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JP2008120018A - 記録装置および液体噴射装置並びに搬送部の制御方法および制御プログラム - Google Patents

記録装置および液体噴射装置並びに搬送部の制御方法および制御プログラム Download PDF

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JP2008120018A JP2006308383A JP2006308383A JP2008120018A JP 2008120018 A JP2008120018 A JP 2008120018A JP 2006308383 A JP2006308383 A JP 2006308383A JP 2006308383 A JP2006308383 A JP 2006308383A JP 2008120018 A JP2008120018 A JP 2008120018A
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Abstract

【課題】搬送駆動ローラ322から離間して搬送従動ローラ324を待機させる従動ローラホルダ326の塑性変形を防止する。
【解決手段】回転駆動される搬送駆動ローラ322と、それに連れ回される搬送従動ローラ324と、搬送従動ローラ324を支持する従動ローラホルダ326と、従動ローラホルダ326を付勢するばね329と、搬送従動ローラ324が搬送駆動ローラ322に当接する位置から離間する位置へ従動ローラホルダ326を変移させるカム321と、カム321を制御する制御部360とを備える。制御部360は、指示を受けた場合に搬送従動ローラ324を離間位置に移動させ、且つ、搬送従動ローラ324が離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合に、当接位置に搬送従動ローラ324を移動させる。
【選択図】図11

Description

本発明は記録装置および液体噴射装置並びにその搬送部の制御方法および制御プログラムに関する。より詳細には、シート状の被記録物を一対のローラに挟んで搬送する搬送部を備えた記録装置および液体噴射装置と、その搬送部を制御する制御方法および制御プログラムに関する。
記録装置、ファクシミリ、複写機等、多くの機器においてシート状の被記録物、記録媒体等を搬送する搬送部の構造として、少なくとも一方が回転駆動される一対のローラの間に被記録物を挟んで搬送する構造がある。この種の搬送部では、回転駆動される駆動ローラと、駆動ローラに連れ回される従動ローラとを備え、従動ローラにより被搬送物を駆動ローラに向かって押圧することにより駆動ローラの回転に従って被搬送物が搬送される。
下記の特許文献1には、駆動ローラと、駆動ローラに向かって付勢された従動ローラとを備え、駆動ローラおよび従動ローラの間に用紙を挟むことにより、駆動ローラの回転に従って用紙を搬送する用紙搬送装置が記載される。また、この用紙搬送装置は、従動ローラを駆動ローラに向かって付勢する付勢部材と、この付勢部材に逆らって従動ローラを駆動ローラから引き離すアームとを備えている。これにより、駆動ローラおよび従動ローラに挟まれた用紙がジャムを発生した場合に、従動ローラによる押圧を解除して、各ローラに負担をかけることなく用紙を取り除くことができる。
また、下記の特許文献2には、搬送装置の一種である記録装置の排出部において、揺動するホルダに排出従動ローラを支持させる構造が記載される。これにより、排出従動ローラを排出駆動ローラから離間させて、被記録材の損傷を防止できる。このように、一対のローラにより被搬送物を把持して搬送する構造の搬送装置には、被搬送物を搬送していない場合に、駆動ローラおよび従動ローラを離間させることができる構造を有するものがある。
上記のような搬送部では、シート状とはいえ、様々な厚さの被記録物が取り扱われる。特に最近は、厚さが1mm未満の記録用紙のように柔軟ではなく、厚さが3mmに達するボード紙、情報記録媒体、プリント基板等も搬送の対象となる場合がある。前記した構造を有する搬送部においてこのような厚い被記録物を搬送する場合、まず、従動ローラを駆動ローラからいったん大きく離間させてから被記録物を装入する。これにより、被記録物の装入を円滑にすると共に、搬送部を形成する部材にかかる負荷を軽減できる。
一方、上記のような駆動ローラおよび従動ローラを組み合わせた構造の搬送装置では、従動ローラ自体は、駆動ローラの回転に従って円滑に回転することが好ましい。従って、従動ローラに対する付勢は、従動ローラを回転自在に支持する従動ローラホルダを介して印加される。また、同じ理由で、従動ローラを駆動ローラから離間させる場合は、従動ローラホルダを介して移動させる。
特開2002−128314号公報 特開2002−192782号公報
