JP2008288716A - ディジタル電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 動作障害の検出、及び障害復旧が可能な複数の内部ユニットを有するディジタル電子装置に於いて、装置の周辺または内部で発生するノイズ等の影響により、稼動中の装置の一部のLSIが動作障害を発生し、回線障害を発生した場合に障害復旧を迅速、且つ確実に行うこと。
【解決手段】 複数の内部ユニット毎に電源供給をオフ・オン可能な電源OFF/ON部4を備え、障害検出手段22bが障害を検出すると、障害復旧手段22cは、電源OFF/ON部4を制御し、上記内部ユニット毎に電源供給をオフ・オンし、上記障害復旧を実行する。
【選択図】図2
【解決手段】 複数の内部ユニット毎に電源供給をオフ・オン可能な電源OFF/ON部4を備え、障害検出手段22bが障害を検出すると、障害復旧手段22cは、電源OFF/ON部4を制御し、上記内部ユニット毎に電源供給をオフ・オンし、上記障害復旧を実行する。
【選択図】図2
Description
本発明は、動作障害の検出、及び障害復旧が可能な複数の内部ユニットを有するディジタル電子装置に関する。
近年、装置内部に、ソフトウェアにより起動・制御されるLSI(大規模集積回路)を複数個備えるディジタル電子装置が普及している。このようなディジタル電子装置では、装置周辺または装置内部で発生するノイズ等の影響により、装置の稼動中に一部のLSIが動作障害を発生しやすい。かかる動作障害が発生した場合には、LSIを再度初期化することにより、障害の復旧が期待される。
一例を挙げると、装置内部に複数の独立した機能を有するユニットを収容しているディジタルボタン電話システムの構内交換機では、システム内部で発生した通信障害に起因する網同期はずれ等の回線障害の迅速なる検出、及びその復旧が求められる。かかる要求を満たすための種々の技術が開示されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1では、装置内部に状態監視手段を備え、所定の処理部の内部レジスタ情報やドライバ部のレジスタ情報等を取得して装置状態を監視し、回線障害に基づく機能停止を直ちに検出する。続いて、回線障害の復旧を目的として、装置内部の制御部からリセット信号または、ソフト的なリセット命令が投入される。これは、CPU(中央演算処理装置)など、リセット信号入力を持つデバイスや、搭載されているソフトウェアに対し、リセット初期化立ち上げ(内部処理や内部レジスタの初期化)による障害復旧を期待したものである。
特許文献2では、装置内部に装置状態を監視する監視手段と、電源供給をOFF/ONする電源断続手段とを備えている。監視手段は、監視対象のネットワーク対応機器が正常に動作しているか否かを無人で監視している。ICPMエコー要求パケットをネットワーク対応機器に送信し、該パケットに対するICPMエコー応答パケットを受信しないと、回線障害が発生したものと判断する。かかる場合に、電源断続手段が装置全体の電源をオフ・オンし、装置全体を再起動させることにより障害の復旧を期待している。
特開2001−223797号公報
特開2007−13656号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、リセット信号入力が無く、且つ、ソフト的に切り離されている、IC、LSIなどのデバイスが含まれている場合等には、リセット信号または、ソフト的なリセット命令の投入だけでは障害復旧に至らない場合が多い。又、上記特許文献2では、装置全体を再起動させることになるので、復旧にかかる工数が大きくなることや、障害復旧作業が装置運用へ及ぼす悪影響等、解決すべき課題が残されていた。
本発明は、動作障害の検出、及び障害復旧が可能な複数の内部ユニットを有するディジタル電子装置であって、上記複数の内部ユニット毎に電源供給をオフ・オン可能な電源OFF/ON部と、上記動作障害が検出されると上記電源OFF/ON部を制御し、上記内部ユニット毎に電源供給をオフ・オンし、上記障害復旧を実行する障害検出手段とを備えることを主要な特徴とする。
装置内部に主電源以外に、複数の内部ユニットのそれぞれ毎に電源供給をオフ・オン可能な電源OFF/ON部と、動作障害が検出されると上記電源OFF/ON部を制御し、上記内部ユニット毎に電源供給をオフ・オンして上記障害復旧を実行する障害復旧手段とを備えるので、リセット信号入力が無く、且つ、ソフト的に切り離されている、IC、LSIなどのデバイスが含まれている場合等であっても、リセット信号または、ソフト的なリセット命令の投入のみによらず、電源供給のOFF/ONによってユニット毎に再起動させることにより障害の復旧を確実にすることが出来るという効果を得る。
