JP2008190119A - かばん錠の取付治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 かばん錠の検査を簡単にすると共に、検査のためにかばん錠を無駄にしない新規な治具を提供する。
【解決手段】 細長いベースブロック7と、このベースブロックの一面においてその長さ方向に沿って夫々独立に移動できるように案内され、相互に突き合う端部に傾斜面を形成した第1及び第2の可動ブロック8,9と、これら第1及び第2の可動ブロックの傾斜面の間を通り、上記ベースブロックを貫通すると共に、頭部を上記傾斜面に係合させたセンターねじ12と、上記ベースブロックの他面側に突き出たセンターねじの先端部と螺合する雌ねじ孔を一端に有する短筒体で、他端にハンドル部を設けた作動部材14と、上記第1及び第2の可動ブロックのベースブロックとは反対側に夫々一体に植設され、上記取付筒に嵌合する係合ピン15、15とを設け、係合ピンを拡開させてかばん錠を一時的に固定する。
【選択図】 図3
【解決手段】 細長いベースブロック7と、このベースブロックの一面においてその長さ方向に沿って夫々独立に移動できるように案内され、相互に突き合う端部に傾斜面を形成した第1及び第2の可動ブロック8,9と、これら第1及び第2の可動ブロックの傾斜面の間を通り、上記ベースブロックを貫通すると共に、頭部を上記傾斜面に係合させたセンターねじ12と、上記ベースブロックの他面側に突き出たセンターねじの先端部と螺合する雌ねじ孔を一端に有する短筒体で、他端にハンドル部を設けた作動部材14と、上記第1及び第2の可動ブロックのベースブロックとは反対側に夫々一体に植設され、上記取付筒に嵌合する係合ピン15、15とを設け、係合ピンを拡開させてかばん錠を一時的に固定する。
【選択図】 図3
Description
この発明は、かばん錠の取付治具(以下単に治具という)に係り、特に、トランク型のかばん用の錠前(以下単にかばん錠という)の検査を簡単にすると共に、検査のためにかばん錠を無駄にすることがない新規な治具に関する。
本出願人は、一面が開口した浅い箱状のシェルの一対を開閉するタイプのかばん(以下トランク型のかばんという)用の錠前、すなわち、かばん錠を製造し、これをかばんメーカーに納入している。
このかばん錠は、図1に示すように、相互に接合したり離間したりする一対のシェル1、1の一方の外面に錠本体2を、他方の外面に掛金3を夫々装着し、錠本体2内において左右に移動可能に案内され、左方に付勢されたラッチ4に対し、シェル1、1を閉じる時の掛金の動きを利用して、錠本体2の開口5(図3参照)を通して掛金5を錠本体内に挿入し、掛金3とラッチ4とを係合させて施錠するものである。
上記錠本体2のシェル1に接合する裏面側には、図3に示すように、例えば一対の有底の取付筒6、6が一体に結合されており、この取付筒6、6をシェル1の付番しない取付孔に夫々嵌合させた後、シェルの内面側からタッピングビス(先細のねじの母線に沿って複数の溝を形成し、捩じ込むときに取付筒6の内面に雌ねじを切りながら捩じ込むビス)により錠本体をシェル外面に固定する。この取付方法は、掛金3においても同様である。
上記シェルへの錠本体及び掛金の装着は本出願人会社ではなく、かばんメーカーが行っているが、本出願人会社はかばんメーカーへのかばん錠の供給に当たり、全品ではないが、抜き取り的にかばん錠の検査をしている。
その検査は、かばんメーカーから供給された検査用のかばんにタッピングビスを用いてシェルに錠本体2及び掛金3を取り付け、しかる後掛金とラッチの係合状態などの所定の検査をする。
しかしながら、かばん錠をタッピングビスでシェルに取付ける作業は簡単ではなく、また、検査後シェルからかばん錠を取外した後これをかばんメーカーに納入することはできず検査毎にかばん錠が無駄になる。
それは、一旦タッピングビスでかばん錠をシェルに取付けた後これを取外すと、前記取付筒の内面に形成された雌ねじが通常他のタッピングビスと合わないので取付けることができず、また、同じタッピングビスを用いるとしても、締込みが緩くなってしまうからである。
