JP2008232470A - 空調室内機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 性能悪化を最低限に抑えながら、吹出方向、吹出風速、吹出風量分配をフレキシブルに変化させることが可能で、風向板が結露しにくい空調室内機を提供すること。
【解決手段】 この空調室内機は、空気の吸込口および吹出口3を有する筐体1と、筐体1内に形成されて吸込口と吹出口3をつなぐ通風路と、吹出口3に取り付けられた風向板4とを備えていて、通風路で空気調和された空気を吹出口3から吹き出す装置であって、風向板4は空気流通方向Fに分割された2つの分割風向板4A,4Bから成り、2つの分割風向板4A,4Bはそれぞれ独立で風向角度可変に構成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 この空調室内機は、空気の吸込口および吹出口3を有する筐体1と、筐体1内に形成されて吸込口と吹出口3をつなぐ通風路と、吹出口3に取り付けられた風向板4とを備えていて、通風路で空気調和された空気を吹出口3から吹き出す装置であって、風向板4は空気流通方向Fに分割された2つの分割風向板4A,4Bから成り、2つの分割風向板4A,4Bはそれぞれ独立で風向角度可変に構成されている。
【選択図】 図3
Description
この発明は、空気調和装置の一部を構成するものであって、空調空気を室内に吹き出す空調室内機に関するものである。
従来、この種の空調室内機としては、例えば下記に特許文献1に記載されたものが知られている。この文献記載の空調室内機は、空気調和後の空気の吹出方向を風向板で調整して吹出口から吹き出すようになっている。各風向板は空気流通方向に関して一枚物の板体で構成されており、1つの軸心を揺動支点として揺動するようになっている。
ところで、従来の空調室内機のように、空気流通方向に関して一枚物の風向板を吹出口に設けたものでは、吹出方向を固定すると吹出口面積を変化させることができない。そのために、吹出風速を上げたり下げたりする場合は風量を変化させる必要があった。また、吹出口を複数備えた空調室内機において、吹出方向固定で各吹出口の吹出風量を等分でなく任意に分配しようとしても、吹出口を塞ぐか開くかしかできないため、風量が出るか出ないかしか分配できなかった。
一方で、複数枚の風向板を吹出口に設けた空調室内機では、吹出口の一部を塞ぐ風向板を設けることで、吹出方向固定で吹出風速を変化させることができ、吹出口がいくつもある場合には吹出風量を吹出口ごとに任意に分配することが可能である。しかしながら、吹出口を塞ぎたい場合であっても風向板と風向板との間に隙間が発生し、その隙間部位を通り抜ける空気の風速が速くなって非常に大きな風切音が発生する。また、一般的に狭い吹出口に風向板を複数枚設置すると、風向板自体が大きな抵抗となり、風量の低下および騒音の増加を招くという問題があった。
更に、空気の吹出し方向を変えるために風向板の向きを所定の空気流通方向から傾けると、吹出口近傍で急縮小および急拡大する部位が生じて風量の低下および騒音の増加を招くこと、風向板の表側の風速と裏側の風速で風速差が生じやすいこと、および、風向板上で空気の流れの剥離を生じやすいために風向板を吹出空気の流れで包み込むことができないことが相互に関連し、更に吹出口外部の空気を巻き込んで、風向板に結露が発生しやすくなるという問題があった。そして、複数枚の風向板を吹出口に設けた場合には、1枚の場合よりも通風路自体が狭まるため、よりいっそう影響が大きくなる。
一方で、複数枚の風向板を吹出口に設けた空調室内機では、吹出口の一部を塞ぐ風向板を設けることで、吹出方向固定で吹出風速を変化させることができ、吹出口がいくつもある場合には吹出風量を吹出口ごとに任意に分配することが可能である。しかしながら、吹出口を塞ぎたい場合であっても風向板と風向板との間に隙間が発生し、その隙間部位を通り抜ける空気の風速が速くなって非常に大きな風切音が発生する。また、一般的に狭い吹出口に風向板を複数枚設置すると、風向板自体が大きな抵抗となり、風量の低下および騒音の増加を招くという問題があった。
更に、空気の吹出し方向を変えるために風向板の向きを所定の空気流通方向から傾けると、吹出口近傍で急縮小および急拡大する部位が生じて風量の低下および騒音の増加を招くこと、風向板の表側の風速と裏側の風速で風速差が生じやすいこと、および、風向板上で空気の流れの剥離を生じやすいために風向板を吹出空気の流れで包み込むことができないことが相互に関連し、更に吹出口外部の空気を巻き込んで、風向板に結露が発生しやすくなるという問題があった。そして、複数枚の風向板を吹出口に設けた場合には、1枚の場合よりも通風路自体が狭まるため、よりいっそう影響が大きくなる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、性能悪化を最低限に抑えながら、吹出方向、吹出風速、吹出風量分配をフレキシブルに変化させることが可能で、風向板が結露しにくい空調室内機を提供することである。
また、この発明の第2の目的は、簡単な構造でありながら第1の目的を達成できる空調室内機を提供することである。
この発明に係る空調室内機は、空気吸込口および空気吹出口を有する筐体と、前記筐体内に形成されて前記空気吸込口と前記空気吹出口をつなぐ通風路と、前記空気吹出口に取り付けられた風向板とを備えていて、前記通風路で空気調和された空気を前記空気吹出口から吹き出す空調室内機において、前記風向板は空気流通方向に分割された複数の分割風向板から成り、前記複数の分割風向板はそれぞれ独立で風向角度可変に構成されているものである。
この発明に係る空調室内機によれば、空気吹出口に配備される風向板が空気流通方向に分割された複数の分割風向板から成るとともに、複数の分割風向板がそれぞれ独立で風向角度可変に構成されているので、空気の吹出方向、吹出風速、および吹出風量分配を、性能悪化を最低限に抑えつつフレキシブルに変化させることができる。また、風向板の結露を生じにくくするという効果も奏する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における天井カセット形の空調室内機を示す斜視図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は図2におけるB部拡大図である。
各図において、この実施形態に係る空調室内機は室内の天井Tに設置される例えば天井カセット形であって、ほぼ直方体形状の筐体1を備えている。筐体1の下面中央部には吸込口2(空気吸込口)が形成され、吸込口2の周囲に4つの吹出口3,3,3,3(空気吹出口)が形成されている。筐体1内には吸込口2と吹出口3,3,3,3とをつなぐ通風路Sが形成されている。そして、通風路S内で各吹出口3の近傍には風向板4がそれぞれ取り付けられている。更に、通風路S内には、遠心ファン5、遠心ファン5を回転駆動するファンモータ6、遠心ファン5を囲むように配置された熱交換器7、および、熱交換器7下方のドレンパン8が、それぞれ配備されている。尚、熱交換器7出側の通風路Sは垂直方向に沿って形成され、吹出口3直前の通風路Sは吸込口2から離れるように斜め外向きに屈折している。
図1はこの発明の実施の形態1における天井カセット形の空調室内機を示す斜視図、図2は図1におけるA−A線断面図、図3は図2におけるB部拡大図である。
