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JP2008185271A - 空調用吹出装置システム、排熱搬送装置システム及びこれらを備えた空調システム - Google Patents

空調用吹出装置システム、排熱搬送装置システム及びこれらを備えた空調システム Download PDF

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JP2008185271A JP2007019571A JP2007019571A JP2008185271A JP 2008185271 A JP2008185271 A JP 2008185271A JP 2007019571 A JP2007019571 A JP 2007019571A JP 2007019571 A JP2007019571 A JP 2007019571A JP 2008185271 A JP2008185271 A JP 2008185271A
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Abstract

【課題】室内空間に吹き出す冷気量を同一にする空調用吹出装置システムを提案する。
【解決手段】空調用吹出装置システムは、吸込口21aから空気を吸い込み吹出口から冷気を吹き出す空調機21と、床下に形成され空調機21の冷気を流通させるとともに床に形成された多数の吹出孔11aから冷気を室内空間15に吹き出す給気チャンバ23と、床11に設けられ給気チャンバ23内の冷気を吸い込んで室内空間15に吹き出す複数の吹出装置30と、給気チャンバ23内の冷気の静圧または風速を計測する気流計測部と、気流計測部の出力に応じて給気チャンバ内の所定の位置の冷気の静圧または風速が閾値以下のときに、その位置近傍の吹出装置を動作させて給気チャンバ内の冷気を室内空間に吹き出させる吹出制御部とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電算機を収納するラックが設けられアンダーフロアー空調方式が採用された電算機室の空調用吹出装置システムと、室内空間の上部の滞留している熱気を空調機の吸込口へ移動させる排熱搬送装置システムと、これら空調用吹出装置システムと排熱搬送装置システムを備えた空調システムに関するものである。
図11は空調システムとしてアンダーフロアー空調方式を採用した従来のサーバルームの斜視図である。大型計算機やサーバが多数台設置される大規模サーバルームなどでは、サーバ機器への配線25が行えるように二重構造床11を採用するものが多い。このような二重構造床11を有するサーバルームにおいては、床下に給気チャンバ23を形成して、この給気チャンバ23へ空調機21からの冷気を供給し、この冷気を床面に設けられた多数の小さな吹出孔11aより室内空間15へ放出することにより室内を空調(冷却)するとともに、サーバラック17から発生した熱気を天井13に沿う自然の流れにて空調機21の吸込口21aへ戻す所謂アンダーフロアー空調方式を採用するものが多い。
このようなアンダーフロアー空調方式を採用しているサーバルームにおいて、システムの高集約化が進むことを原因として、給気チャンバ23内に引き回されるサーバ機器への配線本数が増え、場所によって配線が積み重なることにより給気チャンバ内の流路が狭くなり、空調機からの冷気が遮断され、建物の設計時の想定どおりに冷気がサーバルーム全域の床面から均一に吹き出すことができなくなるといった問題が発生している。このような場合には、一般に空調機21近傍では床面の吹出孔より冷気がよく吹き出すので室内温度が低温になり、一方、空調機21から離れると床面吹出孔からの冷気が滞り高温になってしまう。
また、他の問題として、近年、サーバ機器の発熱量の増大により、床面から冷気を吹き出すのみでは十分に対応できず、室内の一部の領域において熱の局部集中や熱負荷偏在が生じるといった問題も発生している。
さらに他の問題として、サーバが搭載されたラックから熱気が排出されるときにラック上面より上向きの気流を強く吹上げるが、この気流の為にサーバルーム天井に沿う熱気の自然の流れが妨害され、空調機の吸込口へ戻る動作が良好に行われないことがある。従来、このような問題に対して、空調機の設定温度を下げたり、空調機の増設を行うことで対応が行われている。
さらに他の対策として、サーバから排出される熱気を空調機の吸込口へ案内するガイドを設けることにより、熱気が直接サーバへ戻るショートサーキットを抑えることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このショートサーキット対策としては、ラック上面にエアーカーテン生成ユニットを設けることで抑制する提案もされている(例えば、特許文献2参照)。
