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JP2008193189A - 照明付音声再生装置、及び照明付音声再生システム - Google Patents

照明付音声再生装置、及び照明付音声再生システム Download PDF

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JP2008193189A JP2007022639A JP2007022639A JP2008193189A JP 2008193189 A JP2008193189 A JP 2008193189A JP 2007022639 A JP2007022639 A JP 2007022639A JP 2007022639 A JP2007022639 A JP 2007022639A JP 2008193189 A JP2008193189 A JP 2008193189A
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Tomiyuki Kimura
富至 木村
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Abstract

【課題】照明効果を損なうこと無く、音声の放音を可能とすると共に、適宜所望の空間に対して、後から容易に設置及び撤去可能とし、さらに電源の供給も容易に行なえるようにした照明付音声再生装置、及び照明付音声再生システムを提供する。
【解決手段】照明付音声再生装置1は、筐体2内に、放音手段3と、照明手段4と、放音手段及び照明手段を動作させる制御手段5と、を少なくとも組み込んで一体化して構成している。また、照明付音声再生装置は、筐体が、照明用給電ソケットに取り付け可能な口金6を電源供給部として備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明手段と放音手段とを一体的に備えた照明付音声再生装置、及びその装置を用いた照明付音声再生システムに係るものであり、詳しくは、テレビやオーディオ装置、パーソナルコンピュータといった音源装置の設置が難しい場所において、照明効果を損なうこと無く、前記音源装置からの音声の放音を可能とする、設置が容易な装置とそのシステムに関する。
リラクゼーション(癒し)効果を奏する要素の一つとして、音がある。また、リラクゼーションを感じることができる場として、昔から重要な位置を占めている空間に浴室がある。したがって、浴室にて音楽等の音を聴くことによって、リラクゼーション効果が一層高められることが期待される。
ところが従来の浴室は、一般的に、照明装置は設置されているものの、音源装置は設置されていない。しかも浴室は、特殊な閉空間をなしていることから音源装置の設置が難しい。さらに、音源装置に対して防水処理を施すことが必要となる。
そのため、浴室用の簡易な音源装置としては、防水ラジカセや防水CDプレーヤ、防水ポータブルテレビ等が用いられている。
また、浴室用の本格的な音源装置としては、ユニットバスに設置する浴室オーディオや浴室テレビ等がある。
しかしながら、簡単な防水ラジカセや電池式アンプ内臓の防水スピーカでは、充分な音質や音量が得られない。そのため、リラクゼーション効果が中途半端で、利用者が満足できるものではなかった。しかも、簡易型の音源装置は電池を使用する場合が多く、リラクゼーションを感じている途中で電池の交換作業が必要になることがある。したがって、簡易型の音源装置は、煩わしく使い勝手があまり良くないものであった。
また、本格的な音源装置の場合は、専門的な工事が必要であり、既存の設置希望空間に、後から利用者が簡単に設置することが出来ないという問題があった。
また、浴室でのリラクゼーション効果を高めるために、照明装置等の色を変えることも提案されている。
ところが、浴室に設置されている一般的な照明装置に用いられている電球や蛍光灯では、色を自由に色調することができないものであった。
さらに、照明装置とスピーカとを組み合わせ、照明効果を損なうこと無く、音声の放音を可能とする装置も幾つか提案されている(たとえば、特許文献1乃至3参照)。
ところが、特許文献1、2に記載されているものは、照明装置とスピーカの設置に際して、最初から大掛かりな工事が必要であり、適宜所望の空間に対して、後から容易に設置及び撤去可能とするものではない。
また、特許文献3に記載されているものは、適宜所望の空間に対して、後から容易に設置及び撤去可能とするものではあるが、照明装置やスピーカに対する電源の供給を容易にしたものではなかった。
