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JP2008285206A - 詰替用包装袋 - Google Patents

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JP2008285206A
JP2008285206A JP2007132745A JP2007132745A JP2008285206A JP 2008285206 A JP2008285206 A JP 2008285206A JP 2007132745 A JP2007132745 A JP 2007132745A JP 2007132745 A JP2007132745 A JP 2007132745A JP 2008285206 A JP2008285206 A JP 2008285206A
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sealed
refilling
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JP2007132745A
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Toshiyuki Maeda
俊之 真枝
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】内容物を他の容器に詰め替える時に、内容物を容器外にこぼすことなく、効率よく完全に詰め替えることが出来る詰替用包装袋を提供することにある。
【解決手段】基材層の一方の面に少なくともシーラント層を積層した積層材料からなり、外周がシール強度23N/15mm以上でヒートシールされている袋本体の一隅に、外周の一点から他点に所定形状で延びた状態で設けたシール強度2〜10N/15mmのイージーピール性シール部で仕切られた注出部が設けられ、さらに、前記注出部の外周縁に注出口を開口する為の引き裂き開始部が設けられているか又は前記注出部の外周の所定位置にキャップとスパウトからなる口栓が装着されており、前記シーラント層が160℃未満の温度でヒートシールした時にイージーピール性のシール強度が得られ、160℃以上の温度でヒートシールした時に23N/15mm以上の数値のシール強度が得られるフィルムからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、シャンプー、リンスなどを充填包装するための包装袋に関し、さらに詳しくは、内容物の詰め替え用に使用する包装袋に関するものである。
従来、詰め替え用に使用する注出口部を有する自立性の包装袋は、注出口部の周縁に設けたノッチなどの切り欠け部から注出口部をカットして注出口を形成し、その注出口の部分をボトルなどの容器に挿入して内容物の詰め替えを行っていた。近年、詰め替え易さの向上のため、様々な異形の包装袋が提案されており、詰替袋のコーナーに設けた注出口部にさらに注出流路がつぶれないように補強部を設けた構成のものが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開平11−130105号公報 特開2003−118744号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に提案されている詰め替え用の包装袋でも、注出口部を所定位置でカットして注出口を設け、その注出口をボトルなどの容器内に挿入して内容物を詰め替えるようになっている為に、注出口を容器内に挿入するまでに内容物を誤って容器外にこぼしてしまうなどの問題があった。
本発明の課題は、内容物を他の容器に詰め替える時に、内容物を容器外にこぼすことなく、効率よく完全に詰め替えることが出来る詰替用包装袋を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、基材層の一方の面に少なくともシーラント層を積層した積層材料からなり、外周がシール強度23N/15mm以上でヒートシールされている袋本体の一隅に、外周の一点から他点に所定形状で延びる状態で設けたシール強度2〜10N/15mmのイージーピール性シール部で仕切られた注出部が設けられ、さらに、前記注出部の外周縁に注出口を開口する為の引き裂き開始部が設けられていることを特徴とする詰替用包装袋である。
本発明の請求項2に係る発明は、基材層の一方の面に少なくともシーラント層を積層した積層材料からなり、外周がシール強度23N/15mm以上でヒートシールされている袋本体の一隅に、外周の一点から他点に所定形状で延びる状態で設けたシール強度2〜10N/15mmのイージーピール性シール部で仕切られた注出部が設けられ、さらに、前記注出部の外周の所定位置にキャップとスパウトからなる口栓が装着されていることを特徴とする詰替用包装袋である。
