JP2008233921A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】偏光装置から出射され且つ第1の集光要素(16x)を通った第1及び第2の偏光のうち、第1の偏光(L1)が第1の画素に入射し、第2の偏光(L2)が第2の画素(16y)に入射し、そして、偏光装置から出射され且つ第2の集光要素(16y)を通った第1及び第2の偏光のうち、第1の偏光(L1)が前記第2の画素(16y)に入射し、第2の偏光(L2)が第3の画素(46y)に入射するようにしたことを特徴とする。
【選択図】図80
Description
本発明の目的は、光の利用効率を高くすることのできる表示装置を提供することである。
本発明の他の目的は、種々の配列で配置された画素に対して集光要素が適切な配列で配置された表示装置を提供することである。
本発明の他の目的は、フィルタを用いて、色むらを低減することのできる表示装置を提供することである。
好ましくは、該空間変調子の画素の各色ドット領域の該第1の方向の長さが該色ドット領域の該第1の方向とは直交する方向の長さよりも大きい。
また、好ましい態様として、本発明は、複数の画素を有する空間変調子と、該空間変調子から所定の距離にある平面において該空間変調子の画素と関連する像を形成する手段とを備え、該平面における該像の空間周波数が該空間変調子の画素の空間周波数より小さいことを特徴とする表示装置を提供する。スクリーンをこの平面上に配置することにより、空間変調子により形成される画像をより鮮明に見ることができるようになる。この特徴は上記した最初の特徴とともに使用されることができる。
さらに、本発明による表示装置は、光源と、複数の画素を有する空間変調子と、該空間変調子の画素に対応する集光要素を有する周期構造体とからなり、該空間変調子の各画素が色分離方向に並んだ複数の色ドットを有し、該集光要素の数が該画素の数より多いことを特徴とするものである。
図1は、回折格子を用いた投射型液晶表示装置を概略的に示す図である。表示装置10は光源12と、回折格子14と、集光要素16と、液晶パネル(空間変調子)18と、投射レンズ20と、スクリーン22とからなる。光源12はメタルハライドランプ等の白色光源であって、できるだけ平行な光線を回折格子14の表面に対して斜め方向へ照射する。
図4に示されるように、回折格子14は透明な板材に所定の格子ピッチで凸部と凹部が形成されたものである。しかし、図示の回折格子14以外の回折格子を使用することができることは明らかであろう。例えば、回折格子14は凸部と凹部とを設けたものの代わりに、屈折率分布型のものとすることができる。
図3に示されるように、液晶パネル18は例えば液晶層24が一対の透明な基板26、28で挟持されているTN型液晶パネルからなる。基板26、28はそれぞれ透明な電極30、32と、配向膜34、36とを有する。基板26、28の両側には偏光子38及び検光子40が配置され、回折格子14及びマイクロレンズアレイ16aは偏光子38側に配置される。
図7は液晶パネル18の2つの画素46A、46Bを示している。各画素46A、46Bは図面において第1の方向(図面において水平な方向、以後同じ)に配置された画素電極32R、32G、32Bを含む。一画素領域は画素電極32R、32G、32Bを取り囲む周辺部を含むものとする。ここで、周辺部はハッチングで示された遮光膜(ブラックマトリクス)として形成されている。2つの画素46A、46Bの画素領域を明瞭にするために、遮光膜は互いに逆向きのハッチングで示されている。また、請求の範囲においては、各画素内の画素電極32R、32G、32Bの部分を色ドットと呼び、色ドットの周辺部を含む領域を色ドット領域と呼ぶ。
1画素領域は第1の方向(水平な方向)に細長い長方形である。図において、各画素46A、46Bの第1の方向の長さは2Bであり、第1の方向とは直交する方向の長さはA/2である。もしA=Bであれば、各画素領域の横と縦の長さの比は4対1になる。各画素電極32R、32G、32Bを含む各ドット領域の第1の方向の長さは2B/3であり、各ドット領域の第1の方向とは直交する方向の長さはA/2である。もしA=Bであれば、各ドット領域のの横と縦の長さの比は4対3になる。
図9は図7の2つの画素46A、46Bを1ユニットとして、これらの画素ユニットをデルタ配列したことを示す図である。
図13はこの原理を直視型表示装置にも応用した例を示している。液晶パネル18は複数の色ドット32R、32G、32Bを有する複数の画素46を有し、この液晶パネル18から所定の距離にある平面48において液晶パネル18の画素46と対応する像50を形成するようになっている。この場合、回折格子14を設けてもよく、あるいは色ドット32R、32G、32Bにカラーフィルタを設けてもよい。図示の例では、色ドット32R、32G、32Bにカラーフィルタを設けてある。回折格子14がないので、集光要素16は必要ではない。ただし、集光要素16とは別のレンズを設けることはできる。
