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JP2008138397A - カバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造 - Google Patents

カバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造 Download PDF

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JP2008138397A JP2006323836A JP2006323836A JP2008138397A JP 2008138397 A JP2008138397 A JP 2008138397A JP 2006323836 A JP2006323836 A JP 2006323836A JP 2006323836 A JP2006323836 A JP 2006323836A JP 2008138397 A JP2008138397 A JP 2008138397A
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Daisuke Kitamura
大介 北村
Ryuichi Ishii
隆一 石井
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Abstract

【課題】
メンテナンスカバーが取付固定されるカバー本体の開口部の周縁部の隙間が生じ難くすることのできるカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造を提供すること。
【解決手段】
水栓本体2を被覆するカバー11を備えたカバー水栓1のメンテナンスカバー70の取付構造110であって、カバー本体112と、カバー本体112の開口部113に脱着可能に取り付けられるメンテナンスカバー70とを備えており、カラー49,50及びメンテナンスカバー70には、メンテナンスカバー70の取り付け方向において互いに係合する係合部56,76がそれぞれに設けられるとともに、開口部113におけるカラー49,50が拡開する方向において互いに係止する係止部54,74がそれぞれに設けられた。
【選択図】 図8

Description

本発明は、カバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造に関する。
水栓本体などをカバーによって被覆したカバー水栓が知られている。このようなカバー水栓では、被覆された水栓本体の止水栓などをメンテナンスする際の利便性を高めるために、メンテナンスを行うのに必要な一部の部位のカバーのみをカバー本体に脱着可能に設け、カバー本体は固定したまま、このカバーのみを取り外してメンテナンスを可能にしたものが知られている。このようなカバーは「メンテナンスカバー」などと呼ばれている。
そして、従来、このメンテナンスカバーとカバー本体との取付構造は、図14〜図16に示すように、メンテナンスカバー120のカバー本体121への取り付け時に、先端に係合部122がついた係合片123を相手方に圧入し、係合部122を係合させて、両部材を固定するものが知られていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−213287号公報(図2、図7、図8)
しかしながら、この従来の取付構造では、メンテナンスカバー120をカバー本体121に固定した状態において、メンテナンスカバー120が取り付けられる、カバー本体の開口部124の周縁部125に外力が加えられた場合に、周縁部125に変形や撓みを生ずることがあり、この変形や撓みにより、メンテナンスカバー120とカバー本体121との間に隙間が生じてしまうというおそれがあった。そしてこの隙間が生ずることにより、カバー水栓1の美観が損なわれるという問題があった。
本発明は上記した従来のカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造の問題点を解消するものであり、メンテナンスカバーが取付固定されるカバー本体の開口部の周縁部の隙間が生じ難くすることのできるカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の採った手段を以下に説明する。本発明のカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造は、水栓本体を被覆するカバーを備えたカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造であって、該カバーは、カバー本体と、該カバー本体の開口部に脱着可能に取り付けられるメンテナンスカバーとから構成され、該カバー本体及び該メンテナンスカバーには、メンテナンスカバーの取り付け方向において互いに係合する係合部がそれぞれに設けられるとともに、前記開口部におけるカバー本体の周縁部が拡開する方向において互いに係止する係止部がそれぞれに設けられることを特徴とするカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造(請求項1)である。
