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JP2008217899A - 不揮発性半導体記憶装置、及び不揮発性半導体記憶システム - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置、及び不揮発性半導体記憶システム Download PDF

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JP2008217899A
JP2008217899A JP2007053358A JP2007053358A JP2008217899A JP 2008217899 A JP2008217899 A JP 2008217899A JP 2007053358 A JP2007053358 A JP 2007053358A JP 2007053358 A JP2007053358 A JP 2007053358A JP 2008217899 A JP2008217899 A JP 2008217899A
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Toshiba Electronic Device Solutions Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

【課題】 不良カラム情報を外部に通知することにより、記憶領域を有効に使用すること
が可能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 カラム切り離しデータ保持回路19の一方のデータノードN21が保持す
るデータを示すFUSEDATA信号、及びアドレスバッファ8内部のアドレスカウンタ
が生成するカラムアドレスプリデコード信号をデコーダ回路DEC1に入力する。デコー
ダ回路DEC1の出力信号に基づき、不良カラムにおいては、データラッチLAT2に保
持されるデータ出力は不許可とされ、相補データ線DL、DLnは常に固定データを出力
する。同様に、不良カラムにおいては、相補データ線DL、DLnからデータラッチLA
T2へのデータ入力は不許可とされ、データラッチLAT2の保持するデータは変更され
ない。
【選択図】 図5

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に係り、特に電気的書き換え可能な不揮発性半導体
記憶装置の不良カラム管理手法に関する。
従来、電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置の一つとして、NAND型フラッ
シュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリにおいては、製造工程中に発生
したメモリセルの不良を救済するため、任意の不良カラムを任意の冗長カラムに自動的に
置換する冗長カラム救済方式(フレキシブルカラムリダンダンシ)が実装されている。冗長
カラム救済方式では、必要の都度、入力カラムアドレスと不良カラムアドレスとの一致検
出を行い、入力カラムアドレスと不良カラムアドレスとが一致した場合に、アクセスする
カラムを振り替える(例えば、特許文献1参照。)。
不良アドレス記憶回路には通常、フューズ回路やROM回路が用いられるが、これらの
回路を設けず、メモリセルアレイ内に他の各種初期設定データと共に不良アドレスを記憶
する方式も開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この場合、不良アドレスは電源
投入時に自動的に読み出されて初期設定レジスタに転送される。以降の動作では、初期設
定レジスタに保持される不良アドレスに基づいて、不良カラムの置換制御が行われる。
また、NAND型フラッシュメモリにおけるデータ書き込みシーケンスは、所定の書き
込み電圧印加と書き込みベリファイを繰り返して行われる。即ち、ベリファイ読み出し後
、全てのデータの書き込みが完了しているか否かをチェックするベリファイ判定(パス/
フェイル判定)が行われ、全てのビットの書き込み完了が判定されると、書き込みシーケ
ンスは終了し、書き込みが不十分なビットがあると判定されると、再度書き込み電圧が印
加される。
書き込み電圧印加回数の最大値(書き込みサイクル数、或いはループ数)Nmaxは、
予め設定されている。書き込み回数がNmaxに達しても全ビットの書き込みが終了しな
い場合には、書き込みが“フェイル”として書き込みシーケンスは終了する。
不良メモリセルを含むカラムに対してベリファイ判定を行う場合、不良メモリセルの書
き込みが完了しないことにより、最大書き込み回数Nmaxまで書き込みが繰り返されて
“フェイル”となるため、書き込みシーケンスが長時間化する。このため、ベリファイ判
定回路に不良カラムを切り離すためのデータを保持するラッチ回路を備え、不良カラムを
ベリファイ判定の判定対象から除外する構成が開示されている(例えば、特許文献3参照
。)。
更に、出荷後、NAND型フラッシュメモリの使用中に後発的に発生した不良を救済す
るため、チップ外部からのコマンド入力に従って不良カラム切り離しデータの書き込みが
可能なラッチ回路を設けた構成が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
しかしながら、冗長カラム救済方式は、必要の都度、NAND型フラッシュメモリ内部
に設けられた比較回路において入力カラムアドレスと不良カラムアドレスとの一致検出を
行い、アクセスするカラムを振り替える置換制御を行うため、高速動作を阻害する一要因
となっていた。
また、装置内部に不良カラムが存在しない、或いは、予め実装してある冗長カラム数よ
りも少ない不良カラム数しか存在しない場合は、未使用の冗長カラムを残したまま出荷さ
れる。この場合、メモリセルとして正常であるにも拘わらず、未使用領域、即ちチップ外
部からも内部からもデータを書き込むことのできない領域が存在することとなり、メモリ
セルを有効に使用しているとは言えず、利便性を低下させていた。
特開2001−250395号公報 特開2001−176290号公報 特開2003−140899号公報 特開2006−79695号公報
本発明は、不良カラム情報を外部に通知することにより、記憶領域を有効に使用するこ
とが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な不揮発性メモ
リセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの同時に読み出し或いは書き込
みされる一括処理単位の読み出しデータ或いは書き込みデータを一時的に保持可能な第1
のデータ保持回路と、前記第1のデータ保持回路のデータ状態を装置外部に取り出す手段
と、電源投入時にデータ状態が自動的に設定され、且つ、装置外部より入力されたコマン
ドによってデータ状態を変更可能な第2のデータ保持回路とを具備し、前記一括処理単位
は、装置内部で利用する単位数と、装置外部に連続して出力、或いは装置外部から連続し
て入力できる最大単位数の和に等しいことを特徴とする。
また、本発明の別態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な不揮発
性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの同時に読み出し或いは
書き込みされる一括処理単位の読み出しデータ或いは書き込みデータを一時的に保持可能