また、別の対策として、給気チャンバの冷気を室内の高温部へダクトを用いて直接送風することで、局部集中や熱負荷偏在を削減する提案もされている(例えば、特許文献3参照)。さらに、ダクトを用いる空調システムとして、空調ユニットから供給される冷気を複数の吹出口に分配するチャンバを設備し、これに吹出口からの風量が可変可能な吹出しモータダンパを設けて、空調エリアの温度等の環境情報を検出してこれを制御し、各エリアに対するきめ細かな空調を行う方法も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
さらに、別の技術としては、室内高温部へ向けて送風する吹出装置を設け、室内高温部への送風量を確保することにより、ダクト配管による冷気直送などの手段に頼ることなく、室内所定空間の温度上昇を抑制する提案もされている。
特開2006−64303号公報 特開2005−308345号公報 特開2001−272091号公報 特開2005−127636号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている空調システムにおいては、サーバ群を全体的に覆って各々のサーバから排出される熱気を吸気してこれを空調機の吸込口へ案内するガイドにより熱気を誘導するので、サーバ側にて排気口が形成されている面をそろえる(高さをそろえる)必要があり、様々な仕様のサーバが混在するサーバルームでは設置が難しいことや、大掛かりなガイドの設置が必要となる為、設備コストがかかるといった課題がある。
また、特許文献2で提案されている従来の空調システムでは、サーバルーム天井付近に滞留しているサーバからの排熱を空調機の吸込口へ誘導する際、空調機の吸引力のみで誘導するので、天井付近を中心に室内温度が上昇してしまうといった課題がある。
さらにまた、特許文献3の給気チャンバの冷気を室内の高温部へダクトを用いて直接送風する方法では、発熱している機器へ確実に冷気を送風でき、サーバルーム内の局部集中や熱負荷偏在を削減できる反面、各機器に対してダクト配管が必要となるため、設備コストがかかるといった課題がある。また、本装置だけではサーバルームの天上付近に滞留しているサーバからの熱気を空調機吸込口へ戻すことができないため、室内上部の温熱環境を改善できない場合があるといった課題がある。
また、特許文献4で提案されている、空調エリアの温度等の環境情報を検出して空調ユニットから供給される冷気量を風量制御が可能な複数の吹出口からコントロールして空調を行うシステムでは、エリア毎の個別制御が可能となるが、各機器に対しダクト配管が必要なため、設備コストがかかるといった課題がある。また、アンダーフロアー空調方式の床下給気チャンバからの空調制御する為に、このシステムを用いようとすると床面全域に吹出し開口穴があるため個別にダンパ制御することは困難であるし、出口側の静圧信号や通過風速を検出して回転数を制御し静圧制御を行う送風機を空調ユニット側へ設ける場合には、出口全てへの静圧が増加してしまうため、エリア毎の個別制御ができなくなるといった課題がある。
さらに最後に言及した方法である各々の吹出装置がそれぞれ温度を検出して稼動する方法においては、室内全体の空調バランスが崩れ、吹出装置を設置していない領域の温度が上昇してしまう場合があるといった課題や、この吹出装置だけではサーバルームの天上付近に滞留している熱気を空調機の吸込口へ戻すために不十分であるため、室内上部の温熱環境を改善できないといった課題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、空調機の設定温度を必要以上に低くする必要がなく、また、ダクト配管等の設備を必要とすることなく、室内空間に吹き出される冷気の量を同一にすることができる空調用吹出装置システム、室内空間の上部の滞留している熱気を空調機の吸込口へ移動させる排熱搬送装置システム、及びこれら空調用吹出装置システムと排熱搬送装置システムを備えた空調システムを提案することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の第1の空調用吹出装置システムは、吸込口から空気を吸い込み吹出口から冷気を吹き出す空調機と、床下に形成され空調機の吹出口から吹き出された冷気を流通させるとともに床に形成された多数の吹出孔から冷気を室内空間に吹き出す給気チャンバと、床に設けられ給気チャンバ内の冷気を吸い込んで