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JP2008242770A - プリントシステム及びその管理サーバと端末 - Google Patents

プリントシステム及びその管理サーバと端末 Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタに出力された印刷物をより確実にユーザに回収させる技術を提供する。
【解決手段】端末1とこの端末1を管理する管理サーバ2とプリンタ3とをネットワーク接続して構成されたプリントシステムにおいて、端末1は、印刷ジョブの送信に応じて当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を管理サーバ2に送信し、管理サーバ2は、この印刷ログ情報に基づいて当該端末の操作を規制する操作規制コマンドを端末1に送信し、端末1はこの操作規制コマンド操作規制コマンドに基づいてその操作が規制、例えば入力操作がロックされる。一方、管理サーバ2で生成された印刷コード情報が印刷ジョブの印刷データに付加されており、プリンタで出力される印刷物にはこの印刷コードが付加されている。そして、この印刷コードを端末に入力することにより操作ロック状態が解除される。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末とこの端末を管理する管理サーバとプリンタとをネットワーク接続して構成されたプリントシステムに関し、特に、プリンタにおいて出力された印刷物の取り忘れを防止する技術に関する。
プリンタにおける印刷物の取り忘れを防止する技術として、例えば特許文献1に記載のプリンタ装置が知られている。このプリンタ装置は、複数のユーザPCからの印刷ジョブを受け付ける手段、受け付けた印刷ジョブがどのユーザPCから送信されたか判別する手段、排紙部に印刷物があるか判別する手段、印刷物があると判別された場合に時間計測を開始する手段などを備えており、時間計測開始から一定時間経過後に、印刷物取り忘れバナー(印刷物を印刷したユーザPCに関する情報)を印刷するか、或いは、印刷物を印刷したユーザPCに取り忘れ警告メッセージを送信することにより、印刷物の取り忘れを防止するものである。
また、プリンタにおける印刷物の誤持ち去りや放置などを防止する技術として、例えば特許文献2に記載の印刷システムが知られている。この印刷システムは、ユーザの宛先情報を記録する宛先情報記録手段、ユーザに対する特定のメッセージの送信指示を受け付けるメッセージ送信受付手段、受け付けたメッセージ送信指示に基づいて、宛先を取得して、特定のメッセージを当該宛先に送信するメッセージ送信手段などを備えており、これにより、印刷物の誤持ち去りに対する返却依頼メッセージや放置されている印刷物の回収依頼メッセージなどの特定のメッセージをユーザに送信することができる。
特開2004−299242号公報(段落番号0006、0008、0012〜0013) 特開2004−362255号公報(段落番号0009〜0010、図4及び図5)
しかしながら、上記特許文献のようなプリントシステムでは、印刷物を取り忘れた場合にユーザに対して警告メッセージの送信などを行うものの、このようなメッセージなどを確認して消去した後、再び印刷物の引き取り作業を忘れてしまう可能性がある。
本発明は、かかる問題点に着目してなされたものであり、その目的は、プリンタにおいて出力された印刷物をより確実にユーザに回収させる技術を提供することにある。
端末とこの端末を管理する管理サーバとプリンタとをネットワーク接続して構成されたプリントシステムにおいて、上記課題を解決するため、本発明では、前記端末は、印刷ジョブの送信に応じて当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成する印刷ログ情報生成部と、当該端末の操作を制御する操作制御部とを備え、前記管理サーバは、前記端末から送信された前記印刷ログ情報に基づいて当該端末の操作を規制する操作規制コマンドを生成するコマンド生成部を備えており、前記操作制御部は、前記管理サーバから送信された前記操作規制コマンドに基づいて当該端末の操作を規制するものである。
この構成により、ユーザが端末からプリンタに対して印刷ジョブの送信を行うと、管理サーバからこの端末に操作規制コマンドが送信されて、端末においてその後の操作が規制される状態となる。ここで、操作が規制された状態としては、例えば、キーボードやマウスなどからの入力操作ができなくなる操作ロック状態や、キーボードやマウスなどの反応速度が鈍化して入力操作がし難くなる状態などがある。従って、ユーザは端末における作業継続が困難となるため、プリンタから出力された印刷物の回収を行うことになり、ユーザに対して印刷物のより確実な回収を行わせることができる。なお、管理サーバにおける操作規制コマンドの生成には、予め格納しておいた操作規制コマンドの読み出しなども含むものである。
管理サーバから端末に対して操作規制コマンドを送信するタイミングとしては、例えば、印刷ログ情報を端末から受信した直後など種々設定することができる。特に印刷量が多い場合には印刷完了までに時間を要するため、直ぐに操作規制するのではなく印刷完了のタイミングで操作規制すると、ユーザは印刷完了を察知できると共に作業の効率化も図られ好適である。このため、本発明によるプリントシステムの実施形態の1つでは、前記プリンタにおける印刷ジョブの印刷状態を監視する印刷状態監視部を備え、前記印刷ジョブの印刷完了が検知されたときに、前記管理サーバから前記端末に対して前記操作規制コマンドが送信される。なお、機密度の高いファイルなどの場合には、印刷開始が検知されたときに操作規制コマンドを送信するようにしても良い。
印刷を行うことにより端末の操作が規制され、ユーザは印刷物の回収を促されるが、この操作規制は印刷物の回収により的確に解除される必要がある。このため、本発明の好適な実施形態では、プリンタにおいて出力される印刷物に印刷コードを付加し、この印刷コードを用いて操作規制を解除するようにしている。すなわち、前記印刷ジョブの印刷データに付加する印刷コード情報を生成する印刷コード情報生成部と、前記印刷ジョブの印刷データに前記印刷コード情報を付加してコード付き印刷データを生成する印刷データ生成部と、印刷された前記コード付き印刷データの印刷コードに基づいて前記端末の操作規制を解除する操作規制解除手段とを備えている。
