JP2008268624A - Projector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、入力される画像信号に応じた画像を投写するプロジェクタに関する。 The present invention relates to a projector that projects an image according to an input image signal.
プロジェクタを用いてプレゼンテーションや映像鑑賞を行っている途中に、時刻を確認したい場合がある。ところが、室内を暗くした状態でプロジェクタを使用している場合には、室内の時計が見えにくく、時刻の確認が困難であった。また、室内がさほど暗くない状態であっても、時刻を確認することによってプレゼンテーションの進行や映像の鑑賞が途切れてしまうことがあった。特許文献1には、表示すべき画像内に時刻を表示可能なプロジェクタが提案されている。このプロジェクタによれば、画像の中に時刻が表示されるため、室内の明暗に拘わらず、画像から視線を外すことなく時刻の確認が可能となる。
There are cases in which it is desired to check the time during presentation or video viewing using a projector. However, when the projector is used with the room darkened, it is difficult to see the clock in the room and it is difficult to check the time. In addition, even when the room is not so dark, the presentation progress and video viewing may be interrupted by checking the time.
しかしながら、画像の中に時刻を表示することは、表示すべき画像の一部を時刻で隠してしまうことになるため、時刻の表示を必要としない場合に目障りになってしまうという問題を有している。プロジェクタの本体やリモコンに、時刻の表示と非表示とを切り換えるためのボタンを備えるようにしても、時刻の確認の度にこのボタンを操作しなければならないため、ユーザに煩わしさを感じさせてしまうことになる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示すべき画像を隠すことなく、時刻等の文字情報を表示可能なプロジェクタを提供することにある。
However, displaying the time in the image hides a part of the image to be displayed by the time, and thus has a problem that it becomes annoying when the time display is not required. ing. Even if the projector main unit or remote control is equipped with a button for switching between time display and non-display, this button must be operated each time the time is confirmed, which makes the user feel bothersome. Will end up.
SUMMARY An advantage of some aspects of the invention is that it provides a projector capable of displaying character information such as time without hiding an image to be displayed.
本発明のプロジェクタは、光源と、前記光源から射出された光を変調して画像を形成する光変調装置と、前記光変調装置で形成された画像を投写する投写光学系と、前記光変調装置の一部の領域に、入力される画像信号に基づく入力画像を形成させる画像信号処理部と、前記光変調装置の前記一部の領域の外側に、文字情報を表す文字画像を形成させる文字表示部と、を備えたことを特徴とする。 The projector of the present invention includes a light source, a light modulation device that forms an image by modulating light emitted from the light source, a projection optical system that projects an image formed by the light modulation device, and the light modulation device An image signal processing unit that forms an input image based on an input image signal in a partial area of the image, and a character display that forms a character image representing character information outside the partial area of the light modulation device And a section.
このプロジェクタによれば、文字表示部が、入力画像の外側に文字画像を形成させるため、文字情報は、投写される入力画像の外側に表示されることになる。このため、表示すべき画像を隠すことなく、時刻等の文字情報を表示することが可能となる。 According to this projector, since the character display unit forms a character image outside the input image, the character information is displayed outside the projected input image. Therefore, character information such as time can be displayed without hiding the image to be displayed.
このプロジェクタにおいて、前記画像信号処理部は、あおり投写を行う場合に生じる台形歪を補正するために、前記光変調装置に形成させる前記入力画像を縮小させる台形歪補正部を備え、前記文字表示部は、前記台形歪補正部が前記入力画像を縮小させることによって生じる余剰領域に前記文字画像を形成させることが望ましい。 In the projector, the image signal processing unit includes a trapezoidal distortion correction unit that reduces the input image formed in the light modulation device in order to correct the trapezoidal distortion that occurs when tilt projection is performed, and the character display unit In this case, it is preferable that the character image is formed in a surplus area generated by the keystone distortion correcting unit reducing the input image.