図15はデルタ配列の変形例を示している。1画素の色ドット32R、32G、32Bは一列に並んでいず、三角形状のパターンで並んでおり、2つの画素で長方形を形成するようになっている。この配列をモザイク配列と言う。その他の特徴は図13と同様である。平面48(図13参照)における像50はX、X′で示されており、正方配列になる。
次に、図16から図77を参照して画素46と集光要素16との新規な組合せの例について説明する。これらの例は集光要素16が図1及び図2に示されるように回折格子14と一体的に形成されている場合に特に有利である。上記したように、液晶パネル18の各画素46は3つの色ドット32R、32G、32Bを含む。図16から図77においては、色ドット32R、32G、32Bを単にR、G、Bで示してある。
図18は図16に示す正方配列の画素46と図17に示す正方配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。画素46と集光要素16とは一対一で対応する。図19はこのときの集光要素16の特徴を示す。
図27は図25に示す正方配列の画素46と図20に示す正方配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。画素46と集光要素16とは一対一で対応する。
図29は図25に示す正方配列の画素46と図23に示す正方配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。画素46と集光要素16とは一対一で対応する。
光は回折格子14へ斜めに入射され、RGBの光の分離は入射角を含む平面内となる(図4参照)。従って、図25のように色ドットR、G、Bをシフトさせた方が光利用効率を高くすることが可能となる。図25〜図30においては、光は右上斜め45度方向から左下方向に向かって入射させるのに適している。
図34は図31に示す正方配列の画素46と図20に示す正方配列の集光要素16を逆にしたものとを組み合わせた構成を示す図である。画素46と集光要素16とは一対一で対応する。画素46は集光要素16に関してミラー対称形となる。
図36は図31に示す正方配列の画素46と図23に示す正方配列の集光要素16を逆にしたものとを組み合わせた構成を示す図である。画素46と集光要素16とは一対一で対応する。
図39は図37に示すデルタ配列の画素46と図38に示すデルタ配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。この構成では、1つの集光要素16は、それと重なった位置にある画素46の色ドットGと、その画素46の片側にある画素46の色ドットRと、反対側にある画素46の色ドットBとに光を集光させる。つまり、画素46が横長の画素(図7参照)と見立てているのと同様で、この画素46に色分離及び集光させる回折格子14の縞は図18の正方配列での縞より分布を少なくすることができる。そのため、上記したように、高い回折効率を得ることができる。また、デルタ配列の画素46は通常凸型の画素であるが、横一列の横長の画素として駆動させてもよい。
図42はデルタ配列の集光要素16の変形例を示す図である。集光要素16は第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に平行な1対の辺を含む多角形(六角形)の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向の一方に周期性を備え、隣接する2つの列の集光要素では周期が1/2位相ずらして配置されている。
図44はデルタ配列の変形例であるモザイク配列の画素46を示す図である。色ドットR、G、Bはモザイク配列になっている。画素46はL字形に配置された色ドットR、G、Bを含むが、L字のコーナー部には、色ドットR又はBが位置する。画素46は垂直な方向に周期性を備える。隣接する2つの水平な列の色ドットR、G、Bでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの水平な列の色ドットR、G、Bでは周期が−1/3位相ずらして配置される。例えば、一番上の列の色ドットG、R、Bのシリーズは、その下の列では1色ドット分左側に移動し、さらにその下の列では1色ドット分右側に移動している。1色ドット分は1/3位相差に相当する。
図46は図45に示すモザイク配列の画素46と図38に示すデルタ配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。図46の構成では、図47に示すように集光位置の異なる集光機能をもった2種類の(2種類のピッチ分の異なる縞形状をもった)集光要素16を使用する。
図50は図45に示すモザイク配列の画素46と図42に示すデルタ配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。図50の構成では、図51に示すように集光位置の異なる集光機能をもった2種類の集光要素16を使用する。これらの集光要素の配列はデルタ配列と等しく、集光要素を見るようにすることによって、画素46はモザイク配列だが表示を映像表示用によいデルタ配列とすることが可能となる。
