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JP2008157476A - 移動式補充ユニット - Google Patents

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JP2008157476A
JP2008157476A JP2006343284A JP2006343284A JP2008157476A JP 2008157476 A JP2008157476 A JP 2008157476A JP 2006343284 A JP2006343284 A JP 2006343284A JP 2006343284 A JP2006343284 A JP 2006343284A JP 2008157476 A JP2008157476 A JP 2008157476A
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unit
clean
box
closing
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JP2006343284A
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Hiroyuki Tajima
博之 田嶋
Fumio Shimizu
史夫 清水
Man Sao Ryu
マン サオ リュウ
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】移動式補充ユニット側の作業者がクリーンユニットの開閉部を容易に開閉することができる。
【解決手段】床に載置されるクリーンユニットと、床に対して移動する移動式補充ユニットとを備えるクリーンユニットシステムであって、クリーンユニットは、外部から隔離された作業スペースを形成する隔壁、作業物を載せる作業台、作業スペースの内部にクリーンエアを供給するクリーンエア供給部、作業スペースの内部と外部とを繋ぐ開口、および、開口を開閉する開閉部を有し、移動式補充ユニットは、外部から隔離され、補充物を内部に収容する箱体、箱体の下側に配される台車、箱体の内部と外部とを繋ぐ開口、および、開口を開閉する開閉部を有し、移動式補充ユニットの開口は、クリーンユニットの開口に対応した位置に配され、移動式補充ユニットをクリーンユニットに連結した場合に、移動式補充ユニットの開口は、クリーンユニットの開口に接続する。
【選択図】図10

Description

本発明は、塵埃が除去されたクリーンエアが供給される簡易な室内において様々な作業をするクリーンユニットと、当該クリーンユニットに様々な補充物をクリーンな環境のまま補充する移動式補充ユニットとを備えたクリーンユニットシステムに関する。
半導体や精密機器などの製造工場では、気中の塵埃が製品に悪影響を及ぼすことから、当該塵埃が除去されたクリーンエアが供給される高清浄度作業空間(以下、「クリーンスペース」と称する)が使用される。このようなクリーンスペースの多くには、HEPAフィルタおよびファンを備えたファンフィルタユニットが配されており、当該ファンフィルタユニットにより、クリーンエアが供給される。
上記のようなクリーンスペースは、広くなるほど多数のファンフィルタユニットが必要となり、消費電力が大きくなる。そこで、例えば特許文献1に開示されているように、作業者の作業スペースだけを外部と隔離したクリーンユニットが提案されている。特許文献1に開示されているクリーンユニットでは、作業者が作業をするときに使用する備品や消耗品などの補充物を補充する場合、クリーンボックスに対してパスボックスを連結して当該補充物を補充する。
特開2005−340435号公報
上記クリーンユニットでは、クリーンボックスとパスボックスの連結部分は常時解放されており、クリーンボックスおよびパスボックスの内部に外部から塵や埃が入る可能性がある。しかしながら、これらの連結部分に開閉部を配して連結時以外は閉じた状態とした場合、連結時に当該開閉部を開閉しにくいという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、床に対して移動する移動式補充ユニットであって、外部から隔離され、作業物を内部に収容する箱体と、箱体の下側に配される台車と、箱体に設けられ、箱体の内部と外部とを繋ぐ開口と、開口に対して上下に摺動することにより開口を開閉する開閉部と、開閉部を上向きに付勢する付勢部と、開閉部が開口を閉じている状態で開閉部を固定するロック部とを備える移動式補充ユニットが提供される。このような移動式補充ユニットによれば、開閉部が上向きに付勢されているので、例えば上記移動式補充ユニットをクリーンユニットに連結して当該移動式補充ユニットの開閉部を開閉する場合、ロック部による開閉部の固定を解除するだけで容易に開口を開くことができる。
