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JP2008168110A - 散乱線除去グリッドおよびその製造方法 - Google Patents

散乱線除去グリッドおよびその製造方法 Download PDF

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JP2008168110A
JP2008168110A JP2007182274A JP2007182274A JP2008168110A JP 2008168110 A JP2008168110 A JP 2008168110A JP 2007182274 A JP2007182274 A JP 2007182274A JP 2007182274 A JP2007182274 A JP 2007182274A JP 2008168110 A JP2008168110 A JP 2008168110A
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Shoji Kuwabara
章二 桑原
Shiro Oikawa
四郎 及川
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

【課題】空気を中間物質とし、しかもX線吸収物質を正確に位置決め保持した散乱X線除去用グリッドを安価に安定して得ることのできる構造並びに製造方法を提供する。
【解決手段】所定の距離を隔てて互いに平行に、これらの間に設けられるX線吸収物質としての金属箔3が一次X線と平行となるようにそれぞれ嵌まり込むガイドスリット2aが形成されたガイドスリット板2を相対的に固定配置し、その各ガイドスリット板2の対向するスリット2aに各金属箔3の両端部を挿入した状態で、スリットの外側で、各金属箔3の一端もしくは両端を付勢手段(引張コイルバネ等)7により張力を付与した状態で保持することにより、各金属箔3を正確に位置決めし、かつ、自重による撓みや自然状態での変形を矯正し、安定して位置、形状および姿勢を維持できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は散乱X線除去用グリッドおよびその製造方法に関し、更に詳しくは、中間物質を空気とした散乱X線除去用グッドおよびその製造方法に関する。
例えば医用や産業用のX線透視撮影装置やX線CT装置においては、一般に、被写体で散乱したX線がX線検出器に入射することを防止することを目的として、被写体とX線検出器との間に散乱X線除去用グリッドが配置される。
この種のグリッドは、鉛などからなる多数枚の箔状のX線吸収物質と、その各箔状のX線吸収物質の間に介在するスペーサとしての中間物質とからなり、X線吸収物質は一次X線と平行となるように配置される。X線管球を線源とする通常のX線透視装置やX線CT装置においては、箔状のX線吸収物質は、それぞれの面の延長が集束距離において1つの直線に集束するように配置された、いわゆる集束グリッドが用いられる。また、各箔状のX線吸収物質を互いに平行に配置された、平行グリッドも特殊な用途に用いられることもある。
中間物質としては、アルミニウムや紙質のファイバが多用され、実用に供されているものはこれらのいずれかと考えてよい(例えば非特許文献1参照)。
ここで、一次X線は中間物質として用いられているアルミニウムやファイバによっても吸収を受けるため、その分、被写体へのX線被曝量も多くする必要が生じる。これを改善することを目的として、従来、中間物質を空気としたグリッドが幾つか提案されている(例えば特許文献1参照)。
この提案においては、グリッドの外枠を形成する枠体の対向する部分に、互いに略平行に間隔を開けて複数のピンを配列するとともに、その各ピンに対してX線吸収物質としてのテープを順次掛け回した構造を採用している。この提案においては、X線吸収物質としてのテープは、ポリエチレンテレフタレート樹脂製のテープの表面にタングステン粉末を塗布したものを用いている。
飯田 昇「X線グリッドのやさしい理解」日本放射線技術学会雑誌1999年6月pp529−535 特開2002−40150号公報