実開平6−58057号公報 特開2004−235917号公報 登録実用新案第3027866号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、照明効果を損なうこと無く、音声の放音を可能とすると共に、適宜所望の空間に対して、後から容易に設置及び撤去可能とし、さらに電源の供給も容易に行なえるようにした照明付音声再生装置、及び照明付音声再生システムを提供することを目的とする。
本発明に係る照明付音声再生装置は、筐体内に、放音手段と、照明手段と、前記放音手段及び前記照明手段を動作させる制御手段と、を少なくとも組み込んで一体化した装置であって、前記筐体は、照明用給電ソケットに取り付け可能な口金を電源供給部として備えることを主たる特徴とする。
本発明の照明付音声再生装置は、放音手段と、照明手段と、前記放音手段及び前記照明手段を動作させる制御手段と、が少なくとも組み込まれた筐体に、照明用給電ソケットに取り付け可能な口金を電源供給部として備えている。
ゆえに、設置希望空間に設けられている照明用給電ソケットから、電球や蛍光灯等の既存の光源を取り外し、換わりに前記照明用給電ソケットに対して前記口金を取り付けることで、既存の光源と同様に極めて簡単に照明付音声再生装置を設置することが出来る。これにより、放音手段は照明用給電ソケットに取り付けられた口金より電源の供給を受け、音源装置の設置が難しい場所においても、容易に音声の放音を可能とする。しかも、本発明の照明付音声再生装置は、放音手段と共に照明手段を一体的に備えているので、照明効果を損なうことも無い。更に、口金を照明用給電ソケットから取り外すことで簡単に照明付音声再生装置を撤去し、元の光源に戻すことも出来る。
したがって、照明効果を損なうこと無く、音声の放音を可能とすると共に、適宜所望の空間に対して、後から容易に設置及び撤去可能とし、さらに電源の供給も容易に行なえるようにした照明付音声再生装置を提供することが出来る。
以下、本発明に係る照明付音声再生装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に係る照明付音声再生装置は、音源の供給を、ワイヤレス(無線)通信にて行う構造(以下、「第一の照明付音声再生装置」という)と、電灯線通信にて行う構造(以下、「第二の照明付音声再生装置」という)とに、大きく分けることができる。
<第一実施形態>
まず、第一の照明付音声再生装置、及びその照明付音声再生システムについて、図1乃至図3に基づき説明する。
図1は、本発明に係る照明付音声再生装置の一例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は正面中央縦断側面図である。
図1に示すように、第一の照明付音声再生装置1は、筐体2内に、放音手段3と、照明手段4と、前記放音手段3及び前記照明手段4を動作させる制御手段5と、を少なくとも組み込んで一体化することにより構成している。また、第一の照明付音声再生装置1は、前記筐体2が、電源供給部として、照明用給電ソケットに取り付け可能な口金6を更に備えていることを特徴とする。
筐体2は、放音手段3や照明手段4、制御手段5等を収納するケースである。筐体2としては、たとえば外径が80mm以下の円筒状に形成され、前面が開口した透明の中空体とすることが出来る。そして、筐体2は、前面に放音手段3及び照明手段4が取り付けられると共に、後端に口金6を備え、内部に制御手段5を収納している。
また、筐体2は、照明付音声再生装置1を浴室や湿度の高い空間内に設置する場合、内部への水分の浸入を阻止する防水処理を施したものとする。防水処理手段としては、たとえばシリコンゴム等により形成されたパッキンを各接続部に用いることが挙げられる。これにより、内部に収納された制御手段5等を、蒸気や水から守ることが出来る。
放音手段3は、音声の放音を行う再生用スピーカ(以下、符号「3」で示す)である。再生用スピーカ3は、電気信号を振動板の振動により音波に変換し、この音波を外部へ放射することで、たとえば音声として出力する。図1において、再生用スピーカ3は、筐体2の前面における中央部に配されている。
照明手段4は、所定の空間を明るく照らす光源である。照明手段4としては、たとえば照明発光LED(Light Emitting Diode)(以下、符号「4」で示す)を挙げることが出来る。照明発光LED4は、発光効率が蛍光灯に近づいてきており、消費電力が少なく、長寿命なので、照明手段として好ましい。なお、図1において、照明発光LED4は、筐体2の前面における外周部に、環状に複数(11個)配されている。