本発明の請求項3に係る発明は、上記請求項1又は請求項2に係る発明において、前記シーラント層が160℃未満の温度でヒートシールした時にイージーピール性のシール強度が得られ、160℃以上の温度でヒートシールした時に23N/15mm以上の数値のシール強度が得られるフィルムからなることを特徴とする詰替用包装袋である。
本発明の詰替用包装袋は、基材層の一方の面に少なくともシーラント層を積層した積層
材料からなり、外周がシール強度23N/15mm以上でヒートシールされている袋本体の一隅に、外周の一点から他点に所定形状で延びる状態で設けたシール強度2〜10N/15mmのイージーピール性シール部で仕切られた注出部が設けられ、さらに、前記注出部の外周縁に注出口を開口する為の引き裂き開始部が設けられているか又は前記注出部の外周の所定位置にキャップとスパウトからなる口栓が装着されており、前記シーラント層が160℃未満の温度でヒートシールした時にイージーピール性のシール強度が得られ、160℃以上の温度でヒートシールした時に23N/15mm以上の数値のシール強度が得られるフィルムからなっているので、外周が強くヒートシールされていることで、内容物の保存中に中の内容物が外に漏れることがなく、さらに内容物をボトルなどの他の容器に詰め替える場合に、引き裂き開始部から注出部を引き裂いて注出口を開口し、その注出口の部分を容器内に挿入する段階あるいは口栓のキャップを取り外し、スパウトの部分を容器内に挿入する段階では内容物がまだ流れ出ず、イージーピール性シール部を内圧を加える手段で剥離した時に初めて中の内容物が流れ出て詰め替えることができるようになっており、詰め替え時に内容物を誤って容器外にこぼすことなく詰め替えできる。
本発明の詰替用包装袋を、実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。図4は本発明の詰替用包装袋に使用する積層材料の一実施形態を示す側断面図であり、積層材料(100)は、厚み方向に順に、基材層(101)、接着剤層(102)、中間フィルム層(103)、接着剤層(104)、シーラント層(105)を積層した構成である。
前記基材層(101)は、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、酸化アルミニウムや酸化ケイ素が蒸着されている透明蒸着フィルム、アルミニウム蒸着フィルム、多層共押バリアナイロンフィルムなどが使用され、厚みはフィルムの種類により適宜選定するが、6〜30μmのものが好ましい。
前記接着剤層(102、104)は、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオールを主剤とする2液硬化型ポリウレタン系接着剤であれば特に制限はなく、塗布量は2〜5g/m2(乾燥状態)程度が望ましい。
前記中間フィルム層(103)は、積層材料の機械的強度を向上させる為に設けるもので、二軸延伸ナイロンフィルム、無延伸ナイロンフィルム、酸化アルミニウムや酸化ケイ素が蒸着されている透明蒸着ナイロンフィルム、多層共押バリアナイロンフィルムなどが使用される。厚みは6〜30μm程度のものが望ましい。
前記シーラント層(105)は、160℃未満の温度でヒートシールした時に2〜10N/15mmの数値のイージーピール性を有するシール強度が得られ、160℃以上の温度でヒートシールした時に23N/15mm以上の数値のシール強度が得られる単層又は多層のフィルムからなっている。厚みは10〜150μmのものが使用される。
図1は本発明の詰替用包装袋の一実施形態を示す平面図であり、図2は本発明の詰替用包装袋の他の実施形態を示す平面図であり、図3は本発明の詰替用包装袋のさらに他の実施形態を示す平面図である。
図1に示す詰替用包装袋(1)は、袋本体(10)の外周に、底シール部(11)、サイドシール部(12、13)、天シール部(14)を有し、天シール部(14)側の一隅に、外周の一点から他点に延びる状態で設けたイージーピール性シール部(15)で仕切られた注出部(16)が設けられており、さらに、注出部(16)の外周縁に注出口を開口するための引き裂き開始部(17)が設けられている。図2に示す詰替用包装袋(2)
は、自立性を有する形態の底シール部(11′)が設けられている以外は詰替用包装袋(1)と同様である。図3に示す詰替用包装袋(3)は、袋本体(10)の外周に、底シール部(11)、サイドシール部(12′、13)、天シール部(14′)を有し、天シール部(14′)側の一隅に、外周の一点から他点に延びる状態で設けたイージーピール性シール部(15)で仕切られた注出部(16′)が設けられており、さらに、注出部(16′)の外周のサイドシール部(12′)と天シール部(14′)とが交差する位置にキャップ(18)とスパウト(19)からなる口栓(20)が装着されている。なお、詰替用包装袋(3)は自立性を有する底シール部(11′)を有する形態のものでも良い。