このプロジェクタによれば、台形歪補正部が、台形歪を補正すべく入力画像を縮小させ、文字表示部が、台形歪補正部による入力画像の縮小によって生じる余剰領域に文字画像を形成させている。このため、文字情報を表示する領域を確保するために改めて入力画像を縮小させる必要がなくなるため、縮小に伴う入力画像の劣化(画質低下)を抑制することが可能となる。 According to this projector, the trapezoidal distortion correction unit reduces the input image to correct the trapezoidal distortion, and the character display unit forms a character image in a surplus area generated by the reduction of the input image by the trapezoidal distortion correction unit. . For this reason, it is not necessary to reduce the input image again in order to secure an area for displaying the character information, and therefore it is possible to suppress deterioration of the input image (degradation of image quality) due to the reduction.
このプロジェクタにおいて、前記画像信号処理部は、前記一部の領域の外側に、前記文字画像を形成可能な余剰領域がない場合に、前記入力画像を縮小させて必要な余剰領域を設けるようにしてもよい。 In this projector, the image signal processing unit may reduce the input image to provide a necessary surplus area when there is no surplus area capable of forming the character image outside the partial area. Also good.
このプロジェクタによれば、文字画像を形成可能な余剰領域がない場合に、画像信号処理部が、入力画像を縮小させて必要な余剰領域を設けるようにしているため、常に入力画像の外側に文字画像を表示することが可能となる。 According to this projector, when there is no surplus area in which a character image can be formed, the image signal processing unit reduces the input image so as to provide a necessary surplus area. Therefore, the character is always outside the input image. An image can be displayed.
このプロジェクタにおいて、前記文字表示部は、前記一部の領域の外側に、前記文字画像を形成可能な余剰領域がある場合にのみ、当該余剰領域に前記文字画像を形成させるようにしてもよい。 In this projector, the character display unit may form the character image in the surplus area only when the surplus area where the character image can be formed is outside the partial area.
このプロジェクタによれば、文字情報を表示するだけのために入力画像を縮小させる必要がなくなるため、縮小に伴う入力画像の劣化(画質低下)を抑制することが可能となる。 According to this projector, since it is not necessary to reduce the input image only for displaying the character information, it is possible to suppress deterioration of the input image (degradation of image quality) due to the reduction.
このプロジェクタにおいて、前記文字情報は、日付及び時刻の少なくとも一方を表す日時情報であることが望ましい。 In this projector, it is preferable that the character information is date information representing at least one of a date and a time.
このプロジェクタによれば、入力画像の外側に日付や時刻が表示されるため、プレゼンテーションや映像鑑賞の途中に、カレンダーや時計を見る必要がなくなる。 According to this projector, since the date and time are displayed outside the input image, it is not necessary to look at the calendar or the clock during the presentation or video viewing.
以下、本発明の実施形態に係るプロジェクタについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクタを示す斜視図であり、スクリーンに画像を投写する様子を示している。
図1に示すように、プロジェクタ1は、パーソナルコンピュータ等の外部の画像供給装置2から入力される画像信号に応じた画像(入力画像Gi)をスクリーンSC等に投写するとともに、入力画像Giの外側上方に、日付や時刻等の文字情報(日時情報)を表す文字画像Gtを投写することができる。つまり、プロジェクタ1から投写された画像(投写画像Ga)には、入力画像Giと文字画像Gtとが含まれている。
Hereinafter, a projector according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing a projector according to the present embodiment, and shows how an image is projected on a screen.
As shown in FIG. 1, the
図2は、本実施形態のプロジェクタの概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクタ1は、画像の投写を行う画像投写部10と、制御部20と、入力操作部21と、時計部22と、画像信号入力部31と、画像信号処理部32と、合成処理部34とを有している。
FIG. 2 is a block diagram illustrating a schematic configuration of the projector according to the present embodiment.