な第1のデータ保持回路と、前記第1のデータ保持回路のデータ状態を装置外部に取り出
す手段と、電源投入時にデータ状態が自動的に設定され、且つ、装置外部より入力された
コマンドによってデータ状態を変更可能な第2のデータ保持回路とを具備し、前記一括処
理単位は、装置内部で利用する単位数と、装置外部に連続して出力、或いは装置外部から
連続して入力できる最大単位数との和以上で、且つ、装置内部で利用する単位数と、装置
外部に連続して出力、或いは装置外部から連続して入力できる最大単位数と、装置内部で
利用する単位数を上限として設けられる冗長領域の単位数の和を超えないことを特徴とす
る。
本発明によれば、不良カラム情報を外部に通知することにより、記憶領域を有効に使用
することが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムの構成を示すブロック図である
。不揮発性半導体記憶システムは、NAND型フラッシュメモリ100及びフラッシュコ
ントローラ200を有する。
フラッシュコントローラ200は、図1に示すように、CPU21(Central Processi
ng Unit)、ROM22(Read Only Memory)、RAM23(Random Access Memory)、
バッファ24、ECC回路25、及び不良アドレス管理ブロック26を有し、外部ホスト
等のシステムからの要求に従い、NAND型フラッシュメモリ100にアクセスし、デー
タの書き込み、読み出し、及び消去等の制御を行う。
CPU21は、不揮発性半導体記憶システム全体の動作を制御し、不揮発性半導体記憶
システムが電源供給を受けた際に、ROM22に格納されるファームウェアをRAM23
上に読み出して、所定の処理を実行する。
ROM22は、CPU21により制御されるファームウェア等を格納し、RAM23は
、CPU21の作業エリアとして使用される。
バッファ24は、外部ホスト等から転送されるデータをNAND型フラッシュメモリ1
00へ書き込む際に、一定量のデータを一時的に記憶したり、NAND型フラッシュメモ
リ100から読み出されるデータを外部ホスト等へ転送する際に、一定量のデータを一時
的に記憶したりする。
ECC回路25は、NAND型フラッシュメモリ100にデータを書き込む際に、外部
ホスト等からフラッシュコントローラ200に入力される書き込みデータに基づきECC
符号を生成し、当該データに付与する。また、NAND型フラッシュメモリ100からデ
ータを読み出す際に、読み出しデータに基づき生成したECC符号と、書き込みの際に付
与されたECC符号とを比較することにより、エラーを検出、或いは訂正する。
不良アドレス管理ブロック26は、NAND型フラッシュメモリ100から通知される
不良カラムアドレス情報を基に構成され、当該不良カラムアドレス情報を管理する。不良
カラムアドレスに関しては後述する。
次に、NAND型フラッシュメモリ100の構成に関して説明する。図2は、NAND
型フラッシュメモリ100の機能ブロック構成を示し、図3は、そのメモリコア部のセル
アレイ構成を示す。
NAND型フラッシュメモリ100は、入力バッファ1、入力バッファ2、コマンドデ
コーダ3、ステートマシン4、ROM5、RAM6、電源オン検地回路7、アドレスバッ
ファ8、コントロールレジスタ9a、コントロールレジスタ9b、ロウデコーダ10、セ
ンスアンプ回路11、高電圧発生回路12、コントロールレジスタ13、メモリセルアレ
イ14、選択回路15、ベリファイ判定回路16、データバッファ17、及び出力バッフ
ァ18を有する。
チップイネーブル信号CEnx、ライトイネーブル信号WEnx、リードイネーブル信
号REnx、コマンドラッチイネーブル信号CLEx、アドレスラッチイネーブル信号A
LEx、ライトプロテクト信号WPnx等の外部制御信号は、制御ピンを介して入力バッ
ファ1に入力される。コマンド、アドレス、及びデータは、入出力ピン(I/Oピン)を
介して入力バッファ2に入力される。
また、図2には明示しないが、NAND型フラッシュメモリ100が、書き込み、読み
出し、及び消去動作等に対してレディ状態にあるか、ビジー状態にあるかを示すステータ
ス信号RBxが、フラッシュコントローラ200に対して出力可能に構成されている。
入出力ピンから入力されたコマンドは、入力バッファ2を介してコマンドデコーダ3に
転送され、コマンドデコーダ3でデコードされた後、ステートマシン4に転送される。
ステートマシン4は、NAND型フラッシュメモリ100の内部制御回路であり、その
制御プログラムの一部、或いは全部は、ROM5、RAM6に保持されている。不揮発性
半導体記憶システムが電源供給を受け、電源オン検知回路7が電源オンを検知すると、制
御プログラムの一部、或いは全部がRAM6に転送される。ステートマシン4は、RAM
6に転送された制御プログラムに基づき、コマンドデコーダ3から入力されたコマンドに
応じて、書き込み、読み出し、及び消去等の各種動作を制御する。
入出力ピンから入力されたアドレスは、アドレスバッファ8を介して、ステートマシン
4の制御により定められた所定のタイミングにおいて、コントロールレジスタ9a及びコ
ントロールレジスタ9bに入力され、ロウデコーダ10やセンスアンプ回路11に転送さ
れる。
高電圧発生回路12は、ステートマシン4からコントロールレジスタ13を介して与え
られる信号により制御され、書き込み、読み出し、及び消去等の各種動作に応じて必要と
される高電圧を発生する。
メモリセルアレイ14は、図3に示すように、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセ
ルMC0乃至MC31(以下、一般にメモリセルMCと称する場合がある)が直列接続さ
れたNANDセルユニット(NANDストリング)NUを配列して構成される。
メモリセルMCは、例えば、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された浮遊ゲー
ト電極、及び当該浮遊ゲート電極上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲート電極
を有する。メモリセルMCは、浮遊ゲート電極に蓄積された電荷の多寡による閾値電圧の
変化を利用して、例えば、上位ページデータ“x”と下位ページデータ“y”とにより定
義され、閾値電圧の順にデータ“11”、“10”、“00”、“01”が割り付けられ
た4値データ“xy”の1つを不揮発に保持可能とされる。
NANDセルユニットNUの一端は、選択ゲートトランジスタST1を介してビット線
BLに、他端は選択ゲートトランジスタST2を介して共通ソース線CELSRCに接続
される。同一行のメモリセルMCの制御ゲート電極は、それぞれメモリセル列方向に延在
して共通接続され、ワード線WL0乃至WL31(以下、一般にワード線WLと称する場
合がある)を構成する。また、選択ゲートトランジスタST1、ST2の制御ゲート電極
は、それぞれメモリセル列方向に延在して共通接続され、選択ゲート線SGD、SGSを
構成する。
メモリセル列方向に複数配列されるNANDセルユニットNUの集合は、データ消去の
最小単位となるブロックBLKを構成し、メモリセル行方向に複数のブロックBLK0乃
至BLKnが配置されている。
ロウデコーダ10は、ワード線WLの一端側に配置され、コントロールレジスタ9aか
ら入力されたアドレスに従い、ワード線WL、選択ゲート線SGS、及び選択ゲート線S
GDの選択駆動を行う。
センスアンプ回路11は、ビット線BLの一端側に配置され、データの書き込み及び読
