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JP2008207887A - 搬送システム及び搬送システムの制御方法 - Google Patents

搬送システム及び搬送システムの制御方法 Download PDF

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JP2008207887A JP2007043639A JP2007043639A JP2008207887A JP 2008207887 A JP2008207887 A JP 2008207887A JP 2007043639 A JP2007043639 A JP 2007043639A JP 2007043639 A JP2007043639 A JP 2007043639A JP 2008207887 A JP2008207887 A JP 2008207887A
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Abstract

【課題】物品の管理能力を向上させることができる搬送システムを提供する。
【解決手段】本発明に係る搬送システムは、物品を搬送する搬送体の識別情報を格納する記憶部11と、物品の識別情報を検知する読取アンテナの前方に配置されるフロントアンテナで検知した信号から抽出した搬送体の識別情報と、記憶部11に格納されている搬送体の識別情報が一致するか否かを判断するフロント判断部14と、読取アンテナの後方に配置されるエンドアンテナで検知した信号から抽出した搬送体の識別情報と、フロントアンテナで検知した信号から抽出した搬送体の識別情報が一致するか否かを判断するエンド判断部17と、フロント判断部14が搬送体の識別情報の一致を確認してから、搬送体の識別情報がエンドアンテナで検知されるまでの間、読取アンテナを有効にするように制御するアンテナ制御部12とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification:無線周波数による非接触自動識別技術)タグが付与されている包装箱の物流を管理する搬送システムに関する。
宅配貨物等の仕分け作業等において、複数の宅配貨物(包装箱)を区別するためにRFIDシステムを利用する方法が利用されている。RFIDシステムは、RFIDタグ及びリードライタ等から構成され、通信媒体に電波を用いたシステムである。すなわち、カード状またはタグ状のRFIDタグに、電波等を用いてデータの記録又は読出しを行い、アンテナを介して通信を行うシステムである。例えば、物品の仕分け作業を行う作業者がRFIDタグを読み取るRFIDリーダを装着して物品の識別等を行う商品取扱システムがある(例えば、特許文献1参照)。さらに、RFIDタグで読み取った情報をウェブ上等で公開する物流管理システムがある(例えば、特許文献2参照。)
また、特許文献3には、送受信アンテナを備えたリーダライタを有するゲートにRFIDタグが付与されている物品を通過させる管理システムが記載されている。図8に特許文献3の管理システムの構成の模式図を示す。図8に示すように、管理システム90は、送受信アンテナ91b等を有するリーダライタ91aが配置されているゲート91と、リーダライタ91aに接続され、表示装置92aを有する管理装置92とを有する。このゲート91をRFIDタグ93aが付与された複数の物品93を積載したカート94が通過する。各物品93に付与されているRFIDタグ93aには物品93毎の個別情報が格納されている。管理システム90は、リーダライタ91aとRFIDタグ93a間で無線通信を行い、RFIDタグ93aに格納されている情報の読み書きを行う。管理装置92は、リーダライタ91aの送受信アンテナ91bを介してRFIDタグ93aから読み取った情報等に基づき、物品93の入出庫の判定等を行う。この判定結果を表示装置92aに表示する。
また、ゲート91の一方の入口側を入庫領域95、ゲート91の他方の入口側を出庫領域96とする。そして、リーダライタ91aの送受信アンテナ91bは、入庫領域95又は出庫領域96のいずれか一方の領域に存在するRFIDタグ93aのみ信号の送受信を行う。ここでは、入庫領域95にあるRFIDタグ93aのみ信号の送受信を行う。また、リーダライタ91aとRFIDタグ93aとの距離の位相変化を測定する。これにより、RFIDタグ93aの読み取り領域を限定し、読み取り領域内にあるRFIDタグ93aの情報を読み取り、物品93の入出庫を判定する。すなわち、物品93がリーダライタ91aと信号の送受信が可能領域に達すると、当該リーダライタ91aは物品93に付与されているRFIDタグ93aを検知する(タイミング検知)。そして、リーダライタ91aとRFIDタグ93aとの距離の測定を行う。そして、RFIDタグ93aとリーダライタと91aの距離の変位が単調減少であって途中からデータが途絶えたことが確認できた場合、物品93が入庫領域95から出庫領域96に移動していることがわかる。一方、RFIDタグ93aとリーダライタ91aの距離の変位が単調増加である場合は、カート94が出庫領域96から入庫領域95に移動していることがわかる。
ここで、RFIDタグ93aを読み取る方法の別の一例を示す。例えば、機械の移動位置等を検出するためのスイッチであるリミットスイッチ又は光電管等を用いた対物センサによってRFIDタグ93aの読み取るタイミングを検知する管理システム100の模式図を図9に示す。図9に示すように、管理システム100は、読取アンテナ101aを有するゲートと、ゲート101の入庫領域側又は出庫領域側のどちらか一方に設置され、光を照射する対物センサ102を有する。対物センサ102は、光を照射する発光機102aと発光機102aから照射された光を受光する受光機102bからなる光電管等である。ここでは、入庫領域側に対物センサ102が設置されている。この管理システム100では、例えばリフト103によってRFIDタグ93aが付与された物品93を搬送する。例えば、対物センサ102の前を、物品93を積載したリフト103が通過する。このとき、物品93によって対物センサ102の光が遮られる。対物センサ102は、光が遮られると物品93が通過したと判断して一定期間のRFIDタグ93aの読み取りを行う。その他の例として、アンテナ及びRFIDタグを遮蔽板等で外部と遮断することにより、RFIDタグを読み取る領域を限定する方法もある(図示せず)。
特開2006−273492号公報 特開2005−234628号公報 特開2006−260062号公報
