JP2008226895A - 光半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 青紫色レーザなどの、高エネルギーで高密度の出力の光を受光する光半導体装置でも、受光面が変色して光の透過率を低下させることなく、また、容易に製造することができて安価に得られる受光素子を有する光半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 基板2の少なくとも1つの面(表面)に電極端子22が形成されると共に、開口孔21が形成され、その基板2上に受光素子1が、そのバンプ12と電極端子22とが接続され、かつ、受光面11が基板2の開口孔21と対向するように、フリップチップ実装されている。そして、少なくともその接続部(バンプ12の部分)が被覆されるように、紫外線硬化樹脂が、開口孔21の周縁に沿って受光素子1と基板2との間隙部に充填されて封止樹脂層3が形成されている。この封止樹脂層3は、受光素子1の受光面および開口孔21内には漏出しないように形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 基板2の少なくとも1つの面(表面)に電極端子22が形成されると共に、開口孔21が形成され、その基板2上に受光素子1が、そのバンプ12と電極端子22とが接続され、かつ、受光面11が基板2の開口孔21と対向するように、フリップチップ実装されている。そして、少なくともその接続部(バンプ12の部分)が被覆されるように、紫外線硬化樹脂が、開口孔21の周縁に沿って受光素子1と基板2との間隙部に充填されて封止樹脂層3が形成されている。この封止樹脂層3は、受光素子1の受光面および開口孔21内には漏出しないように形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、青紫色レーザ対応の光ピックアップ用レーザモニタのような波長の短い光または高密度の光を受光する光半導体装置およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、波長の短い光や高密度の光によっても受光感度が劣化せず、しかも製造が簡単な構造の光半導体装置およびその製造方法に関する。
従来の受光用光半導体装置は、たとえば図5に、その平面説明図およびそのB−B線断面説明図が示されるように、リードフレームやプリント配線板などからなる基板92上に受光素子91がダイボンディングされ、基板92の両端部に設けられる一対の電極端子93aと受光素子91の素子電極がワイヤ94により接続(ワイヤボンディング)され、その周囲を透光性の封止樹脂層95によりモールドすることにより形成されている。なお、93cは基板92の裏面に形成された接続端子で、93bは電極端子93aと接続端子93cとを接続するコンタクトである。この封止樹脂層95としては、一般的にはエポキシ樹脂が用いられているが、レーザなどの高密度の光や青紫色などの短波長でエネルギー強度の大きい光が照射されると変色などの劣化が著しく、耐光性のある樹脂を用いても樹脂の変色、変形を完全に抑えることは困難である。変色や変形などが生じると、光の受光感度が大幅に低下し、信頼性が非常に低いという問題を有している。
そこで、たとえば図6に同様の断面説明図が示されるように、基板92上に受光素子91をダイボンディングおよびワイヤボンディングし、受光素子91の受光面は、封止樹脂層95により被覆されないよう封止樹脂層95を形成し、その表面にカバーガラス96を被せる構造のものも知られている(たとえば特許文献1参照)。なお、図6において、図5と同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。