ところで、中間物質を空気とすることにより、グリッドによる一次X線の吸収が少なくなり、被写体の被曝が少なくなることは明らかであるが、上記した特許文献1をはじめとするその種の提案は、いずれも、X線吸収物質である金属箔等を正確に保持して安価に安定して作成できるものはなく、それが故に未だ実用に供されているものはない。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、空気を中間物質とし、しかもX線吸収物質としての金属箔を正確に位置決め保持することのできる散乱X線除去用グリッドと、そのグリッドを安価に安定して製造することのできる方法の提供を課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明の散乱X線除去用グリッドは、所定の距離を隔てて互いに平行に、これらの間に設けられるX線吸収物質としての多数の金属箔が、一次X線と平行となるようにそれぞれ嵌まり込む多数のガイドスリットが形成されてなるガイドスリット板を相対的に固定して配置されているとともに、これらの各ガイドスリット板の互いに対向する各ガイドスリットに上記金属箔の両端が挿入された状態で、スリットの外側で、それぞれの金属箔の一端、もしくは両端が付勢手段により張力が付与された状態で保持されていることによって特徴付けられる(請求項1)。
また、本発明の散乱X線除去用グリッドの製造方法は、所定の距離を隔てて互いに平行に、これらの間に設けられるX線吸収物質としての多数の金属箔が一次X線と平行となるようにそれぞれ嵌まり込む多数のガイドスリットが形成されてなるガイドスリット板を相対的に固定して配置し、これらの各ガイドスリット板の互いに対向する各ガイドスリットに上記金属箔の両端を挿入した状態で、スリットの外側で、それぞれの金属箔の両端に付勢手段を係合させて、もしくは一端を固定手段により固定し他端に付勢手段を係合させて張力を付与して保持する工程を含むことによって特徴付けられる(請求項2)。
ここで、本発明の散乱X線除去用グリッドの製造方法においては、請求項2に記載の工程の後、上記各ガイドスリット板の各ガイドスリット部に対して各金属箔を、もしくは各ガイドスリット部の近傍で各金属箔どうしを、接着剤により接着する方法(請求項3)を採用することができる。
また、請求項2に記載の工程の後、上記各金属箔のX線入射側およびX線出射側に軽元素からなる薄板(例えばカーボンファイバシートやアルミシートなど)をグリッドカバーとして、それぞれ覆うように接着した後、各金属箔の付勢手段および固定手段を取り外すか、もしくは、上記ガイドスリット板の内側で各金属箔の両端部を切断して、両側のガイドスリット板から取り出す方法(請求項4)を採用することができる。
ここで、本発明の散乱X線除去用グリッドの製造方法においては、上記各ガイドスリット板に代えて、それぞれ板厚方向に重ね合わせた一対のスリット板を用いるとともに、その各スリット板には、上記金属箔の厚さよりも幅の広い多数のスリットを形成し、各スリットに上記金属箔を挿入した後、当該一対のスリット板をスリットの幅方向にずらすことにより、各金属箔を挟み込んでガイドする方法を採用することができる(請求項5)。
また、本発明の散乱X線除去用グリッドの製造方法においては、上記金属箔として、モリブデン箔を用いること(請求項6)ができ、あるいは、上記金属箔として、上記各ガイドスリットを保持・固定する保持体の素材と略等しい熱膨張係数を持つ素材の表面に、錫メッキを施したものを用いること(請求項7)ができる。
本発明は、X線吸収物質としての各金属箔の両端を、それぞれ互いに平行なガイドスリットに嵌め込んだ状態で、スリットの外側で、その一端、もしくは両端を弾性部材により張力を付与することで、各金属箔を安定して正確に位置決めするとともに姿勢を規制することで、課題を解決しようとするものである。
すなわち、X線吸収物質としての多数の金属箔は、通常、その厚さが数十μmと薄く、このことが当該物質の位置決め並びに曲がりや弛み等の姿勢の規制を困難なものとし、中間物質を空気とすることの阻害要因の一つとなっている。本発明では、各金属箔の両端部をそれぞれ互いに平行に対向配置されているガイドスリットに挟み込むとともに、その状態で、スリットの外側で、各金属箔の一端、もしくは両端に張力を付与することで、各金属箔を確実に位置決めすると同時に、曲がりや撓みなどの姿勢をも簡単に矯正することができる。
請求項1に係る発明は、以上の張力付与状態で用いられる散乱X線除去用グリッドである。また、請求項2に係る発明方法は、その請求項1に係る発明を製造するまでの工程を含むものであり、この本発明方法においては、請求項3に係る発明のように各金属箔をその両端部において各ガイドスリット部に接着剤により接着するか、あるいは各ガイドグリッド部の近傍において金属箔どうしを接着する方法を採用することができ、この工程を経た後は各金属箔に対する張力の付与手段は不要となる。