しかしながら、従動ローラホルダを変移させて従動ローラホルダを駆動ローラから離間させた場合、付勢に係る応力は従動ローラホルダに作用する。このため、多くは樹脂材料により形成される従動ローラホルダは、駆動ローラから離間している期間が長時間に及ぶと塑性変形を生じる。従動ローラホルダが変形すると、駆動ローラおよび従動ローラの間隔が減少して、やがて、十分な間隔が得られなくなる。これに対して、従動ローラホルダの変形を見込んで駆動ローラおよび従動ローラの間隔を大きく設定した場合は、従動ローラの移動量が大きくなるので、従動ローラホルダ周りに大きなスペースをとらなければならない。このため、搬送装置が大型化する。一方、従動ローラホルダの塑性変形を防止しようとすると、変形の少ない高価な材料を用いるか、従動ローラホルダ自体を大型化することが求められ、結局は搬送装置が大型化する。
そこで、上記課題を解決すべく、本発明の第1の形態として、回転駆動される搬送駆動ローラと、搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被記録物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、当該被記録物の表面に画像を形成する記録ヘッドとを備える記録装置であって、制御部は、搬送される被記録物の厚さが所定厚さである場合にアクチュエータを動作させて搬送従動ローラを搬送駆動ローラから離間した離間位置に移動させ、搬送従動ローラが離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合は、アクチュエータを動作させて搬送従動ローラを搬送駆動ローラに当接する当接位置に移動させることを特徴とする記録装置が提供される。これにより、長時間にわたって従動ローラを駆動ローラから離間させることにより従動ローラホルダに生じる塑性変形を防止できる。換言すれば、強度を徒に高くしなくてもよいので、従動ローラホルダを廉価な材料でコンパクトに形成できる。また、塑性変形による駆動ローラおよび従動ローラの間隔の減少を考慮しなくてもよいので、従動ローラの移動量と、移動に要するスペースを小さくできるので、搬送装置を小型化できる。
また、ひとつの実施形態によると、上記記録装置において、制御部は、従動ローラが離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した後に従動ローラを当接位置に移動させた場合に、当該動作を実行した旨のメッセージを発生して、当該メッセージがユーザに受領されたことを確認するまで従動ローラを当接位置に留める。これにより、ユーザは、従動ローラが駆動ローラに当接しており、そのままでは厚い被記録物を装入できない状態であることを知ることができる。
更に、他の実施形態によると、上記記録装置において、制御部は、動作を実行した旨のメッセージがユーザに受領されたことを確認した場合に駆動ローラおよび従動ローラの間に被記録物が存在するか否かを調べ、被記録物が存在する場合には当該被記録物を取り除くべき旨のメッセージを発生する。これにより、稼働していない駆動ローラおよび従動ローラの間に被記録物が挟まれたままになることが防止される。
また他の実施形態によると、上記記録装置において、制御部は、従動ローラが離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した後に従動ローラを当接位置に移動させ、且つ、駆動ローラおよび従動ローラの間に被記録物が存在しないことを検知した場合に、次に装入される蓋然性が最も高い被記録物に対応した位置に従動ローラを移動させる。これにより、次に実行させる記録装置の動作を迅速に開始できる。
また、本発明の第2の形態として、回転駆動される搬送駆動ローラと、搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被記録物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、当該被記録物の表面に画像を形成する記録ヘッドとを備える記録装置の搬送部を制御する制御方法であって、搬送従動ローラが駆動ローラから離間した離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合に、アクチュエータを動作させて搬送駆動ローラに当接する当接位置に搬送従動ローラを移動させる手順を含むことを特徴とする制御方法が提供される。これにより、ハードウェアの構造に制限されることなく、上記の効果を享受できる。
