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JP2008542436A - 架橋されたポリロタキサンを適用する過程を含む、化粧学的ヘアケア方法、架橋されたポリロタキサンを含有するヘアケア組成物及びその使用 - Google Patents

架橋されたポリロタキサンを適用する過程を含む、化粧学的ヘアケア方法、架橋されたポリロタキサンを含有するヘアケア組成物及びその使用 Download PDF

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JP2008542436A JP2008515254A JP2008515254A JP2008542436A JP 2008542436 A JP2008542436 A JP 2008542436A JP 2008515254 A JP2008515254 A JP 2008515254A JP 2008515254 A JP2008515254 A JP 2008515254A JP 2008542436 A JP2008542436 A JP 2008542436A
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Abstract

本特許出願は、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを毛髪に使用することを含む、化粧料ヘアケア方法に係り、該少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンの毛髪に対する使用は、恐らく少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを含有する化粧料組成物の毛髪への適用に相当し、あるいは少なくとも1種の架橋されていないポリロタキサンを含有する化粧料組成物を毛髪に適用し、かつ該毛髪上で該ポリロタキサンを架橋することに相当する。本特許出願は、また少なくとも1種の架橋されたポリロタキサン及び少なくとも1種の化粧学的なアジュバントを含有する、水性又は無水化粧料ヘアケア組成物にも関連し、またヘアケアにおけるこの組成物の使用にも関連する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、架橋されたポリロタキサンポリマーを含有する、化粧学的ヘアケア組成物の分野に関連する。
ポリロタキサン(polyrotaxanes)は、包接化合物の化学的な群の一部を構成し、制限されたサイズを持つ空洞を形成する第一の分子状の物質を含み、該空洞は、第二の化学種の分子状の物質を収容する。
化粧料学的なアケアの分野において、毛髪にボリューム及び長期間維持される形状を付与するための製品は、従来からの継続的な研究課題となっている。
より詳しくは、リンスアウト(洗い流す)型の製品、例えばシャンプー及びヘアコンディショナーの分野において、これらの製品には、湿潤又は乾燥媒体中で、毛髪、特に繊細な毛髪における、良好なくし通り性ばかりでなく、バルク及びボディ効果をも与えるものであることが求められている。
標準的なシャンプーは、一般的に毛髪に、良好な化粧学的諸特性、特に湿潤又は乾燥媒体中での、くし通り性を付与する、カチオン性ポリマー及びシリコーンガムを含んでいる。
スタイリング効果を与える、接着性ポリマー及び/又はコンディショニングポリマーを含有するシャンプー処方物も、同様に公知であり、特に特許出願FR 2,833,831号に記載されている。
しかし、これらの組成物は、毛髪にボリューム効果を与えることができない。
リーブイン(放置)型スタイリング組成物、例えばスタイリングジェル又はスプレイの分野において、標準的なゲル化又は非-ゲル化剛性ポリマー、例えばグッドリッチ社(Goodrich Company)により、カルボポール(Carbopol)なる商品名の下で市販されている製品、又はカルボキシメチルセルロース型のセルロース誘導体、あるいは酢酸ビニルとクロトン酸とを主成分とする樹脂によって、スタイリング効果及び快適感を与えることは、実務において公知である。しかし、これによる毛髪の整形は、持続性のあるものではない。
また、エクスパンセル(Expancel)型のポリマーを使用して、ヘアスタイルのボリュームを改善することも実務において公知であるが、これらのポリマーは、100℃を越える、高い膨潤活性化温度を必要とし、このことは、これらポリマーの使用を困難にしている。
最近、毛髪のボリュームを高めるために、カーボンナノチューブ、カチオン性ラテックス粒子又は無機粒子等の製品を使用しているが、これら製品の効果は、一般に依然として不十分な状態にある。
また、化粧料において利用するための、架橋されていない擬ポリロタキサンを含有する組成物の使用も、特に特許出願JP 09216815号及びJP 09315937号に開示されている。しかし、これらの製品は、架橋されておらず、また十分な膨潤特性及び十分な機械的諸特性を示さない。
該用語「擬ポリロタキサン」とは、少なくとも一つの線状分子と、該線状分子に貫通された、少なくとも2つの環状分子を含む、巨大分子構造を意味し、該線状分子及び該環状分子は、共有結合を介して結合されているわけではなく、従って該環状分子は、該線状分子に沿って自由に移動できる。
これらの環状分子は、ブロックされておらず、該線状分子が該環状分子を貫通しており、従って「該鎖から離れる」ことができる。擬ポリロタキサンを含む組成物は、該組成物を十分にゲル化することができず、また毛髪に十分なボリューム又は十分な整形性を与えることがない。
さらに、得られる該組成物の機械的な諸特性は、常に最適であるわけではなく、特にその弾性はしばしば低いものである。
より一般的には、あらゆるヘアケア用途:毛髪の洗浄、ケア、保護、整形及び染色において、ボリューム効果及び化粧学的効果の改善が求められている。
本特許出願の発明者によって提示された課題は、毛髪に、ボリューム及びボディ効果を与えることができ、またヘアスタイルの整形を可能とし、さらに良好な化粧学的な効果をももたらす、化粧学的なヘアケア方法を得ることである。
本出願人は、驚いたことに、また有利なことに、上記の課題が、毛髪に、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを適用することによって解決できることを見出した。
本特許出願に係る化粧方法は、毛髪にボリューム及びスタイリング効果を与えることを可能とし、この結果は、標準的な組成物を用いて付与できる結果と比較して、時間の経過に伴って、短期間では消失しないものである。
本発明による化粧学的なヘアケア方法は、また毛髪に、良好な化粧学的な諸特性、特に柔軟性、弾性及びくし通り性を付与することもできる。
本発明の方法のもう一つの利点は、官能的特性、特にヘアケア用途に対してとりわけ適した、肌理を有し、また爽快感をも有する、化粧料ヘアケア組成物を使用することにある。これらの組成物は特に濃厚である。
本発明による化粧料ヘアケア組成物中に含まれる、架橋されたポリロタキサンは、また化粧料での使用、特にヘアケア用途にとって適した、機械的及びレオロジー特性、例えば良好な弾性及び高い耐破損性をも有している。
本特許出願の第一の主題は、化粧学的ヘアケア方法を提供することであり、この方法は、毛髪に少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを使用する工程を含み、この毛髪に対する、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンの使用は、恐らく毛髪に、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを含む化粧料組成物を適用することに相当し、あるいはまた毛髪に、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを含む化粧料組成物を適用し、かつ該毛髪上で該ポリロタキサンを架橋することに相当する。
第一の変法によれば、該ポリロタキサンは、主水性相を含む、化粧料組成物の水性相に導入される。
第二の変法によれば、該ポリロタキサンは、好ましくは無水である化粧料組成物の非水性相に導入される。
