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JP2008165644A - 3次元形状生成装置および3次元形状生成方法およびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

3次元形状生成装置および3次元形状生成方法およびプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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JP2008165644A JP2006356654A JP2006356654A JP2008165644A JP 2008165644 A JP2008165644 A JP 2008165644A JP 2006356654 A JP2006356654 A JP 2006356654A JP 2006356654 A JP2006356654 A JP 2006356654A JP 2008165644 A JP2008165644 A JP 2008165644A
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Abstract

【課題】3次元形状が経路に沿って動く軌跡(運動軌跡)を連続した(滑らかな)1パーツの3次元形状として生成すること。
【解決手段】3次元CAD装置1001のCPU1002は、3次元形状(運動軌跡算出用3Dモデル)の表面から面で構成されるサーフェスを抽出し、該抽出されたサーフェス毎に、該サーフェスを指定された経路に沿って連続的に移動させた軌跡形状を生成し、該サーフェス毎に生成された各軌跡形状から、前記3次元形状が前記経路に沿って動く軌跡形状として新たな3次元形状を生成する構成を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、3次元形状を生成する3次元形状生成装置および3次元形状生成方法およびプログラムおよび記録媒体に関する。
従来、3次元CAD(Computer Aided Design)装置上で3次元形状の運動軌跡(搭載軌跡)が、他部品と干渉するかを確認する場合、運動経路に沿って3次元形状の配列コピーを行い、該配列コピーと他部品との干渉チェックを行っていた。
図29,図30は、従来の技術を説明するための図である。
図29において、a1は運動軌跡を算出する基の3次元形状を示す。また、a2は、3次元形状a1の運動経路を示す。
この3次元形状a1を、運動経路a2にそって移動させた軌跡を算出するにあたって、従来では、図30のa3に示すように、3次元形状a1のコピーをa3のように配列し、コマ送りのような状態で、3次元形状a1が移動した軌跡の形状(運動軌跡)を生成していた。
特許文献1には、3次元形状を十分に包含する大きめの3次元形状を用意し、その形状内で運動軌跡算出用の3次元形状を適当な距離で移動させ、その都度、ブーリアン演算(差)を行い、くり貫かれた部位を抽出して軌跡用モデル(運動軌跡)とする技術が開示されている(段落0038〜0041)。
特開平10−307935号公報
しかしながら、従来の配列コピーを用いて干渉チェックを行う技術では、運動経路上に複数のパーツを配置する為に様々な課題が発生していた。
図30のa3に示すように、各コピー形状同士は、不連続な状態であり、このような不連続な状態で、他の3次元形状との干渉チェックを行う為、a3にできたコピー間の隙間部(不連続な箇所)では、干渉を確認できないという問題点があった。
また、a3は、3次元形状a1のコピー配列で構成されるため、同一ファイル内に同形状を複数個配置することとなり、メモリ使用量を増大させたり、ファイルサイズを増大させてしまうといった問題点があった。
なお、特許文献1に示した技術は、3次元形状を適当な距離で移動させる構成であるため、同様に、生成された運動軌跡モデルは、不連続なものとなり、該不連続な箇所では、干渉を確認できないという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、3次元形状が経路に沿って動く軌跡(運動軌跡)を連続した(滑らかな)1パーツの3次元形状として生成する仕組みを提供することである。
本発明は、3次元形状の表面から面で構成されるサーフェスを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたサーフェス毎に、該サーフェスを指定された経路に沿って連続的に移動させた軌跡形状を生成するスイープ処理を実行するスイープ手段と、前記スイープ手段により前記サーフェス毎に生成された各軌跡形状から新たな3次元形状を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、3次元形状を経路に沿って移動させた軌跡を連続した(滑らかな)1パーツ状態の3次元形状として算出(生成)することができる。これにより、複数の3次元形状間の干渉チェックを精度良く行うことができる。
また、3次元形状のコピーは行わず、3次元形状の軌跡を滑らかな1パーツ状態の3次元形状で生成できるため、メモリ使用量を低減して、算出した3次元形状のファイルサイズを従来のものより縮小化することができる。
従って、3次元形状が経路に沿って動く軌跡(運動軌跡)を連続した(滑らかな)1パーツの3次元形状として生成することができる等の効果を奏する。
〔第1実施形態〕
以下に図面を用いて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す3次元形状生成装置を適用可能なシステムの一例を示す図である。
図1において、1001は本発明の3次元形状生成装置としての3次元CAD装置であり、パーソナルコンピュータ,ワークステーション等の情報処理装置により構成される。この3次元CAD装置1001は、公知のCAD機能により、3次元形状を生成して部品の設計等を行うことができる。
