JP2008190461A - 排ガス浄化装置及び排ガス浄化装置の脱硫方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関1の排ガス通路13に設けられ、リーン雰囲気において排ガス中の窒素酸化物及び硫黄成分を吸蔵するNOxトラップ触媒15と、空燃比を調整する空燃比調整手段31と、所定の脱硫処理実行条件が成立した場合には、排ガスの空燃比を理論空燃比よりも僅かにリッチ化してNOxトラップ触媒から硫黄成分を放出させる脱硫処理を行うように制御する脱硫処理実行手段34と、脱硫処理実行手段34により脱硫処理が行われる際に、空燃比を所定のリーン期間だけ理論空燃比よりもリーン化するように制御するリーン化実行手段35とをそなえて構成する。
【選択図】 図1
Description
このようなNOxトラップ触媒は、酸化雰囲気において、排ガスに含まれるNOxを硝酸塩として触媒上に吸蔵するようになっている。
ところが、NOxトラップ触媒上の硫黄成分は硝酸塩よりも化学的安定性が高く、NOxトラップ触媒の周辺雰囲気を還元雰囲気にしてもNOxトラップ触媒からは僅かな量の硫黄成分しか放出されない。このため、NOxトラップ触媒に残留する硫黄成分の量は時間とともに増加し、これにより、NOxトラップ触媒の触媒としての性能が低下してしまう。このようにNOxトラップ触媒中に硫黄成分が吸蔵され触媒の性能が低下することをS被毒という。
例えば、特許文献1の技術では、NOxトラップ触媒に吸蔵された硫黄成分は高温下においては、還元剤とよく反応してNOxトラップ触媒から放出されるという性質に着目し、内燃機関の膨張行程に追加燃料を噴射するなどしてNOxトラップ触媒を昇温させて高温にするとともに大量の一酸化炭素(CO)を還元剤としてNOxトラップ触媒に供給することにより、NOxトラップ触媒に吸蔵された硫黄成分とCOとを反応させてNOxトラップ触媒から硫黄成分を放出させる制御(Sパージ運転)を行うようになっている。
特許文献1の技術においては、空燃比を理論空燃比よりもリッチ側に設定して内燃機関で燃料を不完全燃焼させることによりCOを発生させてNOxトラップ触媒に供給するようにしている。
つまり、NH3は、NOxトラップ触媒において以下の化学反応式(1),(2)により発生すると考えられる。
NO+HC+H2O→CO2+NH3・・・(1)
2NO+5H2→2H2O+2NH3・・・(2)
即ち、NOxトラップ触媒が還元雰囲気となると、NOxトラップ触媒に吸蔵されているNOxや、COとともに排ガスに含まれる炭化水素(HC)及び水(H2O)等により上式(1),(2)の反応が生じることが考えられる。なお、上式(2)中の水素(H2)は排気通路において以下の化学反応式(3),(4)により生成される。
CO+H2O→CO2+H2・・・(3)
HC+H2O→CO2+CO+H2・・・(4)
例えば、脱硫処理を実行する際において、内燃機関の回転数や負荷が大きい場合には、その分、排ガスの流量が大きくなり、それに比例してアンモニアの生成量を多くなることが考えられるため、リッチ化期間をより短く設定することによって、NOxトラップ触媒におけるアンモニアの生成を効果的に抑制しうるようにすればよい。
例えば、脱硫処理を実行する際において、内燃機関の回転数や負荷が大きい場合には、その分、排ガスの流量が大きくなり、それに比例してアンモニアの生成量を多くなることが考えられるため、リーン期間をより長く設定することによって、NOxトラップ触媒におけるアンモニアの生成を効果的に抑制しうるようにすればよい。
また、該リーン化実行手段は、該内燃機関の運転状態に基づいて、該リーン期間における該排ガスの空燃比を設定することが好ましい(請求項5)。
また、一般に、NOxトラップ触媒は、一定の温度領域内において温度が高くなるほど、触媒が活性してアンモニアの生成量が多くなることが考えられる。このため、リーン化実行手段は、温度領域内において温度が高くなるほどリーン期間を長く設定したり、リーン期間における排ガスの空燃比をよりリーン側に設定したりするように構成することも好ましい。
