JP2008300178A - 非水二次電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】高容量化及び長寿命化を図ることのできる非水二次電池を提供する。
【解決手段】リチウムバナジウム酸化物から成る負極活物質と導電材とバインダーとを有する負極合材4aを集電体4b上に塗布して成る負極4と、正極3と、電解質とから成る非水二次電池1において、放電終止時における電池電圧(Vcell)と、放電終止時における正極のリチウム参照極基準電位(Vp)が(Vp)
−(Vcell)≦0.8Vの関係を持つ。
【選択図】図1
【解決手段】リチウムバナジウム酸化物から成る負極活物質と導電材とバインダーとを有する負極合材4aを集電体4b上に塗布して成る負極4と、正極3と、電解質とから成る非水二次電池1において、放電終止時における電池電圧(Vcell)と、放電終止時における正極のリチウム参照極基準電位(Vp)が(Vp)
−(Vcell)≦0.8Vの関係を持つ。
【選択図】図1
Description
本発明は、リチウムバナジウム酸化物を負極に含む非水二次電池に関する。
従来の非水二次電池は特許文献1に開示されている。この非水二次電池は非水系の電解質内にリチウムイオンを吸蔵及び脱離できる正極及び負極が浸漬される。負極はリチウムバナジウム酸化物から成る負極活物質を有している。リチウムバナジウム酸化物は導電性が乏しいため、負極活物質、導電材及びバインダーを混合して集電体上に塗布して負極が形成されている。
非水二次電池の充電時には負極が負に帯電し、正極に吸蔵されたリチウムイオンが脱離して負極に吸蔵される。正極からリチウムイオンが脱離する時は正極のリチウム基準電位は高く(貴に)変化し、負極にリチウムイオンが吸蔵される時は負極のリチウム基準電位は低く(卑に)変化し、充電時には正負極の電位差である電池電圧は高く変化する。非水二次電池の放電時には充電時とは反対に、負極に吸蔵されたリチウムイオンが脱離して正極に吸蔵される。負極からリチウムイオンが脱離する時は負極のリチウム基準電位は高く(貴に)変化し、正極にリチウムイオンが吸蔵される時は正極のリチウム基準電位は低く(卑に)変化し、放電時には正負極の電位差である電池電圧は低く変化する。負極活物質として体積当りの容量が大きく、リチウム基準電位の低い(卑な)リチウムバナジウム酸化物を用いることにより、作動電圧が高く、放電容量の大きいエネルギー密度の高い非水二次電池を得ることができる。
非水二次電池はノート型パーソナルコンピュータや携帯電話機等の可搬性の電子機器に広く用いられ、電子機器の消費電力が大きくなっても満充電からの稼働時間を長く維持できることが望まれる。このため、より高容量が得られる非水二次電池が求められている。
また、上記特許文献1に開示される非水二次電池において、充電、放電サイクルを繰り返すと負極中のリチウムバナジウム酸化物自体の導電性が低下する問題や、接触抵抗の増加により充放電時に利用できなくなる容量が大きくなって非水二次電池の容量が低下する問題がある。
また、電極の導電性を高めるように導電材を配合すると充放電サイクル特性を向上出来るが、リチウムバナジウム酸化物の結晶内部に割れが生じ、結晶そのものの導電性が低下することなどで、広く用いられているグラファイトを負極に用いた非水二次電池よりも容量が低下しやすい傾向があるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑み、リチウムバナジウム酸化物を負極活物質に用いた非水二次電池において、電極の最適な作動電位領域を見出し、高容量化を図りつつ、長寿命化することのできる非水二次電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、正極とリチウムバナジウム酸化物から成る負極活物質を有する負極合材を集電体上に塗布して成る負極を備えた非水二次電池において、電池電圧(Vcell)と電圧(Vcell)の時の正極のリチウム基準電位(Vp)との関係が(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有することを特徴としている。
この構成によると、非水二次電池の通常作動状態においては、正極のリチウム基準電位を測定できるものではないが、非水二次電池内部の電極郡に接触しているリチウムを含む非水電解質を介して金属リチウムを配置し、正極との間の発生電圧を測定することで正極のリチウム基準電位(Vp)を得られる。さらに、非水二次電池の正極と負極との間の発生電圧を測定することで非水二次電池の電圧(Vcell)を得られる。本非水二次電池は上記のようにして得られたリチウム基準の正極電位(Vp)と電池電圧(Vcell)が式(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有している。また、式(Vp)−(Vcell)は負極のリチウム基準電位を間接的に表すが、本非水二次電池の負極に含まれるリチウムバナジウム酸化物は金属リチウムと非常に近い電位を有するので、負極と金属リチウムとの発生電圧を直接測定する方法では測定誤差が生じやすい。