一方、近年の電子機器の軽薄短小化の進展に伴い、この種の光半導体装置も、より一層の小形化が要求され、たとえば図7に、受光素子91を基板92にマウントした同様の断面説明図が示されるように、ワイヤボンディングをしないで、受光素子91の受光面91aを基板92側に向けて、素子電極(図示せず)を基板91上の電極端子93とバンプ97などを介して直接接続する、いわゆるフリップチップ実装がなされると共に、基板92の受光面91aと対向する部分には開口部92aを設け、受光素子91の受光面91aの前方には封止樹脂層95を設けない構造のものも知られている(たとえば特許文献2参照)。図7に示される例では、前述の高エネルギー光による受光量の変動を防止する目的で、受光面91aや開口部92a側に封止樹脂が流れ込まないように、基板92の開口部92aの周囲に突起部98を形成して、高エネルギー光により変色しやすい封止樹脂が突起部98で遮断される構造になっている。なお、図7においても、図5と同じ部分には、同じ符号を付してその説明を省略する。
特開2006−237051号公報
特開2003−068939号公報
前述の図6に示される構造にすると、半導体パッケージの小形化、低背化が難しく、また、生産コストが上昇するという問題があると共に、封止樹脂の一部が受光面の表面に流れ出すという問題がある。一方、図7に示される構造にすると、ワイヤボンディングをしなくても良いため、小形化、低背化を達成することができると共に、突起部98によりある程度の封止樹脂層95の樹脂の漏出を防ぐことができる。しかし、この構造では、突起
部98が無いと封止樹脂層95の樹脂が受光面91aや開口部92a内に漏出するため、基板92の開口部92aの周縁部に、予め枠状の突起部98を設ける必要があり、部品および製造工程の増加を伴いコストアップになるという問題がある。しかも、受光素子91を突起部98の上面に当接させて封止樹脂層95の樹脂を注入する必要があるが、突起部98の高さのバラツキによっては、封止樹脂層95の樹脂が受光面側に漏出したり、バンプ97の接続が不十分になったりするという問題も有している。
部98が無いと封止樹脂層95の樹脂が受光面91aや開口部92a内に漏出するため、基板92の開口部92aの周縁部に、予め枠状の突起部98を設ける必要があり、部品および製造工程の増加を伴いコストアップになるという問題がある。しかも、受光素子91を突起部98の上面に当接させて封止樹脂層95の樹脂を注入する必要があるが、突起部98の高さのバラツキによっては、封止樹脂層95の樹脂が受光面側に漏出したり、バンプ97の接続が不十分になったりするという問題も有している。
本発明は、このような問題を解決し、青紫色レーザなどの、高エネルギーで高密度の出力の光を受光する光半導体装置でも、受光面が変色して光の透過率を低下させることなく、また、容易に製造することができて安価に得られる受光素子を有する光半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明による光半導体装置は、少なくとも1つの面に電極端子が形成されると共に、開口孔が形成された基板と、該基板上の前記電極端子と素子電極が接続され、かつ、受光面が前記開口孔と対向するようにフリップチップ実装される受光素子と、少なくとも前記電極端子と素子電極との接続部が被覆され、かつ、前記開口孔の周縁に沿って前記受光素子と基板との間隙部に充填される紫外線硬化樹脂からなる封止樹脂層とを具備し、該封止樹脂層は、前記受光素子の受光面および前記開口孔内に漏出しないように形成されていることを特徴とする。
また、本発明による光半導体装置の製造方法は、(a)開口孔が形成されると共に電極端子が形成された基板上に、受光素子の受光面が前記開口孔と対向すると共に該受光素子の素子電極が前記電極端子と接続されるように、前記受光素子を実装し、(b)前記基板の開口孔を介して前記受光素子の受光面側に紫外線を照射しながら前記受光素子と前記基板との間隙部に紫外線硬化樹脂を注入することにより前記開口孔周縁の前記間隙部の紫外線硬化樹脂を硬化させることにより封止樹脂層を形成することを特徴とする。