室内空間に吹き出す複数の吹出装置と、給気チャンバ内の冷気の静圧または風速を計測する気流計測部と、気流計測部の出力に応じて給気チャンバ内の所定の位置の冷気の静圧または風速が閾値以下のときに、その位置近傍の吹出装置を動作させて給気チャンバ内の冷気を室内空間に吹き出させる吹出制御部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の第2の空調用吹出装置システムは、吸込口から空気を吸い込み吹出口から冷気を吹き出す空調機と、床下に形成され空調機の吹出口から吹き出された冷気を流通させるとともに床に形成された多数の吹出孔から冷気を室内空間に吹き出す給気チャンバと、床に設けられ給気チャンバ内の冷気を吸い込んで室内空間に吹き出す複数の吹出装置と、室内空間の空気の温度を計測する温度計測部と、温度計測部の出力に応じて室内空間の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、この温度の高い位置近傍の吹出装置を動作させて給気チャンバ内の冷気を室内空間に吹き出させる吹出制御部とを備えたことを特徴とする。
さらに、本発明の第3の空調用吹出装置システムは、本発明の第1の空調用吹出装置システムにおいて、室内空間の空気の温度を計測する温度計測部をさらに備え、吹出制御部は、温度計測部の出力に応じて室内空間の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、温度の高い位置近傍の吹出装置を動作させて給気チャンバ内の冷気を室内空間に吹き出させることを特徴とする。
さらにまた、本発明の第4の排熱搬送装置システムは、空調機にて空調する室内空間の上部に設置され、滞留している熱気を空調機の吸込口へ移動させる排熱搬送装置を備えたことを特徴とする。
また、本発明の第5の排熱搬送装置システムは、本発明の第4の排熱搬送装置システムにおいて、温度計測部の出力に応じて室内空間の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、温度の高い位置近傍の排熱搬送装置を動作させて滞留している熱気を空調機の吸込口へ戻す搬送制御部をさらに備えたことを特徴とする。
さらに、本発明の第6の排熱搬送装置システムは、本発明の第4または第5の排熱搬送装置システムにおいて、室内空間に電算機を収納するラックが設けられており、排熱搬送装置は、ラックの上部に設けられていることを特徴とする。
さらにまた、本発明の第7の排熱搬送装置システムは、本発明の第4から第6のいずれかの発明の排熱搬送装置システムにおいて、排熱搬送装置は、ラックに該ラック内の空気を強制的に排出するように設けられ、かつ吹出口が空調機側に傾くように設置されていることを特徴とする。
また、本発明の第8の排熱搬送装置システムは、本発明の第6または第7の排熱搬送装置システムにおいて、ラックに電算機が排出した熱気を空調機側に導くガイドが設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の第9の排熱搬送装置システムは、本発明の第8の発明の排熱搬送装置システムにおいて、ガイドにラック内の熱気を強制的に吐き出す送風装置が設けられていることを特徴とする。
さらにまた、本発明の第10の空調システムは、本発明の第1から第3のいずれかの空調用吹出装置システムと、本発明の第4から第9のいずれかの排熱搬送装置システムとを備えたことを特徴とする。
上記構成のサーバルームにおいては、給気チャンバ内の所定の場所の冷気の静圧または風速が閾値以下のときには、その場所から室内空間に吹き出している冷気が少なくなっていると予測される。
これに対して、本発明の第1の発明の空調用吹出装置システムによれば、冷気の静圧または風速が閾値以下となっている場所に対して、吹出装置を用いてその場所の冷気を強制的に室内空間に吹き出すので、室内全ての場所の吹き出す冷気の量を同一にすることができる。
また、本発明の第2の発明の空調用吹出装置システムによれば、高温空気近傍の吹出装置を動作させて給気チャンバ内の冷気を強制的に室内空間に吹き出させるので、室内空間の温度が全て同一となるように制御することができる。
さらに、本発明の第3の空調用吹出装置システムよれば、冷気の静圧または風速が閾値以下となっている場所に対して、吹出装置を用いてその場所の冷気を強制的に室内空間に吹き出すとともに、高温空気近傍の吹出装置を動作させて給気チャンバ内の冷気を強制的に室内空間に吹き出させるので、室内全ての場所の吹き出す冷気の量を同一にすることができるとともに、室内空間の温度が全て同一となるように制御することができる。