As shown in FIG. 2, the
画像投写部10は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型光源ランプからなる光源11と、光源11から射出される光を変調して画像を形成する光変調装置としての液晶ライトバルブ12と、液晶ライトバルブ12で形成された画像をスクリーンSC等に拡大投写する投写光学系としての投写レンズ13と、液晶ライトバルブ12を駆動するライトバルブ駆動部14とを備えている。
The
液晶ライトバルブ12は、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12には、マトリクス状に配列された複数の画素Pxからなる矩形状の画素領域12aが形成されており、液晶に対して画素Px毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14の駆動によって、液晶ライトバルブ12の各画素Pxに画像信号に応じた駆動電圧が印加されると、光源11から射出された光は、画素Px毎に異なる光透過率で液晶ライトバルブ12を透過して画像信号に応じた画像(画像光)となり、投写レンズ13によってスクリーンSC等に投写される。
The liquid
なお、図示は省略しているが、画像投写部10は、光の3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)の各色光用に3つの液晶ライトバルブ12を備えている。光源11から射出される光は、図示しない光分離光学系によって前記3つの色光に分離された後、それぞれ各色光用の液晶ライトバルブ12に入射する。液晶ライトバルブ12を透過した各色の画像光は、図示しない光合成光学系(ダイクロイックプリズム等)によって画素毎に合成され、カラー画像を表す画像光となって投写レンズ13から投写される。
Although not shown in the figure, the
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、フラッシュメモリ等からなるROM(Read Only Memory)、各種データの一時記憶等に用いられるRAM(Random Access Memory)等(いずれも図示せず)を備え、コンピュータとして機能するものである。制御部20は、CPUがROMに記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、プロジェクタ1の動作を統括制御する。
The
入力操作部21は、プロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数のキー等を備えている。入力操作部21が備えるキーには、電源のオン/オフを行うための電源キーや、各種設定を行うためのメニューキー、台形歪の補正を指示するための台形歪補正キー、文字画像Gtの表示/非表示を切り換える文字合成キー等がある。ユーザが入力操作部21を操作すると、入力操作部21は、ユーザの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、入力操作部21として、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
The
時計部22は、例えば、リアルタイムクロックやバックアップ電源用の二次電池(いずれも図示せず)等で構成され、現在の時刻(時・分)及び日付(月・日)の保持とその更新を行う。時計部22は、時刻や日付が更新される度に、時刻や日付を表す日時情報を制御部20に出力する。
The
画像信号入力部31には、パーソナルコンピュータや映像再生装置等、外部の画像供給装置2から各種形式の画像信号が入力される。画像信号入力部31は、入力される画像信号に基づいて、入力画像Giを表すデジタルの画像データを生成する。この画像データには、各液晶ライトバルブ12のすべての画素Pxに対応する複数の画素値が含まれている。画素値は、対応する画素Pxの光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素Pxから射出する光の強弱(階調)が規定される。画像信号入力部31は、生成した画像データを画像信号処理部32に出力する。
Various types of image signals are input to the image
画像信号処理部32は、制御部20の指示に基づいて、入力される画像データに対し、入力画像Giの変形(拡大や縮小)や色調の補正等、各種画像処理を施し、処理後の画像データを合成処理部34に出力する。また、画像信号処理部32には、台形歪補正部33が備えられており、あおり投写を行う場合、即ちスクリーンSCに対してプロジェクタ1を傾けた状態で画像を投写する場合に、入力画像Giがあおり方向に拡大してしまう歪(台形歪)を抑制するための補正(台形歪補正)を画像データに施すことができる。ユーザが入力操作部21の台形歪補正キーを操作すると、制御部20は、画像信号処理部32に対して、台形歪補正部33による台形歪補正の実施を指示する。画像信号処理部32は、制御部20から上記指示を受けると、台形歪補正部33によって、画像データから画素値の間引きを行ってあおり方向に向かうほど入力画像Giを縮小させる補正を行う。
The image