更に、本発明の第3の形態として、回転駆動される搬送駆動ローラと、搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被記録物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、当該被記録物の表面に画像を形成する記録ヘッドとを備える記録装置の搬送部を制御する制御プログラムであって、搬送従動ローラが駆動ローラから離間した離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合に、アクチュエータを動作させて搬送駆動ローラに当接する当接位置に搬送従動ローラを移動させるステップを含むことを特徴とする制御プログラムが提供される。これにより、ソフトウェアにより制御できる記録装置において、ハードウェアの構造に制限を受けることなく上記の効果を享受できる。
また更に、本発明の第4の形態として、回転駆動される搬送駆動ローラと、搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被搬送物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、当該被搬送物に向かって液体を噴射して被搬送物の表面に液体を塗布する記録ヘッドとを備える液体噴射装置であって、搬送される被搬送物の厚さが所定厚さである場合にアクチュエータを動作させて搬送従動ローラを搬送駆動ローラから離間した離間位置に移動させ、搬送従動ローラが離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合は、アクチュエータを動作させて搬送従動ローラを搬送駆動ローラに当接する当接位置に移動させることを特徴とする液体噴射装置が提供される。これにより、液体噴射装置の搬送部においても上記の効果を享受できる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、搬送部320としての搬送装置を備えたインクジェット式記録装置100の外観を斜め前方から見た様子を示す斜視図である。同図に示すように、このインクジェット式記録装置100の外型は、全体として略直方体のケース101により形成される。
ケース101上面には、後端から順に、給送部カバー110、搬送経路カバー120およびインクカートリッジホルダカバー130が順次配置される。給送部カバー110は、切欠き112に指を掛けて持ち上げることにより、その後端をヒンジとして、図中に矢印Cで示す方向に開く。開いた給送部カバー110の内部には、後述する給送部310が現れる。搬送経路カバー120およびインクカートリッジホルダカバー130も、それぞれ、その後端を軸として図中に示す矢印B、Aに従って開くことができる。搬送経路カバー120の内部には記録中の記録用紙250の経路が現れる。これにより、経路上に停滞した記録用紙250を取り除く等の保守作業ができる。また、インクカートリッジホルダカバー130はケース101の前面まで回り込んで形成され、これを開いた場合に現れるカートリッジホルダ230に対して、インクジェット式記録装置100の前面からインクカートリッジ232を脱着できる。
更に、ケース101の前面には、インクカートリッジホルダカバー130の下方に排出部カバー140が、排出部カバー140の右側方に廃液カートリッジカバー150が、それぞれ形成される。排出部カバー140および廃液カートリッジカバー150は、それぞれ、その下端をヒンジとして図中に矢印D、Eにより示す方向に開くことができる。排出部カバー140を開いた場合は、その内部に、記録済みの記録用紙250を排出する排出部340等が現れる。また、廃液カートリッジカバー150を開くことにより、廃液カートリッジ152を交換できる。
また、インクジェット式記録装置100は、そのケース101上面の前右端に配置された操作パネル160を備える。操作パネル160は、このインクジェット式記録装置100を直接に操作するボタン類162と、操作状態等を表示する液晶パネル164とを備える。これにより、ユーザは、液晶パネル164で状態を確認しながらインクジェット式記録装置100をスタンドアローンで操作できる。
図2は、図1に示したインクジェット式記録装置100を斜め後方から見た場合の外観を示す斜視図である。同図に示すように、ケース101の上面に、搬送経路カバー120を開く場合の手がかりとなる切欠き122が見える。また、ケース101の背面には、手差し経路カバー170が配置される。手差し経路カバー170は、その下端をヒンジとして、図中に示す矢印Fに従って開くことができる。手差し経路カバー170を開くと、記録用紙254を手差しする場合の経路がその内部に開口して、インクジェット式記録装置100に対して任意の記録用紙254を装入できる。
図3は、インクジェット式記録装置100からケース101を取り除いた場合に現れる内部機構200を、図1と同じ視点から見た様子示す斜視図である。同図に示すように、内部機構200は、インクジェット式記録装置100の長手方向に延在するフレーム220の前後に形成される。
フレーム220の後方には、給送部カバー110を開いた場合に露出する給送部310が配置される。給送部310は、給送部カバー110の裏面に形成されたペーパサポート210と、その下方に配置されたホッパ212を有する。ペーパサポート210は、積層して装入された記録用紙250を後方から支持する。また、ホッパ212は前後に移動して、最上層の記録用紙250を後述する給送ローラ312に押し付ける機能を有する。
