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JP2008251993A - 磁性材料及びこれを用いた磁石 - Google Patents

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【課題】少ない希土類元素の含有量で十分な磁気特性を有しており、しかもバルク形状を有する磁石を容易に形成することができる磁性材料、及び、これを用いた磁石を提供すること。
【解決手段】少なくとも希土類元素を含みCaCu型の結晶構造を有する金属間化合物からなる主相粒子2と、主相粒子2の周囲の少なくとも一部を被覆しており、Feを主成分とする被覆層4と、を有することを特徴とする磁性材料及びこれを用いた磁石。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁性材料及びこれを用いた磁石に関する。
希土類元素を含有する希土類磁石は、高磁気特性を有する磁石として種々の用途に用いられている。例えば、下記特許文献1に記載されたような所定の組成を有するR−Fe−B系の希土類磁石が、優れた磁気特性を発揮し得るものとして知られている。
希土類磁石においては、希少な希土類元素の使用量をできるだけ少なくして高特性を得ることが望まれる。希土類元素の使用量を少なくできる希土類磁石としては、例えば、希土類元素を含む相と、希土類元素を含まない相とを組み合わせた複合型の希土類磁石が考えられる。このような複合型の希土類磁石によれば、希土類元素を含まない相を有しているため、単一の金属間化合物から構成される希土類磁石に比べて、希土類元素の量を少なくできる。
複合型の希土類磁石としては、例えば、下記特許文献2に記載されたような、Sm(Co,Cu)の組成を有する硬磁性相と、Feからなる軟磁性相とが交互に繰り返し積層された多層膜構造を有するナノコンポジット磁石が知られている。
特開2000−234151号公報 特開2006−173210号公報
しかしながら、上記従来のナノコンポジット磁石は、多層膜構造からなる薄膜磁石であり、広い用途に適用できるボンド磁石や焼結磁石といったバルク形状の磁石を形成することは困難であった。また、従来の単一の金属間化合物から構成されるNd−Fe−B系希土類磁石と比べると、未だ十分な磁気特性が得られるものではなかった。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、少ない希土類元素の含有量で十分な磁気特性を有しており、しかもバルク形状を有する磁石を容易に形成することができる磁性材料、及び、これを用いた磁石を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の磁性材料は、少なくとも希土類元素を含みCaCu型の結晶構造を有する金属間化合物からなる主相粒子と、主相粒子の周囲の少なくとも一部を被覆しており、Feを主成分とする被覆層とを有する粒子を含む、ことを特徴とする。
本発明の磁性材料は、希土類元素を含む金属間化合物からなる主相粒子と、Feを主成分とする被覆層とを含む複合構造を有していることから、単一の金属間化合物から構成される希土類磁石と比べて希土類元素の含有量を少なくできる。また、主相粒子を被覆層が被覆した粒子を含むため、上述の多層膜構造に比べて容易にバルク形状の磁石を形成することができる。さらに、本発明の磁性材料は、希土類元素を含む主相粒子が、Feを主成分とする被覆層により被覆された複合構造を有することから、希土類元素の含有量が少ないのにも関わらず、優れた磁気特性を有するものとなる。
ここで、本発明の磁性材料が優れた磁気特性を有するのは、必ずしも明らかではないが、以下のような要因によると考えられる。すなわち、本発明の磁性材料においては、希土類元素を含む主相粒子が、CaCu型の結晶構造を有する金属間化合物によって構成されている。このCaCu型の結晶構造においては、希土類元素が密に存在する面が層状に重なった異方性構造が形成されており、しかも希土類元素が六方晶のc軸方向に連なった構成を有しているため、大きな異方性が発現されると考えられる。そのため、このような金属間化合物によって構成される粒子は、極めて大きな異方性磁界を有するものとなる。本発明の磁性材料は、このような粒子がFeを主成分とする被覆層によって被覆された構成を有していることから、磁石を形成した場合にこれらによって構成される相間での交換結合を強く生じることができる。その結果、本発明の磁性材料によれば、主相粒子が有する高い異方性磁界と、被覆層が有する高い磁束密度とが十分に発揮され、希土類元素の量が少なくても、優れた磁気特性を有する磁石を形成できるものと考えられる。
本発明はまた、上述の磁性材料を用いる磁石を提供する。すなわち、本発明の磁石は、少なくとも希土類元素を含みCaCu型の結晶構造を有する金属間化合物からなる主相粒子と、主相粒子の周囲の少なくとも一部を被覆しており、Feを主成分とする被覆層とを有することを特徴とする。
