JP2008219498A - 中継通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】トラフィックの混雑、制御パケットの送信不可あるいは制御パケットのデータパケットとのパケット衝突を回避して、信頼性の高いアドホックネットワークを構築する。
【解決手段】複数の通信端末がパケットの送受信を行うアドホック型中継通信システム及びアドホック型中継通信方法である。前記複数の通信端末間の中継経路情報を含んだ制御パケットの送受信を行なう制御パケット領域区間と、アプリケーション及び上位層に関わるデータパケットの送受信を行なうデータパケット領域区間とに、前記各通信端末のチャネルを時分割した。これにより、スループットの改善を行なうことができると共に、データパケットによる高トラフィック化を抑制し、端末間で共有した制御パケット領域区間を確保する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の通信端末がパケットの送受信を行うアドホック型中継通信システム及びアドホック型中継通信方法である。前記複数の通信端末間の中継経路情報を含んだ制御パケットの送受信を行なう制御パケット領域区間と、アプリケーション及び上位層に関わるデータパケットの送受信を行なうデータパケット領域区間とに、前記各通信端末のチャネルを時分割した。これにより、スループットの改善を行なうことができると共に、データパケットによる高トラフィック化を抑制し、端末間で共有した制御パケット領域区間を確保する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の通信端末が互いにパケットの送受信を行うアドホック型中継通信システム及びアドホック型中継通信方法に関する。
一般にアドホック型中継通信装置のルーティングプロトコルとしては、特許文献1のように、AODV等のリアクティブ型(オンデマンド型)プロトコルと、OLSR等のプロアクティブ型(テーブル駆動型)プロトコルとがある。
前記AODVは、通信要求が発生してから周りの端末の存在を確かめ、経路を作成していく。このため、通信要求が発生しても、経路表を確立されるまで、アプリケーションパケットを送信することができない。この場合、経路表を確立するまでのオーバヘッド時間を要する。
これに対して、前記OLSRは、予め経路表を作成しておくプロトコルであり、常にパケットを送信しながら、周辺に存在する端末を確認する必要がある。
特開2006−197288号公報
前記従来のアドホック型中継通信装置のルーティングプロトコルのうちプロアクティブ型プロトコルにおいては、同一チャネルを使用して、中継経路情報を作成するために必要なパケット(制御パケット)とアプリケーションに関わるデータパケットを送受信する必要がある。
制御パケットはアプリケーションデータパケットに比べてパケット長が短い。一方、アプリケーションパケットはアプリケーションに依存して、パケット長が異なる。
前記パケットの送受信を同一チャネルで行なうために、キャリアセンス(CS)によってチャネルの使用状況を確認しながらパケットの送受信を行なうCSMA方式では、経路表作成に要求以上の時間が生じてしまうことがある。即ち、パケット衝突あるいはチャネルのビジー状態により、制御パケットが送信あるいは受信できない事態が発生して、経路表作成に要求以上の時間が生じてしまうことがある。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、複数の通信端末がパケットの送受信を行うアドホック型中継通信システムにおいて、前記複数の通信端末間の中継経路情報を含んだ制御パケットの送受信を行なう制御パケット領域区間と、アプリケーション及び上位層に関わるデータパケットの送受信を行なうデータパケット領域区間とに前記各通信端末のチャネルを時分割する同期信号を出力する同期手段を備えたものである。
これにより、チャネルを制御パケット送受信時間領域区間とデータパケット送受信領域区間に時分割して、スループットの改善を行なうことができる。また、制御パケット領域区間とデータパケット領域区間に時分割することで、自律分散型MACプロトコルであるCSMA方式に対して、データパケットによる高トラフィック化を抑制し、端末間で共有した制御パケット領域区間を確保することができる。
各通信端末からパケット長の長いアプリケーションデータパケットが送信されることでトラフィックが混雑して、制御パケットを送信できない、あるいは制御パケットがデータパケットとパケット衝突を起こすという問題を回避することができ、信頼性の高いアドホックネットワークを構築することができる。
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、4台の通信端末によってアドホック型無線通信網を構成した場合の制御パケット及びデータパケットの送受信の例を示すタイムチャートである。図2は通信端末の機能を示す機能ブロック図である。
