JP2008532444A - マルチセグメント疑似ワイヤの障害検知、報告、およびメンテナンス折衝制御の方法 - Google Patents
マルチセグメント疑似ワイヤの障害検知、報告、およびメンテナンス折衝制御の方法 Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明はパケット交換ネットワークに関するものであり、特に、マルチセグメント疑似ワイヤのための障害検知、報告、およびメンテナンス折衝制御の方法に関する。
PSN(Packet Switch Network;パケット交換ネットワーク)は、今日の転送ネットワークの組み合わせにおける、現在発展中のトレンドである。すなわち、従来のサービスはこの組み合わされたネットワークへと移行し、この組み合わされたネットワークは新しいサービスの発展のための要求を満たすことになる。その(安定的に多重化可能な)高帯域の利用性および著しく改善されたQoS(Quality of Service;サービス品質)保証性能により、PSNには大きな注目が集まっている。多くの技術者たちは、運用コストを減らしサービスの展開能力を向上させるため、FR(Frame Relay;フレームリレー)専用回線、イーサーネット専用回線、ATM(Asynchronous Transfer Mode;非同期転送モード)専用回線からPSNへサービスを移行してきた。PSNは主にMPLS(Multiple Protocol Label Switching)ネットワーク、L2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)ネットワーク、およびIP(Internet Protocol)ネットワークを含み、MPLSは、分離されたトランスポート層へと進化を遂げつつある。
本発明の一側面により、MS−PW用の障害検知方法が提供される。また、本発明の別の側面により、MS−PW用の障害報告方法が提供される。また、本発明のさらに別な側面により、MS−PW用のメンテナンス折衝制御方法が提供される。
所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、マルチセグメント疑似ワイヤ(MS―PW)の第1の終端プロバイダ装置(U−PE1)が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、各切り替えPE(S−PE)が、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信するステップと、
第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断するステップとを含む障害検知方法。
マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信するステップと、U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返すステップと、
U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断するステップとを含む障害検知方法。
マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信するステップと、
下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信するステップと、
U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得るステップとを含む障害検知および報告方法。
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合とである。
上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む。
始端側のU−PEが、前記始端側のU−PEによってサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を含んだ、MS−PWの順方向セットアップメッセージを作成するステップB1と、
各切り替えプロバイダ装置(S−PE)が上記順方向セットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および、上記障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判断し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされている場合、上記順方向セットアップメッセージ中のローカルにサポートされている性能に関する情報のみを保持し、上記順方向セットアップメッセージを転送し、ステップB3に進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4に進むステップB2と、
各S−PEが順次転送してきた上記順方向セットアップメッセージを受信したときに、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか判断し、上記保持された性能に関する情報のすべてまたは一部がサポートされている場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB3と、
確立されたPWセグメントを切断するステップB4とを含む、メンテナンス折衝方法。
末端側のU−PEが、末端側のU−PEにサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を保持するまたは上記MS−PWの順方向セットアップ時に決定されたサポートされた性能情報セットを保持する、MS−PWの逆方向セットアップメッセージを始端側のU−PEへ送信するステップB31と、
各S−PEが、上記逆方向のセットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判定し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていた場合、上記逆方向のセットアップメッセージ中のローカルにサポートされた性能に関する情報のみを保持し、上記逆方向セットアップメッセージを転送し、ステップB33へ進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていない場合、ステップB4へとすすむステップB32と、
