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JP2008203965A - Webページの生成方法及びプログラム - Google Patents

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JP2008203965A JP2007036420A JP2007036420A JP2008203965A JP 2008203965 A JP2008203965 A JP 2008203965A JP 2007036420 A JP2007036420 A JP 2007036420A JP 2007036420 A JP2007036420 A JP 2007036420A JP 2008203965 A JP2008203965 A JP 2008203965A
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Abstract

【課題】Webサーバとデータベースを連携させるシステムにおいて、特別な知識を要することなく容易かつ迅速にフォームの変更を実現する。
【解決手段】Webページの入出力項目にデータベースに格納されたデータを対応付けて前記Webページを生成する方法において、Webページの表示要求を受け付ける処理と、前記表示要求に対応するWebページの入出力項目を予め設定した第1の情報を取得する処理と、前記入出力項目に対応するデータを前記データベースから取得する処理と、前記データベースに格納されて前記入出力項目の表示形式に関する情報を予め設定した第2の情報から、前記第1の情報に設定された入出力項目に対応する表示形式を取得する処理と、前記取得した入出力項目に対応するデータを、前記取得した表示形式でWebページの記述を生成する処理と、前記生成したWebページの記述を送信する処理と、を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネットワークを介して情報を提供するWebサーバシステムの改良に関し、特に、Webサーバとデータベースを連携させるシステムの改良に関する。
近年、インターネットあるいはイントラネットの普及により、HTML(Hyper Text Markup Language)等で記述されたWebページにデータベースを連携させて情報の提供や管理を行う業務システムが広く採用されている。
Webサーバとデータベースを連携させて情報を提供するWebページでは、Webページのレイアウトなどの静的な要素と、データベースの内容を表示させる動的な要素とを混在させてWebページの記述を生成する必要がある。このため、Webページの変更やメンテナンスに際しては、HTMLの知識がなければ容易に修正や変更を行うのが難しいという問題があったが、Webページの静的な要素と動的な要素を独立して作成しておき、Webページの提供時に静的な要素の中に動的な要素を挿入することで、Webページのメンテナンスに要する労力を低減する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−215519号
ところで、顧客管理業務などの業務システムではWebサーバとデータベースを連携さえたシステムで構成され、Webページを構成するHTMLの記述にデータベースの構造を対応付ける必要がある。したがって、データベースの構造(フィールドのフォーマットやデータタイプ等の定義)を熟知していなければ、WebページのHTMLにデータベースのデータを対応付けることはできない。このため、上記従来例では、Webサーバとデータベースを連携させるに当たって、HTMLの知識に加えてデータベースの知識が必要になり、通常のユーザあるいは管理者が容易にWebページの修正や変更を行うことができない、という問題があった。
さらに、上記Webサーバとデータベースを連携させたシステムでは、クライアントのブラウザからWebサーバーの所定のページへ情報を送信して、データベースへ情報の入力を行う。クライアントがWebページへデータを入力する場合には。Webサーバのフォームを利用して送信することが広く行われている。ここで、Webページのフォームとは、入力可能なフィールドやラジオボタンなどのフィールドの属性を定義したHTMLのセクションを指す。
上記のようなフォームでは、業務システムの変更などでフィールドの属性やフィールド名を変更する場合がある。例えば、入力するフィールドの属性をプルダウンメニューからチェックボックスに変更したり、プルダウンメニューやチェックボックスの選択肢を変更する必要が頻繁に生じる。
ここで、フォームで指定するフィールド名やデータ入力形式の種類(ラジオボタンやプルダウンなどの属性)はHTMLのINPUTタグで記載する必要があり、フォームのフィールド名やデータの属性を変更するためには、上述と同様にHTMLの知識とデータベースの知識が必須となり、一般のユーザでは容易に変更や修正ができないという問題があった。