各図において、この実施形態に係る空調室内機は室内の天井Tに設置される例えば天井カセット形であって、ほぼ直方体形状の筐体1を備えている。筐体1の下面中央部には吸込口2(空気吸込口)が形成され、吸込口2の周囲に4つの吹出口3,3,3,3(空気吹出口)が形成されている。筐体1内には吸込口2と吹出口3,3,3,3とをつなぐ通風路Sが形成されている。そして、通風路S内で各吹出口3の近傍には風向板4がそれぞれ取り付けられている。更に、通風路S内には、遠心ファン5、遠心ファン5を回転駆動するファンモータ6、遠心ファン5を囲むように配置された熱交換器7、および、熱交換器7下方のドレンパン8が、それぞれ配備されている。尚、熱交換器7出側の通風路Sは垂直方向に沿って形成され、吹出口3直前の通風路Sは吸込口2から離れるように斜め外向きに屈折している。
風向板4は吹出口3における空気流通方向(矢印F方向)に分割された2枚の分割風向板4A,4Bから構成されている。これらの分割風向板4A,4Bはそれぞれ独立に構成され、いずれも1つの軸9に風向角度可変に枢支されている。すなわち、分割風向板4A,4Bは軸9を揺動支点として個別に揺動するようになっている。分割風向板4A,4Bの可動方法としては、手動や電動などが考えられる。ここで、電動で可動させる場合についての一例を説明する。例えば電動部はステッピングモータとする。ステッピングモータは、任意の回転角度で停止させることができるモータである。そこで、分割風向板4A,4Bのそれぞれにワイヤーなどの一端を取り付け、そのワイヤーの他端を直接ステッピングモータの回転駆動軸に連結したり、滑車やリール(ワイヤー巻取り部)を介してステッピングモータに連結してワイヤーを巻き取ることで、分割風向板4A,4Bの向きを変化させることができる。分割風向板4A,4Bへのワイヤー取り付け位置としては、各分割風向板における図3の紙面と直角方向の中央付近(分割風向板1つに対して1つのステッピングモータで対応)や紙面と直角方向の両端付近(分割風向板1つに対して2つのステッピングモータで対応)に取り付ける。または、ステッピングモータを図3の紙面と直角方向の分割風向板4A,4Bの一端側に設置し、クランク機構を介して風向板の向きを変化させることもできる。その他にも電動で可動させる方法は多々知られており、それらを適宜選択することが可能である。
空気流通方向に分割された2枚の分割風向板4A,4Bは、軸9を揺動支点として揺動することで、吹出口3を塞いだり、吹出方向、吹出風速、吹出風量分配をフレキシブルに変更できるようになっている。また、分割風向板4A,4Bの空気流通方向の長さ、軸9の位置は次の条件で決まる。すなわち、分割風向板4A,4Bはこれらを一直線に配置したときに吹出口3を全閉にできる長さ寸法となっている。
次に、この実施の形態に係る空調室内機の動作について説明する。
ファンモータ6に電力が供給されると、ファンモータ6に取り付けられている遠心ファン5が回転駆動され、室内空気が吸込口2から筐体1の通風路S内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、遠心ファン5から熱交換器7に向かって吹き出され、熱交換器7の多数のフィン間を通過して空気調和される。空気調和後の空気は風向板4にて吹出方向、吹出風速、吹出風量分配などが調整されて吹出口3から室内に吹き出される。
ファンモータ6に電力が供給されると、ファンモータ6に取り付けられている遠心ファン5が回転駆動され、室内空気が吸込口2から筐体1の通風路S内に吸い込まれる。吸い込まれた空気は、遠心ファン5から熱交換器7に向かって吹き出され、熱交換器7の多数のフィン間を通過して空気調和される。空気調和後の空気は風向板4にて吹出方向、吹出風速、吹出風量分配などが調整されて吹出口3から室内に吹き出される。
ここで、図4(a),(b),(c)に、従来の風向板74の態様を3通り示す。図4中の矢印は風向板74近傍の空気の流通方向を示している。図4(a)に示すように、吹出口3を塞ぐことが可能な長さの一枚物の風向板74を用いると、風向板74を空気流通方向(矢印F方向)と平行の向き(同図(c))から傾けた場合には、同図(b)のように急縮小および急拡大する部位が発生し、風量の低下および騒音性能が悪化する。このような状況下では、風向板74の表側の風速と裏側の風速との間に風速差が生じやすく、また風向板74上で空気の流れの剥離も生じやすい。そのために、風向板74を吹出空気の流れで包み込むことができない。加えて吹出口3外部の空気を巻き込むため、風向板74に結露が生じやすいという問題がある。また、吹出方向固定で吹出風速を上げたり下げたりする際に、この従来技術では吹出口面積を変化させることができないため、遠心ファン5の吹出風量を変化させる必要がある。更に、吹出方向固定で、複数ある吹出口のそれぞれの吹出風量を不等分に分配しようとしても、吹出口3を塞ぐか開くかしかできないため、吹出しを行なうか否かによる分配しかできない。
これに対し、実施の形態1の空調室内機では、空気流通方向に分割された2枚の分割風向板4A,4Bを軸9を揺動支点としてそれぞれ独立に揺動させることで、吹出口3を塞ぐのは無論のこと、吹出方向、吹出風速、吹出風量分配をフレキシブルに変化させることができる。また、分割風向板4A,4Bはそれぞれ独立に揺動するため、次のようないくつかの利点がもたらされる。すなわち、分割風向板4A,4Bの向きを調整することで、吹出口3近傍の通風路S内で急縮小および急拡大する部位を減らすことが可能となる。分割風向板4A,4Bの表側の風速と裏側の風速との風速差が低減される。分割風向板4A,4B上で空気の流れの剥離を低減して分割風向板4A,4Bを吹出空気の流れで包み込むことが可能となる。吹出口3外部の空気を巻き込まなくなるために分割風向板4A,4Bに結露しなくなる、といった利点である。
例えば、実施の形態1における吹出口近傍の様々な風向板の向きの態様を図5(a)〜(g)に示す。図5中の矢印は分割風向板4A,4B近傍の空気の流れを示している。図5に示すように、分割風向板4A,4Bで吹出口3を全閉すること(同図(a))が可能であり、斜め吹出しの3つの態様(同図(d)〜(f))、直下吹出しの3つの態様(同図(b)、(c)、(g))といったように、吹出しパターンをフレキシブルに変化させることが可能である。また、吹出口3を部分的に塞ぐこと(同図(b)、(c)、(e)、(f))ができるので、遠心ファン5の吹出風量を変化させることなく吹出風量分配や吹出風速の調整ができる。
また、空気の流れを傾けるにあたり、熱交換器側の分割風向板4Aを垂直な空気の流れとほぼ平行にし、吹出口側の分割風向板4Bを垂直方向より傾けるといったように、熱交換器側の分割風向板4Aと吹出口側の分割風向板4Bを直線状にさせないよう(すなわち、通風路Sの形状に沿わせるよう)にすることで、通風路S内で急縮小および急拡大する部位の発生を防ぐことができる。これにより、風量の低下および騒音性能の悪化をひきおこすことなく空気の流れを傾けることができる。
他方で、図3に示す風向板4において、空気流通方向と交差する横方向(図3の紙面と直角の方向)にも風向板4を分割する構成を採用することが可能である。このように構成することで、同一吹出口の長手方向(図3の紙面と直角の方向)に関して、吹出方向、吹出風速、吹出風量分配、吹出口の開閉をフレキシブルに変化させることができる。
実施の形態2.