以下に、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、4台の通信端末によってアドホック型無線通信網を構成した場合の制御パケット及びデータパケットの送受信の例を示すタイムチャートである。図2は通信端末の機能を示す機能ブロック図である。
図1のチャネルは、制御パケットとデータパケットに対する送受信を共有して使用するタイプである。本実施形態では、すべての通信端末でのチャネルを、共通した、制御パケット領域区間とアプリケーションデータパケット領域区間に時分割している。さらに、制御パケット領域区間であるか、アプリケーションデータパケット領域区間であるかを識別するために、各通信端末が共有して使用可能な同期信号が必要となるが、この同期信号としてGPS信号を用いる。この同期信号は各通信端末に装備しているGPS装置(図示せず)を使い、このGPS装置から受信するGPS位置情報のタイミングを利用して、同期信号を作成する。
通信端末は、図2に示すように、パケット受信機能部とパケット送信機能部とから構成あれている。
パケット受信機能部は主に、パケット受信部1と、BCHデコード部2と、CRC部3と、パケット分析部4とから構成されている。
パケット受信部1は、他の通信端末から送信されたパケットを受信する部分である。このパケット受信部1で、受信したパケットの先頭を検出する。BCHデコード部2は、BCH符号化されたパケットデータを復号して、誤り訂正を行なう部分である。
CRC部3は、誤りを検出する部分である。このCRC部3は、BCHデコード部2で復号されたパケットデータのビット誤りを検出するビット誤り検出部3Aと、このビット誤り検出部3Aで前記パケットデータのビット誤りを検出した場合にそのパケットを廃棄するパケット廃棄部3Bとからなる。このCRC部3でビット誤りが検出されない場合、そのパケットデータはパケット分析部4へ送られる。
パケット分析部4は、CRC部3から入力したパケットデータを分析して、必要なデータを取得する部分である。パケット分析部4は、制御パケット受信判定部4Aと、中継送信要否判定部4Bと、自局宛情報判定部4Cと、シーケンス番号チェック部4Dと、パケット廃棄部4Eとを備えている。
制御パケット受信判定部4Aは、受信したパケットデータが、中継経路情報を含む制御パケットであるか否かを判定する。この制御パケット受信判定部4Aで、制御パケットであると判定すれば、中継経路情報を基に中継先情報7を更新する。制御パケットでないと判定すれば、アプリケーションデータパケットであり、中継送信要否判定部4Bへ送る。
中継送信要否判定部4Bは、中継送信する必要があるか否かを判定する。この中継送信要否判定部4Bで、中継送信する必要があると判定した場合は、受信したパケット情報を後述する中継パケット生成部8へ送る。必要がないと判定した場合は、受信したパケット情報を自局宛情報判定部4Cへ送る。
自局宛情報判定部4Cは、受信したパケットが自局宛か否かを判定する。この自局宛情報判定部4Cで、自局宛と判定した場合は、シーケンス番号チェック部4Dへ送る。自局宛でないと判定した場合は、パケット廃棄部4Eへ送る。
シーケンス番号チェック部4Dは、データパケットのシーケンス番号を利用して、パケットが重複していないかをチェックする。パケットが重複しており、既に上位層へ上げている場合には、そのデータパケットを上位層へ上げずに破棄する。パケットが重複していない場合は前記パケットを上位層へ上げる。
パケット廃棄部4Eは、自局宛情報判定部4Cから送られたパケットを廃棄する。
パケット送信機能部は、トリガ発生部5と、制御パケット生成部6と、中継先情報7と、中継パケット生成部8と、パケット生成部9と、送信バッファ部10と、BCHエンコード部11と、パケット送信部12とから構成されている。
トリガ発生部5は、GPS装置で受信したGPS位置情報を基にトリガとしての同期信号を発生する。この同期信号は、すべての通信端末に同様に発生する信号である。このトリガ発生部5で発生した同期信号は、送信バッファ10に送られる。この同期信号によって、図1に示す送受信を、すべての通信端末で、同じ制御パケット領域区間及びアプリケーションデータ領域区間に時分割されている。このトリガ発生部5が、前記複数の通信端末間の中継経路情報を含んだ制御パケットの送受信を行なう制御パケット領域区間と、アプリケーション及び上位層に関わるデータパケットの送受信を行なうデータパケット領域区間とに、前記各通信端末のチャネルを時分割する同期信号を出力する同期手段である。そして、前記GPS装置が、全ての通信端末に同様に届いて前記同期信号の基準になる基準信号(GPS信号)を取得する基準信号取得部である。