更に、請求項4に係る発明のように、請求項2の工程の後、各金属箔のX線入射側および出射側に軽元素からなる薄板(例えばカーボンファイバシートやアルミシートなど)をグリッドカバーとして接着したうえで、スリット外側の各金属箔の一端、もしくは両端の付勢手段と固定手段を取り外すか、もしくは、上記ガイドスリット板の内側で各金属箔の両端部切断して、グリッドカバーが接着された金属箔を両側のガイドスリット板から取り出せば、ガイドスリット板とその保持体、並びに付勢手段は製品に付帯せず、これらを治具として用いて、繰り返し用いて散乱X線除去用グリッドを製造することができる。
また、本発明において用いるガイドスリット板のガイドスリットは、各金属箔を挿入して位置決めできる程度の幅とするのであるが、前記したようにこの種のグリッドで用いられる金属箔は数十μmと薄く、これを位置決めできる程度の幅のガイドスリットの形成が容易でない場合、あるいは高価である場合には、請求項5に係る発明のように、それぞれ金属箔の厚さよりも相当に幅の広い多数のスリットを形成した2枚のスリット板を板厚方向に重ね合わせ、スリットの幅方向にずらすことで、これら2枚のスリット板により任意の幅のガイドスリットを形成することができる。
以上の本発明の製造方法において用いられる金属箔は、上記のようにガイドスリット内に挿入された状態で張力を付与して位置決めと姿勢を規制するのであるが、このような用途に適した金属箔の材質として、請求項6に係る発明のようにモリブデン箔を挙げることができる。モリブデンはX線吸収係数と密度が比較的大きいため、散乱X線を確実に吸収することができると同時に、弾性と剛性が高いために、上記のような張力を付与して保持する構成なしいは製造工程でも変形しにくいという利点がある。
また、本発明において用いる金属箔の材質として、請求項7に係る発明のように、その熱膨張係数がガイドスリット板を保持して相対的に固定する保持体と略等しい材質のものを用い、その表面に錫メッキを施したものを用いることが、ガイドスリット板並びにその保持体を含んだ状態で製品化する場合には使用環境温度の影響を受けにくい散乱X線除去用グリッドを得ることができて好適である。また、製造工程において接着剤により金属箔どうしを接着する場合等においても、製造環境における温度変化の影響を受けにくく、得られる製品における金属箔の位置並びに姿勢を安定して高精度なものとすることができる。
本発明の散乱X線除去用グリッドによれば、X線吸収物質としての多数の金属箔の両端部を互いに平行に固定されたガイドスリット板の各ガイドスリットに挿入した状態で、スリットの外側で、各金属箔の一端、もしくは両端を付勢手段により張力を付与して当該各金属箔を保持することで中間物質を空気としたグリッドを実現しているので、中間物質としてアルミニウムやファイバを用いる場合に比して、一次X線の透過率が向上し、その分、被写体の被爆量を少なくすることができる。しかも、各金属箔は張力を付与した状態で保持されているため、自重による撓みや自然状態の変形などが矯正された状態で、正確に位置決めされる。
また、各金属箔はその一端、もしくは両端が固定されずに付勢された状態で保持されているため、両端部が固定された従来のグリッドでは使用環境の温度変化時に金属箔とフレームとの熱膨張差に起因して金属箔に撓みなどの形状変化が生じて性能劣化を来していたのに対し、本発明に基づくグリッドでは、スプリングなどの付勢手段が上記の熱膨張差を吸収する結果、金属箔が変形せずにその位置および形状・姿勢が常に一定の状態を保ち、性能が劣化することがない。
また、本発明の散乱X線除去用グリッドの製造方法によれば、製造過程における金属箔の位置決めおよび形状の矯正を確実に行うことができ、空気を中間物質とする散乱X線除去用グリッドを安定して製造することができる。
また、散乱X線除去用グリッドの使用環境温度がある温度幅で限定でき、かつ、その温度範囲で金属箔とフレームとの熱膨張差による金属箔の形状変化が無視できる場合、以上のようにして位置決めされて形状の矯正が行われた金属箔の両端部を接着剤で固定することにより、付勢手段を取り外すことが可能となり、その分小型軽量化が可能となる。