この印刷コード情報生成部における印刷コード情報の生成は、任意のデータを用いて行うことができ、例えば、印刷ログ情報などに含まれる端末ID、ファイル名や送信日時、或いは印刷ログ情報の受信日時など、端末や印刷ジョブに関するデータなどを用いて公知の方法により行うことができる。また用紙(印刷媒体)に出力される印刷コード情報、すなわち印刷コードは、バーコードでも良いし、QRコードなどでも良い。この構成により、ユーザは操作規制を解除するために、この印刷コードが表された印刷物を回収しなければならず、ユーザに対して印刷物の回収をより促すことができる。
また、上述した操作規制解除手段としては、印刷コードとしてのバーコードやQRコードを読み取ることにより操作規制を解除する構成などを採用することができるが、印刷コードとして文字列が用いられている場合には、より簡単な構成とすることができる。例えば、印刷コードが文字列から成る1次元コードである場合、前記端末画面上に印刷コード入力画面を表示させる表示制御部を備え、前記印刷コード入力画面に前記1次元コードを入力することにより当該端末の操作規制が解除されるものとして前記操作規制解除手段を構成することもできる。
また、前記管理サーバに、前記端末の固有情報を格納する端末情報格納部と、前記印刷コード情報生成部とを備え、前記印刷ジョブを送信する端末の固有情報に基づいて前記印刷コード情報を生成するようにしても好適である。端末の固有情報としては、その端末で使用されている通信デバイスのMACアドレスなどの情報を採用することができる。この構成によれば、印刷コード情報の生成機能を管理サーバに集約できるという利点を有する。
なお、プリンタで出力する印刷データにこの印刷コード情報を付加してコード付き印刷データを生成する印刷データ生成部は、端末側に備えても良いし、プリンタ側に備えても良い。また、プリンタ側に備える場合には、別途に設けられたプリンタサーバに備えるようにしても良い。
そこで、本発明によるプリントシステムの実施形態の1つでは、前記端末は、前記印刷ジョブの送信に先立って当該印刷ジョブに関する印刷イベント情報を生成する印刷イベント情報生成部と、前記印刷データ生成部とを備えており、前記管理サーバは、前記端末から送信された前記印刷イベント情報と当該端末の固有情報とに基づいて印刷コード情報を生成すると共に、生成された印刷コード情報を前記端末に送信し、前記端末は、生成されたコード付き印刷データを含む印刷ジョブを前記プリンタに送信するものとしている。
すなわち、端末側から管理サーバに印刷イベント情報を送信して印刷コード情報を生成し、生成された印刷コード情報を送信元である端末で受け取って、端末側でコード付き印刷データを生成する。そして、このコード付き印刷データを印刷ジョブに含まれる印刷データとしてプリンタに送信することにより、印刷コードが付加された印刷物をプリンタから出力することができる。特に、印刷コード情報の生成に際して、端末の固有情報に加えて印刷イベント情報も用いているので、印刷物に印刷される印刷コードは印刷物毎に相違するユニークなものとなり、このためユーザは印刷物をその都度回収しなければこの操作規制解除に必要なユニークな印刷コードを得ることができず、ユーザに対して印刷物の回収をより強く促すことができる。
また、本発明によるプリントシステムの別の実施形態の1つでは、前記端末から印刷ジョブが送信され、かつ、前記印刷データ生成部を有するプリンタサーバがさらにネットワーク接続されており、前記管理サーバは、前記端末から送信された前記印刷ログ情報と当該端末の固有情報とに基づいて印刷コード情報を生成すると共に、生成された印刷コード情報を前記プリンタサーバに送信し、前記プリンタサーバは、生成されたコード付き印刷データを含む印刷ジョブを前記プリンタに送信するものとしている。このように、コード付き印刷データを生成する印刷データ生成部を備えたプリンタサーバを用いることも好適である。また、ここでも印刷コード情報の生成に際して、端末の固有情報に加えて印刷ログ情報も用いているので、印刷物に印刷される印刷コードは印刷物毎に相違するユニークなものとなり、このためユーザは印刷物をその都度回収しなければこの操作規制解除に必要なユニークな印刷コードを得ることができず、ユーザに対して印刷物の回収をより強く促すことができる。
上述したプリントシステムを構成している管理サーバや、この管理サーバに実装されるプログラムも本発明の権利対象に含まれるものである。このような端末とプリンタとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する前記端末を管理する管理サーバは、印刷ジョブの送信に応じて生成された当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を前記端末から受信し、受信した前記印刷ログ情報に基づいて当該端末の操作を規制する操作規制コマンドを生成するコマンド生成部を備え、生成された前記操作規制コマンドを前記端末に送信するものである。また、端末とプリンタとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する前記端末を管理する管理サーバのための端末管理プログラムは、印刷ジョブの送信に応じて生成された当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を前記端末から受信する機能と、受信した前記印刷ログ情報に基づいて当該端末の操作を規制する操作規制コマンドを生成する機能と、生成された前記操作規制コマンドを前記端末に送信する機能とをコンピュータに実現させるものである。