このような係止部により、開口部に取り付けられるメンテナンスカバーに対して、カバー本体の周縁部が係止されて、周縁部が拡開することを防止できる。よって、カバー本体の周縁部に力が加わっても、周縁部とメンテナンスカバーとの間に隙間が生ずることを防止することができる。なお、カバー本体の「周縁部」とは、例えば、カバー本体の両側部にそれぞれ固定されたカラーなどを例示することができるが、メンテナンスカバーが取り付けられる開口部を構成するカバーの一部または前部を言う。また、係止部が設けられるカバー本体の周縁部の位置は、メンテナンスカバーからみて上下左右いずれの位置でも良く、上下左右の全ての位置、または上下左右のいずれかの位置にカバーの周縁部が存在すればよいものとする。例えば、上下左右いずれにもカバー本体の周縁部が存在すれば、それらの周縁部の4箇所の全てに係止部を設けても良く、また、いずれか特定の周縁部にのみ(例えば左右のみ)係止部を設けることとしても良い。また、開口部のうち左右のみにカバー本体が存在し、上下方向においてはメンテナンスカバーは水栓本体や壁面に隣り合うような態様においては、左右にのみ係止部を設けることとしても良い。
なお、係合部及び係止部の形状は特に限定されないが、係合部は、両部材に設けた突起などを例示することができ、係止部は、「L字」状に形成された係止突片と、この係止突片の内側に当接される突設片などを例示することができる。また、係止部と係合部とを一つの部位に兼用して形成しても良い。
また、上記したカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造において、前記係止部の一方が突設片であり、他方が、メンテナンスカバーの取付方向においてこの突設片が内側にスライド装着可能なL字状に屈曲形成された薄板状部であるものとすることもできる(請求項2)。
このように、メンテナンスカバーの取付方向においてスライド装着される係止部とすることにより、カバー本体へのメンテナンスカバーの取付時に、カバー本体へ係合固定すると同時に、係止部も係止状態とすることができ、取付作業を簡便・迅速に行うことができる。
また、上記したカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造において、カバー水栓の正面側に前記メンテナンスカバーが設けられ、前記メンテナンスカバーの左右に周縁部が設けられたものとしても良い(請求項3)。
メンテナンスカバーが正面側に設けられ、メンテナンスカバーの左右に周縁部が設けられる場合には、両部材の隙間がカバー水栓正面側に露呈し使用者の目に付きやすい。よって、美観の点から特に本発明が好適である。
また、上記したカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造において、前記周縁部は、メンテナンスカバーと直交する方向に沿って取り付けられた板状に形成されるものとすることもできる(請求項4)。
メンテナンスカバーと直交する方向に沿って板状の周縁部が取り付けられている場合、周縁部の変形・撓みはメンテナンスカバーに直交する方向において生ずるので、隙間が生じやすい。よって、本発明が特に有効である。
本発明は上記のように、カバー本体の周縁部が拡開する方向においてメンテナンスカバーと互いに係止する係止部が設けられているので、カバー本体の開口部の周縁部の隙間を生じ難くすることができる。
次に、本発明のカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造の実施の形態を図を参考にして詳細に説明する。図1及び図3に示すように、本発明のカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造110は、浴室内の壁面Aの前面に取り付けられたカウンターBの上部に載置されるとともに、壁面Aにねじ止め固定されるカバー水栓1に用いられるものである。このカバー水栓1は、温度調節ハンドル4により適宜の湯温に調節された混合水を、吐水切換ハンドル5の操作によって、吐水口6またはシャワーエルボ7に接続されたシャワー(図示省略)から吐水させるものである。このカバー水栓1のカバー11は、カバー本体112とカバー本体112の正面側に脱着自在に取り付けられたメンテナンスカバー70とから構成されている。このカバー11内には、固定用ステー90が取り付けられた水栓本体2が収容固定されている。また、図1から図3に示すように、カバー11は、下部カバー20と、左右のカラー49、50と、背面カバー42と、メンテナンスカバー70と、上側カバー48とを備えており、これらを組み付けて全体が正面視縦長の長方形状に、側面視「L字」状に形成されている。