前記注出部(16)はその先端がサイドシール部(12)より外側に突出していない形状でも良い。さらに、前記引き裂き開始部(17)はVノッチ形状、直線状切り込み線、ミシン目線のいずれでも良い。
前記底シール部(11、11′)、サイドシール部(12、12′、13)、天シール部(14、14′)はそれぞれシール強度が23N/15mm以上の数値になるように設定する必要がある。前記数値のシール強度に設定するには、160℃以上の温度でヒートシールして設けることが可能である。シール強度が23N/15mm未満であると、イージーピール性シール部(15)の部分を内圧を加える手段で剥離する際に一緒に剥離してしまう危険が生じたり、詰替用包装袋(1、2、3)が落下した時に破袋する可能性がでてくる。
前記イージーピール性シール部(15)のシール強度は、良好なイージーピール性を持たせるために、2〜10N/15mmの範囲の数値になるように設定する必要がある。前記数値範囲のシール強度に設定するには、160℃未満の温度でヒートシールして設けることが可能である。シール強度が2N/15mm未満であると、保存中に剥離してしまう危険性があり、10N/15mmを超えると内圧を加える手段だけでは簡単に剥離できなくなる。
前記キャップ(18)及びスパウト(19)は、ポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂からなっている。
本発明の詰替用包装袋(1、2)は、上記記載の如く、袋本体にイージーピール性シール部が設けられ、注出部が前記イージーピール性シール部で仕切られているので、注出部を所定位置で引き裂いて注出口を開口した段階では中の内容物がまだ流れ出ず、イージーピール性シール部を内圧を加えるなどし剥離したときに初めて中の内容物が流れ出るようになっているので、詰め替え時に内容物を容器外にこぼさないで効率よく注入することができる特徴を有しており、さらに、本発明の詰替用包装袋(3)は同様に袋本体にイージーピール性シール部が設けられ、注出部が前記イージーピール性シール部で仕切られているので、口栓のキャップを取りはずし、スパウトの部分を他の容器内に挿入する段階では中の内容物がまだ流れ出ず、イージーピール性シール部を内圧を加えるなどし剥離したときに初めて中の内容物が流れ出るようになっているので、詰め替え時に内容物を容器外にこぼさないで効率よく注入できる特徴を有している。
本発明の詰替用包装袋を、以下に具体的な実施例に従って説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
基材層(101)として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルムの片面に厚さ50nmの酸化珪素の蒸着薄膜層、ポリビニルアルコールを主成分とする混合物からなる厚さ0.5μmのガスバリア性被膜層を積層したガスバリアフィルムを使用し、中間フィ
ルム層(103)として、厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルム(ユニチカ(株)、商品名:ONMB)を使用し、接着剤層(102、104)の接着剤として、二液硬化型ポリウレタン系接着剤(三井化学ポリウレタン(株)、商品名:A−525/A−52)を使用し、シーラント層(105)として、厚さ50μmのシーラントフィルム(三菱化学(株)、商品名:ゼラス7023)を使用して、ガスバリアフィルム/二液硬化型ポリウレタン系接着剤(2.7g/m2、乾燥状態)/ONMB(15μm)/二液硬化型ポリウレタン系接着剤(2.7g/m2、乾燥状態)/ゼラス7023(50μm)構成の積層材料(100)を作成し、その積層材料(100)を用いて、図1に示す形状で、外寸が140mm×210mmで、イージーピール性シール部(15)はシール温度140℃、シール圧力0.2MPa、シール時間1.0秒のシール条件で、シール幅5mmでシールして設け、外周の底シール部(11)、サイドシール部(12、13)、天シール部(14)はシール温度190℃、シール圧力0.2MPa、シール時間1.0秒のシール条件で、シール幅7mmでシールして設け、さらに注出部(16)の外周縁にノッチ状切り欠けからなる引き裂き開始部(17)を設けて、本発明の詰替用包装袋を作成した。
実施例1において、積層材料(100)のシーラント層(105)として、厚さ50μmのシーラントフィルム(三井・デュポンポリケミカル(株)、製品名:AD8273)を用いた以外は、同様にして本発明の詰替用包装袋を作成した。