また、上記開閉部は、箱体の内部に向けて突出する握り部をさらに備えることが好ましい。これにより、握り部を握って開閉部を操作することにより、容易に開口を開閉することができる。
また、上記移動式補充ユニットは、箱体の上方における、開閉部が開口を開いている状態において開閉部よりも箱体に近い側に配される保護板をさらに備えることが好ましい。これにより、作業者が開口付近の上方から頭や手を出しているときに開閉部が開いて作業者が開閉部にぶつかるのを防ぐことができる。
また、上記移動式補充ユニットは、開閉部の移動を案内するガイド部、および、ガイド部と開閉部とが当接する部分に配された摺動部材をさらに有することが好ましい。これにより、開閉部を滑らかに開閉させることができる。
また、上記移動式補充ユニットは、箱体の内部にクリーンエアを供給するクリーンエア供給部と、クリーンエア供給部に電力を供給する電源部とをさらに備え、電源部は自らの内部に電力を蓄えることが好ましい。これにより、外部から電力の供給を受けることなくクリーンエア供給部を作動させて箱体の内部にクリーンエアを供給することができるので、当該移動式補充ユニットを移動させているときでも箱体の内部の雰囲気を清浄な状態に保つことができる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る移動式補充ユニット200を含むクリーンユニットシステム10に用いられるクリーンユニット100の外観を示す斜視図である。なお、図1の手前側がクリーンユニット100の正面側であり、図1の奥側が背面側である。図1に示すように、クリーンユニット100は、フレーム110と、フレーム110に固定されて外部から隔離した作業スペースを形成する隔壁120と、フレーム110の上側に固定されて上記作業スペース内の天井側から作業スペース内にクリーンエアを供給するクリーンエア供給部130と、上記作業スペース内の空気を吸気する吸気部150とを備える。上記隔壁120には、例えば透明なアクリル板が用いられ、上記作業者500が作業をするときに作業スペース内が見えるようになっている。
また、隔壁120の正面側における一の面には、腕カバー140が配される。さらに、隔壁120の側面側には、兆番183で隔壁120に開閉可能に固定された開閉扉181を含む連結用開閉部180が配される。図1に示すクリーンユニット100は、後述するように一人の作業者500が作業する場合に使用されるが、複数のクリーンユニット100を隔壁120の側面同士が当接するように配置することにより、連結用開閉部180の開閉扉181と通じて連通することができる。これにより、複数の作業者500が必要な工程などにおいて、作業者500の人数に応じて複数のクリーンユニット100を連結することができる。なお、上記開閉扉181は、クリーンユニット100を連結していないときは閉じられた状態であり、隔壁120に固定用フック185で固定されている。また、開閉扉181は、上記のように兆番183で開閉可能に固定されてもよいが、クリーンユニット100を連結したときに取り外すことができるように固定されていてもよい。
図2は、クリーンユニット100において作業者500が作業をする様子を示す概略断面図である。図2に示すように、クリーンユニット100の作業スペース内には、作業台170が配されている。作業者500は、クリーンユニット100の正面側における隔壁120の外側に立って腕カバー140に両腕を通すことにより、クリーンユニット100における上記作業スペース内に両腕を挿し入れて、作業台170の上で様々な作業をすることができる。
図1および図2に示すように、クリーンエア供給部130は、外気取入口131、フィルタ132、ファン133、134、および、供給口135、136を有する。クリーンエア供給部130は、外気取入口131から取り入れた空気をファン133の回転によりフィルタ132を通過させて供給口135から上記作業スペース内に供給する。このとき、供給される空気は、塵や埃などが除去された清浄度の高いクリーンエアである。なお、クリーンユニット100が後述する移動式補充ユニット200と接続していないときは、ファン134は回転を停止しており、供給口136からはクリーンエアは供給されない。上記フィルタ132には、例えばHEPAフィルタが用いられる。クリーンエア供給部130は、作業者500の作業時にクリーンエアを上記作業スペース内に連続的に供給してもよいが、例えば作業スペース内の清浄度を検知して、当該清浄度が規定以下になったときだけクリーンエアを供給してもよい。