また、ガイドスリットと付勢手段により位置決めされて形状の矯正が行われた状態で、金属箔の一次X線入射側および出射側に軽元素からなる薄板(例えばカーボンファイバシートやアルミシートなど)をそれぞれ覆うようにグリッドカバーとして接着し、その状態で、各金属箔の一端、もしくは両端の付勢手段、および固定手段を取り外すか、もしくはガイドスリット板の内側で金属箔の両端部を切断して、グリッドカバーが接着された金属箔を取り出せば、可及的にコンパクトなグリッドが得られると同時に、ガイドスリット板とその保持体および付勢手段を繰り返し用いることが可能となることから、コストの低減をも達成することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明を集束グリッドに適用した実施の形態の斜視図で、上下のグリッドカバーを透視した状態で示す図であり、図2は図1におけるA−A断面図であり、この図2では上下のグリッドカバーは図示している。また、図3にはガイドスリット板2の模式的な正面図を示す。
矩形の枠体1の対向する二辺に、それぞれ多数のガイドスリット2aが形成されたガイドスリット板2が配置されており、その各ガイドスリット2aのうち互いに対向するガイドスリット2aに、それぞれX線吸収物質としての金属箔3の両端部がそれぞれ挿入されている。
各ガイドスリット2aは、その間に挿入される金属箔3が、あらかじめ設定されている焦点距離(例えば120cm)のもとにX線焦点Fから照射されるX線と平行になるように、かつ、設定されたグリッド比(例えば10)となるような間隔と姿勢、および長さで形成されている。各ガイドスリット2aの幅は、金属箔3が遊びなく挿入される寸法となるように、例えばCN放電加工等により精密に加工されている。図3の正面図は、図示の制約の関係上、ガイドスリット2aの幅と、これらのピッチ並びに長さとの関係は実際のものよりもガイドスリット2aの幅が広く現れている。
各金属箔3は、その両端部近傍がガイドスリット板2の各ガイドスリット2aに挿入された状態で、その挿入部分よりも更に先端側に形成されている孔にそれぞれロッド4,5が挿入されることによって保持されている。金属箔3の材質は所要のX線吸収係数を有するものであれば特に限定されるものではないが、この例においてはモリブデン箔が用いられている。
上記した各ロッド4,5のうち、一方のロッド4は枠体1に対して固定されて固定ロッドを構成している。また、他方のロッド5は枠体1に対して固定されておらず、引張ロッド5を構成している。
引張ロッド5は、一端が枠体1に設けられている複数のピン6にそれぞれ係合する複数の引張コイルバネ7によって固定ロッド4から離隔する向きに付勢されており、これにより、各金属箔3に対して張力が付与される。なお、引張コイルバネ7の数は限定されるものではないが、20枚程度の金属箔3について1つの引張コイルバネ7を配する構成が、また、各金属箔の孔間隔のバラツキを吸収するために固定ロッド4に弾力性のあるチューブ(例えばシリコンチューブ)を被覆しておくことが、各金属箔3に対して均等に張力を付与することができて望ましい。
そして、各金属箔3の上縁部と枠体1の下面部、つまりX線の入射側と出射側には、それぞれカーボンファイバシートからなるグリッドカバー8a,8bが装着される。
上記の実施の形態の組立方法につい述べると、まず、金属箔3の両端部を対向する各ガイドスリット2aに挿入し、次いで金属箔3の一方の先端部に形成されている孔に固定ロッド4を通し、他方の先端部に形成されている孔に引張ロッド5を通す。次に、引張ロッド4と各ピン6との間にそれぞれ引張コイルバネ7を係合させ、最後にグリッドカバー8a,8bを装着すればよい。
以上の実施の形態によると、空気を中間物質とする一次X線の透過率の高い散乱X線除去用グリッドで、しかもX線吸収物質である金属箔3がガイドスリット2aにより高い精度のもとに位置決めされると同時に姿勢が規制され、また、自重による撓みや自然状態での変形が引張コイルバネ7による張力の付与により矯正される。しかも、各金属箔3はその一端側が固定されずに張力を付与された状態となっているため、使用環境温度の変化に起因して枠体1と金属箔3との膨張差が生じても、引張コイルバネ7の伸び量がその差を吸収するため、金属箔3は変形せず常に一定の位置・姿勢・形状を維持し、性能が劣化することがない。
また、グリッドカバー8a,8bを着脱自在としておくことにより、これらを取り外せば金属箔3を通して反対側が見えるため、二次元X線検出器との組み合わせで散乱X線除去グリッドを使用する場合、二次元X線検出器との位置調整を行いやすいという利点もある。
