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JP2008312336A - 振動型アクチュエータ及びそれを備えた駆動装置 - Google Patents

振動型アクチュエータ及びそれを備えた駆動装置 Download PDF

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JP2008312336A
JP2008312336A JP2007157155A JP2007157155A JP2008312336A JP 2008312336 A JP2008312336 A JP 2008312336A JP 2007157155 A JP2007157155 A JP 2007157155A JP 2007157155 A JP2007157155 A JP 2007157155A JP 2008312336 A JP2008312336 A JP 2008312336A
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Hidekazu Nagaoka
英一 長岡
Yusuke Adachi
祐介 足立
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Abstract

【課題】駆動子による圧電素子の振動を阻害することを抑制し、超音波アクチュエータとしての効率を向上させる。
【解決手段】超音波アクチュエータ2は、縦振動と屈曲振動とを行うアクチュエータ本体4と、アクチュエータ本体4の一の側面である設置面40a上に設けられて、アクチュエータ本体4の振動に従って周回運動することで駆動力を出力する駆動子8,8とを備えている。駆動子8は、基端部が曲面に形成されて設置面40aに取り付けられる一方、先端部が平面に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子を有する振動型アクチュエータ及びそれを備えた駆動装置に関するものである。
従来より、圧電素子を有する振動型アクチュエータとしては、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1に係る振動型アクチュエータは、圧電素子で構成されたアクチュエータ本体と、該アクチュエータ本体に取り付けられた駆動子とを備えている。
このアクチュエータ本体は、長手方向を有する平板状の圧電素子で構成されており、対角位置にある2対の電極にそれぞれ位相の異なる交流電圧を印加することで、該圧電素子の長手方向への縦振動(所謂、伸縮振動)と該圧電素子の短手方向への屈曲振動とを調和的に発生させている。その結果、駆動子は、該圧電素子の長手方向と短手方向とを含む平面内で周回運動、詳しくは、楕円運動を行う。
前記駆動子は、略半球体に形成されていて、アクチュエータ本体の長辺側面に2つ設けられている。この長辺側面はアクチュエータ本体の屈曲振動の振動方向を向く面であって、アクチュエータ本体が屈曲振動する際にその屈曲振動に従って屈曲変形する、換言すれば、波打つ面である。これら2つの駆動子は、該長辺側面において、屈曲変位が最も大きくなる屈曲振動の腹の部分に取り付けられている。
このように構成された振動型アクチュエータは、固定体と、該固定体に対して相対的に移動可能に配置された可動体の間に配置される。詳しくは、振動型アクチュエータは、前記駆動子が固定体及び可動体のうちの一方(以下、被当接体ともいう)に当接した状態で、固定体及び可動体のうちの他方に固定されて配設されている。その状態で、振動型アクチュエータを作動させて駆動子を前述の如く周回運動させると、駆動子は周回運動の或る領域では被当接体を押圧しながら摩擦力を増大させて周回し、周回運動の別の領域では被当接体から離間して又は被当接体との間の摩擦力を低減した状態で周回することになる。そして、被当接体を押圧しながら周回するときに、駆動子と被当接体との間の摩擦力を介して駆動力が可動体に伝達され、可動体を所定の方向へ駆動する。
特開2004−304963号公報
近年、電子機器の小型化にともない上述した超音波アクチュエータも小型化が求められているが、超音波アクチュエータを小型化した場合、効率を低下させてしまう虞があった。
すなわち、駆動子の剛性を確保するため駆動子の形状が相対的に大きくなってしまい、上述のように圧電素子の屈曲振動の腹の部分に駆動子を設けた構成では圧電素子の屈曲振動を阻害してしまい、その結果、効率を低下させてしまう虞があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、駆動子による圧電素子の振動を阻害することを抑制し、超音波アクチュエータとしての効率を向上させることにある。
この目的を達成するために、本発明者は鋭意研究の結果、アクチュエータ本体の設置面に取り付けられる、駆動子の基端部を曲面に形成することを見出した。
そして、本発明者がさらに鋭意研究を重ねた結果、かかる構成を実現するための一つの形態として基端部の曲面形状で駆動子全体を形成する(例えば、駆動子を球状又は円柱状に形成する)ことが考えられるが、被当接体と当接する、駆動子の先端部まで基端部と同様の曲面で形成すると、以下のような課題が生じることを見出した。
すなわち、アクチュエータ本体の振動に伴って周回運動する駆動子と該駆動子が接触する被当接体との間の摩擦力を介して可動体に駆動力を付与する振動型アクチュエータにおいては、駆動力は、駆動子を被当接体へ押圧する力に略比例する。そのため、大きな駆動力を出力するためには、駆動子から被当接体への押圧力を大きくする必要がある。
ところが、駆動子の先端部が曲面に形成され、駆動子が被当接体に対して点接触状又は線接触状に接触する構成の場合、単位面積当たりの押圧力が大きくなり、駆動子が被当接体に食い込んでロックする虞がある。さらには、駆動子の単位面積当たりの押圧力が大きくなると、該駆動子及び被当接体の摩耗の進行が早くなり、振動形アクチュエータの製品寿命が短くなる。
つまり、本発明は、駆動子による圧電素子の振動を阻害することを抑制して超音波アクチュエータとしての効率を向上させることに加えて、可動体を円滑に駆動すると共に駆動子の摩耗を抑制して製品寿命を延ばすことを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、駆動子の基端部を曲面で形成すると共に、駆動子の先端部を平面又は基端部よりも曲率の小さな曲面で形成するようにしたものである。
具体的には、本発明に係る振動型アクチュエータは、圧電素子で構成、又は圧電素子を含んで構成され、振動方向が異なる複数の振動を行うアクチュエータ本体と、前記アクチュエータ本体の一の側面である設置面上に設けられて、該アクチュエータ本体の振動に従って周回運動することで駆動力を出力する駆動子とを備え、前記駆動子は、基端部が曲面に形成されて前記設置面に取り付けられる一方、先端部が平面で形成されているものとする。
