JP2008284158A - 多頭ミシン - Google Patents
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Abstract
【課題】トラブルがあったヘッドにおける縫製を停止させる場合、針棒の上下動を止め、さらに、布押えを退避位置に上昇させると同時に、手間なく天秤の揺動を停止させることができ、さらに、作業者からそのヘッドが完全に停止したと見えて、安心感を与えることができる多頭ミシンを提供する。
【解決手段】複数のヘッドにおいては夫々、各天秤と主軸との連繋を遮断する為に、天秤の係合部と天秤駆動機構の駆動子とを係脱可能にしてある天秤切離し機構を天秤と主軸との間に備えさせ、布押えを布押え昇降機構の退避手段を用いて退避位置に移動させるときに、退避手段における作動部材が、天秤切離し機構における被動部材を作動させて、天秤の係合部と天秤駆動機構の駆動子との係合を外して、天秤と主軸との連繋を、布押えを退避位置に移動させる操作と連動させて遮断させるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】複数のヘッドにおいては夫々、各天秤と主軸との連繋を遮断する為に、天秤の係合部と天秤駆動機構の駆動子とを係脱可能にしてある天秤切離し機構を天秤と主軸との間に備えさせ、布押えを布押え昇降機構の退避手段を用いて退避位置に移動させるときに、退避手段における作動部材が、天秤切離し機構における被動部材を作動させて、天秤の係合部と天秤駆動機構の駆動子との係合を外して、天秤と主軸との連繋を、布押えを退避位置に移動させる操作と連動させて遮断させるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、多頭ミシンに関し、詳しくは、主軸に天秤駆動機構を介して連繋されていて針棒の上下動と同期して揺動自在にされている天秤を備える多頭ミシンに関する。
従来より主軸に天秤駆動機構を介して連繋されていて針棒の上下動と同期して揺動自在にされている天秤を備える多頭ミシンは、特許文献1に開示される等して広く知られている。例えば、特許文献1の多頭ミシンは、ベッドの上方に並列させた複数のヘッドと、上記複数のヘッドに亘って配置された主軸とを備え、上記複数のヘッド夫々には、主軸に連繋されていて上下動自在にされている針棒と、主軸に天秤駆動機構を介して連繋されていて、上記針棒の上下動と同期して揺動自在にされている天秤と、上記針棒の外周位置に配置され、上記各ヘッドに配設された布押え支持体を昇降する為の機構によって縫製範囲を上下動自在にされている布押え支持体(布押さえとも称される)と、上記針棒と主軸との連繋を遮断する為に、主軸と針棒の間に配設された針棒をジャンプ制御する為の機構(切離し機構とも称される)とを備え、さらに、上記布押え昇降機構は、布押えを退避位置に上昇させる為の退避手段を備えている(例えば、特許文献1参照)。
上記構成の多頭ミシンにおいては、複数のヘッドにおける各針棒、天秤、布押え等を同時に動作させて、同時に複数の縫製をすることができる。
上記構成の多頭ミシンにおいては、複数のヘッドにおける各針棒、天秤、布押え等を同時に動作させて、同時に複数の縫製をすることができる。
この従来の多頭ミシンでは、複数のヘッドにおける各針棒、天秤、布押え等を動作させて縫製中、少なくとも1つのヘッドについてトラブルがあって、そのヘッドにおける縫製を停止させる場合、
作業員は、トラブルがあったヘッドについて、主軸と針棒との間にある切離し機構(例えばジャンピング機構)を用いて針棒の上下動を止める。さらに、布押えを退避位置に移動させる。しかし、主軸に連繋されている天秤は揺動を続ける。
この状態においては、作業員から見ると、トラブルがあったヘッドについて縫製を停止させる作業をしたのに、まだ動いているように見える。
作業員に、トラブルがあったヘッドについて縫製を停止させた実感がなく、一抹の不安感を与える問題点があった。
作業員は、トラブルがあったヘッドについて、主軸と針棒との間にある切離し機構(例えばジャンピング機構)を用いて針棒の上下動を止める。さらに、布押えを退避位置に移動させる。しかし、主軸に連繋されている天秤は揺動を続ける。
この状態においては、作業員から見ると、トラブルがあったヘッドについて縫製を停止させる作業をしたのに、まだ動いているように見える。
作業員に、トラブルがあったヘッドについて縫製を停止させた実感がなく、一抹の不安感を与える問題点があった。
本件出願の目的は、複数のヘッドにおける各針棒、天秤、布押え等を同時に動作させて、同時に複数の縫製をすることができるのは勿論、複数のヘッドにおける各針棒、天秤、布押え等を動作させての縫製中、少なくとも1つのヘッドについてトラブルがあって、そのヘッドにおける縫製を停止させる場合、作業員は、トラブルがあったヘッドについて、針棒を切離し機構を用いて上下動を止め、さらに、布押えを退避位置に上昇させると同時に、手間なく天秤の揺動を停止させることができる多頭ミシンを提供しようとするものである。
さらに、上記のようにトラブルがあったヘッドにおける縫製を停止させる場合、作業者からそのヘッドが完全に停止したと見えて、安心感を与えることができる多頭ミシンを提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
さらに、上記のようにトラブルがあったヘッドにおける縫製を停止させる場合、作業者からそのヘッドが完全に停止したと見えて、安心感を与えることができる多頭ミシンを提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本発明における多頭ミシンは、ベッド1の上方に並列させた複数のヘッド 3、3・・・3 と、 上記複数のヘッド 3、3・・・3に亘って配置された主軸4とを備え、 上記複数のヘッド 3、3・・・3夫々には、上記主軸4に連繋されていて上下動自在にされている針棒12と、上記主軸4に天秤駆動機構86を介して連繋されていて、上記針棒12の上下動と同期して揺動自在にされている天秤80と、 上記針棒12の外周位置に配置され、上記各ヘッドに配設された布押え昇降機構20によって縫製範囲を上下動自在にされている布押え15と、 上記針棒12と主軸4との連繋を遮断する為に、主軸4と針棒12の間に配設された切離し機構4aとを備え、 さらに、上記布押え昇降機構20は、布押え15を退避位置に上昇させる為の退避手段27を備えている多頭ミシンにおいて、 上記各ヘッド 3、3・・・3においては、夫々、上記各天秤80と主軸4との連繋を遮断する為に、上記天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90とを係脱可能にしてある天秤切離し機構95を、天秤80と主軸4との間に備えさせ、 上記布押え15を布押え昇降機構20の退避手段27を用いて退避位置Uに移動させるときに、上記退避手段27における作動部材39が、天秤切離し機構95における被動部材90を作動させて、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90との係合を外して、天秤80と主軸4との連繋を、布押え15を退避位置Uに移動させる操作と連動させて遮断させるようにしたものである。
