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JP2008298535A - センサ - Google Patents

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JP2008298535A
JP2008298535A JP2007143835A JP2007143835A JP2008298535A JP 2008298535 A JP2008298535 A JP 2008298535A JP 2007143835 A JP2007143835 A JP 2007143835A JP 2007143835 A JP2007143835 A JP 2007143835A JP 2008298535 A JP2008298535 A JP 2008298535A
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electrode
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Application number
JP2007143835A
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English (en)
Inventor
Daisuke Miyata
大輔 宮田
Makoto Hirasawa
真 平澤
Yoshiaki Matsubara
儀明 松原
Keiji Kawachi
恵二 河内
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

【課題】接続端子をセンサ素子に嵌め込む際に生じ得る電極部の欠損や摩耗を防止し、端子部と電極部との電気的な接続の安定性を得られるセンサを提供する。
【解決手段】センサ素子6の後端部67に嵌め込まれる接続端子2の端子部21には、内周面218から内向きに突出する突出部22と、その突出部22よりも先端215側に、センサ素子6の電極部75と接触する接触部219を有している。端子部21の嵌め込みは、突出部22によって端子部21の先端215や接触部219とセンサ素子6の外周面69との間に間隙が形成された状態で行われるので、電極部75の欠損や摩耗が防止される。そして突出部22がセンサ素子6の収容部77の形成位置に達して収容部77内に収容されることで、接触部219と電極部75とが接触して電気的な接続がなされる。
【選択図】図11

Description

本発明は、被検出体の検出を行うセンサ素子の出力を取り出すための接続端子がセンサ素子の後端側に嵌め込まれたセンサに関するものである。
従来、被検出体の検出を行うセンサ素子を備えたセンサの一例として、自動車の排気ガスに含まれる酸素の濃度を検出する酸素センサが知られている。この酸素センサのセンサ素子としては、有底筒状に形成した固体電解質体の先端側に、固体電解質体を内側と外側から一対の電極で挟むようにして形成した検出部を有するものが知られている。このようなセンサ素子の後端側の外周面上には、検出部からの検出信号を取り出すための電極部が形成されている。そして検出部からの検出信号を外部回路に出力するためのリード線に接続された接続端子がセンサ素子の後端側に装着され、接続端子と電極部とが接触により電気的に接続されている。
上記したようにセンサ素子(酸素センサ素子)は筒状であり、後端側に設けた電極部(接続層)と接続端子(第2センサ端子金具)との接触を確実に行えるようにするためには、接続端子に筒状の端子部(把持部)を設け、その端子部を、センサ素子によって径方向外側へ押し広げながら、センサ素子の後端側に嵌め込むとよい(例えば、特許文献1参照。)。嵌め込み後には、センサ素子が端子部の内周面に包まれるように把持される形態となるので、接続端子と電極部との接触を良好に維持することができる。
特開2004−53425号公報
しかしながら、接続端子の端子部を径方向外側に押し広げつつセンサ素子の後端側に嵌め込めば、センサ素子の外周面は、周方向にわたって端子部の先端(嵌め込み方向の先端側の開口端)や内周面によって摺擦されることとなる。このため、嵌め込みの過程で端子部の先端が電極部に乗り上げたとき(つまり端子部の先端が電極部に当接しつつ径方向に重なる配置となったとき)や、乗り上げた後にさらに端子部がセンサ素子に嵌め込まれたとき、端子部の先端によって削られて電極部に欠損が生じたり、端子部の先端や内周面との摺擦によって電極部に摩耗が生じたりする虞があった。