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JP2008155418A - タイヤ構成部材の圧着方法と圧着装置、及びタイヤ成型装置 - Google Patents

タイヤ構成部材の圧着方法と圧着装置、及びタイヤ成型装置 Download PDF

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JP2008155418A JP2006344790A JP2006344790A JP2008155418A JP 2008155418 A JP2008155418 A JP 2008155418A JP 2006344790 A JP2006344790 A JP 2006344790A JP 2006344790 A JP2006344790 A JP 2006344790A JP 2008155418 A JP2008155418 A JP 2008155418A
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Abstract

【課題】成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を圧着するに際し、充分な圧着力を安定して得られるようにし、継ぎ目の圧着力を均一化させる。
【解決手段】タイヤ構成部材30の継ぎ目31を圧着する圧着装置1に、ゴム等の弾性体からなる芯部材12と、その周囲に互いに軸線方向に重ね合わせて並設された複数の環状ディスク13と、を有する軸線周りに回転自在な押圧ローラ10を設ける。この押圧ローラ10を継ぎ目31に押し付け、芯部材12の弾性変形により、各環状ディスク13を押し付け位置の凹凸等に応じて径方向に変位させ、押圧ローラ10の押圧面を継ぎ目31の形状に追従変形させる。この押圧ローラ10を継ぎ目31に沿って転動させ、その押圧面を継ぎ目31の形状に合わせて変形させて、継ぎ目31全体を押圧して圧着する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、グリーンタイヤ(生タイヤ)の成型工程において、成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着するための圧着方法と圧着装置、及びこの圧着装置と成型ドラムとを備えたタイヤ成型装置に関する。
空気入りタイヤは、一般に、未加硫ゴム等からなる各種のタイヤ構成部材を組み合わせてグリーンタイヤを成型し、加硫成型して所定形状に形成される。このグリーンタイヤの成型工程では、従来、円筒状の成型ドラムを用いた成型方法が広く採用されている。この方法では、グリーンタイヤは、シート状のインナーライナやカーカスプライ等の各種タイヤ構成部材を成型ドラムの外周に巻き付けて順次巻回し、それらを互いに貼り合わせる等して円筒状に形成した後、その中央部を略トロイダル状に膨出させる等して成型される。
このタイヤ構成部材の貼り合わせ工程では、重ね合わせたタイヤ構成部材間のエアを抜きながらそれらを互いに貼り合わせる他に、各タイヤ構成部材を円筒状にすることによってできる部材端部同士の継ぎ目を接合することが必要である。従来、この継ぎ目を接合するものとして、成型ドラム上の継ぎ目部分を外周から押圧し、ゴムの粘性を利用して部材同士を圧着する押圧ローラ等を備えた押圧治具が知られている(特許文献1参照)。
図5は、特許文献に記載されたものではないが、このような従来の押圧治具の一例を示す模式図であり、図5Aは押圧ローラ104の径方向から見た正面図、図5Bは押圧ローラ104の軸線方向から見た側面図である。
この押圧治具100は、図示のように、略円柱状のグリップ101と、その一端部(図では下端部)に固定された正面視略コ字状(図5A参照)のローラホルダ102と、ローラホルダ102に両端部が回転自在に支持された支持軸103と、支持軸103に同芯状に取り付けられた1個の円盤状の押圧ローラ104と、を備えている。また、この押圧治具100では、押圧ローラ104は、金属製であり、押圧する継ぎ目の幅や形状等に応じた寸法(例えば幅5mm、直径45mm程度)に形成されている。
この押圧治具100によりタイヤ構成部材の継ぎ目を圧着するときには、タイヤ構成部材を成型ドラムに巻回した後、作業者が押圧治具100のグリップ101を握って押圧ローラ104の外周面をタイヤ構成部材の外周面の継ぎ目に押し付け、押圧ローラ104を継ぎ目に沿って成型ドラム側に押し付けながら移動(転動)させる。これにより、タイヤ構成部材の継ぎ目に圧力をかけて押圧し、部材間や継ぎ目部等に入った空気を抜きながら部材の端部同士を圧着する。
