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JP2008166042A - 燃料電池コジェネレーションシステム - Google Patents

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JP2008166042A JP2006352288A JP2006352288A JP2008166042A JP 2008166042 A JP2008166042 A JP 2008166042A JP 2006352288 A JP2006352288 A JP 2006352288A JP 2006352288 A JP2006352288 A JP 2006352288A JP 2008166042 A JP2008166042 A JP 2008166042A
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成敏 檜垣
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Abstract

【課題】燃料電池コジェネレーションシステム内で使用するプロセス制御補機給電時の電力損失の低減を図る。
【解決手段】燃料電池コジェネレーションシステム1における給電切換手段32は、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが第1の所定電圧を超えたときに、該燃料電池23の直流出力電力を前記プロセス制御補機群27へ直接給電し、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが第2の所定電圧以下のときに、前記燃料電池23の直流出力電力を前記第1のDC−DCコンバータ24及び第2のDC−DCコンバータ26を介して前記プロセス制御補機群27に給電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロセス制御補機に対する給電構造を改良した燃料電池コジェネレーションシステムに関する。
従来の燃料電池コジェネレーションシステムの一例について図6を参照して説明する。この燃料電池コジェネレーションシステム1は、次のように構成されている。改質器2は、LPG(液化石油ガス)、ブタン、バイオガス、メタノールや灯油などの原燃料から水素リッチな改質ガスを生成するものであり、この改質ガスは、燃料電池3に供給される。この燃料電池3は、この水素リッチな改質ガスと空気中の酸素を化学反応させて直流電力(直流電圧20〜28V)を発電する。この燃料電池3で発電された直流電力は、第1のDC−DCコンバータ4で例えば300Vの直流電圧に変換される。この第1のDC−DCコンバータ4の直流出力電力は、インバータ5に入力されるとともに、第2のDC−DCコンバータ6に入力される。
前記インバータ5は、第1のDC−DCコンバータ4の直流出力電力を交流電力(200V)に変換することができると共に、逆に交流電力を直流電力に変換することもでき、商用電力系統7と連系運転を行うためのものである。前記第2のDC−DCコンバータ6はプロセス制御補機群8の駆動電源(プロセス制御補機電源)を生成するためのものであり、入力電圧を例えば24Vの直流電圧に変換する。
この第2のDC−DCコンバータ6の直流出力電圧は、ブロア8Aや、ポンプ8Bなどのプロセス制御補機群8に与えられると共に、第3のDC−DCコンバータ9に与えられる。ブロア8Aは、原燃料の送気のためのものである。この場合空気送気のためのブロアでも良い。また、ポンプ8Bは、後述の冷水供給用である。
前記第3のDC−DCコンバータ9は入力電圧(24V)を、制御回路10の電源(制御電源)として直流5Vに変換する。
この制御回路10は、マイクロコンピュータなどを含んで構成されていて、運転指令Sが与えられることに基づいて、ブロア8Aに対して駆動信号Siaを出力し、またポンプ8Bに対して駆動信号Sibを出力してこれらブロア8A、ポンプ8Bなどを制御するものである。
前記燃料電池3には、発電プロセスで発生する熱を利用するために熱交換器11が付設されており、この熱交換器11は一般の水道水(冷水)を燃料電池3の発生熱と熱交換させて温水を生成する。この温水は貯水槽などに蓄えられ、給湯などに利用される。