また、別の本発明に係る振動型アクチュエータは、圧電素子で構成、又は圧電素子を含んで構成され、振動方向が異なる複数の振動を行うアクチュエータ本体と、前記アクチュエータ本体の一の側面である設置面上に設けられて、該アクチュエータ本体の振動に従って周回運動することで駆動力を出力する駆動子とを備え、前記駆動子は、基端部が曲面に形成されて前記設置面に取り付けられる一方、先端部が該基端部よりも小さな曲率の曲面に形成されているものとする。
さらに、本発明に係る駆動装置は、相対移動可能な固定体及び可動体と、前記固定体及び可動体の間に介設される前記振動型アクチュエータの何れか一方とを備え、前記振動型アクチュエータは、前記駆動子の先端部が前記固定体及び可動体の一方に当接する状態で該固定体及び可動体の他方に配設されているものとする。
本発明によれば、アクチュエータ本体の設置面に取り付けられる駆動子の基端部を曲面に形成することによって、駆動子と設置面との接触面積を小さくしてアクチュエータ本体の振動を駆動子が阻害することを防止することができ、その結果、振動型アクチュエータとしての効率を向上させることができる。それと共に、固定体及び可動体のうちの一方である被当接体に当接する駆動子の先端部を平面又は基端部の曲面よりも小さな曲率の曲面に形成することによって、単位面積当たりの押圧力が小さくして、駆動子が被当接体に食い込んでロックしてしまうことを防止できると共に、駆動子及び被当接体の摩耗の進行を遅くさせて振動形アクチュエータの製品寿命を延ばすことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1に係る駆動装置1は、図2に示すように、ステージ11と、超音波アクチュエータ2と、該超音波アクチュエータ2を駆動制御する制御装置(図示省略)とを備えている。
ステージ11は、互いに平行な状態で固定体としての基台(図示省略)上に固定されたガイド12,12に摺動可能に取り付けられている。つまり、ステージ11は、ガイド12,12が延びる方向に沿って移動可能に構成されている。このステージ11が可動体を構成する。これらガイド12,12の延びる方向がステージ11の可動方向となる。このステージ11は、平面視略方形の板状部材であって、アルミナで形成されている。尚、ステージ11の材質は、アルミナに限られるものではなく、任意の材質を用いて形成することができる。そして、前記超音波アクチュエータ2は、このステージ11の裏面(ガイド12,12が設けられている側の面)に後述する駆動子8,8が接触するように配設されている。
前記超音波アクチュエータ2は、図1に示すように、振動を発生させるアクチュエータ本体4と、該アクチュエータ本体4の駆動力をステージ11に伝達させる駆動子8,8と、該アクチュエータ本体4を収容するケース5と、アクチュエータ本体4とケース5との間に介設されてアクチュエータ本体4を弾性的に支持する支持ゴム61,61と、アクチュエータ本体4を前記ステージ11に付勢するための付勢ゴム62とを備えている。この超音波アクチュエータ2が振動型アクチュエータを構成する(以下、同様)。
前記アクチュエータ本体4は、圧電素子ユニット40で構成されている。
前記圧電素子ユニット40は、略長方形状の互いに対向する一対の主面と、この主面と直交して該主面の長手方向に延びる、互いに対向する一対の長辺側面と、これら主面及び長辺側面の両方と直交して該主面の短手方向に延びる、互いに対向する一対の短辺側面とを有する略直方体状をしている。
この圧電素子ユニット40は、図3に示すように、5つの圧電体層(圧電素子)41,41,…と4つの内部電極層42,44,43,44とを交互に積層して構成される。内部電極層42,44,43,44は、積層方向に圧電体層41を介して交互に配された、第1給電電極層42と共通電極層44と第2給電電極層43と共通電極層44とで構成される。これら第1給電電極層42、第2給電電極層43及び共通電極層44,44のそれぞれは、各圧電体層41の主面上に印刷されている。
前記各圧電体層41は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛などのセラミック材料からなる絶縁体層であって、前記圧電素子ユニット40と同様に、一対の主面と、一対の長辺側面と、一対の短辺側面とを有する略直方体状をしている。また、各圧電体層41には、その長辺側面のうち一方の長辺側面の長手方向中央部に外部電極45aが、一方の短辺側面の短手方向中央部に外部電極46aが、他方の短辺側面の短手方向中央部に外部電極47aがそれぞれ形成されている。
前記各共通電極層44は、圧電体層41の主面の略全面に亘って設けられた略長方形状をしている。また、各共通電極層44の一方の長辺部には、その長手方向中央部から圧電体層41の前記外部電極45aまで延びる引出電極44aが形成されている。
前記第1給電電極層42は、図4に示すように、圧電体層41の主面をその長手方向及び短手方向にそれぞれ2等分してなる4つの領域のうち該主面の対角線方向に位置する2対の領域のうち一方の対の領域にそれぞれ形成された一対の第1電極42a,42bと、これら第1電極42a,42bを連結して導通させる導通電極42cとを有する。各第1電極42a(42b)は略矩形状の電極であり、積層方向に見て共通電極層44と重なっている。つまり、各第1電極42a(42b)は、圧電体層41を挟んで共通電極層44と対向している。また、第1電極42a,42bのうちの一方の第1電極42aには、圧電体層41の前記外部電極46aまで延びる引出電極42dが設けられている。
前記第2給電電極層43は、圧電体層41の主面の対角線方向に位置する前記2対の領域のうち他方の対の領域にそれぞれ形成された一対の第2電極43a,43bと、これら第2電極43a,43bを連結して導通させる導通電極43cとを有する。前記他方の対の領域のうち積層方向に見て前記第1電極42aの前記短手方向且つ前記第1電極42bの前記長手方向に隣接する領域に設けられる電極が第2電極43aであり、第1電極42aの該長手方向且つ第1電極42bの該短手方向に隣接する領域に設けられる電極が第2電極43bである。各第2電極43a(43b)は略矩形状の電極であり、積層方向に見て共通電極層44と重なっている。つまり、各第2電極43a(43b)は、圧電体層41を挟んで共通電極層44と対向している。また、第2電極43a,43bのうちの一方の第2電極43bには、圧電体層41の前記外部電極47aまで延びる引出電極43dが設けられている。
これら圧電体層41,41,…と内部電極層42,44,43,44とを交互に積層することで構成された圧電素子ユニット40においては、その一方の長辺側面の前記長手方向中央部に、各圧電体層41の外部電極45aが積層方向に並んで一まとまりの外部電極45が形成されている。この外部電極45には、前記共通電極層44,44に形成された引出電極44a,44aが電気的に接続されている。同様に、圧電素子ユニット40の一方の短辺側面の前記短手方向中央部には、各圧電体層41の外部電極46aが積層方向に並んで一まとまりの外部電極46が形成されている。この外部電極46には、前記第1給電電極層42の引出電極42dが電気的に接続されている。また、圧電素子ユニット40の他方の短辺側面の前記短手方向中央部には、各圧電体層41の外部電極47aが積層方向に並んで一まとまりの外部電極47が形成されている。この外部電極47には、前記第2給電電極層43の引出電極43dが電気的に接続されている。