このとき、この従来の押圧治具100では、押圧ローラ104の幅が狭いことに加えて、作業者が継ぎ目部分を目視により確認しつつ押圧を行うため、押圧ローラ104を正確に継ぎ目に沿って移動させるのが難しく、継ぎ目全体を均一に安定して押圧するためには、ある程度の熟練を要する。同時に、作業者が押圧ローラ104を手動で継ぎ目に押し付けるため、作業者や継ぎ目の長さ等の個々の作業要因により押圧ローラ104の押し付け力が変化し易く、継ぎ目に沿った部材同士の圧着力が不均一になり、かつ部材(作業)毎に圧着力が変動等する恐れがある。また、タイヤ構成部材の継ぎ目部には部材端部の重なり等により凹凸が生じるが、この押圧治具100では、継ぎ目の凹凸形状に追従するのが困難であり、凹凸の程度等によっては、押圧が不充分な部分が生じて継ぎ目の圧着力が不足又は不均一化等する恐れがある。このように、この従来の押圧治具100では、作業者の技量や継ぎ目の形状等により継ぎ目の圧着力が左右され易く、充分な圧着力を安定して得るのが難しいという問題がある。
特開平7−32507号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を圧着するに際し、充分な圧着力を安定して得られるようにし、継ぎ目の圧着力を均一化させることである。
請求項1の発明は、成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着するタイヤ構成部材の圧着装置であって、芯部材と、該芯部材に挿通されかつ該芯部材の軸線方向に重ね合わせて互いに径方向に変位自在に並設された複数の環状ディスクと、を有する軸線周りに回転自在な押圧ローラを備え、該押圧ローラの前記環状ディスクの外周面で前記タイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、前記押圧ローラを前記タイヤ構成部材の継ぎ目に押し付けつつ該継ぎ目に沿って移動させる移動手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、前記押圧ローラによる前記タイヤ構成部材の継ぎ目の押圧力を調節可能にしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、前記芯部材は弾性体、又は支持軸の外周に嵌合された弾性体からなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、前記環状ディスクが金属からなることを特徴とする。
請求項6の発明は、タイヤ構成部材を組み合わせてグリーンタイヤを成型するタイヤ成型装置であって、前記タイヤ構成部材を巻回する成型ドラムと、該成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着する請求項1ないし5のいずれかに記載されたタイヤ構成部材の圧着装置と、を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を、回転自在でかつそれぞれ径方向に変位自在に並設された複数の環状ディスクを有する押圧ローラで押圧するタイヤ構成部材の圧着方法であって、前記押圧ローラを前記タイヤ構成部材の継ぎ目に押圧して前記環状ディスクを径方向に変位させる工程と、前記押圧ローラを押圧しつつ前記継ぎ目に沿って移動させる工程と、を有することを特徴とする。
(作用)
成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を、軸線周りに回転自在な押圧ローラにより押圧して圧着する。この押圧ローラを、弾性体等からなる芯部材と、その周囲に互いに軸線方向に重ね合わせて並設された複数の環状ディスク等から構成し、環状ディスクの外周面で継ぎ目を押圧する。このとき、芯部材の弾性変形等により、各環状ディスクを継ぎ目の凹凸等に応じて径方向に変位させ、押圧ローラの押圧面を継ぎ目の形状に追従変形させて、継ぎ目全体を均一に押圧して圧着する。