また本発明は、正極とリチウムバナジウム酸化物を有する負極合材を集電体上に塗布して成る負極を備えた非水二次電池において、負極へのリチウムイオン供給を、負極に金属リチウムまたはリチウム合金を混合または接触させて行い、式(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有することを特徴としている。また、「負極へのリチウムイオン供給」とは負極活物質がリチウムイオンを吸蔵して充電され、負極のリチウム基準電位が低く(卑に)なる状態を表す。
また本発明は、正極とリチウムバナジウム酸化物から成る負極活物質を有する負極合材を集電体上に塗布して成る負極を備えた非水二次電池において、正極に、主たる正極活物質よりも低い(卑な)リチウム基準電位を持つリチウム含有化合物を混合または接触させることにより、式(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有することを特徴としている。
また本発明は、正極とリチウムバナジウム酸化物から成る負極活物質を有する負極合材を集電体上に塗布して成る負極を備えた非水二次電池において、負極へのリチウムイオン供給を、電池製造段階で予め行い、式(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有することを特徴としている。
この構成によると、一般に非水二次電池は密閉状態で正常動作するので、負極へのリチウムイオン供給は電池密閉工程前の製造段階で行うこととなる。これにより、余剰なリチウム金属やリチウム合金、リチウム化合物のリチウム以外の残存成分、リチウムと電解質の反応で生じた副生成物などの非水二次電池の機能に不要な要素を非水二次電池内に含まないようにも製造することができる。
本発明によると、正極とリチウムバナジウム酸化物から成る負極活物質を有する負極合材を集電体上に塗布して成る負極を備えた非水二次電池において、放電終止時における電池電圧(Vcell)と電圧(Vcell)の時の正極のリチウム基準電位(Vp)との関係が式(Vp)−(Vcell)≦0.8V
の関係を有しているので、負極の過剰なリチウムイオン放出を抑制し、リチウムバナジウム酸化物の崩壊を回避し、繰り返し充放電に伴う不可逆容量が小さく、非水二次電池の高容量化及びサイクル特性向上を図ることができる。
の関係を有しているので、負極の過剰なリチウムイオン放出を抑制し、リチウムバナジウム酸化物の崩壊を回避し、繰り返し充放電に伴う不可逆容量が小さく、非水二次電池の高容量化及びサイクル特性向上を図ることができる。
また本発明によると、上記非水二次電池において負極に金属リチウムまたはリチウム含有化合物を混合または接触させることにより負極へのリチウムイオン供給を行うと、負極材料を予め充電することとなり、電池の充放電領域全体における負極の電位が低く(卑に)なる。これにより、この電池は式(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有しているので、負極が過剰にリチウムイオンを放出することを抑制し、リチウムバナジウム酸化物の崩壊を回避し、繰り返し充放電に伴う不可逆容量が小さく、非水二次電池の高容量化及びサイクル特性向上を図ることができる。
また本発明によると、上記非水二次電池において、正極に、主たる正極活物質よりも低い(卑な)リチウム基準電位を持つリチウム含有化合物を混合または接触させることにより、非水二次電池の放電末期の正極のリチウム参照極基準電位(Vp)が低く(卑に)なる。これにより、この電池は式(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有しているので、負極が過剰にリチウムイオンを放出することを抑制し、リチウムバナジウム酸化物の崩壊を回避し、繰り返し充放電に伴う不可逆容量が小さく、非水二次電池の高容量化及びサイクル特性向上を図ることができる。
また本発明によると、上記非水二次電池において電池製造段階で予め負極へのリチウムイオン供給を行い、式(Vp)−(Vcell)≦0.8Vの関係を有しているので、負極の過剰なリチウムイオン放出を抑制し、リチウムバナジウム酸化物の崩壊を回避し、繰り返し充放電に伴う不可逆容量が小さく、非水二次電池の高容量化及びサイクル特性向上を図ることができる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は非水二次電池を示す縦断面図である。非水二次電池1はスパイラル式円筒型のリチウム二次電池から成る。非水二次電池1にはセンターピン6が設けられ、正極3と負極4との間にセパレータ5が挟まれて成る積層体10がセンターピン6に多重に巻かれている。これにより、積層体10は円筒状構造を成している。