しかしながら、特許文献3に記載の管理システム90において、ゲート91に一度に複数の物品93を通過させ、一括して複数のRFIDタグ93aを読み取る場合、本来読み取るべきRFIDタグ93a以外のRFIDタグ93aを読み取ってしまう場合がある。例えば、リーダライタ91aは物品タグから受信するタグ応答信号を解析して、リーダライタ91aとRFIDタグ93aとの距離の測定を行っているが、RFIDタグ93aと送受信アンテナ91bの間に障害物がある場合、電波の反射特性により、本来読み取るべきRFIDタグ93a以外のRFIDタグ93aを読み取ってしまう場合がある。また、RFIDタグ93aの近傍に、特に金属体等があると、電波の反射環境が変化し、読み取るべき以外のRFIDタグ93aを読み取ってしまう場合がある。
また、ゲートの入庫領域側又は出庫領域側のどちらか一方に配置される光電管等を用いた対物センサ102によって物品93に付与されたRFIDタグ93aを読み取るタイミングを検知する管理システム100では、ゲートのどちらか一方に対物センサ102が配置するだけでは、誤ってゲート101近傍の荷置場に載置されている物品93のRFIDタグ93aを読み取ってしまう可能性が増大する。また、遮蔽板等を用いてアンテナ及びRFIDタグ93aを外部と遮断する場合、遮蔽板等でアンテナ及びRFIDタグ93aを外部と遮断する作業が増え、物品93の搬送工数が増大する。
さらに、一括読み取りの場合、搬送する物品93の数が正しいか否かを判定する方法として、運搬作業者が、現在搬送している物品数を目視で数え、読取アンテナ101aで読み取った物品数と一致しているか否かを判断する方法が考えられる。この場合、正誤の厳密性に欠け、また、搬送作業工程数が増大する。さらに、事前に搬送依頼元から搬送する物品93の総数を知りえたとしても、リフト103等を利用して仕分け作業をする際の仕分け単位毎の物品93の数は分からないため、仕分け単位毎に作業者が物品93の数を数える必要がある。
上述したように、電波の反射特性等により、本来読み取るべきRFIDタグ93a以外のRFIDタグ93aを読み取る等してしまうと、搬送する物品の管理情報に誤って読み取った物品の情報が格納されることとなる。これにより、物品93が正しい搬送先に搬送されず、誤った搬送先に誤った個数が搬送されたことになるため、物品93の管理能力が低下するという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、物品の管理能力を向上させることができる搬送システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる搬送システムは、物品を搬送する搬送体の識別情報を格納する記憶部と、前記物品の識別情報を検知する読取アンテナの前方に配置されるフロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記記憶部に格納されている前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断するフロント判断部と、前記読取アンテナの後方に配置されるエンドアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記フロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断するエンド判断部と、前記フロント判断部が前記搬送体の前記識別情報の前記一致を確認してから、前記エンドアンテナが前記搬送体の前記識別情報を検知するまでの間、前記読取アンテナを有効にするように制御するアンテナ制御部とを有するものである。
本発明においては、フロント判断部が搬送体の識別情報の一致を確認してから、エンドアンテナが搬送体の識別情報を検知するまでの間、読取アンテナを有効にすることにより、読取アンテナが検知すべき物品を特定する精度を向上させることができる。
本発明の第2の態様にかかる搬送システムは、さらに前記搬送する前記物品の数が予め前記記憶部に格納されたものであって、前記読取アンテナで検知した信号から抽出した前記物品の前記識別情報に基づいて前記読取アンテナで検知した前記物品の数を算出する算出部と、前記エンド判断部が前記識別情報の前記一致を確認した場合に、前記算出部で算出された前記物品の数と、前記記憶部に予め格納されている前記物品の数が一致するか否かを判断する物品数判断部とを有する。これにより、搬送数を誤認識のまま搬送することを防止することができる。
本発明の第3の態様にかかる搬送システムは、前記フロント判断部が前記搬送体の前記識別情報の前記一致を確認しない場合、若しくは、前記エンド判断部が前記搬送体の前記識別情報の前記一致を確認しない場合、又は前記物品数判断部が前記算出部で算出された前記物品の数と、前記記憶部に予め格納されている前記物品の数の一致を確認しない場合、警報を作動させる。これにより、作業者は再読み取り等を行い、搬送する物品数等が誤認識のまま搬送されることを防止することができる。
本発明の第4の態様にかかる搬送システムは、前記フロントアンテナで検知される信号から前記搬送体の前記識別情報が抽出されない場合に前記読取アンテナが検知した前記物品に付与され、前記物品の識別情報が格納されている物品タグを、前記搬送体に積載されている前記物品ではないことを示す排除タグとして前記記憶部に登録する。これにより、読取アンテナが誤って検知する可能性のある物品タグを特定することができるため、より読取アンテナが検知すべき物品を特定する精度を向上させることができる。
本発明の第5の態様にかかる搬送システムの制御方法は、物品を搬送する搬送体の識別情報を記憶部に格納し、前記物品の識別情報を検知する読取アンテナの前方に配置されるフロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記記憶部に格納されている前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断し、前記読取アンテナの後方に配置されるエンドアンテナで検知した前記搬送体の前記識別情報と、前記フロントアンテナで検知した前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断し、前記フロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記記憶部に格納されている前記搬送体の前記識別情報との一致が確認できてから、前記搬送体の前記識別情報が前記エンドアンテナで検知されるまでの間、前記読取アンテナを有効にするように制御するものである。
本発明においては、読取アンテナが検知すべき物品を特定する精度を向上させることができる。
本発明に係る搬送システムによれば、物品の管理能力を向上させることができる。
実施の形態1.
