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JP2008236652A - 光通信システムおよびノード装置およびサービスクラス設定方法 - Google Patents

光通信システムおよびノード装置およびサービスクラス設定方法 Download PDF

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JP2008236652A JP2007076906A JP2007076906A JP2008236652A JP 2008236652 A JP2008236652 A JP 2008236652A JP 2007076906 A JP2007076906 A JP 2007076906A JP 2007076906 A JP2007076906 A JP 2007076906A JP 2008236652 A JP2008236652 A JP 2008236652A
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Abstract

【課題】異なるパケットリングを経由するパケットフローに対し、異なるパケットリングで一貫したサービスクラスを適用する。
【解決手段】他パケットリングから到着したパケットに付加されたリング間ヘッダ情報に含まれるリング間サービスクラスの情報を抽出し、この抽出されたリング間サービスクラスの情報に基づきパケットリング間で設定されるリング間サービスクラスとリング内サービスクラスとの対応関係を記録したテーブルを参照して到着したパケットに設定すべきリング内サービスクラスを決定し、この決定したリング内サービスクラスの情報を含むリング内ヘッダ情報を到着したパケットに付加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IEEE802.17 Resilient Packet Ring(RPR)等のパケットリングネットワークに利用する。特に、サービスクラスの設定技術に関する。
従来、通信キャリアのネットワークは複数のリングを接続したマルチリング構成をとるのが一般的であった。従来、このようなネットワークに最も多く利用されてきたのはSynchronous Digital Hierarchy(SDH)規格に基づくリングである。
SDHは時分割多重の技術であるため、一定の帯域が常に保証されるという利点がある反面、現用経路に障害が発生した場合に、予備経路に迂回するために、常に、本来必要な帯域の2倍を確保しなくてはならないという問題がある。
そこで、IEEE802.17Resilient Packet Ring(RPR)というパケットリング技術がIEEEにおいて規格化された。RPRでは4つのサービスクラスが定義されている。クラスA0およびA1では帯域が保証されるが、クラスCは帯域が保証されないベストエフォートのサービスクラスである。クラスBではCommitted Information Rate(CIR)とExcess Information Rate(EIR)という2つの帯域が定義され、最大ではEIRのトラフィックを流すことができるが、そのうち帯域が保証されるのはCIRまでである。
CIRを超えた分のトラフィックはベストエフォートとして扱われる。RPRではベストエフォートのトラフィックに対しては予備の帯域を常に確保しておく必要が無いので、SDHよりも帯域の利用効率を高くできるという利点がある。
再特WO2004/095779号公報 再特WO2005/027427号公報 特開2003−229876号公報
上述したRPRでは、複数のリングを経由するトラフィックがあった場合に、複数のリングで一貫したサービスクラスを適用することができないという課題がある。以下、図1を用いてこの課題を説明する。図1は光通信ネットワークの構成例を示す図である。
図1において、パケットリング2−A内のノード装置1−aのトリビュタリポート3−aから入力され、パケットリング2−B内のノード装置1−jのトリビュタリポート3−jから出力されるある一群のトラフィック(以下、パケットフロー)を考える。
このパケットフローを構成する各パケットには、ノード装置1−aにおけるリング内ヘッダとしてRPRMACヘッダが付加される。このとき、ヘッダ中のService Class(SC)フィールドで、このパケットフローに適用されるサービスクラスが、何らかのポリシーに基づいて指定される。
このパケットフローはノード装置1−dおよび1−eを経て結合ノード装置6−aにより受信され、ここでRPRMACヘッダが削除され、結合ノード装置6−bに転送される。結合ノード装置6−bはパケットリング2−B内でノード装置1−jにパケットフローを転送するため、新しいRPRMACヘッダを付加する。
ところがこのとき、結合ノード装置6−bはこのパケットフローを他のパケットフロー、例えば、ノード装置1−cから結合ノード装置6−aを経て転送されたパケットフローと区別することができないし、パケットリング2−Aにおいて、このパケットフローにどのサービスクラスが適用されたかを知ることもできない。したがって、パケットリング2−Bにおいて、このパケットフローにはパケットリング2−Aで適用されたのとは無関係なサービスクラスが適用されることになる。
