JP2008239082A - Curtain airbag device for vehicle, and garnish member used therefor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両衝突時に乗員頭部を保護するための車両用カーテンエアバッグ装置に関する。 The present invention relates to a vehicle curtain airbag device for protecting a passenger's head in the event of a vehicle collision.
車両用カーテンエアバッグ装置は、ルールサイドレールに取り付られ、側面衝突時にエアバッグが下向きに展開して乗員頭部を保護するものである。 The curtain airbag device for a vehicle is attached to a rule side rail, and protects the occupant's head by deploying the airbag downward when a side collision occurs.
特許文献1に開示されるカーテンエアバッグ装置は、エアバッグと、インフレータと、を備えて構成され、折り畳んだエアバッグおよびインフレータよりも車室内側から取り付けられ且つこれらエアバッグおよびインフレータを隠すルーフサイドガーニッシュ(ガーニッシュ部材)およびピラーガーニッシュ(ガーニッシュ部材)と、を備えて構成されている。
A curtain airbag device disclosed in
このカーテンエアバッグ装置では、ピラーガーニッシュの上端部が、留め金具や抜止め金具などで車体に取り付けられる一方、ピラーガーニッシュの下端部が、車体に取り付けられたドアウエザストリップのフランジ部分にのせられた状態で、支えられている。 In this curtain airbag device, the upper end of the pillar garnish is attached to the vehicle body with a fastener or a retaining metal fitting, while the lower end of the pillar garnish is placed on the flange portion of the door weather strip attached to the vehicle body. It is supported in the state.
衝突時にエアバッグが膨張すると、エアバッグの膨張力によってピラーガーニッシュの下端がドアウエザストリップのフランジ部分から抜け落ちてピラーガーニッシュの上端側を回動支点としてピラーガーニッシュが扉状に開き、これにより、エアバッグが車室内に向けて展開するようになっている。
しかしながら、このような従来技術にあっては、ピラーガーニッシュの下端を、ドアウエザストリップのフランジにのせておくだけなので、ピラーガーニッシュの下端の取付安定性が懸念される。ここで、ドアウエザストリップでピラーガーニッシュを安定して支えるために、ピラーガーニッシュとドアウエザストリップとの重なり代を大きくしておくと、エアバッグ展開時にピラーガーニッシュがドアウエザストリップから抜け出すのに必要な力(展開抵抗)が大きくなって、エアバッグ展開完了時間が長くなる可能性がある。 However, in such a prior art, since the lower end of the pillar garnish is simply placed on the flange of the door weather strip, there is a concern about the mounting stability of the lower end of the pillar garnish. Here, in order to support the pillar garnish stably with the door weather strip, if the overlap margin between the pillar garnish and the door weather strip is increased, the pillar garnish will come out of the door weather strip when the airbag is deployed. The required force (deployment resistance) for the airbag increases, and the airbag deployment completion time may become longer.
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、カーテンエアバッグ装置のガーニッシュ部材の下端の取付安定性を確保しつつエアバッグ展開完了時間を短縮することを目的とする。 The present invention has been made by paying attention to such a conventional technique, and has an object of shortening the airbag deployment completion time while ensuring the attachment stability of the lower end of the garnish member of the curtain airbag device. .
請求項1に記載の発明は、エアバッグと、衝突時にガスを噴射して前記エアバッグを膨張させるインフレータと、前記エアバッグおよび前記インフレータを車室内側から覆うガーニッシュ部材と、を備えた車両用カーテンエアバッグ装置であって、前記ガーニッシュ部材は、前記エアバッグを車室内側から覆うカバー部と、前記カバー部の上端近傍に設けられ車体に固定される上部固定部と、前記カバー部の下端近傍に設けられ車体に固定される下部固定部と、前記カバー部と前記下部固定部との境界近傍に形成されたティアラインと、を備えて構成され、車両衝突時にエアバッグが膨張すると、前記ティアラインに沿って前記ガーニッシュ部材が破断することで、前記ガーニッシュ部材のカバー部が前記上部固定部側を回動中心として扉状に開くことを特徴とする。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用カーテンエアバッグ装置であって、前記ガーニッシュ部材は、上部固定部が、下方に開のU字状断面の取付片を介して、車体に固定されていることを特徴とする。
Invention of
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用カーテンエアバッグ装置であって、前記下部固定部は固定金具を介して車体に固定されていることを特徴とする。 A third aspect of the present invention is the curtain airbag device for a vehicle according to the first or second aspect, wherein the lower fixing portion is fixed to the vehicle body via a fixing bracket.