図56は図45に示すモザイク配列の画素46と図23に示す正方配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。図56の構成では、図57に示すように集光位置の異なる集光機能をもった2種類の集光要素16を使用する。
図62は図59に示すモザイク配列の画素46と図20に示す正方配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。図62の構成では、図63に示すように集光位置の異なる集光機能をもった4種類の集光要素16を使用する。4種類の集光要素16は水平方向及び垂直方向に異なる集光機能を有する。
図66は図59に示すモザイク配列の画素46と長方形であるデルタ配列同等の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。
図68から図73はデルタ配列の画素46と正方配列の集光要素16との組合せの例を示す図である。
図70は図37に示すデルタ配列の画素46と図20に示す正方配列の集光要素16とを組み合わせた構成を示す図である。図70の構成では、図71に示すように集光位置の異なる集光機能をもった2種類の集光要素16を使用する。
偏光分離及び混合
以下図78から図110を参照して偏光装置を使用した実施例について説明する。
偏光装置52は光源12の光を第1及び第2の偏光L1 、L2 に分離する偏光ビームスプリッタ60を含む。この場合、第1の偏光L1 は偏光ビームスプリッタ60を透過してまっすぐに進み、第2の偏光L2 は偏光ビームスプリッタ60で反射される。偏光装置52はさらに1/2波長板62及びミラー64を含み、第2の偏光L2 は1/2波長板62を透過することにより、第2の偏光L2 の振動面が第1の偏光L1 の振動面とほぼ同じになる。第2の偏光L2 はミラー64で反射される。こうして、第1及び第2の偏光L1 、L2 は互いの間に角度θをなして偏光子54へ向かう。第1及び第2の偏光L1 、L2 はすでに直線偏光になっているので、偏光子54は省略することができる。偏光子54は第1及び第2の偏光L1 、L2 を成形するために設けられる。
図79は偏光装置52の変形例を示す図である。この偏光装置52は偏光ビームスプリッタ60と反射ミラー66、68とからなる。光源12からのランダムな偏光である光は偏光ビームスプリッタ60によって第1及び第2の偏光L1 、L2 に分離され、分離された第1及び第2の偏光L1 、L2 を反射ミラー66、68によって入射光、透過光、及び反射光で作る平面に対して法線方向に折り曲げ、よって振動面を同じにし且つ角度θを形成させる。角度θはミラーの角度で調節可能である(図78においても同様)。
図81においては、垂直方向の1列の集光要素16が16x、16y、16zで示され、(ハッチングで示す)2組の色ドットB、G、Rが画素46x、46yで示されている。他の画素46zが2つの画素46x、46yの間に介在している。この実施例では、1列おきの画素46x、46yに注目する。図80でも同様の集光要素16x、16y、16zと2組の画素46x、46yが示されている。
さらに、図81に示されるように、集光要素16x、16y、16zの隣には、1/2位相差ずらして配置された別の画素と集光要素がある。それらの集光要素が画素46x、46yの間の画素46z及び画素46x、46yの上及び下の画素に対応して作用する。
図80において、画素ピッチ(ドットピッチ)をh、1つの集光要素から入射する2組の画素の中心間の距離d、液晶パネル18と集光要素16との間の距離t、液晶パネル18と集光要素16との間に存在する媒体(回折格子)の屈折率nとするとθは以下の通りとなる。(θ′は媒体中の角度)。
tan(θ′/2)=d/2/t (2)
d=2h (3)
これらの式からθ′を消去すると、θは以下の関係を満足する。
sin(θ/2)=√(n2 d2 /(4t2 +d2 ) (4)
または、
sin(θ/2)=√(n2 h2 /(t2 +h2 ) (5)
例えば、画素ピッチが50μm、集光素子とパネル間の距離が1.1mm、媒体の屈折率が1.5の場合、θ=7.8°となる。
画素ピッチをh、1つの集光要素16から入射する2組の画素46の中心間の距離d、集光要素16と液晶パネル18との間の距離t、液晶パネル18と集光要素16との間の媒体(回折格子)の屈折率nとすると、θは以下の通りとなる。(θ′は媒体中の角度)。
tan(θ′/2)=d/2/t (2)
d=h (6)
これらの式からθ′を消去すると、θは以下の関係を満足する。
sin(θ/2)=√(n2 d2 /(4t2 +d2 ) (4)
または、
sin(θ/2)=√(n2 h2 /(4t2 +h2 ) (7)
例えば、画素ピッチが50μm、パネル間距離が1.1mm、媒体の屈折率が1.5の場合、θ=3.9°となる。