そこで、この発明は、検査を簡単にすると共に、検査のためにかばん錠を無駄にすることがない新規な治具を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、かばん錠本体又は掛金の裏面側に一体に結合された少なくとも一対の有底の取付筒をシェルに開口した取付孔に挿入した状態で、かばん錠本体又は掛金を一時的にシェルに固定するものであって、細長いベースブロックと、このベースブロックの一面においてその長さ方向に沿って夫々独立に移動できるように案内され、相互に突き合う端部に傾斜面を形成した第1及び第2の可動ブロックと、これら第1及び第2の可動ブロックの傾斜面の間を通り、上記ベースブロックを貫通すると共に、頭部を上記傾斜面に係合させたセンターねじと、上記ベースブロックの他面側に突き出たセンターねじの先端部と螺合する雌ねじ孔を一端に有する短筒体で、他端にハンドル部を設けた作動部材と、上記第1及び第2の可動ブロックのベースブロックとは反対側に夫々一体に植設され、上記取付筒に嵌合する係合ピンとを有し、これらの係合ピンをシェルの内側から取付筒に嵌合させた後作動部材によりセンタービスを引き出し、センタービスの頭部と可動ブロックの傾斜面との間に生じる楔作用により係合ピンを拡開させ、係合ピンと取付筒内筒部との間の摩擦係合により錠本体又は掛金を一時的にシェルに固定するようにしたことを特徴とする。
上記のように構成されたこの発明による治具は、間にシェルを挟んだ状態で治具と錠本体又は掛金とを摩擦係合を介して連結するので、検査のための錠本体又は掛金のシェルに対する取付が簡単になる。
また、取付にタッピングビスを用いないので、検査の度にかばん錠を廃棄するという無駄が生じない、等所期の効果を奏する。
係合ピンを取付筒に嵌合させた状態でねじ装置によりこれら係合ピンを拡開させ、摩擦係合を利用して錠本体または掛金を一時的にシェルに固定できるようにした。
以下、請求項1に記載の発明の実施例を図面を参照して説明する。
図2及び図3において符号7はベースブロックを示し、図示の実施例におけるベースブロック7は細長い厚板である。
図2及び図3において符号7はベースブロックを示し、図示の実施例におけるベースブロック7は細長い厚板である。
このベースブロックの一面(図では上面)にこれも細長くてベースブロックと同じ幅の第1及び第2の可動ブロック8、9が夫々長さ方向(左右方向)にかつ独立に移動できるように案内されている。
具体的には、各可動ブロック8(9)の下面側にカラー11がねじ止めされていて、そのカラー11がベースブロックに開口した左右方向に長い案内孔(図面を明瞭にするため付番しない)に嵌合している。
上記カラー11の長さはベースブロック7の厚さより少し長く設定されているので、上記カラー11のねじ止めによりベースブロックと可動ブロックとが固定されることがない。
上記第1及び第2の可動ブロック8、9の相互に突き合う端部は擂り鉢状の傾斜面の両端に大径及び小径の円筒を接続した形状に成形されている(図2参照)。
そして、この可動ブロック8、9の傾斜面の間を通るようにして、センターねじ12の先端部がベースブロック7の中央部を貫通している。
上記センターねじの断面形状は、可動ブロック8、9の相互に突き合う端部の断面形状とほぼ同じであり、その傾斜面が可動ブロックのそれと面接合をしている。
上記の構成により、可動ブロック8、9のカラー11回りの振れはセンタービス12によって拘束されるので、上記カラー11とベースブロックの長孔との係合、及びセンターねじ12との係合により、可動ブロック8、9は図で左右方向、すなわちベースブロックの長さ方向に移動可能に案内されることになる。
なお、センターねじ12の頭部の下方にこれを貫通するようにして振れ止めピンが打ち込まれており、この振れ止めピン13は可動ブロック8、9の間に突在している。
上記センターねじ12のベースブロック7の下方に突出した先端部には、これと螺合する雌ねじ部を上部に同軸に形成した短筒体で、下端に大径操作部を一体に形成した作動部材14が設けられている。
一方、第1及び第2可動ブロック8、9の上面には、前記取付筒6と嵌合する係合ピン15が一体に植設されている。
これらの係合ピン15、15の間隔は、錠本体2または掛金3の取付筒6、6の間隔とほぼ同じに定める。
上記のように構成されたこの発明の一実施例による治具は、錠本体2または掛金3の取付筒6、6を、図3に示すように、シェル1の付番しない取付孔に外側から挿入した後、シェルの内側から上記取付孔6に夫々対応する係合ピン15を挿入し、作動部材の大径操作部を手指で回してセンターねじを図3で下方に移動させる。
すると、センターねじの頭部と可動ブロックの傾斜面との間に生じる楔作用により可動ブロックと一体の係合ピン15、15が拡開し、係合ピンと取付筒内筒部との間に強い摩擦係合が生じる。
なお、このとき振れ止めピン13が可動ブロックの間に挟まれるので、センターねじ12が回ることが無く、治具としての作動が確実になる。
