[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2008303119A - 高機能性Ga2O3単結晶膜及びその製造方法 - Google Patents

高機能性Ga2O3単結晶膜及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008303119A
JP2008303119A JP2007152984A JP2007152984A JP2008303119A JP 2008303119 A JP2008303119 A JP 2008303119A JP 2007152984 A JP2007152984 A JP 2007152984A JP 2007152984 A JP2007152984 A JP 2007152984A JP 2008303119 A JP2008303119 A JP 2008303119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
substrate
film
growth
crystal film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007152984A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ohira
重男 大平
Naoki Arai
直樹 新井
Takahito Oshima
孝仁 大島
Shizuo Fujita
静雄 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Kyoto University NUC
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Kyoto University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd, Kyoto University NUC filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP2007152984A priority Critical patent/JP2008303119A/ja
Publication of JP2008303119A publication Critical patent/JP2008303119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

【課題】波長250〜270nmの深紫外域で発光する光源として使用可能な高機能性Ga23単結晶薄膜を、簡便な手段で作製する。
【解決手段】光学式浮遊帯域溶融法を用いて作製したβ‐Ga23単結晶ウエハを基板とし、この基板の(100)面上に分子線エピタキシー法を用いて800℃以上の温度でβ‐Ga23単結晶膜を成長させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、表示、通信、記録機器などの分野で商品化されている発光ダイオードやレーザダイオードなどの発光素子、特に深紫外域で発光する光源として使用可能な高品質のGa23単結晶膜及びその製造方法に関する。
青色、紫外発光を担うIII族窒化物AlGaInN系混晶は、蛍光体を利用することで、可視域全域の発光を実現することができるようになった。しかしながら、深紫外域の発光は未だ困難な状況にある。その原因として、単結晶基板の作製難、高温成長による熱歪、深いアクセプター準位、不純物酸素などがあげられる。
現在までに、AlNを活性層とした青色発光ダイオードが作製され、波長210nmからの電流注入発光が実現している(非特許文献1)が、その発光効率は1%に満たない。
このIII族窒化物に対抗して、ダイヤモンドや酸化物半導体であるZnMgO混晶系を用いて深紫外発光を目指す研究もなされている(非特許文献2,3)。ダイヤモンドはバンドギャップが〜5.5eVと深紫外発光できる特性を有するが、ダイヤモンド基板の使用など製造コスト的に実用化には課題がある。これに対し、ZnMgO混晶は窒化物と異なり反応性の高い酸素が不純物とならない酸化物であるため多くの成長方法が選択できるなどの利点がある。しかし、ZnO、MgOの結晶構造がそれぞれ異なり高Mg組成では相分離を引き起こし、そのためバンドギャップは最大で4.5eV(〜280nm)までしか拡大できない。
谷安芳孝,他2名,OPTRONICS (2006),No.11,p.127 S.Koizumi et al,Science Vol.292(2001),p.1899 T.Takagi et al,Jpn. J. Appl. Phys. Vol.42(2003),p.L401
ところで、上記のような深紫外で発光する素子は、ダイヤモンド自体の広いバンドギャップを利用しようとするものであるが、ダイヤモンドの製膜には気相合成法が用いられる。気相合成法では高真空を必要とするばかりでなく、製膜に高度の制御技術を必要とするためにコスト的に高くなってしまい、結果的にダイヤモンド膜系深紫外発光素子の実用化が遅れている。また、ダイヤモンドは混晶化できないため、波長のチューニングは基本的にできない。
一方、ZnMgO混晶の深紫外発光素子への適用は、前記したとおり、波長チューニングにより最大で〜280nmまでの短波長化が可能であるが、深紫外領域ではさほど期待できない。
本発明は、深紫外域で発光する光源として使用可能な高機能性のGa23単結晶薄膜を、簡便な手段で提供することを目的とする。
本発明の高機能性Ga23単結晶膜は、その目的を達成するため、β‐Ga23単結晶ウエハ上に積層して形成されていることを特徴とする。