更に、上記電源OFF/ON部は、装置全体の電源をOFF/ONするのではないので障害復旧作業による装置運用への悪影響や復旧にかかる時間が長時間に亘ること等が回避されるという効果を得る。
以下、本発明の一実施形態を図を用いて詳細に説明する。
本実施例では、ディジタル電子装置の一例としてディジタルボタン電話システムのPBX(構内交換機)に本発明を適用し、装置全体に電源供給する主電源以外に、複数のユニットのそれぞれ毎に電源供給のOFF/ONが可能な構成にする。こうすることによって、リセット信号入力が無く、且つ、ソフト的に切り離されている、IC、LSIなどのデバイスが含まれている場合等であっても、リセット信号または、ソフト的なリセット命令の投入のみによらず、電源供給のOFF/ONによってユニット毎に再起動させることにより、障害の復旧を確実にすることが可能になる。
又、電源供給のOFF/ONは上記特許文献2のように装置全体の電源OFF/ONではなく、複数のユニットのそれぞれ毎に個別に実行されるので、障害復旧作業による装置運用への悪影響や復旧にかかる時間が長時間に亘ることが回避される。かかる目的を達成するために本実施例によるPBXは、以下のように構成される。
図1は、ディジタルボタン電話システムの構成図である。
図に示すように、ボタン電話機20は、加入者線15を介してPBX27に複数台接続され、PBX27は、局線17を介してネットワーク18に接続されている。ここでボタン電話機20は複数台であり、ネットワーク18は、サービス総合ディジタル網(ISDN)である。尚、ここでは、ボタン電話機20のみがPBX27に複数台接続されているが、実例では、図示していないファクシミリ装置、データ端末装置等も接続されている。
図に示すように、ボタン電話機20は、加入者線15を介してPBX27に複数台接続され、PBX27は、局線17を介してネットワーク18に接続されている。ここでボタン電話機20は複数台であり、ネットワーク18は、サービス総合ディジタル網(ISDN)である。尚、ここでは、ボタン電話機20のみがPBX27に複数台接続されているが、実例では、図示していないファクシミリ装置、データ端末装置等も接続されている。
PBX27は、内線端末装置相互間の内線通話接続、及び内線端末装置とネットワーク18とを発着接続する構内交換機であり、その内部に複数個の電話機インタフェースユニット21と、通話路スイッチ16と、複数個の回線インタフェースユニット25と、制御部22と、ROM23と、RAM24と、主電源26とを含んでいる。
電話機インタフェースユニット21は、制御部22の制御に基づいて、ボタン電話機20の発着信接続における信号授受、及び通話路スイッチ16との中継を行う回路ユニットである。この電話機インタフェースユニット21は、加入者線15を介してボタン電話機20から受け入れたディジタル通話信号を時分割ディジタル通話信号に分割する部分である。又、通話路スイッチ16から時分割ディジタル通話信号を受け入れてディジタル通話信号を構成し、加入者線15を介してボタン電話機20へ送出する部分でもある。
通話路スイッチ16は、ボタン電話機20と、局線17との間に介在し、ROM23、及びRAM24を用いて行う制御部22の制御に基づいて、時分割ディジタル通話信号の方路切替を行って転送する切替スイッチである。
回線インタフェースユニット25は、ROM23、及びRAM24を用いて行う制御部22の制御に基づいて、外線発着信接続におけるネットワーク18との信号授受、及び通話路スイッチ16と局線17との中継を行う回路ユニットである。即ち、通話路スイッチ16から時分割ディジタル通話信号を受け入れると、ネットワーク18に適合する所定のプロトコルに基づいてフレーム信号を構成して局線17を介してネットワーク18へ送出し、局線17を介してネットワーク18からフレーム信号を受け入れると時分割ディジタル通話信号に分割して通話路スイッチ16へ送出する回路ユニットである。更に、制御部22の制御に基づいて、PBX27とネットワーク18と網同期を維持するとともに、システム内部で発生した通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害の迅速なる検出、及びその復旧が求められる部分でもある。
制御部22は、ROM23、及びRAM24とを用いてPBX27の交換処理を実行するCPU(中央演算処理装置)である。即ち、時分割ディジタル通話信号の方路切替を制御する部分である。又、ROM23に予め格納されている所定の制御プログラムを実行することによって、電話機インタフェースユニット21、通話路スイッチ16、及び回線インタフェースユニット25とを制御して障害復旧作業を実行する部分である。この障害復旧作業の実行については、後に再度詳細に説明する。