このように、あるパケットフローが複数のパケットリングを経由して転送される場合に、従来は、第1のパケットリングの入口ノード装置がリング内MACのサービスクラスを設定しても、そのパケットリングの出口ノード装置においてリング内MACヘッダが削除されるため、第2のパケットリング以降では、サービスクラスが第1のパケットリングで設定されたサービスクラスと無関係に設定されてしまう。あるいは、サービスクラスを手動で設定しなくてはならないという問題がある。
本発明は、このような背景の下に行われたものであって、異なるパケットリングを経由するパケットフローに対し、異なるパケットリングで一貫したサービスクラスを適用することができる光通信システムおよびノード装置およびサービスクラス設定方法を提供することを目的とする。
本発明は、パケットを送受信する複数のノード装置が互いに第一の双方向伝送路を介してリング状に接続されたパケットリングを複数備え、いずれか2つの前記パケットリング相互間は、1つまたは複数の第二の双方向伝送路を介して相互に接続され、この第二の双方向伝送路の各々は、それぞれの前記パケットリング内のいずれか一つの前記ノード装置に接続された光通信システムである。
ここで、本発明の特徴とするところは、前記パケットリング間で設定されるリング間サービスクラスと前記パケットリング内で設定されるリング内サービスクラスとの対応関係が記録されたテーブルを備え、前記パケットリング内を伝送するパケットは、リング内ヘッダ情報として前記リング内サービスクラスの情報を含み、リング間ヘッダ情報として前記テーブルに基づいて決定された前記リング内サービスクラスに対応する前記リング間サービスクラスの情報を含み、このパケットが前記パケットリング間を転送するときには、前記リング内ヘッダ情報が削除され、他パケットリングから到着したパケットに付加された前記リング間ヘッダ情報に含まれる前記リング間サービスクラスの情報を抽出する手段と、この抽出する手段により抽出された前記リング間サービスクラスの情報に基づき前記テーブルを参照して前記到着したパケットに設定すべき前記リング内サービスクラスを決定する手段と、この決定する手段により決定した前記リング内サービスクラスの情報を含むリング内ヘッダ情報を前記到着したパケットに付加する手段とを備えたところにある。
このように、本発明では、第1のパケットリングの入口ノード装置において、リング内ヘッダに加えてリング間ヘッダを付加し、このリング間ヘッダにもサービスクラスを設定する。あるパケットリングから他のパケットリングにはパケットを転送する際には、リング内ヘッダは削除するがリング間ヘッダは削除しない。すなわち、リング間ヘッダでサービスクラスを引き継ぐことにより、全てのパケットリングで一貫したサービスクラスを設定することができる。
また、前記テーブルは、同一の前記パケットリング間サービスクラスに対応する前記パケットリング内サービスクラスがパケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成することができる。
すなわち、より多くのパケットリングを経由するパケットほど廃棄率がより高くなるが、これによれば、より多くのパケットリングを経由するパケットほどより高いサービスクラスを設定することができるため、転送経路の長短に関わらずパケットの廃棄率を一定に調整することができる。
あるいは、転送先となる前記パケットリング内の輻輳の有無を検出する輻輳検出手段と、この輻輳検出手段が輻輳を検出しているときには、パケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成されたテーブルを用い、前記輻輳検出手段が輻輳を検出していないときには、パケットの転送元および転送先の前記パケットリング内で同一内容のテーブルを用いる手段とを備えることもできる。
これによれば、パケットの転送先のパケットリング内で輻輳が検出された場合に限定し、パケットの転送元のパケットリング内と比較してパケットの転送先となるパケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるようにすることができるため、必要以上に優位なサービスクラスの付加を回避することができる。これにより、帯域の利用効率を向上させることができる。
また、パケットリング間を転送されるパケットに、複数の前記リング間ヘッダ情報を、そのヘッダ情報が有効となる区間を指定して付加する手段を備えることができる。
これによれば、所定の区間を指定してその区間内だけで有効となるサービスクラス設定を行うことができる。
本発明をノード装置としての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、本発明の光通信システムに適用されるノード装置であって、本発明の特徴とするところは、他パケットリングから到着したパケットに付加された前記リング間ヘッダ情報に含まれる前記リング間サービスクラスの情報を抽出する手段と、この抽出する手段により抽出された前記リング間サービスクラスの情報に基づき前記テーブルを参照して前記到着したパケットに設定すべき前記リング内サービスクラスを決定する手段と、この決定する手段により決定した前記リング内サービスクラスの情報を含むリング内ヘッダ情報を前記到着したパケットに付加する手段とを備えたところにある。