そして電極部が欠損したり摩耗したりすると電極部と端子部との接触が不確実となり、電気的な接続の安定性が得られなくなる虞があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、接続端子をセンサ素子に嵌め込む際に生じ得る電極部の欠損や摩耗を防止し、端子部と電極部との電気的な接続の安定性を得られるセンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のセンサは、軸線方向に延び、先端側が閉じられた有底筒状をなし、先端側に、被検出体の検出を行うための検出部を有すると共に、自身の後端側の外周面上に、前記検出部の出力を取り出すための電極部が形成されたセンサ素子と、当該センサ素子の後端側の周方向を覆う筒状の端子部を有し、前記検出部からの検出信号を外部回路に出力する接続端子とを備え、前記端子部が前記センサ素子により径方向外側に押し広げられつつ前記センサ素子に嵌め込まれ、前記端子部と前記電極部とが接触するセンサにおいて、前記センサ素子には、前記電極部よりも前記軸線方向の後端側に、外周面から凹んだ収容部が設けられると共に、前記接続端子の前記端子部には、内周面から内向きに突出されつつ前記収容部内に収容される突出部と、前記端子部の前記突出部よりも先端側に形成され、前記電極部と接触する接触部とが設けられたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明のセンサは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記接続端子の前記突出部は、複数部位に設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のセンサは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記端子部は、軸線方向に垂直な断面においてC字形状を有しており、前記突出部は、少なくとも前記端子部の前記内周面における周方向の一端部および他端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のセンサは、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記接続端子の前記突出部は、軸線方向から見たときに、前記端子部の前記内周面における周方向の中間部に設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のセンサは、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記接続端子の前記突出部は、前記端子部の外周面を厚み方向に押し込んで、前記端子部の前記内周面を突出させたものであることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のセンサは、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記センサ素子の前記収容部は、前記センサ素子の前記外周面を周方向に一周する溝状に形成され、前記電極部は、前記外周面を周方向に一周する帯状に形成されたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明のセンサは、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記接続端子の前記接触部に、内向きに突出する接点部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明のセンサでは、センサ素子の電極部よりも軸線方向の後端側に、外表面から凹んだ収容部を設け、且つ端子部に、収容部内に収容される突出部と、突出部よりも先端側に設けた電極部と接触する接触部とを設けたので、センサ素子の後端側へ端子部を嵌め込む際には端子部の先端や接触部が電極部に接触することなく、端子部の先端や接触部を突出部によってセンサ素子の外周面から遠ざけた状態としたまま、端子部の嵌め込みを行うことができる。これにより端子部の嵌め込みの過程において、センサ素子の外周面上に設けられた電極部が端子部の先端で削られて欠損してしまったり、接触部と摺擦し摩耗してしまったりすることを防止することができる。そして突出部が収容部の形成位置に達して収容部内に収容されると、接触部をセンサ素子の外周面から遠ざけるものがなくなるので、突出部より先端側に形成された接触部と、収容部より先端側に設けられた電極部とを接触させて、電気的な接続を行うことができる。上記のように電極部の欠損や摩耗を防止することで、接触部と電極部との接触を良好に行うことができ、端子部と電極部との電気的な接続の安定性を得ることができる。
また、端子部は、径方向外側に押し広げられつつセンサ素子に嵌め込まれるため、嵌め込み後には、自身の内周面で径方向内向きにセンサ素子の外周面を押圧する形態となる。このため、接触部は電極部に対して十分な接触圧を得ることができ、接触部と電極部との間における電気的な接続の安定性をより高めることができる。また、嵌め込み後には突出部と収容部とが抜け防止として機能するため、接触部と電極部との接触状態を確実に維持することができる。
なお、端子部は、センサ素子の後端側を覆う筒状の形状であって、径方向外側に押し広げられる形状があればよく、端子部の軸線方向(センサ素子の軸線方向)にスリットが1つ入り軸線方向に垂直な断面がC字形状をなすものや、軸線方向にスリットが複数入った形状をなすものが好ましい。
そして請求項2に係る発明のように、端子部に複数の突出部を設ければ、端子部の先端や接触部とセンサ素子の外周面との間の間隙を複数箇所で支えて維持することができるので、電極部の欠損や摩耗の防止をより確実に行うことができる。
また、突出部は、端子部に周方向に複数並べられていてもよいし、軸線方向にずれて複数並べられていてもよい。さらに、突出部は、円筒状の凸部であってもよいし、端子部の周方向に連なるリング状であってもよい。