さらに、上述したプリントシステムを構成している端末や、この端末に実装されるプログラムもまた本発明の権利対象に含まれるものである。このようなプリンタと管理サーバとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する端末は、印刷ジョブの送信に応じて当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成する印刷ログ情報生成部と、当該端末の操作を制御する操作制御部とを備え、前記印刷ログ情報を前記管理サーバに送信すると共に、前記管理サーバにおいて当該印刷ログ情報に基づいて生成された操作規制コマンドを受信し、受信した前記操作規制コマンドに基づいて前記操作制御部により当該端末の操作が規制される。また、プリンタと管理サーバとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する端末のための操作管理プログラムは、印刷ジョブの送信に応じて当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成する機能と、前記印刷ログ情報を前記管理サーバに送信すると共に、前記管理サーバにおいて当該印刷ログ情報に基づいて生成された操作規制コマンドを受信する機能と、受信した前記操作規制コマンドに基づいて当該端末の操作を規制する機能とをコンピュータに実現させるものである。
このような管理サーバや端末、これらに実装されるプログラムも、もちろん、上記のプリントシステムと同様の作用効果を伴うものであり、上述した種々の付加的な特徴構成を備えることもできる。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明に係るプリントシステムの第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、クライアント側コンピュータとしての複数の端末1(図1では1の端末のみ示している)と、サーバ側のコンピュータとしての管理サーバ2、複数の端末1から印刷出力可能なネットワークプリンタである共有プリンタ3がLANなどのネットワーク4を通じて接続されて構成されたプリントシステムが示されている。以下に詳しく説明するように、端末1は、印刷ログ情報などを生成・送受信する機能と管理サーバ2から受信したコマンドなどに基づいて当該端末の操作制御を行う機能を、管理サーバ2は、印刷コード情報や操作規制コマンドなどを生成・送受信する機能を、共有プリンタ3は、端末1から送信された印刷ジョブを出力する機能を備えている。
まず、端末1を所有しているユーザが、作成した文書ファイルなどを共有プリンタ3で印刷しようとした時点で、この端末1において印刷イベント情報が生成され(#01)、管理サーバ2に送られる(#02)。この印刷イベント情報は、いわゆる操作ログの一種であり、端末IDや印刷するファイルに関する情報などが記述されており、その詳細については後述する。
この印刷イベント情報を受信した管理サーバ2は、印刷イベント情報から読み取られた情報と予め格納している端末の固有情報とを用いて、印刷するファイルの印刷データに付加する印刷コード情報を生成し(#03)、その印刷コード情報を印刷イベント情報の送信元である端末1に送信する(#04)。なお、端末の固有情報としては、各端末で使用されている通信デバイスのMACアドレスなどを採用することができる。
管理サーバ2から印刷コード情報を受け取った端末1では、印刷するファイルの印刷データに対してこの印刷コード情報を付加してコード付き印刷データを生成する(#05)。そして、印刷するファイルの印刷データとしてこのコード付き印刷データを用いて、すなわちコード付き印刷データを含む印刷ジョブを生成して、この印刷ジョブを共有プリンタ3に送信する(#06)。一方、この印刷ジョブの送信に応じて、端末1は、当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成し(#07)、この印刷ログ情報を管理サーバ2に送信する(#08)。
管理サーバ2は端末1から印刷ログ情報を受け取ると、印刷ログ情報の送信元である端末1の操作を規制するための操作規制コマンドを生成する。併せて、後述する印刷物Pcに印刷された印刷コードの読取情報をかかる操作規制の解除条件とする操作規制解除コマンドも生成し、この操作規制コマンドと操作規制解除コマンドとから構成される操作規制コマンド群が生成される(#09)。一方、共有プリンタ3においては、端末1から受け取った印刷ジョブの印刷、すなわちコード付き印刷データの印刷が実行され(#10)、当該印刷ジョブの印刷状態は管理サーバ2により監視される。そして、印刷完了が検知されると(#11)、生成された操作規制コマンド群が端末1に送信される(#12)。
管理サーバ2から操作規制コマンド群を受け取った端末1では、その操作規制コマンドに基づいてその後の入力操作がロックされ、その操作が規制される(#13)。或いは、キーボードやマウスなどのからの入力操作に対する反応速度を鈍化させるような操作規制形態を採用しても良い。これにより端末1のユーザはその後の操作が継続困難となり、かかる操作規制を解除する操作を行わなければならない。この操作規制を解除するため、端末1から共有プリンタ3に送信され、印刷されたコード付き印刷データ(印刷物Pc)の印刷コードが利用される。すなわち、ユーザは共有プリンタ3から印刷コードが印刷された印刷物Pcを回収し、その印刷物Pcの印刷コードから読み取った情報を端末1に入力する(#14)。端末1は、この印刷コードの読取情報の入力により、操作規制解除コマンドに基づいて操作規制が解除される(#15)。
このように、本発明によるプリントシステムでは、ファイルを共有プリンタ3で印刷すると端末1の操作が規制され、印刷物Pcを回収して印刷コードを取得して操作規制を解除する必要があるので、ユーザはその後の操作を継続するために印刷物Pcの回収をしなければならず、共有プリンタ3における印刷物の取り忘れをより確実に防止することができる。