本発明の光半導体装置によれば、受光素子の受光面には、封止樹脂層が設けられない構造になっているため、青紫色の半導体レーザなど、短波長で光エネルギーが大きく、また、高密度の光を受光する光半導体装置でも、その光の照射による変色は一切生じることがなく、非常に信頼性の高い光半導体装置が得られる。また、受光素子の素子電極と基板の電極端子との接続部および受光素子と基板との間隙部には、紫外線硬化樹脂が充填されているため、腐食などの恐れは一切なく、また、機械的強度も充分に得られ、非常に信頼性の高い光半導体装置が得られる。さらに、この間隙部を充填する樹脂として、紫外線硬化樹脂を用いているため、製造方法の効果で述べるように、受光素子の受光面および開口孔に封止用の樹脂は一切漏出することなく封止樹脂層を間隙部のみに形成することができる。
本発明の製造方法によれば、基板の開口孔が設けられた側から紫外線を受光素子の受光面に向けて照射しながら紫外線硬化樹脂を注入しているため、受光素子と基板との間隙部に注入された紫外線硬化樹脂が開口孔の周縁に流れてくると、紫外線の照射により硬化して流れが止まる。換言すると、注入された紫外線硬化樹脂が開口孔の周縁に流れてきた時点で硬化を始める。そのため、開口孔の周縁で硬化して間隙部を塞ぎ、その周縁部から開口孔側には紫外線硬化樹脂は流れ出さないで、封止樹脂層を形成することができる。その結果、突起部などの樹脂流れを阻止する手段を特別に設ける必要がなく、非常に簡単な製造工程で、受光素子の受光面および基板の開口孔内に全く封止用の樹脂を漏出させない光半導体装置を得ることができる。
つぎに、図面を参照しながら本発明の光半導体装置およびその製造方法について説明をする。本発明による光半導体装置は、図1にその一実施形態の平面説明図、そのB−B断面説明図、および底面図が示されるように、基板2の少なくとも1つの面(表面)に電極端子22が形成されると共に、開口孔21が形成され、その基板2上に受光素子1が、その素子電極(図示せず、その上にバンプ12が形成されている)が基板2上の電極端子22と接続され、かつ、受光面11が基板2の開口孔21と対向するように、フリップチップ実装されている。そして、少なくとも電極端子22と素子電極との接続部(バンプ12の部分)が被覆されるように、紫外線硬化樹脂(紫外線の照射により硬化する樹脂)が、開口孔21の周縁に沿って受光素子1と基板2との間隙部に充填されて封止樹脂層3が形成されている。この封止樹脂層3は、受光素子1の受光面11および開口孔21内には漏出しないように形成されている。
受光素子1は、たとえば青紫色の光を検出することができるように、シリコンなどの半導体層によりpn接合が形成されている。この受光素子1の一対の素子電極(図示せず)が、受光素子1の端部側に形成され、その一対の素子電極上に図示しないバリア金属層などを介してAuなどからなるバンプ12が形成され、その中心部が受光面11とされている。このバンプ12は、5〜15μm程度の高さに形成されるため、受光素子1と基板2とは、バンプ12の部分のみで接続されている。
基板2は、たとえばガラスエポキシ樹脂などからなる樹脂基板に配線膜(電極端子)を形成したプリント基板など、絶縁性基板からなっており、その一面(表面)に、一対の電極端子22が形成されると共に、この上にマウントされる受光素子1の受光面11に合せた開口孔21が形成されている。基板2としては、樹脂基板に限らず、他の材料を用いることができ、青紫色のような短波長の光を受光する光半導体装置では、光の照射によっても劣化し難いアルミナなどのセラミックスを用いることが好ましい。また、基板2に形成される開口孔21は、図1に示される例では、円形状の貫通孔になっているが、形状は円形に限定されるものではなく、四角形など、受光素子1の受光面11の形状に合せて形成することができる。基板2の表面(一面)に形成される電極端子22は、基板2の表面に真空蒸着などにより成膜した金属膜をパターニングして形成される。図1に示される例では、基板2の表面に設けられた一対の電極端子22は、基板2に形成されたビアコンタクト23を経て、基板2の裏面に形成される接続端子24に連結されており、そのまま実装基板などに表面実装をすることができる構造になっている。ビアコンタクト23は、基板2に形成した貫通孔内に導電性材料を埋め込むことにより形成することができ、接続端子24は、電極端子22と同様の方法で形成することができる。