第三の変法によれば、該ポリロタキサンは、主非水性相を含む化粧料組成物の水性相に導入される。
本特許出願の目的にとって、「組成物の主相」とは、この相が、該組成物の全質量に対して、少なくとも50質量%を占めることを意味する。
本特許出願の第二の主題は、水性又は無水化粧料ヘアケア組成物からなり、この組成物は、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサン、及び界面活性剤、ポリマー、セラミド及び擬似セラミド、ビタミン及びプロビタミン、サンスクリーン、顔料、真珠光沢剤又は乳白剤、直接染料、染料プリカーサ、金属イオン封鎖剤、可塑剤、可溶化剤、酸性化剤、塩基性化剤、中和剤、無機又は有機増粘剤、酸化防止剤、ヒドロキシ酸、溶媒、浸透剤、バッファー、分散剤、コンディショニング剤、及び保存剤から選択される、少なくとも1種の化粧料アジュバントを含むものである。
本特許出願の第三の主題は、化粧学的なヘアケアにおける、架橋されたポリロタキサンの使用からなる。
本発明のその他の主題、特徴、局面及び利点は、以下に与えられる説明及び例を読むことによって、より一層明らかになるであろう。
本発明の目的にとって、該用語「化粧料ヘアケア組成物」とは、特に洗髪し、毛髪をケアし、あるいは毛髪の整形を行うための、化粧料組成物を意味する。
本特許出願の化粧料組成物は、好ましくはゲルの形状、即ち分子の三次元ネットワークであって、その網目構造内に大量の溶媒を保持している形状のものである。このようなネットワークの生成が、そのゲルを構成し、本特許出願による該化粧料組成物のゲルは、特に均一かつ安定である。
「ポリロタキサン」は、適当な場合には、該線状分子の各端部において、該環状分子及び該線状分子が分離するのを防止する、分子状構造が結合している、擬ポリロタキサンから得られる。
該用語「架橋されたポリロタキサン」とは、少なくとも第一及び第二ポリロタキサンを含有する化合物を意味し、ここで、該第一ポリロタキサンの少なくとも一つの環状分子、及び該第二ポリロタキサンの少なくとも一つの環状分子は、化学的又は物理的何れであってもよい、少なくとも一つの結合を介して結合している。この結合は、特に金属結合、イオン結合、共有結合、電荷移動錯体生成の結果としての相互作用、あるいは水素結合、ファンデルワールス結合又はπ-π結合型の弱い相互作用、あるいはこれらの組合せであり得る。
このようにして、ポリロタキサンは、超分子状アセンブリーであり、そこで環状分子は、線状分子によって「包接」されている。環状分子が、該線状分子から抜け出すのを防止するために、該線状分子端部は、嵩高い又はイオン性の基で官能化されている。
本発明によれば、該ポリマーの架橋は、該ポリマーの該ケラチン繊維への適用前、又は適用後に、行うことができる。
本発明において、該用語「線状分子」とは、実質的に「線状の」分子を表すものとする。このことは、線状分子が、1又はそれ以上の分岐鎖を含むことが可能であることを意味するが、該環状分子は、該線状分子の周りを回転し、あるいは該線状分子に沿って移動できることを条件とする。
該「線状の」分子の長さは、如何なる特定の長さにも限定されることはないが、該線状分子は、該環状分子がそれ自身の周りを回転し、又は該線状分子に沿って移動することを可能とするものであることを条件とする。
本発明に従って使用する線状分子は、ポリマー、特に以下に列挙するものから選択することができる:
− 親水性ポリマー、例えばポリビニル(アルコール)、ポリビニルピロリドン、ポリ((メタ)アクリル酸)、セルロースを主成分とする樹脂(カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラヒドロフラン、ポリビニルアセタールを主成分とする樹脂、ポリビニルメチルエーテル、ポリアミン、ポリエチレンイミン、デンプン等、及び/又はこれらのコポリマー;
− 疎水性ポリマー、例えばポリオレフィン樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン及び他のオレフィン系モノマーとのコポリマーの樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリジメチルシロキサン、ポリエチレンとポリプロピレン、ポリ(塩化ビニル)樹脂、ポリスチレンを主成分とする樹脂、例えばポリスチレン及びアクリロニトリル-スチレンコポリマー、アクリル系樹脂、例えばアクリロニトリル-メチルアクリレートコポリマー樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニルコポリマー樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エチレン/ブチレンコポリマー、及びこれらの誘導体;
− ポリ(メチルメタクリレート)、及び(メタ)アクリル酸エステルコポリマー、エチレン系(コ)ポリマー、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、ビニル、アリル又はエチレン単位、ジエン等を含む(コ)ポリマー、又はこれらの混合物。
これらの化合物の中で、好ましいものは、ポリエチレングリコール、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリプロピレングリコール、ポリテトラヒドロフラン、ポリジメチルシロキサン、ポリエチレンとポリプロピレンである。特に好ましいものは、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールである。
有利には、該線状分子は、各々独立に、350g/モル以上、例えば350〜2,000,000なる範囲、好ましくは1,500〜1,000,000なる範囲、より好ましくは2,800〜800,000なる範囲、例えば7,000〜700,000なる範囲、又は10,000〜600,000なる範囲内の質量平均分子量を持つ。
本発明に従って使用する線状分子は、各末端に反応性の基を担持する。
これらが反応性の基を持つという事実は、該線状分子と、該線状分子が持つ該環状分子との間の分離を回避するための、該分子構造との反応を容易にする。
該反応性の基は、使用すべき遮断分子構造に依存する。例示可能な反応性の基は、ヒドロキシル、アミノ、及びトシレート基、重合性の基、活性化されたエステル、例えばN-ヒドロキシサクシンイミドエステル、カルボキシル及びチオール基等を包含する。
本発明において、「環状分子」とは、少なくとも一つのリング構造を含む、分子を表す。該環状分子は、2又はそれ以上のリング構造又は二重リングを含むことができ、あるいはシクロデキストリン等のマクロ環であってもよい。本発明における環状分子の例は、以下に列挙するものを含む:
− シクロデキストリン、例えばα-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、γ-シクロデキストリン、ジメチルシクロデキストリン及びグルコシルシクロデキストリン、及びこれらの誘導体;
− クラウンエーテル;
− ベンゾ-クラウン、ジベンゾ-クラウン、及びジシクロヘキサノ-クラウン、並びにこれらの誘導体。
該環状分子の内部空洞のサイズは、該選択された線状分子の関数として変えることができる。
何れにしろ、該線状分子の鎖に沿って貫通され得る環状分子が選択される。従って、該環状分子の空洞は、好ましくは、該線状分子を収容できる、最小の仮想的円筒の、垂直断面の直径よりも大きいであろう。
比較的大きな空洞を持つ環状分子及び比較的小さな径を持つ円筒状の線状分子を使用する場合、数個の線状分子を、該環状分子の該空洞内に収容できる。
使用可能な該環状分子としては、シクロデキストリンが好ましく、またより具体的にはα-シクロデキストリンである。
一態様によれば、α-シクロデキストリンが、環状分子として使用され、またポリエチレングリコールが、線状分子として使用される。