上述した、印刷物取り忘れ防止技術を採用したプリントシステムの具体的なシステム構成が図2に示されている。まず、端末1aのコンピュータ(他の端末1bも同じである)には、ソフトウエア又はハードウエアあるいはその両方で、本発明に関係する機能として、作成したファイルなどを共有プリンタ3に印刷指示する印刷指示部11、モニタ5に対する出力やキーボードやマウスなどの操作入力デバイス6からの入力を制御する表示制御・操作制御部12、ファイルの作成など各種ファイル処理を含むユーザによるデータ処理を行うデータ処理部13、端末1aにおけるログイン・ログオフを始めとした各種動作を管理する端末管理部14、ネットワーク4に対するデータ伝送を行う送受信部としてのネットワークインターフェース15などが構築されている。
印刷指示部11は、共有プリンタ3で出力するための印刷データを生成する印刷データ生成部11a、生成された印刷データや指定した印刷条件(印刷部数や印刷ページ数など)を含む印刷ジョブを生成する印刷ジョブ生成部11bを有している。特に、印刷データ生成部11aは、後述する印刷コード情報を印刷するファイルの印刷データに付加してコード付き印刷データを生成する機能を有している。
表示制御・操作制御部12は、後述するように、管理サーバ2から受け取った操作規制コマンドに基づいて端末1の操作を規制する操作規制部12a、管理サーバ2から受け取った操作規制解除コマンドと共有プリンタ3において出力された印刷物Pcに印刷されている印刷コードの読取情報に基づいて、かかる操作規制を解除する操作規制解除部12bを有している。
端末管理部14は、端末1aにおける所定の操作に先立って操作イベントを生成する操作イベント情報生成部14a、端末1における所定の操作が行われた時にそれに応じて操作ログを生成する操作ログ情報生成部14bを有している。なお、ユーザが印刷をしようとした時、すなわち印刷ジョブの送信に先立って生成される印刷イベント情報はこの操作イベント情報生成部14aで、ユーザが共有プリンタ3に対して印刷指示を行った場合、すなわち印刷ジョブを共有プリンタ3に送信した場合に生成される印刷ログ情報はこの操作ログ情報生成部14bにおいて生成される。
ここで、生成された印刷イベント情報や印刷ログ情報のデータ構造は、図3に例示されているように、端末1を識別する端末ID、ログインユーザを識別するユーザID(又はログイン名)、日時データ、ファイル名、出力先のプリンタID、印刷部数や印刷ページ数などの印刷条件などが含まれている。なお、本実施形態においては、印刷イベント情報と印刷ログ情報とは同種のデータ構造で構成されており、このため両者は、日時が相違し、その他の内容は共通するデータ構造を有している。
また、生成されたコード付き印刷データは印刷ジョブとして共有プリンタ3に送信され、共有プリンタ3において印刷される。図4には用紙に印刷されたコード付き印刷データである印刷物Pcが例示されている。図4(a)には1次元コードとしての文字コードC1が、(b)には2次元コードとしてのQRコードC2が用紙右上位置に印刷されている。この文字コードC1は、ユーザID、MACアドレス、及び、ファイル名とから所定の変換式を用いて生成された文字列から成り、全て英数字で表されている。
一方、管理サーバ2のコンピュータには、ソフトウエア又はハードウエアあるいはその両方で、本発明に関係する機能として、端末1を監視・管理する端末監視部21、共有プリンタ3における印刷ジョブの印刷開始や印刷完了などの印刷状態などを監視するプリンタ監視部22、各端末1の固有情報(MACアドレスなど)を格納した端末情報格納部23、端末1から取得した操作ログ情報や操作イベント情報などを端末毎に格納する操作情報格納部24、ネットワーク4に対するデータ伝送を行う送受信部としてのネットワークインターフェース25などが構築されている。
端末監視部21は、端末1において生成された操作イベント情報(印刷イベント情報)や操作ログ情報(印刷ログ情報)などの操作情報を取得する操作情報取得部21a、取得した印刷イベント情報と、端末情報格納部23から読み出された印刷イベント情報の送信元の端末の固有情報とに基づいて印刷コード情報を公知の方法を用いて生成する印刷コード情報生成部21b、取得した操作ログ情報などに基づいて各種コマンドを生成するコマンド生成部21c、端末1に対して印刷物の回収情報などの各種情報を報知する報知部21dを有している。なお、端末1の操作を規制するための操作規制コマンドは、このコマンド生成部21cにおいて生成される。併せて、印刷物Pcに印刷された印刷コードの読取情報をかかる操作規制の解除条件とする操作規制解除コマンドも、対応する印刷コード情報を用いて生成され、これにより操作規制コマンドと操作規制解除コマンドとから構成される操作規制コマンド群が生成される。この操作規制コマンド群は、プリンタ監視部22により印刷ログ情報に対応する印刷ジョブの印刷完了が検知された時に、管理サーバ2から端末1に送信される。なお、コマンド生成部21cにおける各種コマンドの生成には、図示しないコマンド格納部に予め格納しておいた各種コマンドの読み出しなども含むものである。
共有プリンタ3は、印刷を実行するプリント部31、端末1から送信された印刷ジョブのスプールや、プリント部31における印刷の進行状況などを管理するプリント管理部32、ネットワーク4に対するデータ伝送を行う送受信部としてのネットワークインターフェース33などを備えている。
次に、図2のように構成されたプリントシステムにおける、印刷指示から印刷物回収による操作規制解除までの流れを、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、端末1において作成されたファイルなどを印刷するため、出力先となる共有プリンタ3の選択や、印刷部数、印刷範囲となる印刷ページ数などの印刷条件の入力を行う。印刷条件などの入力が完了すると、出力先の共有プリンタ3に対する印刷ジョブの送信要求が印刷指示部11から端末管理部14になされる(#100)。端末管理部14では、この印刷ジョブ送信要求を受け取ると、印刷イベント情報生成部14aにその印刷条件などの印刷ジョブの内容が渡され、印刷イベント情報が生成される(#101)。生成された印刷イベント情報は端末管理部14により管理サーバ2に送り出される(#102)。送信される印刷イベント情報のデータ構造は、図3に示したとおりである。