ROM23は、制御部22が実行することによって交換処理全体を制御する制御プログラムを予め格納するリードオンリーメモリである。RAM24は、交換処理のデータが書き換え可能に登録されるランダムアクセスメモリである。主電源26は、PBX27の各部分に駆動電力を供給する直流電源である。
次に上記課題を解決すべく、通信障害等に起因して網同期はずれ等の回線障害が発生したときに、回線障害の迅速なる検出、及びその復旧を試みる制御系統の中で上記各構成部分がそれぞれ発揮する機能について詳細に説明する。
図2は、実施例1の回線インタフェースユニットの機能ブロック図である。
図3は、実施例1の電話機インタフェースユニットの機能ブロック図である。
図2に示すように、回線インタフェースユニット25は、データ入出力部1と、信号処理部2と、ネットワークインタフェース部3と、電源OFF/ON部4とを備え、上記のように、制御部22の制御に基づいて、PBX27とネットワーク18と網同期を維持するとともに、システム内部で発生した通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害の迅速なる検出、及びその復旧が求められる部分でもある。
図3は、実施例1の電話機インタフェースユニットの機能ブロック図である。
図2に示すように、回線インタフェースユニット25は、データ入出力部1と、信号処理部2と、ネットワークインタフェース部3と、電源OFF/ON部4とを備え、上記のように、制御部22の制御に基づいて、PBX27とネットワーク18と網同期を維持するとともに、システム内部で発生した通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害の迅速なる検出、及びその復旧が求められる部分でもある。
データ入出力部1は、制御部22の制御に基づいて、通話路スイッチ16から時分割ディジタル通話信号を受け入れると、受け入れ順に信号処理部2へ送出する部分として機能する。又、信号処理部2から時分割ディジタル通話信号を受け入れると、受け入れ順に通話路スイッチ16へ送出する部分として機能する。
信号処理部2は、制御部22の制御に基づいて、データ入出力部1から時分割ディジタル通話信号を受け入れると、ネットワーク18に適合する所定のプロトコルに基づいてフレーム信号を構成し、ネットワークインタフェース部3へ送出する部分として機能する。又、ネットワークインタフェース部3からフレーム信号を受け入れると、時分割ディジタル通話信号に分割してデータ入出力部1へ送出する部分として機能する。
ネットワークインタフェース部3は、制御部22の制御に基づいて、信号処理部2からフレーム信号を受け入れると局線17を介してネットワーク18へ送出する部分として機能する。又、局線17を介してネットワーク18からフレーム信号を受け入れると信号処理部2へ送出する部分として機能する。更に、ネットワークから所定の制御信号を受け入れて回線インタフェースユニット25とネットワーク18との網同期を維持する部分として機能する。更に、PBX27(図1)をネットワーク18に網同期される部分として機能する。
電源OFF/ON部4は、主電源26と、回線インタフェースユニット25が内部に備える各部分との間に配設され、回線インタフェースユニット25への電源供給をOFF/ONし、通信障害等に起因して網同期はずれ等の回線障害が発生したときに、迅速なる復旧を試みる部分として機能する。
図3に示すように、電話機インタフェースユニット21は、データ入出力部5と、信号処理部6と、電話機インタフェース部7と、電源OFF/ON部8とを備え、上記のように、制御部22の制御に基づいて、ボタン電話機20の発着信接続における信号授受、及び通話路スイッチ16との中継を行う回路ユニットである。とともに、システム内部で発生した通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害の迅速なる検出、及びその復旧が求められる部分として機能する。
データ入出力部5は、制御部22の制御に基づいて、通話路スイッチ16から時分割ディジタル通話信号を受け入れると、受け入れ順に信号処理部6へ送出する部分として機能する。又、信号処理部6から時分割ディジタル通話信号を受け入れると、受け入れ順に通話路スイッチ16へ送出する部分として機能する。