正極3は正極活物質、導電材及びバインダーを混合した正極合材3aが正極集電体3bの表面及び裏面の2層を挟んで形成される。負極4は負極活物質、導電材及びバインダーを混合した負極合材4aが負極集電体4bの表面及び裏面の2層を挟んで形成される。円筒状の積層体10は中空円柱状のケース2内に収納され、電解質(不図示)に浸漬されている。ケース2によって負極4が接続されるとともに下端が突出した負極端子7が形成されている。
積層体10の上下にはそれぞれ絶縁板9b、9aが設けられる。負極集電体4bは、絶縁板9aを貫通して負極リード11により負極端子7に接続されている。ケース2の開口側の絶縁板9b上には、絶縁板9b方向に凸形状を有する安全弁13が設けられる。安全弁13の上方には、安全弁13とは反対方向に凸形状を有するキャップ状の正極端子8が形成されている。負極集電体3bは絶縁板9bを貫通して正極リード12により正極端子8に接続されている。また、安全弁13及び正極端子8の縁面はガスケット14によりシールされ、負極端子7から離間している。
正極活物質には例えば、コバルト酸リチウムやニッケル酸リチウム等のリチウム遷移金属酸化物が用いられる。電解質には例えば、エチレンカーボネートやジエチルカーボネート等の溶媒に、LiPF6、Li2SiF6、Li2TiF6、LiBF4等のリチウム塩から成る溶質を含有したものが用いられる。また電解質は液状である必要はなく、例えば電解質がセパレータの機能を補強したり、セパレータの機能を同時に有するように固体、半固体状で形成されていても良い。
負極活物質はリチウムバナジウム酸化物から成っている。このリチウムバナジウム酸化物は、LiaVbMcOdの一般式により表されるものである。ここで、a,b,c,dは任意の数値であり、Mは遷移金属、アルカリ金属、アルカリ土類金属の中から選ばれる少なくとも一種あるいは複数の元素である。製法としては、例えば、LiOHとV2O3とを原料としてMを添加し所定温度で焼成する方法(乾式法)や、Li2CO3とV2O5とMと有機酸とを混合して得られる有機酸塩を所定温度で焼成する方法(湿式法)が挙げられる。尚、湿式法は使用される原料が比較的安価であるため、工業化においてより好ましい。
この非水二次電池1は電池を製品とする上での代表実施形態であるが、このままでは正極のリチウム基準電位を測定することが出来ないので、次に示す構成の非水二次電池20を第1実施形態として本発明の実施形態を説明する。
図2は前記の積層体10とリチウム参照極21を配置し、フレキシブルな外装体22に収納した非水二次電池20を示している。負極リード11および正極リード12と参照極リード23は、外装体22の封止部24より電池外まで引き出されており、積層体10とリチウム参照極21は電解質(不図示)に浸漬されている。
図3は非水二次電池20の積層体10の正極3にコバルト酸リチウム、負極4にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを混合した活物質を使用した場合の放電時の正極リード12と負極リード11間の電池電圧(Vcell)及び、正極リード12と参照極リード23間の電圧で測定される正極のリチウム基準電位(Vp)の変化を示す例である。同図によると、電池の放電時は負極よりリチウムイオンが正極へ移動し、リチウムイオンが正極に吸蔵されることで正極のリチウム基準電位(Vp)が下降し、それに伴って電池電圧(Vcell)は下降する。所定の電池電圧(ここでは3.0V)に達したところで、放電を終了する。ここで、電池電圧(Vcell)と正極のリチウム基準電位(Vp)の関係を調べるために、式(Vp)−(Vcell)を求めると、放電終了時に最大値を取り、(Vp)−(Vcell)は0.8Vである。このように(Vp)−(Vcell)を0.8V以下にすることで、負極合材中のリチウムバナジウム酸化物が過度にリチウムイオンを放出するのを抑制できるので、繰り返し充放電による非水二次電池の容量低下を抑制することができる。
