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JP2008115996A - トリポード型等速自在継手 - Google Patents

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JP2008115996A JP2006301675A JP2006301675A JP2008115996A JP 2008115996 A JP2008115996 A JP 2008115996A JP 2006301675 A JP2006301675 A JP 2006301675A JP 2006301675 A JP2006301675 A JP 2006301675A JP 2008115996 A JP2008115996 A JP 2008115996A
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Abstract

【課題】外輪からトリポードキットが脱落することを防止する。
【解決手段】トリポード型等速自在継手は、内周に軸方向に延びる3本のトラック溝14を有し、各トラック溝14の向かい合った側壁にローラ案内面を形成した外輪10と、半径方向に突出した3本のトラニオンジャーナル26を有するトリポード部材20と、各トラニオンジャーナル26に回転自在に担持され外輪10のトラック溝14内に収容されるローラ30とを備え、トラックすきまが外輪開放端付近において負すきまとなるように設定してある。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車や各種産業機械等の動力伝達装置に使用されるトリポード型等速自在継手に関するものである。
例えば、自動車のエンジンから車輪にトルクを伝達するドライブシャフトでは、その一端がしゅう動型等速自在継手を介してデファレンシャルに連結され、他端が固定型等速自在継手を介して車輪に連結される。ドライブシャフトに使用するしゅう動型等速自在継手としては、例えばトリポード型等速自在継手が知られている。
トリポード型等速自在継手は、図5に示すように、外側継手部材としての外輪10の内周に、半径方向に突出した3本のトラニオンジャーナル26を有する内側継手部材としてのトリポード部材20を収容した構造である。各トラニオンジャーナル26にはトルク伝達要素としてのローラ30が回転自在に取り付けてある。ローラ30は外輪10の内周に形成したトラック溝14内に収容され、トラック溝14の側壁面(ローラ案内面)に沿って外輪10の軸方向に転動可能である。これにより、駆動側と従動側の2軸間で軸方向変位(プランジング)が許容される。
ところで、例えばドライブシャフトを車体に組み付ける工程等においては、ドライブシャフトを傾けたり垂直にせざるを得ない場合がある。そして、トリポード型等速自在継手を上にすると、重みで外輪10からトリポード部材20が脱落するおそれがある。したがって、従来、トリポード部材20の抜け止め対策として、外輪10の開口部内周にクリップ(図示省略)を装着している。すなわち、外輪10の内周面に円形の係合溝を形成してそこにサークリップを装着し、このサークリップをローラ30に干渉させることによって、トリポード部材20の抜けを防止するのである。
また、特許文献1には、外輪の開放端において、端面がカップ内の面積を減少させる隆起した部分を形成するカシメを備えており、この隆起した部分で抜け止めをすることが提案されている。特許文献2には、外輪のローラ案内面を、開口部近傍を残して熱処理により硬化させ、上記開口部近傍の未硬化部に塑性変形によってローラと干渉可能の突出部を形成することが提案されている。
特開平11−336782号公報 特開2002−235766号公報
しゅう動式等速自在継手の内部部品(たとえばトリポード型等速自在継手の場合はトリポードキット(20,30,32))が外輪10から脱落しないようにするための対策として、特許文献1および特許文献2に記載された抜け止めは、抜け止め用クリップを装着する方法に比べて、部品点数が増えないためコストメリットがあるが、課題もある。すなわち、特許文献1のものは、隆起した部分は開放端であるため破れやすいブーツに近く、ブーツと干渉しないように加工する必要があり、加工が難しい。特許文献2のものは、ローラ案内面は面であるため、塑性変形による突出部の成形が難しい。
この発明の目的は、上述の問題点を除去しつつ、外輪からトリポードキットが脱落することを防止することである。
この発明は、トラックすきま(トラック溝とローラとの間のすきま)を外輪の開放端付近で負すきまとすることによって課題を解決した。すなわち、この発明のトリポード型等速自在継手は、内周に軸方向に延びる3本のトラック溝を有し、各トラック溝の向かい合った側壁にローラ案内面を形成した外輪と、半径方向に突出した3本のトラニオンジャーナルを有するトリポード部材と、各トラニオンジャーナルに回転自在に担持され外輪のトラック溝内に収容されるローラとを備え、トラックすきまが外輪開放端において負すきまとなるように設定してあることを特徴とする。
トリポードキットを外輪に組み込む際には、外輪のトラック溝にローラをかち込むことにより通過させる(請求項2)。