図2に示すように、作業台170には、複数の貫通穴171が形成されている。さらに、作業台170の下側から背面側にかけて、吸気部150が配される。この吸気部150は、作業台170の下側に配されてフレーム110に固定されているシュート151、シュート151に形成された吸気口153に一端が接続する吸気ホース155、および、吸気ホース155の他端と接続する吸気装置159を有する。吸気装置159には、配線157を介して外部から電源が供給される。上記作業台170の貫通穴171により、上記作業スペースと吸気部150のシュート151とが連通しており、上記クリーンエア供給部130によりクリーンユニット100の作業スペース内に供給されるクリーンエアは、貫通穴171を通ってシュート151へ導かれて吸気装置159によって吸気される。このように、クリーンユニット100において作業者500が作業をしているときに、作業スペース内は常時新鮮なクリーンエアで満たされている。したがって、作業者500の作業時に発生した塵や埃で上記作業スペース内が汚染されるのを防ぐことができる。
図1および図2に示すように、クリーンユニット100の背面側の隔壁120は、上記作業スペースの内部と外部とを繋ぐ開口121が形成された開口側パネル122であり、この開口121は、クリーンユニット100が後述する移動式補充ユニット200と接続していないときは、開閉部123により塞がれている。また、図2に示すように、開閉部123の外面には、上記作業スペースの外側に向けて突出する突起部125が取り付けられている。上記開口121、開閉部123および突起部125等については、以下において別途説明する。
図1および図2に示すように、クリーンユニット100の背面側の隔壁120は、上記作業スペースの内部と外部とを繋ぐ開口121が形成された開口側パネル122である。また、開口側パネル122の内側には、略矩形で板状の開閉部123が隣接して配されている。また、この開閉部123の水平方向における両端には、鉛直方向に伸びた上記フレーム110の一部に凹形状のガイド溝113が形成されたガイド部111が配されている。開閉部123は、上記両端において、ガイド部111のガイド溝113に嵌っており、ガイド溝113に沿って鉛直方向に摺動することができるが、クリーンユニット100が後述する移動式補充ユニット200と接続していないときは、上記開口121を塞いでいる。
図3は、クリーンユニットシステム10に用いられる移動式補充ユニット200の外観を示す斜視図である。なお、図3において、上記図1と同様に、手前側が移動式補充ユニット200の正面側であり、奥側が背面側である。図3に示すように、移動式補充ユニット200は、フレーム210と、フレーム210に固定されて外部から隔離した空間を形成する箱体220と、フレーム210の上側に固定されて上記空間内の天井側から空間内にクリーンエアを供給するクリーンエア供給部230と、箱体220の正面側に配される腕カバー240と、上記空間内の空気を排気する排気部250と、箱体220の下側においてフレーム210に固定された電源部285とを備える。上記箱体220は、例えば透明なアクリル板を組み合わせて形成されており、移動式補充ユニット200を用いて作業者510が作業をするときに、箱体220の内部が見えるようになっている。また、図3に示すように、移動式補充ユニット200は、箱体220の下側においてフレーム210に取り付けられた台車205を有する。移動式補充ユニット200は、この台車205により、床に対して移動することができる。
図4は、移動式補充ユニット200において作業者510が作業をする様子を示す概略断面図である。また、図5は、移動式補充ユニット200の内部および背面側の構成を示す斜視図である。図4および図5に示すように、移動式補充ユニット200における箱体220の内部には、補充物載置台270が配されている。作業者510は、図4に示すように、移動式補充ユニット200の正面側における箱体220の外側に立って腕カバー240に両腕を通すことにより、移動式補充ユニット200における箱体220の内部に両腕を挿し入れて、補充物載置台270上に載置された補充物600の準備などの作業をすることができる。この補充物600は、上記クリーンユニット100で使用される備品や消耗品などで、後述するように移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続したときにクリーンユニット100に補充する物品である。
図3および図4に示すように、クリーンエア供給部230は、外気取入口231、フィルタ232、ファン233、および、供給口235を有する。クリーンエア供給部230は、外気取入口231から取り入れた空気をファン233の回転によりフィルタ132を通過させて供給口135から上記空間内に供給する。このとき、供給される空気は、塵や埃などが除去された清浄度の高いクリーンエアである。上記フィルタ132には、例えばHEPAフィルタが用いられる。クリーンエア供給部230は、作業者510の作業時にクリーンエアを上記空間内に連続的に供給してもよいが、例えば空間内の清浄度を検知して、当該清浄度が規定以下になったときだけクリーンエアを供給してもよい。