さらにまた、本発明の第4の排熱搬送装置システムよれば、室内空間の上部の滞留している熱気を空調機の吸込口へ移動させることができ、室内全ての空間の温度管理を良好に行うことができる。
また、本発明の第5の排熱搬送装置システムよれば、温度計測部の出力に応じて室内空間の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、温度の高い位置近傍の排熱搬送装置を動作させて滞留している熱気を空調機の吸込口へ戻すので、排熱搬送装置が必要なときのみに動作し、経済的に室内全ての空間の温度管理を良好に行うことができる。
さらに、本発明の第6の排熱搬送装置システムよれば、室内空間に電算機を収納するラックが設けられており、排熱搬送装置はラックの上部に設けられているので、ラックから上方に放出された熱気を効率的に空調機の吸込口へ移動させることができ、経済的に室内全ての空間の温度管理を良好に行うことができる。
さらにまた、本発明の第7の排熱搬送装置システムよれば、排熱搬送装置は、ラック内の空気を強制的に排出するように設けられ、かつ吹出口が空調機側に傾くように設置されているので、ラック内の熱気をさらに効率的に空調機の吸込口へ移動させることができ、経済的に室内全ての空間の温度管理を良好に行うことができる。
また、本発明の第8の排熱搬送装置システムよれば、ラックに電算機が排出した熱気を空調機側に導くガイドが設けられているので、ラックから放出された熱気がラックに逆流してしまうことが抑制され、ラック内の熱気をさらに効率的に空調機の吸込口へ移動させることができ、経済的に室内全ての空間の温度管理を良好に行うことができる。
さらに、本発明の第9の排熱搬送装置システムよれば、ガイドにラック内の熱気を強制的に吐き出す送風装置が設けられているので、ラック内の熱気をさらに効率的に空調機の吸込口へ移動させることができ、経済的に室内全ての空間の温度管理を良好に行うことができる。
さらにまた、本発明の第10の空調システムよれば、本発明の第1から第3のいずれかの空調用吹出装置システムと、本発明の第4から第9のいずれかの排熱搬送装置システムとを備えているので、冷気の静圧または風速が閾値以下となっている場所に対して、吹出装置を用いてその場所の冷気を強制的に室内空間に吹き出すとともに、高温空気近傍の吹出装置を動作させて給気チャンバ内の冷気を強制的に室内空間に吹き出させるので、室内全ての場所の吹き出す冷気の量を同一にすることができるとともに、室内空間の温度が全て同一となるように制御することができる。そして、室内空間の上部の滞留している熱気を空調機の吸込口へ移動させることができ、室内全ての空間の温度管理を良好に行うことができる。
本発明にの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施の形態では空調用吹出装置システム及び排熱搬送装置システムが設備される電算機室を、サーバルームをその一例として説明する。なおこの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1はこの発明に係る空調用吹出装置システムの実施の形態1のアンダーフロアー空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。サーバルーム(電算機室)は、床11と天井13との間に形成された室内空間15を有している。床11は二重構造床とされている。サーバルーム内には、内部にサーバ(電算機)を収納する複数のサーバラック(ラック)17が整列して設置されている。そして、この複数のサーバラック17が整列して成るサーバラック群が複数列設置されている(図1では1列のみを記載している)。各々のサーバラック17は底面および前面に形成された吸込口から空気を吸い込んで上面に形成された吹出口から矢印Aで示すように熱気を放出する。
サーバルームの側壁面に沿って空調機21が設置されている。空調機21は上面に形成された吸込口21aから空気を吸い込み底面に形成された吹出口(図示せず)から空調された空気(冷気)を吹き出す。二重構造とされた床11の床下に給気チャンバ23が形成されている。空調機21はこの給気チャンバ23内に冷気を吹き出す。
床11のうち2列のサーバラック群に挟まれた部分は通路部とされている。この通路部の床11には、小径の吹出孔11aが全面にわたって多数形成されている。空調機21から給気チャンバ23内に吐き出された冷気は、矢印Bで示すようにから給気チャンバ23内を流通した後、矢印Cで示すように各吹出孔11aから室内空間15へと吹き出す。二重床下の給気チャンバ23は、各サーバへの配線空間としても使用される。給気チャンバ23内には、各サーバへ延びる配線25が引き回されている。