β‐Ga23単結晶ウエハとしては、ステップテラス構造を有するものが好ましい。そして、β‐Ga23単結晶ウエハの(100)面上にβ‐Ga23単結晶膜が積層されていることが好ましい。さらに、β‐Ga23単結晶膜は、分子線エピタキシー法(Molecular Beam Epitaxy:MBE法)により形成されたものが好ましい。
このような高機能性Ga23単結晶膜は、光学式浮遊帯域溶融法を用いて作製したβ‐Ga23単結晶ウエハを基板とし、この基板の(100)面上に分子線エピタキシー法により形成する光学式浮遊帯域溶融法を用いて作製したβ‐Ga23単結晶ウエハとしては、ステップテラス構造を有するものが好ましい。
分子線エピタキシー法を用いてβ‐Ga23単結晶膜を成長させる際、成長温度を800℃以上とすることが好ましい。また、この際、ラジカル酸素供給量を一定にし、Ga供給量をGa供給律速、酸素供給律速の境界±10%以内に制御することが好ましい。
本発明により提供される高機能性Ga23単結晶膜は、酸化ガリウム単結晶(以下、「β‐Ga23単結晶」と記す。)基板上にβ‐Ga23単結晶薄膜を分子線エピタキシー法により形成することにより製造されている。高真空を必要とすることなく製造されるため、深紫外で発光する固体素子を低コストで製造することが可能となる。しかも、250〜270nm付近の深紫外域で発光する発光素子用光源を低コストで供給することが可能となる。この発光波長は、水銀の輝線(254nm)にほぼ対応するため、現行の蛍光灯の代替励起光源として、照明分野などへの応用も期待される。このように、省エネ、CO2ガス排出抑制など、環境問題などにも貢献できると期待される。
本発明者等は、深紫外で発光する素子を簡便な手段で得る方法について鋭意検討を重ねてきた。その過程で、従来検討されてきた窒化物、酸化物を使った深紫外域発光材料の問題を解決するため、酸化物の利点を活かし、なおかつバンドギャップが4.7〜4.9eVと大きなβ‐Ga23に着目し、β‐Ga23を用いた深紫外域発光の実現可能性について検討した。
β‐Ga23単結晶は、GaN系の薄膜成長用基板、酸素センサ、電界効果型トランジスタ(FET)、深紫外受光素子、透明導電膜、GaN系FETのゲート材料などのデバイス応用が検討されている。また、β‐Ga23のバンドギャップ4.8eV(〜260nm)は、その発光波長が水銀の輝線(254nm)に対応するため、発光デバイスの最大の市場である照明産業において、現行の蛍光灯の代替励起光源としての応用も考えられる。
このようなGa23材料の特性を利用し、β‐Ga23単結晶基板上に成長させたβ‐Ga23単結晶膜の成長条件を最適化させた結果、波長250〜270nmの深紫外域で発光することを見出し、本発明に至った。
以下、その概要を詳細に説明する。
本発明の高機能性Ga23単結晶膜は、ステップテラス構造を有するβ‐Ga23単結晶基板の(100)面上に成長させていることを特徴とする。
Ga23単結晶膜成長用基板として、β-Ga23単結晶(100)基板を用いた。薄膜成長はその膜と同一の物質の単結晶基板を用いることで、基板の情報を引き継いだ高品質な膜成長が実現できるためである。したがって、β−Ga23単結晶を積層する基板として同一物質のβ-Ga23単結晶を用いる必要がある。基板が積層する薄膜と同一であれば、格子定数のミスマッチに起因して発生する欠陥や転位が低減されると共に、熱膨張率の違いによって発生する基板と薄膜間の内部応力なども抑制されるようになる。
半導体膜成長用の基板は一般に鏡面状態に仕上げしたものが使用される。ところが、素子に高機能化や高密度化が進むにつれて、さらに原子レベルで平坦な基板が求められるようになっている。すなわち、鏡面仕上げした基板の表面は微視的にみれば依然として凹凸が残っており、この表面凹凸の斜面に沿って特定の結晶面以外の結晶方位をもつ異種結晶面が存在する。そして、この異種結晶面が半導体膜とのより完全な接合界面を形成する上での障害となる。
そこで、表面に存在する凹凸を除去すると共に、表面の原子を再配列化させることで、原子レベルの高さを持つステップと原子レベルの平坦な面を持つテラスとを備えた基板が重要になっており、例えばすでに実用化されているサファイア基板については、900℃以上の温度の熱処理で上記ステップとテラスを備えた基板を得る方法が提案されている。このようにして得られた基板のテラスは実質的に同一結晶方位を有するため、高性能の半導体素子を得ることが可能となる。
β-Ga23単結晶はへき開性が強く、2つのへき開面が存在することが知られている。(100)面が最も強いへき開面で、(001)面がこれに次ぐ。また面方位によって異方性があり、結晶方位の違いによる切断性や研磨性などβ-Ga23ウエハ製造の観点からみると、(100)面に平行にスライスした場合が最も研磨が容易で、工業的にも生産しやすい。従って、(100)面でデバイスができれば、他の面を使用するよりコスト的に有利となる。
MBE法で成長させるβ−Ga23膜の膜厚は100〜400nmとすることが好ましい。100nm以下だとデバイス化する膜厚としては薄く、逆に400nmを超えると厚くなる上、MBE法の成長時間が長くなり生産性の観点からも好ましくない。
次に、本発明の高機能性Ga23単結晶薄膜の製造方法について説明する。
まず、基板として用いるβ‐Ga23単結晶の製造方法について説明する。
β‐Ga23単結晶は現在までに、ベルヌーイ法、フラックス法、化学輸送法、チョクラルスキー(CZ)法、フローティングゾーン(FZ)法などにより作製されている。このなかで、FZ法が最も品質に優れているため、β‐Ga23単結晶の作製にはFZ法を採用した。
FZ法では溶融帯を形成する際に容器を使わないため、育成して得られるGa23単結晶は容器に由来する汚染の心配がなく、高品質な単結晶を得ることができる。FZ法で用いる装置については特に制限されず、例えば、加熱手段としては、必要によりサセプターを併用した高周波による電磁誘導加熱や電気抵抗加熱、赤外線、電子ビーム、アーク、又はランプを用いた集光加熱、あるいはレーザーや火炎による加熱等を用いることができるが、安定した加熱条件が確保できると共に加熱に際しての不純物導入のおそれがないランプを用いた集光加熱であるのが好ましい。