移動式補充ユニット200の上記クリーンエア供給部230は、電源部285と不図示の配線を介して電気的に接続しており、電源部285から電力が供給される。この電源部285は、図3に示すように、固定板288でフレーム210に固定された本体287を有し、本体287に配されたスイッチ289を切り替えることにより、クリーンエア供給部230への電力の供給を開始または停止することができる。また、電源部285の本体287は、バッテリーを内蔵しており、自らの内部に電力を蓄えている。したがって、電源部285は外部から電力の供給を受けることなくクリーンエア供給部230を作動させて箱体220の内部にクリーンエアを供給することができる。移動式補充ユニット200は、このような電源部285を備えることにより、クリーンエア供給部230を作動させて箱体220の内部の雰囲気を清浄な状態に保ちながら、台車205により自由に移動することができる。
図4および図5に示すように、補充物載置台270には、複数の貫通穴271が形成されている。さらに、補充物載置台270の下側から背面側にかけて、排気部250が配される。この排気部250は、補充物載置台270の下側に配されてフレーム210に固定されているシュート251、シュート251の両側面に形成された排気口257、シュート251の両側面における排気口257の上縁に取り付けられたヒンジ255、および、ヒンジ255に回動可能に取り付けられたダンパー板253を有する。
上記補充物載置台270に形成された貫通穴271により、上記箱体220の内部空間と排気部250のシュート251とが連通しており、上記クリーンエア供給部230により上記箱体220の内部に供給されるクリーンエアは、貫通穴271を通ってシュート251へ導かれる。ここで、箱体220の内部およびシュート251の内部が移動式補充ユニット200の外部に対して陽圧の状態になると、上記ダンパー板253が開いて、上記排気口257から外部にクリーンエアが排気される。このように、移動式補充ユニット200において作業者510が作業をしているときに、箱体220の内部空間は常時新鮮なクリーンエアで満たされており、外部に対して陽圧の状態に保たれている。したがって、作業者510の作業時に発生した塵や埃で上記空間内が汚染されるのを防ぐことができるとともに、外部から汚染された空気が上記排気口257を介して流入するのを防ぐことができる。
図4および図5に示すように、移動式補充ユニット200の背面側には、箱体220の内部と外部とを繋ぐ開口221が形成された開口側パネル222が配されている。また、開口側パネル222の内側には、略矩形で板状の開閉部223が隣接して配されている。また、この開閉部223の水平方向における両端には、鉛直方向に伸びた上記フレーム210の一部に凹形状のガイド溝213が形成されたガイド部211が配されている。開閉部223は、上記両端において、ガイド部211のガイド溝213に嵌っており、ガイド溝213に沿って鉛直方向に摺動することができるが、移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続していないときは、上記開口221を塞いでいる。
また、上記ガイド部211の上端には、付勢部290が配されている。この付勢部290は、弾性体293、および、ガイド部211の上端に取り付けられた弾性体収納部291を有する。図4および図5に示すように、弾性体293は、一端が弾性体収納部291の内面に固定されており、他端が上記開閉部223の上縁に固定されている。上記弾性体293には、例えば弦巻バネなどが用いられる。開閉部223は、上記開口221を塞いでいる状態において、上記弾性体293の弾性力によって上向きの力を受けているが、ロック部260によって、開口221を塞いでいる状態のまま固定されている。
図6は、ロック部260が開閉部223を固定している状態におけるロック部260付近を拡大した概略図である。また、図7は、ロック部260が開閉部223の固定を解除した状態におけるロック部260付近を拡大した概略図である。図6に示すように、ロック部260は、ガイド部211にネジ266で固定されたケース263、ケース263に少なくとも一部が収納されて水平方向に摺動する突出部261、突出部261に取り付けられてケース263から外側に突出する操作レバー262、および、開閉部223における箱体220の内部側の面にネジ267で固定されたL字板265を有する。ロック部260が開閉部223を固定している状態では、図6に示すように、ケース263から突出した突出部261がL字板265の水平面268と当接している。これにより、L字板265が突出部261に引っ掛かった状態となり、開閉部223が上記弾性体293から受ける上向きの弾性力によって上方に移動するのが妨げられている。