上記燃料電池コジェネレーションシステム1は、まず、商用電力系統7から交流電力がインバータ5に与えられ、このインバータ5によりほぼ300Vの直流電力に変換される。この直流出力電力は、第2のDC−DCコンバータ6によりプロセス制御補機電源(24V)に変換され、さらに第3のDC−DCコンバータ9により制御用電源(5V)に変換される。これにより、プロセス制御補機群8にプロセス制御補機電源が与えられると共に、制御回路10に制御電源が与えられる。この制御回路10に発電開始指令が与えられると、プロセス制御補機群8を駆動する。これにより、改質器2により水素リッチなガスを生成し、燃料電池3により発電し、この発電電圧を第1のDC−DCコンバータ4により、所定電圧である300Vの直流電圧に変換する。この直流出力電圧を、インバータ5が所定電圧(200V)で所定周波数の交流電力に変換し、商用電源系統7に送電を行う。また、この第1のDC−DCコンバータ4の直流出力電力は、第2のDC−DCコンバータ6に与えられ、ここでプロセス制御補機電源に変換され、そしてさらに第3のDC−DCコンバータ9に与えられ、ここで制御電源に変換される。
また、熱交換器11が、発電プロセスにより発生する熱と冷水とを熱交換し、廃熱が回収されて廃熱利用が図られる。
このような構成においては、燃料電池3が発電する状況では、プロセス制御補機群8や制御回路10に対して電源を供給する場合、少なくとも、第1のDC−DCコンバータ4及び第2のDC−DCコンバータ6により電圧変換を行う必要があり、電力損失が無視できないという問題があった。
すなわち、ブロア8Aやポンプ8Bなどのプロセス制御補機群8の消費電力の合計をW1[W]とし、第1のDC−DCコンバータ4の変換効率をη1[%]、第2のDC−DCコンバータ6の変換効率をη2[%]とすると、プロセス制御補機群8に電力W1を供給するには、燃料電池3が、これら変換効率η1、η2を考慮した電力W0[W]を出力する必要がある。この電力W0は、
W0=W1/η2/η3となり、
電力損失ΔWは、ΔW=W0−W1
となる。
ここで、例えば、W1を70Wとし、η1を96%とし、η2を75%とすると、W0は、ほぼ97Wとなり、電力損失ΔWは、27Wとなり、一般的な家庭用の燃料電池コジェネレーションシステム容量が500W〜1000Wであることを考慮すると、無視できない電力損失量であり、システム効率低下、ひいては省エネ性低下につながる。
なお、類似する構成の燃料電池コジェネレーションシステムとして特許文献1がある。これは、燃料電池の出力電力をDC−DCコンバータを一段介してプロセス制御補機に供給するものであるが、この場合も、同様の電力損失がある。
特開2001−357867号公報
このように、従来の燃料電池コジェネレーションシステムにおいては、プロセス制御補機への給電時に無視できない量の電力損失が発生することがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、システム内で使用するプロセス制御補機給電時の電力損失の低減を図ることができる燃料電池コジェネレーションシステムを提供することにある。
請求項1の発明は、原燃料から水素を含む改質ガスを生成する改質器と、前記改質ガスを燃料として直流電力を発電する燃料電池と、この燃料電池で発生する熱を回収して利用するための熱交換器と、前記燃料電池にて発電された直流電力を所定電圧に変換する第1のDC−DCコンバータと、この第1のDC−DCコンバータの直流出力電力を交流電力に変換して商用電力系統と連系運転を行うインバータと、前記第1のDC−DCコンバータの直流出力電力を所定電圧のプロセス制御補機電源に変換する第2のDC−DCコンバータと、この第2のDC−DCコンバータの直流出力電力が与えられるプロセス制御補機と、前記プロセス制御補機を駆動制御する制御手段とを備えたものにおいて、前記燃料電池の直流出力電圧が所定電圧を超えたときに、該燃料電池の直流出力電力を前記プロセス制御補機へ直接給電し、所定電圧以下のときに、該燃料電池の直流出力電力を前記第1のDC−DCコンバータ及び第2のDC−DCコンバータを介して前記プロセス制御補機に給電する給電切換手段を設けたところに特徴を有する。
この請求項1の発明によれば、燃料電池の直流出力電圧が所定電圧を超えたときには、燃料電池の直流出力電力を、直接プロセス制御補機へ給電することができ、この結果、第1のDC−DCコンバータ及び第2のDC−DCコンバータによる電力損失を低減できる。燃料電池の直流出力電圧が所定電圧以下のときには、燃料電池の直流出力電力を、前記第1のDC−DCコンバータ及び第2のDC−DCコンバータを介して前記プロセス制御補機に給電することができる。従って、燃料電池の出力電力が低下したときにおいては所要の電力を支障なく供給できる。
本発明は、システム内で使用するプロセス制御補機給電時の電力損失の低減を図ることができる。
以下、本発明の第1の実施例につき図1を参照して説明する。燃料電池コジェネレーションシステム21は、改質器22と、燃料電池23と、第1のDC−DCコンバータ24と、インバータ25と、第2のDC−DCコンバータ26と、プロセス制御補機群27と、第3のDC−DCコンバータ28と、制御回路29と、熱交換器30と、リレースイッチ31と、給電切換手段32とを備えて構成されている。