FZ法を適用する源素材としては、高純度のGa23焼結体を使用することが好ましい。例えば純度が4N以上のGa23粉末をラバーチューブ等に封じ、静水圧50〜600MPa、好ましくは100〜500MPaで5分間程度ラバープレスし、円柱状に成型した後、1400〜1700℃、好ましくは1500〜1600℃の焼結温度で10〜20時間、好ましくは12〜15時間焼結させて得た焼結体がよい。この焼結温度が1400℃より低いと焼結が不足して十分なかさ密度のGa23焼結体を得ることが困難になり、反対に1700℃より高温になるとGa23の融点(〜1740℃)に近づいてしまい好ましくない。また、焼結時間が10時間より短いと焼結が十分に行えないおそれがあり、反対に20時間を越えると効果が飽和する。一方、焼結雰囲気については特に制限はされず、大気中で行ってもよい。このようにして得られたGa23焼結体は円柱状の形状となり、好ましくは得られたGa23焼結体のかさ密度が5.8〜5.9g/cm3となるようにするがのよい。
上記で得たGa23焼結体を原料棒としてFZ法で用いる加熱炉の上軸に設置し、下軸には種結晶としてGa23単結晶を取り付けて、本発明におけるGa23単結晶を育成する。この際、種結晶については、好ましくは予めGa23粉末を焼成して得たGa23焼結体を原料としてFZ法により製造したGa23単結晶であることが好ましい。また、原料棒及び種結晶の回転速度については、それぞれ10〜30rpm、好ましくは15〜20rpmであるのがよく、互いに逆向きに回転させるのが好ましい。
Ga23単結晶を育成して得る育成雰囲気については、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスの1種以上と酸素との混合ガスを用いて、不活性ガスの総量に対する酸素の流量比(O2/不活性ガス総量)が1〜20vol%、好ましくは2〜5vol%となるように加熱炉に供給するのがよい。不活性ガスの総量に対する酸素の流量比が1vol%より小さいと酸素の比率が少な過ぎて原料棒からの蒸発が顕著となり、Ga23単結晶が十分に成長しなくなる。反対にこの流量比が20vol%より大きくなると融液内にバブリングが発生して得られる単結晶に閉じ込められクラック発生の誘因となるおそれがある。また、加熱炉内に長さ:180mm,外径:40mm,内径:32mmの石英管を配している場合、石英管内が上記の好適な育成雰囲気となるように、石英管内に酸素と不活性ガスとの混合ガスを200〜600ml/minで供給することが好ましい。
Ga23単結晶の結晶成長速度については、2.5〜20mm/h、好ましくは5〜10mm/hであるのがよい。FZ法では、一般には、成長速度が比較的遅いほうが得られる結晶の品質が良いとされている。しかしながら、本発明に用いられるGa23単結晶としては、従来の方法で採用されるように結晶成長速度よりも速い速度を採用しても、Ga23薄膜を育成するに十分な品質のGa23単結晶を得ることができる。また、結晶成長の際の圧力については、大気圧であってもよく、加圧した状態で行ってもよい。加圧する効果としては、単結晶育成中の原料棒からの蒸発を抑制することができて、雰囲気ガスを流す透明石英管の内壁のくもりを抑えて石英管外部からの加熱の効率を低下させることなく操作できる等が考えられる。
このようにして作製した単結晶を、へき開性が最も強い(100)面に平行な面をワイヤソーでスライスし、(100)面を化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)で原子レベルの表面粗さに鏡面研磨する。この場合、β‐Ga23単結晶表面にはCMP研磨条件によりステップテラス構造を形成させることができる。このようなステップテラス構造を有するβ‐Ga23基板を用いることで、高品質なβ‐Ga23単結晶膜の成長が可能になる。
なお、研磨後のβ‐Ga23単結晶基板を用いてMBE法によりβ‐Ga23膜成長を行なうに当たり、成長前の前処理として基板洗浄を行うことが好ましい。
基板は超音波洗浄器を用いて、アセトン、メタノール、超純水の順で各5分間程度の有機洗浄を行なう。アセトンは基板に付着した有機物の汚れを、メタノールはアセトンを、超純水はメタノールを溶かして落すために用いた。最後に窒素ブローを行い、基板表面の水分をすべて吹き飛ばす。
上記の方法で得られたGa23単結晶を基板とし、その表面にβ‐Ga23単結晶薄膜を成長させる。
β-Ga23膜の製造方法として、スパッタ法、PLD法、CVD法、MBE法、スプレー法、ゾルゲル法などが想定される。しかしながら、発光デバイスに用いる薄膜は単結晶膜であることが必要であるため、本発明ではMBE法を用いた薄膜成長法を採用した。
MBE法は、単体あるいは化合物の固体をセルと呼ばれる蒸発源で加熱し、超高真空中において分子線として基板表面に供給する結晶成長方法である。MBE法の長所としては、
1.極端に低蒸気圧の物質、例えば単体の金属などの固体原料が使用可能である。
2.機械的シャッタで分子線を遮ることで急峻なヘテロ界面の作製が可能である。
3.不純物の混入を極力避けることができる。
4.反射高速電子線回折により、表面形状のその場観察が可能である、などが挙げられる。
本発明の成膜に用いたMBE装置の概要を図1に示す。成長室はターボ分子ポンプおよび油回転ポンプによって排気され、到達圧力は10−10Torr台後半から10−9Torr台前半になる。基板や成長膜表面のその場観察するためにRHEED(Reflection