ここで、後述するように移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続して作業者510がクリーンユニット100に対して補充物600を補充するときは、作業者510が操作レバー262を水平方向に動かすことにより、突出部261を図6に矢印で示す方向に移動させる。これにより、図7に示すように突出部261の大部分がケース263に収容される。このとき、L字板265の水平面268は突出部261と当接していないので、開閉部223は上記弾性体293から受ける上向きの弾性力によって、ガイド溝213に沿って鉛直上方(図7に矢印で示す方向)に移動する。
また、図4および図5に示すように、開閉部223における箱体220の内部側の面には、箱体220の内部に向けて突出する掴み部227が取り付けられている。作業者510は、上記ロック部260を操作して開閉部223の固定を解除したとき、この掴み部227を掴むことにより、開閉部223が急激に上方に移動するのを防ぐことができるので、指を挟んだりすることがなく、より安全に作業をすることができる。
また、図4および図5に示すように、箱体220の上方には、保護板280が配されている。この保護板280は、開閉部223が開口221を開いている状態において開閉部223よりも箱体220に近い側に取り付けられており、作業者510が箱体220の上から手を伸ばした場合などに、その手が上方に移動してきた開閉部223とぶつかるのを防ぐ。
図8は、ガイド部211付近の断面の一部を示す概略断面図である。図8に示すように、上記ガイド部211のガイド溝213には、摺動部材215が配されている。この摺動部材215は、例えば表面の滑らかな摺動テープであり、開閉部223が鉛直方向へ移動するときに生じる開閉部223とガイド部211との間の摩擦抵抗を小さくする。これにより、開閉部223を滑らかに開閉させることができる。
図9は、移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続した状態を示す概略断面図である。クリーンユニット100における開閉部123の外面には、図9および上述の図2にも示すように、上記作業スペースの外側に向けて突出する突起部125が取り付けられている。また、移動式補充ユニット200における開閉部223の外面には、図9および上述の図4および図5にも示すように、箱体220の外側に向けて突出する突起部225が取り付けられている。図9に示すように、上記移動式補充ユニット200が上記クリーンユニット100と接続した状態において、移動式補充ユニット200の突起部225の上にクリーンユニット100の突起部125が重なる。
図10は、移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続した状態において、作業者510がクリーンユニット100に補充物600を補充する様子を示す概略断面図である。移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続した状態において、作業者510が移動式補充ユニット200の上記ロック部260を操作して開閉部223の固定を解除すると、開閉部223は上方に移動して開口221が開いた状態となる。また、このとき、上記のように、突起部225の上に突起部125が重なっていることにより、開閉部223の上方への移動に連動してクリーンユニット100の開閉部123も上方へ移動する。また、このとき、移動式補充ユニット200の弾性体293は、縮んだ状態で弾性体収納部291の内部に収容される。これにより、図10に示すように、クリーンユニット100における上記作業スペースと移動式補充ユニット200における上記箱体220の内部とが開口121および開口221を通じて連通する。この状態において、作業者510は、補充物600をクリーンユニット100側に移すことにより補充作業を完了する。
また、図10に示すように、クリーンユニット100のクリーンエア供給部130は、上記開口121の上方において外部に延伸する庇部137を有し、移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続した状態において、この庇部137が開口121および開口221の上方を覆う。また、このとき、庇部137の近傍に形成された供給口136が開口121および開口221の上方にくる。この状態において、ファン134が回転して供給口136から上記開口121および開口221の周囲にクリーンエアが供給される。これにより、クリーンユニット100および移動式補充ユニット200が接続して移動式補充ユニット200からクリーンユニット100へ補充物600を補充しているときに、外部から塵や埃がクリーンユニット100の作業スペース内などに入るのを防ぐことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができることは当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の実施形態に係る移動式補充ユニット200を含むクリーンユニットシステム10に用いられるクリーンユニット100の外観を示す斜視図である。 