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、RFIDタグを用いて搬送物品(以下、物品という。)を管理するRFIDシステム(以下、搬送システムという。)に適用したものである。まず、物品に付与するRFIDタグについて説明する。
RFIDタグは、RFIDタグが付与されている物品等の情報を記憶するメモリ付き集積回路であって、無線等の非接触の通信媒体を用いて記憶されているデータ等の送受信を行うタグである。本実施の形態にかかる搬送システムにおいては、搬送する物品個々に付与されているRFIDタグを物品タグとし、後述する搬送体に付与されているRFIDタグを搬送体タグということする。以下、本実施の形態にかかる搬送システムについて図1及び図2を用いて詳細に説明する。
図1に実施の形態1にかかる搬送システムの概略図を示す。また、図2に実施の形態1にかかる搬送システムのブロック図を示す。図1に示すように、搬送システム1は、複数の読取アンテナ2を有するゲート3と、ゲート3の前方に配置されたフロントアンテナ4と、ゲート3の後方に配置されたエンドアンテナ5からなる。
図1に示す搬送システム1は、搬送体6が物品7を搬送する。この搬送体6は搬送体タグ6aを有する。搬送体タグ6aには搬送体6の固有の識別情報である搬送体IDが格納されている。この搬送体IDは、例えば、搬送体6の種類であって、リフト、台車等を示す。また、搬送体6は、フロントアンテナ4からゲート3を介して、エンドアンテナ5の前を図1の矢印方向に移動する。
搬送体6が搬送する物品7にはそれぞれ物品タグ7aが付与されている。この物品タグ7aには物品7の固有の識別情報である物品IDがそれぞれ格納されている。この物品IDは、例えば、物品番号であって、a、b、又はc・・・等が格納される。ここでは、物品IDとして物品番号を格納したが、物品7のそれぞれの搬送先等を格納してもよい。
フロントアンテナ4は、フロントアンテナ4の前を通過する搬送体6の搬送体タグ6aに対して電波を送信し、搬送体タグ6aから送信される電波を受信するアンテナである。また、読取アンテナ2はゲート3を通過する搬送体6が積載している複数の物品7に付与されている物品タグ7aに対して電波を送信し、物品タグ7aから送信される電波を受信するアンテナである。さらに、エンドアンテナ5は、エンドアンテナ5の前を通過する搬送体6の搬送体タグ6aに対して電波を送信し、搬送体タグ6aから送信される電波を受信するアンテナである。
また、図2に示すように、搬送システム1は、読取アンテナ2、フロントアンテナ4、及びエンドアンテナ5に接続されるR/W8を有する。さらに、R/W8は上位システム9に接続される。このR/W8は、上位システム9から、有効にするアンテナを切り替える信号等を受信し各アンテナに送信する。また、各アンテナから受信した電波を電気信号に変換し上位システム9に送信する。
ここで、図3を用いて上位システム9の構成について説明する。図3に示すように、上位システム9は、記憶部11と、アンテナ制御部12と、送受信部13と、フロント判断部14と、エンド判断部17とを有する。さらに、本実施の形態にかかる上位システム9は、表示部15と、算出部16と、物品数判断部18とを有することとする。
本実施の形態にかかる上位システム9には、搬送作業前に作業者が搬送予定の物品7に対応する搬送体情報、作業モード情報、並びに搬送体情報及び作業モード情報に基づいて算出され、搬送体6が1度に搬送することができる物品数である搬送数情報を格納する。これらの搬送体情報、作業モード情報、及び搬送数情報は上位システム9の記憶部11に格納する。
ここで、搬送体情報は、例えば搬送体6の種類を示す搬送体IDである。上述したように、この搬送体IDは、例えば、リフト、台車等を示す。作業モード情報は、例えば搬送する物品7の大きさ等の物品タイプ(例えば、A、B等で示す。)、及び荷入り(出荷)又は空(返却)かを示すIDである。搬送体6は、搬送体6の種類によって予め1度に搬送できる物品数(搬送数情報)が規定されている。搬送体6が1度に搬送できる物品数は、物品7が荷入り又は空かによって異なる。例えば、物品7が空の場合は、物品7が折りたたまれているため、物品7が荷入りの場合よりも多くの物品7を搬送することができる。また、物品7の大きさが異なる場合においても、1度に搬送できる物品数も異なる。このため、搬送体6が1度に搬送することができる物品数(搬送数情報)は、搬送体6の種類を示す搬送体IDである搬送体情報、並びに、物品の大きさ等の物品タイプ、及び物品7が荷入り又は空かを示す作業モード情報に基づいて算出される。この搬送数情報は、記憶部11の図示せぬ算出部で算出され、記憶部11に格納される。
アンテナ制御部12は、搬送作業前に予め記憶部11に搬送数情報等が格納されると、記憶部11から搬送数情報等が格納されたという信号を受信する。そして、アンテナ制御部12は、送受信部13にフロントアンテナ4の読み取りを有効にする信号を送信する。
送受信部13は、R/W8を介してフロントアンテナ4の読み取りを有効にする信号を送信する。送受信部13からフロントアンテナ4の読み取り有効信号が送信されると、フロントアンテナ4は搬送体タグ6aから信号を受信する。そして、フロントアンテナ4で受信した信号は送受信部13を介して、フロント判断部14に送信される。