該環状分子は、好ましくは、その空洞内に配置するものではない、結合を形成することのできる基を有している。このことは、後に、化学的又は物理的な結合を介して、該環状分子を一緒に結合することを可能とする。該環状分子の該反応性の基は、例えばヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、又はチオール基を含むことができる。さらに、反応性の基を持つ環状分子を選択することが好ましく、この場合該反応性の基は、該連鎖末端を遮断する構造と、該線状分子との間の反応を遮断する際に、該遮断構造と反応しないような基である。
該線状分子に貫通された環状分子の数と、この線状分子に貫通され得る、同一の特性を持つ環状分子の最大量との間の比は、0.001〜0.6なる範囲、好ましくは0.01〜0.5なる範囲、及びより一層好ましくは0.05〜0.4なる範囲内にある。この比は、「包接量」と呼ばれる。
最大の包接量は、1に等しいものとして規格化される。これは、1個の線状分子が、最大数の環状分子の包接を可能とする量に相当する。
該線状分子にとっては、環状分子による、密な重なりを持たないことが好ましい。この密な重なり状態は、1に等しい包接量に相当する。密でない環状分子による、密な重なりの生成は、移動可能な分子セグメントの保存を可能とし、結果として該架橋されたポリロタキサンは、破壊に対して抵抗性であり、高いエントロピー性弾性、より高い膨張性、及び/又はより大きな復元性、及び望ましい場合には、高い吸収力、又は高い吸湿特性を持つ。
もう一つの態様において、該架橋されたポリロタキサンは、各々少なくとも2つのリングを含む環状分子、特に二環式の分子を含む。この態様において、該第一のポリロタキサンの該線状分子は、各二環式分子の該第一のリングに貫通されており、また該第二のポリロタキサンの該線状分子は、少なくとも一つの二環式分子の該第二のリングに貫通されている。該線状分子及び該二環式分子を混合した後、該線状分子の各端部を、遮断基によって遮断して、串刺し状態にある該二環式分子の除去を防止する。
この態様においては、架橋反応により該環状分子同士を結合する必要がない。というのは、該二環式分子の2つのリングを接続する共有結合が、該ポリロタキサンに架橋的な性質を与えているからである。
該二環式分子は、上記2つの主なリング以外に、1又はそれ以上の他の核を含むことができる。
一態様によれば、該環状分子は、該線状分子の包接後に環化することができる。より具体的には、文字「C」に類似する、少なくとも一つの開放型セグメントを持つ、該環状分子のプリカーサを、使用することができる。
この場合、該「C」形状のセグメントは、該線状分子の包接後に、又は該線状分子の遮断基による遮断後に閉じることができる。該文字「C」に類似するセグメントを持つ該環状分子については、M. Asakawa等, Angewandte Chemie-International編, 1998, 37(3):333-337及びM. Asakawa等, European Journal of Organic Chemistry, 1999, 5:985-994を参照のこと。これら2つの文献を、参考としてここに組入れる。
該遮断構造は、該環状分子を、該線状分子に貫通された状態に維持する必要がある。
これらの遮断構造は、特にその立体的な容積のために、該環状分子が該線状分子から分離するのを防止できる。例えば、各線状分子の各末端に位置する、該遮断構造も、同様に該環状分子が、該線状分子から、特にイオン電荷を持つことにより、例えば脱錯化によって分離するのを防止することができる。
該用語「分子構造」とは、ここでは、分子、巨大分子又は固体支持体、又はこれらの混合物を表す。
巨大分子又は固体支持体は、幾つかの遮断サイトを持つことができる。巨大分子の遮断構造は、その主鎖又は側鎖中に存在し得る。
遮断構造が巨大分子Aである場合、該巨大分子Aは、マトリックスを構成することができ、その一部は、擬ポリロタキサンを含み、あるいは逆に、該擬ポリロタキサンが、マトリックスを構成することができ、その一部が、巨大分子Aを含む。
該分子構造は、以下に列挙するものから選択することができる:
− ジニトロフェニル基、例えば2,4-及び3,5-ジニトロフェニル基;
− シクロデキストリン;
− アダマンタン基;
− トリチル基;
− フルオレセイン;
− ピレン;
− ナフタルイミド;及び
− これらの組合せ。
一態様によれば、該線状分子がポリエチレングリコールである場合、該環状分子は、α-シクロデキストリン、ジニトロフェニル基、例えば2,4-及び3,5-ジニトロフェニル基、アダマンタン基、トリチル基、フルオレセイン及びピレン、及びこれらの組合せから選択することができる。
一変形によれば、該架橋されたポリロタキサンは、少なくとも第一及び第二のポリロタキサンを含み、該第一ポリロタキサンの線状分子は、二環式分子の第一のリングに貫通されており、かつ該第二のポリロタキサンの線状分子は、該二環式分子の第二のリングに貫通されている。
もう一つの変形によれば、該架橋されたポリロタキサンは、少なくとも第一及び第二のポリロタキサンを含み、該第一ポリロタキサンの少なくとも一つの環状分子及び該第二のポリロタキサンの少なくとも一つの環状分子は、少なくとも一つの化学的又は物理的な結合を介して結合されている。
該結合が、化学的な結合である場合、該化学結合は、単一の結合によって、あるいは様々な原子又は分子を含む結合によって形成し得る。該結合は、温度の作用、pH変化及び/又は照射の作用下での、上記2種の環状分子と架橋剤、カップリング剤、光架橋剤等との反応により得ることができる。
上記の如く、環状分子は、好ましくは1又はそれ以上の反応性の基を、その核の外部に含む。特に、遮断されたポリロタキサン分子の形成後、異なるポリロタキサンの環状分子は、好ましくは、架橋剤によって一緒に架橋される。この反応は、同様に温度の作用、pH変化及び/又は照射の作用下で起り得る。この場合、該架橋反応の条件は、該条件下において、該遮断されたポリロタキサン遮断基が、除去されないようなものとすべきである。
使用可能な架橋剤は、従来技術において周知のものである。列挙可能なその例は、シアヌル酸クロリド、トリメソイル(trimesoyl)クロリド、テレフタロイルクロリド、エピクロルヒドリン、ジブロモベンゼン、グルタルアルデヒド、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート(例えば、2,4-トリレンジイソシアネート)、1,1'-カルボニルジイミダゾール、ジビニルスルホン、酸ジクロリド(例えば、セバコイルジクロリド)、及びトリクロロ基で置換された酸等を含む。様々な型のカップリング剤を配合することも可能であり、該カップリング剤の例は、シラン型のカップリング剤(例えば、様々なアルコキシシラン)及びチタンを主成分とするカップリング剤(例えば、様々なアルコキシチタン)である。列挙可能な架橋剤の他の例は、ソフトコンタクトレンズ用の材料として使用される、様々な光架橋剤、例えばスチルバゾリウム塩、例えばホルミルスチリルピリジニウム塩(例えば、K. Ichimura, Journal of Polymer Science, Polymer Chemistry編, 1982, 20:1411-1432を参照のこと(この文献を、参考としてここに組入れる))、及び他の光架橋剤、例えば光二量化-媒介光架橋剤、具体的には桂皮酸、アンスラセン及びチミン等である。
該架橋剤は、好ましくは2,000g/モル未満、好ましくは1,000g/モル未満、より好ましくは600g/モル未満、及び最も好ましくは400g/モル未満の分子量を持つ。
α-シクロデキストリンを環状分子として使用し、かつこれを架橋するために架橋剤を使用した場合、列挙可能な架橋剤の例は、シアヌル酸クロリド、2,4-トリレンジイソシアネート、1,1'-カルボニルジイミダゾール、トリメソイルクロリド、テレフタロイルクロリド及びアルコキシシラン、例えばテトラメトキシシラン及びテトラエトキシシラン等を包含する。環状分子としてα-シクロデキストリンを使用し、かつ架橋剤としてシアヌル酸クロリドを使用することが、特に好ましい。
本発明による化合物は、特許出願EP 1,283,218号の教示に従って製造できる。
先ず、該環状分子及び該線状分子を一緒に混合して、擬ポリロタキサンを製造するが、該擬似物質において、該環状分子は、該線状分子に貫通されている。次に、該環状分子の除去を防止するように、該線状分子の各末端部を、遮断基で遮断することにより、該ポリロタキサンを製造する。最後に、2又はそれ以上のポリロタキサンを、化学結合を介して該環状分子を結合することによって架橋して、該架橋されたポリロタキサンを製造する。