そして、圧電素子ユニット40の長辺側面のうち他方の長辺側面、即ち、前記外部電極45aが設けられていない側の長辺側面(すなわち、後述する屈曲振動の振動方向を向く一対の面のうちの一方の面。以下、設置面ともいう)40aには、2個の駆動子8,8が設けられている。
各駆動子8は、円柱状の円柱部81と、該円柱部81と結合された半球状の半球部82とを有している。また、駆動子8において、円柱部81の端面81aは平面に形成されている一方、半球部82の端面82aは球面に形成されている。この駆動子8は、ジルコニア、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、タングステンカーバイド等で形成されている。
また、駆動子8は、円柱部81の端面81aを先端部とする一方、半球部82の端面82aを基端部として、該端面82aが接着剤85を介して圧電素子ユニット40の設置面40aに取り付けられている。つまり、駆動子8は、設置面40aに対して点接触状に取り付けられている。ここで、「点接触状」とは、駆動子8と設置面40aとが厳密に接触している状態に限られず、駆動子8と設置面40aとの間に接着剤85を介在させて該駆動子8と設置面40aとが実質的に点接触している状態も意味する。
接着剤85としては、圧電素子ユニット40の材料及び駆動子8の材料よりも柔らかいことが望ましい。具体的には、合成樹脂、特にエポキシ樹脂、シリコーン樹脂が挙げられる。このような材料を用いることにより圧電素子ユニット40の後述する振動をできるだけ阻害せずに駆動子8と設置面40aとの間の固定を実現することができる。
また、駆動子8,8が設けられた位置は、設置面40aにおいて、圧電素子ユニット40の長手方向両端部から該設置面40aの全長の30〜35%距離だけ内側に入った位置であり、即ち、圧電素子ユニット40の後述する屈曲振動の2次モードの腹の位置であって、振動が最も大きくなる位置である。
このように構成されたアクチュエータ本体4は、前記外部電極45をグランドに接続し、前記外部電極46に所定周波数の交流電圧を、前記外部電極47に該交流電圧と位相が90°ずれた交流電圧を印加することによって、圧電体層41の主面の対角線方向に位置する一方の対の第1電極42a,42bと、他方の対の第2電極43a,43bとに互いに位相が90°ずれた交流電圧が印加され、その長手方向への縦振動(いわゆる、伸縮振動)とその短手方向への屈曲振動(いわゆる、横振動)とが誘起される。
縦振動の共振周波数及び屈曲振動の共振周波数はそれぞれ、アクチュエータ本体4、即ち、圧電素子ユニット40の材料、形状等により決定される。さらに、両共振周波数は、アクチュエータ本体4を支持する力及び支持する部分によっても影響を受ける。これらを考慮して、両共振周波数を略一致させ、その近傍の周波数の交流電圧を位相を90°ずらした状態で外部電極46,47のそれぞれに印加する。例えば、縦振動の1次モード(図6参照)の共振周波数と屈曲振動の2次モード(図7参照)の共振周波数とが一致するように圧電素子ユニット40の形状等を設計して、該共振周波数近傍の交流電圧を前述の如く、位相を90°ずらして印加することによって、圧電素子ユニット40には、縦振動の1次モードと屈曲振動の2次モードとが調和的に誘起され、図8(a)、(b)、(c)、(d)に示す形状の変化を順番に起こす。
その結果、圧電素子ユニット40に設けられた各駆動子8が該圧電素子ユニット40の主面と平行な平面、即ち、長手方向と短手方向とを含む平面(図8における紙面と平行な面)内で略楕円運動、即ち、周回運動を行う。
前記ケース5は、樹脂製であって、前記圧電素子ユニット40に対応した略直方体状の概略箱形状をしている。このケース5は、前記圧電素子ユニット40の主面と平行で且つ略長方形状の主壁部51と、該主壁部51の前記長手方向の一側(図1における左側)に位置する短辺部に設けられた第1短辺壁部52と、該主壁部51の該長手方向の他側(図1における右側)に位置する短辺部に設けられた第2短辺壁部53と、該主壁部51の前記短手方向の一側(図1における下側)に位置する長辺部に設けられた長辺壁部54とを有している。つまり、ケース5は、主壁部51に対向する側及び該主壁部51の該短手方向の他側(図1における上側)に位置する長辺部(圧電素子ユニット40の駆動子8,8が設けられた長辺側面に対応する部分)には壁部が設けられておらず、圧電素子ユニット40の積層方向(主壁部51の法線方向)の一側及び該短手方向の他側に開口した形状となっている。
このように構成されたケース5内に前記アクチュエータ本体4が収容されている。アクチュエータ本体4は、圧電素子ユニット40の一方の主面が主壁部51と対向し且つ圧電素子ユニット40の一方の長辺側面(前記外部電極45が設けられている側の長辺側面)が長辺壁部54と対向するようにしてケース5内に収容されている。このとき、駆動子8,8はケース5から前記短手方向の他側に突出している。また、圧電素子ユニット40の一方の短辺側面とケース5の第1短辺壁部52との間および圧電素子ユニット40の他方の短辺側面とケース5の第2短辺壁部53との間にはそれぞれ支持ゴム61,61が介設されている。この圧電素子ユニット40の両短辺側面は縦振動の腹の部分であるが、支持ゴム61,61は弾性体であるため、圧電素子ユニット40の縦振動を阻害することなく、該圧電素子ユニット40を支持することができる。これら支持ゴム61,61は、アクチュエータ本体4並びに第1及び第2短辺壁部52,53だけでなく、主壁部51の内側表面とも当接している。また、圧電素子ユニット40の一方の長辺側面とケース5の長辺壁部54との間には付勢ゴム62が介設されている。この付勢ゴム62は、アクチュエータ本体4及び長辺壁部54だけでなく、主壁部51の内側表面とも当接している。
そして、主壁部51の内側表面における、前記支持ゴム61,61及び付勢ゴム62が当接する部分には電極51a(付勢ゴム62と当接する電極のみ図示)が設けられているこれらの電極は、主壁部51の外側表面に設けられた端子電極(図示省略)にそれぞれ導通している。
前記各支持ゴム61は、シリコーンゴムに金属粒子を混入した導電性ゴムで構成され、略直方体状をしている。これら支持ゴム61,61は、アクチュエータ本体4をその長手方向に付勢した状態で弾性的に支持する。それと共に、支持ゴム61,61は、主壁部51の内側表面の該支持ゴム61,61の配設位置に対応する部分に設けられ且つ前記端子電極に導通する電極と圧電素子ユニット40の外部電極46,47とを導通させている。
また、前記付勢ゴム62も、支持ゴム61と同様に、シリコーンゴムに金属粒子を混入した導電性ゴムで構成され、略直方体状をしている。この付勢ゴム62は、アクチュエータ本体4をその短手方向(即ち、短手方向が付勢方向に相当する)に付勢するためのものである。それと共に、付勢ゴム62は、圧電素子ユニット40の外部電極45と主壁部51の内側表面の電極51aとを導通させている。