High-energy electron diffraction)装置も備えている。基板の加熱は、SiCコート黒鉛ヒータからの輻射熱がホルダを伝わり、ホルダからの熱伝導により行なわれる。セルやラジカルの出口、基板の下部には原料フラックスを遮るためのシャッタが取り付けられており、便宜シャッタを開閉することで成長を制御する。
このMBE装置を用いたβ-Ga23膜製造の原料として、金属源として純度の高いGaを用いる。3N以上のGaを用いることが好ましい。また、酸素源には金属との反応性を高めるためラジカル酸素を用いた。ラジカル酸素は、13.56MHzの高周波が印加された石英製励起室内に、純度3Nの酸素ガスを導入してプラズマを発生させて得る。生成したラジカルは、中心に直径1mmの穴をもつオリフィスを通したのち基板上に供給される。しかしながら、プラズマ中にはラジカルと比較してエネルギーの高い酸素イオンも含まれ、膜への損傷を防ぐため、オリフィス後段に設置した600Vの直流電圧を印加した電極により酸素イオンを除去した。この場合の酸素プラズマ生成条件は、入力電力300W、導入酸素量0.6sccmとした。
分子線エピタキシー法を用いてβ‐Ga23単結晶膜を成長させる際、ラジカル酸素供給量を一定にし、Ga供給量をGa供給律速、酸素供給律速の境界±10%以内に制御する。すなわち、MBE装置へのCa及びラジカル酸素の供給量は、Ga供給量をPGa[atoms/cm2/s],ラジカル酸素供給量をP[atoms/cm2/s]とし、その等価供給比XをX=PGa/(k×P)とするとき、0.9<X<1.1の範囲に制御することが好ましい。ただし、比例定数kは,成長速度曲線の酸素リッチとGaリッチの境界点、すなわち等価的な化学量論比において、k=P/PGaとなるように定めたものである。
この場合、Gaフラックス圧力2.4×10−7Torrは酸素供給律速、Gaフラックス圧力1.1×10−7Torrは境界領域に当たると考えられる。
MBE法によりβ-Ga23膜を製造しようとするとき、GaとOとは、化学式Ga23の通り、Ga:O=2:3の等価化学量論比となった状態で、最も良好な結晶が得られ、デバイスの特性も良好であると考えられる。その化学量論比となる原料Ga及びラジカル酸素の供給量を直接的に調べるは困難であるため、成長速度の原料供給比依存性より探索する。
ところで、二元化合物であるGa23は、Ga及びOの供給量によってその成長速度が決定される。そこで、横軸にラジカル酸素供給量をP[atoms/cm2/s]をとり、パラメーターにGa供給量をPGa[atoms/cm2/s]を設定すると、Ga供給量が一定の時,ラジカル酸素の供給量が少ない領域では,ラジカル酸素の量によって膜厚は制御できる。言い換えれば、ラジカル酸素が無ければ、Ga23はできないからである。
この領域をGaリッチ(図2参照)と呼び、ラジカル酸素供給量に対して線形に成長速度が増加する。しかし、ラジカル酸素供給量が過剰になると、今度はGa供給量が足りないためGa23の成長速度は飽和する。この領域を酸素リッチと呼ぶ。したがって、Ga:Oが2:3におおよそなっていると思われる供給比は、図2の黒丸の位置であり、この条件で成長することが望ましい。
この条件を完全に合致させることは、現実的には困難を極める。そこで、上記のようなXなる等価供給比を導入したとき、そのXが0.9以上1.1以下の範囲内で、良好なβ-Ga23膜が効率的に生成される。Xが0.9を下回ると成膜速度がおそくなり、Xが1.1を上回ると良好な成膜はできない。
洗浄を行ったβ-Ga23単結晶基板を成長室へ搬入後、基板表面に吸着したガス等を除去する目的で、800℃、10分間程度の加熱処理(サーマルクリーニング)を行なう。
サーマルクリーニング終了後、β-Ga23単結晶基板上へのβ-Ga23単結晶膜の成長を行うが、効率の優れた発光素子を得るには、β-Ga23単結晶基板とβ-Ga23単結晶膜との積層構造の調整と成長させたβ-Ga23単結晶膜の品質向上が重要となる。前記したように、ステップテラス構造を有するβ-Ga23単結晶上に、品質の優れたβ-Ga23単結晶膜を成長させるためには、ホモエピタキシーの成長条件を適正化する必要がある。
そこで、基板温度、Gaフラックス圧力依存性などを調べた。詳細は実施例の記載に譲るが、基板温度は800℃以上、Gaフラックス圧力は2.4×10−7Torr未満が最適であることがわかった。
成長温度が800℃に満たないと、吸着した原子のマイグレーションが弱いため、ステップテラス構造はあるものの数100nmオーダーのゲレインが形成される。これに対し、800℃以上の成長させたβ-Ga23薄膜表面ではCMP研磨後の基板表面よりも明瞭なステップとテラスが観察されステップフロー成長が確認できた。図3はその結果を示したもので、成長温度依存性を調べるために、Gaフラックスを1.1×10−7Torrに固定し、5時間成長後の表面形状を原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscopy:AFM)で観察した結果である。
この表面形状の結果は、図4のRHEED像にも対応する。すなわち、平坦性を示すストリークが観測されている。
Gaフラックス圧力依存性は、2.4×10−7Torr未満であることが望ましい。Gaフラックス量が2.4×10−7Torr以上の条件下での成長膜ではGaドロップレットが発生しGaの供給量が過剰となる。過剰な供給によりテラス上に二次元核が生成しやすくなる。したがって、最適Gaフラックス量は2.4×10−7Torr未満、好ましくは1.1×10−7Torr程度である。図5は800℃で成長させた膜のAFM像である。Gaフラックス量が2.4×10−7TorrではGaドロップレットが発生している。
このように、ステップテラス構造を有するβ-Ga23単結晶基板上に成長させるβ-Ga23膜の成長温度、Gaフラックス量を最適化することで、高品質のβ-Ga23膜の成長が実現できた。実際にステップフロー成長させたときの結果を図6に示す。ステップ高さ;約5.9Åでステップフロー成長していることがわかる。対応するRHEED像からも菊池線が観察されている。