本発明の一態様によれば、α-シクロデキストリンを環状分子として使用し、ポリエチレングリコールを線状の基として使用し、2,4-ジニトロフェニル基を遮断基として使用し、かつシアヌル酸クロリドを架橋剤として使用する。
後に該ポリエチレングリコールの端部に遮断基を結合し、また所望のポリロタキサンを製造するために、先ずポリエチレングリコールの各端部を、アミノ基に転化する。一変形においては、ジェファミン(Jeffamine)なる参照名の下に、ハンツマン(Hunstman)社から市販されている、ジアミンで終端するPEG/PPOコポリマーを使用することができる。
次いで、該α-シクロデキストリンと該アミノポリエチレングリコール誘導体とを一緒に混合して、該擬ポリロタキサンを製造する。その混合時間は、1〜48時間なる範囲にあり、またその混合温度は、0〜100℃なる範囲にあり、結果として該ポリエチレングリコール誘導体上の、該α-シクロデキストリンの包接量は、0.001〜0.6なる範囲となる。
一般に、平均分子量20,000を持つポリエチレングリコールは、最大で230個のα-シクロデキストリン分子の包接を可能とする。230分子に相当するこの最大の包接量が、1に等しい。
一態様によれば、60〜65(63)個のα-シクロデキストリン分子が、平均して、一個のポリエチレングリコール分子上に貫通されており、これは、該最大の包接量に対して、0.26〜0.29(0.28)なる範囲内の包接度に対応する。α-シクロデキストリンに関するこの包接量は、NMR、光吸収又は元素分析によって測定することができる。
生成した該擬ポリロタキサンを、DMFに溶解させた2,4-ジニトロフルオロベンゼンと反応させるが、この反応はポリロタキサンの製造を可能とする。
次いで、該ポリロタキサンを、水性水酸化ナトリウム溶液に溶解し、次いでシアヌル酸クロリドを添加して、該α-シクロデキストリンを架橋する。
本発明による該水性又は非-水性化粧料ヘアケア組成物は、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサン、及び界面活性剤、ポリマー、セラミド及び擬似セラミド、ビタミン及びプロビタミン、サンスクリーン、顔料、真珠光沢剤又は乳白剤、直接染料、染料プリカーサ、金属イオン封鎖剤、可塑剤、可溶化剤、酸性化剤、塩基性化剤、中和剤、無機又は有機増粘剤、酸化防止剤、ヒドロキシ酸、溶媒、浸透剤、バッファー、分散剤、コンディショニング剤、及び保存剤から選択される、少なくとも1種の化粧料アジュバントを含む。
好ましくは、該化粧料アジュバントは、該化粧料ヘアケア組成物の全質量を基準として、0.1〜20質量%なる範囲、及び好ましくは1〜10質量%なる範囲の含有率にて、該組成物中に存在する。
好ましくは、該架橋されたポリロタキサンは、該組成物の全質量を基準として、0.01〜80質量%なる範囲、好ましくは3〜30質量%なる範囲及びより一層好ましくは5〜25質量%なる範囲の含有率にて、該組成物中に存在する。本特許出願による化粧料組成物は、1又はそれ以上のポリロタキサンを含むことができる。
本発明による化粧料組成物のpHは、一般的には3〜9なる範囲にあり、また好ましくは4〜7なる範囲内にある。
本特許出願による方法は、水性化粧料ヘアケア組成物を使用して、実施することができる。
本特許出願による水性化粧料ヘアケア組成物は、化粧学的に許容される、水性相を包含する媒体を含む。
本特許出願の目的にとって、該用語「水性組成物」とは、50〜100質量%なる範囲の水、好ましくは70〜98質量%なる範囲の水及びより一層好ましくは85〜95質量%なる範囲の水を含む組成物を意味する。極めて好ましくは、該架橋されたポリロタキサンは、該水性化粧料ヘアケア組成物の水性相中に存在する。
本特許出願による該水性組成物において使用する化粧学的に許容される媒体は、また少なくとも1種のアルコール及び/又は少なくとも1種の追加の有機溶媒を含むことができる。
本発明による該組成物において使用する該アルコールは、C1-C4低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、t-ブタノール及びn-ブタノール等から選択される、モノヒドロキシル化アルカノールであり、エタノールが、好ましく使用できるアルコールである。
本発明の該組成物における該アルコールの濃度は、該組成物の全質量を基準として、0〜20質量%なる範囲、好ましくは0.1〜10質量%なる範囲及びより一層好ましくは1〜5質量%なる範囲にある。
好ましくは、該水性組成物は、C1-C4アルコールを全く含まない。
本発明による該水性組成物において使用できる追加の有機溶媒は、ポリオール、例えばプロピレングリコール、及びポリオールエーテル、及びこれらの混合物を包含する。
本発明による該水性ヘアケア組成物は、毛髪に適用するのに適した任意の形状、好ましくは増粘化されたローション、水性又は無水-アルコール性ゲル、クリーム又は多少とも硬質のペースト形状であり得る。
本発明の一特定の態様によれば、本特許出願による化粧学的ヘアケア方法は、以下の過程を実施することによって行うことができる:
・架橋されたポリロタキサンを含有する水性相を含む、水性化粧料組成物の、毛髪への適用過程、ここで該組成物は、例えばシャンプー、ヘアコンディショナー、又はヘアケアローションである;
・該架橋されたポリロタキサンを含有する該組成物を、例えば周囲空気中で又はヘアドライヤー、フード又はカーリングアイロンを用いて乾燥させる過程;
・該ポリロタキサンポリマーを含有する、該乾燥された組成物の水分の取込み過程。
該乾燥された組成物の、水の取込み過程は、該ケラチン繊維上に水性溶液を噴霧することによって行われ、またこれは有利には、周囲空気の水分と接触した際に自然に起るものであってもよい。
本特許出願は、また架橋されたポリロタキサンを含む水性化粧料組成物の、ヘアケア用途にも関連する。
第一の変法によれば、本特許出願は、架橋されたポリロタキサンを含有する水性相を含む水性化粧料組成物の、洗髪製品及びヘアケア製品、特にシャンプー及びヘアコンディショナーにおける使用に関する。
本特許出願に従って使用される該化粧料組成物、特にシャンプー及びヘアコンディショナーは、有利にはシリコーン、好ましくはアミノシリコーン、ポリマー性又は非-ポリマー性増粘剤、例えば脂肪アルコール及びアミド、及びアニオン性、カチオン性、ノニオン性又は両性界面活性剤を含む。
本特許出願は、また毛髪に永続的な新たな形態を付与する方法にも関連し、該方法においては、架橋されたポリロタキサンを含有する水性相を含む水性化粧料組成物が、毛髪に適用される。
本特許出願によれば、該用語「永続的な新たな形態の付与(permanent reshaping)」とは、白色人種の、アジア人の、又は北アフリカ人の毛髪のカーリング、パーマネントウエーブ又はセッティングを意味する。
本特許出願によれば、該用語「毛髪の縮れを戻す(relaxing)」とは、白色人種の、アジア人の、北アフリカ人の又はアフリカ人の毛髪の、縮れ解消、直毛化、又は巻毛の解消を意味する。
毛髪に永続的な新たな形態を付与し、又はその縮れを戻すための方法は、一般的に還元性組成物を使用し、次いで場合により、好ましくは酸化性の、固定性組成物を使用する。本特許出願による、該永続的に新たな形態を付与し、あるいは縮れ戻す方法において、該架橋されたポリロタキサンは、また好ましくはスルフィット、ビスルフィット又はチオール等の還元剤をも含む、該還元性組成物又は酸化剤をも含む、該酸化性組成物、あるいは該還元性組成物の適用前に、該還元性組成物の適用後に、あるいは該酸化性組成物の適用後に適用される、付随的な組成物の何れかに含めることができる。
本特許出願は、また毛髪を一時的に整形する方法にも係り、該方法では、架橋されたポリロタキサンを含有する水性相を含む水性化粧料組成物が、毛髪に適用される。
もう一つの変法において、本特許出願は、毛髪に永続的な新たな形態を付与し、又はその縮れを戻すための、架橋されたポリロタキサンを含有する水性相を含む水性化粧料組成物の使用に係る。