信号処理部6は、制御部22の制御に基づいて、データ入出力部5から時分割ディジタル通話信号を受け入れると、ボタン電話機20に適合する所定のプロトコルに基づいてディジタル通話信号を構成し、電話機インタフェース部7へ送出する部分として機能する。又、電話機インタフェース部7からディジタル通話信号を受け入れると、時分割ディジタル通話信号に分割してデータ入出力部5へ送出する部分として機能する。
電話機インタフェース部7は、制御部22の制御に基づいて、信号処理部6からディジタル通話信号を受け入れると加入者線15を介してボタン電話機20へ送出する部分として機能する。又、加入者線15を介してボタン電話機20からディジタル通話信号を受け入れると信号処理部6へ送出する部分として機能する。
電源OFF/ON部8は、主電源26と、電話機インタフェースユニット21が内部に備える各部分との間に配設され、電話機インタフェースユニット21への電源供給をOFF/ONし、通信障害等に起因して網同期はずれ等の回線障害が発生したときに、迅速なる復旧を試みる部分として機能する。
図2、及び図3に示すように、通話路スイッチ16は、電源OFF/ON部9と、スイッチ回路部10とを備え、上記のように制御部22の制御に基づいて、内線端末装置相互間の内線通話接続、及び内線端末装置とネットワーク18とを発着接続する切替スイッチである。
スイッチ回路部10は、制御部22の制御に基づいて時分割ディジタル通話信号の方路を決定する部分として機能する。電源OFF/ON部9は、主電源26と、通話路スイッチ16が内部に備えるスイッチ回路部10との間に配設され、通話路スイッチ16への電源供給をOFF/ONし、通信障害等に起因して網同期はずれ等の回線障害が発生したときに、迅速なる復旧を試みる部分として機能する。
図2、及び図3に示すように、制御部22は、状態監視手段22aと、障害検出手段22bと、障害復旧手段22cと、障害通知手段22dとを備え、上記のように時分割ディジタル通話信号の方路切替を制御する部分として機能する。又、電話機インタフェースユニット21、通話路スイッチ16、及び回線インタフェースユニット25とを制御して障害復旧作業を実行する部分として機能する。
状態監視手段22aは、データ入出力部1、データ入出力部5、信号処理部2、信号処理部6、ネットワークインタフェース部3、電話機インタフェース部7、及びスイッチ回路部10の状態、特に各部分が有するレジスタの状態を監視する手段である。この状態監視手段22aは、一例として所定の時間間隔で状態監視コマンドを上記、データ入出力部1、データ入出力部5、信号処理部2、信号処理部6、ネットワークインタフェース部3、電話機インタフェース部7、及びスイッチ回路部10へ送出し、その返信データをRAM24上の所定の領域に記憶するなどの方法によって実行される。
尚、上記レジスタには、例えば上記、データ入出力部1、データ入出力部5、信号処理部2、信号処理部6、ネットワークインタフェース部3、電話機インタフェース部7、及びスイッチ回路部10の活性状態を示すレジスタ、フレーム状態を示すレジスタ、クロック状態を示すレジスタなどがあり、これらのレジスタ情報を監視することになる。この監視結果は障害検出手段22bに送られる。
障害検出手段22bは、状態監視手段22aの監視結果に基づいてシステム内の通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害を検出する手段である。この障害検出手段22bは一例として所定の時間間隔でRAM24上の所定の領域に記憶する返信データを監視し、その変化量が予め定められている閾値を超えた場合には回線障害発生と判断するなどの方法によって実行される。
障害復旧手段22cは、障害検出手段22bが回線障害発生と判断すると、電源OFF/ON部4、電源OFF/ON部8、電源OFF/ON部9を作動させ、データ入出力部1、データ入出力部5、信号処理部2、信号処理部6、ネットワークインタフェース部3、電話機インタフェース部7、及びスイッチ回路部10への電源供給を個々にOFFさせ、その後、一定時間経過後に、電源OFF/ON部4、電源OFF/ON部8、電源OFF/ON部9を作動させ、データ入出力部1、データ入出力部5、信号処理部2、信号処理部6、ネットワークインタフェース部3、電話機インタフェース部7、及びスイッチ回路部10への電源供給を個々にONさせ、障害復旧作業を実行する手段である。
ここで上記一定時間は、各部分が有する、上記レジスタの初期化などに要する時間に基づいて予め定められている。尚、状況次第により、電源OFF/ON部4による、各部分への電源供給のOFF/ONを複数回繰り返しても良い。