尚、これら支持ゴム61及び付勢ゴム62の代わりに、板バネ等の弾性部材を採用してもよい。
つまり、ケース5の外側表面に設けられた前記端子電極に給電することによって、圧電素子ユニット40に給電することができる。
このように構成された超音波アクチュエータ2は、図2,5に示すように、各駆動子8の円柱部81の端面81aがステージ11の裏面と当接するように配設されると共に、ケース5が基台(図示省略)に固定される。つまり、駆動子8は、ステージ11に対して面接触状に当接している。詳しくは、超音波アクチュエータ2は、圧電素子ユニット40の短手方向がステージ11の裏面に直交すると共に、圧電素子ユニット40の長手方向がステージ11の裏面と平行で且つガイド12,12と平行になるように配置される。さらに換言すれば、超音波アクチュエータ2は、圧電素子ユニット40の屈曲振動の方向がステージ11の裏面と直交すると共に、圧電素子ユニット40の縦振動の方向がガイド12,12と平行な方向を向くように配置される。
このとき、前記付勢ゴム62が圧縮変形しており、この付勢ゴム62の弾性力によって駆動子8,8がステージ11に付勢されている。超音波アクチュエータ2のステージ11への付勢力は、付勢ゴム62の弾性力によって決まる。
前記制御装置は、外部からの動作指令を受けて、その動作指令に応じた周波数の交流電圧を動作指令に応じた位相差で外部電極46,47に印加する。
制御装置は、前述の如く、アクチュエータ本体4、即ち、圧電素子ユニット40に縦振動と屈曲振動とを調和的に発生させて、駆動子8,8を図8に示すような周回運動させることで、ステージ11を移動させる。具体的には、圧電素子ユニット40の異常発熱を防止すべく、圧電素子ユニット40の縦振動と屈曲振動との共通の共振周波数よりも少し高い周波数の交流電圧が外部電極46,47に印加される。このとき、かかる交流電圧は、互いに位相が90°ずれた状態で外部電極46,47に印加される。
圧電素子ユニット40が、縦振動と屈曲振動との合成振動を行うと、駆動子8,8は圧電素子ユニット40の長手方向と短手方向とを含む平面内において略楕円運動を行う。こうすることで、駆動子8,8は、ステージ11との当接及び離間を周期的に繰り返しながら、ステージ11に対して摩擦力を介して圧電素子ユニット40の長手方向へ駆動力を付与しており、ステージ11はガイド12,12に沿って移動する。この圧電素子ユニット40の長手方向(ガイド12,12が延びる方向と一致する)が、駆動子8,8が駆動力を出力する方向である駆動方向に相当する。
以下に、超音波アクチュエータ2によるステージ11の駆動を、図9を参照してさらに詳しく説明する。圧電素子ユニット40が長手方向(縦振動の振動方向)に伸張するとき、一方(例えば、図9の左側)の駆動子8は、図9(b)に示すように、短手方向(屈曲振動の振動方向)においてステージ11側の領域を変位するため、ステージ11との間の摩擦力が増大し、この摩擦力によってステージ11を該長手方向における該一方の駆動子8が変位する側(図9の左側)へ移動させる。このとき、他方(図9の右側)の駆動子8は、該長手方向において一方の駆動子8とは逆向きに変位するが、該短手方向において反ステージ11側(ステージ11から離れる側)の領域を変位するため、ステージ11から離れて摩擦力が作用せず、ステージ11の移動にはほとんど影響を与えない。
一方、圧電素子ユニット40が長手方向に収縮するときは、他方(図9の右側)の駆動子8は、図9(c)に示すように、短手方向においてステージ11側の領域を変位するため、ステージ11との間の摩擦力が増大し、この摩擦力によってステージ11を該長手方向における該他方の駆動子8が変位する側(図9の左側)へ移動させる。この移動方向は、前述した、圧電素子ユニット40の伸張時における一方の駆動子8によるステージ11の移動方向と同じである。このとき、一方(図9の左側)の駆動子8は、該長手方向において他方の駆動子8とは逆向きに変位するが、該短手方向において反ステージ11側の領域を変位するため、ステージ11から離れて摩擦力が作用せず、ステージ11の移動にはほとんど影響を与えない。
尚、図9においては、ステージ11の移動に影響を与えない方の駆動子8はステージ11から離れているが、必ずしも離れている必要はない。すなわち、駆動子8は、ステージ11を移動させない程度の摩擦力で該ステージ11に接触してる状態であってもよい。
こうして、一方の駆動子8と他方の駆動子8とは、位相が180°ずれた状態で交互にステージ11を所定の一方向へ移動させる。尚、前記交流電圧を位相を−90°ずらした状態で外部電極46,47に印加することによって、駆動子8,8が出力する駆動力を逆向きにすることができ、ステージ11を他方向へ移動させることができる。
尚、ステージ11の移動量、移動速度及び移動加速度は、外部電極46,47に給電する交流電圧の電圧値、周波数及び給電時間の少なくとも1つを調整する、又は外部電極46,47に給電する各交流電圧の位相のずれを変更する等によって調整することができる。
このように、超音波アクチュエータ2は、駆動子8,8に縦振動の振動方向(長手方向)と屈曲振動の振動方向(短手方向)とを含む平面内で周回運動させて駆動子8,8とステージ11との間の摩擦力の増大と緩和とを繰り返しながら、該ステージ11を駆動している。
したがって、本実施形態1によれば、アクチュエータ本体4の設置面40aに取り付けられる、駆動子8の端面82aを球面に形成することによって、駆動子8,8と設置面40aとの接触面積を小さくでき、駆動子8,8をアクチュエータ本体4の屈曲振動によって波打つ長辺側面に設けるにもかかわらず、該駆動子8,8がアクチュエータ本体4の屈曲振動を阻害することを抑制することができる。その結果、超音波アクチュエータ2としての効率を向上させることができる。ここで、「球面」とは、厳密な球面に限られず、駆動子8が圧電素子ユニット40に対して概略点接触となるような実質的な球面も含む意味である。
それに加えて、ステージ11に当接する、駆動子8の端面81aを平面に形成することによって、駆動子8からステージ11に作用する単位面積当たりの押圧力を小さくすることができ、ステージ11の駆動時に駆動子8がステージ11に食い込んでロックしてしまうことを防止できると共に、駆動子8及びステージ11の摩耗を抑制して超音波アクチュエータ2及び駆動装置1としての製品寿命を延ばすことができる。
また、アクチュエータ本体4を支持ゴム61,61で弾性的に支持すると共にステージ11と当接する駆動子8の端面81aを平面に形成することによって、付勢ゴム62によりアクチュエータ本体4をステージ11側に付勢しながら超音波アクチュエータ2を配置する際に、駆動子8の端面81aがステージ11の裏面に重なり合わさるようにアクチュエータ本体4を回転させることができるため、アクチュエータ本体4のステージ11に対する姿勢及び、駆動子8のステージ11への接触状態を所望の状態に矯正することができる。その結果、アクチュエータ本体4を保持する支持ゴム61,61やアクチュエータ本体4を付勢する付勢ゴム62、あるいはそれらを収容するケース5などの形状精度によってアクチュエータ本体4が所望の姿勢よりも傾いていた場合であっても、アクチュエータ本体4のステージ11に対する姿勢及び、駆動子8のステージ11への接触状態を所望の状態に矯正し、さらには維持することができるため、超音波アクチュエータ2の駆動効率を高めることができる。