また、該NOxトラップ触媒に吸蔵されている硫黄成分の量を推定する硫黄吸蔵量推定手段をそなえ、該脱硫処理実行条件には、該硫黄吸蔵量推定手段により推定された該硫黄成分の吸蔵量が所定量以上であることが含まれることが好ましい(請求項7)。
本発明の排ガス浄化装置(請求項3)によれば、内燃機関の運転状態に応じてリーン期間を設定することにより、効果的にNOxトラップ触媒に残留した硫黄成分の放出とアンモニアの生成の抑制とを実行することができる。
本発明の排ガス浄化装置(請求項5)によれば、内燃機関の運転状態に応じてリーン期間における排ガスの空燃比を設定することにより、効果的にNOxトラップ触媒に残留した硫黄成分の放出とアンモニアの生成の抑制とを実行することができる。
本発明の排ガス浄化装置(請求項7)によれば、硫黄吸蔵量推定手段により推定された硫黄成分の吸蔵量が所定量以上であることが脱硫処理実行条件に含まれることにより、NOxトラップ触媒の触媒性能がS被毒により所定レベルに低下した状態で脱硫処理を行って触媒性能を回復することができるとともに、S被毒の程度が小さい場合に不必要な脱硫処理を行うことを防止することができる。
一方、排気ポート10は、排気弁12を介して燃焼室5と連通しているが、排気弁12の駆動により開閉されるようになっている。
三元触媒14は、空燃比が理論空燃比である場合には、排ガス中のCO,HC,NOxを浄化可能な三元機能を有した触媒である。一方、NOxトラップ触媒15は、排ガス中の酸素が過剰な雰囲気(酸化雰囲気)において、排ガス中に多く含まれるNOxを吸蔵するとともに、排ガス中の酸素濃度が低く、排ガス中に還元剤を多く含む雰囲気(還元雰囲気)において吸蔵したNOxを放出して還元浄化することにより無害なN2にする機能を有した触媒である。
つまり、空燃比が理論空燃比である場合には、排ガス中のCO,HC,NOxは三元触媒14により浄化され、空燃比が理論空燃比よりもリーンな酸化雰囲気においては排ガス中にCO,HC等の不完全燃焼物がほとんど含まれない反面、排ガス中のNOx濃度が大きくなるが、三元触媒14を通過したNOxは下流側のNOxトラップ触媒15に吸蔵されて排ガス中から除去されるようになっている。
なお、三元触媒14とNOxトラップ触媒15との間には触媒温度センサ16が設置されている。また、NOxトラップ触媒15の下流側にはNOxセンサ17が設置されている。そして、排気管13のNOxセンサ17のさらに下流側は図示しない消音装置を経て大気へ連通されている。
ECU30は、いずれも図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う記憶装置、演算装置及びタイマやカウンタ類等により構成されている。
また、ECU30は、機能要素として、空燃比調整部(空燃比調整手段)31,触媒昇温部32,NOxパージ実行部33,脱硫処理実行部(脱硫処理実行手段,硫黄吸蔵量推定手段)34及びリーン化実行部(リーン化実行手段)35を有している。
空燃比調整部31は、通常走行時の燃料噴射の態様として、層状超リーンモード,吸気リーンモード,ストイキオモード,エンリッチモードの4つの運転モードに応じてエンジン1を制御するようになっている。
吸気リーンモードは予混合燃焼による理論空燃比よりもリーンな空燃比での運転を実現して緩加速による出力を得るために吸気行程中に燃料噴射を行なう運転モードである。
ストイキオモードは、予混合燃焼により理論空燃比近傍の空燃比でのストイキオフィードバック運転を実現して吸気リーンモードよりも出力を向上させるために吸気行程中に燃料噴射を行なう運転モードである。
さらに、空燃比調整部31は、これらの4つの運転モードに応じて燃料噴射量及び燃料噴射時期並びに点火時期を制御するようになっている。