さらに、収容部についても、突出部と同様の形状でなくともよく、例えば、突出部が円筒状の凸部であるのに対して、収容部が素子の周方向に連なるリング状の凹部であってもよい。
また、断面C字形状の端子部がセンサ素子により径方向外側へ押し広げられつつセンサ素子の後端側に嵌め込まれた場合、端子部の周方向の一端部と他端部とは互いに遠ざけられる形態となるが、請求項3に係る発明のように、その一端部と他端部とに突出部を設ければ、端子部の周方向の縁端をセンサ素子の外周面から径方向に遠ざけることができるので、端子部の縁端により電極部が削られ欠損してしまうことを防止することができる。
さらに請求項4に係る発明のように、端子部の周方向の中間部にも突出部を設ければ、センサ素子の外周面に対し、少なくとも3点支持によって端子部の内周面を径方向に支えて両者間の間隙を維持することができる。つまり、端子部の内周面とセンサ素子の外周面との間に、センサ素子の周方向の一周にわたって間隙を設けることができるので、電極部に欠損や摩耗が生ずることを確実に防止することができる。
このような接続端子の端子部に突出部を設けるにあたって、請求項5に係る発明のように、端子部の外周面を厚み方向に押し込んで内周面を突出させれば、突出部を容易に形成することができる。これにより、端子部と別体に形成した突出部を端子部に接合することで接続端子を作製する場合と比べ、製造工程を減らし、また部品点数も減らして製造コストを低減することができる。
また、請求項6に係る発明では、センサ素子の電極部および収容部がセンサ素子の外周面を周方向に一周して設けられているので、端子部の嵌め込みの際に、端子部を嵌め込む向きを周方向において調整する必要がない。
そして請求項7に係る発明のように、接触部に接点部を形成すれば、端子部と電極部との接触が、当接面積の小さい接点部において抗力を生じつつ行われることとなるため、両者の電気的な接続の安定性を高めることができる。また、センサの使用時に振動等により端子部が径方向に応力を受け、接触部と電極部との間に隙間が生じた場合でも、接点部を介して接触部と電極部との間での電気的な接続を維持することができる。
以下、本発明を具体化したセンサの一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明に係るセンサ一例として、自動車の排気ガスに含まれる酸素濃度を検出する酸素センサ1の構造について図1,図2を参照して説明する。図1は、酸素センサ1の構造を示す縦断面図である。図2は、センサ素子6の斜視図である。なお、図1に示す酸素センサ1は自動車の排気管(図示外)に取り付けられて使用されるものであり、軸線O方向において、排気管内に挿入されるセンサ素子6の先端部に向かう側(閉じている側であり図中下側)を先端側とし、これと反対方向に向かう側(図中上側)を後端側として説明するものとする。
図1に示す酸素センサ1は、細長で先が閉じられた筒状のセンサ素子6を主体金具5や外筒3、プロテクタ4などから構成されるハウジング10内に配置した構造を有する。酸素センサ1からは、このセンサ素子6の出力する信号を取り出したり、センサ素子6に併設されるヒータ7への通電を行ったりするためのリード線18が引き出されている。このリード線18は、酸素センサ1とは離れた位置に設けられる図示外のセンサ制御装置あるいは自動車の電子制御装置(ECU)と電気的に接続されている。
図1,図2に示すように、酸素センサ1のセンサ素子6は、ジルコニアを主成分とする固体電解質体を軸線O方向に延びる有底筒状に形成したものを基体61として構成したものである。基体61の軸線O方向略中央の位置には、径方向外側に向かって突出する鍔状のフランジ部65が設けられている。そのフランジ部65よりも先端側の先端部66は先端へ向けて徐々に縮径されており、先端部分が球面状に閉じられている。この先端部66の外面上には、PtまたはPt合金からなる多孔質状の検出電極62が、そのほぼ全面を覆うように形成されている。また、基体61の内面(筒孔内の面)上にもPtまたはPt合金からなる多孔質状の基準電極63が、そのほぼ全面を覆うように形成されている。従って、基体61の先端部66においては検出電極62と基準電極63とが固体電解質体を挟んで対向する構成となっており、この部分がセンサ素子6において、酸素濃度の検出を行う検出部64として機能する。この検出部64は、酸素センサ1が自動車の排気管(図示外)に取り付けられたとき排気管内を流通する排気ガス中に晒される部分であるため、検出電極62は、耐熱性セラミックスよりなる多孔質状の電極保護層(図示外)により被覆され、排気ガスによる被毒から保護されている。
また、センサ素子6の基体61のフランジ部65よりも後端側には、略同一の外径で後方へ延びる後端部67が設けられており、後端68にて開口されている。そして後端部67の外周面69上で、軸線O方向の中央よりも後端68側の位置には、外周面69上を周方向に一周する帯状の電極部75が形成されている。電極部75は検出部64からの検出信号を取り出すための電極であり、センサ素子6の外周面に沿って軸線O方向に延設された電極引出部76を通じて検出電極62と接続されている。この電極部75と電極引出部76とは、例えばPtやPt合金の導電性ペーストの印刷によって形成されている。