また、フォーム内に必須入力のフィールドの有無を判定するため、JAVASCRIPT(登録商標)を記述したり、Webサーバ側にチェックプログラムが必要である。これらのスクリプトやチェックプログラムでは、ひとつの入力フィールドに何も入力されなかった場合のエラーメッセージを、フィールド名に合わせて個々に記述する必要があるため、上記のようにフィールド名の変更を行う場合では、未入力のチェックプログラムまたはスクリプトをフィールド名毎に変更するため、管理者などに多大な労力を要する、という問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、Webサーバとデータベースを連携させるシステムにおいて、特別な知識を要することなく容易かつ迅速にフォームの変更を実現することを目的とする。
本発明は、Webページの入出力項目にデータベースに格納されたデータを対応付けて前記Webページを生成する方法において、Webページの表示要求を受け付ける処理と、前記表示要求に対応するWebページの入出力項目を予め設定した第1の情報を取得する処理と、前記入出力項目に対応するデータを前記データベースから取得する処理と、前記データベースに格納されて前記入出力項目の表示形式に関する情報を予め設定した第2の情報から、前記第1の情報に設定された入出力項目に対応する表示形式を取得する処理と、前記取得した入出力項目に対応するデータを、前記取得した表示形式でWebページの記述を生成する処理と、前記生成したWebページの記述を送信する処理と、を含む。
また、前記第1の情報は、前記Webページの入出力項目に対応するデータベースのデータを特定する識別子と、前記Webページ上で当該入出力項目を表示する位置の情報を含み、前記第2の情報は、前記入出力項目の表示形式が単一の入出力項目または複数の選択項目を表示してデータを設定する入出力項目の何れであるかを特定する入力タイプ情報と、前記複数の選択項目を格納する選択肢情報と、を含み、入力タイプ情報を変更可能なインターフェースを備える。
また、前記第2の情報は、前記入出力項目へ入力されたデータに対する検証の情報をさらに含み、前記Webページの記述を生成する処理は、前記検証の情報に基づいて、前記入出力項目へ入力されたデータを検証するスクリプトを生成する処理と、前記生成したWebページの記述に前記生成したスクリプトを付加する処理と、を含み、前記送信する処理は、前記生成したWebページの記述とスクリプトを送信する。
したがって、本発明によれば、第2の情報には、Webページの入出力項目の表示形式に関する情報が含まれるので、第2の情報を変更することでWebページの入出力項目を、単一の入出力項目と複数の選択項目を表示してデータを設定する入出力項目(例えば、チェックボックス、ラジオボタン、プルダウンメニュー)との間で容易に変更することが可能となり、Webサーバとデータベースを連携させるシステムにおいて、HTML等のWebページの記述やデータベースの知識を要することなく容易かつ迅速にフォームの変更を実現することができる。
また、入出力項目への入力データを検証するスクリプトを自動的に生成することが可能となり、Webページを提供する管理者などはスクリプトに関する知識を要することなく容易かつ迅速に入力の検証に関する設定を変更することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示す計算機システムのブロック図である。サーバ計算機1はネットワーク(図示省略)を介してブラウザを備えたクライアント計算機4が複数接続され、クライアント計算機4からの要求に応じてWebページ(またはWebサイト)を提供する。
サーバ計算機1は、CPU、メモリ及びストレージ装置を備えて、Webページをクライアント計算機4に提供するブラウザ入出力インターフェース2と、Webページに表示するデータを格納する情報マスタ(データベース)7を管理するデータベース管理システム(DBMS)3を実行する。なお、図1においては、ひとつのサーバ計算機1で、ブラウザ入出力インターフェース2とDBMS3を実行する例を示したが、複数の計算機で各処理を分散して実行しても良い。
情報マスタ7は、Webページで入出力されるデータ(ページデータ)を格納するデータ格納部72と、Webページに表示する入出力フィールド(またはオブジェクト)の表示形式などの属性を定義した情報属性オブジェクトを格納する情報属性格納部71と、Webページへアクセスするクライアント計算機4のユーザの権限(アクセス権)を格納したアクセス権格納部73とを含んで構成される。
DBMS3は、ブラウザ入出力インターフェース2から要求(クエリ)に応じて、情報属性オブジェクト及びデータの入出力を行う。
ブラウザ入出力インターフェース2は、クライアント計算機4からの要求に基づいて、要求のあったURLのレイアウト情報(後述)から表示を行う項目(入出力フィールド)を決定し、表示に必要な入出力フィールドの属性を情報マスタ7の情報属性格納部71から読み込み、表示に必要なデータをデータ格納部72から読み込んでWebページ(HTML)を生成し、HTTP(Hyper Text Transport Protocol)により送信する。