請求項4に記載の発明は、カーテンエアバッグ装置用のガーニッシュ部材であって、前記ガーニッシュ部材は、エアバッグを車室内側から覆うカバー部と、前記カバー部の上端近傍に設けられ車体に固定される上部固定部と、前記カバー部の下端近傍に設けられ車体に固定される下部固定部と、前記カバー部と前記下部固定部との境界近傍に形成されたティアラインと、を備えて構成され、車両衝突時にエアバッグが膨張すると、前記下部固定部近傍に形成されたティアラインに沿って破断することで、前記下部固定部を切り離ししつ前記上部固定部側を回動中心として扉状に開くことを特徴とする。 The invention according to claim 4 is a garnish member for a curtain airbag device, wherein the garnish member is provided in the vicinity of an upper end of the cover portion and a cover portion that covers the airbag from the vehicle interior side, and is fixed to the vehicle body. An upper fixed portion, a lower fixed portion provided near the lower end of the cover portion and fixed to the vehicle body, and a tear line formed near the boundary between the cover portion and the lower fixed portion. When the airbag is inflated at the time of a vehicle collision, it breaks along a tear line formed in the vicinity of the lower fixing part, thereby separating the lower fixing part and opening the door around the upper fixing part side. It is characterized by opening to.
請求項1に記載の発明によれば、ガーニッシュ部材の上端側および下端側がそれぞれ車体に固定されているため、ガーニッシュ部材の取付安定性が確保できる。エアバッグ展開時には、ガーニッシュ部材のカバー部と下部固定部との境界近傍に形成されたティアラインが破断することで、ガーニッシュ部材のカバー部が上部固定部側を回動中心として扉状に開くため、ガーニッシュ部材の下端側をしっかりと固定しておいても、比較的小さな力でガーニッシュ部材のカバー部を扉状に開動させてエアバッグの展開完了時間を短縮できる。 According to the first aspect of the present invention, since the upper end side and the lower end side of the garnish member are respectively fixed to the vehicle body, the mounting stability of the garnish member can be ensured. When the airbag is deployed, the tear line formed near the boundary between the cover portion of the garnish member and the lower fixing portion is broken, so that the cover portion of the garnish member opens in a door shape with the upper fixing portion side as the center of rotation. Even if the lower end side of the garnish member is firmly fixed, the airbag deployment completion time can be shortened by opening the cover portion of the garnish member in a door shape with a relatively small force.
請求項2に記載の発明によれば、ガーニッシュ部材の上部固定部がU字状断面の取付片を介して車体に固定されているため、ガーニッシュ部材のカバー部の展開ストロークが大きくなり、エアバックが車室内側へ展開するのを許容する隙間が大きくなる。そのため、エアバッグがスムーズに車室内に展開されていくこととなり、さらにエアバッグ展開完了時間を短縮できる。 According to the second aspect of the present invention, since the upper fixed portion of the garnish member is fixed to the vehicle body via the U-shaped cross-section mounting piece, the deployment stroke of the cover portion of the garnish member is increased, and the airbag The gap that allows the vehicle to expand toward the vehicle interior side becomes larger. As a result, the airbag is smoothly deployed in the passenger compartment, and the airbag deployment completion time can be further shortened.
請求項3に記載の発明によれば、ガーニッシュ部材の下部固定部は固定金具を介して車体に固定されているため、ガーニッシュ部材の下部固定部の取付安定性がさらに向上する。 According to the third aspect of the present invention, since the lower fixing portion of the garnish member is fixed to the vehicle body via the fixing bracket, the mounting stability of the lower fixing portion of the garnish member is further improved.
請求項4に記載の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
According to the invention described in claim 4, the same effect as in
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1〜図8は本発明の一実施形態を示す図である。まず、カーテンエアバッグ装置の概略を図1、2を参照しつつ説明する。 1-8 is a figure which shows one Embodiment of this invention. First, an outline of the curtain airbag device will be described with reference to FIGS.
図1、2はカーテンエアバッグ装置の概略構造を示すものであり、図1はエアバッグ展開前、図2はエアバッグ展開後の状態を示している。 1 and 2 show a schematic structure of a curtain airbag device. FIG. 1 shows a state before the airbag is deployed, and FIG. 2 shows a state after the airbag is deployed.