図3に示すように、下部カバー20は、前後方向に肉薄の、上下面及び背面が開放された横断面「コ字」状に形成されている。そして、この下部カバー20の上端面がカラー49,50などが載置可能な載置部33とされている。また、正面部26の上部及び下部には、下部カバー20を壁面Aにねじ止めするための固定用孔21が開設された固定片22,24が突設されている。また、正面部26には、正面部26ほぼ前面に渡って背面側に凹設された窪み25が設けられている。
また、下部カバー20の正面部26及び両側面部27の下端には、段部28が形成されている。段部28は、カウンターB上面に設けられた取付口8の周縁に沿って凹設された載置部3に対応して形成されている。そしてこの段部28の内側には、取付口8の内側に対応して形成され、段部28から下方に延設された差込部29が設けられている。このような差込部29により、下部カバー20の取付口8への取付が案内され、下部カバー20の取付口8への取付を容易に行うことができる。また、取付口8の周縁の載置部3に対応した段部28が設けられることにより、下部カバー20を取付口8に取り付けた際には段部28が載置部3上に当接載置されることになり、下部カバー20を取付口8に安定的・確実に取り付けることができる。
また、各々の側面部27の上端には、後述するように水栓本体2などが下部カバー20上に載置される際に、カラー49、50の内側面に摺接する部位に設けられた薄板状の挿嵌部30が突設されている。図5に示すように、水栓本体2などが下部カバー20上に載置される際に、挿嵌部30が両カラー49、50の内側面に摺接しつつ下部カバー20に対する両カラー49,50などの位置を案内して、両カラー49,50などを下部カバー20に対して適切な位置に設置することができる。挿嵌部30は、側面部27に沿って、その横断面が長手方向となる薄板状に形成されている。また、両挿嵌部30の内側面には、突条32が形成されており、挿嵌部30を補強している。
図3に示すように、背面カバー42は、正面視において、下部が開放された「コ字」状に形成されており、その本体の正面側には、カラー49,50及び上側カバー48の後端部が差し込み保持される溝43が形成されている。また、両側部44の上部寄りには両側部44間に懸架された補強片45が設けられており、この補強片45には取付孔41が二箇所設けられている。
図1及び図2に示すように、上側カバー48は、水栓本体2を収容するように正面寄りに半円筒部46が形成された板状に設けられるものであり、半円筒部46の手前側下端面中央付近には、メンテナンスカバー70の凹部72と相俟って吐水口6を突出させる半円状の凹部47が形成されている。
水栓本体2は、図3及び図5に示すように、左右を長手方向とした円柱状の本体部10と、本体部10の背面側に接続されて「クランク」状に屈曲形成された配管部12とを備えている。図7に示すように、本体部10の左右両端部には、温度調節ハンドル4及び吐水切換ハンドル5が取り付けられるとともに、内蔵された各弁装置を駆動するためのスピンドル14がそれぞれ設けられている。また、本体部10の中央付近に下部には吐水口6が突設されており、本体部10の中央付近背面側には、シャワーエルボ7に接続されるシャワー配管部16が突設されている。また、配管部12のそれぞれの屈曲部の正面側には、それぞれ、止水栓18が設けられており、カバー水栓1の設置後には、メンテナンスカバー70のみを取り外すことにより、これらの止水栓18を操作することができるように構成されている。そして、配管部12の後端部からは、カウンターB内の配管に接続される接続管19がそれぞれ延設されている。
固定用ステー90は、図3に示すように、背面部92と、背面部92の左右両側から正面側に屈曲延設された側面部94,96が設けられ、正面側が開放された「コ字」状に形成されている。また、左側の側面部94の上方には、シャワーエルボ7が突設される円形の開口部98が開設されている。この開口部98は、カラー49と固定用ステー90が組み付けられた際には、カラー49の開口部53に対応する部位に開設されている。また、側面部94,96の下部の正面側には、背面部92とほぼ平行方向に沿って屈曲形成された正面部100が設けられている。正面部100には、水栓本体2の止水栓18が露呈される円形の開口部102が開設されている。