ブラウザ入出力インターフェース2は、入出力フィールドの名称やデータタイプや表示状態(通常の入出力フィールド(単一の入力項目)、チェックボックス等)を設定または変更する情報属性設定制御部5と、クライアント計算機4からの要求を受け付けて、ユーザのアクセス権に応じてWebページを生成するデータ入出力制御部6から構成される。
図2は、ブラウザ入出力インターフェース2の機能要素を示すブロック図である。
リクエスト受付部61は、クライアント計算機4からWebページの表示要求を受けると、クライアント計算機4のユーザについて認証を行う。この認証は、ユーザアカウントとパスワードなどの公知の手法により行うことができる。
認証に成功すると、リクエスト受付部61はページ生成部62にクライアント計算機4から要求されたWebページの生成を指令する。ここで、アクセス権制御部64は、上記認証が完了した後、情報マスタ7のアクセス権格納部73に予め設定されたデータを参照し、クライアント計算機4のユーザについて情報マスタ7のデータ格納部72や情報属性格納部71に対するアクセス権(アクセスのレベル)を判定し、このアクセス権に基づいてユーザのアクセスを制限する。アクセス権制御部64は、データ格納部72や情報属性格納部71の各レコード毎、またはデータフィールド毎にアクセス権(参照、編集、作成または削除)を設定可能であり、ユーザ毎に設定されたアクセス権により情報マスタ7からの読み出しまたは書き込みを制限する。
また、リクエスト受付部61は、クライアント計算機4から入出力フィールドに対するデータの入力要求を受け付けると、該当する入出力フィールドのデータを格納するデータ格納部72へ書き込みを行う。
ページ生成部62は、クライアント計算機4から要求されたWebページを、情報マスタ7に格納されたデータからHTMLを生成し、クライアント計算機4に生成したHTMLを送信する。
ページ生成部62は、リクエスト受付部61から指定されたWebページのレイアウト情報63を参照し、情報マスタ7から取得すべきデータを決定する。ここで、レイアウト情報63は予め設定されたWebページの構成を定義したもので、生成するWebページの入出力フィールド(入出力項目)の識別子と、これらの入出力フィールドを表示する位置を定義した位置情報と、フォントの書体や色、背景のパターンや背景色などのデザインを定義したデザイン情報から構成される。
Webページ生成部62は、表示対象の識別子に基づいて情報マスタ7のデータ格納部72からデータを取得し、また、表示対象の識別子に基づいて情報マスタ7の情報属性格納部71に格納された情報属性オブジェクトから当該データに設定された属性を取得する。
ここで、情報属性格納部71の情報属性オブジェクト710は、図3で示すように、1レコードに複数のデータフィールドが予め設定されたもので、各レコードにはWebページとして出力される入出力フィールドの属性が予め定義されている。なお、本実施形態では、データベース(情報マスタ7)のレコードに設定される入出力項目をデータフィールドとし、Webページ上で表示する入出力項目を入出力フィールドとする。
情報属性オブジェクト710が定義する入出力フィールドの属性の一例としては、図3のように、入出力フィールドの識別子を格納するコード711と、入出力フィールドの名称を格納するラベル名712と、入出力フィールドに対するデータの設定形式を格納する入力タイプ713と、入力フィールドの大きさ(文字列長さまたはテキストボックスの大きさ)を設定するサイズ714と、入力タイプ713が複数の設定情報の中から何れかを選択する形式のときに表示する選択肢を格納する選択肢715と、入出力フィールドにデータが入っていないときに警告を行うか否かを設定する入力チェック716というデータフィールドから構成される。
情報属性オブジェクト710のうち、ラベル名712〜入力チェック716のデータフィールドが、ユーザまたは管理者によって予め設定され、また、任意に変更することができるもので、この設定は後述するように情報属性設定制御部5によって実行される。
ここで、入力タイプ713は、当該レコードのコード711が指し示す入出力フィールドを、どのように表示し、どのようなデータを格納するかを設定するもので、例えば、図4に示すように、予め設定された形式を選択可能に構成される。図4の例では、入力タイプ713をラジオボタンで表示した例を示し、各タイトルのボタンをチェックした場合には、次のように入出力フィールドの形式が設定される。
・「このフィールドを使用しない」にチェックを入れると、当該入出力フィールドを不使用に設定する。
・「通常の入力フィールドとして使用する」にチェックを入れると、当該入出力フィールドを通常の入力フィールド(テキスト、数値、日付を格納可能)として設定する。