このような本発明の磁石は、上述の複合構造を有する磁性材料によって構成されることから、容易にバルク形状を有することができ、希土類元素の含有量を少なくした場合であっても、高い磁気特性を有するものとなる。
上記本発明の磁石は、上記粒子を結合させる結合剤を更に含んでいても良い。これにより、Feを主成分とする被覆層により被覆された主相粒子が結合剤によって結合され、磁石のバルク化が一層容易となる。よって、このような磁石は、多様な用途に適した形状を有することができるようになる。
本発明によれば、少ない希土類元素の含有量で十分な磁気特性を有しており、しかもバルク形状を有する磁石を容易に形成することができる磁性材料、及び、これを用いた磁石を提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る磁石の断面構成を拡大して示す模式図である。図1に示すように、磁石10は、Feを主成分とする被覆層4によりそれぞれ被覆された多数の主相粒子2と、これらの間を満たす、結合剤6と有している。このように、磁石10は、被覆層4により被覆された主相粒子2からなる粒子から構成される磁性粉末(磁性材料)が、結合剤6で結合されることによって構成されている。
図2は、本発明の他の好適な実施形態に係る磁石の断面構成を拡大して示す模式図である。図2に示すように、磁石20は、多数の主相粒子2と、この表面を覆うFeを主成分とする被覆層4とからなる粒子が多数密着した構成を有している。この磁石20においては、隣接する粒子の被覆層4同士がほぼ一体化しており、換言すれば、多数の主相粒子2の粒界部分が被覆層4によって満たされた構成となっている。以下、磁石10及び20の各要素について説明する。
主相粒子2は、少なくとも希土類元素を含み、CaCu型の結晶構造を有する金属間化合物からなる。このような主相粒子2における金属間化合物がCaCu型構造を有しているか否かは、X線回折(XRD)によって確認することができる。主相粒子2を構成する金属間化合物は、希土類元素と他の金属元素とが金属結合によって結合した化合物である。
金属間化合物に含まれる希土類元素としては、サマリウム(Sm)、エルビウム(Er)やツリウム(Tm)が挙げられ、Smが好ましい。また、希土類元素と組み合わせる他の金属元素としては、鉄(Fe)、コバルト(Co)及びニッケル(Ni)のような鉄族元素が挙げられ、特にコバルト(Co)が好ましい。このような金属間化合物としては、Sm−Co系の化合物が挙げられる。Smは、CaCu型構造において、c軸方向に大きな異方性を付与することができ、また、Coは、CaCu型構造を安定化できる特性を有していると考えられる。Sm−Co系の金属間化合物としては、具体的には、SmCoが好ましい。SmCoの組成を有する金属間化合物は、特に大きな異方性磁界を有する傾向にある。
さらに、金属間化合物としては、Sm−Co系においてCoの一部がホウ素(B)に置換されたSm−Co−B系の化合物がより好ましい。このようにCoの一部がBに置換されることによって、BはCoよりも原子半径が小さいため、CaCu型構造においてc軸方向のSm同士の距離を小さくすることができ、より高い異方性が得られると考えられる。Sm−Co−B系の金属間化合物としては、例えば、SmCoB、SmCo、SmCoや、SmCo11等のSmCo3N+22N−2(Nは2以上)で表される組成を有するものが挙げられる。
さらにまた、金属間化合物としては、Sm−Co−B系の金属間化合物においてCoの一部がFeに置換されたSm−Co−Fe−B系の化合物がさらに好ましい。このようにCoの一部がFeに置換されることによって、金属間化合物の異方性磁界を高めながら、キュリー温度を十分に高くすることも可能となる。キュリー温度の高い金属間化合物からなる被覆層4を有することで、磁石10及び20は高温でも優れた磁気特性を維持できるものとなる。CoのFe置換量としては、十分な異方性磁界を得るとともに、キュリー温度を上昇させる観点から、75原子%以下とすることが好ましく、25〜75原子%とすることがより好ましい。
なお、このような金属間化合物は、上述のCaCu型構造において、Caの位置にSmが入り、Cuの位置にCo,Fe,B等が入るが、このようなCaCu型構造を安定化させるために、10原子%以下の他の遷移金属元素、半金属元素を含有していてもよい。
このような構成を有する主相粒子2の形状は、例えば板状とすることができ、その厚さは300μm以下であることが好ましい。
Feを主成分とする被覆層4は、Feのみから構成されてもよく、Fe以外の元素を組み合わせて含む層であってもよい。被覆層4に含まれるFe以外の元素としては、例えば、コバルト(Co)や窒素(N)が挙げられ、Coを20〜50原子%含む組成を有しているとより好ましい。Feに加えてCoを含有することで、磁石の飽和磁束密度が向上する傾向にある。