また、前記テーブルは、同一の前記パケットリング間サービスクラスに対応する前記パケットリング内サービスクラスがパケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成することができる。
あるいは、転送先となる前記パケットリング内の輻輳の有無を検出する輻輳検出手段と、この輻輳検出手段が輻輳を検出しているときには、パケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成されたテーブルを用い、前記輻輳検出手段が輻輳を検出していないときには、パケットの転送元および転送先の前記パケットリング内で同一内容のテーブルを用いる手段とを備えることもできる。
また、パケットリング間を転送されるパケットに、複数の前記リング間ヘッダ情報を、そのヘッダ情報が有効となる区間を指定して付加する手段を備えることができる。
本発明を光通信ネットワークとしての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、本発明の光通信システムを含む光通信ネットワークである。
本発明をサービスクラス設定方法としての観点から観ることもできる。すなわち、本発明は、本発明のノード装置が実行するサービスクラス設定方法であって、本発明の特徴とするところは、他パケットリングから到着したパケットに付加された前記リング間ヘッダ情報に含まれる前記リング間サービスクラスの情報を抽出するステップと、この抽出するステップにより抽出された前記リング間サービスクラスの情報に基づき前記テーブルを参照して前記到着したパケットに設定すべき前記リング内サービスクラスを決定するステップと、この決定するステップにより決定した前記リング内サービスクラスの情報を含むリング内ヘッダ情報を前記到着したパケットに付加するステップとを実行するところにある。
また、前記テーブルは、同一の前記パケットリング間サービスクラスに対応する前記パケットリング内サービスクラスがパケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成することができる。
あるいは、転送先となる前記パケットリング内の輻輳の有無を検出し、輻輳を検出しているときには、パケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成されたテーブルを用い、輻輳を検出していないときには、パケットの転送元および転送先の前記パケットリング内で同一内容のテーブルを用いることもできる。
また、パケットリング間を転送されるパケットに、複数の前記リング間ヘッダ情報を、そのヘッダ情報が有効となる区間を指定して付加することができる。
本発明を汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本発明のノード装置の機能に相応する機能を実現させるプログラムまたは本発明のサービスクラス設定方法の手順に相応する手順を実行させるプログラムとしての観点から観ることもできる。
本発明のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記汎用の情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本発明のノード装置の機能に相応する機能を実現し、本発明のサービスクラス設定方法の手順に相応する手順を実行させることができる。
なお、本発明のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
本発明によれば、複数のパケットリングを経由するパケットが、いずれのパケットリングにおいても所定のサービスクラスの適用を受けることができるため、複数のパケットリングを経由した場合でも所定のサービス品質を保ちながらパケット転送を行うことができる。
(第一実施例)
本発明の第一実施例の光通信ネットワークを図1ないし図7を参照して説明する。図1に示す光通信ネットワークは、2つのパケットリング2−Aおよび2−Bからなる。各パケットリング2−Aおよび2−Bには、それぞれ5つのノード装置1−a〜1−eおよび1−f〜1−jと1つの結合ノード装置6−aおよび6−bが含まれ、各ノード装置1−a〜1−eおよび1−f〜1−jと結合ノード装置6−aおよび6−bとは時計回りのリングレット4−0と反時計回りのリングレット4−1とにより接続されている。
結合ノード装置6−aおよび6−bは、双方向のリング間リンク5により接続されている。また、ノード装置1−a〜1−jは双方向のトリビュタリポート3−a〜3−jをそれぞれ備え、ここからパケットをリング内に送信(add)したり、リング外から受信(drop)したりする。
図3にノード装置1−a〜1−jの構成を示す。図3を用いて、まず、パケットをaddする動作を説明する。トリビュタリポート3から入力されたクライアント信号(Ethernetパケット、IPパケット等)は、EthernetMACヘッダ付加部21とRPRMACヘッダ付加部22により図2に示すようなRPRパケットに変換される。