改質器22は、LPG(液化石油ガス)、ブタン、バイオガス、メタノールや灯油などの原燃料から水素リッチな改質ガスを生成するものであり、この改質ガスは、前記燃料電池23に供給される。この燃料電池23は、この水素リッチな改質ガスと空気中の酸素を化学反応させて直流電力(直流電圧20〜28V)を発電する。この燃料電池23で発電された直流電力は、第1のDC−DCコンバータ24で例えば300Vの直流電圧に変換される。この第1のDC−DCコンバータ24の直流出力電力は、インバータ25に入力されるとともに、第2のDC−DCコンバータ26に入力される。
前記インバータ25は、第1のDC−DCコンバータ24の直流出力電力を交流電力(200V)に変換することができると共に、逆に交流電力を直流電力に変換することもでき、商用電力系統7と連系運転を行うためのものである。前記第2のDC−DCコンバータ26はプロセス制御補機群27の駆動電源(プロセス制御補機電源)を生成するためのものであり、入力電圧を例えば24Vの直流電圧に変換する。
この第2のDC−DCコンバータ26の直流出力電圧は、リレースイッチ31の接点(a−c)間を介してプロセス制御補機群27、第3のDC−DCコンバータ28に与えられる。前記プロセス制御補機群27は、ブロア27Aや、ポンプ27Bなどを含むものである。ブロア27Aは、原燃料の送気のためのものである。この場合空気送気のためのブロアでも良い。また、ポンプ27Bは、後述の冷水供給用である。
前記第3のDC−DCコンバータ28は入力電圧を、制御回路29の電源(制御電源)として直流5Vに変換する。
また、前記燃料電池23で発電された直流電力は、前記リレースイッチ31の接点(b−c)間を介して前記プロセス制御補機群27、第3のDC−DCコンバータ28に与えられるようになっている。
前記燃料電池23で発電された直流電力の電圧Vfcは、制御回路29により検出されるようになっている。
この制御回路29はマイクロコンピュータやA/D変換器を備えて構成されており、マイクロコンピュータが予め保有した制御プログラムを実行することによる判定機能(判定手段)と、スイッチ切換機能を備えている。この判定機能は、前記燃料電池23の直流出力電圧Vfcが所定電圧である第1の所定電圧(例えば24V)を超えたか否か、または所定電圧である第2の所定電圧(例えば20V)以下となったか否かを判定する。つまり、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが第1の所定電圧24Vを超えたか否か、及び第2の所定電圧20V以下であるか否かを判定する。そして第1の所定電圧24Vを超えているときには、前記リレースイッチ31を接点(b−c)間閉成へと切換え(スイッチ切換機能)、所定電圧20V以下になったときには、前記リレースイッチ31を接点(a−c)間閉成へと切換える(スイッチ切換機能)。なお、前記リレースイッチ31は接点(a−c)間常閉型のスイッチである。
また制御回路29は、リレースイッチ31が接点(b−c)間閉成状態(後述するが燃料電池23の直接給電状態)では、燃料電池23の出力電圧が低くなるにつれてプロセス制御補機群27の駆動率sig(x)を上げるように補正する駆動率補正機能を備えている。すなわち、図2に示すように、制御回路29は、電圧により駆動率を補正する補正関数f(Vfc)を備えている。この補正関数f(Vfc)は、
f(Vfc)=24/Vfc
に定められている。この場合、制御回路29は、プロセス制御補機群27に対する駆動率(24V対応での駆動率)を、sigとすると、補正駆動率sig(x)を
sig(x)=f(Vfc)*sig
により求める。これをモデル化したのが図2である。
前記給電切換手段32は、リレースイッチ31と、制御回路29の前記判定機能及びスイッチ切換機能とにより構成されている。
さらに、この制御回路29は、運転指令Sが与えられることに基づいて、ブロア27Aに対して駆動率sig(x)の駆動信号Siaを出力し、またポンプ27Bに対して駆動率sig(x)の駆動信号Sibを出力してこれらブロア27A、ポンプ27Bなどを制御するものである。
前記燃料電池23には、発電プロセスで発生する熱を利用するために熱交換器30が付設されており、この熱交換器30は一般の水道水(冷水)を燃料電池23の発生熱と熱交換させて温水を生成する。この温水は貯水槽などに蓄えられ、給湯などに利用される。