制御パケット生成部6は、パケット分析部4の制御パケット受信判定部4Aから取得した中継端末情報や接続情報等の中継先情報7を取得して、制御パケットを生成する。生成した制御パケットは、送信バッファ部10に送られる。
中継パケット生成部8は、中継送信要否判定部4Bからのパケット情報や中継先情報7を受けて、中継すべきパケットである中継パケットを生成する。生成された中継パケットは送信バッファ部10に送られる。
パケット生成部9は、自局で発生した送信データを基にパケットを生成する。生成されたパケット生成部9は送信バッファ部10に送られる。
送信バッファ部10は、各種の送信すべきパケットを一次的に蓄えると共に、トリガ発生部5からのトリガ信号によって、現在、制御パケット領域区間であるか、あるいはアプリケーションデータ領域区間であるかを認識して、BCHエンコード部11へ送る。なお、送信バッファ部10は、送信するアプリケーションデータが前記アプリケーションデータ領域区間を越える大きさの場合に、このアプリケーションデータ領域区間に収まるように分割する機能も備えている。
BCHエンコード部11は、送信バッファ部10から受け取ったデータをエンコードする。エンコードされたデータは、パケット送信部12に送られる。
パケット送信部12は、BCHエンコード部11でエンコードされたパケットデータを送信する。
次に、図1を用いて、4台の通信端末を例にした制御パケットとデータパケットの送受信を行うアドホック型中継通信方法について説明する。アドホック型中継通信方法の全体的動作は公知であるため、ここでは本発明の特徴部分を中心に説明する。
制御パケットは情報量が短い。これに対してデータパケットは、想定するアプリケーションによって異なり、データ長の長いデータパケットが頻繁に発生する場合が存在する。そのために、周辺の通信端末がパケット長の長いデータパケットを送信していると、キャリアセンスの結果、ビジー状態になり、制御パケットを送信できなくなってしまう場合がある。また、パケット衝突によって正しく受信できない場合もある。これを解消するために、送信するデータパケットを、図1のように、制御パケットの送信を行なう制御パケット領域区間と、アプリケーションに関わるデータパケットを送信するアプリケーションデータパケット領域区間とに時分割する。
この2つの領域分割は、各通信端末に装備しているGPS装置を利用する。このGPS装置からのGPS位置情報を基にしてトリガ発生部5でトリガとしての同期信号を得る。GPS装置からは周期的に緯度、経度及び時間等の情報が得られる。そのために、この周期的に得られる信号を前記同期信号として使用する。制御パケット領域区間とアプリケーションデータ領域区間は、図1のように、各通信端末において予め設定した間隔にしておく。この設定間隔に応じて各通信端末のトリガ発生部5で同期信号を送信バッファ部10に出力して、全ての通信端末を同期させる。制御パケット領域及びアプリケーションデータ領域内では、各端末がCSMA方式に従い、キャリアセンスを行ないながら、パケットの送受信を行なう。
各通信端末が制御パケット領域中に送信する制御パケットには、各通信端末が接続されている周辺端末情報を含むことで、周辺の通信端末に、経路情報を知らせる。なお、制御パケットは周辺端末に知らせる必要があるので、宛先を指定せずに、ブロードキャストで送信する。
[効果]
以上説明した様に本実施形態によれば、各通信端末がパケット長の長いアプリケーションデータパケットが送信されるがゆえに、トラフィックが混雑し、制御パケットを送信できない、あるいは制御パケットがデータパケットとパケット衝突を起こすという問題を回避することが可能となる。
以上説明した様に本実施形態によれば、各通信端末がパケット長の長いアプリケーションデータパケットが送信されるがゆえに、トラフィックが混雑し、制御パケットを送信できない、あるいは制御パケットがデータパケットとパケット衝突を起こすという問題を回避することが可能となる。
この結果、スムーズに通信することができる、信頼性の高いアドホックネットワークを構築することができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。図3は、4台の通信端末によってアドホック型無線通信網を構成した場合の制御パケット及びデータパケットの送受信の例を示すタイムチャートである。図4は通信端末の機能を示す機能ブロック図である。