以上のように本発明は、複数のヘッドにおける各針棒、天秤、布押え等を動作させての縫製中、少なくとも1つのヘッドについてトラブルがあって、そのヘッドにおける縫製を停止させる場合、作業員がトラブルがあったヘッドについて、切離し機構を用いて針棒の上下動を止め、さらに、布押え15を退避手段27を用いて退避位置Uに移動させると、その操作と連動して、天秤80と主軸4との連繋を遮断され、天秤80の揺動が停止するので、作業員から見て、針棒の上下動も天秤80の揺動も停止しており、作業員にそのヘッドが完全に停止したという安心感を与えることができる効果がある。
さらに、上記のようにトラブルがあったヘッドについて、天秤80の揺動を停止させる動作は、布押え15を退避手段27を用いて退避位置Uに移動させる操作と連動するものなので、手間なく天秤80の揺動を停止させることができる作業上の効果がある。
以下本発明の実施の形態を図1乃至図10を用いて説明する。
図1は、多頭ミシンを説明する為の概略斜視図。
図2は、多頭ミシンAにおけるヘッド3を一部破断して表した概略図で、布押え15と、布押え昇降機構20と、天秤80と、天秤切離し機構95との関係、ガイド機構40を説明する為の正面図。
図3は、多頭ミシンAにおけるヘッド3を一部破断して表した概略図で、布押え昇降機構20と、天秤80と、天秤切離し機構95の関係を説明する為の右側断面図。
図4は、多頭ミシンAにおけるヘッド3を一部破断して表した概略図で、主軸4と連繋機構14a〜14eと針棒12との関係、天秤80と天秤駆動機構86の関係、布押え15と、方向出し回動機構29と、ガイド機構等の関係を説明する為の左側断面図。
図5は、天秤80と主軸4との連繋とその遮断の状態を説明する為の図2の上側からみた平面概略図で、(A)は天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90とが係合されて、天秤80と主軸4とが連繋された状態、(B)は、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90とが係合が外れて、天秤80と主軸4天秤と主軸との連繋が遮断させた状態を示す図。
図6は、布押え昇降機構20と、天秤切離し機構95と、天秤80との関係を説明する為の概略図で、(A)は布押え15を縫製範囲において上下動させる為の縫製範囲昇降手段26を説明する為の図、(B)は布押え15を退避位置に上昇させる為の退避手段を説明する為の図。
図7は、ガイド機構40におけるプーリー67と中空軸部材41と上下部材74とガイド部材55の関係を説明する為の斜視図で、(B)は(A)の分解斜視図。
図8は、図2のIII−III線断面図で、布押え15と、中空軸部材41と、連係手段71における係合部72、係止部75,上下部材74と、ガイド部材55の位置関係を説明する為の図(連係手段71の連係が遮断された状態を示す)。
図9は、多頭ミシンAにおける針と、布押えと、刺繍枠と、ガイド部材の動作の関係を説明する為の図で、主軸が3回転する間の各所の動作を表したもの。
図10は、連係手段71の連係状態を説明する為の図で、(A)は図4に示される布押え15が180度回動して、係合部72と係止部75とが上下方向に重合した場合を示す一部破断図で、(B)は図8に示される布押え15が180度回動して、係合部72と係止部75とが上下方向に重合した場合を示す断面図。
図1は、多頭ミシンを説明する為の概略斜視図。
図2は、多頭ミシンAにおけるヘッド3を一部破断して表した概略図で、布押え15と、布押え昇降機構20と、天秤80と、天秤切離し機構95との関係、ガイド機構40を説明する為の正面図。
図3は、多頭ミシンAにおけるヘッド3を一部破断して表した概略図で、布押え昇降機構20と、天秤80と、天秤切離し機構95の関係を説明する為の右側断面図。
図4は、多頭ミシンAにおけるヘッド3を一部破断して表した概略図で、主軸4と連繋機構14a〜14eと針棒12との関係、天秤80と天秤駆動機構86の関係、布押え15と、方向出し回動機構29と、ガイド機構等の関係を説明する為の左側断面図。
図5は、天秤80と主軸4との連繋とその遮断の状態を説明する為の図2の上側からみた平面概略図で、(A)は天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90とが係合されて、天秤80と主軸4とが連繋された状態、(B)は、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90とが係合が外れて、天秤80と主軸4天秤と主軸との連繋が遮断させた状態を示す図。
図6は、布押え昇降機構20と、天秤切離し機構95と、天秤80との関係を説明する為の概略図で、(A)は布押え15を縫製範囲において上下動させる為の縫製範囲昇降手段26を説明する為の図、(B)は布押え15を退避位置に上昇させる為の退避手段を説明する為の図。
図7は、ガイド機構40におけるプーリー67と中空軸部材41と上下部材74とガイド部材55の関係を説明する為の斜視図で、(B)は(A)の分解斜視図。
図8は、図2のIII−III線断面図で、布押え15と、中空軸部材41と、連係手段71における係合部72、係止部75,上下部材74と、ガイド部材55の位置関係を説明する為の図(連係手段71の連係が遮断された状態を示す)。
図9は、多頭ミシンAにおける針と、布押えと、刺繍枠と、ガイド部材の動作の関係を説明する為の図で、主軸が3回転する間の各所の動作を表したもの。
図10は、連係手段71の連係状態を説明する為の図で、(A)は図4に示される布押え15が180度回動して、係合部72と係止部75とが上下方向に重合した場合を示す一部破断図で、(B)は図8に示される布押え15が180度回動して、係合部72と係止部75とが上下方向に重合した場合を示す断面図。
図1に示されるAは多頭ミシンを示し、1、2は夫々周知のベッド、ベッド1上に立設させた機枠を示す。3はベッド1の上方に並列させた状態で機枠2に取付けられている複数のヘッドを示し、4は複数のヘッド 3、3・・・3に亘って配置された主軸を示す。5は周知のように複数のヘッド3、3・・・3の夫々に備えられる各布押え15の方向出し(後述参照)をする為に往復回動自在にしてある駆動軸を示し、モータ(図示省略)の往復回動力により往復回動するようにしてある。6はベッド1の上面1aにおいてXY方向に移動可能にした刺繍枠、7は周知のように刺繍枠6に装着された布、8は多頭ミシンAの動作を制御する為の制御装置を示す。