また、照明発光LED4には、光の三原色である赤色、緑色、青色の照明発光LEDで構成されたものを使用すると良い。これにより、自由に調色を行うことが出来るものとなる。
制御手段5は、放音制御信号を受信する第一信号受信部51と、前記第一信号受信部51を音源入力部とするワイヤレス通信信号処理手段とを備えている。
放音制御信号としては、たとえば、電波式や赤外線式等のワイヤレス信号を挙げることが出来る。本実施形態では、電波を媒体とする電波式ワイヤレス信号を放音制御信号とする。このように、電波式ワイヤレス通信を使用することにより、壁等の障害物があっても、放音制御信号を第一信号受信部51にて受信することが可能となる。
第一信号受信部51は、後述する音源送信機20から送信された放音制御信号を受信するアンテナである。
ワイヤレス通信信号処理手段は、前記アンテナ51で受信した放音制御信号を復調するワイヤレス受信回路である。
また、制御手段5は、前記再生用スピーカ3を動作させるスピーカ制御手段を更に備える。
スピーカ制御手段は、放音制御信号として外部から入力された音声信号を増幅し、その信号を再生用スピーカ3に印加して、当該再生用スピーカ3を駆動するスピーカ用アンプ回路をいう。また、スピーカ用アンプ回路は、電気配線を介して前記再生用スピーカ3に接続されている。
また、制御手段5は、前記照明発光LED4を動作させるLED制御手段を更に備える。
LED制御手段は、照明制御信号を受信する第二信号受信部7と、前記照明制御信号の受信に応じて、前記照明発光LED4から放出される光の強さを変える照明調光手段、及び/又は前記照明発光LED4から放出される光の色を変える照明調色手段とを備える。
なお、図1において、制御手段5は、各種回路が形成された回路基板を伴っている。
照明制御信号としては、たとえば、電波式や赤外線式等のワイヤレス信号を挙げることが出来る。本実施形態では、赤外線を媒体とする赤外線式ワイヤレス信号を照明制御信号とする。
第二信号受信部7は、後述するリモコン装置40から送信された照明制御信号を受信する、たとえば受光素子を備えたリモコン受信部(以下、符号「7」で示す)である。
リモコン受信部7は、電気配線を介して前記照明調光手段、及び/又は前記照明調色手段に接続されている。図1において、第二信号受信部7は、筐体2の前面における再生用スピーカ3の下方に配されている。
照明調光手段は、前記リモコン受信部7が受信した照明制御信号に含まれる調光制御信号の調光レベルに対応し、前記照明発光LED4より発せられる輝度を可変調整する調光電圧信号を発生するLED調光回路をいう。また、LED調光回路は、電気配線を介して前記照明発光LED4に接続されている。
照明調色手段は、前記リモコン受信部7が受信した照明制御信号に含まれる調色制御信号の調色レベルに対応し、前記照明発光LED4より発せられる光色を可変調整する調色電圧信号を発生するLED調色回路をいう。また、LED調色回路は、電気配線を介して前記照明発光LED4に接続されている。
口金6は、公知構造の照明用給電ソケット10に対して着脱自在に構成されている。また、口金6は、一般の電球や電球型蛍光灯の口金に用いられる、たとえば26mm径(E26)のものであり、鉄等の導電体により構成されている。この口金6の外周には、ねじ溝が形成されていても良い。また、口金6の頂部には、電極が設けられている。そして、ねじ溝と電極との間は、絶縁材料によって隔てられ、二つの接点を形成している。ゆえに、前記照明用給電ソケット10に対して、口金6を差し込んだり、ねじ込んだりすることで、口金6にはAC電源がつながり、第一の照明付音声再生装置1の設置を完了する。
また、第一の照明付音声再生装置1は、電源スイッチ手段を備えている。電源スイッチ手段は、AC電源をDC電源に変換するAC/DC変換器8や、電圧のレベルを変える変圧器9等を備える電源回路を含む。電源回路は、電気配線を介して制御手段5に接続されている。
したがって、口金6が照明用給電ソケット10に設置され、電源スイッチが入力されることにより、各種回路や、再生用スピーカ3及び照明発光LED4に、必要とする電源の供給が可能となる。この電源スイッチの操作は、元々設置されていた光源の点灯・消灯を行うスイッチで行うことが出来る。また、後述する調光調色指示装置40を利用して、電源スイッチを操作する電源制御信号を送信することにより行うものとしても良い。
以上のような構造を有する第一の照明付音声再生装置1は、再生用スピーカ3と照明発光LED4、及びこれらを動作する各種制御回路を一体的に備えているので、照明付アンプ内蔵型スピーカと言える。