フロント判断部14は、送受信部13から受信した信号から搬送体IDを抽出する。搬送体IDが抽出された場合、記憶部11から搬送作業前に予め格納された搬送体情報等から搬送体IDを読み出す。そして、送受信部13から受信した信号から抽出した搬送体IDと記憶部11から読み出した搬送体IDが一致するか否かの判断を行う。一致しない場合は、送受信部13を介して図示せぬ警報装置等にアラームを作動させる信号を送信し、作業者に搬送予定の搬送体6でないことを通知する。一方、一致する場合は、記憶部11に、搬送体IDが一致したという信号を送信し、当該搬送体IDを記憶部11に格納する。そして、記憶部11から当該搬送体IDに対応する作業モード情報及び搬送数情報を読み出し、表示部15に表示させる等してもよい。また、記憶部11は、搬送体IDが一致したという信号を受信し、この搬送体ID一致信号をアンテナ制御部12に送信する。
アンテナ制御部12は、記憶部11から搬送体ID一致信号を受信すると、読取アンテナ2の読み取りを有効にする信号を送受信部13に送信する。送受信部13から読取アンテナ2の読み取り有効信号が送信されると、読取アンテナ2は物品タグ7aから信号を受信する。そして、読取アンテナ2で受信した信号が送受信部13を介して算出部16に送信される。
算出部16は、受信した信号を解析し、物品IDを抽出する。そして、抽出した物品IDからゲート3を通過した物品総数を算出し、当該物品総数を物品IDと供に記憶部11に格納する。また、読取アンテナ2から受信した信号を送受信部13が受信すると、送受信部13からアンテナ制御部12に、読取アンテナ2から信号を受信したという信号が送信される。アンテナ制御部12はこの信号を受信すると、エンドアンテナ5の読み取りを有効にする信号を送受信部13に送信する。送受信部13からエンドアンテナ5の読み取り有効信号が送信されると、エンドアンテナ5が搬送体タグ6aから信号を受信する。エンドアンテナ5で受信した信号が送受信部13を介してエンド判断部17に送信される。
エンド判断部17は、エンドアンテナ5で受信した信号を解析し、搬送体IDを抽出する。ここで、エンドアンテナ5が搬送体タグ6aから信号を受信すると、読取アンテナ2の読み取りを終了させる。すなわち、読取アンテナ2は、フロント判断部14で予め記憶部1に格納された搬送体情報と、フロントアンテナ4で検知した信号から抽出した搬送体IDの一致が確認できてから、エンドアンテナ5で搬送体タグ6aから信号を受信するまでの間、読み取りを有効にする。これにより、読取アンテナ2は検知すべき物品タグ7aを特定する精度を向上させることができる。そして、エンドアンテナ5で受信した信号から搬送体IDが抽出される場合、記憶部11から、フロントアンテナ4で受信した信号から抽出された搬送体IDを読み出す。そして、エンドアンテナ5から、受信した信号から抽出された搬送体IDと、フロントアンテナ4で受信した信号から抽出され、記憶部11から読み出した搬送体IDとが一致するか否かを判断する。一致しない場合は、送受信部13を介して図示せぬ警報装置等にアラームを作動させる信号を送信し、作業者に予定した搬送体6でないことを通知する。一方、一致する場合、読取アンテナ2で受信した信号から抽出された物品IDに基づいて算出部16で算出された物品総数と、搬送作業前に予め記憶部11に格納された搬送数情報が一致するか否かを判断する。
すなわち、エンド判断部17が、エンドアンテナ5で受信した信号から抽出された搬送体IDと、フロントアンテナ4で受信した信号から抽出され、記憶部11から読み出した搬送体IDの一致を確認する場合、物品数判断部18は、記憶部11から算出部16で算出された物品総数と、搬送作業前に予め記憶部11に格納された搬送数情報を読み出す。そして、物品総数と搬送数情報が一致するか否かの判断を行う。一致しない場合は、送受信部13を介して図示せぬ警報装置等にアラームを作動させる信号を送信し、作業者に物品総数と搬送数情報が一致しないことを通知する。一方、一致する場合、記憶部11に搬送する物品7の情報を登録等してもよい。
以下、図1乃至図4を用いて実施の形態1にかかる搬送システムの動作についてより詳細に説明する。図4に、図1に示す搬送システム1の物品タグ7aの読み取り動作を示すフローチャート図を示す。
まず、作業者が予め、搬送予定の搬送体6の搬送体情報及び作業モード情報(M101)を上位システム9の記憶部11に格納する。このとき、記憶部11の図示せぬ算出部で搬送体情報及び作業モード情報に基づいて搬送予定の物品数である搬送数情報が算出され記憶部11に格納される。これにより、上位システム9が作業モードとなる(ステップS101)。ここでは、例えば、搬送体6はリフトであって、かつ搬送する物品7は物品タイプ=Aであって、荷入り(出荷)の場合(例えば、作業モード情報=i)の場合について説明する。搬送体6がリフトであって、作業モードがiの場合、搬送体6が1度に搬送することができる物品数は4と規定される。すなわち、記憶部11の図示せぬ算出部は搬送数情報=4を算出する。また、搬送体6が搬送する4個の物品7は例えば物品IDがa、b、c、dの物品7とする。
次に、記憶部11に搬送体情報等が格納されると、上位システム9のアンテナ制御部12がR/W8を介してフロントアンテナ4の読み取りを有効にする信号を送信する。(ステップS102)。そして、搬送体6がフロントアンテナ4を通過する。このとき、フロントアンテナ4は、搬送体6に付与されている搬送体タグ6aから信号を受信する。そして、受信した信号が送受信部13を介してフロント判断部14に送信される。フロント判断部14は、受信した信号から搬送体IDを抽出する(ステップS103)。このとき、搬送体IDが抽出されない場合、一定時間経過の後、再度ステップS102に戻り、フロントアンテナ4で受信する信号から搬送体IDの抽出を試みる。