これについてより具体的に説明すると、この空燃比調整部31は、図2に示すようなマップに従って、エンジン回転数Ne及び平均有効圧力Peに応じて上述の各運転モードの中から一つの運転モードを選択する。そして、選択された運転モードに応じた燃料噴射制御マップを選択し、この選択した燃料噴射制御マップ(図示略)を用いて、エンジン回転数Ne及び平均有効圧力Peに応じて、通常の燃焼を行なうための燃料噴射量及び噴射時期(すなわち、燃料噴射終了時期及び燃料噴射開始時期)を設定するようになっている。
触媒昇温部32は、三元触媒14及びNOxトラップ触媒15を昇温させるためのものである。この触媒昇温部32は、燃焼室5内の通常の燃焼のための主燃料噴射(圧縮行程や吸気行程での燃料噴射)における燃料噴射弁4の駆動とは別に、エンジン1の出力に影響しにくいタイミングで燃料噴射弁4を駆動する追加燃料噴射(膨張行程の末期での燃料噴射)を行い、この追加燃料を排気管13側で燃焼させることにより排気管13に高温の排ガスを通気させることで、三元触媒14及びNOxトラップ触媒15昇温させるようになっている。
つまり、NOxトラップ触媒15に吸蔵されたNOxの放出を促進させるための還元剤としてのHC,COの確保やエンジン1の出力トルクへの影響を考慮して、膨張行程内(できれば膨張行程でも末期に近いタイミングが好ましい)に追加燃料噴射を行なうことにより、エンジン1の出力トルクの変化を抑制しながらも通常の燃料噴射(主噴射)と追加燃料噴射とを合わせた合計の空燃比(トータルA/F)がリッチとなるようになっている。
・NOxパージ実行条件(A):触媒温度TがNOxトラップ触媒15の活性温度近傍の温度である所定温度T1よりも高いこと
・NOxパージ実行条件(B):空燃比が理論空燃比よりもリーンである状態(層状超リーンモード又は吸気リーンモード)において、NOxセンサ17から入力されるNOxセンシング信号Cが所定値C0以上であること
即ち、空燃比が理論空燃比よりもリーンな状態においてNOxセンシング信号Cが所定値C0以上である場合には排ガス中のNOxがNOxトラップ触媒15により十分に吸蔵・除去されていないと判定することができる。
また、触媒温度TがNOxトラップ触媒15の活性温度近傍の温度である所定温度T1よりも低い場合には、触媒昇温部32により触媒温度を昇温させるように構成してもよい。
NOxトラップ触媒15に吸蔵された硫黄成分は、同じくNOxトラップ触媒15に吸蔵されたNOxよりも化学的安定度が高く、NOxパージモードにおいてもその一部のみしか放出されないため、NOxトラップ触媒15に残留する硫黄成分の量は時間とともに増加する。これにより、NOxトラップ触媒15のNOx吸蔵性能が徐々に低下してしまういわゆるS被毒が生じる。
・Sパージ実行条件(a):触媒温度TがNOxトラップ触媒15の活性温度近傍の温度である所定温度T1よりもさらに高い所定温度T2(即ち、T1<T2)であること
・Sパージ実行条件(b):前回のSパージ実行時から所定距離Dだけ車両が走行すること
なお、Sパージ実行条件(a)が設定されているのは、触媒温度Tが低すぎる場合には、NOxトラップ触媒15に残留する硫黄成分を十分に放出させることができない点に本発明者らが着目したためである。
なお、触媒温度Tが所定温度T2よりも低い場合には、触媒昇温部32により触媒温度を昇温させるように構成してもよい。このとき、予め、所定温度T2よりも低い温度である所定温度T3を設定しておき、触媒温度Tが所定温度T3よりも高い場合には、触媒昇温部32により触媒温度Tを昇温させるように構成してもよい。
脱硫処理実行部34が上述のSパージ実行条件が成立したと判定し、Sパージモードを選択した場合には、空燃比調整部31は、空燃比を調整するにより所定のSパージ実行時間(通常、数分程度)だけ目標空燃比を理論空燃比よりも僅かにリッチ側に設定してフィードバック制御(リッチシフテッドS−F/B運転)を行うようになっている。これにより、NOxトラップ触媒15に蓄積した硫黄成分の除去を行う脱硫処理(Sパージともいう)が実行されるようになっている。