上記した実施の形態1では風向板4を備えた吹出口3を有する天井カセット形の空調室内機について述べたが、ここでは別の形態である床置き形の空調室内機に係る実施の形態2を説明する。
図6は床置き形の空調室内機の一例を示す斜視図である。図7は図6におけるC−C線断面の拡大図である。図7中の矢印は空気の流れを示している。この実施の形態2に係る空調室内機は竪型の筐体1Aを備えており、筐体1Aの前面上部に吹出口3が形成されている。吹出口3には上下3段の風向板4,4,4が配備されている。吹出口3の近傍や吹出口3の役目は実施の形態1と同じであるため、実施の形態1と同等の構成を採用することで、この実施の形態2に係る空調室内機の吹出口3においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
上記した実施の形態1では風向板4を備えた吹出口3を有する天井カセット形の空調室内機について述べたが、ここでは別の形態である床置き形の空調室内機に係る実施の形態2を説明する。
図6は床置き形の空調室内機の一例を示す斜視図である。図7は図6におけるC−C線断面の拡大図である。図7中の矢印は空気の流れを示している。この実施の形態2に係る空調室内機は竪型の筐体1Aを備えており、筐体1Aの前面上部に吹出口3が形成されている。吹出口3には上下3段の風向板4,4,4が配備されている。吹出口3の近傍や吹出口3の役目は実施の形態1と同じであるため、実施の形態1と同等の構成を採用することで、この実施の形態2に係る空調室内機の吹出口3においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
ここで、図8(a)〜(d)に、従来の風向板74の態様を4通り示す。この空調室内機の吹出口3には、一枚物の風向板74,74,74が上下3段に並べて配備されており、これら3つの風向板74,74,74により吹出口3を塞ぐこと(同図(a))ができるようになっている。図8中の矢印は空気の流れを示している。これらの風向板74,74,74は傾けることにより吹出方向、吹出口面積を変えることが可能であるが、吹出方向を固定した状態では吹出風量を分配することはできない。また、吹出空気の流れを傾けるために風向板74を水平の空気流れより傾けた場合(同図(b)〜(d))には、吹出面積の減少が大きく、空気流通方向に対する風路断面積の変化が大きいため(急拡大急縮小など)、風量の低下および騒音性能が悪化する。
そこで、実施の形態2における吹出口近傍の様々な風向板の向きの態様を図9(a)〜(d)に示す。図9中の矢印は風向板4近傍の空気の流れを示している。このように、空気流通方向に分割した分割風向板4A,4Bを用いることで、吹出方向固定で吹出風量を分配することができる。そして、吹出空気の流れを傾ける際には熱交換器側の分割風向板4Aと吹出口側の分割風向板4Bを異なる角度に傾けるとよい。例えば、熱交換器側の分割風向板4Aは水平な空気の流れとほぼ平行とし、吹出口側の分割風向板4Bは水平より傾けるといったように、熱交換器側の分割風向板4Aと吹出口側の分割風向板4Bとが直線状にならないようにそれぞれの傾きを調整することで、通風路の急縮小および急拡大する部位を減らすことができる。また、吹出面積の減少を抑えることができる。これらにより、分割風向板4A,4Bの表側の風速と裏側の風速との風速差が低減され、また分割風向板4A,4B上で空気の流れの剥離を低減して分割風向板4A,4Bを吹出空気の流れで包み込むことが可能となり、吹出口3外部の空気を巻き込まなくなるため分割風向板4A,4Bに結露しなくなる。また、風量の低下および騒音性能の悪化をもたらすことなく、空気の流れを傾けることができる。
実施の形態3.
上記した実施の形態1では、風向板4を備えた吹出口3を有する天井カセット形の空調室内機について述べたが、ここでは別の形態である天吊形の空調室内機に係る実施の形態3を説明する。
図10は天吊形の空調室内機の一例を示す斜視図である。図11は図10におけるD−D線断面の拡大図である。図11中の矢印は空気の流れを示している。この実施の形態3に係る空調室内機は横長の筐体1Bを備えており、筐体1Bの前面に吹出口3が形成されている。吹出口3には上下2段の風向板4,4が配備されている。吹出口3の近傍や吹出口3の役目は実施の形態1と同じであるため、実施の形態1と同等の構成を採用することで、この実施の形態3の空調室内機の吹出口3においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
上記した実施の形態1では、風向板4を備えた吹出口3を有する天井カセット形の空調室内機について述べたが、ここでは別の形態である天吊形の空調室内機に係る実施の形態3を説明する。
図10は天吊形の空調室内機の一例を示す斜視図である。図11は図10におけるD−D線断面の拡大図である。図11中の矢印は空気の流れを示している。この実施の形態3に係る空調室内機は横長の筐体1Bを備えており、筐体1Bの前面に吹出口3が形成されている。吹出口3には上下2段の風向板4,4が配備されている。吹出口3の近傍や吹出口3の役目は実施の形態1と同じであるため、実施の形態1と同等の構成を採用することで、この実施の形態3の空調室内機の吹出口3においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
ここで、図12(a)〜(c)に、従来の風向板74の態様を3通り示す。この空調室内機の吹出口3には、一枚物の風向板74,74が上下2段に並べて配備されており、これら2つの風向板74,74により吹出口3を塞ぐこと(同図(a))ができるようになっている。図12中の矢印は空気の流れを示している。これらの風向板74,74は傾けることにより吹出方向、吹出口面積を変えることが可能であるが、吹出方向を固定した状態で吹出風量を分配することはできない。また、吹出空気の流れを傾けるために風向板74を水平の空気流れより傾けた場合(同図(b),(c))には、吹出面積の減少が大きく、空気流通方向に対する風路断面積の変化が大きいため(急拡大急縮小など)、風量の低下および騒音性能が悪化する。
そこで、実施の形態3における吹出口近傍の様々な風向板の向きの態様を図13(a)〜(c)に示す。図13中の矢印は風向板4近傍の空気の流れを示している。このように、空気流通方向に分割した分割風向板4A,4Bを用いることで、吹出方向固定で吹出風量を分配することができる。そして、吹出空気の流れを傾ける際には熱交換器側の分割風向板4Aと吹出口側の分割風向板4Bを異なる角度に傾けるとよい。例えば、熱交換器側の分割風向板4Aは水平な空気の流れとほぼ平行とし、吹出口側の分割風向板4Bは水平より傾けるといったように、熱交換器側の分割風向板4Aと吹出口側の分割風向板4Bとが直線状にならないようにそれぞれの傾きを調整することで、通風路の急縮小および急拡大する部位を減らすことができる。また、吹出面積の減少を抑えることができる。これらにより、分割風向板4A,4Bの表側の風速と裏側の風速との風速差が低減され、また分割風向板4A,4B上で空気の流れの剥離を低減して分割風向板4A,4Bを吹出空気の流れで包み込むことが可能となり、吹出口3外部の空気を巻き込まなくなるため風向板に結露しなくなる。また、風量の低下および騒音性能の悪化をもたらすことなく、空気の流れを傾けることができる。
実施の形態4.