トリポードキットを外輪に組み込む際に、外輪開放端付近に外径3方向から力を加え、弾性変形によりトラックすきまを拡げてローラを通過させる(請求項3)。
この発明によれば、外輪からトリポードキットが脱落することを防止することができる。そして、特許文献1のものと比較して、開放端には加工を施さないため、ブーツが破れる心配がなく、しかも特別な加工を必要としないため、加工が容易である。また、特許文献2のものと比較して、突出部の成形等の特別な加工を必要としないため、加工が容易である。
以下、この発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図5を参照して基本構造を説明すると、トリポード型等速自在継手は、外側継手部材としての外輪10と、内側継手部材としてのトリポード部材20と、トルク伝達要素としてのローラ30を主要な構成要素としている。連結すべき2軸のうちの一方を外輪10と結合し、他方をトリポード部材20と結合する。
外輪10はマウス部12とステム部16とからなり、ステム部16のスプライン(またはセレーション。以下同じ。)軸18で、連結すべき2軸のうちの一方とトルク伝達可能に結合するようになっている。マウス部12はカップ状で、内周に軸方向に延びる3本のトラック溝12が円周方向に等間隔に形成してある。各トラック溝12の円周方向で向かい合った側壁がローラ案内面14となる。
トリポード部材20はボス22と3本のトラニオンジャーナル26からなり、トラニオンジャーナル26はボス22の円周方向等配位置から半径方向に突出している。ボス22は中心部に形成したスプライン孔24で連結すべき2軸のうちの他方とトルク伝達可能に結合するようになっている。
ローラ30はトラニオンジャーナル26に針状ころ32を介して回転可能に担持されている。ローラ30は外輪10のトラック溝12内に収容され、ローラ30の外周面はローラ案内面に適合する凸曲面である。
外輪10からトリポードキット(20,30,32)が脱落することを防止するため、トラックすきま(トラック溝14とローラ30との間のすきま)を外輪10の開放端付近では負すきまとする。具体的には、図1に点線で示した外輪10の開放端付近において、トラックすきまが負となるように設定し、その他の部位では従来どおりの正すきまとなるように設定しておく。図2は、図1のII−II線から見たトラック溝14とローラ30の位置関係を示し、トラック溝14の幅寸法をbで、外輪10の開放端付近のトラック溝14の幅寸法をb′、ローラ30の外径をφdで表してある。そして、これらの寸法関係を、b−d>0、かつ、b′−d<0となるように設定してある。
次に、トリポードキット(20,30,32)の外輪10への組み込み方法について図3、図4を用いて説明する。図3に示すように、トリポードキット(20,30,32)を外輪10に組み込む際に、ローラ30に対して図中矢印方向に力を加えてかち込み、ローラ30と外輪10の弾性変形を利用して外輪10の開放端付近のローラ30とトラック溝14の負すきまの部位を通過させる。
また、図4に示すように、トリポードキット(20,30,32)を外輪10に組み込む際に、外輪10に対して、外輪10の開放端付近において、内向きの大矢印で示す3方向から力を加え、外輪10を弾性変形でたわませる。そして、外輪10のトラック溝14が外向きの小矢印の方向にたわんで広がった状態(外輪開放端付近のローラと外輪トラックの負すきまの部位のすきまを広げて正すきまとする)でローラ30を通過させる。ローラ30が通過した後は大矢印で示した力を解放すれば外輪10が復元し、トリポードキット(20,30,32)が脱落することはない。
この発明の実施の形態を示すトリポード型等速自在継手の縦断面図 外輪のトラック溝とローラの位置関係を示す図1のII−II矢視図 ローラの組み込み過程を示す図2と類似の図 外輪の端面図 トリポード型等速自在継手の縦断面図、(B)は端面図
符号の説明
10 外輪(外側継手部材)
12 マウス部
14 トラック溝
16 ステム部
18 スプライン軸
20 トリポード部材(内側継手部材)
22 ボス
24 スプライン孔
26 トラニオンジャーナル
28 輪溝
30 ローラ(トルク伝達要素)
32 針状ころ
34 インナワッシャ
36 アウタワッシャ
38 サークリップ

Claims (3)

  1. 内周に軸方向に延びる3本のトラック溝を有し、各トラック溝の向かい合った側壁にローラ案内面を形成した外輪と、半径方向に突出した3本のトラニオンジャーナルを有するトリポード部材と、各トラニオンジャーナルに回転自在に担持され外輪のトラック溝内に収容されるローラとを備え、トラックすきまが外輪開放端において負すきまとなるように設定してあるトリポード型等速自在継手。
  2. トリポードキットを外輪に組み込む際に、外輪のトラック溝にローラをかち込むことにより通過させることを特徴とする請求項1のトリポード型等速自在継手。
  3. トリポードキットを外輪に組み込む際に、外輪開放端付近に外径3方向から力を加え、弾性変形によりトラックすきまを拡げてローラを通過させることを特徴とする請求項1のトリポード型等速自在継手。
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