各S−PEにより順次転送された上記逆方向のセットアップメッセージを受信し、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうかを判断し、上記保持された性能のすべてまたは一部がサポートいる場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB33とを上記方法は含む。
障害検知性能に関する情報とは、U−PEまたはS−PEは、MS−PWのためにU−PEが送信する終端間障害検知メッセージとPE間で送信されるシングルセグメント障害検知メッセージの両方または一方を特定し処理することができるということである。
MS−PWのSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信し、
下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信し、
U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得て、上記障害情報に基づきMS−PWのメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWが維持される。
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合である。
所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、MS−PWのU−PE1が終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、各S−PEが、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信し、
U−PE2が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断しメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWは維持される。
MS−PWのU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、各S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信し、U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返し、
U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断することにより、上記MS−PWは維持される。
上記障害通知メッセージは、受信したメッセージが障害通知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第2の識別情報を含み、かつ/または、
上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む。
本発明の技術思想は以下の通りである。
1.FINメッセージのペイロードに保持される情報
FINメッセージタイプ指示は、メッセージが障害情報の報告に使われていることを識別するためのものであり、通常、特定のビットにおいて「1」または「0」を設定することにより実施される。
ローカルのOAMメカニズム(例えば、BFD)で検知された障害、
トンネル障害、
PW状態通知障害、
ソフトウエアまたはハードウエアの無効などのローカルのPEの障害。
FINメッセージは、従来のVCCV制御チャンネルを介して送信できる。VCCV制御チャンネルは、以下の3つのタイプへ分類される。1つ目は、帯域内OAMメッセージチャンネル(該チャンネルにおいて、OAMメッセージは制御ワードによって特定される)である。2つ目は、帯域外OAMメッセージチャンネル(該チャンネルにおいて、OAMメッセージは特別なラベルによって特定される)である。3つ目は、TTL失効OAMメッセージチャンネルである。これらのうち、後の2つはOAMのペイロードの処理において類似している。これら3つの制御チャンネルのいずれかによって、FINメッセージは拡張することができる。以下、帯域内OAMメッセージを例にとり、本発明の一実施形態を説明する。
PEは、上述した新しいOAM性能をサポートしていないので、MS−PWをセットアップするプロセスの間に、U−PEおよびS−PE間、S−PE間、およびU−PE間において、上記OAM性能は折衝される必要がある。折衝機能(次の2つの性能:(1)障害情報通知OAMメッセージがサポートされているかどうか、と(2)E2E OAMまたはSEGMENT OAM、またはE2E OAMおよびSEGMENT OAMの両方をサポートされているかどうか)をサポートするために、PWE3において定義されているVCCV制御メッセージフォーマットはOAM性能に関する識別し情報を含むように拡張される必要がある。通常、この拡張もビットマスク法で行われる。すなわち、特定の性能がサポートされているかどうか示すためにビットを用いるということである。例えば、「ビット0」は、ICMP PINGがサポートされているかどうかを示す(「ビット0」の値が0ならばサポートされておらず、「ビット0」の値が1ならばサポートされている)。「ビット1」は、LSP PINGがサポートされているかどうかを示す(「ビット1」の値が0ならばサポートされておらず、「ビット1」の値が1ならばサポートされている)。
MS−PWがセットアップされたとき、始端側(ソース側)のU−PEが、障害情報通知性能情報、SEGMENT/E2E OAM性能情報(SEGMENT/E2E OAMはSEGMENTおよび/またはE2E OAMを示す、以下同じ)、および情報伝達メッセージに含まれるサポートされているCCタイプおよびCVタイプに関する情報を作成する。折衝要求を受信したとき、離れたU−PEは自装置の性能に基づき、上記性能がサポートされているかどうか判断し、返信を行う。
MS−PWがセットアップされると、S−PEは、障害情報通知性能情報、SEGMENT/E2E OAM性能情報、および情報伝達メッセージにおけるサポートされているCCタイプおよびCVタイプに関する情報を作成し、自装置の性能に基づいて、上記性能のうち1つまたはそれ以上がサポートされているかどうか判断する。上記性能のうち1つまたはそれ以上がサポートされている場合、該S−PEは、次のS−PEへ転送される情報伝達メッセージに含まれているサポートされた性能(複数の性能)を示す。上記性能のうちいずれもサポートされていない場合、PWを確立することはできない。