障害通知手段22dは、障害検出手段22bが回線障害発生と判断すると、PBX27(図1)の図示しない表示盤に回線障害発生の警告を表示し、障害復旧手段22cが、障害復旧作業を実行することによって、障害検出手段22bが回線障害排除と判断するとPBX27(図1)の図示しない表示盤に回線障害発生の警告を消滅させる手段である。但し、障害通知手段22dによる警告の発生・消滅は、表示盤への表示に限定されるものではない。即ち、警告音の発生などを用いても良い。
尚、上記状態監視手段22aと、障害検出手段22bと、障害復旧手段22cと、障害通知手段22dとは、制御部22を構成するCPUが、ROM23に予め格納されている所定の制御プログラムを実行することによって、起動・生成されるコンピュータ制御機能を、説明の便宜上からコンピュータ制御手段としてブロック化し、図示したものである。
本実施例では以上説明した制御系統を稼動させて、システム内の通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害を迅速に検出し、自動的に回線復旧させる。即ち、ディジタル電子装置(一例として上記ディジタルボタン電話システムのPBX27)のオプションユニット毎に電源OFF/ON部を備え、オプションユニットへの電源供給を個々にOFF/ONすることにより、オプションユニット毎に該オプションユニット全体をハード的、及びソフト的に初期化して立ち上げることを特徴とする。ここで、電源供給をOFFすることには、供給電力を完全に0にするのみでなく、供給電力を所定のレベル以下にすることを含む。又、当然のことながら回線障害が発生していないユニットに関しては回線復旧を必要としない。
又、オプションユニットへの電源供給のOFF/ONは、1回のみに限定されるものではなく、回線復旧するまで複数回実行することとしても良い。又、上記説明では、障害の発生をシステム内の通信障害等に起因して発生するものとして説明したが、本発明は、この例に限定されるものでは無い。即ち、PBX27の周辺または内部で発生するノイズ等の影響により、PBX27の稼動中に一部のLSIが動作障害を発生し、回線障害を発生した場合であっても、上記と全く同様な機能によって障害の復旧が期待される。
以上説明したように、本発明によれば、装置内部に主電源以外に、複数のユニットのそれぞれ毎に電源供給のOFF/ONが可能な電源OFF/ON部を備えることにより、リセット信号入力が無く、且つ、ソフト的に切り離されているICや、LSIなどのデバイスが含まれている場合等であっても、リセット信号または、ソフト的なリセット命令の投入のみによらず、電源供給のOFF/ONによってユニット毎に再起動させることにより障害の復旧を確実にすることが可能になるという効果を得る。更に、本発明による電源供給のOFF/ONは装置全体の電源OFF/ONではないので障害復旧作業による装置運用への悪影響や復旧にかかる時間が長時間に亘ること等が回避されるという効果をえる。
本実施例では、実施例1で構成したディジタルボタン電話のPBX(構内交換機)に、更に、網同期はずれ等の回線障害が発生していない場合であっても、所定のユニット(ここでは一例として上記回線インタフェースユニット25、及び電話機インタフェースユニット21の一部)の電源供給をOFFすることを可能にする。
例えば、深夜など装置運用に支障のない時間帯に稼働率の低い所定のユニットへの電源供給をOFFさせることで装置全体としての省電力化を図ることを目的とする。かかる目的を達成するために本実施例によるPBXは以下のように構成される。
図4は、実施例2の回線インタフェースユニットの機能ブロック図である。
図5は、実施例2の電話機インタフェースユニットの機能ブロック図である。
以下に、実施例1と相違する部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分については、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。尚、ディジタルボタン電話システムのシステム構成図は、実施例1で説明した図1と同様なので説明を省略する。
図5は、実施例2の電話機インタフェースユニットの機能ブロック図である。
以下に、実施例1と相違する部分のみについて説明する。実施例1と同様の部分については、実施例1と同一の符号を付して説明を省略する。尚、ディジタルボタン電話システムのシステム構成図は、実施例1で説明した図1と同様なので説明を省略する。
制御部30は、状態監視手段22aと、障害検出手段22bと、障害復旧手段22cと、障害通知手段22dと、稼動停止ユニット設定手段30aとを備え、上記のように回線インタフェースユニット25を制御し、システム内の通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害を検出し、障害復旧作業を実行し、更に、装置全体としての省電力化を図る部分として機能する。