空調機21から遠い位置の通路部の床11に複数の吹出装置30が等間隔に設けられている。吹出装置30は給気チャンバ23内の冷気を吸い込んで矢印Dで示すように室内空間15に吹き出す。床11に形成された吹出孔11aおよび吹出装置30から吹き出された冷気は、室内空間15の温度を下げる。一方、サーバにより暖められた空気は上昇して自然の流れにて矢印Eで示すように天井13に沿って自然の流れにて空調機21の吸込口21aへ向かう。
図2は吹出装置30の詳細を示す側面図である。吹出装置30は、モータ31とモータ31の駆動軸に取り付けられたファン32とを有し、下面に形成された吸込口33から給気チャンバ23内の冷気を吸い込んで上面に形成された吹出口34から室内空間15に吹き出す。吹出装置30の側部には、吹出装置30を制御する制御装置(吹出制御部)40が設けられている。この制御装置40の側端面に圧力センサ(気流計測部)41が突設されている。この圧力センサ41は、給気チャンバ23内の冷気の静圧を計測して、これを制御装置40に出力する。
制御装置40は、圧力センサ41の出力に応じて、給気チャンバ23内の所定の位置の冷気の静圧が閾値以下のときに、その位置の吹出装置30を動作させて給気チャンバ23内の冷気を室内空間15に吹き出させる。そして、制御装置40は、圧力センサ41の出力に応じて、給気チャンバ23内の静圧が閾値を大きく下まわるときには、ファン32の回転を速くして風量を多くするとともに、閾値をわずかに下まわるときには、ファン32の回転を遅くして風量を少なくする。
以上のように、本実施の形態の空調用吹出装置システムによれば、吸込口21aから空気を吸い込み吹出口から冷気を吹き出す空調機21と、床下に形成され空調機21の吹出口から吹き出された冷気を流通させるとともに床11に形成された多数の吹出孔11aから冷気を室内空間15に吹き出す給気チャンバ23と、床11に設けられ給気チャンバ23内の冷気を吸い込んで室内空間15に吹き出す複数の吹出装置30と、給気チャンバ23内の冷気の静圧を計測する圧力センサ41と、圧力センサ41の出力に応じて給気チャンバ23内の所定の位置の冷気の静圧が閾値以下のときに、その位置近傍の吹出装置30を動作させて給気チャンバ23内の冷気を室内空間15に吹き出させる制御装置40とを有している。
吹出装置30のそれぞれには、給気チャンバ23内を流れる空調気流の静圧を計測する圧力センサ(気流計測部)41とこの圧力センサ41の計測結果から吹出静圧を制御する制御装置(吹出制御部)40とが設けられており、圧力センサ41により床下部給気チャンバ23内の空調気流の圧力損失が検出され、それに応じて吹出装置30のファン32の回転数を制御することで給気チャンバ23内からの冷気の吹き出し静圧が調整されて、室内空間15全域の冷気吹き出し量が同一となる。これにより、室内空間15の温度の偏りがなくなり、効率的な空調機21の稼動が可能となる。また、給気チャンバ23内の圧力損失に応じた制御を厳密に行う必要がない場合は、吹出装置30を簡易的に強、中、弱など一定の吹き出し風量に設定できるようにしてもよい。吹出装置30の形態は、図2に示すものに限らず、小型のプロペラファンを並べた構成の送風機でもよいし、シロッコファンを装備するものでもよいし、クロスフローファンを装備するものでもよい。
なお、本実施の形態においては、気流計測部として圧力センサ41を設け、給気チャンバ23内の空気の静圧を計測して、その静圧が閾値以下のときに、その位置の吹出装置を動作させている。しかしながら、静圧の計測は、冷気の滞りを調べることがその目的であり、この冷気の滞りを調べるには、冷気の静圧に限らず例えば冷気の風速を計測して、それに基づいて行ってもよい。冷気の風速にて吹出装置30を制御する場合は、風速が所定の閾値以下となったときに、その位置の吹出装置30を動作させるようにする。
実施の形態2.
図3はこの発明に係る空調用吹出装置システムの実施の形態2のアンダーフロアー空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態においては、吹出装置が、細長形状のクロスフローファンによって構成された吹出装置30Bである。その他の構成は実施の形態1と同様である。
このような構成の空調用吹出装置システムによれば、実施の形態1の空調用吹出装置システムと概略同様の効果が得られる他、吹出装置30Bの給気チャンバ23内への突出量が減るので、給気チャンバ23内の冷気の滞りがさらに減少して、より少ない電力により、室内全ての場所の吹き出す冷気の量を同一にすることができる。
実施の形態3.