実施例1:
酸化ガリウム粉末(純度4N)をラバーチューブに封入しこれを静水圧プレス成形し、大気中1500℃、10時間で焼結した。この焼結体を原料棒として光FZ装置を用いて単結晶育成を行った。成長速度は7.5mm/hとし、雰囲気ガスとしてドライエアを用いた。得られた単結晶の(100)面を切り出し、CMPで鏡面研磨してウエハ状の基板とした。この基板を、アセトン、メタノール、超純水の順で各5分間ずつ有機洗浄を行なった後、800℃×10分間のサーマルクリーニングを行った。
このβ‐Ga23(100)基板上にMBE法でβ‐Ga23膜を作製した。成長条件は、成長温度800℃、Gaフラックスを1.1×10−7Torr、成長時間5時間で膜厚は約150nmであった。この膜に対して、CL(Cathodoluminescence:CL)測定を行なった。測定条件は室温、電子ビームの加速電圧は5kV、電流値は5nAである。この結果、図7に示すように電子線の励起によりβ‐Ga23のバンド端の波長250〜270nmから強い発光を確認できた。この結果は、β‐Ga23膜による深紫外発光の実現性を示唆するもので、β‐Ga23単結晶基板を用いることで欠陥のない高品質の膜成長したためと考えられる。
比較例として、サファイア基板上に同様の条件で成長させたβ‐Ga23膜について、CL発光を測定した。その結果、図8に示すようにβ‐Ga23基板上の膜のような波長250〜270nmからの強い発光は確認できなかった。
実施例2:
β‐Ga23基板上に成長させたβ‐Ga23膜の界面および断面構造を調べるため、透過電子顕微鏡(Transmission Electron Microscopy:TEM)による観察を行なった。比較としてサファイア基板上に成長させたβ‐Ga23膜についても観察した。
この結果から、β‐Ga23基板上に成長させたβ‐Ga23膜は、サファイア基板上の膜と比べ、例えば膜中に欠陥や転位が少ないことなどがわかり、β‐Ga23基板を使ったホモエピタキシーの効果が確認された。図9及び10参照。
したがって、本発明のようにステップテラス構造を有するβ‐Ga23基板を用いて、この基板上に成長させる膜の成長条件を最適化することにより、β‐Ga23膜の品質が向上し、その結果β‐Ga23のバンド端からの深紫外発光が実現したと考えられる。
実施例3:
(1)成長温度依存性
成長温度依存性を調べるため、Gaフラックスを固定し、温度を種々変更して膜を成長させた。成長条件は、Gaフラックスの等価ビーム圧(Beam Equivalent Pressure:BEP)を1.1×10−7Torr、成長時間を5時間に固定し、成長温度を700℃,800℃及び900℃とした。
成長後の表面形状をAFMにより観察した。その結果は前記の図3に示した通りであって、800℃及び900℃で成長させたβ‐Ga23薄膜表面ではCMP後の基板表面より明瞭にステップとテラスが観察された。しかし、700℃成長の薄膜表面は、ステップテラス構造はあるものの数10nmオーダーのグレインを形成している。
この原因として、成長温度700℃では、吸着した原子のマイグレーションが弱いこと、そしてテラス上を移動しキンクに取り込まれステップを完全に伸ばす前に、テラス上に新たな2次元核を形成したものと考えられる。これはステップフロー成長とは呼べない。
この表面形状の結果は前記図4で示したRHEED像にも対応する。したがって、原子のマイグレーションが盛んで、ステップフロー成長が起こる900℃付近が最適成長温度であると考えられる。
(2)Gaフラックス依存性
ステップフロー成長が確認できた800℃において、さらにGaフラックス量を増大させた。成長条件は、成長温度;800℃、Ga BEP;1.1×10−7Torr及び2.4×10−7Torr、成長時間;5時間、である。
表面形状をAFMで観察した結果が前記図5である。Ga BEPが2.4×10−7Torrの成長膜ではGaドロップレットが発生し、明らかにGa供給量が過剰であることがわかる。また、過剰な供給量を反映して場所によってはテラス上にさらに2次元核が生成していることがわかる。従って、最適Gaフラックスは、Ga BEPが2.4×10−7Torr未満、1.1×10−7Torr付近にあると考えられる。
MBE装置の概要 MBE法における成長速度と酸素分圧の関係 β‐Ga23基板上にMBE法で成長させたβ‐Ga23膜のAFM像(a);700℃、(b);800℃、(c);900℃、で成長させたもの 図3の700℃及び900℃で成長させたβ‐Ga23膜のRHEED像、(a),(c);〈010〉方向、(b),(d);〈001〉方向 β‐Ga23膜表面形状のGaフラックス依存性(成長温度800℃の場合) Gaフラックス;(a)1.1×10‐7Torr (b)2.4×10‐7Torr ステップフロー成長した結果を示した図(a) AFMで測定したβ‐Ga23膜表面のステップ高さ(b) 対応するRHEEDパターン β‐Ga23基板上にMBE法で成長させたβ‐Ga23膜のCLスペクトル サファイア基板上にMBE法で成長させたβ‐Ga23膜のCLスペクトル β‐Ga23基板上にMBE法で成長させたβ‐Ga23膜の断面TEM観察結果 サファイア基板上にMBE法で成長させたβ‐Ga23膜の断面TEM観察結果

Claims (7)

  1. β‐Ga23単結晶ウエハ上に積層して形成されていることを特徴とする高機能性Ga23単結晶膜。
  2. β‐Ga23単結晶ウエハがステップテラス構造を有するものである請求項1に記載の高機能性Ga23単結晶膜。
  3. β‐Ga23単結晶膜が、β‐Ga23単結晶ウエハの(100)面上に積層されている請求項1又は2に記載の高機能性Ga23単結晶膜。