尚、図10に示すように、環状体83を各駆動子8の周囲に配してもよい。つまり、各駆動子8と設置面40aとの接触点の周囲に環状体83を配置したものである。すなわち、各駆動子8は、設置面40aに対して点接触状に取り付けられるだけでなく、環状体83を介しても設置面40aに取り付けられている。この環状体83は、各駆動子8及び設置面40aそれぞれに対して線接触状に取り付けられている。また、各駆動子8と環状体83、および環状体83と設置面40aとは、それぞれ接着剤85を介して取り付けられている。尚、各駆動子8は、設置面40aに対して点接触状には取り付けられておらず、環状体83を介して線接触状にのみ取り付けられる構成であってもよい。ここで、「線接触状」とは、環状体83と駆動子8又は設置面40aとが厳密に接触している状態に限られず、環状体83と駆動子8又は設置面40aとの間に接着剤85を介在させて該環状体83と駆動子8又は設置面40aとが実質的に線接触している状態も意味する。
このように環状体83を配置させることによって、各駆動子8と環状体83、および環状体83と設置面40aとの間で、それぞれの接触点を増やすことができ、これにより駆動子8と設置面40aとの接続強度を向上させることができる。環状体83は、振動を妨げず接着強度を向上させる意味より、駆動子8より柔らかく、接着剤85より堅い材質が望ましい。具体的には、アルミ、鉄などの金属や硬度の高いエポキシ、フェノールなどの樹脂である。
《発明の実施形態2》
次に、本発明の実施形態2に係る超音波アクチュエータ202について説明する。
実施形態2に係る超音波アクチュエータ202は、駆動子208の形状が実施形態1と異なる。そこで、実施形態1と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
詳しくは、超音波アクチュエータ202の各駆動子208は、図11に示すように、切頭円錐状の円錐部281と、該円錐部281と結合された半球状の半球部282とを有している。また、駆動子208において、円錐部281の端面281aは平面に形成されている一方、半球部282の端面282aは球面に形成されている。この駆動子208は、ジルコニア、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、タングステンカーバイド等で形成されている。
また、駆動子208は、円錐部281の端面281aを先端部とする一方、半球部282の端面282aを基端部として、該端面282aが接着剤85を介して圧電素子ユニット40の設置面40aに取り付けられている。つまり、駆動子208は、設置面40aに対して点接触状に取り付けられている。
このように構成された超音波アクチュエータ202は、図12に示すように、各駆動子208の円錐部281の端面281aがステージ11の裏面と当接するように配設される。
したがって、本実施形態2によれば、実施形態1と同様に、アクチュエータ本体4の設置面40aに取り付けられる、駆動子208の端面282aを球面に形成することによって、駆動子208,208と設置面40aとの接触面積を小さくでき、駆動子208,208をアクチュエータ本体4の屈曲振動によって波打つ長辺側面に設けるにもかかわらず、該駆動子208,208がアクチュエータ本体4の屈曲振動を阻害することを抑制することができる。その結果、超音波アクチュエータ202としての効率を向上させることができる。
それに加えて、ステージ11に当接する、駆動子208の端面281aを平面に形成することによって、駆動子208からステージ11に作用する単位面積当たりの押圧力を小さくすることができ、ステージ11の駆動時に駆動子208がステージ11に食い込んでロックしてしまうことを防止できると共に、駆動子208及びステージ11の摩耗を抑制して超音波アクチュエータ202及び駆動装置としての製品寿命を延ばすことができる。
その他、実施形態1と同様の作用・効果を奏することができる。
《発明の実施形態3》
次に、本発明の実施形態3に係る超音波アクチュエータ302について説明する。
実施形態3に係る超音波アクチュエータ302は、駆動子308の形状が実施形態1と異なる。そこで、実施形態1と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
詳しくは、超音波アクチュエータ302の各駆動子308は、図13に示すように、角柱状の角柱部381と、該角柱部381と結合された、断面半円形の半円柱状の半円柱部382とを有している。また、駆動子308において、角柱部381の端面381aは平面に形成されている一方、半円柱部382の端面382aは円柱側面に形成されている。換言すれば、各駆動子308は、角柱の側面の一部を円柱側面に形成した形状をしている。この駆動子308は、ジルコニア、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素、タングステンカーバイド等で形成されている。
また、駆動子308は、角柱部381の端面381aを先端部とする一方、半円柱部382の端面382aを基端部として、該端面382aが接着剤85を介して圧電素子ユニット40の設置面40aに取り付けられている。こうして、駆動子308は、設置面40aに対して線接触状に取り付けられている。ここで、「線接触状」とは、駆動子308と設置面40aとが厳密に接触している状態に限られず、駆動子308と設置面40aとの間に接着剤85を介在させて該駆動子308と設置面40aとが実質的に線接触している状態も意味する。また、「半円柱状」とは、厳密な半円柱形状に限られず、駆動子308が設置面40aに対して概略線接触となるような実質的な半円柱形状も含む意味である。
このとき、駆動子308は、その軸方向がアクチュエータ本体4の厚み方向(以下、直交方向ともいう)を向くように配設されている。この直交方向は、圧電素子ユニット40の積層方向でもあり、駆動子8が周回運動を行う平面に直交する方向でもあり、圧電素子ユニット40の屈曲振動の振動方向と縦振動の振動方向とに直交する方向でもある。
このように構成された超音波アクチュエータ302は、図14に示すように、各駆動子308の角柱部381の端面381aがステージ11の裏面と当接するように配設される。