ここで、以上の実施の形態における図1に示す状態において、各金属箔3の両端部をそれぞれガイドスリット板2に対して接着剤で接着するか、あるいは、その近傍において金属箔3どうしを相互に接着してもよく、その場合、引張コイルバネ7はもはや不要となり、これらを取り外した状態、あるいは、更にピン6とそれを支持している部分の枠体1の一部を除外した状態のグリッドとすることができる。このような構成のグリッドは、使用環境温度がある範囲内に限定される場合に有効である。また、放射線吸収物質としての金属箔3として、枠体1の素材に近い熱膨張係数を有する素材、例えば枠体1と同じ素材である炭素鋼とし、その表面に錫メッキを施したものとすれば、使用環境温度の変化があっても熱膨張差が生じないため、各金属箔3を接着剤で接着固定しても金属箔3の変形は生じない。この場合、モリブデンに比べて炭素鋼は安価で加工しやすいという利点もある。
また、以上の実施の形態においては、互いに平行な一対のガイドスリット板2を、枠体1の対向する二辺に固定した例を示したが、枠体1を用いずに、各ガイドスリット板2の両端部にそれぞれロッドを固定し、その2本のロッド並びに2枚のガイドスリット板2の全体によって矩形の枠体としてもよい。更に、グリッドカバー8a,8bをガイドスリット板2を固定・保持する保持体として利用することも可能である。更にまた、後述するように、最終の製品としてガイドスリット板を含まない散乱X線除去用グリッドとする場合には、金属平板などに一対のガイドスリット板を固定し、最終的にその金属平板並びにガイドスリット板を取り去ることも可能である。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
図4はその製造過程を表す斜視図であり、図5および図6はそれぞれその平面図および側面図である。
この例は、先の例と同様に矩形の枠体1を用いるが、その対向する二辺に設けられるガイドスリット板2に代えて、ガイドスリット機構20を設けている点と、引張コイルバネ7の枠体1への係合の仕方が相違している。
各引張コイルバネ7は、この例において先の例と同様に金属箔3の先端部に形成された孔に挿入される引張ロッド5に一端が係合しているが、他端は枠体1に引張ロッド5と平行に固定された支持ロッド9に係合している。
また、ガイドスリット機構20は、図7(A)にその斜視図を、同図(B)にその部分拡大図を示すように、それぞれに同数のスリット20aが同じピッチで形成された2枚のスリット板21,22からなり、その各スリット板21,22のスリット20aの幅は金属箔3の厚さよりも相当に広くなっている。これらのスリット板21,22のうち、一方のスリット板21は枠体1に対して固定され、そのスリット板21に対して他方のスリット板22が固定されている。
すなわち、ガイドスリット機構20が配置される枠体1の前記した対向二辺に直交する他の二辺のそれぞれに支持部材23、24が固定されており、一方のスリット板21の両端部がその支持部材23の端部に固定され、そのスリット板21に対して、他方のスリット板22が板厚方向に重ね合わされた状態で固定されている。このスリット板22は、スリット板21に対してねじ止めされ、そのねじ止め用の通し孔はねじに対して所要の隙間を有し、この隙間の範囲内で、スリット板22のスリット板21に対する位置をスリット20aの幅方向に変化させることができるようになっている。
以上のスリット機構20により金属箔3を位置決めするに当たっては、まず、双方のスリット機構20におけるスリット板21,22をそれぞれのスリット20aの位置が略一致させた状態で金属箔3の両端部を挿入した後、スリット板22をスリット20aの幅方向に移動させ、スリット板21と22により金属箔3を隙間なく挟み込み、その状態でスリット板22をスリット板21に対して固定する。これにより、各金属箔3はその両端部が隙間のない状態でガイドスリット機構20にガイドされ、振動などによる位置ずれが生じにくくなるとともに、スリット20aの加工の難易度やコストが、先の例におけるガイドスリット2aを加工する場合に比して低減される。
さて、図4に示した金属箔3の位置決め並びに形状・姿勢の矯正状態で、金属箔3のX線入射側および出射側を覆うように、当該金属箔3に対して先の例と同等のグリッドカバーを8a,8bを接着剤により直接的に接着した後、一端側の固定手段と他端側の付勢手段を取り外すか、各金属箔3の両端部をガイドスリット機構20の内側で切断し、グリッドカバーが接着された金属箔を取り出す。これにより、図8に側面図を示すように、多数枚の金属箔3と上下のグリッドカバー8a,8bとからなる散乱X線除去用グリッドが得られる。