この電極部75よりも軸線O方向の後端側には、外周面69から凹んだ状態で電極部75とともに外周面69上を周方向に一周する溝状の収容部77が形成されている。この収容部77は、後述する接続端子2の端子部21(図8参照)をセンサ素子6の後端部67に嵌め込んだ際に、端子部21の内周面218から内向きに突出する突出部22(図8参照)を溝内に収容するために設けられたものである。
次に、図1に示すように、センサ素子6は自身の径方向周囲を筒状の主体金具5に取り囲まれた状態で、その主体金具5の筒孔55内に保持されている。主体金具5はSUS430等のステンレス鋼からなる筒状の部材であり、先端側に、排気管の取付部(図示外)に螺合する雄ねじ部52が形成されている。雄ねじ部52よりも先端側には、その外周に後述するプロテクタ4が係合される先端係合部56が形成されている。センサ素子6の検出部64は、この先端係合部56よりも先端側に突き出されている。
また、主体金具5の雄ねじ部52の後端側には径方向に拡径された工具係合部53が形成されており、酸素センサ1を排気管の取付部(図示外)に取り付ける際に使用される取り付け工具が係合される。この工具係合部53と雄ねじ部52との間の部位には、排気管の取付部を介したガス抜けを防止するための環状のガスケット11が嵌挿されている。そして主体金具5の後端側には、自身の筒孔55内で保持するセンサ素子6を加締め固定するための加締部57が設けられている。センサ素子6の後端部67のうち軸線O方向の中央よりも後端側の部位は、この加締部57よりも後方に突き出され、電極部75が主体金具5から露出されている。そして、工具係合部53と加締部57との間には、後述する外筒3の先端部31が係合される後端係合部58が形成されている。
次に、主体金具5の筒孔55内の先端側にはその内周を径方向内側に向けて突出させた段部59が設けられており、この段部59に、アルミナからなる筒状の支持部材13が金属製のパッキン12を介在させて係止されている。支持部材13の内周も段状に形成されており、その段状の部位に配置される金属製のパッキン14を介し、センサ素子6のフランジ部65がこの支持部材13に支持されている。さらに筒孔55内において、支持部材13の後端側に滑石粉末からなる充填部材15が充填されており、その充填部材15を支持部材13との間で挟むように、充填部材15の後端側にアルミナ製で筒状のスリーブ16が配置されている。
スリーブ16の後端側には環状のリング17が配置されており、主体金具5の加締部57が内側先端向きに加締められることで、スリーブ16がこのリング17を介して充填部材15に対し押しつけられている。この加締部57の加締めを通じ、主体金具5の段部59に係止された支持部材13へ向けてセンサ素子6のフランジ部65を押しつけるように充填部材15が圧縮充填されるとともに、主体金具5の筒孔55の内周面とセンサ素子6の外周面との間の間隙が気密に埋められている。このようにセンサ素子6は、加締部57と段部59との間において挟持された各部材を介し、主体金具5の筒孔55内で保持されている。
次に、主体金具5の先端係合部56には、その先端係合部56から軸線O方向の先端側に向け突出されたセンサ素子6の検出部64を覆うプロテクタ4が組み付けられ、溶接によって主体金具5と一体に接合されている。プロテクタ4は、酸素センサ1が排気管(図示外)に取り付けられた際に排気管内に突き出されるセンサ素子6の検出部64を、排気ガス中に含まれる水滴や異物等の衝突から保護するための部材である。このプロテクタ4は、有底筒状をなし開放された側の周縁部が先端係合部56に接合される外側プロテクタ41と、その外側プロテクタ41の内部に固定された有底筒状の内側プロテクタ45とからなる2重構造を有している。外側プロテクタ41および内側プロテクタ45の外周面には、内部に排気ガスを導入し、その排気ガスを検出部64へと導くための導入口42がそれぞれ開口されている(内側プロテクタ45のガス導入口は図示せず。)。また、外側プロテクタ41および内側プロテクタ45の底面には、内部に入り込んだ水滴や排気ガスを排出するための排出口43,48がそれぞれ開口されている。
次に、主体金具5の後端側にはSUS304等のステンレス鋼からなる筒状の外筒3が組み付けられ、その先端部31が後端係合部58に係合されている。外筒3の先端部31は外周側から後端係合部58に加締められており、さらにこの先端部31の外周を一周してレーザ溶接が施されている。外筒3は、軸線O方向に沿って後端側へ向けて延びており、センサ素子6の後端部67で主体金具5の後端(加締部57)よりも後方に突出された部位や、それよりも後端側に配置されたセパレータ8およびグロメット9の外周を径方向に取り囲んでいる。
外筒3に取り囲まれたセンサ素子6の後端部67には、電極部75と接触して検出電極62との電気的な接続を行う接続端子2が嵌め込まれている。この接続端子2については後述する。また、センサ素子6の筒孔内には、固体電解質体を加熱して活性化させるための棒状のヒータ7が挿入されている。そしてセンサ素子6とヒータ7との間に挟まれるように、基準電極63と接触して電気的な接続を行う接続端子29が、センサ素子6の筒孔内に挿入されている。ヒータ7の後端にはヒータ7に通電するための一対の電極端子71(図1では一方の電極端子71のみを示す。)が設けられている。そして接続端子2、接続端子29および電極端子71には、それぞれ、外部回路(図示外)との電気的な接続を行うためのリード線18の芯線が加締め接合されている。