本発明によれば、成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を圧着するに際し、充分な圧着力を安定して得ることができ、継ぎ目の圧着力を均一化させることができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のタイヤ構成部材の圧着装置は、成型ドラムに巻回された、例えばシート状のインナーライナやカーカスプライ等のタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧ローラで押圧して圧着するためのものであり、成型ドラム等とともに各タイヤ構成部材を組み合わせてグリーンタイヤを成型するタイヤ成型装置を構成する。
図1は、本実施形態のタイヤ構成部材の圧着装置の要部を示す模式図であり、図1Aは、この圧着装置1が備える押圧ローラ10の径方向から見た正面図、図1Bは押圧ローラ10の軸線方向から見た側面図である。
この圧着装置1は、図示のように、タイヤ構成部材の継ぎ目を押圧する押圧ローラ10と、押圧ローラ10を軸線周りに回転自在に支持するローラホルダ2と、ローラホルダ2の一端面(図では上面)が取り付けられ、ローラホルダ2及び押圧ローラ10を移動等させるための移動手段3(図では下端部のみ示す)と、を備えている。
図2は、押圧ローラ10を、その軸線を含む面で切断した断面図である。
本実施形態の押圧ローラ10は、この図2及び図1に示すように、全体形状が略円柱状をなし、その径方向(図では上下方向)の中心から外周側に向かって順に設けられた、支持軸11と、芯部材12と、複数の環状ディスク13と、を有する。支持軸11は、細長い略円柱状(棒状)の部材であり、その両端部がベアリング等を介してそれぞれローラホルダ2の下端側(図1参照)に回転自在に支持されている。芯部材12は、支持軸11の外周面に嵌合する部材(ここでは略円筒状の部材)であり、支持軸11の外径に対応した内径(図2参照)に、かつ径方向の肉厚が所定の厚さになるように外径が形成(例えば直径25mm程度)され、支持軸11の軸線方向(図2では左右方向)の略中央に取り付けられている。また、この芯部材12は、例えばゴム又はウレタン等の弾性体からなり、外力が負荷されたときに弾性変形することで、径方向等の柔軟な変形が可能となっている。
各環状ディスク13は、ディスク状(円盤状)の薄板部材(例えば厚さ2mm、直径45mm程度の円盤)であり、その中心部に芯部材12の外径に応じた大きさの貫通孔が厚さ方向に貫通して設けられて、略環状に形成されている。これら複数(図では15枚)の環状ディスク13は、略同一の形状及び寸法に形成され、その貫通孔内に芯部材12が位置するように、芯部材12の周囲に挿通されて互いに軸線方向に重ね合わせて並設され、全体として略円筒状をなしている。ここでは、各環状ディスク13は、例えばステンレス鋼や鉄鋼等の金属、又はプラスチック等の剛体から形成されるとともに、中央部の貫通孔が芯部材12の外周に嵌合可能な円形孔に、かつ、全体として芯部材12の軸方向長さと略同一の長さ(厚さ)になるように、各厚さが形成されている。また、これら複数の環状ディスク13は、互いに径方向に相対変位自在に当接した状態で、芯部材12の外周に嵌合して配置され、その軸線方向等の径方向以外の方向への変位が規制されている。
本実施形態の押圧ローラ10では、以上の支持軸11、芯部材12、及び複数の環状ディスク13を、それぞれ軸心を略一致させて同芯状に配置し、全体として軸線周りに回転して、その環状ディスク13の外周面でタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着する。また、このとき、押圧の圧力により、各環状ディスク13の貫通孔部分が芯部材12の外周に押し付けられるが、芯部材12を弾性的に変形させて各環状ディスク13を径方向に変位させ、各環状ディスク13を継ぎ目の凹凸等の形状に柔軟に追従変位させて押圧するようになっている。従って、芯部材12の径方向の厚さは、この環状ディスク13の変位を吸収可能な厚さに形成され、それに合わせて環状ディスク13の貫通孔が形成されている。
この押圧ローラ10を支持するローラホルダ2は、正面視略コ字状(図1A参照)をなし、略板状の連結片2A、及び、連結片2Aの両端部に固定され、一方(図1では下方)に向かって突出する一対の略平行な支持片2Bからなる。このローラホルダ2は、一対の支持片2Bの下端部側で押圧ローラ10の支持軸11を回転自在に支持するとともに、その内側に押圧ローラ10を、各環状ディスク13が互いに当接状態を維持するように保持している。