・「テキストエリアとして使用する」にチェックを入れると、当該入出力フィールドはテキストエリアに設定される。
・「プルダウンメニューとして使用する」にチェックを入れると、当該入出力フィールドは選択肢715から何れかを選択するプルダウンメニューで表示される。
・「ラジオボタンとして使用する」にチェックを入れると、当該入出力フィールドは選択肢715から何れかを選択するラジオボタンで表示される。
・「チェックボックスとして使用する」にチェックを入れると、当該入出力フィールドは選択肢715から何れかを選択するチェックボックスで表示される。
以上のように、入力タイプ713を選択することで、入出力フィールドの表示形式や入力するデータの属性を変更することができる。
次に、選択肢715は、図5で示すように、ひとつのデータフィールドに複数の情報を格納することができ、図示の例では、「選択肢1」〜「選択肢3」の項目をひとつのデータフィールドに改行で区切って格納した例を示す。これらの選択肢715は、入力タイプ713がプルダウンメニュー、ラジオボタン、チェックボックスのいずれかのときに入出力フィールドに表示させ、これらの選択肢の何れかを当該入出力フィールドに入力することができる。
次に、入力チェック716は、当該レコードに対応する入出力フィールドに入力がなかった場合に警告を行うためのデータフィールドで、未入力チェックを有効または無効にする設定を行うことができる。入力チェック716で未入力チェックを有効にする設定を行い、この入出力フィールドに入力がない場合には後述するように当該レコードのラベル名712が未入力であることをクライアント計算機4のブラウザで表示する。
図6は、情報マスタ7の情報属性格納部71に格納された情報属性オブジェクト710と、同じくデータ格納部72に格納されたデータ(以下、ページデータ)720と、ページ生成部62のレイアウト情報63と表示するWebページの関係を示す説明図である。この例では、ページ400に入出力フィールドXを表示するためのHTMLを生成する例を示す。
図6において、レイアウト情報63の一例として、ひとつのレコードがWebページの1ページに対応し、レコード内には複数の入出力フィールドまたはオブジェクトの識別子と位置情報及びデザイン情報を格納する例を示す。
レイアウト情報63は、レコードの所定の位置にWebページの何れのページであるかを示すページ識別子631を格納するデータフィールドと、当該ページで表示するデータのコード632と、このコード632の入出力フィールドの位置情報633とデザイン情報634を含み、コード632、位置情報633及びデザイン情報634が一対となって複数のデータの定義が格納される。すなわち、コード632、位置情報633及びデザイン情報634のデータフィールドをN組備える。なお、本実施形態では、レイアウト情報63をブラウザ入出力インターフェース2内に配置したが、レイアウト情報63を情報マスタ7に格納してもよく、あるいは外部のストレージ装置に格納しても良い。
次に、ページデータ720の一例として、ひとつのレコードがWebページの1ページに対応し、レコード内には複数の入出力フィールドまたはオブジェクトの識別子とデータを格納する例を示す。
ページデータ720は、レコードの所定の位置にWebページの何れのページであるかを示すページ識別子721を格納するデータフィールドと、当該ページで表示するデータのコード722と、このコード722の入出力フィールドのデータ723を含み、コード722、データ723が一対となってページ識別子631に対応するWebページの複数のデータが格納される。すなわち、コード722、位置情報723のデータフィールドをN組備える。ここで、コード722は、ブラウザ入出力インターフェース2で予め設定したもので、レイアウト情報63のコード632には、ページデータ720のうちWebページに使用するコード722の値が格納され、同様に、情報属性オブジェクト710のコード711には、ページデータ720のうちWebページに使用するコード722の値が格納される。
なお、情報属性オブジェクト710、ページデータ720及びレイアウト情報63のデータフォーマットは、一例であって、これに限定されるものではなく、所望のフォーマットで構成することができる。
図7は、ブラウザ入出力インターフェース2のデータ入出力制御部6で行われる処理の一例を示すフローチャートである。
まず、S1では、リクエスト受付部61がクライアント計算機4からの表示要求を受け付ける。リクエスト受付部61は、クライアント計算機4から要求されたURLに基づいて、予め設定したURLとレイアウト情報63のページ識別子631のテーブル(図示省略)を参照し、ページ識別子631を決定する。そして、リクエスト受付部61は、ページ識別子631に対応するWebページのHTMLを生成する指令をページ生成部62へ送信する。なお、リクエスト受付部61が入出力フィールドに対する入力要求を受け付けた場合には、ページ識別子631からページデータ720のレコードを特定し、入出力フィールドのコード632と一致するコード722に対応するデータ723の更新をDBMS3へ依頼する。