上記のセパレータ8は絶縁性セラミックスから筒状に形成されたものであり、上記の接続端子2,29や電極端子71が互いに接触しないように分離するため、それらを独立に収容する収容部82を有する。各収容部82はセパレータ8を軸線O方向に貫通しており、セパレータ8を挟んで先端側と後端側との間で大気連通が可能となるように構成されている。接続端子2,29や電極端子71にそれぞれ接続された4本のリード線18(図1ではそのうちの3本のリード線18を示す。)は、後述するグロメット9の挿通孔92を介して酸素センサ1の外部に引き出されている。また、セパレータ8の外周面には径方向外側に突出するフランジ部81が設けられており、そのフランジ部81よりも先端側の外周面に、略円筒状の保持金具85が嵌挿されている。セパレータ8の配置位置に相当する外筒3の外周面は径方向内向きに加締められており、これにより、保持金具85が、自身の内部にセパレータ8を保持しつつ、外筒3の内側にて加締め保持されている。
また、セパレータ8の後端側にはフッ素系ゴムからなるグロメット9が配置されている。グロメット9は、ハウジング10を後端側にて塞ぐように外筒3の後端側の開口32に嵌合され、外筒3の外周が加締められることにより固定されている。このグロメット9には、ハウジング10内に大気を導入するための連通孔91が、軸線O方向に貫通して形成されている。酸素センサ1では、この連通孔91およびセパレータ8の収容部82を介し、センサ素子6の筒内に形成された基準電極63が大気に晒されるように構成されている。連通孔91内には、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂から形成された薄膜状のフィルタ部材87およびその留め金具88が挿入されており、水滴等の進入が防止されている。また、グロメット9には、上記した4本のリード線18を挿通するための4つの挿通孔92が、それぞれ独立に形成されている(図1ではそのうちの2つの挿通孔92を示す。)。
次に、図3〜図8を参照し、センサ素子6の後端部67に嵌め込まれて電極部75との電気的な接続を行う接続端子2の詳細な構成について説明する。図3は、酸素センサ1への組み付け前の接続端子2を正面、左側面および平面から見た斜視図である。図4は、接続端子2の展開図である。図5は、酸素センサ1への組み付け前の接続端子2の正面図である。図6は、酸素センサ1への組み付け前の接続端子2の左側面図である。図7は、図4の1点鎖線A−Aにおいて矢視方向から見た端子部21の断面図である。図8は、図7の1点鎖線B−Bにおいて矢視方向から見た端子部21の断面図である。
図3に示す接続端子2は、センサ素子6の後端部67(図2参照)に嵌め込まれ、接触部219にて電極部75との接触が行われる端子部21と、リード線18(図1参照)の芯線が加締め接合される圧着部25と、端子部21および圧着部25を接続する首部26とから構成される。
図4に示すように、接続端子2の端子部21は略長方形に加工された板体からなり、その長手方向を周方向に折り曲げ、図5に示すように、長手方向の一端212と他端213とを互いに近づけて、図3に示すように、1点鎖線で示される筒軸Pを中心軸とする筒状に形成したものである。図4に示すように、端子部21の短手方向一方側の縁端(後述するが、センサ素子6への接続端子2の嵌め込み時における先端側の縁端であり、以下では便宜上「先端」という。)215からは、長手方向に並ぶ複数(本実施の形態では8つ)の突片216が短手方向に沿って突出されている。この突片216は、端子部21が筒状に折り曲げられる際に、端子部21の先端215の位置で、成形後(筒状に形成した後)に外周側となる一方の面(以下、便宜上「外周面」という。)217側へ鈍角に折り曲げられ、図3や図7に示すように、端子部21のなす筒孔に対し外向きに放射状に広げられる。
また、図4に示すように、端子部21の短手方向中央よりやや先端215側の位置には、略円形状の4つの突出部22が長手方向に並んで設けられている。図7に示すように、突出部22は、例えばプレス加工によって端子部21の外周面217が厚み方向に押し込まれ、端子部21の成形後に内周側となる他方の面(以下、便宜上「内周面」という。)218が突出されることにより形成されたものである。図8に示すように、突出部22はその断面が、内周面218から軸線P側へ最も突出する突出先端へ向けて滑らかに傾斜する形状を有するように構成されている。
図4に示すように、突出部22は、端子部21の長手方向における一端部225(一端212の近傍の部位)と、他端部226(他端213の近傍の部位)とにそれぞれ1つずつ設けられている。また、一端部225と他端部226との間の中間部227には突出部22が2つ設けられ、詳細には、端子部21の長手方向の中央に対し対称となるように、その中央寄りの位置に1つずつ設けられている。そして、端子部21において突出部22よりも先端215側の部位は、接続端子2がセンサ素子6に嵌め込まれた際に電極部75と接触し、電極部75と電気的に接続される接触部219として機能する。