次に上記ヘッド3について図2〜図10を用いて詳しく説明する。ヘッド3は、図2〜図4から理解できるようにミシンアーム9、針棒12、天秤80、布押え15、ガイド機構40、ボビン60等を備える。
針棒12は、図4に示される周知の連繋機構14a〜14e(任意のカム、リンク機構等)を介して上記主軸4に連繋されていて上下動自在にされ、下端には針13を備える。
上記連繋機構14a〜14eの構成は特許文献1等によって広く知られている。図4に一点鎖線で示した構成は上記周知の連繋機構14a〜14eの構成の略示図である。図4における符号14aは主軸4に固定された針棒カム、14bは針棒カム14aの回転運動をガイド軸14cに対する昇降駆動体14dの上下運動にして伝達する為の針棒駆動機構の存在を示し、14dはガイド軸14cに対して上下動可能に、かつ、ガイド軸14cに対して軸線回りの往復回動を自在に支持される昇降駆動体の存在を示す。14eは一端は昇降駆動体14dに連繋され、他端は針棒12に固定された針棒抱きの存在を示す。
連繋機構14a〜14eを用いて、周知のように主軸4の回動を、針棒カム14a、針棒駆動機構14b、昇降駆動体14d、針棒抱き14eを介して伝え、針棒12を上下動させればよい。
図4に示される符号4aは、上記針棒12と主軸4との連繋を遮断する為に、主軸4と針棒12の間に配設された昇降駆動体14dと、針棒抱き14eとからなる周知の切離し機構の存在を示す。この切離し機構4aは周知のように、例えば特許文献1でも開示されているように、ジャンプ信号があった場合、図示外のジャンプ制御用のモータを駆動して、駆動アームを介して、昇降駆動体14dをガイド軸14cの軸線回りに回動させ、それにより、上記針棒に固定された針棒抱き14eを昇降駆動体14dとの連繋から解放し、主軸4と針棒12との連繋(上記連繋機構14a〜14eを介しての連繋)を遮断するようにすればよい。なお、上記ジャンプ信号は制御装置8から発するようにしてもよいし、各ヘッドに備える操作ボタン(図示省略)によって信号を出すようにしてもよい。
針棒12は、図4に示される周知の連繋機構14a〜14e(任意のカム、リンク機構等)を介して上記主軸4に連繋されていて上下動自在にされ、下端には針13を備える。
上記連繋機構14a〜14eの構成は特許文献1等によって広く知られている。図4に一点鎖線で示した構成は上記周知の連繋機構14a〜14eの構成の略示図である。図4における符号14aは主軸4に固定された針棒カム、14bは針棒カム14aの回転運動をガイド軸14cに対する昇降駆動体14dの上下運動にして伝達する為の針棒駆動機構の存在を示し、14dはガイド軸14cに対して上下動可能に、かつ、ガイド軸14cに対して軸線回りの往復回動を自在に支持される昇降駆動体の存在を示す。14eは一端は昇降駆動体14dに連繋され、他端は針棒12に固定された針棒抱きの存在を示す。
連繋機構14a〜14eを用いて、周知のように主軸4の回動を、針棒カム14a、針棒駆動機構14b、昇降駆動体14d、針棒抱き14eを介して伝え、針棒12を上下動させればよい。
図4に示される符号4aは、上記針棒12と主軸4との連繋を遮断する為に、主軸4と針棒12の間に配設された昇降駆動体14dと、針棒抱き14eとからなる周知の切離し機構の存在を示す。この切離し機構4aは周知のように、例えば特許文献1でも開示されているように、ジャンプ信号があった場合、図示外のジャンプ制御用のモータを駆動して、駆動アームを介して、昇降駆動体14dをガイド軸14cの軸線回りに回動させ、それにより、上記針棒に固定された針棒抱き14eを昇降駆動体14dとの連繋から解放し、主軸4と針棒12との連繋(上記連繋機構14a〜14eを介しての連繋)を遮断するようにすればよい。なお、上記ジャンプ信号は制御装置8から発するようにしてもよいし、各ヘッドに備える操作ボタン(図示省略)によって信号を出すようにしてもよい。
本件の多頭ミシンにおける天秤80は、上記主軸4に天秤駆動機構86を介して連繋されていて、上記針棒12の上下動と同期して揺動自在にされている。
この点を図4を用いて説明する。天秤80は支軸81に対して、上下方向の揺動運動を可能に装着されている。天秤80において、83は後述の天秤駆動機構86における駆動子90と係合する為の係合部、80aは糸通し孔、84はアーム9に固着された保持片85に嵌合させる嵌合部を示す。この嵌合部84は、後述する天秤切離し機構95によって、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90との係合が外れた場合(図5(B)に示される場合)に、天秤80の支軸81に対する回動をさせないように支える為のものである。
次に天秤駆動機構86について説明する。天秤駆動機構86は、天秤カム87、駆動レバー88、連繋レバー92を備える。天秤カム87は周知のように主軸4に連繋されており、カム溝87aを備える。駆動レバー88は、元部を枢軸89に枢着されて回動自在にされ、先端には駆動子90を備える。連繋レバー92は、図示のように一端を駆動レバー88の元部に一体に連結し他端には従動子93を備え、その従動子93は上記カム溝87aに位置させてある。周知のように主軸4の回動を、天秤カム87、駆動レバー88、連繋レバー92を介して伝え、天秤80を揺動させればよい。
この点を図4を用いて説明する。天秤80は支軸81に対して、上下方向の揺動運動を可能に装着されている。天秤80において、83は後述の天秤駆動機構86における駆動子90と係合する為の係合部、80aは糸通し孔、84はアーム9に固着された保持片85に嵌合させる嵌合部を示す。この嵌合部84は、後述する天秤切離し機構95によって、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90との係合が外れた場合(図5(B)に示される場合)に、天秤80の支軸81に対する回動をさせないように支える為のものである。
次に天秤駆動機構86について説明する。天秤駆動機構86は、天秤カム87、駆動レバー88、連繋レバー92を備える。天秤カム87は周知のように主軸4に連繋されており、カム溝87aを備える。駆動レバー88は、元部を枢軸89に枢着されて回動自在にされ、先端には駆動子90を備える。連繋レバー92は、図示のように一端を駆動レバー88の元部に一体に連結し他端には従動子93を備え、その従動子93は上記カム溝87aに位置させてある。周知のように主軸4の回動を、天秤カム87、駆動レバー88、連繋レバー92を介して伝え、天秤80を揺動させればよい。
次に、本件多頭ミシンにおける天秤切離し機構95は、各ヘッド 3、3・・・3において、夫々、上記各天秤80と主軸4との連繋を遮断する為に、上記天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90とを係脱可能にしてあり、天秤80と主軸4との間に備えさせてある。