一方、フレーム220の前方には、搬送部320、プラテン330、排出部340が順次配置される。また、プラテン330の上方にはキャリッジ260が、排出部340の上方にはカートリッジホルダ230がそれぞれ配置される。
ここで、カートリッジホルダ230は、フレーム220の前端に固定される。カートリッジホルダ230には、インクを収容したインクカートリッジ232を複数装着する。装着されるインクカートリッジ232は、例えば、フォトブラック、マットブラック、グレー、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、レッドの9色のインクをそれぞれ個別に収容する。更に、カートリッジホルダ230に装着されたインクカートリッジ232は、図示していないフレキシブルチューブを介してキャリッジ260に連通して、キャリッジ260の下面に配置された記録ヘッド262にインクを供給する。
これに対して、キャリッジ260は、ガイド軸280に沿って、プラテン330の全幅にわたって往復移動する。また、フレーム220の前面に配置されたタイミングベルト270は、フレーム220の側端近傍に配置された一対のプーリ(不図示)に掛け渡され、プーリの間ではその回転に従って水平に走行する。キャリッジ260は、タイミングベルト270に結合されて駆動される。
なお、フレーム220の右端前部に装着された廃液カートリッジ152は、プラテン330の右側方に位置するホームポジションにおいて、キャリッジ260がノズルを清掃する目的で吐出したインクを吸収する吸収部材を収容する。インクジェット式記録装置100の稼働時間が長くなるにつれて廃液カートリッジ152には打ち棄てられたインクが蓄積されるので、これを交換することにより高い吸収能力を長期間にわたって維持できる。
図4は、上記の内部機構200を備えるインクジェット式記録装置100における記録用紙250の搬送経路300を、内部機構200の断面において示す図である。同図に示すように、このインクジェット式記録装置100は、キャリッジ260の下面に装着された記録ヘッド262から吐出されるインクの吐出対象となる記録用紙250を、複数の経路を介して装入および搬送できる。
最も頻繁に利用されることが想定されるのは、ペーパサポート210に装填された記録用紙250が、給送部310、搬送部320および排出部340を通過して、排出部340から外部に排出される経路である。この経路においては、複数の記録用紙250がペーパサポート210に装填された状態で、まず、ホッパ212の下端が前進して、最も上層の記録用紙250を給送ローラ312に押し付ける。給送ローラ312は、図示していないモータにより回転駆動され、押し付けられた記録用紙250を下方に引き込み、やがて、給送ローラ312およびリタードローラ314の間に挟む。このとき、ホッパ212の下端は後退するので、他の記録用紙250はリタードローラ314により最上層の記録用紙250から分離される。また、給送される記録用紙250に連れて引き込まれる他の記録用紙250は、戻し爪311によりペーパサポート210に戻される。次いで、給送ローラ312により送り出されたた記録用紙250が搬送部320に到達すると、D字型の給送ローラ312の周面が記録用紙250から離れ、記録用紙250の搬送は搬送部320に受け渡される。
搬送部320は、図示していないモータにより回転駆動される搬送駆動ローラ322と、搬送駆動ローラ322に対して押し付けられて連れ回される搬送従動ローラ324とを有する。搬送駆動ローラ322および搬送従動ローラ324の間に挿入された記録用紙250は、搬送従動ローラ324により回転する搬送駆動ローラ322に対して押し付けられ、搬送駆動ローラ322の回転に従ってプラテン330上に送り込まれる。
プラテン330は、送り込まれた記録用紙250を下方から支持し、その高さを位置決めする。これに対して、キャリッジ260の下面に装着された記録ヘッド262から下方に向かってインクが吐出され、記録用紙250の上面にインクによる画像が形成される。画像を形成された記録用紙250は更に前進し、その前端はやがて排出部340に到達する。なお、記録用紙250の搬送方向についてプラテン330の直前、直後には、それぞれ、記録用紙250の有無を検出する用紙位置検出器332が配置される。これにより、後述する制御部360は、プラテン330上に実際に記録用紙250が存在するか否かを検知できる。
排出部340は、回転駆動される排出駆動ローラ342と、排出駆動ローラ342に対して押し付けられて連れ回される一対の排出従動ローラ344とを有する。排出駆動ローラ342および排出従動ローラ344の間に挟まれた記録用紙250は、排出従動ローラ344により回転する排出駆動ローラ342に対して押し付けられ、排出駆動ローラ342の回転に従って、インクジェット式記録装置100の外部に送り出される。