上記燃料電池コジェネレーションシステム21は、まず、商用電力系統33から交流電力がインバータ25に与えられ、このインバータ25によりほぼ300Vの直流電力に変換される。この直流出力電力は、第2のDC−DCコンバータ26によりプロセス制御補機電源(24V)に変換される。この場合、リレースイッチ31、はその接点(a−c)が閉成されているから、第3のDC−DCコンバータ28により制御用電源(5V)に変換される。これにより、プロセス制御補機群27にプロセス制御補機電源が与えられると共に、制御回路29に制御電源が与えられる。
この制御回路29に発電開始指令が与えられると、プロセス制御補機群27を駆動する。これにより、改質器22により水素リッチなガスを生成し、燃料電池23により発電し、この発電電圧を第1のDC−DCコンバータ24により、所定電圧である300Vの直流電圧に変換する。この直流出力電圧を、インバータ5が所定電圧(200V)で所定周波数の交流電力に変換し、商用電力系統33に送電を行うようになる。
また、燃料電池23の直流電力は、この第1のDC−DCコンバータ24を介して第2のDC−DCコンバータ26に与えられ、ここでプロセス制御補機電源に変換され、そしてさらにリレースイッチ31の常閉接点(a−c)間を介してプロセス制御補機群27及び第3のDC−DCコンバータ28に与えられる。
また、熱交換器30が、発電プロセスにより発生する熱と冷水とを熱交換し、廃熱を回収して再利用が図られる。
このように燃料電池23が発電状態となると、この燃料電池23から第1のDC−DCコンバータ24及び第2のDC−DCコンバータ26、さらにリレースイッチ31の接点(a−c)間を介してプロセス制御補機群27及び第3のDC−DCコンバータ28に直接給電される。
ここで、前記燃料電池23は、発電過渡期や、この燃料電池コジェネレーションシステム1の負荷変化や、原燃料の供給量変化(低下)などによって、直流出力電圧Vfcがほぼ20Vから28Vの間で変化することが考えられる。
燃料電池23が第1の所定電圧である24Vを超える直流電圧Vfcを出力するようになると、制御回路29の判定機能及びスイッチ切換機能によりリレースイッチ31が接点(b−c)間閉成へと切換えられる。この結果、この燃料電池23の出力電力が、プロセス制御補機群27及び第3のDC−DCコンバータ28(ひいては制御回路29)に対して、直接給電される。
そして、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが第2の所定電圧20V以下になると、制御回路29の判定機能及びスイッチ切換機能によりリレースイッチ31が接点(a−c)間閉成へと切換えられる(戻される)。この結果、第1のDC−DCコンバータ24及び第2のDC−DCコンバータ26によりプロセス制御補機群27に給電でき、プロセス制御補機群27の駆動に必要な電圧を補償できる。
また、リレースイッチ31が接点(b−c)間閉成切換としている状態、つまり、給電切換手段32が、燃料電池23の直流出力電圧Vfcをプロセス制御補機への直接給電している切換状態では、該燃料電池23の出力電圧Vfcに応じて駆動率sigを補正し、補正駆動率sig(x)に基づいた駆動信号Sia、Sibを出力しており、燃料電池23の出力電圧が変化してもブロア27A、ポンプ27Bは、一定駆動状態とされている。
このような本実施例によれば、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが第1の所定電圧を超えたときに、該燃料電池23の直流出力電力を前記プロセス制御補機群27へ直接給電し、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが第2の所定電圧以下のときに、前記燃料電池23の直流出力電力を前記第1のDC−DCコンバータ24及び第2のDC−DCコンバータ26を介して前記プロセス制御補機群27に給電する給電切換手段32を設けたから、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが第1の所定電圧を超えたときには、燃料電池23の直流出力電力を、直接プロセス制御補機群27へ給電することができ、この結果、第1のDC−DCコンバータ24及び第2のDC−DCコンバータ26による電力損失をなくすことができる。また、第2の所定電圧以下のときには、前記燃料電池23の直流出力電力を前記第1のDC−DCコンバータ24及び第2のDC−DCコンバータ26を介して前記プロセス制御補機群27に給電することができるから、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが低下したときにおいてもプロセス制御補機群27に所要の電力を支障なく供給でき、プロセス制御補機群27の動作を補償できる。