この点を図2〜図6を用いて詳しく説明する。天秤切離し機構95は、被動部材96、第1〜第5部材97、98、99、101、104を備える。図3によく表れる被動部材96は、基軸21に対して上下動可能に装着されている。第1部材97は、被動部材96に連結され、基軸21に対して上下動可能に装着されている。さらに、第1部材97は掛止片106の掛止部106aと係合する為の掛受部97bを備える。図2、3によく表れる第3部材99は、枢軸100によってアーム9に対して往復回動自在に支持されており、その一端は第2部材98を介して第1部材97に連繋され、他端は一体的に形成された嵌合突部99aを介して第4部材101に連係されている。第4部材101は、矢印200、201方向に往復動自在に支持されており、図から理解できるように正面側には第3部材99の嵌合突部99aが係合する長溝状の嵌合凹部を備える。第5部材104は、天秤80と共に支軸81に対して往復動(図2に示される矢印200、201方向)可能に支持され、第4部材101と連結部101bでもって連結されている。
天秤切離し機構95は、布押え15を布押え昇降機構20における退避手段27を用いて、退避位置(布押え15の退避位置Uに相当する位置)に移動させるとき(詳細は後述)に、退避手段27における作動部材39が、図2,3の矢印203方向に移動し、天秤切離し機構95における被動部材96を作動させる(矢印203方向へ移動させ)。それにより第1部材97、第2部材98を矢印203方向へ移動して、第3部材99を矢印202方向に回動し、第4部材101、第5部材104が矢印200方向に移動して、天秤80を矢印200方向へ移動させる。これにより、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90との係合を外す(図5(B)参照)ようにしてある。
なお、被動部材96は、第1部材97と別部材で形成したものを第1部材97に一体的に固着させて構成してもよいが、第1部材97の下部97aを被動部材96として利用するようにしてもよい。
この点を図2〜図6を用いて詳しく説明する。天秤切離し機構95は、被動部材96、第1〜第5部材97、98、99、101、104を備える。図3によく表れる被動部材96は、基軸21に対して上下動可能に装着されている。第1部材97は、被動部材96に連結され、基軸21に対して上下動可能に装着されている。さらに、第1部材97は掛止片106の掛止部106aと係合する為の掛受部97bを備える。図2、3によく表れる第3部材99は、枢軸100によってアーム9に対して往復回動自在に支持されており、その一端は第2部材98を介して第1部材97に連繋され、他端は一体的に形成された嵌合突部99aを介して第4部材101に連係されている。第4部材101は、矢印200、201方向に往復動自在に支持されており、図から理解できるように正面側には第3部材99の嵌合突部99aが係合する長溝状の嵌合凹部を備える。第5部材104は、天秤80と共に支軸81に対して往復動(図2に示される矢印200、201方向)可能に支持され、第4部材101と連結部101bでもって連結されている。
天秤切離し機構95は、布押え15を布押え昇降機構20における退避手段27を用いて、退避位置(布押え15の退避位置Uに相当する位置)に移動させるとき(詳細は後述)に、退避手段27における作動部材39が、図2,3の矢印203方向に移動し、天秤切離し機構95における被動部材96を作動させる(矢印203方向へ移動させ)。それにより第1部材97、第2部材98を矢印203方向へ移動して、第3部材99を矢印202方向に回動し、第4部材101、第5部材104が矢印200方向に移動して、天秤80を矢印200方向へ移動させる。これにより、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90との係合を外す(図5(B)参照)ようにしてある。
なお、被動部材96は、第1部材97と別部材で形成したものを第1部材97に一体的に固着させて構成してもよいが、第1部材97の下部97aを被動部材96として利用するようにしてもよい。
図2〜4に表れる106は、縫製中において、天秤切離し機構95における第5部材104が図2の矢印200方向に移動しないようにする為の掛止部材で、ミシンアームに対して支軸107を中心に往復回動可能に支持されている。掛止部材106において、106aは掛受部97bを係合する為の掛止部、108は掛止部材106の掛止部106aを第1部材97方向に付勢する為のばねを示す。
次に、本件多頭ミシンにおける布押え15は、上記針棒12の外周位置に配置され、上記各ヘッド3、3・・・3に夫々配設された布押え昇降機構20によって縫製範囲15aを上下動自在にされている。この点を図2〜図4、図6を用いて詳しく説明する。
布押え15は、図2、図4に良く表れるように、中空のニップルパイプ16と、ニップルパイプ16の下端に取り付けられている布押え部材17を備える。
上記布押え昇降機構20について説明する。布押え昇降機構20は、ニップルパイプ16の上端に取付けられたニップルリング18と、針棒12と平行にミシンアーム9に対して配設された基軸21と、ストロークアーム22と、昇降部材23、駆動機構24、25と、作動部材39を備える。
ストロークアーム22は、図2、図3に表れるように、元部が基軸21に対して上下動可能に支持されており、ストロークアーム22の腕部22aは、ニップルリング18の係合溝18aに対して上下方向への動力伝達可能に係合している。
昇降部材23は、基軸21に対して上下動可能に支持されている。図3に示される28は、ストロークアーム22をブロック部材38を介して下方向(昇降部材23の下部23aの方向)に付勢する為のばねの存在を示す。
駆動機構24、25は、周知の正逆回動するパルスモータ24と、モータ24の出力軸24aの正逆回動運動を、基軸21に対して上下運動にして伝達する為の布押えの制御機構25を備える。制御機構25において、25aはモーター24の軸24aに固着され、リンク部材25bの一端に回動自在に連結している連係部材、25cはアーム9に対して枢軸25dを枢着され、一端はリンク部材25b、他端はリンク部材25eの一端に回動自在に連結されている駆動レバーを示し、リンク部材25eの他端は昇降部材23に対して回動自在に連結されている。
作動部材39は、上記天秤切離し機構95を作動させる為もので、図示のように昇降部材23の上端に一体的に配置されている。なお、作動部材39は、昇降部材23と別部材で形成したものを昇降部材23の上端に一体的に構成してもよいが、昇降部材23の昇降部材23の上部23bを作動部材39として利用するようにしてもよい。