合成処理部34は、制御部20の指示に基づいて、文字情報を表す文字画像Gtを合成表示するための処理を行うものであり、本発明の文字表示部に相当する。合成処理部34は、図示しないメモリを備えており、文字のフォントを表す画像データ(フォントデータ)を記憶している。ユーザが入力操作部21の文字合成キーを操作すると、制御部20は、合成処理部34に対して、文字画像Gtの表示を指示する。合成処理部34は、制御部20から上記指示を受けると、必要なフォントデータをメモリから読み出して、文字画像Gtを表す文字画像データを生成する。その後、合成処理部34は、投写画像Gaの所定の位置(入力画像Giの外側上方)に文字画像Gtが形成されるように、画像信号処理部32から入力される画像データに文字画像データを合成する。
The
本実施形態では、文字情報として日付と時刻を表示するようになっている。制御部20は、時計部22から得られる日時情報に基づいて、日付及び時刻を表すテキストデータを生成し、これを合成処理部34に出力する。合成処理部34は、このテキストデータに基づいて文字画像データを生成し、これを画像データに合成する。
In this embodiment, date and time are displayed as character information. The
合成処理部34は、合成後の画像データをライトバルブ駆動部14に出力する。なお、制御部20から文字画像Gtを表示する旨の指示がない場合には、合成処理部34は、画像信号処理部32から出力される画像データを、そのままライトバルブ駆動部14に出力する。
The
ライトバルブ駆動部14が、入力される画像データ、即ち画素Px毎の画素値に従って液晶ライトバルブ12を駆動すると、液晶ライトバルブ12は、画像データに応じた画像を画素領域12aで形成し、この画像が投写レンズ13からスクリーンSCに投写される。
When the light
次に、台形歪補正部33による台形歪補正について、図3及び図4を用いて説明する。
図3(a)〜(e)、及び図4(a)〜(d)は、台形歪補正を説明するための説明図であり、図3(a)〜(e)は、台形歪補正を施していない状態を示す図、図4(a)〜(d)は、台形歪補正を施した状態を示す図である。ここで、図3(a)は、液晶ライトバルブ12の正面図、図3(b)は、プロジェクタ1が水平に投写を行う様子を示す側面図、図3(c)は、そのときにスクリーンSCに表示される投写画像Gaを示す正面図である。また、図3(d)は、プロジェクタ1があおり投写を行う様子を示す側面図であり、図3(e)は、そのときにスクリーンSCに表示される投写画像Gaを示す正面図である。また、図4(a)、(c)は、液晶ライトバルブ12の正面図、図4(b)、(d)は、あおり投写を行う場合にスクリーンSCに表示される投写画像Gaを示す正面図である。
Next, trapezoidal distortion correction by the trapezoidal
FIGS. 3A to 3E and FIGS. 4A to 4D are explanatory diagrams for explaining the trapezoidal distortion correction. FIGS. 3A to 3E illustrate the trapezoidal distortion correction. The figure which shows the state which has not performed, FIG. 4 (a)-(d) is a figure which shows the state which performed the trapezoid distortion correction | amendment. 3A is a front view of the liquid crystal
なお、図3及び図4において、液晶ライトバルブ12に向かって左右方向を±x方向、上下方向を±y方向とし、スクリーンSCに向かって左右方向を±X方向、上下方向を±Y方向とする。ここで、スクリーンSCのX方向及びY方向は、それぞれ液晶ライトバルブ12のx方向、及びy方向に対応するものであり、例えば、画素領域12aの右上(+x,+y側)の画素を透過した光は、スクリーンSCの右上(+X,+Y側)に投写される。また、図3及び図4において、画素領域12aや投写画像Ga内に示した格子状の模様は、画素領域12aで形成された画像と、スクリーンSCに投写された投写画像Gaとの対応を示すために補助的に付加した線であり、実際にこのような模様を表示することを意味するものではない。また、説明を簡単にするため、図3及び図4では、文字画像Gtを表示せず、入力画像Giのみを表示する場合の例を示している。
3 and 4, the horizontal direction toward the liquid crystal
図3(a)に示すように、台形歪補正を行わず、かつ文字画像Gtを表示しない場合には、液晶ライトバルブ12は、画素領域12aの全域で入力画像Giを形成する。つまり、この場合には、入力画像Giを形成するための領域(画像形成領域12i)は、画素領域12aと一致する。ここで、図3(b)、(c)に示すように、プロジェクタ1が水平に設置され、スクリーンSCに対してあおりのない投写を行う場合には、投写画像Ga(入力画像Gi)は、画素領域12aと同じアスペクト比(縦横比)の矩形状となり、ほとんど歪のない状態でスクリーンSCに投写される。一方、図3(d)、(e)に示すように、プロジェクタ1を設置面に対して傾斜角θだけ傾けて設置し、上方(+Y方向)に向けてあおり投写を行う場合には、投写画像Ga(入力画像Gi)は、あおり方向(+Y方向)に向かうほど±X方向及び+Y方向に拡大されて台形状に歪む。