図1、2に示すように、カーテンエアバッグ装置10は、ルーフサイドレール5に取り付けられている。なお、図1、2中、符号2はフロントピラー、符号3はセンタピラー、符号4はリヤピラーを示し、これらピラー2、3、4の上部にルーフサイドレール5が形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
カーテンエアバッグ装置10は、エアバッグ11と、衝突時にガスを噴射してエアバッグ11を膨張させるインフレータ13と、エアバッグ11およびインフレータ13を車室内側から覆うガーニッシュ部材(図1、2中省略)と、を備えて構成されている。
The
エアバッグ11は、車両前後方向に長いバックにより形成されており、折り畳まれた状態で、その上端に形成された角形のタブ12が、金属製のブラケット30、40(図1、2中省略)を介してルーフサイドレール5に固定されている。
The
エアバッグ11の後端にはガス導入口15が形成され、そこにインフレータ13が接続されている。エアバッグ11の前端にはストラップ17が連結され、ストラップ17の前端がフロントピラー2の固定点19に固定されている。
A
これらエアバッグ11、インフレータ13およびストラップ17は、車室内側から図示せぬガーニッシュ部材(ルーフサイドガーニッシュ、リアピラーガーニッシュ、フロントピラーガーニッシュ)により覆われている。
The
自動車が側面衝突時と起こすと、インフレータ13が作動してインフレータ13からエアバッグ11内にガスが噴射され、エアバッグ11が膨張する。すると、エアバッグ11の膨張力で図示せぬガーニッシュ部材が破断して、そこから図2に示すようにエアバッグ11が展開する。このとき、ストラップ17により、エアバッグ11の前端が後退してしまうことが防止される。
When the automobile is caused by a side collision, the
次に、図3〜7を基に本実施形態のカーテンエアバッグ装置10の構造を詳しく説明する。
Next, the structure of the
本実施形態のカーテンエアバッグ装置10は、図3に示すように、エアバッグ11とガーニッシュ部材20と、第1のブラケット30と、第2のブラケット40と、カバー部材50と、固定金具としてのクリップ60と、をモジュール化したのち、車体(この例ではルーフサイドレール5のインナーパネル6)に取り付けるようになっている。
As shown in FIG. 3, the
第1のブラケット30は、金属部材により形成され、車体6に締結手段としてのネジS1によって締結されている。第1のブラケット30は、ルーフサイドレール5の延在方向に沿って取り付けられている。第1のブラケット30は、車体6に固定されるベース31と、ベース31から湾曲部33を介して離間し且つベース31と平行に延在する板状本体部35、を一体に備えている。第1のブラケット30のベース31は、締結手段としてのネジS1によって車体6に締結されている。また、第1のブラケット30の板状本体部35には、第2のブラケット40が、締結手段としてのネジS2によって締結されている。
The
第2のブラケット40は、金属部材より形成され、車両前後方向に向けて長板状に延びる板状本体部41と、この板状本体部41の上端から突設され且つ下方に向けて開のU字状に形成された取付片43と、を備えて構成されている。第2のブラケット40の板状本体部41には、第2のブラケット40を第1のブラケット30に締結固定するためのネジS2によって、エアバッグ11およびカバー部材50も共締めされている。一方、第2のブラケット40の取付片43には、ガーニッシュ部材20の上部固定部23が締結手段としてのネジS3によって締結されている。
The
円柱状に折り畳まれたエアバッグ11は、円筒状のラップ部材によって外周が覆われて折り畳み状態が保持されており、長手方向に向けて複数のタブ12を備えている。エアバッグ11の膨張時にはラップ部材が破断してエアバッグ11が展開する。
The
カバー部材50は、断面L字状に形成された車両前後方向に延びる長板状の本体部51と、本体部51の上壁部51bから上方に突設された角形のタブ53と、を備えて構成されている。本体部51の上壁部51bには、タブ53に根本に隣接する位置にスロット55が貫通形成されている。
The
このように形成されたカバー部材50とエアバッグ11とは、図6に示すようにエアバッグ11のタブ12がカバー部材50のスロット55に挿入されてエアバッグ11のタブ12とカバー部材50のタブ53とが重ね合わされた状態で、図5に示すように第2のブラケット40の板状本体部41および第1のブラケット30の板状本体部35にネジS3によって共締めされる。
As shown in FIG. 6, the