布押え15は、図2、図4に良く表れるように、中空のニップルパイプ16と、ニップルパイプ16の下端に取り付けられている布押え部材17を備える。
上記布押え昇降機構20について説明する。布押え昇降機構20は、ニップルパイプ16の上端に取付けられたニップルリング18と、針棒12と平行にミシンアーム9に対して配設された基軸21と、ストロークアーム22と、昇降部材23、駆動機構24、25と、作動部材39を備える。
ストロークアーム22は、図2、図3に表れるように、元部が基軸21に対して上下動可能に支持されており、ストロークアーム22の腕部22aは、ニップルリング18の係合溝18aに対して上下方向への動力伝達可能に係合している。
昇降部材23は、基軸21に対して上下動可能に支持されている。図3に示される28は、ストロークアーム22をブロック部材38を介して下方向(昇降部材23の下部23aの方向)に付勢する為のばねの存在を示す。
駆動機構24、25は、周知の正逆回動するパルスモータ24と、モータ24の出力軸24aの正逆回動運動を、基軸21に対して上下運動にして伝達する為の布押えの制御機構25を備える。制御機構25において、25aはモーター24の軸24aに固着され、リンク部材25bの一端に回動自在に連結している連係部材、25cはアーム9に対して枢軸25dを枢着され、一端はリンク部材25b、他端はリンク部材25eの一端に回動自在に連結されている駆動レバーを示し、リンク部材25eの他端は昇降部材23に対して回動自在に連結されている。
作動部材39は、上記天秤切離し機構95を作動させる為もので、図示のように昇降部材23の上端に一体的に配置されている。なお、作動部材39は、昇降部材23と別部材で形成したものを昇降部材23の上端に一体的に構成してもよいが、昇降部材23の昇降部材23の上部23bを作動部材39として利用するようにしてもよい。
次に上記の布押えの制御機構25を用いた縫製範囲昇降手段26(布押え15を下死点Lと上死点Hの範囲(縫製範囲)で上下動させる手段)を図6(A)を用いて説明する。パルスモータの軸24aを、連係部材25aが矢印78aの範囲内(実線で示す位置から一点鎖線で示す位置の範囲内)で往復回動するように回動させる。すると駆動レバー25cは矢印78bの範囲内(実線で示す位置から一点鎖線で示す位置の範囲内)で往復回動し、リンク部材25eは実線で示す位置と一点鎖線で示す位置を往復動して、昇降部材23を矢印78cの範囲内で往復上下動させる。この上下動の動きは、ストロークアーム22を介して、布押え15を下死点Lと上死点Hの範囲で上下動させる動きになる。
次に上記の布押えの制御機構25を用いた退避手段27(布押え15を上死点Hよりもさらに上方の退避位置Uに移動させる手段)を図6(B)を用いて説明する。パルスモータの軸24aを連係部材25aが矢印79aの範囲内(一点鎖線で示す位置から実線で示す位置の範囲内)で往復回動するように回動させる。すると駆動レバー25cは矢印79bの範囲内(一点鎖線で示す位置から実線で示す位置の範囲内)で往復上下動し、リンク部材25eは一点鎖線で示す位置と実線で示す位置とを往復動して、昇降部材23を矢印79cの範囲内で往復上下動させる。この上下動の動きは、ストロークアーム22を介して、布押え15を上死点Hよりもさらに上方の退避位置Uに移動させる動きになる。
繰り返すと、布押え昇降機構20の縫製範囲昇降手段26を用いて、モータ24の出力軸24aの往復回動を、制御機構25、昇降部材23、ストロークアーム22、ニップルリング18を介して伝え、布押え15を針13の上下動作に対して所定のタイミングで下死点Lと上死点Hの範囲を上下動させることができるようにしてある(図2、3、9参照)。
さらに、周知のように、布押え昇降機構20の退避手段27を用いて、モータ24の出力軸24aの回転を、制御機構25、昇降部材23、ストロークアーム22、ニップルリング18を介して伝え、布押え15を上死点Hよりもさらに上方の退避位置Uに移動させ、刺繍枠6を移動させる為の空間をベッド1の上に作ることができるようにしてある(図2、3、9参照)。なお、上記退避手段27を動作させる信号は制御装置8から発するようにしてもよいし、各ヘッドに備える操作ボタンによって信号を出すようにしてもよい。
さらに、周知のように、布押え昇降機構20の退避手段27を用いて、モータ24の出力軸24aの回転を、制御機構25、昇降部材23、ストロークアーム22、ニップルリング18を介して伝え、布押え15を上死点Hよりもさらに上方の退避位置Uに移動させ、刺繍枠6を移動させる為の空間をベッド1の上に作ることができるようにしてある(図2、3、9参照)。なお、上記退避手段27を動作させる信号は制御装置8から発するようにしてもよいし、各ヘッドに備える操作ボタンによって信号を出すようにしてもよい。
さらに布押え15は、方向出し回動機構29によって、針棒12の軸心を中心に往復回動自在にしてある。
方向出し回動機構29について図4を用いて説明する。方向出し回動機構29は、布押え15の押え部17aが、下死点Lでは常にコード等63を押えることができるように方向制御(「方向出し」ともいう)する為のもので、符号32〜37で示される部材を備える。
32は伝達軸で軸受け33によって回動自在に支持されている。伝達軸32の一端は一対の伝達ギア31,31を介して駆動軸5に連繋されている。34は伝達軸32の他端に取付けられた伝達ギア、35はミシンアーム9に固定された筒状のガイドブラケット10の上部における外周に対して回動自在に取付けられた伝達ギアを示し、伝達ギア34、35は噛み合っている。37は伝達ギア35の上面に一体的に備えられた係止片(ロータリーガイド)を示し、図2、4から理解できるように伝達ギア35の軸心方向に突出状に形成されている。係止片37の先端は、上記ニップルパイプ16の外周に上下方向に長く形成されている溝16aに上下動自在に係合している。駆動軸5を往復回転させると、伝達ギア31、伝達軸32、伝達ギア34、35、係止片37を介してニップルパイプ16は往復回動され、布押え15の押え部17aは方向制御できるようにしてある。
方向出し回動機構29を用いての布押え15の往復回動の範囲は、方向出しに必要な範囲と、後述する連係手段71の連係又は遮断させる為に必要な範囲とを選択的に設定できるようにしてある。方向出しに必要な範囲は、布移動による縫い進み方向(運針方向とも称される)に関連して、布押え15の押え部17aが下死点Lで常にコード等63を押えることができるような範囲に設定すればよく、例えば、最大120°の範囲内(図8の符号112で示される範囲)で縫い進み方向に対応させて任意角度に回動するように設定すればよい。
方向出し回動機構29について図4を用いて説明する。方向出し回動機構29は、布押え15の押え部17aが、下死点Lでは常にコード等63を押えることができるように方向制御(「方向出し」ともいう)する為のもので、符号32〜37で示される部材を備える。