図4はこの発明に係る空調用吹出装置システムの実施の形態3のアンダーフロアー空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態においては、図4に示すように、室内複数箇所の温度を検出する温度センサ(温度計測部)43が設けられている。そして、この温度センサ43は、吹出装置30とケーブル44にて接続されている。また、吹出装置30は、空調機21とケーブル45にて接続されている。吹出装置30には、実施の形態1と同じように吹出制御部(図示せず)が設けられている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
そして、本実施の形態においては、空調機21の冷気の吹き出し量、および室内複数箇所の温度情報が、ケーブル44,45を通じて図示しない吹出制御部に伝達される。そして、吹出制御部は、空調機21の冷気の吹き出し量と温度センサ43の出力に応じて、室内空間15の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、温度の高い位置近傍の吹出装置30を動作させて給気チャンバ23内の冷気を室内空間15に吹き出させる。なお、図示しない吹出制御部は、この温度センサ43の出力に応じた制御を、実施の形態1の静圧あるいは風速による制御と平行して行ってもよい。
本実施の形態によれば、室内空間15内の所定領域の温度が想定以上に上昇してしまうことがなく、熱気の局部集中や熱負荷偏在に対して、放出風量の調整を行いながらの稼動が可能となり、室内の空調を効率よく行うことができる。
なお、吹出装置30の形態は、実施の形態1と同じように、図2に示すものに限らず、小型のプロペラファンを並べた構成の送風機でもよいし、シロッコファンを装備するものでもよいし、クロスフローファンを装備するものでもよい。
実施の形態4.
図5はこの発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態4の空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態においては、図5に示すように、空調機21にて空調する室内空間15の上部に排熱搬送装置50が設けられている。この排熱搬送装置50は、天井13附近に滞留している熱気を、空調機21の吸込口21aへ移動させる。
サーバルーム内において、サーバが搭載されたラック17は、ラック内の温度を下げる為に、内部の熱気を上方もしくは後方へ排気する。本実施の形態においては、このラック17から排出された熱気を効率的に空調機21の吸込口21aへ戻す動作をする。排熱搬送装置50は、ラック群に囲まれた通路部の天井13のうち、空調機21から離れた位置の天井13に、隣り合うラック群列に挟まれるように設置されている。
なお、排熱搬送装置50の設置高さをラック17の上面から0.5m上方へ設置すると、ラック17近傍の温度上昇を最も効率的に抑制することができる。そして、このとき排熱搬送装置50の生成する気流Fが、通路空間上部の熱気の滞留している領域から、空調機21の吸込口21a方向へ向かって形成されるようにする。そして、到達先である空調機21の吸込口21a近傍での気流風速が、外乱の影響がない状態で、0.5m/s〜1.0m/sとなるように吹き出し風速を調整する。
そして、この到達先の気流が弱い場合は、空調機21から離れた位置に設けられた1台目の排熱搬送装置50から空調機21の吸込口21aまでの間に、さらに1台もしくは複数台の排熱搬送装置50を設置して、所定の強さの気流が形成できるようにする。
このように、ラック17からの排熱気流の影響が少ない通路でかつラック17近傍の天井13近傍に排熱搬送装置50を設置することで、ラック17上部付近に滞留している熱気を空調機21の吸込口21aへ効率的に戻すことが可能となる。これにより、熱気がサーバへと逆流してしまうショートカットを抑制でき、さらに空調機21の冷気が直接空調機21に戻ってしまう冷気のショートサーキットも抑制することができ、空調機21の効率的な運転が可能となる。
実施の形態5.
本実施の形態の排熱搬送装置システムは、実施の形態4の排熱搬送装置システムに加えて、空調機21から離れた位置に設けられて温度検出をする図示しない温度検出部と、この温度検出部の出力に基づいて排熱搬送装置50のON−OFF制御をする制御装置(搬送制御部)とが設けられている。そして、制御装置(搬送制御部)は、温度検出部で測定した温度が一定以上の値になった場合のみ、対象としている任意の領域に設置されている1台もしくは複数台の排熱搬送装置50の運転を行うようにする。これは、空調機21が稼動していないが、温度検出部で測定した温度が一定以上の場合に、空調機21が設置されている近辺で空調気流がショートサーキットしてしまっていると判断ができ、また、空調機21が稼動しているが、温度検出部で測定した温度が一定以上の場合は、サーバが搭載されたラック17からの発熱が大きくなったと判断ができることから、いずれの状況に対しても、サーバが搭載されたラック17からの熱気を空調機21の吸込口21aへ戻すことにより、空調効率の改善を図るものである。このように、室内の温度から空調状況を判断し、これにより排熱搬送装置50を動作させることにより、より効率的に稼動させることができる。
実施の形態6.