また、3次元CAD装置1001は、ネットワークを経由して周辺部品を担当する外部3次元CAD装置1009,1010と通信可能となっている。
3次元CAD装置1001において、1002はCPUであり、記憶媒体1004又は2次記憶装置1005に格納されるプログラムを、主記憶装置1003にロードして実行することにより、3次元CAD装置1001全体を制御するとともに、公知の各種CAD機能、及び、後述する3次元形状運動軌跡算出機能を実現可能である。
なお、3次元形状運動軌跡算出機能とは、部品(3次元形状)とその運動経路を基に該部品が移動する軌跡を3次元形状として生成する機能である。また、3次元形状運動軌跡算出機能による算出結果データは、記憶媒体1004,2次記憶装置1005で格納することが可能であり、必要に応じて内部バスを経由し、LCD,CRT等の出力部1006に表示することが可能である。
また通信制御部1008でネットワークを経由して、外部3次元CAD装置1009,1010にデータを供給及び表示することもできる。
なお、記憶媒体1004は、FD、CD−ROM、DVD−RAM、フラッシュメモリ等の任意の記憶媒体を示す。また、2次記憶装置1005は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ等を示す。
1007は入力部であり、キーボード,ポインティングデバイス(例えば、マウス、トラックボール等)で構成され、ユーザ操作を入力可能である。
なお、部品を設計する(3次元形状を生成する)3次元CAD装置1001は、該部品の周辺部品を設計する外部3次元CAD装置1009、1010と同一であってもよく、格納されたデータは相互に取り出すことができるものとする。
また、2次記憶装置1005は、内部バスを経由するシステム以外に通信制御部1008を介しネットワークを経由し、データを格納する形態であってもよい。
このように、図1に示すシステムでは、ある部品を設計する3次元CAD装置1001と該部品の周辺部品を設計する外部3次元CAD装置1009,1010がネットワークを介して接続されている。このため、3次元CAD装置1001で生成された当該部品の3次元運動軌跡生成結果データ(後述する図19に示すa26,図27に示すa45等)を、オンラインで外部3次元CAD装置1009,1010に供給できるため、3次元CAD装置1001で生成される部品と、外部3次元CAD装置1009,1010で生成され前記部品の周辺部品との干渉問題をスムーズに検討できる。
以下、図2〜図19を参照して、本発明に係る3次元CAD装置1001上で実行される3次元形状運動軌跡算出機能について説明する。
図2は、本発明における第1の制御処理の一例を示すフローチャートであり、3次元CAD装置1001上で実行される3次元形状運動軌跡算出機能に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU1002が、記憶媒体1004又は2次記憶装置1005に記憶されたプログラムを、主記憶装置1003上に読み出して実行することにより実現される。また、図中、S1〜S17は各ステップを示す。
まず、3次元CAD上において、操作者から入力部1007を用いて3次元形状運動軌跡算出機能が選択されると、CPU1002は、本フローチャートの処理を開始する。
まず、ステップS1において、CPU1002は、3次元CAD上において、操作者から入力部1007を用いた運動軌跡算出用3Dモデルの指定操作を受け付け、操作者から指定された3次元形状(CAD上に定義された3次元モデル(3Dモデル))を、運動軌跡算出用3Dモデルに設定する(運動軌跡算出用3Dモデル設定処理)。例えば、図3に示すようなシャフト形状の3次元形状a0が運動軌跡算出用3Dモデルに設定されたとする。
以下、具体的な部品の例示として図3に示すシャフトを例に取り上げて説明する。なお、図3のシャフトは一例であり、本発明に設定可能な運動軌跡算出用3Dモデルは、これに限定されるものではない。
図3は、図2のステップS1で運動軌跡算出用3Dモデルに設定される3次元形状の一例を示す模式図である。図3の例では、3次元形状a0は、6面から構成されるシャフト形状に対応する。なお、本実施形態では、説明の便宜上、各サーフェスにa4〜a9までのラベル番号を付記する。また、サーフェスa4とa6の共有する稜線をa10とする。
以下、図2のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS2において、CPU1002は、S1で運動軌跡算出用3Dモデルに設定された3次元形状がパーツモデルかアセンブリモデル(複数のパーツから構成される組図)であるかを判定する。
そして、ステップS2において、S1で運動軌跡算出用3Dモデルに設定された3次元形状がパーツモデルであると判定した場合には、CPU1002は、そのままステップS4に処理を進める。
一方、ステップS2において、S1で運動軌跡算出用3Dモデルに設定された3次元形状がアセンブリモデルであると判定した場合には、CPU1002は、ステップS3において、当該運動軌跡算出用3Dモデルに対して図形演算を行い1パーツに変換する。なお、ここで行う図形演算は、和集合(ブーリアン和)の形態を取り、演算後にパーツ領域に内包されるサーフェスについては削除されるものとする。そして、ステップS3の処理を終了すると、CPU1002は、ステップS4に処理を進める。
次に、ステップS4では、CPU1002は、操作者から入力部1007を用いた運動経路の定義操作を受け付け、操作者から運動経路の定義操作がなされると、該操作に基づいて、運動軌跡算出用3Dモデル(ここでは図3に示したシャフトa0)が移動する経路(例えば、図3に示す運動経路a11)を定義する。なお、定義される運動経路の形態は2次元的な経路、3次元的な経路(例えば、うねるような経路)のどちらでも可能である。