み出しに供せられる。また、センスアンプ回路11は、複数のページバッファPBを具備
し、選択回路15を介して、ブロックBLK内のビット線BLにおいて端から数えて偶数
番目のビット線BLから構成されるグループである偶数ビット線BLe、或いは奇数番目
のビット線BLから構成されるグループである奇数ビット線BLoのいずれか一方に選択
的に接続される。
選択回路15は、2つのグループのビット線BLe、BLoから一方のみを選択してセ
ンスアンプ回路11に接続し、且つ、2つのグループのビット線BLe、BLoの他方を
非選択としてセンスアンプ回路11に接続しない。また、データ読み出し時には、非選択
側のビット線BLを接地することにより、ビット線BL間の結合ノイズを低減させる。
この場合、1本のワード線WL及び偶数ビット線BLeにより選択されるメモリセルM
Cの集合が、書き込み及び読み出しの単位である1ページを構成し、1本のワード線WL
及び奇数ビット線BLoにより選択されるメモリセルMCの集合が他の1ページを構成す
る。
ベリファイ判定回路16は、センスアンプ回路11に付属して設けられ、データ書き込
み時にセンスアンプ回路11内のページバッファPBが有するデータラッチLAT1の保
持するデータに基づいて、後述するベリファイ判定動作を行う。
書き込みデータは、データバッファ17を介して、センスアンプ回路11にロードされ
、センスアンプ回路11に読み出されたデータは、出力バッファ18を介して、外部に出
力される。
図4は、センスアンプ回路11の1つのページバッファPBの構成例を示している。セ
ンスノードNsenとビット線BLとの間に配置されたNMOSトランジスタQ1は、ビ
ット線制御信号BLCLAMPにより制御され、ビット線BLのプリチャージ電圧をクラ
ンプする働き、及びビット線BLの電圧を増幅するプリセンスアンプとしての働きをする
。センスノードNsenには、ビット線プリチャージ制御信号BLPREにより制御され
るプリチャージ用NMOSトランジスタQ2が接続され、また必要に応じて電荷保持用の
キャパシタC1が接続される。
センスノードNsenは、ビット線制御信号BLC1により制御される転送用NMOS
トランジスタQ3を介して、データラッチLAT1の一方のデータノードN1に接続され
ている。データノードN1とセンスノードNsenとの間には、読み出しデータを一時的
に記憶するためのデータ記憶回路DSが設けられている。ドレインが電圧端子VREGに
接続されたNMOSトランジスタQ4のゲートがデータ記憶ノードNRである。
この記憶ノードNRとデータラッチLAT1のデータノードN1との間に、データ転送
制御信号DTGにより制御されるデータ転送用NMOSトランジスタQ6が配置されてい
る。また、記憶ノードNRが保持するデータに応じて、センスノードNsenに電圧VR
EGを転送するために、NMOSトランジスタQ4とセンスノードNsenとの間に、電
圧転送制御信号REGにより制御されるNMOSトランジスタQ5が配置されている。
データ記憶回路DSは、本実施形態においては1つ配置されているが、複数配置しても
良い。データ記憶回路DSは、書き込み時に前サイクルの書き込みデータを保持して、後
述するベリファイ判定動作において、“0”書き込み不十分のメモリセルMCについての
み、“0”データをデータラッチLAT1のデータノードN1に書き戻すための書き戻し
回路として用いられる。
一方、データラッチLAT1の他方のデータノードN2は、後述するベリファイチェッ
ク回路VCKを介して、第1の検知線COMに接続されている。
また、センスノードNsenには、ビット線制御信号BLC2により制御される転送用
NMOSトランジスタQ7を介して、データキャッシュとして機能する第1のデータ保持
回路としてのデータラッチLAT2が接続されている。データラッチLAT1とLAT2
との間では、1ページ分の書き込みまたは読み出しデータが同時に転送される。
メモリセルMCが4値データを保持可能である場合、例えば下位ページ書き込みのため
に上位ページデータを参照し、或いは上位ページデータ書き込みに下位ページデータを参
照する、ということが必要になる。
例えば、下位ページを参照して上位ページを書く必要があるとすると、データラッチL
AT1に書き込むべき上位データを保持し、下位ページデータが既にメモリセルMCに書
かれている場合には、これを読み出してデータラッチLAT2に保持する。そして、この
下位ページデータを参照しながら、上位ページデータの書き込みベリファイ制御を行う。
データラッチLAT2のデータノードN11、N12は、カラム選択信号CSLiによ
り制御されるカラム選択ゲートQ11、Q12を介して、相補データ線DL、DLnに接
続されている。この相補データ線DL、DLnはページ内の入出力端子を単位として集約
され、差動アンプによりそのデータ状態を判定される。
相補データ線DL、DLnにはPMOSトランジスタQ21、NMOSトランジスタQ
22がそれぞれ接続されている。PMOSトランジスタQ21のソースは電源電圧Vdd
に接続され、NMOSトランジスタQ22のソースは接地電圧Vssに接続される。PM
OSトランジスタQ21、NMOSトランジスタQ22のゲートは、デコーダ回路DEC
2により制御され、相補的にオン、オフされるように構成されている。デコーダ回路DE
C2は、後述する活性化信号FCSLnによって制御される。
図5に、1ページを構成するセンスアンプ回路11の構成を示す。図4に示した1ビッ
トのデータを保持するページバッファPBが有する第1の検知線COMは、ページバッフ
ァPB0乃至PB7を単位として(即ち、バイト単位で)共通接続され、1カラムを構成
している。第1の検知線COMの論理レベル情報は、PMOSトランジスタQ42及びQ
43を介して第2の検知線NCOMに、更に、NMOSトランジスタQ45を介して、第
3の検知線LSENに伝達される。第3の検知線LSENの論理レベル情報は、ベリファ
イ判定回路16に入力され、ステートマシン4に通知される。
即ち、ベリファイ判定のためのデータ線は、第1の検知線COM、第2の検知線NCO
M、及び第3の検知線LSENの階層構造を有する。
第1の検知線COMは、図4に示すように、各々のページバッファPBが有するベリフ
ァイチェック回路VCKを介してデータラッチLAT1に接続されている。
書き込み或いは消去時のベリファイ読み出しでは、書き込みが完了すると、データラッ
チLAT1のデータノードN1がオール“1”状態になるようにその保持データが制御さ
れる。このデータラッチLAT1のデータノードN1のオール“1”状態をカラム単位で
検出するのが、第1の検知線COMである。
第1の検知線COMは、制御信号COMHnにより制御されるプリチャージ用PMOS
トランジスタQ41で電源電圧Vddにプリチャージされる。ベリファイ信号VFYによ
りベリファイチェック回路VCKが活性化された時に、データラッチLAT1のデータノ
ードN1が1つでもデータ“0”(書き込み不十分)であると、プリチャージされた第1
の検知線COMが放電される。この場合、書き込み或いは消去が“フェイル”であること
、即ち、書き込み或いは消去が完了していないことを示す。
図4に示すベリファイ信号VFYは、例えば8つのページバッファPBの全ベリファイ
チェック回路VCKを同時に活性化するように構成される。これは、カラム単位でのパス
/フェイル判定を行う場合であるが、ビット単位でのパス/フェイル判定を行う場合には
、このベリファイ信号VFYを個々のページバッファPBについて順次入力してチェック