また、背面部92の上端寄りには左右に沿って4箇所、下端寄りには2箇所のねじ止め用の取付孔104が開設されている。これらの上端寄りの取付孔104のうち、中央寄り左側の取付孔104’は、横長の形状に設けられている。図6に示すように、下部カバー20上に水栓本体2などが位置決めされて壁面Aに固定される作業においては、取付孔104のうち最初にこの横長の取付孔104’を仮止めしておくことにより、水栓本体2などの脱落を防止しつつ、その位置を微調整することができる。そして、微調整を行った後に、取付孔104’及び取付孔104を本締めして、最終的な固定を適切に行うことができる。
また、取付孔104が設けられる部位のすぐ下方の背面部92の部位には、上記した背面カバー42の補強片45に対応する部位において正面側に凹設された取付凹部106が設けられている。また、この取付凹部106には、補強片45の取付孔41に対応した部位に取付孔108が設けられており、背面カバー42と固定用ステー90とがこれらの取付孔41,108に取り付けられたねじ9によって固定可能に設けられている。
そして、固定用ステー90の開口部102に水栓本体2の配管部12がそれぞれ挿通固定され、固定用ステー90と背面側カバー42とが取付孔41,108に背面側から取り付けられたねじ9によって固定されている。そして、左右のカラー49,50は、水栓本体2の本体部10の両端部がその開口部52,53に挿通された上で、温度調節ハンドル4,吐水切換ハンドル5がスピンドル14にそれぞれ取着されて、本体部10端部とハンドル4,5によって水栓本体2に挟着されている。また、左右のカラー49,50の後端部が背面カバー42の両側部44の溝43に差し込まれて固定されている。このように、背面カバー42と、両カラー49,50のみが、固定用ステー90と水栓本体2とに組み付けられた状態とされている。
次にカラー49,50について説明する。メンテナンスカバー70は、これらのカラー49,50の間に取り付けられており、下部カバー20、上側カバー48及びこれらのカラー49,50に囲まれた部位の開口部113に取り付けられる。また、これらのカラー49,50が本発明に言う「周縁部」に相当する。図4及び図8に示すように、左側のカラー49は、側面視、底面が幅狭の「逆台形」状の板状に形成されており、その上面寄りの手前側に、温度調節ハンドル4が取り付けられる円形の開口部52が、上面寄りの奥側に、シャワーエルボ7が突設される円形の開口部53が、それぞれ開設されている。また、本体51の背面側を除く外周縁には、本体51から垂直に立ち上がる周壁部62が形成されている。また、本体51の内側面には、後述するメンテナンスカバー70と取付するための係止部54、係合部56が設けられている。また、係合部56よりも背面側には、メンテナンスカバー70の後端部が当接収容される当接部66が設けられている。また、係止部54のすぐ下方の周壁部62の僅かに内側には、周壁部62に沿って本体51から立設する支持部64が設けられている。また、右側のカラー50は、左側のカラー49とは、シャワーエルボ7用の開口部53が設けられていない点を除いて、ほぼ左右対称に形成されている。
図8に示すように、係止部54は、カラー49、50の内側面からほぼ垂直に立設する板状の基部58と、基部58の先端から下方にほぼ直角に延設された係止突片60から構成されている。また、係合部56には、図10に示すように、カラー49,50の正面側の部位に、メンテナンスカバー70の取付方向に直交する方向に沿って上方に向けて突設された突条形状の突起57が形成されている。この突起57が、後述するメンテナンスカバー70の係合部76の突起86に係合されてメンテナンスカバー70をカラー49,50に係合固定する。また、当接部66は、カラー49,50の背面側の部位に、メンテナンスカバー70の取付方向に直交する方向に沿って下方に向けて突設された突条形状の突起67が形成されている。メンテナンスカバー70をカラー49,50に取り付ける際には、メンテナンスカバー70の後端部がこの突起67に当接されて位置決め及び保持がなされる。なお、本例では突起57及び突起67は、突条形状としたが、これに限られず種々の形状とすることができ、例えば、突部状に形成することとしても良い。しかしながら、メンテナンスカバー70の安定した係合、位置決め及び保持を行うためには、上記したように突条形状とすることが望ましい。