特に、この実施例によれば、給電切換手段32を、リレースイッチ31と、制御回路29の前記判定機能及びスイッチ切換機能とにより構成したから、リレースイッチ31の切換え電圧(第1の所定電圧、第2の電圧)を容易に変更することができ、当該システム21の実運転に合わせた給電切換えを図ることが可能となる。
また、本実施例によれば、給電切換手段32が燃料電池23をプロセス制御補機群27へ直接給電している状態では、該燃料電池23の直流出力電圧Vfcが低くなるにつれてプロセス制御補機群27の駆動率を上げるように制御するから、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが変化してもブロア27A、ポンプ27Bを、一定駆動状態とできる。すなわち、このような補正をしないとすると、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが上がると、例えばブロア27Aの回転数が当初予定されていた回転数よりも上昇したり、ポンプ27Bのポンプ能力が当初予定されていた回転数よりも大きくなったりし、プロセス制御が過剰動作する。逆に燃料電池23の出力電圧が下がると、ブロア27Aの回転数が下がったり、ポンプ27Bのポンプ能力が小さくなったりしてプロセス制御が動作不足となる。しかし、本実施例では、ブロア27A、ポンプ27Bを、常に一定駆動状態とできて、正常なプロセス制御を行うことができる。また、このような補正制御は、制御回路29のソフトウエアにて実現可能であるので、材料費アップを惹起するようなことはない。
なお、上記第1の実施例では、第1の所定電圧と第2の所定電圧とを異なる値としたが、これは同じ電圧値であっても良い。
図3は本発明の第2の実施例を示しており、前記第1の実施例と次の点が異なる。第1の実施例では、給電切換手段として給電切換手段32を例示したが、この給電切換手段32とは異なる構成の給電切換手段41を設けている。すなわち、給電切換手段41は、第2のDC−DCコンバータ26の出力側に順方向に接続した第1のダイオード42と、燃料電池23の出力側に順方向に接続した第2のダイオード43とを備え、これら第1のダイオード42のカソードと第2のダイオード43のカソードとを接続し、この接続点Pをプロセス制御補機であるブロア27A及びポンプ27Bの電源入力端子に接続した構成である。
この第2の実施例においては、燃料電池23の出力側及び第2のDC−DCコンバータ26が、プロセス制御補機群27及び第3のDC−DCコンバータ28に対して、ダイオード42及び43のOR接続で接続された形態となる。前記燃料電池23の出力電圧が、所定電圧(第2のDC−DCコンバータ26の出力電圧(24V定電圧))を超えると、該燃料電池23の出力電力がプロセス制御補機群27及び第3のDC−DCコンバータ28に直接給電され、前記燃料電池23の出力電圧が、所定電圧(第2のDC−DCコンバータ26の出力電圧(24V定電圧))以下となると、この第2のDC−DCコンバータ26の出力電力がプロセス制御補機群27及び第3のDC−DCコンバータ28に給電される。
この第2の実施例によれば、ダイオード42及び43のOR接続により給電切換えを行うことができ、給電切換手段41の構成を簡単化できる。
図4は本発明の第3の実施例を示しており、この第3の実施例では、次の点が前記第1の実施例及び上記第2の実施例と異なる。すなわち、切換手段51は、第2のDC−DCコンバータの出力側と、接続点Pとの間に、第1のダイオード42と直列に開閉手段であるリレースイッチからなる開閉スイッチ52を接続し、この開閉スイッチ52を、燃料電池23の直流出力電圧Vfcに応じて開閉制御するように構成している。
すなわち、制御回路29は前記開閉スイッチ52の制御機能として、常閉モードと、自動開閉モードとを備えており、これらのモードは、例えばユーザーからの入力指令により、選択されるようになっている。前記常閉モードが選択されると、制御回路29は、開閉スイッチ52を常閉状態とし(実質的に第2の実施例と同じ作用となる)、自動開閉モードが選択されると、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが所定電圧例えば20Vを超えたときに開放し、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが前記所定電圧20V以下のときに閉成するようになっている。
従って、自動開閉モードが選択されると、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが24V以下(24〜20V)であっても、燃料電池23から直接プロセス制御補機群27及び第3のDC−DCコンバータ28に給電できる。