図85は集光要素16が水平方向及び垂直方向に平行な辺を備えた四角形(図は正方形)の例である。
図81、図85及び図86では、集光要素16は第1及び第2の偏光L1 、L2 を画素46x、46yに向けて出射するが、1つの集光要素16yに対応しているこの画素46x、46yは、1組の(1列の)画素を介して(1列飛ばして)配置する。集光要素16の中心はこの2組の画素の間で、画素の中心から等距離にある。各画素は2つの光束が合成されるために明るい表示となる。
図87は集光要素16は水平方向及び垂直方向に平行な辺を備えた四角形(図は正方形)の例である。図88、89は単位回折格子が水平方向及び垂直方向とは異なった方向に平行な辺を備えた四角形(図は長方形)の例である。図88では四角形の長軸方向がR、G、Bの配列方向に一致している。図89では四角形の短軸方向がR、G、Bの配列方向に一致している。
そして、図77から図91は集光要素16yが第1及び第2の偏光L1 、L2 を画素46x、46yに向けて出射するが、1つの集光要素16yに対応している画素46x、46yは、1組の(斜め1列の)画素を介して(斜め1列飛ばして)配置する。集光要素の中心はこの2組の画素46x、46yRGBの間で、画素の中心から等距離にある。各RGB画素は2つの光束が合成されるために明るい表示となる。
図92から図96は液晶パネルの画素配列が変形正方配列であり、画素中心の周期を維持したまま、従来の細長い開口部を補正した例である。
そして、図92から図96は集光要素16yは第1及び第2の偏光L1 、L2 を画素46x、46yに向けて出射するが、1つの集光要素16yに対応している画素46x、46yは、1組の(斜め1列の)RGB画素を介して(斜め1列飛ばして)配置する。集光要素16yの中心はこの2組の画素46x、46yの間で、画素の中心から等距離にある。各画素は2つの光束が合成されるために明るい表示となる。
図87から図96の実施例における2つの光束の角度θは図の画素46x、46yの中心間の距離をdとおくと、図83及び図84の実施例で示したようにθは以下であらわすことができる。
図97及び図98は、液晶パネルの画素配列がm列目とm+1列目が1ドット(単色画素)シフトする周期で構成されるモザイク配列である。図97は集光要素16が水平方向及び垂直方向とは異なった方向に平行な辺を備えた四角形(図は長方形)の例である。図98は集光要素16が内角が全て鈍角で向き合う角度が等しい六角形の例である。
sin(θ/2)=n×sin(θ′/2) (1)
tan(θ′/2)=d/2/t (2)
d=3h (8)
これらの式からθ′を消去すると、θは以下の関係を満足する。
または、
sin(θ/2)=√(9n2 h2 /(4t2 +9h2 ) (7)
例えば、画素ピッチが50μm、パネル間距離が1.1mm、媒体の屈折率が1.5の場合、θ=11.7°となる。
図99は集光要素16は水平方向及び垂直方向に平行な線を備えた四角形(図は正方形)の例である。図100、図101は集光要素16が水平方向及び垂直方向とは異なった方向に平行な線を備えた四角形(図は長方形)の例である。図100では四角形の長軸方向がR、G、Bの配列方向に一致している。図101では四角形の短軸方向がR、G、Bの配列方向に一致している。
そして、図99から図103は集光素子16yは第1及び第2の偏光L1 、L2 を画素46x、46yに向けて出射するが、1つの集光素子17yに対応している画素46x、46yは、1組の(斜め1列の)画素を介して(斜め1列飛ばして)配置する。集光素子17yの中心はこの2組の画素46x、46yの間で、画素の中心から等距離にある。各画素は2つの光束が合成されるために明るい表示となる。
2つの光束の間の角度θは図の画素46x、46yの中心間の距離をdとおくと、θは以下であらわすことができる。
図104、図105、図106は、液晶パネルの画素配列がm列目とm+1列目が1ドット(単色画素)シフトする周期で構成されるモザイク配列である。図104は集光素子16は水平方向及び垂直方向に平行辺を備えた四角形(図は正方形)の例である。図105は集光素子16が水平方向及び垂直方向とは異なった方向に平行な辺を備えた四角形(図は長方形)の例である。図106は集光素子16が内角が全て鈍角で向き合う角度が等しい六角形の例である。
図104から図106の集光素子16は行ごとに同種の集光素子が配置され、1行おきに他の種類の集光素子が配置される。集光素子16y1、y2に対応している画素46x、46y、1組の(1列の)画素を介して(1列飛ばして)配置する。集光素子の中心はこの2組の画素の間で、画素の中心から等距離にある。各画素は2つの光束が合成されるために明るい表示となる。
sin(θ/2)=n×sin(θ′/2) (1)
tan(θ′/2)=d/2/t (2)
d=2h (3)
これらの式からθ′を消去すると、θは以下の関係を満足する。
または、
sin(θ/2)=√(n2 h2 /(t2 +h2 ) (5)