次に、管理サーバ2は、端末1から印刷イベント情報を受け取ると、この印刷イベント情報の送信元である端末1の固有情報を端末情報格納部23から読み出す(#200)。そして、読み出された固有情報と受け取った印刷イベント情報とに基づいてユニークな印刷コード情報を生成する(#201)。生成された印刷コード情報は、端末監視部21により印刷イベント情報の送信元の端末1に送り出される(#202)。なお、この印刷コード情報は、印刷イベント情報と共に管理サーバ2の操作情報格納部24に格納される。
印刷コード情報を受け取った端末1では、印刷データ生成部11aにおいてこの印刷コード情報を印刷するファイルの印刷データに付加し、コード付き印刷データを生成する(#103)。そして、生成されたコード付き印刷データを印刷ジョブに含まれる印刷データとして、この印刷ジョブを端末管理部14により共有プリンタ3に送り出す(#104)。
端末1から印刷ジョブを受け取った共有プリンタ3は、プリント管理部32に印刷ジョブをスプールし、プリント部31においてコード付き印刷データの印刷を実行する(#300)。一方、端末1においては、印刷ジョブの送信に応じて印刷ジョブの内容を記述した印刷ログ情報の生成が操作ログ情報生成部14bにより行われる(#105)。生成された印刷ログ情報は端末1から管理サーバ2に送り出される(#106)。そして、管理サーバ2はこの印刷ログ情報を受け取ると、コマンド生成部21cにより印刷ログ情報の送信元の端末の操作を規制するための操作規制コマンドの生成を行う。併せて、印刷物Pcに印刷された印刷コードの読取情報をかかる操作規制の解除条件とする操作規制解除コマンドも生成する。この際、この印刷ログ情報に対応する印刷イベント情報と共に格納されている印刷コード情報が用いられる。これにより、操作規制コマンドと操作規制解除コマンドとから構成される操作規制コマンド群が生成される(#203)。
上述したように、これらの印刷ログ情報生成、操作規制コマンド群の生成などと並行して共有プリンタ3においては印刷ジョブ(コード付き印刷データ)の印刷が行われている(#300)。これにより共有プリンタ3において、コード付き印刷データの印刷物、すなわち図4に例示するような印刷コードが印刷された印刷物Pcが得られる。
共有プリンタ3において一の印刷ジョブの印刷が完了すると(#301)、この印刷ジョブの印刷完了がプリンタ監視部22により検知される(#204)。このタイミングで、端末監視部21により操作規制コマンド群が印刷ジョブを送信した端末1に送り出される(#205)。この操作規制コマンド群を受け取った端末1は、その操作規制コマンドに基づいて操作規制部12aによりその入力操作がロックされ、キーボードやマウスを操作しても入力を受け付けない操作ロック状態とされる(#107)。
この操作ロック状態を解除するためには、印刷物Pcに印刷された印刷コードが用いられる。従って端末1のユーザは、その後の作業を続行するため、共有プリンタ3から速やかに印刷物を回収する(#302)。そして、回収された印刷物Pcの印刷コードを用いて操作ロック状態を解除するが、ここでは印刷コードとして文字コードC1を採用しており、操作ロック状態になると端末1の画面上に図6に例示するような印刷コード情報入力画面100が表示される。ユーザがこの入力画面100の入力欄101に回収した印刷物Pcに印刷されている印刷コード(文字コード)を入力すると(#108)、操作規制解除コマンドに基づいて操作規制解除部12bにより端末1の操作ロック状態が解除され(#109)、ユーザは引き続き作業を続行することができる。
ここで、上述の操作解除は、印刷された印刷コードの読取情報を操作規制の解除条件とする操作規制解除コマンド、すなわち印刷コードの読取情報の入力により実行される操作規制解除コマンドに基づいて実現されているが、このような操作規制解除コマンドを操作規制コマンドと併せて送信せずに、入力欄101に入力された時にその入力内容を管理サーバ2に問い合わせ、その入力内容と操作情報格納部24に格納されている印刷コード情報とを照合し、その判定結果に基づいて操作規制解除コマンドを管理サーバ2から端末1に送り出すようにしても良い。この際、管理サーバ2の報知部21bにより、送信された印刷コードの読取情報に基づいて回収情報を報知すると好適である。例えば、回収した印刷物Pcが他のユーザのものであった場合、自身の操作規制は解除されないが、当該印刷コードに基づいて得られる情報(端末やユーザ名など)を含んだ回収情報を表示することにより、誰の印刷物を誤って持ち去ったのかを認識することもできる。
なお、上述した印刷データに対する印刷コード情報の付加は端末1において設定可能であり、図7にはその設定画面110が例示されている。まず、図7(a)は、印刷物に対する印刷コードの付加の要否を設定する画面であり、印刷コードの付加について「はい」を選択すると、その右側にある詳細設定ボタン111がアクティブ化するように構成されている。そして、この詳細設定111ボタンをクリックすると、図7(b)に示すような印刷コードの詳細設定画面120が表示される。この詳細設定画面120は、印刷コードの種類、表示枚数、ページ情報、表示位置に関する条件が入力可能に構成されている。印刷コードの種類欄121においては、文字コード(1次元コード)かQRコード(2次元コード)かの選択が可能であり、表示枚数欄122では、印刷物の「全てのページ」若しくは「指定したページ」に対する印刷コードの印刷、或いは、印刷コードだけを別用紙に印刷し、ファイルの印刷データが印刷される用紙には印刷コードの印刷を行わない印刷形態である「別用紙に印刷」が選択可能である。また、ページ情報欄123では、印刷物Pcに印刷される印刷コード、すなわち印刷コード情報にページ情報を含むか否かの選択が可能である。さらに、表示位置欄124では、用紙に印刷される印刷コードの印刷位置を右上、右下などに設定可能であり、詳細設定ボタン124aをクリックすると図示しない詳細位置設定画面が表示され、さらに詳細な表示位置の設定を行うことができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明に係るプリントシステムの第2の実施形態を図8から図10に基づいて説明する。なお、図1及び図2と同様の部材については同じ符号を用いている。第1の実施形態では、コード付き印刷データの生成を端末1側で行っていたが、この第2の実施形態においては、これをプリンタ側で行っている点で相違している。このため、第2の実施形態においては、第1の実施形態における共有プリンタ3の部分を、プリンタサーバ7とプリンタ8とで構成し、ネットワーク4に接続されたこのプリンタサーバ7にコード付き印刷データの生成を行う印刷データ生成部を設けている。また、第1の実施形態と異なり、端末1において印刷イベント情報の生成は省略可能である。