なお、図4では説明の便宜上、端子部21で突出部22よりも先端215側の部位全体を点線で囲い、この部位を接触部219として示しているが、本発明における接触部の大きさや範囲、形状を限定するものではない。すなわち本発明における接触部は、端子部21において突出部22よりも先端215側にあり、端子部21をセンサ素子6の後端部67に嵌め込んだ際に(図12参照)、電極部75と接触し電気的に接続される部位であればよい。
次に、端子部21の短手方向他方側の縁端(以下、便宜上「後端」という。)214で長手方向の中央の位置からは、細幅の首部26が突出されている。この首部26は、端子部21の短手方向に沿って延長されており、首部26の突出先端にはリード線18の芯線が加締められる圧着部25が設けられている。そして首部26の中間部には、やや幅広の支持部27が形成されている。支持部27の中央には圧着部25側を残して略コの字状に細長く切り欠かれた支持腕271が形成されており、図6に示すように、支持腕271は、端子部21の外周面217側へ押し込まれている。この支持腕271は、図1に示すように、酸素センサ1が組み立てられた際にセパレータ8の収容部82の内周面に当接し、セパレータ8内における接続端子2の位置決めを担うものである。また、首部26のうち支持部27よりも端子部21側の部分は、厚み方向に緩やかな段状をなすように折り曲げられている。
このような構成の接続端子2は、端子部21を筒状に折り曲げた際に、端子部21の内径(少なくとも突出部22の突出先端を通る筒孔の最小内径)が、センサ素子6の後端部67の外径よりも小さくなるように加工されている。このため、酸素センサ1を作製するにあたって端子部21がセンサ素子6の後端部67に嵌め込まれる際に、端子部21は、後端部67の外径にあわせ径方向外側に押し広げられることとなる(図10参照)。ここで本実施の形態では、端子部21の一端部225および他端部226にそれぞれ1つ、中間部227に2つの突出部22が内周面218から内向きに突出されているので、端子部21の内周面218と後端部67の外周面69との間に間隙が形成される。従って、嵌め込みの過程では、端子部21が後端部67の所定の位置に達するまで、端子部21と電極部75との接触を避けられる構成となっている。
以下、酸素センサ1の製造過程について説明するが、特に、センサ素子6への接続端子2の嵌め込みの過程については後ほど詳細に説明する。まず、図2に示すセンサ素子6は、有底筒状に形成された固定電解質体の表面上に検出電極62、電極引出部76、電極部75および基準電極63が印刷等により形成され、さらに検出電極62の表面上を覆って電極保護層が形成されてから焼成されることにより、作製される。そして図1に示すように、センサ素子6は、プロテクタ4が組み付けられた主体金具5の筒孔55内に加締め保持される。
一方、接続端子2は、まず、導電性の板材の打ち抜きにより、図4に示すように、端子部21、首部26、支持部27および圧着部25の各形状が形成される。この際に、突出部22や支持腕271等の加工もなされる。さらに端子部21が筒状に折り曲げられるとともに、圧着部25、支持部27の支持腕271および首部26がそれぞれ折り曲げられて、接続端子2が作製される。そして接続端子2は、図1に示すように、圧着部25にリード線18の芯線が加締められた状態で、接続端子29やヒータ7等とともにセパレータ8内に収容され、そのセパレータ8がグロメット9と共に外筒3内の所定の位置に配置されて加締められることにより、外筒3に保持される。
このようにして、主体金具5にセンサ素子6等を保持したハウジング10の先端側の組立中間体と、外筒3に接続端子2,29やヒータ7等を保持したハウジング10の後端側の組立中間体とが、それぞれ別工程にて作製される。両者は互いに組み合わされ、外筒3の先端部31が主体金具5の後端係合部58に係合されて、その周囲が加締められる。さらにその加締め部分に対しレーザ溶接が施されて、先端側および後端側の両組立中間体が一体となり、酸素センサ1が完成する。
ところで、上記した先端側の組立中間体と後端側の組立中間体とを互いに組み合わせる際に、後端側の組立中間体に保持されたヒータ7および接続端子29は、先端側の組立中間体に保持されたセンサ素子6の筒孔内に挿入される。また、接続端子2の端子部21は、筒軸P(図4参照)を軸線Oに揃えるようにセンサ素子6の後端部67に嵌め込まれ、後端部67の外周面69を覆いつつ、接触部219が電極部75に接触して電気的な接続がなされる。
以下、接続端子2の端子部21をセンサ素子6の後端部67に嵌め込む過程について、図9〜図12を参照して詳細に説明する。図9〜図12は、センサ素子6の後端部67に接続端子2の端子部21を嵌め込む過程を示す図である。なお、図9〜図12では、接続端子2の端子部21とセンサ素子6の後端部67とに着目し、ヒータ7や接続端子29については図示しない。
前述したように、図9に示す、接続端子2の端子部21は、先端側の組立中間体と後端側の組立中間体とを互いに組み合わせる際に、軸線O方向後方(図中上側)からセンサ素子6の後端部67に嵌め込まれる。すなわち、軸線Oに沿って先端側へ向かう方向が、端子部21の後端部67への嵌め込み方向となる。このとき、センサ素子6の後端部67は、端子部21の先端215から突出された突片216によって、端子部21の筒孔内へ挿入されるように案内される。このため、嵌め込みの過程では、図10に示すように、端子部21の筒軸Pが次第にセンサ素子6の軸線Oに揃えられる。なお、端子部21の筒軸Pとセンサ素子6の軸線Oとは、端子部21の内径と後端部67の外径とが異なるため、嵌め込みの過程や嵌め込み後において必ずしも一致するわけではないが、ここでは説明の都合上、一致するものとする。