したがって、この第一の照明付音声再生装置1では、まず、電源回路に入力された電源入力を指示する電源制御信号に基づいて、各種回路や、再生用スピーカ3、照明発光LED4に電源が供給される。また、ワイヤレス受信回路に放音制御信号が入力されると、入力された音声信号をスピーカ用アンプ回路にて増幅する。そして、再生用スピーカ3では、増幅された信号によって振動体が振動することにより、当該再生用スピーカ3の前面から音が出力(放音)される。したがって、既存の設備に改修等の手を加えること無く、適宜所望の空間において音声の放音を可能とすることが出来る。
図2及び図3は、第一の照明付音声再生装置1を用いた照明付音声再生システム(以下、「第一の照明付音声再生システム」という)の一例を示す模式的な図である。図2は、第一の照明付音声再生システムの実施例を示す概略図であり、図3は、第一の照明付音声再生システムの構成を簡略的に示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、第一の照明付音声再生システムは、商用電源に接続された照明用給電ソケット10に取り付けられる第一の照明付音声再生装置1と、音源装置20と、音源送信装置30と、を基本的に備えている。
音源装置20は、音声を出力する音響機器であり、たとえばオーディオ装置20Aやテレビ20B、CDプレーヤ(不図示)等を挙げることが出来る。この音源装置20は、音声を電気信号として出力する音源出力端子を備える。
音源送信装置30は、前記音源装置20より出力された音声信号を、電波を媒体とする放音制御信号に変換して前記第一の照明付音声再生装置1へ送信する機器である。
この音源送信装置30は、所謂ACアダプター31Aを有し、AC電源に接続することで内部電源が得られるように構成されている。また、音源送信装置30は、AC電源の代わりに電池31Bを電源とするものであっても良い。
さらに、音源送信装置30は、前記音源装置20に設けられた音源出力端子に接続可能な音源入力端子32を有し、音源装置20より出力された音声信号を入力するように構成されている。
また、図2において、音源装置20を設置することが困難な空間は、浴槽Bが設置された浴室としている。したがって、第一の照明付音声再生装置1は、前記浴室の壁面Wに設けられた照明用給電ソケット10に設置される。なお、照明用給電ソケット10は、たとえば壁面Wの内部を通って商用電源に接続されたものとなっている。
一方、音源装置20は、前記第一の照明付音声再生装置1が設置された空間とは異なる、たとえばリビング等の他の空間に、音源送信装置30と共に設置されている。
また、第一の照明付音声再生システムは、図2及び図3に示すように、調光調色指示装置40を更に備えたものとすることが出来る。
調光調色指示装置40は、前記第一の照明付音声再生装置1の照明手段4における調光及び/又は調色を制御する指示信号を照明制御信号として、前記第一の照明付音声再生装置1へ送信する機器である。本実施形態では、調光調色指示装置40よりワイヤレス式で前記指示信号を前記第一の照明付音声再生装置1へ送信する構成になっているが、本発明はこれに限定されない。したがって、調光調色指示装置40よりワイヤード式で前記指示信号を前記第一の照明付音声再生装置1へ送信するものとしても良い。
また、調光調色指示装置40は、再生用スピーカ3より放音される音量を調節するように音量制御信号を送信するものとしても良い。
さらに、調光調色指示装置40は、前記第一の照明付音声再生装置1の電源スイッチを操作する電源制御信号を送信するものとしても良い。
なお、調光調色指示装置40は、利用者が適宜操作するものであるので、図2に示すように、前記第一の照明付音声再生装置1が設置された同じ空間に装備されている。
このように本発明の第一の照明付音声再生装置は、たとえば浴室等には必ずある照明用給電ソケットに取り付け可能な口金を利用して装着する構成になっている。これにより、既存の設備に改修等の手を加えること無く、適宜所望の空間に対して、後から利用者が容易に設置及び撤去可能とすることが出来る。また、照明用給電ソケットより口金を介して電源の供給も容易に行なえるので、リラクゼーションを感じている途中で電池の交換作業が必要になるといった煩わしさが解消される。しかも、リラクゼーションに必要充分な音量と音質を得ることが出来る。
さらに、本照明付音声再生装置は、照明発光LEDと再生用スピーカとを一体化したことにより、元々照明用光源が占有していたスペースだけで放音を行なうことが出来る。しかも、照明発光LEDを使用することにより、省エネ、長寿命を実現することが出来ると共に、光の三原色の照明発光LEDを使用することで、利用者の気分に合わせた調光・調色を自由に行うことが出来るものとなる。したがって、一層高いリラクゼーション効果を提供することが出来る。
<第二実施形態>