一方、フロントアンテナ4で受信した信号から搬送体IDが抽出された場合、フロント判断部14は、記憶部11から、搬送作業前に予め格納された搬送体情報から搬送体IDを読み出す。そして、フロント判断部14において、フロントアンテナ4で受信した信号から抽出された搬送体IDが、ステップ101で記憶部11に格納された搬送予定の搬送体6の搬送体IDと一致するか否かを判断する(ステップS104)。搬送体IDが一致しない場合、例えばアラーム等を作動させ警報を鳴らす等行う(ステップS115)。一方、搬送体IDが一致する場合、当該搬送体IDが一致したという信号(以下、搬送体ID一致信号という。)を記憶部11に送信する。そして、記憶部11は、上位システム9の表示部15に、抽出された搬送体IDに対応する搬送体情報、作業モード情報、並びに搬送体情報及び作業モード情報によって算出した搬送数情報等を送信し表示させる(ステップS105、M102)。
ここで、上位システム9の読み取りモードを開始する(ステップS106)。これにより、ゲート3の読取アンテナ2の読み取りが有効になる。すなわち、ステップ104において、搬送体IDが一致し、記憶部11が搬送体ID一致信号を受信すると、アンテナ制御部12に当該搬送体ID一致信号を送信する。アンテナ制御部12が搬送体ID一致信号を受信すると、送受信部13を介して、R/W8にアンテナの切り替え制御信号を送信する。これにより、ゲート3に配置されている、1〜n個の、読取アンテナ2の読み取りを有効にする(ステップS107)。そして、読取アンテナ2は、搬送体6に積載されている物品7の物品タグ7aから信号を受信する。読取アンテナ2で受信した信号は送受信部13を介して算出部16に送信される。算出部16は、受信した信号を解析し物品IDを抽出する(ステップS108)。そして、抽出された物品IDに基づいて物品総数を算出し、当該算出した物品総数を記憶部11に格納する。ここでは、物品ID=a、b、c、dに基づいて、物品総数=4が算出される(M103)。また、ステップS107の後、送受信部13が読取アンテナ2から信号を受信すると、アンテナ制御部12に読取アンテナ2から信号を受信したという信号を送信する。アンテナ制御部12は、送受信部13から信号を受信すると、送受信部13を介して、エンドアンテナ5の読み取りを有効にする信号を送信する(ステップS109)。
次に、搬送体6はゲート3を通過した後、エンドアンテナ5を通過する。このとき、エンドアンテナ5が搬送体タグ6aから信号を受信する。そして、エンドアンテナ5で受信した信号が送受信部13を介してエンド判断部17に送信される。エンド判断部17は、エンドアンテナ5で受信した信号から搬送体IDを抽出する(ステップS110)。エンドアンテナ5で受信した信号から搬送体IDが抽出された場合、エンド判断部17は、記憶部11からフロントアンテナ4が受信した信号から抽出された搬送体IDを読み出す。そして、記憶部11から読み出した搬送体IDと、エンドアンテナ5で受信した信号から抽出された搬送体IDが一致するか否かを判断する(ステップS111)。ここで、上位システム9の読み取りモードを終了する。すなわち、読取アンテナ2の読み取りを終了させる。すなわち、読取アンテナ2は、フロント判断部14において予め記憶部11に格納された搬送体情報と、フロントアンテナ4が検知した信号から抽出された搬送体IDの一致を確認してから、エンドアンテナ5で搬送体タグ6aから信号を受信するまでの間、読み取りを有効にする。これにより、読取アンテナ2が検知すべき物品タグ7aを特定する精度を向上させることができる。
ステップS111において、エンド判断部17がフロントアンテナ4で受信した信号から抽出された搬送体IDと、エンドアンテナ5で受信した信号から抽出された搬送体IDの一致を確認しない場合は、アラーム等を動作させ、警報を鳴らす等行う(ステップS116)。一方、一致する場合、物品数判断部18は、記憶部11から、読取アンテナ2で受信した信号から抽出された物品IDに基づいて算出部16で算出された物品総数、及び予め上位システム9の記憶部11に格納された搬送数情報を読み出す。そして、当該物品総数と搬送数情報とが一致するか否かを判断する(ステップS113)。一致しない場合は、アラーム等を動作させ、警報を鳴らす等する(ステップS117)。一方、一致する場合、物品数判断部18から記憶部11に、エンドアンテナ5及び読取アンテナ2等で読み取った搬送体6の搬送体情報、作業モード情報、物品総数、並びに物品ID等を登録する(ステップS114)。この後、搬送体6の作業者等に予定された物品数が確認されたこと等を通知する等してもよい。
本実施の形態では、フロントアンテナ4において搬送体タグ6aから受信した信号から抽出された搬送体IDと、予め上位システム9の記憶部11に格納された搬送数情報との一致が確認できてから、エンドアンテナ5で搬送体タグ6aから信号を受信するまでの間のみ読取アンテナ2の読取を有効にする。これにより、読取アンテナ2は、検知すべき物品タグ7aを特定する精度を向上させることができるため、本来読み取るべき物品タグ7a以外の物品タグ7aを読み取ることを防止することができる。また、エンド判断部17において、フロントアンテナ4で受信した信号から抽出した搬送体IDと、エンドアンテナ5で受信した信号から抽出した搬送体IDの一致が確認できた場合、物品数判断部18において、算出部16で算出された物品総数と、記憶部11に予め格納された物品7の搬送数情報が一致するか否かを判断する。その結果、物品総数が異なる場合、警報等を作動させ作業者に知らせる。これにより、例えば、搬送体6に積載されている物品数が予定した物品数と異なる場合、搬送数が誤認識のまま搬送することを防止することができる。このため、物品7の管理能力を向上させることができる。さらに、読取アンテナ2はゲート3を通過した搬送体6に積載されている物品7の数を算出する。これにより、搬送体6で仕分け作業を行う仕分け単位毎に搬送する物品数を確認することができ、細かい単位で物品7の搬送数を確認することができるため、物品7の誤搬送をより防止することができる。