次に第2実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態と同様に構成された円筒状の積層体10を用いるが、負極4の構成が異なっている。負極4の負極合材4aはリチウムバナジウム酸化物とグラファイトとバインダーと炭酸リチウムで表面を安定化した金属リチウム微粒子を混合したものから成っている。本形態では電池完成後に金属リチウム表面の安定化層が徐々に除去され、電解質にリチウムイオンが溶出し、負極合材中にリチウムイオンが拡散し、吸蔵される。第1実施形態と同様に充電、放電時の電池電圧(Vcell)と正極のリチウム基準電位(Vp)の変化を測定すると、放電終了時に最大値を取り、(Vp)−(Vcell)は0.62Vである。このように正極活物質以外のリチウム供給源からリチウムイオンを負極に供給すると、効果的に(Vp)−(Vcell)を降下させることが出来る。(Vp)−(Vcell)を0.8V以下にすることで、負極合材中のリチウムバナジウム酸化物が過度にリチウムイオンを放出するのを抑制でき、繰り返し充放電による非水二次電池の容量低下を抑制することができる。
また、本形態ではリチウム供給源として金属リチウムを負極合材中に混合する例をあげたが、これに限定されない。リチウム供給源は例えばリチウム合金化合物やアルキルリチウム化合物であるなど、リチウムバナジウム酸化物にリチウムイオンを供給可能な状態であれば良く、リチウム供給源と負極が電気的に接続され、電解質を介して配置されていれば良い。
次に第3実施形態について説明する。本実施形態は第1実施形態と同様に構成された円筒状の積層体10を用いるが、正極3の構成が異なっている。正極3の正極合材3aはコバルト酸リチウムとカーボン導電材とバインダーとリチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物を混合したものから成っている。本形態では非水二次電池の初回の充電時に、コバルト酸リチウムからと共に、リチウムニッケルコバルトアルミニウム複合酸化物からもリチウムイオンが溶出し、負極合材中にリチウムイオンが吸蔵される。第1実施形態と同様に充電、放電時の電池電圧(Vcell)と正極のリチウム基準電位(Vp)の変化を測定すると、放電終了時に最大値を取り、(Vp)−(Vcell)は0.75Vである。このように正極合材に混合したリチウム含有化合物から電気化学的にリチウムイオンを溶出させて負極に供給すると、効果的に(Vp)−(Vcell)を降下させることが出来る。(Vp)−(Vcell)を0.8V以下にすることで、負極合材中のリチウムバナジウム酸化物が過度にリチウムイオンを放出するのを抑制でき、繰り返し充放電による非水二次電池の容量低下を抑制することができる。
また、本形態ではリチウム含有化合物としてリチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物を正極合材中に混合する例をあげたが、これに限定されない。リチウム含有化合物としては例えばリチウムニッケル酸化物、リチウムニッケルコバルト酸化物、リチウムニッケルコバルトアルミニウム酸化物、リチウムチタン酸化物、リチウムバナジウム酸化物、リチウムクロム酸化物、リチウム鉄リン酸化物など、またはそれらを含む混合物があげられ、定常状態で安定な化合物であり、主として用いる正極活物質よりも同等または低い(卑な)リチウム基準電位を持つなど、電気化学的にリチウムイオンを放出可能な状態であれば良く、リチウム含有化合物と正極が電気的に接続され、電解質を介して配置されていれば良い。
次に第4実施形態について説明する。本実施形態は第1〜3実施形態と同様に構成された円筒状の積層体10を用いるが、負極4へのリチウムイオン供給源の配置が第2、第3実施形態とは異なっている。第2、第3実施形態では電解質注入後または充電時にリチウムイオンが負極へ供給される構成となっている。これにより、選択によっては非水二次電池内部に余剰な金属リチウムやリチウム合金、リチウム化合物のリチウム以外の成分、リチウムと電解質の反応で生じた副生成物など、非水二次電池の機能や体積効率に不利な要素を含んでしまう場合がある。本実施形態では積層体10を外装体22に収納し、電解質を注入した後に電解質に金属リチウムを接触させ、負極4と金属リチウムを電気的に所定時間接続して負極合材にリチウムイオンを供給し、反応時に発生する副生成ガスと、余剰な金属リチウムを取り除いた後で密閉している。第1実施形態と同様に充電、放電時の電池電圧(Vcell)と正極のリチウム基準電位(Vp)の変化を測定すると、放電終了時に最大値を取り、(Vp)−(Vcell)は0.42Vである。このように電池密閉前の製造段階でリチウムイオン供給を行うことで、非水二次電池内部の機能や体積効率に不利な要素を含まず、さらに効果的に(Vp)−(Vcell)を降下させることが出来る。(Vp)−(Vcell)を0.8V以下にすることで、負極合材中のリチウムバナジウム酸化物が過度にリチウムイオンを放出するのを抑制でき、繰り返し充放電による非水二次電池の容量低下を抑制することができる。