次に、ステップS5において、CPU1002は、最大領域部の定義を行う。詳細には、CPU1002は、運動経路(a11)上を上記運動軌跡算出用3Dモデル(シャフト)が通過(移動)した際に生成される3次元形状(運動軌跡)を十分に内包できるソリッドモデルとしての領域(図4のa12)を定義する。なお、ソリッドモデルとは、3次元モデリング技法の1つであり、(ソリッドとは固体を意味し)、立体の内部構造により3次元形状を表現する技法である。
図4は、図2のS5で定義される最大領域部の一例を示す模式図である。
次に、ステップS6において、CPU1002は、運動経路開始点に参照座標(図5のa13)を定義する。なお、この参照座標系a13は、運動経路a11に沿って該運動経路a11に垂直な面を常に垂直に保って(図5の例ではvu平面を運動経路a11に常に垂直に保って)移動されるように定義されるものであり、3次元ジオメトリの相対位置を明示する機能を有する。
図5は、図2のステップS6で定義される参照座標系の一例を示す模式図である。
なお、図5では、座標系は、直行座標で示されているが、それ以外に円筒座標、極座標などジオメトリの座標位置を具体的に明示できるものであればいかなる手法の座標系であっても可とする。
次に、ステップS7において、CPU1002は、上記運動軌跡算出用3Dモデル(シャフト)よりサーフェスを抽出し、後述するスイープを実行するための断面(スイープ断面)を定義する。なお、ここでいうサーフェスとは、運動軌跡算出用3Dモデルの表面から稜線で囲まれた面で構成されるものを示す。また、ここでいう断面とは、後述するスイープ実行の対象となるサーフェスを示し、該断面によりスイープ実行して生成される軌跡の形状が、最終的に生成される3次元形状の運動軌跡を構成する要素となる。
図6は、図2のステップS7で抽出されるサーフェス単位で上記運動軌跡算出用3Dモデル(シャフト)を展開した状態を示す模式図である。なお、図6内の展開図は、形状を明示しやすくする為の誇張表現であり、実際にサーフェスが分離する訳ではない。図6に示す例では、CPU1002は、a4〜a9をサーフェスとして定義する。また、CPU1002は、サーフェス単位で分解された断面の共有する稜線の情報を内部情報として主記憶装置1003にストアする。例えば、サーフェスa4の稜線a14は稜線a10(図3)であり、同様にサーフェスa6の稜線a15も稜線a10(図3)である。よって、この例では、分離したがサーフェスa4とa6の共有する稜線が、稜線a10(図3)であることを示す情報が内部情報として主記憶装置1003にストアされる。
以下、図2のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS8において、CPU1002は、S7で抽出したサーフェスに対して表裏面の設定を行う。なお、ここでいう表裏は、表示の為のものではなく後述する工程で不要サーフェスの除去処理を行う為のボリューム方向の定義となる。この工程(S8)で、抽出したボリューム方向(体積方向)を裏側として定義し、内部情報として主記憶装置1003内に記憶させる。
図7は、図2のステップS8で設定されるサーフェスの表裏面の一例を示す模式図であり、図中の各矢印はそのボリューム方向(体積方向)を示す。
次に、ステップS9において、CPU1002は、S6で定義した参照座標系を基準に各断面との相対位置を固定する。CADには形状を作成する為の作業領域が存在し、そこには絶対座標系が定義されている。通常、各頂点の位置情報はこの絶対座標系で管理される。この工程(S9)では、CPU1002は、各頂点の座標管理を絶対座標系から参照座標系に変換し、主記憶装置1003に記憶する。なお、従来の技術では、スイープ時に断面と運動経路は交差していないと形状構築が難しかったという技術的な背景があった為、ここでは各サーフェスが運動経路と直交している擬似的な要素として参照座標系を用いるものとする。座標系原点は必ず軌跡上に配置されるものとし、CPU1002は、上記参照座標系で各断面(の各頂点)の位置情報を主記憶装置1003上に記憶管理する。例えば、(u,v,w)=(10,10,200)のように記憶する。これ以降、参照座標系がどのように移動しようとも、参照座標系と各頂点の位置関係は不変である(参照座標系と断面の相対位置の固定)。
図8は、図2のステップS9で参照座標系a13に対してサーフェスの相対位置を固定した状態の一例を示す模式図である。
図8では、任意の頂点a16が運動経路a11に沿って移動した際に、参照座標系a13に対して、相対位置が変化していない様子を示している。
なお、a17はCAD上での絶対座標系を示しており、通常のオペレーションでは、CPU1002は、こちらの絶対座標系a17を用いて形状構築を行っている。
以下、図2のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS10において、CPU1002は、S7で定義したサーフェス(断面)を1つ取得し、該サーフェス(断面)を運動経路a11(図3)に沿わせて連続的に移動させた軌跡の形状(軌跡形状)を生成するスイープ処理を実行する。ここで、スイープとは、ある断面を、指定した曲線に沿って移動させ、その軌跡の形状を生成する手法である。このスイープ自体は、公知の技術であるので詳細は省略する。
次に、ステップS11において、CPU1002は、S7で定義した全てのサーフェス(断面)のスイープが終了したか否かを判定し、まだ終了していないと判定した場合には、ステップS10に処理を戻し、次のサーフェス(断面)に対してスイープを実行する。
一方、ステップS11において、CPU1002が、S7で定義した全てのサーフェス(断面)のスイープが終了したと判断した場合には、CPU1002は、ステップS12に処理を進める。
図9〜図14は、図2のステップS10〜S11におけるスイープ実行結果の一例を示す模式図である。