また、メンテナンスカバー70がカラー49,50間に取り付けられた際には、メンテナンスカバー70の正面部71の中央付近の両端部裏側が、支持部64により支持可能に設けられる。よって、メンテナンスカバー70の正面部71に対して奥側に力が加わった場合でも、正面部71の両端部が容易には奥側に撓まないように設けられ、正面部71の両端部がカラー49,50から奥側にずれないように構成されている。
図4及び図8に示すように、メンテナンスカバー70は、正面部71とこの正面部71の下端から背面側に屈曲延設された底面部73を備えており、全体が右側面視ほぼ「L字」状に形成されている。メンテナンスカバー70の正面部71上端中央付近には、吐水口6を突出させるための半円状の凹部72が形成されている。また、裏側面には、上記した係止部54,係合部56と各々係止、係合して両カラー49,50とを取付固定する係止部74と係合部76とが、左右端付近両側にそれぞれ形成されている。
係止部74は、正面部71のやや上部寄りの左右両端に、背面側に向けて突設されている。係止部74は、先端が開放された側面視ほぼ「コ字」状に形成されており、上側突設片80と下側突設片81とが備えられている。そして、図9に示すように、これらの上側突設片80と下側突設片81との間に、カラー49,50の係止部54の基部58が差込可能な間隔に設けられている。また、下側突設片81の内側端面は、メンテナンスカバ−70の左右端面とカラー49,50の周壁部62とがほぼ当接する状態に差し込まれ状態で、係止突片60が当接可能な位置に設けられている。
また、係合部76は、底面部73のやや正面側寄りの左右両端に、上方に向けて突設されている。係合部76は、底面部73の上面から上方に向けて突設されるとともに、底面部73の前後方向に沿ってその長手方向が形成されて上方に向けて突設された薄板状の基部82と、この基部82の上端から、底面部73左右の外側に向けてほぼ直角方向に屈曲延設された薄板状の係合部片部84とから構成されている。そして、図10に示すように、底面部73背面側寄りの係合部片部84の下面には、メンテナンスカバー70の取付方向に直交する方向に沿って下方に向けて突設され、上記した、カラー49,50の係合部56の突起57に係合される突条形状の突起86が形成されている。なお、本例では突起86は、突条形状としたが、これに限られず種々の形状とすることができ、例えば、突部状に形成することとしても良い。しかしながら、メンテナンスカバー70の安定した係合を行うためには、上記したように突条形状とすることが望ましい。
このようにして構成されたカバー水栓1において、メンテナンスカバー70は、カバー本体112に以下のように脱着される。まず、メンテナンスカバー70のカバー本体への取り付け方法について説明する。カバー水栓1の正面側から、カラー49,50の間の開口部113に、ほぼ水平方向にメンテナンスカバー70を移動させて取り付ける。その際に、図11に示すように、係止部74の上側突設片80と下側突設片81との間に、カラー49,50の係止部54の基部58が差込まれるようにして取り付ける。また、同時に、係合部76の係合部片部84が、カラー49,50の係合部56の上方にスライドするようにして取り付ける。この状態で、図9に示すように、係止部54の係止突片60が下側突設片81の内側端面に係止する。このように係止部54がメンテナンスカバー70側に係止して、カバー水栓1の左右外側方向、すなわち開口部113外側方向にカラー49,50が広がったり、撓んだりすることを防止することができる。また、カバー水栓1の左右外側方向、すなわち開口部113外側方向におけるメンテナンスカバー70の固定もできる。また、係合部片部84の下面に設けられた突起86が係合部56の突起57に係合される。このようにして、メンテナンスカバー70の取付方向において、係合部56と係合部76が係合することにより、メンテナンスカバー70がカラー49,50に対して係合固定される。以上のようにして、図13に示すように、メンテナンスカバー70がカラー49,50に取り付けられる。
次いで、このメンテナンスカバー70をカバー本体112から取り外すには、図cに示すように、カラー49,50に対してメンテナンスカバー70の特に係合部76の部位を上方に押し上げ、係合部片部84の下面の突起86と係合部56の上面の突起57との係合を外すとともに、係止部54から係止部74を引き抜くようにして、メンテナンスカバー70を正面側に取り外される。
なお、本発明は上記した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、メンテナンスカバー70が取り付けられるカバー本体112は、メンテナンスカバー70が直接取り付けられるカラー49,50が、背面カバー42、上側カバー48、下部カバー20と別体に形成されるものとしたが、このような態様に限られず、カラー49,50が背面カバー42や上側カバー48や下部カバー20と一体に形成されるものでも良い。