S2では、ページ生成部62が、リクエスト受付部61で決定したWebページのページ識別子631に基づいて、レイアウト情報63から該当するレコードを読み込む。図6において、ページ生成部62はページ識別子631に対応するレコードからコード632、位置情報633及びデザイン情報634からなる一対のレイアウト情報を複数組読み込む。
次にS3で、ページ生成部62は、上記決定したページ識別子631と一致するページデータ720のレコードを読み込む。すなわち、ページ識別子631の値と一致するページデータ720のページ識別子721を検索し、該当するレコードからコード722とデータ723からなる一対のデータを複数組読み込む。この段階で、ページ生成部62は、Webページ上に表示する入出力フィールドと表示する位置とデザイン及びデータが決まる。
次にS4では、ページ生成部62が、上記レイアウト情報63から読み込んだコード632から情報属性オブジェクト710を検索し、当該コード632に対応するラベル名712〜入力チェック716までの属性情報を取得する。
そして、S5においてページ生成部62は、レイアウト情報63から読み込んだコード632に対応するページデータ720のデータ723を、情報属性オブジェクト710の入力タイプ713とサイズ714で設定された表示形式でHTMLを生成する。このとき、入力タイプ713が選択肢714を表示する形式(プルダウンメニュー、ラジオボタン、チェックボックス)であれば、ページ生成部62は選択肢714のデータを読み込んで、データ723と併せてHTMLを生成する。
次に、S6ではページ生成部62が、レイアウト情報63に設定されたコード632と一致するコード711を有する情報属性オブジェクト710のレコードについて、入力チェック716が設定されているか否かを判定する。入力チェック716が有効に設定されている入出力フィールドについては、S7に進んで、当該レコードのラベル名712について警告を表示するスクリプトを生成する。このスクリプトは、例えば、JAVASCRIPT(登録商標)で記述することができる。このスクリプトは、例えば、ラベル名712が「住所」で、入出力フィールドへ入力されたデータがブランクであれば「住所が入力されていません」等のポップアップウインドウを表示するように生成される。すなわち、生成するスクリプトは、入出力フィールドに入力されたデータが予め設定した条件と一致しないときに、ラベル名712に対して警告を発生する記述を含む。
ページ生成部62は、入力チェック716が有効となっている入出力フィールドについては、HTMLに加えて未入力チェックを行うスクリプトを生成して出力し(S8)、入力チェック716が無効となっている入出力フィールドはHTMLのみを出力する。
上記S6〜S9の処理は、レイアウト情報63の1レコード(1ページ)に格納されたコード632について、情報属性オブジェクト710からコード711が一致するレコードの入力チェック716を順次参照し、入力チェック716が有効となっている入出力フィールドの未入力チェックスクリプトを、ラベル名712毎に生成すればよい。
上記図7の処理により、ページ生成部62は、Webページの構成を定義したレイアウト情報63と、Webページのデータを格納したページデータ720と、入出力フィールドの表示形式と検証情報(未入力チェック)から、要求されたWebページのHTMLと、入出力フィールドの入力データを検証するスクリプトを生成することができる。
上記処理の具体的な例を、図6に基づいて説明する。
図6は、ページ生成部62がWebページとしてページ400を生成する例を示し、ページ400ではラジオボタンの入出力フィールドXを表示するHTMLを生成する例を示す。以下の説明では、入出力フィールドXは図3のコード711=「01」に対応するラジオボタンの入出力フィールドとする。
ページ生成部62は、ページ400に対応するページ識別子631、721を図示しないテーブルから取得して、レイアウト情報63からページ識別子631を含むレコードを読み込む。また、ページ生成部62は、ページデータ720からページ識別子631と一致するページ識別子721を含むレコードを検索し、このレコードからコード722とデータ723を読み込んでおく。図示の入出力フィールドXのコード722は「01」でデータ723は「選択肢2」というデータが格納されている。
次に、ページ生成部62は、入出力フィールドXに対応するコード632=「01」から、コード711が「01」の情報属性オブジェクト710のレコードを検索する。ページ生成部62は、検索した情報属性オブジェクト710のレコードから、入力タイプ713=「ラジオボタン」を読み込む。このとき、ページ生成部62は、入力タイプ713が選択肢を表示する表示形式であるか否かを判定し、選択肢の表示が必要な場合には当該レコードの選択肢714からデータ=「選択肢1、選択肢2、選択肢3」を取得する。