を繰り返せば良い。
第1の検知線COMは、図5に示すように、それぞれのレベル遷移を検知するためのP
MOSトランジスタQ42のゲートに接続されている。PMOSトランジスタQ42のソ
ースは、電源電圧Vddに接続され、ドレインは、後述する第2のデータ保持回路として
のカラム切り離しデータ保持回路19の一方のデータノードN22が保持するデータであ
るFUSEDATA信号により制御されるPMOSトランジスタQ43を介して、第2の
検知線NCOMに接続されている。
図6は、カラム切り離しデータ保持回路19の内部構成を示す回路図である。カラム切
り離しデータ保持回路19は、例えば不良カラム等について、当該カラムをベリファイ判
定の対象から除外するために設けられ、出荷前のテスト結果に従って、不良カラム切り離
しデータが書き込まれる。即ち、メモリセルアレイ14の初期設定データ記憶領域に保持
されるカラム切り離しデータが、電源投入時に自動的に読み出されて、カラム切り離しデ
ータ保持回路19に書き込まれる。
また、カラム切り離しデータ保持回路19に保持されるデータは、出荷後、NAND型
フラッシュメモリ100の使用中に発生した不良カラムをベリファイ判定の対象から除外
するために、NAND型フラッシュメモリ100外部からのコマンド入力により書き換え
可能に構成される。
そのため、図6に示すように、カラム切り離しデータ保持回路19の他方のデータノー
ドN21と接地電圧Vssとの間に、カラム選択信号CSLにより制御されるNMOSト
ランジスタQ31と、活性化信号FCENにより制御されるNMOSトランジスタQ32
とが直列接続されている。また、データノードN22には、リセット信号FCRSTによ
り制御されるリセット用NMOSトランジスタQ33が接続されている。尚、カラム選択
信号CSLは、デコーダ回路DEC1の出力信号であるカラム選択信号CSLiとは異な
るものである。
出荷後に所定のシーケンスにより行われる不良チェックで、新たに不良カラムが発見さ
れた場合、これをベリファイ判定対象から除外するために、所定のコマンド入力に従って
、カラム切り離しデータ保持回路19にカラム切り離しデータが書き込まれる。
即ち、カラム選択信号CSLによりNMOSトランジスタQ31がオン、図示略のコン
トロールレジスタ9bにより活性化される活性化信号FCENによりNMOSトランジス
タQ32がオンすることで、カラム切り離しデータ保持回路19の他方のデータノードN
21を“0”、一方のデータノードN22を“1”とするカラム切り離しデータがラッチ
される。
即ち、カラム切り離しデータ保持回路19が保持するカラム切り離しデータは、正常カ
ラム(不良カラムではないカラム)においては、PMOSトランジスタQ43をオンとす
る、即ち、FUSEDATA信号を“0”とするデータである。一方、不良カラムにおい
ては、PMOSトランジスタQ43をオフとする、即ち、FUSEDATA信号を“1”
とするデータである。
尚、出荷後の不良チェックは、システム起動時の初期設定動作中に行っても良いし、或
いは、任意のタイミングで所定のコマンド入力により行っても良い。
第2の検知線NCOMは、第1の検知線COMと一対一対応で配置され、正常カラムに
ついて、第1の検知線COMのレベル遷移を検知するためのものであり、また、リセット
信号COLDRSTにより制御されるリセット用NMOSトランジQ44を介して、接地
電圧Vssに接続される。リセット信号COLDRSTにより、NMOSトランジスタQ
44をオンにすることで、第2の検知線NCOMは接地電圧Vssにリセットされる。
第2の検知線NCOMは、それぞれのレベル遷移を検知するためのNMOSトランジス
タQ45のゲートに接続され、NMOSトランジスタQ45のドレインは第3の検知線L
SENに共通接続されている。
第3の検知線LSENは、各カラムにおける第2の検知線NCOMのレベル遷移を検知
するために設けられる一括検知線である。NMOSトランジスタQ45のソースには、N
MOSトランジスタQ45と直列に、コントロールレジスタ9bから入力される活性化信
号DENにより制御されるNMOSトランジスタQ46が接続されている。
ベリファイ判定時において、書き込み不十分なメモリセルMCが存在し、プリチャージ
された第1の検知線COMがベリファイチェック回路VCKを介して放電される場合、第
1の検知線COMが論理レベル“L”に遷移し、対応するPMOSトランジスタQ42が
オンになる。
ここで、正常カラムにおいては、PMOSトランジスタQ43がオンであり、第2の検
知線NCOMは、PMOSトランジスタQ42、Q43を介して充電され、論理レベル“
H”に遷移する。一方、不良カラムにおいては、PMOSトランジスタQ43がオフであ
り、第1の検知線COMのレベル遷移に拘わらず、第2の検知線NCOMは論理レベル“
L”の初期状態を保つ(充電されない)。
ベリファイ判定動作中は、NMOSトランジスタQ46が常にオンであるから、第2の
検知線NCOMが論理レベル“H”への遷移を示す場合、NMOSトランジスタQ45が
オンとなり、第3の検知線LSENが放電される。一方、第2の検知線NCOMが論理レ
ベル“L”の初期状態を保つ場合、NMOSトランジスタQ45がオフとなり、第3の検
知線LSENは放電されない。
ベリファイ判定回路16は、この第3の検知線LSENの論理レベルの遷移を検知して
ベリファイ判定を行う。即ち、第3の検知線LSENが放電され、論理レベル“L”へ遷
移すればベリファイ判定の結果として“フェイル”が、第3の検知線LSENが放電され
ず、論理レベル“H”を保つ場合はベリファイ判定の結果として“パス”がステートマシ
ン4に通知される。
ステートマシン4は、ベリファイ判定の結果に基づき、例えば“フェイル”であれば再
度書き込み電圧を印加する等の条件判定を行う。従って、カラム切り離しデータ保持回路
19を設けることにより、不良カラムにあっては、強制的に“パス”とする、即ち、ベリ
ファイ判定の対象から除外することが可能となる。
本実施形態に係る半導体記憶システムにおいては、カラム切り離しデータ保持回路19
の一方のデータノードN22が保持するデータであるFUSEDATA信号を、デコーダ
回路DEC1にも入力する。これにより、回路面積の増大を最小限に抑えつつ、不良カラ
ムアドレス情報をNAND型フラッシュメモリ100外部、例えばフラッシュコントロー
ラ200に通知することが可能となる。以下、この点について、NAND型フラッシュメ
モリ100の動作を踏まえて詳細に説明する。
図7は、図5に示したデコーダ回路DEC1と、ページバッファPBの入力信号である
カラム選択信号CSLi及び活性化信号FCSLnとの関係を示す。本実施形態において
、カラム切り離しデータ保持回路19は、1バイト単位(1カラム単位)で配置されてい
るから、デコーダ回路DEC1も同様に、1カラムに対し1つ配置する。従って、デコー
ダ回路DEC1の出力信号であるカラム選択信号CSLi及び活性化信号FCSLnは、
当該カラムのページバッファPBに共通信号として入力される。
デコーダ回路DEC1は、FUSEDATA信号、及びアドレスバッファから生成され
るカラムアドレスプリデコード信号CA、CB、CC、及びCDを入力信号とする。ここ
で、カラムアドレスプリデコード信号CA、CB、CC、及びCDは、当該カラムが選択
される場合のみ全て“1”が入力され、当該カラムが選択されない場合は、少なくとも一
箇所以上に“0”が入力されるように構成するものとする。
デコーダ回路DEC1において、カラムアドレスプリデコード信号CA、CB、CC、