また、被覆層4の具体的な組成としては、Fe75Co25組成が挙げられる。
磁石10における結合剤6は、磁性粉末同士を結合させる成分である。この結合剤6は、少なくとも主相粒子2及び被覆層4を構成する材料よりも飽和磁束密度が小さい材料から構成され、非磁性(常磁性、反磁性)又は反強磁性の材料からなるとより好ましい。結合剤6の具体例としては、希土類金属(Sm又はLa)、Mn、Zn、Cu等の金属単体、NiO、FeMn、FeAl等の合金、或いは、樹脂等からなるものが挙げられる。
これらのうち、Smは、磁性粉末等の構造の乱れによる異方性の低下を抑制することができ、Znは融点が低いため磁性粉末を分散させるのに適しており、また、Cuは展性・延性に優れており、結合剤6に適している上、めっきによる形成等が容易であるといった利点を有している。さらに、NiOやFeMnは安価で容易に結合剤6として利用でき、また、樹脂は、溶融が容易で磁性粉末を分散しやすい等の利点を有している。結合剤6としては、所望の特性に合わせて上記の成分を適宜選択して用いることが好ましい。
次に、上述した構成を有する磁石10及び20の製造方法の好適な例について説明する。
磁石10及び20の製造においては、まず、希土類元素を含む主相粒子2を準備する。この主相粒子2は、例えば、以下で説明する溶媒を用いる方法や高速急冷法あるいはアークプラズマガンを用いる方法等により製造することができる。
溶液を用いる方法では、例えば次のようにして主相粒子2が得られる。すなわち、上述の金属間化合物に含まれる元素を含む化合物、例えば所望の組成が得られるような質量比のサマリウム塩、コバルト塩及びボロン塩等を、グリコール類等の溶媒に溶解させる。得られた溶液を十分に攪拌し、これを150〜320℃に保って反応させることにより、主相粒子2が得られる。
高速急冷法では、例えば次のようにして主相粒子2が得られる。すなわち、上述の金属間化合物に含まれる元素を含む化合物、例えばSmCoB組成の化合物の原料を、高周波等により溶解した後、得られた溶解物を、Arガス減圧下において、冷却ロールの周速度15〜60m/sの範囲で急冷して薄片を得る。得られた薄片を粉砕することにより主相粒子2が得られる。
次に、このような主相粒子2の周囲に被覆層4を形成し、被覆層4により主相粒子2が被覆された粒子からなる磁性粉末を製造する。被覆層4は、例えば、被覆層4を構成する金属間化合物等の原料を蒸着やスパッタ等のPVD法によって主相粒子2の表面に堆積させる堆積法、被覆層4の原料となる微粒子と主相粒子2とを混合する混合法、めっき法等により形成することができる。
堆積法では、例えば次のようにして磁性粉末を製造する。すなわち、上述した被覆層4の成分、例えばFe75Co25合金をターゲットとし、スパッタ装置チャンバー上方に取り付ける。基板位置に皿を用意し、この皿の中に上述の主相粒子2を入れてスパッタすることにより、主相粒子2の表面に被覆層4が形成され、磁性粉末が得られる。
混合法では、例えば次のようにして磁性粉末を製造する。すなわち、上述した被覆層4の成分の原料、例えば鉄塩やコバルト塩等を溶解して反応させることにより3〜10nmのナノ粒子を得る。このナノ粒子と上述の主相粒子2とを混合・攪拌して反応させコアシェル構造を有するナノ粒子、すなわち主相粒子2の周囲に被覆層4が形成された粒子からなる磁性粉末を得る。この後、得られたナノ粒子を溶剤中で分散・乾燥する工程で攪拌して顆粒状の磁性粉末とすることもできる。
磁石10は、このようにして得られる磁性粉末を、結合剤6により結合させることによってバルク化することによって得られる。このバルク化は、例えば、磁性粉末を結合剤6で覆った後にこれを成型する方法や、結合剤6中に磁性粉末を分散させた状態で成型する方法等によって実施することができる。
例えば、結合剤6としてZnを用いる場合は、まず、Znを収容した容器を500℃程度に加熱し、Znを溶融した後、この中に上記の磁性粉末を加えて分散させる。次いで、この混合物を徐々に昇温し、さらに磁場中で成型を行いながらZnを蒸発させることによって、バルク状の磁石10が得られる。なお、所望の製品形状を得るために、一旦得られた磁石10を粗粉砕した後、これを更に磁場中で成型してもよい。
また、結合剤6として例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂等の樹脂を用いる場合は、例えば、上述の磁性粉末と樹脂とを混合し、得られた混合物を押し出し成型することで磁石10(ボンド磁石)が得られる。
一方、磁石20は、例えば次のような方法により得られる。まず、上述の磁性粉末をホットプレスして成型する。得られた成型体を熱間組成加工して高配向化させる。次いで、高配向化された加工品を一旦粉砕して粉砕粉を得る。得られた粉砕粉を金型に入れ、磁場中成型する。最後にこの成型体をプラズマ活性化焼結(PAS:Plasma Activated Sintering)あるいは放電プラズマ焼結(SPS:Spark Plasma Sintering)で焼結することにより磁石20が得られる。