図3のチャネルは、図1と同様に、制御パケットとデータパケットに対する送受信を共有して使用するが、制御パケット領域区間とデータパケット領域区間に時分割されている。そのために、各通信端末が共有して使用可能な同期信号が必要となるが、この同期信号を中継局が送信する制御パケットをトリガとして利用する。即ち、図3に示す(1)〜(4)の制御パケットがトリガになる。この点が本実施形態と前記第1実施形態と大きく異なる点である。図3中の端末1の送信する制御パケット中には、制御パケット領域区間に対するトリガであるか、アプリケーションデータパケット領域区間に対するトリガであるかを区別するためのフラグ(制御パケット中に領域を識別するためのフラグ)を含ませておく。この図3中の端末1が、前記各通信端末(端末1〜4)のうち中継機として機能させる通信端末である。この端末1が、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間のトリガとなる信号(フラグ)を含ませた前記制御パケットを他の全ての通信端末(端末2〜端末4)に送信する中継機としての通信端末(同期手段)である。ここでは、各端末は図5に示すように位置しているものとする。
これにより、中継局でない端末(端末2、端末3及び端末4)は、中継局からの制御パケット(図3中(1)、(3))を受信すると、CSMA方式によって、キャリアセンスを行ないながら、制御パケットを送信する。また、アプリケーションデータパケット領域区間に対するトリガパケット(図3中(2)、(4))を受信すると、同様に、CSMA方式によって、データパケットを送信する。
この端末1〜4は、前記第1実施形態の通信端末とほぼ同様の構成を有している。具体的には、トリガ発生部5がない点を除いた他は全て同じ構成になっている。さらに、各端末1〜4は、前記トリガを送信する中継局としての機能と、中継局でない通常の端末としても機能を両方とも備えている。そして、各端末のうちの1つに中継局としての機能を発揮させ、他の端末は通常の端末として機能させる。この場合は、中継局の特定は、各端末同士で通信して1つに絞る。例えば、当該アドホック通信領域に滞在している時間が一番長いもの等のような、1つの端末に絞れる情報を基に選択する。
さらに、制御パケット生成部6は、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間のトリガとなる信号(フラグ)を含ませた前記制御パケットを生成する。さらに、制御パケット領域区間長情報も前記制御パケットに含ませるようになっている。この機能は、自己が中継局となったときに発揮するように設定されている。
さらに、制御パケット生成部6には、中継機として機能する通信端末から送信する制御パケット中に、制御パケット領域区間長情報を含ませることで、当該中継機として機能する通信端末に接続されている端末数に応じて、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間の長さを可変できる機能も備えている。これにより、制御パケット領域区間を短くすることができると共にデータパケット領域区間を長くとることができ、より多くのデータパケットを送信することができるようになる。この機能も、自己が中継局となったときに発揮するように設定されている。
上記構成により、パケット受信時にはつぎのようになる。
パケット受信部1で、受信パケットの先頭を検出し、BCHデコード部2で誤り訂正を行なう。CRC部3で誤りを検出した場合、パケット廃棄部3Bでパケットを廃棄する。CRC部3で誤りが検出されない場合、パケット分析部4へ送られる。
パケット分析部4では、中継経路情報を含む制御パケットであるか否かを制御パケット受信判定部4Aで調べる。また、この時、中継局以外の端末は、受信した制御パケットが中継局から送信されたパケットであるか否かについても調べる。即ち、制御パケットトリガであるかを調べる。制御パケットトリガであれば、送信バッファ部10に対して、トリガを与え、制御パケット領域区間であることを送信バッファ部10に認識させる。制御パケットでなければ、アプリケーションデータパケットであり、中継送信する必要があるか否かを調べる。中継送信する必要がある場合には、受信したパケット情報を中継パケット生成部8へ送る。次に、自局宛か否かを調べ、自局宛であれば、シーケンス番号チェック部4Dへ送る。自局宛でなければ、パケット廃棄部4Eでパケットを廃棄する。シーケンス番号チェック部では、データパケットのシーケンス番号を利用して、パケットが重複していないかを判断する。パケットか重複しており、既に上位層へ上げている場合には、上位層へ上げずに廃棄する。
パケット送信時には次のようになる。
自局で発生したデータはパケット生成部9において、パケットを生成し、送信バッファ部10に送られる。中継すべきパケットは中継パケット生成部8で生成し、送信バッファ部10へ送られる。制御パケットは制御パケット生成部6で生成し、送信バッファ部10へ送られる。
送信バッファ部10には、各種の送信すべきパケットが一次的に蓄えられている。パケット分析部4からのトリガ信号によって、制御パケット領域区間であるか、あるいはアプリケーションデータ領域区間であるかを認識し、BCHエンコード部11へ送り、エンコードした後、パケット送信部12にて、パケットが送信される。
次に、アドホック型中継通信方法について説明する。