なお、インクジェット式記録装置100は、フレーム220下端の背面側に、このインクジェット式記録装置100の動作を制御する制御部360も備える。制御部360は、インクジェット式記録装置100に接続された情報処理装置等を介して入力された指示、あるいは、操作パネル160から入力された指示に基づき、適切な動作が実行されるように制御する。また、制御部360は、記録すべき画像情報を受け取るインターフェイスでもある。制御部360が受け取る画像情報は、当該画像を表す情報の他に、記録画像の解像度、色数等の記録品質、寸法、材質等の被記録物情報も含む場合がある。
また、このインクジェット式記録装置100は、手差し経路カバー170の内部に開口する手差し経路を有する。即ち、ケース101背面の手差し経路カバー170を開くことにより、記録用紙254を、搬送部320の直前に直接に装入できる。これにより、ペーパサポート210に装填された記録用紙250とは別の、一時的に使用する任意の記録用紙254に対して、記録用紙250の場合と同様に画像を記録して、インクジェット式記録装置100の前面に排出する。
更に、このインクジェット式記録装置100は、曲げることができない厚紙、ボード紙256等に対して画像を記録できるもうひとつの経路を有する。このボード紙経路を利用する場合は、排出部カバー140の内部に装備されるボード紙経路(不図示)を開いて、そこからボード紙256を装入する。ボード紙経路は、記録ヘッド262およびプラテン330の間隙を含み、インクジェット式記録装置100の背面まで水平に形成される。
厚いボード紙256は曲げ剛性が高く、経路内で曲げると搬送負荷が著しく上昇する。そこで、ボード紙経路を使用する場合は、搬送従動ローラ324を上方に退避させる。即ち、ボード紙経路を開くことにより、制御部360はボード紙256に対する記録動作が開始されることを検知し、排出部340の動作を逆転させる。これにより、ボード紙256表面の記録領域の前端が記録ヘッド262の下方に到達するまで、ボード紙256を後退させる。次に、排出部340を正転に戻して、画像を記録しながらボード紙256を前方に送る。このように、このインクジェット式記録装置100の搬送経路300は複数の経路を備え、記録用紙250、254またはボード紙256の特性に応じて使いわけることができる。
図5は、内部機構200における搬送部320の構造を拡大して示す図である。同図に示すように、両端においてフレーム220に支持された搬送駆動ローラ322に対して上方から当接する搬送従動ローラ324は、従動ローラホルダ326の一端に装着される。従動ローラホルダ326は、軸328を軸として揺動できるようにフレーム220から支持される。また、従動ローラホルダ326の他端は、フレーム220の背面(図上左側)において、軸323を中心に回転するカム321により昇降される。これにより、従動ローラホルダ326の他端に装着された搬送従動ローラ324を昇降させることができる。
図6は、図5に示した搬送部320の従動ローラホルダ326を単独で示す斜視図である。同図に示すように、従動ローラホルダ326は、全体として一体成形された板状の樹脂部品であり、その前後方向の中程側部に軸328も一体に形成される。また、従動ローラホルダ326は、その略前端に一対の搬送従動ローラ324を支持する。
更に、従動ローラホルダ326の各々は、従動ローラホルダ326の中程にばね329を装着される。後述するように、従動ローラホルダ326をフレーム220に装着した状態では、ばね329の後端が起こされた状態でフレーム220に固定され、一対の搬送従動ローラ324を降下させる方向に、従動ローラホルダ326を付勢する。一方、ばね329の前端は、従動ローラホルダ326の前端中央付近に当接している。
また更に、従動ローラホルダ326は、多くのリブ327を一体に成形され、高い曲げ剛性を有する。しかしながら、上記の通り、搬送従動ローラ324を上昇させるカム321は従動ローラホルダ326の後端に当接する一方、従動ローラホルダ326の前端にばね329の付勢が印加される。このため、搬送従動ローラ324を持ち上げた状態が長時間に及ぶと、従動ローラホルダ326が塑性変形を生じる場合がある。
図7は、図5に示した従動ローラホルダ326近傍を、フレーム220の背面から見た様子を示す図である。同図に示すように、従動ローラホルダ326の後端は、フレーム220の背面から突出している。また、搬送駆動ローラ322の長さに応じて、複数の従動ローラホルダ326が配置され、その各々に対してカム321が配置される。更に、従動ローラホルダ326の各々について、ばね329の一端がフレーム220に固定される。