もう一つの変法によれば、本特許出願は、架橋されたポリロタキサンを含有する水性相を含む水性化粧料組成物の、毛髪の直接染色又は酸化染色用の組成物における使用に係る。
本特許出願による染髪方法において、該架橋されたポリロタキサンは、染色組成物中に含められ、該組成物は、また酸化塩基から選択される少なくとも1種の酸化染料前駆体及びカプラー及び/又は少なくとも1種の直接染料をも含む。該架橋されたポリロタキサンは、また該染色組成物の適用前又は後に適用されることになる、付随的な組成物に含めることも可能である。
もう一つの変法によれば、本特許出願は、架橋されたポリロタキサンを含有する水性相を含む水性化粧料組成物の、ヘアジェル、ヘアローション又はヘアスプレイ組成物における使用にも関連する。
該水性化粧料組成物の使用は、ケラチン繊維に、追加のボリュームを与え、また乾燥又は湿潤媒体中での良好な化粧学的諸特性(柔軟性、くし通り性)及び良好なスタイリング特性、特にカールした毛髪の良好な弾力性を与える。
本特許出願による該方法は、無水化粧料ヘアケア組成物を使用して実施することができる。
本特許出願によれば、該用語「無水組成物」とは、50質量%未満、及び0質量%までの水を含む、好ましくは1〜20質量%なる範囲の水、及びより一層好ましくは5〜10質量%なる範囲の水を含む組成物を意味する。
一態様によれば、場合により該組成物中に含まれる該水は、その調製中に、上記成分に添加されない。この水は、痕跡量であり得、また該組成物を製造するのに使用される成分に起因するものであってもよい。
第一の変法によれば、該架橋されたポリロタキサンは、該無水化粧料ヘアケア組成物の非水性相中に存在する。
第二の変法によれば、該架橋されたポリロタキサンは、該無水化粧料ヘアケア組成物の水性相中に存在する。
好ましくは、該架橋されたポリロタキサンは、該無水化粧料ヘアケア組成物の水性相中に存在する。
本発明による該無水ヘアケア組成物は、毛髪に適用するのに適した任意の形状、好ましくはO/W又はO/W/O型ローション、あるいはまたW/O又はW/O/W型ローションの形態を持つことができる。
本特許出願は、架橋されたポリロタキサンを含有する非水性相を含む無水化粧料組成物の、ヘアコンディショニング製品における使用に関連する。
この使用は、毛髪に、乾燥又は湿潤媒体中での良好な化粧学的諸特性、例えば柔軟性、くし通り性を付与することができる。この使用は、また毛髪にボリュームをも与える。この使用は、またスタイリング(整髪)特性、及び特にカールした毛髪の弾力性の改善を可能とする。
本特許出願による無水化粧料ヘアケア組成物は、有利にはオイル、ワックス及びペースト状の脂肪物質から選択される、脂肪物質を含む。
本発明による該無水組成物は、室温(20-25℃)及び大気圧条件の下で固体状態にある、脂肪相、特にオイル、とりわけワックス、又は脂肪物質を含有する相を含むことができる。
該用語「オイル」とは、室温(20-25℃)及び大気圧条件の下で液体状態にある、任意の脂肪物質を意味する。該液状脂肪相は、またオイルに加えて、該オイルに溶解している他の化合物、例えばゲル化剤及び/又は構造形成剤をも含むことができる。
該オイルは、本発明による化粧料組成物の全質量を基準として、0.1〜99質量%なる範囲、特に少なくとも1質量%乃至90質量%までの範囲、より具体的には5〜70質量%なる範囲、特に10〜60質量%なる範囲、又はさらに20〜50質量%なる範囲の割合で存在し得る。
本発明による化粧料組成物を製造するのに適した、本発明によるコポリマーの、追加の及び/又は異なるオイルは、揮発性又は不揮発性の、シリコーン又は非-シリコーン型のオイルであり得る。
本発明の目的にとって、該用語「揮発性オイル」とは、室温及び大気圧条件下で、皮膚と接触した際に、1時間以内に蒸発することのできるオイル(又は非水性の媒体)を意味する。該揮発性のオイルは、室温にて液体であり、特に室温及び大気圧条件下で、零でない蒸気圧を持つ、特に0.13Pa〜40,000Pa(10-3〜300mmHg)なる範囲、好ましくは1.3Pa〜13,000Pa(0.01〜100mmHg)なる範囲、及び優先的には1.3Pa〜1300Pa(0.01〜10mmHg)なる範囲の蒸気圧を持つ、揮発性化粧料オイルである。
本発明の目的にとって、該用語「不揮発性オイル」とは、0.13Pa未満の蒸気圧を持つオイルを意味する。該揮発性又は不揮発性オイルは、炭化水素を主成分とするオイル、特に動物又は植物起源のオイル、合成オイル又はフルオロオイル、又はこれらの混合物であり得る。
本発明の目的にとって、該用語「シリコーンオイル」とは、少なくとも一つの珪素原子を含む、及び特に少なくとも一つのSi-O基を含むオイルを意味する。
上記用語「炭化水素を主成分とするオイル」とは、主として水素原子及び炭素原子を含み、また可能な場合には酸素、窒素、硫黄及び/又はリン原子を含む、オイルを意味する。
該揮発性の炭化水素を主成分とするオイルは、8〜16個の炭素原子を含む、炭化水素を主成分とするオイルから選択することができる。
本発明による無水化粧料組成物の該脂肪相は、また少なくとも1種の揮発性オイルを含むことができる。
一特定の態様によれば、本発明による無水化粧料組成物は、また揮発性シリコーンオイル及び不揮発性シリコーンオイル及びこれらの混合物から選択される、少なくとも1種のシリコーンオイルを含むことができる。
該不揮発性オイルは、本発明の該組成物の全質量に対して、20〜99質量%なる範囲、特に30〜80質量%なる範囲、及びとりわけ40〜80質量%なる範囲の含有率で、該組成物中に存在し得る。
有利には、本発明による該水性又は無水組成物は、増粘性ポリマー、界面活性剤及びコンディショニング剤から選択される、少なくとも1種の追加の化粧学的な添加剤を含む。
第一の好ましい形態によれば、本発明の組成物は、「レオロジー調節剤」とも呼ばれる増粘性ポリマーを、少なくとも1種含む。
該レオロジー調節剤は、脂肪酸アミド、セルロースを主成分とする増粘剤、グアーガム及びその誘導体、微生物起源のガム、アクリル酸又はアクリルアミドプロパンスルホン酸の、架橋されたホモポリマー又はコポリマー及び以下において説明するような、会合性の増粘性ポリマーから選択することができる。
これらの会合性ポリマーは、水性媒体中で、相互にあるいは他の分子と、可逆的に結合できる、水溶性のポリマーである。
これらの化学的な構造は、親水性の領域と、少なくとも一つの脂肪鎖によって特徴付けられる疎水性の領域とを含む。
該会合性ポリマーは、アニオン性、カチオン性、両性又はノニオン性形状のものであり得る。
これらの濃度は、本発明の組成物の全質量に対して、約0.01〜10質量%なる範囲、及び好ましくは0.1〜5質量%なる範囲内であり得る。
列挙可能なアニオン型の該会合性ポリマーとして、以下のようなものを例示できる:
−(I) 少なくとも一つの親水性単位と、少なくとも一つの脂肪鎖アリルエーテル単位とを含むもの;
−(II) 不飽和オレフィン系カルボン酸型の、少なくとも一つの親水性単位と、不飽和カルボン酸(C10-C30)アルキルエステル型の、少なくとも一つの疎水性単位とを含むもの;
−(III) 無水マレイン酸/C30-C38α-オレフィン/アルキルマレエートターポリマー;
−(IV) 以下の成分を含む、アクリル系ターポリマー:
(a) 約20〜70質量%のα,β-モノエチレン性不飽和カルボン酸;
(b) 約20〜80質量%の、(a)に示したもの以外の、非-界面活性α,β-モノエチレン性不飽和モノマー;
(c) 約0.5〜60質量%の、一価の界面活性剤と、モノエチレン性不飽和モノイソシアネートとの反応生成物としての、ノニオン性モノウレタン、
例えば特許出願EP-A-0,173,109号に記載されているもの;及び
−(V) コポリマーであって、そのモノマー成分として、α,β-モノエチレン性不飽和カルボン酸及びα,β-モノエチレン性不飽和カルボン酸エステル及びオキシアルキレン化脂肪アルコールを含むもの。
列挙可能なカチオン型の該会合性ポリマーとして、以下のようなものを例示できる:
−(I) カチオン型の会合性ポリウレタン:これに含まれる群は、本特許出願人によるフランス特許出願第0,009,609号に記載されており、これは、以下の一般式(XVIII)によって表すことができる:
R-X-(P)n-[L-(Y)m]r-L'-(P')p-X'-R' (XVIII)
ここで、
R及びR'は、同一でも異なっていてもよく、疎水性の基又は水素原子を表し、
X及びX'は、同一でも異なっていてもよく、疎水性の基を有していてもよい、アミン官能基を含む基、あるいはまた基:L"を表し、
L、L'及びL"は、同一でも異なっていてもよく、ジイソシアネート誘導体を表し、
P及びP'は、同一でも異なっていてもよく、疎水性の基を有していてもよい、アミン官能基を含む基を表し、
Yは、親水性の基を表し、
rは、1〜100なる範囲、好ましくは1〜50なる範囲、及び特に1〜25なる範囲内の整数を表し、
n、m及びpは、各々独立に、0〜1,000なる範囲内にあり、
該分子は、少なくとも一つのプロトン化された、又は四級化されたアミン官能基及び少なくとも一つの疎水性の基を含み、及び
−(II) 非-環式アミノ側鎖を含有する、ポリアクリレート及び四級化されたセルロース誘導体。
上記両性会合性ポリマーは、好ましくは少なくとも一つの非-環式カチオン性単位を含むものから選択される。より一層具体的には、該好ましいポリマーは、モノマーの全モル数に対して、1〜20モル%なる範囲、好ましくは1.5〜15モル%なる範囲、及びより一層特定的には1.5〜6モル%なる範囲の量の、脂肪鎖を含有するモノマーから製造されるもの、あるいはこれらを含むものである。
有利には、本発明の組成物中に存在する該増粘剤の量は、本発明の組成物の全質量に対して、0.01〜10質量%なる範囲及び好ましくは0.1〜5質量%なる範囲内にある。
第二の好ましい形態によれば、本発明の組成物は、またアニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性並びに両極性界面活性剤から選択される、少なくとも1種の界面活性剤も含む。
有利には、本発明の組成物中に存在する該界面活性剤の量は、本発明による組成物の全質量に対して、0.01〜40質量%なる範囲及び好ましくは0.1〜30質量%なる範囲内にある。
列挙可能なコンディショニング剤は、シリコーン及びカチオン性ポリマーを包含する。
本発明による組成物において使用できる該シリコーンは、線状、環状、分岐した又は分岐していない、また揮発性又は不揮発性のシリコーンであり得る。これらは、オイル、樹脂又はガム状態にあるものであり得、また特に化粧学的に許容される媒体中に不溶性の、ポリオルガノシロキサンであり得る。
本発明の目的にとって、該表現「カチオン性ポリマー」とは、カチオン性の基及び/又はイオン化させて、カチオン性の基とすることのできる基を含む、任意のポリマーを表す。
好ましいカチオン性ポリマーは、主鎖の一部を形成し、あるいは該主鎖に直接結合した側部の置換基によって担持された、第一、第二、第三及び/又は第四アミノ基を含む単位を含有するものから選択される。
列挙可能なカチオン性ポリマーとしては、より具体的にはポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ四級アンモニウム型のポリマーである。
特に、以下に列挙するものが挙げられる:
(1) 四級アンモニウム基を含み、フランス特許第1,492,597号に記載されている、セルロースエーテル誘導体、及び特にユニオンカーバイド社(Union Carbide Corporation)によって、JR (例えば、JR 400、JR 125、JR 30M)又はLR (例えば、LR 400、LR 30M)なる名称の下で市販されているポリマー。これらのポリマーは、またCTFA辞典において、トリメチルアンモニウム基で置換されたエポキシドと反応させた、ヒドロキシエチルセルロースの四級アンモニウムとしても定義される。
(2) より具体的には、米国特許第3,589,578号及び同第4,031,307号に記載されている、カチオン性多糖類、例えばトリアルキルアンモニウムカチオン性基を含むグアーガム。例えば、2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムの塩(例えば、塩化物)で変性されたグアーガムが、使用される。
このような製品は、特にメイホール(Meyhall)社により、商品名ジャガー(Jaguar) C13S、ジャガーC15、ジャガーC17、又はジャガーC162の下に市販されている。
(3) アルキルジアリルアミンの又はジアルキルジアリルアンモニウムのシクロポリマー。特に、カルゴン(Calgon)社により、マーカット(Merquat) 100なる名称の下で市販されている、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー(及び低重量平均分子量を持つ、その同族体)、及びマーカット550なる名称の下で市販されている、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド及びアクリルアミドのコポリマーを例示することができる。
本特許出願による該化粧料組成物は、毛髪の修復のためにも使用することができる。
本発明の課題は、また整髪し、又は毛髪の形状を維持するための、ヘアローション、ヘアジェル、推進ガス(発泡剤)を含まないヘアムース、ヘアクリーム、推進ガスを含むエーロゾルヘアスプレイ又は推進ガスを含まない、ポンプ式ディスペンサボトルに収容したヘアスプレイから選択される処方物における、本発明の該組成物の使用にも関連する。
以下の例は、本発明の範囲を限定することなく、本発明を例示するものである。
例1:ポリロタキサンの製造
フルカ(Fluka)によって製造された、ポリエチレングリコールビアミン(以下PEG-BAという;0.9g)及びα-シクロデキストリン(3.6g)を、80℃にて水(30mL)に溶解し、この混合物を、一夜5℃に維持して、包接錯体の白色ペーストを得た。このペーストを乾燥し、過剰量の2,4-ジニトロフルオロベンゼン(2.4mL)を、ジメチルホルムアミド(10mL)と共に添加し、得られたこの混合物を窒素雰囲気下で、室温にて一夜攪拌した。この反応媒体を、DMSO(50mL)に溶解し、0.1%塩化ナトリウム水性溶液(800mL)から2回析出させ、黄色の生成物を得た。この生成物を集め、水及びメタノール(夫々3回)で洗浄し、乾燥させて、目的のポリロタキサン(1.25g)を製造した。このようにして、遮断されたポリロタキサンを製造した。
例2:架橋されたポリロタキサンの製造
100gのポリロタキサンを、5℃にて、反応器内で、0.5mLの1N水酸化ナトリウム溶液中に溶解した。1NのNaOH溶液(0.5mL)中に溶解した、35mgの2,4,6-トリフルオロ-1,3,5-トリアジンを、該反応器に添加した。この反応混合物を、室温にて3時間反応させて、該架橋されたポリロタキサンを製造した。
以下の例においては、%は、質量基準のものである。
例3:スタイリングヘアジェルの製造
例2のゲル200mgを含む、水性溶液2g及び保存剤0.4mgを、湿った毛髪1.5gの房に適用する。これらの房をもみ、次いで5分間放置する。
毛髪一房を、径0.5cmのカーラーの周りに巻付け、フード内で70℃にて30分間加熱する。この毛髪一房を、次に該カーラーから取出し、周囲の湿度条件下に置く。乾燥後、該カールの張度、該毛髪の感触、及び櫛による該毛髪房の絡合い解消性を評価する。長期持続性のカール弾性(>8日)を観測したが、これは水性溶液及び保存剤のみで処理されたコントロール用の毛髪房の長期持続性よりも一層優れている。
例4:スタイリングヘアジェルの製造
例1のゲル200mgを含む、水性溶液2g及び保存剤0.4mgを、20mgのシアヌル酸クロリドを含む希薄な0.5Nの水酸化ナトリウム溶液(2mL)で前処理した、湿った毛髪1.5gの房に適用する。毛髪一房を、径0.5cmのカーラーの周りに巻付け、フード内で70℃にて1時間乾燥する。この毛髪一房を、次に該カーラーから取出し、周囲の湿度条件下に置く。乾燥後、該カールの張度、該毛髪の感触、及び櫛による該毛髪房の絡合い解消性を評価する。長期持続性のカール弾性(>8日)を観測したが、これは水性溶液及び保存剤のみで処理したコントロール用の毛髪房の長期持続性よりも一層優れている。
例5:スタイリングヘアゲルの製造