次に、第二の照明付音声再生装置、及びその照明付音声再生システムについて、図4乃至図6に基づき説明する。ここでは、先に説明した実施形態と異なる部分を中心に説明する。したがって、上記第一実施形態と同様の構成部分の説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
図4は、本発明に係る照明付音声再生装置の他の例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は中央縦断側面図である。
図4に示すように、第二の照明付音声再生装置11は、筐体2内に、放音手段3と、照明手段4と、前記放音手段3及び前記照明手段4を動作させる制御手段15と、を少なくとも組み込んで一体化して構成している。また、第二の照明付音声再生装置11は、前記筐体2が、前記制御手段15に対する電源供給部として、照明用給電ソケットに取り付け可能な口金6を更に備えることを特徴とする。
制御手段15は、口金6を音源入力部とする電灯線通信信号処理手段を備えている。すなわち、前記口金6は、放音制御信号を受信する機能を備えている。
電灯線通信信号処理手段は、電灯線をデータ通信するための媒体として送信され、前記口金6にて受信した放音制御信号を受信して復調する電灯線受信回路をいう。
このように、高速電灯線通信を使用することにより、離れた空間に設置された音源装置からの音源の供給を、電灯線を通じて口金6で行なうことが可能となる。
また、制御手段15は、前記放音手段としての再生用スピーカ3を動作させるスピーカ制御手段を更に備える。
スピーカ制御手段は、電灯線を介して外部から入力された音声信号を増幅し、その信号を再生用スピーカ3に印加して、当該再生用スピーカ3を駆動するスピーカ用アンプ回路をいう。また、スピーカ用アンプ回路は、電気配線を介して前記再生用スピーカ3に接続されている。
したがって、この第二の照明付音声再生装置11では、まず、電源回路に入力された電源入力を指示する電源制御信号に基づいて、各種回路や、再生用スピーカ3、照明発光LED4に電源が供給される。また、電灯線受信回路に放音制御信号が入力されると、入力された音声信号をスピーカ用アンプ回路にて増幅する。そして、再生用スピーカ3では、増幅された信号によって振動体が振動することにより、当該再生用スピーカ3の前面から音が出力(放音)される。したがって、既存の設備に改修等の手を加えること無く、適宜所望の空間において音声の放音を可能とすることが出来る。
また、制御手段15は、前記照明発光LED4を動作するLED制御手段を更に備える。LED制御手段は、上記第一実施形態と同様である。なお、図4において、制御手段15は、各種回路が形成された回路基板を伴っている。
図5及び図6は、第二の照明付音声再生装置を用いた照明付音声再生システム(以下、「第二の照明付音声再生システム」という)の一例を示す模式的な図である。図5は、第二の照明付音声再生システムの実施例を示す概略図であり、図6は、第二の照明付音声再生システムの構成を簡略的に示すブロック図である。
図5及び図6に示すように、第二の照明付音声再生システムは、商用電源に接続された照明用給電ソケット10に取り付けられる第二の照明付音声再生装置11と、電灯線12と、を基本的に備えている。
電灯線12は、音源装置から出力された音声信号を放音制御信号として前記照明付音声再生装置11へ送信する。放音制御信号は、口金6より供給される。したがって、電源供給とデータ通信には同じ電灯線12が用いられる。
図5において、音源装置を設置することが困難な空間は、浴槽Bが設置された浴室としている。したがって、第二の照明付音声再生装置11は、前記浴室の壁面Wに設けられた照明用給電ソケット10に設置される。なお、照明用給電ソケット10は、たとえば壁面Wの内部を通って商用電源である電灯線12に接続されている。
一方、音源装置は、前記第二の照明付音声再生装置11が設置された空間とは異なる、たとえば放送局や住居のリビングルームなど他の空間に設置されていて、音源装置から音声信号を電灯線通信アダプターなどに通すことにより、電灯線12を介して音声信号が送信され、第二の照明付音声再生装置11で受信することができるように構成されている。住居のリビングルームなどに置かれる音源装置は、個人的に使用する機材であって、この機材から電灯線通信処理手段により浴室の照明付音声再生装置11へ信号を送信する。
また、第二の照明付音声再生システムは、図5及び図6に示すように、調光調色指示装置40を更に備えたものとすることが出来る。
調光調色指示装置40は、前記第二の照明付音声再生装置11の照明手段4における調光及び/又は調色を制御する指示信号を照明制御信号として、前記第二の照明付音声再生装置11へ送信する機器であり、上記第一実施形態と同様の構造である。