また、フレーム220の背面において、従動ローラホルダ326の上方には、1本の軸323に装着された複数のカム321が配置される。軸323の回転に応じてカム321が回転すると、従動ローラホルダ326の後端が押し下げられる。これにより、従動ローラホルダ326の他端に装着された搬送従動ローラ324が上昇する。また、従動ローラホルダ326は、ばね329により付勢されているので、カム321が図示の方向を向いている場合は従動ローラホルダ326の後端が上昇して、搬送従動ローラ324が降下する。降下した搬送従動ローラ324は、搬送駆動ローラ322に当接する。換言すれば、カム321の状態を調べることにより、搬送従動ローラ324が上昇しているかどうかを調べることができる。
図8は、図6および図7に示した従動ローラホルダ326が当接位置にある場合の状態を模式的に示す図である。同図に示すように、従動ローラホルダ326の先端(図上左側)は降下して、搬送従動ローラ324が搬送駆動ローラ322に当接している。また、ばね329の後端は起こされてフレーム220の背面に固定されるので、従動ローラホルダ326の先端は、ばね329により下方に向かって付勢される。ただし、はね329は、搬送従動ローラ324の直上を押しており、搬送従動ローラ324は搬送駆動ローラ322に接しているので、従動ローラホルダ326にはばね329の付勢力は作用しない。
図9は、従動ローラホルダ326が離間位置にある場合の状態を模式的に示す図である。同図に示すように、搬送従動ローラ324を離間位置に移動させる場合、カム321は、従動ローラホルダ326の後端近傍を押し下げ力Pで押し下げて、従動ローラホルダ326を転動させる。一方、転動により従動ローラホルダ326の先端は搬送駆動ローラ322から離間し、搬送従動ローラ324は浮き上がる。しかしながら、ばね329は依然として従動ローラホルダ326を押しており、その付勢力Pは、専ら従動ローラホルダ326の先端に印加される。更に、従動ローラホルダ326は、その前後方向について略中央において、軸328を介してフレーム220から軸支される。このように静的な応力が長期間にわたって作用すると、樹脂製の従動ローラホルダ326にはクリープが生じて変形し、やがて先端側が降下する場合がある。
図10は、これまでに説明したインクジェット式記録装置100を稼働させる場合に形成されるシステム500の構造を模式的示す図である。同図に示すように、このシステム500において、インクジェット式記録装置100は、その制御部360に接続されたケーブル518を介してホスト装置としての情報処理装置510に接続される。情報処理装置510は、表示装置520共に、ユーザからの入力手段であるキーボード512およびマウス514と、ユーザに対して画像を表示する表示装置520とを備える。
また、情報処理装置510は、記録媒体に対して情報を読み書きするディスクドライブ516、外部と通信することにより情報をやりとりできる通信回線(不図示)も備えている。従って、情報処理装置510は、自身の内部で作成された画像情報の他、ディスクドライブ516に装入した記録媒体、通信回線等を介して、インクジェット式記録装置100に記録させるべき画像情報を調製することができる。また、インクジェット式記録装置100を制御するプログラムを外部から獲得してインストールすることもできる。
図11は、制御部360によるカム321の制御手順を示す流れ図F100である。同図に示すように、ボード紙経路が開かれてインクジェット式記録装置100がボード紙256の記録動作にむけて待機している期間に、制御部360による搬送部320に対する以下の制御が開始される(ステップS101)。
制御を開始した制御部360は、まず、搬送従動ローラ324が搬送駆動ローラ322から離れて持ち上げられた位置(以下、この状態を「離間位置」と記載する)にあるかどうかを調べる(ステップS102)。ここで、搬送従動ローラ324が降下して搬送駆動ローラ322に当接する位置(以下、この状態を「当接位置」と記載する)にある場合(ステップS102:NO)は、従動ローラホルダ326の塑性変形は生じないので、制御部360による搬送部320の制御は終了する(ステップS108)。
一方、搬送従動ローラ324が離間位置にある場合(被搬送物S102:YES)は、離間位置の継続時間を調べ、搬送従動ローラ324が離間位置に留まった状態が規定時間を越えて継続しているかどうかを判断する(ステップS104)。離間位置の継続時間が規定時間を越えていない場合(ステップS104:NO)は、再びステップS102に戻り、以下、離間位置の継続時間が規定時間を越えるまでループする。
離間位置の継続時間が規定時間を越えた場合(ステップS104:YES)、制御部360は、カム321を回転させ、従動ローラホルダ326を転動させて、搬送従動ローラ324を当接位置に移動させる(ステップS105)。これにより、従動ローラホルダ326にクリープが生じることが防止される。