前記第1実施形態では、GPS情報を用いて同期を取る例について説明した。しかしながら、室内等においてはGPS情報を取得できない場合がある。この場合には本実施形態の装置を用いて通信する。
図3を用いて、第2実施形態のアドホック型中継通信方法について説明する。本実施形態の場合も、本発明の特徴部分を中心に説明する。
まず、中継局である端末1が、制御パケット領域トリガパケットを送信する(図3中(1))。この中継局から送信する制御パケット領域トリガパケットは、制御パケット領域のトリガとして用いるだけでなく、中継局の制御パケットとしても使用する。中継局以外の端末(端末2〜端末4)は、端末1からの制御パケットを受信すると、制御パケット領域中であると認識し、各自の機能に基づいて制御パケットを送信する。
中継局は既定の制御パケット領域時間経過後に、アプリケーションデータ領域トリガパケットを送信する(図3中(2))。この時、中継局が送信するアプリケーションデータ領域トリガパケットには、(1)から(2)の間に、端末2〜端末4が送信した制御パケット情報を含むことで、端末2〜端末4は最新の情報を中継局から受け取る(図3中(2))ことが可能となる。各端末2〜端末4は、アプリケーションデータ領域区間中であると認識し、各自の機能に基づいてアプリケーションデータパケットを送信する。端末1も同様にアプリケーションデータパケットを送信する。
また、中継局は図3中の(1)から(2)の間で、受信したパケット数に応じて制御パケット領域を可変し、アプリケーションデータ領域を調整して可能な限り広げて、スループットの改善を行なう。
[効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、パケット長の長いアプリケーションデータパケットを各端末が送信して、トラフィックが混雑しているために、制御パケットを送信できないという問題を回避することが可能となる。また、中継局に接続されている端末数に応じて、アプリケーションデータパケット領域区間を調整することが可能になる。これにより、信頼性の高いアドホックネットワークを構築することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、パケット長の長いアプリケーションデータパケットを各端末が送信して、トラフィックが混雑しているために、制御パケットを送信できないという問題を回避することが可能となる。また、中継局に接続されている端末数に応じて、アプリケーションデータパケット領域区間を調整することが可能になる。これにより、信頼性の高いアドホックネットワークを構築することができる。
[利用形態]
本発明は前記2つの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明から排除するものではない。
本発明は前記2つの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明から排除するものではない。
前記基準信号取得部としては、各通信端末に同様に届くビーコン信号を受信する受信装置を備えて構成してもよい。このビーコン信号としては、例えばアマチュア無線のビーコン信号等のように、数秒又は数十秒おきに発信されるものを用いる。これによっても、前記各実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
また、前記第1実施形態では、前記同期手段として、全ての通信端末に同様に届いて同期信号の基準になり得るGPS信号を取得するGPS装置を用い、前記第2実施形態では、前記同期手段として、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間のトリガとなる信号を含ませた前記制御パケットを他の全ての端末2〜4に送信する中継機として機能する端末1を備えたが、これらの機能を1つの通信端末に組み込んでもよい。この場合は、例えばGPS信号が受信できるところでは第1実施形態の機能を発揮させ、GPS信号が受信できないところでは第2実施形態の機能を発揮させて、機能を使い分ける。これによっても、前記各実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
1:パケット受信部、2:BCHデコード部、3:CRC部、4:パケット分析部、5:トリガ発生部、6:制御パケット生成部、7:中継先情報、8:中継パケット生成部、9:パケット生成部、10:送信バッファ部、11:BCHエンコード部、12:パケット送信部。
Claims (14)
- 複数の通信端末がパケットの送受信を行うアドホック型中継通信システムにおいて、