ガーニッシュ部材20は、図3〜5に示すようにエアバッグ11を車室内側から覆うカバー部21と、カバー部21の上端から突設された上部固定部23と、カバー部21の下端から突設された下部固定部25と、を備えて構成されている。ガーニッシュ部材20の上部固定部23は、ブラケット30、40を介して車体6に固定され、一方、ガーニッシュ部材20の下部固定部25は、固定金具としてのクリップ60を介して車体6に固定される(図3参照)。このガーニッシュ部材20は、カバー部21と下部固定部25との境界近傍にV字状の溝として形成されたティアライン27を備えている。
As shown in FIGS. 3 to 5, the
ガーニッシュ部材20のカバー部21は、断面略コ字状に形成されており、水平方向に車幅方向に向けて延びる上壁部21aと、上壁部21aの車幅方向内側(車室内側)の端末から下方に向けて延びる縦壁部21bと、縦壁部21bから円弧状に湾曲する円弧部21cを介して水平方向に車幅方向に向けて延びる下壁部21dと、を備えて構成されている。このカバー部21が、円柱状に折り畳まれたエアバッグ11よりも車室内側に位置して、当該エアバッグ11を覆い隠している。
The
カバー部21の上壁部21aの車幅方向外側(車室外側)の端末からは縦壁部21eが上方に突設されており、この先端から角形のタブ状の上部固定部23が突出している。上部固定部23を、ブラケット30、40を介して車体6に固定することで、ガーニッシュ部材20の上端側が車体6に固定される。
A
一方、ガーニッシュ部材20の下部固定部25は、図4、5に示すようにカバー部21の下端から突設された突片として構成されており、第1の壁部25aと、第1の壁部25aの略中間部から直交方向に突設された第2の壁部25bと、を備えて断面T字状に形成されている。このガーニッシュ部材20の下部固定部25は、図3に示すように、固定金具としてのクリップ60を介して車体6に固定される。クリップ60は、図3および図7に示すように、ガーニッシュ部材20の下部固定部25の第2の壁部25bに被せされた状態で車体6に形成された貫通孔6aに挿入されることで、下部固定部25の第2の壁部25bが車体6の貫通孔6aから脱出するのを防止するものである。
On the other hand, the
クリップ60の構造をより具体的に説明すると、クリップ60は、図7、8に示すように、U字状断面の本体部61と、本体部61の内側に向けて突設された第1の係止片63と、本体部61の外側に向けて突設された断面く字形状の第2の係止片65と、を備えて構成されている。U字状断面の本体部61がガーニッシュ部材20の下部固定部25の第2壁部25bに被せされた状態で、第1の係止片63は、当該クリップ60が下部固定部25の第2壁部25bから脱落するのを防止するように第2壁部25bに形成された貫通口26の内周縁に引っかかって係止されるようになっており、また、第2の係止片65は、車体6に形成された貫通孔6aへの挿入を許容するとともに挿入された状態から挿入方向逆側への移動を防止するようになっている。
The structure of the
次に、本実施形態のカーテンエアバッグ装置10の取付工程を説明する。
Next, the attachment process of the
まず、図4に示すようにエアバッグ11、ガーニッシュ部材20、第1のブラケット30、第2のブラケット40、カバー部材50およびクリップ60を組み合わせてモジュール化する。
First, as shown in FIG. 4, the
次に、このようにモジュール化したカーテンエアバッグ装置10を、図3に示すように車体6に取り付ける。車体6に取り付ける際には、第1のブラケット30を車体6にネジ止めするとともにガーニッシュ部材20の下部固定部25をクリップ60を介して固定することで、カーテンエアバッグ装置10の上端側および下端側が車体6に固定されて、カーテンエアバッグ装置10の取り付けが完了する。
Next, the
なお、カーテンエアバック装置10の下端側の固定の際には、まずガーニッシュ部材20の下部固定部25を、ティアライン27に沿ってカバー部21に対して略90度折り曲げて、その状態で、クリップ60が被せられた下部固定部25の第2壁部25bを、車体6の貫通孔6aに挿入していく。車体6の貫通孔6aに対してクリップ60が挿入されていき、最終的にクリップ60の第2の係止片65が車体6の貫通孔6aを通り抜けると、当該第2の係止片65が車体6の貫通孔6aの周縁に係合し、クリップ60が挿入方向逆側へ移動することが阻止され、カーテンエアバッグ装置10の下端側が車体6に固定されることとなる。
When fixing the lower end side of the
次に本実施形態のカーテンエアバッグ装置10の作用を説明する。
Next, the operation of the
側面衝突を起こすと、カーテンエアバッグ装置10のインフレータ13が作動し、エアバッグ11が膨張する。エアバッグ11が膨張すると、その膨張力でガーニッシュ部材20がティアライン27に沿って破断し、ガーニッシュ部材20のカバー部21が上部固定部23側のU字状取付片43を回動中心として扉状に開く(図3中の仮想線を参照)。これにより、ガーニッシュ部材20の破断部分の隙間から、当該膨張するエアバッグ11が車室内側へ展開する(図2参照)。