更に、搬送従動ローラ324が当接位置に降下された後、制御部360は、搬送経路上にボード紙256が存在するか否かを調べる(ステップS106)。搬送経路上にボード紙256が存在している場合(ステップS106:YES)は、ユーザに対して注意を即すべく、エラーメッセージを発生する(ステップS109)。更に、このエラーメッセージに応じてユーザが検出されたボード紙256を取り除いた場合は、エラーか解除されたことを確認して(ステップS110:YES)、制御を終了する(ステップS108)。一方、エラーの解除が確認されない場合(ステップS110:NO)は、制御をステップS106の手順に戻す。
一方、ステップS106において、搬送経路上にボード紙256が存在しないことが判明した場合(ステップS106:NO)は、制御部360は、ボード経路が開いているか否かを調べる(ステップS107)。ボード紙経路が閉じている場合(ステップS107:NO)は、ボード紙経路を利用しない記録動作の待機状態と同じ状態にあるので、搬送従動ローラ324の位置に関する制御は終了する。一方、ボード紙経路が開いている場合(ステップS107:YES)は、ボード紙経路を閉じるか従動ローラを離間位置に移動させる旨のエラーメッセージを表示して(ステップS109)エラー解除されるのを待つ(ステップS110)。
以上説明したように、このインクジェット式記録装置100では、ばね329の付勢に逆らって搬送従動ローラ324を持ち上げている期間が所定の時間を越えて継続した場合に、搬送従動ローラ324を降下させて、搬送駆動ローラ322に当接させる機能を有する。従って、従動ローラホルダ326がばね329から受ける応力により塑性変形することが防止される。また、従動ローラホルダ326が変形しないので、搬送従動ローラ324および搬送駆動ローラ322の間隔を徒に大きくしなくてもよい。従って、搬送駆動ローラ322および搬送従動ローラ324の間隔を維持する目的でインクジェット式記録装置100が大型化することがない。また、従動ローラホルダ326の強度を徒に大きくすることがないので、インクジェット式記録装置100の製造コストが増すことはない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
インクジェット式記録装置100を斜め前方から見た斜視図である。 インクジェット式記録装置100を斜め後方から見た斜視図である。 インクジェット式記録装置100の内部機構200を示す斜視図である。 内部機構200における記録用紙250、254およびボード紙256の搬送経路300を示す断面図である。 内部機構200における搬送部320の構造を拡大して示す図である。 図5に示した搬送部320の従動ローラホルダ326を単独で示す図である。 搬送部320近傍をフレーム220の背面から見た様子を示す図である。 搬送従動ローラ324が当接位置にある場合の従動ローラホルダ326の状態を模式的に示す図である。 搬送従動ローラ324が離間位置にある場合の従動ローラホルダ326の状態を模式的に示す図である。 インクジェット式記録装置100が稼働するシステム500を模式的に示す図である。 制御部360による制御手順を示す流れ図F100である。
符号の説明
100 インクジェット式記録装置、101 ケース、110 給送部カバー、112、122 切欠き、120 搬送経路カバー、130 インクカートリッジホルダカバー、140 排出部カバー、150 廃液カートリッジカバー、152 廃液カートリッジ、160 操作パネル、162 ボタン類、164 液晶パネル、170 手差し経路カバー、200 内部機構、210 ペーパサポート、212 ホッパ、220 フレーム、230 カートリッジホルダ、232 インクカートリッジ、250、254 記録用紙、256 ボード紙、260 キャリッジ、262 記録ヘッド、270 タイミングベルト、280 ガイド軸、300 搬送経路、310 給送部、311 戻し爪、312 給送ローラ、314 リタードローラ、320 搬送部、321 カム、322 搬送駆動ローラ、323、328 軸、324 搬送従動ローラ、326 従動ローラホルダ、327 リブ、329 ばね、330 プラテン、332 用紙位置検出器、340 排出部、342 排出駆動ローラ、344 排出従動ローラ、360 制御部

Claims (7)

  1. 回転駆動される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、前記搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で前記搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被記録物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
    当該被記録物の表面に画像を形成する記録ヘッドと
    を備える記録装置であって、