ここで端子部21は、上記したように、その内径がセンサ素子6の後端部67の外径より小さく構成されており、また、端子部21は、一端212と他端213とが離れて周面が開放されている。このため、後端部67への嵌め込みの過程の初期の段階では、端子部21の先端215側の内径が後端部67によって押し広げられ、筒軸Pを通る端子部21の断面をみた場合に、端子部21はハの字に開く形態となる。従って先端215は、後端部67の外周面69から径方向外側へ遠ざかることとなる。
そして端子部21が嵌め込み方向に移動され、図11に示すように、突出部22が後端部67の外周面69上に乗り上げた状態(突出部22と後端部67の外周面69とが径方向に重なる配置となった状態)では、端子部21の内周面218と後端部67の外周面69との間に間隙が形成される。前述したように、突出部22は、端子部21の長手方向の一端部225および他端部226にそれぞれ1つ、中間部227に2つ設けられ、それぞれが短手方向中央よりやや先端215側の位置に配置されている。このため、突出部22よりも先端215側にある接触部219や端子部21の先端215は、後端部67の外周面69の一周にわたって外周面69から径方向外側に遠ざけられた状態となる。
この状態のまま端子部21が嵌め込み方向に押し込まれても、突出部22が後端部67の外周面69に当接した状態は維持されるので、端子部21の嵌め込みは、接触部219や先端215と後端部67の外周面69との間に間隙を有した状態のまま継続される。従って、接触部219や先端215は、外周面69上に形成されている電極部75にも接触することなく、電極部75と径方向に重なる位置に配置される。つまり、端子部21の先端215や接触部219が電極部75に接触し、電極部75を削ったり摩耗させてしまったりすることがない。
さらに端子部21が嵌め込み方向に押し込まれると、図12に示すように、突出部22は後端部67に形成された収容部77の形成位置に到達し、収容部77内に収容される。収容部77は後端部67を一周する溝状に形成されているので、突出部22が端子部21の内周面218において周方向のどの位置に突出されていても収容することができる。そして収容部77に突出部22が収容されることで、後端部67の外周面69と端子部21の内周面218との間の間隙の支えがなくなり、端子部21が径方向内向きに縮んで内周面218と後端部67の外周面69とが近接に配置される。これにより、接触部219は電極部75と接触し、両者間で電気的な接続がなされる。嵌め込み前の端子部21の内径が後端部67の外径より小さいため、端子部21は、自身の内周面218で径方向内向きにセンサ素子6の外周面69を押圧する形態となる。また、上記のように、嵌め込みの過程において電極部75が削られることもない。そして、収容部77に収容された突出部22がストッパーとして機能し、後端部67に対する端子部21の嵌め込み位置が固定され、接触部219と電極部75との当接位置にずれが生ずることがない。こうしたことから本実施の形態では、接触部219と電極部75との電気的な接続の確実性や安定性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限らず、各種変形が可能なことは言うまでもない。例えば、接続端子2の端子部21は断面C字形の筒状に形成したが、断面O字形の筒状とし、嵌め込み方向において先端側に、例えばスリットを設けて内径を変化させられるようにし、センサ素子6の後端部67に嵌め込む形態としてもよい。このような構成とした場合、嵌め込みの過程において、各スリットで分けられた部分が後端部67の外周面69に対し間隙を有するように、各スリットで分けられた部分ごとに突出部を設けるようにすればよい。また、端子部21の周方向の一部を先端側に延長させ、その部位に突出部と電極部とを設けてもよい。
また、接続端子2の突出部22も、必ずしも端子部21に4つ設けられている必要はなく、例えば一端部225および他端部226の2箇所に形成し、中間部227に形成しないものであってもよい。こうした構成では、嵌め込みの過程において、端子部21の中間部227における先端215が電極部75に当接して欠損を生じさせる虞があるが、電極部75における接触部219の接触部位と電極引出部76とが断線することがないように、センサ素子6の後端部67に対する端子部21の嵌め込み向きを調整すれば、端子部21と電極部75との電気的な接続を十分に維持することができる。もちろん、電極部75が、必ずしも後端部67の外周面69を一周して形成されていなくともよい。また、突出部22の数も4つに限らず、上記のように2つでも、あるいは3つでも、5つ以上であってもよい。
また、突出部22は端子部21の外周面217を内周面218側へ押し込んで形成したが、内周面218に突起物を形成あるいは接合することで設けてもよいし、端子部21に切り欠きを形成し、内周面218側へ押し込んで設けてもよい。また、突出部22は、突出方向に付勢力を有してもよく、この場合、端子部21は、例えば断面O字形の筒状で変形しないものとしてもよい。また、図13に示す、接続端子302のように、端子部321そのものの折り曲げ加工により、周方向に連続した状態で径方向内向きに突出する形態の突出部322を形成してもよい。