なお、リッチ期間TRは、リッチシフテッドS−F/B運転を行う時間である。リーン期間TLは、空燃比を理論空燃比よりもリーンな空燃比(以下、間欠リーン空燃比RA/Fという)で運転を行う時間であり、リッチ期間TRよりも十分に短い時間に設定されるようになっている。
このとき、リーン化実行部35は、吸入空気量A,エンジン回転数Ne及び触媒温度Tの値が大きい程、リーン期間TLを長く設定するかあるいはリッチ期間TRを短く設定し、吸入空気量A,エンジン回転数Ne及び触媒温度Tの値が小さい程、リーン期間TLを短く設定するかあるいはリッチ期間TRを長く設定するようになっている。
間欠リーン空燃比RA/Fは、吸入空気量A,エンジン回転数Ne及び触媒温度Tの値が大きい程、リーン側に設定され、吸入空気量A,エンジン回転数Ne及び触媒温度Tの値が小さい程、リッチ側に設定されるようにうなっている。
Sパージモードの実行態様について図3を用いて説明する。
まずステップS10として、脱硫処理実行部34は、吸入空気量A,エンジン回転数Neを読み込むことによりエンジン1の運転状態を検出する。
ステップS30として、脱硫処理実行部34は、Sパージ実行条件の一部として触媒温度Tと所定温度T2とを比較する。そして、触媒温度Tが所定温度T2以上である場合(即ち、T2≦Tである場合)には、ステップS40に進む。
即ち、ステップS50として、空燃比調整部31はSパージ運転を行う。つまり、図4の実線L1で示すようにリーン化実行部35によりその都度設定されるリッチ期間TR(TR1,TR2,・・・)だけリッチシフテッドS−F/B運転を行う(リッチ化ステップ)とともに、この際、設定されたリーン期間TL(TL1,TL2,・・・)だけ空燃比を間欠リーン空燃比RA/Fにして運転を行う(パーシャルリーン化ステップ)ことを周期的に繰り返し、Sパージ実行時間に達するとSパージ運転を終了する。
図4において、太破線L2は、従来のSパージ運転に相当し、Sパージ実行時間だけ、連続的にリッチシフテッドS−F/B運転を行った場合を示している。なお、上述したように実線L1は本実施形態におけるSパージ運転を行った場合を示している。
これに対し、本実施形態においては、リッチシフテッドS−F/B運転を連続的に行った場合と比較して、排ガス中にNH3の濃度の上昇を抑制することができるとともにNOxトラップ触媒15に蓄積した硫黄成分を放出させるのに十分な還元剤としてのCOをNOxトラップ触媒15に供給することができる。
即ち、排ガス中に含まれるNH3の生成反応は、触媒で排ガスの空燃比がある程度の時間継続してリッチ空燃比である場合に生じる。このため、周期的に空燃比をリーンにすることにより、触媒でのNH3の生成量を抑制することができるのである。
したがって、エンジン1の運転状態やNOxトラップ触媒15の活性度合いに応じて精度良くNOxトラップ触媒15に十分な量COを供給して、NOxトラップ触媒15に蓄積した硫黄成分を放出することでNOxトラップ触媒15のNOx浄化機能を回復させることができ、NH3の生成を抑制することができ、排ガスの悪臭を低減することが可能となる。
例えば、上述の実施形態としては筒内噴射型のガソリンエンジンを例に説明したが、本発明の排ガス浄化装置を適用する内燃機関としては、これに限らずディーゼルエンジンに適用してもよい。また、NOxトラップ触媒をそなえ、空燃比を変更可能なものであれば、筒内噴射型のガソリンエンジンに限定するものではない。また、複数気筒を有するエンジンであってもよい。
また、実施形態においては、Sパージ実行中においてリッチ期間TR及びリーン期間TLを交互に周期的に繰り返すようにしているが、必ずしも周期的に行う必要はなく、NH3の発生を抑制可能であれば、リーン期間TLは、Sパージ実行中に一度だけとなるように構成してもよい。