前記複数の通信端末間の中継経路情報を含んだ制御パケットの送受信を行なう制御パケット領域区間と、アプリケーション及び上位層に関わるデータパケットの送受信を行なうデータパケット領域区間とに前記各通信端末のチャネルを時分割する同期信号を出力する同期手段を備えて構成されたことを特徴とするアドホック型中継通信システム。 - 請求項1に記載のアドホック型中継通信システムにおいて、
前記同期手段が、全ての通信端末に同様に届いて前記同期信号の基準になる基準信号を取得する基準信号取得部を備えて構成されたことを特徴とするアドホック型中継通信システム。 - 請求項2に記載のアドホック型中継通信システムにおいて、
前記基準信号取得部が、前記各通信端末に同様に届くGPS信号を受信するGPS装置を備えて構成されたことを特徴とするアドホック型中継通信システム。 - 請求項2に記載のアドホック型中継通信システムにおいて、
前記基準信号取得部が、前記各通信端末に同様に届くビーコン信号を受信する受信装置を備えて構成されたことを特徴とするアドホック型中継通信システム。 - 請求項1に記載のアドホック型中継通信システムにおいて、
前記各通信端末のうちの1つを中継機として機能させ、
前記同期手段が、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間のトリガとなる信号を含ませた前記制御パケットを他の全ての通信端末に送信する前記中継機としての通信端末によって構成されたことを特徴とするアドホック型中継通信システム。 - 請求項5に記載のアドホック型中継通信システムにおいて、
前記中継機として機能する通信端末から送信する制御パケット中に、制御パケット領域区間長情報を含ませることで、当該中継機として機能する通信端末に接続されている端末数に応じて、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間の長さを可変できる機能を備えて構成されたことを特徴とするアドホック型中継通信システム。 - 請求項1に記載のアドホック型中継通信システムにおいて、
前記同期手段が、全ての通信端末に同様に届いて前記同期信号の基準になる基準信号を取得する基準信号取得部と、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間のトリガとなる信号を含ませた前記制御パケットを他の全ての通信端末に送信する前記中継機として機能する通信端末とを備えて構成されたことを特徴とするアドホック型中継通信システム。 - 複数の通信端末がパケットの送受信を行うアドホック型中継通信方法において、
前記各通信端末のチャネルを時分割する同期信号を出力して、当該各通信端末のチャネルを、前記複数の通信端末間の中継経路情報を含んだ制御パケットの送受信を行なう制御パケット領域区間と、アプリケーション及び上位層に関わるデータパケットの送受信を行なうデータパケット領域区間とに、時分割することを特徴とするアドホック型中継通信方法。 - 請求項8に記載のアドホック型中継通信方法において、
全ての通信端末に同様に届いて前記同期信号の基準になる基準信号を取得することを特徴とするアドホック型中継通信方法。 - 請求項9に記載のアドホック型中継通信方法において、
全ての通信端末に同様に届いて前記同期信号の基準になる基準信号としてGPS信号を用いることを特徴とするアドホック型中継通信方法。 - 請求項9に記載のアドホック型中継通信方法において、
前記各通信端末に同様に届いて前記同期信号の基準になる基準信号としてビーコン信号を用いることを特徴とするアドホック型中継通信方法。 - 請求項8に記載のアドホック型中継通信方法において、
前記各通信端末のうちの1つを中継機として機能させて、当該通信端末から他の全ての通信端末に制御パケットを送信し、
当該制御パケットに、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間のトリガとなる信号を含ませることを特徴とするアドホック型中継通信方法。 - 請求項12に記載のアドホック型中継通信方法において、
前記中継機として機能する通信端末から送信する制御パケット中に、制御パケット領域区間長情報を含ませて、
前記中継機として機能する通信端末に接続されている端末数に応じて、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間の長さを可変させることを特徴とするアドホック型中継通信方法。 - 請求項8に記載のアドホック型中継通信方法において、
全ての通信端末に同様に届いて前記同期信号の基準になる基準信号を取得すると共に、前記各通信端末のうちの1つを中継機として機能させて、当該通信端末から他の全ての通信端末に制御パケットを送信し、当該制御パケットに、前記制御パケット領域区間及び前記データパケット領域区間のトリガとなる信号を含ませることを特徴とするアドホック型中継通信方法。
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