なお、この場合、自動開閉モードとしては、次のようにしても良い(第4の実施例)。例えば燃料電池23の出力電圧が所定電圧例えば24V以上のときにおいて、該出力電圧の低下度合いΔv(本発明の第4の実施例として示す図5参照)を逐次検出し、この低下度合いΔvが予め定めた基準値より大きい(低下度合いが大きい)場合に、開閉スイッチ52を開放させるように制御する。
このようにすると、燃料電池23による直接給電状態において、その急激な低下に確実に対処できる。すなわち、燃料電池23による直接給電状態において、燃料電池23が徐々に低下する場合には、原燃料の不足などが考えられ、追加処理などを行う処置により電圧回復を図ることができて支障のない運転を維持できるものである。しかし、急激な電圧低下の場合、運転に支障を来たす。従って、そして、このような急激な電圧低下を検出する場合、燃料電池23の出力電圧がある程度十分なうちでないと、電圧が一気に下がってしまうことが懸念される。
この点を考慮してこの第4の実施例では、燃料電池23の出力電圧が、24V以上といった十分な状態で上述の出力電圧の低下度合いを検出するから、燃料電池23の直流出力電圧Vfcが一気に低下する前に、十分な対処を図ることができる。
なお、上記各実施例では、プロセス制御補機としては、ブロア、ポンプなどを例示したが、プロセス制御補機としてはこれらに限られるものではなく、例えば各種センサや、発電促進のためのヒータであっても良い。
本発明の第1の実施例を示す燃料電池コジェネレーションシステムの概略構成図 駆動率補正を説明するための図 本発明の第2の実施例を示す図1相当図 本発明の第3の実施例を示す図1相当図 直流出力電圧Vfcの低下の様子を示す図 従来例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、21は燃料電池コジェネレーションシステム、22は改質器、23は燃料電池、24は第1のDC−DCコンバータ、25はインバータ、26は第2のDC−DCコンバータ、27Aはブロア(プロセス制御補機)、27Bはポンプ(プロセス制御補機)、29は制御回路(制御手段)、30は熱交換器、32は給電切換手段、41は給電切換手段、42は第1のダイオード、43は第2のダイオード、51は給電切換手段、52は開閉スイッチ(開閉手段)を示す。

Claims (4)

  1. 原燃料から水素を含む改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質ガスを燃料として直流電力を発電する燃料電池と、
    この燃料電池で発生する熱を回収して利用するための熱交換器と、
    前記燃料電池にて発電された直流電力を所定電圧に変換する第1のDC−DCコンバータと、
    この第1のDC−DCコンバータの直流出力電力を交流電力に変換して商用電力系統と連系運転を行うインバータと、
    前記第1のDC−DCコンバータの直流出力電力を所定電圧のプロセス制御補機電源に変換する第2のDC−DCコンバータと、
    この第2のDC−DCコンバータの直流出力電力が与えられるプロセス制御補機と、
    前記プロセス制御補機を駆動制御する制御手段とを備えたものにおいて、
    前記燃料電池の直流出力電圧が所定電圧を超えたときに、該燃料電池の直流出力電力を前記プロセス制御補機へ直接給電し、所定電圧以下のときに、該燃料電池の直流出力電力を前記第1のDC−DCコンバータ及び第2のDC−DCコンバータを介して前記プロセス制御補機に給電する給電切換手段を設けたことを特徴とする燃料電池コジェネレーションシステム。
  2. 給電切換手段は、第2のDC−DCコンバータの出力側に順方向に接続した第1のダイオードと、燃料電池の出力側に順方向に接続した第2のダイオードとを備え、これら第1のダイオードのカソードと第2のダイオードのカソードとを接続し、この接続点をプロセス制御補機の電源入力端子に接続した構成であることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池コジェネレーションシステム。
  3. 給電切換手段は、第2のDC−DCコンバータの出力側と、接続点との間に、第1のダイオードと直列に開閉手段を接続し、この開閉手段を、燃料電池の出力電圧が所定電圧以上のとき開放するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池コジェネレーションシステム。
  4. 制御手段は、給電切換手段が燃料電池からプロセス制御補機に直接給電している状態では、該燃料電池の出力電圧が低くなるにつれてプロセス制御補機の駆動率を上げるように制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料電池コジェネレーションシステム。
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