図9において、a18は、サーフェスa4を基に(スイープさせて)生成した3次元形状(軌跡形状)を示す。生成される3次元形状a18は、サーフェスa18−1〜18−10から構成され、その情報は内部情報として主記憶装置1003にストアされる。また、稜線a18−11は、図3に示した稜線a10(図6に示したa14)が移動した終点に配置された稜線であるが、稜線がどの要素と対応しているかという情報(この例では、稜線a18−11が稜線a10(図3)に対応していることを示す情報)も内部情報として主記憶装置1003にストアする。
同様の手順で、CPU1002は、図3に示したサーフェスa5〜a9を基に(スイープさせて)3次元形状(図10のa19〜図14のa23)を生成する。
図10のa19はa5、図11のa20はa7、図12のa21はa6、図13のa22はa8、図14のa23はa9に対応する3次元形状である。また、図12のa21−1は、図3に示した稜線a10(図6に示した稜線a15)に対応しており、この情報(稜線a21−1(図12)が稜線a10(図3)に対応していることを示す情報)も内部情報として主記憶装置1003にストアする。同様に各稜線の情報を内部情報として主記憶装置1003にストアする。
以下、図2のフローチャートの説明に戻る。
ステップS12では、CPU1002は、S10〜S11で生成された全ての3次元形状(軌跡形状;a18〜a23)を最大領域部a12(図4)内に参照座標系により位置を合わせて重ねて配置する(前記各3次元形状の論理和を算出する)。
図15は、全てのサーフェスに対応する軌跡形状を最大領域内に重ねて配置した状態を示す模式図である。
次にステップS13において、CPU1002は、S12で重ねて配置されたことにより形成された形状(前記各3次元形状の論理和)の最外形から形成されるサーフェスのみを残し、その他のサーフェスは除去する。なお、最外形を判断する基準は、S8で保持したサーフェスの表裏の情報を用いるものとする。
例えば、シャフト形状を最大領域内に全てのサーフェスを配置した場合、除去されるサーフェスは、後述する図17の1901に示すように、a18−2,a18−3,a18−10,a19−5,a19−6,a20−2,a20−3,a23−1,a23−7,a23−8となる。
次に、ステップS14において、CPU1002は、S13で抽出された最外形のサーフェスにおいて、同一面内に重複したサーフェスがあるか否かを判定し、重複したサーフェスがあると判定した場合には、ステップS15において、該重複したサーフェスのマージ処理を行う。
図16は、最終的に運動軌跡として生成されるソリッド形状の一例を示す模式図である。なお、ここでは、これらのサーフェスに、便宜上、a24−1〜a24−10までラベル番号を付記する。この中からa24−4を例にして説明を行う。なお、図中の円内は、サーフェスa24−4を上から見た図である。
a24−4は、最終的に最外形となるサーフェス(上面にあたる)であるが、このサーフェスは、a18−4(図9),a19−1(図10),a19−3(図10),a23−4(図14)のサーフェスが重なった結果のサーフェスと同等である。即ち、サーフェスa24−4については、次の集合関係が成り立つ。
「a24−4 = a18−4 a19−1 a19−3 a23−4」(即ち、a24−4は、a18−4,a19−1,a19−3,a23−4の和集合である。)
上記S15では、このような重複したサーフェスa18−4,a19−1,a19−3,a23−4がマージ処理されて1枚のサーフェスa24−4が生成されることになる。なお、他のサーフェスについても同様に、重なっているサーフェスはマージされる。
図17は、既存サーフェスa4〜a9で生成されたサーフェスから除去されるサーフェス、最外形となるサーフェス、及び、生成されるサーフェスを示す図である。1901にはS12〜S13で除去されるサーフェスを示し、1902にはS12〜S13で最外形となるサーフェスを示し、1903にはS14〜S15でマージによって生成される1枚のサーフェスを示す。
以下、図2のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS16において、CPU1002は、ステップS12〜S15で作成された最外形のサーフェスを縫合する処理を行う。なお、CPU1002は、該サーフェスの縫合時に、主記憶装置1003に格納された内部情報(S7でサーフェス単位に分解された断面の共有する稜線の情報)に基づいて、稜線同士に整合性があるかを確認する(整合性の検証)。
例えば、CPU1002は、稜線a18−11(図9)と稜線a21−1(図12)を縫合処理する際に、元形状は双方とも稜線a10(図3)であることが、内部情報から判断できるので縫合が実行される。同様の診断を最外形のサーフェスの各稜線に行っていくと図18のa25に示す様に運動軌跡となる連続した1パーツの3次元形状が最大領域部a12をトンネル状にくり貫いた状態で生成される。なお、上述の整合性の検証は、S12において、S10〜S11で作成した全ての3次元形状(軌跡形状;a18〜a23)を最大領域部a12(図4)内に重ねて配置する際に行うように構成してもよい。
図18は、図2のステップS16で生成される3次元形状の一例を示す模式図である。
次に、ステップS17において、CPU1002は、最大領域部a12(図4)より、ステップS16で縫合したサーフェスa25を抽出する(即ち、最大領域部a12より最外形の内部を抽出する)。抽出された形状は、図19のa26に示すようなソリッドの3次元形状(ソリッドモデル)となる。なお、ソリッドモデルとは、3次元モデリング技法の1つであり、(ソリッドとは固体を意味し)、立体の内部構造により3次元の立体を表現する技法である。
図19は、図3に示した3次元形状a0を運動軌跡算出用3Dモデルに設定して生成された3次元形状(ソリッド)の一例を示す模式図である。
図19において、a26は、図3に示した運動軌跡算出用3Dモデル(シャフト形状)a0を運動経路a11に沿って移動させた軌跡に対応する連続した(滑らかな)1パーツの3次元形状に対応するものである。