稼動停止ユニット設定手段30aは、網同期はずれ等の回線障害が発生していなくとも、深夜など装置運用に支障のない時間帯に稼働率の低い所定のユニットへの電源供給をOFFさせることで装置全体としての省電力化を図ることを目的とし、予備的なユニット(ここでは一例として上記回線インタフェースユニット25、及び電話機インタフェースユニット21の一部)の電源供給を停止させる手段である。その他の部分は全て実施例1と同様なので説明を省略する。
尚、深夜など装置運用に支障のない時間帯に、装置全体としての省電力化を図ることを目的とし電源供給をOFFさせる稼働率の低い所定のユニットの特定は、ROM23に予め制御データとして格納しておいても良いし、あるいは又、PBX27の図示しない操作盤を介して臨機応変に入力しても良い。
本実施例では以上説明した制御系統を稼動させて、システム内の通信障害等に起因して発生する網同期はずれ等の回線障害を迅速に検出し、自動的に回線復旧させる。更に、網同期はずれ等の回線障害が発生していなくとも、予備的なユニットへの電源供給を停止させることによって装置全体としての省力化を図ることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、網同期はずれ等の回線障害が発生していなくとも、予備的なユニットの電源供給を、例えば、深夜など装置運用に支障のない時間帯に停止することが可能になるので、実施例1の効果に加えて、装置全体としての省電力化を図ることが出来るという効果を得る。
以上説明した実施例1及び実施例2では、本発明をディジタルボタン電話システムのPBXに適用した場合に限定して説明したが、本発明は、この例に限定されるものではない。即ち、装置内部に複数の独立した機能を有するユニットを収容し、このユニット内部にはソフトウェアで制御される構成部品(例えばIC、またはLSI)が含まれているディジタル電子装置であれば如何なる装置であっても本発明を適用可能である。
1 データ入出力部
2 信号処理部
3 ネットワークインタフェース部
4 電源OFF/ON部
16 通話路スイッチ
17 局線
18 ネットワーク
22 制御部
22a 状態監視手段
22b 障害検出手段
22c 障害復旧手段
22d 障害通知手段
23 ROM
24 RAM
26 主電源
2 信号処理部
3 ネットワークインタフェース部
4 電源OFF/ON部
16 通話路スイッチ
17 局線
18 ネットワーク
22 制御部
22a 状態監視手段
22b 障害検出手段
22c 障害復旧手段
22d 障害通知手段
23 ROM
24 RAM
26 主電源
Claims (4)
- 動作障害の検出、及び障害復旧が可能な複数の内部ユニットを有するディジタル電子装置であって、
前記複数の内部ユニット毎に電源供給をオフ・オン可能な電源OFF/ON部と、
前記動作障害が検出されると前記電源OFF/ON部を制御し、前記内部ユニット毎に電源供給をオフ・オンし、前記障害復旧を実行する障害復旧手段とを備えることを特徴とするディジタル電子装置。 - 前記動作障害の検出に関わらず、所定の前記内部ユニットへの電源供給を停止させる稼動停止ユニット設定手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のディジタル電子装置。
- 前記ディジタル電子装置は、ディジタル電話システムの構内交換機であることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のディジタル電子装置。
- 前記内部ユニットは、
前記構内交換機を構成する複数の内部ユニットの内、少なくとも1つが、前記動作障害の検出、及び障害復旧が可能な内部ユニットであることを特徴とする請求項3に記載のディジタル電子装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011186763A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Toshiba Tec Corp | 情報処理装置およびプログラム |
JP2013128205A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Hitachi Ltd | 電話交換機および電話交換機システム |
JP2014211762A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社東芝 | 監視制御装置及び表示制御システム |
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