As shown in FIG. 3A, when the keystone correction is not performed and the character image Gt is not displayed, the liquid crystal
制御部20が画像信号処理部32に対して台形歪補正を指示すると、画像信号処理部32は、入力される画像データから画素値の間引きを行い、補正を行わない場合に比べて、入力画像Giがあおり方向(+Y方向)に向かうほど±X方向及び±Y方向に縮小するような補正を施す。具体的には、図4(a)に示すように、液晶ライトバルブ12の画素領域12aに、台形歪を相殺可能な反対向きの台形形状、即ち画素領域12aよりも低い高さで、かつあおり方向(+y方向)に向かうほど横幅(±x方向の寸法)が縮小する形状の画像形成領域12iを設定する。次いで、設定した画像形成領域12iに入力画像Giを形成させるために、台形歪補正部33が、画像データから、あおり投写による拡大の程度が高い位置ほど多くの画素値を間引くとともに、画像形成領域12iの外側の領域、即ち間引き(画像の縮小)によって生じる余剰領域12nに含まれる各画素Pxの光透過率が最小となるように画像データを補正する。この結果、図4(b)に示すように、あおり投写による入力画像Giの歪が補正されるとともに、余剰領域12nに対応する投写画像Ga内の領域Gnには光がほとんど照射されないことから、入力画像Giは、正規の形状(矩形状)でスクリーンSCに表示される。なお、画素値の間引きに伴う階調情報の欠落を補うために、間引きの対象となる画素に近接する画素の画素値を、間引かれる画素値に応じて補正することが望ましい。
When the
また、ユーザは、台形歪補正キーの操作により、台形歪を複数段階の補正量で補正することができる。ユーザが台形歪補正キーを操作して補正量を指定すると、制御部20は、指定された補正量を表す補正情報を画像信号処理部32に出力し、画像信号処理部32は、この補正情報に基づいて画像形成領域12iの高さHi、及び短いほうの底辺(本実施形態では、上底)の長さWiを定めるようになっている。このため、傾斜角θ(図3(d)参照)が大きく、投写画像Gaの歪が大きい場合には、ユーザは、図4(c)、(d)に示すように、傾斜角θが小さい場合に比べて画像形成領域12iの高さHi及び上底の長さWiが小さくなるように補正量を指定することにより、プロジェクタ1の傾斜角θに応じた補正を行わせることができる。
Further, the user can correct the trapezoidal distortion with a plurality of correction amounts by operating the keystone correction key. When the user operates the trapezoidal distortion correction key to specify the correction amount, the
次に、文字画像Gtを表示する場合のプロジェクタ1の動作について説明する。
図5〜図9は、文字画像Gtを表示する際の動作を説明するための説明図であり、図5、及び図6〜図9の(a)、(b)は、液晶ライトバルブ12の正面図を示している。また、図6〜図9の(c)は、スクリーンSCに表示される投写画像Gaを示す正面図である。
Next, the operation of the
5 to 9 are explanatory diagrams for explaining the operation when displaying the character image Gt. FIGS. 5 and 6A to 9B are views of the liquid crystal
ユーザが文字合成キーを操作して、文字情報の表示(文字合成)を指示すると、制御部20は、画像信号処理部32に対して文字合成の指示があった旨を通知するとともに、合成処理部34に対して、合成すべき文字情報(日付及び時刻)を表すテキストデータを出力して、文字合成を指示する。
When the user operates the character composition key to instruct the display of character information (character composition), the
画像信号処理部32は、制御部20から上記の通知を受けると、図5に示すように、画素領域12aの上部に、一行分の文字列を表示可能な高さHtを有する文字領域12tを設定し、入力画像Giが残りの領域(以降、画像領域12gという)の高さHgに収まるように画像データを補正する。
When the image