そして、ステップS17の処理を終了すると、CPU1002は、本フローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、3次元CAD装置1001のCPU1002は、3次元形状(運動軌跡算出用3Dモデル)a0の表面から稜線で囲まれた面で構成されるサーフェス(図3のa4〜a9)を抽出し、該抽出されたサーフェス毎にスイープ実行して、該サーフェスを指定された運動経路(図3のa11)に沿って連続的に移動させた軌跡形状(図9のa18〜図14のa23)を生成し、該サーフェス毎に生成された各軌跡形状から、前記3次元形状a0が前記運動経路a11に沿って動く軌跡の形状として新たな3次元形状(図19のa26)を生成することにより、3次元CAD上で、3次元形状を運動経路に沿って移動させた軌跡を連続した(滑らかな)1パーツ状態の3次元形状で算出(生成)することが可能となる。
これにより、複数のパーツ間の干渉チェックを3次元CAD上で、精度良く行うことができる。従来では、パーツを運動経路に沿ってコピーして配列することにより(即ち、不連続)、複数のパーツ間の干渉チェックを行っていたため、不連続となる箇所の干渉を厳密にチェックできなかったが、本発明ではパーツの軌跡を滑らかな1パーツ状態の3次元形状で生成できるため、このような従来の問題点を解消することができる。
また、上述のように、従来ではパーツを運動経路に沿ってコピーして配列していたため、メモリ資源を膨大に使用してしまっていたが、本発明では、パーツのコピーは行わず、パーツの軌跡を滑らかな1パーツ状態の3次元形状で生成できるため、メモリ使用量を低減してスムーズな処理を実現することや、算出した3次元形状のファイルサイズを従来のものより縮小化することができ、上述した従来のメモリ資源の使用に関する問題点も解消することができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態では、運動軌跡算出用の3Dモデルに曲面等が含まれている場合について説明をする。
図20は、運動軌跡算出用の3Dモデルに曲面等が含まれている場合の一例を示す模式図である。なお、ここでは、球体と円筒面から構成されるシャフト形状を示す。
また、説明の便宜上、各サーフェスに、a27〜a29までのラベル番号を付記する。なお、a30は、シャフトの運動経路を示している。
図20のような球対面、円筒面を含んでいる形状の場合、スイープの対象として適していない為、上記第1実施形態の図2に示したフローチャートの処理では、形状を生成することができない。そこで、この様な場合、上記第1実施形態の図2に示したフローチャートの処理に、サーフェスの分割処理の工程を付加する。
以下、図21〜図27を参照して、本発明の第2実施形態において3次元CAD装置1001上で実行される3次元形状運動軌跡算出機能について説明する。
図21は、本発明における第2の制御処理の一例を示すフローチャートであり、本発明の第2実施形態において3次元CAD装置1001上で実行される3次元形状運動軌跡算出機能に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図1に示したCPU1002が、記憶媒体1004又は2次記憶装置1005に記憶されたプログラムを、主記憶装置1003上に読み出して実行することにより実現される。また、図中、S1〜S17,S21〜S24は各ステップを示し、図2と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
まず、ステップS1〜S7の処理については、第1実施形態と同様である。ステップS7において、CPU1002は、S1で設定した運動軌跡算出用3Dモデルよりサーフェスを抽出し、スイープを実行するための断面を定義する。
図22は、図21のステップS7で抽出されるサーフェス単位で上記運動軌跡算出用3Dモデル(ここでは円筒面と球体から構成されるシャフト形状)を展開した状態を示す模式図である。
図22に示す例では、上述の運動軌跡算出用3Dモデルから、a27〜a29のサーフェスが抽出されている。
以下、図21のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS21において、CPU1002は、S7で抽出したサーフェスの中に、稜線が3辺以下で構成されているサーフェスがないか判定し、稜線が3辺以下で構成されているサーフェスがない(Yes)と判定した場合には、そのままステップS8に処理を進める。
一方、ステップS21において、CPU1002が、S7で抽出したサーフェスの中に、稜線が3辺以下で構成されているサーフェスがあると判定した場合には、ステップS22に処理を進める。
ステップS22では、CPU1002は、S21で稜線が3辺以下で構成されていると判断されたサーフェスが、スイープとして妥当であるか否かを判定する。上記第1実施形態で説明したように、スイープ機能自体は公知の技術であるが、スイープする断面の形状によっては、上記公知のスイープ機能を実行できない(エラーとなってしまう)場合がある。
よって、ステップS22では、CPU1002は、3次元CADに搭載されている公知のスイープ機能を用いて、S21で稜線が3辺以下で構成されていると判断されたサーフェスのスイープを仮想的に実行する。そして、CPU1002は、上記スイープ機能からスイープ結果として、スイープ処理を失敗した旨の情報(スイープエラー)を受け取った場合には、当該サーフェスがスイープ断面として妥当でないと判定し、それ以外の場合には、スイープ断面として妥当であると判定する。
そして、ステップS22において、CPU1002が、S21で稜線が3辺以下で構成されていると判断されたサーフェスがスイープとして妥当であると判定した場合には、そのままステップS8に処理を進める。
