JP2008213085A - Power tool control system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動工具制御システムに関するものである。 The present invention relates to a power tool control system.
従来、工場内では、ねじ締め等の様々な作業がモータを具備した電動工具を用いて行われており、これらの電動工具とセンター装置とをネットワークを介して接続して互いに通信を行い、センター装置は、ネジ締め情報等の設定情報を電動工具へ送信し、電動工具は、受信した設定情報を記憶部に格納し、この設定情報に基づいてモータの回転制御を行う電動工具制御システムがある。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来のシステムにおいて、センター装置では、ネットワークを介して送信した設定情報が、電動工具で正常に受信されたか否かがわからず、通信失敗等によって、設定情報が電動工具に受信されなかったり、送信した設定情報とは異なる設定情報が電動工具に格納される場合があり、電動工具のモータの回転制御が、正しくない設定情報に基づいて行われることがあった。 However, in the above-described conventional system, the center device does not know whether or not the setting information transmitted via the network has been normally received by the power tool, and the setting information is not received by the power tool due to a communication failure or the like. In some cases, setting information different from the transmitted setting information may be stored in the electric tool, and rotation control of the motor of the electric tool may be performed based on incorrect setting information.
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、センター装置がネットワーク経由で送信した設定情報が電動工具で正常に受信されたか否かを判定可能な電動工具制御システムを提供することにある。 The present invention has been made in view of the above reasons, and an object thereof is to provide an electric tool control system capable of determining whether or not the setting information transmitted from the center device via the network is normally received by the electric tool. There is to do.
請求項1の発明は、モータと、モータを駆動する駆動部と、ネットワークを介して通信を行う第1の通信部と、情報を格納する記憶部と、少なくとも駆動部、第1の通信部、記憶部の各動作を監視制御する第1の制御部とを備える電動工具と、ネットワークを介して電動工具と通信を行う第2の通信部と、少なくとも第2の通信部の動作を監視制御する第2の制御部とを備えて、第2の制御部がモータの駆動に関する設定情報を第2の通信部から電動工具へ送信するセンター装置とで構成され、電動工具の第1の制御部は、センター装置から受信した設定情報を記憶部に格納して、設定情報に基づいて駆動部にモータを駆動させ、受信した設定情報を第1の通信部からセンター装置へ返信することを特徴とする。
The invention of
この発明によれば、センター装置が、電動工具へ送信した設定情報と電動工具から返信された設定情報とを比較することで、センター装置からネットワーク経由で送信された設定情報が電動工具で正常に受信されたか否かを判定することができる。 According to the present invention, the setting information transmitted from the center device via the network is normally set in the power tool by comparing the setting information transmitted from the center device to the power tool and the setting information returned from the power tool. It can be determined whether or not it has been received.
請求項2の発明は、請求項1において、前記電動工具は、モータの駆動状態を検出する駆動状態検出手段を備えて、第1の制御部がモータの駆動状態を第1の通信部から前記センター装置へ送信し、センター装置の第2の制御部は、受信した駆動状態に基づいて作業完了を判定し、作業完了と判定する毎にカウントアップした回数が所定回数に達した場合、完了信号を第2の通信部から電動工具へ送信し、電動工具は、センター装置から完了信号を受信したときに報知動作を行う報知部を備えることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the power tool includes a driving state detecting unit that detects a driving state of the motor, and the first control unit changes the driving state of the motor from the first communication unit. The second control unit of the center device determines completion of work based on the received drive state, and when the number of times counted up every time it is judged as completion of work reaches a predetermined number, a completion signal Is transmitted from the second communication unit to the power tool, and the power tool includes a notification unit that performs a notification operation when a completion signal is received from the center device.
この発明によれば、ネジ締め本数等の作業管理が可能になるとともに、作業内容の間違いを防止できる。 According to the present invention, work management such as the number of screw tightenings can be performed, and mistakes in work contents can be prevented.