及びCDは、NAND回路DEC1Aに入力される。NAND回路DEC1Aの出力信号
CSLnは、NOR回路DEC1B及びインバータ回路DEC1Cに入力される。インバ
ータ回路DEC1Cの出力信号は、NAND回路DEC1Dに入力される。
FUSEDATA信号は、NOR回路DEC1B及びNAND回路DEC1Dに入力さ
れる。NOR回路DEC1Bの出力信号がカラム選択信号CSLiであり、NAND回路
DEC1Dの出力信号が活性化信号FCSLnである。
例えば、メモリセルMCに保持された書き込みデータをページ単位でデータラッチLA
T2に保持し、当該データをNAND型フラッシュメモリ100外部に読み出すシリアル
リードの場合、アドレスバッファ14は、リードイネーブル信号REnxに応じて、アド
レスバッファ14内部に構成されたアドレスカウンタを変更し、これによりカラムアドレ
スプリデコード信号CA、CB、CC、及びCDを生成し、アドレスカウンタが示すカラ
ムアドレスにアクセスする。
アクセス先のカラムにおけるデコード回路DEC1に対しては、カラムアドレスプリデ
コード信号CA、CB、CC、及びCDとして全て“1”が入力される。当該カラムが正
常カラムである場合には、FUSEDATA信号は“0”であるから、デコーダ回路DE
C1の出力信号であるカラム選択信号CSLiは“1”、活性化信号FCSLnも“1”
となる。
この場合、カラム選択信号CSLiが活性化されることで、NMOSトランジスタQ1
1、Q12がオンとなり、データラッチLAT2に保持されるデータ出力が許可される。
また、活性化信号FCSLnがデコーダ回路DEC2に入力されることにより、PMOS
トランジスタQ21、NMOSトランジスタQ22は共にオフとされる。
一方、当該カラムが不良カラムである場合には、FUSEDATA信号は“1”である
から、デコーダ回路DEC1の出力信号であるカラム選択信号CSLiは“0”、活性化
信号FCSLnも“0”となる。
この場合、カラム選択信号CSLiは不活性のままであるから、NMOSトランジスタ
Q11、Q12がオフとなり、データラッチLAT2に保持されるデータ出力は不許可と
される。また、活性化信号FCSLnがデコーダ回路DEC2に入力されることにより、
PMOSトランジスタQ21、NMOSトランジスタQ22は共にオンとなり、データラ
ッチLAT2に保持されているデータによらず、相補データ線DL、DLnを強制的に固
定する。よって、不良カラムにおいて、相補データ線DL、DLnは常に固定データを出
力する。
更に、例えばNAND型フラッシュメモリ100外部からの書き込みデータを、例えば
1バイト単位でデータラッチLAT2に投入するプログラムデータロードの場合、アドレ
スバッファ14は、ライトイネーブル信号WEnxに応じて、アドレスバッファ14内部
に構成されたアドレスカウンタを変更し、これによりアドレスプリデコード信号CA、C
B、CC、及びCDを生成し、アドレスカウンタが示す一意のカラムアドレスにアクセス
する。
アクセス先のカラムにおけるDEC1に対しては、カラムアドレスプリデコード信号C
A、CB、CC、及びCDとして全て“1”が入力される。当該カラムが正常カラムであ
る場合には、FUSEDATA信号は“0”であるから、デコーダ回路DEC1の出力信
号であるカラム選択信号CSLiは“1”、活性化信号FCSLnも“1”となる。
この場合、カラム選択信号CSLiが活性化されることで、NMOSトランジスタQ1
1、Q12がオンとなり、データラッチLAT2へのデータの入力が許可される。また、
活性化信号FCSLnがデコーダ回路DEC2に入力されることにより、PMOSトラン
ジスタQ21、NMOSトランジスタQ22は共にオフとされる。
一方、当該カラムが不良カラムである場合には、FUSEDATA信号は“1”である
から、デコーダ回路DEC1の出力信号であるカラム選択信号CSLiは“0”、活性化
信号FCSLnも“0”となる。この場合、カラム選択信号CSLiは不活性のままであ
るから、データラッチLAT2へのデータ入力は不許可とされる。よって、データラッチ
LAT2の保持するデータは変更されない。
本実施形態に係る半導体記憶システムにおいては、上述の構成及び動作を利用して、半
導体記憶システム起動時に、図8に示すシーケンスにより不良カラム情報をフラッシュコ
ントローラ200に通知する。図8は、不良カラム情報出力動作を示すフローチャートで
ある。
先ず、不揮発性半導体記憶システムに電源が供給されると、電源オン検知回路7が電源
オンを検知し、NAND型フラッシュメモリ100が起動する(S801)。
ステートマシン4は、電源オン検知回路7からの出力信号を受けて、メモリセルアレイ
14内の初期設定データ領域に保持されている各種初期設定データ、及び出荷前のテスト
で予め分かっている不良カラムアドレスを含むデータを読み出す。各種初期設定データは
、初期設定データ用のレジスタにセットされ、不良カラムアドレスデータは、カラム切り
離しデータ保持回路19に書き込まれる(S802)。
次に、ページ単位のデータラッチLAT2を、第1のデータ、例えば“0”データ(消
去状態)に初期化する(S803)。
フラッシュコントローラ200に対して初期化動作終了が通知されると、フラッシュコ
ントローラ200は、NAND型フラッシュメモリ100に対して、不良カラム情報出力
コマンドを入力し、不良カラム情報出力動作が開始される(S804)。
次に、相補データ線DL、DLnを介して、データラッチLAT2のデータを読み出す
(S805)。ここで、相補データ線DL、DLnを介して、NAND型フラッシュメモ
リ100に読み出されるデータを第2のデータとする。本実施形態においては、FUSE
DATA信号が“0”、即ち正常カラムであれば、第2のデータとして、例えばデータラ
ッチLAT2に保持されるデータと同じ“0”データが読み出されるように構成する。
一方、FUSEDATA信号が“1”、即ち不良カラムであれば、相補データ線DL、
DLnはデータラッチLAT2と切り離されており、デコーダ回路DEC2により固定さ
れたデータを出力可能である。本実施形態においては、第2のデータとして、例えば、“
1”データが読み出されるように構成する。
即ち、相補データ線DL、DLnを介してNAND型フラッシュメモリ100外部に読
み出された第2のデータが、データラッチLAT2に保持される第1のデータ“0”と同
じ“0”データであれば、当該カラムが正常カラムであることを、“1”データであれば
、当該カラムが不良カラムであることをフラッシュコントローラ200が認識する(S8
06)。
当該カラムが不良カラムであれば、フラッシュコントローラ200内部の不良アドレス
管理ブロック26により管理される不良カラム管理テーブルを更新する(S807)。
当該カラムが不良カラムでない場合、或いは不良カラムであって、不良アドレス管理ブ
ロック26により管理される不良カラム管理テーブルを更新した後、当該カラムアドレス
が最終カラムアドレスであるかを判定する(S808)。最終カラムでない場合は、アド
レスカウンタによりカラムアドレスをインクリメントし、不良カラム情報出力動作を続け
る。全てのカラムの判定が終了すると、NAND型フラッシュメモリ100は不良カラム
情報出力動作を終了する(S809)。
以上のように、NAND型フラッシュメモリ100の初期設定動作に引き続いて不良カ
ラム情報出力動作を行うことにより、フラッシュコントローラ200が不良カラムアドレ
スを認識し、この情報を基に、不良カラムの管理を行うことが可能となる。
フラッシュコントローラ200は、通知された情報を基に内部の不良アドレス管理ブロ