一方、ステップS22において、CPU1002が、S21で稜線が3辺以下で構成されていると判断されたサーフェスがスイープとして妥当でないと判定した場合には、ステップS23に処理を進める。
ステップS23において、CPU1002は、S22でスイープとして妥当でないと判定されたサーフェス毎に分割基準点を算出し、ステップS24において、S23で上記サーフェス毎に算出した分割基準点に基づくラインで、サーフェス毎に分割を行う。
以下、図22〜図26参照して、図21のステップS23,S24の処理について説明する。
図22に示したサーフェスa28は円筒面である為、このサーフェスの状態ではスイープ断面として用いることができない(スイープ実行によりエラーとなる(スイープ断面として妥当でない))。同様に、サーフェスa29は球面になっている為、このサーフェスの状態ではスイープ断面として用いることができない(スイープ実行によりエラーとなる(スイープ断面として妥当でない))。
よって上述のステップS23において、これらのサーフェスに対して分割処理が実行される。a27〜a29までのサーフェスの分割処理を以下に示す。
a27は、平面サーフェスである。この形状の場合、サーフェスを構成している稜線は1辺しかないが、スイープの断面としては定義が可能な為(スイープ実行によりエラーとならない(スイープ断面として妥当である))、a27に対しては分割処理(S23〜S24)は行わない。
また、a28は、2辺から構成される円筒サーフェスである。このサーフェスa28は、スイープ断面としては適切ではない為、分割処理(S23〜S24)が必要である。このサーフェスa28の場合、稜線は2辺で構成されているので、各稜線の0%(始点位置)と50%(中点位置)の箇所を通るラインを分割ラインと定義(算出)し(S23)、面の分割処理を行う(S24)。以下、この分割処理(S23〜S24)について図23を用いて説明する。
図23は、図22に示したサーフェスa28の各辺に対して分割ラインを定義(算出)した状態を示す模式図である。
図23において、a31は各辺の0%(始点位置)を連結したラインである。a32は各辺の50%(中点位置)を連結したラインである。この2つのラインを用いてサーフェスの分割処理を行うと、a33とa34のサーフェスに分割される。
また、図22に示したa29は、稜線が1辺から構成される球状のサーフェスである。このサーフェスは、スイープ断面としては適切ではない為、分割処理(S23〜S24)が必要である。ここでは重心位置を用いて分割処理を行うものとする。以下、この分割処理(S23〜S24)について図24〜図26を用いて説明する。
この場合、まずサーフェスの重心位置を算出する。重心位置は、本来質量のある物体に対して定義されるものなので、まずサーフェスに対して仮想的に板厚を定義する(即ち、サーフェスに体積を与える)。
図24は、図22に示したサーフェスa29に対して仮想的に厚みをつけた状態を示した模式図である。
図24において、サーフェスa29に対して仮想的に厚み(板厚)をつけた状態をa35に示す(例えば、板厚1mm)。なお、板厚の大きさは特に限定しない。
次に板厚がついた状態で、質量計算を行い、重心位置及び慣性軸を算出する。算出が終了したら、重心位置に慣性軸に揃うような座標系a36(図25)を配置する。
図25は、重心位置に慣性軸に沿って配置された参照座標系の一例を示す模式図である。
図25に示すu,v,w平面を用いてサーフェスの分割処理を行う。
図26は、図25に示した参照座標系a36を用いて分割処理されたサーフェスの一例を示す模式図である。
図26において、a37〜a44は分割処理されたサーフェスを示している。
なお、ここではサーフェスの分割手法として、サーフェスの始点/中点を用いる手法と、重心位置を用いての分割手法を用いたが、分割手法についてはこれに限定されるものではない。
以下、図2のフローチャートの説明に戻る。
ステップS24のサーフェス分割処理を終了すると、CPU1002は、ステップS8に処理を進める。
以下、ステップS8〜S17の処理については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
そして、ステップS8〜S17の処理の結果、最大領域部a12より抽出される3次元形状(ソリッドモデル)は、図27のa45に示すようになる。
図27は、図20に示した3次元形状を運動軌跡算出用3Dモデルに設定して生成された3次元形状の一例を示す模式図である。
図27に示す、3次元形状a45は、図20に示した3次元形状を運動経路a30に沿って移動させた軌跡を示す連続した(滑らかな)1パーツの3次元形状に対応するものである。
なお、図21のステップS22では、あるサーフェスが、スイープ断面として妥当であるか否かを判定する際、該サーフェスに対して仮想的にスイープ処理を実行して、実行結果がエラーとなる場合に、スイープ断面として妥当でないと判定する構成としたが、この構成に限定されるものではない。例えば、スイープ断面として妥当でない形状(スイープ処理が不可能となる形状)の情報をデータベースに登録しておき、該データベースに登録された情報を用いて、各サーフェスが、スイープ断面として妥当であるか否かを判定するように構成してもよい。
このデータベースには、スイープ断面として妥当でない形状(スイープ処理が不可能となる形状)として、例えば、a28に示したような「円筒サーフェス」、a29に示したような「球状サーフェス」等のような情報を登録されるものとする。
以上示したように、運動軌跡算出用の3D形状に曲面が含まれている場合、例えば図20に示したような球体と円筒面から構成される形状(曲面を含む3次元形状)であっても、該3次元形状の運動経路に沿って移動させた軌跡として、連続した(滑らかな)1パーツの3次元形状を生成することができる。