以上説明したように、本発明では、センター装置がネットワーク経由で送信した設定情報が電動工具で正常に受信されたか否かを判定できるという効果がある。 As described above, the present invention has an effect that it can be determined whether or not the setting information transmitted from the center apparatus via the network has been normally received by the electric tool.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施形態)
図2は、本実施形態の電動工具制御システムの概略構成を示し、工場内において、作業者が電動工具1a〜1nを用いてネジ締めを行い、製品を組み立てており、電動工具1a〜1nは、ネットワーク3を介してセンター装置2に接続されている。なお、ネットワーク3は有線通信及び無線通信のどちらの通信方式であってもよい。
(Embodiment)
FIG. 2 shows a schematic configuration of the power tool control system according to the present embodiment. In a factory, an operator performs screw tightening using the
電動工具1(電動工具1a〜1nを指す)はネジ締めを行うための先端工具11を具備しており、図1に示すように、制御部101(第1の制御部)と、モータ102と、駆動部103と、電池104と、操作部105と、トルクセンサ106と、回転数センサ107と、通信部108(第1の通信部)と、記憶部109と、報知部110と、表示部111とを備え、制御部101は、上記各部の動作を監視、制御している。
The electric tool 1 (referring to the
まず、モータ102は、小型高トルクの直流モータで構成されて先端工具11を回転させることで、ネジ締めを行う。そして、操作部105は、正転・逆転の切換スイッチ105aと、モータ102の回転数調整用のトリガースイッチ105bとで構成されており、切換スイッチ105aによってモータ102に印加される電圧の極性を反転させてモータ102の回転方向を切り換え、制御部101は、作業者によるトリガースイッチ105bの操作量(即ち引き込み量)に応じた回転速度でモータ102が運転されるように、スイッチング素子を具備した駆動部103のスイッチング動作を制御して、電池104からモータ102への電力供給を調整している。また、電池104には充電可能な二次電池が用いられている。
First, the
さらにモータ102の回転数、トルクは、回転数センサ107、トルクセンサ106によって各々検出され、これらの検出結果は制御部101へ出力され、記憶部109に格納される。なお、上記回転数は、モータ出力を伝達される先端工具11の回転数であってもよい。
Further, the rotation speed and torque of the
通信部108は、ネットワーク3を介してセンター装置2との間で通信を行い、記憶部109は、制御部101によって情報の書き込み、書き換え、消去が行われて各種情報を格納している。報知部110は、ブザー音等の音声出力や、LED等の点灯・点滅による報知動作を行い、表示部111は、小型の液晶画面等を具備して画面表示を行う。
The
次に、センター装置2は、図1に示すように、制御部201(第2の制御部)と、ネットワーク3を介して電動工具1と通信を行う通信部202(第2の通信部)と、各情報を格納する記憶部203と、作業回数カウンタ204とを備え、制御部201は、上記各部の動作を監視、制御している。そして、記憶部203は、電動工具1毎にモータ102の駆動に関する設定情報を各作業内容に応じて格納しており、制御部201は通信部202から電動工具1毎に設定情報を送信する。この設定情報は、各電動工具1に対応したID番号や、作業時におけるモータ102の最大トルク設定値、最大回転数設定値等で構成され、電動工具1の制御部101は、受け取った設定情報に基づいて、駆動部103を制御してモータ102を駆動する。
Next, as shown in FIG. 1, the
以下、上記設定情報を利用した電動工具制御システムの動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。まず、センター装置2から電動工具1へ設定情報が送信されると(ステップS1)、電動工具1では、制御部101が、受信した設定情報を記憶部109に格納するとともに(ステップS2)、この格納した設定情報を通信部108からセンター装置2へ返信する(ステップS3)。センター装置2では、制御部201が、ステップS1で電動工具1へ送信した設定情報とステップS3で電動工具1から返信された設定情報とを比較し(ステップS4)、両設定情報が一致しなければ送信失敗と判定して、ステップS1に戻って設定情報の再送信を行う。両設定情報が一致すればネットワーク3経由で送信した設定情報が電動工具1で正常に受信、格納されており、送信成功と判定して設定処理は終了する。この電動工具1の記憶部109に格納された設定情報は、表示部111に表示でき、その内容を確認することができる。
Hereinafter, the operation of the electric tool control system using the setting information will be described with reference to the flowchart of FIG. First, when setting information is transmitted from the
そして、設定情報を正常に受信した電動工具1を用いて作業者がネジ締め作業を行うのであるが、ここでは所定回数のネジ締め作業を行うことで1つの工程が完了し、工程毎に異なる電動工具1が用いられることで、製品が組み上がっていくものとする。まず、ネジ締め作業が開始されると、制御部101は、記憶部109に格納されている設定情報(最大回転数設定値、最大トルク設定値)に基づいてモータ102の回転制御を行う。具体的には、回転数センサ107で検出したモータ102の回転数が最大回転数設定値を超えないように駆動部103を制御してネジ締めを行い、作業者によるトリガースイッチ105bの操作量が大きい場合でも、モータ102の最大回転数を制限することでモータパワーを抑えており、樹脂などの柔らかい部材であっても傷付けることなくネジ締め作業を行うことができる。そして、トルクセンサ106で検出したモータ102のトルクが最大トルク設定値に達した時点で締め付け完了と判定し、駆動部103を制御してモータ102の回転を停止させることで、ネジやナット等を一定の力で締め付けることができ、そのトルク管理も可能となる(ステップS5)。
Then, the operator performs the screw tightening operation using the
このように、電動工具1では、センター装置2から送信された設定情報に基づいてモータ102の回転制御が為されるので、作業者の資質によることなく、センター装置2で一元的に管理される設定情報に基づいて狙い通りの作業が行われる。
Thus, in the
制御部101では、上記ステップS5の駆動部103によるモータ駆動開始からモータ駆動停止までを1つの作業とみなし、モータ駆動開始以後の作業中は、モータ102の駆動状態(回転数センサ107およびトルクセンサ106で検出したモータ102の回転数およびトルク)を作業情報として記憶部109に順次格納し、モータ駆動停止後にはこれらの作業情報を電動工具のID番号とともに、通信部108からセンター装置2へ送信する。