Claims (20)
- マルチセグメント疑似ワイヤのための終端間障害検知方法であって、
所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、マルチセグメント疑似ワイヤ(MS―PW)の第1の終端プロバイダ装置(U−PE1)が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、
各切り替えPE(S−PE)が、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信するステップと、
第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断するステップとを含む障害検知方法。 - 前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含む、請求項1に記載の方法。
- マルチセグメント疑似ワイヤのための終端間障害検知方法であって、
マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信するステップと、
S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信するステップと、
U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返すステップと、
U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断するステップとを含む障害検知方法。 - 前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含む、請求項3に記載の方法。
- マルチセグメント疑似ワイヤのための障害検知および報告方法であって、
マルチセグメント疑似ワイヤ(MS−PW)のSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信するステップA1と、
下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信するステップA2と、
U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得るステップA3とを含む障害検知および報告方法。 - S−PEがSS−PWに障害があると判断するのは、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合である、請求項5に記載の方法。 - トンネル障害、PW状態通知障害、またはローカルPE障害を検知したとき、S−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、上記障害通知メッセージを下流側へ送信するステップをさらに含む請求項5に記載の方法。
- 上記障害通知メッセージは、受信したメッセージが障害通知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第2の識別情報を含み、かつ/または、
上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む、請求項6または7に記載の方法。 - 障害情報は障害タイプ情報および障害位置情報を含んでいる、請求項8に記載の方法。
- マルチセグメントの疑似ワイヤのメンテナンス折衝制御方法であって、
始端側のU−PEが、前記始端側のU−PEによってサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を含んだ、MS−PWの順方向セットアップメッセージを作成するステップB1と、
各切り替えプロバイダ装置(S−PE)が上記順方向セットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および、上記障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判断し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされている場合、上記順方向セットアップメッセージ中のローカルにサポートされている性能に関する情報のみを保持し、上記順方向セットアップメッセージを転送し、ステップB3に進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4に進むステップB2と、
各S−PEが順次転送してきた上記順方向セットアップメッセージを受信したときに、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか判断し、上記保持された性能に関する情報のすべてまたは一部がサポートされている場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB3と、
確立されたPWセグメントを切断するステップB4とを含む、メンテナンス折衝方法。 - 上記ステップB3およびB4の間に、
末端側のU−PEが、末端側のU−PEにサポートされた障害情報報告性能および障害検知性能に関する情報を保持するまたは上記MS−PWの順方向セットアップ時に決定されたサポートされた性能情報セットを保持する、MS−PWの逆方向セットアップメッセージを始端側のU−PEへ送信するステップB31と、
各S−PEが、上記逆方向のセットアップメッセージを順次受信し、上記障害情報報告性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうか、および障害検知性能に関する情報がローカルに部分的にサポートされているかどうかを判定し、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていた場合、上記逆方向のセットアップメッセージ中のローカルにサポートされた性能に関する情報のみを保持し、上記逆方向セットアップメッセージを転送し、ステップB33へ進み、上記障害情報報告性能および障害検知性能のすべてまたは一部がサポートされていない場合、ステップB4へとすすむステップB32と、