以下に、本発明の比較用の実施例について説明する。
積層材料のシーラント層として、厚さ50μmのシーラントフィルム(オカモト(株)、製品名:TP9)を使用した以外は、実施例1と同様にして比較用の詰替用包装袋を作成した。
積層材料のシーラント層として、厚さ50μmのシーラントフィルム(東セロ(株)、製品名:RXC−21)を使用した以外は、実施例1と同様にして比較用の詰替用包装袋を作成した。
〈評価〉
実施例1〜2の本発明の詰替用包装袋及び実施例3〜4の比較用の詰替用包装袋を用いて、それぞれの詰替用包装袋のイージーピール性シール部及び外周の各シール部のシール強度を測定すると共に、詰替用包装袋の注出部に注出口を開口した後のボトル状容器への挿入性の良否及び充填した内容物の注入性の良否を以下の方法で評価した。その結果を表1に示す。
(1)シール強度の測定方法
詰替用包装袋のイージーピール性シール部及び外周の各シール部の部分を15mm幅でカットして所定長さの試験片を作成し、その試験片をインストロン型試験機を用いてT型剥離で引張速度300mm/minで引っ張ってシール強度を測定した。
(2)挿入性の良否の評価方法
詰替用包装袋の天シール部の一部をカットし、そのカットした部分から水を100ml充填した後に密封した試験包装体を作成、その試験包装体の開口した注出口の部分をボトル状容器に中の水をこぼすことなく挿入できるかどうかを評価した。
(3)内容物の注入性の良否
詰替用包装袋の天シール部の一部をカットし、そのカットした部分から水を100ml充填した後に密封した試験包装体を作成、その試験包装体の開口した注出口の部分をボトル状容器に挿入後に、内圧をかけてイージーピール性シール部の部分のみを剥離させて内
容物を注入できるかどうかを評価した。
Figure 2008285206
表1に示すように、実施例1〜2の本発明の詰替用包装袋は、イージーピール性シール部のシール強度が2〜10N/15mmの範囲内に入っており、底シール部、サイドシール部、天シール部のシール強度が23N/15mm以上であり、注出口の部分の挿入性も良好で、内容物の注入性も良好であった。一方、実施例3の比較用の詰替用包装袋は、底シール部、サイドシール部、天シール部のシール強度が弱く、イージーピール性シール部を内圧かけて剥離させるときに、外周のシール部も一緒に剥離してしまい、内容物の注入が出来無かった。さらに、実施例4の比較用の詰替用包装袋はイージーピール性シール部のシール強度が弱すぎて、注出口の部分をボトル状容器に挿入する時点で剥離してしまい、挿入時に内容物が外にこぼれてしまった。
本発明の詰替用包装袋の一実施形態を示す平面図である。 本発明の詰替用包装袋の他の実施形態を示す平面図である。 本発明の詰替用包装袋のさらに他の実施形態を示す平面図である。 本発明の詰替用包装袋に使用する積層材料の一実施形態を示す側断面図である。
符号の説明
1,2,3…詰替用包装袋
10…袋本体
11,11′…底シール部
12,12′,13…サイドシール部
14,14′…天シール部
15…イージーピール性シール部
16,16′…注出部
17…引き裂き開始部
18…キャップ
19…スパウト
20…口栓
100…積層材料
101…基材層
102…接着剤層
103…中間フィルム層
104…接着剤層
105…シーラント層

Claims (3)

  1. 基材層の一方の面に少なくともシーラント層を積層した積層材料からなり、外周がシール強度23N/15mm以上でヒートシールされている袋本体の一隅に、外周の一点から他点に所定形状で延びる状態で設けたシール強度2〜10N/15mmのイージーピール性シール部で仕切られた注出部が設けられ、さらに、前記注出部の外周縁に注出口を開口する為の引き裂き開始部が設けられていることを特徴とする詰替用包装袋。
  2. 基材層の一方の面に少なくともシーラント層を積層した積層材料からなり、外周がシール強度23N/15mm以上でヒートシールされている袋本体の一隅に、外周の一点から他点に所定形状で延びる状態で設けたシール強度2〜10N/15mmのイージーピール性シール部で仕切られた注出部が設けられ、さらに、前記注出部の外周の所定位置にキャップとスパウトからなる口栓が装着されていることを特徴とする詰替用包装袋。
  3. 前記シーラント層が160℃未満の温度でヒートシールした時にイージーピール性のシール強度が得られ、160℃以上の温度でヒートシールした時に23N/15mm以上の数値のシール強度が得られるフィルムからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の詰替用包装袋。
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