したがって、本実施形態3によれば、実施形態1と同様に、アクチュエータ本体4の設置面40aに取り付けられる、駆動子308の端面382aを円柱側面に形成することによって、駆動子308,308と設置面40aとの接触面積を小さくでき、駆動子308,308をアクチュエータ本体4の屈曲振動によって波打つ長辺側面に設けるにもかかわらず、該駆動子308,308がアクチュエータ本体4の屈曲振動を阻害することを抑制することができる。その結果、超音波アクチュエータ302としての効率を向上させることができる。また、該各駆動子308をその円柱の軸がアクチュエータ本体4の屈曲振動の振動方向と縦振動の振動方向とに直交する方向を向くように、即ち、アクチュエータ本体4が屈曲振動を行う平面に対して直交する方向を向くように配設して設置面40aに取り付けることによって、アクチュエータ本体4の屈曲振動の阻害をさらに抑制することができる。
それに加えて、ステージ11に当接する、駆動子308の端面381aを平面に形成することによって、駆動子308からステージ11に作用する単位面積当たりの押圧力を小さくすることができ、ステージ11の駆動時に駆動子308がステージ11に食い込んでロックしてしまうことを防止できると共に、駆動子308及びステージ11の摩耗を抑制して超音波アクチュエータ302及び駆動装置としての製品寿命を延ばすことができる。
また、駆動子308の角柱部381を、駆動方向であるアクチュエータ本体4の長手方向に細長い形状に形成することによって、駆動力をステージ11に確実に伝えることができる。
その他、実施形態1と同様の作用・効果を奏することができる。
尚、駆動子308の角柱部381の端面381aの周縁部を面取りしてもよい。特に、図15に示すように、端面381aの周縁部のうち、アクチュエータ本体4の長手方向に対向する辺縁部に面取部381b,381bを形成することによって、駆動子308,308が周回運動してステージ11との当接及び離間を繰り返す際に、角柱部381の端面381aの周縁部がステージ11に食い込むことを防止し、端面381aをステージ11に対して円滑に当接させることができる。また、面取部381bは、平面状ではなく、R面状であってもよい。
《発明の実施形態4》
次に、本発明の実施形態4に係る超音波アクチュエータ402について説明する。
実施形態4に係る超音波アクチュエータ402は、駆動子408の形状が実施形態1と異なる。そこで、実施形態1と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
詳しくは、超音波アクチュエータ402の各駆動子408は、図16に示すように、円柱状の円柱部481と、該円柱部481と結合された半球状の半球部482とを有している。また、駆動子408において、半球部482の端面482aが球面に形成されていると共に、円柱部481の端面481aも球面に形成されている。ただし、円柱部481の端面481aの曲率は、半球部482の端面482aの曲率よりも小さくなっている。
また、駆動子408は、円柱部481の端面481aを先端部とする一方、半球部482の端面482aを基端部として、該端面482aが接着剤85を介して圧電素子ユニット40の設置面40aに取り付けられている。つまり、駆動子408は、設置面40aに対して点接触状に取り付けられている。
このように構成された超音波アクチュエータ402は、図17,18に示すように、各駆動子408の円柱部481の端面481aがステージ11の裏面と当接するように配設される。つまり、駆動子408は、ステージ11に対して点接触状に当接している。
この超音波アクチュエータ402は、駆動子408,408とステージ11との間の摩擦力を介してステージ11を駆動しているため、超音波アクチュエータ402の使用を続けると、駆動子408,408及びステージ11はやがて摩耗する。この摩耗による駆動子408,408の摩耗深さdは、超音波アクチュエータ402の駆動時間Tと共に増加するが、摩耗状態が一定であると仮定すると、理論的に予測することができる。
そこで、理論的に計算した、駆動時間Tと摩耗深さdとの関係を図19に示す。ここで、R1は駆動子408の基端部である端面482aの曲率半径を、R2は駆動子408の先端部である端面481aの曲率半径を表している。
図19からわかるように、駆動子408の端面481aの曲率半径の大きさによって、摩耗深さdの進行度合いが大きく変化している。特に、駆動子408の端面481aの曲率半径R2がR1/2となるときには、摩耗が極端に早く進行している(曲線C11参照)。そして、一定の摩耗深さdに至るまでの時間Tは、前記端面481aの曲率半径R2の比の2乗に比例して増加する。
C11の曲線のように、磨耗深さdが急激に増加すると、アクチュエータ本体4のステージ11への押圧力が弱くなるので、超音波アクチュエータ402の駆動効率が低下する。これは超音波アクチュエータ402の寿命となるもので、利用時間が長くなるほど性能が低下するという深刻な問題を生ずる虞があった。
それに対して、本実施形態においては、各駆動子408の先端側の端面481aの曲率半径R2を、基端側の端面482aの曲率半径R1よりも大きくしている(R2=2×R1)ので、磨耗深さdが極端に増加することがなく、超音波アクチュエータ402の駆動効率が低下することを抑制することができる。すなわち、長期的に利用可能な超音波アクチュエータ402を提供することができる。
また、ステージ11と当接する、駆動子408の端面481aを球面に形成することによって、駆動子408の端面481aが周縁部等でステージ11に当接する、いわゆる、片当たりを防止することができる。その結果、ステージ11の円滑に駆動することができる。
ここで、前述の如く、一定の摩耗深さdに至るまでの時間Tは、駆動子408の端面481aの曲率半径R2の比の2乗に比例して増加するため、曲率半径R2が大きいほど摩耗に対して有利である。その一方で、片当たり防止の観点からは、端面481aの曲率半径R2が大き過ぎないことが好ましい。このため、駆動子408の端面481aの曲率半径は、R2=R1〜4×R1程度の範囲にすることが好ましい。
したがって、本実施形態4によれば、実施形態1と同様に、アクチュエータ本体4の設置面40aに取り付けられる、駆動子408の端面482aを球面に形成することによって、駆動子408,408と設置面40aとの接触面積を小さくでき、駆動子408,408をアクチュエータ本体4の屈曲振動によって波打つ長辺側面に設けるにもかかわらず、該駆動子408,408がアクチュエータ本体4の屈曲振動を阻害することを抑制することができる。その結果、超音波アクチュエータ402としての効率を向上させることができる。
それに加えて、ステージ11に当接する、駆動子408の端面481aを端面482aよりも曲率の小さな球面に形成することによって、駆動子408からステージ11に作用する単位面積当たりの押圧力を小さくすることができ、ステージ11の駆動時に駆動子408がステージ11に食い込んでロックしてしまうことを防止できると共に、駆動子408及びステージ11の摩耗を抑制して超音波アクチュエータ402及び駆動装置としての製品寿命を延ばすことができる。