クリーンユニット100において作業者500が作業をする様子を示す概略断面図である。 クリーンユニットシステム10に用いられる移動式補充ユニット200の外観を示す斜視図である。 移動式補充ユニット200において作業者510が作業をする様子を示す概略断面図である。 移動式補充ユニット200の内部および背面側の構成を示す斜視図である。 ロック部260が開閉部223を固定している状態におけるロック部260付近を拡大した概略図である。 ロック部260が開閉部223の固定を解除した状態におけるロック部260付近を拡大した概略図である。 ガイド部211付近の断面の一部を示す概略断面図である。 移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続した状態を示す概略断面図である。 移動式補充ユニット200がクリーンユニット100と接続した状態において、作業者510がクリーンユニット100に補充物600を補充する様子を示す概略断面図である。
符号の説明
10 クリーンユニットシステム、100 クリーンユニット、110 フレーム、111 ガイド部、113 ガイド溝、120 隔壁、121 開口、122 開口側パネル、123 開閉部、125 突起部、130 クリーンエア供給部、131 外気取入口、132 フィルタ、133、134 ファン、135、136 供給口、137 庇部、140 腕カバー、150 吸気部、151 シュート、153 吸気口、155 吸気ホース、157 配線、159 吸気装置、170 作業台、171 貫通穴、180 連結用開閉部、181 開閉扉、183 兆番、185 固定用フック、200 移動式補充ユニット、205 台車、210 フレーム、211 ガイド部、213 ガイド溝、215 摺動部材、220 箱体、221 開口、222 開口側パネル、223 開閉部、225 突起部、227 掴み部、230 クリーンエア供給部、231 外気取入口、232 フィルタ、233 ファン、235 供給口、240 腕カバー、250 排気部、251 シュート、253 ダンパー板、255 ヒンジ、257 排気口、260 ロック部、261 突出部、262 操作レバー、263 ケース、265 L字板、266、267 ネジ、268 水平面、270 補充物載置台、271 貫通穴、280 保護板、285 電源部、287 本体、288 固定板、289 スイッチ、290 付勢部、291 弾性体収納部、293 弾性体、500、510 作業者、600 補充物

Claims (5)

  1. 床に対して移動する移動式補充ユニットであって、
    外部から隔離され、作業物を内部に収容する箱体と、
    前記箱体の下側に配される台車と、
    前記箱体に設けられ、前記箱体の内部と外部とを繋ぐ開口と、
    前記開口に対して上下に摺動することにより前記開口を開閉する開閉部と、
    前記開閉部を上向きに付勢する付勢部と、
    前記開閉部が前記開口を閉じている状態で前記開閉部を固定するロック部と
    を備える移動式補充ユニット。
  2. 前記開閉部は、前記箱体の内部に向けて突出する握り部をさらに備える請求項1に記載の移動式補充ユニット。
  3. 前記箱体の上方における、前記開閉部が前記開口を開いている状態において前記開閉部よりも前記箱体に近い側に配される保護板をさらに備える請求項1または2に記載の移動式補充ユニット。
  4. 前記開閉部の移動を案内するガイド部、および、
    前記ガイド部と前記開閉部とが当接する部分に配された摺動部材
    をさらに有する請求項1から3のいずれかに記載の移動式補充ユニット。
  5. 前記箱体の内部にクリーンエアを供給するクリーンエア供給部と、
    前記クリーンエア供給部に電力を供給する電源部と
    をさらに備え、
    前記電源部は自らの内部に電力を蓄える請求項1から4のいずれかに記載の移動式補充ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015031406A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社エアレックス 搬送台車及び搬送システム
JP2015111031A (ja) * 2013-11-11 2015-06-18 株式会社Trinc 清浄空間維持装置
CN106493118A (zh) * 2016-12-05 2017-03-15 重庆思御科技有限公司 便携折叠式数据恢复洁净装置及控制方法

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