    前記制御部は、搬送される前記被記録物の厚さが所定厚さである場合に前記アクチュエータを動作させて前記搬送従動ローラを前記搬送駆動ローラから離間した離間位置に移動させ、前記搬送従動ローラが前記離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合は、前記アクチュエータを動作させて前記搬送従動ローラを前記搬送駆動ローラに当接する当接位置に移動させることを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御部は、前記従動ローラが前記離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した後に前記従動ローラを前記当接位置に移動させた場合に、当該動作を実行した旨のメッセージを発生して、当該メッセージがユーザに受領されたことを確認するまで前記従動ローラを前記当接位置に留めることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御部は、前記動作を実行した旨のメッセージがユーザに受領されたことを確認した場合に前記駆動ローラおよび前記従動ローラの間に被記録物が存在するか否かを調べ、被記録物が存在する場合には当該被記録物を取り除くべき旨のメッセージを発生することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記制御部は、前記従動ローラが前記離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した後に前記従動ローラを前記当接位置に移動させ、且つ、前記駆動ローラおよび前記従動ローラの間に被記録物が存在しないことを検知した場合に、次に装入される蓋然性が最も高い被記録物に対応した位置に前記従動ローラを移動させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 回転駆動される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、前記搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で前記搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被記録物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
    当該被記録物の表面に画像を形成する記録ヘッドと
    を備える記録装置の前記搬送部を制御する制御方法であって、
    前記搬送従動ローラが前記駆動ローラから離間した離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合に、前記アクチュエータを動作させて前記搬送駆動ローラに当接する当接位置に前記搬送従動ローラを移動させる手順を含むことを特徴とする制御方法。
  6. 回転駆動される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、前記搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で前記搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被記録物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
    当該被記録物の表面に画像を形成する記録ヘッドと
    を備える記録装置の前記搬送部を制御する制御プログラムであって、
    前記搬送従動ローラが前記駆動ローラから離間した離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合に、前記アクチュエータを動作させて前記搬送駆動ローラに当接する当接位置に前記搬送従動ローラを移動させるステップを含むことを特徴とする制御プログラム。
  7. 回転駆動される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラに向けて付勢され、且つ、接して連れ回される搬送従動ローラと、前記搬送駆動ローラに当接する位置と離間する位置との間で前記搬送従動ローラを移動させるアクチュエータと、前記アクチュエータの動作を制御する制御部とを有し、被搬送物を所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
    当該被搬送物に向かって液体を噴射して被搬送物の表面に液体を塗布する記録ヘッドと
    を備える液体噴射装置であって、
    搬送される前記被搬送物の厚さが所定厚さである場合に前記アクチュエータを動作させて前記搬送従動ローラを前記搬送駆動ローラから離間した離間位置に移動させ、前記搬送従動ローラが前記離間位置に留まる期間が所定の時間を越えて継続した場合は、前記アクチュエータを動作させて前記搬送従動ローラを前記搬送駆動ローラに当接する当接位置に移動させることを特徴とする液体噴射装置。
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