以下、この第2の実施形態の基本原理について図8を用いて説明する。まず、端末1を所有しているユーザが、作成した文書ファイルなどをプリンタ8で印刷するため、印刷ジョブをプリンタサーバ7に送信する(#21)。一方、この印刷ジョブの送信に応じて、端末1は、当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成し(#22)、この印刷ログ情報を管理サーバ2に送信する(#23)。
この印刷ログ情報を受信した管理サーバ2は、印刷ログ情報から読み取られた情報と予め格納している端末の固有情報とを用いて、印刷するファイルの印刷データに付加する印刷コード情報を生成する(#24)。また、印刷ログ情報の送信元である端末1の操作を規制するための操作規制コマンドを生成する。併せて、印刷物Pcに印刷された印刷コードの読取情報をかかる操作規制の解除条件とする操作規制解除コマンドも生成し、この操作規制コマンドと操作規制解除コマンドとから構成される操作規制コマンド群が生成される(#25)。そして、生成された印刷コード情報を印刷ジョブの送信先であるプリンタサーバ7に送信する(#26)。
一方、端末1から印刷ジョブを受け取ったプリンタサーバ7はこの印刷ジョブを一時的に格納しており、管理サーバ2から当該印刷ジョブに対応する印刷コード情報を受け取ると、当該印刷ジョブの印刷データに対してこの印刷コード情報を付加してコード付き印刷データを生成する(#27)。以降の処理については、第1の実施形態と同様であり、プリンタ8において、プリンタサーバ7から受け取ったコード付き印刷データの印刷が実行され(#28)、当該印刷ジョブの印刷状態は管理サーバ2により監視される。そして、印刷完了が検知されると(#29)、生成された操作規制コマンド群が端末1に送信される(#30)。
管理サーバ2から操作規制コマンド群を受け取った端末1では、操作規制コマンドに基づいてその後の操作が規制される(#31)。この操作規制を解除するため、ユーザはプリンタ8から印刷コードが印刷された印刷物Pcを回収し、その印刷物Pcの印刷コードから読み取った情報を端末1に入力する(#32)。端末1は、この印刷コードの読取情報が入力されることにより、操作規制解除コマンドに基づいて操作規制が解除される(#33)。
図9には、第2の実施形態のプリントシステムのシステム構成が示されている。第1の実施形態のシステム構成(図2参照)と比較すると、この第2の実施形態のシステム構成では、プリンタ側の構成としてプリンタサーバ7とプリンタ8とが備えられている。このプリンタサーバ7には、プリンタ8における印刷の進行状況の管理などを行うプリント管理部71、ネットワーク4に対するデータ伝送を行う送受信部としてのネットワークインターフェース72などを備えて構成されている。また、プリント管理部71は、端末1から送信された印刷ジョブや管理サーバ2から送信された印刷コード情報などを一時的に格納する印刷情報格納部71a、第1の実施形態では端末1に備えられていた、コード付き印刷データを生成する印刷データ生成部71bを有している。なお、第2の実施形態では、端末1の操作イベント情報生成部14aは省略されている。
図10には、第2の実施形態における、印刷指示から印刷物回収による操作規制解除までの流れがフローチャートで示されている。
その概略を説明すると、まず、端末1からプリンタサーバ7に対して印刷ジョブが送り出される(#110)。この印刷ジョブのデータ構造は図3で示したとおりである。そして、印刷ジョブの送信に応じて印刷ジョブの内容を記述した印刷ログ情報の生成が操作ログ情報生成部14bにより行われる(#111)。生成された印刷ログ情報は端末1から管理サーバ2に送り出される(#112)。
この印刷ログ情報を受け取った管理サーバ2は、この印刷ログ情報の送信元である端末1の固有情報を端末情報格納部23から読み出し(#210)、読み出された固有情報と受け取った印刷ログ情報とに基づいてユニークな印刷コード情報を生成する(#211)。また、コマンド生成部21cにより印刷ログ情報の送信元の端末の操作を規制するための操作規制コマンドの生成を行う。併せて、印刷物Pcに印刷された印刷コードの読取情報をかかる操作規制の解除条件とする操作規制解除コマンドも生成する。これにより、操作規制コマンドと操作規制解除コマンドとから構成される操作規制コマンド群が生成される(#212)。一方、生成された印刷コード情報は、プリンタサーバ7に送り出される(#213)。
端末1から印刷ジョブを受け取ったプリンタサーバ7は、この印刷ジョブを印刷情報格納部71aに一時的に格納する(#310)。そして、管理サーバ2から印刷コード情報を受け取ると、格納しておいた対応する印刷ジョブの印刷データに当該印刷コード情報を付加してコード付き印刷データを生成する(#311)。生成されたコード付き印刷データは、プリンタ8により印刷が実行され、図4に例示したような印刷コードが印刷された印刷物Pcが出力される(#312)。
なお、上記以降の印刷完了による操作規制コマンド群の送り出しから、印刷物Pcの印刷コードを用いた操作規制解除に至る処理については、第1の実施形態と同様なので、ここでは説明を省略する。
〔別実施形態1〕