ック26を構成して、不良カラムに対する書き込みデータロードを除外する、或いは無効
データを入力する。また、不良カラムからのデータ読み出しにおいては、その読み出しデ
ータを破棄する、或いは当該カラムからの読み出しを行わない等の制御を行う。
また、不良カラムにおいては、データラッチLAT2の初期状態を、カラム不良を回避
するデータに予め設定しておくことで、書き込み、読み出し、消去等の動作中においても
、カラム不良が装置動作に与える影響を最小限にすることが可能となる。
カラム不良には、例えばカラムリーク不良、カラムオープン不良等が存在する。これら
の不良は、例えば上述した出荷後の不良チェックに際して検知することが可能である。或
いは、カラムリーク不良またはカラムオープン不良のいずれか一方の発生頻度が支配的で
ある場合には、これに応じて、予めデータラッチLAT2をいずれか一方の不良を回避す
るデータに設定しても良い。
図9は、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるページ内不良管理方式
を示す模式図である。ページ内の論理カラムアドレスは、NAND型フラッシュメモリ1
00外部との間でデータ入出力が可能な外部アクセス可能領域(第1のデータ領域)と、装
置内部で、例えば、書き込み管理情報(多値書き込み動作で利用されるフラグ情報等)、
プロテクト情報等の各種情報を保持、或いは読み出すための内部占有領域(第2のデータ
領域)の2領域に分けられる。
NAND型フラッシュメモリ100内部の書き込み及び読み出し動作における有効デー
タ処理単位(一括処理単位)である1ページを構成する論理カラムアドレス数は、これら
領域の総和で構成することを特徴とする。ここで、有効データ処理単位内には、電気的に
外部に接続され得るが、データを書き込む、或いは読み出すことのできない領域(例えば
、ダミー領域等)は含まない。
図9は、外部アクセス可能領域において、例えば論理カラムアドレス0001hに不良
カラムが存在する場合を示している。この不良カラム情報が、フラッシュコントローラ2
00に通知され、不良アドレス管理ブロック26において管理される。
また、図10は、図9の一部を変形したページ内不良管理方式を示す模式図である。ペ
ージ内の論理カラムアドレスは、外部アクセス可能領域、内部占有領域、及び内部占有領
域専用の冗長領域(第3のデータ領域)に区分され、有効データ処理単位である1ページを
構成する論理カラムアドレス数は、これら領域の総和で構成することを特徴とする。
内部占有領域は少数バイト数、例えば4バイト程度である。しかしながら、その領域に
は動作状態に影響がある重要なデータを保持する可能性が高い。例えば、図10では、内
部占有領域の論理カラムアドレス10DBhに不良カラムが存在しているが、内部占有領
域にはこのような不良カラムは存在しないことが望ましい。
このため、内部占有領域においては、従来のアドレス比較方式による冗長カラム救済(
フレキシブルカラムリダンダンシ)ではなく、1ビットのフラグ信号により、内部占有領
域を使用するか、内部占有領域専用冗長領域を使用するかを判定する。例えば、図10で
は、内部占有領域の論理カラムアドレス10DBhが、内部占有領域専用冗長領域のCR
D1に置換される場合を示している。
また、内部占有領域専用冗長領域は、必ずしも内部占有領域と同じ単位数設ける必要は
ない。即ち、内部占有領域専用冗長領域の単位数は、内部占有領域の単位数以下で適宜設
定すれば良い。
また、内部占有領域は、一般に、データ入出力のサイクルタイムよりも遅い速度(例え
ば、前者は30nsサイクル、後者は100nsサイクル)でアクセスされることから、
内部占有領域専用冗長領域に限っては、不良カラムアドレスレジスタにアドレスを保持し
、当該カラムへのアクセスがあったかどうかを都度比較、比較結果によってアクセス先を
変更する回路を有しても良い。即ち、装置外部にデータを出力もしくは外部からデータを
入力する領域において高速動作を実現できれば良い。
以上のように、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおいては、システムを
構成するNAND型フラッシュメモリ100の内部に簡素な構成を追加し、一方で、冗長
カラム救済方式の一部または全部を除去することで、不揮発性半導体記憶装置のコストメ
リットを向上させ、高速動作の一阻害要因を排除することができ、更には、ユーザに従来
よりも多い記憶容量の提供を可能とする。
また、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムは、図11に示すように、1つの
フラッシュコントローラ200が、複数(例えば、4個)のNAND型フラッシュメモリ1
00を制御する場合であっても、同様に構成することが可能である。
また、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおいては、不良カラム情報出力
動作をNAND型フラッシュメモリ100の起動時に行うこととしたが、これに限らず、
フラッシュコントローラ200から所定のコマンドが入力された時に開始しても良い。
また、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムは、メモリカード内部に組み込ん
で使用しても良いし、メモリマクロとして混載用途に用いても良い。
また、メモリセルMCは電荷蓄積層としてポリシリコンからなる浮遊ゲート電極を用い
た構造であっても良いし、ONO膜(シリコン酸化膜‐シリコン窒化膜‐シリコン酸化膜
)中のシリコン窒化膜に電子をトラップさせる構造であっても良い。
また、8値、16値等、1つのメモリセルが保持可能な情報数が増えた場合、本実施形
態におけるセンスアンプ11よりも更に複数個のラッチ回路が必要となるが、この場合も
本実施形態の構成は同様に適用できる。
また、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおいては、センスアンプ回路1
1内部のページバッファPBが、選択回路15を介して偶数ビット線BLe或いは奇数ビ
ット線BLoのいずれか一方に選択的に接続される場合について説明したが、これに限ら
ず、1本のビット線BLに対し1つのページバッファPBが対応する回路構成であっても
良い。
尚、この発明は、本実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
でその実施方法を変更することが可能である。
(第2の実施形態)
図12は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ101の機能ブロック構成を
示すブロック図である。以下、第1の実施形態と実質的に同一な構成要素には同じ参照符
号を付して、本実施形態の特徴部分のみを説明する。
本実施形態に係るNAND方フラッシュメモリ101は、センスアンプ回路11から出
力バッファ回路18への出力信号経路に、第3の検知線LSENの情報を読み出すために
、コマンドデコーダ3から通知される情報により出力を切り替えることが可能なセレクタ
回路20を配置することを特徴とする。
第3の検知線LSENへの出力構成を、図13に示す。図13は、1ページを構成する
センスアンプ回路11の構成を示す。本実施形態において、センスアンプ回路11は、F
USEDATA信号を第3の検知線LSENに伝達するため、ドレインがNMOSトラン
ジスタQ45と接続され、ソースが接地電圧Vssに接続されたNMOSトランジスタQ