32は伝達軸で軸受け33によって回動自在に支持されている。伝達軸32の一端は一対の伝達ギア31,31を介して駆動軸5に連繋されている。34は伝達軸32の他端に取付けられた伝達ギア、35はミシンアーム9に固定された筒状のガイドブラケット10の上部における外周に対して回動自在に取付けられた伝達ギアを示し、伝達ギア34、35は噛み合っている。37は伝達ギア35の上面に一体的に備えられた係止片(ロータリーガイド)を示し、図2、4から理解できるように伝達ギア35の軸心方向に突出状に形成されている。係止片37の先端は、上記ニップルパイプ16の外周に上下方向に長く形成されている溝16aに上下動自在に係合している。駆動軸5を往復回転させると、伝達ギア31、伝達軸32、伝達ギア34、35、係止片37を介してニップルパイプ16は往復回動され、布押え15の押え部17aは方向制御できるようにしてある。
方向出し回動機構29を用いての布押え15の往復回動の範囲は、方向出しに必要な範囲と、後述する連係手段71の連係又は遮断させる為に必要な範囲とを選択的に設定できるようにしてある。方向出しに必要な範囲は、布移動による縫い進み方向(運針方向とも称される)に関連して、布押え15の押え部17aが下死点Lで常にコード等63を押えることができるような範囲に設定すればよく、例えば、最大120°の範囲内(図8の符号112で示される範囲)で縫い進み方向に対応させて任意角度に回動するように設定すればよい。
次に、布に対して飾り糸、紐、テープ、ビーズ素材糸等の紐類(「コード等」という)の刺繍材を針下位置で供給する為のガイド機構40について説明する。ガイド機構40は、布押え15の外周位置において布押え15を中心に往復回動自在に設けられた中空軸部材41と、ボビン60から繰り出されるコード等を針落ち位置1bへ向けて案内する為のガイド部56を有するガイド部材55と、ボビン60と、ガイド駆動手段65を備える。
中空軸部材41の本体部42は、図から理解できるように筒状に形成され、その周壁には上下方向に長い長孔45が形成されている。長孔45の幅寸法L2は後述する連係手段71における係止部75が、貫通した状態で上下動でき、さらに、中空軸部41の往復回動によって、係止部75、上下部材74を介してガイド部材55を往復回動させるような幅寸法に設定するとよい。長孔45の長さL1は、後述する連係手段71が連係した状態(図1、3の状態)で、布押え15が退避位置Uまで上昇できるような寸法に設定するとよい。46は本体部42の下端に形成された切欠部を示し、その大きさは後述する千鳥ガイド部材55が退避位置Uに上昇するのを妨げられず通過できる大きさに形成するとよい。43は本体部42の上端に突設させた張出部で、後述するボビンの保持具61を装着し、重量のあるボビン60を安定的に保持できるように形成してある。
ガイド部材55は、上記針棒12の外周位置にあって、ガイド駆動手段65によって針棒12の軸心を中心に往復回動自在に構成して、上記ガイド部56をベッド上面1aの近くで、その面に沿って、針落ち位置1bを中心に左右に往復回動自在にさせると共に、上記ガイド部材55の往復回動範囲は、方向出しに必要な範囲と、千鳥振りに必要な範囲を選択的に設定できるように構成してある。
ガイド部材55は、元部が後述する連係部材71の上下部材74の外周74aに任意の固着手段、例えば、リベット止めで止着され、上下部材74を介して中空軸部材41と共に往復回動できるようにしてある。なお、ガイド部材55は、複数の別部材(部材55a、55b)を伸縮自在に連結して構成してある。58は部材55bに形成したガイド部56の高さを調節する為の上下方向に長い透孔、59は部材55aと部材55bとを伸縮調節する為の調節ねじの存在を示し、ベッド1に対するガイド部56の高さを変更できるようにしてある。
上記ガイド部材55の方向出しに必要な範囲は、布移動による縫い進み方向に関連して、ガイド部材55が常に縫い進み方向の前方に位置するような範囲に設定すればよく、例えば最大120°の範囲内で縫い進み方向に対応させて任意角度に回動するように設定すればよい(図10の符号113で示される範囲参照)。さらに、ガイド部材55の方向出しの往復回動は、上記布押え55の方向出しの往復回動と同期させて動作させればよい。
上記千鳥振りに必要な範囲は、布7に縫い付けられたコード等63を針落ち位置1bの上から左(図8におけるにおけるLの方向)又は右(図8におけるにおけるRの方向)に交互に外すことを可能にする寸法に設定すればよく、例えば最大90°の範囲を往復回動するように設定すればよい(図8の符号W1で示される範囲参照)。
さらに、ガイド部56の振り幅W1区間の回動動作のタイミングは、布押え15がコード等63を押えている状態Pのときから次のステップで布押えがコード等63を押えている状態Pのときの間に回動動作をさせるようにしてある(図9参照)。
なお、ガイド部56の形状は、広く知られているようにコード等の種類に対応させて選択すればよい。
60は周知のようにコード63等を巻き付けた状態で蓄えるボビンを示し、61はボビン60を回動自在に支持する保持具を示す。
ガイド部材55は、元部が後述する連係部材71の上下部材74の外周74aに任意の固着手段、例えば、リベット止めで止着され、上下部材74を介して中空軸部材41と共に往復回動できるようにしてある。なお、ガイド部材55は、複数の別部材(部材55a、55b)を伸縮自在に連結して構成してある。58は部材55bに形成したガイド部56の高さを調節する為の上下方向に長い透孔、59は部材55aと部材55bとを伸縮調節する為の調節ねじの存在を示し、ベッド1に対するガイド部56の高さを変更できるようにしてある。
上記ガイド部材55の方向出しに必要な範囲は、布移動による縫い進み方向に関連して、ガイド部材55が常に縫い進み方向の前方に位置するような範囲に設定すればよく、例えば最大120°の範囲内で縫い進み方向に対応させて任意角度に回動するように設定すればよい(図10の符号113で示される範囲参照)。さらに、ガイド部材55の方向出しの往復回動は、上記布押え55の方向出しの往復回動と同期させて動作させればよい。
上記千鳥振りに必要な範囲は、布7に縫い付けられたコード等63を針落ち位置1bの上から左(図8におけるにおけるLの方向)又は右(図8におけるにおけるRの方向)に交互に外すことを可能にする寸法に設定すればよく、例えば最大90°の範囲を往復回動するように設定すればよい(図8の符号W1で示される範囲参照)。
さらに、ガイド部56の振り幅W1区間の回動動作のタイミングは、布押え15がコード等63を押えている状態Pのときから次のステップで布押えがコード等63を押えている状態Pのときの間に回動動作をさせるようにしてある(図9参照)。
なお、ガイド部56の形状は、広く知られているようにコード等の種類に対応させて選択すればよい。