また、本形態ではリチウムイオン供給方法として負極4に金属リチウムを接続する例をあげたが、これに限定されない。非水二次電池の最終密閉工程前に負極にリチウムイオンが供給される構成であれば良く、例えば積層体10を形成する前の製造段階で負極4にリチウム蒸着やリチウム溶射を行い、直ちに負極合材4aとリチウムイオンを反応させて負極合材にリチウムイオンを供給するなどの方法を採っても良い。
尚、上記の各実施形態では様々な形態で(Vp)−(Vcell)を0.8V以下に制御しうる構成を記載したが、これに限定されない。例えば第2実施形態の積層体10の構成と第3実施形態の負極4へのリチウムイオン供給方法とを同時に実施するなど、複数種のリチウムイオン供給方法を同時に用いて非水二次電池を構成してもよいことはいうまでもない。また、第2実施形態および第4実施形態のようなリチウムイオン供給を効率よく行うと、正極材料には予めリチウムイオンを含むリチウム遷移金属酸化物などの材料を用いる必要がなくなり、リチウムイオンを高い(貴な)電位で吸蔵放出できる酸化物、窒化物、硫化物や有機物にまで正極材料の選択の幅を広げることが出来る。
(実施例1)
次に本発明の実施例について説明する。表1は第1実施形態の非水二次電池1の放電終了設定電圧と代表実施形態で測定された18650型円筒形電池の容量を示している。
次に本発明の実施例について説明する。表1は第1実施形態の非水二次電池1の放電終了設定電圧と代表実施形態で測定された18650型円筒形電池の容量を示している。
条件番号A1〜A6は実施例1の非水二次電池の放電終了条件であり、図3の(Vcell)endにあたる。
図4は表1に示した条件を用いて、第1実施形態の非水二次電池2にて(Vp)−(Vcell)を求め、その数値をパラメータとして電池容量および100サイクル後の放電容量の保持率を測定した結果を示している。縦軸は保持率(単位:%)及び電池容量(単位:mAh)であり、横軸は表1で示した(Vp)−(Vcell)(単位:V)である。ここでは、正極3の活物質にLiCoO2、負極4の活物質にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを1:1の重量比で混合したものを用い、電解質にLiPF6、溶媒にエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=3:7の混合溶媒を用いた。また、負極活物質のリチウムバナジウム酸化物としては例えばLi1.1V0.9O2が用いられる。
図4によると、(Vp)−(Vcell)が0.8V以下の範囲で90%以上の高い保持率を有し、(Vp)−(Vcell)の値が小さくなると電池容量は減少している。どのような活物質を使用するか、保持率を重視するか、電池容量を重視するかなどの目的によって選択しうる(Vp)−(Vcell)の値は変化するが、(Vp)−(Vcell)が0.2V以下などのあまりに低い場合は活物質の放電容量を有効に利用できないので、この構成においては(Vp)−(Vcell)は0.2〜0.8Vの範囲が好ましい。
(実施例2)
実施例2においては、(Vp)−(Vcell)を最適範囲に設定するために、第2実施形態の負極4の合材4aに混合する金属リチウム粉末の混合量を変化させた非水二次電池にて(Vp)−(Vcell)を求め、電池容量および100サイクル後の放電容量の保持率を測定した結果を表2に示す。図5に(Vp)−(Vcell)の数値をパラメータとして電池容量と、100サイクル後の放電容量の保持率を示す。縦軸は保持率(単位:%)及び電池容量(単位:mAh)であり、横軸は表2で示した(Vp)−(Vcell)(単位:V)である。ここでは、正極3の活物質にLiCoO2、負極4の活物質にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを1:1の重量比で混合し、表面を安定化させた金属リチウム粉末を添加したものを用い、電解質にLiPF6、溶媒にエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=3:7の混合溶媒を用いた。また、負極活物質のリチウムバナジウム酸化物としては例えばLi1.1V0.9O2が用いられる。
実施例2においては、(Vp)−(Vcell)を最適範囲に設定するために、第2実施形態の負極4の合材4aに混合する金属リチウム粉末の混合量を変化させた非水二次電池にて(Vp)−(Vcell)を求め、電池容量および100サイクル後の放電容量の保持率を測定した結果を表2に示す。図5に(Vp)−(Vcell)の数値をパラメータとして電池容量と、100サイクル後の放電容量の保持率を示す。縦軸は保持率(単位:%)及び電池容量(単位:mAh)であり、横軸は表2で示した(Vp)−(Vcell)(単位:V)である。ここでは、正極3の活物質にLiCoO2、負極4の活物質にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを1:1の重量比で混合し、表面を安定化させた金属リチウム粉末を添加したものを用い、電解質にLiPF6、溶媒にエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=3:7の混合溶媒を用いた。また、負極活物質のリチウムバナジウム酸化物としては例えばLi1.1V0.9O2が用いられる。