46のゲートを、デコーダ回路DEC3により制御するように構成する。
デコーダ回路DEC3は、例えば、NAND回路DEC3Aとインバータ回路DEC3
Bを有し、NAND回路DEC3Aの出力信号がインバータ回路DEC3Bに入力される
構成となっている。NAND回路DEC3Aは、コントロールレジスタ9bから転送され
る活性化信号DEN、及びDEC4から出力されるカラム選択信号CSLiを入力とする
デコーダ回路DEC4は、図14に示すように、例えば、NAND回路DEC4Aとイ
ンバータ回路DEC4Bを有し、NAND回路DEC4Aの出力信号CSLnがインバー
タ回路DEC4Bに入力される構成となっている。NAND回路DEC4Aは、アドレス
バッファ8から転送されるカラムアドレスプリデコード信号を入力とする。
また、PMOSトランジスタQ43のソース側には、コントロールレジスタ9bから転
送される活性化信号DENにより制御されるPMOSトランジスタQ47を接続し、不良
カラム情報出力動作中は第1の検知線COMの状態によらず、電源電圧Vddに接続され
るように構成する。
これにより、アドレスバッファ14内に配置されたアドレスカウンタより生成されるカ
ラムアドレスプリデコード信号CA、CB、CC、及びCDにより一意に選択されたカラ
ムアドレスにおけるFUSEDATA信号のみを、第3の検知線LSENに伝達すること
が可能となる。第3の検知線LSENに伝達された情報は、セレクタ回路20、出力バッ
ファ18を介してフラッシュコントローラ200に通知される。
本実施形態に係る半導体記憶システムにおいては、上述の構成及び動作を利用して、半
導体記憶システム起動時に、以下のシーケンスにより不良カラム情報をフラッシュコント
ローラ200に通知する。説明に当たっては図15を参照する。図15は、不良カラム情
報出力動作を示すフローチャートである。
先ず、半導体記憶システムに電源が供給されると、電源オン検知回路7が電源オンを検
知し、NAND型フラッシュメモリ101が起動する(S1501)。ステートマシン4
は、電源オン検知回路7からの出力信号を受けて、メモリセルアレイ14内の初期設定デ
ータ領域に保持されている各種初期設定データ、及び出荷前のテストで予め分かっている
不良カラムアドレスを含むデータを読み出す。各種初期設定データは、初期設定データ用
のレジスタにセットされ、不良カラムアドレスデータは、カラム切り離しデータ保持回路
19に書き込まれる(S1502)。
フラッシュコントローラ200に対して初期化動作終了が通知されると、フラッシュコ
ントローラ200は、NAND型フラッシュメモリ100に対して、不良カラム情報出力
コマンドを入力し、不良カラム情報出力動作が開始される(S1503)。
NAND型フラッシュメモリ101は、当該コマンドを受け取ると、不良カラム情報出
力動作を開始する。
次に、第3の検知線LSENを介して、不良カラム切り離しデータ保持回路19が保持
するFUSEDATA信号を読み出す(S1504)。この際、セレクタ回路20はコマ
ンドデコーダ3から入力される信号FOUTにより“1”状態とされ、第3のデータ線L
SENに伝達されたFUSEDATA信号を出力バッファ16に転送するように切り替え
られる。
FUSEDATA信号は“0”であれば正常カラム、“1”であれば不良カラムである
ことを意味するから、FUSEDATA信号により当該カラムが不良カラムであるか否か
が判別される。尚、不良カラム情報出力動作中は、活性化信号DENによりNMOSトラ
ンジスタQ46及びPMOSトランジスタQ47が常にオンとされる(S1505)。
例えば、FUSEDATA信号が“0”(正常カラム)である場合、PMOSトランジ
スタQ43がオンとなる。この時、PMOSトランジスタQ47は活性化信号DENによ
りオンとされているため、電源電圧Vddにより第2の検知線NCOMが論理レベル“H
”に遷移する。従って、NMOSトランジスタQ45がオンとなり、第3の検知線LSE
Nは、活性化信号DENによりオンとされているNMOSトランジスタQ46を介して放
電される。
一方、FUSEDATA信号が“1”(不良カラム)である場合、PMOSトランジス
タQ43がオフとなるため、第2の検知線NCOMの論理レベルは変化せず、NMOSト
ランジスタQ45はオフである。従って、第3の検知線LSENはNMOSトランジスタ
Q46を介して放電されない。
フラッシュコントローラ200は、この様な第3の検知線LSENのレベル遷移を、セ
レクタ回路20及び出力バッファ回路18を介して検知することで、当該カラムが不良カ
ラムであるか否かを判別することが可能である。
当該カラムが不良カラムであれば、不良カラムアドレス管理テーブルの情報を更新する
(S1506)。当該カラムが不良カラムでない場合、或いは不良カラムであって、不良
アドレス管理ブロック26に不良カラムアドレス情報を保持した後、当該カラムアドレス
が最終カラムアドレスであるかを判定する(S1507)。最終カラムでない場合は、ア
ドレスカウンタによりカラムアドレスをインクリメントし、不良カラム情報出力動作を続
ける。全てのカラムの判定が終了すると、NAND型フラッシュメモリ100は不良カラ
ム情報出力動作を終了する(S1508)。
以上のように、NAND型フラッシュメモリ100の初期設定動作に引き続いて不良カ
ラム情報出力動作を行うことにより、フラッシュコントローラ200が不良カラムアドレ
スを認識し、この情報を基に、不良カラムの管理を行うことが可能となる。
本実施形態に係る不揮発性半導体メモリシステムにおいても、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。その他は、第1の実施形態と同様である。
(第3の実施形態)
図16は、本実施形態に係るメモリカード300の構成を示すブロック図である。本実
施形態に係るメモリカード300は、上述した第1の実施形態または第2の実施形態に係
る不揮発性半導体記憶システムを内部に有する。
メモリカード300は、その外観が例えば9つの端子群を有するSDTMメモリカード
形状に形成されており、図示略の外部ホスト等に対し、一種の外部記憶装置として用いら
れる。外部ホストは具体的には、画像データ、音楽データ、或いはIDデータ等の各種デ
ータを処理するパーソナルコンピュータや、PDA、デジタルスチルカメラ、携帯電話等
の各種電子機器である。
インタフェース用信号端子310には、外部ホストからメモリカード300へのクロッ
ク転送に使用されるCLK端子、コマンド転送と当該コマンドに対するレスポンス転送に
使用されるCMD端子、読み書きされるデータの入出力端子として使用されるDAT0、
DAT1、DAT2、及びDAT3端子、電源供給に使用されるVdd端子、及び接地に
使用される2つのGND端子の合計9個の信号端子が配置されている。
これら9個の信号端子と、ホストインタフェースとが電気的に接続され、コマンド、ア
ドレス、及びデータ等の送受信が行われる。
(第4の実施形態)
図17は、本実施形態に係るメモリカードホルダ320を示す模式図である。図17に
示すメモリカードホルダ320には、第3の実施形態に係るメモリカード300が挿入可
能である。メモリカードホルダ320は、図示略の外部ホスト等に接続され、メモリカー
ド300と外部ホストとの間のインタフェース装置として機能する。
(第5の実施形態)
図18は、第3の実施形態または第4の実施形態に係るメモリカード300、或いはメ
モリカードホルダ320のどちらも受けることが可能な接続装置330を示している。メ
モリカード300やメモリカードホルダ320は接続装置330に装着され、電気的に接