実施の形態2.
次に実施の形態2について説明する。実施の形態1は、フロントアンテナ4で受信した信号から抽出した搬送体IDと、予め上位システム9の記憶部11に格納されている搬送体6の搬送体IDとの一致が確認できてから、エンドアンテナ5で搬送体タグ6aから送信される信号を受信するまでの間、読取アンテナ2の読み取りを有効にする。そして、物品数判断部18において、読取アンテナ2で受信した信号から抽出した物品IDに基づいて算出された物品総数と、予め記憶部11に格納した搬送数情報とが一致するか否かを判断する。これにより、読取アンテナ2が本来読み取るべき物品タグ7a以外の物品タグ7aを検知することを防止することができる。また、搬送する物品数が誤認識のまま搬送することを防止することができる。すなわち、物品の管理能力を向上させることができるものである。
しかしながら、読取アンテナ2の読取期間を規定しても、読取アンテナ2が誤って搬送体6に積載されている物品7以外の物品タグ7aを読み取ってしまう場合がある。そこで、実施の形態2においては、フロントアンテナ4が受診した信号から搬送体IDが抽出されない場合において、読取アンテナ2が誤って読み取ってしまう物品7の物品タグ7aを予め検知し、搬送体6に積載されている物品7ではないことを示す排除タグとして登録する。ここで、図5に示す搬送システム10において、上位システム9は、さらに、記憶部11に搬送数情報等が格納されているか否かを判断する(作業モードの有無を判断する)作業モード判断部19を有する。
以下、実施の形態2の搬送システムについて図5乃至図7を用いて詳細に説明する。図5に実施の形態2にかかる搬送システム10の概略図を示す。また、図6に、上位システム9の構成を示すブロック図を示す。さらに、図7に、図5に示す搬送システム10の物品タグ7aの読み取り動作を示すフローチャート図を示す。ここで、実施の形態2にかかる搬送システムにおいて、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
まず、フロントアンテナ4が一定の時間間隔で読み取り有効となることについて説明する。フロントアンテナ4は上位システム9が作業モードであるか否かに関わらず一定間隔で読み取り有効になり、搬送体タグ6aの検知を行う。すなわち、図7に示すように、一定時間間隔で上位システム9のアンテナ制御部12が、R/W8を介してフロントアンテナ4の読み取りを有効にする信号を送信する(ステップS102)。フロントアンテナ4は搬送体タグ6aから信号を受信し、受信した信号を、送受信部13を介してフロント判断部14に送信する。フロント判断部14は、受信した信号から搬送体IDを抽出する(ステップS103)。このとき、搬送体IDが抽出される場合は、実施の形態1で示した図4に示すステップS104に続く。一方、搬送体IDが抽出されない場合、上位システム9が作業モードであるか否かを判断する(ステップS201)。すなわち、記憶部11に搬送体情報等が格納されているか否かを判断する。このとき、フロント判断部14から作業モード判断部19に搬送体IDが抽出されないとう信号を送信する。当該信号を受信した作業モード判断部19は、記憶部11から搬送体情報等を読み出し、上位システム9が作業モードであるか否かを判断する。記憶部11に搬送体情報等が格納されておらず作業モードでない場合、一定時間をあけた後、ステップS102に戻る。すなわち、上位システム9の記憶部11に搬送体情報等が格納されていない場合はステップS102、ステップS103、及びステップS201を繰り返し行う。
以下、フロントアンテナ4が一定時間間隔で読み取りが有効となる場合において、上位システム9の記憶部11に搬送体情報等が格納され、上位システム9が作業モードとなる場合について説明する。図5に示すように、上位システム9の記憶部11に搬送体情報等(M101)が格納され、上位システム9が作業モードとなる(ステップS101)。そして、アンテナ制御部12がR/W8を介してフロントアンテナ4の読み取りを有効にする信号を送信する(ステップS102)。フロントアンテナ4は搬送体タグ6aから信号を受信し、受信した信号を、送受信部13を介してフロント判断部14に送信する。フロント判断部14は、受信した信号から搬送体IDを抽出する(ステップS103)。このとき、フロント判断部14において、搬送体IDが抽出された場合、図4に示すステップS104に移動し、フロント判断部14において、抽出した搬送体IDと記憶部11に格納されている搬送体IDが一致するか否かを判断する。一方、ステップS103において、搬送体IDが抽出されない場合、上位システム9の作業モード判断部19が、記憶部11に搬送体情報等が格納されているか否かを判断する。すなわち、上位システム9が作業モードであるか否かを判断する(ステップS201)。ここでは、ステップS101において、上位システム9に搬送体情報等が格納されているため、作業モードであると判断される。すると、アンテナ制御部12がR/W8を介してアンテナの切り替え制御を行い、読取アンテナ2で物品タグ7aの検知を行う。これにより、ゲート3に配置されている、1〜n個の読取アンテナ2の読み取りを有効にする(ステップS202)。このとき、読取アンテナ2が物品タグ7aから信号を受信した場合(ステップS203)、受信した信号を送受信部13を介して算出部16に送信する。そして、算出部16において、受信した信号を解析し、物品IDを抽出する。抽出した物品IDに基づいて抽出された物品IDの物品総数を算出する。そして、抽出された物品ID及び物品総数を記憶部11に格納する(M201)。ここでは、例えば、物品ID=zの物品7が検知されたとする。