条件番号B1〜B9は実施例2の負極4への金属リチウム添加量であり、非水二次電池の放電終了電圧をB1〜B6は3.00V、B7〜B9は2.50Vとした。
図5によると、(Vp)−(Vcell)が0.8V以下の範囲で95%以上の非常に高い保持率を有し、本実施例の負極4の構成を用いることで、(Vp)−(Vcell)の値を小さくした場合においても電池容量を増加させることが出来る。また、表2の条件B5からB6の様に正極の容量を超える量を添加すると容量増加、保持率共に安定化する。さらにB4〜B6の様に、
(Vp)−(Vcell)が充分に小さくなっている条件では電池の放電終了電圧を低くしても(B8、B9)、高い保持率を得ることができ、(Vp)−(Vcell)と保持率は密接に関連していることがわかる。どのような活物質を使用するか、保持率を重視するか、電池容量を重視するかなどの目的によって選択しうる(Vp)−(Vcell)の値は変化するが、(Vp)−(Vcell)が0.2V以下などのあまりに低い場合は添加したリチウム供給源中のリチウムイオンを有効に利用できないので、この構成においては(Vp)−(Vcell)は0.2〜0.8Vの範囲が好ましい。
(Vp)−(Vcell)が充分に小さくなっている条件では電池の放電終了電圧を低くしても(B8、B9)、高い保持率を得ることができ、(Vp)−(Vcell)と保持率は密接に関連していることがわかる。どのような活物質を使用するか、保持率を重視するか、電池容量を重視するかなどの目的によって選択しうる(Vp)−(Vcell)の値は変化するが、(Vp)−(Vcell)が0.2V以下などのあまりに低い場合は添加したリチウム供給源中のリチウムイオンを有効に利用できないので、この構成においては(Vp)−(Vcell)は0.2〜0.8Vの範囲が好ましい。
(実施例3)
実施例3においては、(Vp)−(Vcell)を最適範囲に設定するために、第3実施形態の正極3の合材3aに混合するリチウム含有化合物の種類を変化させた非水二次電池にて(Vp)−(Vcell)を求め、電池容量および100サイクル後の放電容量の保持率を測定した結果を表3に示す。図6に(Vp)−(Vcell)の数値をパラメータとして電池容量と、100サイクル後の放電容量の保持率を示す。縦軸は保持率(単位:%)及び電池容量(単位:mAh)であり、横軸は表3で示した(Vp)−(Vcell)(単位:V)である。ここでは、正極3の活物質にLiCoO2とリチウム含有化合物を8:2の重量比で混合したもの、負極4の活物質にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを1:1の重量比で混合したものを用い、電解質にLiPF6、溶媒にエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=3:7の混合溶媒を用いた。また、正極に混合するリチウム含有化合物としては例えばリチウムニッケルコバルトマンガン酸化物としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2、リチウムニッケルコバルトアルミニウム酸化物としてLiNi0.8Co0.15Al0.05O2、リチウムニッケルコバルト酸化物としてLiNi0.8Co0.2O2、リチウムチタン酸化物としてLi2TiO3、リチウムバナジウム酸化物としてLiVO2、が用いられる。負極活物質のリチウムバナジウム酸化物としては例えばLi1.1V0.9O2が用いられる。
実施例3においては、(Vp)−(Vcell)を最適範囲に設定するために、第3実施形態の正極3の合材3aに混合するリチウム含有化合物の種類を変化させた非水二次電池にて(Vp)−(Vcell)を求め、電池容量および100サイクル後の放電容量の保持率を測定した結果を表3に示す。図6に(Vp)−(Vcell)の数値をパラメータとして電池容量と、100サイクル後の放電容量の保持率を示す。縦軸は保持率(単位:%)及び電池容量(単位:mAh)であり、横軸は表3で示した(Vp)−(Vcell)(単位:V)である。ここでは、正極3の活物質にLiCoO2とリチウム含有化合物を8:2の重量比で混合したもの、負極4の活物質にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを1:1の重量比で混合したものを用い、電解質にLiPF6、溶媒にエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=3:7の混合溶媒を用いた。