また、ローラホルダ2の連結部材2Aの上面側の略中央部(図1参照)には、移動手段3の下端部が取り付けられている。移動手段3は、押圧ローラ10(環状ディスク13)を、成型ドラム上のタイヤ構成部材の継ぎ目に外周側から所定圧力で押し付けつつ、ローラホルダ2と共に継ぎ目に沿って移動させて、押圧ローラ10を継ぎ目に沿って転動させるためのものである。この移動手段3は、例えば油圧又は空気圧式のピストン・シリンダ機構と、それらをタイヤ構成部材の継ぎ目に沿って移動させる駆動手段等からなり、ピストン・シリンダ機構のピストンロッドを成型ドラム側に向けて配置し、その先端(図では下端)にローラホルダ2を取り付ける等して、押圧ローラ10を、成型ドラム2に接近及び離間させ、かつ継ぎ目に沿って移動させる。また、この移動手段3では、例えばピストン・シリンダ機構の圧力を変更して押圧ローラ10をタイヤ構成部材の継ぎ目に押し付ける力を変化させる等して、押圧ローラ10による継ぎ目の押圧力が調節可能になっている。
次に、この圧着装置1により、タイヤ構成部材の継ぎ目を圧着する手順について説明する。
なお、以下の圧着手順は、圧着装置1(移動手段3等)に接続された、例えばマイクロコンピュータ等からなる図示しない制御装置により制御され、所定のプログラムに基づいて、自動で実行される。
図3は、タイヤ構成部材の継ぎ目を圧着する手順を説明するための模式図であり、略円筒状の成型ドラム20の径方向上方から見た平面図である。また、図では、圧着装置1は、押圧ローラ10(環状ディスク13)のみ示す。
この圧着装置1では、図示のように、まず、移動手段3により、押圧ローラ10を、成型ドラム20の外周に巻回されたタイヤ構成部材30の継ぎ目31の所定位置に所定の力で押し付けるが、ここでは、成型ドラム20の軸線方向(図では左右方向)の略中央部に押し付ける。
続いて、押圧ローラ10(図の押圧ローラ10−1)を、継ぎ目31に押し付けつつ、継ぎ目31に沿って成型ドラム20の一端面側(図では左側)に向かって移動(転動)(図の矢印T1)させる。このとき、移動手段3により圧力を調節して、押圧ローラ10−1の継ぎ目31への押し付け力(押圧力)を一定圧力に維持し、継ぎ目31の一端側まで押圧してタイヤ構成部材30の継ぎ目31の略半分を圧着する。次に、押圧ローラ10を成型ドラム20から離間させて、その軸線方向の略中央部まで移動させ、押圧ローラ10を、最初に継ぎ目31の押圧を開始した位置付近に再び押し付ける。続いて、押圧ローラ10(図の押圧ローラ10−2)を、継ぎ目31に沿って上記と同様かつ逆方向に移動(図の矢印T2)させ、継ぎ目31の他端側(図では右側)まで押圧し、継ぎ目31の圧着を完了する。
図4は、このときの圧着装置1によりタイヤ構成部材30の継ぎ目31を押圧する状態を示す模式図である。
この圧着装置1では、図示のように、押圧ローラ10が継ぎ目31に押し付けられると、芯部材12の弾性変形により、各環状ディスク13が押し付け位置の凹凸等に応じて径方向に変位し、押圧ローラ10全体(各環状ディスク13の外周面からなる押圧面)が継ぎ目31の形状に追従して柔軟に変形する。圧着装置1は、このように各環状ディスク13を変位させつつ押圧ローラ10を転動させ、押圧ローラ10の押圧面を継ぎ目31の形状に合わせて変形させて、継ぎ目31全体を押圧する。
このように、本実施形態の押圧ローラ10では、タイヤ構成部材30の継ぎ目31全体を、その形状に追従して押圧できるため、押圧が不充分な部分等を生じさせることなく、継ぎ目31を均一かつ充分な圧着力で接合させることができる。また、この圧着装置1では、押圧ローラ10を自動で継ぎ目31へ押し付けて、継ぎ目31に沿って移動させるため、押圧ローラ10を確実かつ正確に継ぎ目31に沿って移動させることができ、継ぎ目31全体を均一に安定して押圧することができる。同時に、押圧ローラ10による押圧力を調節して、適切な一定圧力で継ぎ目31の押圧を行えるため、継ぎ目31を長手方向に沿って均一な圧着力で接合できるとともに、部材(圧着作業)毎の圧着力の変動等を抑制して、各タイヤ構成部材30を適切な強度で圧着させることができる。従って、本実施形態によれば、作業者の技量や継ぎ目31の形状等に左右されることなく、充分な圧着力を安定して得ることができ、継ぎ目31の圧着力を均一化させることができる。
ここで、押圧ローラ10の環状ディスク13は、金属で形成するのが望ましく、これにより、タイヤ構成部材30との密着を抑制しつつ、その継ぎ目31に充分な大きさの押圧力を加えることができる。また、芯部材12は、その製造の容易性や弾性特性等の観点からゴムで形成するのが望ましく、このようにすることで、押圧ローラ10の押圧面の変形及び復元等を円滑かつ適切に行うことができる。