ここでは、RPRMACヘッダ12がリング内ヘッダであり、EthernetMACヘッダ11がリング間ヘッダである。また、リング間サービスクラスをリング間MACのサービスクラスと呼び、リング内サービスクラスをリング内MACのサービスクラスと呼ぶ。
図2において、EthernetMACヘッダ11は、EthernetMACヘッダ付加部21で付加されるもので、リング間MACヘッダとして用いられる。RPRMACヘッダ12はRPRMACヘッダ付加部22で付加されるもので、リング内MACヘッダとして用いられる。パケット10はクライアント信号のパケットである。
EthernetMACヘッダ11には送信元EthernetMACアドレス、宛先EthernetMACアドレス、サービスクラス(以下、EthernetCoS)等の情報が含まれ、RPRMACヘッダ12には送信元RPRMACアドレス、宛先RPRMACアドレス、サービスクラス(以下、RPRSC)等の情報が含まれる。
図3に戻ると、RPRMACヘッダ付加部22から出力されたRPRパケットは、スイッチ20において、宛先RPRMACアドレスに応じてリングレット4−0またはリングレット4−1のどちらに送信されるかが決まる。一般的には、宛先までの距離が近い方のリングレットに送信される。
リングレット4−0に送信される場合は光送信器25−1で光信号に変換され、光ファイバ27−2に送出される。リングレット4−1に送信される場合は光送信器25−2で光信号に変換され、光ファイバ27−4に送出される。
次に、パケットをdropする動作を説明する。リングレット4−0から受信されるRPRパケットは、光ファイバ27−1から光受信器26−1に入力され、電気信号に変換されてスイッチ20に入力される。同様に、リングレット4−1から受信されるRPRパケットは、光ファイバ27−3から光受信器26−2に入力され、電気信号に変換されてスイッチ20に入力される。スイッチ20において、RPRパケットの宛先RPRMACアドレスが、このノード装置のアドレスである場合には、そのパケットはRPRMACヘッダ削除部23でRPRMACヘッダが削除され、さらにEthernetMACヘッダ削除部24でEthernetMACヘッダが削除され、クライアント信号としてトリビュタリポート3から出力される。
スイッチ20においてdropされなかったRPRパケット、すなわち、宛先RPRMACアドレスがこのノード装置以外のアドレスであった場合には、そのRPRパケットはこのノード装置でaddされるクライアント信号とパケット多重されて、再びリングレット4−0または4−1に送出される。
すなわち、リングレット4−0から受信されたRPRパケットは光送信器25−1から再びリングレット4−0(光ファイバ27−2)に送出され、また、リングレット4−1から受信されたRPRパケットは光送信器25−2から再びリングレット4−1(光ファイバ27−4)に送出される。
図4に結合ノード装置6の構成を示す。結合ノード装置6の構成および動作はノード装置1の構成および動作とほとんど同じであるが、EthernetMACヘッダ付加部21およびEthernetMACヘッダ削除部24が無いことと、トリビュタリポート3の代わりにリング間リンク5に接続されていることが異なる。
結合ノード装置6では、スイッチ20において、RPRMACアドレスが、同じパケットリング2に属するノード装置1または結合ノード装置6のアドレス以外である場合に、そのRPRパケットがdropされる。dropされるパケットはRPRMACヘッダ削除部23においてRPRMACヘッダが削除され、EthernetMACパケットとしてリング間リンク5に送出される。
また、リング間リンク5から受信されたEthernetMACパケットは、RPRMACヘッダ付加部22においてRPRMACヘッダが付加され、スイッチ20に入力される。以後の動作は既に説明したノード装置1の動作と同様である。
本実施例の特徴を強く有するのは、RPRMACヘッダ付加部22であって、この構成を図5に示す。RPRMACヘッダ付加部22は、図5に示すように、他パケットリングから到着したパケット10に付加されたEthernetMACヘッダ11に含まれるリング間MACのサービスクラスの情報を抽出するリング間サービスクラス情報抽出部30と、このリング間サービスクラス情報抽出部30により抽出されたリング間MACのサービスクラスの情報に基づきテーブル32を参照して到着したパケット10に設定すべきリング内MACのサービスクラスを決定するリング内サービスクラス決定部31と、このリング内サービスクラス決定部31により決定したリング内MACのサービスクラスの情報を含むRPRMACヘッダ12を到着したパケット10に付加するリング内ヘッダ付加部33とを備える。なお、ヘッダ処理部34は、本発明とは直接関係の無い一般的なヘッダ処理を行う機能ブロックであり、詳細な説明は省略する。
次に、本実施例の動作を説明する。図1を参照し、ノード装置1−aのトリビュタリポート3−aに入力された音声通信のパケットフローを、ノード装置1−jのトリビュタリポート3−jに転送する場合を考える。ノード装置1−aにおいて、このパケットフローに含まれる全てのパケット10にEthernetMACヘッダ11とRPRMACヘッダ12とが付加される。