上記した実施の形態1,2,3以外のタイプの風向板4を備えた吹出口を有する空気調和装置や、空気調和装置に組み込まれていないもの(例えば、空調室内機から吹出された空気が、ダクトによって空調室内機から離れた位置に設けられた吹出口から吹出されるようなもの)であって、吹出口近傍や吹出口の役目が実施の形態1と同じものであれば、実施の形態1と同等の構成を採用することで、実施の形態4の空調室内機の吹出口においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
上記した実施の形態1,2,3以外のタイプの風向板4を備えた吹出口を有する空気調和装置や、空気調和装置に組み込まれていないもの(例えば、空調室内機から吹出された空気が、ダクトによって空調室内機から離れた位置に設けられた吹出口から吹出されるようなもの)であって、吹出口近傍や吹出口の役目が実施の形態1と同じものであれば、実施の形態1と同等の構成を採用することで、実施の形態4の空調室内機の吹出口においても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
上記した実施の形態1,2,3,4における分割風向板4A,4Bは図3などで示されるように水平軸である軸9を揺動支点として揺動するものであるが、次に、分割風向板4A,4Bの可動範囲が360度全ての方向に揺動可能となる実施の形態5を説明する。
図14は実施の形態5における風向板4と回転自在機構9を示す概略斜視図である。図3などに示した実施の形態では上下方向にしか吹出方向を変化させることができなかったが、この実施の形態5によれば、分割風向板4Aと分割風向板4Bとをユニバーサルジョイントなどの回動自在機構9Aを介して連結することで、図15に示すように分割風向板4A,4Bの向きを自在に変えることが可能となり、左右方向(紙面と直角の方向)にも吹出方向を変化させることができる。当然ながら実施の形態1の効果も得ることができる。尚、回動自在機構9Aとしては、ユニバーサルジョイントに限定されるものでなく、一つの分割風向板に対し他の分割風向板を360度全ての方向に揺動可能とするものであれば何でもよい。
上記した実施の形態1,2,3,4における分割風向板4A,4Bは図3などで示されるように水平軸である軸9を揺動支点として揺動するものであるが、次に、分割風向板4A,4Bの可動範囲が360度全ての方向に揺動可能となる実施の形態5を説明する。
図14は実施の形態5における風向板4と回転自在機構9を示す概略斜視図である。図3などに示した実施の形態では上下方向にしか吹出方向を変化させることができなかったが、この実施の形態5によれば、分割風向板4Aと分割風向板4Bとをユニバーサルジョイントなどの回動自在機構9Aを介して連結することで、図15に示すように分割風向板4A,4Bの向きを自在に変えることが可能となり、左右方向(紙面と直角の方向)にも吹出方向を変化させることができる。当然ながら実施の形態1の効果も得ることができる。尚、回動自在機構9Aとしては、ユニバーサルジョイントに限定されるものでなく、一つの分割風向板に対し他の分割風向板を360度全ての方向に揺動可能とするものであれば何でもよい。
尚、図14に示す風向板4において、風向板4を回転したときに他の部位と干渉しないよう、空気の流れと直角の方向(図14の紙面の上下方向)にも風向板4を分割するとよい。また、2枚の分割風向板4A,4Bで対としていたが、回転自在機構9Aの取付部21に対し分割風向板4A,4Bを脱着可能に構成することで、必要な部位にのみ分割風向板4A,4Bを取り付けることが可能となる。
実施の形態6.
上記した実施の形態1,2,3,4,5においては1つの揺動支点(軸9または回動自在機構9A)に対し2枚1組の分割風向板4A,4Bを取り付けた例を示したが、3枚以上の分割風向板で1組とした実施の形態6を説明する。
吹出口近傍や吹出口の役目は実施の形態1と同じであるため、3枚以上の分割風向板で1組として用いることで、より細かい吹出方向、吹出風速、吹出風量分配の制御が可能となり、実施の形態1の効果を得ることができる。また、組み合わせて用いる分割風向板の数が増えれば増えるほど、これらの分割風向板によってより緩やかに空気の流れの向きが変えられるため、圧力損失が小さくなり、風量の低下および騒音性能の悪化をもたらすことなく空気の流れを傾けることができる。
上記した実施の形態1,2,3,4,5においては1つの揺動支点(軸9または回動自在機構9A)に対し2枚1組の分割風向板4A,4Bを取り付けた例を示したが、3枚以上の分割風向板で1組とした実施の形態6を説明する。
吹出口近傍や吹出口の役目は実施の形態1と同じであるため、3枚以上の分割風向板で1組として用いることで、より細かい吹出方向、吹出風速、吹出風量分配の制御が可能となり、実施の形態1の効果を得ることができる。また、組み合わせて用いる分割風向板の数が増えれば増えるほど、これらの分割風向板によってより緩やかに空気の流れの向きが変えられるため、圧力損失が小さくなり、風量の低下および騒音性能の悪化をもたらすことなく空気の流れを傾けることができる。
実施の形態7.