なお、上述した各種データの構成例及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、従来の技術において、3次元形状の配列コピーを行い、運動経路上に不連続な形状を配置して近似解を算出していた背景には、従来のCAD技術では3次元形状を直接運動経路に沿わせてソリッド形状を生成する事が困難であったことが挙げられる。
また、上述したように、選択対象がサーフェスの場合、公知の技術としてのスイープ機能で搭載可能であるが、サーフェスの形状によっては、公知のスイープ機能により形状作成ができなかった。それらに代表される形状として、球サーフェスや円筒サーフェスが挙げられる。これらの形状は、サーフェスを構成する辺(エッジ)が3辺以下で構成されており、スイープ断面の選択対象として適していない為、形状作成が困難であった。
以上の問題点を解決するために、上述したように、本発明は、運動軌跡算出時に、3次元形状をサーフェス単位に分解して、各サーフェスをスイープ断面として軌跡を算出し、該算出された軌跡を稜線のIDナンバ(内部情報として主記憶装置1003に記憶してある共有する稜線の情報(例えばa10等))を基に、サーフェス毎にスイープ実行して生成された形状を縫合することで、運動軌跡となる3次元形状を生成する構成を有する。
また、本発明では、3次元形状を効率良く生成する為に、サーフェスにボリューム方向を定義する機能を有する。
また、本発明では、3次元形状生成の成功率向上の為、3辺以下で構成されるサーフェスに対して、スイープ断面として妥当であるか判断し(例えば、仮想的にスイープさせてエラーとなったら妥当でないと判断する)、自動的に面分割処理を行い、運動軌跡を算出できるサーフェス形態に変換する機能を有する。
以下、図28に示すメモリマップを参照して本発明に係る3次元形状生成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図28は、本発明に係る3次元形状生成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図2,図21に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
3次元CAD上において、パーツ(3次元形状)を運動経路に沿って移動させた際の軌跡を示す3次元形状を、連続した1パーツの3次元形状として生成して、複数のパーツ(3次元形状)間での干渉を検証する用途に、本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態を示す3次元形状生成装置を適用可能なシステムの一例を示す図である。 本発明における第1の制御処理の一例を示すフローチャートである。 図2のステップS1で運動軌跡算出用3Dモデルに設定される3次元形状a0の一例を示す模式図である。 図2のS5で定義される最大領域部の一例を示す模式図である。 図2のステップS6で定義される参照座標系の一例を示す模式図である。 図2のステップS7で抽出されるサーフェス単位で上記運動軌跡算出用3Dモデル(シャフト)を展開した状態を示す模式図である。 図2のステップS8で設定されるサーフェスの表裏面の一例を示す模式図である。 図2のステップS9で参照座標系a13に対してサーフェスの相対位置を固定した状態の一例を示す模式図である。 図2のステップS10〜S11におけるスイープ実行結果の一例を示す模式図である。 図2のステップS10〜S11におけるスイープ実行結果の一例を示す模式図である。 図2のステップS10〜S11におけるスイープ実行結果の一例を示す模式図である。 図2のステップS10〜S11におけるスイープ実行結果の一例を示す模式図である。 図2のステップS10〜S11におけるスイープ実行結果の一例を示す模式図である。 図2のステップS10〜S11におけるスイープ実行結果の一例を示す模式図である。 全てのサーフェスに対応する軌跡形状を最大領域内に重ねて配置した状態を示す模式図である。 最終的に運動軌跡として生成されるソリッド形状の一例を示す模式図である。 既存サーフェスa4〜a9で生成されたサーフェスから除去されるサーフェス、最外形となるサーフェス、及び、生成されるサーフェスを示す図である。 図2のステップS16で生成される3次元形状の一例を示す模式図である。 図3に示した3次元形状a0を運動軌跡算出用3Dモデルに設定して生成された3次元形状の一例を示す模式図である。 運動軌跡算出用の3Dモデルに曲面等が含まれている場合の一例を示す模式図である。 本発明における第2の制御処理の一例を示すフローチャートである。 図21のステップS7で抽出されるサーフェス単位で上記運動軌跡算出用3Dモデル(ここでは円筒面と球体から構成されるシャフト形状)を展開した状態を示す模式図である。 図22に示したサーフェスa28の各辺に対して分割ラインを定義(算出)した状態を示す模式図である。 図22に示したサーフェスa29に対して仮想的に厚みをつけた状態を示した模式図である。 重心位置に慣性軸に沿って配置された参照座標系の一例を示す模式図である。 図25に示した参照座標系a36を用いて分割処理されたサーフェスの一例を示す模式図である。 図20に示した3次元形状を運動軌跡算出用3Dモデルに設定して生成された3次元形状の一例を示す図である。 本発明に係る3次元形状生成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記録媒体(記憶媒体)のメモリマップを説明する図である。 従来の技術を説明するための図である。 従来の技術を説明するための図である。
符号の説明
1001 3次元CAD装置
1002 CPU
1003 主記憶装置
1004 記憶媒体
1005 2次記憶装置
1006 出力部
1007 入力部
a0 3次元形状(運動軌跡算出用3Dモデル)
a4〜a9 運動軌跡算出用3Dモデルから抽出されるサーフェス
a10 稜線
a11 運動経路
a12 最大領域部
a13 参照座標系
a18〜a23 サーフェス毎にスイープ実行して生成される3次元形状
a26 最終的に生成される3次元形状