  4. 光学式浮遊帯域溶融法を用いて作製したβ‐Ga23単結晶ウエハを基板とし、この基板の(100)面上に分子線エピタキシー法により形成することを特徴とする高機能性Ga23単結晶膜の製造方法。
  5. ステップテラス構造を有するβ‐Ga23単結晶ウエハを基板とする請求項4に記載の高機能性Ga23単結晶膜の製造方法。
  6. 分子線エピタキシー法を用いて作製するβ‐Ga23単結晶膜の成長温度が800℃以上である請求項4又は5に記載の高機能性Ga23単結晶膜の製造方法。
  7. 分子線エピタキシー法を用いてβ‐Ga23単結晶膜を成長させる際、ラジカル酸素供給量を一定にし、Ga供給量をGa供給律速、酸素供給律速の境界±10%以内に制御する請求項4〜6のいずれかに記載の高機能性Ga23単結晶膜の製造方法。
JP2007152984A 2007-06-08 2007-06-08 高機能性Ga2O3単結晶膜及びその製造方法 Pending JP2008303119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007152984A JP2008303119A (ja) 2007-06-08 2007-06-08 高機能性Ga2O3単結晶膜及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007152984A JP2008303119A (ja) 2007-06-08 2007-06-08 高機能性Ga2O3単結晶膜及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008303119A true JP2008303119A (ja) 2008-12-18

Family

ID=40232159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007152984A Pending JP2008303119A (ja) 2007-06-08 2007-06-08 高機能性Ga2O3単結晶膜及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008303119A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013035842A1 (ja) * 2011-09-08 2013-03-14 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系半導体素子
JP2013056802A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Tamura Seisakusho Co Ltd β−Ga2O3単結晶膜の製造方法及び結晶積層構造体
WO2013080972A1 (ja) * 2011-11-29 2013-06-06 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系結晶膜の製造方法
JP2013245388A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 超伝導体の作製方法
CN103765593A (zh) * 2011-09-08 2014-04-30 株式会社田村制作所 Ga2O3 系半导体元件
CN103781948A (zh) * 2011-09-08 2014-05-07 株式会社田村制作所 晶体层叠结构体及其制造方法
JPWO2013035465A1 (ja) * 2011-09-08 2015-03-23 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系単結晶体のドナー濃度制御方法
CN104726935A (zh) * 2013-12-24 2015-06-24 株式会社田村制作所 Ga2O3系晶体膜的成膜方法和晶体层叠结构体
JP2016050248A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社トクヤマ 深紫外発光材料
JP2016204214A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系結晶膜の形成方法、及び結晶積層構造体
JP2017052855A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社Flosfia 深紫外光発生用ターゲット、深紫外光源および深紫外発光素子
JP2017054654A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社Flosfia 深紫外発光素子
TWI609103B (zh) * 2012-11-07 2017-12-21 田村製作所股份有限公司 β-Ga 2 O 3 Single crystal cultivation method
US10196756B2 (en) * 2014-06-30 2019-02-05 Tamura Corporation β-Ga2O3 single-crystal substrate
CN110867368A (zh) * 2019-11-17 2020-03-06 金华紫芯科技有限公司 一种氧化镓外延薄膜的制备方法
CN110911270A (zh) * 2019-12-11 2020-03-24 吉林大学 一种高质量氧化镓薄膜及其同质外延生长方法
CN114059162A (zh) * 2022-01-14 2022-02-18 浙江大学杭州国际科创中心 氧化镓晶体生长装置及晶体生长方法
CN114823287A (zh) * 2022-04-29 2022-07-29 杭州富加镓业科技有限公司 一种在非故意掺杂衬底上制备同质外延氧化镓薄膜的方法及分子束外延设备