各S−PEにより順次転送された上記逆方向のセットアップメッセージを受信し、末端側のU−PEが保持された性能に関する情報がローカルにサポートされているかどうかを判断し、上記保持された性能のすべてまたは一部がサポートいる場合、ローカルポリシーに基づき設定されたサポートされた性能情報におけるMS−PWメンテナンス動作を行い、上記保持された性能のいずれもサポートされていない場合、ステップB4へと進むステップB33とを含む、請求項10に記載の方法。 - 障害情報報告性能に関する情報とは、U−PEまたはS−PEへ接続されているSS−PWに障害が起こった場合、該SS−PWに含まれるU−PEまたはS−PEが障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し下流側のS−PEまたはU−PEへ送信し、障害通知メッセージを特定し処理することができるということであり、
障害検知性能に関する情報とは、U−PEまたはS−PEは、MS−PWのためにU−PEが送信する終端間障害検知メッセージとPE間で送信されるシングルセグメント障害検知メッセージの両方または一方を特定し処理することができるということである、請求項11に記載の方法。 - すべてのU−PEおよびS−PEが上記障害情報報告性能をサポートしており、終端間障害検知メッセージを特定および処理できる場合、
MS−PWのSS−PWに障害が起こった場合、該当するS−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、下流側へ送信し、
下流側の各S−PEが、上記障害通知メッセージをU−PEへトランスペアレントに順次転送する、または、下流側のU−PEが前記障害通知メッセージを受信し、
U−PEが障害通知メッセージから障害情報を得て、上記障害情報に基づきMS−PWのメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWが維持される請求項12に記載の方法。 - 上記SS−PWに含まれるS−PEがSS−PWに障害があると判断するのは、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、シングルセグメントの障害検知メッセージを検知のため、他端に送信し、上記他端が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、上記シングルセグメントの障害検知メッセージを受信したかどうかを判断し、シングルセグメントの障害検知メッセージが受信されていたならば、SS−PWが正常に動作していると判断し、受信されていないならば、SS−PWに障害が起こっていると判断する場合、または、
上記SS−PWの一端に接続されているPEが、他端にシングルセグメントの障害検知メッセージを送信し、上記シングルセグメントの障害検知メッセージに対する上記他端からの返信メッセージが事前に設定された時間内に受信されるかどうか判断し、返信メッセージが上記事前に設定された時間内に受信されたならば、SS−PWは正常に動作していると判断し、受信されていなかったならばSS−PWに障害が起こっていると判断する場合である、請求項13に記載の方法。 - トンネル障害、PW状態通知障害、またはローカルPE障害を検知したとき、S−PEが、障害情報を保持する障害通知メッセージを作成し、上記障害通知メッセージを下流側へ送信するステップをさらに含む請求項14に記載の方法。
- すべてのU−PEおよびS−PEは終端間障害検知メッセージのみをサポートしている場合、
所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに、MS−PWのU−PE1が終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、各S−PEが、該終端間障害通知検知メッセージを受信し、下流側へ順々にトランスペアレントに送信し、
U−PE2が、上記所定のトリガー条件に基づきまたは所定の時間までに送信された上記終端間障害検知メッセージが受信されたかどうかを判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していた場合、上記MS−PWは正常に動作していると判断し、上記終端間障害検知メッセージを受信していない場合、上記MS−PWに障害が起こっていると判断しメンテナンスを行うことにより、上記MS−PWは維持される請求項11に記載の方法。 - すべてのU−PEおよびS−PEは終端間障害検知メッセージのみをサポートしている場合、
MS−PWのU−PE1が、終端間MS−PW障害検知メッセージを送信し、
各S−PEが、上記終端間障害検知メッセージを受信し、下流側の第2の終端プロバイダ装置(U−PE2)へ順々に該終端間障害通知検知メッセージをトランスペアレントに送信し、
U−PE2が、上記終端間障害検知メッセージが受信した際に、U−PE1へ返信メッセージを返し、
U−PE1が、上記終端間障害検知メッセージの返信時間を監視し、上記返信メッセージが返信時間を超える前に受信された場合、MS−PWは正常に動作していると判断し、受信されなかった場合、MS−PWに障害があると判断することにより、上記MS−PWは維持される請求項11に記載の方法。 - 上記順方向のセットアップメッセージと逆方向のセットアップメッセージの両方または一方はさらに、サポートされた障害検知メッセージタイプ性能に関する情報を含み、U−PEまたはS−PEは、性能情報の基本的な共通点に基づき検知のためのサポートされた障害検知メッセージを選択する、請求項13、16、または17に記載の方法。
- 前記終端間障害検知メッセージは、受信したメッセージが終端間障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第1の識別情報を含み、かつ/または、
上記障害通知メッセージは、受信したメッセージが障害通知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第2の識別情報を含み、かつ/または、
上記シングルセグメントの障害検知メッセージは、受信したメッセージがシングルセグメントの障害検知メッセージであるかどうかを識別するために各S−PEまたはU−PE2によって使われる第3の識別情報を含む、請求項12に記載の方法。 - 障害情報は障害タイプ情報および障害位置情報を含んでいる、請求項13に記載の方法。
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