上記した実施の形態1,2,3,4,5,6における軸9や回転自在機構9Aに対し、分割風向板を脱着可能に構成した実施の形態7を説明する。
吹出口3内の全ての部位で常に同じ数の分割風向板を取り付ける必要はなく、必要な部位にのみ分割風向板を取り付けることで、圧力損失を低減させることができ性能の改善が図れる。そこで、軸9の取付部21(図13参照)や回転自在機構9Aの取付部21(図14参照)に対し、分割風向板4A,4Bが脱着可能に構成される。そして、分割風向板4A,4Bを相互に相方の分割風向板4B,4Aに脱着可能に取り付けるように構成することも可能である。
また、その軸9や回転自在機構9Aの取付部21には分割風向板4A,4B以外の別部品を取り付けることも可能となっている。例えば、ある方向への吹出しをより清潔な空気の流れやマイナスイオンなど付加価値のついた空気の流れにしたい場合には、フィルター、加湿器、除湿器、ヒータ、その他の、付加価値を発生させるデバイスを軸9や回転自在機構9Aの取付部21に取り付けることで対応が可能になる。また、風向板4で吹出口を塞ぐことも可能であるが、意匠性を重視して吹出口を見えなくしたい場合には、軸9や回転自在機構9Aの取付部21に意匠パネルを取り付けることで対応が可能になる。これは、パーテーションなどで空調室内機が仕切られるような場合に好適となる。すなわち、この空調室内機は使用者の要求に合わせたバラエティーに富んだ構造を提供することができる。更に、分割風向板4A,4Bを、軸9や回転自在機構9Aでなく、吹出口3を形成している部分の筐体に揺動自在に枢支させ、且つ、吹出口3に対し分割風向板4A,4Bを着脱可能とする構成を採用しても構わない。
上記した実施の形態1,2,3,4,5,6における軸9や回転自在機構9Aに対し、分割風向板を脱着可能に構成した実施の形態7を説明する。
吹出口3内の全ての部位で常に同じ数の分割風向板を取り付ける必要はなく、必要な部位にのみ分割風向板を取り付けることで、圧力損失を低減させることができ性能の改善が図れる。そこで、軸9の取付部21(図13参照)や回転自在機構9Aの取付部21(図14参照)に対し、分割風向板4A,4Bが脱着可能に構成される。そして、分割風向板4A,4Bを相互に相方の分割風向板4B,4Aに脱着可能に取り付けるように構成することも可能である。
また、その軸9や回転自在機構9Aの取付部21には分割風向板4A,4B以外の別部品を取り付けることも可能となっている。例えば、ある方向への吹出しをより清潔な空気の流れやマイナスイオンなど付加価値のついた空気の流れにしたい場合には、フィルター、加湿器、除湿器、ヒータ、その他の、付加価値を発生させるデバイスを軸9や回転自在機構9Aの取付部21に取り付けることで対応が可能になる。また、風向板4で吹出口を塞ぐことも可能であるが、意匠性を重視して吹出口を見えなくしたい場合には、軸9や回転自在機構9Aの取付部21に意匠パネルを取り付けることで対応が可能になる。これは、パーテーションなどで空調室内機が仕切られるような場合に好適となる。すなわち、この空調室内機は使用者の要求に合わせたバラエティーに富んだ構造を提供することができる。更に、分割風向板4A,4Bを、軸9や回転自在機構9Aでなく、吹出口3を形成している部分の筐体に揺動自在に枢支させ、且つ、吹出口3に対し分割風向板4A,4Bを着脱可能とする構成を採用しても構わない。
実施の形態8.
上記した実施の形態1,2,3,4,5,6,7において軸9や回転自在機構9Aに取り付けられた分割風向板間の継ぎ目部分に植毛や断熱材などを貼付した実施の形態8を説明する。
分割風向板間の継ぎ目に風が空気の流れると、口笛のような風切音による異常音が発生する可能性が高い。また、吹出口3を塞いだはずなのに、軸9や回転自在機構9Aとの連結部分でシールされていないため、分割風向板間の継ぎ目から風が漏れるなどの不具合が生じる。そのため、継ぎ目には伸縮性のある素材で構成されたシール部材20を配してシールすることで、継ぎ目からの空気の流れを完全にカットすることができる。また、結露などの可能性もあるため、シール部材を断熱材や植毛などで構成することにより、空気の流れのカットおよび結露対策を同時に施すことが可能となる。
上記した実施の形態1,2,3,4,5,6,7において軸9や回転自在機構9Aに取り付けられた分割風向板間の継ぎ目部分に植毛や断熱材などを貼付した実施の形態8を説明する。
分割風向板間の継ぎ目に風が空気の流れると、口笛のような風切音による異常音が発生する可能性が高い。また、吹出口3を塞いだはずなのに、軸9や回転自在機構9Aとの連結部分でシールされていないため、分割風向板間の継ぎ目から風が漏れるなどの不具合が生じる。そのため、継ぎ目には伸縮性のある素材で構成されたシール部材20を配してシールすることで、継ぎ目からの空気の流れを完全にカットすることができる。また、結露などの可能性もあるため、シール部材を断熱材や植毛などで構成することにより、空気の流れのカットおよび結露対策を同時に施すことが可能となる。
実施の形態9.
上記した実施の形態1,2,3,4,5,6,7,8においては、分割風向板を使用した例を示したが、風向板が、空気流通方向に、空気流通方向と交差する横方向に、あるいは、空気流通方向および横方向の双方に伸び縮みする伸縮自在の実施の形態9を説明する。
図16(a)〜(d)は風向板が伸び縮みする例を示す概略構成図であり、風向板4C,4C,4Cが空気流通方向(矢印F方向)にスライドして伸縮する場合(同図(a)から(b)、更に(b)から(c))と、前記した横方向(矢印W方向)にスライドする場合(同図(d))を示している。図16中では、空気流通方向に3枚、横方向に3枚に分割されて伸縮自在にスライドされる風向板4C,4C,4C,・・・を例示したが、各風向板の分割数および重なり合う長さの関係は、使用目的に合わせて変化させることが可能である。また、風向板4C,4C,4C,・・・はそれぞれ別個独立に分割されたものに限らず、一連につなげて構成し折り畳みにより伸縮させるようにしたものでも構わない。
上記した実施の形態1,2,3,4,5,6,7,8においては、分割風向板を使用した例を示したが、風向板が、空気流通方向に、空気流通方向と交差する横方向に、あるいは、空気流通方向および横方向の双方に伸び縮みする伸縮自在の実施の形態9を説明する。
図16(a)〜(d)は風向板が伸び縮みする例を示す概略構成図であり、風向板4C,4C,4Cが空気流通方向(矢印F方向)にスライドして伸縮する場合(同図(a)から(b)、更に(b)から(c))と、前記した横方向(矢印W方向)にスライドする場合(同図(d))を示している。図16中では、空気流通方向に3枚、横方向に3枚に分割されて伸縮自在にスライドされる風向板4C,4C,4C,・・・を例示したが、各風向板の分割数および重なり合う長さの関係は、使用目的に合わせて変化させることが可能である。また、風向板4C,4C,4C,・・・はそれぞれ別個独立に分割されたものに限らず、一連につなげて構成し折り畳みにより伸縮させるようにしたものでも構わない。
図17は伸縮自在の風向板が折り曲げ自在の伸縮風向板ガイドに保持されている一例を示す概略構成図である。一連につながった風向板4D,4D,4D,4Dの両端(空気流通方向と交差する横方向の端)には、1対の伸縮風向板ガイド10が設けられている。伸縮風向板ガイド10,10はいくぶん上向きに湾曲して形成されており、それぞれの対向面には風向板4D,4D,4D,4Dを案内する伸縮風向板ガイドレール10a,10aが設けられている。伸縮風向板ガイド10,10は、空気流通方向と交差する上下方向に折り曲げ自在であるので空気流通方向を自在に調整することができる。
このように伸縮自在の風向板4D,4D,4D,4Dを使用すると、自在に風向板4D,4D,4D,4Dの長さを変化させることができ、先端の風向板4Dの位置によって、必要とする吹出方向をより細かく制御することが可能となる。一方で、細かい制御が必要ない場合には風向板4D,4D,4D,4Dの空気流通方向の長さを短くすることで、風向板4D,4D,4D,4Dによる通風抵抗の低減化が可能となり、風量の増加、騒音の低減などの性能改善を図ることができる。更に、風向板4D間の継ぎ目に風をバイパスさせる開口部が無いため、継ぎ目にシール材を貼付しなくても済む。
実施の形態10.