JP7461325B2 (ja) 2021-09-13 2024-04-03 株式会社豊田中央研究所 酸化ガリウム系半導体基板の表面処理方法および半導体装置

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013035842A1 (ja) * 2011-09-08 2013-03-14 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系半導体素子
JP2013056802A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Tamura Seisakusho Co Ltd β−Ga2O3単結晶膜の製造方法及び結晶積層構造体
CN110047922A (zh) * 2011-09-08 2019-07-23 株式会社田村制作所 Ga2O3系MISFET和Ga2O3系MESFET
CN110010670A (zh) * 2011-09-08 2019-07-12 株式会社田村制作所 Ga2O3系MISFET和Ga2O3系MESFET
CN103765593A (zh) * 2011-09-08 2014-04-30 株式会社田村制作所 Ga2O3 系半导体元件
CN103782392A (zh) * 2011-09-08 2014-05-07 株式会社田村制作所 Ga2O3 系半导体元件
CN103781948A (zh) * 2011-09-08 2014-05-07 株式会社田村制作所 晶体层叠结构体及其制造方法
US20140217405A1 (en) * 2011-09-08 2014-08-07 Tamura Corporation Ga2O3 SEMICONDUCTOR ELEMENT
JP2014221719A (ja) * 2011-09-08 2014-11-27 株式会社タムラ製作所 Ga含有酸化物層成長用β−Ga2O3系単結晶基板
JPWO2013035465A1 (ja) * 2011-09-08 2015-03-23 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系単結晶体のドナー濃度制御方法
JPWO2013035842A1 (ja) * 2011-09-08 2015-03-23 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系半導体素子
US10249767B2 (en) 2011-09-08 2019-04-02 Tamura Corporation Ga2O3-based semiconductor element
US20180350967A1 (en) * 2011-09-08 2018-12-06 Tamura Corporation Ga2O3 SEMICONDUCTOR ELEMENT
US9716004B2 (en) 2011-09-08 2017-07-25 Tamura Corporation Crystal laminate structure and method for producing same
EP2765612A4 (en) * 2011-09-08 2015-07-22 Tamura Seisakusho Kk Ga2O3 SEMICONDUCTOR ELEMENT
JP2015179850A (ja) * 2011-09-08 2015-10-08 株式会社タムラ製作所 β−Ga2O3系単結晶及びβ−Ga2O3系単結晶体
EP3151285A1 (en) * 2011-09-08 2017-04-05 Tamura Corporation Ga2o3-based semiconductor element
US20160365418A1 (en) * 2011-09-08 2016-12-15 Tamura Corporation Ga2O3 SEMICONDUCTOR ELEMENT
US9437689B2 (en) 2011-09-08 2016-09-06 Tamura Corporation Ga2O3 semiconductor element
US9461124B2 (en) 2011-09-08 2016-10-04 Tamura Corporation Ga2O3 semiconductor element
TWI553144B (zh) * 2011-11-29 2016-10-11 Tamura Seisakusho Kk Ga 2 O 3 A method for producing a crystalline film
JPWO2013080972A1 (ja) * 2011-11-29 2015-04-27 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系結晶膜の製造方法
WO2013080972A1 (ja) * 2011-11-29 2013-06-06 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系結晶膜の製造方法
US9657410B2 (en) 2011-11-29 2017-05-23 Tamura Corporation Method for producing Ga2O3 based crystal film
JP2013245388A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 超伝導体の作製方法
TWI609103B (zh) * 2012-11-07 2017-12-21 田村製作所股份有限公司 β-Ga 2 O 3 Single crystal cultivation method