EthernetMACヘッダ11の送信元EthernetMACアドレスにはトリビュタリポート3−aのアドレスが設定され、宛先EthernetMACアドレスには、トリビュタリポート3−jのアドレスが設定される。
また、RPRMACヘッダ12の送信元RPRMACアドレスにはノード装置1−aのアドレスが設定され、宛先RPRMACアドレスには結合ノード装置6−aのアドレスが設定される。
このパケットフローは音声信号なので高いサービスクラスで扱う必要があり、EthernetCoSには“0”が設定される。RPRSCはテーブル32の図7の対応表を参照し、EthernetMACヘッダ11のEthernetCoSに基づいて決定される。ここで、EthernetCoSが“0”なので、これに対応する“A0”をRPRSCに設定する。
パケット10はリングレット4−1に送出され、ノード装置1−dおよび1−eを経由して結合ノード装置6−aによりdropされる。RPRSCが“A0”なので、仮に途中で輻輳が発生したとしても、RPRSCが“B”や“C”のパケットより優先して転送される。
結合ノード装置6−aでは、dropしたパケットからRPRMACヘッダ12を削除し、これを結合ノード装置6−bに送信する。結合ノード装置6−bにおいて、パケットには再びRPRMACヘッダ12が付加される。このとき、送信元RPRMACアドレスには結合ノード装置6−bのアドレスが設定され、宛先RPRMACアドレスにはノード装置1−jのアドレスが設定される。ここでもRPRSCはテーブル32の図7の対応表を参照し、EthernetMACヘッダ11のEthernetCoSに基づいて決定される。
ここではEthernetCoSが“0”なので、これに対応する“A0”をRPRSCに設定する。パケット10はリングレット4−1に送出され、ノード装置1−hおよび1−iを経由してノード装置1−jによりdropされる。ここでもRPRSCが“A0”なので、仮に途中で輻輳が発生したとしても、RPRSCが“B”や“C”のパケットより優先して転送される。ノード装置1−jでは、dropしたパケットからRPRMACヘッダ12とEthernetMACヘッダ11とを削除し、トリビュタリポート3−jに出力する。
以上の動作をRPRMACヘッダ付加部22の動作の観点から図6のフローチャートに示す。RPRMACヘッダ付加部22に、他パケットリングからパケット10が到着すると(S1)、リング間サービスクラス情報抽出部30によりパケット10のEthernetMACヘッダ11からリング間MACのサービスクラス情報を抽出する(S2)。続いて、リング内サービスクラス決定部31はテーブル32を参照し(S3)、リング内MACのサービスクラスを決定する(S4)。テーブル32の対応表は図7のとおりである。ヘッダ処理部34が一般的な他のヘッダ処理が完了したら(S5)、リング内ヘッダ付加部33は、決定したリング内MACのサービスクラスの情報を含むRPRMACヘッダ12をパケット10に付加する(S6)。
(第二実施例)
本発明の第二実施例は、構成は第一実施例と全く同じ光通信ネットワークであるが、結合ノード装置6−aまたは6−bのRPRMACヘッダ付加部22においてリング内サービスクラス決定部31がRPRSCを決定する方法が異なっている。第一実施例と同じく、ノード装置1−aのトリビュタリポート3−aに入力された音声通信のパケットフローを、ノード装置1−jのトリビュタリポート3−jに転送する場合を考えると、結合ノード装置6−bのRPRMACヘッダ付加部22においてRPRMACヘッダ12を付加する際に、RPRSCはテーブル32の図8の対応表に基づいて決定される。図8の対応表では、図7の対応表と比べて、同じEthernetCoSに対応するRPRSCが1クラスずつ高くなっている。
したがって、例えば、パケットリング2−A内でRPRSCとしてクラスBが適用されたパケットフローには、パケットリング2−B内ではクラスA1が適用される。一般に、パケットの廃棄率は、多くのパケットリングを経由するほど高くなる。例えば、クラスBでノード装置1−aからノード装置1−jに転送されたパケットは、同じクラスBでノード装置1−hからノード装置1−jに転送されたパケットよりも廃棄される可能性が高い。本実施例では2つ目のパケットリングにおいて、1つ目のパケットリングよりも高いサービスクラスを適用することにより、この問題を緩和することができる。
(第三実施例)
本発明の第三実施例は、構成は第一および第二実施例と全く同じ光通信ネットワークであるが、結合ノード装置6−aまたは6−bにおいてRPRSCを決定する方法が異なっている。第一、第二実施例と同じく、ノード装置1−aのトリビュタリポート3−aに入力された音声通信のパケットフローを、ノード装置1−jのトリビュタリポート3−jに転送する場合を考える。
結合ノード装置6−bにおいてRPRMACヘッダ12を付加する際に、パケットリング2−B内で輻輳が発生していない場合は、RPRSCはテーブル32の図7の対応表に基づいて決定される。一方、パケットリング2−B内で輻輳が発生している場合は、RPRSCはテーブル32の図8の対応表に基づいて決定される。RPRでは、あるノード装置がパケットリング内で輻輳を検出すると、フェアネス通知フレームを用いて他のノード装置に通知する。したがって、フェアネス通知フレームをモニタして解析することにより、パケットリング内で輻輳が生じているかどうかを検出することができる。