ページ生成部62は、レイアウト情報63からコード632=「01」の入出力フィールドXを、ページ400上で位置情報633に対応する位置で表示されるよう、選択肢が選択肢1〜選択肢3となるラジオボタンで表示するHTMLを生成する。このとき、現在のデータ723が「選択肢2」であるので、選択肢2のラジオボタンがチェックされた状態となるようにHTMLを設定する。
次に、入出力フィールドの表示形式に関する属性と、検証に関する属性を定義した情報属性オブジェクト710の設定について説明する。
図8は、情報属性設定制御部5で行われる処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、クライアント計算機4が所定のURL等で情報属性オブジェクト710の設定処理を要求したときに実行される。なお、実行する際には、上記アクセス権制御部64で所定の認証を行うものとする。
まず、S11では情報属性設定制御部5が、図9で示すような情報属性オブジェクト710の一覧を生成し、表示内容のHTMLをクライアント計算機4へ送信する。なお、HTMLの生成については、上記ページ生成部62で行うようにしても良い。図9の一覧は、情報属性オブジェクト710のコード711、ラベル名712、入力タイプ713及び入力チェック716(図中オプション)をリストとして表示したものである。この例では、コード711に詳細な設定を行うページ(詳細表示ページ)へのリンクが予め設定される。
クライアント計算機4のユーザ(または管理者)は、情報属性を変更したいコード711をクリックすることで選択する。情報属性設定制御部5は、上記クリックによりクライアント計算機4からコード711のリンク先を受け付け(S12)、図10で示すようなコード711の詳細表示ページをクライアント計算機4へ送信する。図10は、上記S12で選択された情報属性の詳細表示画面の一例を示し、コード711=「08」を選択した例を示す。
クライアント計算機4のユーザは、図10の詳細表示画面から、設定を変更したい情報属性を選択して、新たな値を入力し、または新たな値を選択する。なお、情報属性オブジェクト710のデータフィールドのうち、コード711の値はページデータ720のコード722に対応したものであるのでユーザによる更新は禁止される。一方、ラベル名711〜入力チェック716の各項目はユーザの設定に応じて変更可能となっている。情報属性設定制御部5は、詳細表示画面においてクライアント計算機4からの入力を受け付ける(S14)。
例えば、ラベル名712は、ユーザが任意の文字列を入力することができる。入力タイプ713では予め設定された入力形式の中から所望の形式を選択できる。サイズ714には所望の大きさを設定できる。また、入力タイプ713には任意の数の選択肢を設定することができ、さらに、入力チェック716には未入力チェックの有効/無効を任意に設定することができる。
そして、クライアント計算機4のユーザが、情報属性の設定が完了した情報を受信したか否かを判定し(S15)、受信した場合にはS16へ進んで、上記S14で受け付けたラベル名712〜入力チェック716の各項目の値を情報属性格納部71の情報属性オブジェクト710へ書き込んで処理を終了する。
以上の処理により、Webページの管理を行うユーザは、所望の入出力フィールドについて、ラベル名712、入力タイプ713、サイズ714、選択肢715、入力チェック716を任意に設定することが可能となる。
例えば、図11に示すように、ラジオボタンで表示されていた入出力フィールドXを、プルダウンメニューへ変更するには、クライアント計算機4のユーザは、図10の詳細表示画面で入力タイプ713のチェックを「ラジオボタン」から「プルダウンメニュー」に変更するだけでよい。変更した情報属性オブジェクト710は、Webページの生成の際にページ生成部62によって参照され、更新後の情報属性で入出力フィールドXのHTMLが生成されて、クライアント計算機4のブラウザ上ではラジオボタンに代わってプルダウンメニューを表示することができる。
以上のように、本発明によれば、Webページとデータベースを連携させるシステムにおいて、入出力フィールド(入出力項目)とデータベースに格納されるデータとの対応付けと、入出力フィールドの位置とデザインに関する情報とをレイアウト情報63に格納し、入出力フィールドの表示形式と検証に関する情報を情報属性オブジェクト710に格納し、入出力フィールドとの間で入出力を行うデータ723をページデータ720へ格納し、これらレイアウト情報63と情報属性オブジェクト710とページデータ720を独立して管理することにより、Webページを管理するユーザは、データベースに関する知識とHTMLに関する知識を必要とすることなくWebページの体裁の変更を容易かつ迅速に実現することができるのである。