60は周知のようにコード63等を巻き付けた状態で蓄えるボビンを示し、61はボビン60を回動自在に支持する保持具を示す。
次に図2、4を用いて、ガイド部材55とボビン60とを回動駆動する為のガイド駆動手段65について説明する。66は周知のモータを示し、67はモータ66の駆動軸に連繋されているプーリー、68は中空軸部材41に連繋されているプーリーを示す。69はプーリー67、68に巻掛けられているタイミングベルトを示す。モータによる駆動軸の回動に伴って、プーリー67、タイミングベルト69、プーリー68、中空軸部材41が回動され、ガイド部材55は上下部材74を介して中空軸部材41と、ボビン60は中空軸部材41と共に、回動駆動できるようにしてある。
なお、針13、布押え15、刺繍枠6、ガイド機構40等の関連動作の状態は図9に示す。これらの動作は、周知のように制御装置8によるコンピュータ制御によりすればよい。
なお、針13、布押え15、刺繍枠6、ガイド機構40等の関連動作の状態は図9に示す。これらの動作は、周知のように制御装置8によるコンピュータ制御によりすればよい。
次に、布押え15の上下動によって、ガイド部56を連動的に上下動させる為の連係手段71について図4から図8、図10を用いて説明する。連係手段71は、係合部72、係止部75,リング状の上下部材74を備える。
係合部72は、布押え15の外周面から中空軸部材41の内周面に向けて、2つの突部が上下方向に間隔を隔てて突出するように設けてある。係合部72の布押え15における配設位置は、布押え15を回動させて、後述する係止部75と上下方向に重合した状態(図10参照)で係止部75を上下から挟むように配置させてある。さらに、突出寸法は、布押え15が往復回動でき、係止部75と先端部相互が上下方向に重合し、かつ、係合できるような寸法に設定してある。
上下部材74は、中空軸部材41の外周位置に備えさせてあり、中空軸部材41に対して上下動自在に構成してある。
係止部75は、係合部72と係合させる為に、図示の如く上下部材74の長孔45に対向する位置に、布押え15の側に向けて長孔45を貫通した状態で突出させて設けている。係止部75の配設位置は、連係手段71が遮断するようにした状態(図4、8の状態)で、係合部72と対称位置に配設したものを図示したが、係合部72の位置と相対的に決定すればよい。即ち、千鳥縫い時における布押え15の回動範囲とガイド部材55の回動範囲を考慮して、縫製時に相互に干渉しないように決定すればよく、例えば、図8に示されるように布押え15の回動範囲が最大120°;ガイド部材55の回動範囲が最大90°である場合、係合部72は回動範囲W3(120°)を回動し、係止部75は回動範囲W2(90°)を回動するので、夫々の回動範囲W2、W3が重ならない位置(相互に干渉しない位置)に配設すればよい。例えば、係止部75を符号75’で示す位置に設けてもよい。なお、係止部75は上下部材74とは別部材で形成し、上下部材74の内周面に固着するものを図示したが、係止部75と上下部材74と一体材で形成してもよい。
係合部72は、布押え15の外周面から中空軸部材41の内周面に向けて、2つの突部が上下方向に間隔を隔てて突出するように設けてある。係合部72の布押え15における配設位置は、布押え15を回動させて、後述する係止部75と上下方向に重合した状態(図10参照)で係止部75を上下から挟むように配置させてある。さらに、突出寸法は、布押え15が往復回動でき、係止部75と先端部相互が上下方向に重合し、かつ、係合できるような寸法に設定してある。
上下部材74は、中空軸部材41の外周位置に備えさせてあり、中空軸部材41に対して上下動自在に構成してある。
係止部75は、係合部72と係合させる為に、図示の如く上下部材74の長孔45に対向する位置に、布押え15の側に向けて長孔45を貫通した状態で突出させて設けている。係止部75の配設位置は、連係手段71が遮断するようにした状態(図4、8の状態)で、係合部72と対称位置に配設したものを図示したが、係合部72の位置と相対的に決定すればよい。即ち、千鳥縫い時における布押え15の回動範囲とガイド部材55の回動範囲を考慮して、縫製時に相互に干渉しないように決定すればよく、例えば、図8に示されるように布押え15の回動範囲が最大120°;ガイド部材55の回動範囲が最大90°である場合、係合部72は回動範囲W3(120°)を回動し、係止部75は回動範囲W2(90°)を回動するので、夫々の回動範囲W2、W3が重ならない位置(相互に干渉しない位置)に配設すればよい。例えば、係止部75を符号75’で示す位置に設けてもよい。なお、係止部75は上下部材74とは別部材で形成し、上下部材74の内周面に固着するものを図示したが、係止部75と上下部材74と一体材で形成してもよい。
上記連係手段71の連係又は遮断の操作は、上記方向出し回動機構29を利用して、布押え15を「連係手段71の連係又は遮断させる為に必要な範囲」に回動させることにより、選択的に連係又は遮断できるようにしてある。「連係手段71の連係又は遮断させる為に必要な範囲」は、連係手段71を連係させたときに、係合部72と係止部75が係合して、布押え15の上下動によって、上記ガイド部56を連動的に上下動させるようになり(図10参照)、連係手段71を遮断させたときに、係合部72と係止部75の係合が外れ、かつ、千鳥縫いの縫製時に布押え15とガイド部材55の回動範囲が相互に干渉しないようになればよく(図8参照)、例えば180°に設定すればよい。
52は中空軸部材41の本体部42の外周に配置され、上下部材74を下方向に付勢する為のばねを示す。
52は中空軸部材41の本体部42の外周に配置され、上下部材74を下方向に付勢する為のばねを示す。
上記構成のものを用いて、複数のヘッド3、3・・・3における針棒と布押えを動作させての縫製中、少なくとも1つのヘッド3aについてトラブル(例えば糸切れ)があった場合について説明する。
作業員は、通常行われるように制御装置8を操作して主軸4の回動を止めて縫製を中断させる。
作業員は、トラブルがあったヘッド3aについて、通常行われるように、ジャンプ信号を発する操作ボタンを操作して、切離し機構4aを動作させ、針棒12に固定された針棒抱き14eを昇降駆動体14dとの連繋から解放し、主軸4と針棒12との連繋を遮断させる。
引き続いて作業員は、通常行われるようにヘッド3aに備える操作ボタンを操作して、ヘッド3aにおける布押え15を、布押え昇降機構20の退避手段27を用いて退避位置Uへ移動させる。
この布押え15を退避位置Uに移動させるときに、上述したように、退避手段27における昇降部材23が上方(図3、6における矢印203方向)へ移動する。その移動過程において、退避手段27における作動部材39が、掛止片106における当接面106bに当たる。
さらに昇降部材23が上昇すると、掛止片106は作動部材39に押し上げられて図3に示される矢印204方向に回動し、掛止部106aと掛受部97bとの係合が外れる。