また、駆動子408の端面481aを球面に形成することによって、駆動子408の端面481aとステージ11との当接を円滑に行うことができ、ステージ11の駆動を安定して行うことができる。尚、実施形態3のように、端面481aの周縁部に面取部を設けることによって、駆動子408とステージ11とをさらに円滑に当接させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用・効果を奏することができる。
《発明の実施形態5》
次に、本発明の実施形態5に係る超音波アクチュエータ502について説明する。
実施形態5に係る超音波アクチュエータ502は、駆動子508の形状が実施形態1と異なる。そこで、実施形態1と同様の構成には同様の符号を付して説明を省略し、異なる構成を中心に説明する。
詳しくは、超音波アクチュエータ502の各駆動子508は、図20に示すように、角柱状の角柱部581と、該角柱部581と結合された、断面半円形の半円柱状の半円柱部582とを有している。また、駆動子508において、半円柱部582の端面582aは円柱側面に形成されていると共に、角柱部581の端面581aも円柱側面に形成されている。ただし、角柱部581の端面581aの曲率は、半円柱部582の端面582aの曲率よりも小さくなっている。
また、駆動子508は、角柱部581の端面581aを先端部とする一方、半円柱部582の端面582aを基端部として、該端面582aが接着剤85を介して圧電素子ユニット40の設置面40aに取り付けられている。こうして、駆動子508は、設置面40aに対して線接触状に取り付けられている。
このとき、駆動子508は、その軸方向がアクチュエータ本体4の厚み方向を向くように配設されている。
このように構成された超音波アクチュエータ502は、図21に示すように、各駆動子508の角柱部581の端面581aがステージ11の裏面と当接するように配設される。つまり、駆動子508は、ステージ11に対して線接触状に当接している。
ここで、理論的に計算した、駆動時間Tと摩耗深さdとの関係を図22に示す。ここで、R1は駆動子508の基端部である端面582aの曲率半径を、R2は駆動子508の先端部である端面581aの曲率半径を表している。
図22からわかるように、円柱側面であっても実施形態4の球面と同様に、駆動子508の端面581aの曲率半径の大きさによって、摩耗深さdの進行度合いが大きく変化している。特に、駆動子508の端面581aの曲率半径R2がR1/2となるときには、摩耗が極端に早く進行している(曲線C21参照)。そして、一定の摩耗深さdに至るまでの時間Tは、前記端面581aの曲率半径R2の比に比例して増加する。
本実施形態においては、各駆動子508の先端側の端面581aの曲率半径R2を、基端側の端面582aの曲率半径R1よりも大きくしている(R2=2×R1)ので、磨耗深さdが極端に増加することがなく、超音波アクチュエータ502の駆動効率が低下することを抑制することができる。すなわち、長期的に利用可能な超音波アクチュエータ502を提供することができる。
また、摩耗の抑制及び片当たり防止の観点から、駆動子508の端面581aの曲率半径は、R2=R1〜4×R1程度の範囲にすることが好ましい。
したがって、本実施形態5によれば、実施形態1と同様に、アクチュエータ本体4の設置面40aに取り付けられる、駆動子508の端面582aを円柱側面に形成することによって、駆動子508,508と設置面40aとの接触面積を小さくでき、駆動子508,508をアクチュエータ本体4の屈曲振動によって波打つ長辺側面に設けるにもかかわらず、該駆動子508,508がアクチュエータ本体4の屈曲振動を阻害することを抑制することができる。その結果、超音波アクチュエータ502としての効率を向上させることができる。
それに加えて、ステージ11に当接する、駆動子508の端面581aを端面582aよりも曲率の小さな円柱側面に形成することによって、駆動子508からステージ11に作用する単位面積当たりの押圧力を小さくすることができ、ステージ11の駆動時に駆動子508がステージ11に食い込んでロックしてしまうことを防止できると共に、駆動子508及びステージ11の摩耗を抑制して超音波アクチュエータ502及び駆動装置としての製品寿命を延ばすことができる。
また、駆動子508の角柱部581を、駆動方向であるアクチュエータ本体4の長手方向に細長い形状に形成することによって、駆動力をステージ11に確実に伝えることができる。
また、駆動子508の端面581aを球面に形成することによって、駆動子508の端面581aとステージ11との当接を円滑に行うことができ、ステージ11の駆動を安定して行うことができる。尚、実施形態3のように、端面581aの周縁部に面取部を設けることによって、駆動子508とステージ11とをさらに円滑に当接させることができる。
その他、実施形態1と同様の作用・効果を奏することができる。
《その他の実施形態》
本発明は、前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、駆動子は、前記実施形態の形状に限られるものではない。つまり、アクチュエータ本体4に取り付けられる、駆動子の基端部が曲面である一方、被当接体(ステージ11)に当接する、駆動子の先端部が基端部よりも曲率の小さな曲面又は平面である限り、任意の形状の駆動子を採用することができる。
さらに、駆動子の個数は前記実施形態に制限されるものではなく、任意の個数の駆動子を採用することができる。
また、超音波アクチュエータ2を、アクチュエータ本体4に長手方向への縦振動の1次モードと屈曲振動の2次モードとを調和的に発生させるように構成したが、これに限られるものではない。これ以外の振動又はモードを発生させるものであってもよく、アクチュエータ本体4を振動させて駆動子8,8とステージ11との間の摩擦力を介して駆動力を出力する振動型アクチュエータであれば任意の構成を採用することができる。
また、超音波アクチュエータ2は、前記の構成に限られるものではない。例えば、前記支持ゴム61,61及び付勢ゴム62を介して圧電素子ユニット40に給電する構成ではなく、リード線を圧電素子ユニット40に接続して給電する構成でもよい。また、圧電素子ユニット40の振動のノード部(節の部分)を非弾性部材で支持する構成であってもよい。
さらには、図23示すように、圧電素子ユニット40の一方の短辺側面40b(この面が設置面に相当する)に駆動子8が設けられた超音波アクチュエータ602を採用してもよい。かかる構成であっても、圧電素子ユニット40が長手方向への縦振動の1次モードと屈曲振動の2次モードとの合成振動を行うことによって駆動子8が周回運動を行い、ステージとの間の摩擦力を介して、該ステージを所定の可動方向(短手方向と平行な方向)へ移動させることができる。
さらにまた、アクチュエータ本体4は圧電素子ユニット40で構成されているが、金属などの基板に圧電素子を貼り付けた構成や、金属などで共振器を形成し、圧電素子を挟み込んだ構成であってもよい。この場合、圧電素子を含んで構成された共振器がアクチュエータ本体を構成する。