具体的には、画像信号処理部32は、文字合成キーが操作された時点での画像形成領域12iの高さHi(図4参照)が、画像領域12gの高さHgを超えているか否か、即ち、画像形成領域12iの上方の余剰領域12nの高さHn(図4参照)が、文字領域12tの高さHtよりも低いか否かを判断する。その結果、画像形成領域12iの高さHiが、画像領域12gの高さHgを超えている場合、即ち、余剰領域12nの高さHnが、文字領域12tの高さHtよりも低い場合には、画像信号処理部32は、画像形成領域12iを縮小し、画像領域12gに収まる新たな画像形成領域12j(図6及び図7参照)を設定する。
Specifically, the image
例えば、文字合成キーが操作された時点で台形歪補正を行っておらず、画素領域12aの全体で入力画像Giを形成していた場合(図3(a)参照)には、画像形成領域12iの高さHiは、画素領域12aの高さと等しく、画像領域12gの高さHgを超えることになる。このため、画像信号処理部32は、図6(a)に示すように、それまでの画像形成領域12iを縮小して、画像領域12g内に新たな矩形の画像形成領域12jを設定する。そして、画像信号処理部32は、これ以降入力される画像データに対して、新たな画像形成領域12jに入力画像Giを形成させるべく、画素値を略均一に間引いて入力画像Giを縮小させる補正を施すとともに、画像形成領域12jの外側の余剰領域12n(文字領域12tを含む)の光透過率を最小とする補正を施す。
For example, when the keystone key is operated and the trapezoidal distortion correction is not performed and the input image Gi is formed in the
また、文字合成キーが操作された時点で台形歪補正を行っていた場合で、画像形成領域12iの高さHiが、画像領域12gの高さHgを超える場合(図4(a)参照)には、画像信号処理部32は、図7(a)に示すように、それまでの画像形成領域12iを縮小し、画像領域12gに収まる新たな台形状の画像形成領域12jを設定する。そして、これ以降、画像信号処理部32は、新たな画像形成領域12jに入力画像Giを形成させるべく、台形歪補正部33による台形歪補正を画像データに施す。
Further, when trapezoidal distortion correction is performed when the character composition key is operated, and the height Hi of the
なお、図8(a)に示すように、文字合成キーが操作された時点で台形歪補正を行っていた場合で、画像形成領域12iの高さHiが、画像領域12gの高さHg以下の場合には、画像形成領域12iを縮小する必要はない。つまり、画像信号処理部32は、これ以降入力される画像データに対しても、それまでの画像形成領域12iに入力画像Giを形成させるべく、台形歪補正部33による台形歪補正を継続する。
As shown in FIG. 8A, when the trapezoidal distortion correction is performed when the character composition key is operated, the height Hi of the
一方、合成処理部34は、制御部20から文字合成の指示を受けると、制御部20から入力されるテキストデータに基づく文字画像データを生成し、図6(b)、図7(b)、図8(b)に示すように、文字領域12tに文字画像Gtを形成させるべく画像信号処理部32から入力される画像データに、生成した文字画像データを合成する。
On the other hand, when receiving an instruction for character synthesis from the
ライトバルブ駆動部14が、合成処理部34から入力される画像データに従って液晶ライトバルブ12を駆動すると、液晶ライトバルブ12は、入力画像Giと文字画像Gtとが合成された画像を形成し、この画像がスクリーンSCに投写される(図6(c)、図7(c)、図8(c)参照)。
When the light
なお、図7(c)、図8(c)では、台形歪により文字情報に歪みが生じているが、図9(b)に示すように、合成すべき文字画像データに対して台形歪補正を施して文字画像Gtを予め逆方向に歪めさせるようにすれば、図9(c)に示すように、表示される文字情報の歪を抑制することが可能である。 In FIGS. 7C and 8C, the character information is distorted due to the trapezoidal distortion. However, as shown in FIG. 9B, the trapezoidal distortion correction is performed on the character image data to be synthesized. If the character image Gt is distorted in the reverse direction in advance, it is possible to suppress distortion of the displayed character information as shown in FIG.