また、図14に示す接続端子402のように、端子部421の接触部419に、径方向内向きに内周面418から突出する接点部423を形成してもよい。この接点部423が内周面418から突出する大きさを、内周面418から突出部422が突出する大きさより小さくなるように構成すれば、嵌め込みの過程において接点部423が電極部75に当接しにくくなり、好ましい。接触部419にこのような接点部423を設ければ、端子部421と電極部75との接触が当接面積の小さい部分(接点部423の突出先端)に抗力を生じつつ行われることとなるため、両者の電気的な接続の安定性をより高めることができる。
また、センサ素子6の収容部77の代わりに、後端部67に、接続端子2の突出部22の形状にあわせた凹部を周方向に複数個並べて形成してもよい。このようにすれば、センサ素子の後端部67に本実施の形態のような溝状の収容部77を設けた場合よりも、センサ素子6の後端部67における剛性を高めることができる。なお、この場合、端子部21の嵌め込みの際に、収容部と突出部22との周方向における位置合わせが必要となるが、凹部の個数を増やせば、そのいずれかに突出部22が嵌ることができ、位置合わせを容易に行うことができる。
酸素センサ1の構造を示す縦断面図である。 センサ素子6の斜視図である。 酸素センサ1への組み付け前の接続端子2を正面、左側面および平面から見た斜視図である。 接続端子2の展開図である。 酸素センサ1への組み付け前の接続端子2の正面図である。 酸素センサ1への組み付け前の接続端子2の左側面図である。 図5の1点鎖線A−Aにおいて矢視方向から見た端子部21の断面図である。 図7の1点鎖線B−Bにおいて矢視方向から見た端子部21の断面図である。 センサ素子6の後端部67に接続端子2の端子部21を嵌め込む過程を示す図である。 センサ素子6の後端部67に接続端子2の端子部21を嵌め込む過程を示す図である。 センサ素子6の後端部67に接続端子2の端子部21を嵌め込む過程を示す図である。 センサ素子6の後端部67に接続端子2の端子部21を嵌め込む過程を示す図である。 変形例としての接続端子302の端子部321の一部断面図である。 変形例としての接続端子402の端子部421の一部断面図である。
符号の説明
1 酸素センサ
2 接続端子
6 センサ素子
21 端子部
22 突出部
64 検出部
66 先端部
67 後端部
69 外周面
75 電極部
77 収容部
215 先端
217 外周面
218 内周面
219 接触部
225 一端部
226 他端部
227 中間部
402 接続端子
419 接触部
423 接点部

Claims (7)

  1. 軸線方向に延び、先端側が閉じられた有底筒状をなし、先端側に、被検出体の検出を行うための検出部を有すると共に、自身の後端側の外周面上に、前記検出部の出力を取り出すための電極部が形成されたセンサ素子と、
    当該センサ素子の後端側の周方向を覆う筒状の端子部を有し、前記検出部からの検出信号を外部回路に出力する接続端子と
    を備え、
    前記端子部が前記センサ素子により径方向外側に押し広げられつつ前記センサ素子に嵌め込まれ、前記端子部と前記電極部とが接触するセンサにおいて、
    前記センサ素子には、前記電極部よりも前記軸線方向の後端側に、外周面から凹んだ収容部が設けられると共に、
    前記接続端子の前記端子部には、
    内周面から内向きに突出されつつ前記収容部内に収容される突出部と、
    前記端子部の前記突出部よりも先端側に形成され、前記電極部と接触する接触部と
    が設けられたことを特徴とするセンサ。
  2. 前記接続端子の前記突出部は、複数部位に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記端子部は、軸線方向に垂直な断面においてC字形状を有しており、前記突出部は、少なくとも前記端子部の前記内周面における周方向の一端部および他端部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載のセンサ。
  4. 前記接続端子の前記突出部は、軸線方向から見たときに、前記端子部の前記内周面における周方向の中間部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のセンサ。
  5. 前記接続端子の前記突出部は、前記端子部の外周面を厚み方向に押し込んで、前記端子部の前記内周面を突出させたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のセンサ。
  6. 前記センサ素子の前記収容部は、前記センサ素子の前記外周面を周方向に一周する溝状に形成され、前記電極部は、前記外周面を周方向に一周する帯状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のセンサ。
  7. 前記接続端子の前記接触部に、内向きに突出する接点部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のセンサ。
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