US9245749B2 (en) 2013-12-24 2016-01-26 Tamura Corporation Method of forming Ga2O3-based crystal film and crystal multilayer structure
JP2015120620A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系結晶膜の成膜方法、及び結晶積層構造体
CN104726935A (zh) * 2013-12-24 2015-06-24 株式会社田村制作所 Ga2O3系晶体膜的成膜方法和晶体层叠结构体
US10196756B2 (en) * 2014-06-30 2019-02-05 Tamura Corporation β-Ga2O3 single-crystal substrate
JP2016050248A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社トクヤマ 深紫外発光材料
JP2016204214A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 株式会社タムラ製作所 Ga2O3系結晶膜の形成方法、及び結晶積層構造体
JP2017052855A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社Flosfia 深紫外光発生用ターゲット、深紫外光源および深紫外発光素子
JP2017054654A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社Flosfia 深紫外発光素子
CN110867368A (zh) * 2019-11-17 2020-03-06 金华紫芯科技有限公司 一种氧化镓外延薄膜的制备方法
CN110911270A (zh) * 2019-12-11 2020-03-24 吉林大学 一种高质量氧化镓薄膜及其同质外延生长方法
CN110911270B (zh) * 2019-12-11 2022-03-25 吉林大学 一种高质量氧化镓薄膜及其同质外延生长方法
JP7461325B2 (ja) 2021-09-13 2024-04-03 株式会社豊田中央研究所 酸化ガリウム系半導体基板の表面処理方法および半導体装置
CN114059162A (zh) * 2022-01-14 2022-02-18 浙江大学杭州国际科创中心 氧化镓晶体生长装置及晶体生长方法
CN114059162B (zh) * 2022-01-14 2022-05-13 浙江大学杭州国际科创中心 氧化镓晶体生长装置及晶体生长方法
CN114823287A (zh) * 2022-04-29 2022-07-29 杭州富加镓业科技有限公司 一种在非故意掺杂衬底上制备同质外延氧化镓薄膜的方法及分子束外延设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008303119A (ja) 高機能性Ga2O3単結晶膜及びその製造方法
US11913136B2 (en) Thermal control for formation and processing of aluminum nitride
JP5638772B2 (ja) 酸化亜鉛系半導体の成長方法及び半導体発光素子の製造方法
JP4818754B2 (ja) 炭化珪素単結晶インゴットの製造方法
US20070256630A1 (en) Method and apparatus for aluminum nitride monocrystal boule growth
WO2012144614A1 (ja) エピタキシャル炭化珪素単結晶基板及びその製造方法
WO2019137059A1 (zh) 生长在铝箔衬底上的氮化铟纳米柱外延片及其制备方法
JP5355221B2 (ja) 酸化亜鉛系半導体の成長方法及び半導体発光素子の製造方法
WO2019246027A1 (en) Deep-uv-transparent aluminum nitride crystals and methods of forming them
JP7352271B2 (ja) 窒化物半導体基板の製造方法
KR101458629B1 (ko) ZnO계 화합물 반도체 층의 제조방법
JP2009013028A (ja) 酸化アルミニウム−酸化ガリウム固溶体およびその製造方法
JP2006052097A (ja) 炭化珪素単結晶育成用種結晶と炭化珪素単結晶インゴット及びその製造方法
JP3577974B2 (ja) 半導体発光素子、およびその製造方法
JP2010021439A (ja) Iii族窒化物半導体積層構造体およびその製造方法
JP2009179505A (ja) 窒化物体の製造方法
JP2007137728A (ja) 酸化ガリウム単結晶複合体の製造方法、及びこれを用いた窒化物半導体膜の製造方法
KR100320541B1 (ko) 질화물계 화합물 반도체기판의 제조방법
Zhuang et al. Seeded growth of AlN crystals on nonpolar seeds via physical vapor transport
Xue et al. Defect-pit-assisted growth of GaN nanostructures: nanowires, nanorods and nanobelts
JP2007137727A (ja) 酸化ガリウム単結晶複合体の製造方法、及びこれを用いた窒化物半導体膜の製造方法
JP2012059874A (ja) ZnO系半導体層の製造方法及びZnO系半導体発光素子の製造方法
CN109637925B (zh) 氧化镁锌薄膜及其制备方法
JP2008037729A (ja) 単結晶炭化珪素及びその製造方法
JP2009060005A (ja) 発光素子およびその製造方法