さらに昇降部材23は移動し、退避位置Uまで移動して停止する(図6(B)における実線で示される状態)。この過程で、昇降部材23の上端に備えられた作動部材39が被動部材96に当接し、被動部材96を上方(矢印203方向)へ移動する。すると、上述したように、退避手段27における作動部材39が、天秤切離し機構95における被動部材96を作動させ、第1部材97、第2部材98、第3部材99、第4部材101、第5部材104を介して天秤80を矢印200方向へ移動させ、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90との係合を外す(図5(B)、図6(B)参照)。このことは、天秤80と主軸4との連繋を、布押え15を退避位置Uに移動させる操作と連動させて遮断させることになる。
作業員は、通常行われるように制御装置8を操作して主軸4の回動させ縫製を再開させる。 この状態では、トラブルがあったヘッド3a以外の複数のヘッドは、各針棒、天秤、布押え等を同時に動作させて、再び縫製を開始する。一方、トラブルがあったヘッド3aについては針棒の上下動も天秤80の揺動も停止しており、作業員から見て、ヘッドが完全に停止したという安心感をもつことができる。
作業員は、通常行われるように制御装置8を操作して主軸4の回動を止めて縫製を中断させる。
作業員は、トラブルがあったヘッド3aについて、通常行われるように、ジャンプ信号を発する操作ボタンを操作して、切離し機構4aを動作させ、針棒12に固定された針棒抱き14eを昇降駆動体14dとの連繋から解放し、主軸4と針棒12との連繋を遮断させる。
引き続いて作業員は、通常行われるようにヘッド3aに備える操作ボタンを操作して、ヘッド3aにおける布押え15を、布押え昇降機構20の退避手段27を用いて退避位置Uへ移動させる。
この布押え15を退避位置Uに移動させるときに、上述したように、退避手段27における昇降部材23が上方(図3、6における矢印203方向)へ移動する。その移動過程において、退避手段27における作動部材39が、掛止片106における当接面106bに当たる。
さらに昇降部材23が上昇すると、掛止片106は作動部材39に押し上げられて図3に示される矢印204方向に回動し、掛止部106aと掛受部97bとの係合が外れる。
さらに昇降部材23は移動し、退避位置Uまで移動して停止する(図6(B)における実線で示される状態)。この過程で、昇降部材23の上端に備えられた作動部材39が被動部材96に当接し、被動部材96を上方(矢印203方向)へ移動する。すると、上述したように、退避手段27における作動部材39が、天秤切離し機構95における被動部材96を作動させ、第1部材97、第2部材98、第3部材99、第4部材101、第5部材104を介して天秤80を矢印200方向へ移動させ、天秤80の係合部83と天秤駆動機構86の駆動子90との係合を外す(図5(B)、図6(B)参照)。このことは、天秤80と主軸4との連繋を、布押え15を退避位置Uに移動させる操作と連動させて遮断させることになる。
作業員は、通常行われるように制御装置8を操作して主軸4の回動させ縫製を再開させる。 この状態では、トラブルがあったヘッド3a以外の複数のヘッドは、各針棒、天秤、布押え等を同時に動作させて、再び縫製を開始する。一方、トラブルがあったヘッド3aについては針棒の上下動も天秤80の揺動も停止しており、作業員から見て、ヘッドが完全に停止したという安心感をもつことができる。
A・・・多頭ミシン、1・・・ベッド、3・・・ヘッド、4・・・主軸、5・・・駆動軸、6・・・刺繍枠、8・・・制御装置、9・・・アーム、10・・・ガイドブラケット、12・・・針棒、13・・・針、15・・・布押え、16・・・ニップルパイプ、17・・・布押え部材、18・・・ニップルリング、20・・・布押え昇降機構、21・・・基軸、22・・・ストロークアーム、23・・・昇降部材、25・・・制御機構、26・・・縫製範囲昇降手段、27・・・退避手段、29・・・方向出し回動機構、31・・・伝達ギア、32・・・伝達軸、37・・・係止片(ロータリーガイド)、39・・・作動部材、40・・・ガイド機構、41・・・中空軸部材、55・・・ガイド部材、58・・・透孔、60・・・ボビン、61・・・保持具、63・・・コード等、65・・・ガイド駆動手段、80・・・天秤、81・・・支軸、82・・・連繋部、83・・・係合部、84・・・嵌合部、86・・・天秤駆動機構、87・・・天秤カム、88・・・駆動レバー、89・・・枢軸、90・・・駆動子、92・・・連繋レバー、93・・・従動子、95・・・天秤切離し機構、96・・・被動部材
Claims (1)
- ベッドの上方に並列させた複数のヘッドと、
上記複数のヘッド に亘って配置された主軸とを備え、
上記複数のヘッド 夫々には、上記主軸に連繋されていて上下動自在にされている針棒と、
上記主軸に天秤駆動機構を介して連繋されていて、上記針棒の上下動と同期して揺動自在にされている天秤と、
上記針棒の外周位置に配置され、上記各ヘッドに配設された布押え昇降機構によって縫製範囲を上下動自在にされている布押えと、
上記針棒と主軸との連繋を遮断する為に、主軸4と針棒の間に配設された切離し機構とを備え、
さらに、上記布押え昇降機構は、布押えを退避位置に上昇させる為の退避手段を備えている多頭ミシンにおいて、
上記各ヘッドにおいては、夫々、上記各天秤と主軸との連繋を遮断する為に、上記天秤の係合部と天秤駆動機構の駆動子とを係脱可能にしてある天秤切離し機構を、天秤と主軸との間に備えさせ、
上記布押えを布押え昇降機構の退避手段を用いて退避位置に移動させるときに、上記退避手段における作動部材が、天秤切離し機構における被動部材を作動させて、天秤の係合部と天秤駆動機構の駆動子との係合を外して、天秤と主軸との連繋を、布押えを退避位置に移動させる操作と連動させて遮断させるようにしてあることを特徴とする多頭ミシン。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN111593509A (zh) * | 2020-06-16 | 2020-08-28 | 浙江乐佳机电有限公司 | 绣花机头的机械结构 |
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CN115182116A (zh) * | 2022-08-15 | 2022-10-14 | 浙江信胜科技股份有限公司 | 一种低振动的多针绣花机机头 |
-
2007
- 2007-05-17 JP JP2007131883A patent/JP2008284158A/ja active Pending
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