ここで、ステップS103において搬送体IDの抽出する際、搬送体IDが抽出されていない。このため、本来ならば、読取アンテナ2は物品タグ7aを検知しないはずである。しかしながら、読取アンテナ2が、例えば、ゲート3近傍等に積載されている物品7の物品タグ7aを検知してしまう場合がある。そこで、実施の形態2においては、フロントアンテナ4で検知された信号から搬送体IDが抽出されない場合において、読取アンテナ2が誤って物品タグ7aを検知する場合、搬送体6に積載されている物品7の物品タグ7aではないことを示す排除タグ7bとする。
以下、ステップS203に続く動作を説明する。ステップS203において、読取アンテナ2で受信した信号から物品タグ7aが抽出された場合、抽出された物品ID及び物品総数を記憶部11に格納する。そして、タグ読取判断部20は、記憶部11から物品ID及び物品総数を読み出し、読取アンテナ2が受信した信号から物品タグ7aが抽出されたか否かを判断する(ステップS204)。タグ読取判断部20が、記憶部11から物品ID及び物品総数を読み出すことができた場合、読取アンテナ2が受信した信号から物品タグ7aを抽出したとして、抽出した物品タグ7aを排除タグ7bとして登録する(例えば、物品IDがzの物品を排除タグ7bとする、このとき排除タグ数は1(M203))(ステップS205)。そして、排除タグ7bの登録があったことを作業者等に知らせるアラーム等を作動させる(ステップS206)。一方、ステップS204において、タグ読取判断部20が、記憶部11から物品ID及び物品総数を読み出すことができない場合、読取アンテナ2は物品IDを検知しなかったとして、排除タグ7b登録なしというデータ(例えば、排除タグ数=0(M202))を格納する(ステップS207)。
以上に示すように、本実施の形態にかかる搬送システム10は、フロントアンテナ4が受信した信号から搬送体IDが抽出されない場合において、読取アンテナ2が物品タグ7aから信号を受信し、受信した信号から物品IDが抽出される場合、当該物品IDが格納されている物品タグ7aを、搬送体6に積載されている物品7でないことを示す排除タグ7bに設定する。すなわち、ゲート3の読取アンテナ2が、ゲート3を通過する物品7の物品タグ7a以外に検知する恐れのある物品タグ7aを予め排除タグ7bとして登録する。これにより、読取アンテナ2が搬送体6に積載されている物品7以外の物品タグ7aを検知する場合に、排除タグ7bとして登録されている物品7と搬送体6に積載されている物品7とを区別することができる。そして、搬送予定の物品をより厳密に特定することができ、物品7が誤った搬送先等に搬送されることを防止することができる。これにより、物品の管理能力をより向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。すなわち、搬送体情報及び作業モード情報はこれらの情報によって、搬送する物品の個数等が算出できる情報であればよい。例えば、物品の搬送先情報、物品を搬送先に移送するトラック等の便名等であってもよい。さらに、実施の形態1では、上位システム9で予め算出される搬送予定の搬送数情報と、読取アンテナ2で受信した信号から抽出された物品IDに基づいて算出される物品総数が一致しているか否かを判断するのみであるが、物品IDに例えば物品の大きさ等を表す物品タイプ又は中身の有無等の荷情報を格納し、物品総数の一致だけでなく、物品タイプ又は中身等も一致しているか否かを判断してもよい。
実施の形態1にかかる搬送システムを示す概略図である。 実施の形態1にかかる搬送システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる上位システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す実施の形態1にかかる搬送システムの動作を示す概略図である。 実施の形態2にかかる搬送システムを示す概略図である。 実施の形態2にかかる上位システムの構成を示すブロック図である。 図4に示す実施の形態2にかかる搬送システムの動作を示す概略図である。 従来の管理システムを示す概略図である。 従来の管理システムを示す概略図である。
符号の説明
1、10・・・搬送システム
2、101a・・・読取アンテナ
3、91・・・ゲート
4・・・フロントアンテナ
5・・・エンドアンテナ
6・・・搬送体
6a・・・搬送体タグ
7、93・・・物品
7a・・・物品タグ
7b・・・排除タグ
8・・・R/W
9・・・上位システム
11・・・記憶部
12・・・アンテナ制御部
13・・・送受信部
14・・・フロント判断部
15・・・表示部
16・・・算出部
17・・・エンド判断部
18・・・物品数判断部
19・・・作業モード判断部
20・・・タグ読取判断部
90、100・・・管理システム
91a・・・リーダライタ
91b・・・送受信アンテナ
92・・・管理装置
92a・・・表示装置
93a・・・RFIDタグ
94・・・カート
95・・・入庫領域
96・・・出庫領域
103・・・リフト

Claims (8)

  1. 物品を搬送する搬送体の識別情報を格納する記憶部と、