図18(a),(b)は吹出口3の形状を示す底面図、図19は図18におけるE−E線断面図である。
図19中の矢印は空気の流れを示す。この図19において、吹出口入口3aでは風速分布が一様な空気の流れになっている。この場合には、吹出口3の全体が有効に使用されているため、騒音の悪化は抑えることができる。また、吹出口3周辺において吹出風速分布が一様であるため結露しにくくなる。
図18(a),(b)は吹出口3の形状を示す底面図、図19は図18におけるE−E線断面図である。
図19中の矢印は空気の流れを示す。この図19において、吹出口入口3aでは風速分布が一様な空気の流れになっている。この場合には、吹出口3の全体が有効に使用されているため、騒音の悪化は抑えることができる。また、吹出口3周辺において吹出風速分布が一様であるため結露しにくくなる。
図20は図18におけるE−E線断面図であり、吹出口入口3aでの風速分布が一様でない場合の一例を示している。図20中の矢印は空気の流れを示す。この図において、吹出口3内の外側(両端)の空気の流れが速く(風量が多い)、内側(中心部)の空気の流れが遅く(風量が少ない)なっている。この場合、内側の空気の流れが遅い部分における吹出口3の開口部は風量増加の寄与が少なく、そこから音が放射されて騒音悪化につながる。また、冷房運転時においては吹出風速に速度分布があることにより、空気の流れが遅い部分で室内側の暖気を巻き込んでしまい結露する可能性が高くなる。
更に、図21は吹出口入口3aの直前に軸流ファン11がある一般的な空調室内機の空気の流れを示している。軸流ファン10は、ファン中心部のドラム12の下流側に吹出し流れを生じない。そのため、空気の流れを流れ方向に直角に切った断面は、図22に示すようにドーナツ型の風速分布となり、中心部で空気の流れはほとんどない。そこで、吹出空気の流れの無いドラム12下流位置よりも外側の部位にのみ吹出口入口3aを設けることで、騒音改善を図ることができる。また、空気の流れが無い部位を塞ぐことで、流れがある部位の吹出風速分布が一様になるので、室内側の暖気を巻き込み難くなり結露し難くなる。
そこで、ドラム12下流側で流れの無い部位に、図23に示すように遮音板、吸音材、断熱材などを取り付ける騒音低減処置部13を設けるとよい。この部位は回転体である軸流ファン10やファンモータ6の下流側にあたり、回転体から発生する回転音や磁気音などの騒音を低減するのに有効となる位置である。また、空気の流れが無い部位で吹出口を塞いだ部位が周囲の吹出口3から吹出された冷気により冷やされ、室内側の暖気と接触することで結露する可能性があるが、騒音低減処置部13に取り付けられた断熱材などにより結露防止を図ることができる。また、塞ぐことのできる吹出口3の部位には、図23に示すように必然的に空間が生じるので、その部位に制御箱、制御部品、風向板などを駆動する駆動モータなどの部品を収容する部品収容部14を設けることができ、その分、装置のコンパクト化と吹出口下流側空間の有効利用を図ることができる。
図24は吹出口入口3aの直前に軸流ファン11があり、軸流ファン11の吸込側周辺に空気の流れを阻害する障害物22がある場合の空気の流れを示している。この場合の空気の流れを流れ方向と直角に切った断面は、図25に示すように、上述した図22よりも大きな穴の開いた(すなわち、空気の流れの無い部分の広い)ドーナツ型の風速分布となる。そこで、軸流ファン11からの吹出風速が大きな軸流ファン11外径の60〜70%の位置から外側の部分にのみ吹出口3を設けることで、騒音改善を図ることができる。また、上述と同様に空気の流れが無い部分を塞ぐようにすると吹出風速分布がつきにくくなるので、室内側の暖気を巻き込み難くなり結露し難くなる。
また、図26に示すように、軸流ファン11と対面する部品収容部14の対向面と、吹出口入口3aから吹出口3までのテーパ面とがなす吹出口拡大角3bを55度以上にすると、吹出口3から吹き出される空気の流れがよりスムーズになり更なる騒音改善を図ることができる。
そして、図26において吹出口3を設けなかった部位には、図23で既述したように遮音板、吸音材、断熱材などを取り付ける騒音低減処置部13を設ける。この部位は回転体である軸流ファン10やファンモータ6の下流側にあたり、回転体から発生する回転音や磁気音などの騒音を低減するのに有効となる位置である。また、空気の流れが無い部位で吹出口を塞いだ部位が周囲の吹出口3から吹出された冷気により冷やされ、室内側の暖気と接触することで結露する可能性があるが、騒音低減処置部13に取り付けられた断熱材などにより結露防止を図ることができる。また、塞ぐことのできる吹出口3の部位には、図26に示すように必然的に空間が生じるので、その部位に制御箱、制御部品、風向板などを駆動する駆動モータなどの部品を収容する部品収容部14を設けることができ、その分、装置のコンパクト化と吹出口下流側空間の有効利用を図ることができる。
図27は吹出口入口3a直前に遠心ファン5と通風路15がある場合の空気の流れを示している。遠心ファン5から吹出された空気は、遠心ファン5の外径方向に流れる。このように流れる空気は通風路15をガイドにして吹出口3から吹出される。この場合、空気の流れを流れ方向に直角に切った断面は、図28に示すようにドーナツ型の風速分布となる。また、遠心ファン主板5a部には空気の流れが無く、かつ、遠心ファン5から吹出された空気の流れは遠心力にて外周側に導かれる。そこで、吹出口入口3aは、遠心ファン主板5aよりも大きく形成し、更に通風路15内の外周側付近に設けることで、騒音改善を図ることができる。また、空気の流れが無い部位を塞ぐことで吹出風速分布がつきにくくなるので、室内側の暖気を巻き込み難くなり結露し難くなる。
遠心ファン5の下流側で流れの無い部位には、図29に示すように遮音板、吸音材、断熱材などを取り付ける騒音低減処置部13を設けるとよい。この部位は回転体である遠心ファン5やファンモータ6の下流側にあたり、回転体から発生する回転音や磁気音などの騒音を低減するのに有効となる位置である。また、空気の流れが無い部位で吹出口を塞いだ部位が周囲の吹出口3から吹出された冷気により冷やされ、室内側の暖気と接触することで結露する可能性があるが、騒音低減処置部13に取り付けられた断熱材などにより結露防止を図ることができる。また、塞ぐことのできる吹出口3の部位には、図29に示すように必然的に空間が生じるので、その部位に制御箱、制御部品、風向板などを駆動する駆動モータなどの部品を収容する部品収容部14を設けることができ、その分、装置のコンパクト化と吹出口下流側空間の有効利用を図ることができる。
実施の形態11.