図6はこの発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態6の空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態においては、図6に示すように、サーバが搭載されたラック17の上部に排熱搬送装置50Bが設けられている。そして、最も空調機21から離れた1台目の排熱搬送装置50Bから空調機21の吸込口21aまでの間に、2台目、3台目の排熱搬送装置50が設置され、熱気を搬送するようにしている。サーバが搭載されたラック17の上部からは、ラック17内部の熱気が上方へ吹き出されているが、排熱搬送装置50Bは、この吹上げ熱気に打ち勝つように一定間隔に配置され、サーバ上部と天井との間に滞留している熱気を強制的に空調機21の吸込口21aに戻す。なお、排熱搬送装置50Bは、ラック17をサーバルームに設置した後に取り付けてもよいし、ラック製作時にラック17に組み込み、排熱搬送装置付ラックとして、サーバルームへ設置してもよい。
実施の形態7.
図7はこの発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態7の空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態においては、図7に示すように、ラック17の上部がカバー53にて覆われており、さらにカバー53の開口部に排熱搬送装置50Cが設けられている。そして、開口部に設置された排熱搬送装置50Cの気流吹出し方向が空調機21の吸込口21aへ向かうように、排熱搬送装置50Cは所定の角度をつけて斜めに設置されている。これにより、ラック17内の熱気が誘引され、この排熱気流が空調機21の吸込口21aへと向かうので、ラック17の周囲に熱気が流れることが抑制され、より効率的に室内空調を行うようにすることができる。
実施の形態8.
図8はこの発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態8の空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態においては、図8に示すように、通常ラック17の上部へ取り付けられる排熱ファンの機能を合せ持つ排熱ファン兼用排熱搬送装置として、排熱搬送装置50Dがラック17の上部に設けられている。この排熱搬送装置50Dは、ラック17内部の熱気をラック17から斜め上方へ吹き出す。そして、吹き出す熱気が空調機21の吸込口21a方向となるようにされている。これにより、排熱搬送装置を別に設ける必要がなくなり安価な構成とすることができる。
実施の形態9.
図9はこの発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態9の空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態においては、図9に示すように、ラック17の上部に、ラック17内の熱気を斜め上方へ吹き出すように案内するガイド57を取り付けられている。そしてさらにラック17の上部に排熱ファンの機能を合せ持つ排熱搬送装置50Eが設けられている。このようにラック17の上部に取り付けられる排熱ファンと兼用とされた排熱搬送装置50Eを、ガイド57と協同するように設けることにより、排熱搬送装置を別に設ける必要がなくなり安価な構成とすることができる。
実施の形態10.
図10はこの発明に係る空調システムの実施の形態10のアンダーフロアー空調方式を採用したサーバルームの斜視図である。本実施の形態の空調システムにおいては、図10に示すように、図1に示された実施の形態1の空調用吹出装置システムと図5に示された実施の形態4の排熱搬送装置システムとが組み合わされた構成とされている。これにより、強制的にサーバルーム全域に渡る気流循環を生成させることができるようになるため、空調機21付近の冷気ショートサーキットの抑制、空調機21から離れた領域での冷気吹き出し不足の解消、ラック17上部の熱気滞留の防止、およびラック17付近の熱気のショートカットの抑制ができ、空調機21の効率的な運転が可能となる。
本実施の形態の空調システムが採用されたサーバルームで熱負荷偏在が生じている通路内においてシステム停止時とシステム稼動時の温度を実際に計測した結果、平均温度では29.9℃から26.2℃、ある地点では33.8℃から25.7℃まで低減することができ、さらにシステム停止時に対してシステム稼動時は、室内温度15が良好に空調され、熱気の滞りがないことが確認できた。
以上のように、本発明に係る空調用吹出装置システムは、例えば電算機を収納するラックが設けられてアンダーフロアー空調方式が採用されたサーバルームに適用されて好適なものであり、特にシステムの高集約化が進み、給気チャンバ内に引き回されるサーバ機器への配線本数が増えて給気チャンバ内の流路が狭くなるようなサーバルームに適用されて最適なものである。また、本発明に係る排熱搬送装置システムは、例えば電算機を収納するラックが数多く設置され、室内空間上部に熱気が滞るようなサーバルームに適用されて最適なものである。