また、調光調色指示装置40は、前記第二の照明付音声再生装置11の電源スイッチを操作する電源制御信号を送信するものとしても良い。
このように本発明の第二の照明付音声再生装置は、たとえば浴室等には必ずある照明用給電ソケットに取り付け可能な口金を利用するものとしている。これにより、既存の設備に改修等の手を加えること無く、適宜所望の空間に対して、後から利用者が容易に設置及び撤去可能とすることが出来る。また、照明用給電ソケットより口金を介して電源及び音源の供給が容易に行なえるので、リラクゼーシンを感じている途中で電池の交換作業が必要になるといった煩わしさが解消される。しかも、リラクゼーションに必要充分な音量と音質を得ることが出来る。
さらに、本照明付音声再生装置でも、照明発光LEDと再生用スピーカとを一体化したことにより、元々照明用光源が占有していたスペースだけで放音を行なうことが出来る。しかも、照明発光LEDを使用することにより、省エネ、超寿命を実現することが出来ると共に、光の三原色の照明発光LEDを使用することで、利用者の気分に合わせた調光・調色を自由に行うことが出来るものとなる。したがって、一層高いリラクゼーション効果を得ることが出来る。
本発明に係る照明付音声再生装置の実施例を示す図であり、(a)正面図、(b)正面中央縦断側面図である。 本発明に係る照明付音声再生システムの実施例を示す概略図である。 本発明に係る照明付音声再生システムの構成を簡略的に示すブロック図である。 本発明に係る照明付音声再生装置の他の実施例を示す図であり、(a)正面図、(b)正面中央縦断側面図である。 本発明に係る照明付音声再生システムの他の実施例を示す概略図である。 本発明に係る照明付音声再生システムの他の構成を簡略的に示すブロック図である。
符号の説明
1,11 照明付音声再生装置
2 筐体
3 放音手段(再生用スピーカ)
4 照明手段(照明発光LED)
5,15 制御手段
6 口金
7 第二信号受信部(リモコン受信部)
10 照明用給電ソケット
12 電灯線
20 音源送信装置
30 音源装置
40 リモコン装置
51 第一信号受信部(アンテナ)

Claims (8)

  1. 筐体内に、放音手段と、照明手段と、前記放音手段及び前記照明手段を動作させる制御手段と、を少なくとも組み込んで一体化した装置であって、
    前記筐体は、照明用給電ソケットに取り付け可能な口金を電源供給部として備えることを特徴とする照明付音声再生装置。
  2. 前記制御手段は、放音制御信号を受信する第一信号受信部と、前記第一信号受信部を音源入力部とするワイヤレス通信信号処理手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明付音声再生装置。
  3. 前記口金は、放音制御信号を受信する機能を備え、
    前記制御手段は、前記口金を音源入力部とする電灯線通信信号処理手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明付音声再生装置。
  4. 前記制御手段は、照明制御信号を受信する第二信号受信部と、前記照明制御信号の受信に応じて、前記照明手段から放出される光の強さを変える調光手段、及び/又は前記照明手段から放出される光の色を変える調色手段と、を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の照明付音声再生装置。
  5. 前記筐体は、防水処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の照明付音声再生装置。
  6. 前記請求項2、4、5の何れか一項に記載の照明付音声再生装置と、
    音声信号を出力する音源装置と、
    前記音源装置より出力された音声信号を放音制御信号として前記照明付音声再生装置へ送信する音源送信装置と、
    を少なくとも備える照明付音声再生システム。
  7. 前記請求項3、4、5の何れか一項に記載の照明付音声再生装置と、
    音声信号を出力する音源装置と、
    前記音源装置より出力された音声信号を放音制御信号として前記照明付音声再生装置へ送信する電灯線と、
    を少なくとも備える照明付音声再生システム。
  8. 前記照明手段の調光及び/又は調色を制御する照明制御信号を前記照明付音声再生装置へ送信する調光調色指示装置を更に備えることを特徴とする請求項6又は7に記載の照明付音声再生システム。
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