文字合成を行っている状態で、ユーザにより再度文字合成キーが操作されると、制御部20は、画像信号処理部32及び合成処理部34に指示をして、文字合成を終了させる。画像信号処理部32は、上記の指示を受けると、当初の画像形成領域12iに入力画像Giを形成させる状態に復帰する。
When the character composition key is operated again by the user in a state where character composition is being performed, the
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、合成処理部34が、入力画像Giの外側に文字画像Gtを形成させるべく文字画像データの合成を行うため、文字情報(日付及び時刻)は、投写される入力画像Giの外側に表示されることになる。このため、表示すべき画像、即ち入力画像Giを隠すことなく文字情報を表示することが可能となる。
As described above, according to the
(1) According to the
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、台形歪補正部33が入力画像Giをあおり方向に向かうほど縮小させ、合成処理部34が、台形歪補正部33による入力画像Giの縮小によって生じた余剰領域12nに文字画像Gtを形成させている。このため、所定の補正量で台形歪補正を行う場合には、文字情報を表示する領域を確保するために入力画像Giを改めて縮小させる必要がなくなるため、縮小に伴う入力画像Giの劣化(画質低下)を抑制することが可能となる。
(2) According to the
(3)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力画像Giの外側に文字画像Gtを形成可能な余剰領域12nがない場合に、画像信号処理部32が、入力画像Giを縮小させて必要な余剰領域12nを設けるようにしているため、常に入力画像Giの外側に文字画像Gtを表示することが可能となる。
(3) According to the
(4)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力画像Giの外側に日付や時刻が表示されるため、プレゼンテーションや映像鑑賞の途中に、カレンダーや時計を見る必要がなくなる。
(4) According to the
(変形例)
また、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、ユーザにより文字情報の合成が指示された場合には、常に文字情報を表示するようにしているが、台形歪補正のために画像形成領域12iを縮小させた結果、その外側に文字画像Gtを形成するのに必要な大きさの余剰領域12nがある場合にのみ文字情報を表示する態様にすることも可能である。例えば、画像信号処理部32が、画像形成領域12iの高さHiを制御部20に通知し、制御部20が、高さHiが画像領域12gの高さHg以下である場合にのみ、合成処理部34に対して文字情報の合成を指示するようにしてもよい。この場合には、文字情報を表示するだけのために入力画像Giを縮小させる必要がなくなるため、縮小に伴う入力画像Giの劣化(画質低下)を抑制することが可能となる。
(Modification)
Moreover, you may change the embodiment of this invention as follows.
In the above-described embodiment, when the user instructs to synthesize character information, the character information is always displayed. However, as a result of reducing the
前記実施形態では、文字領域12tを画像領域12gの上方に設けているが、文字領域12tの位置は、画像領域12gの外側であれば上下左右のいずれであってもよい。また、文字領域12tは、1ヶ所に限られず、複数箇所に設けるようにしてもよい。
In the embodiment, the
前記実施形態では、文字情報として、日付と時刻を表示する態様を示しているが、文字情報は、前記に限定されず、例えば、メーカー名や各種メッセージを表示するようにしてもよい。また、表示する文字情報をユーザが任意に設定可能な構成にすることも可能である。 In the embodiment, the date and time are displayed as the character information. However, the character information is not limited to the above, and for example, a manufacturer name or various messages may be displayed. It is also possible to adopt a configuration in which the user can arbitrarily set the character information to be displayed.