In the
センター装置2では、各電動工具1のID番号に対応したモータ102の回転数およびトルクの情報を作業毎に記憶部203に格納するとともに、制御部201は、各作業中におけるモータ102のトルクが設定範囲内か否かを判定し(ステップS7)、設定範囲内であれば作業が正常に完了したと判定して、作業完了を記憶部203に格納した後(ステップS8)、作業回数カウンタ204をカウントアップして、作業回数に1を加算する(ステップS9)。また、制御部201は、各作業中におけるモータ102のトルクが設定範囲内でなければ、通信部202から電動工具1へ作業未完了信号を送信し(ステップS13)、作業未完了信号を受信した電動工具1では、報知部110による報知動作を行うことで、作業が未完了であることを作業者に報知し(ステップS14)、作業者に作業のやり直しを促す。
In the
そして、センター装置2の制御部201は、ステップS9で作業回数カウンタ204をカウントアップした後、作業回数カウンタ204の作業回数が所定回数に達したか否かを判定し(ステップS10)、作業回数が所定回数に達していれば、所定回数のネジ締め作業が正常に行われて1つの工程が完了したと判定して、通信部202から電動工具1へ工程完了信号を送信し(ステップS11)、工程完了信号を受信した電動工具1では、報知部110による報知動作を行うことで、工程が完了したことを作業者に報知し(ステップS12)、作業者に次の製品の作業に移ることを促す。また、ステップS10で作業回数が所定回数に達していなければ、ステップS5に戻って、電動工具1を用いたネジ締め作業を継続する。したがって、ネジ締め本数等の管理が可能になるとともに、作業内容の間違いを防止できる。なお、工程完了信号を受信した電動工具1では、制御部101がモータ102を駆動禁止状態にし、図示しないリセットスイッチを操作することで駆動禁止状態を解除してから、次の製品のネジ締め作業を行うようにしてもよい。
Then, the
また、センター装置2の記憶部203には、各電動工具1から送信されたモータ102の回転数およびトルク等の各情報が蓄積されており、作業の精度やバラツキの検証が可能となる。
In addition, the
なお、電動工具1によって行われる作業内容はネジ締めに限定されず、モータを用いた他の作業内容であってもよい。
In addition, the work content performed with the
1 電動工具
101 制御部
102 モータ
103 駆動部
106 トルクセンサ
107 回転数センサ
108 通信部
109 記憶部
110 報知部
2 センター装置
201 制御部
202 通信部
3 ネットワーク
DESCRIPTION OF
Claims (2)
ネットワークを介して電動工具と通信を行う第2の通信部と、少なくとも第2の通信部の動作を監視制御する第2の制御部とを備えて、第2の制御部がモータの駆動に関する設定情報を第2の通信部から電動工具へ送信するセンター装置とで構成され、
電動工具の第1の制御部は、センター装置から受信した設定情報を記憶部に格納して、設定情報に基づいて駆動部にモータを駆動させ、受信した設定情報を第1の通信部からセンター装置へ返信する
ことを特徴とする電動工具制御システム。 Monitor each operation of the motor, the drive unit that drives the motor, the first communication unit that communicates via the network, the storage unit that stores information, and at least the drive unit, the first communication unit, and the storage unit A power tool comprising a first control unit to control;
A second communication unit that communicates with the power tool via the network; and a second control unit that monitors and controls the operation of at least the second communication unit. The second control unit is configured to drive the motor. It consists of a center device that transmits information from the second communication unit to the power tool,
The first control unit of the electric tool stores the setting information received from the center device in the storage unit, drives the motor based on the setting information, and drives the received setting information from the first communication unit to the center. A power tool control system characterized by returning to the device.
センター装置の第2の制御部は、受信した駆動状態に基づいて作業完了を判定し、作業完了と判定する毎にカウントアップした回数が所定回数に達した場合、完了信号を第2の通信部から電動工具へ送信し、
電動工具は、センター装置から完了信号を受信したときに報知動作を行う報知部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の電動工具制御システム。 The electric tool includes a driving state detecting unit that detects a driving state of the motor, and the first control unit transmits the driving state of the motor from the first communication unit to the center device.
The second control unit of the center device determines completion of work based on the received drive state, and when the number of times counted up every time it is determined as completion of work reaches a predetermined number of times, the second communication unit To the power tool,
The power tool control system according to claim 1, wherein the power tool includes a notification unit that performs a notification operation when a completion signal is received from the center device.
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