上述した実施形態では、操作規制された状態を入力操作がロックされる操作ロック状態としたが、これ以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、端末のモニタに警告画面を表示し続けるような形態としても良い。特に、この警告画面をモニタ画面の中央や大きく表示することで、ユーザが操作対象としている画面が見え難くなり、その操作が困難となる操作規制状態となる。また、操作の一形態としての印刷操作が規制される形態、すなわち印刷物を回収して印刷操作規制を解除しない場合、次の印刷が実行できないような形態としても良い。
〔別実施形態2〕
上述した実施形態では、操作規制解除方法として、印刷コード情報入力画面を表示し、この入力画面に回収した印刷物に印刷されている印刷コード(文字コード)を入力することにより、操作規制を解除するものとしたが、これ以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、印刷コードとしてQRコードが用いられた場合、各端末にQRコード読取機能を有するUSBカメラ(印刷コード読取手段)を備え、このUSBカメラにより読み取られた印刷コードの情報(印刷コード読取情報)に基づいて操作規制を解除する形態としても良い。
また、プリンタ側にかかるUSBカメラ(印刷コード読取手段)を備えると共に、このUSBカメラで読み取られた印刷コードの情報を管理サーバに送信する印刷コード読取情報取得部を備え、管理サーバは、送信された印刷コード読取情報と格納されている印刷コード情報とを照合し、操作規制解除コマンドを該当する端末に送信するような形態としても良い。この際、管理サーバ2の報知部21dにより、送信された印刷コードの読取情報に基づいて対応する端末に回収情報を報知すると好適である。例えば、印刷物の全てに印刷コードを付加する設定が成され、このため回収した印刷物Pcの複数枚に印刷コードが印刷されている場合には、その複数枚の印刷物の印刷コードに対応する全ての端末に、当該印刷コードに基づいて得られる情報(端末やユーザ名など)を含んだ回収情報を表示することにより、誰の印刷物と併せて回収されたかを認識することができる。
このように印刷コード読取情報に基づいて管理サーバから操作規制解除コマンドを送信する形態の場合、印刷コード読取手段として携帯通信端末を用いることもできる。すなわち、QRコード読取機能を有する携帯通信端末から送信される印刷コード読取情報を受信可能に管理サーバを構成しても良い。
なお、一定時間経過してもユーザにより操作規制解除が行われない場合には、管理サーバからプリントシステムの管理者端末に通知するようにしても良い。さらに、ユーザが端末から長時間離れた場合や、印刷指示後かつ操作規制コマンド受信前に端末の電源をOFFにした場合などに備え、管理サーバにユーザの携帯通信端末のアドレスを格納しておき、かかる事態が生じた場合に印刷物の未回収に係る情報を送信するようにしても良い。
〔別実施形態3〕
上述した実施形態では、管理サーバから端末に送信される操作規制コマンドの送信タイミングは、印刷物の印刷完了を検知した時点としたが、これ以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、印刷物の印刷開始を検知した時点や、端末から印刷ログ情報を受信した時点などの形態としても良い。さらに、各種コマンド送信のタイミングを調整する送信タイミング調整部を管理サーバに備え、受信した印刷ログ情報などを用いて送信タイミングを調整する形態としても良い。例えば、端末から受信した印刷ログ情報に含まれる印刷ページ数が所定値以内の場合は印刷開始の時点で、所定値以上の場合は印刷完了時点で操作規制コマンドを送信する。これにより、印刷中の長時間に亘り操作が規制されて作業効率が低下することが回避される。また、印刷するファイルの機密度を管理サーバに格納しておき、機密度の高いファイルの場合は印刷ログ情報を受信した時点或いは印刷開始時点で、機密度の低いファイルの場合は印刷完了時点で操作規制コマンドを送信しても良い。かかる形態によれば、機密度の高いファイルの場合には印刷指示後直ぐに操作規制され、ユーザは印刷物回収のためプリンタの所まで行くので、機密度の高いファイルの内容が人目に晒される時間を少なくすることができる。
〔別実施形態4〕
上述した実施形態においては、印刷コードを用紙右上位置に印刷した場合を示したが、もちろんこれ以外の位置に印刷するように設定することも可能である。また、印刷データ生成部に印刷位置検索機能を設け、印刷する文書データなどにおいて当該印刷コードを印刷するための余白部分を自動検索して、検索された余白位置に印刷コードを印刷するようにしても良い。これにより、印刷コードを確実に余白部分に印刷することが可能となる。
さらに、印刷用紙に対する印刷コードの書込及び当該印刷コードの読取について、RFID技術を適用してもよい。すなわち、RFタグを備えた用紙を用い、このRFタグに印刷コード情報を書き込み、印刷コード読取手段としてのタグリーダにより当該印刷コード情報を読み取ることにより、上述した操作規制解除を行うのである。かかる構成によれば、用紙に印刷コードが印刷されることがないので、通常と同じ形態の印刷物が得られ、見た目も良く好適である。
〔別実施形態5〕
上述した印刷コード情報生成部、印刷データ生成部、操作規制解除手段を、端末1、管理サーバ2、共有プリンタ3或いはプリンタサーバ7のいずれに備えるかは適宜変更可能であり、上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係るプリントシステムの第1の実施形態の模式図 第1の実施形態における端末と管理サーバとプリンタの機能ブロック図 印刷ログ情報及び印刷イベント情報のデータ構造を説明する説明図 コード付き印刷データの印刷物を説明する説明図 第1の実施形態における処理手順を示すフローチャート 印刷コード情報入力画面を示す図 印刷コード設定画面を示す図 本発明に係るプリントシステムの第2の実施形態の模式図 第2の実施形態における端末と管理サーバとプリンタの機能ブロック図 第2の実施形態における処理手順を示すフローチャート
符号の説明
1 端末
2 管理サーバ
3 共有プリンタ
11 印刷指示部
11a 印刷データ生成部
11b 印刷ジョブ生成部
12 表示制御・操作制御部(操作規制解除手段)
12a 操作規制部
12b 操作規制解除部(操作規制解除手段)