また、正極に混合するリチウム含有化合物としては例えばリチウムニッケルコバルトマンガン酸化物としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2、リチウムニッケルコバルトアルミニウム酸化物としてLiNi0.8Co0.15Al0.05O2、リチウムニッケルコバルト酸化物としてLiNi0.8Co0.2O2、リチウムチタン酸化物としてLi2TiO3、リチウムバナジウム酸化物としてLiVO2、が用いられる。負極活物質のリチウムバナジウム酸化物としては例えばLi1.1V0.9O2が用いられる。
試料番号C1〜C5は実施例3の正極3に添加するリチウム含有化合物であり、非水二次電池の放電終了電圧はすべて3.00Vとした。
図6によると、(Vp)−(Vcell)が0.8V以下の範囲で95%以上の非常に高い保持率を有し、本実施例の正極3の構成を用いることで、(Vp)−(Vcell)の値を小さくした場合においても電池容量は多少増減する程度である。これは、リチウム含有化合物の嵩密度やリチウム含有化合物より溶出可能なリチウムイオンの量などの物性により非水二次電池の一定容積中に収納できる活物質量が変化するためである。また、どのような活物質を使用するか、リチウム含有化合物の配合比率によって、取りうる(Vp)−(Vcell)の値は変化するが、保持率を重視するか、電池容量を重視するかなどの目的によって
リチウム含有化合物を選択すると良い。
リチウム含有化合物を選択すると良い。
(実施例4)
実施例4においては、(Vp)−(Vcell)を最適範囲に設定するために、第4実施形態に記載した方法で負極4と金属リチウムを接続する時間を変化させた非水二次電池にて(Vp)−(Vcell)を求め、電池容量および100サイクル後の放電容量の保持率を測定した結果を表4に示す。図7に(Vp)−(Vcell)の数値をパラメータとして電池容量と、100サイクル後の放電容量の保持率を示す。縦軸は保持率(単位:%)及び電池容量(単位:mAh)であり、横軸は表4で示した(Vp)−(Vcell)(単位:V)である。ここでは、正極3の活物質にLiCoO2、負極4の活物質にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを1:1の重量比で混合したものを用い、電解質にLiPF6、溶媒にエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=3:7の混合溶媒を用いた。また、負極活物質のリチウムバナジウム酸化物としては例えばLi1.1V0.9O2が用いられる。
実施例4においては、(Vp)−(Vcell)を最適範囲に設定するために、第4実施形態に記載した方法で負極4と金属リチウムを接続する時間を変化させた非水二次電池にて(Vp)−(Vcell)を求め、電池容量および100サイクル後の放電容量の保持率を測定した結果を表4に示す。図7に(Vp)−(Vcell)の数値をパラメータとして電池容量と、100サイクル後の放電容量の保持率を示す。縦軸は保持率(単位:%)及び電池容量(単位:mAh)であり、横軸は表4で示した(Vp)−(Vcell)(単位:V)である。ここでは、正極3の活物質にLiCoO2、負極4の活物質にリチウムバナジウム酸化物とグラファイトを1:1の重量比で混合したものを用い、電解質にLiPF6、溶媒にエチレンカーボネート:ジエチルカーボネート=3:7の混合溶媒を用いた。また、負極活物質のリチウムバナジウム酸化物としては例えばLi1.1V0.9O2が用いられる。
条件番号D1〜D5は実施例4の負極4と金属リチウムとの接続時間であり、非水二次電池の放電終了電圧はすべて3.00Vとした。
図6によると、(Vp)−(Vcell)が0.8V以下の範囲で95%以上の非常に高い保持率を有し、本実施例の構成を用いることで、(Vp)−(Vcell)の値を小さくした場合においても電池容量は増加している。ただし、この方法では十分にリチウムイオンが負極4に供給されると、金属リチウムと負極4の間に発生する電位差が小さくなり、時間当たりのリチウムイオン移動量が減少するので実際の非水二次電池への適用を考えた場合には数時間までの範囲が限度となるが、周囲温度を高くして反応活性を高めるなどして目的とする量のリチウムイオン供給にかかる所用時間を短縮できる。このようにすることで、幅広い(Vp)−(Vcell)を選択することができ、高容量かつサイクル寿命の良い非水二次電池が得られる。
本発明は、リチウムイオン二次電池等の非水二次電池に利用することができる。
1 非水二次電池