このようにして得られた散乱X線除去用グリッドは、各金属箔3はガイドスリット機構20により位置決めされて引張コイルバネ7を主体とする付勢手段により張力が付与された状態で相互に接着されているが故に、先の例と同等の位置・形状・姿勢精度を有するとともに、空気を中間物質とする可及的にコンパクトな散乱X線除去用グリッドとなるとともに、枠体1やガイドスリット機構20、並びに引張コイルバネ7をはじめとする付勢手段等の全てが治具として機能し、繰り返し使用することができることになり、グリッドとしてのコストを大幅に削減することができる。
なお、以上の実施の形態においては、一対のガイドスリット機構20を枠体1に取り付けた例を示したが、ガイドスリット機構20並びに枠体1は最終の製品には付帯せずに治具として用いられるものであり、従って、ガイドスリット機構20は枠体1に固定する必要はなく、前記したように、各ガイドスリット機構20並びに付勢手段を例えば金属平板上に設けても、特に支障はない。
また、以上の各実施の形態においては、本発明を集束グリッドに適用した例を示したが、本発明はこれに限定されることなく、各金属箔が互いに平行な平行グリッドにも適用し得ることは勿論である。
更に、以上の各実施の形態においては、一端のみに付勢手段として引張コイルバネを用いた例を示したが、本発明はこれに限定されることなく、両端に付勢手段を設けてもよく、また、付勢手段として他の弾性部材等を用いてもよい。
金属箔3の付勢手段として弾性シートを用いた例を、図9に要部斜視図で示す。この図9の例では、X線吸収物質としての金属箔3の1枚ごとを、それぞれ弾性シート70によって付勢している。
すなわち、各金属箔3の一端に、それぞれ弾性シート70の一端を固着するとともに、それらの各弾性シート70の他端には孔を穿ち、その各孔に支持ロッド9を貫通させている。ここで、各弾性シート70の孔の周囲は、強度を向上させて変形を防止するための金属板からなる補強・係合部材71が固着されており、この補強・係合部材71にも支持ロッド9を貫通させるための孔が弾性シート70の孔と同心に形成されている。
以上の構成によれば、各金属箔3はガイドスリット板2の外側で、その先端部と引張ロッド50との間を弾性シート70で連結された構造となり、支持ロッド9をガイドスリット板2から遠ざかる向きに移動させて固定することにより、個々の金属箔3に引張荷重が作用し、その固定位置と各弾性シート70の弾性力とを適宜に選定することで、各金属箔3に所要の引張力を作用させることができる。
ここで、金属箔3の付勢手段として引張コイルバネ7を用いた場合には、1つの引張コイルバネ7で多数枚の金属箔3の引張を担う必要があって、引張コイルバネ7の配設ピッチの制約から個々の金属箔3に対して所要の引張力を付与できない可能性もあり、このような場合、図9の構成の採用が有効となる。
図9の実施の形態のより具体的な構成を図10を参照しつつ説明する。図10において(A)は金属箔3、弾性シート70および補強・係合板71の組立過程を示す斜視図で、(B)は(A)で作成した孔有りの「金属箔+弾性シート」をガイドスリット板2を通して、支持ロッド9に通した組立完了状態を示す模式的平面図である。この例では、(A)図に示されるように弾性シート70を2枚のポリウレタン片面粘着テープ70a,70bを貼り合わせたものとし、それぞれのテープ70a,70bの粘着面を対向させ、その両端部に金属箔3および補強・係合部材71をそれぞれ挟み込んだ状態で、両サイドから押圧して相互に接着する。弾性シート70は金属箔3に張力を与えるという本来の目的を達するものであれば、上記のように2枚を貼り合わせた構造に限らず、単体構造であってもよい。また、材質に関しては所定の引張強度がシートごとにバラツキなく得られれば、この例のポリウレタン樹脂に限定されるものではない。
金属箔3のピッチは約0.59mm程度であり、補強・係合部材71の厚さを0.2mm程度とすることによって、弾性シート70および補強・係合部材71の全体を上記のピッチよりも薄くすることができる。
また、金属箔3の付勢手段として弾性シート70を用いる場合、弾性シート70を適切な長さとすることにより、図11に正面図を示すように、直線的な棒状の治具31,32を用いることで、シート70の弾力のうまく機能して、比較的簡単に各金属箔3の上下方向への位置を揃えることが可能となる。図11では両端に付勢手段としての弾性シート70を設ける構成を示した。この場合、両端とも補強・係合板71が用いられており、より強い引張力での金属箔保持が可能になる。
ここで、弾性シートを付勢手段として用いる場合についても、各金属箔3の位置決め・付勢状態においてその一次X線の入射側および出射側にグリッドカバーを接着し、その状態で各金属箔3の一端、もしくは両端の付勢手段、および固定手段を取り外すか、あるいはガイドスリット板の内側で金属箔3の両端部を切断して、グリッドカバーが接着された金属箔を取り出すことにより、図8に示したコンパクトなグリッドが得られる。