前記実施形態において、入力画像Giのアスペクト比が、画素領域12aのアスペクト比と異なる場合には、図10に示すように、画像形成領域12iの外側に生じる余剰領域12nに文字画像Gtを形成させるようにすればよい。なお、この余剰領域12nの高さが、文字画像Gtの形成に必要な高さ、即ち文字領域12tの高さHt(図5参照)よりも小さい場合には、画像形成領域12iを縮小したり、移動させたりすればよい。
In the embodiment, when the aspect ratio of the input image Gi is different from the aspect ratio of the
前記実施形態では、プロジェクタ1が+Y方向にあおり投写を行う場合の例を示したが、他の方向(−Y方向、±X方向)にあおり投写を行う場合にも、本発明を適用することが可能である。
In the above-described embodiment, an example in which the
前記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12を用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
In the above embodiment, the transmissive liquid crystal
前記実施形態では、光源11は、放電型光源ランプによって構成されているが、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)光源等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
In the embodiment, the
1…プロジェクタ、2…画像供給装置、10…画像投写部、11…光源、12…液晶ライトバルブ、12a…画素領域、12t…文字領域、12g…画像領域、12i,12j…画像形成領域、12n…余剰領域、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…入力操作部、22…時計部、31…画像信号入力部、32…画像信号処理部、33…台形歪補正部、34…合成処理部、Ga…投写画像、Gt…文字画像、Gi…入力画像、Px…画素、SC…スクリーン。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記光源から射出された光を変調して画像を形成する光変調装置と、
前記光変調装置で形成された画像を投写する投写光学系と、
前記光変調装置の一部の領域に、入力される画像信号に基づく入力画像を形成させる画像信号処理部と、
前記光変調装置の前記一部の領域の外側に、文字情報を表す文字画像を形成させる文字表示部と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 A light source;
A light modulation device that modulates the light emitted from the light source to form an image;
A projection optical system for projecting an image formed by the light modulation device;
An image signal processing unit for forming an input image based on an input image signal in a partial area of the light modulation device;
A character display unit for forming a character image representing character information outside the partial region of the light modulation device;
A projector comprising:
前記画像信号処理部は、あおり投写を行う場合に生じる台形歪を補正するために、前記光変調装置に形成させる前記入力画像を縮小させる台形歪補正部を備え、
前記文字表示部は、前記台形歪補正部が前記入力画像を縮小させることによって生じる余剰領域に前記文字画像を形成させることを特徴とするプロジェクタ。 The projector according to claim 1,
The image signal processing unit includes a trapezoidal distortion correction unit that reduces the input image to be formed in the light modulation device in order to correct the trapezoidal distortion that occurs when tilting projection is performed,
The projector, wherein the character display unit causes the trapezoidal distortion correction unit to form the character image in a surplus area generated by reducing the input image.
前記画像信号処理部は、前記一部の領域の外側に、前記文字画像を形成可能な余剰領域がない場合に、前記入力画像を縮小させて必要な余剰領域を設けることを特徴とするプロジェクタ。 The projector according to claim 2,
The image signal processing unit is provided with a necessary surplus area by reducing the input image when there is no surplus area capable of forming the character image outside the partial area.
前記文字表示部は、前記一部の領域の外側に、前記文字画像を形成可能な余剰領域がある場合にのみ、当該余剰領域に前記文字画像を形成させることを特徴とするプロジェクタ。 The projector according to claim 2,
The projector is characterized in that the character display unit forms the character image in the surplus area only when the surplus area where the character image can be formed is outside the partial area.
前記文字情報は、日付及び時刻の少なくとも一方を表す日時情報であることを特徴とするプロジェクタ。 The projector according to any one of claims 1 to 4,
The projector is characterized in that the character information is date and time information representing at least one of a date and a time.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007112676A JP2008268624A (en) | 2007-04-23 | 2007-04-23 | Projector |
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---|---|---|---|---|
JP2009115983A (en) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Casio Comput Co Ltd | Projection device |
JP2013074525A (en) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Casio Comput Co Ltd | Projector control device and program |
JP2013074539A (en) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Canon Inc | Projector and control method thereof |
-
2007
- 2007-04-23 JP JP2007112676A patent/JP2008268624A/en not_active Withdrawn
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