例えば、画素ピッチが50μm、パネル間距離が1.1mm、媒体の屈折率が1.5の場合、θ=7.8°となる。
波長カットフィルタ
図111は他本発明の他の実施例について説明する。図111に示される表示装置10は、光源12と、波長カットフィルタ70と、光源像消し装置72と、コリメータレンズ74と、偏光子57と、集光要素16を含む回折格子14と、液晶パネル18と、検光子56と、フィールドレンズ58と、投射レンズ20とからなる。偏光子57は図3の偏光子38に相当する。
図116の波長カットフィルタ70の波長カット特性を示し、実線が赤カットフィルタの特性、破線が青カットフィルタの特性を示す図である。青カットフィルタのカット波長は、赤色ドットからの透過光で出現する短波長側ピークと青ドットからの透過光で出現する短波長側ピークのほぼ中間波長(390〜450nm)である。赤カットフィルタのカット波長は、青ドットからの透過光で出現する長波長側ピークとRドットからの透過光で出現する長波長側ピークのほぼ中間波長(620〜680nm)である。
また、RGBの各バンドの重なりには、λRG、λGBを中心とする狭帯域バンドカットフィルタ(図118)を挿入することで、改善することができる。これにより、適正な色純度をもち、明るい表示を実現することができる。従って、図116のカット特性と、図118のカット特性とを組み合わせた図119の波長カット特性を備えたフィルタを用いるのが好ましい。
図125は、回折格子14の集光素子16と画素とが同じ個数である従来の場合を示している。図126は回折格子の集光素子16を画素より上下左右に1個ずつ多く配置する本発明の実施例を示している。
12 光源
14 回折格子
16 集光エレメント
16a マイクロレンズアレイ
18 液晶パネル
20 投射レンズ
32 画素電極
32R、32G、32B 画素電極(色ドット)
44R、44G、44B ダイクロイックミラー
46、46A、46B 画素
48 平面
52 偏光装置
60 ビームスプリッタ
62 1/2波長板
64 ミラー
66、68 ミラー
70 フィルタ
Claims (20)
- 光源の光を互いに直交する振動面を有する第1及び第2の偏光に分離し、分離された第1及び第2の偏光の一方の振動面が他方の振動面と同じになり且つ互いに所定の角度をなして出射するようにした偏光装置と、複数の画素を有する空間変調子と、該空間変調子の画素に対応する集光要素を有する周期構造体とからなり、該偏光装置から出射され且つ第1の集光要素を通った第1及び第2の偏光のうち、第1の偏光が第1の画素に入射し、第2の偏光が第2の画素に入射し、そして、該偏光装置から出射され且つ第2の集光要素を通った第1及び第2の偏光のうち、第1の偏光が前記第2の画素に入射し、第2の偏光が第3の画素に入射するようにしたことを特徴とする表示装置。
- 該第1の集光要素と該第1の画素との間の距離が該第1の集光要素と該第2の画素との間の距離と等しいことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 該第1の集光要素から該第2の画素へ入射する第2の偏光の入射角が該第2の集光要素から該第2の画素へ入射する第1の偏光の入射角と等しいことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 複数の画素を有する空間変調子と、該空間変調子の画素に対応する集光要素を有する周期構造体とを備え、該空間変調子の各画素は複数の色ドットを含み、該集光要素の単位体積当たりの個数が該画素の単位体積当たりの個数と同数又は整数倍であり、該集光要素の形状が該画素の形状と異なっていることを特徴とする表示装置。
- 該空間変調子の各画素は3つの色ドットを含み、該色ドットは互いに垂直な第1の方向及び第2の方向に周期性を備え、1つの画素の3つの色ドットが該第1及び第2の方向に対して角度をなす第1の線上にあり、
該集光要素は該第1及び第2の方向にそれぞれ平行な2対の辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の各画素は3つの色ドットを含み、該色ドットは互いに垂直な第1の方向及び第2の方向に周期性を備え、1つの画素の3つの色ドットが該第1及び第2の方向に対して角度をなす第1の線上にあり、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に平行な1対の辺を含む多角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該色ドットは該第1の線の方向に長手方向を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の表示装置。