When a side collision occurs, the
このとき、カバー部21を扉状に回動させるのに必要な力は、ティアライン27を破断させるために必要な力となるため、カバー部21の下端側の下部固定部25をしっかり確実に固定しておいても、従来構造(例えば特許文献1)に比べ比較的小さな力でカバー部21が扉状に開動するので、エアバッグの展開完了時間が短くなる。
At this time, the force necessary to rotate the
また、ガーニッシュ部材20のカバー部21の回動中心は、U字状取付片43であるため、ガーニッシュ部材20のカバー部21の扉開ストロークが大きくなるため(つまり破断部位に生じる隙間が大きくなるため)、エアバッグ11がスムーズに車室内に展開され、さらにエアバッグ11の展開完了時間が短縮されることとなる。
Moreover, since the rotation center of the
次に本実施形態の効果を列挙する。 Next, the effects of this embodiment will be listed.
(1)本実施形態では、ドア開口周縁のルーフサイドレール5に車室内側から取付固定されるカーテンエアバッグ装置用のガーニッシュ部材10は、エアバッグ11を車室内側から覆うカバー部21と、カバー部21の上端近傍に設けられ車体6に固定される上部固定部23と、カバー部21の下端近傍に設けられ車体6に固定される下部固定部25と、カバー部21と下部固定部25との境界近傍に形成されたティアライン27と、を備えて構成され、車両衝突時にエアバッグ11が膨張するとティアライン27に沿って破断することでカバー部21が上部固定部23側を回動中心として扉状に開き、当該膨張するエアバッグを車室内側へ展開させること許容するものである。
(1) In the present embodiment, the
そのため、ガーニッシュ部材20の上端側および下端側がそれぞれ車体6に固定されているため、ガーニッシュ部材20の取付安定性が確保される。また、エアバッグ展開時には、ガーニッシュ部材20のカバー部21と下部固定部25との境界近傍に形成されたティアライン27が破断することで、ガーニッシュ部材20のカバー部21が上部固定部23側を回動中心として扉状に開くこととなる。そのため、カバー部21を扉状に回動させるのに必要な力がティアライン27を破断させるために必要な力となり、カバー部21の下端側の下部固定部25をしっかり確実に固定しておいても、従来構造(例えば特許文献1)に比べ比較的小さな力でカバー部21を扉状に開動させることができ、エアバッグの展開完了時間をが短縮できる。
Therefore, since the upper end side and the lower end side of the
つまり、本実施形態によれば、ガーニッシュ部材20の取付安定性を確保しつつもエアバッグ11の展開完了時間を短縮できる。
That is, according to the present embodiment, the deployment completion time of the
(2)また本実施形態では、ガーニッシュ部材20は、上部固定部23が、下方に開のU字状断面の取付片42を介して、車体6に固定されている。そのため、ガーニッシュ部材20のカバー部21の扉開ストロークを大きくすることができ、破断部位に生じる隙間が大きくなる。そのため、エアバッグ11がスムーズに車室内に展開されていくこととなり、さらにエアバッグ11の展開完了時間を短縮できる。
(2) Moreover, in this embodiment, the upper
(3)また本実施形態では、下部固定部25は、固定金具60を介して車体6に固定されている。そのため、ガーニッシュ部材20の下部固定部25の取付安定性がより向上する。
(3) In the present embodiment, the
(4)また実施形態では、固定金具60は、ガーニッシュ部材20の下部固定部25に被せされた状態で車体6に形成された貫通孔6aに挿入されることで、下部固定部25が車体6の貫通孔6aから脱出するのを防止するクリップ60として構成されている。そのため、下部固定部25の車体6への取付作業が簡素化する。
(4) In the embodiment, the fixing
本発明は上述の実施形態のみに限定解釈されるべきではなく、本発明の技術的思想の範囲内でその他の種々の変更が可能である。 The present invention should not be construed as limited to the above-described embodiments, and various other modifications can be made within the scope of the technical idea of the present invention.