例2のゲル200mgを含む、水性溶液2g及び保存剤0.4mgを、湿った毛髪1.5gの房に適用する。これらの房をもみ、次いで5分間放置する。
毛髪一房を、径0.5cmのカーラーの周りに巻付け、フード内で70℃にて30分間加熱する。この毛髪一房を、次に該カーラーから取出し、周囲の湿度条件下に置く。乾燥後、該カールの張度、該毛髪の感触、及び櫛による該毛髪房の絡合い解消性を評価する。長期持続性のカール弾性(>8日)を観測したが、これは水性溶液及び保存剤のみで処理されたコントロール用の毛髪房の長期持続性よりも一層優れている。
例6:ボリューム増大性シャンプーの製造
上記例2のゲル20mgを含む、水性界面活性剤溶液2g(12.5%AMのラウリルエーテル流酸及び2.5%AMのココイルベタイン)を、湿った毛髪1.5gの房に適用する。該毛髪房をこの溶液に3分間浸漬し、次いで濯ぎ、また乾燥させる。この毛髪房をもみ、5分間放置し、次いで濯ぐ。乾燥前に、この房の絡合い解消性を評価する。湿潤媒体中で(濯ぎ後)、極めて良好な絡合い解消性が、観測される。乾燥後に、乾燥媒体中での、該カールの稠度、該毛髪の感触、及び櫛による該毛髪房の絡合い解消性を評価する。該毛髪房の12.5%AMのラウリルエーテル流酸及び2.5%AMのココイルベタインを含有する、水性溶液のみで処理されたコントロール用の毛髪房のボリューム感よりも著しく優れたボリューム感が観測される。長期持続性のカール弾性(>8日)を観測したが、これは水性溶液及び保存剤のみで処理したコントロール用の毛髪房の長期持続性よりも著しく優れている。
例7:ボリューム増大性ヘアコンディショナーの製造
Figure 2008542436
20mgの上記ゲル(例2)を、上記表に与えられているエマルション2gに添加する。本特許出願により得られた該組成物を、湿った毛髪1.5gの房に適用する。この毛髪房をもみ、5分間放置し、次いで濯ぎ、また乾燥させる。極めて良好な絡合い解消性が、湿潤媒体中で(濯ぎ後)観測され、また架橋されたポリロタキサンなしでシャンプー処理した後に、該処方物のみで処理したコントロール用の毛髪房のボリューム感よりも極めて高いボリューム感が、乾燥媒体中で観測される。
長期持続性のカール弾性(>8日)を観測したが、これは水性溶液及び保存剤のみで処理したコントロール用の毛髪房の長期持続性よりも著しく優れている。
例8:パーマネントウエーブ用組成物の製造
以下の還元性組成物を調製する:





Figure 2008542436
この組成物を、毛髪に適用し、次いで該毛髪上に30分間維持する。濯ぎ、引き続き10分間の維持時間の経過後、過酸化水素を含む酸化組成物を適用し、この毛髪をさらに30分間放置する。濯ぎ、かつ乾燥させた後に、該頭髪全体は、良好な化粧学的諸特性、特に柔軟性に関して優れた特性を示す。
例9:染髪組成物の製造
以下に示す、本発明による染髪組成物を製造した:
Figure 2008542436
*:AM:活性物質
使用の時点において、この組成物を、質量基準にて20-倍容量の過酸化水素水性溶液と混合し、次いで得られたこの混合物を、90%の白髪を含む天然の毛髪の房に適用した。10分間に及ぶ放置時間の経過後、これら毛髪の房を、濯ぎ、次いでシャンプーで洗髪し、再度濯ぎ、次いで乾燥させた。
得られた該頭髪全体は、良好な化粧学的諸特性、特に柔軟性に関して優れた特性を示す。

Claims (41)

  1. 少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを、毛髪に使用することを含む、化粧学的な毛髪ケア方法。
  2. 少なくとも1種の架橋されたポリロタキサンを含有する化粧料組成物を、該毛髪に適用する、請求項1記載の化粧学的な毛髪ケア方法。
  3. 少なくとも1種の架橋されていないポリロタキサンを含有する化粧料組成物を、該毛髪に適用し、かつ該ポリロタキサンの架橋を、該毛髪上で行う、請求項1記載の化粧学的な毛髪ケア方法。
  4. 該架橋されたポリロタキサンが、少なくとも第一及び第二のポリロタキサンを含有し、該各ポリロタキサンが、少なくとも一つの線状分子及び少なくとも2種の環状分子を含み、該第一ポリロタキサンの該線状分子及び/又は該第二ポリロタキサンの該線状分子が、各々独立に、親水性ポリマー、例えばポリビニル(アルコール)、ポリビニルピロリドン、ポリ((メタ)アクリル酸)、セルロースを主成分とする樹脂(カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等)、ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラヒドロフラン、ポリビニルアセタールを主成分とする樹脂、ポリビニルメチルエーテル、ポリアミン、ポリエチレンイミン、デンプン等、及び/又はこれらのコポリマーから選択される、請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 該線状分子が、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールから選択されるものである、請求項4記載の方法。
  6. 該架橋されたポリロタキサンが、少なくとも第一及び第二のポリロタキサンを含有し、該各ポリロタキサンが、少なくとも一つの線状分子及び少なくとも2種の環状分子を含み、該第一ポリロタキサンの該線状分子及び/又は該第二ポリロタキサンの該線状分子が、各々独立に、疎水性ポリマー、例えばポリオレフィン樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピレン及び他のオレフィン系モノマーとのコポリマーの樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン、ポリジメチルシロキサン、ポリエチレンとポリプロピレン、ポリ(塩化ビニル)樹脂、ポリスチレンを主成分とする樹脂、例えばポリスチレン及びアクリロニトリル-スチレンコポリマー、アクリル系樹脂、例えばアクリロニトリル-メチルアクリレートコポリマー樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニルコポリマー樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、エチレン/ブチレンコポリマー、及びこれらの誘導体から選択される、請求項1〜5の何れか1項に記載の方法。
  7. 該架橋されたポリロタキサンが、少なくとも第一及び第二のポリロタキサンを含有し、該各ポリロタキサンが、少なくとも一つの線状分子及び少なくとも2種の環状分子を含み、該第一ポリロタキサンの該線状分子及び/又は該第二ポリロタキサンの該線状分子が、各々独立に、ポリ(メチルメタクリレート)、及び(メタ)アクリル酸エステルコポリマー、エチレン系(コ)ポリマー、例えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、ビニル、アリル又はエチレン単位、ジエン等の(コ)ポリマー、又はこれらの混合物から選択される、請求項1〜6の何れか1項に記載の方法。
  8. 該第一ポリロタキサンの該線状分子及び/又は該第二ポリロタキサンの該線状分子が、各々独立に、350g/モル以上、例えば350〜2,000,000なる範囲内の重量平均分子量を持つ、請求項4〜7の何れか1項に記載の方法。
  9. 該第一ポリロタキサンの該線状分子及び/又は該第二ポリロタキサンの該線状分子が、各々独立に、ヒドロキシル、アミノ、及びトシレート基、重合性の基、活性化エステル、例えばN-ヒドロキシサクシンイミドエステル、カルボキシル及びチオール基等から選択される反応性の基を持つ、請求項4〜8の何れか1項に記載の方法。
  10. 該環状分子が、少なくとも2つのリングを含むか、あるいは該線状分子を組込んだ後に、環化することができるものである、請求項4〜9の何れか1項に記載の方法。
  11. 該第一及び該第二ポリロタキサンの該環状分子が、シクロデキストリン、例えばα-シクロデキストリン、β-シクロデキストリン、γ-シクロデキストリン、ジメチルシクロデキストリン、及びグルコシルシクロデキストリン、及びこれらの誘導体、並びにクラウンエーテル、ベンゾ-クラウン、ジベンゾ-クラウン及びジシクロヘキサノ-クラウン、及びこれらの誘導体から選択される、請求項4〜10の何れか1項に記載の方法。