その結果、タッピングビスを用いること無く、錠本体2または掛金3をシェルに一時的に固定することかできる。
図1に示すように、シェルが閉じた状態では錠本体2と掛金3とは近接する。
そのため、シェルを閉じたとき錠本体用の治具と掛金用のそれとが干渉する場合も考えられる。
そのため、シェルを閉じたとき錠本体用の治具と掛金用のそれとが干渉する場合も考えられる。
そのため、係合ピンの15のベースブロック7または可動ブロックの幅方向の位置を変え、シェルが閉じたとき治具が相互に離間するようにする(図示せず)。
或いは、センターねじのベースフロック7の長さ方向の位置を変え、換言すれば、第1及び第2可動ブロックの長さに長短を設け、作動部材14、14のベースブロックの長さ方向の位置を変える(図示せず)。
または、図3に示す作動部材14の下端の大径操作部を廃し、その代わりに作動部材14の下端部を半径方向に貫通する操作杆を取り外し可能に設け、シェルを開いて錠本体及び掛金を固定した後、操作杆を抜く(図示せず)。
1 シェル
2 錠本体
3 掛金
4 ラッチ
5 開口
6 取付筒
7 ベースブロック
8 第1可動ブロック
9 第2可動ブロック
11 カラー
12 センターねじ
13 振れ止めピン
14 作動部材
15 係合ピン
2 錠本体
3 掛金
4 ラッチ
5 開口
6 取付筒
7 ベースブロック
8 第1可動ブロック
9 第2可動ブロック
11 カラー
12 センターねじ
13 振れ止めピン
14 作動部材
15 係合ピン
Claims (1)
- かばん錠本体又は掛金の裏面側に一体に結合された少なくとも一対の有底の取付筒をシェルに開口した取付孔に挿入した状態で、かばん錠本体又は掛金を一時的にシェルに固定するものであって、細長いベースブロックと、このベースブロックの一面においてその長さ方向に沿って夫々独立に移動できるように案内され、相互に突き合う端部に傾斜面を形成した第1及び第2の可動ブロックと、これら第1及び第2の可動ブロックの傾斜面の間を通り、上記ベースブロックを貫通すると共に、頭部を上記傾斜面に係合させたセンターねじと、上記ベースブロックの他面側に突き出たセンターねじの先端部と螺合する雌ねじ孔を一端に有する短筒体で、他端にハンドル部を設けた作動部材と、上記第1及び第2の可動ブロックのベースブロックとは反対側に夫々一体に植設され、上記取付筒に嵌合する係合ピンとを有し、これらの係合ピンをシェルの内側から取付筒に嵌合させた後作動部材によりセンタービスを引き出し、センタービスの頭部と可動ブロックの傾斜面との間に生じる楔作用により係合ピンを拡開させ、係合ピンと取付筒内筒部との間の摩擦係合により錠本体又は掛金を一時的にシェルに固定するようにしたことを特徴とするかばん錠の取付治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007022156A JP2008190119A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | かばん錠の取付治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007022156A JP2008190119A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | かばん錠の取付治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008190119A true JP2008190119A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39750459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007022156A Pending JP2008190119A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | かばん錠の取付治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008190119A (ja) |
-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007022156A patent/JP2008190119A/ja active Pending
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