この基板2上に、受光素子1が実装されているが、その実装に当っては、受光素子1の受光面11を基板2側に向けて、一対の素子電極上に形成されたバンプ12が一対の電極端子22と重なり、さらに、受光素子2の受光面11が基板2に形成された開口孔21と一致するように実装される。そして、バンプ12と電極端子22とが接合されている。このバンプ12は、前述のように、一定の高さを有しており、また、電極端子22も一定の厚さを有しているため、受光素子1の表面と基板2の表面との間には、5〜15μm程度の間隙部(ギャップ)が形成されている。
封止樹脂層3は、バンプ12と電極端子22との接続部を被覆して保護すると共に、受光素子1と基板2との接着強度を確保するため、受光素子1と基板2との間隙部に充填され、受光素子1を被覆するように形成されている。この封止樹脂層3として紫外線硬化樹脂が用いられている理由は、後で詳述するように、封止樹脂層3を構成する樹脂が受光素子1の受光面11や基板2の開口孔21内に漏出する前に紫外線を照射することにより硬化させ、開口孔21の周縁で封止樹脂層3が止まるようにするためである。図1に示され
る例では、紫外線硬化樹脂からなる封止樹脂層3が、受光素子2の上面側(受光面と反対側)を被覆するように設けられているが、この封止樹脂層3は、少なくとも受光素子1と基板2との間隙部に充填されていれば良い。それにより、バンプ12の接合部を保護すると共に、受光素子1の接着強度を維持することができる。また、紫外線硬化樹脂からなる封止樹脂層3は、間隙部を充填する非常に薄い層のみに形成し、その上に受光素子1を被覆するようにエポキシ樹脂など、通常の封止樹脂の層を設けることもできる。その例が、図2に示されている。
る例では、紫外線硬化樹脂からなる封止樹脂層3が、受光素子2の上面側(受光面と反対側)を被覆するように設けられているが、この封止樹脂層3は、少なくとも受光素子1と基板2との間隙部に充填されていれば良い。それにより、バンプ12の接合部を保護すると共に、受光素子1の接着強度を維持することができる。また、紫外線硬化樹脂からなる封止樹脂層3は、間隙部を充填する非常に薄い層のみに形成し、その上に受光素子1を被覆するようにエポキシ樹脂など、通常の封止樹脂の層を設けることもできる。その例が、図2に示されている。
すなわち、図2は、図1の実施形態の変形例を表す、図1(b)と同様の断面説明図で、受光素子1および基板2の構成および受光素子1の実装方法は図1に示される実施形態と同じであり、同じ部分には同じ符号を付してその説明を省略する。図2に示される例では、紫外線硬化樹脂からなる封止樹脂層3が、受光素子1と基板2との間隙部を充填する程度の量が注入されて薄い封止樹脂層3が形成され、受光素子1の側面および上面側には、エポキシ樹脂などからなる通常の封止材料により第2の封止樹脂層4が形成されることにより構成されている。このような構成にすることにより、紫外線硬化樹脂の硬化を短時間で行うことができ、受光面11や開口孔21への封止樹脂の漏出を阻止しながら、従来と同様の封止樹脂層を形成することができる。
本発明の光半導体装置によれば、受光素子1を実装する基板2に開口孔21を設け、その開口孔21に受光面11を対向させて受光素子1をフリップチップ実装しているため、受光素子1の素子電極を基板2側と接続するのにワイヤボンディングをする必要がなく、非常に薄型の光半導体装置とすることができる。しかも、受光面11には、封止樹脂が設けられない構造にしながら、少なくとも受光素子1と基板2との間隙部を封止する封止樹脂層3に紫外線硬化樹脂を用いているため、紫外線硬化樹脂を注入しながら、開口孔21側から紫外線を照射することにより、基板2表面の開口孔21の周縁に沿って紫外線硬化樹脂を硬化させることができ、受光素子1の受光面11や開口孔21内に封止樹脂を漏出させることなく、間隙部を完全に充填することができる。その結果、非常に簡単に製造することができながら、受光面11に一切封止樹脂が付着することがなく、変色による輝度低下などが生じない、非常に信頼性の高い光半導体装置を安価に得ることができる。