なお、一般的なNOxセンサは、排ガスの空燃比が理論空燃比あるいは理論空燃比よりもリッチな空燃比である場合において、NH3にも感度があるものがあり、このようなNOxセンサ15を脱硫処理実行時においてのNH3センサとして用いてもよい。
2 シリンダヘッド
3 点火プラグ
4 燃料噴射弁
5 燃焼室
6 シリンダ
7 ピストン
8 キャビティ
9 吸気ポート
10 排気ポート
11 吸気弁
12 排気弁
13 排気管(排ガス通路)
14 三元触媒
15 NOxトラップ触媒
16 触媒温度センサ
17 NOxセンサ
20 エアフローセンサ
21 エンジン回転数センサ
22 アクセルポジションセンサ
30 電子制御装置(ECU)
31 空燃比調整部(空燃比調整手段)
32 触媒昇温部
33 NOxパージ実行部
34 脱硫処理実行部(脱硫処理実行手段,硫黄吸蔵量推定手段)
35 リーン化実行部(リーン化実行手段)
Claims (8)
- 内燃機関の排ガス通路に設けられ、排ガスの空燃比がリーンであるリーン雰囲気において該排ガス中の窒素酸化物及び硫黄成分を吸蔵するNOxトラップ触媒と、
該排ガスの空燃比を調整する空燃比調整手段と、
所定の脱硫処理実行条件が成立した場合には、該排ガスの空燃比を理論空燃比よりも僅かにリッチ化して該NOxトラップ触媒に吸蔵された硫黄成分を放出させる脱硫処理を行うように該空燃比調整手段を制御する脱硫処理実行手段と、
該脱硫処理実行手段により該脱硫処理が行われる際に、該排ガスの空燃比を所定のリーン期間だけ理論空燃比よりもリーン化するように該空燃比調整手段を制御するリーン化実行手段とをそなえている
ことを特徴とする、排ガス浄化装置。 - 該リーン化実行手段は、該脱硫処理実行手段により該脱硫処理が行われる際に、所定のリッチ期間毎に周期的に該リーン期間だけ空燃比を理論空燃比よりもリーン化するように該空燃比調整手段を制御する
ことを特徴とする、請求項1記載の排ガス浄化装置。 - 該リーン化実行手段は、該内燃機関の運転状態に基づいて、該リッチ期間を設定する
ことを特徴とする、請求項2記載の排ガス浄化装置。 - 該リーン化実行手段は、該内燃機関の運転状態に基づいて、該リーン期間を設定する
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の排ガス浄化装置。 - 該リーン化実行手段は、該内燃機関の運転状態に基づいて、該リーン期間における該排ガスの空燃比を設定する
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の排ガス浄化装置。 - 該脱硫処理実行条件には、該NOxトラップ触媒の温度が所定温度以上であること、が含まれる
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の排ガス浄化装置。 - 該NOxトラップ触媒に吸蔵されている硫黄成分の量を推定する硫黄吸蔵量推定手段をそなえ、
該脱硫処理実行条件には、該硫黄吸蔵量推定手段により推定された該硫黄成分の吸蔵量が所定量以上であることが含まれる
ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の排ガス浄化装置。 - 内燃機関の排ガス通路に設けられ、排ガスの空燃比がリーンであるリーン雰囲気において該排ガス中の窒素酸化物及び硫黄成分を吸蔵するNOxトラップ触媒と、該排ガスの空燃比を調整する空燃比調整手段と、を備えた排ガス浄化装置において、該NOxトラップ触媒に吸蔵された硫黄成分を放出する脱硫処理を行う排ガス浄化装置の脱硫方法であって、
所定の脱硫処理実行条件が成立した場合に該排ガスの空燃比を理論空燃比よりもリッチ化するリッチ化ステップと、
該リッチ化ステップが実行される際に、該排ガスの空燃比を所定のリーン期間だけ理論空燃比よりもリーン化するパーシャルリーン化ステップとを有する
ことを特徴とする、排ガス浄化装置の脱硫方法。
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