Claims (15)

  1. 3次元形状の表面から面で構成されるサーフェスを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたサーフェス毎に、該サーフェスを指定された経路に沿って連続的に移動させた軌跡形状を生成するスイープ処理を実行するスイープ手段と、
    前記スイープ手段により前記サーフェス毎に生成された各軌跡形状から新たな3次元形状を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする3次元形状生成装置。
  2. 前記生成手段は、前記スイープ手段により生成された前記各軌跡形状の論理和を示す形状の最外形を抽出し、該抽出された最外形の内部を前記新たな3次元形状として抽出する、ことを特徴とする請求項1に記載の3次元形状生成装置。
  3. 前記抽出手段により前記3次元形状の表面から抽出された各サーフェスに対して該3次元形状の体積方向を設定する設定手段と、
    前記生成手段は、前記設定手段により設定された各サーフェスに対する体積方向に基づいて前記各サーフェスにおける外方向を判断して、前記最外形を抽出する、ことを特徴とする請求項2に記載の3次元形状生成装置。
  4. 前記抽出手段は、稜線で囲まれた面で構成されるサーフェスを抽出する際に、前記複数のサーフェスで共有される稜線の情報を記憶手段に格納するものであり、
    前記生成手段は、前記記憶手段に記憶される前記複数のサーフェスで共有される稜線の情報に基づいて、前記スイープ手段により生成された前記各軌跡形状を重ねることにより形成される形状の整合性を検証する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の3次元形状生成装置。
  5. 前記経路の開始点に該経路に沿って移動する参照座標系を定義し、前記抽出手段により抽出された各サーフェスの前記参照座標系における位置を記憶手段に記憶させ、前記参照座標系と前記各サーフェスの相対位置を固定させる参照座標系定義手段を、設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の3次元形状生成装置。
  6. 前記生成手段は、前記3次元形状が移動する領域を包含する包含領域を定義し、該包含領域から前記最外形の内部を前記新たな3次元形状として抽出することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の3次元形状生成装置。
  7. 前記抽出手段により抽出された前記サーフェスが3辺以下の稜線で構成されている場合に、該サーフェスに対して前記スイープ処理可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりスイープ処理不可能と判定された場合、前記サーフェスを分割する分割手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の3次元形状生成装置。
  8. 前記判定手段は、前記サーフェスに対して仮想的にスイープ処理を実行させ、該スイープ処理結果に基づいて、該サーフェスに対して前記スイープ処理可能か否かを判定する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の3次元形状生成装置。
  9. 前記スイープ処理が不可能となる形状の情報を登録するデータベースを設け、
    前記判定手段は、前記データベースに登録された情報に基づいて、前記サーフェスに対して前記スイープ処理可能か否かを判定する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の3次元形状生成装置。
  10. 前記分割手段は、前記サーフェスが円筒サーフェスであった場合には、該円筒サーフェスの両対辺の各始点を通る線分、及び、該円筒サーフェスの両対辺の中点を通る線分で、該円筒サーフェスを分割する、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の3次元形状生成装置。
  11. 前記分割手段は、前記サーフェスが3辺以下の稜線で構成されている場合、該サーフェスの重心を算出し、該サーフェスの重心を通る面により、該サーフェスを分割する、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の3次元形状生成装置。
  12. 前記分割手段は、前記サーフェスに仮想的に体積を与え、該サーフェスの重心を算出する、ことを特徴とする請求項11に記載の3次元形状生成装置。
  13. 3次元形状の表面から稜線で囲まれた面で構成されるサーフェスを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出されたサーフェス毎に、該サーフェスを指定された経路に沿って連続に移動させた軌跡形状を生成するスイープ処理を実行するスイープステップと、
    前記スイープステップで前記サーフェス毎に生成された各軌跡形状から新たな3次元形状を生成する生成ステップと、
    を有することを特徴とする3次元形状生成方法。
  14. 請求項1乃至12のいずれかに記載された3次元形状生成装置としてコンピュータを機能させるための、又は、請求項13に記載された3次元形状生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項1乃至12のいずれかに記載された3次元形状生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、又は、請求項13に記載された3次元形状生成方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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