本発明を集束グリッドに適用した実施の形態の斜視図で、上下のグリッドカバーを透視した状態で示す図である。 図1におけるA−A断面図であり、上下のグリッドカバーは図示した状態で示している。 図1の実施の形態におけるガイドスリット板2の模式的な正面図である。 本発明の他の実施の形態の製造過程を表す斜視図である。 図4の平面図である。 図4の側面図である。 図4の実施の形態におけるガイドスリット機構20の説明図で、(A)はその斜視図であり、(B)はその部分拡大図である。 本発明の他の実施の形態により得られる散乱X線除去用グリッドの側面図である。 本発明の更に他の実施の形態の要部斜視図である。 図9の実施の形態の具体的構成の説明図で、(A)は金属箔3、弾性シート70および補強・係合板71の組立過程を示す斜視図で、(B)は(A)で得た「金属箔+弾性シート」をガイドスリット板2を通して、支持ロッド9に通した組立完了状態を示す模式的平面図である。 図9,図10の実施の形態において金属箔の上下方向への位置決めを行う手法の例の説明図である。
符号の説明
1 枠体
2 ガイドスリット板
2a ガイドスリット
3 金属箔
31,32 金属箔の上下方向位置を揃えるための治具
4 固定ロッド
5 引張ロッド
6 ピン
7 引張コイルバネ
8a,8b グリッドカバー
9 支持ロッド
20 ガイドスリット機構
20a スリット
21,22 スリット板
70 弾性シート
70a,70b ポリウレタン片面粘着テープ
71 補強・係合部材

Claims (7)

  1. 所定の距離を隔てて互いに平行に、これらの間に設けられるX線吸収物質としての多数の金属箔が、一次X線と平行となるようにそれぞれ嵌まり込む多数のガイドスリットが形成されてなるガイドスリット板を相対的に固定して配置されているとともに、これらの各ガイドスリット板の互いに対向する各ガイドスリットに上記金属箔の両端が挿入された状態で、スリットの外側で、それぞれの金属箔の一端、もしくは両端が付勢手段により張力が付与された状態で保持されてなる散乱X線除去用グリッド。
  2. 所定の距離を隔てて互いに平行に、これらの間に設けられるX線吸収物質としての多数の金属箔が一次X線と平行となるようにそれぞれ嵌まり込む多数のガイドスリットが形成されてなるガイドスリット板を相対的に固定して配置し、これらの各ガイドスリット板の互いに対向する各ガイドスリットに上記金属箔の両端を挿入した状態で、スリットの外側で、それぞれの金属箔の両端に付勢手段を係合させて、もしくは一端を固定手段により固定し他端に付勢手段を係合させて張力を付与して保持する工程を含むことを特徴とする散乱X線除去用グリッドの製造方法。
  3. 請求項2に記載の工程の後、上記各ガイドスリット板の各ガイドスリット部に対して各金属箔を、もしくは各ガイドスリット部の近傍で各金属箔どうしを、接着剤により接着することを特徴とする散乱X線除去用グリッドの製造方法。
  4. 請求項2に記載の工程の後、上記各金属箔のX線入射側およびX線出射側に軽元素からなる薄板をグリッドカバーとして、それぞれ覆うように接着した後、各金属箔の付勢手段および固定手段を取り外すか、もしくは、上記ガイドスリット板の内側で各金属箔の両端部を切断して両側のガイドスリット板から取り出すことを特徴とする散乱X線除去用グリッドの製造方法。
  5. 上記各ガイドスリット板に代えて、それぞれ板厚方向に重ね合わせた一対のスリット板を用いるとともに、その各スリット板には、上記金属箔の厚さよりも幅の広い多数のスリットを形成し、各スリットに上記金属箔を挿入した後、当該一対のスリット板をスリットの幅方向にずらすことにより、各金属箔を挟み込んでガイドすることを特徴とする請求項2、3または4のいずれか1項に記載の散乱X線除去用グリッドの製造方法。
  6. 上記金属箔として、モリブデン箔を用いることを特徴とする請求項2、3、4または5のいずれか1項に記載の散乱X線用グリッドの製造方法。
  7. 上記金属箔として、上記各ガイドスリットを保持・固定する保持部材の素材と略等しい熱膨張係数を持つ素材の表面に、錫メッキを施したものを用いることを特徴とする請求項2、3、4または5のいずれか1項に記載の散乱X線用グリッドの製造方法。
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