この輻輳を検出する手段は、例えば、RPRMACヘッダ削除部23に設けておき、RPRMACヘッダを削除する際に、その中のフェアネス通知フレームをモニタすることにより実現できる。輻輳の検出結果は、RPRMACヘッダ付加部22内のリング内サービスクラス決定部31に通知される。
このように、パケットリング内の輻輳状態を加味してリング内サービスクラス決定部31により適用するサービスクラスを決定することにより、帯域の利用効率を高めることができる。
第二実施例では2つめ以降のパケットリングで1つめのパケットリングより高いサービスクラスを適用することにより、経由するリングの数が多いほどパケット廃棄率が高くなるという問題を緩和した。しかしその反面、2つめ以降のパケットリングでは高いサービスクラスが適用される割合が高くなり、その分帯域の利用効率が下がる。
本実施例ではパケットリング内に輻輳が発生した場合のみ図8の対応表に従って高いサービスクラスを適用することにより、輻輳が発生していない場合の帯域利用効率を高めることができる。
(第四実施例)
本発明の第四実施例の光通信ネットワークを、図9を参照して説明する。図9に示す光通信ネットワークは、4つのパケットリング2−A、2−B、2−C、2−Dからなる。パケットリング2−Bと2−Cを含む領域を領域7とする。
ノード装置1−aのトリビュタリポート3−aから入力されたパケットフローを、ノード装置1−rのトリビュタリポート3−rに転送する場合を考えると、ノード装置1−aにおいて、このパケットフローにはEthernetMACヘッダ11とRPRMACヘッダ12とが付加される。このときのEthernetCoSは“4”、RPRSCはテーブル32の図7の対応表に従って“B”とする。
第一から第三の実施例と同様に、パケットフローは結合ノード装置6−aに送られ、ここでRPRMACヘッダ12が削除される。パケットフローは更に結合ノード装置6−bに送られる。
本実施例の特徴として、領域7の中では領域7の外とは異なるサービスクラスを適用する。このため、領域7の中のパケットには第二のEthernetMACヘッダ13を付加し、そのEthernetCoSを既存の第一のEthernetMACヘッダとは独立に設定する。このときのパケット構成を図10に示す。
例えば、領域7内ではEthernetCoSとして常に“0”を適用したいとする。このとき、領域7の入り口である結合ノード装置6−bにおいて、各パケットには第二のEthernetMACヘッダ13が付加され、EthernetCoSは“0”に設定される。このパケットにはさらにRPRMACヘッダ12が付加されるが、ここでRPRSCを決めるためには、第二のEthernetMACヘッダ13のEthernetCoSが参照され、図7の対応表に従って、RPRSCは“A0”と決定される。
結合ノード装置6−cにおいてRPRMACヘッダ12は削除されるが、結合ノード装置6−dにおいてRPRMACヘッダを付加する際には再び第二のEthernetMACヘッダ13のEthernetCoSが参照され、図7の対応表に従って、RPRSCは“A0”と決定される。パケットフローが領域7の出口である結合ノード装置6−eに転送されると、ここでRPRMACヘッダ12が削除されるとともに、第二のEthernetMACヘッダ13も削除される。
結合ノード装置6−fにおいてRPRMACヘッダを付加する際には、第1のEthernetMACヘッダ11のEthernetCoSが参照され、図7の対応表においてEthernetCoSの値“4”に対応するRPRSCとして“B”が決定される。
以上のように、複数のEthernetMACヘッダをスタックしその有効となる区間を指定する手段を設けることにより、ある特定の領域でのみ特別なサービスクラスを適用するといった、階層的なサービスクラスの設定を行うことができる。この手段は、例えば、EthernetMACヘッダ付加部21内に設けられ、ユーザからのサービスクラスの設定およびその区間指定に関する情報を受け付ける機能を有する。
第一ないし第四実施例では、パケットリング間は1つのリング間リンクで接続されるとしたが、本発明はリング間リンクが複数ある光通信ネットワークにも適用することができる。
第一ないし第四実施例ではパケットリング間はリング間リンク5により直接結合したが、パケットリング間がEthernetネットワークであっても全く同様に動作する。
(プログラムの実施例)
汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、本実施例のノード装置1−a〜1−jまたは結合ノード装置6−a、6−bの機能に相応する機能を実現させるプログラムの実施例を説明する。
本実施例のプログラムは記録媒体に記録されることにより、前記汎用の情報処理装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記汎用の情報処理装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