2 ケース
3 正極
4 負極
5 セパレータ
6 センターピン
7 正極端子
8 負極端子
10 積層体
2 ケース
3 正極
4 負極
5 セパレータ
6 センターピン
7 正極端子
8 負極端子
10 積層体
Claims (4)
- リチウムバナジウム酸化物を少なくとも含む負極と、正極とを備える非水二次電池であって、
前記電池の放電終止時における電池電圧(Vcell)と、前記電池の放電終止時における前記正極のリチウム参照極基準電位(Vp)とが、(Vp)
−(Vcell)≦0.8Vの関係を有することを特徴とする非水二次電池。 - リチウムバナジウム酸化物を少なくとも含む負極と、正極とを備える非水二次電池であって、
前記負極に金属リチウムまたはリチウム含有化合物を混合する、または接触させることにより、
前記電池の放電終止時における電池電圧(Vcell)と、前記電池の放電終止時における前記正極のリチウム参照極基準電位(Vp)とが、(Vp)
−(Vcell)≦0.8Vの関係を有するようにしたことを特徴とする非水二次電池。 - リチウムバナジウム酸化物を少なくとも含む負極と、正極とを備える非水二次電池であって、
前記正極に前記正極の主たる正極活物質よりも卑なリチウム基準電位を持つリチウム含有化合物を混合する、または接触させることにより、
前記電池の放電終止時における電池電圧(Vcell)と、前記電池の放電終止時における前記正極のリチウム参照極基準電位(Vp)とが、(Vp)
−(Vcell)≦0.8Vの関係を有するようにしたことを特徴とする非水二次電池。 - リチウムバナジウム酸化物を少なくとも含む負極と、正極とを備える非水二次電池であって、
前記リチウムバナジウム酸化物に予めリチウムイオンを供給することにより、
前記電池の放電終止時における電池電圧(Vcell)と、前記電池の放電終止時における前記正極のリチウム参照極基準電位(Vp)とが、(Vp)
−(Vcell)≦0.8Vの関係を有するようにしたことを特徴とする非水二次電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007144749A JP2008300178A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 非水二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007144749A JP2008300178A (ja) | 2007-05-31 | 2007-05-31 | 非水二次電池 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008300178A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012209195A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Tdk Corp | 活物質の製造方法、電極及びリチウムイオン二次電池 |
WO2014041622A1 (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-20 | 株式会社日立製作所 | 非水系二次電池及び電池制御システム |
JP2016076477A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | Tdk株式会社 | 安定化リチウム粉末、それを用いたリチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池 |
-
2007
- 2007-05-31 JP JP2007144749A patent/JP2008300178A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2014041622A1 (ja) * | 2012-09-12 | 2016-08-12 | 株式会社日立製作所 | 非水系二次電池及び電池制御システム |
US9722284B2 (en) | 2012-09-12 | 2017-08-01 | Hitachi, Ltd. | Nonaqueous secondary battery and battery control system |
JP2016076477A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | Tdk株式会社 | 安定化リチウム粉末、それを用いたリチウムイオン二次電池用負極およびリチウムイオン二次電池 |
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