また、磁石20は、次のような方法によっても得られる。まず、上述した混合法により得られるコアシェル構造を有する顆粒状のナノ粒子を金型に入れ、磁場中で成型する。そして、この成型体をPASあるいはSPSで焼結することによって磁石20が得られる。
以上、説明した磁石10及び20は、主相粒子2が高い磁気異方性を有するCaCu型の結晶構造を有する他、主相粒子2と被覆層4とが交換相互作用を生じたナノコンポジット構造を有しているため、これらの双方が有する磁気特性が十分に発揮され、優れた磁気特性(残留磁束密度や保磁力)を有している。
そして、磁石10及び20は、主相粒子2と被覆層4とからなる粒子からなるため立体的な形状を形成し易く、バルク化が容易である。特に、磁石10については、磁性材料が結合剤6によって結合されたものであるためバルク化が容易である。なお、磁石10においては、結合剤6が、非磁性又は反磁性を有しているため、磁性材料による優れた磁気特性が阻害されずに十分に維持されたものとなる。
したがって、上述の磁石10及び20は、単一の金属間化合物によって構成される従来の希土類磁石と比べて、希土類元素の含有量が少ないにもかかわらず、優れた磁気特性を有するものとなる。
なお、本発明の磁性材料又は磁石は、必ずしも上述した実施形態のものに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、まず、上述の実施形態では、粒子)として板状の形状を有するものについてのみ説明を行ったが、本発明においては、主相粒子2は必ずしも板状でなくてもよく、球状やそれに近い形状あるいは多面体の形状を有していてもよい。
さらに、上述した実施形態では、主相粒子2として単一の粒子によって構成されるものを例示したが、主相粒子2は、単一の粒子からではなく、複数の粒子が凝集して一つの粒子となったものでもよい。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[主相粒子2の製造]
高速急冷装置のノズル内でSmCoB組成の原料を高周波溶解して溶湯とした。ノズル直下に設置している銅製冷却ロールを周速25m/sで回転させ、この溶湯をφ0.9mmノズル先端穴から噴出させた。溶湯はロールで急冷された後、遠心力で飛ばされ、厚さ50μmの薄片となった。これをボールミルで粉砕して平均粒径3μmのSmCoB粉(主相粒子2に相当)を得た。
[被覆層4の形成]
3インチのFe75Co25合金をターゲットとし、スパッタ装置チャンバー上方に取り付けた。基板位置に皿を用意し、これにSmCoB粉を入れてFe−Co膜(被覆層4に相当)をDCスパッタにより形成した。
[熱間組成加工による高配向化]
Fe−Co合金で表面を覆ったSmCoB粉を780℃でホットプレスしてφ15mm、長さ15mmの成型体を得た。得られた成型体を800℃に加熱した状態で、40トン/cmの高圧で熱間組成加工を実施した。得られた加工物を粉砕して得られた粉砕粉をVSMで測定したところ、高配向化されていることを確認した。これを粉砕して54μmアンダーの粉砕粉とした。
[磁場中成型及び焼結]
金型に得られた粉砕粉を入れ、約2Tの磁場中で成型した。得られた成型体をPASで焼結して異方性焼結磁石を得た。得られた磁石の相をXRDで解析したところ、CaCu型構造の相とBCC−Fe固溶体相が観察された。
[ボンド磁石の製造]
上述の熱間組成加工による高配向化工程で得られた粉砕粉をPPSと混合して、得られた混合物を押し出し成型することで、ボンド磁石を得た。これをXRDで解析したところ、CaCu型構造の相とBCC−Fe固溶体相のピークが観察された。
本発明の好適な実施形態に係る磁石の断面構成を拡大して示す模式図である。 本発明の他の好適な実施形態に係る磁石の断面構成を拡大して示す模式図である。
符号の説明
2…粒子、4…被覆層、6…結合剤、10,20…磁石。

Claims (3)

  1. 少なくとも希土類元素を含みCaCu型の結晶構造を有する金属間化合物からなる主相粒子と、前記主相粒子の周囲の少なくとも一部を被覆しており、Feを主成分とする被覆層と、を有する粒子を含む、ことを特徴とする磁性材料。
  2. 少なくとも希土類元素を含みCaCu型の結晶構造を有する金属間化合物からなる主相粒子と、前記主相粒子の周囲の少なくとも一部を被覆しており、Feを主成分とする被覆層と、を有する粒子を含む、ことを特徴とする磁石。
  3. 前記粒子を結合させる結合剤を更に含む、ことを特徴とする請求項2記載の磁石。
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