つぎに、図1に示される光半導体装置の製造方法について、図3を参照しながら説明する。まず図3(a)に示されるように、所望の波長の光を受光することができる材料によりpn接合を形成し、表面の一対の素子電極にバンプが形成された受光素子1を、フェースダウン(受光する主面(受光面11)を下向き)にして、基板2の表面に形成された電極端子22にバンプ12が重なり、また、受光面11が開口孔21と重なるように載置し、一定の圧力をかけて、所定の温度に上昇させることにより、バンプ12と電極端子22とを接合する。この際、バンプ12と電極端子22に、それぞれの厚さがあるため、バンプ12および電極端子22の無い部分の受光素子1と基板2との間隙は、前述のように、5〜15μm程度になる。なお、図3(a)では、1個分の光半導体装置の受光素子1の部分のみが拡大して書かれているが、実際に製造する段階では、複数個の光半導体装置を同時に製造するため、図3(b)に示されるように、大きな基板2aに複数個の受光素子1が同時に載置され、後から切断分離することにより個々の光半導体装置が形成される。
つぎに、図3(b)に示されるように、基板2aの表面(受光素子1が載置された面)の周囲に、封止樹脂の流れを阻止するダム5を、たとえばシリコーン樹脂をポッティングなどにより塗布して乾燥させることにより、1.5〜2mm程度の厚さに形成しておき、
基板2aの裏面側から開口孔21内に紫外線7を照射しながら、ディスペンサ6などにより、紫外線硬化樹脂3aを受光素子1の周囲に注入する。注入された紫外線硬化樹脂3aは、基板2aの表面を流れて広がり、開口孔21の部分にも流れるが、開口孔21からは紫外線が照射されているため、開口孔21の周縁に流れてきた紫外線硬化樹脂3aは、開
口孔21aから流れ落ちることなく硬化する。その結果、開口孔21の周縁で紫外線硬化樹脂3aは硬化し、注入される紫外線硬化樹脂3aの流れを阻止し、基板2aの前面に広がるが、基板2aの周囲にはダム5が設けられているため、ダム5で囲まれた全体に注入される紫外線硬化樹脂3aは堆積される。この紫外線7を照射しながら紫外線硬化樹脂3aを注入する状態を、1個の受光素子1の部分での拡大断面図で図4に示す。すなわち、紫外線7は、開口孔21の周縁のみで、紫外線硬化樹脂3aに照射される。
基板2aの裏面側から開口孔21内に紫外線7を照射しながら、ディスペンサ6などにより、紫外線硬化樹脂3aを受光素子1の周囲に注入する。注入された紫外線硬化樹脂3aは、基板2aの表面を流れて広がり、開口孔21の部分にも流れるが、開口孔21からは紫外線が照射されているため、開口孔21の周縁に流れてきた紫外線硬化樹脂3aは、開
口孔21aから流れ落ちることなく硬化する。その結果、開口孔21の周縁で紫外線硬化樹脂3aは硬化し、注入される紫外線硬化樹脂3aの流れを阻止し、基板2aの前面に広がるが、基板2aの周囲にはダム5が設けられているため、ダム5で囲まれた全体に注入される紫外線硬化樹脂3aは堆積される。この紫外線7を照射しながら紫外線硬化樹脂3aを注入する状態を、1個の受光素子1の部分での拡大断面図で図4に示す。すなわち、紫外線7は、開口孔21の周縁のみで、紫外線硬化樹脂3aに照射される。
受光素子1が完全に被覆される量の紫外線硬化樹脂3aが注入された後に、図3(c)に示されるように、基板2aの表面側から紫外線7を照射することにより、注入された紫外線硬化樹脂3aの全体が硬化し、封止樹脂層3が形成される。
その後、図3(d)に示されるように、基板2aを紫外線硬化樹脂3aが硬化した封止樹脂層3と共に、各受光素子1に分離されるように、ダイシングライン8に沿って切断分離する。その結果、図1に示される構造の光半導体装置が得られる。