続される。接続装置330は、接続ワイヤ340及びインタフェース回路350によりボ
ード360に接続されている。ボード360は、CPU370及びバス380を有する。
また、図19に示すように、メモリカード300或いはメモリカードホルダ320が接
続装置330に挿入され、接続装置330がワイヤ340によりPC390に接続される
構成であっても良い。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリの構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリのメモリコア部のセルアレイ構成図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリのページバッファを示す回路図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリのセンスアンプ回路を示す回路図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリのカラム切り離しデータ保持回路を示す回路図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリのデコーダ回路を示す回路図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリの不良カラム検出シーケンスを示す回路図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるページ内不良管理方式を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるページ内不良管理方式を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムの別の構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリの構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリのセンスアンプ回路を示す回路図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリのデコーダ回路を示す回路図。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶システムにおけるNAND型フラッシメモリの不良カラム検出シーケンスを示す回路図。 本発明の第3の実施形態に係るメモリカードの構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係るメモリカードホルダを示す模式図。 本発明の第5の実施形態に係る接続装置を示す模式図。 本発明の第5の実施形態に係る接続装置を示す模式図。
符号の説明
100、101 NAND型フラッシュメモリ
1 入力バッファ
2 入力バッファ
3 コマンドデコーダ
4 ステートマシン
5 ROM
6 RAM
7 電源オン検知回路
8 アドレスバッファ
9a コントロールレジスタ
9b コントロールレジスタ
10 ロウデコーダ
11 センスアンプ回路
12 高電圧発生回路
13 コントロールレジスタ
14 メモリセルアレイ
15 選択回路
16 ベリファイ判定回路
17 データバッファ
18 出力バッファ
19 カラム切り離しデータ保持回路
20 セレクタ回路
200 フラッシュコントローラ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 バッファ
26 不良アドレス管理ブロック
25 ECC回路
300 メモリカード
310 インタフェース用信号端子
310 メモリカードホルダ
330 接続装置
340 接続ワイヤ
350 インタフェース回路
360 ボード
370 CPU
380 バス
390 PC

Claims (7)

  1. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの同時に読み出し或いは書き込みされる一括処理単位の読み出しデータ或
    いは書き込みデータを一時的に保持可能な第1のデータ保持回路と、
    前記第1のデータ保持回路のデータ状態を装置外部に取り出す手段と、
    電源投入時にデータ状態が自動的に設定され、且つ、装置外部より入力されたコマンドに
    よってデータ状態を変更可能な第2のデータ保持回路とを具備し、
    前記一括処理単位は、装置内部で利用する単位数と、装置外部に連続して出力、或いは装
    置外部から連続して入力できる最大単位数の和に等しいことを特徴とする不揮発性半導体
    記憶装置。
  2. 電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの同時に読み出し或いは書き込みされる一括処理単位の読み出しデータ或
    いは書き込みデータを一時的に保持可能な第1のデータ保持回路と、
    前記第1のデータ保持回路のデータ状態を装置外部に取り出す手段と、
    電源投入時にデータ状態が自動的に設定され、且つ、装置外部より入力されたコマンドに
    よってデータ状態を変更可能な第2のデータ保持回路とを具備し、
    前記一括処理単位は、装置内部で利用する単位数と、装置外部に連続して出力、或いは装
    置外部から連続して入力できる最大単位数との和以上で、且つ、装置内部で利用する単位
    数と、装置外部に連続して出力、或いは装置外部から連続して入力できる最大単位数と、
    装置内部で利用する単位数を上限として設けられる冗長領域の単位数の和を超えないこと
    を特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第2のデータ保持回路の状態を装置外部に出力することが可能であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1のデータ保持回路の状態に拘わらず、前記第2のデータ保持回路の状態に応じ
    て外部出力結果を変更可能な手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1項に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2のデータ保持回路の状態に応じて、前記第1のデータ保持回路のデータを変更
    せずに保持可能な手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第1のデータ保持回路及び前記第2のデータ保持回路は、少なくとも1ビットを単
    位として設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置と、当該不揮発性
    半導体記憶装置を制御可能なコントローラとを有する不揮発性半導体記憶システムにおい
    て、前記コントローラは、前記不揮発性半導体記憶装置から通知された情報に基づき認識
    される不良カラムアドレスの管理を行う制御ブロックを具備し、当該不良カラムアドレス
    に対応する不良カラムをデータ入力の対象から除外し、且つ、当該不良カラムアドレスに
    対応する不良カラムからの読み出しデータを破棄することを特徴とする不揮発性半導体記
    憶システム。
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