- 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性のある列の画素はそれに隣接する列の画素とは反転した形状を有し、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3及び第4の方向にそれぞれ平行な長辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向の一方に周期性を備え、隣接する2つの列の集光要素では一方の列の集光要素の短辺が他方の列の集光要素の長辺に当接するように交互の向き周期が1/2位相ずらして配置されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が−1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向に平行な2対の辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備え、隣接する2つの列の集光要素では周期が1/2位相ずらして配置されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が−1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3及び第4の方向にそれぞれ平行な長辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向の一方に周期性を備え、隣接する2つの列の集光要素では一方の列の集光要素の短辺が他方の列の集光要素の長辺に当接するように交互の向き周期が1/2位相ずらして配置されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が−1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に平行な1対の辺を含む多角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備え、隣接する2つの列の集光要素では周期が1/2位相ずらして配置されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記集光要素は集光位置の異なる集光機能をもった少なくとも2種類の集光要素からなり、該第1及び第2の方向の一方に同種の集光機能の集光要素を配置し、その方向に直交する方向は1/2周期の位相差で配列し、その方向に隣合う該集光要素は集光機能が異なることを特徴とする請求項9、10、又は11のいずれかに記載の表示装置。
- 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が−1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向に平行な2対の辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が−1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に平行な1対の辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が−1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に平行な1対の辺を含む多角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該集光要素は異なる集光機能を備えた少なくとも2種類のものを含むことを特徴とする請求項13、14又は15に記載の表示装置。
- 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向に平行な2対の辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3の平行な2対の辺を含む四角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 該空間変調子の画素は互いに垂直な第1の方向及び第2の方向の一方に周期性を備え、周期性を有する方向とは垂直な方向の列については、隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、次に隣接する2つの列の色ドットでは周期が1/3位相ずらして配置され、
該集光要素は該第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に平行な1対の辺を含む多角形の形状を有し、且つ該第1及び第2の方向に周期性を備えたことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 光源と、複数の画素を有する空間変調子と、該空間変調子の画素に対応する集光要素を有する周期構造体と、該空間変調子を透過する赤のスペクトルバンドの長波長側に整合した赤カット機能と青スペクトルバンドの長波長側に整合した青カット機能とを備えたフィルターとを備えたことを特徴とする表示装置。
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