6…ルーフサイドレールのインナーパネル(車体)
10…カーテンエアバッグ装置
11…エアバッグ
13…インフレータ
20…ガーニッシュ部材
21…カバー部
23…上部固定部
25…下部固定部
27…ティアライン
30…第1のブラケット
40…第2のブラケット
41…板状本体部
43…U字状取付片
60…クリップ(固定金具)
6 ... Roof side rail inner panel (vehicle body)
DESCRIPTION OF
Claims (4)
エアバッグと、衝突時にガスを噴射して前記エアバッグを膨張させるインフレータと、折り畳んだエアバッグを車室内側から覆うガーニッシュ部材と、を備え、
前記ガーニッシュ部材は、前記エアバッグを車室内側から覆うカバー部と、前記カバー部の上端近傍に設けられ車体に固定される上部固定部と、前記カバー部の下端近傍に設けられ車体に固定される下部固定部と、前記カバー部と前記下部固定部との境界近傍に形成されたティアラインと、を備えて構成され、車両衝突時にエアバッグが膨張すると前記ティアラインに沿って破断することで前記カバー部が前記上部固定部側を回動中心として扉状に開くことを特徴とする車両用カーテンエアバッグ装置。 A curtain airbag device for a vehicle that is attached and fixed to the door opening periphery from the vehicle interior side,
An airbag, an inflator that inflates the airbag by injecting gas at the time of a collision, and a garnish member that covers the folded airbag from the vehicle interior side,
The garnish member includes a cover portion that covers the airbag from the vehicle interior side, an upper fixing portion that is provided near the upper end of the cover portion and is fixed to the vehicle body, and is provided near the lower end of the cover portion and is fixed to the vehicle body. A lower fixing portion, and a tear line formed near the boundary between the cover portion and the lower fixing portion, and when the airbag is inflated at the time of a vehicle collision, it breaks along the tear line. A curtain airbag device for a vehicle, wherein the cover portion opens in a door shape with the upper fixed portion side as a rotation center.
前記ガーニッシュ部材は、上部固定部が、下方に開のU字状断面の取付片を介して、車体に固定されていることを特徴とする車両用カーテンエアバッグ装置。 The vehicle curtain airbag device according to claim 1,
A curtain airbag device for a vehicle, wherein the garnish member has an upper fixing portion fixed to a vehicle body via a mounting piece having a U-shaped cross section opened downward.
前記下部固定部は、固定金具を介して車体に固定されることを特徴とする車両用カーテンエアバッグ装置。 The vehicle curtain airbag device according to claim 1 or 2,
The lower curtain fixing part is fixed to the vehicle body via a fixing bracket.
折り畳まれたエアバッグを車室内側から覆うカバー部と、前記カバー部の上端近傍に設けられ車体に固定される上部固定部と、前記カバー部の下端近傍に設けられ車体に固定される下部固定部と、前記カバー部と前記下部固定部との境界近傍に形成されたティアラインと、を備えて構成され、車両衝突時にエアバッグが膨張すると前記ティアラインに沿って破断することで前記カバー部が前記上部固定部側を回動中心として扉状に開くことを特徴とする車両用カーテンエアバッグ装置用のガーニッシュ部材。 A garnish member for a curtain airbag device that is attached and fixed to the door opening periphery from the vehicle interior side,
A cover portion for covering the folded airbag from the vehicle interior side, an upper fixing portion provided near the upper end of the cover portion and fixed to the vehicle body, and a lower fixing provided near the lower end of the cover portion and fixed to the vehicle body And a tear line formed in the vicinity of the boundary between the cover part and the lower fixing part, and the cover part by breaking along the tear line when an airbag is inflated at the time of a vehicle collision A garnish member for a curtain airbag device for a vehicle, wherein the garnish member opens in a door shape with the upper fixed portion side as a rotation center.
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