この発明に係る空調用吹出装置システムの実施の形態1の斜視図である。 図1の吹出装置の詳細を示す側面図である。 この発明に係る空調用吹出装置システムの実施の形態2の斜視図である。 この発明に係る空調用吹出装置システムの実施の形態3の斜視図である。 この発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態4の斜視図である。 この発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態6の斜視図である。 この発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態7の斜視図である。 この発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態8の斜視図である。 この発明に係る排熱搬送装置システムの実施の形態9の斜視図である。 この発明に係る空調システムの実施の形態10の斜視図である。 アンダーフロアー空調方式の従来のサーバルームの斜視図である。
符号の説明
11 床
11a 吹出孔
13 天井
15 室内空間
17 サーバラック
21 空調機
21a 空調機の吸込口
23 給気チャンバ
25 配線
30,30B 吹出装置
31 モータ
32 ファン
33 吹出装置の吸込口
34 吹出装置の吹出口
40 制御装置(吹出制御部)
41 圧力センサ(気流計測部)
43 温度センサ(温度計測部)
44,45 ケーブル
50,50B,50C,50D,50E 排熱搬送装置
53 カバー
57 ガイド

Claims (10)

  1. 吸込口から空気を吸い込み吹出口から冷気を吹き出す空調機と、
    床下に形成され前記空調機の吹出口から吹き出された冷気を流通させるとともに床に形成された多数の吹出孔から冷気を室内空間に吹き出す給気チャンバと、
    前記床に設けられ前記給気チャンバ内の冷気を吸い込んで室内空間に吹き出す複数の吹出装置と、
    前記給気チャンバ内の冷気の静圧または風速を計測する気流計測部と、
    前記気流計測部の出力に応じて前記給気チャンバ内の所定の位置の冷気の静圧または風速が閾値以下のときに、その位置近傍の前記吹出装置を動作させて前記給気チャンバ内の冷気を前記室内空間に吹き出させる吹出制御部と
    を備えたことを特徴とする空調用吹出装置システム。
  2. 吸込口から空気を吸い込み吹出口から冷気を吹き出す空調機と、
    床下に形成され前記空調機の吹出口から吹き出された冷気を流通させるとともに床に形成された多数の吹出孔から冷気を室内空間に吹き出す給気チャンバと、
    前記床に設けられ前記給気チャンバ内の冷気を吸い込んで室内空間に吹き出す複数の吹出装置と、
    前記室内空間の空気の温度を計測する温度計測部と、
    前記温度計測部の出力に応じて前記室内空間の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、該温度の高い位置近傍の前記吹出装置を動作させて前記給気チャンバ内の冷気を前記室内空間に吹き出させる吹出制御部と
    を備えたことを特徴とする空調用吹出装置システム。
  3. 前記室内空間の空気の温度を計測する温度計測部をさらに備え、
    前記吹出制御部は、前記温度計測部の出力に応じて前記室内空間の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、該温度の高い位置近傍の前記吹出装置を動作させて前記給気チャンバ内の冷気を前記室内空間に吹き出させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調用吹出装置システム。
  4. 空調機にて空調する室内空間の上部に設置され、滞留している熱気を前記空調機の吸込口へ移動させる排熱搬送装置を備えた
    ことを特徴とする排熱搬送装置システム。
  5. 前記温度計測部の出力に応じて前記室内空間の所定の位置の空気の温度が閾値以上のときに、該温度の高い位置近傍の前記排熱搬送装置を動作させて前記滞留している熱気を前記空調機の吸込口へ戻す搬送制御部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載の排熱搬送装置システム。
  6. 前記室内空間に電算機を収納するラックが設けられており、
    前記排熱搬送装置は、前記ラックの上部に設けられている
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の排熱搬送装置システム。
  7. 前記排熱搬送装置は、前記ラックに該ラック内の空気を強制的に排出するように設けられ、かつ吹出口が前記空調機側に傾くように設置されている
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の排熱搬送装置システム。
  8. 前記ラックに電算機が排出した熱気を前記空調機側に導くガイドが設けられている
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の排熱搬送装置システム。
  9. 前記ガイドに前記ラック内の熱気を強制的に吐き出す送風装置が設けられている
    ことを特徴とする請求項8に記載の排熱搬送装置システム。
  10. 請求項1から3のいずれか1項に記載の空調用吹出装置システムと、請求項4から9のいずれか1項に記載の排熱搬送装置システムとを備えた
    ことを特徴とする空調システム。
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