  12. 該環状分子が、α-シクロデキストリンである、請求項11記載の方法。
  13. 該各ポリロタキサンの該線状分子に貫通された環状分子数と、該線状分子上に貫通され得る、同一の特性を持つ環状分子の最大量との間の比が、0.001〜0.6なる範囲内にある、請求項4〜12の何れか1項に記載の方法。
  14. 該第一ポリロタキサンの該線状分子及び/又は該第二ポリロタキサンの該線状分子が、その各末端において、該環状分子と該線状分子とが分離するのを防止する分子構造を含み、該分子構造が、分子又は巨大分子である、請求項4〜13の何れか1項に記載の方法。
  15. 該分子構造が、イオン電荷を持ち、及び/又は該環状分子と該線状分子との分離を防止する立体的な容積を占めている、請求項14記載の方法。
  16. 該分子構造が、ジニトロフェニル基、例えば2,4-ジニトロフェニル及び3,5-ジニトロフェニル基、シクロデキストリン、アダマンタン基、トリチル基、フルオレセイン、ピレン及びナフタルイミド、及びこれらの組合せから選択されるものである、請求項14及び15の何れかに記載の方法。
  17. 該第一ポリロタキサンの少なくとも一つの環状分子及び該第二ポリロタキサンの少なくとも一つの環状分子が、化学結合を介して結合されており、該結合が、上記2種の環状分子の、好ましくは架橋剤、カップリング剤、光架橋剤、温度、pHにおける変動、及び/又は照射との反応又はこれらによって起こされる反応を介して得られるものである、請求項4〜16の何れか1項に記載の方法。
  18. 該架橋剤が、シアヌル酸クロリド、トリメソイルクロリド、テレフタロイルクロリド、エピクロルヒドリン、ジブロモベンゼン、グルタルアルデヒド、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート(例えば、2,4-トリレンジイソシアネート)、1,1'-カルボニルジイミダゾール、ジビニルスルホン、酸ジクロリド、例えばセバコイルジクロリド、及びトリクロロ基で置換された酸等から選択されるものである、請求項17記載の方法。
  19. 該架橋剤が、シアヌル酸クロリド、2,4-トリレンジイソシアネート、1,1'-カルボニルジイミダゾール、トリメソイルクロリド及びテレフタロイルクロリドから選択されるものである、請求項18記載の方法。
  20. 該カップリング剤が、シラン型のカップリング剤(例えば、様々なアルコキシシラン)及びチタンを主成分とするカップリング剤(例えば、様々なアルコキシチタン)から選択されるものである、請求項17記載の方法。
  21. 該光架橋剤が、スチルバゾリウム塩、例えばホルミルスチリルピリジニウム塩、桂皮酸、アンスラセン及びチミン等を主成分とする、光架橋剤から選択されるものである、請求項17記載の方法。
  22. 該架橋されたポリロタキサンが、主水性相を含有する化粧料組成物の水性相に含まれる、請求項1〜21の何れか1項に記載の方法。
  23. 以下の諸過程:
    ・架橋されたポリロタキサンを含む水性相を含有する水性化粧料組成物を、毛髪に適用する過程;
    ・該架橋されたポリロタキサンを含む該組成物の乾燥過程;
    ・該ポリロタキサンポリマーを含む該乾燥された組成物の、水分取込み過程、
    を実施することによって行われる、請求項1〜22の何れか1項に記載の方法。
  24. 該乾燥された組成物の該水分取込み過程が、該毛髪に水性溶液を散布するか、あるいは自然に、周囲空気の水分と接触させることにより行われる、請求項23記載の方法。
  25. 該方法が、一時的に該毛髪に、新たな形態を持たせる過程であって、そこでは、架橋されたポリロタキサンを含む水性相を含有する水性化粧料組成物が、毛髪に適用される、請求項1〜24の何れか1項に記載の方法。
  26. 該方法が、永続的に該毛髪に、新たな形態を持たせる過程であって、そこでは、架橋されたポリロタキサンを含む水性相を含有する水性化粧料組成物及び場合により固定用の組成物が、毛髪に適用される、請求項1〜24の何れか1項に記載の方法。
  27. 該架橋されたポリロタキサンを含む該水性組成物が、該還元性組成物中に含まれており、従って還元剤、好ましくはスルフィット、ビスルフィット又はチオールをも含んでおり、あるいは該水性組成物が、該酸化性組成物中に含まれており、従って酸化剤をも含んでおり、あるいは該水性組成物が、該還元性組成物の適用前、該還元性組成物の適用後、あるいは該酸化性組成物の適用後に適用するための、追加の組成物である、請求項26記載の方法。
  28. 該方法が、毛髪の縮れた状態を戻す過程であり、そこでは、架橋されたポリロタキサンを含む水性相を含有する水性化粧料組成物及び還元性組成物及び場合により固定用の組成物が、適用される、請求項1〜24の何れか1項に記載の方法。
  29. 該架橋されたポリロタキサンを含む該水性組成物が、該還元性組成物中に含まれており、従って還元剤、好ましくはスルフィット、ビスルフィット又はチオールをも含んでおり、あるいは該水性組成物が、該還元性組成物の適用前、該還元性組成物の適用後に適用するための、追加の組成物である、請求項28記載の方法。
  30. 該方法が、毛髪を直接染色する過程、あるいは酸化染色するための過程であって、そこでは、架橋されたポリロタキサンを含む水性相を含有する、水性化粧料組成物及び染料組成物が、適用される、請求項1〜24の何れか1項に記載の方法。
  31. 該架橋されたポリロタキサンを含む水性組成物が、該染料組成物に含まれており、これは、また酸化塩基から選択される少なくとも一つの酸化染料前駆体及びカプラー及び/又は少なくとも一つの直接染料をも含み、あるいは該水性組成物は、該染料組成物の適用前又は該染料組成物の適用後に適用するための、追加の組成物である、請求項30記載の方法。
  32. 該架橋されたポリロタキサンが、主な非水性層を含む、化粧料組成物の水性相中に含まれている、請求項1〜21の何れか1項に記載の方法。
  33. 該方法が、ヘアコンディショニング方法であり、そこでは、架橋されたポリロタキサン及びオイルを含有する非水性層を含む、化粧料組成物を適用することを含む、請求項32記載の方法。
  34. 請求項4〜21の何れか1項に記載の、少なくとも1種の架橋されたポリロタキサン、及び界面活性剤、ポリマー、セラミド及び擬似セラミド、ビタミン及びプロビタミン、サンスクリーン、顔料、真珠光沢剤又は乳白剤、直接染料、染料プリカーサ、金属イオン封鎖剤、可塑剤、可溶化剤、酸性化剤、塩基性化剤、中和剤、無機又は有機増粘剤、酸化防止剤、ヒドロキシ酸、溶媒、浸透剤、バッファー、分散剤、コンディショニング剤、及び保存剤から選択される、少なくとも1種の化粧料アジュバントを含むことを特徴とする、水性又は無水化粧料ヘアケア組成物。
  35. 該化粧料アジュバントが、該化粧料ヘアケア組成物の全質量を基準として、0.1〜20質量%なる範囲、好ましくは1〜10質量%なる範囲の含有率で存在する、請求項34記載の化粧料ヘアケア組成物。
  36. 該架橋されたポリロタキサンが、該組成物の全質量を基準として、0.01〜80質量%なる範囲、好ましくは3〜30質量%なる範囲、及びより一層好ましくは5〜25質量%なる範囲の含有率で存在する、請求項34又は35記載の化粧料ヘアケア組成物。
  37. 請求項34〜36の何れか1項に記載の水性組成物の、洗髪製品及びヘアケア製品、得にシャンプー及びヘアコンディショナーにおける使用。
  38. 請求項34〜36の何れか1項に記載の水性組成物の、毛髪をカールするための、又は毛髪の縮みを戻すための使用。
  39. 請求項34〜36の何れか1項に記載の水性組成物の、毛髪を染色するための使用。
  40. 請求項34〜36の何れか1項に記載の無水組成物の、リーブイン型ヘアコンディショニング製品におけるO/W、O/W/O、W/O又はW/O/W型ローションとしての使用。
  41. 請求項34〜36の何れか1項に記載の水性組成物の、ヘアジェル製品又はヘアローション製品としての使用。
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