なお、図3に示される製造工程では、図1に示されるように、封止樹脂層3が受光素子1の全体を被覆するように紫外線硬化樹脂により形成する例の製造方法であったが、たとえば図2に示される構造の光半導体装置にするには、紫外線硬化樹脂3aの注入を受光素子1と基板2との間隙を充填する程度、すなわち開口孔21aに封止樹脂が流れ出ないように間隙部を閉塞する量の注入に留め、前述の図3(c)に示される紫外線硬化樹脂3aの硬化が終った後に、エポキシ樹脂のような通常の封止樹脂を注入して硬化させることにより、第2の封止樹脂層4を形成することができる。また、このような第2の封止樹脂層4を形成しないで、紫外線硬化樹脂により接合部のみを封止する薄い封止樹脂層3のみにすることもできる。このように、紫外線硬化樹脂の層を薄くして、エポキシ樹脂などの通常の封止樹脂により受光素子1の部分を封止することにより、紫外線硬化樹脂の硬化時間を短縮するメリットがある。
本発明の製造方法によれば、紫外線7を基板2の開口孔21側から照射しながら紫外線硬化樹脂3aを注入しているため、基板2に突起部などを設けて、受光素子1と基板2との間に封止樹脂の流れを阻止する特別な手段を追加することなく、確実に樹脂流れを開口孔21の周縁で阻止することができ、非常に簡単な製造工程で、受光素子1の受光面11および開口孔21内への樹脂の漏出を完全に防止することができる。その結果、青紫色半導体レーザのように、短波長の高エネルギーや、高密度の光を受光する光半導体装置でも、受光素子の表面が変色して受光感度が低下するというような問題を解消することができる光半導体装置を安価に得ることができる。
1 受光素子
2 基板
3 封止樹脂層
4 第2の封止樹脂層
5 ダム
6 ディスペンサ
7 紫外線
8 ダイシングライン
11 受光面
12 バンプ
21 開口孔
22 電極端子
23 ビアコンタクト
24 接続端子
2 基板
3 封止樹脂層
4 第2の封止樹脂層
5 ダム
6 ディスペンサ
7 紫外線
8 ダイシングライン
11 受光面
12 バンプ
21 開口孔
22 電極端子
23 ビアコンタクト
24 接続端子
Claims (2)
- 少なくとも1つの面に電極端子が形成されると共に、開口孔が形成された基板と、該基板上の前記電極端子と素子電極が接続され、かつ、受光面が前記開口孔と対向するようにフリップチップ実装される受光素子と、少なくとも前記電極端子と素子電極との接続部が被覆され、かつ、前記開口孔の周縁に沿って前記受光素子と基板との間隙部に充填される紫外線硬化樹脂からなる封止樹脂層とを具備し、該封止樹脂層は、前記受光素子の受光面および前記開口孔内に漏出しないように形成されていることを特徴とする光半導体装置。
- (a)開口孔が形成されると共に電極端子が形成された基板上に、受光素子の受光面が前記開口孔と対向すると共に該受光素子の素子電極が前記電極端子と接続されるように、前記受光素子を実装し、(b)前記基板の開口孔を介して前記受光素子の受光面側に紫外線を照射しながら前記受光素子と前記基板との間隙部に紫外線硬化樹脂を注入することにより前記開口孔周縁の前記間隙部の紫外線硬化樹脂を硬化させることにより封止樹脂層を形成することを特徴とする光半導体装置の製造方法。
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JP2007058705A JP2008226895A (ja) | 2007-03-08 | 2007-03-08 | 光半導体装置およびその製造方法 |
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- 2007-03-08 JP JP2007058705A patent/JP2008226895A/ja active Pending
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