図30は従来の遠心ファン5とファンモータ6の関係を示した空調室内機の概略構成図である。この空調室内機では、筐体1内で吸込側の通風路を形成する風路分割部品17の中央部分に、ベルマウス16が配備されている。遠心ファン5は吹出口3側の遠心ファン主板5aと、ベルマウス16側の遠心ファンシュラウド5bを備えている。また、遠心ファン5を駆動するファンモータ6は吹出側に配備されている。このファンモータ6は運転を続けると発熱してくるため冷却する必要がある。そこで、遠心ファン5の遠心ファン主板5aに冷却用の穴(図示せず)を設け、吸込側の空気を穴を通してファンモータ6へ吹きかけることで、ファンモータ6の熱を逃がすようにしている。そのため、冷却用の穴の近傍を空気が通過したり穴の中を通り抜けることで、騒音が発生することがある。あるいは、遠心ファン5から吹出された空気がファンモータ6を冷却したのちに冷却用の穴を通って再び遠心ファン5の吸込側に戻るというショートサイクルを生じて性能が悪化することがある。
図30は従来の遠心ファン5とファンモータ6の関係を示した空調室内機の概略構成図である。この空調室内機では、筐体1内で吸込側の通風路を形成する風路分割部品17の中央部分に、ベルマウス16が配備されている。遠心ファン5は吹出口3側の遠心ファン主板5aと、ベルマウス16側の遠心ファンシュラウド5bを備えている。また、遠心ファン5を駆動するファンモータ6は吹出側に配備されている。このファンモータ6は運転を続けると発熱してくるため冷却する必要がある。そこで、遠心ファン5の遠心ファン主板5aに冷却用の穴(図示せず)を設け、吸込側の空気を穴を通してファンモータ6へ吹きかけることで、ファンモータ6の熱を逃がすようにしている。そのため、冷却用の穴の近傍を空気が通過したり穴の中を通り抜けることで、騒音が発生することがある。あるいは、遠心ファン5から吹出された空気がファンモータ6を冷却したのちに冷却用の穴を通って再び遠心ファン5の吸込側に戻るというショートサイクルを生じて性能が悪化することがある。
そこで、実施の形態11では、図31に示す空調室内機の断面図のようにファンモータ6を遠心ファン5の1次側(吸込側)に配置する。遠心ファン5に吸い込まれる空気によりファンモータ6の冷却が可能となり、これによって遠心ファン主板5aに冷却用の穴が不要となる。また、遠心ファン主板5aの下流側で流れの無い部位には、利用できる空間が必然的に生じるので、その部位に制御箱、制御部品、風向板などを駆動する駆動モータなどの部品を収容する部品収容部14を設けることができ、その分、装置のコンパクト化と吹出口下流側空間の有効利用を図ることができる。同じく、遠心ファン主板5aの下流側で流れの無い部位に、図31に示すように遮音板、吸音材、断熱材などを取り付ける騒音低減処置部13を設けることができる。この部位は回転体である遠心ファン5やファンモータ6の下流側にあたり、回転体から発生する回転音や磁気音などの騒音を低減するのに有効となる位置である。また、空気の流れが無い部位で吹出口を塞いだ部位が周囲の吹出口3から吹出された冷気により冷やされ、室内側の暖気と接触することで結露する可能性があるが、騒音低減処置部13に取り付けられる断熱材などにより結露防止を図ることができる。
実施の形態12.
上記した実施の形態11では、ベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bは別々に構成されていたが、これらを一体化した実施の形態12を説明する。
図31に示す空調室内機において、遠心ファン5から吹出された空気の流れは、そのまま吹出口3に向かう理想の空気の流れと、遠心ファンシュラウド5bとベルマウス16の隙間を通り遠心ファン5の吸込口2に戻るという不要なショートサイクルの流れとに分かれる。その結果、遠心ファン5は、ショートサイクルという無駄な仕事をするために、入力ロスや騒音悪化などを引き起こすという問題がある。
上記した実施の形態11では、ベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bは別々に構成されていたが、これらを一体化した実施の形態12を説明する。
図31に示す空調室内機において、遠心ファン5から吹出された空気の流れは、そのまま吹出口3に向かう理想の空気の流れと、遠心ファンシュラウド5bとベルマウス16の隙間を通り遠心ファン5の吸込口2に戻るという不要なショートサイクルの流れとに分かれる。その結果、遠心ファン5は、ショートサイクルという無駄な仕事をするために、入力ロスや騒音悪化などを引き起こすという問題がある。
そこで、実施の形態12では、図32に示す空調室内機のように、実施の形態11においてベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bを一体化している。ベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bを一体化することにより、遠心ファンシュラウド5bとベルマウス16の隙間がなくなるので、遠心ファン5から吹出された空気の流れが吸込口2に戻るというショートサイクルする不要な空気の流れが発生しない。それにより、遠心ファン5は効率良く仕事をして入力の有効利用と騒音改善を図ることができる。
実施の形態13.
上記した実施の形態11,12では遠心ファン5から吹出された空気が筐体1に衝突し無理やり曲げられて吹出口3に向かうように流れていたが、ここでは、遠心ファン5から吹出された空気を吹出口3に導く部品(以後、導風部品18という)を遠心ファン5の下流側に設けた実施の形態13を説明する。
図30,31,32に示す空調室内機では、遠心ファン5から吹出された空気は、筐体1に衝突し無理やり曲げられて吹出口3に向かう空気の流れになっているため、圧力損失が大きく必要風量の確保が困難であるとともに、騒音も悪化する。
上記した実施の形態11,12では遠心ファン5から吹出された空気が筐体1に衝突し無理やり曲げられて吹出口3に向かうように流れていたが、ここでは、遠心ファン5から吹出された空気を吹出口3に導く部品(以後、導風部品18という)を遠心ファン5の下流側に設けた実施の形態13を説明する。
図30,31,32に示す空調室内機では、遠心ファン5から吹出された空気は、筐体1に衝突し無理やり曲げられて吹出口3に向かう空気の流れになっているため、圧力損失が大きく必要風量の確保が困難であるとともに、騒音も悪化する。
そこで、この実施の形態13では、図33に示す空調室内機のように、遠心ファン5から吹出された空気を吹出口3に導く導風部品18を遠心ファン5の下流側に設けている。導風部品18を遠心ファン5の下流側に設けることで、遠心ファン5から吹出された空気の流通方向を緩やかに変化させることが可能となり、圧力損失を低減することができる。その結果、必要風量の確保が容易になるとともに、騒音の改善も図ることができる。図33に示す導風部品18の形状は一例であり、遠心ファン5の下流側に設け得る導風部品であれば、別の形状のものでも同様の効果を得ることができる。
実施の形態14.