さらに、前記実施形態では、超音波アクチュエータ2を基台に固定すると共に、駆動子8,8を移動可能なステージ11に当接させて、該超音波アクチュエータ2を作動させることで該ステージ11を駆動させているが、図24に示すように、超音波アクチュエータ2をステージに固定する構成としてもよい。詳しくは、駆動装置701は、互いに平行な状態で基台に固定されたガイド13,13と、該ガイド13,13に摺動自在に取り付けられたステージ14と、超音波アクチュエータ2とを備えている。該ガイド13,13のうちの一方のガイド13には、該ガイド13に固定された当接部材13aが設けられている。一方、ステージ14には、アクチュエータ取付部14aが設けられている。そして、超音波アクチュエータ2は、駆動子8,8が該ガイド13の当接部材13aに当接する状態で、該ステージ14のアクチュエータ取付部14aにケース5が取り付けられている。この状態で、超音波アクチュエータ2を作動させると、駆動子8,8は当接部材13aに対して駆動力を出力するが、該当接部材13aは固定されているため、超音波アクチュエータ2自体が当接部材13aに対して相対的にガイド13,13の長手方向に振動する。その結果、アクチュエータ取付部14aを介してケース5と連結されたステージ14がガイド13,13の長手方向に駆動される。
また、前記実施形態では、超音波アクチュエータの駆動力が付与されて駆動されるステージ11は平板状であるが、これに限られるものではなく、可動体の構成としては任意の構成を採用することができる。例えば、図25に示すように、可動体は所定の軸X回りに回動可能な円板体15であり、超音波アクチュエータの駆動子8,8が該円板体15の側周面15aに当接するように構成された駆動装置801を採用してもよい。かかる構成の場合、超音波アクチュエータを駆動すると、駆動子8,8の概略楕円運動によって、該円板体15が所定の軸X回りに回動させられる。また、図26に示すように、可動体は所定の軸X回りに回動可能な円板体16であり、超音波アクチュエータの駆動子8,8が該円板体16の平面部16aに当接するように構成された駆動装置901を採用してもよい。かかる構成の場合、超音波アクチュエータを駆動すると、駆動子8,8の概略楕円運動によって、該円板体16が駆動子8,8と当接部における接線方向に駆動され、結果として該円板体16が所定の軸X回りに回動させられる。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の振動型アクチュエータは、駆動子とアクチュエータ本体との接触面積を小さくすることができるため、高効率化、小型化が要求される電子機器等に有用である。
本発明の実施形態1に係る超音波アクチュエータの斜視図である。 駆動装置の斜視図である。 圧電素子ユニットの分解斜視図である。 アクチュエータ本体の概略構成を示す概略正面図である。 超音波アクチュエータの断面図である。 アクチュエータ本体の長手方向への縦振動の1次モードによる変位を示す概念図である。 アクチュエータ本体の屈曲振動の2次モードによる変位を示す概念図である。 アクチュエータ本体の動作を示す概念図である。 超音波アクチュエータによるステージの駆動を説明するための概念図であって、(a)は駆動前の状態、(b)はアクチュエータ本体が長手方向に伸張することで一方の駆動子によってステージを駆動する状態、(c)はアクチュエータ本体が長手方向に収縮することで他方の駆動子によってステージを駆動する状態を示す。 実施形態1の変形例に係る超音波アクチュエータの断面図である。 実施形態2に係る超音波アクチュエータの斜視図である。 実施形態2に係る超音波アクチュエータの断面図である。 実施形態3に係る超音波アクチュエータの斜視図である。 実施形態3に係る超音波アクチュエータの断面図である。 実施形態3の変形例に係る超音波アクチュエータの斜視図である。 実施形態4に係る超音波アクチュエータの斜視図である。 実施形態4に係る超音波アクチュエータの断面図である。 図17におけるA−A線における断面図である。 摩耗深さと駆動時間との関係を表すグラフである。 実施形態5に係る超音波アクチュエータの斜視図である。 実施形態5に係る超音波アクチュエータの断面図である。 摩耗深さと駆動時間との関係を表すグラフである。 その他の実施形態に係る超音波アクチュエータの斜視図である。 その他の実施形態に係る駆動装置の斜視図である。 別のその他の実施形態に係る駆動装置の斜視図である。 さらに別のその他の実施形態に係る駆動装置の斜視図である。
符号の説明
1,701,801,901 駆動装置
11 ステージ(可動体)
2,202,302,402,502,602 超音波アクチュエータ(振動型アクチュエータ)
4 アクチュエータ本体
40a 長辺側面(設置面)
40b 短辺側面(設置面)
8,208,308,408,508, 駆動子
81a,281a,381a,481a,581a 端面(先端部)
82a,282a,382a,482a,582a 端面(基端部)
83 環状体

Claims (6)

  1. 圧電素子で構成、又は圧電素子を含んで構成され、振動方向が異なる複数の振動を行うアクチュエータ本体と、
    前記アクチュエータ本体の一の側面である設置面上に設けられて、該アクチュエータ本体の振動に従って周回運動することで駆動力を出力する駆動子とを備え、
    前記駆動子は、基端部が曲面に形成されて前記設置面に取り付けられる一方、先端部が平面に形成されている振動型アクチュエータ。
  2. 圧電素子で構成、又は圧電素子を含んで構成され、振動方向が異なる複数の振動を行うアクチュエータ本体と、
    前記アクチュエータ本体の一の側面である設置面上に設けられて、該アクチュエータ本体の振動に従って周回運動することで駆動力を出力する駆動子とを備え、
    前記駆動子は、基端部が曲面に形成されて前記設置面に取り付けられる一方、先端部が該基端部よりも小さな曲率の曲面に形成されている振動型アクチュエータ。
  3. 前記基端部の曲面は、球面であって、
    前記駆動子は、前記設置面に対して点接触状に取り付けられている請求項1又は2に記載の振動型アクチュエータ。
  4. 前記基端部の曲面は、円柱側面であって、
    前記駆動子は、前記設置面に対して線接触状に取り付けられている請求項1又は2に記載の振動型アクチュエータ。
  5. 前記アクチュエータ本体は、屈曲振動と縦振動とを行い、
    前記設置面は、前記アクチュエータ本体における屈曲振動の振動方向を向く面であって、
    前記駆動子は、円柱の軸方向が屈曲振動の振動方向と縦振動の振動方向とに直交する状態で前記設置面に対して線接触状に取り付けられている請求項4に記載の振動型アクチュエータ。
  6. 相対移動可能な固定体及び可動体と、
    前記固定体及び可動体の間に介設される請求項1又は2に記載の振動型アクチュエータとを備えた駆動装置であって、
    前記振動型アクチュエータは、前記駆動子の先端部が前記固定体及び可動体の一方に当接する状態で該固定体及び可動体の他方に配設されている駆動装置。
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