特に、情報属性設定制御部5では、入出力フィールドの表示形式を予め設定した形式を変更するだけで所望の表示形式に変更することができ、HTMLに関する知識やデータベースに関する知識を必要とすることなく、極めて容易に設定の変更を行うことができる。さらに、情報属性設定制御部5では、入出力フィールドの入力チェック716について有効を選択することで、ページ生成部62に未入力チェックを実行するスクリプトを自動的に生成することができ、Webページの管理者はスクリプトに関する知識も必要としないので、極めて簡易な操作でスクリプトの制御も実現することが可能となる。
また、入力タイプ713を変更しても選択肢715をそのまま流用してプルダウンメニュー、チェックボックス、ラジオボタンで利用することができ、Webページの表現を最低限の労力で変更することが可能となる。
なお、上記第1実施形態において、ページ生成部62はWebページの記述としてHTMLを生成する例を示したが、Webページの記述は適宜選択することができ、例えば、XML(Extensible Markup Language)等の言語で記述してもよい。
図12は、第2の実施形態を示す入力チェック716の画面イメージである。本第2実施形態の入力チェック716は、前記第1実施形態に示した入力チェック716の選択を、未入力チェックのみから複数の入力チェック項目を選択可能に変更したもので、その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
図12において、情報属性設定制御部5では、入力チェック716の選択項目として、未入力チェックに加えて、入出力フィールドへ入力されたデータが数値であるか否かをチェックする数値チェックと、入力されたデータが正当な日付であるか否かをチェックする日付チェックと、入力されたデータが半角の文字列であるか否かをチェックする半角チェックと、入力されたデータが全角の文字列あるか否かをチェックする全角チェックと、を選択するようにしたものである。
クライアント計算機4のユーザが選択した入力チェック716に従って、ページ生成部62は、未入力チェック〜全角チェックのいずれかの入力を検証して警告を表示するスクリプトを自動的に生成する。
このように、情報属性オブジェクト710の設定内容を増やすことで、Webページを管理するクライアント計算機4のユーザの負担を低減しながらも、Webページの表現を広げることが可能となるのである。
なお、上記実施形態において、入出力フィールドの入力チェックをクライアント計算機4へ送信したスクリプトで実現する例について述べたが、この入力チェックをサーバ計算機1のサーバサイドスクリプトにより実現しても良い。
以上のように、本発明はWebページとデータベースを連携させる計算機システムに適用することができ、WebサーバとDBMSを備えた計算機システムやwebサイトに適用することができる。
本発明の第1の実施形態を示す計算機システムのブロック図である。 同じく第1の実施形態を示し、ブラウザ入出力インターフェースの機能要素を示すブロック図である。 同じく第1の実施形態を示し、情報属性オブジェクトのデータフィールドの内容を示す図である。 同じく第1の実施形態を示し、情報属性オブジェクトの入力タイプの選択項目を示す説明図である。 同じく第1の実施形態を示し、情報属性オブジェクトの選択肢の表示例を示す説明図である。 同じく第1の実施形態を示し、情報属性オブジェクトとページデータとレイアウト情報と、表示するWebページの関係を示す説明図である。 同じく第1の実施形態を示し、ブラウザ入出力インターフェースのデータ入出力制御部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 同じく第1の実施形態を示し、情報属性設定制御部で行われる処理の一例を示すフローチャートである。 同じく第1の実施形態を示し、情報属性設定制御部で提供する情報属性オブジェクトの一覧の画面イメージである。 同じく第1の実施形態を示し、情報属性設定制御部で提供する情報属性オブジェクトの詳細表示の画面イメージである。 同じく第1の実施形態を示し、入出力フィールドの表示形式の変更の一例を示す説明図である。 第2の実施形態を示し、入力チェックの画面イメージである。
符号の説明
1 サーバ計算機
2 ブラウザ入出力インターフェース
3 DBMS
4 クライアント計算機
5 情報属性設定制御部
6 データ入出力制御部
7 情報マスタ
63 レイアウト情報
71 情報属性格納部
72 データ格納部
73 アクセス権格納部
710 情報属性オブジェクト710
720 ページデータ

Claims (10)

  1. Webページの入出力項目にデータベースに格納されたデータを対応付けて前記Webページを生成する方法において、
    Webページの表示要求を受け付ける処理と、
    前記表示要求に対応するWebページの入出力項目を予め設定した第1の情報を取得する処理と、
    前記入出力項目に対応するデータを前記データベースから取得する処理と、
    前記入出力項目の表示形式に関する情報を予め設定した第2の情報から、前記第1の情報に設定された入出力項目に対応する表示形式を取得する処理と、