これにより、汎用の情報処理装置を用いて、本実施例のノード装置1−a〜1−jまたは結合ノード装置6−a、6−bの機能に相応する機能を実現することができる。
なお、本実施例のプログラムは、汎用の情報処理装置によって直接実行可能なものだけでなく、ハードディスクなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
本発明によれば、複数のパケットリングを経由するパケット転送において、複数のパケットリングを経由した場合でも所定のサービス品質を保ながらパケット転送を行うことに利用できる。
光通信ネットワークの構成例を示す図。 RPRパケットの構成図。 ノード装置の構成図。 結合ノード装置の構成図。 RPRMACヘッダ付加部の構成図。 RPRMACヘッダ付加部の動作を示すフローチャート。 第一実施例におけるテーブルの対応表の一例を示す図。 第二実施例におけるテーブルの対応表の一例を示す図。 第四実施例における光通信ネットワークの構成図。 第四実施例におけるRPRパケットの構成図。
符号の説明
1−a〜1−r ノード装置
2−A〜2−D パケットリング
3−a〜3−r トリビュタリポート
4−0、4−1 リングレット
5 リング間リンク
6−a〜6−f 結合ノード装置
7 領域
10 パケット
11 EthernetMACヘッダ
12 RPRMACヘッダ
13 第二のEthernetMACヘッダ
20 スイッチ
21 EthernetMACヘッダ付加部
22 RPRMACヘッダ付加部
23 RPRMACヘッダ削除部
24 EthernetMACヘッダ削除部
25−1、25−2 光送信器
26−1、26−2 光受信器
27−1〜27−4 光ファイバ
30 リング間サービスクラス情報抽出部
31 リング内サービスクラス決定部
32 テーブル
33 リング内ヘッダ付加部
34 ヘッダ処理部

Claims (15)

  1. パケットを送受信する複数のノード装置が互いに第一の双方向伝送路を介してリング状に接続されたパケットリングを複数備え、いずれか2つの前記パケットリング相互間は、1つまたは複数の第二の双方向伝送路を介して相互に接続され、この第二の双方向伝送路の各々は、それぞれの前記パケットリング内のいずれか一つの前記ノード装置に接続された光通信システムにおいて、
    前記パケットリング間で設定されるリング間サービスクラスと前記パケットリング内で設定されるリング内サービスクラスとの対応関係が記録されたテーブルを備え、
    前記パケットリング内を伝送するパケットは、リング内ヘッダ情報として前記リング内サービスクラスの情報を含み、リング間ヘッダ情報として前記テーブルに基づいて決定された前記リング内サービスクラスに対応する前記リング間サービスクラスの情報を含み、このパケットが前記パケットリング間を転送するときには、前記リング内ヘッダ情報が削除され、
    他パケットリングから到着したパケットに付加された前記リング間ヘッダ情報に含まれる前記リング間サービスクラスの情報を抽出する手段と、
    この抽出する手段により抽出された前記リング間サービスクラスの情報に基づき前記テーブルを参照して前記到着したパケットに設定すべき前記リング内サービスクラスを決定する手段と、
    この決定する手段により決定した前記リング内サービスクラスの情報を含むリング内ヘッダ情報を前記到着したパケットに付加する手段と
    を備えたことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記テーブルは、同一の前記パケットリング間サービスクラスに対応する前記パケットリング内サービスクラスがパケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成された請求項1記載の光通信システム。
  3. 転送先となる前記パケットリング内の輻輳の有無を検出する輻輳検出手段と、
    この輻輳検出手段が輻輳を検出しているときには、パケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成されたテーブルを用い、前記輻輳検出手段が輻輳を検出していないときには、パケットの転送元および転送先の前記パケットリング内で同一内容のテーブルを用いる手段と
    を備えた請求項1記載の光通信システム。
  4. パケットリング間を転送されるパケットに、複数の前記リング間ヘッダ情報を、そのヘッダ情報が有効となる区間を指定して付加する手段を備えた請求項1ないし3のいずれかに記載の光通信システム。
  5. パケットを送受信する複数のノード装置が互いに第一の双方向伝送路を介してリング状に接続されたパケットリングを複数備え、いずれか2つの前記パケットリング相互間は、1つまたは複数の第二の双方向伝送路を介して相互に接続され、この第二の双方向伝送路の各々は、それぞれの前記パケットリング内のいずれか一つの前記ノード装置に接続された光通信システムに適用される前記ノード装置において、
    前記パケットリング間で設定されるリング間サービスクラスと前記パケットリング内で設定されるリング内サービスクラスとの対応関係が記録されたテーブルを備え、