14 端末管理部
14a 操作イベント情報生成部(印刷イベント情報生成部)
14b 操作ログ情報生成部(印刷ログ情報生成部)
21 端末監視部
21a 操作情報取得部
21b 印刷コード情報生成部
21c コマンド生成部
21d 報知部
22 プリンタ監視部(印刷状態監視部)
23 端末情報格納部

Claims (10)

  1. 端末とこの端末を管理する管理サーバとプリンタとをネットワーク接続して構成されたプリントシステムにおいて、
    前記端末は、印刷ジョブの送信に応じて当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成する印刷ログ情報生成部と、当該端末の操作を制御する操作制御部とを備え、
    前記管理サーバは、前記端末から送信された前記印刷ログ情報に基づいて当該端末の操作を規制する操作規制コマンドを生成するコマンド生成部を備えており、
    前記操作制御部は、前記管理サーバから送信された前記操作規制コマンドに基づいて当該端末の操作を規制するプリントシステム。
  2. 前記プリンタにおける印刷ジョブの印刷状態を監視する印刷状態監視部を備え、
    前記印刷ジョブの印刷完了が検知されたときに、前記管理サーバから前記端末に対して前記操作規制コマンドが送信される請求項1に記載のプリントシステム。
  3. 前記印刷ジョブの印刷データに付加する印刷コード情報を生成する印刷コード情報生成部と、
    前記印刷ジョブの印刷データに前記印刷コード情報を付加してコード付き印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    印刷された前記コード付き印刷データの印刷コードに基づいて前記端末の操作規制を解除する操作規制解除手段とを備えた請求項1又は2に記載のプリントシステム。
  4. 前記管理サーバは、前記端末の固有情報を格納する端末情報格納部と、前記印刷コード情報生成部とを備え、
    前記印刷ジョブを送信する端末の固有情報に基づいて前記印刷コード情報を生成する請求項3に記載のプリントシステム。
  5. 前記端末は、前記印刷ジョブの送信に先立って当該印刷ジョブに関する印刷イベント情報を生成する印刷イベント情報生成部と、前記印刷データ生成部とを備えており、
    前記管理サーバは、前記端末から送信された前記印刷イベント情報と当該端末の固有情報とに基づいて印刷コード情報を生成すると共に、生成された印刷コード情報を前記端末に送信し、
    前記端末は、生成されたコード付き印刷データを含む印刷ジョブを前記プリンタに送信する請求項4に記載のプリントシステム。
  6. 前記端末から印刷ジョブが送信され、かつ、前記印刷データ生成部を有するプリンタサーバがさらにネットワーク接続されており、
    前記管理サーバは、前記端末から送信された前記印刷ログ情報と当該端末の固有情報とに基づいて印刷コード情報を生成すると共に、生成された印刷コード情報を前記プリンタサーバに送信し、
    前記プリンタサーバは、生成されたコード付き印刷データを含む印刷ジョブを前記プリンタに送信する請求項4に記載のプリントシステム。
  7. 端末とプリンタとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する前記端末を管理する管理サーバにおいて、
    印刷ジョブの送信に応じて生成された当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を前記端末から受信し、受信した前記印刷ログ情報に基づいて当該端末の操作を規制する操作規制コマンドを生成するコマンド生成部を備え、生成された前記操作規制コマンドを前記端末に送信する管理サーバ。
  8. 端末とプリンタとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する前記端末を管理する管理サーバのための端末管理プログラムにおいて、
    印刷ジョブの送信に応じて生成された当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を前記端末から受信する機能と、
    受信した前記印刷ログ情報に基づいて当該端末の操作を規制する操作規制コマンドを生成する機能と、
    生成された前記操作規制コマンドを前記端末に送信する機能とをコンピュータに実現させる端末管理プログラム。
  9. プリンタと管理サーバとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する端末において、
    印刷ジョブの送信に応じて当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成する印刷ログ情報生成部と、当該端末の操作を制御する操作制御部とを備え、
    前記印刷ログ情報を前記管理サーバに送信すると共に、前記管理サーバにおいて当該印刷ログ情報に基づいて生成された操作規制コマンドを受信し、
    受信した前記操作規制コマンドに基づいて前記操作制御部により当該端末の操作が規制される端末。
  10. プリンタと管理サーバとにネットワーク接続されてプリントシステムを構成する端末のための操作管理プログラムにおいて、
    印刷ジョブの送信に応じて当該印刷ジョブ内容を記述した印刷ログ情報を生成する機能と、
    前記印刷ログ情報を前記管理サーバに送信すると共に、前記管理サーバにおいて当該印刷ログ情報に基づいて生成された操作規制コマンドを受信する機能と、
    受信した前記操作規制コマンドに基づいて当該端末の操作を規制する機能とをコンピュータに実現させる操作管理プログラム。
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JPWO2013089141A1 (ja) * 2011-12-15 2015-04-27 旭化成ケミカルズ株式会社 タンパク質吸着材

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