なお、本実施形態では、押圧ローラ10の芯部材12を略円筒状に形成したが、例えば外面形状が断面多角形状の角筒状や、円柱状又は角柱状等、ローラホルダ2による支持や弾性変形が可能な他の形状に形成してもよい。また、環状ディスク13は、外周面がタイヤ構成部材30の継ぎ目31を押圧可能な形状に、かつ中央部の貫通孔が芯部材12の周囲に並設可能なように形成されていればよい。従って、環状ディスク13の貫通孔は、芯部材12の外形形状等に合わせて、円形孔以外の他の形状に形成してもよい。更に、この押圧ローラ10では、複数の略同一厚さの環状ディスク13を使用したが、例えば中央部から両外側に向かって順次厚さを変化させる等、異なる厚さの複数の環状ディスク13を使用してもよい。
本実施形態のタイヤ構成部材の圧着装置の要部を示す模式図である。 本実施形態の押圧ローラを軸線を含む面で切断した断面図である。 本実施形態の圧着装置によりタイヤ構成部材の継ぎ目を圧着する手順を説明するための模式図である。 本実施形態の圧着装置によりタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧する状態を示す模式図である。 従来の押圧治具の一例を示す模式図である。
符号の説明
1・・・圧着装置、2・・・ローラホルダ、3・・・移動手段、10・・・押圧ローラ、11・・・支持軸、12・・・芯部材、13・・・環状ディスク、20・・・成型ドラム、30・・・タイヤ構成部材、31・・・継ぎ目。

Claims (7)

  1. 成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着するタイヤ構成部材の圧着装置であって、
    芯部材と、該芯部材に挿通されかつ該芯部材の軸線方向に重ね合わせて互いに径方向に変位自在に並設された複数の環状ディスクと、を有する軸線周りに回転自在な押圧ローラを備え、
    該押圧ローラの前記環状ディスクの外周面で前記タイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着することを特徴とするタイヤ構成部材の圧着装置。
  2. 請求項1に記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、
    前記押圧ローラを前記タイヤ構成部材の継ぎ目に押し付けつつ該継ぎ目に沿って移動させる移動手段を備えたことを特徴とするタイヤ構成部材の圧着装置。
  3. 請求項1または2に記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、
    前記押圧ローラによる前記タイヤ構成部材の継ぎ目の押圧力を調節可能にしたことを特徴とするタイヤ構成部材の圧着装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、
    前記芯部材は弾性体、又は支持軸の外周に嵌合された弾性体からなることを特徴とするタイヤ構成部材の圧着装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたタイヤ構成部材の圧着装置において、
    前記環状ディスクが金属からなることを特徴とするタイヤ構成部材の圧着装置。
  6. タイヤ構成部材を組み合わせてグリーンタイヤを成型するタイヤ成型装置であって、
    前記タイヤ構成部材を巻回する成型ドラムと、
    該成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を押圧して圧着する請求項1ないし5のいずれかに記載されたタイヤ構成部材の圧着装置と、を備えたことを特徴とするタイヤ成型装置。
  7. 成型ドラムに巻回されたタイヤ構成部材の継ぎ目を、回転自在でかつそれぞれ径方向に変位自在に並設された複数の環状ディスクを有する押圧ローラで押圧するタイヤ構成部材の圧着方法であって、
    前記押圧ローラを前記タイヤ構成部材の継ぎ目に押圧して前記環状ディスクを径方向に変位させる工程と、
    前記押圧ローラを押圧しつつ前記継ぎ目に沿って移動させる工程と、を有することを特徴とするタイヤ構成部材の圧着方法。
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