    前記パケットリング内を伝送するパケットは、リング内ヘッダ情報として前記リング内サービスクラスの情報を含み、リング間ヘッダ情報として前記テーブルに基づいて決定された前記リング内サービスクラスに対応する前記リング間サービスクラスの情報を含み、このパケットが前記パケットリング間を転送するときには、前記リング内ヘッダ情報が削除され、
    他パケットリングから到着したパケットに付加された前記リング間ヘッダ情報に含まれる前記リング間サービスクラスの情報を抽出する手段と、
    この抽出する手段により抽出された前記リング間サービスクラスの情報に基づき前記テーブルを参照して前記到着したパケットに設定すべき前記リング内サービスクラスを決定する手段と、
    この決定する手段により決定した前記リング内サービスクラスの情報を含むリング内ヘッダ情報を前記到着したパケットに付加する手段と
    を備えたことを特徴とするノード装置。
  6. 前記テーブルは、同一の前記パケットリング間サービスクラスに対応する前記パケットリング内サービスクラスがパケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成された請求項5記載のノード装置。
  7. 転送先となる前記パケットリング内の輻輳の有無を検出する輻輳検出手段と、
    この輻輳検出手段が輻輳を検出しているときには、パケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成されたテーブルを用い、前記輻輳検出手段が輻輳を検出していないときには、パケットの転送元および転送先の前記パケットリング内で同一内容のテーブルを用いる手段と
    を備えた請求項5記載のノード装置。
  8. パケットリング間を転送されるパケットに、複数の前記リング間ヘッダ情報を、そのヘッダ情報が有効となる区間を指定して付加する手段を備えた請求項5ないし7のいずれかに記載のノード装置。
  9. 請求項1ないし4記載の光通信システムを含む光通信ネットワーク。
  10. 汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、請求項5ないし8のいずれかに記載のノード装置の機能に相応する機能を実現させるプログラム。
  11. パケットを送受信する複数のノード装置が互いに第一の双方向伝送路を介してリング状に接続されたパケットリングを複数備え、いずれか2つの前記パケットリング相互間は、1つまたは複数の第二の双方向伝送路を介して相互に接続され、この第二の双方向伝送路の各々、それぞれの前記パケットリング内のいずれか一つの前記ノード装置に接続された光通信システムに適用される前記ノード装置が実行するサービスクラス設定方法において、
    前記パケットリング内を伝送するパケットは、リング内ヘッダ情報として前記パケットリング内で設定されるリング内サービスクラスの情報を含み、リング間ヘッダ情報として、前記パケットリング間で設定されるリング間サービスクラスと前記リング内サービスクラスとの対応関係を記録したテーブルに基づいて決定された前記リング内サービスクラスに対応する前記リング間サービスクラスの情報を含み、このパケットが前記パケットリング間を転送するときには、前記リング内ヘッダ情報が削除され、
    他パケットリングから到着したパケットに付加された前記リング間ヘッダ情報に含まれる前記リング間サービスクラスの情報を抽出するステップと、
    この抽出するステップにより抽出された前記リング間サービスクラスの情報に基づき前記テーブルを参照して前記到着したパケットに設定すべき前記リング内サービスクラスを決定するステップと、
    この決定するステップにより決定した前記リング内サービスクラスの情報を含むリング内ヘッダ情報を前記到着したパケットに付加するステップと
    を実行することを特徴とするサービスクラス設定方法。
  12. 前記テーブルは、同一の前記パケットリング間サービスクラスに対応する前記パケットリング内サービスクラスがパケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成された請求項11記載のサービスクラス設定方法。
  13. 転送先となる前記パケットリング内の輻輳の有無を検出し、
    輻輳を検出しているときには、パケットの転送元の前記パケットリング内と比較してパケットの転送先となる前記パケットリング内の方がより高いサービスクラスの設定となるように構成されたテーブルを用い、輻輳を検出していないときには、パケットの転送元および転送先の前記パケットリング内で同一内容のテーブルを用いる
    請求項11記載のサービスクラス設定方法。
  14. パケットリング間を転送されるパケットに、複数の前記リング間ヘッダ情報を、そのヘッダ情報が有効となる区間を指定して付加する請求項11ないし13のいずれかに記載のサービスクラス設定方法。
  15. 汎用の情報処理装置にインストールすることにより、その汎用の情報処理装置に、請求項11ないし14のいずれかに記載のサービスクラス設定方法の手順に相応する手順を実行させるプログラム。
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