endの障害検知方法は以下のステップを含む。
S301:MS−PWのU−PE1は、End−to−EndのMS−PW障害検知メッセージを、所定のトリガーする条件に基づきまたは所定の時間までに送信する。各S−PEは、該End−to−EndのMS−PW障害検知メッセージを受信し、順々にトランスペアレントに下流側へ送信する。
S302:U−PE2は、End−to−EndのMS−PW障害検知メッセージを、上記所定のトリガーする条件に基づきまたは上記所定の時間までに、受信したかどうかを判定する。受信している場合、U−PE2は、MS−PWは正常に作動していると判断する。受信していない場合、U−PE2はMS−PWに障害が起きていると判断する。
PINGパケット検知方法が選択されている場合、End−to−End障害検知方法は次のステップを含む。
S401:MS−PWのU−PE1は、End−to−EndのMS−PW障害検知メッセージ送信する。各S−PEは、該End−to−EndのMS−PW障害検知メッセージを受信し、順々にトランスペアレントに下流側へU−PE2へと送信する。U−PE2は、End−to−End障害検知メッセージを受信したら、U−PE1への返信メッセージを返す。
S402:U−PE1は、End−to−Endの障害検知メッセージの返信時間を監視している。返信メッセージが上記返信時間がすぎるまえに受信されれば、U−PE1はMS−PWが正常に動作していると判断する。そうでない場合、U−PE1はMS−PWに障害が起こっていると判断する。
本発明の実施形態に対して、当業者は本発明の範囲で種々の変更が可能である。すなわち、クレームまたはその相当部分に示した範囲で種々の変更をした場合、このような種々の変更は本発明に含まれるものとする。
SS−PWおよびMS−PWをカバーするPWモデルの概略図である。 従来の帯域内OAMメッセージの制御ワード構造を示す図である。 本発明の一実施形態において、FまたはTの識別子を含むように拡張された帯域内OAMメッセージの制御ワード構造の概略図である。 本発明の一実施形態において用いられるFINメッセージフォーマットの概略図である。 本発明の一実施形態において用いられるEnd−to−EndのMS−PW OAMの概略図である。 本発明の一実施形態におけるOAM性能折衝のために用いられるVCCV制御メッセージのフォーマットの概略図である。

Claims (20)

  1. マルチセグメント疑似ワイヤのための終端間障害検知方法であって、
    所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、マルチセグメント疑似ワイヤ(MS―PW)の第1の終端プロバイダ装置(U−PE1)が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、
    各切り替えPE(S−PE)が、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信するステップと、
    第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断するステップとを含む障害検知方法。
  2. 前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含む、請求項1に記載の方法。
  3. マルチセグメント疑似ワイヤのための終端間障害検知方法であって、
    マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、
    S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信するステップと、
    U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返すステップと、
    U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断するステップとを含む障害検知方法。
  4. 前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含む、請求項3に記載の方法。
  5. マルチセグメント疑似ワイヤのための障害検知および報告方法であって、
    マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信するステップA1と、
    下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信するステップA2と、
    U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得るステップA3とを含む障害検知および報告方法。
  6. S−PEがSS−PWに障害があると判断するのは、
    上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
    上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合である、請求項5に記載の方法。
  7. トンネル障害、PW状態通知障害、またはローカルPE障害を検知したとき、S−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、上記障害通知メッセージを下流側へ送信するステップをさらに含む請求項5に記載の方法。
  8. 上記障害通知メッセージは、受信したメッセージが障害通知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第2の識別情報を含み、かつ/または、
    上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む、請求項6または7に記載の方法。
  9. 障害情報は障害タイプ情報および障害位置情報を含んでいる、請求項8に記載の方法。
  10. マルチセグメントの疑似ワイヤのメンテナンス折衝制御方法であって、
    始端側のU−PEが、前記始端側のU−PEによってサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を含んだ、MS−PWの順方向セットアップメッセージを作成するステップB1と、
    各切り替えプロバイダ装置(S−PE)が上記順方向セットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および、上記障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判断し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされている場合、上記順方向セットアップメッセージ中のローカルにサポートされている性能に関する情報のみを保持し、上記順方向セットアップメッセージを転送し、ステップB3に進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4に進むステップB2と、
    各S−PEが順次転送してきた上記順方向セットアップメッセージを受信したときに、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか判断し、上記保持された性能に関する情報のすべてまたは一部がサポートされている場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB3と、
    確立されたPWセグメントを切断するステップB4とを含む、メンテナンス折衝方法。
  11. 上記ステップB3およびB4の間に、
    末端側のU−PEが、末端側のU−PEにサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を保持するまたは上記MS−PWの順方向セットアップ時に決定されたサポートされた性能情報セットを保持する、MS−PWの逆方向セットアップメッセージを始端側のU−PEへ送信するステップB31と、
    各S−PEが、上記逆方向のセットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判定し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていた場合、上記逆方向のセットアップメッセージ中のローカルにサポートされた性能に関する情報のみを保持し、上記逆方向セットアップメッセージを転送し、ステップB33へ進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていない場合、ステップB4へとすすむステップB32と、
    各S−PEにより順次転送された上記逆方向のセットアップメッセージを受信し、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうかを判断し、上記保持された性能のすべてまたは一部がサポートいる場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB33とを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 障害情報報告性能に関する情報とは、U−PEまたはS−PEへ接続されているSS−PWに障害が起こった場合、該SS−PWに含まれるU−PEまたはS−PEが障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し下流側のS−PEまたはU−PEへ送信し、障害通知メッセージを特定し処理することができるということであり、
    障害検知性能に関する情報とは、U−PEまたはS−PEは、MS−PWのためにU−PEが送信する終端間障害検知メッセージとPE間で送信されるシングルセグメント障害検知メッセージの両方または一方を特定し処理することができるということである、請求項11に記載の方法。
  13. すべてのU−PEおよびS−PEが上記障害情報報告性能をサポートしており、終端間障害検知メッセージを特定および処理できる場合、
    MS−PWのSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信し、
    下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信し、
    U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得て、上記障害情報に基づきMS−PWのメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWが維持される請求項12に記載の方法。
  14. 上記SS−PWに含まれるS−PEがSS−PWに障害があると判断するのは、
    上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
    上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合である、請求項13に記載の方法。
  15. トンネル障害、PW状態通知障害、またはローカルPE障害を検知したとき、S−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、上記障害通知メッセージを下流側へ送信するステップをさらに含む請求項14に記載の方法。
  16. すべてのU−PEおよびS−PEは終端間障害検知メッセージのみをサポートしている場合、
    所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、MS−PWのU−PE1が終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、各S−PEが、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信し、
    U−PE2が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断しメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWは維持される請求項11に記載の方法。
  17. すべてのU−PEおよびS−PEは終端間障害検知メッセージのみをサポートしている場合、
    MS−PWのU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、
    各S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信し、
    U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返し、
    U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断することにより、上記MS−PWは維持される請求項11に記載の方法。
  18. 上記順方向のセットアップメッセージと逆方向のセットアップメッセージの両方または一方はさらに、サポートされた障害検知メッセージタイプ性能に関する情報を含み、U−PEまたはS−PEは、性能情報の基本的な共通点に基づき検知のためのサポートされた障害検知メッセージを選択する、請求項13、16、または17に記載の方法。
  19. 前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含み、かつ/または、
    上記障害通知メッセージは、受信したメッセージが障害通知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第2の識別情報を含み、かつ/または、
    上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む、請求項12に記載の方法。
  20. 障害情報は障害タイプ情報および障害位置情報を含んでいる、請求項13に記載の方法。
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