上記した実施の形態12では、ベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bを一体化したが、これらに加えて、遠心ファン5から吹出した空気を吹出口3に導く導風部品18を更に一体化させた実施の形態14を説明する。
図32で既述した実施の形態12の空調室内機では、遠心ファンシュラウド5bとベルマウス16の隙間を通って遠心ファン5の吸込口2に戻る空気の流れは発生しない。しかしながら、遠心ファン5と風路分割部品17の間には必然的に隙間が生じるため、この部分より遠心ファン5の吸込口2に戻る空気の流れが発生する。その結果、遠心ファン5はショートサイクルという無駄な仕事をするために、入力ロスや騒音悪化などを引き起こすという問題がある。
上記した実施の形態12では、ベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bを一体化したが、これらに加えて、遠心ファン5から吹出した空気を吹出口3に導く導風部品18を更に一体化させた実施の形態14を説明する。
図32で既述した実施の形態12の空調室内機では、遠心ファンシュラウド5bとベルマウス16の隙間を通って遠心ファン5の吸込口2に戻る空気の流れは発生しない。しかしながら、遠心ファン5と風路分割部品17の間には必然的に隙間が生じるため、この部分より遠心ファン5の吸込口2に戻る空気の流れが発生する。その結果、遠心ファン5はショートサイクルという無駄な仕事をするために、入力ロスや騒音悪化などを引き起こすという問題がある。
図34は実施の形態12においてベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bと導風部品18を一体化した空調室内機の概略構成図である。ベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bと導風部品18の3部品を一体化させることで、遠心ファン5から吹出された空気の流通方向を緩やかに変化させることが可能となり、吹出口3までスムーズに空気を導くことができる。
また、一体化したベルマウス16と遠心ファンシュラウド5bはそれらの間に隙間が無いので、遠心ファン5から吹出された空気の流れが吸込口2に戻るという不要なショートサイクルの流れが発生しない。また、遠心ファンシュラウド5bと導風部品18を一体化しているので、風路分割部品17が不要となり、遠心ファン5と風路分割部品17の間に生じていた隙間をなくすことができる。従って、遠心ファン5から吹出された空気が吸込口2に戻るという不要なショートサイクルの流れが発生しない。これらにより、遠心ファン5は効率良く仕事をするので、入力の有効利用と騒音改善を図ることができる。
図35は図34におけるH部拡大図である。図35に示すように、この例では、導風部品18の外周先端部と筐体1の外周下端部との隙間を塞ぐ逆流防止部19を設けている。この逆流防止部19により、前記の隙間から遠心ファン5の吸込口2に戻る空気の流れGを完全にシャットアウトすることができる。それにより、遠心ファン5はよりいっそう効率良く仕事をするので、入力の有効利用と騒音改善を図ることができる。
実施の形態15.
上記した実施の形態11,12,13,14では、ファンモータ6を遠心ファン5の1次側(吸込側)に配置した例を示したが、この実施の形態15ではファンモータ6を遠心ファン5の2次側(吹出側)に配置した例を説明する。
ファンモータ6を遠心ファン5の2次側に配置した場合でも、遠心ファン5の2次側における空気の流れは、ファンモータ6を遠心ファン5の1次側に配置した場合と同様の空気の流れとなる。つまり、遠心ファン5の1次側または2次側のいずれにファンモータ6を配置したとしても、遠心ファン5の2次側における空気の流れに関する課題は同じである。そのため、ファンモータ6を遠心ファン5の2次側に配置した空調室内機であっても、実施の形態11,12,13,14と同様の効果を得ることができる。
上記した実施の形態11,12,13,14では、ファンモータ6を遠心ファン5の1次側(吸込側)に配置した例を示したが、この実施の形態15ではファンモータ6を遠心ファン5の2次側(吹出側)に配置した例を説明する。
ファンモータ6を遠心ファン5の2次側に配置した場合でも、遠心ファン5の2次側における空気の流れは、ファンモータ6を遠心ファン5の1次側に配置した場合と同様の空気の流れとなる。つまり、遠心ファン5の1次側または2次側のいずれにファンモータ6を配置したとしても、遠心ファン5の2次側における空気の流れに関する課題は同じである。そのため、ファンモータ6を遠心ファン5の2次側に配置した空調室内機であっても、実施の形態11,12,13,14と同様の効果を得ることができる。
1,1A,1B 筐体
2 吸込口(空気吸込口)
3 吹出口(空気吹出口)
3a 吹出口入口
4,4C,4D 風向板
4A,4B 分割風向板
9 軸
9A 回動自在機構
10 伸縮風向板ガイド
10a 伸縮風向板ガイドレール
20 シール部材
21 取付部
F 矢印
S 通風路
W 矢印
2 吸込口(空気吸込口)
3 吹出口(空気吹出口)
3a 吹出口入口
4,4C,4D 風向板
4A,4B 分割風向板
9 軸
9A 回動自在機構
10 伸縮風向板ガイド
10a 伸縮風向板ガイドレール
20 シール部材
21 取付部
F 矢印
S 通風路
W 矢印
Claims (7)
- 空気吸込口および空気吹出口を有する筐体と、前記筐体内に形成されて前記空気吸込口と前記空気吹出口をつなぐ通風路と、前記空気吹出口に取り付けられた風向板とを備えていて、前記通風路で空気調和された空気を前記空気吹出口から吹き出す空調室内機において、前記風向板は空気流通方向に分割された複数の分割風向板から成り、前記複数の分割風向板はそれぞれ独立で風向角度可変に構成されていることを特徴とする空調室内機。
- 複数の分割風向板が回動自在の機構を介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の空調室内機。
- 隣合う分割風向板間がシール部材により封止されていることを特徴とする請求項1に記載の空調室内機。
- 分割風向板が空気吹出口若しくは他の分割風向板に脱着可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空調室内機。
- 空気吹出口における分割風向板の取付部が、分割風向板を着脱可能で且つ別部品を取付可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の空調室内機。
- 空気吸込口および空気吹出口を有する筐体と、前記筐体内に形成されて前記空気吸込口と前記空気吹出口をつなぐ通風路と、前記空気吹出口に取り付けられた風向板とを備えていて、前記通風路で空気調和された空気を前記空気吹出口から吹き出す空調室内機において、前記風向板は空気流通方向に伸縮自在に構成されていることを特徴とする空調室内機。
- 空気吸込口および空気吹出口を有する筐体と、前記筐体内に形成されて前記空気吸込口と前記空気吹出口をつなぐ通風路と、前記空気吹出口に取り付けられた風向板とを備えていて、前記通風路で空気調和された空気を前記空気吹出口から吹き出す空調室内機において、前記風向板は空気流通方向と交差する横方向に伸縮自在に構成されていることを特徴とする空調室内機。
Priority Applications (1)
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