    前記物品の識別情報を検知する読取アンテナの前方に配置されるフロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記記憶部に格納されている前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断するフロント判断部と、
    前記読取アンテナの後方に配置されるエンドアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記フロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断するエンド判断部と、
    前記フロント判断部が前記搬送体の前記識別情報の前記一致を確認してから、前記エンドアンテナが前記搬送体の前記識別情報を検知するまでの間、前記読取アンテナを有効にするように制御するアンテナ制御部とを有する搬送システム。
  2. 前記記憶部は、さらに前記搬送する前記物品の数が予め格納されたものであって、
    前記読取アンテナで検知した信号から抽出した前記物品の前記識別情報に基づいて前記読取アンテナで検知した前記物品の数を算出する算出部と、
    前記エンド判断部が前記搬送体の前記識別情報の前記一致を確認した場合に、前記算出部で算出された前記物品の数と、前記記憶部に予め格納されている前記物品の数が一致するか否かを判断する物品数判断部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の搬送システム。
  3. 前記フロント判断部が前記搬送体の前記識別情報の前記一致を確認しない場合、若しくは、前記エンド判断部が前記搬送体の前記識別情報の前記一致を確認しない場合、又は前記物品数判断部が前記算出部で算出された前記物品の数と、前記記憶部に予め格納されている前記物品の数の一致を確認しない場合、警報を作動させる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の搬送システム。
  4. 前記フロントアンテナで検知される信号から前記搬送体の前記識別情報が抽出されない場合に前記読取アンテナが検知した前記物品に付与され、前記物品の識別情報が格納されている物品タグを、前記搬送体に積載されている前記物品ではないことを示す排除タグとして前記記憶部に登録する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の搬送システム。
  5. 物品を搬送する搬送体の識別情報を記憶部に格納し、
    前記物品の識別情報を検知する読取アンテナの前方に配置されるフロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記記憶部に格納されている前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断し、
    前記読取アンテナの後方に配置されるエンドアンテナで検知した前記搬送体の前記識別情報と、前記フロントアンテナで検知した前記搬送体の前記識別情報が一致するか否かを判断し、
    前記フロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記記憶部に格納されている前記搬送体の前記識別情報との一致が確認できてから、前記搬送体の前記識別情報が前記エンドアンテナで検知されるまでの間、前記読取アンテナを有効にするように制御する搬送システムの制御方法。
  6. 予め前記搬送する前記物品の数を前記記憶部にさらに格納し、
    前記読取アンテナで検知した信号から抽出した前記物品の前記識別情報に基づいて前記読取アンテナで検知した前記物品の数を算出し、
    前記エンドアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記フロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報が一致した場合に、算出した前記物品の数と、前記記憶部に予め格納されている前記物品の数が一致するか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項5記載の搬送システムの制御方法。
  7. 前記フロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記記憶部に格納されている前記搬送体の前記識別情報とが一致しない場合、若しくは、前記エンドアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報と、前記フロントアンテナで検知した信号から抽出した前記搬送体の前記識別情報とが一致しない場合、又は算出した前記物品の数と、前記記憶部に予め格納されている前記物品の数が一致しない場合、警報を作動させる
    ことを特徴とする請求項5又は6記載の搬送システムの制御方法。
  8. 前記フロントアンテナで検知される信号から前記搬送体の前記識別情報が抽出されない場合に前記読取アンテナが検知した前記物品に付与され、前記物品の識別情報が格納されている物品タグを、前記搬送体に積載されている前記物品ではないことを示す排除タグとして前記記憶部に登録する
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項記載の搬送システムの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014131934A (ja) * 2013-01-07 2014-07-17 Cdex:Kk 物流管理方法
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