また、メンテナンスカバー70の左右に位置されるカラー49,50などだけではなく、メンテナンスカバー70が下部カバー20や上側カバー48など隣り合い、それらのカバーとの隙間が生じうる時には、これらのカバーとの間に係止部を設けることとしても良い。また、カバー本体112側に係止突片60を備えた係止部54を設けることとしたが、これに限られず、メンテナンスカバー70側に係止突片60を備えた係止部を設けることとしても良い。
本発明のメンテナンスカバーの取付構造を用いたカバー水栓の正面図である。 カバー水栓の平面図である。 カバー水栓の一部分解斜視図である。 左右のカラー及びメンテナンスカバーの斜視図である。 カウンターに固定する際の状態を示すカバー水栓の一部分解斜視図である。 カウンターに固定する際の状態を示すカバー水栓の一部分解斜視図である。 図1のカバー水栓のA−A線断面図である。 カラー及びメンテナンスカバーの一部分解斜視図である。 取り付けた状態のカラー及びメンテナンスカバーの一部斜視図である。 係合部の断面図である。 取り付ける際のカラー及びメンテナンスカバーの一部分解斜視図である。 取り外す際のカラー及びメンテナンスカバーの一部分解斜視図である。 取り付けた状態のカラー及びメンテナンスカバーの背面図である。 従来のメンテナンスカバーの取付構造を用いたカバー水栓の斜視図である。 図15のメンテナンスカバーの側面図である。 図15のメンテナンスカバーの平面図である。
符号の説明
1;カバー水栓、2;水栓本体、3;載置部、4;温度調節ハンドル、5;吐水切換ハンドル、6;吐水口、7;シャワーエルボ、8;取付口、9;ねじ、10;本体部、11;カバー、12;配管部、14;スピンドル、16;シャワー配管部、18;止水栓、19;接続管、20;下部カバー、21;固定用孔、22,24;固定片、25;窪み、26;正面部、27;側面部、28;段部、29;差込部、30;差込片、32;突条、33;載置部、41;取付孔、42;背面カバー、43;溝、44;両側部、45;補強片、46;半円筒部、47;凹部、48;上側カバー、49、50;カラー、51;本体、52;開口部、53;開口部、54;係止部、56;係合部、57;突起、58;基部、60;係止突片、62;周壁部、64;支持部、66;当接部、67;突起、70;メンテナンスカバー、71;正面部、72;凹部、73;底面部、74;係止部、76;係合部、80;上側突設片、81;下側突設片、82;基部、84;係合部片部、86;突起、90;固定用ステー、92;背面部、94,96;側面部、98;開口部、100;正面部、102;開口部、104,104’;取付孔、106;取付凹部、108;取付孔、110;取付構造、112;カバー本体、113;開口部、120;メンテナンスカバー、121;カバー本体、122;係合部、123;係合片、124;開口部、125;周縁部、A;壁面、B;カウンター。

Claims (4)

  1. 水栓本体を被覆するカバーを備えたカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造であって、
    該カバーは、カバー本体と、該カバー本体の開口部に脱着可能に取り付けられるメンテナンスカバーとから構成され、
    該カバー本体及び該メンテナンスカバーには、メンテナンスカバーの取り付け方向において互いに係合する係合部がそれぞれに設けられるとともに、前記開口部におけるカバー本体の周縁部が拡開する方向において互いに係止する係止部がそれぞれに設けられることを特徴とするカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造。
  2. 前記係止部の一方が突設片であり、他方が、メンテナンスカバーの取付方向においてこの突設片が内側にスライド装着可能なL字状に屈曲形成された薄板状部とすることを特徴とする請求項1に記載のカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造。
  3. カバー水栓の正面側に前記メンテナンスカバーが設けられ、前記メンテナンスカバーの左右に周縁部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造。
  4. 前記周縁部は、メンテナンスカバーと直交する方向に沿って取り付けられた板状に形成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のカバー水栓のメンテナンスカバーの取付構造。
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