    前記取得した入出力項目に対応するデータを、前記取得した表示形式でWebページの記述を生成する処理と、
    前記生成したWebページの記述を送信する処理と、
    を含むことを特徴とするWebページの生成方法。
  2. 前記第1の情報は、
    前記Webページの入出力項目に対応するデータベースのデータを特定する識別子と、
    前記Webページ上で当該入出力項目を表示する位置の情報を含み、
    前記第2の情報は、
    前記入出力項目の表示形式が単一の入出力項目または複数の選択項目を表示してデータを設定する入出力項目の何れであるかを特定する入力タイプ情報と、
    前記複数の選択項目を格納する選択肢情報と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のWebページの生成方法。
  3. 前記第2の情報は、前記入出力項目へ入力されたデータに対する検証の情報をさらに含み、
    前記Webページの記述を生成する処理は、
    前記検証の情報に基づいて、前記入出力項目へ入力されたデータを検証するスクリプトを生成する処理と、
    前記生成したWebページの記述に前記生成したスクリプトを付加する処理と、を含み、
    前記送信する処理は、前記生成したWebページの記述とスクリプトを送信することを特徴とする請求項1に記載のWebページの生成方法。
  4. 前記検証の情報は、前記入出力項目へ入力されたデータの検証の種類を格納し、
    前記スクリプトを生成する処理は、
    前記検証の種類に基づいて、前記入出力項目へ入力されたデータを検証するスクリプトを生成することを特徴とする請求項3に記載のWebページの生成方法。
  5. 前記第2の情報は、前記入出力項目のラベル名を格納するラベル情報をさらに含み、
    前記スクリプトを生成する処理は、
    前記検証の情報に基づいて、前記入出力項目へ入力されたデータの検証結果が予め設定した条件と一致しないときに前記ラベル名で警告を発生する記述を生成することを特徴とする請求項3に記載のWebページの生成方法。
  6. Webページの入出力項目へデータベースに格納されたデータを対応付けて前記Webページを生成する処理を計算機に実行させるプログラムであって、
    Webページの表示要求を受け付ける手順と、
    前記表示要求に対応するWebページの入出力項目を予め設定した第1の情報を取得する手順と、
    前記入出力項目に対応するデータを前記データベースから取得する手順と、
    前記入出力項目の表示形式に関する情報を予め設定した第2の情報から、前記第1の情報に設定された入出力項目に対応する表示形式を取得する手順と、
    前記取得した入出力項目に対応するデータを、前記取得した表示形式でWebページの記述を生成する手順と、
    前記生成したWebページの記述を送信する手順と、
    を前記計算機に実行させることを特徴とするWebページの生成プログラム。
  7. 前記第1の情報は、
    前記Webページの入出力項目に対応するデータベースのデータを特定する識別子と、
    前記Webページ上で当該入出力項目を表示する位置の情報を含み、
    前記第2の情報は、
    前記入出力項目の表示形式が単一の入出力項目または複数の選択項目を表示してデータを設定する入出力項目の何れであるかを特定する入力タイプ情報と、
    前記複数の選択項目を格納する選択肢情報と、を含むことを特徴とする請求項6に記載のWebページの生成プログラム。
  8. 前記第2の情報は、前記入出力項目へ入力されたデータに対する検証の情報をさらに含み、
    前記Webページの記述を生成する手順は、
    前記検証の情報に基づいて、前記入出力項目へ入力されたデータを検証するスクリプトを生成する手順と、
    前記生成したWebページの記述に前記生成したスクリプトを付加する手順と、を含み、
    前記送信する手順は、前記生成したWebページの記述とスクリプトを送信することを特徴とする請求項6に記載のWebページの生成プログラム。
  9. 前記検証の情報は、前記入出力項目へ入力されたデータの検証の種類を格納し、
    前記スクリプトを生成する手順は、
    前記検証の種類に基づいて、前記入出力項目へ入力されたデータを検証するスクリプトを生成することを特徴とする請求項8に記載のWebページの生成プログラム。
  10. 前記第2の情報は、前記入出力項目のラベル名を格納するラベル情報をさらに含み、
    前記スクリプトを生成する手順は、
    前記検証の情報に基づいて、前記入出力項目へ入力されたデータの検証結果が予め設定した条件と一致しないときに前記ラベル名で警告を発生する記述を生成することを特徴とする請求項8に記載のWebページの生成プログラム。
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